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それは、すでに始ま ている。 201512 月発刊 グローバル・メガトレンド 医療・健康の未来 2016 - 2025 Prepare for Opportunity

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Page 1: Prepare Opportunity for - 日経BP社 Pte Ltd. Managing Director

それは、すでに始まっている。

2015年12月発刊

グローバル・メガトレンド医療・健康の未来2016-2025

PrepareforOpportunity

Page 2: Prepare Opportunity for - 日経BP社 Pte Ltd. Managing Director

次世代医療・健康産業のすが た~先端テクノロジーの進化を軸に立ち上がる新ビジネス

 情報通信技術(ICT)の浸透は、かつてない大きな産業変化をもたらしつつあります。金融業界では「フィンテック」が生まれ、自動車業界ではエンジンのない自動車や自動運転が当たり前になろうとしています。医療・健康産業も例外ではなく、むしろ最も大きな変化の舞台となる可能性が高まっているのです。 ほんの8年前に設立されたベンチャー企業の活動量計「Fitbit」は、今では米国で80%以上のシェアを握り、2013年に450万台だった販売台数は、2015

年の第1四半期だけで390万台を数えました。後に続くメーカーも増え、同年には活動量計の世界販売台数が5000

万台を超えるとの予想があるほどです。これらの多くがスマートフォンなどと常時接

続し、生活者の心拍数や運動量のデータがネット上を飛び交っています。その陰で「歩数計」は死語となり、そのシェアは無力化されました。たった数年でゲームのルールが変わり、製品ジャンルごと死語になる時代の到来です。 範囲の広い医療・健康産業を考えるときには、視点の整理が必要になります。まず「生活者・患者」「提供者」「規制・承認者」というプレイヤーの視点。そして、最大の影響を与えるだろう技術視点には、「ICT」「メディカル・エンジニアリング」「遺伝子技術」があります。 例えば、提供者におけるメディカル・エンジニアリングの進展は、「ダビンチ」のような手術ロボットをもたらします。多くの医療行為は、製造業として再定義される

でしょう。ICTの普及発展により、生活者・患者は自身の身体・健康データを詳細かつ長期間にわたり保有可能になります。専門医療機関の果たしていた検査の役割の大半は、今よりも高精度な状態で生活者・患者に移行するでしょう。 世界中の大量のデータを活かすことで検査の分析精度も飛躍的に向上します。「今日はどうしました? 詳しく診てみましょう」という医師の決まり文句は、未来の医療現場では死語かもしれません。「PKB

(Patients Know Best、未 来 の 患者は自分自身を最も知っている存在になる)」を、ウエアラブル機器やスマートフォンなどが実現するのです。 「規制・承認者」の視点における変化では、規制のグローバル化によるローカル

ルールの無意味化も進むでしょう。新たな薬品や治療法の治験が地球規模で実施され、実験室ではなく生活者を通じて治験データを収集可能になるからです。 健康データがリアルタイムに、広範囲に、大量に集まる世界では、様々な予測や判断の精度が向上し、予防医療の投資対効果が高まります。症状が出てから病気を特定し投薬することは過去の価値観となり、病気にならない生活習慣が求められます。未来の医師が行なうのは症状の原因特定や薬品の投薬ではなく、生活者に生活改善の必要性を信じさせ、行動変容させることです。医師というより、カウンセラーに近い役割かもしれません。 医薬品も「体内に入って、健康障害

を取り除くもの」と再定義されつつあります。体内で患部や特定組織に直接働きかける微小な粒子型ロボットのような“薬”も登場するでしょう。そこでは創薬・製薬の技術ではなく、工場の自動化技術や、町工場が保有しているような技術が必要になるかもしれません。 地球の人口は100億人程度まで増え続けるとの予測が多く、地域別の経済発展段階は様々。これから衛生状態を向上しなければならない地域に日本では陳腐化した製品やサービスを輸出する、いわゆる「時差経営」が可能な場合もあるでしょう。しかし、技術と情報は、社会制度が変化する時間を上回る速さで地域の境界を越えます。「うま味を享受できる“時差”は非常に短い」という覚悟が必要です。

 医療・健康産業は、危機と機会が混在してやってくる時代に突入します。危機に怯えて守りに翻弄されるか、夢のような機会と捉えて心躍らせて挑戦するか。いずれにせよ、時機を逃さない組織の文化が問われているのです。「風が吹けば桶屋が儲かる」という先人の教えがあります。医療・健康分野の激しい動きに対応するには、個別技術を捉えつつ、地球規模で俯瞰してインパクトを予想し、必要なアクションをとることが必須です。幸いなことに情報やヒントは見つかるはずです。現代に生きる我々に必要なのは、勇気と覚悟なのかもしれません。

医療・健康、未来の姿

思いもよらない業界・産業が医療・健康産業の主役に医療行為が“製造業”として再定義される患者は自分自身を最も知っている存在に規制のグローバル化でローカルルールは無意味にICT・エレクトロニクスなどの新たなプレイヤーが参入規制・承認者 医療・健康サービス提供者 生活者・患者

メディカル・エンジニアリング

鶴谷 武親(つるたに・たけちか)早稲田大学 早稲田ビジネススクール 客員准教授

「グローバル・メガトレンド 医療・健康の未来2016-2025」翻訳監修

Prepare for opportunity遺伝子技術Genetic technologyMedical Engineering

ICT(情報通信技術)Information and

Communication Technology

Page 3: Prepare Opportunity for - 日経BP社 Pte Ltd. Managing Director

素形材・化学電子・電気・機械 IT・コンテンツ 農業・食品 流通・サービス

地域コミュニティ個人=ヘルスケアコンシューマー 家庭 クリニック 病院 医療機関

未来のプレイヤーFuture Players

ビッグデータ モビリティゲノム

iPS細胞 スマートドラッグバイオ

デジタルヘルスIoT ロボット

ソーシャルヘルスネットワーク

クラウドICT 人工知能

画像処理センサ ウエアラブル

3Dプリンティング 細胞操作技術

未来のテクノロジーFuture Technologies

メンタルヘルス オーダーメイド医療

予防医療 在宅医療 遠隔治療

地域医療連携情報 電子医療情報活用

治験・臨床研究 がん早期診断 遺伝子治療

高齢者介護 再生医療 手術支援ロボット

セルフメディケーションアンチエイジング

終末医療 創薬エビデンスベース医療

未来のサービスFuture Services

国・地域Country / Region

日本

先進国/成熟国

新興国

BRICS

ASEAN

CIVETS

BOP

先端テクノロジーの進化を軸に世界規模の変化を予測

マクロ環境変化と技術進化が未来のサービスとプレイヤーを大きく変える

▪ 2015年12月23日発行▪ レポート(A4判、約450ページ、特装本)▪ CD- ROM(本体に掲載された図表を収録)▪ 本体価格 450,000円+税▪ 発行 日経BP社

