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Syllabus 電子情報学科 理工学部 Faculty of Science and Technology 2016

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龍谷大学理工学部 電子情報学科

Syllabus電子情報学科理工学部Faculty of Science and Technology

2016

2016 

Syllabus

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学部・学科英文名

龍 谷 大 学 Ryukoku University

理 工 学 部 Faculty of Science and Technology

 数理情報学科 Department of Applied Mathematics and Informatics

 電子情報学科 Department of Electronics and Informatics

 機械システム工学科 Department of Mechanical and Systems Engineering

 物質化学科 Department of Materials Chemistry

 情報メディア学科 Department of Media Informatics

 環境ソリューション工学科 Department of Environmental Solution Technology

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- -1

シ ラ バ ス

学部 内 共 通 科 目

学 科 固 有 科 目<電子情報学科>

教 職 課 程 科 目

本願寺派教師資格課程科目

教 養 教 育 科 目必 修 科 目

教 養 教 育 科 目基幹(選択必修)科目

教 養 教 育 科 目選 択 科 目

教養教育科目

必修科目

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

学部内共通

学科固有

教職課程

本願寺派

教師課程

教養教育科目

選択科目

最新の情報や、詳細情報はWeb シラバスをご確認ください。

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教養教育科目

必修科目

教養教育科目必 修 科 目

カナ 科 目 名 担 当 者 開講曜講時 ページ

英語ⅠA クラス・開講曜講時による 5英語ⅠB クラス・開講曜講時による 5英語ⅡA クラス・開講曜講時による 6英語ⅡB クラス・開講曜講時による 6英語Ⅲ クラス・開講曜講時による 7英語Ⅳ クラス・開講曜講時による 7英語(再) 赤尾 美和 前期 水2 8英語(再) 赤尾 美和 後期 水2 8英語(再) 赤尾 美和 前期 水3 9英語(再) 赤尾 美和 後期 水3 9英語(再) 宇野 誠一 前期 火4 10英語(再) 宇野 誠一 後期 火4 10英語(再) 熊懐 祐樹 前期 水2 11英語(再) 熊懐 祐樹 後期 水2 11英語(再) 熊懐 祐樹 前期 水3 12英語(再) 熊懐 祐樹 後期 水3 12英語(再) 芝原 直美 前期 水2 13英語(再) 芝原 直美 後期 水2 14英語(再) 芝原 直美 前期 水3 15英語(再) 芝原 直美 後期 水3 16英語(再) 薗田 千寿子 前期 金4 17英語(再) 薗田 千寿子 後期 金4 17英語(再) 牧野内 美帆 前期 金4 18英語(再) 牧野内 美帆 後期 金4 18英語(再) 宮尾 元子 前期 火4 19英語(再) 宮尾 元子 後期 火4 19

ススポーツ技術学A 種目・開講曜講時による 学科により異なる 20スポーツ技術学B 種目・開講曜講時による 学科により異なる 20

仏教の思想A 井上 博文 前期 火1 23仏教の思想A 道元 徹心 前期 火1 23仏教の思想A 壬生 泰紀 前期 火1 24仏教の思想A(再) 井上 見淳 後期 木5 24仏教の思想B 井上 博文 後期 火1 27仏教の思想B 道元 徹心 後期 火1 27仏教の思想B 壬生 泰紀 後期 火1 28仏教の思想B(再) 井上 見淳 前期 木5 28

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- -5

教養教育科目

必修科目

英語ⅠA

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。4技能の基礎を見直し、これを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るのに必要な「読解力」の養成を重視する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示。 ■成績評価の方法

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと) ■テキスト

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと) ■参考文献

『基本学習事項-文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配付予定) ■履修上の注意・担当者からの一言

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと) ■講義計画

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

【担当】 クラス・開講曜講時による

英語ⅠB

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる四技能の総合的向上をはかる。まず四技能の基礎力を見直し、必要に応じてこれを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るのに必要な「読解力」の養成を重視する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示。 ■成績評価の方法

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと) ■テキスト

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと) ■参考文献

配付された『基本学習事項-文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配付予定)その他講義中に指示。 ■履修上の注意・担当者からの一言

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

■講義計画 担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

【担当】 クラス・開講曜講時による

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- -6

教養教育科目

必修科目

英語ⅡA

■講義概要 英語Ⅰでの基礎力確認に積み上げる形で、さらに基礎力の向上を図ることに加え、これまでに習得した英語の知識、能力の上に、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るのに必要な「読解力」の養成を重視する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示。 ■成績評価の方法

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと) ■テキスト

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

■参考文献 『基本学習事項-文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配付予定)

■履修上の注意・担当者からの一言 担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

■講義計画 担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

【担当】 クラス・開講曜講時による

英語ⅡB

■講義概要 英語Ⅰでの基礎力確認に積み上げる形で、さらに基礎力の向上を図ることに加え、これまでに習得した英語の知識、能力の上に、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るのに必要な「読解力」の養成を重視する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示。 ■成績評価の方法

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと) ■テキスト

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと) ■参考文献

配付された『基本学習事項-文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配付予定)その他講義中に指示。 ■履修上の注意・担当者からの一言

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

■講義計画 担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

【担当】 クラス・開講曜講時による

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- -7

教養教育科目

必修科目

英語Ⅲ

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。英語Ⅰ・Ⅱで培った基礎をもとに4技能をいっそう伸ばし、専門科目の学習につなげようとするものである。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るのに必要な「読解力」の養成を重視する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示。 ■成績評価の方法

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと) ■テキスト

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

■参考文献 『基本学習事項-文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配付予定)

■履修上の注意・担当者からの一言 担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

■講義計画 担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

【担当】 クラス・開講曜講時による

英語Ⅳ

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。英語Ⅰ・Ⅱで培った基礎をもとに4技能をいっそう伸ばし、専門科目の学習につなげようとするものである。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るのに必要な「読解力」の養成を重視する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示。 ■成績評価の方法

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと) ■テキスト

担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

■参考文献 『基本学習事項-文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配付予定)

■履修上の注意・担当者からの一言 担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

■講義計画 担当教員による。(WEBシラバス参照のこと)

【担当】 クラス・開講曜講時による

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教養教育科目

必修科目

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、平易な本を大量に読むことにより、英語の基礎力を身につける。個々が自分のレベルに合った本を選ぶことができるため、自分のペースに合わせて学習することができる。最終的には、英語での読書を楽しめるようになり、それに伴い4技能の総合的向上を目指す。

■到達目標 辞書無しで英語の本を読み、内容を正確に把握することができる。100冊以上または3万語以上の本を読むことを目標とする。

■講義方法 まずは多読の趣旨を理解してから多読を開始する。多読三原則「①頭の中で日本語に訳しながら読まない②7割から8割の理解度で読む③自分に合った本を読む」に則り、辞書無しで易しい本を大量に読み、徐々に難しい本にレベルを上げていく。読んだ本に関しては、すべて多読記録表に記録する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示する。 ■成績評価の方法

定期試験(30%) そ の 他(70%) 多読記録表、リーディングチェックテスト、

課題、授業活動を総合的に評価する。 ■テキスト

多読本(担当者が用意) ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 6回以上の欠席で、定期試験の受験資格を失う。遅刻3回で欠席1回となり、30分を超えた遅刻は欠席となる。第1回目の授業で、授業内容(多読)についての説明とリーディングチェックテストを実施する。

■講義計画 ①オリエンテーション、リーディングチェックテスト ②多読:Oxford Reading Tree 2-4 ③多読:Oxford Reading Tree 2-5 ④多読:Oxford Reading Tree 2-5 ⑤多読:Oxford Reading Tree 3-6 / Foundations Reading Library 1 ⑥多読:Oxford Reading Tree 3-6 / Foundations Reading Library 1 ⑦多読:Oxford Reading Tree 4-6 / Foundations Reading Library 1-2 ⑧多読:Oxford Reading Tree 4-7 / Foundations Reading Library 1-2 ⑨多読:Oxford Reading Tree 4-7 / Foundations Reading Library 2-3 ⑩多読:Oxford Reading Tree 5-7 / Foundations Reading Library 2-3 ⑪多読:Oxford Reading Tree 5-8 / Foundations Reading Library 3-4 ⑫課題準備 ⑬課題発表、多読:Oxford Reading Tree 5-8 / Foundations Reading

Library 3-4 ⑭リーディングチェックテスト ⑮まとめ

【開講】前期 水2【担当】 赤尾 美和

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、平易な本を大量に読むことにより、英語の基礎力を身につける。個々が自分のレベルに合った本を選ぶことができるため、自分のペースに合わせて学習することができる。最終的には、英語での読書を楽しめるようになり、それに伴い4技能の総合的向上を目指す。

■到達目標 辞書無しで英語の本を読み、内容を正確に把握することができる。100冊以上または3万語以上の本を読むことを目標とする。

■講義方法 まずは多読の趣旨を理解してから多読を開始する。多読三原則「①頭の中で日本語に訳しながら読まない②7割から8割の理解度で読む③自分に合った本を読む」に則り、辞書無しで易しい本を大量に読み、徐々に難しい本にレベルを上げていく。読んだ本に関しては、すべて多読記録表に記録する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示する。 ■成績評価の方法

定期試験(30%) そ の 他(70%) 多読記録表、リーディングチェックテスト、

課題、授業活動を総合的に評価する。 ■テキスト

多読本(担当者が用意) ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 6回以上の欠席で、定期試験の受験資格を失う。遅刻3回で欠席1回となり、30分を超えた遅刻は欠席となる。第1回目の授業で、授業内容(多読)についての説明とリーディングチェックテストを実施する。

■講義計画 ①オリエンテーション、リーディングチェックテスト ②多読: Oxford Reading Tree 2-4 ③多読: Oxford Reading Tree 4-5 / Foundations Reading Library 1-2 ④多読: Oxford Reading Tree 4-5 / Foundations Reading Library 1-2 ⑤多読: Oxford Reading Tree 5-6 / Foundations Reading Library 2-3 ⑥多読: Oxford Reading Tree 6-7 / Foundations Reading Library 2-3 ⑦多読: Oxford Reading Tree 7-8 / Foundations Reading Library 3-4 ⑧多読: Oxford Reading Tree 7-8 / Foundations Reading Library 3-4 /

Oxford Bookworms 0 ⑨多読: Oxford Reading Tree 8-9 / Foundations Reading Library 4-5 /

Oxford Bookworms 0 ⑩多読: Oxford Reading Tree 8-9 / Foundations Reading Library 4-5 /

Oxford Bookworms 0 ⑪多読: Oxford Reading Tree 9 / Foundations Reading Library 5-6 /

Oxford Bookworms 0-1 ⑫課題準備 ⑬課題発表、多読: Oxford Reading Tree 9 / Foundations Reading

Library 5-6 / Oxford Bookworms 0-1 ⑭リーディングチェックテスト ⑮まとめ

【開講】後期 水2【担当】 赤尾 美和

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教養教育科目

必修科目

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、平易な本を大量に読むことにより、英語の基礎力を身につける。個々が自分のレベルに合った本を選ぶことができるため、自分のペースに合わせて学習することができる。最終的には、英語での読書を楽しめるようになり、それに伴い4技能の総合的向上を目指す。

■到達目標 辞書無しで英語の本を読み、内容を正確に把握することができる。100冊以上または3万語以上の本を読むことを目標とする。

■講義方法 まずは多読の趣旨を理解してから多読を開始する。多読三原則「①頭の中で日本語に訳しながら読まない②7割から8割の理解度で読む③自分に合った本を読む」に則り、辞書無しで易しい本を大量に読み、徐々に難しい本にレベルを上げていく。読んだ本に関しては、すべて多読記録表に記録する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示する。 ■成績評価の方法

定期試験(30%) そ の 他(70%) 多読記録表、リーディングチェックテスト、

課題、授業活動を総合的に評価する。 ■テキスト

多読本(担当者が用意) ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 6回以上の欠席で、定期試験の受験資格を失う。遅刻3回で欠席1回となり、30分を超えた遅刻は欠席となる。第1回目の授業で、授業内容(多読)についての説明とリーディングチェックテストを実施する。

■講義計画 ①オリエンテーション、リーディングチェックテスト ②多読: Oxford Reading Tree 2-4 ③多読: Oxford Reading Tree 2-5 ④多読: Oxford Reading Tree 2-5 ⑤多読: Oxford Reading Tree 3-6 / Foundations Reading Library 1 ⑥多読: Oxford Reading Tree 3-6 / Foundations Reading Library 1 ⑦多読: Oxford Reading Tree 4-6 / Foundations Reading Library 1-2 ⑧多読: Oxford Reading Tree 4-7 / Foundations Reading Library 1-2 ⑨多読: Oxford Reading Tree 4-7 / Foundations Reading Library 2-3 ⑩多読: Oxford Reading Tree 5-7 / Foundations Reading Library 2-3 ⑪多読: Oxford Reading Tree 5-8 / Foundations Reading Library 3-4 ⑫課題準備 ⑬課題発表、多読: Oxford Reading Tree 5-8 / Foundations Reading

Library 3-4 ⑭リーディングチェックテスト ⑮まとめ

【開講】前期 水3【担当】 赤尾 美和

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、平易な本を大量に読むことにより、英語の基礎力を身につける。個々が自分のレベルに合った本を選ぶことができるため、自分のペースに合わせて学習することができる。最終的には、英語での読書を楽しめるようになり、それに伴い4技能の総合的向上を目指す。

■到達目標 辞書無しで英語の本を読み、内容を正確に把握することができる。100冊以上または3万語以上の本を読むことを目標とする。

■講義方法 まずは多読の趣旨を理解してから多読を開始する。多読三原則「①頭の中で日本語に訳しながら読まない②7割から8割の理解度で読む③自分に合った本を読む」に則り、辞書無しで易しい本を大量に読み、徐々に難しい本にレベルを上げていく。読んだ本に関しては、すべて多読記録表に記録する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示する。 ■成績評価の方法

定期試験(30%) そ の 他(70%) 多読記録表、リーディングチェックテスト、

課題、授業活動を総合的に評価する。 ■テキスト

多読本(担当者が用意) ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 6回以上の欠席で、定期試験の受験資格を失う。遅刻3回で欠席1回となり、30分を超えた遅刻は欠席となる。第1回目の授業で、授業内容(多読)についての説明とリーディングチェックテストを実施する。

■講義計画 ①オリエンテーション、リーディングチェックテスト ②多読: Oxford Reading Tree 2-4 ③多読: Oxford Reading Tree 4-5 / Foundations Reading Library 1-2 ④多読: Oxford Reading Tree 4-5 / Foundations Reading Library 1-2 ⑤多読: Oxford Reading Tree 5-6 / Foundations Reading Library 2-3 ⑥多読: Oxford Reading Tree 6-7 / Foundations Reading Library 2-3 ⑦多読: Oxford Reading Tree 7-8 / Foundations Reading Library 3-4 ⑧多読: Oxford Reading Tree 7-8 / Foundations Reading Library 3-4 /

Oxford Bookworms 0 ⑨多読: Oxford Reading Tree 8-9 / Foundations Reading Library 4-5 /

Oxford Bookwarms 0 ⑩多読: Oxford Reading Tree 8-9 / Foundations Reading Library 4-5 /

Oxford Bookworms 0 ⑪多読: Oxford Reading Tree 9 / Foundations Reading Library 5-6 /

Oxford Bookworms 0-1 ⑫課題準備 ⑬ 課 題 発 表、 多 読: Oxford Reading Tree 9 / Foundations Reading

Library 5-6 / Oxford Bookworms 0-1 ⑭リーディングチェックテスト ⑮まとめ

【開講】後期 水3【担当】 赤尾 美和

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- -10

教養教育科目

必修科目

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる四技能の総合的向上をはかる。まず四技能の基礎力を見直し、必要に応じてこれを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入を行う。すべての基礎となる「読解力」の養成を重視する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) participationが含まれる 定期試験(50%) In class test

■テキスト Pete Sharma 『Reading the News』 HEINE CENGAGE Learning ※担当教員別に、教科書リストを参照のこと。

■参考文献 配付された『基本学習事項-文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配付予定) ■履修上の注意・担当者からの一言

第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝える。辞書をつねに携帯すること。

■講義計画 ①Orientation ②Unit 1 A hunger for English lessons ③Unit 2 Have foreign MBA, will travel in Chinese business ④Unit 3 As smoke clears, tobacco maker opens lounge ⑤Unit 4 Secret wealth vs. 'for richer, for poorer ⑥Unit 5 Nuclear power industry feels the wind its back ⑦Unit 6 Women's work/ The wages of quality ⑧Unit 7 Managing globalization:If it's here to stay, what do

we do now? ⑨Unit 8 Chances a low-fat diet will help? Slim and none ⑩Unit 9 Music business fi nds little to sing about ⑪Unit 10 Spotlight:A wedding planner for a new Japan ⑫Unit 11 Cross-cultural training:How much diff erence does

it really make? ⑬Unit 12 The beauty premium:Why good looks pay ⑭Final exam ⑮Feedback

【開講】前期 火4【担当】 宇野 誠一

英語(再)

■講義概要 英語Ⅰでの基礎力確認に積み上げる形で、さらに基礎力の向上を図ることに加え、これまでに習得した英語の知識、能力の上に、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るのに必要な「読解力」の養成を重視する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) Participationが含まれる 定期試験(50%) In class test

■テキスト Pete Sharma 『Reading the News』 HEINE CENGAGE Learning ■参考文献

配布された『基本学習事項-文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配布予定)

■履修上の注意・担当者からの一言 第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝える。辞書をつねに携帯すること。

■講義計画 ①Orientation ②Unit 13 Retiring to cheaper clime? Caveat emptor ③Unit 14 Cityscape:Street chef in a city that loves that food ④Unit 15 The name game:Can anyone be a famous designer? ⑤Unit 16 Stressed executives fl ee the pressure ⑥Unit 17 Portrait:A rising star in Chinese cinema ⑦Unit 18 Swedes step ahead on ethnic harmony ⑧Unit 19 Film:The audience speaks Spanish but not at the multiplex ⑨Unit 20 A British invasion for the digital age ⑩Unit 21 Is Internet auctioneer an arena for criminals? ⑪Unit 22 Global warming:Adapting to a new reality ⑫Unit 23 Fake malaria pills haunt Asians ⑬Unit 24 Keeping in touch the blogger way ⑭Final test ⑮Feedback

【開講】後期 火4【担当】 宇野 誠一

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教養教育科目

必修科目

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。4技能の基礎を見直し、これを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとる。

■授業時間外における予・復習等の指示 テキストの予習を必ずしておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 授業回数の3分の2以上の出席者のみを評価対象とする。

定期試験(50%) 到達目標に明示している点を評価基準とする。 ■テキスト

兼頭満里子他 『New Matters〈New Edition〉』 南雲堂 1,900円 ■参考文献

『基本学習事項─文法・単語・構文・熟語』

■講義計画 ①Introduction ②Unit1 ③Unit2 ④Unit3 ⑤Unit4 ⑥Unit5 ⑦Unit6 ⑧Unit7 ⑨Unit8 ⑩Unit9 ⑪Unit10 ⑫Unit11 ⑬Unit12 ⑭Unit13 ⑮Unit14

【開講】前期 水2【担当】 熊懐 祐樹

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。4技能の基礎を見直し、これを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとる。

■授業時間外における予・復習等の指示 テキストの予習を必ずしておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 授業回数の3分の2以上の出席者のみを評価対象とする。

定期試験(50%) 到達目標に明示している点を評価基準とする。 ■テキスト

坂部俊行他 『Sports and English』 南雲堂 2,000円 ■参考文献

『基本学習事項─文法・単語・構文・熟語』

■講義計画 ①Introduction ②Unit1 ③Unit2 ④Unit3 ⑤Unit4 ⑥Unit5 ⑦Unit6 ⑧Unit7 ⑨Unit8 ⑩Unit9 ⑪Unit10 ⑫Unit11 ⑬Unit12 ⑭Unit13 ⑮Unit14

【開講】後期 水2【担当】 熊懐 祐樹

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- -12

教養教育科目

必修科目

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。4技能の基礎を見直し、これを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとる。

■授業時間外における予・復習等の指示 テキストの予習を必ずしておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 授業回数の3分の2以上の出席者のみを評価対象とする。

定期試験(50%) 到達目標に明示している点を評価基準とする。 ■テキスト

兼頭満里子他『New Matters〈New Edition〉』南雲堂 1,900円 ■参考文献

『基本学習事項─文法・単語・構文・熟語』

■講義計画 ①Introduction ②Unit1 ③Unit2 ④Unit3 ⑤Unit4 ⑥Unit5 ⑦Unit6 ⑧Unit7 ⑨Unit8 ⑩Unit9 ⑪Unit10 ⑫Unit11 ⑬Unit12 ⑭Unit13 ⑮Unit14

【開講】前期 水3【担当】 熊懐 祐樹

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。4技能の基礎を見直し、これを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の講読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式で行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 教科書の予習は必ずしておくこと。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 授業回数の3分の2以上の出席者を評価対

象とし、受講態度や授業時の発表の状況から総合的に評価する。

定期試験(50%) 授業回数の3分の2以上の出席者を対象とする。

■テキスト 坂部俊行他 『Sports and English』 南雲堂 2,000円 ■参考文献

『基本学習事項─文法・単語・構文・熟語』

■講義計画 ①Introduction ②Unit1 ③Unit2 ④Unit3 ⑤Unit4 ⑥Unit5 ⑦Unit6 ⑧Unit7 ⑨Unit8 ⑩Unit9 ⑪Unit10 ⑫Unit11 ⑬Unit12 ⑭Unit13 ⑮Unit14

【開講】後期 水3【担当】 熊懐 祐樹

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- -13

教養教育科目

必修科目

英語(再)

■サブタイトル 英語耳を鍛える ■講義概要

ネイティブ・スピーカーがナチュラル・スピードで話すとき聞き取るのが難しいのは、日本語にはない音や綴り字に忠実ではない発音があり、単語と単語つなげて塊として発話するからである。 母音/子音・音素・音節・音変化に関する発音に関連する演習問題を通して英語の音を全般的に復習し、英語の運用能力、すなわち、読む、聞く、話すの3技能の総合的向上を図る。また、基礎英単語を身につけ、英語を用いて活動するのに必要な英語力を養うことを目指す。 ■到達目標

1. 各母音、子音の音の違いを理論と耳で理解する。2. 英語の音節と連続子音、強勢、高低、イントネーション

等を理論と耳で理解する。3. 弱化・短縮・脱落・連結等の音変化を理論と耳で理解する。1.~3.を通して、これまでより良い聴解力とを聞き取る自信獲得する。ファイル作成を通して自ら努力学習し、英語運用能力の向上を目指す姿勢を習慣づける。 ■講義方法

主として教科書の問題演習に関する説明の後、情報教室を利用し課題学習ファイルを作成する。学習したファイルは次週までに、クラスフォルダーに提出しなければならない。単に解答を記入するだけでなく、自ら学習する力の育成を重視するので、学習方法や発音・語彙・文法・において各自の意見や疑問を求める。

■授業時間外における予・復習等の指示 学内であればどの情報自習室でも各自習し、課題学習ファイルを完成し、ファイルを提出フォルダーに提出することができる。 ■成績評価の方法

平 常 点(15%) 授業10回以上の参加を条件とする。授業に遅れず出席をし、積極的に課題に取りこむこと。なお、出席はPC起動を機械処理する。遅刻・早退・中座は1/3欠席とみなす。

小テスト(10%) 10点満点・15分の小テストを2回実施し、その平均点を加算する。

レポート(40%) 各2点満点の課題学習ファイルを遅れずに20個提出する。

定期試験(35%) 一般教室で聞き取りを中心とする筆記試験を実施する。

〔欠席した場合・試験結果が心配な場合〕 英語ニュースを読んでミニリポートを提出しよう。よくできていると1点加点される。上限+5点まで。1)読みやすく簡単な短い英語ニュースを見つけ、目を通す。  クラスフォルダー参照:「英字新聞を読もう」2) 英語ニュースの要旨と感想を日本語または英語でまとめる。  クラスフォルダー参照:「英語ニュース」3) 学籍番号、氏名、欠席日、欠席理由を記し、ニュースの写し、

要旨・感想をまとめてニュースファイルとし、できるだけ早く提出フォルダー内のニュースフォルダーに提出しよう。

■テキスト 船田 秀佳 『Listening Trainer for English Communication』 南雲堂 1,404円 CD付テキストである。 ■参考文献

TBA:授業中に適宜紹介する予定。

■履修上の注意・担当者からの一言 翻訳ソフトの利用を禁止する。辞書持参が望ましいが、忘れたときはネット辞書を利用しよう。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 1.授業中に直接連絡する。2. Gメールをクラス、学籍番号、氏名を明記し、sibahara@

mail.ryukoku.ac.jpに送る。3. 課題ファイル末尾の記入欄に記し、口頭で伝えた上で提

出する。 ■講義計画

①Orientation Unit 1 ②Unit 2 & 3 ③Unit 4 & 5 ④Unit 6 ⑤Unit 7 & 8 ⑥Unit 9 & 10 ⑦Review Units 1-10 Mini -Quiz 1 ⑧Unit 11 & 12 ⑨Unit 13 ⑩Unit 14 & 15 ⑪Unit 16 & 17 ⑫Unit 18 & 19 ⑬Unit 20 ⑭Review Units 11-20 Mini -Quiz 2 ⑮Review Units 1-20 ⑯The Final Examination

【開講】前期 水2【担当】 芝原 直美

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- -14

教養教育科目

必修科目

英語(再)

■サブタイトル 基礎英語彙とリーディング ■講義概要

易しい英文法を復習するテキストを使って、基本文法を復習をする・語彙力を伸す・標準的なの発音を確認する、努力をする。さらに、ネット上の英語学習サイトや英文サイトを利用し、英語でサイトを読み、学習したり、情報を得るのに慣れる。PCを使って課題学習ファイルに記入してファイルを完成し、指定フォルダーに提出することで地道な学習習慣を身につける。 ■到達目標

テキストに出てくる基本英単語・基本英文法・実用的な英語表現を少なくとも6割以上身につける。 ■講義方法

予習で、文法説明を復習後、テキストの問題をやってみよう。 自信の文法理解度を確認するためである。 なじみのない語彙は辞書で確認し、不確か絵文法項目や問題にはしるしをつけておく。 全体授業で英文法のポイントを復習するとともに、簡単な語彙や表現を学習する。その後、各自が予習内容の点検を行い、当日の話題についてネット検索をしたり、必須課題が終わればネット上の英語学習サイトを利用して自主学習をする。次週までに、当日学習した内容をPCを使って課題学習ファイルに記入してファイルを完成し、指定フォルダーに提出する。

■授業時間外における予・復習等の指示 学内の情報自習室でも、各自課題をし、課題学習ファイルを完成し、提出フォルダーにファイルを提出ができる。 ■成績評価の方法

平 常 点(15%) 授業10回以上の参加を条件とする。授業に遅れず出席をし、積極的に課題に取りこむこと。なお、出席はPC起動を機械処理する。遅刻・早退・中座は1/3欠席とみなす。

小テスト(10%) 10点満点・10分の小テストを2回実施し、その平均点を加算する。

レポート(30%) 各2点満点のファイルを遅れずに15個提出する。

定期試験(45%) 一般教室で聞き取りを含む筆記試験を実施する。

〔欠席した場合・試験結果が心配な場合〕 英語ニュースを読んでミニリポートを提出しよう。よくできていると1点加点される。上限+5点まで。1) 読みやすく簡単な短い英語ニュースを見つけ、目を通す。  クラスフォルダー参照:「英字新聞を読もう」2) 英語ニュースの要旨と感想を日本語または英語でまとめ

る。  クラスフォルダー参照:「英語ニュース」3) 学籍番号、氏名、欠席日、欠席理由を記し、ニュースの写し、

要旨・感想をまとめてニュースファイルとし、できるだけ早く提出フォルダー内のニュースフォルダーに提出しよう。

■テキスト 船田 秀佳 『Easy Access to Basic English Grammar』 朝日出版社 1,836円 音声ファイルはダウンロードして用いる予定である。 ■参考文献

TBA: 授業中に適宜紹介する予定。 ■履修上の注意・担当者からの一言

翻訳ソフトの利用を禁止する。辞書持参が望ましいが、忘れたときはネット辞書を利用しよう。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 1.授業中に直接連絡する。2. Gメールをクラス、学籍番号、氏名を明記し、sibahara@

mail.ryukoku.ac.jp に送る。3. 課題ファイルの芝原への連絡ボックスに記し、クラスフォ

ルダーに提出する。 ■講義計画

①Orientation Unit 1 ②Unit 2 ③Unit 3 ④Unit 4 ⑤Unit 5 ⑥Unit 6 ⑦Unit 7 ⑧Unit 8 ⑨Unit 9 ⑩Unit 10 ⑪Unit 11 ⑫Unit 12 ⑬Unit 13 ⑭Unit 14 ⑮Unit 15 ⑯The Final Examination

【開講】後期 水2【担当】 芝原 直美

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教養教育科目

必修科目

英語(再)

■サブタイトル 英語耳を鍛える ■講義概要

ネイティブ・スピーカーがナチュラル・スピードで話すとき聞き取るのが難しいのは、日本語にはない音や綴り字に忠実ではない発音があり、単語と単語つなげて塊として発話するからである。 母音/子音・音素・音節・音変化に関する発音に関連する演習問題を通して英語の音を全般的に復習し、英語の運用能力、すなわち、読む、聞く、話すの3技能の総合的向上を図る。また、基礎英単語を身につけ、英語を用いて活動するのに必要な英語力を養うことを目指す。 ■到達目標

1. 各母音、子音の音の違いを理論と耳で理解する。2. 英語の音節と連続子音、強勢、高低、イントネーション

等を理論と耳で理解する。3. 弱化・短縮・脱落・連結等の音変化を理論と耳で理解する。1.~3.を通して、これまでより良い聴解力とを聞き取る自信獲得する。ファイル作成を通して自ら努力学習し、英語運用能力の向上を目指す姿勢を習慣づける。 ■講義方法

主として教科書の問題演習に関する説明の後、情報教室を利用し課題学習ファイルを作成する。学習したファイルは次週までに、クラスフォルダーに提出しなければならない。単に解答を記入するだけでなく、自ら学習する力の育成を重視するので、学習方法や発音・語彙・文法・において各自の意見や疑問を求める。

■授業時間外における予・復習等の指示 学内であればどの情報自習室でも各自習し、課題学習ファイルを完成し、ファイルを提出フォルダーに提出することができる。 ■成績評価の方法

平 常 点(15%) 授業10回以上の参加を条件とする。授業に遅れず出席をし、積極的に課題に取りこむこと。なお、出席はPC起動を機械処理する。遅刻・早退・中座は1/3欠席とみなす。

小テスト(10%) 10点満点・15分の小テストを2回実施し、その平均点を加算する。

レポート(40%) 各2点満点の課題学習ファイルを遅れずに20個提出する。

定期試験(35%) 一般教室で聞き取りを中心とする筆記試験を実施する。

〔欠席した場合・試験結果が心配な場合〕 英語ニュースを読んでミニリポートを提出しよう。よくできていると1点加点される。上限+5点まで。1)読みやすく簡単な短い英語ニュースを見つけ、目を通す。  クラスフォルダー参照:「英字新聞を読もう」2) 英語ニュースの要旨と感想を日本語または英語でまとめ

る。  クラスフォルダー参照:「英語ニュース」3) 学籍番号、氏名、欠席日、欠席理由を記し、ニュースの写し、

要旨・感想をまとめてニュースファイルとし、できるだけ早く提出フォルダー内のニュースフォルダーに提出しよう。

■テキスト 船田 秀佳 『Listening Trainer for English Communication』 南雲堂 1,404円 CD付テキストである。 ■参考文献

TBA:授業中に適宜紹介する予定。 ■履修上の注意・担当者からの一言

翻訳ソフトの利用を禁止する。辞書持参が望ましいが、忘れたときはネット辞書を利用しよう。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 1.授業中に直接連絡する。2. Gメールをクラス、学籍番号、氏名を明記し、sibahara@

mail.ryukoku.ac.jpに送る。3.課題ファイル末尾の記入欄に記し、口頭で伝えた上で提出する。

■講義計画 ①Orientation Unit 1 ②Unit 2 & 3 ③Unit 4 & 5 ④Unit 6 ⑤Unit 7 & 8 ⑥Unit 9 & 10 ⑦Review Units 1-10 Mini -Quiz 1 ⑧Unit 11 & 12 ⑨Unit 13 ⑩Unit 14 & 15 ⑪Unit 16 & 17 ⑫Unit 18 & 19 ⑬Unit 20 ⑭Review Units 11-20 Mini -Quiz 2 ⑮Review Units 1-20 ⑯The Final Examination

【開講】前期 水3【担当】 芝原 直美

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教養教育科目

必修科目

英語(再)

■サブタイトル 基礎英語彙とリーディング ■講義概要

易しい英文法を復習するテキストを使って、基本文法を復習をする・語彙力を伸す・標準的なの発音を確認する、努力をする。さらに、ネット上の英語学習サイトや英文サイトを利用し、英語でサイトを読み、学習したり、情報を得るのに慣れる。PCを使って課題学習ファイルに記入してファイルを完成し、指定フォルダーに提出することで地道な学習習慣を身につける。 ■到達目標

テキストに出てくる基本英単語・基本英文法・実用的な英語表現を少なくとも6割以上身につける。 ■講義方法

予習で、文法説明を復習後、テキストの問題をやってみよう。 自信の文法理解度を確認するためである。 なじみのない語彙は辞書で確認し、不確か絵文法項目や問題にはしるしをつけておく。   全体授業で英文法のポイントを復習するとともに、簡単な語彙や表現を学習する。その後、各自が予習内容の点検を行い、当日の話題についてネット検索をしたり、必須課題が終わればネット上の英語学習サイトを利用して自主学習をする。次週までに、当日学習した内容をPCを使って課題学習ファイルに記入してファイルを完成し、指定フォルダーに提出する。

■授業時間外における予・復習等の指示 学内の情報自習室でも、各自課題をし、課題学習ファイルを完成し、提出フォルダーにファイルを提出ができる。 ■成績評価の方法

平 常 点(15%) 授業10回以上の参加を条件とする。授業に遅れず出席をし、積極的に課題に取りこむこと。なお、出席はPC起動を機械処理する。遅刻・早退・中座は1/3欠席とみなす。

小テスト(10%) 10点満点・10分の小テストを2回実施し、その平均点を加算する。

レポート(30%) 各2点満点のファイルを遅れずに15個提出する。

定期試験(45%) 一般教室で聞き取りを含む筆記試験を実施する。

〔欠席した場合・試験結果が心配な場合〕 英語ニュースを読んでミニリポートを提出しよう。よくできていると1点加点される。上限+5点まで。1) 読みやすく簡単な短い英語ニュースを見つけ、目を通す。  クラスフォルダー参照:「英字新聞を読もう」2) 英語ニュースの要旨と感想を日本語または英語でまとめ

る。  クラスフォルダー参照:「英語ニュース」3) 学籍番号、氏名、欠席日、欠席理由を記し、ニュースの写し、

要旨・感想をまとめてニュースファイルとし、できるだけ早く提出フォルダー内のニュースフォルダーに提出しよう。

■テキスト 船田 秀佳 『Easy Access to Basic English Grammar』 朝日出版社 1,836円 音声ファイルはダウンロードして用いる予定である。 ■参考文献

TBA: 授業中に適宜紹介する予定。 ■履修上の注意・担当者からの一言

翻訳ソフトの利用を禁止する。辞書持参が望ましいが、忘れたときはネット辞書を利用しよう。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 1.授業中に直接連絡する。2. Gメールをクラス、学籍番号、氏名を明記し、sibahara@

mail.ryukoku.ac.jp に送る。3. 課題ファイルの芝原への連絡ボックスに記し、クラスフォ

ルダーに提出する。 ■講義計画

①Orientation Unit 1 ②Unit 2 ③Unit 3 ④Unit 4 ⑤Unit 5 ⑥Unit 6 ⑦Unit 7 ⑧Unit 8 ⑨Unit 9 ⑩Unit 10 ⑪Unit 11 ⑫Unit 12 ⑬Unit 13 ⑭Unit 14 ⑮Unit 15 ⑯The Final Examination

【開講】後期 水3【担当】 芝原 直美

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教養教育科目

必修科目

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる四技能の総合的向上をはかる。まず四技能の基礎力を見直し、必要に応じてこれを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。 ■講義方法

主として教科書の講読を通じてすべての基礎となる「読解力」の養成を行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎授業終了時に小テストを行います。当該部分を事前に読み、単語の意味や文章の内容を調べておくこと。

■成績評価の方法 平 常 点(20%) 予習の度合い、授業への貢献度 小テスト(40%) 各ユニットの単語および内容に関する小テ

スト そ の 他(40%) 復習テスト ■テキスト

Jonathan Lynch 他 『Trend Watching』 成美堂 1,900円 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

辞書をつねに携帯すること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝えます。

■講義計画 ①オリエンテーション: 成績評価、授業運営等の説明 ②Chapter 2,4,5,6,8,9,11,12,14,15,16,19,20 ③復習テストおよびRevew

【開講】前期 金4【担当】 薗田 千寿子

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる情報伝達のための英語力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる四技能の総合的向上をはかる。まず四技能の基礎力を見直し、必要に応じてこれを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。 ■講義方法

主として教科書の講読を通じてすべての基礎となる「読解力」の養成を行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎授業終了時に小テストを実施します。授業の当該部分を事前に読み、単語の意味や文章の内容を調べておくこと。

■成績評価の方法 平 常 点(20%) 予習の度合い、授業への貢献度 小テスト(40%) 各ユニットの単語および内容に関する小テ

スト そ の 他(40%) 復習テスト ■テキスト

Milada Broukal『Connection 2』Cengage Learning 1,800円 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

辞書をつねに携帯すること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝えます。

■講義計画 ①オリエンテーション: 成績評価、授業運営の説明 ②Unit 1 Robots ③Unit 2 The shape of the Face ④Unit 3 Killer Bees ⑤Unit 4 Celebrating Fifteen ⑥Unit 6 Lightning ⑦Unit 7 Potatoes ⑧Unit 8 Right Brain or Left Brain? ⑨Unit 9 Louis Braille ⑩Unit 10 Laws about Children ⑪Unit 11 The World's Most Unusual Millionaire ⑫Unit 12 Delicacies ⑬Unit 13 Corn Flakes ⑭Unit 14 The Persian New Year ⑮復習テスト

【開講】後期 金4【担当】 薗田 千寿子

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教養教育科目

必修科目

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力のうえにたち、英文法の基本事項を再確認したうえでさらなる理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の購読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るのに必要な「読解力」の養成を重視する。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎回、前回の学習事項に基づく小テストを実施する。各自復習に取り組んだうえで挑戦してほしい。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 積極的な授業参加を評価する 小テスト(10%) 定期試験(50%) 講義には英和辞書を持参すること。ただしスマートフォン等の辞書アプリは認めない。 ■テキスト

Robert Hickling・臼倉美里『English Switch』金星堂 1,900円

■参考文献 『基本学習事項ー文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配布予定)

■講義計画 ①授業ガイダンス ②Unit 1 ③Unit 1 ② ④Unit 2 ⑤Unit 2 ② ⑥Unit 3 ⑦Unit 3 ② ⑧Unit 4 ⑨Unit 4 ② ⑩Unit 5 ⑪Unit 5 ② ⑫Unit 6 ⑬Unit 6 ② ⑭Unit 7 ⑮Unit 7 ②

【開講】前期 金4【担当】 牧野内 美帆

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力のうえにたち、英文法の基本事項を再確認したうえでさらなる理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

主として教科書の購読、演習、または視聴覚機器の使用などの形式をとり、CALL教室を使って語学ソフトによる学習の導入を行う。専門的な文献を読むことや世界の動静を知るのに必要な「読解力」の養成を重視する。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎回、前回の学習事項に基づく小テストを実施する。各自復習に取り組んだうえで挑戦してほしい。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 積極的な授業参加を評価する 小テスト(10%) 定期試験(50%) 講義には英和辞書を持参すること。ただしスマートフォン等の辞書アプリは認めない。 ■テキスト

Robert Hickling・臼倉美里『English Switch』金星堂 1,900円

■参考文献 『基本学習事項ー文法・単語・構文・熟語』(初回授業にて配布予定)

■講義計画 ①授業ガイダンス/ Unit 8 ②Unit 8 ② ③Unit 9 ④Unit 10 ⑤Unit 10 ② ⑥Unit 11 ⑦Unit 11 ② ⑧Unit 12 ⑨Unit 12 ② ⑩Unit 13 ⑪Unit 13 ② ⑫Unit 14 ⑬Unit 14 ② ⑭Unit 15 ⑮Unit 15 ②

【開講】後期 金4【担当】 牧野内 美帆

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教養教育科目

必修科目

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。4技能の基礎を見直し、これを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

TOEICテストにおけるリスニングセクション問題になれることを目的とした、総合的な対策を行う。必要に応じ、英語コミュニケーション能力の基礎となる、英単語や英文法の基礎的な知識を確認する。2回の講義を済ませた後に、小テストを実施する。

■授業時間外における予・復習等の指示 英文を何度も音読し、必須表現や語彙だけでなく、文章単位で覚えるのが望ましい。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 授業への取り組み方に対する評価。 小テスト(20%) 小テスト レポート(30%) Review Test(2回) 定期試験(30%) まとめのテスト ■テキスト

石井隆之、他 『Listening Promoter for the TOEIC Test』 成美堂 1,100円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 欠席5回で受講資格を失うものとする。また、テキスト忘れ3回、遅刻3回でそれぞれ欠席1回に相当するものとする。辞書は必ず持参すること。質問はいつでも歓迎です。

■講義計画 ①オリエンテーション ②Chapter 1 ③Chapter 2 ④小テスト 1 & Chapter3 ⑤Chapter 4 ⑥小テスト 2 & Chapter 5 ⑦Review Test ①とその解説 ⑧Chapter 7 ⑨Chapter 8 ⑩小テスト 3 & Chapter 9 ⑪Chapter10 ⑫小テスト 4 & Chapter 11 ⑬Review Test②とまとめのテスト対策 ⑭まとめのテストとその解説 ⑮前期の総括

【開講】前期 火4【担当】 宮尾 元子

英語(再)

■講義概要 これまでに習得した英語の知識、能力の上にたち、異文化に対する理解を深めながら、現代社会に必要とされる英語の運用能力、すなわち、読む、書く、聴く、話す、のいわゆる4技能の総合的向上を図る。4技能の基礎を見直し、これを補強することに重点を置く。 ■到達目標

異文化の理解。そのために必要な英語の知識と学び方を身につけ、現代社会に必要な英語力の基礎(基本的語彙・文法事項・構文)を習得する。また、自ら英語を含む外国語を学習する習慣を身につける。 ■講義方法

TOEICテストにおけるリスニングセクション問題になれることを目的とした、総合的な対策を行う。必要に応じ、英語コミュニケーション能力の基礎となる、英単語や英文法の基礎的な知識を確認する。2回の講義を済ませた後に、小テストを実施する。

■授業時間外における予・復習等の指示 英文を何度も音読し、必須表現や語彙だけでなく、文章単位で覚えるのが望ましい。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 授業への取り組み方に対する評価。 小テスト(20%) 小テスト レポート(30%) Review Test(2回) 定期試験(30%) まとめのテスト ■テキスト

石井隆之、他 『Listening Promoter for the TOEIC Test』 成美堂 1,100円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 欠席5回で受講資格を失うものとする。また、テキスト忘れ3回、遅刻3回でそれぞれ欠席1回に相当するものとする。辞書は必ず持参すること。質問はいつでも歓迎です。

■講義計画 ①オリエンテーション ②Chapter 13 ③Chapter 14 ④小テスト 1 & Chapter15 ⑤Chapter 16 ⑥小テスト 2 & Chapter 17 ⑦Review Test ①とその解説 ⑧Chapter 19 ⑨Chapter 20 ⑩小テスト 3 & Chapter 21 ⑪Chapter 22 ⑫小テスト 4 & Chapter 23 ⑬Review Test②とまとめのテスト対策 ⑭まとめのテストとその解説 ⑮後期の総括

【開講】後期 火4【担当】 宮尾 元子

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教養教育科目

必修科目

スポーツ技術学A

■講義概要 現代人の身体運動は交通手段の発達や技術革新などによってますます低下している。身体運動の低下は、筋力の低下、体脂肪率の増大を引き起こし、社会問題のひとつである生活習慣病の一因にもなっている。また、スポーツや身体活動は、達成感や充実感、ストレス解消などの効果を持つが、運動やスポーツに参加する人は年々減少している。このような背景から、我が国では日常生活での運動の習慣化が求められている。本授業では、スポーツを習慣化するためのファーストステップとして、以下の内容を展開する。1) スポーツの本質に迫り、独自の面白さを認識する。2) スポーツの本質との関連でスポーツ技術を系統的に獲得する。3) 自己の体力を分析し、改善策を探る。スポーツ技術学は、一年次の履修で、前・後期の2種目のスポーツを行う。 ■到達目標

1. スポーツを自主的・集団的に実践できる力量が高まる。2. 自己の体力を客観的に分析できる能力が養われる。

■講義方法 より効果的にスポーツ技術の獲得を目指すため、板書、資料配布、視聴覚機器を利用する。スポーツ技術学履修について、1) 1年次配当必修で、前期1単位、後期1単位、計2単位を修得

する(どちらか不認定になった場合は次年度再履修する)。2) ソフトボール、卓球、バスケットボール、テニス、ミニサッ

カー、ニュースポーツ、バレーボールの7種目の中から指定された種目を履修する。

3) 登録方法は、①予備登録およびWeb登録、②たて3㎝よこ2.5㎝の写真(出席カード用)1枚を準備し、最初の授業時間(体育館メインフロア)に持参する。なお最初の授業時にはトレーニングウエアは不要である。

■授業時間外における予・復習等の指示 オリエンテーションの時に指示する

■成績評価の方法 平 常 点(70%) 出席と授業参加 レポート(30%) 体力測定に関するレポート 各学期のスポーツ活動に対する積極的な態度を重視することと、スポーツテスト、出席状況、レポート等で評価する。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 ○ スポーツ技術学を履修するにあたって、積極的な態度で取

り組んでくれることを期待する。○体力測定②は、体育館シューズを持参すること。

■講義計画 ①オリエンテーション(体育館メインフロアに集合、更衣の必要なし) ②各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ③各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ④各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑤各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑥各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑦各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑧各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑨各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑩各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑪各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑫体力測定① ⑬体力測定②(体育館に集合) ⑭各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑮各種スポーツ活動とまとめ(詳細については、講義時に指示)

【開講】学科により異なる【担当】 種目・開講曜講時による

スポーツ技術学B

■講義概要 現代人の身体運動は交通手段の発達や技術革新などによってますます低下している。身体運動の低下は、筋力の低下、体脂肪率の増大を引き起こし、社会問題のひとつである生活習慣病の一因にもなっている。また、スポーツや身体活動は、達成感や充実感、ストレス解消などの効果を持つが、運動やスポーツに参加する人は年々減少している。このような背景から、我が国では日常生活での運動の習慣化が求められている。本授業では、スポーツを習慣化するためのファーストステップとして、以下の内容を展開する。1) スポーツの本質に迫り、独自の面白さを認識する。2) スポーツの本質との関連でスポーツ技術を系統的に獲得

する。3) 自己の体力を分析し、改善策を探る。スポーツ技術学は、一年次の履修で、前・後期の2種目のスポーツを行う。 ■到達目標

1.スポーツを自主的・集団的に実践できる力量が高まる。2.自己の体力を客観的に分析できる能力が養われる。

■講義方法 より効果的にスポーツ技術の獲得を目指すため、板書、資料配布、視聴覚機器を利用する。スポーツ技術学履修について、1) 1年次配当必修で、前期1単位、後期1単位、計2単位を修得

する(どちらか不認定になった場合は次年度再履修する)。2) ソフトボール、卓球、バスケットボール、テニス、ミニサッ

カー、ニュースポーツ、バレーボールの7種目の中から指定された種目を履修する。

■授業時間外における予・復習等の指示 オリエンテーションのときに指示する。

■成績評価の方法 平 常 点(70%) 出席と授業参加 レポート(30%) 体力測定に関するレポート 各学期のスポーツ活動に対する積極的な態度を重視することと、スポーツテスト、出席状況、レポート等で評価する。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 ○ スポーツ技術学を履修するにあたって、積極的な態度で取

り組んでくれることを期待する。○ 体力測定②は、体育館シューズを持参すること。

■講義計画 ①各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ②各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ③各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ④各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑤各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑥各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑦各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑧各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑨各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑩各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑪各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑫体力測定① ⑬体力測定②(体育館に集合) ⑭各種スポーツ活動(詳細については、講義時に指示) ⑮各種スポーツ活動とまとめ(詳細については、講義時に指示)

【開講】学科により異なる【担当】 種目・開講曜講時による

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教養教育科目

必修科目

仏教の思想A

講義概要(仏教の思想A)   「仏教の思想」の教育目標を、以下に示す講義の内容全体に盛り込みながら、教員からの一方的な講義にならないよう、学生一人ひとりの声に耳を傾け、龍谷ミュージアムの展示や視聴覚教材を適宜活用して講義を展開します。

「仏教の思想A」では、釈尊の生涯と思想を中心に、以下の授業内容で進めます。・人間と宗教――カルトや原理主義・宗教の意義・神々と仏――民族宗教・世界宗教(キリスト教・イスラム教・仏教)・あるがままに見る眼――智慧・如実知見・四諦・三法印・いのちあるものすべてへの慈愛――慈悲・非暴力・自己中心的に考える人間存在――煩悩・我執・四苦八苦・支えあってつながっている宇宙――縁起の理法・空・無我・仏教の思想と龍谷大学の建学の精神

※ 本講義では、龍谷ミュージアムで展示している「仏教の思想と文化」に関する現物資料を教材として授業を行う予定です。講義とともに展示を観覧することで講義内容の理解を深めます。詳細については、講義の中でお知らせします。

到達目標

 1.人間にとっての宗教の意義を考え、真実の宗教を見極めることができる。

    真実の宗教には、大きく二つの働きがある。一つは、自己の存在意味や人生の根本的な方向性を指し示すという働きである。もう一つは、日々の生活の中で直面する苦しみや悲しみを乗りこえさせるという働きである。仏教はこの二つの働きをもって、自己中心的に生きようとする人間が、あるべき理想の人間に向かって脱皮・成長していくことを目指す道の宗教であることを理解する。

2.世界の多様な文化・思想について、柔軟で、幅広い見方ができる。

    一つの固定的なものの見方を離れ、柔軟で、幅広い考え方や生き方が開かれるように、客観的かつ主体的に仏教の思想に関心をもつ。

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教養教育科目

必修科目

3.人間学の視点から仏教の本質を理解することができる。

    龍谷大学は「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことできる人間を育成する大学である。生きとし生けるものの幸せや、平等・平和を願い、自己を内省しつつ悲しみや苦しみに立ち向かう勇気を持ち、他者に対する慈愛と感謝を胸に、真実を求め、真実に生きる、仏教の本質である「心」の重要性について理解する。

4.〈いのち〉の尊厳について考えることができる。

    〈いのち〉に関わる現代の諸問題、生命倫理や地球環境などを積極的に見つめる。仏教は、一つひとつの存在が無限の意味と尊さをもって「生かされている」ことを説いている。さまざまな執着や偏見を離れ、相手の幸せを願い、他者の痛みや苦しみに共感することができる心の必要性を知る。

5.〈生きる意味〉や〈人生〉について考えることができる。

    仏教を通して、過去の人々の思想や生き方を学び、また現代社会の諸問題を考えることを通して、自ら歩んできた道・人生を見つめ直し、人間として生きる意味を考える。

6. 現代世界が直面する課題について、主体的に探究することができる。

    戦争・差別・貧困・犯罪・テロなど、世界の各地で現実に起きている問題と向きあい、どのように解決したらよいかについて考える。

7.龍谷大学の建学の精神を自らのものとして理解することができる。

    仏教、ことに浄土真宗に根ざす建学の精神の意味を理解する。龍谷大学は、シルクロードコレクションなどの世界的に貴重な古典籍を有する。龍谷ミュージアムの展観などを通して、1639年創設以来の先進性と歴史的伝統を理解し、「龍大生」としての自覚をもつ。

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教養教育科目

必修科目

仏教の思想A

■講義方法 レジュメや参考資料のプリントを毎回配布し、口頭説明と板書による通常の講義形式で授業を進める。また視聴覚教材も適宜使用する。

■系統的履修 仏教の思想B ■授業時間外における予・復習等の指示

生の情報を見ることは重要であるので、龍谷ミュージアムに行くこと、及び近畿圏には見るべき寺院が多くあるので、適宜紹介する。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 出席とレポート 定期試験(50%) 出題、回答形式に関するガイダンスは事前

に行う 成績評価のルールについては初回授業で詳しく説明する。 ■テキスト

龍谷ミュージアム編 『釈尊と親鸞─インドから日本への軌跡─』(法蔵館)をテキストとします。※購入する必要はありません(再履修生で未購入の場合は、購入しておいて下さい)。 ■参考文献

参考文献は担当者が毎回紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

仏教は非常に面白いものである、というところを入り口にします。仏教は私たちの知的好奇心を大いに刺激してくれます。思想史としても、世界史としても奥行きがあり、これを学ぶことによってたくさんの気づきを与えてくれます。可能な限り、毎回参加し、感じたこと、考えたことをアウトプットできるようにしますので、是非興味を持つところから始めてください。また、仏教はものの見方、とらえ方を教えてくれます。自分の身体を使って、ミュージアムや寺院に足を運んで、様々なものを見てください。

■講義計画 ①龍谷大学の沿革と建学の精神 ②宗教についての考え方 ③仏教以前のインド ④仏教興起の時代(バラモン教と六師外道) ⑤ブッダとは? ⑥ブッダの生涯と思想(1)~ 誕生と出家、求道(苦行から中道へ) ⑦ブッダの生涯と思想(2)~ 降魔成道から初転法輪-四諦八正道 ⑧ブッダの生涯と思想(3)-無我、諸行無常、縁起 ⑨ブッダの入滅とその後の教団結集伝説と教義の体系化 ⑩部派分裂とアショーカ王 ⑪仏教の視覚化と大乗仏教の発生~経典の文字化と仏像の発生 ⑫仏教のインドからの旅立ちと東漸~仏教の移動が意味すること ⑬中央アジアや中国など各地に広がり浸透していった仏教-仏教

の多言語化 ⑭訳経僧たちの活躍-インドへの求法の旅 ⑮まとめ-大乗と小乗

【開講】前期 火1【担当】 井上 博文

仏教の思想A

■講義方法 テキストに沿って授業を進める。必要に応じてプリントを配布し、また適宜視聴覚教材を使用する。受講生は担当者が講義時に示したテーマについてのコメントシートを提出する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に紹介した参考文献を読む。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 毎回の講義に課すミニレポートや受講態度 定期試験(50%) ■テキスト

龍谷ミュージアム編 『釈尊と親鸞─インドから日本への軌跡─』(法蔵館)をテキストとします。※購入する必要はありません(再履修生で未購入の場合は、購入しておいてください)。

■参考文献 講義時に随時紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

学んだ知識を基に、仏教のものの見方を養っていってほしい。

■講義計画 ①龍谷大学の沿革と建学の精神 ②宗教の意義 ③釈尊以前のインド ④釈尊の生涯ー誕生から出家 ⑤釈尊の生涯ー苦行から成道 ⑥釈尊の生涯ー伝道から入滅 ⑦釈尊の思想ー煩悩と苦 ⑧釈尊の思想ー四諦 ⑨釈尊の思想ー四法印 ⑩釈尊の思想ー縁起の理法 ⑪部派仏教とその思想 ⑫大乗仏教の興起とその理念 ⑬大乗仏教の思想ー経典 ⑭仏教の伝播 ⑮総括

【開講】前期 火1【担当】 道元 徹心

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教養教育科目

必修科目

仏教の思想A

■講義方法 講義時に配布するプリントおよびパワーポイントによって講義を進める。視聴覚機材も適宜活用する。

■授業時間外における予・復習等の指示 配布プリントやノートによる復習を心がけること。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 「授業回数の3分の2以上の出席者」を評価対象とし、受講態度・毎講義時に提出を求めるコメントカードの内容により総合的に評価する。

定期試験(60%) 「釈尊の生涯と思想」と「インドにおける仏教の展開」についての基本的知識を身に付け、それらを自らの言葉で説明できることを評価基準とする。

■テキスト 龍谷ミュージアム編 『釈尊と親鸞─インドから日本への軌跡─』(法蔵館)をテキストとします。※購入する必要はありません(再履修生で未購入の場合は、購入しておいてください)。 ■参考文献

この他は講義時に適宜紹介する。

■講義計画 ①龍谷大学の沿革と建学の精神 ②宗教の意義 ③釈尊以前のインド ④釈尊の生涯ー誕生から出家 ⑤釈尊の生涯ー苦行から成道 ⑥釈尊の生涯ー伝道から入滅 ⑦釈尊の思想ー煩悩と苦 ⑧釈尊の思想ー四諦 ⑨釈尊の思想ー四法印 ⑩釈尊の思想ー縁起の理法 ⑪部派仏教とその思想 ⑫大乗仏教の興起とその理念 ⑬大乗仏教の思想ー経典 ⑭仏教の伝播 ⑮総括

【開講】前期 火1【担当】 壬生 泰紀

仏教の思想A(再)

