section 「読んで理解」編 - 英語の先生応援 ... ·...

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目次 英語の品詞 ……………………………………90 1 文の種類 Sentence Types Step 1 1 平叙文 …………………………………… 94 2 疑問文 …………………………………… 97 3 命令文 …………………………………… 101 4 感嘆文 …………………………………… 102 Step 2 1 選択疑問文……………………………… 104 2 Let’s を使った提案表現 …………… 105 目次 Section 「調べて納得」編 英語を理解し、使うためのさまざまなルール Section 「読んで理解」編 英語の基本的性質と骨組み 本書の構成と使い方…………………………………………………………… 9 Part 1 英語と日本語のルールの違いを確かめよう! 1 英語は「語順」が決め手 ………………………………………………… 15 2 英語は「主語+動詞」が基本 …………………………………………… 18 3 A B です」と A is B. の違い ……………………………………… 21 4 名詞を前から修飾するか、後ろから修飾するか …………………… 28 5 英語は形を整えることにこだわる言語 ……………………………… 32 Part 2 英語の文を作るパーツを知ろう! 1 単語の種類…………………………………………………………………… 38 2 名詞とその仲間たち ……………………………………………………… 55 3 動詞とその仲間たち ……………………………………………………… 70 4 形容詞とその仲間たち …………………………………………………… 76 5 副詞とその仲間たち ……………………………………………………… 81 6 単語を組み合わせて長い文を作る……………………………………… 85 Contents 4