英経済紙「The Economist」の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、世界約200カ国の政治・経済に関する詳細な分析、予測データを国際企業、政府機関、学術研究機関に提供し、トップマネジメント層から高い評価を得ています。EIU傘下のClearstate社は、アジア太平洋地域の医療およびライフサイエンス部門を担当するスペシャリストです。その独自調査と分析に基づく見解によって、単なる経済情報とは一線を画す、質の高いアドバイザリーを提供しています。

急速に発展するテクノロジーは多くのビジネスのルールを変えています。ヘルスケアもその例外ではありません。先を見通す目を持つ企業はもはや今日や明日だけを見てはいません。彼らは何がヘルスケアに大きな変化を起こすのか、変化の波をサーチしています。我々は膨大なデータ/文献、また様々な専門家の見解を分析し、次のような問いの答えを探りました。今、社会やテクノロジーの分野で何が起きているのか。それらがヘルスケアの領域にどう影響するのか。10年後のヘルスケアやそれを取り巻く環境は現在とどう異なっているのか。そして、そこにはどのような機会とリスクが存在するのか。このレポートが皆様の未来への思索や議論を生み、未来に向けたアクションの一助となる事を願っています。

著者:EIU/ClearstateIvy TehClearstate Pte Ltd. Managing Director

グローバル・メガトレンド医療・健康の未来2016-2025

2015年12月発刊

 テクノロジーの進化を基盤に世界規模の大きな変容を遂げている医療や健康(ヘルスケア)関連ビジネスは、将来の成長分野として期待が高まっています。 この分野のビジネスを手掛けてきた企業だけではなく、ITやインターネット、エレクトロニクスをはじめとする多くの新しいプレイヤーが医療・健康分野におけるプレゼンスを高めようと積極的に動いています。

背景にあるのは、先進国に加え、巨大な人口を抱える新興国でも進行する高齢化がもたらす需要の増加ヘの期待です。 人口動態や社会経済といったマクロレベルのトレンド、そしてアンチエイジング、再生医療、遺伝子治療、医療関連のビッグデータ解析、手術ロボットといった新たなテクノロジーの登場と普及によって、世界の人々が受ける医療・健康

分野のサービスやケアの在り方はどう変わっていくか。『グローバル・メガトレンド 医療・健康の未来 2016-2025』は、世界規模のメガトレンドとテクノロジーの進化を踏まえ、供給と需要の両面で実現が期待できるソリューションを軸に、医療・健康分野のビジネスについて今後10年を見通す総合予測レポートです。

Next 10yearsグローバル化 気候変動 環境問題高齢化 都市化 人口増減 新興国経済成長 格差拡大 中間層台頭

マクロトレンドMacrotrend

それは、すでに始まっている。

医療・健康分野の10年後

Page 4: Prepare Opportunity for - 日経BP社 Pte Ltd. Managing Director

世界中で都市化が進み、1人当たりの医療支出や質の高い医療インフラへの需要が増える。

社会経済的展望

世界の都市化と1人当たりの医療支出の対比

世界の都市化の比率 1人当たりの医療支出出典 : World Bank ; EIUとClearstateによる分析注)2015年以降は予測

48 $0

$200

$400

$600

$800

$1,000

$1,200

$1,400

$1,600

2010

2011

2012

2013

2014

2015

予測

2016

2017

2018

2019

2020

2021

2022

2023

2024

2025

50

52

54

56

58

60

62

64

66

都市

人口

の比

率(%

1人当

たり

の医

療支

年10

0

20

40

15 20 25 30 35

65歳

以上

の人

口比

率(%

15歳未満の人口比率(%)注:円の大きさは65歳以上の人口を示す。

インド

米国日本

韓国

ブラジル

出典 : EIUとClearstateによる分析

65歳以上の人口比率と15歳未満の人口比率(2010年と2025年の比較)

年齢グループごとの人口分布は、65歳以上の人口比率が増え、15歳未満の人口比率は減少する方向にシフトする。

人口統計

医療におけるビッグデータ分析

• コスト抑制• ワークフロー効率の改善• 価値の低い不要なケアの削減• 治療成果の向上• 不必要な入院回数の削減• 国民の健康管理(PHM)

データ収集

利用と応用

ビッグデータ分析

ソーシャルヘルスネットワーク

病院管理データ

医薬品開発

遺伝子解析 保険金還付データ

電子カルテ

自宅モニタリング

ウェルネスデータ

診断テスト

ビッグデータの登場で、患者や医療関係者は大量の情報を利用して、現状と理想の差や現状の弱点を把握し、医療面でもビジネス面でも改善を図ることができるようになる

医療における技術開発

健康に対する患者の意識の高さと経済発展度の国別比較

韓国

台湾

日本

英国

米国

シンガポール

台頭する中流階級が、質は高いが割安な治療を求めている

中国ブラジル

インド

ロシア

インドネシア

ナイジェリアケニア

慢性疾患を治療するニーズが高まっている

国民は健康に対する意識が高く、医療費の還付を受けている

国民は健康に対する意識が高く、病気予防や健康維持を重視している

健康

に対

する

患者

の意

識の

高さ

と取

り組

みの

レベ

経済の発展度(国民1人当たりGDP)

日本は、台湾や英国同様、公共医療の費用が還付される先進国が集まる右上の領域に属している。こうした先進国では健康に対する患者の意識が高く、健康は“自分で守るもの”という認識が浸透している

治療に対する患者の自己決定権

病気やけがによる死亡率(2015年の推計値と2030年の対比)