■講義方法 適宜、プリント等を配布し、基本的には板書で進める。また、ビデオ等の視聴覚教材を用いる予定。

■授業時間外における予・復習等の指示 配布したレジュメを読みかえして復習してください。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 授業への参加姿勢(出席状況、受講態度、および小テストの結果)を平常点とする。

定期試験(60%) 出席回数が著しく少ない場合は受講放棄とみなし、配点割合にかかわらず成績評価対象外とする。遅刻は2回で欠席1回と見なします。平常点の内容に要注意。

■テキスト 龍谷ミュージアム編 『釈尊と親鸞─インドから日本への軌跡─』(法蔵館)をテキストとします。※購入する必要はありません(再履修生で未購入の場合は、購入しておいて下さい)。 ■参考文献

必要に応じて紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

耳慣れない言葉も出てくるであろうが、説明しながら進めていくので、整理しながらノートを取って下さい。仏教に触れて、いろんなことを自分で考えてみることが大切です。遅刻は厳禁。

■講義計画 ①オリエンテーション ②仏教誕生の背景 ③釈尊の生涯と問題意識 ④仏教教義、縁起・四諦八正道・三法印など ⑤釈尊以後の仏教、大乗仏教の興起 ⑥大乗仏教の思想 ⑦まとめ

【開講】後期 木5【担当】 井上 見淳

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教養教育科目

必修科目

仏教の思想B

講義概要(仏教の思想B)   「仏教の思想」の教育目標を、以下に示す講義の内容全体に盛り込みながら、教員からの一方的な講義にならないよう、学生一人ひとりの声に耳を傾け、龍谷ミュージアムの展示や視聴覚教材を適宜活用して講義を展開します。

「仏教の思想B」では、親鸞の生涯と思想を中心に、以下の授業内容で進めます。・鎌倉仏教の位置と特質――法然・親鸞・道元・日蓮・一遍・真実の探求――老少善悪を問わず・易行・わけへだてのない安らぎの道・自己を徹底的に見つめる――悪人正機・煩悩具足の凡夫・罪悪深重・現実世界への凝視と安らぎへの願い――火宅無常の世界・欣求浄土・世のなか安穏なれ・あるがままで受け容れられる世界――摂取不捨・阿弥陀仏の本願・自力と他力・あらゆるものは輝いている――白色白光・御同朋御同行・他者の尊重・親鸞の思想と龍谷大学の建学の精神

※ 本講義では、龍谷ミュージアムで展示している「仏教の思想と文化」に関する現物資料を教材として授業を行う予定です。講義とともに展示を観覧することで講義内容の理解を深めます。詳細については、講義の中でお知らせします。

到達目標

1.人間にとっての宗教の意義を考え、真実の宗教を見極めることができる。

    真実の宗教には、大きく二つの働きがある。一つは、自己の存在意味や人生の根本的な方向性を指し示すという働きである。もう一つは、日々の生活の中で直面する苦しみや悲しみを乗りこえさせるという働きである。仏教はこの二つの働きをもって、自己中心的に生きようとする人間が、あるべき理想の人間に向かって脱皮・成長していくことを目指す道の宗教であることを理解する。

2.世界の多様な文化・思想について、柔軟で、幅広い見方ができる。

    一つの固定的なものの見方を離れ、柔軟で、幅広い考え方や生き方が開かれるように、客観的かつ主体的に仏教の思想に関心をもつ。

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教養教育科目

必修科目

3.人間学の視点から仏教の本質を理解することができる。

    龍谷大学は「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことできる人間を育成する大学である。生きとし生けるものの幸せや、平等・平和を願い、自己を内省しつつ悲しみや苦しみに立ち向かう勇気を持ち、他者に対する慈愛と感謝を胸に、真実を求め、真実に生きる、仏教の本質である「心」の重要性について理解する。

4.〈いのち〉の尊厳について考えることができる。

    〈いのち〉に関わる現代の諸問題、生命倫理や地球環境などを積極的に見つめる。仏教は、一つひとつの存在が無限の意味と尊さをもって「生かされている」ことを説いている。さまざまな執着や偏見を離れ、相手の幸せを願い、他者の痛みや苦しみに共感することができる心の必要性を知る。

5.〈生きる意味〉や〈人生〉について考えることができる。

    仏教を通して、過去の人々の思想や生き方を学び、また現代社会の諸問題を考えることを通して、自ら歩んできた道・人生を見つめ直し、人間として生きる意味を考える。

6. 現代世界が直面する課題について、主体的に探究することができる。

    戦争・差別・貧困・犯罪・テロなど、世界の各地で現実に起きている問題と向きあい、どのように解決したらよいかについて考える。

7.龍谷大学の建学の精神を自らのものとして理解することができる。

    仏教、ことに浄土真宗に根ざす建学の精神の意味を理解する。龍谷大学は、シルクロードコレクションなどの世界的に貴重な古典籍を有する。龍谷ミュージアムの展観などを通して、1639年創設以来の先進性と歴史的伝統を理解し、「龍大生」としての自覚をもつ。

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教養教育科目

必修科目

仏教の思想B

■講義方法 レジュメや参考資料のプリントを配布し、口頭説明と板書による通常の講義形式で授業を進める。またこの講義は、見ることを重視するので、視聴覚教材も数回使用することを予定している。 ■系統的履修

仏教の思想A ■授業時間外における予・復習等の指示

龍谷ミュージアムで見学をする際にはレポートを求める。また適宜レポートを課題とすることもある。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 出席とレポート 定期試験(50%) 出題、回答形式に関するガイダンスは事前に行う 成績評価のルールについては初回授業で詳しく説明する。

■テキスト 龍谷ミュージアム編 『釈尊と親鸞─インドから日本への軌跡─』(法蔵館)をテキストとします。※購入する必要はありません(再履修生で未購入の場合は、購入しておいてください)。 ■参考文献

参考文献は担当者が毎回紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

後期は日本仏教と親鸞を中心に見ますが、日本の仏教は私たちの生活にあまりにも近くにあるため、かえって気付かない点、知っているようで知らない点が多々あります。日本にどうやって仏教が導入され、何を期待され、聖徳太子が何を願い、どんな経緯で奈良から長岡京や京都に移転し、京都でどんな仏教に変わっていったのか。なぜ奈良の仏教は京都に移転しなかったのか、空海、最澄平安仏教のスターたちは日本の仏教をどう変えたのか、法然、親鸞はどうやって浄土思想にたどり着き、なぜ今に残ったのか。疑問をたくさん持てば持つほど、なるほどという気づきに出会えます。たくさん観察して疑問をたくさんもってください。

■講義計画 ①再びインドー紀元前後ごろ-大乗仏教の誕生と現代大乗仏

教起源論争 ②龍樹と中観学派 ③唯識学派の誕生と展開 ④如来蔵思想の誕生と展開 ⑤密教とインドから出た仏教 ⑥様々な言語や文字になった仏教-中央アジア、チベット-

タイ、ミャンマー、スリランカ ⑦中国仏教1 ⑧中国仏教2-仏教日本伝来 ⑨仏教伝来-日本仏教黎明期-聖徳太子から奈良仏教 ⑩平城京から長岡京、平安京-最澄と空海 ⑪浄土信仰と叡山浄土教 ⑫貴族の仏教と末法社会 ⑬鎌倉仏教-法然浄土宗から親鸞へ ⑭親鸞の生涯と思想 ⑮親鸞の生涯と思想(続)

【開講】後期 火1【担当】 井上 博文

仏教の思想B

■講義方法 テキストに沿って授業を進める。必要に応じてプリントを配布し、また適宜視聴覚教材を使用する。受講生は担当者が講義時に示したテーマについてのコメントシートを提出する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に紹介した参考文献を読む。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 講義に課すミニレポートや受講態度 定期試験(50%) ■テキスト

龍谷ミュージアム編 『釈尊と親鸞─インドから日本への軌跡─』(法蔵館)をテキストとします。※購入する必要はありません(再履修生で未購入の場合は、購入しておいてください)。 ■参考文献

講義時に随時紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

学んだ知識を基に、仏教のものの見方を養っていってほしい。

■講義計画 ①大乗仏教の広がり ②中国仏教① ③中国仏教② ④聖徳太子の仏教 ⑤日本の浄土教① ⑥日本の浄土教② ⑦法然の生涯と思想 ⑧親鸞の生涯① ⑨親鸞の生涯② ⑩親鸞の思想① ⑪親鸞の思想② ⑫親鸞の思想③ ⑬歎異抄 ⑭建学の精神 ⑮総括

【開講】後期 火1【担当】 道元 徹心

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教養教育科目

必修科目

仏教の思想B

■講義方法 講義時に配布するプリントおよびパワーポイントによって講義を進める。視聴覚機材も適宜活用する。

■授業時間外における予・復習等の指示 配布プリントやノートによる復習を心がけること。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 「授業回数の3分の2以上の出席者」を評価対象とし、受講態度・毎講義時に提出を求めるコメントカードの内容により総合的に評価する。

定期試験(60%) 「東アジアにおける仏教の展開」と「親鸞の生涯と思想」についての基本的知識を身に付け、それらを自らの言葉で説明できることを評価基準とする。

■テキスト 龍谷ミュージアム編 『釈尊と親鸞─インドから日本への軌跡─』(法蔵館)をテキストとします。※購入する必要はありません(再履修生で未購入の場合は、購入しておいてください)。

■参考文献 この他は講義時に適宜紹介する。

■講義計画 ①大乗仏教の広がり ②中国仏教① ③中国仏教② ④聖徳太子の仏教 ⑤日本の浄土教① ⑥日本の浄土教② ⑦法然の生涯と思想 ⑧親鸞の生涯① ⑨親鸞の生涯② ⑩親鸞の思想① ⑪親鸞の思想② ⑫親鸞の思想③ ⑬歎異抄 ⑭歎異抄 ⑮総括

【開講】後期 火1【担当】 壬生 泰紀

仏教の思想B(再)

■講義方法 適宜、プリント等を配布し、基本的には板書で進める。また、ビデオ等の視聴覚教材を用いる予定。

■授業時間外における予・復習等の指示 レジュメを読み返して復習してください。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 授業への参加姿勢(出席状況、受講態度、および小テストの結果)とする。

定期試験(60%) 出席回数が著しく少ない場合は受講放棄とみなし、配点割合にかかわらず成績評価対象外とする。遅刻は2回で欠席1回とみなします。平常点の内容に要注意

■テキスト 龍谷ミュージアム編 『釈尊と親鸞─インドから日本への軌跡─』(法蔵館)をテキストとします。※購入する必要はありません(再履修生で未購入の場合は、購入しておいてください)。

■参考文献 必要に応じて紹介する ■履修上の注意・担当者からの一言

耳慣れない言葉も出てくるであろうが、説明しながら進めていくので、整理しながらノートを取って下さい。仏教に触れて、いろんなことを自分で考えてみることが大切です。遅刻は厳禁です。

■講義計画 ①オリエンテーション ②浄土教の成立と展開 ③日本への仏教伝来 ④親鸞の生涯、問題意識とその背景 ⑤親鸞の思想とその後の展開 ⑥まとめ

【開講】前期 木5【担当】 井上 見淳

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教養教育科目基幹(選択必修)科目

カナ 科 目 名 担 当 者 開講曜講時 ページ

ア アジアの歴史M 中田 裕子 前期 水1 31アジアの歴史N 中田 裕子 後期 水1 32

教育原論A 藤井 奈津子 前期 月1 33教育原論A 藤井 奈津子 前期 月2 33教育原論B 藤井 奈津子 後期 月1 34教育原論B 藤井 奈津子 後期 月2 34

ク クリティカル・シンキング 岩﨑 豪人 後期 金5 35クリティカル・シンキング 岩﨑 豪人 前期 金5 35

経営学のすすめ 青谷 実知代 前期 金4 36経済学のすすめ/経済学入門 長谷 祐 前期 木5 36経済学のすすめ/経済学入門 藤田 和孝 前期 月3 37経済学のすすめ/経済学入門 渡邊 洋之 前期 木3 37経済学のすすめ/経済学入門 渡邊 洋之 後期 木3 38言語学入門 五十嵐 海理/里井 久輝/前川 貴史 前期 火5 38言語学入門 嶋﨑 陽一 後期 月2 39

社会学のすすめ/社会学入門 山本 哲司 前期 月2 39社会学のすすめ/社会学入門 山本 哲司 後期 月2 40社会調査のすすめ 山本 哲司 後期 月1 40社会調査のすすめ 山本 哲司 前期 月1 41社会統計学のすすめ/統計入門 長谷 祐 前期 木3 41社会統計学のすすめ/統計入門 長谷 祐 後期 金5 42宗教学のすすめ/現代社会と宗教 辻 虎志 前期 水5 42宗教学のすすめ/現代社会と宗教 辻 虎志 後期 水4 43宗教の世界/生活の中の宗教 辻 虎志 前期 水4 43宗教の世界/生活の中の宗教 辻 虎志 後期 水5 44心理学入門 破田野 智美 前期 月1 44心理学入門 松島 恵介 前期 月1 45心理学入門 破田野 智美 後期 月1 46心理学入門 松島 恵介 後期 月1 47

政治学のすすめ/政治学入門 水垣 源太郎 前期 月1 48政治学のすすめ/政治学入門 水垣 源太郎 後期 月3 48西洋の文学A/文学入門 大槻 志郎 前期 水3 49西洋の文学A/文学入門 嶋﨑 陽一 前期 月3 50西洋の文学A/文学入門 坂本 輝世 後期 水3 50西洋の文学A/文学入門 嶋﨑 陽一 後期 月3 51西洋の文学B/欧米の文化 嶋﨑 陽一 前期 月4 51西洋の文学B/欧米の文化 大槻 志郎 後期 水3 52西洋の歴史M 西村 昌洋 前期 水3 53西洋の歴史N/教養教育科目特別講義B(西洋近現代史入門)西村 昌洋 後期 木3 53

チ 地理学のすすめ 松岡 恵悟 前期 水4 54

哲学入門 渡邊 華月 前期 月3 55哲学入門 渡邊 華月 前期 水3 56哲学入門 渡邊 華月 後期 月3 57哲学入門 渡邊 華月 後期 水3 58

日本国憲法 時本 義昭 前期 月3 59日本国憲法 時本 義昭 前期 木3 59日本国憲法 時本 義昭 後期 月3 60日本国憲法 時本 義昭 後期 木3 60日本の文学M 島村 健司 前期 木3 61日本の文学N 島村 健司 後期 木3 62日本の歴史M 生田 敦司 前期 月3 62日本の歴史N 生田 敦司 後期 月3 63

ホ 法学のすすめ/法学入門 時本 義昭 前期 月1 63法学のすすめ/法学入門 時本 義昭 後期 月1 64

リ 倫理学入門 安部 彰 前期 水5 64倫理学入門 西村 洋平 後期 水5 65

歴史入門 中田 裕子 前期 木3 65歴史入門 中田 裕子 前期 木4 66歴史入門 中田 裕子 後期 木3 66歴史入門 中田 裕子 後期 木4 67

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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アジアの歴史M

■サブタイトル 中央アジアの歴史と文化 ■講義概要

本講義であつかう中央アジアは、草原とオアシスの二つの居住地に大別できる。草原とオアシスは、かけ離れた地域にあるようなイメージをもたれることが多いが、地図を眺めてみると、非常に近い場所にあることが分かる。たとえば、モンゴル高原西部のアルタイ山脈を越えると、さらに西へとはるかな草原が続くが、そのすぐ南にはオアシス都市が散在している地域が隣接している。このように草原とオアシス都市は表裏一体の存在であったといえよう。 そのような地域には二つの居住形態を持った人々が存在した。その一つは遊牧民である。彼らは群れをつくる動物とともに、草原を季節ごとに移動して暮らしていたが、特に馬に乗る技術に長けており、突出した軍事力をもっていた。遊牧民はその軍事力を背景にして、中央アジア一帯に広大な国家を樹立したのである。もう一つは河川の流域につくられたオアシスに暮らす定住民である。オアシスとは極度の乾燥地帯に河川などから水を引き、人々が居住できるように造られた都市を指す。そこでは水が得られるため、中央アジアを行き交う商人や旅人の休息地ともなった。そのため物や人が集まり、自然と交易が行われるようになる。その後、経済の中心として様々なオアシス都市が各地に繁栄し、それらを結ぶ「シルクロード」と呼ばれる交易の道が発達したのである。また、遊牧民とオアシスの民の居住地は隣り合わせの場所にあったため、彼らは「対立」と「共存」を繰り返しながら、歴史や文化を創造してきた。オアシスの民が生み出す大きな経済力は、遊牧民の国家を支える基盤ともなった。 両者の歴史は非常に重要なものでありながら、高校までの歴史の授業でとりあげられることは非常に少ない。それは、現在の歴史授業が農耕文明を中心とした、「かたよった歴史観」から構成されているためである。しかし、中央アジア全体に広がる大国家を樹立した遊牧民と、それを支えたオアシス定住民の役割は非常に大きいといえる。 よって本講義では、中央アジアの歴史と文化を学びつつ、現代の歴史教育の問題点を考えていくことにしたい。また、様々な角度から歴史を学ぶことによって、多様な価値観を身につけることも目的としたい。 ■到達目標

中央アジアの歴史を様々な角度から学び、国際的な視点に立った客観性を身につけることができる。 ■講義方法

講義時に適宜プリントを配布し、具体的な史料等を提示しながら進めたい。場合によってはDVD等も使用する。 ■系統的履修

歴史入門、アジアの歴史N ■授業時間外における予・復習等の指示

予備知識として、手元に中学歴史、高校世界史の教科書があれば、上の学修内容に関連する箇所を読んでおくこと。また、講義中にとったノートは、後で整理し、復習をしておこう。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) DVD等を見たあとに提出する感想・コメン

ト文の内容評価、小テストで判断する。 定期試験(70%) 論述形式の試験を行う。最終的な理解を評

価の対象とする。 ■テキスト

特になし ■参考文献

間野英二 『中央アジアの歴史』 講談社 714円 杉山正明 『遊牧民から見た世界史』 日本経済新聞社 900円 森安孝夫 『唐帝国とシルクロード』 講談社 2,300円 羽田正 『新しい世界史へ』 岩波書店 821円

■履修上の注意・担当者からの一言 歴史学は単なる暗記物ではない。自分自身で問題意識を持って歴史に問いかけ、歴史発展の中から人間としての生き方を学び取ってほしい。

■講義計画 ①中央アジアの地理と文化 ②草原の民のくらし ③オアシスの民のくらし ④遊牧国家の発生と展開 ⑤史上初の遊牧国家スキタイ ⑥スキタイの美術と黄金文化 ⑦中央アジアのオアシス都市 ⑧オアシス都市・ホータンと謎の遊牧民・大月氏 ⑨幻のシルクロード都市・楼蘭とさまよえる湖 ⑩シルクロードの交易都市・トルファン ⑪遊牧民とオアシス都市民の融合 ⑫オアシスの商人・ソグド人の登場 ⑬ソグド人とトルコ系遊牧民の融合 ⑭ソグド系突厥の活躍 ⑮総括

【開講】前期 水1【担当】 中田 裕子

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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アジアの歴史N

■サブタイトル 西アジアとイスラームの歴史 ■講義概要

西アジアと呼ばれる地域は、砂漠がひろがる極度の乾燥地域である。しかし、このような厳しい環境の中でも、古来より二つの異なった生活様式を持つ人々が活動を行っていた。 その一つは、農耕定住民である。彼らはメソポタミアではティグリス・ユーフラテス川、エジプトではナイル川などより得られる水を巧みに利用して、豊かな農耕社会を発達させた。また、砂漠においてはオアシス都市を築き、すぐれた都市文明を作り上げた。 もう一方は、遊牧民である。彼らは山間部や砂漠の周辺で、家畜を財産として遊牧生活を営んでいた。またその優れた機動性や軍事力を生かして、この地域で活躍していた。 そのような人々は、高度な文明を生み出し、世界に大きな影響を与えることとなる。たとえば、エジプトでは象形文字が生み出され、さらに、現在のアルファベットの原型となるフェニキア文字が創り出された。またユダヤ教、キリスト教、イスラームなどの宗教もこの地で発生したが、これらは現代社会にも大きな影響を与えている。 また九世紀頃より、草原から西方にトルコ系の遊牧民が移動して定住しはじめ、西アジアのトルコ化がはじまった。また、イスラーム文化も広がり、中央アジアにおけるトルコ・イスラーム文化圏が形成される。 本講義では、西アジアにおいてどのような歴史が展開したのか、さらにはトルコ・イスラーム文化がなぜこの地に根付いたのかを考えてみることにしたい。さらには、このような史実を通じて歴史を学ぶことが現代社会にどのように役立つのかをも考えることを目的とする。

■到達目標 西アジアの歴史を様々な角度から学ぶことによって、国際的な視点に立った客観性を身につけることができる。

■講義方法 講義時に適宜プリントを配布し、具体的な史料等を提示しながら進めたい。場合によってはDVD等も使用する。 ■系統的履修

歴史入門、アジアの歴史M ■授業時間外における予・復習等の指示

予備知識として、手元に中学歴史、高校世界史の教科書があれば、上の学修内容に関連する箇所を読んでおくこと。また、講義中にとったノートは、後で整理し、復習をしておこう。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 出席状況とDVD等を見たあとに提出する感想・

コメント文の内容評価、小テストで判断する。

定期試験(70%) 述形式の試験を行う。最終的な理解を評価の対象とする。

■テキスト 特になし ■参考文献

永田雄三 『新版世界各国史9 『西アジア史Ⅱ』』 山川出版社 3,500円 小杉泰 『イスラームとは何か』 講談社 740円 山田信夫 『草原とオアシス』 講談社 1,500円

■履修上の注意・担当者からの一言 歴史学は単なる暗記物ではない。自分自身で問題意識を持って歴史に問いかけ、歴史発展の中から人間としての生き方を学び取ってほしい。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業の最初に指示する。 ■講義計画

①西アジアの地理と文化 ②イスラーム以前の西アジア ③イスラームの誕生と拡大 ④イスラームの誕生とムハンマドの生涯 ⑤イスラームの啓典と教義 ⑥カリフ制の確立とイスラームの拡大 ⑦イスラーム帝国の形成 ⑧ウマイヤ朝からアッバース朝へ ⑨アッバース朝の繁栄 ⑩アッバース朝の海上ネットワーク ⑪イスラームとヴァイキング ⑫トルコ・イスラーム世界の形成 ⑬トルコ系遊牧民の広がり ⑭西ウイグル王国の成立と中央アジアのトルコ化 ⑮総括

【開講】後期 水1【担当】 中田 裕子

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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教育原論A

■講義概要 かつて子どもは<小さな大人>としてみなされ、大人とともに遊び・働き・学ぶ存在だったが、近代になって人びとは次第に、<子ども>を大人とは異なる純白で無垢なる存在としてみなすようになっていく。そして、こうした子ども観は、白紙としての子ども=子どもの可塑性という観念となって近代の教育思想に位置づけられる。本講義では、子ども期の発見以降に成立する近代教育の理念や思想をたどり、さまざまな人間関係のなかの子どものありように照準し、教育をめぐる問題や実践を取りあげて子どもや教育の可能性について読み解いてゆく。

■到達目標 教育学の基礎的な概念や枠組みへの理解を深めるとともに、教育をめぐるさまざまな事象に対する批判的な思考力の養成を目指す。 ■講義方法

毎回配布するレジュメや資料にそって講義を進めていく。 ■授業時間外における予・復習等の指示

自筆のノートのみ持込可の参照条件で期末試験を行うので、毎回の講義時の板書や講義時に配布するプリントをもとにノートを作成すること。 ■成績評価の方法

レポート(40%) 毎回の講義時に提出してもらう小レポート。 定期試験(60%) 学期末の筆記試験。

■テキスト 講義時に使用するテキスト、資料はコピーして配布する。 ■参考文献

亀山佳明 『子どもと悪の人間学―子どもの再発見のために』 以文社

加野芳正 『なぜ、人は平気で「いじめ」をするのか』 日本図書センター これらの他にも参考文献を講義時に紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 大学の事情により2016年度からAとBの内容を交替した。したがって、2015年度以前にすでに藤井の教育原論Bを受講した学生は、同内容の講義を受けることになるため、藤井の教育原論Aではなく、広川先生の教育原論Aを受講すること。

■講義計画 ①イントロダクション ②子どもと教育の思想①:子ども期の発見 ③子どもと教育の思想②:近代の教育史と自己形成の課題 ④子どもと教育の思想③: 近代における学校の成立史と学校

像の変動 ⑤学校と教育①:学校と教室の変容(教師の体罰) ⑥学校と教育②:学校と教室の変容(学級崩壊) ⑦学校と教育③:学校と教室の変容(いじめの構造) ⑧学校と教育④:経験の場所としての学校(欲望の模倣と妬み) ⑨学校と教育⑤: 経験の場所としての学校(キャラ化する子

どもたち) ⑩学校と教育⑥: 経験の場所としての学校(空虚感と充実感) ⑪教育をめぐる現状と課題①:いじめを減らす学級づくり ⑫教育をめぐる現状と課題②:不登校児への支援 ⑬教育をめぐる現状と課題③: 教育と公共性の思想(インク

ルーシブ教育) ⑭教育をめぐる現状と課題④: 教育と社会の理念(いのちの

授業) ⑮まとめ

【開講】前期 月1【担当】 藤井 奈津子

教育原論A

■講義概要 かつて子どもは<小さな大人>としてみなされ、大人とともに遊び・働き・学ぶ存在だったが、近代になって人びとは次第に、<子ども>を大人とは異なる純白で無垢なる存在としてみなすようになっていく。そして、こうした子ども観は、白紙としての子ども=子どもの可塑性という観念となって近代の教育思想に位置づけられる。本講義では、子ども期の発見以降に成立する近代教育の理念や思想をたどり、さまざまな人間関係のなかの子どものありように照準し、教育をめぐる問題や実践を取りあげて子どもや教育の可能性について読み解いてゆく。

■到達目標 教育学の基礎的な概念や枠組みへの理解を深めるとともに、教育をめぐるさまざまな事象に対する批判的な思考力の養成を目指す。 ■講義方法

毎回配布するレジュメや資料にそって講義を進めていく。 ■授業時間外における予・復習等の指示

自筆のノートのみ持込可の参照条件で期末試験を行うので、毎回の講義時の板書や講義時に配布するプリントをもとにノートを作成すること。 ■成績評価の方法

レポート(40%) 毎回の講義時に提出してもらう小レポート。 定期試験(60%) 学期末の筆記試験。

■テキスト 講義時に使用するテキスト、資料はコピーして配布する。 ■参考文献

亀山佳明 『子どもと悪の人間学―子どもの再発見のために』 以文社

加野芳正 『なぜ、人は平気で「いじめ」をするのか』 日本図書センター これらの他にも参考文献を講義時に紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 大学の事情により、2016年度からAとBの内容を交替した。したがって、2015年度以前にすでに藤井の教育原論Bを受講した学生は、同内容の講義を受けることになるため、藤井の教育原論Aではなく、広川先生の教育原論Aを受講すること。

■講義計画 ①イントロダクション ②子どもと教育の思想①:子ども期の発見 ③子どもと教育の思想②:近代の教育史と自己形成の課題 ④子どもと教育の思想③: 近代における学校の成立史と学校

像の変動 ⑤学校と教育①:学校と教室の変容(教師の体罰) ⑥学校と教育②:学校と教室の変容(学級崩壊) ⑦学校と教育③:学校と教室の変容(いじめの構造) ⑧学校と教育④:経験の場所としての学校(欲望の模倣と妬み) ⑨学校と教育⑤: 経験の場所としての学校(キャラ化する子

どもたち) ⑩学校と教育⑥: 経験の場所としての学校(空虚感と充実感) ⑪教育をめぐる現状と課題①:いじめを減らす学級づくり ⑫教育をめぐる現状と課題②:不登校児への支援 ⑬教育をめぐる現状と課題③: 教育と公共性の思想(インク

ルーシブ教育) ⑭教育をめぐる現状と課題④: 教育と社会の理念(いのちの

授業) ⑮まとめ

【開講】前期 月2【担当】 藤井 奈津子

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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教育原論B

■講義概要 かつて子どもは<小さな大人>としてみなされ、大人とともに遊び・働き・学ぶ存在だったが、近代になって人びとは次第に、<子ども>を大人とは異なる純白で無垢なる存在としてみなすようになっていく。本講義では、躍動する生命観や豊かな想像力をそなえた<子ども>という存在に着目して教育の意味を再考するために、学校や社会という場で子どもを教育することへの、そして子どもが育つことへの理解を目指して、教育の理論や実際、さらに現代的な課題を解説していく。文学作品などさまざまな素材を提供して講義を進めていきたい。 ■到達目標

教育学の基礎的な概念や枠組みへの理解を深めるとともに、教育をめぐるさまざまな事象に対する批判的な思考力の養成を目指す。 ■講義方法

毎回配布するレジュメや資料にそって講義を進めていく。 ■授業時間外における予・復習等の指示

自筆のノートのみ持込可の参照条件で期末試験を行うので、毎回の講義時の板書や講義時に配布するプリントをもとにノートを作成すること。 ■成績評価の方法

レポート(40%) 毎回の講義時に提出してもらう小レポート。 定期試験(60%) 学期末の筆記試験。 ■テキスト

講義時に使用するテキスト、資料はコピーして配布する。 ■参考文献

Ph.アリエス 『〈子供〉の誕生―アンシャン・レジーム期の子供と家庭生活』 みすず書房 森田伸子 『テクストの子ども―ディスクール・レシ・イマージュ』 世織書房

矢野智司 『子どもという思想』 玉川大学出版部 これらの他にも参考文献を講義時に紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 大学の事情により、2016年度からAとBの内容を交替した。したがって2015年度以前にすでに藤井の教育原論Aを受講した学生は、同内容の講義を受けることになるため、藤井の教育原論Bではなく、広川先生の教育原論Bを受講すること。

■講義計画 ①イントロダクション ②子どもと教育の歴史①:子ども期の発見 ③子どもと教育の歴史②:子どもへの眼差しの変容(ルソー) ④子どもと教育の歴史③:子どもへの眼差しの変容(ルソー以降) ⑤子どもと教育の歴史④: 子どもへの眼差しの変容(子どものリア

リティ) ⑥子どもと教育の思想①: 家庭/家族という問題(21世紀の多元的

家族) ⑦子どもと教育の思想②: 家庭/家族という問題(子どもへの虐待) ⑧子どもと教育の思想③: 家庭/家族という問題(子どもの貧困) ⑨子どもと教育の思想④: 自己形成の物語(未開社会のイニシエー

ション) ⑩子どもと教育の思想⑤: 自己形成の物語(現代社会のイニシエー

ション) ⑪子どもと教育の思想⑥: 自己形成の物語(現代におけるイニシエー

ションの困難) ⑫教育をめぐる現状と課題①: 大人の生における子ども期の意味 ⑬教育をめぐる現状と課題③: ライフサイクルと人間形成(J・S・

ミルの事例から) ⑭教育をめぐる現状と課題④: 公共性への通路(里山学校の実践から) ⑮まとめ

【開講】後期 月1【担当】 藤井 奈津子

教育原論B

■講義概要 かつて子どもは<小さな大人>としてみなされ、大人とともに遊び・働き・学ぶ存在だったが、近代になって人びとは次第に、<子ども>を大人とは異なる純白で無垢なる存在としてみなすようになっていく。本講義では、躍動する生命観や豊かな想像力をそなえた<子ども>という存在に着目して教育の意味を再考するために、学校や社会という場で子どもを教育することへの、そして子どもが育つことへの理解を目指して、教育の理論や実際、さらに現代的な課題を解説していく。文学作品などさまざまな素材を提供して講義を進めていきたい。 ■到達目標

教育学の基礎的な概念や枠組みへの理解を深めるとともに、教育をめぐるさまざまな事象に対する批判的な思考力の養成を目指す。 ■講義方法

毎回配布するレジュメや資料にそって講義を進めていく。 ■授業時間外における予・復習等の指示

自筆のノートのみ持込可の参照条件で期末試験を行うので、毎回の講義時の板書や講義時に配布するプリントをもとにノートを作成すること。 ■成績評価の方法

レポート(40%) 毎回の講義時に提出してもらう小レポート。 定期試験(60%) 学期末の筆記試験。 ■テキスト

講義時に使用するテキスト、資料はコピーして配布する。 ■参考文献

Ph.アリエス 『〈子供〉の誕生ーアンシャン・レジーム期の子供と家庭生活』 みすず書房 森田伸子 『テクストの子どもーディスクール・レシ・イマージュ』 世織書房

矢野智司 『子どもという思想』 玉川大学出版部 これらの他にも参考文献を講義時に紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 大学の事情により、2016年度からAとBの内容を交替した。したがって2015年度以前にすでに藤井の教育原論Aを受講した学生は、同内容の講義を受けることになるため、藤井の教育原論Bではなく、広川先生の教育原論Bを受講すること。

■講義計画 ①イントロダクション ②子どもと教育の歴史①: 子ども期の発見 ③子どもと教育の歴史②: 子どもへの眼差しの変容(ルソー) ④子どもと教育の歴史③: 子どもへの眼差しの変容(ルソー以降) ⑤子どもと教育の歴史④: 子どもへの眼差しの変容(子どものリア

リティ) ⑥子どもと教育の思想①: 家庭/家族という問題(21世紀の多元的

家族) ⑦子どもと教育の思想②: 家庭/家族という問題(子どもへの虐待) ⑧子どもと教育の思想③: 家庭/家族という問題(子どもの貧困) ⑨子どもと教育の思想④: 自己形成の物語(未開社会のイニシエー

ション) ⑩子どもと教育の思想⑤: 自己形成の物語(現代社会のイニシエー

ション) ⑪教育をめぐる現状と課題①: 自己形成の物語(現代におけるイニ

シエーションの困難) ⑫教育をめぐる現状と課題②: 大人の生における子ども期の意味 ⑬教育をめぐる現状と課題③: ライフサイクルと人間形成(J・S・

ミルの事例から) ⑭教育をめぐる現状と課題④: 公共性への通路(里山学校の実践から) ⑮まとめ

【開講】後期 月2【担当】 藤井 奈津子

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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クリティカル・シンキング

■サブタイトル 論理的・批判的な思考法 ■講義概要

大学での学びでは、単に講義内容を理解しておぼえるだけでなく、問題を批判的に考え、探求していくことが大切である。そのために必要となるのが、論理的・批判的な思考力「クリティカルシンキング」である。論理的に分析する方法や、その内容を批判的に考えるための方法を学ぶ。具体的な素材を使って演習形式で訓練しながら、論理的・批判的に読み・考え・議論するためのスキルを身につける。 ■到達目標

文章(議論)を論理的に分析する能力、その内容の妥当性を批判的に考えるための能力を身につける。 ■講義方法

演習形式で行う。また、授業の最後にその回に講義した内容についての問題を出し、解答してもらう。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義毎に課題を出すので、次週の授業までに課題を解いておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 定期試験(50%) ■テキスト

プリント使用 ■参考文献

アレク・フィッシャー 『クリティカル・シンキング入門』 ナカニシヤ出版

■講義計画 ①イントロダクション(議論の識別) ②理由と結論 ③理由の構造 ④暗黙の前提 ⑤理由と推論 ⑥論理の正しさ ⑦蓋然的な議論 ⑧原因と結果に関する思考 ⑨論理的な誤り ⑩理由の検討 ⑪理由の正しさ ⑫実際の議論の分析と検討 ⑬批判と反論 ⑭批判的な思考法 ⑮まとめと演習

【開講】後期 金5【担当】 岩﨑 豪人

クリティカル・シンキング

■サブタイトル 論理的・批判的な思考法 ■講義概要

大学での学びでは、単に講義内容を理解しておぼえるだけでなく、問題を批判的に考え、探求していくことが大切である。そのために必要となるのが、論理的・批判的な思考力「クリティカルシンキング」である。論理的に分析する方法や、その内容を批判的に考えるための方法を学ぶ。具体的な素材を使って演習形式で訓練しながら、論理的・批判的に読み・考え・議論するためのスキルを身につける。 ■到達目標

文章(議論)を論理的に分析する能力、その内容の妥当性を批判的に考えるための能力を身につける。 ■講義方法

演習形式で行う。また、授業の最後にその回に講義した内容についての問題を出し、解答してもらう。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義毎に課題を出すので、次週の授業までに課題を解いておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 定期試験(50%) ■テキスト

プリント使用 ■参考文献

アレク・フィッシャー 『クリティカル・シンキング入門』 ナカニシヤ出版

■講義計画 ①イントロダクション(議論の識別) ②理由と結論 ③理由の構造 ④暗黙の前提 ⑤理由と推論 ⑥論理の正しさ ⑦蓋然的な議論 ⑧原因と結果に関する思考 ⑨論理的な誤り ⑩理由の検討 ⑪理由の正しさ ⑫実際の議論の分析と検討 ⑬批判と反論 ⑭批判的な思考法 ⑮まとめと演習

【開講】前期 金5【担当】 岩﨑 豪人

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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経営学のすすめ

■サブタイトル 最新の企業ケースを取り上げ経営の考え方を学ぶ ■講義概要

有名な経営者は必ず名言を残している。それは、自らの夢を形にする為、様々な方法を試し、ようやく独自のビジネスモデルを発見した時に生み出された言葉であろう。「企業」や

「会社」を築く為には様々な手法が凝らされている。昔からある有名企業のケースや最新の企業ケースを事例に挙げながら、良いこと、あるいは正しいことを上手に実現する為の経営学の基礎的な知識・方法を学んでいく。 ■到達目標

① 昔からの経営スタイルと最新の経営スタイルを比較しながら、ビジネスモデルを理解する。

② 夢を実現する為の方法論を考える。③ 利益追求型とそれ以外の経営スタイルの違いについて理解

する。 ■講義方法

講義資料となるプリントを配布すると共に、パワーポイントを用いた解説を行います。講義内容に応じて、数回、授業時間内にミニ・レポートを書いてもらいます。

■授業時間外における予・復習等の指示 ①講義の中で数回、課題を伝えます。(レポート提出あり)②新聞やニュース、経済雑誌を良く見ておくこと。

■成績評価の方法 平 常 点(15%) 講義内における積極的な姿勢を評価します 小テスト(10%) 中間試験の理解度を評価します レポート(25%) レポートは必ず提出すること。レポートの

充実度を評価します

定期試験(50%) 定期試験を必ず受験すること。最終的な理解度を評価します

■テキスト 加護野忠男・吉村典久 『1からの経営学』 中央経済社 2,400円 ■参考文献

その都度、授業中に紹介します ■履修上の注意・担当者からの一言

特記事項なし ■講義計画

①企業経営の全体像 ②経営学の全体像 ③企業と会社 ④企業とインプット(金融資本・労働)市場との関わり ⑤企業とアウトプット(製品・サービス)市場との関わり ⑥競争戦略のマネジメント① 基本的な考え方 ⑦競争戦略のマネジメント② 違いを作る3つの基本戦略と仕

組みの競争 ⑧多角化戦略のマネジメントとまとめ ⑨国際化のマネジメント ⑩マクロ組織のマネジメント ⑪ミクロ組織のマネジメント ⑫キャリアデザイン ⑬経営学の広がり① ⑭経営学の広がり② ⑮経営学とは何かー総まとめー

【開講】前期 金4【担当】 青谷 実知代

経済学のすすめ(2015年度以降入学生)経済学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 「合理的」選択とは…? ■講義概要

私たちは日々、選択に迫られます。「どこで何を食べようか?」、「どのサークルに入ろうか?」、「どんなアルバイトをしようか?」、「どの講義を受けようか?」などなど、皆さんはいろんな選択をしながら生活しています。では、皆さんは「なぜ」その選択をしたのでしょう?「好きだから」、「仕方なく」、「他より面白そうだったから」、いろんな答えがあると思います。それらの優先順位はどう決まったのでしょう?今度は逆の立場で考えてみましょう。「たくさんのお客さんに自分の料理を食べて欲しい!」つまり、「多くの人に、『自分の料理店に入るという選択をしてほしい』」。この時、どんな作戦を立てればいいでしょうか?経済学はこうした選択の裏側を考える学問です。決してお金の問題だけではありません。この講義では、皆さんの選択の裏側を経済学や心理学の視点から考えていきます。 ■到達目標

経済学の基本を学ぶことで、自分たちの行動の裏側にある論理を理解できるようになる。 ■講義方法

講義形式による。また、学生の意見・考え方を講義に反映させたいので、意見・考え方を取り入れられるような工夫を試みる

■授業時間外における予・復習等の指示 日常生活の中で、自分の行動を説明しようとしてみる。

■成績評価の方法 レポート(100%) ■テキスト

特になし。

受講生に合わせて、テキストを紹介するが、基本的には配布資料によって講義を行う。ただし、配布当日に欠席した人は自己責任のもとにおいて何らかの方法で資料を入手してください。

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 「経済学」には色んな考え方があります。「経済学」を学び、自分の行動を見つめ直すことで、自分の考え方や好みというものが、より理解できるようになると思います。なお、他の学生になるような非常識な行為(私語・携帯)は慎むようお願いします。私語が多い場合は、退出をお願いしております。

■講義計画 ①オリエンテーション ②日常生活における経済とは? ③経済学的な「費用」とは? ④「選択」の目指すもの ⑤「合理的」でなくなる時 ⑥需要と供給の話 ⑦予算管理は合理的か ⑧これまでの復習 ⑨経済と心理の話 ⑩経済行動の話① ⑪経済行動の話② ⑫経済行動の話③ ⑬「ミクロ経済学」の世界 ⑭経済学の使い方と展望 ⑮これまでの復習

【開講】前期 木5【担当】 長谷 祐

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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経済学のすすめ(2015年度以降入学生)経済学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 政策的視点から経済学の基礎を学ぶ ■講義概要

日々,デフレ不況,円高,金融緩和,財政再建などの経済ニュースを新聞などで目にすることが多い。マクロ経済学,マクロ経済政策の基礎を学ぶことで,日本政府の様々な経済政策が,どのような期待の下で導入されているのか,そしてどのような結果を導いたのか,さらに日本経済の何が問題で政府が何を悩んでいるのか,そして何をどのような視点で考えるべきなのかを理解することを目指す。 ■到達目標

現在のわが国の景気動向や経済政策についての理解を深めることを目指す。マスコミや政治家の意見に左右されることなく,日本の経済政策について自分の意見をしっかり持てるよう考え方を鍛える。 ■講義方法

講義形式で,テキストに沿って進める。日本を代表する有名経済学者によるコンパクトな入門書を約3か月で読破する。各自でしっかり読み込んでほしい。パワーポイントと黒板を活用し,わかりやすい講義を心がけます。

■授業時間外における予・復習等の指示 テキストは,一般向けに易しく書かれているので,講義に合わせて最後まで読破してほしい。とにかく教科書を隅々まで読む込むこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 授業への参加度/貢献度を考慮する場合がある。集中して話を聞くこと。

レポート(80%) 講義中に3回のレポート提出を課す。 出席は一切評価しないし,出題の趣旨を理解していないレポートも評価しない。 ■テキスト

伊藤元重 『日本経済を「見通す」力』 光文社 840円

■参考文献 飯田泰之 『図解ゼロから学ぶ経済政策』 角川書店 1,200円 尾木蔵人 『決定版インダストリー 4.0』 東洋経済新報社 1,400円 伊藤元重 『流通大変動-現場から見えてくる日本経済-』 NHK出版 780円 岩田規久男 『デフレと超円高』 講談社 740円 吉本佳生 『ニュースと円相場で学ぶ経済学』 日本経済新聞出版社 800円 いずれもコンパクトな一般向けの本である。まずは,小さい本を読破することからはじめて欲しい。

■履修上の注意・担当者からの一言 本講義で取り上げるテーマは,主に経済学部で学ぶ内容である。卒業後,経済学部出身ではないから知らないという言い訳は通用しない。社会人として経済政策に関心をもって勉強を続けていくきっかけを掴んでほしい。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 講義の後は時間に余裕があるので,捕まえてほしい。

■講義計画 ①経済政策の3つの柱とアベノミクス ②成長政策-総需要と景気変動- ③インフレとデフレ,実質為替レート ④金融政策のメカニズム ⑤経済再生と財政再建 ⑥機会の平等と結果の平等 ⑦日本の社会保障制度の再分配機能 ⑧公共投資は景気対策として有効か ⑨産業構造の変化-インダストリー 4.0- ⑩コンビニとオムニチャネル ⑪グローバル経済と金融危機 ⑫為替レートとマクロ経済-経常収支決定のメカニズム- ⑬日本経済を見通すための政策論議-経済学者はTPPをどう見るか- ⑭貿易自由化と農業政策 ⑮税制改革

【開講】前期 月3【担当】 藤田 和孝

経済学のすすめ(2015年度以降入学生)経済学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 経済思想史入門 ■講義概要

本講義では、経済学の定評ある通史であるR・L・ハイルブローナー『入門経済思想史 世俗の思想家たち』2001年をテキストとする。この前半部分を用いて、「資本主義」と呼ばれる近代社会の経済システムの登場と展開について、及び「古典派経済学者」をはじめとする、「資本主義」の法則性と問題点を追究した人々の思考について議論していく。 現在の日本では周知のように、格差の拡大、いわゆる「ブラック企業」の存在、そして若年層の貧困などが大きな経済問題となっている。一方最近の経済学的議論においては、所得の不平等に対する累進課税の強化などによる是正が目指された第二次世界大戦後の世界の時代状況が、歴史的に見て特異であり、21世紀は20世紀初頭以前と同様に所得と資産の格差拡大が趨勢となるとの指摘がある。このような状態にある今、階級による格差が歴然としてあり、また労働者が苛酷な状態におかれていた18~19世紀の欧米社会と、そこで語られていた経済学者等の思想をふり返り検討することは、一定の意義があると考えられよう。

■到達目標 1) 18~19世紀の代表的な経済学者の歩みと思想について、概説することができるようになる。2) 「資本主義」と呼ばれる近代社会の経済システムの登場と展開、そしてその問題点とされ

たことついて、概説することができるようになる。3) 上記1)~2)をふまえた上で、現在のさまざまな経済問題に対して、「何が問題となっ

ているのか」「どのような背景があるのか」を説明できるようになる。4) 現在のさまざまな経済問題に対して、流布している安易な答えに安住し思考停止するの

ではなく、自らが常に考え続けていくという姿勢を身につけることができるようになる。 ■講義方法

講義形式での授業を基本とする。章ごとのレジュメを配布(またはプレゼンテーションソフトを用いて提示)し、それに沿って進める。画像や映像資料も適宜紹介していく予定である。また、ミニッツペーパーに講義内容への質問や意見を随時記してもらい、それらからピックアップしたものへの応答を次回講義時等で行うことも考えている。

■授業時間外における予・復習等の指示 テキストの、次回の講義で取り上げる章を、事前に読んでおくこと。また、すべての講義は有機的に結びついているので、各講義前にこれまでのレジュメやノートの内容を再確認してから臨むこと。

■成績評価の方法 定期試験(100%) 上記「到達目標」で記した点について、どこまで

到達しているかを判断できる問題を課し評価する。 単に「講義に出席した」という事実を点数化することはしない。

■テキスト ロバート・L・ハイルブローナー著 八木甫ほか訳 『入門経済思想史 世俗の思想家たち』 筑摩書房(ちくま学芸文庫)2001年

■参考文献 根井雅弘 『入門 経済学の歴史』 筑摩書房(ちくま新書837)2010年 Robert L. Heilbroner 『The Worldly Philosophers: The Lives, times, and Ideas of the Great Economic Thinkers (Revised Seventh Edition)』 Touchstone 1999

■講義計画 ①ガイダンス ②第一章 前奏曲 第二章 経済の革命-市場システムの登場(1) ③第二章 経済の革命-市場システムの登場(2) ④第二章 経済の革命-市場システムの登場(3) ⑤第三章 アダム・スミスのすばらしい世界(1) ⑥第三章 アダム・スミスのすばらしい世界(2) ⑦第四章 マルサスとリカードの陰鬱な予感(1) ⑧第四章 マルサスとリカードの陰鬱な予感(2) ⑨第四章 マルサスとリカードの陰鬱な予感(3) ⑩第五章 ユートピア社会主義者たちの夢(1) ⑪第五章 ユートピア社会主義者たちの夢(2) ⑫第六章 マルクスが描き出した冷酷な体制(1) ⑬第六章 マルクスが描き出した冷酷な体制(2) ⑭第六章 マルクスが描き出した冷酷な体制(3) ⑮講義のまとめと補足

【開講】前期 木3【担当】 渡邊 洋之

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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経済学のすすめ(2015年度以降入学生)経済学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 経済思想史入門 ■講義概要

本講義では、経済学の定評ある通史であるR・L・ハイルブローナー『入門経済思想史 世俗の思想家たち』2001年をテキストとする。この前半部分を用いて、「資本主義」と呼ばれる近代社会の経済システムの登場と展開について、及び「古典派経済学者」をはじめとする、「資本主義」の法則性と問題点を追究した人々の思考について議論していく。 現在の日本では周知のように、格差の拡大、いわゆる「ブラック企業」の存在、そして若年層の貧困などが大きな経済問題となっている。一方最近の経済学的議論においては、所得の不平等に対する累進課税の強化などによる是正が目指された第二次世界大戦後の世界の時代状況が、歴史的に見て特異であり、21世紀は20世紀初頭以前と同様に所得と資産の格差拡大が趨勢となるとの指摘がある。このような状態にある今、階級による格差が歴然としてあり、また労働者が苛酷な状態におかれていた18~19世紀の欧米社会と、そこで語られていた経済学者等の思想をふり返り検討することは、一定の意義があると考えられよう。

■到達目標 1) 18~19世紀の代表的な経済学者の歩みと思想について、概説することができるようになる。2) 「資本主義」と呼ばれる近代社会の経済システムの登場と展開、そしてその問題点とされ

たことついて、概説することができるようになる。3) 上記1)~2)をふまえた上で、現在のさまざまな経済問題に対して、「何が問題となっ

ているのか」「どのような背景があるのか」を説明できるようになる。4) 現在のさまざまな経済問題に対して、流布している安易な答えに安住し思考停止するの

ではなく、自らが常に考え続けていくという姿勢を身につけることができるようになる。 ■講義方法

講義形式での授業を基本とする。章ごとのレジュメを配布(またはプレゼンテーションソフトを用いて提示)し、それに沿って進める。画像や映像資料も適宜紹介していく予定である。また、ミニッツペーパーに講義内容への質問や意見を随時記してもらい、それらからピックアップしたものへの応答を次回講義時等で行うことも考えている。

■授業時間外における予・復習等の指示 テキストの、次回の講義で取り上げる章を、事前に読んでおくこと。また、すべての講義は有機的に結びついているので、各講義前にこれまでのレジュメやノートの内容を再確認してから臨むこと。

■成績評価の方法 定期試験(100%) 上記「到達目標」で記した点について、ど

こまで到達しているかを判断できる問題を課し評価する。

単に「講義に出席した」という事実を点数化することはしない。 ■テキスト

ロバート・L・ハイルブローナー著 八木甫ほか訳 『入門経済思想史 世俗の思想家たち』 筑摩書房(ちくま学芸文庫)2001年

■参考文献 根井雅弘 『入門 経済学の歴史』 筑摩書房(ちくま新書837)2010年 Robert L. Heilbroner 『The Worldly Philosophers: The Lives, times, and Ideas of the Great Economic Thinkers (Revised Seventh Edition)』 Touchstone 1999

■講義計画 ①ガイダンス ②第一章 前奏曲 第二章 経済の革命-市場システムの登場(1) ③第二章 経済の革命-市場システムの登場(2) ④第二章 経済の革命-市場システムの登場(3) ⑤第三章 アダム・スミスのすばらしい世界(1) ⑥第三章 アダム・スミスのすばらしい世界(2) ⑦第四章 マルサスとリカードの陰鬱な予感(1) ⑧第四章 マルサスとリカードの陰鬱な予感(2) ⑨第四章 マルサスとリカードの陰鬱な予感(3) ⑩第五章 ユートピア社会主義者たちの夢(1) ⑪第五章 ユートピア社会主義者たちの夢(2) ⑫第六章 マルクスが描き出した冷酷な体制(1) ⑬第六章 マルクスが描き出した冷酷な体制(2) ⑭第六章 マルクスが描き出した冷酷な体制(3) ⑮講義のまとめと補足

【開講】後期 木3【担当】 渡邊 洋之

言語学入門

■サブタイトル 言語学・英語学の基礎を俯瞰する ■講義概要

この講義では、半期で、言語における音声から発話解釈までの分析レベルを俯瞰するものです。発話するとき、人間の発する音声は連続しているが、その音声は私たちの頭の中で音素といわれるものに変換され、その組み合わせが語や句を作っていきます。そして、文が実際に発話される段になると、こんどは強勢(強く言うところ)がつけられ、その文の機能を明示してくれることがあります。そして、語は形態素を組み合わせることによって作られ、文は単語を組み合わせることによって作られますが、正しく組み合わせるには一定の規則に従わなければなりません。また、ふつうは語の意味を規則に従って組み合わせれば文の意味はわかるのですが、その文が発話されたとき、新たな解釈が与えられることが多いです。このような観点から音声・音韻・イントネーション、語や文の成り立ち、文の意味や発話の解釈について考えることにしたいと思います。例文は、英語を中心に、日本語の例も用います。英語が不得意な学生にも一定の理解が得られるように配慮します。 ■到達目標

学生が言語学の基礎的な考え方を修得できることを目標とする。 ■講義方法

対面の講義ですが、、学生との対話やグループワークなども取り入れることがあります。なお、進行回数と内容は、目安と考えてください。したがって、諸事情により、変更することがあります。その場合は、教室で通知します。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習よりも復習に力を入れてください。復習に1時間もあれば十分だと思います。

■成績評価の方法 その他(100%) 3人の担当者がそれぞれ異なった方法で採点する。

■テキスト 長谷川瑞穂 (編) 『はじめての英語学 改訂版』 研究社 2,700円 2014年の改訂版です。初版ではありませんのでご注意ください。

■参考文献 菅原 真理子 『音韻論 (朝倉日英対照言語学シリーズ)』 朝倉書店 アンドリュー・ラドフォード 『入門ミニマリスト統語論』 研究社 澤田治美 編 『ひつじ意味論講座2 構文と意味』 ひつじ書房 中島信夫 『語用論 (朝倉日英対照言語学シリーズ)』 朝倉書店 その他、適宜、授業中に紹介していきます。

■講義計画 ①音声と意味 ②母音と子音(1) ③母音と子音(2) ④アクセントとリズム ⑤イントネーション ⑥文の構造、句の構造 ⑦句の間の類似性 ⑧節の構造、補文の構造 ⑨語の構成要素 ⑩派生、複合 ⑪意味論(1) ⑫意味論(2) ⑬語用論(1) ⑭語用論(2) ⑮語用論(3)

【開講】前期 火5【担当】 五十嵐 海理 、里井 久輝 、前川 貴史

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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言語学入門

■サブタイトル 言語学の広がりを知る ■講義概要

現代の言語学は、社会科学や情報工学といった分野と密接な関係を保ちつつ発展しています。当講義では、言語学の扱う様々な成果とその広がりについて触れながら、言語学とはどういう学問か、どういう学問「でないか」を知ることで、言語に対する科学的な立場についての理解を深めます。授業は大きく二つに分かれており、前半では日本語についての具体的なテーマのいくつかについて紹介します。後半では言語学の歴史に触れた上で、20世紀に大きな変化を遂げた言語学の諸分野を紹介します。 ■到達目標

言語学を通じて、言語に対する科学的な態度・見方を身につける。 ■講義方法

講義形式による。一つのテーマごとに数回の授業をあて、様々な言語学的概念を紹介する。 ■系統的履修

英語・初修外国語などの語学を熱心に学ぶことが、言語学への理解にも通じる。努力されたい。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業中に紹介する研究書・解説書などを用いて広く予習・復習されたい。

■成績評価の方法 平 常 点(20%) 定期試験(80%) 筆記試験。論述式とする。

■テキスト 特になし

■参考文献 詳細は授業中に指示する。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 メールで事前に連絡してください。

(shimazaki#me.com:#は@に置き換えること。) ■講義計画

①言語学の定義 ②言語学的に見た方言 ③日本語におけるさまざまな方言と、それをめぐる社会的な

問題 ④役割語:学者ことば、女ことばの実体と歴史 ⑤日本語の正書法 ⑥ヨーロッパにおける言語学の始まり ⑦ソシュールの一般言語学 ⑧チョムスキーと生成文法の言語観 ⑨文と文のつながり:機能文法の考え方

【開講】後期 月2【担当】 嶋﨑 陽一

社会学のすすめ(2015年度以降入学生)社会学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 人生の社会学ー自己認識と社会の探求 ■講義概要

社会学者グールドナーは、社会をテーマに探求することの意義を、次のように考えました。” 社会の認識を探求することは、自己自身への認識を深めることである” と。 この講義では、人が生まれてから体験する社会的経験について、社会学が、どのような解釈・分析(社会的な出来事を考察する視点は、複数存在する)を行うのか、そのエッセンスを紹介していこうと考えています。人の社会的経験には、どのようなものが考えられるでしょうか。出産と誕生、子どもの社会化、さまざまな教育現象、子どもの遊び、教育問題、自己・アイデンティティ、親子関係、男と女、結婚と適齢期、家族、労働問題、地域社会との関わり、都市やむら社会の変貌、情報環境とマスコミ、差別・人権・環境・保健医療などさまざまな社会問題、老い、高齢化する社会・・・。社会や文化にかかわることで、私たちの身のまわりにあることから、話をはじめましょう。 ■到達目標

