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NPO Salesforce 導入・活用サポート http://npo-sc.org/salesforce_support/ Salesforce 徹底活用 (入門編) icon design by Arthur Shlain

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Page 1: Salesforce 徹底活用 (入門編) - npo-sc.org · Salesforce 導入前は、団体内に複数のデータベースが存在していて、主に使用するデータべーとして「寄付者

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NPOの Salesforce導入・活用サポート

http://npo-sc.org/salesforce_support/

Salesforce徹底活用

(入門編)

icon design by Arthur Shlain

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NPO・NGOなどの非営利団体向けに

Salesforce の普及促進する

導入・活用サポートプログラム

セールスフォース・ドットコム Partner Award 2015 受賞

(NPO部門)

NPOサポートセンターでは 2011年より、セールスフォース・ドットコム ファンデーシ

ョンと株式会社ファンドレックスと連携し、NPO が“支援者”と継続的なよりよい関係

性を築くために、非営利団体を対象とした Salesforce の導入や活用のサポートとし

て研修・セミナーの実施やハンズオンサポート、団体事例の紹介、資料の提供など

を行っています。

http://npo-sc.org/salesforce_support/

※ Partner Award 2015 とは:NPO サポートセンターは、非営利団体に対して、最も顕著な貢献をしたパートナーとして、

セールスフォース・ドットコム社から表彰されました。

研修開発・運営 /

導入サポートツール開発

ファンドレックス DRM

基本パック開発

情報提供 / アドバイス

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Salesforce 3つの魅力 A Force for Global Good

1 寄贈プログラム( 1 / 1 / 1 モデル)

Salesforce社では、社会貢献プログラム(1/1/1モデル)の一環として、NPO法人な

どの非営利団体に対して、製品の寄贈・割引を行っています。(10 ユーザまで無

料、その他追加ユーザの割引、研修参加費の割引など)。

2 クラウドならではの利便性

Salesforce は、インターネットに接続できれば、外出先や海外拠点など、どこからで

も同じデータにアクセスでき、団体内で最新のデータを共有することができます。ま

た、自動でアップデートされるので、バージョンアップやパソコンの入れ替えなどの

手間も一切不要で、IT 担当者が不在の団体でも安心です。セキュリティも安心で

す。

3 パートナー企業やプロボノがサポート

Salesforce では、非営利団体のサポートに積極的なパートナー企業や salesforce

社員による、プロボノ支援のプログラムがあります。遠隔地の場合でも、スカイプな

どでのサポートの実績もあります。

NPOの Salesforce活用ガイド

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事例

1 複数のデータベースがひとつになりました。 ――情報の一元管理と指標の可視化を「セールスフォース」で実現

SVA の活動は、タイ国内の都市スラムや農山村、ラ

オスやカンボジア、ミャンマー(ビルマ)難民キャン

プ、そしてアフガニスタンに展開しています。アジア

の子どもたちへの教育・文化支援を通じて、地球上

のあらゆる人々が、お互いの違いを尊重しあい「共

に学び、共に生きる」シャンティ(平和)な社会の実現

をはかります。

シャンティ国際ボランティア会

http://sva.or.jp/ URL

1 10 種類以上の社内データベースに悪戦苦闘していました。

Salesforce導入前は、団体内に複数のデータベースが存在していて、主に使用するデータべーとして「寄付者

管理」「経理」「広報」があり、それ以外にも年賀状送付先リスト、会報送付先リストなどの業務ごとのデータベ

ースも存在していました。

10 種類以上あった団体のデータベースを Salesforce に集約することで、事業ごとに散らばっていた支援者デ

ータが一元管理できるようになり、支援者に合わせた円滑なやりとりが実現しました。

2 次のアクションを決める「追いかける数字」を可視化。

Salesforce導入後はレポート機能を活用。44種類の分析レポートを作成し、効果的に数値を把握しています。

●寄付キャンペーン毎の明細表 (例:夏募金、東日本大震災)

●個人支援者の分析 (例:都道府県毎の分析)

●大口寄付者リスト (例:年間寄付額 500万円以上の寄付者)