感染症その他の感染症

呼吸器感染症

HIV/エイズ結核

意図的なけが

不注意によるけが

その他の非感染症

呼吸器系疾患

循環器系疾患糖尿病

がん(悪性腫瘍)非感染症

けが感染症

その他の感染症

呼吸器感染症

HIV/エイズ結核意図的なけが

不注意によるけが

その他の非感染症

呼吸器系疾患

循環器系疾患

糖尿病

がん(悪性腫瘍)

非感染症

けが

2015年(推定) 2030年(予測)出典 : World Health Organization

2030年には、非感染症(NCDs)が死亡原因の 大半を占めるようになる(特に、がん(悪性腫瘍)、循環器系疾患、呼吸器系疾 患で死亡する人が増加する)

疫学上のトレンド

出典 : Clearstateによる分析

出典 : Clearstateによる分析

第1章エグゼクティブサマリー

1.1 序論1.2 概要■グローバルパワーシフト■人口と高齢化■都市化する社会■中流階級の台頭■エネルギーの未来■気候変動■将来の食糧を維持する■世界を変える科学と技術1.3 地域の見通し■北米■南米■欧州とロシア■北東アジア■南アジアと東南アジア■サハラ以南のアフリカ■中東と北アフリカ1.4 産業の見通し■生命科学

第2章グローバルトレンド2015-2050

2.1 グローバルパワーシフト■序論■長期シナリオ■2050年を見据えて2.2 人口と高齢化■これまでの経緯■高齢化が進む先進国■高齢化する中国■日本が主導する世界的な高齢者市場■2050年を見据えて2.3 都市化する世界■これまでの経緯■主要な傾向■現在の状況■中期的な見通し■2050年を見据えて2.4中流階級の台頭■序論■中流階級の定義■なぜ重要なのか

■中流階級と発展■トラップ(中所得国のわな)の回避■中流階級と政治的変化■どこまで増大するか■格差の拡大■2050年を見据えて2.5 エネルギーの未来■序論■現在の状況■2050年を見据えて2.6 気候変動■序論■気候の略史:気温の上昇■悲観的シナリオ■楽観主義の理由■2050年を見据えて2.7 将来の食糧を維持する■これまでの経緯■中期的な見通し■2050年を見据えて2.8 世界を変える科学と技術■これまでの経緯■主要な傾向■現在の状況■中期的な見通し■新しい技術の将来■2050年を見据えて

第3章地域トレンド2015-2050

3.1 北米■経済の見通し■収入と支出■社会の見通し■人口統計■移民■政治の見通し■ビジネス環境■この地域の2050年3.2 南米■経済の見通し■収入と支出■社会の見通し■人口統計■移民■政治の見通し

■ビジネス環境■この地域の2050年3.3 欧州・ロシア■経済の見通し■収入と支出■社会の見通し■人口統計■移民■政治の見通し■ビジネス環境■この地域の2050年3.4 北東アジア■経済の見通し■収入と支出■社会の見通し■人口統計■移民■政治の見通し■ビジネス環境■この地域の2050年3.5 南・東南アジア■経済の見通し■収入と支出■社会の見通し■人口統計■移民■政治の見通し■ビジネス環境■この地域の2050年3.6 アフリカ(サハラ以南)■経済の見通し■収入と支出■社会の見通し■人口統計■移民■政治の見通し■ビジネス環境■この地域の2050年3.7 中東・北アフリカ■経済的な展望■収入と支出■社会の見通し■人口統計■移民■政治の見通し■ビジネス環境■終わりに

第4章産業トレンド2015-2050

4.1 生命科学■主要な傾向■医療費■非感染性疾患■感染性疾患■新技術と治療■より高い効率性を求めて■2050年の生命科学

第5章医療・健康分野の未来エグゼクティブサマリー

第6章オーバービュー:医療・健康分野の現状と課題

第7章医療・健康を取り巻くマクロ環境の変化

7-1 序論7-2 高齢化の影響とビジネス需要■減速する人口増加■高齢化が進む世界人口■高齢化が進む日本■人口分布の変化7-3 社会経済的展望■都市化の進展■中流階級の増加7-4 疫学上のトレンド■感染症から慢性疾患への変化■疾患のケーススタディ1:認知症■疾患のケーススタディ2:糖尿病■疾患のケーススタディ3:がん■先進国と発展途上国の対照:インドと英国

7-5 環境の展望:気候変動、 汚染への不安■気候変動の影響■極端な環境事象■大気汚染

第8章医療のトレンド

8-1 治療に対する患者の自己決定権8-1-1 人々の健康感■新しいパラダイム■2025年の医療トレンド■ケーススタディ:韓国の複合企業■ケーススタディ:マイラン・ラボラトリーズとPharmaTAG

8-1-2 健康管理と健康に対する意識の高まり■自分の身体データを記録する■ケーススタディ:米GEヘルスケア社のソーシャルメディアキャンペーン■ダイエットと食品摂取■メンタル面での健康維持■ケーススタディ:欧州メンタルヘルス対処方針

■美容への欲求■2025年に健康維持ブーム■ケーススタディ:画期的手法をあみだした医療保険会社

8-1-3 慢性疾患の管理■ケーススタディ:慢性疾患の自己管理プログラム(CDSMP)■患者自身による病気管理■医療のパーソナル化2025年の慢性疾患管理8-1-4 病気予防とセルフケア■ケーススタディ:オーストラリアの乳がんテスト■ケーススタディ:各地域のセルフケア推奨策■2025年の病気予防とセルフケア■ケーススタディ:セラノス診断法8-2 医療サービスの提供体制の変化8-2-1 医療連携の変化■一次医療の進化■ケーススタディ:ヨンショーピング県議会■2025年の医療提供体制■ケーススタディ:日本の薬剤師が担う役割の拡大

■医療のエコシステムと複数の医療関係者によるアプローチ

8-2-2 統合型ケアモデル■ケーススタディ:オランダのセルフマネジメント介護チーム■ケーススタディ:ヤンセン・ヘルスケア・イノベーションのCare4Todayブランド