この講義では、社会のさまざまな現象をひもといていくことによって、講義に参加する人たちが、自分と社会への関わりについて、自分なりのテーマを考えることを目的とします。 ■講義方法

適宜、参考文献を紹介し、プリント・資料等を配布しながら、講義をすすめる。

■授業時間外における予・復習等の指示 歴史的出来事や社会問題だけでなく、生活の出来事を社会学的に思考する点に留意してほしい

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 授業態度・ミニッツペーパーの授業の反映

度 定期試験(50%) 授業態度は減点のみで、加点はありません。

■テキスト 特になし

■参考文献 適宜紹介します。

■講義計画 ①講義の進め方/社会学の特質 ②社会学の考え方 ③社会学の誕生 ④人の誕生と社会 ⑤子どもの社会化 ⑥社会学の考え方2 ⑦「教育」の社会学 ⑧青年期の成長と社会環境 ⑨社会学の考え方3 ⑩日本的家族 ⑪男女の共生 ⑫結婚と社会 ⑬家族関係とコミュニケーション ⑭情報環境とマスメディア ⑮社会調査と現実

【開講】前期 月2【担当】 山本 哲司

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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社会学のすすめ(2015年度以降入学生)社会学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 人生の社会学ー自己認識と社会の探求 ■講義概要

『社会学的想像力』という書物において、かつて、ミルズは次のように述べました。「社会学的想像力は、(社会の)歴史と(個人の)生活史とを、また、社会のなかでのそのふたつの関係をも、把握することを可能にする」。私たちの、個人的なささやかな暮らしは、歴史の流れのなか、社会のしくみのなかに、なんらかの形で位置づけられています。 私たちの暮らしているこの社会には、各種メディアを通して、さまざまな呼び名が付されてきました。大衆社会、学歴社会、管理社会、(高度)消費社会、情報化社会、国際化社会、核家族社会、少子化社会、高齢化社会、男女平等の社会、福祉社会、癒しの社会等々。すでにあまり聞かれなくなった名前や、これから目指すべき社会の名前があります。 とりわけ、戦後の日本社会は、大きな歴史的な変動期とも言われてきました。大きな変動のなかで、私たちの暮らしは、どのような影響を被ってきたのでしょうか。また、人々は、どのようにして、家族・地域などの個々人をとりまく環境の変化に対応しようとするのでしょうか。 現代社会を考察する社会学のツールを紹介しながら、現代社会のありようと、私たちの暮らしの意味について考えていきます。 ■到達目標

この講義では、社会のさまざまな現象をひもといていくことによって、講義に参加する人たちが、自分と社会への関わりについて、自分なりのテーマを考えることを目的とします。

■講義方法 適宜、参考文献を紹介し、プリント・資料等を配布しながら講義をすすめる。

■授業時間外における予・復習等の指示 歴史的出来事や社会問題だけでなく、生活の出来事を社会学的に思考する点に留意してほしい

■成績評価の方法 平常点(50%) 授業態度・ミニッツペーパーの授業の反映度 その他(50%) 授業時間内試験 授業態度は加点はありません。減点のみです。

■テキスト 特になし

■参考文献 適宜紹介する

■講義計画 ①講義の進め方/社会学の特質 ②社会学の考え方 ③社会学の誕生 ④人の誕生と社会 ⑤子どもの社会化 ⑥社会学の考え方2 ⑦「教育」の社会学 ⑧青年期の成長と社会環境 ⑨社会学の考え方3 ⑩日本的家族 ⑪男女の共生 ⑫結婚と社会 ⑬家族関係とコミュニケーション ⑭情報環境とマスメディア ⑮社会調査と現実

【開講】後期 月2【担当】 山本 哲司

社会調査のすすめ

■サブタイトル 社会研究におけるデータ収集とデータ分析 ■講義概要

自然科学では、実験によってデータを収集を行う。社会科学の研究では、社会の実態や人々の意識について考察を行うためにデータ収集として調査活動が行われる。社会調査とはどのようなものか。どのようなことを知ることができるのか。社会調査の目的・倫理・歴史、社会調査の種類とそれぞれの方法が持つ長所と問題点について学び、社会調査の基本的事項から調査の企画~実施までの実際を検討する。授業では、とりわけフィールドワークについて具体的な作業とデータ化、それらの社会研究としての意味を確認する。

■到達目標 1.社会調査を企画立案を構想できること2.データの収集と分析の基礎を学ぶこと3.調査結果の理解と調査活動の課題を考察すること ■講義方法

基本的に講義形式で行うが、ときおり実習的な課題を行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

実習的な課題は授業時間外の宿題となる場合もあるので、注意すること ■成績評価の方法

平 常 点(50%) レポート(50%) ■テキスト

適宜、紹介する ■参考文献

適宜、紹介する

■講義計画 ①社会調査とは何か ②社会調査の歴史 ③数量的調査か事例調査か ④社会調査の事例 ⑤社会調査のはじまりー電話・インターネット ⑥社会調査のはじまりー歩く ⑦観察する ⑧観察記録の理論と評価 ⑨観察記録を作る ⑩聞き取りのはじまり ⑪聞き取りの理論と評価 ⑫インタビュー・データの記録と作成 ⑬観察記録とインタビュー・データの活用 ⑭報告の方法と課題

【開講】後期 月1【担当】 山本 哲司

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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社会調査のすすめ

■サブタイトル 社会研究のデータ収集と分析 ■講義概要

自然科学では、実験によってデータを収集を行う。社会科学の研究では、社会の実態や人々の意識について考察を行うためにデータ収集として調査活動が行われる。社会調査とはどのようなものか。どのようなことを知ることができるのか。社会調査の目的・倫理・歴史、社会調査の種類とそれぞれの方法が持つ長所と問題点について学び、社会調査の基本的事項から調査の企画~実施までの実際を検討する。 ■到達目標

1.社会調査の基礎的な知識・技法の習得2.調査倫理の学習3.データの解読の力を養うこと ■講義方法

基本的には講義形式で行うが、実際の作業を通じて調査活動の課題検討も含む

■授業時間外における予・復習等の指示 授業内に説明された内容に、実習的な課題作成を要求することがあるので、注意すること ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 定期試験(50%) 最終課題 最終課題について、レポートまたはテストの選択は授業の進行によって決定するので、授業内の説明をよく聞くこと

■テキスト 適宜、紹介する。

■参考文献 適宜、紹介する。

■講義計画 ①社会調査とはーガイダンスー ②社会調査の歴史 ③社会調査の倫理 ④量的調査と質的調査 ⑤社会調査の事例 ⑥調査テーマの選択・構成とは ⑦調査対象者と抽出 ⑧調査票の構成と作成の課題 ⑨質問項目と質問文 ⑩回答項目と選択肢 ⑪調査票の確認 ⑫データ化作業とデータの意味 ⑬データ分析の実際 ⑭データの見せ方と報告について

【開講】前期 月1【担当】 山本 哲司

社会統計学のすすめ(2015年度以降入学生)統計入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 数字に騙されないために ■講義概要

世の中を見渡せば、インターネット、テレビ、新聞など様々な場所で様々な数字が使われています。そこには、内閣支持率や大卒者内定率といった難しそうな数値だけでなく、スポーツ選手の成績、流行のお店の人気度ランキングというものもあります。これらは全て「統計数値」と呼ばれるものです。また、そうした情報をもとに判断した(たとえば、美味しいラーメンランキングを見てお店を選んだ)のに、あまり満足できなかったこともあるのではないでしょうか?どうしてそうしたことが起きるのか?どうすればそうした情報に騙されずにすむのか?この講義では、そうした数字の情報を正しく理解する力を養い、数字に惑わされずに判断していくコツを学びます。そのため、この講義では、日常生活の中の現象(経済・心理の関連)を例に取り上げ講義を行います。数学の知識がなくても、世の中の様々なことが見えてくるようになると思います。皆さんが近い将来、必要となる(身につけておくと大きな力となる)客観的なモノの見方について一緒に学んでいけたらと思います。 ■到達目標

身近にあふれる数字の意味と、その背景や問題点を理解できるようになる。

■講義方法 講義形式で行います。また、身近な例を使いながら、簡単な例題を解いてもらい、統計を学んでいただけるよう心がけます。

■授業時間外における予・復習等の指示 日常生活のなかで、数字の意味について考えてみる。 ■成績評価の方法

レポート(100%)

■テキスト 特になし。講義資料を配布します。ただし、配布当日に欠席した人は自己責任のもとにおいて何らかの方法で資料を入手してください。

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 統計学は何か意味のある事を言うために、数式を使います。それゆえに拒否反応を示しがちですが、加減乗除(+-×÷)が出来ればその多くは問題ありません。むしろ、拒否反応を示す人が多いということは、それだけ身につければ武器になるということです。授業中、私語が多い場合、他の学生の迷惑になりますので退出をお願いいたします。

■講義計画 ①オリエンテーション ②記述統計①:日常生活の中でみる統計 ③記述統計②:集団の代表をする数値 ④記述統計③:散らばりを計算する ⑤記述統計④:異なるデータを比較する ⑥記述統計⑤:これまでの復習 ⑦確率①:確率の基本。確率とは? ⑧確率②:条件付確率の考え方 ⑨確率③:様々な確率分布 ⑩確率④:期待値と分布 ⑪統計的分析①:誤差と有意な差 ⑫統計的分析②:相関を見よう ⑬統計的分析③:ちょっと高度な分析 ⑭統計的分析④:推計と検定① ⑮統計的分析⑤:推計と検定②

【開講】前期 木3【担当】 長谷 祐

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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社会統計学のすすめ(2015年度以降入学生)統計入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 数字に騙されないために ■講義概要

世の中を見渡せば、インターネット、テレビ、新聞など様々な場所で様々な数字が使われています。そこには、内閣支持率や大卒者内定率といった難しそうな数値だけでなく、スポーツ選手の成績、流行のお店の人気度ランキングというものもあります。これらは全て「統計数値」と呼ばれるものです。また、そうした情報をもとに判断した(たとえば、美味しいラーメンランキングを見てお店を選んだ)のに、あまり満足できなかったこともあるのではないでしょうか?どうしてそうしたことが起きるのか?どうすればそうした情報に騙されずにすむのか?この講義では、そうした数字の情報を正しく理解する力を養い、数字に惑わされずに判断していくコツを学びます。そのため、この講義では、日常生活の中の現象(経済・心理の関連)を例に取り上げ講義を行います。数学の知識がなくても、世の中の様々なことが見えてくるようになると思います。皆さんが近い将来、必要となる(身につけておくと大きな力となる)客観的なモノの見方について一緒に学んでいけたらと思います。 ■到達目標

身近にあふれる数字の意味と、その背景や問題点を理解できるようになる。

■講義方法 講義形式で行います。また、身近な例を使いながら、簡単な例題を解いてもらい、統計を学んでいただけるよう心がけます。

■授業時間外における予・復習等の指示 日常生活のなかで、数字の意味について考えてみる。 ■成績評価の方法

レポート(100%)

■テキスト 特になし。講義資料を配布します。ただし、配布当日に欠席した人は自己責任のもとにおいて何らかの方法で資料を入手してください。

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 統計学は何か意味のある事を言うために、数式を使います。それゆえに拒否反応を示しがちですが、加減乗除(+-×÷)が出来ればその多くは問題ありません。むしろ、拒否反応を示す人が多いということは、それだけ身につければ武器になるということです。授業中、私語が多い場合、他の学生の迷惑になりますので退出をお願いいたします。

■講義計画 ①オリエンテーション ②記述統計①:日常生活の中でみる統計 ③記述統計②:集団の代表をする数値 ④記述統計③:散らばりを計算する ⑤記述統計④:異なるデータを比較する ⑥記述統計⑤:これまでの復習 ⑦確率①:確率の基本。確率とは? ⑧確率②:条件付確率の考え方 ⑨確率③:様々な確率分布 ⑩確率④:期待値と分布 ⑪統計的分析①:誤差と有意な差 ⑫統計的分析②:相関を見よう ⑬統計的分析③:ちょっと高度な分析 ⑭統計的分析④:推計と検定① ⑮統計的分析⑤:推計と検定②

【開講】後期 金5【担当】 長谷 祐

宗教学のすすめ(2015年度以降入学生)現代社会と宗教(2014年度以前入学生)

■講義概要 現代における様々な問題について宗教はどう考えるか。考えられないということも含めて、どう考えるのか。また、宗教自身がはらんでいる問題に、宗教はどう答え、どう答えられないか。授業では、物語と自己、悪や不幸、生命倫理、死刑、新宗教といった切り口を1つずつ設定しながら、上記のことに迫っていく予定である。 ■到達目標

宗教や、宗教のものの考え方に興味をもつことができる。 ■講義方法

プリントを配布し、それをもとに講義する。映像資料なども使用する。 ■系統的履修

宗教の世界(旧カリ名:生活の中の宗教) ■授業時間外における予・復習等の指示

前回の講義内容を復習しておくことが望ましい。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 定期試験(60%) 出席回数・授業態度が反映されるようなテストを実施する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

適宜紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

積極的に授業に参加してほしい。(遅刻は講義開始後10分まで。遅刻・途中退室・私語・居眠りなどの授業妨害にたいしては、受講資格取り消しを含む厳しい処置をとる。)

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業終了時。

■講義計画 ①はじめに ― 現代における宗教 ②宗教と物語 (1) ③宗教と物語 (2) ④宗教と原理主義 (1) ⑤宗教と原理主義 (2) ⑥宗教と悪 (1) ⑦宗教と悪 (2) ⑧宗教と寛容 (1) ⑨宗教と寛容 (2) ⑩宗教と生命 (1) ⑪宗教と生命 (2) ⑫宗教と死刑 (1) ⑬宗教と死刑 (2) ⑭宗教と死刑 (3) ⑮まとめ

【開講】前期 水5【担当】 辻 虎志

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

Page 45: Syllabus - Ryukoku University...龍谷大学理工学部 電子情報学科 Syllabus 電子情報学科 理工学部 Faculty of Science and Technology 2016 2016 Syllabus 学部・学科英文名

- -43

宗教学のすすめ(2015年度以降入学生)現代社会と宗教(2014年度以前入学生)

■講義概要 現代における様々な問題について宗教はどう考えるか。考えられないということも含めて、どう考えるのか。また、宗教自身がはらんでいる問題に、宗教はどう答え、どう答えられないか。授業では、物語と自己、悪や不幸、生命倫理、死刑、新宗教といった切り口を1つずつ設定しながら、上記のことに迫っていく予定である。 ■到達目標

宗教や、宗教のものの考え方に興味をもつことができる。 ■講義方法

プリントを配布し、それをもとに講義する。映像資料なども使用する。 ■系統的履修

宗教の世界(旧カリ・農学部開講科目名:生活の中の宗教) ■授業時間外における予・復習等の指示

前回の講義内容を復習しておくことが望ましい。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 定期試験(60%) 出席回数・授業態度が反映されるようなテストを実施する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

適宜紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

積極的に授業に参加してほしい。(遅刻は講義開始後10分まで。遅刻・途中退室・私語・居眠りなどの授業妨害にたいしては、受講資格取り消しを含む厳しい処置をとる。)

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業終了時。

■講義計画 ①はじめに ― 現代における宗教 ②宗教と物語 (1) ③宗教と物語 (2) ④宗教と原理主義 (1) ⑤宗教と原理主義 (2) ⑥宗教と悪 (1) ⑦宗教と悪 (2) ⑧宗教と寛容 (1) ⑨宗教と寛容 (2) ⑩宗教と生命 (1) ⑪宗教と生命 (2) ⑫宗教と死刑 (1) ⑬宗教と死刑 (2) ⑭宗教と死刑 (3) ⑮まとめ

【開講】後期 水4【担当】 辻 虎志

宗教の世界(2015年度以降入学生)生活の中の宗教(2014年度以前入学生)

■講義概要 我々の生活・生存の中にはすでに宗教がしみ込んでいる。このことをどう考えるか。そこにどんな問題が浮かび上がってくるか。宗教を知ることは自己を知ることである。授業では、宗教と食、お金、医療、アート、政治、インターネットといった切り口を1つずつ設定しながら、上記のことに迫っていく予定である。

■到達目標 宗教や、宗教のものの考え方に興味をもつことができる。 ■講義方法

プリントを配布し、それをもとに講義する。映像資料なども使用する。 ■系統的履修

宗教学のすすめ(旧カリ・農学部開講科目名:現代社会と宗教) ■授業時間外における予・復習等の指示

前回の講義内容を復習しておくことが望ましい。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 定期試験(60%) 出席回数・授業態度が反映されるようなテストを実施する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

適宜紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

積極的に授業に参加してほしい。(遅刻は講義開始後10分まで。遅刻・途中退室・私語・居眠りなどの授業妨害にたいしては、受講資格取り消しを含む厳しい処置をとる。)

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業終了時。

■講義計画 ①はじめに ― 生活の中の宗教 ②宗教とお金 (1) ③宗教とお金 (2) ④宗教と食 ⑤宗教と医療 (1) ⑥宗教と医療 (2) ⑦宗教と経済 (1) ⑧宗教と経済 (2) ⑨宗教とアート ⑩宗教と文学 ⑪宗教と政治 ⑫宗教とインターネット ⑬宗教とおひとりさま ⑭宗教と性愛 ⑮まとめ

【開講】前期 水4【担当】 辻 虎志

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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宗教の世界(2015年度以降入学生)生活の中の宗教(2014年度以前入学生)

■講義概要 我々の生活・生存の中にはすでに宗教がしみ込んでいる。このことをどう考えるか。そこにどんな問題が浮かび上がってくるか。宗教を知ることは自己を知ることである。授業では、宗教と食、お金、医療、アート、政治、インターネットといった切り口を1つずつ設定しながら、上記のことに迫っていく予定である。

■到達目標 宗教や、宗教のものの考え方に興味をもつことができる。 ■講義方法

プリントを配布し、それをもとに講義する。映像資料なども使用する。 ■系統的履修

宗教学のすすめ(旧カリ名:現代社会と宗教) ■授業時間外における予・復習等の指示

前回の講義内容を復習しておくことが望ましい。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 定期試験(60%) 出席回数・授業態度が反映されるようなテストを実施する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

適宜紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

積極的に授業に参加してほしい。(遅刻は講義開始後10分まで。遅刻・途中退室・私語・居眠りなどの授業妨害にたいしては、受講資格取り消しを含む厳しい処置をとる。)

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業終了時。

■講義計画 ①はじめに ― 生活の中の宗教 ②宗教とお金 (1) ③宗教とお金 (2) ④宗教と食 ⑤宗教と医療 (1) ⑥宗教と医療 (2) ⑦宗教と経済 (1) ⑧宗教と経済 (2) ⑨宗教とアート ⑩宗教と文学 ⑪宗教と政治 ⑫宗教とインターネット ⑬宗教とおひとりさま ⑭宗教と性愛 ⑮まとめ

【開講】後期 水5【担当】 辻 虎志

心理学入門

■講義概要 初学者にとっての心理学のイメージは、一面的でしかないことが多い。しかし実際の心理学の対象は広く、デザインや購買行動、学習、家族、テストなどなど、われわれにとって日常的な事柄に密接に関連している。 そこでこの授業では、日常的話題と結びつけながら、できるだけ広い範囲の「心理学」について概説する。またテーマに合わせ、授業内で極簡単な実験を行い、心理学の研究手法にも触れる。受講者の一人一人が心理学の全体像を把握し、基礎的な知識を確実に身につけられる講義としたい。

■到達目標 人のこころや行動を科学的に捉えようとする心理学の考え方を理解し、今後自らが課題に向き合ったときに、心理学の知識や考え方を自分のものとして運用できるようになることを目標とする。

■講義方法 基本的に自作の資料に基づき講義形式で進める。また各テーマの理解の促進のために授業内で簡単な作業や心理データ収集の実習を行う。このため授業内レポートの提出を求めることがある。

■授業時間外における予・復習等の指示 特に重要な点は授業内で強調するので、用語や意味を確実に理解してほしい。講義を受けた上で不明な点は、質問時間に解決すること。また関連文献を紹介するので、ぜひ読んで理解を深めてほしい。なお資料の一部は事前に公開する。 ■成績評価の方法

平常点(100%) 原則として授業内で行う試験に基づいて評価するが、授業内レポートなど授業への参加の程度を加味することがある。

■テキスト サトウタツヤ・北岡明佳・土田宣明 『心理学スタンダード――学問する楽しさを知る』 ミネルヴァ書房 2,800円

■参考文献 松田隆夫・八木保樹・土田宣明・福原浩之・藤健一・星野裕司・柴田直峰 『心理学概説―心と行動の理解』 培風館 1,900円 小川捷之・椎名健 『心理学パッケージ1-6』 ブレーン出版 ジェームズ J. ギブソン (著)  東山篤規 ・竹澤智 美・村上嵩至 (訳) 『視覚ワールドの知覚』 新曜社 3,675円

■講義計画 ①心理学の課題と考え方 ②視る心理学1 ③視る心理学2 ④聴く心理学 ⑤嗅ぐ・味わう心理学 ⑥触れる・痛みの心理学 ⑦記憶の心理学1 ⑧記憶の心理学2 ⑨思考心理学 ⑩学習心理学 ⑪発達心理学 ⑫教育心理学 ⑬社会心理学 ⑭臨床心理学 ⑮「心理学入門」をふりかえる:最終試験

【開講】前期 月1【担当】 破田野 智美

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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心理学入門

■サブタイトル 伝統的心理学諸理論および現代心理学諸理論の体系的理解 ■講義概要

心とは何かという問いを巡っては、古来様々な議論が重ねられてきた。心とは本質的に不確定でやや可塑的な存在ではあるものの、心理学においては、ある種の分析的な思考によって導かれる概念であり、又ある時には、科学的な道具立てによって到達できる、ある種の具体物に近い存在でもある。従って、学生が心理学という語から連想するような、現在巷に氾濫するいわゆる「心理ゲーム」や、また例えば「人の心を2分で掴む会話術」、あるいは、極めて単純な「夢分析」、また

「ポジティブに生きるための名言集」といった書物の類は、いわゆる「学」としての心理学とは縁遠い存在であることを先ず認識して頂きたい。心理学において扱われる<心>とは様々な様相を見せるものであるが、それらは決して軽いエンターテイメントや日常コミュニケーションにおける安易な人心操作、また「この夢は~を意味する」というような単純で表層的なものでは決してないし、また、人生哲学の基盤として座右の銘に落ち着くような固定的で変化の乏しいものではない。では、この現代において、心理なるものを科学的認識の俎上に載せるとはどういうことか、否、それはそもそも可能なものであるのか、そして不可能であるとすれば他にどういった方法論がありうるのか。本講義においては、こうした問題意識を核にしつつ、心理学の具体に触れながら、そのエッセンスを理解してもらう。 なお、本講義はあくまで「入門」科目に過ぎない為、すべての心理学領域を網羅できるものではないことを予め承知おき願いたい。本講義は飽くまで心理学への関心が深まり、且つ広がることを一つの主要眼目といて開講されているのであり、寧ろ本講義終了後に、学生各自が、それぞれの興味に従って探究を深めることができるのであれば、本講義の目的は達成できたということが出来る。 ■到達目標

伝統的心理学諸理論および現代心理学諸理論の概略を把握できるとともに、伝統的心理学から現代心理学に至る変容の軌跡とその要因について概略を理解することができる。 ■講義方法

口頭説明および板書を中心に講義を行うが、OHC、ビデオ等の視聴覚教材も用いる。 ■系統的履修

●人文・社系分野の講義を、登録数の上限の許す限り数多く受講するべきである。そうでなければ、心理学という学問の本質的意味や学問的なや立ち位置を理解することは困難である。なお近年、「コミュニケーション障がい(いわゆる『コミュ障』と呼ばれるもの)」や「こころの病気」(とりわけ『新型鬱病』と呼ばれるものなど)のみに興味が特化し、その単純な解決策(分かりやすい処方箋)のみを講義に期待するだけの受講者が急増しているが、そうした者は本講義を受講するべきではないし、受講したとしても、その本質的な解決策は得られないであろう。こうした問題について理解するには、現在の社会状況に関する多角的な視野や、それに関する多くの情報を冷静に分析できる客観的で冷静な知性が求められる。 ※なお、講義終了後の数分で教員に学生自身の悩みを教員に打ち明け、それに関するアドバイスを求めたりする学生がいるが、教員側がその者の成育歴や家庭環境、生活史といった情報の詳細を網羅的に把握できていない以上、具体的相談には応じられない。時に安易なアドバイスは、寧ろ逆効果を生じる危険性を孕むからである。(むろん、そうした相談を受けた場合は、適宜、カウンセリングルーム等を紹介する。また。講義内容の質問に関してはその場で出来る限り具体的に応じる。)

■授業時間外における予・復習等の指示 ●本講義の単位を得る為には、授業前に行うべき予習(90分)、および授業後に行うべき復習(90分)が共に義務付けれられているので、必ず行なうこと。(なお、このことについては講義内にて時折チェックを行う。)

■成績評価の方法 その他(100%) 以下を参照。 ●定期試験(記述式。教科書・ノート他、一切持ち込み不可)を100点満点とするが、授業外レポートおよび出席態度の評点が悪い者については、減点を行う。なお試験の形式については毎回変更を行うこととするが、大量の記述を要するものとなっているので予め十分に準備をしておくこと。★ この科目はいわゆる「楽勝科目」ではない。受講者には向

学心と強い学習意欲が求められる。万が一講義との相性が合わなかったケースにおいては、後ほど必ず「履修放棄」の手続を行い、名簿からの抹消を行うこと。

■テキスト テキストは使用しない。(必要に応じて講義内で資料を配布する) ■参考文献

宝島編集部編 『心理学・入門』 宝島社 大橋ら著 『心理学者、裁判と出会う』 北大路書房 松島著 『記憶の持続 自己の持続』 金子書房 上記文献は初学者にとって、極めて難解なものとして映るかもしれない。しかし、何度も反芻して熟読することで、その意味するものが内化されていくであろう。

■履修上の注意・担当者からの一言 既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。 ※当科目はいわゆる「楽勝科目」ではないので注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。 ■講義計画

①「心」概念とその認識の在り方を巡って ②科学的方法論と心理学との関係性 ③心理学的測定論 ④主観性/客観性という二元論を巡って ⑤モチベーションに関する諸理論 ⑥行動主義の心理学 ⑦条件付けと行動療法 ⑧認知心理学概説 ⑨神経心理学概説 ⑩発達心理学概説 ⑪臨床心理学概説 ⑫フロイト/ユングの理論 ⑬人格心理学概説 ⑭社会性と自己との関係性を巡って ⑮総括および討論

【開講】前期 月1【担当】 松島 恵介

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

Page 48: Syllabus - Ryukoku University...龍谷大学理工学部 電子情報学科 Syllabus 電子情報学科 理工学部 Faculty of Science and Technology 2016 2016 Syllabus 学部・学科英文名

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心理学入門

■講義概要 初学者にとっての心理学のイメージは、一面的でしかないことが多い。しかし実際の心理学の対象は広く、デザインや購買行動、学習、家族、テストなどなど、われわれにとって日常的な事柄に密接に関連している。 そこでこの授業では、日常的話題と結びつけながら、できるだけ広い範囲の「心理学」について概説する。またテーマに合わせ、授業内で極簡単な実験を行い、心理学の研究手法にも触れる。受講者の一人一人が心理学の全体像を把握し、基礎的な知識を確実に身につけられる講義としたい。 ■到達目標

人のこころや行動を科学的に捉えようとする心理学の考え方を理解し、今後自らが課題に向き合ったときに、心理学の知識や考え方を自分のものとして運用できるようになることを目標とする。

■講義方法 基本的に自作の資料に基づき講義形式で進める。また各テーマの理解の促進のために授業内で簡単な作業や心理データ収集の実習を行う。このため授業内レポートの提出を求めることがある。

■授業時間外における予・復習等の指示 特に重要な点は授業内で強調するので、用語や意味を確実に理解してほしい。講義を受けた上で不明な点は、質問時間に解決すること。また関連文献を紹介するので、ぜひ読んで理解を深めてほしい。なお資料の一部は事前に公開する。

■成績評価の方法 平常点(100%) 原則として授業内で行う試験に基づいて評価するが、授業内レポートなど授業への参加の程度を加味することがある。

■テキスト サトウタツヤ・北岡明佳・土田宣明 『心理学スタンダード――学問する楽しさを知る』 ミネルヴァ書房 2,800円

■参考文献 松田隆夫・八木保樹・土田宣明・福原浩之・藤健一・星野裕司・柴田直峰 『心理学概説―心と行動の理解』 培風館 1,900円 小川捷之・椎名健 『心理学パッケージ1-6』 ブレーン出版 ジェームズ J. ギブソン (著)  東山篤規 ・竹澤智 美・村上嵩至 (訳) 『視覚ワールドの知覚』 新曜社 3,675円

■講義計画 ①心理学の課題と考え方 ②視る心理学1 ③視る心理学2 ④聴く心理学 ⑤嗅ぐ・味わう心理学 ⑥触れる・痛みの心理学 ⑦記憶の心理学1 ⑧記憶の心理学2 ⑨思考心理学 ⑩学習心理学 ⑪発達心理学 ⑫教育心理学 ⑬社会心理学 ⑭臨床心理学 ⑮「心理学入門」をふりかえる:最終試験

【開講】後期 月1【担当】 破田野 智美

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

Page 49: Syllabus - Ryukoku University...龍谷大学理工学部 電子情報学科 Syllabus 電子情報学科 理工学部 Faculty of Science and Technology 2016 2016 Syllabus 学部・学科英文名

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心理学入門

■サブタイトル 伝統的心理学諸理論および現代心理学諸理論の体系的理解 ■講義概要

心とは何かという問いを巡っては、古来様々な議論が重ねられてきた。心とは本質的に不確定でやや可塑的な存在ではあるものの、心理学においては、ある種の分析的な思考によって導かれる概念であり、又ある時には、科学的な道具立てによって到達できる、ある種の具体物に近い存在でもある。従って、学生が心理学という語から連想するような、現在巷に氾濫するいわゆる「心理ゲーム」や、また例えば「人の心を2分で掴む会話術」、あるいは、極めて単純な「夢分析」、また

「ポジティブに生きるための名言集」といった書物の類は、いわゆる「学」としての心理学とは縁遠い存在であることを先ず認識して頂きたい。心理学において扱われる<心>とは様々な様相を見せるものであるが、それらは決して軽いエンターテイメントや日常コミュニケーションにおける安易な人心操作、また「この夢は~を意味する」というような単純で表層的なものでは決してないし、また、人生哲学の基盤として座右の銘に落ち着くような固定的で変化の乏しいものではない。では、この現代において、心理なるものを科学的認識の俎上に載せるとはどういうことか、否、それはそもそも可能なものであるのか、そして不可能であるとすれば他にどういった方法論がありうるのか。本講義においては、こうした問題意識を核にしつつ、心理学の具体に触れながら、そのエッセンスを理解してもらう。 なお、本講義はあくまで「入門」科目に過ぎない為、すべての心理学領域を網羅できるものではないことを予め承知おき願いたい。本講義は飽くまで心理学への関心が深まり、且つ広がることを一つの主要眼目といて開講されているのであり、寧ろ本講義終了後に、学生各自が、それぞれの興味に従って探究を深めることができるのであれば、本講義の目的は達成できたということが出来る。 ■到達目標

伝統的心理学諸理論および現代心理学諸理論の概略を把握できるとともに、伝統的心理学から現代心理学に至る変容の軌跡とその要因について概略を理解することができる。 ■講義方法

口頭説明および板書を中心に講義を行うが、OHC、ビデオ等の視聴覚教材も用いる。 ■系統的履修

●人文・社系分野の講義を、登録数の上限の許す限り数多く受講するべきである。そうでなければ、心理学という学問の本質的意味や学問的なや立ち位置を理解することは困難である。なお近年、「コミュニケーション障がい(いわゆる『コミュ障』と呼ばれるもの)」や「こころの病気」(とりわけ『新型鬱病』と呼ばれるものなど)のみに興味が特化し、その単純な解決策(分かりやすい処方箋)のみを講義に期待するだけの受講者が急増しているが、そうした者は本講義を受講するべきではないし、受講したとしても、その本質的な解決策は得られないであろう。こうした問題について理解するには、現在の社会状況に関する多角的な視野や、それに関する多くの情報を冷静に分析できる客観的で冷静な知性が求められる。 ※なお、講義終了後の数分で教員に学生自身の悩みを教員に打ち明け、それに関するアドバイスを求めたりする学生がいるが、教員側がその者の成育歴や家庭環境、生活史といった情報の詳細を網羅的に把握できていない以上、具体的相談には応じられない。時に安易なアドバイスは、寧ろ逆効果を生じる危険性を孕むからである。(むろん、そうした相談を受けた場合は、適宜、カウンセリングルーム等を紹介する。また。講義内容の質問に関してはその場で出来る限り具体的に応じる。)

■授業時間外における予・復習等の指示 ●本講義の単位を得る為には、授業前に行うべき予習(90分)、および授業後に行うべき復習(90分)が共に義務付けれられているので、必ず行なうこと。(なお、このことについては講義内にて時折チェックを行う。)

■成績評価の方法 その他(100%) 以下を参照。 ●定期試験(記述式。教科書・ノート他、一切持ち込み不可)を100点満点とするが、授業外レポートおよび出席態度の評点が悪い者については、減点を行う。なお試験の形式については毎回変更を行うこととするが、大量の記述を要するものとなっているので予め十分に準備をしておくこと。★ この科目はいわゆる「楽勝科目」ではない。受講者には向

学心と強い学習意欲が求められる。万が一講義との相性が合わなかったケースにおいては、後ほど必ず「履修放棄」の手続を行い、名簿からの抹消を行うこと。

■テキスト テキストは使用しない。(必要に応じて講義内で資料を配布する) ■参考文献

宝島編集部編 『心理学・入門』 宝島社 大橋ら著 『心理学者、裁判と出会う』 北大路書房 松島著 『記憶の持続 自己の持続』 金子書房 上記文献は初学者にとって、極めて難解なものとして映るかもしれない。しかし、何度も反芻して熟読することで、その意味するものが内化されていくであろう。

■履修上の注意・担当者からの一言 既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。 ※当科目はいわゆる「楽勝科目」ではないので注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。 ■講義計画

①「心」概念とその認識の在り方を巡って ②科学的方法論と心理学との関係性 ③心理学的測定論 ④主観性/客観性という二元論を巡って ⑤モチベーションに関する諸理論 ⑥行動主義の心理学 ⑦条件付けと行動療法 ⑧認知心理学概説 ⑨神経心理学概説 ⑩発達心理学概説 ⑪臨床心理学概説 ⑫フロイト/ユングの理論 ⑬人格心理学概説 ⑭社会性と自己との関係性を巡って ⑮総括および討論

【開講】後期 月1【担当】 松島 恵介

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

Page 50: Syllabus - Ryukoku University...龍谷大学理工学部 電子情報学科 Syllabus 電子情報学科 理工学部 Faculty of Science and Technology 2016 2016 Syllabus 学部・学科英文名

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政治学のすすめ(2015年度以降入学生)政治学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 政治学の基本概念 ■講義概要

政治学の基本的な見方について講義する。日々私たちが見聞する断片的な情報から現実の政治を理解するためには、その本質的な特徴と歴史社会的な背景を把握しておくことが重要である。そこで、本講義では、政治学にはじめて接する人を想定して、身近なトピックをとりあげながら、その基本的な見方と応用のしかたを解説する。

■到達目標 政治学の見方に関する基本的知識を得るとともに、現実の政治現象に関する理解力・洞察力・判断力を身につける。 ■講義方法

講義による。 ■授業時間外における予・復習等の指示

事前学習として、前回配布プリントの資料とを読んでおき、課題を行う。事後学習では、配布プリントにある課題に基づいて復習を行う。

■成績評価の方法 小テスト(40%) 各回小テストあるいは授業内レポートを課す。 定期試験(60%) ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業前後

■講義計画 ①オリエンテーション ②政治的態度(1)世論 ③政治的態度(2)イデオロギー ④政治的相互作用(1)メディアと政治 ⑤政治的相互作用(2)政党システム ⑥政治的相互作用(3)選挙と投票行動 ⑦政治的相互作用(4)利益団体とロビイング ⑧政治制度(1)執政府 ⑨政治制度(2)議会と議員 ⑩政治制度(3)行政官僚制 ⑪日本政治史(1)福祉国家の政治史 ⑫日本政治史(2)公共事業の政治史 ⑬現代の国際政治(1)日本の戦後外交 ⑭現代の国際政治 (2)経済交渉 ⑮現代の国際政治 (3)テロとの戦い

【開講】前期 月1【担当】 水垣 源太郎

政治学のすすめ(2015年度以降入学生)政治学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 政治学の基本概念 ■講義概要

政治学の基本的な見方について講義する。日々私たちが見聞する断片的な情報から現実の政治を理解するためには、その本質的な特徴と歴史社会的な背景を把握しておくことが重要である。そこで、本講義では、政治学にはじめて接する人を想定して、身近なトピックをとりあげながら、その基本的な見方と応用のしかたを解説する。

■到達目標 政治学の見方に関する基本的知識を得るとともに、現実の政治現象に関する理解力・洞察力・判断力を身につける。 ■講義方法

講義による。 ■授業時間外における予・復習等の指示

事前学習として、前回配布プリントの資料とを読んでおき、課題を行う。事後学習では、配布プリントにある課題に基づいて復習を行う。

■成績評価の方法 小テスト(40%) 各回小テストあるいは授業内レポートを課す。 定期試験(60%) ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業前後

■講義計画 ①オリエンテーション ②政治的態度(1)世論 ③政治的態度(2)イデオロギー ④政治的相互作用(1)メディアと政治 ⑤政治的相互作用(2)政党システム ⑥政治的相互作用(3)選挙と投票行動 ⑦政治的相互作用(4)利益団体とロビイング ⑧政治制度(1)執政府 ⑨政治制度(2)議会と議員 ⑩政治制度(3)行政官僚制 ⑪日本政治史(1)福祉国家の政治史 ⑫日本政治史(2)公共事業の政治史 ⑬現代の国際政治(1)日本の戦後外交 ⑭現代の国際政治 (2)経済交渉 ⑮現代の国際政治 (3)テロとの戦い

【開講】後期 月3【担当】 水垣 源太郎

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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西洋の文学A(2015年度以降入学生)文学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 物語の誘惑 ■講義概要

ある物語が面白く感じられ、ある言葉が魅力的に思えるのはなぜなのか。おそらくこれまでは漠然と文学に接してきた学生諸君に、文学を理解するための諸々の知的枠組みを紹介し、それによって新たな目で文学を捉え、より深く面白く味わえるようにすることを第一の狙いとする。道具となる考え方の多くは西洋で生まれたもので、これを知れば文学がより面白くなることは請け合いである。日頃縁遠く見える西洋文学を多く取り上げるものの、それらは日本の文学にも深くつながるものなので、受講を選択する段階であまり「西洋」を気にする必要はない。詩も取り上げる一方、何よりも物語の魅力を焦点とするため、ジャンルとしては主に小説を扱う。映画など文学以外の物語形式にも多く言及することになる。

■到達目標 文学作品を、より知的に、より深く、より楽しく、味わうためのノウハウを身につける文学という広く豊かな世界への関心を高める西洋など世界の文学と日本の文学とがどう同じでどう違うかに対する意識を養う ■講義方法

受講者数にもよるが、授業計画に基づく理論的な講義と、実際に文学作品を読み解く作業とを併せて取り入れたい。細かいレベルで考えられるように、作品は短編を中心に扱う。出欠状況の確認も兼ねて、毎回講義の最初にミニクイズ、終わりに感想、質問などを書いてもらうほか、作品分析などで課題の提出を求めることがある。

■授業時間外における予・復習等の指示 次回講義で解説予定の作品等をあらかじめ配るので、指示に従って自分なりに読んで考えてみること。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 講義末に書いてもらうコメントや課題の提出状況と内容

定期試験(60%) 講義内容に関する選択問題、論述問題など 試験と平常成績を総合的に評価する。3分の1以上欠席の場合は原則として期末試験の受験資格を失うものとし、結果的に単位は認められないことになる。 ■テキスト

使用せず。適宜プリント配布。 ■参考文献

中条省平 『小説の解剖学』 筑摩書房(ちくま文庫) 798円 廣野由美子 『批評理論入門―「フランケンシュタイン」解剖講義』 中央公論社(中公新書) 780円 ■履修上の注意・担当者からの一言

文学の世界をもっと知りたい、理解したいという意欲ある受講者を念頭に、講師も受講生も労力は大きいが収穫も多い講義をめざす。したがって楽に単位が取れればいいだけの人には向かない。よく話を聞いて、じっくり考え深く味わって欲しい。なお、物語についての講義となると、取り上げる小説などについての、いわゆる「ネタばれ」は多少とも避けられない。なるべく配慮はするが、あらかじめ了解の上受講のこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

水曜または金曜の4講時。ただしいずれも会議の場合を除く。2-315研究室。希望者にはメールで連絡を取る他、e-Learningサイトを開設予定。

■講義計画 ①序説―文学は死んだか? ②詩の言葉、言葉の詩 ③ジャンル・タイプ・intertextuality ④幻想という名の真実 ⑤言葉の裏を読む ⑥象徴の成立 ⑦構造と対立 ⑧アイロニー ⑨作者・作品・読者 ⑩曖昧と解釈の問題 ⑪文学と時間 ⑫名前の文化論 ⑬旅のモチーフ ⑭実践分析批評1 ⑮実践分析批評2 *以上は、講義項目の流れを示したもので、必ずしも回毎の

内容というわけではない。1-13の項目に14,15を絡めてゆくのが基本スタイルである。

【開講】前期 水3【担当】 大槻 志郎

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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- -50

西洋の文学A(2015年度以降入学生)文学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル ブンガクはなぜあんなにつまらないか?あるいはなぜこんなに面白いか? ■講義概要

宿題で読書感想文を書かされ、観たいテレビもがまんして嫌いな作文を書かされたせいで読書が嫌いになった方は多いでしょう。おまけに、今の世の中、ケータイでもネットでも、本を読むより楽しいことはいくらでもあります。それなのになぜ本を読まなければならないのか?それもよりによってブンガクだなんて!しかし、実はブンガクこそが、私たちの住んでいる世界を作る力・ひっくり返す力を持っているのです。本講義は、そうしたブンガクの力についての入門です。この講義では19世紀から20世紀に欧米で書かれた大衆文学作品をメインに採り上げ、その魅力について考えると同時に、そうした作品がどのように生まれ、どのように受け容れられたか、歴史的な経緯と状況についても紹介していきたいと思います。

■到達目標 ただひたすら楽しいはずの文学を読むという行為を認識する。読書という行為の持つ意味について理解を深める。

■講義方法 毎回テーマを決めて1冊の本を採り上げ、講義形式で解説する。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業で採り上げた文学作品を、できるだけ自ら読んでみることを薦める。

■成績評価の方法 平 常 点(20%) レポート(80%) 4000字程度

■テキスト 特になし

■参考文献 授業中に指示する。

■履修上の注意・担当者からの一言 レポート課題は講義でとりあげたテーマに沿って出される。留意されたい。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

メールで事前に連絡してください。(shimazaki#me.com:#は@に置き換えること。)

■講義計画 ①オリエンテーション ②毎回さまざまな作家を採り上げる。以下の作家については

特に個別に論じる ③エドガー・アラン・ポー ④コナン・ドイル(1) ⑤コナン・ドイル(2) ⑥アガサ・クリスティ ⑦ジュール・ヴェルヌ(1) ⑧ジュール・ヴェルヌ(2) ⑨H・G・ウェルズ ⑩P・K・ディック ⑪メアリー・シェリー ⑫ブラム・ストーカー ⑬ヘンリー・ジェイムズ ⑭スティーヴン・キング ⑮文学の可能性(1) ⑯文学の可能性(2)

【開講】前期 月3【担当】 嶋﨑 陽一

西洋の文学A(2015年度以降入学生)文学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル モチーフとメタファーで読む「物語」 ■講義概要

「文学」とは「ことば」を使って人間の内面と世界を描くもの、まだ文字がなかった時代から現在に至るまで、人間にとってなくてはならない表現方法の一つです。

「ことば」で表現しようとする人々は、さまざまなイメージや技法を使って、自分が表現したいことを伝えようとしてきました。同時に「ことば」は、それを読む人/聞く人の経験、感性、知識などによって、意味が大きく変わってきます。このクラスでは、17世紀初頭の『ハムレット』、19世紀半ばの『ジェイン・エア』、20世紀半ばの『ガリレオの生涯』という3作品を中心に、短編小説などにも触れながら、「ことば」を読む面白さと「物語」の仕組みについて考えます。とくに、「モチーフ」「メタファー」「語り」などの概念を理解することで、文学をより深く読み、他の人と分かち合うためのツールとしてもらえればと思います。「文学」は少し苦手という人には、「ことば」による表現の面白さを感じてもらえるように、「文学」は好きだけれど「面白かった」気持ちの伝え方がわからないという人には、「物語」の仕組みを知ってさらに楽しんでもらえるようになると思います。

■到達目標 「文学」とは何かについて、自分なりの理解をする。あるいは理解を深める。「モチーフ」「メタファー」「語り」などについて理解し、文学を読み、論じるための手段の一つとして使えるようになる。古典とされる作品を読み、その時代背景などを知ることで、大学生に相応しい教養の一部を身につける。 ■講義方法

毎週、宿題(指定テキストである戯曲や小説を読む)があります。クラスの最初に、宿題で読んだテキストの内容について、質問に答えたり、コメントや疑問点を書いたりしてもらいます。学期中に3回小レポートの提出、学期末には期末レポートを提出してもらいます。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習内容:第1週(オリエンテーション)の予習はなし。指定テキスト(文庫本で計4冊)を読む週が9週、小レポートを作成して提出する週が計3週、プリント教材を読む週が1週、最終週は期末レポートの作成、提出となります。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 課題範囲についてのコメントなどを、授業の前に

Manaba Course に書き込んでもらいます。 レポート(40%) 授業で取り上げたトピックに基づいて、期末レポー

トを書いてもらいます。 そ の 他(30%) 『ハムレット』、『ジェイン・エア』、『ガリレオの生涯』

それぞれについての小レポートを出してもらいます。 一学期を通して毎週かなりの量を読み、レポート課題も数回提出することになるので、その覚悟をして受講すること。

■テキスト ウィリアム・シェイクスピア 『新訳ハムレット』 角川書店 500円 シャーロット・ブロンテ 『ジェイン・エア(上・下)』 光文社 1,780円 ベルトルト・ブレヒト 『ガリレオの生涯』 光文社 1,050円

■参考文献 授業内で指示する。

■講義計画 ①はじめに:文学の「ことば」 ②『ハムレット』(1):イメージとモチーフ ③『ハムレット』(2):モチーフのくり返し ④『ハムレット』(3):メタファーの解釈とテーマ ⑤『ハムレット』(4):シェークスピアの作品群 ⑥『ジェイン・エア』(1):西洋近代小説の発展 ⑦『ジェイン・エア』(2):一人称の語り手 ⑧『ジェイン・エア』(3):プロットとくり返されるモチーフ ⑨『ジェイン・エア』(4):物語の「テーマ」とメタファー ⑩『ジェイン・エア』(5):さまざまな「読み」方 ⑪『ガリレオの生涯』(1):大戦という経験 ⑫『ガリレオの生涯』(2):科学と人間 ⑬『ガリレオの生涯』(3):ヨーロッパの基盤 ⑭「湿原で」:モチーフ、メタファー、語り ⑮まとめ

【開講】後期 水3【担当】 坂本 輝世

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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西洋の文学A(2015年度以降入学生)文学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル ブンガクはなぜあんなにつまらないか?あるいはなぜこんなに面白いか? ■講義概要

宿題で読書感想文を書かされ、観たいテレビもがまんして嫌いな作文を書かされたせいで読書が嫌いになった方は多いでしょう。おまけに、今の世の中、ケータイでもネットでも、本を読むより楽しいことはいくらでもあります。それなのになぜ本を読まなければならないのか?それもよりによってブンガクだなんて!しかし、実はブンガクこそが、私たちの住んでいる世界を作る力・ひっくり返す力を持っているのです。本講義は、そうしたブンガクの力についての入門です。この講義では19世紀から20世紀に欧米で書かれた大衆文学作品をメインに採り上げ、その魅力について考えると同時に、そうした作品がどのように生まれ、どのように受け容れられたか、歴史的な経緯と状況についても紹介していきたいと思います。

■到達目標 ただひたすら楽しいはずの文学を読むという行為を認識する。読書という行為の持つ意味について理解を深める。

■講義方法 毎回テーマを決めて1冊の本を採り上げ、講義形式で解説する。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業で採り上げた文学作品を、できるだけ自ら読んでみることを薦める。

■成績評価の方法 平 常 点(20%) レポート(80%) 4000字程度

■テキスト 特になし

■参考文献 授業中に指示する。

■履修上の注意・担当者からの一言 レポート課題は講義でとりあげたテーマに沿って出される。留意されたい。

■講義計画 ①オリエンテーション ②毎回さまざまな作家を採り上げる。以下の作家については

特に個別に論じる ③エドガー・アラン・ポー ④コナン・ドイル(1) ⑤コナン・ドイル(2) ⑥アガサ・クリスティ ⑦ジュール・ヴェルヌ(1) ⑧ジュール・ヴェルヌ(2) ⑨H・G・ウェルズ ⑩P・K・ディック ⑪メアリー・シェリー ⑫ブラム・ストーカー ⑬ヘンリー・ジェイムズ ⑭スティーヴン・キング ⑮文学の可能性(1) ⑯文学の可能性(2)

【開講】後期 月3【担当】 嶋﨑 陽一

西洋の文学B(2015年度以降入学生)欧米の文化(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 文学作品にみる欧米の文化と思想 ■講義概要

「欧米の文学A」では、文学作品の紹介と共に、作品を生んだ時代・社会について解説しました。「欧米の文学B」は、より作品そのものによりそった講義を行います。近代欧米を代表する作家数人について、その作品を直接読みながら、作家たちの創意や思想について考えてみたいと思います。

■到達目標 文学作品と通じて欧米の思想と文化への理解を深める。 ■講義方法

基本的にひとりの作家につき、短編1、長編1を授業で採り上げます。それぞれのさわりをプリントで精読し、受講生の感想やコメントを参考にしつつ、作品理解へとつながるポイントを解説していきます。 ■系統的履修

「欧米の文学A」を受講していることが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

採り上げる作品中、長編については必ずしも授業内で読み終えることを想定していませんが、短編小説については、なるべく各人に直接全編を読んでいただきたいと思います。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) レポート(60%) 授業で採り上げた長編小説について、テー

マを設定してレポートを課します。 ■テキスト

授業では作品の抜粋をプリントで配布する。作品そのものは青空文庫などで安価に読めるものを中心とするので、受講生諸君はなるべく自分で入手して読んでみていただきたい。

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 予復習としての作品の精読、授業中のコメントなど、積極的な参加を期待します。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 メールで事前に連絡してください。

(shimazaki#me.com:#は@に置き換えること。) ■講義計画

①オリエンテーション ②以下の作家を順不同で、ひとりにつき講義2回を基本に採

り上げる予定である。 ③マルセル・プルースト(『スワンの恋』) ④オノレ・ド・バルザック(『ゴリオ爺さん』他) ⑤ジュリアン・グラック(『アルゴールの城』『シルトの岸辺』) ⑥フランツ・カフカ(『変身』『審判(訴訟)』 ⑦カレル・チャペック(『R.U.R.』『山椒魚戦争』) ⑧ハーマン・メルヴィル(『バートルビー』『白鯨』) ⑨チャールズ・ディケンズ(作品未定) ⑩ヘンリー・ジェームズ(作品未定)

【開講】前期 月4【担当】 嶋﨑 陽一

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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西洋の文学B(2015年度以降入学生)欧米の文化(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 西洋文化から文学へ ■講義概要

同じ大槻担当の「西洋の文学A」がいわば文学を内部から考えるものとすれば、この「西洋の文学B」は、それを外部から捉え、西洋の文学の元になっている文化的背景に焦点を当てるものである。 西洋文学としてまとめられる諸作品が、どのような文化背景からその個性を得ているのか、まず広く欧米の文化の特徴というものをテーマ別に整理し、それらがどのような文学作品を生み出しているかを考えてみたい。 結果的に広く文化や地域を扱うことになるので、文学にかぎらず、それ以外の文化に興味のある学生にも積極的な参加を期待したい。

■到達目標 未知の世界としての異文化を、単純化せず、固定観念を持たずに、さまざまな角度、視点から考察する態度を養う。欧米についての基礎知識をより多く身につける。 ■講義方法

授業計画に基づく講義。毎回講義の最初に、出欠の確認も兼ねて、西洋とその文化・文学の基礎知識に関するクイズ、終わりに講義についての簡単なコメントを書いてもらう。課題として特定の問題について調べてもらうことがある。 ■系統的履修

西洋の文学A ■授業時間外における予・復習等の指示

内容は(浅くても?)広範囲にわたるので、参考文献などを講義の前後に読んで、講義についての基礎知識を身に付けたり、より理解を深めるようにすると、それだけ得られるものは多くなると思う。また講義中いろいろ新しい概念、用語などを示すので、なるべくその日のうちに内容を思い起こして自分なりに整理しておくとよい。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 小テスト、講義末に書いてもらうコメント、他の課題の提出と内容。

定期試験(60%) 講義内容を理解できているかどうかについて、選択問題、論述などの筆記試験。小テストから一部出題。

試験と平常成績を総合的に評価する。3分の1以上欠席の場合は原則として定期試験の受験資格を失うものとし、したがって単位も認められないことになる。 ■テキスト

特になし ■参考文献

綿引弘 『一番大切なことがわかる「世界史」の本』 三笠書房(知的生きかた文庫) 619円 西洋文化・文学を理解する土台の一つとして、歴史の知識が重要であり、それをサポートする副読本として好適。西洋史の基礎知識が不足している場合は、講義前に一度通読し、講義期間中も折にふれて読むことが望ましい。その他文献も講義中に紹介。

■履修上の注意・担当者からの一言 西洋の文化や文学について、もっと知りたい、理解したいという意欲ある受講者を念頭に、講師も受講生も労力は大きいが収穫も多い講義をめざす。したがって楽に単位が取れればいいだけの人には向かない。しっかり話を聞いて、未知の内容はちゃんと学び、問題を掘り下げるつもりでいろいろ考えてほしい。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

水曜または金曜4講時。但しいずれも会議の場合を除く。2-315研究室。希望者にはメールで連絡を取る他、e-Learningサイトを開設予定。

■講義計画 ①イントロダクション ②西洋史ドラマチック ③神話、聖書、伝説-物語の源泉 ④時間と永遠、終末のテーマ ⑤旅、探検、冒険小説 ⑥土地と家族の物語 ⑦民族、階級、格差 ⑧自然、環境、科学、SF ⑨風土と文化、文学 ⑩個人と社会の問題 ⑪物語と名前 ⑫児童文学、動物物語 ⑬言葉の重さ、言葉の冒険 ⑭目に見えないもの ⑮夢想、ロマン主義、ファンタジー *以上は、講義項目のおおまかな流れを示したもので、必ず

しも回数毎の内容ではない。

【開講】後期 水3【担当】 大槻 志郎

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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西洋の歴史M

■サブタイトル 西洋の歴史(古代から近世) ■講義概要

本講義では、古代から近世にかけての西洋の歴史の主なトピックをいくつか取り上げ、西洋文明がどのようにして形成されたかを考察し、現代文明につながる西洋文明の特質を考える。西洋諸国家は近代において絶大な影響力を有し、世界のあり方を良くも悪くも左右してきた。21世紀の現在、西洋の持つ影響力や西洋文明の価値観は以前と比べれば相対化された。しかし、現代世界の枠組みやルールは依然として西洋世界に由来するものであり、私たちはその内側で生活し物を考えているのである。このような世界標準を生み出した西洋の歴史と文化について知ることは、今の自分たちの社会のあり方をより深く理解し知性を研ぎ澄ませる機会になるだろうし、日本の歴史と比較することで、逆に私たち自身の個性や価値を発見することにもつながるだろう。 ■到達目標

1 西洋古代から近世までの主要な年代的知識を得る。2  西洋古代から近世にかけての主要な時代の、ひとつ、あるいは

それ以上の特徴をのべることができる。3  日本と西洋の歴史の共通点と相違点について考え、関心を抱く。 ■講義方法

板書と随時配布するプリントを中心に進める。また、プロジェクターで図像資料や映像資料も紹介する予定。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業中、参考文献を紹介するので、各自で探して読む。復習・自己学習を兼ねて小レポートを数回出す。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 授業中に数回小レポートを課す。 レポート(60%) 期末にレポート課題を出す。

レポート課題は必ずすべて提出すること。西洋の歴史の特徴を理解しているか、自分で参考文献に当たり学習しているか、調べた内容と自分の考えとを明確かつ論理的に説明できているか、こうした点を基準に評価する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

授業中に適宜紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

西洋の政治・経済・文化に日ごろから関心をもって接すること。私語や携帯電話の使用など、他の受講者の邪魔になるような行為は慎むこと。各人が自分で文献を探して読むことで学習を深めることが望まれる。