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目次

英語の品詞 ……………………………………90

1章 文の種類 Sentence Types

Step 11 平叙文 …………………………………… 94

2 疑問文 …………………………………… 97

3 命令文 …………………………………… 101

4 感嘆文 …………………………………… 102

Step 21 選択疑問文 ……………………………… 104

2 Let’sを使った提案表現 …………… 105

目次

Section Ⅱ「調べて納得」編       英語を理解し、使うためのさまざまなルール

Section Ⅰ「読んで理解」編       英語の基本的性質と骨組み

本書の構成と使い方 …………………………………………………………… 9

Part 1 英語と日本語のルールの違いを確かめよう!1 英語は「語順」が決め手 ………………………………………………… 15

2 英語は「主語+動詞」が基本 …………………………………………… 18

3 「Aは Bです」と A is B.の違い ……………………………………… 21

4 名詞を前から修飾するか、後ろから修飾するか …………………… 28

5 英語は形を整えることにこだわる言語 ……………………………… 32

Part 2 英語の文を作るパーツを知ろう!1 単語の種類 …………………………………………………………………… 38

2 名詞とその仲間たち ……………………………………………………… 55

3 動詞とその仲間たち ……………………………………………………… 70

4 形容詞とその仲間たち …………………………………………………… 76

5 副詞とその仲間たち ……………………………………………………… 81

6 単語を組み合わせて長い文を作る ……………………………………… 85

Contents

4

2章 文型 Sentence Patterns

Step 11 自動詞と他動詞 ……………………… 108

2 英語の基本文型 ……………………… 109

Step 21 文型と動詞のパターン ……………… 115

2 「There+ be動詞+名詞」の文 … 119

3章 時制 Tense

Step 11 現在のことを表現する ……………… 124

2 過去のことを表現する ……………… 129

3 未来のことを表現する ……………… 131

Step 21 進行形の意味の広がり ……………… 134

2 未来のさまざまな表現 ……………… 137

4章 完了形 Perfect Tense

Step 11 現在完了形 ……………………………… 144

2 過去完了形 ……………………………… 152

3 未来完了形 ……………………………… 155

Step 21 「時・条件」を表す接続詞と現在完了形 ……………………………………………… 158

2 時の前後関係を明確にする過去完了形 ……………………………………………… 158

3 完了形を用いたさまざまな表現 … 160

5章 助動詞 Auxiliary Verbs

Step 11 can、could、be able to ………… 166

2 may、might ………………………… 173

3 must、have to ……………………… 176

4 should、ought to、had better 180

5 will、would、shall、used to、need ………………………………………………… 183

Step 21 助動詞+ have+過去分詞 ………… 191

2 助動詞を用いた慣用表現 …………… 195

3 that節の中で用いられる should 198

6章 受動態 Passive Voice

Step 11 受動態の基本形 ……………………… 204

2 受動態のさまざまな形 ① …………… 208

3 語順に注意が必要な受動態 ………… 211

Step 21 受動態のさまざまな形 ② …………… 216

2 前置詞に注意すべき受動態 ………… 219

7章 不定詞 Infinitives

Step 11 不定詞の名詞的用法 ………………… 222

2 不定詞の形容詞的用法 ……………… 226

3 不定詞の副詞的用法 ………………… 228

4 不定詞の意味上の主語 ……………… 232

5 不定詞と結びつきやすい動詞 ……… 234

6 動詞の原形を用いる表現 …………… 238

7 疑問詞+不定詞 ……………………… 240

Step 21 不定詞と結びつく形容詞 …………… 242

2 不定詞の形 ……………………………… 244

3 不定詞を用いたさまざまな表現 … 247

5

SectionⅠ「読んで理解」編

英語の基本的性質と骨組み

Part 1 英語と日本語のルールの違いを確かめよう! 13

Part 2 英語の文を作るパーツを知ろう! 37

英語と日本語のルールの違いを確かめよう!

Part 1

1 英語は「語順」が決め手 15

2 英語は「主語+動詞」が基本 18

3 「A は B です」と A is B. の違い 21

4 名詞を前から修飾するか、後ろから修飾するか 28

5 英語は形を整えることにこだわる言語 32

32 33Part 1 英語と日本語のルールの違いを確かめよう!

5 : 英語は形を整えることにこだわる言語 :1 「誰」や「何」を省略せずに律義に言うのが英語流日本語で、朝ごはんを食べたかどうか尋ねるときには、「朝ごはん食べた?」

と言えばよくて、いちいち「あなたは朝ごはんを食べた?」のように言わなくても済むことが多いですね。このように、日本語の文では、言わなくても分かる場合には、主語を省略することがよくあります。これに対して、英語ではほぼ必ず主語を言わなければなりません。

朝ごはん食べた?Did you have breakfast?

今度は、愛の告白の言葉を考えてみましょう。日本語では、「好きです」とか「愛しているよ」などと言いますね。ところが、英語では loveと言っただけではだめで、“I(=私は)love(=愛しています)you(=あなたのことを).” と言わなければ通じません。英語では、「誰が」「誰を」愛しているのかを、いちいち言わなければならないのです。

愛してるよ。I love you.

日本語は、「言わなくても分かるものは省略する」ことが多い言語です。これに対して、英語は、上の例のように主語以外(例えば「誰を」「何を」など)についても「省略せずに律義に言う」ことの多い言語なのです。

32 33

英語と日本語のルールの違いを確かめよう!

Ⅰ-1次の例を見てみましょう。

リカはバッグから財布を取り出しました。Rika took her wallet out of her bag.

上の英語の文を日本語に直訳すると、「リカは彼女のバッグから彼女の財布を取り出した」となります。「彼女のバッグ」とはリカのバッグ、「彼女の財布」とはリカの財布ですから、「リカは自分のバッグから自分の財布を取り出した」といちいち言っていることになります。このように、「誰が」「誰の」といったことをきちんと言うのが、英語の流儀です。「英語って面倒だなあ」と感じる人もいるかもしれませんが、「省略したりしなかったり」ではなく、「いつも省略しない」と思っていればいいので、ある意味で楽です。

2 「数」や「 人称」で形を変えるのが英語流日本語では、「本」は 1冊でも 2冊でも 3冊でも「本」です。一方、英語の bookという単語は、1冊の場合は bookのままですが、2冊、3冊となるとbooksになりますね。 単数か 複数かで名詞の語尾を変えるのが英語流なのです。