8-2-3 治療成果重視の医療■ケーススタディ:セント・ジュード・メディカルの「より多くを果たし、よりやり直しを少なく」CRTプログラム

8-2-4 内容の信憑性■ケーススタディ:間違った情報に基づいたワクチン接種反対運動■ケーススタディ:日本の医療従事者向けの信頼性の高い医療情報源の増加

8-2-5 共感重視型のコミュニケーション■ケーススタディ:インドにおける幹細胞バンクのためのLifeCell社のキャンペーン■ケーススタディ:サムスン電子-単なる製品だけではない価値

8-3 医療におけるテクノロジー開発8-3-1 デジタル医療■共有化(コネクティビティ)と共通化(コンバージェンス)■ビッグデータ分析■ケーススタディ:IBMワトソン■ヘルス・ゲーミフィケーション8-3-2 モビリティ■ケーススタディ:米国の在宅ケア■ケーススタディ:インドネシアのGEヘルスケア■スマートフォン医療■ケーススタディ:予防医療向けアプリケーション■ケーススタディ:情報通信企業の医療分野への参入

8-3-3 バイオサイエンス/ナノテクノロジー /ロボティクス■遺伝子-パーソナライズド医療への扉■ケーススタディ:23andMeが提供する遺伝子解析サービス

■遺伝子治療、遺伝子組み換え■がん-遺伝子の病気■ケーススタディ:Illumina社と製薬会社による腫瘍テスト■再生医療■ケーススタディ:日本で広がる再生医療■進歩する手術8-4 規制8-4-1 グローバル化■ケーススタディ:インドにおける医療機器の規制■ケーススタディ:EUと米国におけるデータ保護規制■医療機器■製薬会社8-4-2 承認プロセスの変化■Universal Health Coverage (UHC)■医療機器の承認プロセス■医薬品の承認プロセス■ケーススタディ:マレーシアのQuintiles社■ケーススタディ:インドの臨床トライアル

第9章カントリースナップショット人口動態や経済指標、医療支出などの視点から主要13カ国の現状を分析

米国■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

フランス■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

スウェーデン■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

日本■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 

■保健償還制度

ドイツ■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

スイス■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

英国■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

ブラジル■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

中国■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 

■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

インド■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

インドネシア■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

ナイジェリア■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

バングラディシュ■社会経済 ■人口動態 ■経済指標 ■医療支出 ■ヘルスケアインフラ■疾病動向 ■規制環境 ■保健償還制度

※目次は変更になる場合があります。※第1章~第4章は『グローバル・メガトレンド2015-2050』のコンテンツを抜粋して掲載しています。

グローバル・メガトレンド医療・健康の未来2016-2025 Contents

Page 5: Prepare Opportunity for - 日経BP社 Pte Ltd. Managing Director

北米North America▶米国は、引き続き世界の超大国であるか▶移民規制の緩和を進めても移民は減速▶メキシコはどこまでキャッチアップするか

南米South America▶グローバル経済での存在感は増す▶チリの存在感。2030年までは 他国を上回る成長▶平均収入は引き続き国家間で差が大きい

北東アジアEast Asia▶2050年、東アジア全体の アウトプットの85%は中国▶地域それぞれの課題

アフリカ(サハラ以南)Sub-Saharan Africa▶世界人口の5人に1人はこの地域に住む▶2050年までに多くの国が中・高収入国の仲間入り▶成長の鍵はこれから生まれる新しい都市

南・東南アジアSoutheast Asia▶国家間で成長や発展の差が拡大▶未来のミャンマー▶東南アジアから海外への投資状況は

中東・北アフリカ Middle East▶2050年における資源大国▶2050年における中東の主要な産業

欧州・ロシアEurope, Russia▶2050年の人口構成、 収入や家計支出パターン▶2050年のユーロ圏

北米North America

米国カナダメキシコ

南米South America

ブラジルアルゼンチンペルーチリコロンビアベネズエラ

欧州・ロシアEurope, Russia

イギリスフランスドイツスペインイタリアロシアポーランド

北東アジアEast Asia

中国日本韓国台湾香港

南・東南アジアSouth, Southeast Asia

インドパキスタンインドネシアマレーシアベトナムタイシンガポールミャンマーフィリピンオーストラリア

アフリカ(サハラ以南)