■講義計画 ①「西洋の歴史」について ②世界で最初の民主主義 ③裁判大国アテネ ④古代ローマ:帝国への歩み ⑤剣闘士競技とローマ社会 ⑥ローマ帝国の庶民たち ⑦古代世界とキリスト教 ⑧民族移動と封建制の成立 ⑨生き残った帝国ビザンツ ⑩十字軍とヨーロッパの拡大 ⑪中世ヨーロッパのキリスト教世界 ⑫異文化接触とヨーロッパの覚醒 ⑬中世の爛熟と終わり ⑭ヨーロッパの外への船出 ⑮新しい国家体系の出現

【開講】前期 水3【担当】 西村 昌洋

西洋の歴史N(2015年度以降入学生)教養教育科目特別講義B(西洋近現代史入門)(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 西洋の歴史(近世~現代) ■講義概要

本講義では、近世から近現代にかけての西洋の歴史の主なトピックをいくつか取り上げ、西洋世界に軸心をおきながら、世界の一体化をたどり、戦争と革命の激動の時代をふりかえり、近現代の歴史を学ぶ意義を考える。西洋諸国家は近代において絶大な影響力を有し、世界のあり方を良くも悪くも左右してきた。21世紀の現在、西洋の持つ影響力や西洋文明の価値観は以前と比べれば相対化された。しかし、現代世界の枠組みやルールは依然として西洋世界に由来するものであり、私たちはその内側で生活し物を考えているのである。このような世界標準を生み出した西洋の歴史と文化について知ることは、今の自分たちの社会のあり方をより深く理解し知性を研ぎ澄ませる機会になるだろうし、日本の歴史と比較することで、逆に私たち自身の個性や価値を発見することにもつながるだろう。 ■到達目標

1 西洋近世から現代までの主要な年代的知識を得る。2  西洋近世から現代までの主要な時代の、ひとつ、あるいはそれ

以上の特徴をのべることができる。3  日本と西洋の歴史の共通点と相違点について考え、関心を抱く。 ■講義方法

板書と随時配布するプリントを中心に進める。また、プロジェクターで図像資料や映像資料も紹介する予定。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業中、参考文献を紹介するので、各自で探して読んでみる。復習・自己学習を兼ねて小レポートを数回出す。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 授業中に数回小レポートを課す。 レポート(60%) 期末にレポート課題を出す。

レポート課題は必ずすべて提出すること。西洋の歴史の特徴を理解しているか、自分で参考文献に当たり学習しているか、調べた内容と自分の考えとを明確かつ論理的に説明できているか、こうした点を基準に評価する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

授業中に適宜紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

現在の西洋の政治・経済・文化に日ごろから関心をもって接すること。私語や携帯電話の使用など、他の受講者の邪魔になるような行為は慎むこと。各人が自分で文献を探して読むことで学習を深めることが望まれる。

■講義計画 ①西洋の近代と世界 ②宗教改革とヨーロッパの分裂 ③新しい国家体系 ④ヨーロッパ外への船出 ⑤産業革命と植民地 ⑥アジアとヨーロッパ ⑦フランス革命と国民の誕生 ⑧ウィーン体制からドイツ統一へ ⑨アメリカ合衆国の誕生 ⑩帝国主義の時代とアジア ⑪明治日本と西洋世界 ⑫世界大戦の時代 ⑬グローバル化の時代 ⑭アメリカの覇権 ⑮現代の国際世界

【開講】後期 木3【担当】 西村 昌洋

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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地理学のすすめ

■サブタイトル 身近な地域、身近な問題を地理学的に観てみよう ■講義概要

地理学は、地表で展開されるさまざまな空間現象について、その地域差(あるいは共通性)に着目しながら追究して行く学問分野です。そこで扱われる空間現象には大きく分けて、地形、気候、植生、水文などの自然現象と、政治、経済、産業、社会、宗教・文化など人文現象がありますが、この科目では産業や人口分布といった人文現象のなかでも経済・社会を読み解くための基本的事項を中心に扱います。また、地理学では地域について考えるためのツールとして地図をよく使います。講義では、まずは地図利用の基本について学び、その後は地図を利用しながら地域のさまざまな空間現象について考えていく、という形になります。 この講義の受講を通して、身近な地域の空間現象について、地理学的な見方や考え方ができるようになることを期待します。それは決して難しいことではなく、もしかしたら高校までの授業などを通じてある程度そのような素養が備わっている人もいるかもしれません。唐突かもしれませんが・・・人生は生活の場所選び(空間選択)の連続です。さまざまな人(や企業など)の空間選択の結果が地域をつくっているとも言えます。既にみなさんは大学進学において空間選択をしましたが、今後さらにさまざまな空間選択の機会があります。そうした際に、ぜひ「地理学的な見方や考え方」を役に立てて欲しいと思います。

■到達目標 身近な地域について理解しようとする際に、地理学的な見方や考え方を導入してみることができる。

■講義方法 教科書は使用しません。基本的にはレジュメ・資料を配布し、それにそって講義を進めます。また毎回多数の地図(パワーポイントで提示、一部は資料として配布)を使用します。そのほか、テーマによっては映像(TVニュースなど)や写真も使用する予定です。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習は特に必要無いと思いますが、地名や用語など小・中学校の社会科で扱われる程度のことは既知を前提として講義を進めますので、不都合がある場合は各自で地図帳等を用意するなど対応してください。復習としては、講義内で説明した地理学的な現象やその見方、考え方を、日常ふれる身近な地域の現象などに各自で適用して考えてみるような作業をおすすめします。

■成績評価の方法 小テスト(40%) 講義時間内に2~3度実施。地理学的現象そのものや

用語等についての理解度、思考力を問う内容となる。 レポート(40%) 不定期に2~3度出題。地理学的現象に関しての理解

を問うレポート。完成度や取組姿勢を評価する。 そ の 他(20%) 上記以外の講義内容に関する課題・提出物。

■テキスト 特になし

■参考文献 テーマごとにレジュメに記載します。復習を行う場合に活用してください。 ■履修上の注意・担当者からの一言

とにかく地図(主題図)を数多く使用します。それを積極的に見て(読んで)物事の理屈、筋道を論理的に理解しようとする姿勢がないと、全体の理解に繋がりにくいと思われます。また、テーマによってはある程度の数理的な思考が要求されます。

■講義計画 ①授業の進め方 アンケート実施 ②地図のはなし ③日本国内の「地域差」をみる ④グローバル化と大都市 ⑤近畿地方の地理

【開講】前期 水4【担当】 松岡 恵悟

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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哲学入門

■サブタイトル 自然観を中心として ■講義概要

太古の昔より、人間に恵みと脅威をもたらすものとして、自然というものに人間は深い関わりと関心をもって生きてきた。なかでも自然万物の根源を、自らの生き方にリンクさせながら探求したのが、古代ギリシアの哲学者と呼ばれる人びとであった。先哲の思想を可能な限りかみくだいて紹介しながら、一人一人が自身の自然というものへの関わり、向き合い方を今一度見つめ直す手がかりを提供していきたい。さらに、グループワークを通して、自らの「自然観」に気づき、エネルギー・環境問題や自らが大学で学ぶ意義にも視野を広げて行きたいと考える。 ■到達目標

自分と違う意見にも耳を傾け、そのうえで相手にわかるよう自分の意見を述べることができる。

■講義方法 講義形式の日はプロジェクターを用いて講義のポイントについて説明し、随時板書を加える。講義で使用するスライド用PDFはホームページに掲載する【サイト名:せたなべ哲学/ GOOGLEに「せたなべ」と入力して検索】。また期間中四回、所定のテーマについて話し合うグループワークを行う。さらに一回目から三回目までのグループワークの実施翌週以降には、グループワークおよび講義内容について、各自が理解し考えたことについて、三回のレポート提出を求める。

■授業時間外における予・復習等の指示 各自、「哲学入門予習プリント(二回目の講義で配布)」には特によく目を通しておいてほしい。ホームページ上の「各回講義内容PDF」も予復習に役立ててほしい。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) グループワーク実施日および任意の講義日で、講義時間内で取り組む「提題」を指定する。その記述提出にもとづく参加点。

レポート(70%) グループワークの「提題」を各自持ち帰り、後日改めて提出を求める三回のレポートの内容による評価。提題への考察が深められ、根拠のある記述がなされているかを主たる評価基準とする。

グループワークの実施日やレポートの作成・提出方法・期日等は二回目の講義で配布する「哲学入門・予習プリント」で確認すること。二回目の講義では単位取得上必要な事項の詳細を説明し、グループ分けもするので登録者は出席すること。グループワークのテーマについてはホームページ上でも公開しているので、チェックを欠かさないようにしてほしい。四回のグループワークに一度も参加していない生徒、または三回のレポートのうち一回でも提出を欠く生徒には単位を認定できないので注意してほしい。 ■テキスト

特になし ■参考文献

各自、哲学の入門書や哲学関係の著作で興味のもてるものを何か読んでみることをお勧めする。推奨文献は二回目の講義で配布する「哲学入門・予習プリント」に記載している。 ■履修上の注意・担当者からの一言

各自が積極的に取組むことで、「他の話に耳を傾け、自らの考えを相手にわかるように述べる」という、社会人に必要な資質が身につく有益な講義になりうる。ただし、講義を聞く気がなかったり雑談をしていていてそのような資質が身につく道理がないことは言うまでもない。勘違いをしていると思われる生徒には強く注意を促す場合がある。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 質問、問い合わせ等→[email protected]

■講義計画 ①万物の根源を考える ②エレア派と古代原子論 ③ソクラテスとソフィスト ④徳の本質(イデア)と知性 ⑤グループワーク①「自然に生きる」(翌週以降に提出する指

定レポート用紙[1]を配布) ⑥アリストテレスの目的論的自然観 ⑦エピクロスとストア派の自然観 ⑧グループワーク②「エネルギー問題」(翌週以降に提出する

指定レポート用紙[2]を配布) ⑨哲学と宗教―フィチーノ― ⑩デカルトの真理観 ⑪理性的存在者としての人間―カント― ⑫グループワーク③「大学(生活)の今と未来」(翌週以降に

提出する指定レポート用紙[3]を配布) ⑬唯物論的自然観―エルヴェシウスとマルクス― ⑭「物語の主体」としての自己―マッキンタイア― ⑮グループワーク④「環境問題」

【開講】前期 月3【担当】 渡邊 華月

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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哲学入門

■サブタイトル 倫理観の根を求めての序章 ■講義概要

哲学は自然、人間、社会を考えるうえでの一貫した道筋を見いだそうと、模索を続けながら受け継がれてきた、二千数百年以上の歴史をもつ知の営みである。難解で日常生活に関係ないイメージをもたれがちであるが、実は人間の生き方を問うていくことに直結するものでもある。当講義では哲学思想を可能な限りかみくだいて紹介し、自分自身の幸福観、倫理観がどこにあるかを各自で考える手がかりを提供しながら、グループワークを通して国際平和の問題や大学教育の問題にも視野を広げて行きたいと考える。自らの倫理観の基礎、「根を求めての序章」に本講義がなれればと思う。

■到達目標 自分と違う意見にも耳を傾け、そのうえで相手にわかるよう自分の意見を述べることができる。

■講義方法 講義形式の日はプロジェクターを用いて講義のポイントについて説明し、随時板書を加える。講義で使用するスライド用PDFはホームページに掲載する【サイト名:せたなべ哲学/ GOOGLEに「せたなべ」と入力して検索】。また期間中四回、所定のテーマについて話し合うグループワークを行う。さらに一回目から三回目までのグループワークの実施翌週以降には、グループワークおよび講義内容について、各自が理解し考えたことについて、三回のレポート提出を求める。

■授業時間外における予・復習等の指示 各自、「哲学入門予習プリント(二回目の講義で配布)」には特によく目を通しておいてほしい。ホームページ上の「各回講義内容PDF」も予復習に役立ててほしい。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) グループワーク実施日および任意の講義日で、講義時間内で取り組む「提題」を指定する。その記述提出にもとづく参加点。

レポート(70%) グループワークの「提題」を各自持ち帰り、後日改めて提出を求める三回のレポートの内容による評価。提題への考察が深められ、根拠のある記述がなされているかを主たる評価基準とする。

グループワークの実施日やレポートの作成・提出方法・期日等は二回目の講義で配布する「哲学入門・予習プリント」で確認すること。二回目の講義では単位取得上必要な事項の詳細を説明し、グループ分けもするので登録者は出席すること。グループワークのテーマについてはホームページ上でも公開しているので、チェックを欠かさないようにしてほしい。四回のグループワークに一度も参加していない生徒、または三回のレポートのうち一回でも提出を欠く生徒には単位を認定できないので注意してほしい。 ■テキスト

特になし ■参考文献

各自、哲学の入門書や哲学関係の著作で興味のもてるものを何か読んでみることをお勧めする。推奨文献は二回目の講義で配布する「哲学入門・予習プリント」に記載している。 ■履修上の注意・担当者からの一言

各自が積極的に取組むことで、「他の話に耳を傾け、自らの考えを相手にわかるように述べる」という、社会人に必要な資質が身につく有益な講義になりうる。ただし、講義を聞く気がなかったり雑談をしていていてそのような資質が身につく道理がないことは言うまでもない。勘違いをしていると思われる生徒には強く注意を促す場合がある。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 質問、問い合わせ等→[email protected]

■講義計画 ①哲学の芽生え ②古代原子論の挑戦 ③幸福と快楽―ソクラテス対カリクレス― ④プラトンのイデア論 ⑤グループワーク①「幸福観」(翌週以降に提出する指定レポー

ト用紙[1]を配布) ⑥アリストテレスの倫理思想 ⑦ストア派とプロティノスのアパテイア ⑧グループワーク②「平和のためにすべきこと」(翌週以降に

提出する指定レポート用紙[2]を配布) ⑨哲学と宗教―フィチーノ― ⑩デカルトの真理観 ⑪理性的存在者としての人間―カント ⑫グループワーク③「大学(生活)の今と未来」(翌週以降に

提出する指定レポート用紙[3]を配布) ⑬ニーチェと永劫回帰―ショーペンハウアー・仏教思想の影

響も視野にいれて― ⑭ロールズの格差原理―功利主義・実力主義への批判― ⑮グループワーク④「個人の価値観」

【開講】前期 水3【担当】 渡邊 華月

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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- -57

哲学入門

■サブタイトル 自然観を中心として ■講義概要

太古の昔より、人間に恵みと脅威をもたらすものとして、自然というものに人間は深い関わりと関心をもって生きてきた。なかでも自然万物の根源を、自らの生き方にリンクさせながら探求したのが、古代ギリシアの哲学者と呼ばれる人びとであった。先哲の思想を可能な限りかみくだいて紹介しながら、一人一人が自身の自然というものへの関わり、向き合い方を今一度見つめ直す手がかりを提供していきたい。さらに、グループワークを通して、自らの「自然観」に気づき、エネルギー・環境問題や自らが大学で学ぶ意義にも視野を広げて行きたいと考える。 ■到達目標

自分と違う意見にも耳を傾け、そのうえで相手にわかるよう自分の意見を述べることができる。

■講義方法 講義形式の日はプロジェクターを用いて講義のポイントについて説明し、随時板書を加える。講義で使用するスライド用PDFはホームページに掲載する【サイト名:せたなべ哲学/ GOOGLEに「せたなべ」と入力して検索】。また期間中四回、所定のテーマについて話し合うグループワークを行う。さらに一回目から三回目までのグループワークの実施翌週以降には、グループワークおよび講義内容について、各自が理解し考えたことについて、三回のレポート提出を求める。

■授業時間外における予・復習等の指示 各自、「哲学入門予習プリント(二回目の講義で配布)」には特によく目を通しておいてほしい。ホームページ上の「各回講義内容PDF」も予復習に役立ててほしい。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) グループワーク実施日および任意の講義日で、講義時間内で取り組む「提題」を指定する。その記述提出にもとづく参加点。

レポート(70%) グループワークの「提題」を各自持ち帰り、後日改めて提出を求める三回のレポートの内容による評価。提題への考察が深められ、根拠のある記述がなされているかを主たる評価基準とする。

グループワークの実施日やレポートの作成・提出方法・期日等は二回目の講義で配布する「哲学入門・予習プリント」で確認すること。二回目の講義では単位取得上必要な事項の詳細を説明し、グループ分けもするので登録者は出席すること。グループワークのテーマについてはホームページ上でも公開しているので、チェックを欠かさないようにしてほしい。四回のグループワークに一度も参加していない生徒、または三回のレポートのうち一回でも提出を欠く生徒には単位を認定できないので注意してほしい。 ■テキスト

特になし ■参考文献

各自、哲学の入門書や哲学関係の著作で興味のもてるものを何か読んでみることをお勧めする。推奨文献は二回目の講義で配布する「哲学入門・予習プリント」に記載している。 ■履修上の注意・担当者からの一言

各自が積極的に取組むことで、「他の話に耳を傾け、自らの考えを相手にわかるように述べる」という、社会人に必要な資質が身につく有益な講義になりうる。ただし、講義を聞く気がなかったり雑談をしていていてそのような資質が身につく道理がないことは言うまでもない。勘違いをしていると思われる生徒には強く注意を促す場合がある。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 質問、問い合わせ等→[email protected]

■講義計画 ①万物の根源を考える ②エレア派と古代原子論 ③ソクラテスとソフィスト ④徳の本質(イデア)と知性 ⑤グループワーク①「自然に生きる」(翌週以降に提出する指

定レポート用紙[1]を配布) ⑥アリストテレスの目的論的自然観 ⑦エピクロスとストア派の自然観 ⑧グループワーク②「エネルギー問題」(翌週以降に提出する

指定レポート用紙[2]を配布) ⑨哲学と宗教―フィチーノ― ⑩デカルトの真理観 ⑪理性的存在者としての人間―カント― ⑫グループワーク③「大学(生活)の今と未来」(翌週以降に

提出する指定レポート用紙[3]を配布) ⑬唯物論的自然観―エルヴェシウスとマルクス― ⑭「物語の主体」としての自己―マッキンタイア― ⑮グループワーク④「環境問題」

【開講】後期 月3【担当】 渡邊 華月

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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哲学入門

■サブタイトル 倫理観の根を求めての序章 ■講義概要

哲学は自然、人間、社会を考えるうえでの一貫した道筋を見いだそうと、模索を続けながら受け継がれてきた、二千数百年以上の歴史をもつ知の営みである。難解で日常生活に関係ないイメージをもたれがちであるが、実は人間の生き方を問うていくことに直結するものでもある。当講義では哲学思想を可能な限りかみくだいて紹介し、自分自身の幸福観、倫理観がどこにあるかを各自で考える手がかりを提供しながら、グループワークを通して国際平和の問題や大学教育の問題にも視野を広げて行きたいと考える。自らの倫理観の基礎、「根を求めての序章」に本講義がなれればと思う。

■到達目標 自分と違う意見にも耳を傾け、そのうえで相手にわかるよう自分の意見を述べることができる。

■講義方法 講義形式の日はプロジェクターを用いて講義のポイントについて説明し、随時板書を加える。講義で使用するスライド用PDFはホームページに掲載する【サイト名:せたなべ哲学/ GOOGLEに「せたなべ」と入力して検索】。また期間中四回、所定のテーマについて話し合うグループワークを行う。さらに一回目から三回目までのグループワークの実施翌週以降には、グループワークおよび講義内容について、各自が理解し考えたことについて、三回のレポート提出を求める。

■授業時間外における予・復習等の指示 各自、「哲学入門予習プリント(二回目の講義で配布)」には特によく目を通しておいてほしい。ホームページ上の「各回講義内容PDF」も予復習に役立ててほしい。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) グループワーク実施日および任意の講義日で、講義時間内で取り組む「提題」を指定する。その記述提出にもとづく参加点。

レポート(70%) グループワークの「提題」を各自持ち帰り、後日改めて提出を求める三回のレポートの内容による評価。提題への考察が深められ、根拠のある記述がなされているかを主たる評価基準とする。

グループワークの実施日やレポートの作成・提出方法・期日等は二回目の講義で配布する「哲学入門・予習プリント」で確認すること。二回目の講義では単位取得上必要な事項の詳細を説明し、グループ分けもするので登録者は出席すること。グループワークのテーマについてはホームページ上でも公開しているので、チェックを欠かさないようにしてほしい。四回のグループワークに一度も参加していない生徒、または三回のレポートのうち一回でも提出を欠く生徒には単位を認定できないので注意してほしい。 ■テキスト

特になし ■参考文献

各自、哲学の入門書や哲学関係の著作で興味のもてるものを何か読んでみることをお勧めする。推奨文献は二回目の講義で配布する「哲学入門・予習プリント」に記載している。 ■履修上の注意・担当者からの一言

各自が積極的に取組むことで、「他の話に耳を傾け、自らの考えを相手にわかるように述べる」という、社会人に必要な資質が身につく有益な講義になりうる。ただし、講義を聞く気がなかったり雑談をしていていてそのような資質が身につく道理がないことは言うまでもない。勘違いをしていると思われる生徒には強く注意を促す場合がある。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 質問、問い合わせ等→[email protected]

■講義計画 ①哲学の芽生え ②古代原子論の挑戦 ③幸福と快楽―ソクラテス対カリクレス― ④プラトンのイデア論 ⑤グループワーク①「幸福観」(翌週以降に提出する指定レポー

ト用紙[1]を配布) ⑥アリストテレスの倫理思想 ⑦ストア派とプロティノスのアパテイア ⑧グループワーク②「平和のためにすべきこと」(翌週以降に

提出する指定レポート用紙[2]を配布) ⑨哲学と宗教―フィチーノ― ⑩デカルトの真理観 ⑪理性的存在者としての人間―カント ⑫グループワーク③「大学(生活)の今と未来」(翌週以降に

提出する指定レポート用紙[3]を配布) ⑬ニーチェと永劫回帰―ショーペンハウアー・仏教思想の影

響も視野にいれて― ⑭ロールズの格差原理―功利主義・実力主義への批判― ⑮グループワーク④「個人の価値観」

【開講】後期 水3【担当】 渡邊 華月

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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日本国憲法

■サブタイトル 日本国憲法の規定する統治機構と人権 ■講義概要

近代的(立憲的)意味の憲法は、統治機構に関する部分と人権に関する部分から成る。日本国憲法が制定されてから半世紀が経過した現在、人権に関する判例が蓄積されるとともに、それらを分析するためにアメリカの判例理論が積極的に導入された結果、現在のわが国の憲法学は人権論中心となっている。そこで本講義では、統治機構について、国会・内閣・裁判所の基本構造を説明したうえで、人権について、最高裁判所の重要な判例を取り上げつつ体系的な説明を行う。 ■到達目標

基本的な法的思考を身につけること ■講義方法

原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノートを作成してもらいたい。

■系統的履修 法学入門も受講することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 学期末の定期試験 ■テキスト

※特に指定しない。 ■参考文献

小嶋和司・大石眞 『憲法概観〔第6版〕』 有斐閣 佐藤幸治他編 『デイリー六法平成28年版』 三省堂

■履修上の注意・担当者からの一言 六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であるが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておくこと。

■講義計画 ①憲法の基本概念 ②日本国憲法の成立過程と基本原理 ③国会 ④内閣 ⑤裁判所 ⑥基本的人権の分類と基本原理 ⑦包括的基本権 ⑧法の下の平等 ⑨精神的自由Ⅰ(内心の自由) ⑩精神的自由Ⅱ(表現の自由) ⑪経済的自由 ⑫社会権 ⑬人身の自由 ⑭裁判員制度Ⅰ ⑮裁判員制度Ⅱ

【開講】前期 月3【担当】 時本 義昭

日本国憲法

■サブタイトル 日本国憲法の規定する統治機構と人権 ■講義概要

近代的(立憲的)意味の憲法は、統治機構に関する部分と人権に関する部分から成る。日本国憲法が制定されてから半世紀が経過した現在、人権に関する判例が蓄積されるとともに、それらを分析するためにアメリカの判例理論が積極的に導入された結果、現在のわが国の憲法学は人権論中心となっている。そこで本講義では、統治機構について、国会・内閣・裁判所の基本構造を説明したうえで、人権について、最高裁判所の重要な判例を取り上げつつ体系的な説明を行う。 ■到達目標

基本的な法的思考を身につけること ■講義方法

原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノートを作成してもらいたい。

■系統的履修 法学入門も受講することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 学期末の定期試験 ■テキスト

※特に指定しない。 ■参考文献

小嶋和司・大石眞 『憲法概観〔第6版〕』 有斐閣 佐藤幸治他編 『デイリー六法平成28年版』 三省堂

■履修上の注意・担当者からの一言 六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であるが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておくこと。

■講義計画 ①憲法の基本概念 ②日本国憲法の成立過程と基本原理 ③国会 ④内閣 ⑤裁判所 ⑥基本的人権の分類と基本原理 ⑦包括的基本権 ⑧法の下の平等 ⑨精神的自由Ⅰ(内心の自由) ⑩精神的自由Ⅱ(表現の自由) ⑪経済的自由 ⑫社会権 ⑬人身の自由 ⑭裁判員制度Ⅰ ⑮裁判員制度Ⅱ

【開講】前期 木3【担当】 時本 義昭

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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日本国憲法

■サブタイトル 日本国憲法の規定する統治機構と人権 ■講義概要

近代的(立憲的)意味の憲法は、統治機構に関する部分と人権に関する部分から成る。日本国憲法が制定されてから半世紀が経過した現在、人権に関する判例が蓄積されるとともに、それらを分析するためにアメリカの判例理論が積極的に導入された結果、現在のわが国の憲法学は人権論中心となっている。そこで本講義では、統治機構について、国会・内閣・裁判所の基本構造を説明したうえで、人権について、最高裁判所の重要な判例を取り上げつつ体系的な説明を行う。 ■到達目標

基本的な法的思考を身につけること ■講義方法

原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノートを作成してもらいたい。

■系統的履修 法学入門も受講することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 学期末の定期試験 ■テキスト

※特に指定しない。 ■参考文献

小嶋和司・大石眞 『憲法概観〔第6版〕』 有斐閣 佐藤幸治他編 『デイリー六法平成28年版』 三省堂

■履修上の注意・担当者からの一言 六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であるが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておくこと。

■講義計画 ①憲法の基本概念 ②日本国憲法の成立過程と基本原理 ③国会 ④内閣 ⑤裁判所 ⑥基本的人権の分類と基本原理 ⑦包括的基本権 ⑧法の下の平等 ⑨精神的自由Ⅰ(内心の自由) ⑩精神的自由Ⅱ(表現の自由) ⑪経済的自由 ⑫社会権 ⑬人身の自由 ⑭裁判員制度Ⅰ ⑮裁判員制度Ⅱ

【開講】後期 月3【担当】 時本 義昭

日本国憲法

■サブタイトル 日本国憲法の規定する統治機構と人権 ■講義概要

近代的(立憲的)意味の憲法は、統治機構に関する部分と人権に関する部分から成る。日本国憲法が制定されてから半世紀が経過した現在、人権に関する判例が蓄積されるとともに、それらを分析するためにアメリカの判例理論が積極的に導入された結果、現在のわが国の憲法学は人権論中心となっている。そこで本講義では、統治機構について、国会・内閣・裁判所の基本構造を説明したうえで、人権について、最高裁判所の重要な判例を取り上げつつ体系的な説明を行う。 ■到達目標

基本的な法的思考を身につけること ■講義方法

原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノートを作成してもらいたい。

■系統的履修 前期に法学入門を受講することが望ましい。

■授業時間外における予・復習等の指示 レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。

■成績評価の方法 定期試験(100%) 学期末の定期試験 ■テキスト

※特に指定しない。 ■参考文献

小嶋和司・大石眞 『憲法概観〔第6版〕』 有斐閣 佐藤幸治他編 『デイリー六法平成28年版』 三省堂

■履修上の注意・担当者からの一言 六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であるが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておくこと。

■講義計画 ①憲法の基本概念 ②日本国憲法の成立過程と基本原理 ③国会 ④内閣 ⑤裁判所 ⑥基本的人権の分類と基本原理 ⑦包括的基本権 ⑧法の下の平等 ⑨精神的自由Ⅰ(内心の自由) ⑩精神的自由Ⅱ(表現の自由) ⑪経済的自由 ⑫社会権 ⑬人身の自由 ⑭裁判員制度Ⅰ ⑮裁判員制度Ⅱ

【開講】後期 木3【担当】 時本 義昭

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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日本の文学M

■サブタイトル 「文学」の役割と旅/旅行を描く小説 ■講義概要

本講義では「文学」の役割を考えます。なかでも照準化するのは「文学」が担う役割において、生きる幅や厚みを拡張することが重要な位置を占めるということです。このようなことを考えていくために、旅/旅行の観点から近代以降の小説をとりあげていきます。旅は古くから日本文学と親和的な関係にあったといえますが、この講義では近代以降の小説が旅をモチーフとして内包する諸相と、それに向き合う読者のありようを探求します。このバックグラウンドには「日本」が横たわることも視野に入れて考察していきます。 旅は小説にとって重要視されてきたモチーフです。そこで二つの問いを呈してみましょう。 ①なぜ、小説は旅をモチーフとするのか。 ②旅をモチーフとする小説をどのように考えることができるのか。②についてはいくつかの具体的な小説を吟味しながら考えます。たとえば、「旅行先でふと文学スポットに遭遇し、帰宅してから関係する小説を読んでみた。あるいは逆にある小説を読んで、舞台となっている場所へ旅行した。」、そのような経験をした人もいるのではないでしょうか。小説はフィクションの世界のことですが、私たちのいまの心情にはたらきかけ、実際の場所へといざなう力を秘めています。そうした小説の現実にはたらきかける力を吟味します。このような小説の力を引き出していけるかどうかは、私たちの想像力にかかっています。 以上の探求を通して、①の問いについて、自分なりのこたえを考えてみてください。 また、このようなことを踏まえて最初に提示した、生きる幅や厚みを拡張するという意味で、文学の「役割」を考えてみましょう。

■到達目標 ・さまざまな日本の文学者とその小説について見識を広げる。・小説を読む経験値を高め、生きる厚みにつなげる。 ■講義方法

・講義形式で進めます。・講義時にとりあげる小説の本文(本やコピーなどの紙媒体に限る)を各自持ってきてください。・とりあげる小説については、事前に「読後感」を書いて提出してもらいます。・講義時には提出してもらった「読後感」に必要に応じて触れ、意見を求めます。 ■系統的履修

「日本の文学N」を履修することが望ましいと考えます。 ■授業時間外における予・復習等の指示

予習:とりあげる小説について、旅との関連で、感想をまとめて提出(読後感)。復習:講義の各パートの最後に、講義内容を400字程度に要約し、これについての意見や感想を200字程度で付してまとめたものを提出(要約と感想)。 ■成績評価の方法

平 常 点(60%) 課題(読後感・要約と感想)の提出状況とその内容から評価します。

レポート(40%) レポートの体裁、内容の論理性、説得力、独自性から評価します。

・1/3以上の欠席は単位認定の対象としません。・提出物は期日に遅れた場合、評価対象としません。

■テキスト ・必要に応じて資料を作成し、配付します。・各小説のテキストは指定しませんが、該当時間にその小説の本文(本やコピーなどの紙媒体に限る)を必ず持ってきてください。

■参考文献 講義時に適宜紹介します。

■履修上の注意・担当者からの一言 積極的な発言を望みます。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 講義時間の前後

■講義計画 ①ガイダンス(講義の進め方、課題、レポートについて説明) ②「文学」の役割と旅/旅行を描く小説を考えていく前提 ③「出会い」の視点(1) ④「出会い」の視点(2) ⑤「出会い」の視点(3) ⑥「出会い」の視点(4) ⑦「出会い」の視点(5) ⑧「旅路」と「逗留」の視点(1) ⑨「旅路」と「逗留」の視点(2) ⑩「旅路」と「逗留」の視点(3) ⑪「帰郷」と「上京」の視点(1) ⑫「帰郷」と「上京」の視点(2) ⑬旅/旅行というテーマ(1) ⑭旅/旅行というテーマ(2) ⑮まとめ

【開講】前期 木3【担当】 島村 健司

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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日本の文学N

■サブタイトル 「文学」の特質とフィクションのリアリティ ■講義概要

本講義では「文学」の特質を考えます。とくに小説の特質は文字(ここでは日本語)の持つ効力を最大限に生かしたフィクションの物語ということにあります。読者は文字を主要な媒体として、物語内容や登場人物、舞台背景などに対して想像力を駆使して読書行為を営みます。 前段を前提として、具体的には、幾人かの「日本」の作家を取り上げ、それらの小説におけるフィクションのメカニズムを考察します。このようなことを通して、想像力や物語の論理、さらにフィクションとリアルのありように対する考えを深めていくことをめざします。 ■到達目標

・さまざまな日本の文学者とその小説について見識を広げる。・私たちが身を置く日常空間と小説の物語世界とのかかわり

を考える力を養う。 ■講義方法

・ 講義形式で進めます。・ 講義時にとりあげる小説の本文(本やコピーなどの紙媒体に限る)を各自持ってきてください。

・ とりあげる小説については、事前に「読後感」を書いて提出してもらいます。・ 講義時には提出してもらった「読後感」に必要に応じて触れ、意見を求めます。

■系統的履修 「日本の文学M」を履修することが望ましい。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習:とりあげる小説について、フィンションとリアリティとの関連で、感想をまとめて提出(読後感)。復習:講義の各パートの最後に、講義内容を400字程度に要約し、これについての意見や感想を200字程度で付してまとめたものを提出(要約と感想)。 ■成績評価の方法

平 常 点(60%) 課題(読後感・要約と感想)の提出状況とその内容から評価します。

レポート(40%) レポートの体裁、内容の論理性、説得力、独自性から評価します。

・1/3以上の欠席は単位認定の対象としません。・提出物は期日に遅れた場合、評価対象としません。 ■テキスト

・必要に応じて資料を作成し、配付します。・各小説のテキストは指定しませんが、該当時間にその小説の本

文(本やコピーなどの紙媒体に限る)を必ず持ってきてください。 ■参考文献

講義時に適宜紹介します。 ■履修上の注意・担当者からの一言

積極的な発言を望みます。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

講義時間の前後 ■講義計画

①ガイダンス(講義の進め方、課題、レポートについて説明) ②「文学」の特質とフィクションのリアリティを考える前提 ③小説の論理と読者の役割を考える(1) ④小説の論理と読者の役割を考える(2) ⑤小説の論理と読者の役割を考える(3) ⑥小説の論理と読者の役割を考える(4) ⑦小説の物語表現と物語内容を考える(1) ⑧小説の物語表現と物語内容を考える(2) ⑨小説の物語表現と物語内容を考える(3) ⑩小説の物語表現と物語内容を考える(4) ⑪小説の時代背景と現在性を考える(1) ⑫小説の時代背景と現在性を考える(2) ⑬小説の時代背景と現在性を考える(3) ⑭小説の時代背景と現在性を考える(4) ⑮まとめ

【開講】後期 木3【担当】 島村 健司

日本の歴史M

■サブタイトル 日本の通史と歴史観 ■講義概要

日本では古代から現在に至るまで、多くの歴史叙述が行われた。そのうち、ある時期の歴史を語るのではなく、古代から連綿と続く歴史を語る「通史」も度々作られた。繰り返し述べられる歴史であっても、その叙述には、述者の思想や書かれた時代の背景が影響し、様々に性格が異なっている。

この講義では、各時代の通史を述べる史料などを取り上げ、その叙述の人物や思想、書かれた時代の背景などを考察する。 ■到達目標

各時代の通史を述べる史料などを通して、日本の歴史の思想や史料が書かれた時代の背景などを観る目を養う。 ■講義方法

講義形式で行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

シラバスの講義計画や講義中に行う予告などの情報から、史料に関する基礎的な知識を、辞書などを使って調べておく。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 講義中の発問への回答や感想・コメントなど、積極的な講義への参加度を評価する。

定期試験(70%) 講義の到達目標および各論の理解度を総合的に評価する。

■テキスト レジュメを配布する。

■参考文献 講義中、折に触れて紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 単位の認定は初回講義の出席を前提とする。講義中、不要不急の途中退出は原則として再入室を認めない。

■講義計画 ①ガイダンス ②古代の政治と歴史 ③変体漢文と紀伝体 ④神話と歴史 ⑤律令国家の正史 ⑥平安期氏族の歴史編纂 ⑦平安貴族の政治と日記 ⑧武家政権の成立と歴史叙述 ⑨南北朝の動乱と歴史叙述 ⑩武家政権と歴史像 ⑪徳川時代の通史(林家) ⑫新井白石の歴史観 ⑬水戸学と尊皇論 ⑭明治政府と歴史学 ⑮アカデミズムと歴史学

【開講】前期 月3【担当】 生田 敦司

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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日本の歴史N

■サブタイトル 日本史と神仏 ■講義概要

日本人はいつの時代も信仰を持っていた。現在、仏教は寺、神は神社といったような、かなり明確な棲み分けが定着し、我々は、それを当たり間のように捉えている。しかし、明治のいわゆる神仏分離令以前は、神も仏も区別なく同じように祭る風習や文化があった。この講義では、日本の各時代において、どのように、神や仏と呼ばれるものと向き合い、それらが政治や社会にどのように関わったかを概観してゆく。 ■到達目標

日本人の神仏観や信仰形態を通して、日本人が培ってきた思想や文化を歴史の流れとともに理解する。 ■講義方法

講義形式で行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

シラバスの講義計画と講義中の予告などの情報から、史料に関する基礎的な知識を、辞書などを使って調べておく。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 講義中の発問への回答や感想などによる積

極的な講義への参加度を評価する。 定期試験(70%) 講義の到達目標、各論の理解度を総合的に

評価する。 ■テキスト

レジュメを配布する。 ■参考文献

講義中、折に触れて紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 単位の認定は初回講義の出席を前提とする。講義中、不要不急の途中退出は原則として再入室を認めない。

■講義計画 ①ガイダンス ②縄文時代の信仰 ③農耕社会の信仰 ④仏教の伝来 ⑤律令国家と神仏 ⑥神仏の習合 ⑦貴族と神仏 ⑧「鎌倉新仏教」 ⑨南北朝の人々と宗教 ⑩戦国時代と宗教一揆 ⑪天下人の神格化 ⑫江戸時代の宗教政策 ⑬国学と神道 ⑭神仏分離令 ⑮「国家神道」

【開講】後期 月3【担当】 生田 敦司

法学のすすめ(2015年度以降入学生)法学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 日常生活と法 ■講義概要

わが国では、明治維新以来、欧米の法制度を積極的に導入してきた結果、現在、社会生活のすみずみまで法の網の目が張りめぐらされ、近代的法制度は一応完備されているといってよい。さらに、敗戦に伴う日本国憲法の制定(とくに社会権の保障)・環境問題・高齢化社会の到来などによって、現在のわが国の法制度は世界の最先端に位置しているといっても過言ではない。このように複雑な現在の日本社会で生活してゆくためには、法に関する基本的な知識が不可欠である。そこで本講義では、日常生活にとって必要不可欠な法的知識について、財産関係と家族関係を中心に説明したい。 ■到達目標

基本的な法的思考を身につけること ■講義方法

原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノートを作成してもらいたい。

■授業時間外における予・復習等の指示 レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 学期末の定期試験 ■テキスト

※特に指定しない。 ■参考文献

佐藤幸治他編 『デイリー六法平成28年版』 三省堂 ※プリント使用

■履修上の注意・担当者からの一言 六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であるが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておくこと。

■講義計画 ①基礎知識(法の種類) ②日本国憲法の基本原理 ③日本国憲法の保障する人権 ④日常生活と契約Ⅰ(契約とその主体) ⑤日常生活と契約Ⅱ(動産と不動産) ⑥日常生活と契約Ⅲ(金銭と保証) ⑦日常生活とアクシデント ⑧雇用と法 ⑨家族関係Ⅰ(夫婦と親子) ⑩家族関係Ⅱ(相続) ⑪犯罪と法Ⅰ(刑法の基本原理) ⑫犯罪と法Ⅱ(犯罪の成立) ⑬行政と法 ⑭裁判員制度Ⅰ ⑮裁判員制度Ⅱ

【開講】前期 月1【担当】 時本 義昭

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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法学のすすめ(2015年度以降入学生)法学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 日常生活と法 ■講義概要

わが国では、明治維新以来、欧米の法制度を積極的に導入してきた結果、現在、社会生活のすみずみまで法の網の目が張りめぐらされ、近代的法制度は一応完備されているといってよい。さらに、敗戦に伴う日本国憲法の制定(とくに社会権の保障)・環境問題・高齢化社会の到来などによって、現在のわが国の法制度は世界の最先端に位置しているといっても過言ではない。このように複雑な現在の日本社会で生活してゆくためには、法に関する基本的な知識が不可欠である。そこで本講義では、日常生活にとって必要不可欠な法的知識について、財産関係と家族関係を中心に説明したい。 ■到達目標

基本的な法的思考を身につけること ■講義方法

原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノートを作成してもらいたい。

■授業時間外における予・復習等の指示 レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 学期末の定期試験 ■テキスト

※特に指定しない。 ■参考文献

佐藤幸治他編 『デイリー六法平成28年版』 三省堂 ※プリント使用

■履修上の注意・担当者からの一言 六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であるが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておくこと。

■講義計画 ①基礎知識(法の種類) ②日本国憲法の基本原理 ③日本国憲法の保障する人権 ④日常生活と契約Ⅰ(契約とその主体) ⑤日常生活と契約Ⅱ(動産と不動産) ⑥日常生活と契約Ⅲ(金銭と保証) ⑦日常生活とアクシデント ⑧雇用と法 ⑨家族関係Ⅰ(夫婦と親子) ⑩家族関係Ⅱ(相続) ⑪犯罪と法Ⅰ(刑法の基本原理) ⑫犯罪と法Ⅱ(犯罪の成立) ⑬行政と法 ⑭裁判員制度Ⅰ ⑮裁判員制度Ⅱ

【開講】後期 月1【担当】 時本 義昭

倫理学入門

■講義概要 個人として「私」は、ただ生きるのではなく、できるだけ「よく」生きたい。これは、人間の普遍的な関心だ。他方で、「私」は各々、自分らしく生きることの悦びであると同時に制約の源泉でもある

「他人」との関わりのもとで生きざるをえない。これは、人間の普遍的な事実だ。倫理学の目的は、そうした切実な関心と厳然たる事実との結びつきにおいて、「よき」生を探求することにある。いいかえれば「我々」の一員でもある個々の「私」にとって「よく」生きるとはどのような生きかたなのか、そして「よく」生きるためにはどうすればいいのかを探求することにある。しかし現代においては、かかる「よき」生の探究は、困難な課題となりつつある。すなわち、高度に複雑化した人間関係や生活環境のもと、他ならぬ我々じしんが、これまで自明視してきた「よき」生の構想はなお妥当なのか、その構想をよりよいものとするにはどうすればよいのかと、真摯に問いなおしはじめている。しかし結論からいえば、倫理学は、そうした問いに明解な答えをあたえるものではない。つまり、その答えはあくまで、我々じしんが探究をつうじて導くしかない。でもあなたは、倫理学を学ぶことで、「よき」生を探究する方法を手に入れることはできる。他者と、相手への関心や想像力を相互に深め、豊かにすることはできる。その意味で、倫理学は希望の学にほかならない。すなわち、みずからの居場所はじぶんたちの手でさらによりよくすることができると信じる、すべてのひとのための学である。

■到達目標 1)倫理学の基本を理解し、説明できる。2) 自己と他者の関係を見直し、倫理性の源泉である豊かな

想像力を働かせることができる。 ■講義方法

配布プリントをもちいた講義形式を基本とする。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習については、適宜指示する。復習については、日常的におこなうことを推奨する。復習には、たとえばテーマごとの講義内容をじぶんのことばでまとめなおすというやりかたがある。とはいえ、そうしてまとめても、読み手に理解してもらえなければ意味がない。だから、それぞれのまとめを受講生同士で相互に検討しあうのが、よりのぞましい。

■成績評価の方法 レポート(100%) 授業時に出す課題の提出基準を充たしている者だけを成績評価の対象とする。かつ期末レポートは、授業内容をふまえて作成しなければならない。それゆえ、継続的な出席は、いわば必須である。 ■テキスト

特になし。 ■参考文献

授業時に適宜紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

本講義で扱うテーマに関心をもつ者の受講をひろく歓迎する。ただし担当者は「私語」をはじめとする他者の受講権を侵害する行為にはかなり厳格に対処するので、履修にあたってはその点くれぐれも留意すること。また受講にさいし、いろいろ不都合や困ったことが出てくるともおもうが、その場合は、じぶんで勝手に判断せず、必ず担当者に相談すること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 講義終了後。

■講義計画 ①ガイダンス ②倫理とはなにか ③倫理理論 ④現代の倫理問題

【開講】前期 水5【担当】 安部 彰

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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倫理学入門

■サブタイトル 身近な問題について倫理学的に考える ■講義概要

個人や社会、強いては世界のあり方をめぐって、どうあるべきか、どんな人になるべきか、何をすべきかを、理論的に考えることが倫理です。そして多くの倫理の問題が、意識することなく過ごしている私たちの日常生活の中にあります。この授業では、倫理学の様々な理論を紹介・解説しつつ、「生命倫理」や「環境問題」、「差別」、「動物の権利」といった問題を議論します。私が問題提起するだけではなく、受講生自身にも、自分が生きる人生・社会の問題として受け止めてもらい、主体的に考えてもらいます。 ■到達目標

倫理の問題について批判的・論理的に考えることができるようになる日常生活における倫理的・社会的問題に対して敏感になり、多角的・多面的に分析し対処する力を身につける ■講義方法

映像資料やディスカッションを織り交ぜた講義形式 ■授業時間外における予・復習等の指示

ホームワークを課すことがある ■成績評価の方法

平 常 点(40%) ホームワーク、コメントペーパー、授業内での取り組み等

定期試験(60%) 授業の内容が理解できているか、それに基づいて自分なりに考えられているかを評価

詳しくは授業で説明する ■テキスト

指定しない。プリント等を配布する。

■参考文献 適宜、授業で紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 授業内での積極的な質問、発言、批判を歓迎します。

■講義計画 ①イントロダクション ②日常生活の倫理問題について批判的に考える(クリティカ

ルシンキング) ③「差別」や「マイノリティ」について考えて見る ④生命とは何か、人格とは何か:生命倫理 ⑤動物に権利はあるのか ⑥環境問題について倫理学的に考えて見る ⑦どうして倫理的・道徳的でなければならないのか ⑧まとめ

【開講】後期 水5【担当】 西村 洋平

歴史入門

■サブタイトル 歴史書(史料)から読む解く真実─人々はなぜ歴史を書き残そうとするのか─ ■講義概要

歴史とは、過去に起こった出来事と「現代」に起こった問題の関係性を考察する学問である。この「歴史入門」では、歴史の入門編として歴史書を題材にしつつ、現代世界と深い関わりのある事柄ついて取り上げ、現在問題になっている「民族紛争」「領土問題」などを考察していく。 また、近年「グローバル化」という言葉が盛んに用いられるようになったが、はたして、それは近代に生まれた概念なのであろうか。よって、歴史に登場する様々な王朝間の交易・交流を通して、歴史からみた「グローバル化」を再考する。 ■到達目標

①各時代、各地域で記された史料から世界の歴史を学ぶことができる。②広い視野に立った歴史観を形成することができる。③ 様々な立場から歴史を学ぶことで、相互に理解することのできる想

像力を身につけることができる。④様々な文化における多様な価値観を学ぶことができる。 ■講義方法

講義時に適宜プリントを配布し、具体的な史料等を提示しながら進めたい。場合によってDVD等も使用する。 ■系統的履修

アジアの歴史と社会 ■授業時間外における予・復習等の指示

予備知識として、手元に中学歴史、高校世界史の教科書があれば、上の学修内容に関連する箇所を読んでおくことを勧める。また、講義中にとったノートは、後で整理し、復習をしておこう。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) DVD等を見たあとに提出する感想・コメント文の内容評価、小テストで判断する。

定期試験(70%) 論述形式の試験を行う。最終的な理解を評価の対象とする。

■テキスト 特になし

■参考文献 岡田英弘 『歴史とは何か』 文藝春秋 690円 小杉泰 『イスラームとは何か』 講談社 907円 關尾史郎 『西域文書からみた中国史』 山川出版社 729円 森安孝夫 『シルクロードと唐帝国』 講談社 2,300円

■履修上の注意・担当者からの一言 歴史学は単なる暗記物ではない。自分自身で問題意識を持って歴史に問いかけ、歴史発展の中から人間としての生き方を学び取ってほしい。

■講義計画 ①ガイダンス-歴史を学ぶ意味を考えよう ②文字の歴史-歴史のはじまりをもとめて ③歴史の父ヘロドトスとギリシア・ローマ世界 ④ペルシア戦争と「西洋」「東洋」の誕生~「アジア」はどのように

して生まれたか ⑤中国史上初の歴史書『史記』と司馬遷-中華王朝の歴史とは? ⑥漢帝国と遊牧民の歴史-「シルクロード」とはいつはじまったのか? ⑦出土史料から見る歴史―大谷文書と大谷探検隊 ⑧遊牧民が語る「歴史」のはじまり-トルコ系遊牧民の文字- ⑨遊牧民の帝国「モンゴル」とグローバル化 ⑩朝鮮の歴史と神話-朝鮮文化の形成と「朝鮮民族」 ⑪日本史と歴史書のなりたち-『日本書紀』と『古事記』- ⑫「イスラーム教」を考える ⑬イスラーム国家の発展 -『アラビアンナイト』にみるイスラーム・ネットワークと「グロー

バル化」 ⑭宗教と民族紛争-パレスチナ問題と「民族」 ⑮領土・民族・国家について考える-真の「グローバル化」とは何か?

【開講】前期 木3【担当】 中田 裕子

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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歴史入門

■サブタイトル 歴史書(史料)から読む解く真実─人々はなぜ歴史を書き残そうとするのか─ ■講義概要

歴史とは、過去に起こった出来事と「現代」に起こった問題の関係性を考察する学問である。この「歴史入門」では、歴史の入門編として歴史書を題材にしつつ、現代世界と深い関わりのある事柄ついて取り上げ、現在問題になっている「民族紛争」「領土問題」などを考察していく。 また、近年「グローバル化」という言葉が盛んに用いられるようになったが、はたして、それは近代に生まれた概念なのであろうか。よって、歴史に登場する様々な王朝間の交易・交流を通して、歴史からみた「グローバル化」を再考する。 ■到達目標

①各時代、各地域で記された史料から世界の歴史を学ぶことができる。②広い視野に立った歴史観を形成することができる。③ 様々な立場から歴史を学ぶことで、相互に理解することのできる想

像力を身につけることができる。④様々な文化における多様な価値観を学ぶことができる。 ■講義方法

講義時に適宜プリントを配布し、具体的な史料等を提示しながら進めたい。場合によってDVD等も使用する。

■系統的履修 アジアの歴史と社会 ■授業時間外における予・復習等の指示

予備知識として、手元に中学歴史、高校世界史の教科書があれば、上の学修内容に関連する箇所を読んでおくこと。また、講義中にとったノートは、後で整理し、復習をしておこう。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) DVD等を見たあとに提出する感想・コメント文の内容評価、小テストで判断する。

定期試験(70%) 論述形式の試験を行う。最終的な理解を評価の対象とする。

■テキスト 特になし

■参考文献 岡田英弘 『歴史とは何か』 文藝春秋 690円 小杉泰 『イスラームとは何か』 講談社 907円 關尾史郎 『西域文書からみた中国史』 山川出版社 729円 森安孝夫 『シルクロードと唐帝国』 講談社 2,300円

■履修上の注意・担当者からの一言 歴史学は単なる暗記物ではない。自分自身で問題意識を持って歴史に問いかけ、歴史発展の中から人間としての生き方を学び取ってほしい。

■講義計画 ①ガイダンス-歴史を学ぶ意味を考えよう ②文字の歴史-歴史のはじまりをもとめて ③歴史の父ヘロドトスとギリシア・ローマ世界 ④ペルシア戦争と「西洋」「東洋」の誕生~「アジア」はどのように

して生まれたか ⑤中国史上初の歴史書『史記』と司馬遷-中華王朝の歴史とは? ⑥漢帝国と遊牧民の歴史-「シルクロード」とはいつはじまったのか? ⑦出土史料から見る歴史―大谷文書と大谷探検隊 ⑧遊牧民が語る「歴史」のはじまり-トルコ系遊牧民の文字- ⑨遊牧民の帝国「モンゴル」とグローバル化 ⑩朝鮮の歴史と神話-朝鮮文化の形成と「朝鮮民族」 ⑪日本史と歴史書のなりたち-『日本書紀』と『古事記』- ⑫「イスラーム教」を考える ⑬イスラーム国家の発展 -『アラビアンナイト』にみるイスラーム・ネットワークと「グロー

バル化」 ⑭宗教と民族紛争-パレスチナ問題と「民族」 ⑮領土・民族・国家について考える-真の「グローバル化」とは何か?

【開講】前期 木4【担当】 中田 裕子

歴史入門

■サブタイトル 歴史書(史料)から読む解く真実─人々はなぜ歴史を書き残そうとするのか─ ■講義概要

歴史とは、過去に起こった出来事と「現代」に起こった問題の関係性を考察する学問である。この「歴史入門」では、歴史の入門編として歴史書を題材にしつつ、現代世界と深い関わりのある事柄ついて取り上げ、現在問題になっている「民族紛争」「領土問題」などを考察していく。 また、近年「グローバル化」という言葉が盛んに用いられるようになったが、はたして、それは近代に生まれた概念なのであろうか。よって、歴史に登場する様々な王朝間の交易・交流を通して、歴史からみた「グローバル化」を再考する。 ■到達目標

①各時代、各地域で記された史料から世界の歴史を学ぶことができる。②広い視野に立った歴史観を形成することができる。③ 様々な立場から歴史を学ぶことで、相互に理解することのできる想

像力を身につけることができる。④様々な文化における多様な価値観を学ぶことができる。 ■講義方法

講義時に適宜プリントを配布し、具体的な史料等を提示しながら進めたい。場合によってDVD等も使用する。

■系統的履修 アジアの歴史と社会 ■授業時間外における予・復習等の指示

予備知識として、手元に中学歴史、高校世界史の教科書があれば、上の学修内容に関連する箇所を読んでおくこと。また、講義中にとったノートは、後で整理し、復習をしておこう。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) DVD等を見たあとに提出する感想・コメント文の内容評価、小テストで判断する。

定期試験(70%) 論述形式の試験を行う。最終的な理解を評価の対象とする。

■テキスト 特になし

■参考文献 岡田英弘 『歴史とは何か』 文藝春秋 690円 小杉泰 『イスラームとは何か』 講談社 907円 關尾史郎 『西域文書からみた中国史』 山川出版社 729円 森安孝夫 『シルクロードと唐帝国』 講談社 2,300円

■履修上の注意・担当者からの一言 歴史学は単なる暗記物ではない。自分自身で問題意識を持って歴史に問いかけ、歴史発展の中から人間としての生き方を学び取ってほしい。

■講義計画 ①ガイダンス-歴史を学ぶ意味を考えよう ②文字の歴史-歴史のはじまりをもとめて ③歴史の父ヘロドトスとギリシア・ローマ世界 ④ペルシア戦争と「西洋」「東洋」の誕生~「アジア」はどのよう

にして生まれたか ⑤中国史上初の歴史書『史記』と司馬遷-中華王朝の歴史とは? ⑥漢帝国と遊牧民の歴史-「シルクロード」とはいつはじまった

のか? ⑦出土史料から見る歴史―大谷文書と大谷探検隊 ⑧遊牧民が語る「歴史」のはじまり-トルコ系遊牧民の文字- ⑨遊牧民の帝国「モンゴル」とグローバル化 ⑩朝鮮の歴史と神話-朝鮮文化の形成と「朝鮮民族」 ⑪日本史と歴史書のなりたち-『日本書紀』と『古事記』- ⑫「イスラーム教」を考える ⑬イスラーム国家の発展 -『アラビアンナイト』にみるイスラーム・ネットワークと「グ

ローバル化」 ⑭宗教と民族紛争-パレスチナ問題と「民族」 ⑮領土・民族・国家について考える-真の「グローバル化」とは何か?