3 ダイレクトメールの成果、会員数など

活動の進捗状況の可視化に成功。

ダッシュボード機能の活用により、ダイレクトメー

ルの成果や会員数等、活動の進捗状況が、目標

に照らし合わせてリアルタイムで見えるようになり

ました。

その結果、目標を達成するための施策をタイムリ

ーに打ちだすなど、次のアクションにつなげやす

くなりました。

支援者とのコミュニケーションの充実をはかりや資金調達を円滑にしたいといろいろな施策を考えている団体

も多いかと思います。新しいチャレンジをすることも大切ですが、手元にあるデータは団体の持つ「宝」です。

「レポート」機能や「ダッシュボード」機能を使って、経理が入金処理をするたびに数字の達成度がわかる仕組

みが Salesforce にはあります。募金キャンペーンなどが終わってから達成しなかったことを反省するよりも、期

間中にリアルタイムで結果が見え、途中で施策を打ち、軌道修正することも可能になります。

Salesforce 利用者の声 | データは団体の持つ「宝」です。

(C) Yoshifumi Kawabata

シャンティ国際ボランティア会の Salesforce 画面

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事例

2 上司への報告業務 「24時間/月」 削減。 ――重要業績評価指標を「セールスフォース」でリアルタイムに管理

こどもの熱や軽い病気の時に、安心して預けられる

場所が圧倒的に少ないという「病児保育問題」を解

決するために、病児保育事業、働き方革命事業、伝

える変える事業おうち保育園事業、コミュニティ創出

事業、被災地支援事業を行っています。

認定 NPO法人フローレンス

http://www.florence.or.jp/ URL

1 質の高いサービスを提供するための「数字集計」が大変でした。

フローレンスでは、「こどもレスキュー隊員数」「会員

数」「稼働率」を「重要業績評価指標(KPI)」として定

め、週ごとに PDCA サイクルを回しています。例え

ば、会員数に対してこどもレスキュー隊員の数が不

足しそうなら、採用広告の予算を上げ、広告媒体を

増やしています。

フローレンスでは、子育てと仕事の両立可能な社会を目指して、病児保育問題のほかにも、待機児童問題の

解消、企業の働き方を変える事業に取り組んでいます。今、Salesforceを一番有効に活用できているのは病児

保育事業ですが、今後は他の事業にも横展開し、システムにできることはシステムに任せ、スタッフが「人対人

のコミュニケーション」に集中できる環境を作っていきたいと考えています。

Salesforce 利用者の声 | 不確実性を伴うプロジェクトに対応できます。

このような KPI に必要な複数のデータを Salesforce に入力し、集計することで算出していました。 フローレ

ンスの課題は、これらの KPIを計算するために、毎週 4~6時間もかかっていることでした。Salesforceに蓄

積されているデータを一旦エクセルに出力し、担当者がエクセルで集計・グラフ化を行っていたのです。

2 Salesforceの「集計・グラフ化」機能の活用で、社内報告業務 「24時間/月」 削減。

Salesforce の「集計・グラフ化」の機能を活用して、リ

アルタイムで KPIの数値が把握できるようになりまし

た。

グラフ化された情報は直感的に分かりやすいので、

どのこどもレスキュー隊員の保育時間が一番多い

か、ということをパッと見ただけで把握できるようにな

りました。

社内報告業務に費やされていた月約 24 時間を、会

員対応や、こどもレスキュー隊員のサポートに回せ

るようになりました。 フローレンスの Salesforce 画面

※ こどもレスキュー隊員とは:病児保育のプロを各ご家庭に

派遣し、働く親に代わって保育を行う仕組み。

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ただの一覧データから、数値化、グラフ化することによって、状況を把握し分析しやすくなりました。また、1つの情報だけで