Sub-Saharan Africa

南アフリカナイジェリアエチオピアケニア

中東・北アフリカMiddle East,North Africa

サウジアラビアトルコイランエジプトアルジェリア

農業 Agriculture▶ロボット・IT・科学技術は農業をどう変えているか▶遺伝子組み換え農産物の役割▶農業は気候変動にどう向き合うか

運輸交通 Transportation▶都市の巨大化と移動手段の変化▶自動車業界、未来のチャレンジ▶石油と電気自動車

生命科学 Life science▶120歳まで生きる人々▶高齢化と医療費支出▶2050年の医療技術

エネルギー Energy▶原子力エネルギーの行方▶代替エネルギーのダウンサイド

金融サービス Finance▶金融サービスの再定義▶新たな国から巨大な数の新たなユーザー▶ビジネスモデル

ITと電気通信 IT and telecoms▶人工知能に取って代わられる職業▶全てがつながる世界、社会、政府

消費財と小売業 Consumer goods▶販売チャネル、その未来▶家電、エレクトロニクス、イノベーションサイクル

各産業が2050年に直面するチャレンジや課題と新たな事業機会を明らかにします。

7industriesThe

経済規模や予想される経済成長(もしくは縮小)において注目すべき40の国と地域をピックアップし、新たに開発した予測モデルで2050年までの動向を分析します。

40countriesThe

世界を7つの地域に分けて分析、潮流を明示します。自由貿易協定や経済連携協定などはこのセクションにて予測分析します。

7regionsThe

01

グローバルパワーシフトThe global power shift

グローバルレベルでの経済・政治の中心はどのようにシフトしていくのか。そして、それらのパワーシフトは世界に何をもたらすか。

02

人口と高齢化Demographics and destiny

2050年における人口大国と人口小国、高齢化が進んでいる国といない国。それらが意味するものとは。

03

都市化する世界Urbanization

歴史上どの時点よりも多くの人々が都市へ生活を移している。この傾向は2050年へ向かう世界においても変わることは無い。

04

中流階級の台頭Rise of middle class

2050年の中間層はどこにいるのか。彼らが求めるものとは。そして、彼らがグローバル経済にもたらすものとは。

05

エネルギーの未来Energy revolutions

2050年、グローバルレベルでエネルギーセクターは新たな資源の発見、そしてテクノロジーによってその在り方を変えている。

06

気候変動Climate change

それが人類によるものであろうとなかろうと、世界レベルで気候は変化している。変化する気候は世界の国々に何をもたらすのか。

07

将来の食料を維持するFeeding the future

人口が増大し、経済が発展し、都市化が進む世界において、どのように十分な食料を確保できるのか。

08

未来の戦争The future conflict and war

ロボットや無人戦闘機の発展、サイバー空間におけるセキュリティ問題。2050年における戦争とは、安全保障とは。

09

世界を変える科学と技術What is next for science and technology

あらゆる研究領域において変化のスピードが加速している。どのようなブレークスルーがどの分野で起こるのか。それらがもたらすインパクトとは。

9core globalissues & trends

世界に大きな影響を与える9つのメガトレンドを予測分析します。

Theそれは、すでに始まっている。

政治経済動向、外部環境分析、産業分析、定量・定性情報など、EIUの持つ膨大な情報を独自に開発した予測モデルで計算、分析し、超長期予測を実現しました。

2050年の経済、政治、産業、国家

[長期世界予測]

▪ 2015年3月26日発行▪ レポート(A4判、544ページ、特装本)▪ CD-ROM(本体に掲載された図表を収録)▪ 本体価格 800,000円+税▪ 発行 日経BP社

グローバル・メガトレンド2015-2050

世界はこれからどこに向かうのか、そのなかにあって各産業はどう発展・衰退していくのか、 国や地域はどのような課題やチャンスに直面するのか。『グローバル・メガトレンド2015-2050』は、それらを解き明かすことを目的として、日経BP社と全世界的に高い評価を受け続けているシンクタンクThe Economist

Intelligence Unit (EIU)の共同企画で発刊しました。「日本企業が中長期戦略を立案する上で真に必要な情報とは何か」という議論を積み重ね、これまでに蓄積された膨大な情報に新たに実施し

た調査・分析結果を加えて作成されたのが、544ページに及ぶこのレポートです。ここには、社会、経済、産業、技術などの各分野におけるグローバルな動きに加え、世界の各地域、さらには日本企業がその動向を押さえておくべき40カ国の個別予測の結果も示されています。これからの戦略立案には、グローバルな視野と長期的展望が欠かせません。長期世界予測レポート『グローバル・メガトレンド2015-2050』が、経営計画の立案、新事業開発、研究開発戦略の策定をサポートします。

The world to 2050

英経済紙「The Economist」の調査部門であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、経済やビジネスの予測分析で世界的に評価の高いシンクタンクです。本社ロンドンを中心に世界の主要40都市に拠点を持ち、650名のアナリスト、エコノミストを擁しています。1946年の設立以来、国際企業、政府機関、金融機関、学術研究機関のトップマネジメントへ客観的なビジネスインテリジェンスを提供しています。

著者:EIU

Page 6: Prepare Opportunity for - 日経BP社 Pte Ltd. Managing Director

 •人口統計 •移民 •宗教的/文化的要因■政治の見通し •地域ごとの国内政治 •将来性 •ビジネス環境 •域内関係 •対外関係■この地域の2050年3.6 アフリカ(サハラ以南)■経済の見通し •成長 •収入と支出 •基幹産業 •貿易 •投資■社会の見通し •人口統計 •移民 •宗教的/文化的要因■政治の見通し •地域ごとの国内政治 •民主主義的な将来性 •ビジネス環境 •域内関係 •対外関係■この地域の2050年3.7 中東・北アフリカ■経済の見通し •成長 •収入と支出 •基幹産業 •貿易 •投資■社会の見通し •人口統計 •移民 •宗教的/文化的要因■政治的な展望 •民主主義のレベルと将来性 •ビジネス環境 •域内関係 •対外関係■終わりに

第4章産業トレンド2015-2050

4.1 農業■概要■技術と農業

 •農業の資本集約化 •ロボティクスと生産プロセス •ほとんどの収穫が自動化へ •ビッグデータが標準になる •農業技術と未来の課題■科学の進歩 •遺伝子組み換えの役割 •遺伝子組み換えで進化するコメ •食糧安全保障への懸念 •リン資源への懸念■水不足■農業政策と食料安全保障■終わりに4.2 運輸交通■概要 •自動車 •航空機 •鉄道■産業成長因子■成長とその課題 •自動車産業の  新興市場へのシフト •石油と電気自動車 •安全性の問題 •楽観的な予想■航空輸送 •ビジネスモデルの改善 •旅客輸送量の増加 •航空旅行におけるテクノロジー■鉄道輸送■2050年のすがた4.3 消費財と小売業■概要■変わりゆく世界の消費者動向 •新興国市場 •ミレニアル世代 vs 熟年世代■短縮するイノベーションサイクル •デバイス •カスタマイズ■未来のソリューション■小売販路■ミレニアル世代に与えられた力■プライバシーの消滅■品物とサービスの境目■2050年のすがた4.4 生命科学■概要■医療費■非感染性疾患■感染性疾患■新技術と治療 •治療法の進歩 •オーダーメイド医療

 •医療記録の共有■より高い効率性を求めて •医療アクセス •医療提供 •予防的ケア■2050年のすがた4.5 エネルギー■概要■石油は枯渇するのか■原子力■シェール革命■再生可能エネルギー■2050年のすがた4.6 金融サービス■概要■銀行業務 •地理的な展望と傾向 •ビジネスモデルの圧力 •2050年の銀行業務■資産管理 •地理的な展望と傾向 •ビジネスモデルの圧力 •2050年の資産管理■保険 •地理的な展望と傾向 •ビジネスモデルの圧力 •2050年の保険■金融市場と金融商品 •地理的な展望と傾向 •ビジネスモデルの圧力 •2050年の金融市場4.7 ITと電気通信■概要■コンピューター処理■ロボティクス■人工知能■モノのインターネット■イノベーションの新しいバランス■5つの「挑発的な可能性」■2050年のすがた