【開講】後期 木3【担当】 中田 裕子

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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歴史入門

■サブタイトル 歴史書(史料)から読む解く真実─人々はなぜ歴史を書き残そうとするのか─ ■講義概要

歴史とは、過去に起こった出来事と「現代」に起こった問題の関係性を考察する学問である。この「歴史入門」では、歴史の入門編として歴史書を題材にしつつ、現代世界と深い関わりのある事柄ついて取り上げ、現在問題になっている「民族紛争」「領土問題」などを考察していく。 また、近年「グローバル化」という言葉が盛んに用いられるようになったが、はたして、それは近代に生まれた概念なのであろうか。よって、歴史に登場する様々な王朝間の交易・交流を通して、歴史からみた「グローバル化」を再考する。 ■到達目標

①各時代、各地域で記された史料から世界の歴史を学ぶことができる。②広い視野に立った歴史観を形成することができる。③ 様々な立場から歴史を学ぶことで、相互に理解することのできる想

像力を身につけることができる。④様々な文化における多様な価値観を学ぶことができる。 ■講義方法

講義時に適宜プリントを配布し、具体的な史料等を提示しながら進めたい。場合によってDVD等も使用する。

■系統的履修 アジアの歴史と社会 ■授業時間外における予・復習等の指示

予備知識として、手元に中学歴史、高校世界史の教科書があれば、上の学修内容に関連する箇所を読んでおくこと。また、講義中にとったノートは、後で整理し、復習をしておこう。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) DVD等を見たあとに提出する感想・コメント文の内容評価、小テストで判断する。

定期試験(70%) 論述形式の試験を行う。最終的な理解を評価の対象とする。

■テキスト 特になし

■参考文献 岡田英弘 『歴史とは何か』 文藝春秋 690円 小杉泰 『イスラームとは何か』 講談社 907円 關尾史郎 『西域文書からみた中国史』 山川出版社 729円 森安孝夫 『シルクロードと唐帝国』 講談社 2,300円

■履修上の注意・担当者からの一言 歴史学は単なる暗記物ではない。自分自身で問題意識を持って歴史に問いかけ、歴史発展の中から人間としての生き方を学び取ってほしい。

■講義計画 ①ガイダンス-歴史を学ぶ意味を考えよう ②文字の歴史-歴史のはじまりをもとめて ③歴史の父ヘロドトスとギリシア・ローマ世界 ④ペルシア戦争と「西洋」「東洋」の誕生~「アジア」はどのよう

にして生まれたか ⑤中国史上初の歴史書『史記』と司馬遷-中華王朝の歴史とは? ⑥漢帝国と遊牧民の歴史-「シルクロード」とはいつはじまった

のか? ⑦出土史料から見る歴史―大谷文書と大谷探検隊 ⑧遊牧民が語る「歴史」のはじまり-トルコ系遊牧民の文字- ⑨遊牧民の帝国「モンゴル」とグローバル化 ⑩朝鮮の歴史と神話-朝鮮文化の形成と「朝鮮民族」 ⑪日本史と歴史書のなりたち-『日本書紀』と『古事記』- ⑫「イスラーム教」を考える ⑬イスラーム国家の発展 -『アラビアンナイト』にみるイスラーム・ネットワークと「グ

ローバル化」 ⑭宗教と民族紛争-パレスチナ問題と「民族」 ⑮領土・民族・国家について考える-真の「グローバル化」とは何か?

【開講】後期 木4【担当】 中田 裕子

教養教育科目

基幹(選択必修)科目

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教養教育科目選 択 科 目

教養教育科目

選択科目

カナ 科 目 名 担 当 者 開講曜講時 ページアジアの文化 徐 光輝 前期 木4 71アジアの文化 中田 裕子 後期 金2 71英語セミナーA1 宇野 誠一 前期 月1 72英語セミナーA1 宇野 誠一 前期 月2 72英語セミナーA1 ワード ジョン 前期 水3 73英語セミナーA1 ワード ジョン 前期 水4 73英語セミナーA2 宇野 誠一 後期 月1 74英語セミナーA2 宇野 誠一 後期 月2 74英語セミナーA2 ワード ジョン 後期 水3 75英語セミナーA2 ワード ジョン 後期 水4 75英語セミナーB1 前川 貴史 前期 金2 76英語セミナーB2 前川 貴史 後期 金2 76英語セミナーC1 音羽 レベッカ 前期 水2 77英語セミナーC1 音羽 レベッカ 前期 水3 78英語セミナーC1 ワード ジョン 前期 水2 79英語セミナーC2 音羽 レベッカ 後期 水2 79英語セミナーC2 音羽 レベッカ 後期 水3 80英語セミナーC2 ワード ジョン 後期 水2 80英語セミナーD1 大槻 志郎 前期 水2 81英語セミナーD2 大槻 志郎 後期 水2 82英語セミナーE1 里井 久輝 前期 水3 83英語セミナーE2 里井 久輝 後期 水3 83英語セミナーF1 オーガスティン ジョナサン 前期 金2 84英語セミナーF2 オーガスティン ジョナサン 後期 金2 84海外英語研修 松居 竜吾 後期 集中 85科学技術史 堤 一義 前期 月3 86科学技術史 林 久夫 前期 月1 87学習・発達論A 松島 恵介 前期 水1 88学習・発達論A 松島 恵介 前期 水2 89学習・発達論B 松島 恵介 後期 水1 90学習・発達論B 松島 恵介 後期 水2 91環境と社会 寺田 憲弘 前期 金2 92環境と人間A 奥田 哲士 前期 月4 92環境と人間A 小山 豊一 後期 水4 93環境と人間B 本多 真 前期 木4 93環境と人間B 佐々木 尚子 後期 水2 94企業と会計 加藤 正浩 後期 月1 95教養教育科目特別講義

(現代社会と栄養)/教養教育科目特別講義F

(現代社会と栄養)岡﨑 史子 前期 木3 96

教養教育科目特別講義(現代社会と栄養)/教養教育科目特別講義F

(現代社会と栄養)岡﨑 史子 後期 水3 97

教養教育科目特別講義(インド再考-文明環境史からの考察-) 長田 俊樹 サ集 集中 98教養教育科目特別講義

(農業入門-食と農の理解-)樋口 博也/淡路 和則/岩堀 英晶/佐藤 茂/中村 富予/三浦 励一 サ集 集中 99

教養教育科目特別講義C(アジアの映画) 李 相哲 前期 月1 99教養教育科目特別講義D

(アジアの歴史と社会)野呂 靖/道元 徹心/吉田 慈順 後期 月3 100

教養教育科目特別講義E(アジアの途上国と社会開発) 佐藤 彰男 前期 月3 100健康とスポーツ 渡辺 英児 後期 月1 101現代社会とスポーツ 辻 延浩 後期 金1 102現代社会と福祉 砂脇 恵 前期 木3 103現代社会と法/人間と社会と法 時本 義昭 前期 木4 104現代社会とメディア/現代社会とマス・メディア 中野 有 前期 水3 105現代社会とメディア/現代社会とマス・メディア 中野 有 後期 水3 105現代社会とメディア/現代社会とマス・メディア 西村 敏雄 後期 水2 106現代の技術 小川 圭二/長澤 佳克 後期 月3 107国際社会論/国際社会と日本C 池尾 靖志 前期 金1 108国際社会論/国際社会と日本B 佐藤 一進 前期 水1 108国際社会論/国際社会と日本A 池尾 靖志 後期 金2 109コリア語ⅠA 朴 炫国 前期 木5 109コリア語ⅠB/コリア語ⅠC 孫 才喜 前期 水3 110コリア語ⅡA/コリア語ⅠB 朴 炫国 後期 木5 110コリア語ⅡB/コリア語ⅠD 孫 才喜 後期 水3 111コリア語セミナーA 朴 炫国 前期 月4 111コリア語セミナーB 朴 炫国 後期 月4 112雑草学/教養教育科目特別講義G(雑草学) 三浦 励一 後期 木3 112

里山学/教養教育特別講義A(里山学)横田 岳人/越川 博元/鈴木 龍也/須藤 明子/帖地 孝人/寺田 憲弘/朴 炫国/丸山 徳次/山崎 英恵/遊磨 正秀

前期 月3 113

ジェンダー論 堀江 有里 前期 火5 113ジェンダー論 堀江 有里 後期 火5 114自然観察法 遊磨 正秀 前期 金2 114社会思想史/社会思想入門 舟木 徹男 後期 木4 115社会思想史/社会思想入門 村澤 真保呂 前期 水2 115情報社会とメディア 外村 佳伸/三浦 雅展 前期 月3 116情報社会とメディア 外村 佳伸/三浦 雅展 後期 月3 116情報と人間 植村 渉 後期 木3 117

カナ 科 目 名 担 当 者 開講曜講時 ページ情報倫理 野村 竜也/芝原 努 前期 月4 117人権論A 上原 健太郎 前期 木3 118人権論A 上原 健太郎 前期 木5 118人権論A 中川 ユリ子 前期 月2 119人権論A 中川 ユリ子 前期 月3 119人権論A 松波 めぐみ 前期 月2 120人権論A 松波 めぐみ 前期 月3 120人権論A 矢野 亮 前期 木3 121人権論A 矢野 亮 前期 木5 121人権論B 上原 健太郎 後期 木3 122人権論B 上原 健太郎 後期 木5 122人権論B 中川 ユリ子 後期 月2 123人権論B 中川 ユリ子 後期 月3 123人権論B 松波 めぐみ 後期 月2 124人権論B 松波 めぐみ 後期 月3 124人権論B 矢野 亮 後期 木3 125人権論B 矢野 亮 後期 木5 125心理学A 澤田 玲子 前期 月4 126心理学B 澤田 玲子 後期 月4 126スポーツ文化論 榎本 雅之 前期 金3 127生活の中の化学 中沖 隆彦 後期 木3 127生活の中の数学 森田 英俊 前期 水3 128生活の中の生物学 浅水 恵理香/ウェンダコーン S.K./

永野 惇/畑 信吾/山﨑 正幸 前期 水3 128生活の中の地学 滋野 哲秀 後期 月1 129生活の中の統計技術 中川 義行 前期 月3 130生活の中の統計技術 飯田 晋司 後期 水3 130生活の中の物理 石崎 俊雄 後期 月2 131生命と科学 植野 洋志/岡田 清孝/塩尻 かおり/

中村 千春/古本 強 前期 水2 132世界の福祉 太谷 亜由美 前期 水3 132歎異抄の思想Ⅰ 杉岡 孝紀 前期 金2 133歎異抄の思想Ⅱ 杉岡 孝紀 後期 金2 133地域論 松岡 恵悟 前期 水3 134中国語ⅠA 韓 正愛 前期 水4 135中国語ⅠA 張 健同 前期 月3 135中国語ⅠB/中国語ⅠC 張 健同 前期 水4 136中国語ⅠB/中国語ⅠC 張 健同 前期 水3 136中国語ⅠB/中国語ⅠC 李 愛華 前期 水3 137中国語ⅡA/中国語ⅠB 韓 正愛 後期 水4 137中国語ⅡA/中国語ⅠB 張 健同 後期 月3 138中国語ⅡB/中国語ⅠD 張 健同 後期 水3 138中国語ⅡB/中国語ⅠD 張 健同 後期 水4 139中国語ⅡB/中国語ⅠD 李 愛華 後期 水3 139中国語セミナーA 韓 正愛 前期 水3 140中国語セミナーB 韓 正愛 後期 水3 140ドイツ語ⅠA 青山 豊 前期 月2 141ドイツ語ⅠA 青山 豊 前期 月3 141ドイツ語ⅠB/ドイツ語ⅠC 呉 春吉 前期 月3 142ドイツ語ⅠB/ドイツ語ⅠC 永井 達夫 前期 水3 142ドイツ語ⅡA/ドイツ語ⅠB 青山 豊 後期 月3 143ドイツ語ⅡA/ドイツ語ⅠB 呉 春吉 後期 月2 143ドイツ語ⅡB/ドイツ語ⅠD 呉 春吉 後期 月3 144ドイツ語ⅡB/ドイツ語ⅠD 永井 達夫 後期 水3 144ドイツ語セミナーA 青山 豊 前期 月4 145ドイツ語セミナーB 青山 豊 後期 月4 145日本語 北川 逸子 前期 月1 146日本語 北川 逸子 後期 月1 147日本の文化 泉 文明 後期 月3 148人間と社会と法 時本 義昭 前期 木4 148発達と教育A 松島 恵介 前期 水1 149発達と教育A 松島 恵介 前期 水2 150発達と教育B 松島 恵介 後期 水1 151発達と教育B 松島 恵介 後期 水2 152フランス語ⅠA 瓜生 濃世 前期 水4 153フランス語ⅠB/フランス語ⅠC 嶋﨑 陽一 前期 木3 153フランス語ⅠB/フランス語ⅠC 山本 健二 前期 月2 154フランス語ⅠB/フランス語ⅠC 山本 健二 前期 月3 154フランス語ⅡA/フランス語ⅠB 瓜生 濃世 後期 水4 155フランス語ⅡB/フランス語ⅠD 嶋﨑 陽一 後期 木3 155フランス語ⅡB/フランス語ⅠD 山本 健二 後期 月3 156フランス語ⅡB/フランス語ⅠD 山本 健二 後期 月2 156フランス語セミナーA 嶋﨑 陽一 前期 木4 157フランス語セミナーB 嶋﨑 陽一 後期 木4 157文化人類学 舟橋 健太 前期 水2 158平和学A/平和学入門 宮﨑 寛 前期 水3 159平和学A/平和学入門 宮﨑 寛 後期 水3 160メディアにみる福祉 高田 敏司 後期 水2 161メディアにみる福祉 幸重 忠孝 後期 木1 161倫理学A/生命と共生 田村 公江 前期 水2 162倫理学A/生命と共生 柿本 佳美 後期 木4 163倫理学B/環境と倫理 柿本 佳美 前期 木4 164論理学入門 中谷 隆雄 前期 月3 165論理学入門 中谷 隆雄 後期 月3 165

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アジアの文化

■サブタイトル 古代中国と東アジア ■講義概要

考古学発掘調査によれば、中国文明のあけぼのは遅くとも5000年前の新石器時代後期にさかのぼる。畑作や水田稲作に代表される農耕文化の発展に伴って、各地に城郭都市の原型が現われ、地域初期国家の胎動が注目を浴びており、従来疑われてきた「三皇五帝」などの文献資料の虚実が再検討されるようになった。 このような先史文明を土台に、夏・殷(商)・周のような古代国家が各地で興亡を繰り返し、春秋戦国時代を経て、秦漢帝国が登場した。とりわけ城郭都市、文字、百家思想、金属器(青銅器、鉄器)文化、郡県制度が注目される。 後漢末に起きた「黄巾の乱」を経て、魏、蜀、呉といった三国時代に入るが、西晋王朝によって再び統一された。南北朝時代の民族大融合のなかで、仏教・道教の発展が著しく、地域文化交流が活発になり、絢爛たる六朝文化、北朝文化が栄え、朝鮮半島や日本列島との文化交流を裏付ける考古発見も多い。 隋唐時代には東西文化交流が更に盛んになり、科学技術、経済、文化、芸術などの分野において大きく発達した。朝鮮半島や日本列島との文化交流も頻繁に行われた。

■到達目標 受講者が考古学、文化史学の立場から9世紀までの中国歴史文化の主な流れを理解し、また朝鮮半島や日本列島との比較研究ができることを目標にしている。

■講義方法 時代順に概説するが、パワーポイント、ビデオなどによる映像資料を常に使う。 ■系統的履修

アジアの歴史文化に関する科目を多く履修してほしい。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業中に指示する。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 受講態度等 レポート(50%) 期末レポート等

■テキスト 特になし

■参考文献 尾形勇・岸本美緒編 『中国史(新版世界各国史3)』 山川出版社 1998 3,500円 小澤正人・谷豊信・西江清高著 『中国の考古学(世界の考古学7)』 同成社 1999 3,200円

■オフィスアワー・教員への連絡方法 [email protected]

■講義計画 ①はじめに ②黄河文明 ③長江、淮河文明 ④遼河文明 ⑤夏人、夏王朝、夏文化の正体 ⑥殷周王朝と都城遺跡 ⑦春秋戦国の百家思想 ⑧秦の統一と始皇帝陵 ⑨漢王朝と長安城、洛陽城 ⑩魏晋と『魏志倭人伝』 ⑪南北朝の民族大移動 ⑫宗教文化の伝播と交流 ⑬隋唐帝国の成立と繁栄 ⑭遣唐使関連資料の新発見 ⑮おわりに

【開講】前期 木4【担当】 徐 光輝

アジアの文化

■サブタイトル 中央アジアの文化 ■講義概要

中央アジアでは様々なオアシス都市が各地に繁栄した。オアシスとは極度の乾燥地帯に河川などから水を引き、人々が居住できるように造られた都市を指す。そこでは水が得られるため、中央アジアを行き交う商人や旅人の休息地ともなった。そのため物や人が集まり、自然と交易が行われるようになる。この交易路は、主に絹(シルク)が売買されたことから、「シルクロード」と呼ばれた。 しかし、この道はシルクだけではなく、文字・宗教など有形無形の様々な文化・文物も等在に伝えられたのである。また、それらの文化・文物は中央アジアから中国、朝鮮半島、日本へと伝わり、我々の生活にも深く影響を与えている。 本講義では、中央アジアでは、どのような文化が繁栄し、また日本に影響を与えたのか、考えていきたい。 ■到達目標

様々な文化における多様な価値観を学ぶことができる。 ■講義方法

講義時に適宜プリントを配布し、具体的な史料等を提示しながら進めたい。場合によってDVD等も使用する。 ■系統的履修

アジアの歴史と社会 ■授業時間外における予・復習等の指示

予備知識として、手元に中学歴史、高校世界史の教科書があれば、上の学修内容に関連する箇所を読んでおくこと。また、講義中にとったノートは、後で整理し、復習をしておこう。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) DVD等を見たあとに提出する感想・コメン

ト文の内容評価、小テストで判断する。 定期試験(70%) 論述形式の試験を行う。最終的な理解を評

価の対象とする。 ■テキスト

特になし ■参考文献

岡田英弘 『歴史とは何か』 文藝春秋 690円 小杉泰 『イスラームとは何か』 講談社 907円 關尾史郎 『西域文書からみた中国史』 山川出版社 729円 森安孝夫 『シルクロードと唐帝国』 講談社 2,300円

■履修上の注意・担当者からの一言 様々な文化を知ることにより、多角的な視野を身につけ、人間としての生き方を学び取ってほしい。

■講義計画 ①ガイダンス-中央アジアの地理 ②中央アジアの宗教 ③世界最古の預言宗教・ゾロアスター教 ④ガンダーラと仏像のはじまり ⑤ネストリウス派キリスト教徒モンゴル ⑥中央アジアの探検隊と将来品 ⑦中央アジアを目指した探検家たち ⑧オアシス都市トルファンと出土文書 ⑨大谷探検隊と大谷文書 ⑩敦煌と莫高窟 ⑪中央アジアの文化と日本 ⑫ペルシア文化の伝来と日本 ⑬天馬の来た道~四騎獅子狩文錦の源流を求めて ⑭総括

【開講】後期 金2【担当】 中田 裕子

教養教育科目

選択科目

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英語セミナーA1

■サブタイトル TOEIC対策セミナー ■講義概要

この授業ではTOEICに必要とされる技能を高める。またTOEICのみならず、英語の総合的な能力向上を最大の課題とする。 ■到達目標

1年間を通して各自が到達目標を持つこと。具体的には最低100点のアップを期待する。 ■講義方法

毎回テキストに沿ってポイントを明確にして授業を行う。TOEIC本番のテストの気持ちで受けていただきたい。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎週授業でおこなったUnitの復習をしておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(70%) Participationが含まれる 定期試験(30%) 最終授業日に行う(In Class Test)

■テキスト Junichi Uchida 『English Trainer for the TOEIC Test』 朝日出版 2,000円

■参考文献 宇野誠一、中村収三 『理系人よ!英語なんかに負けるな』 化学同人 2,200円

■講義計画 ①オリエンテーション ②Text 1 ③Text 2 ④Text 3 ⑤Text 4 ⑥Text 5 ⑦Text 6 ⑧Text 7 ⑨Text 8 ⑩Text 9 ⑪Text 10 ⑫Text 11 ⑬Text 12 ⑭In class Final Exam ⑮Feedback

【開講】前期 月1【担当】 宇野 誠一

英語セミナーA1

■サブタイトル TOEIC対策セミナー ■講義概要

この授業ではTOEICに必要とされる技能を高める。またTOEICのみならず、英語の総合的な能力向上を最大の課題とする。 ■到達目標

1年間を通して各自が到達目標を持つこと。具体的には最低100点のアップを期待する。 ■講義方法

毎回テキストに沿ってポイントを明確にして授業を行う。TOEIC本番のテストの気持ちで受けていただきたい。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎週授業でおこなったUnitの復習をすること。 ■成績評価の方法

平 常 点(70%) Participationが含まれる 定期試験(30%) 最終授業日に行う(In Class Test)

■テキスト Junichi Uchida 『English Trainer for the TOEIC Test』 朝日出版 2,000円

■参考文献 宇野誠一、中村収三 『理系人よ!英語なんかに負けるな』 化学同人 2,200円

■講義計画 ①オリエンテーション ②Text 1 ③Text 2 ④Text 3 ⑤Text 4 ⑥Text 5 ⑦Text 6 ⑧Text 7 ⑨Text 8 ⑩Text 9 ⑪Text 10 ⑫Text 11 ⑬Text 12 ⑭In class Final Exam ⑮Feedback

【開講】前期 月2【担当】 宇野 誠一

教養教育科目

選択科目

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英語セミナーA1

■サブタイトル TOEIC Listening skills and strategies. ■講義概要

Students will develop and refine their listening skills and strategies in order to deal with the partcular type of listening questions that can be found in parts1-4 of the TOEIC test.This course will focus on increasing students' English ability and giving them the tools to demonstrate their ability by acheiving better test results. ■到達目標

The goal of this course is to learn test taking strategies whi le learning crit ical thinking methods , bui ld ing vocabulary,reviewing grammar,and strenghtening listening and reading skills. ■講義方法

We will try diff erent strategies and approaches and fi nd out what techniques work most effectively. We will also study specific vocabulary that matches the themes found in the test.

■授業時間外における予・復習等の指示 Students will be given articles from "The Language Connection" section of the Yomiyuri Newspaper to read , and be required to submit their answers to the questions asked about the article. ■成績評価の方法

平 常 点(50%) Class Performance 小テスト(25%) Small Test そ の 他(25%)HomeworkVocabulary Notebook

■テキスト 『TOEIC(R)Preperation BookVolume 4』 ETS TOEIC

■参考文献 特になし

■講義計画 ①Introduction to TOEIC ②Describing Photographs ③Tactics: Aspects of Photos ④Questions and Responses ⑤Sound-alike Words ⑥Information Questions ⑦Yes/No Questions ⑧Embedded Questions ⑨Sound/Meaning Distractors ⑩Negative Questions ⑪Inference Questions ⑫Short Conversations ⑬Incomplete Sentences ⑭Reading Comprehension ⑮Mock Test

【開講】前期 水3【担当】 ワード ジョン

英語セミナーA1

■サブタイトル TOEIC Listening skills and strategies. ■講義概要

Students will develop and refine their listening skills and strategies in order to deal with the particular type of listening questions that can be foundin parts 1=4 of the TOEIC test.This course will focus on increasing students' English ability and giving them the tools to demonstrate their ability by acheiving better test results. ■到達目標

The goal of this course is to learn test taking strategies whi le learning crit ical thinking methods , bui ld ing vocabulary,reviewing grammar, and strengthening listening and reading skills. ■講義方法

We will try diff erent strategies and approaches and fi nd out what techniques work most effectively.We will also study specific vocabulary that matches the themes found in the test.

■授業時間外における予・復習等の指示 Students will be given articles from "The Language Connection" section of the Yomiuri Newspaper to read , and be required to submit their answers to the questions asked about the article. ■成績評価の方法

平 常 点(50%) Active Participation 小テスト(25%) Results そ の 他(25%)HomeworkVocabulary Notebook

■テキスト 『TOEIC(R)Preperation BookVolume 4』 ETS TOEIC

■参考文献 特になし

■講義計画 ①Introduction to TOEIC ②Describing Photographs ③Aspects of pictures ④Questions and Responses ⑤Sound-alike Words ⑥Information Questions ⑦Yes/No Questions ⑧Embedded Questions ⑨Sound/Meaning Distractors ⑩Negative Questions ⑪Inference Questions ⑫Short Conversations ⑬Incomplete Questions ⑭Reading Comprehension ⑮Mock Test

【開講】前期 水4【担当】 ワード ジョン

教養教育科目

選択科目

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英語セミナーA2

■サブタイトル TOEIC対策セミナー ■講義概要

前期同様にTOEICに必要とされる能力の向上を後期においてもはかる。後期は特に、LIsteningを重点的におこなう。 ■到達目標

各自が明確なゴール(到達目標)を持つように願う。 ■講義方法

毎週テキストに従って授業を進めていく。毎クラス、その日のポイントを明確ににして教えていく。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎週授業でおこなったUnitの復習をおこなうこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(70%) Participationが含まれる 定期試験(30%) 最終授業日に行う(In Class Test)

■テキスト MIkako Fujioka, Christopher Belton 『Listening Strategies for the TOEIC Test』 CENGAGE Learning 2,000円

■参考文献 宇野誠一、中村収三 『理系人よ!英語なんかに負けるな』 化学同人 2,200円

■講義計画 ①オリエンテーション ②Unit 1 ③Unit 2 ④unit 3 ⑤Unit 4 ⑥Unit 5 ⑦Unit 6 ⑧Unit 7 ⑨Unit 8 ⑩Unit 9 ⑪Unit 10 ⑫Unit 11 ⑬Unit 12 ⑭In Class Final Test ⑮Feedback

【開講】後期 月1【担当】 宇野 誠一

英語セミナーA2

■サブタイトル TOEIC対策セミナー ■講義概要

前期同様にTOEICに必要とされる能力の向上を後期においてもはかる。後期は特に、LIsteningを重点的におこなう。 ■到達目標

各自が明確なゴール(到達目標)を持つように願う。 ■講義方法

毎週テキストに従って授業を進めていく。毎クラス、その日のポイントを明確ににして教えていく。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎週授業でおこなったUnitの復習をしておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(70%) Participationが含まれる 定期試験(30%) 最終授業日に行う(In Class Test)

■テキスト MIkako Fujioka, Christopher Belton 『Listening Strategies for the TOEIC Test』 CENGAGE Learning 2,000円

■参考文献 宇野誠一、中村収三 『理系人よ!英語なんかに負けるな』 化学同人 2,200円

■講義計画 ①オリエンテーション ②Unit 1 ③Unit 2 ④unit 3 ⑤Unit 4 ⑥Unit 5 ⑦Unit 6 ⑧Unit 7 ⑨Unit 8 ⑩Unit 9 ⑪Unit 10 ⑫Unit 11 ⑬Unit 12 ⑭In Class Final Test ⑮Feedback

【開講】後期 月2【担当】 宇野 誠一

教養教育科目

選択科目

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- -75

英語セミナーA2

■サブタイトル TOEIC Listening skills and strategies. ■講義概要

Students will develop and refine their listening skills and strategies in order to deal with the particular type of listening questions that can be found in parts 1-4 of the TOEIC test. This course will focus on increasing students' English ability and give them the tools to demonstrate their ability by achieving better test results. ■到達目標

The goal of this course is to learn test taking strategies whi le learning crit ical thinking methods , bui ld ing vocabulary,reviewing grammar,strengthening listening and reading skills. ■講義方法

We will try diff erent strategies and approaches and fi nd out what techniques work most effectively.We will also study specifi c vocabulary that matches the themes foun in the test.

■授業時間外における予・復習等の指示 Students will be given articles from "The Language Connection" section of the Yomiuri Newspaper to read , and be required to submit their answers to the questions asked about the article. ■成績評価の方法

平 常 点(50%) Active Participation 小テスト(25%) Results そ の 他(25%)HomeworkVocabulary Notebook

■テキスト 『TOEIC(R)Preperation BookVolume 4』 ETS TOEIC

■参考文献 特になし

■講義計画 ①Intro to TOEIC ②Describing Photographs ③Aspects of Photographs ④Questions and Responses ⑤Sound-alike Words ⑥Information Questions ⑦Yes/No Questions ⑧Embedded Questions ⑨Sound/Meaning Distractors ⑩Negative Questions ⑪Inference Questions ⑫Short Conversations ⑬Incomplete Sentences ⑭Reading Comprehension ⑮Mock Test

【開講】後期 水3【担当】 ワード ジョン

英語セミナーA2

■サブタイトル TOEIC Listening skills and strategies. ■講義概要

Students will develop and refine their listening skills and strategies in order to deal with the particular type of listening questions that can be found in parts1=4 of the TOEIC test. This course will focus on increasing students English ability and giving them the tools to demonstrate their ability by acheiving better test results. ■到達目標

The goal of this course is to learn test taking strategies whi le learn ing cr i t ica l th ink ing methods ,bu i ld ing vocabulary,reviewing grammar,and strengthening listening and reading skills. ■講義方法

We will try diff erent strategies and approaches and fi nd out what techniques work most effectively.We will also study specific vocabulaty that matches the themes found in the test.

■授業時間外における予・復習等の指示 Students will be given articles from "The Language Connection" section of the Yomiuri Newspaper to read , and be required to submit their answers to the questions asked about the article. ■成績評価の方法

平 常 点(50%) Class Performance 小テスト(25%) Small Test そ の 他(25%)HomeworkVocabulary Notebook

■テキスト 『TOEIC(R)Preperation BookVolume 4』 ETS TOEIC

■参考文献 特になし

■講義計画 ①Introduction to TOEIC ②Describing Photographs ③Aspects of Photos ④Questions and Responses ⑤Sound-alike Words ⑥Information Questions ⑦Yes/No Questions ⑧Embedded Questions ⑨Sound Meaning Distractors ⑩Negative Questions ⑪Inference Questions ⑫Short Questions ⑬Incomplete Sentences ⑭Reading Comprehension ⑮Mock Test

【開講】後期 水4【担当】 ワード ジョン

教養教育科目

選択科目

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英語セミナーB1

■サブタイトル 時事英語 ■講義概要

この授業では、マスメディアに登場する英語を学びます。主に英字新聞で使われる英語に親しんでいきます。社会、経済、科学技術、文化、環境、教育、労働、医療など、幅広い分野についてのニュースを取り上げます。 ■到達目標

英字新聞を抵抗感なく読むことができ、内容を理解できるようになること、スキミングやスキャニングなどの速読の手法に慣れることを目標とします。 ■講義方法

第2回から第9回までは基本的に教科書や配布資料の講読や演習を行う。視聴覚教材も利用する。第10回から第15回までは新聞・雑誌・インターネットなどの記事に基づいて学生にプレゼンテーションをしてもらう予定である。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業中にお知らせします。

■成績評価の方法 その他(100%) 定期試験の成績、宿題の提出状況、平素の学

習活動状況などを総合的に評価する。 成績評価の方法については変更することがあります。 ■テキスト

Junko Murao, Akiko Miyama, Yuya Koga, Atsushi Mukuhira, Tomoko Tsujimoto, Ashley Moore 『Insights 2016』 KINSEIDO (金星堂) 1,900円 前期は教科書は Chapter 8 まで行く予定。 ■参考文献

授業中にお知らせします。

■履修上の注意・担当者からの一言 6回以上欠席した場合は定期試験が受けられません。遅刻3回で欠席1回とします。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業中にお知らせします。 ■講義計画

①イントロダクション ②Chapter 1 ③Chapter 2 ④Chapter 3 ⑤Chapter 4 ⑥Chapter 5 ⑦Chapter 6 ⑧Chapter 7 ⑨Chapter 8 ⑩プレゼンテーション ⑪プレゼンテーション ⑫プレゼンテーション ⑬プレゼンテーション ⑭プレゼンテーション ⑮プレゼンテーション

【開講】前期 金2【担当】 前川 貴史

英語セミナーB2

■サブタイトル 時事英語 ■講義概要

この授業では、マスメディアに登場する英語を学びます。主に英字新聞で使われる英語に親しんでいきます。社会、経済、科学技術、文化、環境、教育、労働、医療など、幅広い分野についてのニュースを取り上げます。 ■到達目標

英字新聞を抵抗感なく読むことができ、内容を理解できるようになること、スキミングやスキャニングなどの速読の手法に慣れることを目標とします。 ■講義方法

第2回から第9回までは基本的に教科書や配布資料の講読や演習を行う。視聴覚教材も利用する。第10回から第15回までは新聞・雑誌・インターネットなどの記事に基づいて学生にプレゼンテーションをしてもらう予定である。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業中にお知らせします。

■成績評価の方法 その他(100%) 定期試験の成績、学生によるプレゼンテーショ

ン、宿題の提出状況、平素の学習活動状況などを総合的に評価する。

成績評価の方法については変更することがあります。 ■テキスト

Junko Murao, Akiko Miyama, Yuya Koga, Atsushi Mukuhira, Tomoko Tsujimoto, Ashley Moore 『Insights 2016』 KINSEIDO (金星堂) 1,900円 前期は教科書は Chapter 9 から Chapter 16 まで行く予定。

■参考文献 授業中にお知らせします。 ■履修上の注意・担当者からの一言

6回以上欠席した場合は定期試験が受けられません。遅刻3回で欠席1回とします。

■講義計画 ①イントロダクション ②Chapter 9 ③Chapter 10 ④Chapter 11 ⑤Chapter 12 ⑥Chapter 13 ⑦Chapter 14 ⑧Chapter 15 ⑨Chapter 16 ⑩プレゼンテーション ⑪プレゼンテーション ⑫プレゼンテーション ⑬プレゼンテーション ⑭プレゼンテーション ⑮プレゼンテーション

【開講】後期 金2【担当】 前川 貴史

教養教育科目

選択科目

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英語セミナーC1

■サブタイトル Thinking about Human Life 人生を考える ■講義概要

簡単な英語を使って、個人の生活・自分と周りの人々との関係を考える ■到達目標

人間として大事なことを英語で話しながら、英語に親しむと同時に、これからの人生に役に立つことを考えて学ぶ ■講義方法

教師の話・教師と学生との会話・Role Play・単語力を向上させるExercises

■授業時間外における予・復習等の指示 (1)毎回の単語を次回に復習する

(2)宿題を3回出す(3)15回目にテストを行う ■成績評価の方法

その他(100%) 下記のとおり 平常点10・参加40・宿題30(1回に付き10点×3回)・テスト20合計  100

■テキスト 教師がコピーを渡す ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

Let’ s think about our lives in English. It is important to be serious and attend the class regularly. ■オフィスアワー・教員への連絡方法

[email protected] (必要な時だけ使うこと)

■講義計画 ①Introduction to course, student questionnaire コース紹介・学生アンケート ②Movie:“The Apartment” Part Ⅰ & discussion 映画:「アパートの鍵を貸します」パート1 ③Movie:“The Apartment” Part Ⅱ & discussion  Assign HW 1 映画:「アパートの鍵を貸します」パート2 ④Me & Myself Ⅰ:Personal History - Who am I? 私自身Ⅰ:パーソナルヒストリー  わたしって誰? ⑤Me & Myself Ⅱ:Taking Care of Myself - What do I need?  Hand in HW 1 私自身Ⅱ:自分を大切にするということ私に何が必要か? ⑥Me & Myself Ⅲ:Choices - What should I do? 私自身Ⅲ:選択 私はなにをすればいい? ⑦Me & Myself Ⅳ:Self-control - How can I manage myself? 私自身Ⅳ:自己管理  私をどうやって管理する? ⑧Me & Myself Ⅴ:The Future - How can I realize my dreams? Assign HW 2 私自身V: 将来 私はどうやって夢を実現する? ⑨Me & Others Ⅰ:Diff erences - What makes me me? 私と人Ⅰ:違い 私と他の人との違い ⑩Me & Others Ⅱ:Groups - Where do I belong?  Hand in HW 2 私と人Ⅱ: グループ 私はどこに属する? ⑪Me & Others Ⅲ:Friends & Family - How should I relate? 私と人Ⅲ:友達と家族 私はどうやって関係をつくる? ⑫Me & Others Ⅳ:Emotions - How should I handle my feelings? 私と人Ⅳ:感情 私はどうやって感情を管理すればいい? ⑬Me & Others Ⅴ:Civility - How should I behave?  Assign HW 3 私と人V:社会の中の私のふるまい 私はどう振舞うべきか? ⑭Me & Others Ⅵ:Judgment - How should I evaluate myself and others? 私と人Ⅵ:判断 自分と他の人をどうやって判断すればいい? ⑮TEST & Wrap up Hand in HW 3

【開講】前期 水2【担当】 音羽 レベッカ

教養教育科目

選択科目

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英語セミナーC1

■サブタイトル Thinking about Human Life 人生を考える ■講義概要

簡単な英語を使って、個人の生活・自分と周りの人々との関係を考える ■到達目標

人間として大事なことを英語で話しながら、英語に親しむと同時に、これからの人生に役に立つことを考えて学ぶ ■講義方法

教師の話・教師と学生との会話・Role Play・単語力を向上させるExercises

■授業時間外における予・復習等の指示 (1)毎回の単語を次回に復習する

(2)宿題を3回出す(3)15回目にテストを行う ■成績評価の方法

その他(100%) 下記のとおり 平常点10・参加40・宿題30(1回に付き10点×3回)・テスト20合計  100

■テキスト 教師がコピーを渡す ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

Let’ s think about our lives in English. It is important to be serious and attend the class regularly. ■オフィスアワー・教員への連絡方法

[email protected] (必要な時だけ使うこと)

■講義計画 ①Introduction to course, student questionnaire コース紹介・学生アンケート ②Movie:“The Apartment” Part Ⅰ & discussion 映画:「アパートの鍵を貸します」パート1 ③Movie:“The Apartment” Part Ⅱ & discussion  Assign HW 1 映画:「アパートの鍵を貸します」パート2 ④Me & Myself Ⅰ:Personal History - Who am I? 私自身Ⅰ:パーソナルヒストリー  わたしって誰? ⑤Me & Myself Ⅱ:Taking Care of Myself - What do I need?  Hand in HW 1 私自身Ⅱ:自分を大切にするということ私に何が必要か? ⑥Me & Myself Ⅲ:Choices - What should I do? 私自身Ⅲ:選択 私はなにをすればいい? ⑦Me & Myself Ⅳ:Self-control - How can I manage myself? 私自身Ⅳ:自己管理  私をどうやって管理する? ⑧Me & Myself Ⅴ:The Future - How can I realize my dreams? Assign HW 2 私自身V: 将来 私はどうやって夢を実現する? ⑨Me & Others Ⅰ:Diff erences - What makes me me? 私と人Ⅰ:違い 私と他の人との違い ⑩Me & Others Ⅱ:Groups - Where do I belong?  Hand in HW 2 私と人Ⅱ: グループ 私はどこに属する? ⑪Me & Others Ⅲ:Friends & Family - How should I relate? 私と人Ⅲ:友達と家族 私はどうやって関係をつくる? ⑫Me & Others Ⅳ:Emotions - How should I handle my feelings? 私と人Ⅳ:感情 私はどうやって感情を管理すればいい? ⑬Me & Others Ⅴ:Civility - How should I behave?  Assign HW 3 私と人V:社会の中の私のふるまい 私はどう振舞うべきか? ⑭Me & Others Ⅵ:Judgment - How should I evaluate myself and others? 私と人Ⅵ:判断 自分と他の人をどうやって判断すればいい? ⑮TEST & Wrap up Hand in HW 3

【開講】前期 水3【担当】 音羽 レベッカ

教養教育科目

選択科目

Page 81: Syllabus - Ryukoku University...龍谷大学理工学部 電子情報学科 Syllabus 電子情報学科 理工学部 Faculty of Science and Technology 2016 2016 Syllabus 学部・学科英文名

- -79

英語セミナーC1

■サブタイトル Language Acqusition Through Interaction. ■講義概要

The objective of this course is to prepare the students to use English in a variety of natural contexts.Throughout the course we will develop the learners listening and speaking skills by balancing consistent language support with challenging activities that will give the students the opportunity to personalize the language hey learn,and make use of their own experience and knowledge.We will be working in pairs and small groups,providing a maximum amount of student-generated communication. ■到達目標

After completing this course,students will feel more confi dent about expressing themselves in English in a variety of situations. ■講義方法

Students will be divided into pairs or small groups at the beginning of each class,thus providing many opportunities for student interaction.Throughout the course, students will be helped and encouraged to express their thoughts and opinions in English with greater confi dence.

■授業時間外における予・復習等の指示 Students are required to download the Self-study audio at>www.fifty-fifty-series.com and submit the results to me weekly.

■成績評価の方法 平 常 点(50%) Active Participation 小テスト(25%) Results そ の 他(25%) Homework ■テキスト

Warren Wilson 『Fifty-Fifty Book 2』 Longman ■参考文献

特になし ■講義計画

①Explanation of course ②Asking for Information ③Describing Things ④Making Requests ⑤Giving Instructions ⑥Reviewing ⑦Making Excuses-Giving Reasons ⑧Giving Opinions ⑨Comparing Things ⑩Reviewing ⑪Giving advice-Suggestions ⑫Talking about Experiences ⑬Inviting ⑭Predictions ⑮Reviewing

【開講】前期 水2【担当】 ワード ジョン

英語セミナーC2

■サブタイトル Thinking about Global Life 世界を考える ■講義概要

簡単な英語を使って、地球・世界の中に生きることを考える ■到達目標

世界の大事なトピックを英語で話しながら、英語に親しむと同時に、これからの人生に役に立つことを考えて学ぶ ■講義方法

教師の話・教師と学生との会話・Role Play・単語力を向上させるExercises

■授業時間外における予・復習等の指示 (1)毎回の単語を次回に復習する

(2)宿題を3回出す(3)15回目にテストを行う ■成績評価の方法

その他(100%) 下記を参照 平常点10・参加40・宿題30(1回に付き10点×3回)・テスト20合計100 ■テキスト

教師がコピーを渡す ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

Let’ s think about our place in the world in English. It is important to be serious and attend the class regularly. ■オフィスアワー・教員への連絡方法

[email protected] (必要な時だけ使うこと)

■講義計画 ①Introduction to course, world map work  コース紹介 ・ 世界地図を親しんで ②Natural Environment Ⅰ:Creating the Earth 自然環境 1: 地球をつくったのは? ③Natural Environment Ⅱ:Competition & Cooperation 自然環境 2: 競争と協力 ④Global Relationships Ⅰ:Humanity the Superorganism グローバル関係 1: 人類スーパーオーガニズム ⑤Global Relationships Ⅱ:Work グローバル関係 2: 人間の仕事 ⑥Global Relationships Ⅳ:Culture.Art & Media グローバル関係 3: 人間の文化 ⑦Global Relationships Ⅲ:Food Culture グローバル関係 4: 食物の文化 ⑧Global Relationships Ⅴ:A Gaijin in Japan グローバル関係 5: 日本に住む外国人 ⑨What is Civilization Ⅰ:Human Rights & Responsibilities 文明とは何か 1: 人権と責任 ⑩What is Civilization Ⅱ:History of Economic Man 文明とは何か 2: 経済人間の歴史 ⑪What is Civilization Ⅲ:Humanity’ s Highest Achievements 文明とは何か 3: 人間の最高の達成 ⑫When Civilizastion Breaks Down I:Crime & Punishment 文明が危ないとき 1: 犯罪 ⑬When Civilization Breaks Down II:War 文明が危ないとき 2: 戦争 ⑭Word Work and Review 単語の勉強と復習 ⑮Final Test ファイナルテスト

【開講】後期 水2【担当】 音羽 レベッカ

教養教育科目

選択科目

Page 82: Syllabus - Ryukoku University...龍谷大学理工学部 電子情報学科 Syllabus 電子情報学科 理工学部 Faculty of Science and Technology 2016 2016 Syllabus 学部・学科英文名

- -80

英語セミナーC2

■サブタイトル Thinking about Global Life 世界を考える ■講義概要

簡単な英語を使って、地球・世界の中に生きることを考える ■到達目標

世界の大事なトピックを英語で話しながら、英語に親しむと同時に、これからの人生に役に立つことを考えて学ぶ ■講義方法

教師の話・教師と学生との会話・Role Play・単語力を向上させるExercises

■授業時間外における予・復習等の指示 (1)毎回の単語を次回に復習する

(2)宿題を3回出す(3)15回目にテストを行う ■成績評価の方法

その他(100%) 下記を参照 平常点10・参加40・宿題30(1回に付き10点×3回)・テスト20合計100 ■テキスト

教師がコピーを渡す ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

Let’ s think about our place in the world in English. It is important to be serious and attend the class regularly. ■オフィスアワー・教員への連絡方法

[email protected] (必要な時だけ使うこと)

■講義計画 ①Introduction to course, world map work  コース紹介 ・ 世界地図を親しんで ②Natural Environment Ⅰ:Creating the Earth 自然環境 1: 地球をつくったのは? ③Natural Environment Ⅱ:Competition & Cooperation 自然環境 2: 競争と協力 ④Global Relationships Ⅰ:Humanity the Superorganism グローバル関係 1: 人類スーパーオーガニズム ⑤Global Relationships Ⅱ:Work グローバル関係 2: 人間の仕事 ⑥Global Relationships Ⅳ:Culture. Art & Media グローバル関係 3: 人間の文化 ⑦Global Relationships Ⅲ:Food Culture グローバル関係 4: 食物の文化 ⑧Global Relationships Ⅴ:A Gaijin in Japan グローバル関係 5: 日本に住む外国人 ⑨What is Civilization Ⅰ:Human Rights & Responsibilities 文明とは何か 1: 人権と責任 ⑩What is Civilization Ⅱ:History of Economic Man 文明とは何か 2: 経済人間の歴史 ⑪What is Civilization Ⅲ:Humanity’ s Highest Achievements 文明とは何か 3: 人間の最高の達成 ⑫When Civilizastion Breaks Down I:Crime & Punishment 文明が危ないとき 1: 犯罪 ⑬When Civilization Breaks Down II:War 文明が危ないとき 2: 戦争 ⑭Word Work and Review 単語の勉強と復習 ⑮Final Testファイナルテスト

【開講】後期 水3【担当】 音羽 レベッカ

英語セミナーC2

■サブタイトル Language Acqusition Through Interaction. ■講義概要

The objective of this course is to prpare the students to use English in a variety of natural contexts.Throughout the course we will develop the learners listening and speaking skills by balancing consistent language support with challenging activities that will give them the opportunity to personalize the language they learn,and make use of their own experiences and knowledge.We will be working in pairs and small groups providing a maximum amount of student of student-generated communication. ■到達目標

After completing this course,students will feel more confi dent about expressing themselves in English in a variety of situations. ■講義方法

Students will be divided into pairs or small groups at the beginning of each class,thus providing many opportunities for student interaction.Throughoutthe course,students will be helped and encouraged to express their thoughts and opinions inEnglish with greater confi dence.

■授業時間外における予・復習等の指示 Students are required to download the Self -study audioat>www.fi fty-fi fty-series.com and submit the results to me weekly.

■成績評価の方法 平 常 点(50%) Active Participation 小テスト(25%) Results そ の 他(25%) Homework ■テキスト

Warren Wilson 『Fifty-Fifty Book 2』 Longman ■参考文献

特になし ■講義計画

①Explanation of Course ②Asking for Information ③Describing Things ④Making Requests ⑤Giving Instructions ⑥Reviewing ⑦Making Excuses-Giving Reasons ⑧Giving Opinions ⑨Comparing Things ⑩Reviewing ⑪Giving advice-Suggestions ⑫Talking about Experiences ⑬Inviting ⑭Predictions ⑮Reviewing

【開講】後期 水2【担当】 ワード ジョン

教養教育科目

選択科目

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- -81

英語セミナーD1

■サブタイトル Invitation to Mystery Romance: Super Fiction English 1 ■講義概要

セミナー Dでは小説で英語を学ぶ。同じ学ぶなら楽しい方がいいし、その方が効果が上がると言われている。物語が好きなら英語で小説を読んでみよう。だんだん英語ならではの味わいもわかるようになる。 今回はミステリーロマンスの香り高き名作Rebeccaをリトールド版で読む。ミステリー+ロマンスとはぜいたくな話だ。突然富豪に嫁いだ新妻の運命にハラハラし、亡くなった謎の先妻の影にドキドキしてみよう。量的に全部は読めないので、これまた傑作の誉れ高い名匠ヒッチコックの映画版を補助に使って二重に楽しむことにする。 英語で物語を読む楽しさを知ってもらうため、他にも魅力的な短いストーリーや、長編の一部を適宜追加する。 ■到達目標

物語を英語で読むことが楽しい、翻訳より英語で読む方が面白い、と思えるようになること。物語への興味から英語をより多く読もうという姿勢を身につけること。

■講義方法 前週に次回扱う内容のハンドアウトを配布。量的には絞って

(2ページ程度?)、重要な、あるいは味わい深い英文やセリフをじっくり鑑賞しつつ、なるべく応用の学習も取り入れたい。映画は筋の理解に役立つだけでなく、リスニング練習にもなる。毎回の授業では、まず前回の学習内容や当日の予習に基づく小テスト、ついでメインの場面の英語の確認と鑑賞・解説・応用練習、映像での確認・補足、必要に応じて次回分について解説、最後にまとめとしてその日の学習内容についてコメントを書いてもらう、という流れになる予定。

■系統的履修 英語セミナー D2 ■授業時間外における予・復習等の指示

自分で読んでみないと始まらないので、予習が大前提。より意欲的に読む気になれるように工夫したい。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 小テスト、予習状況、授業中の発表、コメントなど

定期試験(60%) 3分の1以上の欠席の場合は、期末試験の受験資格を失うものとし、試験による評価は原則0点とする。 ■テキスト

Daphne du Maurier(やはりヒッチコックの映画『鳥』の原作者でもある)のRebecca(Penguin Readers, level 5)、及び他の物語の、いずれもハンドアウトを使用する予定。 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

原作は少しレベルが高いのでリトールド版を使うが、レベル5は侮れない。しかしテキストは簡単に手に入る(2016年1月現在、Amazonで900円弱)ので、読破に挑戦してほしい。また翻訳でいいので原作を読んだり、映画も見てみることを勧める。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

水曜または金曜の4講時。ただしいずれも会議の場合を除く。2-315研究室。希望者にはメールで連絡を取る他、e-Learningサイトを開設予定。

■講義計画 ①introduction ②Rebecca(1) ③Rebecca(2) ④Rebecca(3) ⑤Rebecca(4) ⑥Rebecca(5) ⑦Rebecca(6) ⑧Rebecca(7) ⑨Rebecca(8) ⑩Rebecca(9) ⑪Rebecca(10) ⑫Rebecca(11) ⑬Rebecca(12) ⑭Rebecca(13) ⑮Rebecca(14) ⑯*以上にいくつか別のストーリーを追加

【開講】前期 水2【担当】 大槻 志郎

教養教育科目

選択科目

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- -82

英語セミナーD2

■サブタイトル Let's Meet Pirates!: Super Fiction English 2 ■講義概要

セミナー Dでは小説で英語を学ぶ。同じ学ぶなら楽しい方がいいし、その方が効果が上がると言われている。物語が好きなら英語で小説を読んでみよう。だんだん英語ならではの味わいもわかるようになる。 D2で扱うのはTreasure Island(『宝島』)である。マンガ

『ワンピース』、映画『パイレーツオブカリビアン』、なぜ人はこうも海賊に惹かれるのだろう?そしてあらゆる海賊物語の原点と言える古典がRobert Louis Stevenson作のこのTreasure Islandである。スティーブンソンといえば『ジキル博士とハイド氏』の作者でもあり、ストーリーの面白さには定評がある。ここでは比較的易しいリトールド版で読むので親しみやすいし、百年以上を経て物語の力は今なお圧倒的だ。映画版もあるので、リスニング練習を兼ねて補助的に使用する。また英語で物語を読む楽しさを知ってもらうため、他にも魅力的な短いストーリーや、長編の一部を適宜追加する。 ■到達目標

物語を英語で読むことが楽しい、翻訳より英語で読む方が面白い、と思えるようになること。物語への興味から英語をより多く読もうという姿勢を身につけること。

■講義方法 前週に次回扱う内容のハンドアウトを配布。量的には絞って

(3ページ程度?)、重要な、あるいは味わい深い英文やセリフをじっくり鑑賞しつつ、なるべく応用の学習も取り入れたい。映画は筋の理解に役立つだけでなく、リスニング練習にもなる。毎回の授業では、まず前回の学習内容や当日の予習に基づく小テスト、ついでメインの場面の英語の確認と鑑賞・解説・応用練習、映像での確認・補足、必要に応じて次回分について解説、最後にまとめとしてその日の学習内容についてコメントを書いてもらう、という流れになる予定。

■系統的履修 英語セミナー D1 ■授業時間外における予・復習等の指示

自分で読んでみないと始まらないので、予習が大前提。より意欲的に読む気になれるように工夫したい。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 小テスト、予習状況、授業中の発表、コメントなど

定期試験(60%) 3分の1以上の欠席の場合は、期末試験の受験資格を失うものとし、試験による評価は原則0点とする。

■テキスト Robert Louis Stevenson作Treasure Island(Longman)、及び他の物語の、いずれもハンドアウトを使用する予定。 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

原作は少し英語が難しいのでリトールド版を使う。他の版も含めリトールド版もいろいろあって、わりに簡単に手に入ることが多いので、この機会に読破に挑戦してほしい。翻訳も大人でも読み応え十分である。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

水曜または金曜の4講時。ただしいずれも会議の場合を除く。2-315研究室。希望者にはメールで連絡を取る他、e-Learningサイトを開設予定。

■講義計画 ①introduction ②Treasure Island(1) ③Treasure Island(2) ④Treasure Island(3) ⑤Treasure Island(4) ⑥Treasure Island(5) ⑦Treasure Island(6) ⑧Treasure Island(7) ⑨Treasure Island(8) ⑩Treasure Island(9) ⑪Treasure Island(10) ⑫Treasure Island(11) ⑬Treasure Island(12) ⑭Treasure Island(13) ⑮Treasure Island(14) ⑯*以上にいくつか別のストーリーを追加

【開講】後期 水2【担当】 大槻 志郎

教養教育科目

選択科目

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- -83

英語セミナーE1

■サブタイトル 英語らしい音と表現を身につけよう! ■講義概要

映画や歌などの視聴覚教材は、興味を持って楽しく英語の運用力を身につけることができるとてもよい手段である。本セミナーでは、映画や歌を通じて、その中で使われるさまざまな表現を学び、英語らしい発音・音声を身につけ、実践的なコミュニケーション力の強化をはかる。

■到達目標 映画・ミュージカル・ドラマなどの台詞や、スタンダード・ジャズやポップスなどの歌を通じて、英語に親しみながら、英語らしい自然な発音・音声を習得するための調音音声学の基礎を身につける。台詞や歌詞から学んださまざまな英語表現を実際に使用してみることで、英語の総合的運用力の向上を目指す。 ■講義方法

映画・ミュージカル・ドラマや英語の歌の中に現れる印象深い台詞や歌詞を取り上げ、その中に含まれる母音・子音およびプロソディ(韻律的要素)の音声学的な解説と発音実践を通じて、自然な英語音声を学び身につける。台詞や歌詞が使用されるさまざまな状況や場面を想定し、語用論的な観点からの分析も試みつつ、発音に留意しながら自ら実際に演じてみることで、その内容を実際のコミュニケーションの場面でも役立てられるよう深めてゆく。なお、英語発音のプラクティカルや、映画・台詞についての発表も適宜行ってもらう予定である。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示。常に発音を確認しながらの音読を怠らず、身につけた表現は繰り返し暗唱すること。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 平素の学習活動状況・小テスト・提出課題・

担当箇所の発表などを含む。 レポート(50%) レポート課題は別途指示する。

■テキスト 里井久輝 『英語で歌おう! スタンダード・ジャズ』 アルク 2,000円 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

このセミナーでは特に毎回の入念な予復習と、真摯な受講態度とが必須である。常に音読を心がけ、興味と意欲を持ってしっかり取り組むこと。なお、第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝える。

■講義計画 ①前期オリエンテーション ②Film (1) ③Song (1) ④Film (2) ⑤Song (2) ⑥Film (3) ⑦Song (3) ⑧Film (4) ⑨Song (4) ⑩Film (5) ⑪Song (5) ⑫Film (6) ⑬Song (6) ⑭まとめ・レポート提出(1) ⑮まとめ・レポート提出(2)

【開講】前期 水3【担当】 里井 久輝

英語セミナーE2

■サブタイトル 英語らしい音と表現を身につけよう! ■講義概要

映画や歌などの視聴覚教材は、興味を持って楽しく英語の運用力を身につけることができるとてもよい手段である。本セミナーでは、映画や歌を通じて、その中で使われるさまざまな表現を学び、英語らしい発音・音声を身につけ、実践的なコミュニケーション力の強化をはかる。

■到達目標 映画・ミュージカル・ドラマなどの台詞や、スタンダード・ジャズやポップスなどの歌を通じて、英語に親しみながら、英語らしい自然な発音・音声を習得するための調音音声学の基礎を身につける。台詞や歌詞から学んださまざまな英語表現を実際に使用してみることで、英語の総合的運用力の向上を目指す。 ■講義方法

映画・ミュージカル・ドラマや英語の歌の中に現れる印象深い台詞や歌詞を取り上げ、その中に含まれる母音・子音およびプロソディ(韻律的要素)の音声学的な解説と発音実践を通じて、自然な英語音声を学び身につける。台詞や歌詞が使用されるさまざまな状況や場面を想定し、語用論的な観点からの分析も試みつつ、発音に留意しながら自ら実際に演じてみることで、その内容を実際のコミュニケーションの場面でも役立てられるよう深めてゆく。なお、英語発音のプラクティカルや、映画・台詞についての発表も適宜行ってもらう予定である。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示。常に発音を確認しながらの音読を怠らず、身につけた表現は繰り返し暗唱すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 平素の学習活動状況・小テスト・提出課題・

担当箇所の発表などを含む。 レポート(50%) レポート課題は別途指示する。

■テキスト 里井久輝 『英語で歌おう! スタンダード・ジャズ』 アルク 2,000円 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

このセミナーでは特に毎回の入念な予復習と、真摯な受講態度とが必須である。常に音読を心がけ、興味と意欲を持ってしっかり取り組むこと。なお、第1回目の授業で、授業の方法や成績評価方法等について伝える。

■講義計画 ①後期オリエンテーション ②Film (1) ③Song (1) ④Film (2) ⑤Song (2) ⑥Film (3) ⑦Song (3) ⑧Film (4) ⑨Song (4) ⑩Film (5) ⑪Song (5) ⑫Film (6) ⑬Song (6) ⑭まとめ・レポート提出(1) ⑮まとめ・レポート提出(2)

【開講】後期 水3【担当】 里井 久輝

教養教育科目

選択科目

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- -84

英語セミナーF1

■サブタイトル The Sciences and Humanities in Popular Culture ■講義概要

This course is designed to help students understand how the balance between the Sciences and the Humanities can help individuals face the challenges that confront the global community.