なく、組み合わせることによって、今まで意識できなかったことも把握できるようになっています。オブジェクトやレポートを作

る前に、「これは何のためなのか?」「何がゴールなのか?」といった仮説や数値目標を立て、分析する際に「そこに向かっ

ているかどうか?」「それが判断出来るかどうか?」を意識するようにしています。

データを残していくことから、データを活用していく、さらに業務を簡素化していくことを目指して、スタッフの皆がSalesforceを

使うことがごく自然になっていければと思っています。

事務作業の「正確性と効率化」に期待しています。

――情報の見える化によって、仮説立てや数値分析を習慣にしたい

組織規模によってはカスタマイズを何度も行うのは難しいところもあると思いますが、設立間もない団体や職員数の少ない

あっとすくーるのような団体であれば運用しながら改善を加えていくのもやり方のひとつかと思います。Salesforceならカスタ

マイズもデータインポートも慣れてしまえば非常に簡単です。団体に合わせた導入の仕方やカスタマイズで団体にかかせな

いツールに育てていくことができるのが Salesforceの魅力だと感じています。

Salesforce 利用者の声 | NPO法人になったらすぐ導入がおすすめ。

事例

2

データ自体は既にExcelにあったので、Salesforceを使って、どう活用し

ていけるかを意識しました。蓄積したデータを反映して、それをどんな

グラフにすれば、視覚的に把握しやすいかを考えながらレポートを作

り、分析しやすいようにまとめていくことは想像以上に地道な作業でし

た。運用を始めたばかりなので、改善点はまだまだ多いですが、今まで

見えなかった(意識できていなかった)ものに気づき、見つめ直しなが

ら、分析していきたいと思います。

ダイバーシティ工房

http://diversitykobo.org/ URL

Salesforce 利用者の声 | データ活用が、日々の業務を支える。

社員プロボノによる運用支援で導入できました。

――少人数のNPOが実施した「セールスフォース」運用改善事例

セールスフォース・ドットコムが提供しているプロボノプロ

グラムを利用して、セールスフォース・ドットコムの社員の

方に運用上の悩みについて相談できました。

ヒアリングをもとにさまざまな解決策を提案していただき、

その場で一緒に設定変更をしてもらったり、レポート作成

に関するアドバイスをいただくことができました。

あっとすくーる

http://atto-school.jimdo.com/

URL

事例

3

事例

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Salesfoce導入の効果・感想

ダイバーシティ工房の Salesforce 画面

Salesfoce導入の効果・感想

1人親家庭の中高生に学習支援を行うあっとすくーるの活動。

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独学で断念していたのが、

「たった 1ヶ月半」で導入できました。

認定NPO法人 DPI(障害者インターナショナル)日本会議

「ハンズオンサポートは、全く触ったことのない状況で、セールスフォースの導入を考えていらっしゃる方におすすめの支援メニューだと思います。なにも知らないまま自分たちでやろうとすると必ず壁にぶつかります。コンサルタントの小堀さんに相談できて、運用サポーターさんが作業ベースをご一緒してくれるような環境が、導入に必要だと実感しました。」 (笠柳さん) 「日々の業務にセールスフォースがあってよかったと日々感じています。会員担当者は支援者を把握しなければならない状況の中、支援者のプロフィール、これまでの関係性を知ることができ、新任スタッフの私の不安が大きく減りました。日々の業務で運用する人も、つくるフェーズから一緒に関わると安心して使うことができると思います。」 (岡部さん)

「年賀状発送などの短期の目的と、組織全体として活用する中長期の目的両方あったことで、わずか 1

ヶ月半でしっかり導入できたと思います。なにより、笠柳さんが、集中して導入準備をする時間を確保

いただいたことが、一番のポイントだったと思います。日々の業務で運用を担当される岡部さんが、プ

ロジェクトメンバーにいらっしゃったことも、導入後スムーズに運用を開始できたポイントだと思いま

した。今後もこのような案件をお手伝いしていきたいです。」 (小堀)

COLUMN

NPOサポートセンターの導入サポート事例

(写真左から、NPOサポートセンター小堀、認定 NPO法人 DPI [障害者インターナショナル] 日本会議 笠柳さん、岡部さん)

団体のニーズに応じた導入設計、設定サポートのストーリーはこちらでご覧いただけます。

http://npo-sc.org/salesforce_support/case_8.html

URL

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NPO(非営利団体)活用に関するお問合せ

ご不明の点があれば、下記までご連絡ください。

NPO(非営利団体)向け導入・活用サポートについてのお問い合わせ

特定非営利活動法人 NPOサポートセンター 小堀

[email protected]

03-3547-3206(代表)

寄贈プログラム( 1 / 1 / 1 モデル)についてのお問い合わせ

Salesforce.org

[email protected]

03-4222-0132

Mail

TEL

Mail

TEL

(特活)NPOサポートセンター

大井 邦子 Salesforce認定

アドミニストレーター

建設、金融、不動産など生活に関わる幅広い事業に従事し、広域連

携、地域のまちづくり、福祉施設の運営管理や新規事業の立ち上げ

を行う。高等学校にて情報の授業担当などを経て、2012 年より

Salesforce普及事業に携わる。

(特活)NPOサポートセンター

小堀 悠 事務局長

学生時代より、環境団体、まちづくり団体の設立や運営、資金調達

などに携わる。卒業後、(株)日立システムアンドサービスの SEと

して企業や組合など様々な組織を対象に約 60 のシステム設計・構

築案件に従事。2009年より(特活)NPOサポートセンターに入職。

主に NPO のマネジメントや資金調達をテーマとした研修・セミナ

ーの企画および講師、Salesforce 普及に取り組む。中小企業診断士。

日本ファンドレイジング協会認定講師。

サポート紹介

セールスフォース NPO

http://npo-sc.org/salesforce_support/