第5章カントリーアウトルック2015-2050

5.1 北米■米国■カナダ■メキシコ5.2 南米■ブラジル■アルゼンチン

■ペルー■チリ■コロンビア■ベネズエラ5.3 欧州・ロシア■イギリス■フランス■ドイツ■スペイン■イタリア■ロシア■ポーランド5.4 北東アジア■中国■日本■韓国■台湾■香港5.5 南・東南アジア■インド■パキスタン■インドネシア■マレーシア■ベトナム■タイ■シンガポール■ミャンマー■フィリピン■オーストラリア5.6 アフリカ(サハラ以南)■南アフリカ■ナイジェリア■エチオピア■ケニア5.7 中東・北アフリカ■サウジアラビア■トルコ■イラン■エジプト■アルジェリア

著者(代表)The EconomistIntelligence Unit(EIU)

Simon BaptistEIU チーフエコノミスト

Chris ClagueEIUジャパン シニアアナリスト

Fung SiuEIUアジア リージョナルエディター

Pat ThakerEIUアフリカ 統括ディレクター

(出典:EIU)

(出典:EIU)

中国のGDP予測

一人あたりGDP

一人あたり民間最終消費支出

実質GDP成長率 %

GDP(名目、10億米ドル)

2011-2018

11,614.3

4,690.1

7.1

16,012.9

2019-2030

36,015.9

16,238.9

4.2

50,118.9

2031-2040

77,672.4

39,512.7

2.9

107,854.3

2041-2050

151,415.1

82,618.2

2.4

203,393.3

日本のGDP予測

一人あたりGDP

一人あたり民間最終消費支出

実質GDP成長率 %

GDP(名目、10億米ドル)

2011-2018

41,084.7

24164.89

1.3

5,165.62

2019-2030

75,989.9

46223.85

1.4

9,166.29

2031-2040

126,682.1

79185.62

1.2

14,507.25

2041-2050

198,717.8

126668.87

1.0

21,526.90

2050年までに、日本の名目GDPは、中国のわずか10分の1となり、その他複数の新興国に追い越されている。

出生率の推移(世界平均)

(出典:World Bank Data)

0

1

2

3

4

5

6

1960 1970 1980 1990 2000 2010

(人)

2012年、出生率世界平均は2.5人にまで落ち込んだ。新興国の女性の社会進出が進み、将来は2.0以下にまで落ち込む。

中間層による消費の地域別比率予測

(出典:Homi Kharas, "The Emerging Middle Class in Developing Countries," OECD Development Center)

0

10

20

30

40

50

602030年2020年2009年

中東と北アフリカ

サハラ以南のアフリカ

アジア太平洋中南部米欧州北米

(%)

2009年に中間層による消費比率が23%に過ぎなかったアジアは、2030年には59%にまで上昇する。

米国と中国の軍事費予測(1兆ドル)

(出典:IMF; SIPRI; エコノミスト誌)

1999 2000 2010 2020 2030 2040 2050

1.8

1.5

1.2

0.9

0.6

0.3

0

中国米国

米国は防衛費で世界をリードしているが、2040年には中国が世界最大の軍事大国となる。中国は、日本、ベトナム、フィリピンの係争水域で領土拡大を進める可能性がある。

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

140000中国 インド 米国

経済力の東へのシフト(PPPでの名目GDP)

(出典:EIU)

2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030

(10億米ドル)

経済力はアジアにシフトする。インドが中国主導の経済圏形成に抵抗するなど、世界秩序は波乱に満ちたものになる。

遺伝子組み換え作物の世界の作付面積

(出典:Clive James, 2013)

200

180

160

140

120

100

80

60

40

20

01996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012

総面積 先進国 遺伝子組み換え作物生産国27か国途上国(百万ヘクタール)

世界的な食料不足の中、遺伝子組み換え作物(GMO)が社会的に受容され、さらに進歩する。

高齢者扶養率(労働年齢人口に対する65歳以上の割合)予測

(出典:United Nations Population Division)

0

10

20

30

40

50

60

70

80インド日本ドイツ中国米国

2050203020202015201020052000199019701950

(%)

日本は世界一の長寿国であり、2050 年には高齢者扶養率が現在の40%から70%にまで増える。医療費の増大が大きな課題となる。

(出典:UN, department of Economic and Social Affairs, population division)

都市人口の予測(総人口比)

パキスタンベトナムインドエジプトナイジェリアインドネシア中国南アフリカサウジアラビア韓国日本

2000

20502040 20452005 2010 2015 2020 2025 2030 2035

100

80

60

40

20

0

(%)

世界の都市化は前例のないペースと規模で続き、アジア、アフリカにも大きな波が押し寄せる。都市化の加速は世界の成長の原動力になる。

第1章エグゼクティブサマリー

第2章グローバルトレンド2015-2050

2.1 グローバルパワーシフト■序論■パワーシフト■政府主導型経済の到来■グローバルガバナンス■長期シナリオ■2050年を見据えて2.2 人口と高齢化■これまでの経緯■高齢化が進む先進国■若さあふれる新興国■高齢化する中国 •中国を追い越すインド •アフリカの人口増加 •労働市場はアフリカへ■一歩先を行く日本の超高齢化 •医療費支出の増大■2050年を見据えて2.3 都市化する世界■これまでの経緯■主要な傾向 •都市化は終わらない •メガシティー■現在の状況 •中国の都市化は継続 •動き出すアフリカ •その中間にいるインド■中期的な見通し •都市化の利点 •都市化の代償■2050年を見据えて •都市化への新たなアプローチ2.4 中流階級の台頭■序論■中流階級の定義■なぜ重要なのか■中流階級と発展■トラップ(中所得国の罠)の回避■中流階級と政治的変化■格差の拡大■2050年を見据えて2.5 エネルギーの未来■序論■現在の状況■経済環境の変化とともに  変わる方針