英語の資料等を購読しますが、高度な英会話能力は要求しないので、どなたでも参加できます。

■到達目標 Whether one is watching scientific documentaries or historical fi lms, one needs to grasp the cultural context that enables the directors to produce their work. ■講義方法

Films, documentaries and lyrics will be used to illustrate relevant topics and themes. Students will be given a series of questions to discuss in small groups. They will then be required to summarize their opinions in their notebooks which will be graded by the instructor.

■授業時間外における予・復習等の指示 Students should review lecture notes on a regular basis.The content of the lectures may be altered depending on student interests and abilities. ■成績評価の方法

平常点(90%) Notebook and weekly participation その他(10%) Other

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■講義計画 ①Cultural Relativism ②Topics in Environmental science ③The Politics of Global Warming ④No Impact Project ⑤Trends in Demographic Shifts ⑥American Popular Culture ⑦American Popular Culture2 ⑧The Making of Social Media ⑨Discrimination and Immigration ⑩Cultural Adaptation ⑪Cultural Adaptation2 ⑫IQ VS EQ ⑬Deconstruction ⑭Selected Topic 1 ⑮Review

【開講】前期 金2【担当】 オーガスティン ジョナサン

英語セミナーF2

■サブタイトル The Sciences and Humanities in Popular Culture ■講義概要

This course is designed to help students understand how the balance between the Sciences and the Humanities can help individuals face the challenges that confront the global community.

英語で資料を購読しますが、高度な英会話能力は必要ないので、どなたでも参加できます。

■到達目標 Whether one is watching scientific documentaries or historical fi lms, one needs to grasp the cultural context that enables the directors to produce their work. ■講義方法

Films, documentaries and lyrics will be used to illustrate relevant topics and themes. Students will be given a series of questions to discuss in small groups. They will then be required to summarize their opinions in their notebooks which will be graded by the instructor.

■授業時間外における予・復習等の指示 Students should review lecture notes on a regular basis.The content of the lectures may be altered depending on student interests and abilities. ■成績評価の方法

平常点(90%) Notebook その他(10%) Other ■テキスト

特になし

■参考文献 特になし

■講義計画 ①Cultural Relativism ②Trends in Ethology ③Evolutionary Psychology ④Cultural Anthropology ⑤Comparative History ⑥Comparative History2 ⑦Comparative History3 ⑧Democratic Ideals ⑨Approaches to Social History ⑩Patterns in Cross-Cultural Encounters ⑪Global Trends in Colonialism ⑫Cultures of Social Protest ⑬Forms of Satire ⑭Cult of Personality

【開講】後期 金2【担当】 オーガスティン ジョナサン

教養教育科目

選択科目

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海外英語研修

WEBシラバス・ポータルでの告知を確認してください。

【開講】後期 集中【担当】松居 竜吾

教養教育科目

選択科目

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科学技術史

■講義概要 現代社会において私たちは陰に陽に科学技術の恩恵を受けて生活している。そして、そうした現在の科学技術は決して初めから存在していた訳でも、ある日突然出現した訳でもなく、過去の長い期間にわたる先人達の真理の探究、あるいはまた技術改良への弛まぬ努力によって培われてきたものである。私たちはそのことを常に意識しておくべきであり、科学技術の発展の歴史を学ぶことは、現代の科学技術をより深く理解することと同時に、次への発展の手掛りを得ることにつながるであろう。例えば、製鉄の技術は文明の発展に大きく貢献した。蒸気機関の発明は産業革命を推進し、近代文明への発展のきっかけを作った。また、電気の実用化によって私たちの生活は大きく変化することとなったし、現代の便利な社会がコンピュータの発明の恩恵を多大に受けていることは言うまでもない。そうした科学技術の歴史を辿るとき、「古代から現代に至る長い時間軸を広い分野に亙って包括的に捉えようとする視点」と「ある特定の技術に着目してその変遷を注意深く掘り下げる視点」の両方が重要である。本講義においては、前半においては先ず前者の視点に立って、古代から現代に至る科学技術の歴史を俯瞰する。中盤から後半にかけては、後者の視点に立ち、特に、製鉄、紡績、工作機械、動力、鉄道、船舶、自動車、電気、通信、計算機などに注目してそれぞれの歴史を個別にかつ詳細に講述する。個々の科学技術が生まれた時代背景や科学技術にまつわるエピソードなども随時紹介する予定である。 ■到達目標

社会に大きな変革を及ぼした主要な科学技術について説明ができ、その技術内容についても正しく説明ができる。 ■講義方法

写真や図などを適宜紹介しつつ、パワーポイントを使用して講述を行う。パワーポイントのため全てをメモすることは困難と思われるが、受講生においては、キーワードや要点を効率良くメモし、自分自身のノートを作り上げて行く。また、出席の確認を兼ね、毎回の授業の終了時点で小問題の解答を提出する。 ■系統的履修

時代背景を理解するため、「世界史」や「日本史」の復習を推奨する。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義内容に基づき、最終的に自分自身のノートを完成させることが目標である。したがって、講義の後には,必ず、当日の講義内容の要点をまとめ、興味のある点やさらに詳しく知りたい点については図書館やインターネットなどを活用して調べておくことが大切である。このようにして日々の積み重ねによって作成したノートは、必ずや諸君の生涯の宝物になるであろう。

■成績評価の方法 小テスト(60%) 出席確認と学習状況の把握を兼ねて小テス

トを実施し、その評価を合計して成績の判断材料の一部とする。

レポート(40%) 学習が進んだ段階で、課題(レポート)を与える。その評価を合計してやはり成績の判断材料の一部とする。課題(レポート)においては、各自のオリジナリティを重視する。もちろん他人のコピーは厳禁である。

■テキスト 特になし

■参考文献 山崎正勝 他 『科学技術史概論』 ムイスリ出版 1,900円 山崎俊雄 他 『科学技術史概論』 オーム社 3,200円 三津間秀彦 他 『新・機械技術史』 日本機械学会 2,800円 高橋雄造 『電気の歴史』 東京電機大学出版局 3,000円 中山秀太郎 『機械発達史』 大河出版 2,000円 ウィリアム・F・バイナム 『歴史でわかる科学入門』 太田出版 1,800円 L・T・C・ロルト 『工作機械の歴史』 平凡社 3,600円 マイケル・モーズリー 他 『科学は歴史をどう変えてきたか』 東京書籍 2,500円 多くの関連書籍が出版されているので、気に入ったものを探して読んでみることを推奨する。

■履修上の注意・担当者からの一言 けっして受け身とならず、自ら知識を学び取っていくという積極的な姿勢が望まれる。言うまでもなく、授業中の私語は厳に慎むべきである。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 学生掲示板(1号館1階)を参照のこと。

■講義計画 ①科学技術史総論(古代) ②科学技術史総論(中世) ③科学技術史総論(近世) ④科学技術史総論(近代) ⑤科学技術史総論(現代) ⑥製鉄の歴史 ⑦紡績・織布産業の歴史 ⑧工作機械の歴史 ⑨動力の歴史 ⑩蒸気機関車の歴史 ⑪鉄道の歴史 ⑫船舶の歴史 ⑬自動車の歴史 ⑭電気・通信の歴史 ⑮計算機の歴史

【開講】前期 月3【担当】 堤 一義

教養教育科目

選択科目

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科学技術史

■サブタイトル 現在と将来の科学技術を客観的に考えるために ■講義概要

20世紀は科学技術の時代と言われた。石炭・石油をエネルギー源として、18世紀から産業革命が始まり、高度な物質文明を築き上げてきた。しかし、同時にこのことが、地球環境問題を引き起こしている。石器時代から人類は道具を作り始めたが、ギリシア時代にものや現象に対する科学的な思考を始め、中世を経て近代の科学技術を基礎とした社会を作り上げてきたと言える。本講では、ギリシア・ローマ時代の科学技術、アラビアの科学、中世の錬金術、12世紀ルネッサンス、産業革命以降の近代科学技術の発展について概観する。また、とくに天文学、物理学の分野においては宇宙観や力学の変遷に、化学・生物学の分野においてはエネルギー観や物質観の変遷に着目し、これらの分野における先駆者たちの発見のきっかけや思考過程について、科学者たちのエピソードなども交えて解説する。この講義を受講することによって、現在私たちが教育によって当然と考えている科学の基本的な概念の成り立ちを理解し、今後の科学技術の発展に対して客観的な判断が下せるようになることを期待する。 ■到達目標

科学技術の発展を5つ程度の時代に分け、それぞれの発達した地域・国家を説明できる。各時代の科学技術の特性を、それぞれ3人程度の科学哲学者の業績と関連付けて説明できる。各時代の科学技術の相互関係を、経済的・政治的・宗教的背景と関連付けて説明できる。 ■講義方法

プリント、DVD、PowerPointなどの視覚的教材を活用しながら、視覚に訴え、興味の持てる授業にしたい。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎回の授業の最後に、次回までに調査・学習しておくべきテーマを設定し、それに関して次回の授業の最初にクイズを行うので、十分準備をしておく

こと。配布資料のPowerPointなどの視覚的教材は一部未完成なので、授業中に完成させ、それを用いて復習を行うこと。また、推薦・指定DVDなどは、締め切り間際には混雑するので、時間の余裕を持って視聴すること。

■成績評価の方法 小テスト(40%) 予めテーマを与えておく 定期試験(30%) そ の 他(30%) 中間試験

■テキスト 特になし

■参考文献 渋谷一夫ら 『科学史概論』 ムイスリ出版 2,400円 八杉龍一 『図解 科学の歴史』 東京教学社 2,000円 伊東俊太郎 『近代科学の源流』 中央公論新社 1,050円 伊東俊太郎 『十二世紀ルネサンス』 講談社学術文庫 1,050円

■講義計画 ①環境問題と科学技術 ②ギリシアの宇宙観 ③ギリシアの物質観 ④ローマの科学技術 ⑤アラビアの科学 ⑥中世の科学技術 ⑦ガリレオ、デカルト、ニュートン ⑧中間試験と解説 ⑨錬金術と元素観 ⑩フロギストン仮説の崩壊 ⑪原子論の復活 ⑫永久機関への夢 ⑬産業革命と熱機関 ⑭近代科学技術 ⑮持続可能な社会のための科学技術と技術者倫理

【開講】前期 月1【担当】 林 久夫

教養教育科目

選択科目

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学習・発達論A

■講義概要 教育心理学の立場から、発達と教育について講義する。教育心理学は大きく発達、学習、人格、測定・評価という4つの領域からなるが、ここでは発達と教育を並列的にみた場合どちらかというと教育に関連の深い領域である人格領域と測定・評価領域を中心に講義する。人格領域は、性格あるいはパーソナリティともよばれるが、学校教育現場では生徒理解、生徒指導のために欠かせない領域である。とくに個性重視をうたう今日の教育界の流れから、生徒一人一人を理解するため人格領域の学習は必須である。測定・評価領域もまた教育活動にとってなくてはならないものである。例えば、学校教育では自ら学ぶ力や意欲といったものを重視しているが、生徒にそれらが身についたか否かをどうやって判断するのか。教育では物理量ではなく心理量を対象とする場合が多いだけに、教職をめざす者はその測定・評価方法について正しい知識を持っていなければならない。 なお、心身に障がいのある幼児・児童・生徒の発達や学習の過程についても講義する。 ■到達目標

人格・個性の理解。適応・不適応のメカニズムとその対処法の理解。測定・評価方法およびその理論についての理解。学級集団の特性と学級指導法についての理解。障がい児の学習・発達についての理解。 ■講義方法

口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、OHP、ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。 ■系統的履修

「学習・発達論B」とセットになっているので、本講義を履修後「学習・発達論B」を履修することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

本講義の単位を得る為には、授業前に行うべき予習(90分)、および授業後に行うべき復習(90分)が共に義務付けれられているので、必ず行なうこと。(講義内において学生を指名するなどして時折チェックを行うことがある。) ■成績評価の方法

その他(100%) 以下を参照。 ●定期試験(記述式。教科書・ノート他、一切持ち込み不可)を100点満点とするが、授業外レポートおよび出席態度の評点が悪い者については、減点を行う。なお試験の形式については毎回変更を行うこととするが、大量の記述を要するものとなっているので予め十分に準備をしておくこと。この科目はいわゆる「楽勝科目」ではない。受講者には向学心と強い学習意欲が求められる。万が一講義との相性が合わなかったケースにおいては、後ほど必ず「履修放棄」の手続を行い、名簿からの抹消を行うこと。 ■テキスト

特になし ■参考文献

発達心理学再考のための序説 『浜田寿美男』 発達と教育の心理学―子どもは「ひと」の原点 (心理学の世界 教養編) 『麻生 武』 授業において適宜指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。 なお、当科目はいわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。

■講義計画 ①学習とは何か・発達とは何か(序論) ②学習・発達における個性のあり方をめぐって ③発達と自我、それらをめぐる教育について ④対人関係と自己の発達 ⑤子どもの生活世界/学校・学級とは何ものか ⑥適応・不適応の問題 ⑦ピアジェ・ワロンの発達理論・概説 ⑧知性とは何か、どのように測るべきか ⑨学習と日常認知ー日常に活かされている知のあり方 ⑩障がい児の発達過程/心身の発達と学習 ⑪自ら学ぶ力とはー「敢えて教えない」教育の意味をめぐって ⑫発達と現代の諸問題(1)~ 人間関係、とりわけ家族をめぐ

る問題について ⑬発達と現代の諸問題(2)~様々な病理をめぐって ⑭発達と現代の諸問題(3)~教育のあるべき姿とは ⑮まとめと今後の課題・質疑応答(総括的議論)

【開講】前期 水1【担当】 松島 恵介

教養教育科目

選択科目

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学習・発達論A

■講義概要 教育心理学の立場から、発達と教育について講義する。教育心理学は大きく発達、学習、人格、測定・評価という4つの領域からなるが、ここでは発達と教育を並列的にみた場合どちらかというと教育に関連の深い領域である人格領域と測定・評価領域を中心に講義する。人格領域は、性格あるいはパーソナリティともよばれるが、学校教育現場では生徒理解、生徒指導のために欠かせない領域である。とくに個性重視をうたう今日の教育界の流れから、生徒一人一人を理解するため人格領域の学習は必須である。測定・評価領域もまた教育活動にとってなくてはならないものである。例えば、学校教育では自ら学ぶ力や意欲といったものを重視しているが、生徒にそれらが身についたか否かをどうやって判断するのか。教育では物理量ではなく心理量を対象とする場合が多いだけに、教職をめざす者はその測定・評価方法について正しい知識を持っていなければならない。 なお、心身に障がいのある幼児・児童・生徒の発達や学習の過程についても講義する。 ■到達目標

人格・個性の理解。適応・不適応のメカニズムとその対処法の理解。測定・評価方法およびその理論についての理解。学級集団の特性と学級指導法についての理解。障がい児の学習・発達についての理解。 ■講義方法

口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、OHP、ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。 ■系統的履修

「学習・発達論B」とセットになっているので、本講義を履修後「学習・発達論B」を履修することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

本講義の単位を得る為には、授業前に行うべき予習(90分)、および授業後に行うべき復習(90分)が共に義務付けれられているので、必ず行なうこと。(講義内において学生を指名するなどして時折チェックを行うことがある。) ■成績評価の方法

その他(100%) 以下を参照。 ●定期試験(記述式。教科書・ノート他、一切持ち込み不可)を100点満点とするが、授業外レポートおよび出席態度の評点が悪い者については、減点を行う。なお試験の形式については毎回変更を行うこととするが、大量の記述を要するものとなっているので予め十分に準備をしておくこと。この科目はいわゆる「楽勝科目」ではない。受講者には向学心と強い学習意欲が求められる。万が一講義との相性が合わなかったケースにおいては、後ほど必ず「履修放棄」の手続を行い、名簿からの抹消を行うこと。 ■テキスト

特になし ■参考文献

発達心理学再考のための序説 『浜田寿美男』 発達と教育の心理学―子どもは「ひと」の原点 (心理学の世界 教養編) 『麻生 武』 授業において適宜指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。 なお、当科目はいわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。

■講義計画 ①学習とは何か・発達とは何か(序論) ②学習・発達における個性のあり方をめぐって ③発達と自我、それらをめぐる教育について ④対人関係と自己の発達 ⑤子どもの生活世界/学校・学級とは何ものか ⑥適応・不適応の問題 ⑦ピアジェ・ワロンの発達理論・概説 ⑧知性とは何か、どのように測るべきか ⑨学習と日常認知ー日常に活かされている知のあり方 ⑩障がい児の発達過程/心身の発達と学習 ⑪自ら学ぶ力とはー「敢えて教えない」教育の意味をめぐって ⑫発達と現代の諸問題(1)~ 人間関係、とりわけ家族をめぐ

る問題について ⑬発達と現代の諸問題(2)~様々な病理をめぐって ⑭発達と現代の諸問題(3)~教育のあるべき姿とは ⑮まとめと今後の課題・質疑応答(総括的議論)

【開講】前期 水2【担当】 松島 恵介

教養教育科目

選択科目

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学習・発達論B

■講義概要 教育心理学の立場から、発達と教育について講義する。教育心理学は大きく発達、学習、人格、測定・評価という4つの分野からなるが、ここでは発達領域と学習領域を中心に講義する。発達領域では、そもそも発達とは何か、発達と教育の関係、発達の規定因など理論的問題を論じなければならない。また具体的問題として、①幼児期、児童期、青年期などの発達の様相、②身体の発達、社会性の発達など発達の諸側面についても述べる。さらに発達に関する遺伝と環境の問題についても述べる予定である。学習領域では、狭い意味での学習のみにとどまらず、広く学習意欲や動機づけの心理学の知見を紹介したい。これらは教科学習に密接に関係しているのみならず、児童・生徒に自ら考える力をつけさせるという学習指導目標の理論的基盤となっている分野だからである。さらに最近の教育心理学的学習観についても述べる。 なお、心身に障がいのある幼児・児童・生徒の発達や学習の過程および教育心理学的支援の仕方などについてもふれる予定である。

■到達目標 発達の大まかな道筋や学習のさまざまな形態を説明することが出来る。また障がい児をめぐる学習や支援について理解し説明出来る。

■講義方法 口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、OHP、ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。 ■系統的履修

「学習・発達論A」とセットになっているので、「学習・発達論A」を予め履修することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

本講義の単位を得る為には、授業前に行うべき予習(90分)、および授業後に行うべき復習(90分)が共に義務付けれられているので、必ず行なうこと。(講義内において学生を指名するなどして時折チェックを行うことがある。) ■成績評価の方法

その他(100%) 以下を参照。 ●定期試験(記述式。教科書・ノート他、一切持ち込み不可)を100点満点とするが、授業外レポートおよび出席態度の評点が悪い者については、減点を行う。なお試験の形式については毎回変更を行うこととするが、大量の記述を要するものとなっているので予め十分に準備をしておくこと。この科目はいわゆる「楽勝科目」ではない。受講者には向学心と強い学習意欲が求められる。万が一講義との相性が合わなかったケースにおいては、後ほど必ず「履修放棄」の手続を行い、名簿からの抹消を行うこと。 ■テキスト

特になし ■参考文献

発達心理学再考のための序説 『浜田寿美男』 発達と教育の心理学―子どもは「ひと」の原点 (心理学の世界 教養編) 『麻生 武』 授業において適宜指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。 なお、当科目はいわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。

■講義計画 ①学習と発達を学ぶ意義(序論) ②発達とは何かー諸理論の概観 ③発達段階論をめぐって ④発達と環境・遺伝 ⑤生涯発達という視点 ⑥発達と学校文化とのかかわり ⑦学習をめぐる理論について ⑧学習と自律性・他律性/学習意欲・動機づけ ⑨学習・教育とメディアコミュニケーション ⑩性役割の形成過程(強化学習/モデリング等の理論をめぐって) ⑪障がいを持つ子とのかかわり・支援をめぐって ⑫発達と現代的諸問題(1)ー社会的問題行動をめぐって ⑬発達と現代的諸問題(2)ー発達過程における言語能力・論理

構成力をめぐって ⑭発達と現代的諸問題(3)-” 遊び” と学習・教育のかかわり ⑮発達理論はいかにあるべきかーまとめと今後の課題・質疑応答

【開講】後期 水1【担当】 松島 恵介

教養教育科目

選択科目

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学習・発達論B

■講義概要 教育心理学の立場から、発達と教育について講義する。教育心理学は大きく発達、学習、人格、測定・評価という4つの分野からなるが、ここでは発達領域と学習領域を中心に講義する。発達領域では、そもそも発達とは何か、発達と教育の関係、発達の規定因など理論的問題を論じなければならない。また具体的問題として、①幼児期、児童期、青年期などの発達の様相、②身体の発達、社会性の発達など発達の諸側面についても述べる。さらに発達に関する遺伝と環境の問題についても述べる予定である。学習領域では、狭い意味での学習のみにとどまらず、広く学習意欲や動機づけの心理学の知見を紹介したい。これらは教科学習に密接に関係しているのみならず、児童・生徒に自ら考える力をつけさせるという学習指導目標の理論的基盤となっている分野だからである。さらに最近の教育心理学的学習観についても述べる。 なお、心身に障がいのある幼児・児童・生徒の発達や学習の過程および教育心理学的支援の仕方などについてもふれる予定である。

■到達目標 発達の大まかな道筋や学習のさまざまな形態を説明することが出来る。また障がい児をめぐる学習や支援について理解し説明出来る。

■講義方法 口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、OHP、ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。 ■系統的履修

「学習・発達論A」とセットになっているので、「学習・発達論A」を予め履修することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

本講義の単位を得る為には、授業前に行うべき予習(90分)、および授業後に行うべき復習(90分)が共に義務付けれられているので、必ず行なうこと。(講義内において学生を指名するなどして時折チェックを行うことがある。) ■成績評価の方法

その他(100%) 以下を参照。 ●定期試験(記述式。教科書・ノート他、一切持ち込み不可)を100点満点とするが、授業外レポートおよび出席態度の評点が悪い者については、減点を行う。なお試験の形式については毎回変更を行うこととするが、大量の記述を要するものとなっているので予め十分に準備をしておくこと。この科目はいわゆる「楽勝科目」ではない。受講者には向学心と強い学習意欲が求められる。万が一講義との相性が合わなかったケースにおいては、後ほど必ず「履修放棄」の手続を行い、名簿からの抹消を行うこと。 ■テキスト

特になし ■参考文献

発達心理学再考のための序説 『浜田寿美男』 発達と教育の心理学―子どもは「ひと」の原点 (心理学の世界 教養編) 『麻生 武』 授業において適宜指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。 なお、当科目はいわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。

■講義計画 ①学習と発達を学ぶ意義(序論) ②発達とは何かー諸理論の概観 ③発達段階論をめぐって ④発達と環境・遺伝 ⑤生涯発達という視点 ⑥発達と学校文化とのかかわり ⑦学習をめぐる理論について ⑧学習と自律性・他律性/学習意欲・動機づけ ⑨学習・教育とメディアコミュニケーション ⑩性役割の形成過程(強化学習/モデリング等の理論をめぐって) ⑪障がいを持つ子とのかかわり・支援をめぐって ⑫発達と現代的諸問題(1)ー社会的問題行動をめぐって ⑬発達と現代的諸問題(2)ー発達過程における言語能力・論理

構成力をめぐって ⑭発達と現代的諸問題(3)-” 遊び” と学習・教育のかかわり ⑮発達理論はいかにあるべきかーまとめと今後の課題・質疑応答

【開講】後期 水2【担当】 松島 恵介

教養教育科目

選択科目

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環境と社会

■講義概要 自然環境は人間社会の物理的基礎であり、我々の社会は必ずこの物理的な条件のもとに成立しています。また、それと同時に、我々の社会は周辺の自然環境に影響を与え、その環境を成立させている。この授業では、この相互作用的な環境を、人間社会の側から見ていきます。

■到達目標 人間社会と自然環境について、基本的な知識を有し、現代社会のもつ問題点について考えるようになる。 ■講義方法

基本的に講義中心とし、内容に関連する資料、レジュメを適時配布します。 ■系統的履修

環境社会学 ■授業時間外における予・復習等の指示

予習は必要ありませんが、毎回の授業内容は次回以降の前提となって展開していきますので、しっかり復習をお願いします。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 授業内容を理解できているか。主体的に取

り組んでいるか。 定期試験(50%) 基本的事実、理論の理解と独自の見解を評

価します。 ■テキスト

特になし

■参考文献 鳥越 皓之 (著), 帯谷 博明 (著) 『よくわかる環境社会学』 ミネルバ書房 赤田 光男 (編集), 小松 和彦 (編集), 福田 アジオ (編集) 『環境の民俗 (講座 日本の民俗学)』 雄山閣

■講義計画 ①景観と民俗文化(1) 景観の概念と民俗社会 ②景観と民俗文化(2) 暮らしと生業 ムラと空間 ③自然環境と民俗文化(1) 山の民俗 ④自然環境と民俗文化(1) 平地の民俗 ⑤自然環境と民俗文化(1) 水辺の民俗 ⑥近代社会と近代化 ⑦生活と水(1) 近い水遠い水 ⑧生活と水(2) 近代と河川 ⑨農と食(1) 「農」と「食」の変化 ⑩農と食(2) 有機農業運動 ⑪環境NPO/市民活動 社会運動としてNPO ⑫地域づくりと環境(1) まちづくりの系譜 ⑬地域づくりと環境(2) 自治体の環境政策とコミュニティ ⑭歴史的環境と景観を考える(1) 歴史的環境とは何か ⑮歴史的環境と景観を考える(2) 観光まちづくり

【開講】前期 金2【担当】 寺田 憲弘

環境と人間A

■サブタイトル 環境をいかに学び いかに対処するか ■講義概要

かつては公害問題が環境問題であったが、公害問題については法的な対応や行政的な対応によって社会的対応がなされたといえる。しかしその後も、ダイオキシンなどの微量汚染物質が問題となったり、地球温暖化などの社会のエネルギー利用を根本的に考え直さなければならないような大きな環境問題が出現してきている。さまざまな環境問題の機構や実態、さらに現在の取り組みについて知識を深め、今後どのように対処していかなければならないかについての考え方を紹介する。

■到達目標 さまざまな環境問題を理解し、そのソリューションについての基本的な考え方を確立できる。 ■講義方法

テキストを基礎とし、最新の情報等をスライド投影や板書、プリントなどで補足。

■授業時間外における予・復習等の指示 初回講義以外については、常に次の章には目を通している状態を維持し、不明な用語や箇所を抽出しておくこと。 ■成績評価の方法

小テスト(100%) 授業2、3回に1度、授業終了時に行う ■テキスト

石川 宗孝 編著/ 竺 文彦 他著 『環境読本―環境をいかに学び、いかに対処するか』 電気書院 2,700円 ■参考文献

特になし

■講義計画 ①環境と社会づくり ②大気、水圏、土壌、森林 ③地球温暖化、オゾン層 ④酸性雨、森林破壊、砂漠化 ⑤大気汚染 ⑥水質汚濁 ⑦廃棄物 ⑧大気汚染防止技術 ⑨水質汚濁防止技術 ⑩化学物質、車社会 ⑪温暖化、エネルギー ⑫CSR、ISO、環境マネジメント、環境会計 ⑬LCAや他の環境影響指標 ⑭生活と環境 ⑮まとめと確認テスト

【開講】前期 月4【担当】 奥田 哲士

教養教育科目

選択科目

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環境と人間A

■サブタイトル 環境を学び、いかに対処するか。

■講義概要 今日の環境問題は、多くの分野を内包するため、多方面から複雑に絡み合う事象の一つ一つをたぐり寄せて全体像をとらえる必要に迫られている。また、水質汚濁、大気汚染、森林破壊など地球規模で起こっている環境問題について知識を深め、今後どのように対処していかなければならないかについて説明する。

■到達目標 さまざまな環境問題の背景と解決策を学び、自分で考え行動出来る基礎的な知識を習得できる。

■講義方法 配布資料、テキスト、動画を用いる。毎回、演習を行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 テキストによる予習を行うこと ■成績評価の方法

平常点(100%) 授業中の演習をもって評価する。 ■テキスト

石川宗孝 『環境読本』 電気書院 2,500円 ■参考文献

参考となる図書は講義で適宜紹介する。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

講義時間前後の直接連絡

■講義計画 ①環境問題と社会づくり ②基本的環境論その1 ③基本的環境論その2 ④日本の環境問題その1 ⑤日本の環境問題その2 ⑥日本の環境問題その3 ⑦日本の環境問題その4 ⑧中間まとめ ⑨公害・環境問題の歴史 ⑩生態系サービス ⑪地球環境問題その1」 ⑫地球環境問題その2 ⑬人口問題 ⑭生活と環境 ⑮まとめ

【開講】後期 水4【担当】 小山 豊一

環境と人間B

■講義概要 「環境」や「人間」について知ることで、それが私(たち)をどのように変えるのでしょう。たとえば、それを学ぶことで、私(たち)の考え方や生活は豊かになったりするのでしょうか。大学での学びは、遠かれ近かれ、最終的に誰かにとって「善い」ものであり、困っている人にとっての「助け」となるものであるべきと私は考えています。 一方、そうした到達点に至るには、世の中の不条理、つまり「善い」とされることが「利用され」、「悪」に転じうるという難問に目を向けることが必要です。誰もが「善い」ことを目指している状況においてさえ、そうした「悪」への転落は実現してしまうのです。この講義では、そうした「正しさ」をめぐる諸相を見て行きます。 なかでも注目するのは「生命」という視点です。私たちが住まう社会に見る「生命」の諸相を探りつつ、その問題点に迫っていきたいと思います。 ■到達目標

受講生には各々の研究テーマに沿って、本講義を受講することが求められる。自身の研究テーマを、より深く、より広く捉え直すことができる。 ■講義方法

講義では映像資料、配付資料を準備します。また対話の時間を設けます。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業中に紹介した文献に目を通し、内容を復習すること。

■成績評価の方法 平 常 点(40%) 小テスト(20%) 加点、自由課題 レポート(40%) 内容+提出期限厳守

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■講義計画 ①はじめに ②近代社会の特徴 ③「正しさ」をめぐる議論① ④「正しさ」をめぐる議論② ⑤「正しさ」をめぐる議論③ ⑥対話編―実践 ⑦近代社会における生命の諸相① ⑧近代社会における生命の諸相② ⑨近代社会における生命の諸相③ ⑩対話編―実践 ⑪生命の倫理① ⑫生命の倫理② ⑬生命の倫理③ ⑭現代をどう生きてゆくか ⑮まとめ

【開講】前期 木4【担当】 本多 真

教養教育科目

選択科目

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環境と人間B

■講義概要 日常の中で意識することは少ないが、私たち人間は地球上の自然環境に支えられて生活している。この授業では、多様な自然環境の成り立ち、ならびに自然環境と人間の相互作用について概説する。生態学や地質学、自然地理学、人類学といった学問領域を基礎として、1)自然界を構成する地圏・水圏・気圏・生物圏の基本的な仕組みについて解説し、2)ヒトという生物がどのように環境を利用してきたのか、またヒトによる利用が自然環境にどのような影響を与えてきたのかを概観した上で、3)人間が持続的に自然環境を利用していくためには何が必要なのかを検討する。 ■到達目標

A. 生態学や地球科学の視点に基づき、自然環境の仕組み及び人間の環境利用について理解する。

・ 地球上には様々な自然環境があることを見出し、その違いを生みだす仕組みについて理解する。

・ 生物は、それぞれ単独で生きているのではなく、他の生物や、大気や水などの非生物的環境と関わり合いながら生きていることを理解する。

・ ヒトという生物がどのように環境と関わりながら生きてきたのか、その特徴を理解し、自分のことばで説明できるようになる。

B. 毎回の授業で課すミニレポートを通じて、講義の要点を聞き取って整理し、自らの意見を述べる力を身に付ける。

■講義方法 投影資料を使った解説を基本とし、必要に応じてグループディスカッションなどを織り込みながら講義を進める。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業計画に記載されているキーワードについて、事前に調べておくこと。講義中に提示した参考文献に目を通しておくこと。ミニレポートで出された課題について復習しておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(15%) 毎回ミニレポートを課す。授業の要点を理解し、自分のことばで説明できること。

小テスト(35%) 事前に予告した上で、小テストを実施する。授業で解説した重要事項を理解していること。

定期試験(50%) 授業で解説した内容を理解し、重要事項については自分のことばで説明できること。

■テキスト 特になし

■参考文献 酒井治孝 『地球学入門 惑星地球と大気・海洋のシステム』 東海大学出版会 Millennium Ecosystem Assessment (編) 『生態系サービスと人類の将来―国連ミレニアムエコシステム評価』 オーム社 ドネラ・H・メドウズ、デニス・L・メドウズ、ヨルゲン・ランダース 『成長の限界 人類の選択』 ダイヤモンド社 そのほか、適宜授業中に指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

講義計画は、進捗状況に応じて変更する場合があります。 ■講義計画

①はじめに:「環境」とは/「人間」とは ②非生物的環境1:地圏 ③非生物的環境2:気圏 ④非生物的環境3:水圏 ⑤生態系:非生物的環境と食物網 ⑥環境収容力/生物間相互作用 ⑦再生可能資源1:魚 ⑧前半のまとめ/小テスト ⑨再生可能資源2:木材 ⑩再生可能資源3:淡水 ⑪枯渇性資源:鉱物・化石燃料 ⑫第四紀の気候変動と人類の進化 ⑬生物多様性と文化多様性 ⑭持続可能性1:資源枯渇と廃棄物 ⑮持続可能性2:食料生産

【開講】後期 水2【担当】 佐々木 尚子

教養教育科目

選択科目

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企業と会計

■サブタイトル 社会人として必要な企業と簿記・会計に関する基礎知識 ■講義概要

現代の社会は企業なくして成り立ちません。みなさんは、企業と何らかの関わりをもって生きていくことになります。そのようななかでは、企業に関する知識はもちろんのこと、企業会計に関する知識もあると、現代社会における企業に関わる現象に正しい目の向け方をすることができるようになります。ところが、経営学部、経済学部以外の学部では、ほとんど企業と会計に関する知識を学ばずに卒業していくことになります。この科目は、そのような学生のみなさんを対象として設けられた科目です。企業とは何か、株式会社は何か、簿記・会計とは何か、どのように行われるのか、会計情報はどのように利用できるのか、利用されているか、企業がみなさんに何を期待しているか・・・このようなことは、社会人となるうえで必要な知識で、このような知識や言葉(概念)をみなさんにお話しするのが、この科目です。※なお、この科目は簿記・会計に関して初じめて学習する人を対象としています。すでに簿記科目・会計科目などを学習している人、企業分析についてすでに学習している人には向きませんから注意してください。

■到達目標 企業と会計に関する基礎知識、基礎概念を学び、社会人として経済社会のなかで自己の立場や自己の意思を適切に表現することができるようになることを、目標とします。

■講義方法 配布する資料に基づき、対話方式で講義を行います。黒板は使わず、プロジェクターによってスクリーンに映し出した、さまざまな資料を見ながら、受講者と会話をしながら進めていきます。 ■系統的履修

経営、経済、法律に関する科目とともに履修すると効果的です。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業で取り上げる話題について、関連する新聞記事を事前にインターネットを使って入手して読んできてもらいます。また、授業で新たに紹介した関連する新聞記事を、授業後、インターネットを使って閲覧してもらうと、理解が深まります。簿記については、授業では部分的に取り上げるだけなので、授業後、授業で行った説明を理解するために参考文献を読みながら復習すると、理解が深まります。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 積極的な取り組みを評価します。 小テスト(20%) 簿記に関する学習の成果を評価します。 定期試験(70%) 企業、会計についてレポートを書いてもら

います。 定期試験では、講義で学んだ内容についてレポートを書いてもらいます。試験の持ち込み許可物などは、あらかじめ講義のときにお知らせします。 ■テキスト

特になし ■参考文献

政岡光宏編著 『初めて学ぶ簿記』 中央経済社 1,890円 政岡光宏編著 『初めて学ぶ財務諸表分析(改訂版)』 同文舘出版 1,890円 秦美佐子著 『ディズニー魔法の会計』 KADOKAWA 1,512円 日本経済新聞社編 『仕事に役立つ経営学〔日経文庫〕』 日本経済新聞出版社 929円 野中郁次郎・勝美明編著 『イノベーションの本質』 日経BP社 1,944円 その他、授業時間中に、適宜、提示します。

■履修上の注意・担当者からの一言 専門知識科目としての企業と会計の講義ではなく、社会人として身につけておくべき一般常識科目(教養教育科目)としての企業と会計の講義です。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 毎週木曜日13:15 ~ 14:45。他の学生の相談時間と重複しないように、事前に下記の電子メールアドレス宛に連絡してください。なお、電子メールには件名に「企業と会計質問」と記入し、また本文中に氏名を明記してください。電子メールアドレス:[email protected]

■講義計画 ①企業と会計に対する関心の必要性 ②さまざまな利益概念 ③財務諸表の作り方 ④取引の仕訳 ⑤仕訳の具体例 ⑥決算整理の具体例 ⑦財務諸表の作成 ⑧財務諸表の作り方の復習 ⑨ディズニーという企業 ⑩ディズニーという企業と会計 ⑪任天堂という企業 ⑫任天堂という企業と会計 ⑬原子力発電所の廃止と会計 ⑭トヨタと日産とホンダ ⑮スタジオジブリのアニメーション映画作り

【開講】後期 月1【担当】 加藤 正浩

教養教育科目

選択科目

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教養教育科目特別講義(現代社会と栄養)(2015年度以降入学生)教養教育科目特別講義F(現代社会と栄養)(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 現代の食を巡る諸問題を知り、健康な食生活を考える ■講義概要

従属栄養生物であるヒトは様々な生き物(動植物、微生物)を食物として摂取するが、食物には生命の維持に不可欠な栄養素がバランス良く含まれなければならない。食を巡る様々な問題が社会を騒がす現代、食と栄養に関する基本的知識を持つことは、健康な生活を確保する大切な一歩である。本講義では、健康で豊かな食生活を送るために、我々が何を知らなければならないのか、広い視野に立って身近な問題から考えてゆきたい。

■到達目標 食物と栄養について広い視点から捉えて学ぶことで、健康な食生活に必要な情報を選び取る能力を養い、自らの生活に生かすことができる。

■講義方法 講義形式を基本とする。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義の時に指示する。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) レポート(20%) 定期試験(50%) ■テキスト

実教出版編集部 『オールガイド食品成分表 (最新版)』 実教出版 810円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 私たちの体は食べたものからできています。食べものの選択肢が広がった現代社会において、食べものを選ぶ力が将来の健康を作るといっても過言ではありません。日々食べているものについて、一緒に考えていきましょう。

■講義計画 ①食を巡る諸問題 ②世界の食料事情と日本 ③食品の栄養成分 ④栄養素の消化・吸収 ⑤栄養素の代謝 ⑥ライフステージ別栄養学 胎児期~学童期 ⑦ライフステージ別栄養学 思春期~高齢期 ⑧生活習慣病と栄養 ⑨運動と栄養 ⑩食物アレルギー ⑪食品の表示 ⑫食品の安全性1 ⑬食品の安全性2 ⑭理想的な食生活を考える ⑮まとめ

【開講】前期 木3【担当】 岡﨑 史子

教養教育科目

選択科目

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教養教育科目特別講義(現代社会と栄養)(2015年度以降入学生)教養教育科目特別講義F(現代社会と栄養)(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 現代の食を巡る諸問題を知り、健康な食生活を考える ■講義概要

従属栄養生物であるヒトは様々な生き物(動植物、微生物)を食物として摂取するが、食物には生命の維持に不可欠な栄養素がバランス良く含まれなければならない。食を巡る様々な問題が社会を騒がす現代、食と栄養に関する基本的知識を持つことは、健康な生活を確保する大切な一歩である。本講義では、健康で豊かな食生活を送るために、我々が何を知らなければならないのか、広い視野に立って身近な問題から考えてゆきたい。

■到達目標 食物と栄養について広い視点から捉えて学ぶことで、健康な食生活に必要な情報を選び取る能力を養い、自らの生活に生かすことができる。

■講義方法 講義形式を基本とする。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義の時に指示する。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) レポート(20%) 定期試験(50%) ■テキスト

実教出版編集部 『オールガイド食品成分表 (最新版)』 実教出版 810円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 私たちの体は食べたものからできています。食べものの選択肢が広がった現代社会において、食べものを選ぶ力が将来の健康を作るといっても過言ではありません。日々食べているものについて、一緒に考えていきましょう。

■講義計画 ①食を巡る諸問題 ②世界の食料事情と日本 ③食品の栄養成分 ④栄養素の消化・吸収 ⑤栄養素の代謝 ⑥ライフステージ別栄養学 胎児期~学童期 ⑦ライフステージ別栄養学 思春期~高齢期 ⑧生活習慣病と栄養 ⑨運動と栄養 ⑩食物アレルギー ⑪食品の表示 ⑫食品の安全性1 ⑬食品の安全性2 ⑭理想的な食生活を考える ⑮まとめ

【開講】後期 水3【担当】 岡﨑 史子

教養教育科目

選択科目

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教養教育科目特別講義(インド再考-文明環境史からの考察-)

■講義概要 皆さんはインドと聞いて何を浮かべますか。神秘の国、悠久の大地、最近ではIT大国、算数が得意などなど、しかし、これらはインドの一面しか述べていません。インドは多民族が住む多様な国なのですが、その多様性をぜひこの授業で学んでほしいのです。とくに、アーリヤ人がインドに入ってくる以前のインダス文明のことや辺境の地に住む少数民族のことを授業では取り上げます。インダス文明についてはスライドを多用しながら、発掘現場を紹介し、地球研のプロジェクトでおこなった文理融合型研究がどのようなものか、紹介します。また、少数民族については、インド最古から住んでいると言われるムンダ人に焦点を当てます。この少数民族たちはサラソウジュの森を利用していますが、沙羅双樹といえばお釈迦様が沙羅双樹の下で亡くなったことは有名です。そのサラソウジュはどんな木で、ムンダ人たちはそれをどのように利用しているのか、授業で詳しく紹介いたします。

■到達目標 南アジアの中心であるインドに焦点をあて、従来広く知られているヒンドゥー文化とはことなる文化を学びます。まず、インド文化の源流であるインダス文明、次にインドの少数民族の文化について理解を深めます ■講義方法

前半は教科書(長田俊樹『インダス文明の謎:古代文明神話を読み直す』京都大学学術出版会)に従って、話しを進め、後半はムンダ人がいかにサラソウジュ林を利用しているか、パワポを使って紹介します。

■授業時間外における予・復習等の指示 あらかじめ教科書を読んでおいてください。

■成績評価の方法 平 常 点(40%) 集中講義ですので、出席が大事です。 小テスト(20%) 毎日の講義の後、理解度テストを行います。 レポート(40%) 講義が終わった後、課題を出しますので、

レポートを書いていただきます。 ■テキスト

長田俊樹『インダス文明の謎』京都大学学術出版会 1,800円 ■参考文献

長田俊樹 『新インド学』 角川書店 2,800円 ■講義計画

①インドとは何か-固定観念からの脱却 ②インダス文明とは-四大古代文明 ③インダス5大都市 ④インド・グジャラート州のインダス文明遺跡 ⑤インダス文明は大河文明ではない ⑥地球研のインダスプロジェクト(1)地球研とは ⑦地球研のインダスプロジェクト(2)文理融合型プロジェクト ⑧地球研のインダスプロジェクト(3) ララ湖調査、サラスヴァ

ティー川調査 ⑨地球研のインダスプロジェクト(4)遺跡発掘 ⑩インドの少数民族・ムンダ ⑪サラソウジュ文化とは何か ⑫サラソウジュ文化の諸相 ⑬インダス文明と少数民族を結ぶ ⑭新しいインド観 ⑮まとめ

【開講】サ集 集中【担当】 長田 俊樹

教養教育科目

選択科目

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教養教育科目特別講義(農業入門-食と農の理解-)

■講義概要 日本の農業と食を、多角的な視点から幅広く紹介する。日本の農業について、大戦後の展開をみるとともに、日本の食料消費の変化と問題点について整理する。また、農作物を生産するうえで阻害要因となる雑草、害虫、線虫について、その生態を説明し、人間生活とのかかわりにつていも考える。さらに、京と近江の伝統・地域野菜に焦点をあて、定義、種類、成立、栽培、利用から文化的側面、特産物である「近江かぶら、坂本ぎく」について解説するとともに、野菜や果物の摂取と健康への関連についても考察する。

■到達目標 1.日本の農業生産と食料消費に対する基本的な理解および関係する基本的用語、基本的概念を理解できる。2.雑草、害虫、線虫について、基本的な知識を習得できる。3.身近にある地域・伝統野菜に関心をもち、科学的に理解する視点・能力を身につけることができる。4.野菜や果物の摂取量と健康との関連を理解し、今後の生活にいかす工夫を行うことができる。 ■講義方法

通常の講義形式に加え、講義内容の理解を深めるため資料を配布し、パワーポイントも使用する。さらに、近隣の農業関係施設を見学し、農業の実態にふれる機会をもつ。 ■系統的履修

特になし。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義終了後は、資料等を読みなおし復習すること。疑問に思ったことや興味をもったことについては、積極的に調べ理解する努力をすること。

■成績評価の方法 平 常 点(60%) 講義中における積極的な姿勢を評価する。 レポート(40%) 課題を提示し、課題に対する記述内容を評

価する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■講義計画

①農業の起源と作物の進化 ②雑草とのたたかい ③日本の農業の特質と展開過程 ④日本の食料消費とその変化 ⑤昆虫と人間生活 ⑥昆虫はどうして害虫となったのか ⑦線虫とはー農業害虫としての線虫ー ⑧線虫の面白トピックスー人の役に立つ線虫ー ⑨京と近江の伝統野菜 1.近畿の伝統・地域野菜 ⑩京と近江の伝統野菜 2.近江かぶらと坂本ぎく ⑪野菜・果物摂取量と健康との関連 ⑫野菜・果物摂取量を増やす工夫 ⑬施設見学 ⑭施設見学 ⑮まとめ

【開講】サ集 集中【担当】 樋口 博也 、淡路 和則 、岩堀 英晶 、佐藤 茂 、

中村 富予 、三浦 励一

教養教育科目特別講義C(アジアの映画)

■サブタイトル 映画で語るアジアの歴史と文化 ■講義概要

この授業は映画という芸術を理解するためのものではない。映画はその国の歴史や時代を背景にしている場合が多い。また、その空間に生きる人々の生活を題材にしている。映画は我々に過去の出来事を再現し、未知の世界を見せてくれたり、想像の世界を作り出すこともある。 この講義では、アジアの映画を通してアジアの近現代に対する理解を深めていく。映画に映し出される場所、人物、物語が、その国の歴史や文化、人々の普通の生活をどう反映しているのかを考えながら、映画に取り上げられた国について理解を深める。

■到達目標 アジアの国々の歴史、生活、文化を理解する。

■講義方法 講義形式映画を見ながら、関連書物を読み、講義を聴くという形式。

■系統的履修 アジアの文化、欧米の文化 ■授業時間外における予・復習等の指示

その都度指示する ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 講義中に取り上げる映画をみたか、テキストを読んだか

レポート(30%) 映画に関する感想文、テキストに関する感想文

定期試験(60%) 指定のテキストをしっかり読んで欲しい。

■テキスト 李相哲 『東アジアのアイデンティティ』 凱風社 2,300円 テキストは必ず必要ですので、受講前に手に入れ、読み進めてください。

■参考文献 特になし

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワー:水曜日12時30分~ 13時30分連絡方法:[email protected]

■講義計画 ①スケジュール、講義方法を知ってもらう(必ず出席すること) ②現代韓国の文化事情について ③分断国家の悲劇を知る ④韓国の文化を知る ⑤韓国人の家族愛、映画芸術の今を知る ⑥韓国の歴史を知る ⑦韓国と日本の関係を知る ⑧現代中国の文化事情について ⑨現代中国を理解する ⑩中国の近代を知る ⑪中国の現代を知る ⑫現代中国と文化事情 ⑬日本の映画は中国、韓国映画とどう違うか ⑭現代アジアの家族、アジア的英雄像 ⑮日中韓文化、どう違うのか

【開講】前期 月1【担当】 李 相哲

教養教育科目

選択科目

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教養教育科目特別講義D(アジアの歴史と社会)

■サブタイトル 滋賀県の仏教文化 ■講義概要

滋賀県(近江)は豊かな水をたたえた琵琶湖を有し、日本仏教の母山といわれる比叡山や、古代より人々の信仰をあつめた寺院が点在するなど日本文化の中心地の一つとなってきた。この講義では、滋賀県における仏教文化の諸事象について、「説話」・「伝承」・「絵画」・

「仏像」を素材として取り上げながら、「仏教」という視点から滋賀(近江)という地域を見ていくことで新たな「近江像」を紹介する。 ■到達目標

滋賀県の歴史と文化における仏教との密接な関係性について「理解」し、資料などの「根拠」に基づいて自らの言葉で「表現」できることを目標とする。 ■講義方法

3名の担当者(道元徹心・野呂靖・吉田慈順)によるチェーンレクチャー形式をとる。講義にあたっては、プリント、板書、映像資料などを用いて講義を行う。また現地実習として10月16日

(日)に比叡山延暦寺おける諸堂拝観を実施する(交通費・拝観料として3,000円程度の実費が必要。詳細は講義時に説明する)。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に紹介した参考文献を読み、指示された博物館・寺社の拝観を行うこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 「授業回数の3分の2以上の出席者」のみ評価対象とし、受講態度、および毎講義時に提出を求めるコメントカードの内容により総合的に評価する。

レポート(50%) 滋賀県(近江)と仏教との関係性について「理解」し、「根拠」を示しながら「論述」できているかを評価する。

■テキスト 担当者が毎回プリントを配布する。 ■参考文献

講義時に随時、紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

【担当者からの一言】皆さんが学ぶ瀬田キャンパスのある近江については、知っているようで知らないことが数多くあるはずである。仏教との関わりを通して近江の歴史を見ることで、これまで全く気がつかなかった滋賀県の魅力が明らかになるであろう。

【注意事項】本講義は滋賀県の現状や、歴史・文化に関する「概説的・網羅的」な講義ではないので注意すること。また、講義中に私語を行う者や、無断で途中退出する者は、一切、成績評価の対象としない。

■講義計画 ①ガイダンス(吉田) ②比叡山の歴史と仏教①(吉田) ③比叡山の歴史と仏教②(吉田) ④比叡山の歴史と仏教③(吉田) ⑤比叡山の歴史と仏教④(吉田) ⑥比叡山の歴史と仏教⑤(道元) ⑦比叡山の歴史と仏教⑥(道元) ⑧比叡山の歴史と仏教⑦(道元) ⑨比叡山の歴史と仏教⑧(道元) ⑩園城寺の歴史と文化(野呂) ⑪甲賀の忍者伝承と修験道(野呂) ⑫琵琶湖の語源と比叡山の仏教(野呂) ⑬近江の寺院と神仏習合(野呂) ⑭湖北の観音信仰(野呂) ⑮総括(道元)

【開講】後期 月3【担当】 野呂 靖 、道元 徹心 、吉田 慈順

教養教育科目特別講義E(アジアの途上国と社会開発)

■講義概要 本講義では、貧困問題を基点にアジアの途上国における社会問題をとりあげ、それらの問題がどのようにして先進社会と関係しているのかを明らかにしていく。またそのような問題を克服するために行われてきた先進諸国からの開発援助について検討し、効果や限界を明らかにしていく。

■到達目標 アジアの途上国に目を向けることによって視野を広げ、社会を理解するための新たな方途を獲得する。 ■講義方法

基本的には音声と板書による講義であるが、必要に応じて映像資料等を用いる

■授業時間外における予・復習等の指示 授業中に適宜指示する。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 学期末に論述式の試験を実施する。 ■テキスト

授業中に適宜指定する。 ■参考文献

恩田守雄 『開発社会学 -理論と実践-』 ミネルヴァ書房 4,104円

■講義計画 ①社会開発とは何か ②途上国の社会問題 ③植民地とミッショナリー ④南アジアの農村復興運動 ⑤経済援助の成功と失敗 ⑥成長の限界と持続可能な開発 ⑦エンパワーメントと参加型開発 ⑧近代化論と社会開発 ⑨途上国とリサイクル ⑩底辺労働と環境問題 ⑪NGOとエンパワーメント ⑫マイクロファイナンス ⑬ヴィレッジフォンの試み ⑭途上国開発と社会学 ⑮「豊かな社会」と途上国問題

【開講】前期 月3【担当】 佐藤 彰男

教養教育科目

選択科目

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健康とスポーツ

■講義概要 テクノロジーの急速な発展は人類に多大な恩恵をもたらした一方で、運動不足などによる生活習慣病などの発生率が年々高くなってきている。そこで、本講義は、現代社会における健康とスポーツ・運動の役割をスポーツ科学の観点から以下の項目について紹介する。

(1)現代社会におけるスポーツ・運動と健康(2)スポーツ・運動と身体的な健康(3)スポーツ・運動と心の精神的健康(4)食生活とスポーツ ■到達目標

現代社会における運動やスポーツの重要性を科学的な観点から理解することを目標とする。 ■講義方法

講義形式で、担当教員が講義する。受講人数が少なければ実際にトレーニングセンターを使って運動を行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業時間外に講読できる文献を講義の時に紹介する。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 授業参加状況を総合的に判断する 定期試験(80%) 大学が定める定期試験中に試験を実施する。

■テキスト 特になし ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

スポーツや運動に興味のある学生の履修を期待する。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

最初の講義で紹介する。

■講義計画 ①健康、スポーツ、運動、身体活動とは ②①スポーツや運動への参加状況 ②運動は寿命を長くするか。 ③スポーツ・運動不足と生活習慣病について ④健康に関する体力要素 ⑤エネルギー供給システムの違いについて ⑥①運動処方について ②運動によるウェートコントロール ⑦レジスタンストレーニング ⑧①ストレスと運動 ②行動パターンと運動 ⑨①スポーツ・運動と精神的健康 ②運動の実践による心理的効果 ⑩①運動により心理的効果のメカニズム ②運動の実践による自己概念の向上 ⑪スポーツ・運動を継続させるための心理的方策 ⑫スポーツ栄養学について ⑬スポーツの実践によるライフスキルの獲得 ⑭スポーツ科学の基礎知識 ⑮まとめ

【開講】後期 月1【担当】 渡辺 英児

教養教育科目

選択科目

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現代社会とスポーツ

■サブタイトル 現代のスポーツ文化 ■講義概要

現代社会におけるスポーツの社会的・文化的な役割について、スポーツ固有の魅力や楽しみ方、スポーツと地域社会のかかわりなどをふまえながら考えていきます。また、スポーツのメディア化・ビジネス化・グローバル化という3つの視点から、現代スポーツのあり方を批判的に検討し、これからのスポーツと社会との関係について考えていきます。

■到達目標 スポーツと社会の関係を理解し、生涯にわたってスポーツに親しむための楽しみ方を見いだそうとする。現代スポーツの社会的問題点を考察し、これからの社会とスポーツのかかわりについて考え、実践の視点を見つけることができる。 ■講義方法

プレゼンソフトによる講義、プリントの配布、ビデオ(DVD、VHS)を使用。

■授業時間外における予・復習等の指示 特になし ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 出席状況および受講態度 小テスト(20%) 毎授業後のプリント レポート(20%) 中間試験。講義内容(前半)をもとに出題する。

記述式。 定期試験(40%) 講義内容(後半)を中心に出題する。記述式。 出席は毎回とる。授業後に小プリントを配布し、記述を求める。

■テキスト 受講生は講義内容をもとに独自のノートを作成すること。積極的な意見や質問を期待する。 ■参考文献

井上俊・亀山佳明編 『スポーツ文化を学ぶ人のために』 世界思想社 2,415円 ■履修上の注意・担当者からの一言

授業プリントは一人1枚受け取ること。枚数に限りあり。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

以下のメールに連絡してください。[email protected]

■講義計画 ①オリエンテーション:講義の概要、成績評価の方法、授業

計画、履修上の注意事項などについて説明します。「スポーツ」「SPORT」「体育」「武道」「レクリエーション」「レジャー」

「遊び」などの用語について理解を深めます。 ②スポーツの起こりと発展について、陸上競技の技術史をも

とに学びます。 ③競技スポーツと生涯スポーツの魅力について、多角的に学

びます。また、スポーツの楽しみ方を「する」「みる」「かたる」「ささえる」の観点からとらえます。

④ホイジンガとカイヨワのプレイ論を視座にして、スポーツの楽しさについて学びます。

⑤教育としてのスポーツについて、学習指導要領の変遷、体育科(保健体育科)の目標と内容を中心に考えます。

⑥総合型地域スポーツクラブについて、ヨーロッパの事例をもとに運営形態や経営努力、課題について学びます。

⑦中間試験 ⑧人間のからだの適応性について、運動の種類、強度、時間

などの要因によって異なる変化の様相について理解を深めます。

⑨スポーツとライフマネジメントについて、子どもの体力・運動能力や生活行動の調査データをもとにして考えます。

⑩現代社会における健康問題に対する食事の重要性について学びます。

⑪24時間型社会がもたら睡眠への影響を実態調査結果をもとに理解するとともに、「睡眠は脳とからだをつくる」をキャッチフレーズとして、最近の睡眠の科学的知見を学びます。