日本語 英語

1冊の本one book

2 冊の本two books

3 冊の本three books

Section Ⅱ「調べて納得」編英語を理解し、使うためのさまざまなルール

英語の品詞 90

1章 文の種類 93

2章 文型 107

3章 時制 123

4章 完了形 143

5章 助動詞 165

6章 受動態 203

7章 不定詞 221

8章 動名詞 253

9章 分詞 269

10章 関係詞 291

11章 比較 329

12章 仮定法 363

13章 疑問文 387

14章 否定文 405

15章 話法 423

16章 強調・倒置・挿入・省略 435

17章 名詞構文・無生物主語 453

18章 名詞 465

19章 冠詞 481

20章 代名詞 497

21章 形容詞・副詞 525

22章 前置詞 553

23章 接続詞 579

1章 文の種類

1Step 基本

94

英語の文は、組み立てと役割によって、平叙文、疑問文、命令文、感嘆文の4つに分類することができる。これらについて基本的なルールを見ていこう。

1 : 平叙文 :平叙文は「主語+動詞(+その他の要素)」の語順を使い、末尾にピリオド( . )

を置く。平叙文には「~だ、~する」といった内容を伝える肯定文と、「~ではない、~しない」といった内容を伝える否定文とがある。平叙文は通常、文末を下げ調子( )で言う。

1 肯定文

CDE 001

(1) You are very kind to everyone. 001

あなたは誰に対しても、とても親切だ。

(2) I want a new jacket. 002

私は新しいジャケットが欲しい。

(3) My father will come home soon. 003

父はじきに帰宅する。

例文 (1)のようにam、are、isなどのbe動詞(> p. 43)を使う肯定文は、「主語+be動詞+その他の要素」の語順となる。be動詞の現在形を用いた肯定文では、p. 95のリストのように、 I’mのような短縮形が使われることも多い。● I’m a movie fan.(私は映画好きだ)● My brother is out now.(兄は今、外出している)

例文 (2)のように一般動詞(> p. 43)を使う肯定文は、「主語+ 一般動詞(+その他の要素)」の語順となる。● You know a lot about computers. (あなたはコンピューターについてたくさん知っている)

be動詞を使う肯定文

一般動詞を使う肯定文

文の種類

1

95

● My sister likes shopping very much. (姉は買い物が大好きだ)

例文 (3)には助動詞(> p. 166)のwillが使われている。このような助動詞を含む肯定文は、「主語+助動詞+動詞の原形(+その他の要素)」の語順となる。● I can cook by myself.(私は1人で料理ができる)● You must buy a ticket first. (最初にチケットを買わなければならない)

[ K 肯定文での短縮形特に話し言葉では、主語とbe動詞や助動詞willなどを以下のような短縮形で使

うことが多い。① be 動詞の現在形

I’m(= I am) You’re(=You are) He’s(=He is) She’s(=She is)It’s(= It is) We’re(=We are) They’re(=They’re) John’s(=John is) My sister’s(=My sister is)*過去形の文ではbe動詞の短縮形を使うことはない。

② 助動詞 willI’ll(= I will) You’ll(=You will) He’ll(=He will)

③ 完了形の have または hasI’ve(= I have) You’ve(=You have) He’s(=He has)

+ ’s が何の短縮かを見分ける方法 ]’sが isの短縮かhasの短縮かは、前後関係や直後に来る語句で判断できる。

● He’s a good friend of mine.(彼は私の親友だ)He’sの後ろに動詞的要素(-ing形や過去分詞など)がない➡ He’sはHe isと判断

● He’s planning to have a party.(彼はパーティーを開くつもりだ)He’sの後ろに、進行形を作る動詞の -ing形が続く➡ He’sはHe isと判断

● He’s invited to the party.(彼はパーティーに招待されている)He’sの後ろに他動詞の過去分詞が続き、目的語がない➡ 受動態の文でHe’sはHe isと判断

● He’s invited many friends to the party. (彼はパーティーに多くの友人を招待している)

He’sの後ろに他動詞の過去分詞が続き、目的語がある➡ 完了形の文でHe’sはHe hasと判断* inviteは他動詞(> p. 108)なので、受動態でなければ直後に目的語を続けることになる。

助動詞を含む肯定文