■中・長期的に見た楽観的シナリオ■「自然」エネルギーに関する 悲観的シナリオ■2050年を見据えて2.6 気候変動■序論■地球の温暖化 •温暖化の原因 •政策の変化■悲観的シナリオ■楽観主義の理由■2050年を見据えて2.7 将来の食料を維持する■これまでの経緯■主要な傾向 •食生活の変化 •気候の変動 •価格の高騰 •耕作地と収穫高■現在の状況 •新たな供給国はどこか •農地問題■中期的な見通し •遺伝子組み換え作物 •価格の上昇と  安定性の向上■2050年を見据えて •食生活はどうなるか •食料の供給方法2.8 未来の戦争■これまでの経緯■主要な傾向 •大国の台頭と没落 •科学技術の進歩 •大量破壊兵器の拡散 •従来にない紛争■現在の状況 •上昇する防衛費 •急速に進歩する  テクノロジー■中期的な見通し •テクノロジーと安全保障 •テクノロジーと戦略 •サイバーセキュリティと戦争■長期的な見通し •多極化する世界 •宇宙の兵器化■2050年を見据えて •覇権主義的安定性の欠如 •小国家とテロリスト集団 •外交と軍事戦略2.9 世界を変える科学と技術■これまでの経緯

■主要な傾向 •情報社会 •デジタルデバイド •破壊的なイノベーション■現在の状況 •ムーアの法則 •グローバルな接続性 •新しい技術■中・長期的な見通し •計算のパワーとスピード •新しい技術の将来■2050年を見据えて •グローバル・サプライチェーンと  ホームソーシング •地球から遠く離れた宇宙旅行 •医学的進歩と  ホームホスピタル

第3章地域トレンド2015-2050

3.1 北米■経済の見通し •成長 •収入と支出 •基幹産業 •貿易 •投資■社会の見通し •人口統計 •移民 •宗教的/文化的要因■政治の見通し •民主主義のレベル •将来性 •ビジネス環境 •域内関係 •対外関係■この地域の2050年3.2 南米■経済の見通し •成長 •収入と支出 •基幹産業 •貿易 •投資■社会の見通し •人口統計 •移民 •宗教的/文化的要因/その他■政治の見通し •地域ごとの国内政治

 •民主主義のレベル •将来性 •ビジネス環境 •域内関係 •対外関係■この地域の2050年3.3 欧州・ロシア■経済の見通し •成長 •デレバレッジ •欧州の政策対応 •リバランス •収入と支出 •基幹産業 •貿易 •投資■社会の見通し •人口統計 •移民 •宗教的/文化的要因■政治の見通し •地域ごとの国内政治 •ビジネス環境 •域内関係 •対外関係■この地域の2050年3.4 北東アジア■経済の見通し •成長 •収入と支出 •基幹産業 •貿易 •投資■社会の見通し •人口統計 •移民 •宗教的/文化的要因■政治の見通し •地域ごとの国内政治 •民主主義のレベル •将来性 •ビジネス環境 •域内関係 •対外関係■この地域の2050年3.5 南・東南アジア■経済の見通し •成長 •収入と支出 •基幹産業 •貿易 •投資■社会の見通し

グローバル・メガトレンド2015-2050 Contents

Page 7: Prepare Opportunity for - 日経BP社 Pte Ltd. Managing Director

「市場ニーズ」の変化を予測し、それを満たす「商品機能」を定義し、実現するための「技術」を提示します。全産業分野を対象に、将来の市場変化を盛り込んだイノベーションを起こす100テーマを厳選し、今後10年の流れを予測します。前年度版から内容を全面刷新しました。

■2015年9月30日発行 ■レポート(A4判、488ページ、特装本) ■CD-ROM(本体に掲載されたロードマップを収録) ■本体価格 300,000円+税

すべての産業に影響を及ぼす人工知能が描き出す未来に注目し、新たに生まれる13の新市場やサービスを予測するとともに既存産業10分野がどのような影響を受けるのかを分析します。

■2015年11月28日発行 ■レポート(A4判、約350ページ、特装本) ■CD- ROM(本体に掲載された図表を収録) ■本体価格 300,000円+税

医療、健康、食料・農業に関する押さえておくべき約80テーマを採り上げました。「生活の質の向上」「社会的課題の解決」「ビジネス機会の拡大」の三つの視点とバックキャストのアプローチでで、今後10年の技術の変遷を予測します。

■2015年12月17日発行 ■レポート(A4判、約350ページ、特装本) ■CD-ROM(本体に掲載されたロードマップを収録) ■本体価格 300,000円+税

本レポートは、自動運転、再生医療、ウエアラブル、3Dプリンター、ロボット、スマートハウスなどイノベーションを起こす26の技術テーマを選び、各社の特許出願状況の分析から、今後10年の特許と技術動向を予測します。

■2015年12月26日発行 ■レポート(A4判、約300ページ、特装本) ■CD-ROM(本体に掲載された図表を収録) ■本体価格 300,000円+税

クルマは知能化・ネットワーク化、新興国への市場シフトなど、進化する技術と大きな環境変化を盛り込み、自動車・エネルギー分野における約60の重要テーマを抽出。これから様変わりをする10年の技術の変遷を予測します。

■2015年11月13日発行 ■レポート(A4判、約300ページ、特装本) ■CD-ROM(本体に掲載されたロードマップを収録) ■本体価格 300,000円+税 自動車メーカー、部品メーカーのみならず、ICT・エレクトロニクス業界や新興ベンチャーが参入し、急ピッチで開発

が進む自動運転の最新動向を分析し、技術進化と未来の市場を予測します。

■2015年12月14日発行 ■レポート(A4判、約300ページ、特装本) ■CD- ROM(本体に掲載された図表を収録) ■本体価格 300,000円+税

ICTと融合することで既存産業の垣根がなくなり新たな価値を生む産業が生まれます。自動車、農業、医療、社会インフラ、小売、製造、教育、メディアなど10分野の既存産業の未来像と中心になる技術進化を予測します。

■2014年11月29日発行 ■レポート(A4判、248ページ、特装本) ■CD-ROM(本体に掲載されたロードマップを収録) ■本体価格 200,000円+税

戦略の企画立案に本当に「使える」技術ロードマップの定番。

テクノロジー・ロードマップ 2016-2025 全産業編 あらゆる産業を翻弄するAIが生む新市場と脅威を予測する。

人工知能の未来 2016-2020

大きなビジネスチャンスが広がる医療、健康、食料・農業分野のキーテクノロジーを予測する。

テクノロジー・ロードマップ 2016-2025 医療・健康・食農編

特許動向から見た技術の未来像は?