⑫健やかなからだを育むことを目的として、睡眠6か条および補足6か条を理解するとともに、自己の睡眠生活を見つめ直し、その改善方法について考えます。

⑬「メディアと競技スポーツの商品化」、「勝利至上主義とドーピング」、「競技スポーツと環境問題」、「スポーツの大衆化と環境問題」をテーマとして、現代スポーツが抱える問題点について考えます。

⑭これからの社会とスポーツと題して、ニュースポーツやユニセックスのスポーツ、民族スポーツについて学びます。

⑮「表現することは生きている証」をキャッチフレーズに展開されている表現運動のビデオを通して、表現することの意義や価値について考えます。

⑯定期試験

【開講】後期 金1【担当】 辻 延浩

教養教育科目

選択科目

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現代社会と福祉

■講義概要 経済格差の拡大、少子高齢化、社会的孤立が進む現代社会において、私たちの生活において社会福祉はなくてはならないものとなっている。本講義では、現代社会における社会福祉の目的と役割を理解するために、第一に、社会福祉の対象である生活問題とは何かを構造的に理解する。第二に、多様化する生活問題について、事例をふまえて考える。以上をもって、生活問題対策としての社会福祉の意義と役割を浮き彫りにしていく。 ■到達目標

生活問題をとらえる視点を理解し、生活問題対策としての社会福祉を理解する ■講義方法

講義形式を中心とする。適宜、視聴覚資料を用いる。 ■授業時間外における予・復習等の指示

レポート等、授業内で指示する。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 授業内での小レポート 定期試験(70%) 定期試験(筆記もしくはレポート)

■テキスト 特になし ■参考文献

授業内で随時紹介する。

■講義計画 ①現代社会と生きる条件(生活と労働を考える) ②資本主義社会の発展と社会構造の変革 ③資本主義社会の所産としての生活問題 ④生活問題をとらえる視点と枠組み ⑤社会問題対策体系における社会福祉の位置づけ ⑥現代社会における貧困化と生活問題 ⑦生活問題の諸相(1)失業・不安定雇用とワーキングプア問題 ⑧生活問題の諸相(2)母子世帯の生活問題 ⑨生活問題の諸相(3)子どもの貧困問題 ⑩生活問題の諸相(4)障害者の生活問題 ⑪生活問題の諸相(5)無年金・低年金問題 ⑫生活問題の諸相(6)無保険問題 ⑬生活問題の諸相(7)社会的孤立 ⑭生活問題の諸相(8)ホームレス問題 ⑮生活問題解決に向けた実践的課題

【開講】前期 木3【担当】 砂脇 恵

教養教育科目

選択科目

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現代社会と法(2015年度以降入学生)人間と社会と法(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 現代日本における人権 ■講義概要

日本国憲法が保障した平等は、法的な身分制度を否定しただけではなく、社会的な階層関係をも破壊した。その結果、一方で、身分制度から解放された国民の活力は高度経済成長と均質な社会を実現したが、他方で、平等意識に基づく無節操な自己主張ははどめを失い無秩序と混乱をもたらした。いずれにしても、日本の社会は憲法制定時からあまりにも変わってしまい、いまや憲法制定者が予想もしなかった利益や自由が人権の名の下に主張されている。そこで本講義では、人権の歴史をふまえたうえで、社会的背景や訴訟理論にもふれつつ、新しい人権について裁判所の判決を中心に検討したい。 ■到達目標

基本的な法的思考を身につけること。 ■講義方法

原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノートを作成してもらいたい。

■系統的履修 法学入門か日本国憲法を受講していることを前提として講義を行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。 ■成績評価の方法

レポート(100%) 出席2/3以上の者を対象とする ■テキスト

特に指定しない。

■参考文献 佐藤幸治他編 『デイリー六法平成28年版』 三省堂

■履修上の注意・担当者からの一言 六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であるが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておくこと。

■講義計画 ①人権の歴史と分類 ②憲法訴訟Ⅰ ③憲法訴訟Ⅱ ④日本国憲法の成立 ⑤戦後史Ⅰ ⑥戦後史Ⅱ ⑦戦後史Ⅲ ⑧幸福追求権と新しい人権 ⑨プライバシーの権利 ⑩知る権利 ⑪環境権 ⑫自己決定権Ⅰ ⑬自己決定権Ⅱ ⑭裁判員制度Ⅰ ⑮裁判員制度Ⅱ

【開講】前期 木4【担当】 時本 義昭

教養教育科目

選択科目

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現代社会とメディア(2015年度以降入学生)現代社会とマス・メディア(2014年度以前入学生)

■サブタイトル メディア・リテラシー、

■講義概要 マス・メディアの基礎知識並びにメディア・リテラシーを習得する。そのために必要となる内外の新聞、テレビ、ラジオの特徴、社会問題、国際情勢の変化、歴史、哲学思想、メディアと宗教、外交、安全保障、グローバル経済、地球環境問題、異文化コミュニケーションなどの広範囲にわたる教養を分かり易く講義する。最新の情報をベースにマスメディアの本質を考える。テレビや新聞等のマス・メディアの第一線で活躍するジャーナリスト、外交の最前線で活躍した国連職員、将来のキャリアパスの参考となる経営者をゲストスピーカーとして招聘し現在進行形の生きた情報に接しながら考える能力を向上させる。国連、ワシントンのシンクタンクなど海外で約20年生活した経験を活かし、国際情勢の解説、キャリアに役立ち世界に通用するグローバルイングリッシュの基礎を教える。 ■到達目標

メディア・リテラシーの習得。多角的視点で考察する能力を身につける。自分の頭で考え(Think)し、発表する能力を養う。

■講義方法 時勢に適った現代社会のテーマを分かり易く講義する。毎回、講義のレジュメを配布する。ハーバード大学のサンデル教授の「白熱教室」のような学生との対話形式の講義を目指す。毎回の講義で確実にスマートになる講義を行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 新聞の社説を読む。ソーシャルメディアの活用。 ■成績評価の方法

平 常 点(70%) 毎回の講義で約10分間の小レポートを作成。 レポート(30%) 講義で習得したことを1400字でまとめる。最

終講義かその前の講義時にレポートを提出。

■テキスト 李相哲、小黒純他 『超入門ジャーナリズム101の扉』 晃洋書房 1,575円 オリエンテーションにて説明。

■参考文献 参考文献はオリエンテーションにて説明する。

■履修上の注意・担当者からの一言 世界に通用する教養を楽しく学ぼう。人生で最も勉学・研究に没頭できる今にベストを尽くそう。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 研究室 email [email protected]

■講義計画 ①オリエンテーション ②マス・メディアとは ③マス・メディアのエッセンス ④メディアはメッセージである ⑤メディア・リテラシーとは ⑥Think,Learn,Lead 自分の頭で考える ⑦哲学的思想 ⑧近代史を語る ⑨国際情勢の変化を解読 ⑩外交・安全保障とマス・メディア ⑪グローバル・イングリッシュの習得 ⑫国際経済を解読 ⑬ソーシャル・メディアの役割 ⑭総括 ⑮総括

【開講】前期 水3【担当】 中野 有

現代社会とメディア(2015年度以降入学生)現代社会とマス・メディア(2014年度以前入学生)

■サブタイトル メディア・リテラシー、 ■講義概要

マス・メディアの基礎知識並びにメディア・リテラシーを習得する。そのために必要となる内外の新聞、テレビ、ラジオの特徴、社会問題、国際情勢の変化、歴史、哲学思想、メディアと宗教、外交、安全保障、グローバル経済、地球環境問題、異文化コミュニケーションなどの広範囲にわたる教養を分かり易く講義する。最新の情報をベースにマスメディアの本質を考える。テレビや新聞等のマス・メディアの第一線で活躍するジャーナリスト、外交の最前線で活躍した国連職員、将来のキャリアパスの参考となる経営者をゲストスピーカーとして招聘し現在進行形の生きた情報に接しながら考える能力を向上させる。国連、ワシントンのシンクタンクなど海外で約20年生活した経験を活かし、国際情勢の解説、キャリアに役立ち世界に通用するグローバルイングリッシュの基礎を教える。 ■到達目標

メディア・リテラシーの習得。多角的視点で考察する能力を身につける。自分の頭で考え(Think)し、発表する能力を養う。

■講義方法 時勢に適った現代社会のテーマを分かり易く講義する。毎回、講義のレジュメを配布する。ハーバード大学のサンデル教授の「白熱教室」のような学生との対話形式の講義を目指す。毎回の講義で確実にスマートになる講義を行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 新聞の社説を読む。ソーシャルメディアの活用。 ■成績評価の方法

平 常 点(70%) 毎回の講義で約10分間の小レポートを作成。 レポート(30%) 講義で習得したことを1400字でまとめる。最

終講義かその前の講義時にレポートを提出。

■テキスト 李相哲、小黒純他 『超入門ジャーナリズム101の扉』 晃洋書房 1,575円 オリエンテーションにて説明。

■参考文献 参考文献はオリエンテーションにて説明する。

■履修上の注意・担当者からの一言 世界に通用する教養を楽しく学ぼう。人生で最も勉学・研究に没頭できる今にベストを尽くそう。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 email [email protected]

■講義計画 ①オリエンテーション ②マス・メディアとは ③マス・メディアのエッセンス ④メディアはメッセージである ⑤メディア・リテラシーとは ⑥Think,Learn,Lead 自分の頭で考える ⑦哲学的思想 ⑧近代史を語る ⑨国際情勢の変化を解読 ⑩外交・安全保障とマス・メディア ⑪グローバル・イングリッシュの習得 ⑫国際経済を解読 ⑬ソーシャル・メディアの役割 ⑭総括 ⑮総括

【開講】後期 水3【担当】 中野 有

教養教育科目

選択科目

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現代社会とメディア(2015年度以降入学生)現代社会とマス・メディア(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 新聞やテレビなどのメディア情報が錯綜する時代、そのメディアが本当に「真実を伝えているのか」。メディアの真実を読み解く「メディア・リテラシー」を学ぶ。 ■講義概要

安保法制、労働者派遣法、TPP,ブラック企業、少子高齢化、年金問題、イスラムIS過激派テロなど新聞やテレビ、インターネットなどから流される情報は氾濫状態ともいえる。一方、発信するメディアからの情報には最初の段階で「取材する記者や編集者の〝意志や考え方” などのフィルターがかけられている」。さらにそれらの記事などをチェックするデスク(次長)という段階で、各メディアの社論などの影響が色濃く反映する場合は少なくない。メディアの標榜する「公正・客観的」は果たして表題だけなのか。例えばイラク戦争ではアメリカなど攻撃する側からの情報が多く、攻撃されるイラク内部の実情に関する情報は圧倒的に少なかった。また、3・11の東北大震災では政府や東電の情報が一方通行でメディアを通じて流され、原発事故の真実が伝えれれないまま政府は「収束宣言」を出した。また、先の安保法制では圧倒的議席を持つ自民・公明党による力で可決された。少数派の意見などの声を取り込んだ多様性こそ民主主義の原点である。一方、頻発している「冤罪・人権」などをめぐる警察や検察、裁判所など権力の思惑などを、記事や映像からによってもたらされる情報から見抜く視点を養うことが求められている。「メディアが伝える内容の中にいかにしたら、真実を見抜く力をつけることができるか」を基本的に学ぶことにより、自分のより身近な問題として上記の社会、政治、国際、経済問題などの「真実」を見抜いて、いずれ就職するために社会に出て、さらに選挙にも参加する際に「自分なりの意見・視点を持つ」ことがいかに大切であるのか、その力をつけることを目的としている。

■到達目標 新聞やテレビなどマスコミをあまり見ない、読まない学生が多い。だからこそ身近な情報から始まりいかにして「真実を見抜くのか」を学んでもらう。スマホなどのネットやブログなどで簡単に入手できるツールが多いが、それはいわば新聞でいう「見出し」だけといっても過言でもない。じっくりこの講義では記事の「裏側に潜む」真実を知り、ネットだけの危険性も併せて考える。 ■講義方法

①毎回、その日の朝日、読売、毎日、産経、京都の各新聞の読み比べ⇒こんなに違う各社の記事の書き方、見出しなどを自分の目で確かめてもらう⇒毎年好評でした②授業はこちらからだけの講義でなく、受講生の意見も反映させる双方向で学ぶ⇒自分の主張を持つことができる③毎回リアクションペーパー(出席票の代わりでもある)を書いてもらう。DVDやビデオを鑑賞しながら、例えばイラク戦争やハンセン病患者、獄中に50年近く収監され無罪になった冤罪、松本サリン事件でメディアに「犯人視報道」などの被害を受けた会社員の姿、

「知らなかった世界」を鑑賞してもらい、ディスカッションを行い、その中から[真実を見つけ」、さらに「自分の視点」を養ってもらうことを最終目的とする。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業の最後には、次回のテーマを提示して事前に新聞やテレビ、インターネットなどを通じて調べてくる。 ■成績評価の方法

平 常 点(60%) 欠席は3回まで。4回になると自動的に受講資格なしになる。授業後に書くリアクションペーパー提出が出席票となる。

小テスト(40%) 授業の前半と後半のに総復習として小レポートを2回実施する(各1200字以上)

積極的に授業に参加する意志が必要。私は全国紙の記者を約30年間、社会部、経済部、特派員などを歴任。テレビでのコメンテーターとして半年間、経済問題を日本テレビ系出演した。自分が「見て、聞いて、歩いてきた」。その経験を生かして現在流されている新聞やテレビなどが流す「情報の裏側に潜む各社狙い」を読み解くことで、情報に振り回されないで、自分の「視点を持つ」ことを

大事にしてもらいたい。シラバス通りにいかず、時々で起きた事件など(例えば東北大震災や北朝鮮の水爆実験の真実など)ホットな話題をライブで行うことも少なくない。身近な話題に迫りながら、こちらからの一方的な講義ではなく受講生との双方向であらゆる情報を検証したい。

■テキスト 『超ジャーナリズム入門』 晃洋書房 2,100円 毎回、レジュメを作成して渡す。出席票の代わりにリアクションペーパーを渡し、感想などを書いてもらう。

■参考文献 『政府は必ず嘘をつく』 角川新書 『メディアコントロール』 世界思潮社

■履修上の注意・担当者からの一言 欠席は3回までで、4回で授業の受講資格を失うので注意。忌引きや病気、就職活動などはメールで必ず連絡すること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業の最初に、こちらの連絡先のパソコンアドレスを通知。[email protected]。欠席や疑問点などの連絡するときには「名前、所属、テーマ」などは必ず書くこと。とくに就職活動で休む場合は出席とみなしますが、次回に出席の時に「企業から就職活動の証明(手書きでもいい)なるもの」を貰ってくること。

■講義計画 ①授業の進め方 ①この授業の意義②レジュメの内容③採点④受講生に求めるも

の。 ②メディア・リテラシーの意義。「現実的事実とメデャア報道の

事実」を通していかに「真実」を見つけるかを読み解く。情報がいかにして作られるのかを知ってもらう。

③同上。とくにメディアコントロールについて学ぶ。戦争や強大な権力前ではメディアを支配してプロパガンダに利用する危険性を考える。身近な例から驚きの創作された記事を検証などを学ぶ。

④本来のジャーナリズムの役割や使命を「ベトナム戦争」のジャーナリストたちが頑張った時代を検証する。現在のジャーナリストととの違いなどを。

⑤戦争がいかにして「作られるか」を検証して。イラク戦争などや第二次世界大戦、最近のテロなどを通して報道の在り方を考える。

⑥五回分の授業のおさらい。「ジャーナリストの使命」などを書いてもらい、それを元にデスカッションを行う

⑦冤罪問題「足利事件」を取り上げる、17年間幼女強姦で収監された菅家さ

んの証言を交えて検証 ⑧冤罪事件

「志布志事件」を取り上げる。警察のでっち上げ冤罪の実録を鑑賞

⑨冤罪事件「松本サリン事件」を取り上げる、第一発見者の河野義之がメディ

アと警察によって一年近く「犯人視報道」された人権問題を検証する。

⑩すでに4年たつ東北大震災はもう収束したのか。原発事故の後遺症はどうなっているのかなど検証する。

⑪朝日新聞の日本軍「従軍慰安婦」の誤報とその後の戦争被害者のらへのメディアの対応などを、イラク、ISテロによる被害者も含めてマスコミそれらへの対応を検証する。

⑫NHKのやらせ(クローズアップ現代)やドキュメント(ムスタン王国)、スタップ細胞など一極集中報道を検証しながら、新聞各紙の誤報や虚報がなぜ起きるのかを検証する。

⑬6回目の同じ内容で行う。 ⑭TPP,ブラック企業、労働者派遣法、安保法制など最新の記

事を元にトピックで講義する ⑮後半授業の総括

【開講】後期 水2【担当】 西村 敏雄

教養教育科目

選択科目

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現代の技術

■サブタイトル 現代社会を支える先進技術 ■講義概要

前半の講義(小川担当)では、現代社会を支える基盤技術について講義する。現代技術の代表的分野の中から、ものづくり技術、輸送技術、微細技術、コンピュータ技術、ロボット技術などを取り上げ、これらの分野における基礎的知識、技術の現状および今後の課題などについて、わかりやすく講述する。 後半の講義(長澤担当)では、まず先進技術の発祥と進化をノーベル賞、トレイバー賞を中心に解説し、次に日本が得意とする高分子から半導体までの新素材、新機能材料について、その機能発現の原理と実社会での応用をわかりやすく説明する。また社会的な問題であるエネルギーや環境問題について、その現状と解決への技術上の取り組み述べる。さらに医薬品、バイオテクノロジー等のライフサイエンスを支える現代技術についても講義を行う。

■到達目標 現代社会を縁の下で支えている先端技術の現状と課題について理解を深め、今後のあるべき姿あるいは方向性を考えることができる。また、科学技術の進歩とそれらの恩恵について知り、21世紀において、20世紀にもたらされた地球環境の悪化に対する対策を講じながら、持続的発展をいかに続けていくかについて考えることができる。 ■講義方法

前半は、主にパワーポイントを使っての講義を行う。必要に応じてプリントを配布し、それも用いて講義する。 後半は、パワーポイントを使っての講義を行う。パワーポイントの資料は講義の前にシラバスに掲載する。

■授業時間外における予・復習等の指示 現代技術に関する新聞、TVなどの報道記事に関心を持つことが好ましい。 ■成績評価の方法

レポート(20%) 前半10点、後半10点 定期試験(40%) その他(40%) 中間試験 前半は、授業途中で課すレポートの成績(10点満点)と中間試験の成績(40点満点)によって評価する(合計50点満点)。 後半も、授業途中で課すレポートの成績(10点満点)と定期試験の成績(40点満点)によって評価する(合計50点満点)。 前半と後半の点数を足し合わせて総計100点とする。 ■テキスト

特定のテキストは使用しない。前半の講義では、必要に応じてプリントを配布する。後半の講義では、予め資料をシラバスに掲載する。 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

私語は他人に迷惑となるので慎むこと。目に余る者は退出または減点する。 中間試験・定期試験ともに持ち込み不可。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 小川担当分については、1号館1階の学生掲示板にオフィスアワー時間帯の掲示をしてあるので、確認して来室すること。長澤担当分の課題提出、質問等は[email protected]でも受け付けます。

■講義計画 ①現代技術序論 ②ものづくり技術1(身近な工業製品のできるまで) ③ものづくり技術2(金型) ④輸送技術(自動車、鉄道、飛行機) ⑤微細技術(マイクロマシン、ナノ技術) ⑥コンピュータ技術(計算機の歴史、計算機の応用) ⑦ロボット技術(ロボット技術の歴史、産業用ロボット) ⑧前半のまとめ、中間試験 ⑨現代科学技術の発祥と進化 ⑩高分子:樹脂、繊維 ⑪半導体、照明 ⑫環境 エネルギー、電池 ⑬バイオテクノロジー ⑭医薬品 食料品 ⑮解析、分析、リモートセンシング全体のまとめ

【開講】後期 月3【担当】 小川 圭二 、長澤 佳克

教養教育科目

選択科目

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国際社会論(2015年度以降入学生)国際社会と日本C(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 沖縄からみた日本と国際関係 ■講義概要

この講義では、米軍基地の被害にあえぐ、沖縄の視点から、「本土」と沖縄との関係、沖縄とアメリカとの関係、日本とアメリカとの関係について考察する。前期期間中に国政選挙があることから、選挙に関する議論についても取りあげる。そのなかで、国際関係論や、平和研究の知見を修得することをめざす。 ■到達目標

ニュースや新聞などをみて、自分なりの意見が自分の言葉で論理的に説明できるようになる。国際関係論の基本的な知識が習得できる。 ■講義方法

講義プラス視聴覚教材使用 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義で指示された箇所を事前に読んでくること。毎日、新聞・ニュースなどに目を通すこと。

■成績評価の方法 平 常 点(20%) 授業中に、2回、レポートを課し、復習する

機会を設ける。 定期試験(80%) 論述2問。 ■テキスト

池尾靖志 『自治体の平和力』 岩波ブックレット 池尾靖志編 『はじめての政治学』 法律文化社 ■参考文献

『シリーズ 日本の政治 全11巻』 東京大学出版会 新藤 宗幸, 阿部 齊 『現代日本政治入門』 東京大学出版会

■履修上の注意・担当者からの一言 板書を中心に進めるので、ノートを用意すること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 講義の前後をつかまえること。

■講義計画 ①「平和」とは何か ②沖縄問題の現状(1):少女暴行事件 ③沖縄問題の現状(2):SACO合意 ④沖縄問題の現状(3):辺野古移設 ⑤沖縄問題の現状(4):高江 ⑥政治とは ⑦権力とは ⑧政治とメディア ⑨イデオロギー ⑩選挙 ⑪三権分立 ⑫立法 ⑬行政 ⑭司法 ⑮まとめと復習 ⑯定期試験

【開講】前期 金1【担当】 池尾 靖志

国際社会論(2015年度以降入学生)国際社会と日本B(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 思想課題としての「西欧近代」と日本 ■講義概要

本講義では「西欧近代」を日本にとっての思想課題としてとらえ、その衝撃によって生じてきた数々の葛藤について政治、経済、社会、科学などの側面から思想的な分析と考察を行ないます。 東日本大震災と原発事故を経た日本は多くの困難を抱えていますが、それらの起源をたどれば黒船来航以来、日本がつねに葛藤してきた「近代性」の問題へといたります。日本にとって国際化とは何よりもまず「近代化」であり、それはすなわち「西欧化」を意味してきました。しかし近代化の問題と限界は現在、いっそう切迫した状況としてわたしたちの眼前に広がっています。 したがって、今日の日本社会に山積する数々の問題を克服していくことはただ政策的、技術的なテーマなのではなく、「西欧近代」を支える思想と対峙しながら、いかにして日本は日本であろうとするのかという思想的な問いを問うことにほかなりません。 本講義では、西欧近代の思想史的な経緯のなかから、西欧近代を構成する重要なファクターをおさえ、それらファクターが日本の近代化の過程でどのように変容しながら受容され、現代日本の世界観を構成しているのかについて解説しながら、わたしたち自身の世界観、すなわちヴィジョンを更新していくための手がかりを考察します。

■到達目標 ・「西欧近代」と「近代性」の原理をつかむ。・「西欧近代」との出会いのなかで日本が経験した数々の葛藤の歴史について知る。・現代的な諸問題を展望するための思想的な視座を築く。 ■講義方法

基本的に講義形式で行ないますが、状況に応じてディスカッションの形式をとることもあります。また、映像資料の視聴も行ないます。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義中に取ったノートを、できるだけその日のうちに整理してください。その時に不明な点、分からない点を明確化し、次回の講義において質問してください。毎回講義の冒頭で質問を受け付け、それについて答えながら講師と受講生で一緒に考える時間を設けます。講義で示した文献にもできるだけアクセスしてください。

■成績評価の方法 レポート(100%) 講義内容に基づいたレポート課題(2000字

~ 4000字程度)を提示します。 ■テキスト

特になし ■参考文献

佐藤一進 『保守のアポリアを超えて――共和主義の精神とその変奏』 NTT出版 4,000円 佐伯啓思 『西田幾多郎――無私の思想と日本人』 新潮社 780円 その他の原典、参考文献は講義中に適宜指示します。

■履修上の注意・担当者からの一言 予備知識は特に要求しませんが、人間と何か、人間と政治、経済、社会、歴史はどのように関わっているのかという思想的、哲学的な関心と意欲を持つ人の受講を歓迎します。講義中に受講生に対して問いを投げかけますので、それに応答する積極性を求めます。

■講義計画 ①国際化とグローバル化――西欧近代とは何か ②近代国家と社会契約(1) ③近代国家と社会契約(2) ④普遍同質国家と歴史の終わり(1) ⑤普遍同質国家と歴史の終わり(2) ⑥明治維新と武士道(1) ⑦明治維新と武士道(2) ⑧文明開化と武士道のゆくえ(1) ⑨文明開化と武士道のゆくえ(2) ⑩「近代の超克」と太平洋戦争(1) ⑪「近代の超克」と太平洋戦争(2) ⑫戦後民主主義と主体性(1) ⑬戦後民主主義と主体性(2) ⑭戦後国際社会と日本的精神(1) ⑮戦後国際社会と日本的精神(2)

【開講】前期 水1【担当】 佐藤 一進

教養教育科目

選択科目

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国際社会論(2015年度以降入学生)国際社会と日本A(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 日本の安全保障:オキナワの視点から ■講義概要

前期の期間には、国政選挙(参議院、衆議院?)が実施される。この選挙を、安倍首相は、「憲法改正」を公約に掲げるとしている。後期は、この選挙結果を受けて、日本の政治がどのように動いていくかを問い直すことが求められる。 特に、安倍首相が問題としている憲法改正の問題は、「安全保障」の問題と密接に関わる。この、安全保障の問題は、本来は、国際関係論(国際政治学)で扱うことがらであり、国家の専管事項であるとされる。しかし、「地域住民の安全」を脅かす事態も生まれている。そこで、地域から「平和」の問題を考えることとしたい。 ■到達目標

1)日本の政治のしくみが理解できるようになる。2)ニュースをみて、「なるほど」と納得ができるようになる。3)自分の言葉で、社会的な問題について、意見を述べることができるようになる。 ■講義方法

講義プラス視聴覚教材使用 ■系統的履修

特になし ■授業時間外における予・復習等の指示

講義で取りあげる時事問題について、背景や事実確認を確認しておくこと。テキストの該当する箇所を事前に読んでおくこと。授業が終わった後、分からなかった点を次回の授業で質問ができるように、復習しておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 講義内に、2回、レポートを課す。 定期試験(80%) 論述2問。1問は、講義内容の理解、もう1問はそれを受けて、自分の

考えを論理的に説明できるようになっているのかを評価基準とする。 ■テキスト

池尾靖志 『自治体の平和力』 岩波書店 池尾靖志編 『第3版 平和学をつくる』 晃洋書房

『平和学をつくる』は、2016年10月に第3版を出版予定なので、出版されるまでの間、『自治体の平和力』を使います。

■参考文献 伊佐真次 『やんばるからの伝言』 新日本出版社 三上智恵 『戦場ぬ止み』 大月書店 『岩波講座 日本の安全保障 全8巻』 岩波書店 新崎盛暉 『日本にとって沖縄とは何か』 岩波新書 これ以外に、適宜、講義で紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 ルーズリーフでもノートパソコンでもかまわないので、メモをとる用意をしてくること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業の前後をつかまえること。担当者のHPの「お問い合わせ」からメールを送ることができます。

■講義計画 ①「平和」とは ②国際社会と「民意」、自治体との関係 ③沖縄の現状(1):少女暴行事件 ④沖縄の現状(2):SACO合意 ⑤沖縄の現状(3):高江 ⑥沖縄の現状(4):辺野古 ⑦国際関係の成立 ⑧勢力均衡とは? ⑨戦争の違法化 ⑩集団的自衛権と集団安全保障 ⑪直接的暴力(1):核廃絶 ⑫直接的暴力(2):テロ ⑬構造的暴力(1):貧困 ⑭構造的暴力(2):地球環境問題 ⑮文化的暴力(3):ジェンダー ⑯定期試験

【開講】後期 金2【担当】 池尾 靖志

コリア語ⅠA

■講義概要 1.韓国語の子音と母音を把握して暗記する.2. 韓国語と日本語の発音差を認識して韓国語の文字(ハン

グル)を正確に発音するようにする.3. 韓国語と日本語の文法差を認識して簡単な表現や日常的

な会話を言う能力を培う. ■到達目標

基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができる。1. 日常生活で使われる基本語彙や挨拶を暗記して活用する

ようにする.2. 韓国語で自己の紹介ができて, 相手の自己の紹介を聞いて

把握するようにする.3. 一文章の中で文法的機能を現わす部分の区分ができるよ

うにする. ■講義方法

1. 教科書の内容を読んで, 意味を把握して自ら活用するように繰り返し読みながら学習する.

2. 韓国のドラマや映画の資料を使って聞き取りや文化の体験をする.

■授業時間外における予・復習等の指示 授業で学んだ文法や単語の暗記。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 出席, 授業中質問と対答,読み, 暗記 小テスト(30%) 宿題, 授業態度, 聞取(書き)試験 定期試験(40%) ■テキスト

入佐信宏,文賢珠共著 『よくわかる韓国語STEP1 CD付』 白帝社 2,500円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 1. 外国語として韓国語を週1回勉強してマスターすること

は不可能です. 毎日繰り返してCDを聞きながら復習と予習をしてください.

2. 積極的に授業に参加して自分の表現に自信感を持つこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

[email protected] ■講義計画

①言語の意味や歴史と文化との関係 ②韓国語の起源とハングルの創制ー母音と子音 ③母音,子音+母音の単語 ④子音+母音+子音の単語 ⑤あいさつ、自己紹介 ⑥日本語カナのハングル表記 発音規則ー連音化 ⑦主格助詞、イだ(이다)動詞 ⑧肯定文(表現)と疑問文(表現) ⑨国籍の表現 発音規則ー鼻音化 ⑩疑問詞の活用と答え ⑪親戚の呼び方 ⑫存在の表現と答え ⑬動詞の原型と活用 ⑭数字の表現ー基数、序数 ⑮数字の表現の暗記

【開講】前期 木5【担当】 朴 炫国

教養教育科目

選択科目

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コリア語ⅠB(2015年度以降入学生)コリア語ⅠC(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 韓国語の初級コース ■講義概要

この講座では、「読める、話せる」韓国語を目指す。同じ漢字文化圏の言語である韓国語は、同じ漢字ベースの単語や語順の同一など、日本語と非常に似ている言語である。日本語母語者にとって、韓国語学習の最初の関所はその文字体系(記号体系)を理解し、音として発する(読める)ことである。読めることから、話せる行為へ繋げていくのは、より容易である 韓国語の学習にともなって、韓国の社会、文化などについても紹介する。 韓国語という外国語の学習過程で、誰かと話し、聞くことを実践しながら、コミュニケーションの多様な方法とその重要性をも考える。

■到達目標 基本的な言い回しや日常的表現を使って、簡単な会話ができる。1. 日常生活で使われる基本語彙や挨拶を暗記して活用できる

ようにする.2. 韓国語で自己紹介ができて, 相手の自己紹介を聞いて理解

できるようにする.3. 一文の中で文法的機能を表す部分が区分できるようにする. ■講義方法

テキストを中心に進む中で、必要に応じて、プリント資料などで補強する。 韓国の社会と文化の理解のため、視聴覚的な資料などを用いる。

■授業時間外における予・復習等の指示 学習内容の復習。 重要な文と単語の暗記。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 出席、 授業中の問答、ペア活動、授業参加の

積極度などを評価。 小テスト(30%) 予告の上、随時小テストを行う。 レポート(20%) その都度、提出された課題の成果を評価。

■テキスト 崔柄珠著 『おはよう韓国語1』 朝日出版社 2,400円 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

外国語の初級講座の特質上、学習内容の理解と同時に、マメナ復習が重要。 3分の2以上の授業出席は必須。

■講義計画 ①言語の歴史 言語と歴史、言語と文化の関係 ②韓国語の起源とハングルの構造 母音の単語 ③子音+母音の単語 ④子音+母音+子音の単語 ⑤音韻の変化① ⑥音韻の変化② ⑦名詞文の叙述・疑問① ⑧名詞文の叙述・疑問② ⑨名詞文の叙述・疑問③ ⑩名詞文の叙述・否定① ⑪名詞文の叙述・否定② ⑫名詞文の叙述・否定③ ⑬用言文の叙述・疑問① ⑭用言文の叙述・疑問② ⑮用言文の叙述・否定③

【開講】前期 水3【担当】 孫 才喜

コリア語ⅡA(2015年度以降入学生)コリア語ⅠB(2014年度以前入学生)

■講義概要 1.韓国語の子音と母音を把握して暗記する.2. 韓国語と日本語の発音差を認識して韓国語(ハングル)

を正確に発音するようにする.3. 韓国語と日本語の文法差を認識して簡単な表現や日常的

な会話を言う能力を培う. ■到達目標

自分にとって身近な事柄について、基本的な語句や表現を組み立ててやりとりをすることができる。1. 日常生活で使われる基本語彙を暗記して活用するように

する.2. 韓国語で自己の紹介ができて, 相手の自己の紹介を聞いて

把握するようにする.3. 一文章の中で文法的機能を現わす部分の区分ができるよ

うにする. ■講義方法

教科書の内容を読んで, 意味を把握して自ら活用するように繰り返し読みながら学習する.韓国のドラマや映画を見ながら聞き取りを練習する.

■授業時間外における予・復習等の指示 授業で学んだ文法や単語の暗記. ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 出席, 授業中質問と対答,読み, 暗記. 小テスト(30%) 宿題, 授業態度, 聞取(書き)試験 定期試験(40%) ■テキスト

入佐信宏,文賢珠共著 『よくわかる韓国語STEP1 CD付』 白帝社 2,500円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 1. 外国語として韓国語を週1回勉強してマスターすること

は不可能です. 毎日繰り返してCDを聞きながら復習と予習をしてください.

2.積極的に授業に参加して自分の表現に自信感を持つこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

[email protected], ■講義計画

①日常生活.習慣に関する表現-1 動詞の不定形ー質問,対答 ②日常生活.習慣に関する表現-2 動詞の不定形ー質問,対答 ③物の状態に関する表現-1 ー形容詞の原型, 変形 ④物の状態に関する表現-2 ー形容詞の原型, 変形 ⑤趣味の表現、種類 ⑥数字の表現、読み方ー日,月,時間,番号 ⑦毎日生活に関する表現ー日,月,時間,番号、曜日 ⑧過去表現 ⑨未来表現 ⑩買い物の表現ー単位,数え方,お金-1 ⑪買い物の表現ー単位,数え方,お金-2 ⑫韓国の歌 ⑬韓国の映画 ⑭韓国のドラマ ⑮韓国語と文化の係わり

【開講】後期 木5【担当】 朴 炫国

教養教育科目

選択科目

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コリア語ⅡB(2015年度以降入学生)コリア語ⅠD(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 韓国語の初級コース ■講義概要

この講座では、「読める、話せる」韓国語を目指す。同じ漢字文化圏の言語である韓国語は、同じ漢字ベースの単語や語順の同一など、日本語と非常に似ている言語である。日本語母語者にとって、韓国語学習の最初の関所はその文字体系(記号体系)を理解し、音として発する(読める)ことである。読めることから、話せる行為へ繋げていくのは、より容易である 韓国語の学習にともなって、韓国の社会、文化などについても紹介する。 韓国語という外国語の学習過程で、誰かと話し、聞くことを実践しながら、コミュニケーションの多様な方法とその重要性をも考える。 ■到達目標

基本的な言い回しや日常的表現を使って、簡単な会話ができる。1. 日常生活で使われる基本語彙や挨拶を暗記して活用でき

るようにする.2. 韓国語で自己紹介ができて, 相手の自己紹介を聞いて理解

できるようにする.3. 一文章の中で文法的機能を現わす部分の区分ができるよ

うにする. ■講義方法

テキストを中心に進む中で、必要に応じて、プリント資料などで補強する。 韓国の社会と文化の理解のため、視聴覚的な資料などを用いる。

■授業時間外における予・復習等の指示 学習内容の復習。 重要な文と単語の暗記。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 出席、 授業中の問答、ペア活動、授業参加の

積極度などを評価。 小テスト(30%) 予告の上、随時小テストを行う。 レポート(20%) その都度、提出された課題の成果を評価。

■テキスト 崔柄珠著 『おはよう韓国語1』 朝日出版社 2,400円 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

外国語の初級講座の特質上、学習内容の理解と同時に、マメナ復習が重要。 3分の2以上の授業出席は必須。

■講義計画 ①言語の歴史 言語と歴史、言語と文化の関係 ②韓国語の起源とハングルの構造 母音の単語 ③子音+母音の単語 ④子音+母音+子音の単語 ⑤音韻の変化① ⑥音韻の変化② ⑦名詞文の叙述・疑問① ⑧名詞文の叙述・疑問② ⑨名詞文の叙述・疑問③ ⑩名詞文の叙述・否定① ⑪名詞文の叙述・否定② ⑫名詞文の叙述・否定③ ⑬用言文の叙述・疑問① ⑭用言文の叙述・疑問② ⑮用言文の叙述・否定③

【開講】後期 水3【担当】 孫 才喜

コリア語セミナーA

■講義概要 1. 韓国語の子音と母音を把握して暗記する.2. 韓国語と日本語の発音差を認識して韓国語(ハングル)

を正確に発音するようにする.3. 韓国語と日本語の文法差を認識して簡単な表現や日常的

な会話を言う能力を培う.4. 韓国語の数字の使い方を学ぶ。

■到達目標 言語に対する理解を深め、自律的に学習することができる。また、文化や社会について主体的に考察することができる。1. 日常生活で使われる基本語彙や挨拶を暗記して活用する

ようにする.2. 韓国語で自己の紹介ができて, 相手の自己の紹介を聞いて

把握するようにする.3. 一文章の中で文法的機能を現わす部分の区分ができるよ

うにする. ■講義方法

1. 教科書の内容を読んで, 意味を把握して自ら活用するように繰り返し読みながら学習する.

■授業時間外における予・復習等の指示 授業で学んだ文法や単語の暗記. ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 出席、授業中質問と対答,読み 小テスト(30%) 宿題, 授業態度, 聞取(書き)試験 定期試験(40%) ■テキスト

入佐信宏,文賢珠共著 『よくわかる韓国語STEP1 CD付』 白帝社 2,500円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 1. 外国語として韓国語を週 1 回勉強してマスターすること

は不可能です. 毎日繰り返してCDを聞きながら復習と予習をしてください.

2.積極的に授業に参加して自分の表現に自信感を持つこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

[email protected] ■講義計画

①日常生活.買い物に関する表現-1 数字や単位の使い方ー質問,対答 ②日常生活.買い物に関する表現-2 数字や単位の使い方ー質問,対答 ③頼む時の表現-1 ー値段の表現, 物の名前 ④頼む時の表現-2 ー数字の表現, 単位の使い方 ⑤時間の表現、時や分の区分 ⑥数字の表現、読み方ー日,月,時間,番号 ⑦毎日の生活に関する表現ー日,月,時間,番号、曜日 ⑧感情や感覚の表現(1) ⑨感情や感覚の表現(2) ⑩勧誘の表現‐質問や答え(否定) ⑪勧誘の表現‐質問や答え(肯定) ⑫韓国の民謡 ⑬韓国の人気映画 ⑭韓国の人気ドラマ ⑮韓国語と日本語の比較や係わり

【開講】前期 月4【担当】 朴 炫国

教養教育科目

選択科目

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コリア語セミナーB

■講義概要 1.韓国語の子音と母音を把握して暗記する.2. 韓国語と日本語の発音差を認識して韓国語(ハングル)

を正確に発音するようにする.3. 韓国語と日本語の文法差を認識して簡単な表現や日常的

な会話を言う能力を培う.4. 韓国語の数字の使い方を学ぶ。

■到達目標 言語に対する理解を深め、自律的に学習することができる。また、文化や社会について主体的に考察することができる。1. 日常生活で使われる基本語彙や挨拶を暗記して活用する

ようにする.2. 韓国語で自己の紹介ができて, 相手の自己の紹介を聞いて

把握するようにする.3. 一文章の中で文法的機能を現わす部分の区分ができるよ

うにする. ■講義方法

1. 教科書の内容を読んで, 意味を把握して自ら活用するように繰り返し読みながら学習する.

■授業時間外における予・復習等の指示 授業で学んだ文法や単語の暗記. ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 出席、授業中質問と対答,読み 小テスト(30%) 宿題, 授業態度, 聞取(書き)試験 定期試験(40%) ■テキスト

入佐信宏,文賢珠共著 『よくわかる韓国語STEP1 CD付』 白帝社 2,500円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 1. 外国語として韓国語を週 1 回勉強してマスターすること

は不可能です. 毎日繰り返してCDを聞きながら復習と予習をしてください.

2. 積極的に授業に参加して自分の表現に自信感を持つこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

[email protected] ■講義計画

①日常生活.習慣に関する表現-1 動詞の不定形ー質問,対答 ②日常生活.習慣に関する表現-2 動詞の不定形ー質問,対答 ③物の状態に関する表現‐1 ー形容詞の原型, 変形 ④物の状態に関する表現‐2 ー形容詞の原型, 変形 ⑤趣味の表現、種類 ⑥数字の表現、読み方ー日,月,時間,番号 ⑦毎日生活に関する表現ー日,月,時間,番号、曜日 ⑧過去表現‐語尾(-았/었)の活用 ⑨未来表現‐語尾(-겠)の活用 ⑩買い物の表現ー単位,数え方,お金-1 ⑪買い物の表現ー単位,数え方,お金-2 ⑫韓国の民謡の表現 ⑬韓国の映画の表現 ⑭韓国のドラマの表現 ⑮韓国語と日本語の比較

【開講】後期 月4【担当】 朴 炫国

雑草学(2015年度以降入学生)教養教育科目特別講義G(雑草学)(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 身近な自然とどうつき合うか ■講義概要

雑草は人間にとって,最も身近な自然の要素である。それゆえ,いろいろな楽しみとともに,やっかいな問題ももたらすことになる。とりわけ農業者にとって,農業は雑草との戦いの連続である。本講義では,そのような相手を知り,うまくつき合っていくための基礎知識を提供する。 一方では,雑草の分類・形態・生理・生態など,生物としてみた雑草の特徴を概観する。もう一方では,人と雑草の関係性のさまざまな局面をとりあげ,雑草とどうつき合うべきかを考えてみたい。農業の起源などの歴史的な問題から,遺伝子組換え作物や特定外来生物といった現代的問題までが視野にはいってくるだろう。 キャンパス内を歩いて実際に雑草を観察する機会も設けたい。 ■到達目標

身近な自然としての雑草を知り,雑草を楽しむことができる一方,雑草が農業や社会にもたらす問題とその対策の現状についても科学的・合理的に理解することができる。

■講義方法 主にパワーポイントと毎回配布するプリントを用いて講義する。徒歩圏内での野外観察の回がある。 ■系統的履修

(参考)農学部学生向けには、より専門的な内容を含む「雑草学Ⅰ・Ⅱ」が用意されている。

■授業時間外における予・復習等の指示 予・復習のノルマは特に設けない。ただし,授業でとりあげた雑草を野外で見かけたら,何という名前のどんな草だったか思い出してみるクセをつけてほしい。

■成績評価の方法 平 常 点(40%) 毎回,出席票を兼ねたアンケート・コメン

トを提出してもらい、積極的な姿勢をみる。

定期試験(60%) 基礎知識を中心に、授業を集中して聞いていたかどうかを確認する内容とする。

■テキスト 特になし

■参考文献 伊藤操子 『雑草学総論』 養賢堂 松中昭一 『きらわれものの草の話』 岩波書店 有川浩 『植物図鑑』 幻冬舎

■履修上の注意・担当者からの一言 理系・文系を問わず興味が持てる内容にする予定である。ただし、野外観察の回があるので、屋外が苦手な人には向かない可能性がある。

■講義計画 ①植物写真の撮り方と図鑑の調べ方 ②キャンパスの雑草観察(第1回) ③植物分類学入門 ④キャンパスの雑草観察(第2回) ⑤植物語源学のすすめ ⑥キャンパスの雑草観察(第3回) ⑦雑草の繁殖器官と生活環 ⑧雑草の生活史戦略:「雑草らしさ」はどこにあるか? ⑨帰化植物と特定外来生物:排除の論理を問う ⑩春の七草と秋の七草 ⑪雑草防除(1)農業と雑草 ⑫雑草防除(2)除草剤の話:作用・使い方・安全性 ⑬雑草防除(3)生物的防除法:その夢と限界 ⑭雑草防除(4)除草剤抵抗性雑草と遺伝子組換え作物 ⑮栽培植物の起源と雑草

【開講】後期 木3【担当】 三浦 励一

教養教育科目

選択科目

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里山学(2015年度以降入学生)教養教育特別講義A(里山学)(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 里山学  地域の自然と文化 ■講義概要

里山は、人間が長期にわたって手を入れ、自然と多様な形で関わり、自然と共生することによって、人間同士の共存を可能にしてきた場所であった。日本の生物の多様性の一部は里山の存在によって維持されてきたということも明らかになりつつある。ところがエネルギー革命と農業革命のため里山は放置され、都市の膨張とともに開発のターゲットにされてきた。生物多様性を維持し、人間の生活を支え、日本文化の形成にも密接に関連していたと考えられる里山が失われようとしている。「里山学入門」では,里山の環境,動植物,歴史,里山と文化・制度との関わりなどについて,複数の教員が講義する。

■到達目標 里山といわれる環境について、その歴史や現状を理解し説明することができる。里山を代表とする身近な自然環境と人間との関係について、自分自身の意見を持ち表明することができる。 ■講義方法

複数教員によるチェーンレクチャーであり、それぞれの教員ごとにいろいろな方法で講義する。

■授業時間外における予・復習等の指示 ほぼ毎回、レポートを課す。人間と自然の関係についての自分の考えを整理すること。 ■成績評価の方法

レポート(100%) ■テキスト

講義時間内に教員ごとに指示する。

■参考文献 丸山徳次・宮浦富保 『里山学のすすめ』 昭和堂 2,310円 丸山徳次・宮浦富保 『里山学のまなざし』 昭和堂 2,310円 村澤真保呂・牛尾洋也・宮浦冨保 『里山学講義』 晃洋書房 2,500円 講義時間内に教員ごとに指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

チェーンレクチャーであるので、すべての講義時間に出席しないと、里山学の全体を理解することができない。

■講義計画 ①4月11日 里山の歴史と現状 ②4月18日 里山の環境倫理 ③4月25日 水辺環境と里山 ④5月 2日 里山の生物多様性 ⑤5月 9日 環境社会学からみた里山(田中) ⑥5月16日 里山と山の神<日本編>(須藤) ⑦5月23日 里山と山の神<韓国編> ⑧5月30日 人と自然の関係~森からの思想 ⑨6月 6日 里山の所有と利用 ⑩6月13日 食と文化 ⑪6月20日 人の生活と水環境 ⑫6月27日 里山のバイオマス利用 ⑬7月 4日 瀬田地域の里山の歴史(林) ⑭7月11日  里山が放置され,増える生きものと減る生き

もの ⑮7月18日 植物と里山文化(江南)

【開講】前期 月3【担当】 横田 岳人 、越川 博元 、鈴木 龍也 、須藤 明子 、帖地 孝人 、寺田 憲弘 、

朴 炫国 、丸山 徳次 、山崎 英恵 、遊磨 正秀

ジェンダー論

■サブタイトル ジェンダー入門 ■講義概要

ジェンダーとは、社会的・文化的につくられた性差(女らしさ・男らしさ)のことである。社会は、性別を「男」と「女」に二分し、固定した上で、前者により多くの利益配分を行なうシステムを維持している。また、このような「性別二元論」は、二分された「男」と「女」を一対になるものとして認識する(異性愛主義)。わたしたちの生活に、無意識に存在するこれらの価値観を、いくつかの事例からまずは「問う」作業を行ない、ジェンダーを基盤とした社会構造のなかに個々人が生活していることを考察して行きたい。 ■到達目標

ジェンダーとは何か、また性別をめぐる「常識」に対する客観的な視点と、なぜそのような「常識」が生まれてきたのか、維持されてきたのかを考察する視点を身につけることをめざす。 ■講義方法

講義形式にて進める。また、適宜、映像資料などを用いる。ほか、ディスカッションなどを取り入れる場合もある。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義内に指示する。また、わからないことがあったら、その都度、図書館等で調べるようにすること。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 出席状況およびミニレポートで総合的に評価する。

定期試験(80%) 基礎用語の確認および論述による試験を実施する。

■テキスト 特になし

■参考文献 大越愛子・倉橋耕平 『ジェンダーとセクシュアリティ』 昭和堂 2,592円 高橋準 『ジェンダー学への道案内(四訂版)』 北樹出版 2,268円 風間孝・河口和也 『同性愛と異性愛』 岩波書店 821円 堀江有里 『レズビアン・アイデンティティーズ』 洛北出版 2,592円 その他、講義内に指示する。

■履修上の注意・担当者からの一言 私語等の講義妨害行為。他人の出席カードの記入等の不正行為には厳しく対処しますので各自注意して受講登録をしてください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 非常勤講師(パートタイム)のため、講義時間にのみ出講しています。講義後に声をかけてください。 ■講義計画

①イントロダクション:講義概要の紹介等 ②ジェンダーとは何か?:概念説明、性差別の存在 ③女性解放の思想と実践(1):市民権を求める運動 ④女性解放の思想と実践(2):「家父長制」という装置 ⑤女性解放の思想と実践(3):日本の場合 ⑥労働とジェンダー(1):賃金格差と職場・法 ⑦労働とジェンダー(2):セクシュアル・ハラスメント ⑧家族とジェンダー(1):近代家族の成り立ち ⑨家族とジェンダー(2):家族の多様性 ⑩性暴力の諸問題(1):軍隊「慰安婦」制度 ⑪性暴力の諸問題(2):軍事基地とジェンダー ⑫ジェンダーとセクシュアリティ(1):性の多様性 ⑬ジェンダーとセクシュアリティ(2):性自認と越境 ⑭ジェンダーとセクシュアリティ(3):性的指向/同性愛と異性愛 ⑮振り返りとまとめ

【開講】前期 火5【担当】 堀江 有里

教養教育科目

選択科目

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ジェンダー論

■サブタイトル ジェンダー入門 ■講義概要

ジェンダーとは、社会的・文化的につくられた性差(女らしさ・男らしさ)のことである。社会は、性別を「男」と「女」に二分し、固定した上で、前者により多くの利益配分を行なうシステムを維持している。また、このような「性別二元論」は、二分された「男」と「女」を一対になるものとして認識する(異性愛主義)。わたしたちの生活に、無意識に存在するこれらの価値観を、いくつかの事例からまずは「問う」作業を行ない、ジェンダーを基盤とした社会構造のなかに個々人が生活していることを考察して行きたい。 ■到達目標

ジェンダーとは何か、また性別をめぐる「常識」に対する客観的な視点と、なぜそのような「常識」が生まれてきたのか、維持されてきたのかを考察する視点を身につけることをめざす。 ■講義方法

講義形式にて進める。また、適宜、映像資料などを用いる。ほか、ディスカッションなどを取り入れる場合もある。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義内に指示する。また、わからないことがあったら、その都度、図書館等で調べるようにすること。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 出席状況およびミニレポートで総合的に評価する。

定期試験(80%) 基礎用語の確認および論述による試験を実施する。

■テキスト 特になし

■参考文献 大越愛子・倉橋耕平 『ジェンダーとセクシュアリティ』 昭和堂 2,592円 高橋準 『ジェンダー学への道案内(四訂版)』 北樹出版 2,268円 風間孝・河口和也 『同性愛と異性愛』 岩波書店 821円 堀江有里 『レズビアン・アイデンティティーズ』 洛北出版 2,592円 その他、講義内に指示する。

■履修上の注意・担当者からの一言 私語等の講義妨害行為。他人の出席カードの記入等の不正行為には厳しく対処しますので各自注意して受講登録をしてください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 非常勤講師(パートタイム)のため、講義時間にのみ出講しています。講義後に声をかけてください。 ■講義計画

①イントロダクション:講義概要の紹介等 ②ジェンダーとは何か?:概念説明、性差別の存在 ③女性解放の思想と実践(1):市民権を求める運動 ④女性解放の思想と実践(2):「家父長制」という装置 ⑤女性解放の思想と実践(3):日本の場合 ⑥労働とジェンダー(1):賃金格差と職場・法 ⑦労働とジェンダー(2):セクシュアル・ハラスメント ⑧家族とジェンダー(1):近代家族の成り立ち ⑨家族とジェンダー(2):家族の多様性 ⑩性暴力の諸問題(1):軍隊「慰安婦」制度 ⑪性暴力の諸問題(2):軍事基地とジェンダー ⑫ジェンダーとセクシュアリティ(1):性の多様性 ⑬ジェンダーとセクシュアリティ(2):性自認と越境 ⑭ジェンダーとセクシュアリティ(3):性的指向/同性愛と異性愛 ⑮振り返りとまとめ

【開講】後期 火5【担当】 堀江 有里

自然観察法

■講義概要 瀬田学舎の近くには比較的豊かな自然環境が残されている。この講義では、瀬田学舎周辺で観察できる植物や動物を主な題材として、身近な自然を観察するポイントを学習する。身近な動植物の名前を知るのみでなく、行動や生態、進化的な観点から、観察し、記録し、簡単な分析を行う方法を学習する。

■到達目標 身近な自然環境を観察するための基本的な項目を体得できる。 ■講義方法

スライドや板書による講義とともに、実際にキャンパス内外の身近な自然を観察し、記録、分析する方法を体験学習する。 ■系統的履修

なし ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時間中に学習した観察手法を、身近な環境で実践することにより、確実に身につけるとともに、自然の多様な側面を理解していただきたい。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 3回以上の欠席で不合格とする レポート(50%) ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし

■講義計画 ①野外における観察とは(ガイダンス) ②地形図の見方と野外での観察記録 ③自然の恵み ④覚えよう身近な樹木 ⑤「昆虫の飛び方を探る」(チョウやハチの飛翔) ⑥田圃の生き物 ⑦植物と動物の関係 ⑧ホタルの観察 ⑨動物の餌探し ⑩生物による造形(巣作り) ⑪生物の形の数理 ⑫「生き物のだましを見抜こう」(擬態) ⑬カワニナの観察 ⑭樹木の形 ⑮まとめ

【開講】前期 金2【担当】 遊磨 正秀

教養教育科目

選択科目

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社会思想史(2015年度以降入学生)社会思想入門(2014年度以前入学生)

■講義概要 現代社会の在り方について考えるには、政治や国家や社会について、過去の人々がどのような思想をつむぎだし、受け継ぎ、あるいは変容させて今に至っているかを踏まえる必要がある。ここでは、プラトン・アリストテレスから現代にいたるまでの主な社会思想の流れを紹介する。

■到達目標 古代から現代に至るまでの主要な社会思想の流れを理解する。 ■講義方法

毎回レジュメを配布し、それにそって講義する。 ■授業時間外における予・復習等の指示

とくになし ■成績評価の方法

定期試験(100%) ■テキスト

特になし ■参考文献

必要に応じて講義時に紹介する。

■講義計画 ①導入 ②プラトンとアリストテレス ③ヘレニズムとローマ ④キリスト教と中世 ⑤ルネサンス マキアヴェリ、トマス・モア ⑥宗教改革 ルター、カルヴァン、ボダン ⑦「自然」の変容――自然科学の発達と自然法の改鋳 グロティウス、デカルト、ベーコン ⑧市民社会の思想(1)ホッブズ、ロック ⑨市民社会の思想(2)モンテスキュー、ルソー ⑩功利と自由の思想 スミス、ベンサム、ミル ⑪国際平和の思想――カント ⑫近代社会の矛盾(1)社会学と社会主義 ⑬近代社会の矛盾(2)マルクス ⑭現代社会の課題――全体主義のあとで ⑮まとめ

【開講】後期 木4【担当】 舟木 徹男

社会思想史(2015年度以降入学生)社会思想入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 現代社会を理解するための思想史入門 ■講義概要

私たちのいる社会は、一朝一夕にできあがったものではありません。人類が誕生して以来、多くの試行錯誤と経験を重ねて、いまの社会の姿ができあがっています。とくに市民革命以降の近代社会は、宗教や王権から解放された人々が、自分たちの理念や理想を掲げてつくりだされたものです。つまり「社会はどのようにあるべきか」という思想にもとづいて社会のさまざまな仕組みが考案されてきたのです。そのような社会の歴史を知るためにも、また社会をつくりあげてきたさまざまな理想の歴史を知るためにも、社会思想史を知ることはきわめて有益であるだけでなく、今後の社会のあり方を考えるために不可欠と言えるでしょう。とりわけ福島原発事故後の日本社会の目も覆うばかりの状況を乗り越えるためにも、今後の社会のあり方を若い人たちが考えていく必要に迫られています。 この授業では、古代ギリシアにはじまる西欧の社会思想の歴史を、その時代の社会的・文化的背景の歴史をふまえて理解することをつうじて、現代社会の課題を学生が自分自身で考察できるようにすることを目的にしています。なお、シラバスに書かれているのはあくまで予定であり、実際には学生諸君の理解度や関心にあわせて内容を変更することがあります。 ■到達目標