特許未来マップ 2016-2025

再構築されるモビリティ産業の核になる技術を予測する。

テクノロジー・ロードマップ 2016-2025 自動車・エネルギー編

社会と産業構造の変化を誘引する自動運転の未来を予測する。

自動運転の未来 2016-2020

ICTとの融合で新たな価値を生み市場を創造する産業を予測する。

テクノロジー・ロードマップ 2015-2024 ICT融合新産業編

マクロ環境から社会・産業・技術・市場 までさまざまな視点から未来予測。

新刊 9月発刊 全面改訂新刊 11月発刊

新刊 11月発刊

新刊 12月発刊

新刊 12月発刊

新刊 12月発刊

「テクノロジー・ロードマップ」シリーズ 「先端技術の未来」シリーズ

レポートの詳細はホームページでどうぞ BP未来研 検索

「テクノロジー・ロードマップ」シリーズは、「儲かる事業」の戦略策定をサポートする技術予測レポートです。まず未来のマーケット・ニーズを予測し、そこから求められる機能、さらにそれを実現するために必要な技術を

推定するという新たな手法で、今後10年の技術進化を予測します。

「先端技術の未来」シリーズは、不連続な変化ともいえる進化を遂げる中で、幅広い産業分野に大きなインパクトを与える先端技術分野の総合予測レポートです。

最新動向を分析し、立ち上がる新たな市場、プレイヤーの交代、既存産業への影響などを予測します。

Report Lineup

Page 8: Prepare Opportunity for - 日経BP社 Pte Ltd. Managing Director

■2013年12月27日発行■レポート(A4判、405ページ、バインダー形式)■CD-ROM(本体に掲載された未来年表と図表を収録)■アジアの未来年表■本体価格 200,000円+税

アジアの未来 2014-2025 ASEAN編■2013年12月27日発行■レポート(A4判、168ページ、バインダー形式)■CD-ROM(本体に掲載された未来年表と図表を収録)■アジアの未来年表■本体価格 200,000円+税

アジアの未来 2014-2025 インド編

■2013年12月27日発行■レポート(A4判、242ページ、バインダー形式)■CD-ROM(本体に掲載された図表を収録) ■本体価格 100,000円+税

消費トレンド 2014-2018■2013年12月27日発行■レポート(A4判、213ページ、バインダー形式)■CD-ROM(本体に掲載された図表を収録)■本体価格 100,000円+税

若者研究 2014-2018

レポートの詳細はホームページでどうぞ BP未来研 検索

社会を網羅的に俯瞰することで見えてくるさまざまな変化の兆しを「50のメガトレンド」としてとらえ直すことによって本質的な課題をあぶりだします。未来への変化が既存産業分野に及ぼす影響を予測するとともに市場規模や世界の先駆的事例の調査分析など事業・ビジネス視点の情報も網羅します。

■2014年11月26日 発行■レポート(A4判、720ページ、特装本) ■CD-ROM(本体に掲載された図表を収録) ■本体価格 450,000円+税

ASEANとインド、この2つの巨大市場が世界経済の成長をけん引することは間違いありません。本レポートは、2025年までのGDP、人口動態、産業別の成長、産業政策の実現性、政治の安定度、インフラ整備状況などを予測分析します。

本レポートは、「電力・ガス」、「水」、「運輸交通」、「情報通信」、「静脈」の産業分野について、市場、商品、技術のロードマップを示し、中長期の目線での業界構造の変化、再編の行方、

プレイヤーの動向を分析予測します。

本レポートは、「どのような半導体を将来に向けて企画したらよいだろうか」と悩む企業に対し、世界のトレンドや人間社会からの要請、

パラダイムシフトなどを踏まえた上で、変革の根源となる「半導体の未来像」を提示します。

本レポートは、「世界や日本のマクロ環境の変化」をひもときながら、これからの消費トレンドを予測します。さらに、日本にとどまらず中国や東南アジアの若者の「生の声」を調査・分析することで、

次世代の新しい消費のうねりを考察します。

社会・産業の大変化を促すクラウド、IoT、人工知能、3Dプリンター、ロボット、ロジスティクス、ビッグデータなどの未来像を分析予測し、10年後のICT・エレクトロニクス産業のすがたを提示します。

■2014年12月28日 発行■レポート(A4判、472ページ、特装本) ■CD-ROM(本体に掲載された図表を収録) ■本体価格 300,000円+税

大変革期を迎えつつある自動車・エネルギー分野にフォーカスします。未来を形づくるメガトレンドがモビリティ産業に与える影響を踏まえ「これから 10年間に何が起きるか」を予測します。

■2014年12月25日 発行■レポート(A4判、580ページ、特装本) ■CD-ROM(本体に掲載された図表を収録) ■本体価格 300,000円+税

未来予測の定番。不連続な変化に見える底流には時代を動かすメカニズムがある。

メガトレンド2015-2024

ICTの未来予測。エレクトロニクスが生み出す新たな価値を分析する。

メガトレンド2015-2024 ICT・エレクトロニクス編

モビリティの未来予測。根底から変わる自動車産業を分析する。

メガトレンド2015-2024 自動車・エネルギー編

「メガトレンド」シリーズ

「メガトレンド」シリーズは、未来に関連する膨大な文献や統計データを人・社会・技術のライフサイクルの視点で分析し、社会や各産業分野の未来像を探る総合予測レポートです。

これからあらゆる産業分野に起きる劇的な変化を「メガトレンド」としてまとめると共に、事業・ビジネス化の視点の未来予測コンテンツも網羅しています。

Report Lineupその他既刊レポート

「アジアの未来」シリーズ

「メガトレンド」シリーズ

「消費トレンド」シリーズ

ASEANとインド、10年後の 「生産と消費」の姿は?

新興国の「インフラ産業」の行方は? 半導体の未来を知らずにITの明日は語れるか?

若者、シニア、女性…未来の消費トレンドは?

■2013年12月27日発行■レポート(A4判、319ページ、上製本)■CD-ROM(本体に掲載された図表を収録)■アジアの未来年表■本体価格 300,000円+税

インフラ産業 2014-2023■2013年12月27日発行■レポート(A4判、294ページ、上製本)■CD-ROM(本体に掲載された図表データを 一部をのぞき収録)■アジアの未来年表■本体価格 300,000円+税

半導体 2014-2023