社会のあり方と思想の関連について理解する。 ■講義方法

講義形式を基本としつつ、必要におうじて映像資料や音声資料を利用する。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業中に指示。 ■成績評価の方法

レポート(20%) 定期試験(80%) 評価基準はあくまで予定であり、授業のなかで学生との対話をつうじて最適な評価方法を決定する。

■テキスト 特になし

■参考文献 宇野重規 『西洋政治思想史』 有斐閣 1,700円 プラトン 『国家』 岩波書店 アリストテレス 『政治学』 岩波書店 トマス・モア 『ユートピア』 岩波書店 ベーコン 『ニューアトランティス』 岩波書店 ルソー 『社会契約論』 光文社 J.S.ミル 『自由論』 光文社 マルクス 『共産党宣言』 岩波書店 授業中に指示する。

■履修上の注意・担当者からの一言 私語や居眠り、途中入室などの授業妨害にたいしては、受講資格の取り消しをはじめ、厳しい処置をとる。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業中に指示する。

■講義計画 ①人間と自然:正義の根拠 ②古代ギリシア:プラトンとアリストテレス ③古代ギリシア:プラトンとアリストテレス(2) ④中世神学とミクロコスモス:トマス・アキナス ⑤ルネサンスと宗教改革:ルター、エラスムス、トマス・モア ⑥国際法の構想:グロティウスとカント ⑦近代精神と新しい社会(1):デカルトとホッブス ⑧近代精神と新しい社会(2):スピノザとライプニッツ ⑨近代国家の構想(1):ルソー ⑩近代国家の構想(2):ロック、モンテスキュー ⑪市場の理論:ベンサムからアダム・スミスへ ⑫近代社会の矛盾(1):マルクス ⑬近代社会の矛盾(2):社会学と社会主義 ⑭現代社会の課題:ポスト近代の理論 ⑮まとめと補足

【開講】前期 水2【担当】 村澤 真保呂

教養教育科目

選択科目

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情報社会とメディア

■講義概要 本講義では、現代情報社会に対し、特にメディアとの関わりを中心にその特性を理解するとともに、様々な観点から現状と課題について考える。 我々はいわゆる情報社会に生きている。文明史的に見れば、牧畜社会、農業社会、工業社会の次に現れた、情報が主役となる新しい社会である。特に昨今、コンピュータとインターネットの普及と高度化を背景に、インフラからサービスまで急速に変わりつつあり、従来社会とは本質的に異なる情報社会の様相があらわになってきた。この情報社会と密接に関わるのが、日常生活から文化、産業に至るまで幅広く影響を与えるメディアである。メディアとは何か、メディアは情報社会とどのように関わるかをよく理解してはじめて、我々が情報社会とどのように対峙していくかを考えることができる。そこで本講義では、情報とメディアの特性を本質的に理解し、様々な観点から情報社会の現状と課題について考えることを通じ、情報があふれる現代情報社会においても自ら主体的に考え、判断する力を身につけることをねらいとする。 ■到達目標

・メディアの基本的な特性と役割が理解できている。・情報社会の変遷や現状の概要を、メディアとの関わりにお

いて把握できている。・情報社会の身近な課題に多様な観点から問題意識をもつこ

とができ、自ら考えることができる。 ■講義方法

主に講義形式。一部に演習的な要素も取り入れる。 ■授業時間外における予・復習等の指示

復習として、毎回授業で学んだ知識をもとに身の回りや社会のニュースに目を向け、気が付いたことに問題意識を持って考えること。

■成績評価の方法 平 常 点(40%) 出席状況や提出物など レポート(60%) 課題に対する理解,問題意識,自らの考え

の表現の的確性など ■テキスト

特になし ■参考文献

授業中に適宜指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

授業中に各自の考えを聞くこともあるので、常に自分で考えながら講義を聴くように。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

基本的に質問は授業の中で。その他では、質問先の教員のオフィスに,在室表示時もしくは表示してあるオフィスアワーに訪問のこと。

■講義計画 ①現代情報化社会:情報社会の問題点と背景 ②生活とメディア:ディジタルな生活考 ③コミュニケーション・メディア論:電話からつぶやきまで ④ビジネスとメディア:ビジネス・モデルはメディアと共に ⑤文化とメディア:日本文化、アーカイブ ⑥安心・安全社会とメディア:情報化時代のリスク論 ⑦社会秩序とメディア: ネット時代の生き方 ⑧情報の基本概念:情報・メディア・伝達 ⑨メディア処理技術とユーザーインターフェイス ⑩情報システムと情報ネットワーク ⑪メディアの諸相(1):音メディアが伝える情報 ⑫メディアの諸相(2):映像メディアが伝える情報 ⑬メディアの諸相(3):感情・感動を伝えるメディア ⑭人間によるメディア処理:視覚と聴覚によるメディア処理 ⑮芸術とメディア:デジタルアート、デザイン

【開講】前期 月3【担当】 外村 佳伸 、三浦 雅展

情報社会とメディア

■講義概要 本講義では、現代情報社会に対し、特にメディアとの関わりを中心にその特性を理解するとともに、様々な観点から現状と課題について考える。 我々はいわゆる情報社会に生きている。文明史的に見れば、牧畜社会、農業社会、工業社会の次に現れた、情報が主役となる新しい社会である。特に昨今、コンピュータとインターネットの普及と高度化を背景に、インフラからサービスまで急速に変わりつつあり、従来社会とは本質的に異なる情報社会の様相があらわになってきた。この情報社会と密接に関わるのが、日常生活から文化、産業に至るまで幅広く影響を与えるメディアである。メディアとは何か、メディアは情報社会とどのように関わるかをよく理解してはじめて、我々が情報社会とどのように対峙していくかを考えることができる。そこで本講義では、情報とメディアの特性を本質的に理解し、様々な観点から情報社会の現状と課題について考えることを通じ、情報があふれる現代情報社会においても自ら主体的に考え、判断する力を身につけることをねらいとする。 ■到達目標

・メディアの基本的な特性と役割を理解できている。・情報社会の変遷や現状の概要を、メディアとの関わりにお

いて把握できている。・情報社会の身近な課題に多様な観点から問題意識をもつこ

とができ、自ら考えることができる。 ■講義方法

主に講義形式。一部に演習的な要素も取り入れる。 ■授業時間外における予・復習等の指示

復習として、毎回授業で学んだ知識をもとに身の回りや社会のニュースに目を向け、気が付いたことに問題意識を持って考えること。

■成績評価の方法 平 常 点(40%) 出席状況や提出物など レポート(60%) 課題に対する理解,問題意識,自らの考え

の表現の的確性など ■テキスト

特になし ■参考文献

講義中に適宜指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

授業中に各自の考えを聞くことがあるので、常に自分で考えながら講義を聴くように。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 基本的に質問は授業の中で。その他では、質問先の教員のオフィスに,在室表示時もしくは表示してあるオフィスアワーに訪問のこと。

■講義計画 ①現代情報化社会:情報社会の問題点と背景 ②生活とメディア:ディジタルな生活考 ③コミュニケーション・メディア論:電話からつぶやきまで ④ビジネスとメディア:ビジネス・モデルはメディアと共に ⑤文化とメディア:日本文化、アーカイブ ⑥安心・安全社会とメディア:情報化時代のリスク論 ⑦社会秩序とメディア: ネット時代の生き方 ⑧情報の基本概念:情報・メディア・伝達 ⑨メディア処理技術とユーザーインターフェイス ⑩情報システムと情報ネットワーク ⑪メディアの諸相(1):音メディアが伝える情報 ⑫メディアの諸相(2):映像メディアが伝える情報 ⑬メディアの諸相(3):感情・感動を伝えるメディア ⑭人間によるメディア処理:視覚と聴覚によるメディア処理 ⑮芸術とメディア:デジタルアート、デザイン

【開講】後期 月3【担当】 外村 佳伸 、三浦 雅展

教養教育科目

選択科目

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情報と人間

■講義概要 我々の生活には、スマートフォンやゲーム機を始め、あらゆる所でコンピュータを利用している。 それらは「情報」をやり取りしているが、その「情報」とはどういうものかを科学・技術的な側面から学習する。 特に、人工知能が人間を追い抜く特異点が注目されているが、現在の人工知能の先端研究を紹介することで、人間と情報の関わり合いを考えていく。前半は数学的な扱いを紹介し、中盤に自律移動ロボットの世界大会であるRoboCupを通して人工知能の現状を紹介する。後半は通信的な側面からの扱いを紹介する。

■到達目標 「情報」がどういうものか理解し、コンピュータやインターネット、そしてロボットがどのように動いているかを理解できるようになる。

■講義方法 板書を中心に一部パソコンによる提示も行う。

■系統的履修 なし ■授業時間外における予・復習等の指示

適宜レポート課題を出すので、自習すること。 わからないことがあれば、教員の部屋に質問に来ること。

■成績評価の方法 平 常 点(0%) 小テスト(0%) レポート(0%) 定期試験(100%) そ の 他(0%)

■テキスト 河村 一樹 『情報とコンピュータ』 オーム社 2,200円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 昨年度までは情報と通信が中心でしたので理工学部 特に電子情報学科の学生には推奨しませんでしたが、今年度からは人工知能の分野も扱い、人間がどのように情報と接していくかを学びますので、情報系の学生の受講も歓迎します。もちろん、情報系以外の学生も対象としますので、数学的知識は不要ですが、算数的な興味は必要です。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科のページにて公開しています。

■講義計画 ①ディジタルについて(情報量、2進数) ②数字の表現 ③論理演算 ④論理回路 ⑤標本化と量子化 ⑥情報のまとめ ⑦人工知能と人間 ⑧RoboCupとは ⑨機械学習 ⑩強化学習 ⑪人工知能のまとめ ⑫インターネットの仕組み ⑬DNS、メール、経路設定 ⑭ネットワークサービスとサーバ(www) ⑮通信のまとめと質疑応答

【開講】後期 木3【担当】 植村 渉

情報倫理

■サブタイトル 情報社会における心理・技術・法 ■講義概要

情報化に伴う社会の変化により、倫理や規範の問題についても、これまでの議論の枠組みとは異なる視点からの再検討が必要になっていると考えられる。例えば、従来の知的財産権法制は情報社会において有効な行動指針たりうるのか、新たな形態の反社会的行動に対する対策はいかにありうるのか、人と人の間の対話のあり方はどのように変容していくのか等、問題は多岐に渡り、社会や個人の様々な側面に関係している。本講義では、こうした課題を法制・関連IT技術・個人の心理面の3テーマから整理し、情報倫理の問題を多面的に検討していくことを目指す。 ■到達目標

人がインターネット等で活動する際に直面する問題はどのようなものか、そうした問題を予防し、またはこれに対処する行動指針とはどのようなものかの理解と実践が可能となる。 ■講義方法

講義計画に沿ってレジュメと資料を配布し、それに基づき講義形式で進める。可能な限り視聴覚教材も利用する。

■授業時間外における予・復習等の指示 インターネット上での心理に関連する新聞コラム、事件報道等に常に注目しておくこと。講義内容を理解する上で必須かつ有用。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 小テスト(10%) レポート(40%) 定期試験(30%)

■テキスト 特になし

■参考文献 A.N.ジョインソン 『インターネットにおける行動と心理』 北大路書房 2,800円 ビクター・マイヤー =ショーンベルガー他 『ビッグデータの正体』 講談社 1,800円 名和小太郎 『情報の私有・共有・公有 ユーザーからみた著作権』 NTT出版 2,500円

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワー:月5講時、水・金の1講時、木5講時および昼休み主な連絡方法:電子メール([email protected]

■講義計画 ①インターネットにおける行動と心理 ②コンピュータウイルス、セキュリティ対策、ネットワーク

サービスと開発者倫理 ③確認のための小テスト ④関連法律、現行法の問題点および今後の動向 ⑤総括

【開講】前期 月4【担当】 野村 竜也 、芝原 努

教養教育科目

選択科目

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人権論A

■サブタイトル 1990年代以前のライフコース ■講義概要

学校を卒業し、就職する。結婚をし、家族を形成する。こうした標準的かつ理想的なライフコースがいかにして成立したのか。本講義ではこうした問題意識に対し、特に、標準的かつ理想的なライフコースを歩まなかった/歩めなかった人びとに焦点を当てることで考えていく。とりわけ、1990年代以前のライフコースについて論じ、1990年代以降については「人権論B」(後期)で取り上げる。 ■到達目標

戦後日本社会における標準的なライフコースがどのようなものであり、それがいかにして成立したのか、またそのライフコースからは程遠い人びとの生活がどのようなものであったのかについて、自分の言葉で説明できるようになる。 ■講義方法

基本的には講義形式ですすめる。 ■授業時間外における予・復習等の指示

前回の講義内容を復習したうえで講義に出席すること。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 戦後日本における標準的ライフコースの成立過程について具体的に述べていること。

■テキスト 特になし ■参考文献

本田由紀 『社会を結びなおす』 岩波ブックレット 520円

■講義計画 ①イントロダクション――戦後日本型循環モデルについて ②戦後日本の標準的ライフコース ③地方から都市へ① ④地方から都市へ②:文化住宅 ⑤地方から都市へ③:寄せ場 ⑥地方から都市へ④:男性ホームレス ⑦「標準」とは何か?:ハーフの若者 ⑧「標準」とは何か?:女性ホームレス ⑨「標準」とは何か?:シングルマザー① ⑩「標準」とは何か?:シングルマザー② ⑪「標準」とは何か?:シングルマザー③ ⑫「標準」とは何か?:在日韓国・朝鮮人 ⑬「標準」とは何か?:被差別部落 ⑭「標準」とは何か?:戦後沖縄の近代化 ⑮総論

【開講】前期 木3【担当】 上原 健太郎

人権論A

■サブタイトル 1990年代以前のライフコース ■講義概要

学校を卒業し、就職する。結婚をし、家族を形成する。こうした標準的かつ理想的なライフコースがいかにして成立したのか。本講義ではこうした問題意識に対し、特に、標準的かつ理想的なライフコースを歩まなかった/歩めなかった人びとに焦点を当てることで考えていく。とりわけ、1990年代以前のライフコースについて論じ、1990年代以降については「人権論B」(後期)で取り上げる。 ■到達目標

戦後日本社会における標準的なライフコースがどのようなものであり、それがいかにして成立したのか、またそのライフコースからは程遠い人びとの生活がどのようなものであったのかについて、自分の言葉で説明できるようになる。 ■講義方法

基本的には講義形式ですすめる。 ■授業時間外における予・復習等の指示

前回の講義内容を復習したうえで講義に出席すること。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 戦後日本における標準的ライフコースの成立過程について具体的に述べていること。

■テキスト 特になし ■参考文献

本田由紀 『社会を結びなおす』 岩波ブックレット 520円

■講義計画 ①イントロダクション――戦後日本型循環モデルについて ②戦後日本の標準的ライフコース ③地方から都市へ ① ④地方から都市へ ②:文化住宅 ⑤地方から都市へ ③:寄せ場 ⑥地方から都市へ ④:男性ホームレス ⑦「標準」とは何か?:ハーフの若者 ⑧「標準」とは何か?:女性ホームレス ⑨「標準」とは何か?:シングルマザー① ⑩「標準」とは何か?:シングルマザー② ⑪「標準」とは何か?:シングルマザー③ ⑫「標準」とは何か?:在日韓国・朝鮮人 ⑬「標準」とは何か?:被差別部落 ⑭「標準」とは何か?:戦後沖縄の近代化 ⑮総論

【開講】前期 木5【担当】 上原 健太郎

教養教育科目

選択科目

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人権論A

■サブタイトル 現在の被差別部落・入門 ■講義概要

日本で人権ということばが根づいてきたのは、社会運動があったからである。労働者の権利を獲得する運動、被差別部落の人々の差別を打開しようとする運動、戦後の婦人参政権を獲得する運動など、さまざまなものがあり、その運動の過程で「人の権利」が模索された。その結果、法的な人権は、不完全であるとはいえ、時代とともに整ってきた。しかし、問題は、法的に差別がなくなっても、われわれの生活のなかでは差別が多く存在することである。 本講義では、長い運動の歴史をもつ被差別部落をテーマとする。かつて、同和対策事業が大々的に行われ、多くの部落は確かに大きく変わった。時代とともに全体として裕福にもなった。市民の意識を変革していこうとする試みも数多くなされ、今では「部落差別はよくないことだ」とたいていの人が知っている。しかし、現実的には、差別がすべて解決したとは言い難い。「部落差別は良くない」と知りながら、それは表向きの意見で、実際には差別をする側に身を置く人も多くいる。 大きく変化した現在の部落の実態と、周囲の実態、そして、その問題点を明らかにする必要がある。 差別を生み、再生産してゆく社会について、多様な側面からその不合理性を指摘していきたい。

■到達目標 たてまえ的な言説にまどわされず、ものごとの深層を見る力を養う。 ■講義方法

初回から4,5回目までの講義は、部落の現実を把握することを主眼とする。その後は、個々人がその現実とどういう関係性をもっているのかが理解できるような題材を用いて、講義を行う。 ■系統的履修

特にない。 ■授業時間外における予・復習等の指示

社会問題に興味を向け、現在の問題を知るように心がけること ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 定期試験(80%) 部落問題の現状とその背景について、的確に捉えてい

るのかどうかが評価基準となる。 基本的には、定期試験による評価を考えている。定期試験の場合は、記

述式の問題を考えている。レポートを書くように、問題点を自分でまとめて、答える(文章を作る)という形をとる。ただし、講義の進捗状況によっては、レポートを10 ~ 15%とすることもある。講義中に改めて指示する。 ■テキスト

教科書は使用しない。講義中にプリントを配布する。 ■参考文献

読んで欲しい本、興味をひくだろうと思われる書籍等は、講義時に紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

内容を単に覚えるのではなく、考える力を身につけてほしい。他の社会事象を判断する視点が変わってくるはずである。全講義回数の1/3の回について、出席をとる。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

講義が終わったあとで、質問に対応する。その時に、不十分であれば、改めて日時を設定することもできる。 ■講義計画

①部落問題とは何か ②今日の差別事象-ー結婚差別を考える ③被差別部落の実態-ー統計資料より ④被差別部落の実態-ー統計資料より ⑤同和対策事業が部落にもたらしたもの ⑥古い問題、新しい問題 ⑦部落の新しい世代 ⑧ある唄から部落を見る① ⑨ある唄から部落を見る② ⑩賤民の歴史-中世・近世 ⑪部落の歴史-近代(水平社、戦争中、同和対策事業) ⑫部落の歴史-近代(水平社、戦争中、同和対策事業) ⑬部落の人々が語ること ⑭部落とは何か ⑮予備日(ビデオの上映など)

【開講】前期 月2【担当】 中川 ユリ子

人権論A

■サブタイトル 現在の被差別部落・入門 ■講義概要

日本で人権ということばが根づいてきたのは、社会運動があったからである。労働者の権利を獲得する運動、被差別部落の人々の差別を打開しようとする運動、戦後の婦人参政権を獲得する運動など、さまざまなものがあり、その運動の過程で「人の権利」が模索された。その結果、法的な人権は、不完全であるとはいえ、時代とともに整ってきた。しかし、問題は、法的に差別がなくなっても、われわれの生活のなかでは差別が多く存在することである。 本講義では、長い運動の歴史をもつ被差別部落をテーマとする。かつて、同和対策事業が大々的に行われ、多くの部落は確かに大きく変わった。時代とともに全体として裕福にもなった。市民の意識を変革していこうとする試みも数多くなされ、今では「部落差別はよくないことだ」とたいていの人が知っている。しかし、現実的には、差別がすべて解決したとは言い難い。「部落差別は良くない」と知りながら、それは表向きの意見で、実際には差別をする側に身を置く人も多くいる。 今、大きく変化した現在の部落の実態と、周囲の実態、そして、その問題点を明らかにする必要がある。 差別を生み、再生産してゆく社会について、多様な側面からその不合理性を指摘していきたい。

■到達目標 たてまえ的な言説にまどわされず、ものごとの深層を見る力を養う。 ■講義方法

初回から4,5回目までの講義は、部落の現実を把握することを主眼とする。その後は、個々人がその現実とどういう関係性をもっているのかが理解できるような題材を用いて、講義を行う。 ■系統的履修

特にない。 ■授業時間外における予・復習等の指示

社会問題に興味を向け、現在の問題を知るように心がけること ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 定期試験(80%) 部落問題の現状とその背景について、的確に捉えてい

るのかどうかが評価基準となる。

基本的には、定期試験による評価を考えている。定期試験の場合は、記述式の問題を考えている。レポートを書くように、問題点を自分でまとめて、答える(文章を作る)という形をとる。ただし、講義の進捗状況によっては、レポートを10 ~ 15%とすることもある。講義中に改めて指示する。 ■テキスト

教科書は使用しない。講義中にプリントを配布する。 ■参考文献

読んで欲しい本、興味をひかれるだろうと思われる本等は、講義時に紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 内容を単に覚えるのではなく、考える力を身につけてほしい。他の社会事象を判断する視点が変わってくるはずである。全講義回数の1/3の回について、出席をとる。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 講義の終了後に質問に対応する。その時の時間が不十分であれば、改めて日時を設定することもできる。

■講義計画 ①部落問題とは何か ②今日の差別事象--結婚差別を考える ③被差別部落の実態--統計資料より ④被差別部落の実態--統計資料より ⑤同和対策事業が部落にもたらしたもの ⑥古い問題、新しい問題 ⑦部落の新しい世代 ⑧ある唄から部落を見る① ⑨ある唄から部落を見る② ⑩賤民の歴史-中世・近世 ⑪部落の歴史-近代(水平社、戦争中、同和対策事業) ⑫部落の歴史-近代(水平社、戦争中、同和対策事業) ⑬部落の人々が語ること ⑭部落とは何か ⑮予備日(ビデオの上映など)

【開講】前期 月3【担当】 中川 ユリ子

教養教育科目

選択科目

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人権論A

■サブタイトル 生きづらさを「社会のあり方」から読み解く ■講義概要

この講義では、社会的にマイノリティの立場にある人たちの人権課題をさまざまな角度から学んでいきます。具体的には、部落問題、LGBTの人権、障害者問題などです。私たちが生きている「社会のあり方」(社会構造、「常識」、価値観等)が、誰かを生きづらくしていることを学んでいきます。誰かを生きづらくしている「社会のあり方」は、実はあなた自身にとっても生きづらいものかもしれません。また、講義ではマイノリティの人たちがこれまでどのように社会に自分たちの声を届け、「人権」を獲得してきたのかという歴史にもふれます。他者の「人権」について学ぶことを通して、自分自身の人権についても考え、人権が侵害された時には行動したいと思えるようになることをめざします。 ■到達目標

具体的な人権課題の概要について、「社会のあり方」から理解できるようになること。人権が具体的なとりくみの中から獲得されてきたことや、その現代における意義を理解できるようになること。

■講義方法 講義では、主にプリントを用いて、具体的な人権課題やその歴史を学んでいきます。視聴覚教材も用います。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業内容に関連する新聞記事、ニュースなどに常に注意を払ってみてください。参考図書も随時示します。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 講義後のコミュニケーションカードから授

業への参加度を見ます。

定期試験(70%) 授業内容を踏まえて考察できているかを見ます。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 自分自身の関心のあるテーマについては深く、そうでなかったテーマにも「喰わず嫌い」をやめて、学んでみてほしいです。そのための糸口を作れるよう、精いっぱい努力したいです。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーはありません。連絡方法については、授業の様子を見て、検討します。 ■講義計画

①オリエンテーション ②「性の多様性」と人権①(概論) ③「性の多様性」と人権②(性的指向に注目して) ④「性の多様性と人権」③(性自認に注目して) ⑤部落問題の現状を知る① ⑥部落問題の現状を知る② ⑦歴史から学ぶ部落問題 ⑧部落問題とどう向き合うか ⑨「障害」とは何か?①(自立生活) ⑩「障害」とは何か?②(情報・コミュニケーション) ⑪インクル―ジョンをめざして①(教育) ⑫インクル―ジョンをめざして②(精神障害と地域) ⑬複合差別について(障害のある女性、障害のあるLGBT) ⑭全体のまとめ ⑮授業内試験

【開講】前期 月2【担当】 松波 めぐみ

人権論A

■サブタイトル 生きづらさを「社会のあり方」から読み解く ■講義概要

この講義では、社会的にマイノリティの立場にある人たちの人権課題をさまざまな角度から学んでいきます。具体的には、部落問題、LGBTの人権、障害者問題などです。私たちが生きている「社会のあり方」(社会構造、「常識」、価値観等)が、誰かを生きづらくしていることを学んでいきます。誰かを生きづらくしている「社会のあり方」は、実はあなた自身にとっても生きづらいものかもしれません。また、講義ではマイノリティの人たちがこれまでどのように社会に自分たちの声を届け、「人権」を獲得してきたのかという歴史にもふれます。他者の「人権」について学ぶことを通して、自分自身の人権についても考え、人権が侵害された時には行動したいと思えるようになることをめざします。 ■到達目標

具体的な人権課題の概要について、「社会のあり方」から理解できるようになること。人権が具体的なとりくみの中から獲得されてきたことや、その現代における意義を理解できるようになること。

■講義方法 講義では、主にプリントを用いて、具体的な人権課題やその歴史を学んでいきます。視聴覚教材も用います。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業内容に関連する新聞記事、ニュースなどに常に注意を払ってみてください。参考図書も随時示します。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 講義後のコミュニケーションカードから授

業への参加度を見ます。

定期試験(70%) 授業内容を踏まえて考察できているかを見ます。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 自分自身の関心のあるテーマについては深く、そうでなかったテーマにも「喰わず嫌い」をやめて、学んでみてほしいです。そのための糸口を作れるよう、精いっぱい努力したいです。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーはありません。連絡方法については、授業の様子を見て、検討します。 ■講義計画

①オリエンテーション ②「性の多様性」と人権①(概論) ③「性の多様性」と人権②(性的指向に注目して) ④「性の多様性と人権」③(性自認に注目して) ⑤部落問題の現状を知る① ⑥部落問題の現状を知る② ⑦歴史から学ぶ部落問題 ⑧部落問題とどう向き合うか ⑨「障害」とは何か?①(自立生活) ⑩「障害」とは何か?②(情報・コミュニケーション) ⑪インクル―ジョンをめざして①(教育) ⑫インクル―ジョンをめざして②(精神障害と地域) ⑬複合差別について(障害のある女性、障害のあるLGBT) ⑭全体のまとめ ⑮授業内試験

【開講】前期 月3【担当】 松波 めぐみ

教養教育科目

選択科目

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人権論A

■サブタイトル 生活のなかにある人権 ■講義概要

私たちはすでに「人権」と関わる日常生活世界を生きています。にもかかわらず、「人権」と聞くと、ある特定の差別や排除を被った「当事者(たち)」の問題だと括って(限定して)考えてしまいがちです。本講義では、身近な生活場面において生起する人権侵害に関する具体的事例を取り上げ、それらの対応策について検討することを通じて、人権について議論していきます。その際、「当事者」を理解することにとどまらず、「当事者」を取り巻く社会政策や社会運動の歴史的展開過程についても視野に入れて考え議論していきます。

■到達目標 本講義では、身近な生活場面における事例検討を通して、自らの権利について学び、自ら主張し行動できるような意識を持てるようになることを到達目標とします。 ■講義方法

基本、各テーマに合わせた資料(新聞記事、論文、報告書、映像資料等)を活用しながら講義を進めていきます。 ■系統的履修

人権論B ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示します。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) レポート(60%) ■テキスト

特になし

■参考文献 講義時に指示する。

■講義計画 ①ガイダンス ②私と人権 ③「生活」の捉え方 ④生活のなかにある人権①児童 ⑤生活のなかにある人権②保育・教育 ⑥生活のなかにある人権③恋愛・結婚 ⑦生活のなかにある人権④労働 ⑧生活のなかにある人権⑤老い ⑨生活のなかにある人権⑥障がい ⑩生活のなかにある人権⑦住宅 ⑪生活のなかにある人権⑧家族 ⑫生活のなかにある人権⑨地域 ⑬生活のなかにある人権⑩国家 ⑭生活のなかにある人権⑪国際 ⑮まとめと振り返り

【開講】前期 木3【担当】 矢野 亮

人権論A

■サブタイトル 生活のなかにある人権 ■講義概要

私たちはすでに「人権」と関わる日常生活世界を生きています。にもかかわらず、「人権」と聞くと、ある特定の差別や排除を被った「当事者(たち)」の問題だと括って(限定して)考えてしまいがちです。本講義では、身近な生活場面において生起する人権侵害に関する具体的事例を取り上げ、それらの対応策について検討することを通じて、人権について議論していきます。その際、「当事者」を理解することにとどまらず、「当事者」を取り巻く社会政策や社会運動の歴史的展開過程についても視野に入れて考え議論していきます。

■到達目標 本講義では、身近な生活場面における事例検討を通して、自らの権利について学び、自ら主張し行動できるような意識を持てるようになることを到達目標とします。 ■講義方法

基本、各テーマに合わせた資料(新聞記事、論文、報告書、映像資料等)を活用しながら講義を進めていきます。 ■系統的履修

人権論B ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示します。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) レポート(60%) ■テキスト

特になし

■参考文献 講義時に指示します。

■講義計画 ①ガイダンス ②私と人権 ③「生活」の捉え方 ④生活のなかにある人権①児童 ⑤生活のなかにある人権②保育・教育 ⑥生活のなかにある人権③恋愛・結婚 ⑦生活のなかにある人権④労働 ⑧生活のなかにある人権⑤老い ⑨生活のなかにある人権⑥障がい ⑩生活のなかにある人権⑦住宅 ⑪生活のなかにある人権⑧家族 ⑫生活のなかにある人権⑨地域 ⑬生活のなかにある人権⑩国家 ⑭生活のなかにある人権⑪国際 ⑮まとめと振り返り

【開講】前期 木5【担当】 矢野 亮

教養教育科目

選択科目

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人権論B

■サブタイトル 1990年代以降のライフコース ■講義概要

学校を卒業し、就職する。結婚をし、家族を形成する。こうした標準的かつ理想的なライフコースは戦後の日本社会において成立した。本講義では、こうしたライフコースが、1990年代以降、いかにして揺らぎ始めたのかについて説明する。特に、フリーターやホームレスなど、標準的かつ理想的なライフコースを歩まなかった/歩めなかった人びとに焦点を当てることによって、そのライフコースの揺らぎについて具体的に検討する。

■到達目標 戦後から80年代にかけて成立した標準的なライフコースが、90年代以降、いかにして揺らぎはじめているのか、自分の言葉で説明できるようになる。

■講義方法 基本的に講義形式ですすめる。

■授業時間外における予・復習等の指示 前回の講義内容を復習したうえで講義に出席すること。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 戦後日本社会において成立した標準的ライフコースの揺らぎについて具体的に述べていること。

■テキスト 特になし

■参考文献 本田由紀 『社会を結びなおす』 岩波ブックレット 520円

■履修上の注意・担当者からの一言 「人権論A」(前期)の講義内容を理解したうえで受講することが望まれる。

■講義計画 ①イントロダクション――戦後日本型循環モデルについて ②戦後日本型循環モデルの揺らぎ ③若年非正規雇用の生活① ④若年非正規雇用の生活② ⑤若年非正規雇用の生活③ ⑥未婚化・晩婚化① ⑦未婚化・晩婚化② ⑧ホームレスという生き方① ⑨ホームレスという生き方② ⑩ホームレスという生き方③ ⑪若年ホームレスという生き方 ⑫女性ホームレスという生き方 ⑬地方の若者の生き方① ⑭地方の若者の生き方② ⑮総論

【開講】後期 木3【担当】 上原 健太郎

人権論B

■サブタイトル 1990年代以降のライフコース ■講義概要

学校を卒業し、就職する。結婚をし、家族を形成する。こうした標準的かつ理想的なライフコースは戦後の日本社会において成立した。本講義では、こうしたライフコースが、1990年代以降、いかにして揺らぎ始めたのかについて説明する。特に、フリーターやホームレスなど、標準的かつ理想的なライフコースを歩まなかった/歩めなかった人びとに焦点を当てることによって、そのライフコースの揺らぎについて具体的に検討する。

■到達目標 戦後から80年代にかけて成立した標準的なライフコースが、90年代以降、いかにして揺らぎはじめているのか、自分の言葉で説明できるようになる。

■講義方法 基本的に講義形式ですすめる。

■授業時間外における予・復習等の指示 前回の講義内容を復習したうえで講義に出席すること。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 戦後日本社会において成立した標準的ライフコースの揺らぎについて具体的に述べていること。

■テキスト 特になし

■参考文献 本田由紀 『社会を結びなおす』 岩波ブックレット 520円

■履修上の注意・担当者からの一言 「人権論A」(前期)の講義内容を理解したうえで受講することが望まれる。

■講義計画 ①イントロダクション――戦後日本型循環モデルについて ②戦後日本型循環モデルの揺らぎ ③若年非正規雇用の生活① ④若年非正規雇用の生活② ⑤若年非正規雇用の生活③ ⑥未婚化・晩婚化① ⑦未婚化・晩婚化② ⑧ホームレスという生き方① ⑨ホームレスという生き方② ⑩ホームレスという生き方③ ⑪若年ホームレスという生き方 ⑫女性ホームレスという生き方 ⑬地方の若者の生き方① ⑭地方の若者の生き方② ⑮総論

【開講】後期 木5【担当】 上原 健太郎

教養教育科目

選択科目

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人権論B

■サブタイトル 「生」と「性」 ■講義概要

女性のタクシー運転手、社長、そして、知事。時代は変わった・・・そう言う人も多い。しかし、「女の子は勉強できなくても料理ができれば、いいお嫁さんになれるよ」と、何の疑問も持たずに言う大人たちも、多く存在する。テレビの視聴者参加番組で「あんた、男だろう」と、司会者のタレントに態度をたしなめられる男性をみて、その言葉に違和感を感じる人は必ずいるに違いない。小さい頃から私たちの周りには、男と女をことあるごとに峻別し、

「らしさ」に順応することを期待する大人たちがたくさんいた。子どもの見る絵本やアニメのなかでも、「男だから」「女だから」が強調される。それでも、学生である間は、男女の差をあまり気にせずに生活できる。しかし、社会に出ると、女と男の扱いの大きな差に気づくはずである。 現在の日本は、いまだに女性にとって生きにくい社会である。その裏返しで、男性も多くの可能性を封じ込められている。 「らしさ」の呪縛から解き放たれるためには、ちょっとした知識が必要である。その知識は、「常識」をちがう角度から見せてくれるはずである。

■到達目標 常識にとらわれず、さまざまな角度からものを見る力を養う。 ■講義方法

まず、身近な問題を取り上げ、私たちの社会の現実を把握する。そして、個々人がその現実とどう関わっているのかを考える。さらに、差別の無根拠性を明らかにする。

■授業時間外における予・復習等の指示 テレビ、新聞、雑誌などで取り上げられる性に関する問題に興味を向け、自分で考える時間を設ける。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 定期試験(80%) ジェンダーに関する問題の現状と背景について、

的確に捉えているかどうかが評価基準になる。

試験による評価を考えている。自分で解答を作文する、記述式試験である。ただし、講義の進捗状況によっては、レポートを10 ~ 15%とする場合もある。講義中に改めて指示する。 ■テキスト

教科書は使用しない。プリントを配布する。 ■参考文献

おもしろい本などは、講義時に紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

覚えるのではなく、常識に疑問を持ち、考える姿勢を身につけてほしい。講義ではそのための知識を提供したい。全講義回数の1/3の回について、出席をとる。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

希望があればemailを使用する。 ■講義計画

①差別問題を考える意味 ②世間は女と男をどう扱うのか ③新聞で気付くこと ④女の子、男の子はつくられるーー性の認識 ⑤どこで「らしさ」を学んだのかーー絵本 ⑥どこで「らしさ」を学んだのかーー学校 ⑦どこで「らしさ」を学んだのかーー学校 ⑧どこで「らしさ」を学んだのかーー TVのCM、アニメ、漫画など ⑨どこで「らしさ」を学んだのかーー TVのCM、アニメ、漫画など ⑩どこで「らしさ」を学んだのかーー抗議の歴史 ⑪常識を疑え! ⑫女人禁制ーー伝統をどう考えるか ⑬多様な性のあり方――同性愛 ⑭多様な性のあり方――同性愛 ⑮まとめ (ビデオ鑑賞など)

【開講】後期 月2【担当】 中川 ユリ子

人権論B

■サブタイトル 「生」と「性」 ■講義概要

女性のタクシー運転手、社長、そして、知事。時代は変わった・・・そう言う人も多い。しかし、「女の子は勉強できなくても料理ができれば、いいお嫁さんになれるよ」と何の疑問も持たずに言う大人たちは、多く存在する。テレビの視聴者参加番組で「あんた、男だろう」と、司会者のタレントに態度をたしなめられる男性をみて、違和感を感じる人は必ずいるに違いない。小さい頃から私たちの周りには、男と女をことあるごとに峻別し、「らしさ」に順応することを期待する大人たちがたくさんいた。子どもの見る絵本やアニメのなかでも、「男だから」「女だから」が強調される。それでも、学生である間は、男女の差をあまり気にせずに生活できる。しかし、社会に出ると、女と男の扱いの大きな差に気づくはずである。 現在の日本は、いまだに女性にとって生きにくい社会である。その裏返しで、男性も多くの可能性を封じ込められている。 「らしさ」の呪縛から解き放たれるためには、ちょっとした知識が必要である。その知識は、「常識」をちがう角度から見せてくれるはずである。 ■到達目標

常識にとらわれず、さまざまな角度からものを見る力を養う。 ■講義方法

まず、身近な問題を取り上げ、私たちの社会の現実を把握する。そして、個々人がその現実とどう関わっているのかを考える。さらに、差別の無根拠性を明らかにする。

■授業時間外における予・復習等の指示 テレビ、新聞、雑誌などで取り上げられる性に関する問題に興味を向け、自分で考える時間を設ける。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 定期試験(80%) ジェンダーに関する問題の現状と背景について、

的確に捉えているかどうかが評価基準になる。

試験による評価を考えている。自分で解答を作文する、記述式試験である。ただし、講義の進捗状況によっては、レポートを10 ~ 15%とする場合もある。講義中に改めて指示する。 ■テキスト

教科書は使用しない。プリントを配布する。 ■参考文献

おもしろい本などは、講義時に紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

覚えるのではなく、常識に疑問を持ち、考える姿勢を身につけてほしい。講義ではそのための知識を提供したい。全講義回数の1/3の回について、出席をとる。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

希望があればemailを使用する。 ■講義計画

①差別問題を考える意味 ②世間は女と男をどう扱うのか ③新聞で気付くこと ④女の子、男の子はつくられるーー性の認識 ⑤どこで「らしさ」を学んだのかーー絵本 ⑥どこで「らしさ」を学んだのかーー学校 ⑦どこで「らしさ」を学んだのかーー学校 ⑧どこで「らしさ」を学んだのかーー TVのCM、アニメ、漫画など ⑨どこで「らしさ」を学んだのかーー TVのCM、アニメ、漫画など ⑩どこで「らしさ」を学んだのかーー抗議の歴史 ⑪常識を疑え! ⑫女人禁制ーー伝統をどう考えるか ⑬多様な性のあり方――同性愛 ⑭多様な性のあり方――同性愛 ⑮まとめ (ビデオ鑑賞など)

【開講】後期 月3【担当】 中川 ユリ子

教養教育科目

選択科目

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人権論B

■サブタイトル 人権の普遍性を、「障害」問題の発展から考える ■講義概要

この講義では、①障害のある人たちによる運動、②そこからうまれた新しい考え方(「障害の社会モデル」)、③それに基づく国際人権条約(=障害者権利条約)や法律(2016年に施行される障害者差別解消法)--について学びます。かつて厳しく排除され、無力化されてきた障害者がどのように声をあげ、新しい論を組み立て、社会を変えてきたのか。そして21世紀になってから国際的な条約ができたのはどういう意味があるのか。それを辿ることは、私たちの社会における「人権」概念の可能性を考えることにもなります。 講義では、障害者をめぐる現代の具体的な課題もとりあげますが、同時に、部落問題やジェンダー、エスニシティ、セクシュアリティ等、他の人権問題との共通性や横断性にも注意し、学んでいきます。総合的に、そもそも「人権」とはどういうことかを理解し、自分自身や他者の人権を守るための行動につながることをめざします。

■到達目標 「障害の社会モデル」の考え方とその背景について理解する。障害者の人権にかかわる法制度が、すべての人の人権の保障につながりうることを理解する。障害者問題以外の人権問題との関連を考えられるようになる。 ■講義方法

講義では、主にプリントを用いて学んでいきます。視聴覚教材も用います。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業内容に関連する新聞記事、ニュースなどに常に注意を払ってみてください。参考図書も示しますので、積極的に読んでみてください。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 講義後のコミュニケーションカードから授業

への参加度を見ます。 定期試験(70%) 授業内容を踏まえて考察できているかを見ます。 ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

条約や法律というと、とっつきにくいかもしれませんが、そうならないように工夫します。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーはありません。連絡方法については、授業の様子を見て、検討します。 ■講義計画

①オリエンテーション ②「障害」という問題をどう捉えるか ③日本と世界における障害者運動の原点 ④1970年代の障害者運動とその成果 ⑤「障害の社会モデル」と障害学 ⑥自立生活運動とその広がり ⑦障害者権利条約と当事者参加 ⑧日本における障害者制度改革 ⑨「障害者差別解消法」と合理的配慮 ⑩情報・コミュニケーションの権利獲得をめざして ⑪複合差別と女性障害者のエンパワメント ⑫地方における条例づくりの取り組み ⑬「社会的障壁」をなくしていくために ⑭まとめ ⑮授業内試験

【開講】後期 月2【担当】 松波 めぐみ

人権論B

■サブタイトル 人権の普遍性を、「障害」問題の発展から考える ■講義概要

この講義では、①障害のある人たちによる運動、②そこからうまれた新しい考え方(「障害の社会モデル」)、③それに基づく国際人権条約(=障害者権利条約)や法律(2016年に施行される障害者差別解消法)--について学びます。かつて厳しく排除され、無力化されてきた障害者がどのように声をあげ、新しい論を組み立て、社会を変えてきたのか。そして21世紀になってから国際的な条約ができたのはどういう意味があるのか。それを辿ることは、私たちの社会における「人権」概念の可能性を考えることにもなります。 講義では、障害者をめぐる現代の具体的な課題もとりあげますが、同時に、部落問題やジェンダー、エスニシティ、セクシュアリティ等、他の人権問題との共通性や横断性にも注意し、学んでいきます。総合的に、そもそも「人権」とはどういうことかを理解し、自分自身や他者の人権を守るための行動につながることをめざします。

■到達目標 「障害の社会モデル」の考え方とその背景について理解する。障害者の人権にかかわる法制度が、すべての人の人権の保障につながりうることを理解する。障害者問題以外の人権問題との関連を考えられるようになる。 ■講義方法

講義では、主にプリントを用いて学んでいきます。視聴覚教材も用います。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業内容に関連する新聞記事、ニュースなどに常に注意を払ってみてください。参考図書も示しますので、積極的に読んでみてください。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 講義後のコミュニケーションカードから授業への

参加度を見ます。 定期試験(70%) 授業内容を踏まえて考察できているかを見ます。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 条約や法律というと、とっつきにくいかもしれませんが、そうならないように工夫します。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーはありません。連絡方法については、授業の様子を見て、検討します。

■講義計画 ①オリエンテーション ②「障害」という問題をどう捉えるか ③日本と世界における障害者運動の原点 ④1970年代の障害者運動とその成果 ⑤「障害の社会モデル」と障害学 ⑥自立生活運動とその広がり ⑦障害者権利条約と当事者参加 ⑧日本における障害者制度改革 ⑨「障害者差別解消法」と合理的配慮 ⑩情報・コミュニケーションの権利獲得をめざして ⑪複合差別と女性障害者のエンパワメント ⑫地方における条例づくりの取り組み ⑬「社会的障壁」をなくしていくために ⑭まとめ ⑮授業内試験

【開講】後期 月3【担当】 松波 めぐみ

教養教育科目

選択科目

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人権論B

■サブタイトル 部落問題を事例として ■講義概要

本講義では、戦前、戦中、戦後から現代における「人権」をめぐる言説空間について、部落問題を事例として取り上げることを通じて、いかなる時代状況において、「部落」と「人権」が人びとにいかに語られ問題化されてきたのかを考えたい。また、それらの問題化のプロセスを理解すると同時に、各時代における社会事業や社会政策、社会運動等の目的と方策、影響力についても理解を深める。

■到達目標 部落問題を事例として、いかなる時代状況のもと、いかなる実践と研究があり、現代にいたる人権概念に到達してきたのかを理解することを通じて、身近な人権に関する諸課題の解決策を模索する手掛かりを得ること。 ■講義方法

講義形式で進める。 ■系統的履修

人権論A ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示する。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) レポート(60%) ■テキスト

講義時に指示する。 ■参考文献

講義時に紹介する。

■講義計画 ①ガイダンス ②私と部落問題 ③部落問題をめぐる言説空間――戦前① ④部落問題をめぐる言説空間――戦前② ⑤部落問題をめぐる言説空間――戦時 ⑥部落問題をめぐる言説空間――1945年~ 1950年 ⑦部落問題をめぐる言説空間――1950年代 ⑧部落問題をめぐる言説空間――1960年代 ⑨部落問題をめぐる言説空間――1970年代 ⑩部落問題をめぐる言説空間――1980年代 ⑪部落問題をめぐる言説空間――1990年代 ⑫部落問題をめぐる言説空間――2000年代 ⑬人権の到達点と現代的課題① ⑭人権の到達点と現代的課題② ⑮まとめ、振り返り

【開講】後期 木3【担当】 矢野 亮

人権論B

■サブタイトル 部落問題を事例として ■講義概要

本講義では、戦前、戦中、戦後から現代における「人権」をめぐる言説空間について、部落問題を事例として取り上げることを通じて、いかなる時代状況において、「部落」と「人権」が人びとにいかに語られ問題化されてきたのかを考えたい。また、それらの問題化のプロセスを理解すると同時に、各時代における社会事業や社会政策、社会運動等の目的と方策、影響力についても理解を深める。

■到達目標 部落問題を事例として、いかなる時代状況のもと、いかなる実践と研究があり、現代にいたる人権概念に到達してきたのかを理解することを通じて、身近な人権に関する諸課題の解決策を模索する手掛かりを得ること。 ■講義方法

講義形式で進める。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示する。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) レポート(60%) ■テキスト

講義時に指示する。 ■参考文献

講義時に紹介する。

■講義計画 ①ガイダンス ②私と部落問題 ③部落問題をめぐる言説空間――戦前① ④部落問題をめぐる言説空間――戦前② ⑤部落問題をめぐる言説空間――戦時 ⑥部落問題をめぐる言説空間――1945年~ 1950年 ⑦部落問題をめぐる言説空間――1950年代 ⑧部落問題をめぐる言説空間――1960年代 ⑨部落問題をめぐる言説空間――1970年代 ⑩部落問題をめぐる言説空間――1980年代 ⑪部落問題をめぐる言説空間――1990年代 ⑫部落問題をめぐる言説空間――2000年代 ⑬人権の到達点と現代的課題① ⑭人権の到達点と現代的課題② ⑮まとめ、振り返り

【開講】後期 木5【担当】 矢野 亮

教養教育科目

選択科目

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心理学A

■サブタイトル 自己と他者の認知 ■講義概要

「自己」は最も身近な存在であるが、「自己とは何か」を説明することは容易ではない。本講義では、「自己と他者の認知」をキーワードとして、ヒトの社会性の心理・行動を理解することを目標に、心理学的現象や理論を学ぶ。心理学の諸理論に加え、生物学の諸理論についても大きく取り上げる。ヒトの心理・行動を理解するために、ヒトを対象とした実験的研究やヒト以外の動物を対象とした研究例も紹介する。また、「自分の考えを文章にして他人に伝えられるようになる」ことを目的として、小論文形式のレポートを実施する。 ■到達目標

1. 自己と他者の認知の心理・神経メカニズムを理解する。また、そのために必要な心理学諸理論を学習する。

2. 自分の考えを文章化し、他者に伝えることができるようになる。

■講義方法 口頭説明・スライド・板書を中心に行う。また、適宜、資料のコピーやプリントを用意する。授業内容の理解の促進と理解度の確認のために、小テストと小論文式のレポートを実施する。 ■系統的履修

生物学の理論を取り上げるが、基礎的な解説を行う予定である。生物学の知識がなくても問題ない。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義内容のを復習すること。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 授業態度を評価する。 小テスト(20%) 授業内で取り上げた内容から出題する。記述式。 レポート(30%) 最終講義で実施する。小論文式。 授業内容の理解の促進と理解度の確認のために小テストと小論文形式のレポートを実施する。実施の詳細ついては、適宜授業内で説明する。

■テキスト 資料・プリントを配布する。

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 学修内容については、進捗状況によって前後することがあります。授業内に行った教員からの連絡事項に注意するようにしてください。

■講義計画 ①オリエンテーション: 授業の説明 ②自己の認知(1) 「自己」とは ③自己の認知(2) 自己像の理解 ④自己の認知(3) 過去・現在・未来の自己 ⑤自己の認知(4) 自己を認知する脳 ⑥自己の認知(5) 「自己の認知」に関する小テストとまとめ ⑦他者の認知(1) 自己と他者の境界 ⑧他者の認知(2) 他者の意図の理解 ⑨他者の認知(3) 共感 ⑩他者の認知(4) 他者を認知する脳 ⑪他者の認知(5)「他者の認知」に関する小テストとまとめ ⑫自己と他者の認知の進化(1) ⑬自己と他者の認知の進化(2) ⑭自己と他者の認知の混乱と障害 ⑮授業全体のまとめとレポート

【開講】前期 月4【担当】 澤田 玲子

心理学B

■サブタイトル 表情を通じたコミュニケーション ■講義概要

ヒトは、顔から相手の性別や年齢等さまざまな情報を読み取ったり、表情から相手がどのような心理状態にあるのかを推察したりする。このように、顔や表情は私たちの社会生活の中で非常に重要な役割を担っている。本講義では、「顔・表情認知」をキーワードして、ヒトの顔認知・顔表情認知の心理・神経メカニズムを学習する。

■到達目標 ヒトの顔・表情認知の心理・神経メカニズムを理解する。 ■講義方法

口頭説明・スライド・板書を中心に行う。また、適宜、資料のコピーやプリントを用意する。授業内容理解の促進と理解度の確認のために、小テストを実施する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義内容を復習すること。

■成績評価の方法 平 常 点(60%) 授業態度を評価する。 小テスト(40%) 授業内で取り上げた内容から出題する。記

述式。 授業内容の理解の促進と理解度の確認のために小テストを実施する。実施の詳細ついては、適宜授業内で説明する。 ■テキスト

資料・プリントを配布する ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 学修内容については、進捗状況によっては前後することがあります。授業内に行った教員からの連絡事項に注意するようにしてください。

■講義計画 ①オリエンテーション: 授業の説明 ②顔からわかる情報 ③顔認知(1) 顔認知に関わる情報処理 ④顔認知(2) 顔を認知する脳(1) ⑤顔認知(2) 顔を認知する脳(2) ⑥顔認知(4) 顔認知の発達 ⑦顔認知(5) 顔認知の障害 ⑧顔認知(6) 小テストとこれまでのまとめ ⑨表情の認知(1) 情動の表出と認知 ⑩表情の認知(2) 模倣と共感 ⑪表情の認知(3) 表情を認知する脳(1) ⑫表情の認知(4) 表情を認知する脳(2) ⑬表情の認知(5) 表情認知の発達 ⑭表情の認知(6) 表情認知の障害 ⑮表情の認知(7) 小テストとこれまでのまとめ

【開講】後期 月4【担当】 澤田 玲子

教養教育科目

選択科目

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スポーツ文化論

■講義概要 現代社会では、スポーツが身近に存在します。テレビや新聞などのマスメディアでは、日々の天気予報と同じように、スポーツ関連のニュースが報道され、オリンピックやワールドカップなどの国際大会では、アスリートの活躍が社会に熱狂を生み、時にはその輝きが我々に勇気を与えてくれます。では、スポーツとはどういったものなのでしょうか。なぜ、ヒトが運動し、競い合うことが多くの人々の注目を集めるのでしょうか。スポーツはいつ、どこで誕生し、現在の形になり、今後どのように変化してくのでしょうか。 本講義では、スポーツを深く知り、上述した疑問に答えるために、オリンピックやワールドカップなどのメガイベントがどのように行われてきたのかをとりあげます。また、高校野球や地域スポーツ、諸外国のスポーツなどの例から、スポーツの教育的価値や現代スポーツが抱える差別、体罰などといった諸問題について取り上げ、スポーツの功罪について検討します。 ■到達目標

スポーツに関する基本的知識として、古代から現代に至るスポーツの歴史の概要や近代スポーツの誕生、展開の経緯を学びます。また、その中で形成されてきたスポーツの倫理的側面について、様々な事例から検証し、多角的にスポーツを考える力を身につけることを目指します。そして、ヒト・スポーツ・社会の関係を複合的に理解し、将来、豊かなスポーツ文化の担い手となることを期待します。 ■講義方法

パワーポイントと配布資料によって進める。 ■授業時間外における予・復習等の指示

推薦図書など講義時の配布資料で適宜紹介する。また、日常的に雑誌やインターネットなどを通して、スポーツに関する様々な論考に触れ、自身のスポーツに関する知識を増やすことを期待します。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 小レポート 定期試験(50%)

■テキスト 特になし

■参考文献 井上俊 『よくわかるスポーツ文化論』 ミネルヴァ書房 2,700円 中村敏雄 『メンバーチェンジの思想』 平凡社ライブラリー 1,000円

■講義計画 ①スポーツの価値を考える ②古代社会(ギリシャ・ローマ)のスポーツ ③成文化されたルールと統括組織の結成、娯楽から競技へ ④クーベルタンとオリンピズム ⑤イタリアワールドカップとナチスのオリンピック ⑥東京オリンピックがどのように開催され、何をもたらしたのか ⑦スポーツマンシップ、フェアプレイ ⑧国家主導の体操と学生主導の野球 ⑨根性論、物語化されるスポーツ、暗黙のルールはどのよう

にして生まれるのか ⑩パラリンピック、スペシャル・オリンピクス ⑪事故、ドービング、差別、体罰、環境 ⑫①スポーツに内在するバーバリズム ②フーリガンについて ⑬イギリスとアメリカ産まれのスポーツ比較 ⑭国際化しなかったスポーツ、アイルランドを事例に ⑮オリンピックのレガシー

【開講】前期 金3【担当】 榎本 雅之

生活の中の化学

■講義概要 私たちが現代社会で生活していく上で、化学物質の使用や化学反応は日常いたるところで見られます。普段何気なく使っていて、どうしてこうなるのか?と不思議に思ったことはないでしょうか?本講義では生活に密着した身近なところで見られる化学に関する話や実際の化学製品について化学の知識があまりなくても平易に解説します。例えば毎日身に付けている洋服の素材は?いい香りがするのはなぜ?環境問題はどうなっているの?といったことをとりあげます。 ■到達目標

身の回りのいたるところに見られる「化学」を身近に感じることができ、化学に対する関心と知識を深めることができる。 ■講義方法

1回の講義でトピックを決めて話をします。演示実験や適宜パワーポイント等の視覚的な教材も使用します。

■授業時間外における予・復習等の指示 復習に力を入れてください(講義の内容を意識しながら、身の回りにある「化学」を再度見つめて欲しい)。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 毎回小エッセーを授業の終わりに書いてもらいます

定期試験(60%) 語句説明や論述式問題から評価します。 ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

化学の話を肩ひじ張らずにします。講義内容はビギナー向けですので化学の知識がなく化学式が苦手という人でも大歓迎

です。より高度な内容を望む学生は他の講義を選択してください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業が終わったあと研究室で行います。

■講義計画 ①グリーンケミストリーⅠ ②グリーンケミストリーⅡ ③合成繊維 ④界面活性剤 ⑤コスメの化学 ⑥偶然の発見ーゴムの化学ー ⑦空が青いのは?-色の化学- ⑧ゲルの化学-砂漠の緑化に役立つ吸水性高分子- ⑨香りの化学 ⑩微生物発酵でつくられる酒、味噌 ⑪食品添加物 ⑫原子力エネルギー ⑬植物のつくるエネルギー-光合成- ⑭最先端ディスプレイ-液晶orプラズマ?- ⑮まとめ

【開講】後期 木3【担当】 中沖 隆彦

教養教育科目

選択科目

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生活の中の数学

■サブタイトル 日常に潜む数学 ■講義概要

「自然という書物は数学の言葉で書かれている」というガリレオの言葉が表すように,大変不思議なことに,自然現象はしばしば数学によって記述できる.また,狭い意味での自然だけでなく,人間社会にも数学が潜んでいる.本講義では,日常生活に見られる数学の具体例をいくつか紹介しながら,数学的なものの見方を養う. ■到達目標

日常生活における様々な事象に対して数学的なものの考え方ができるようになる. ■講義方法

黒板とスライドを用いた講義形式.適宜実習として学生が手を動かしてもらう.

■授業時間外における予・復習等の指示 予習は必要ない.試験に向けて復習する.適宜出す発展的レポート課題(任意提出)にはできるだけ取り組むことを期待する.

■成績評価の方法 定期試験(100%) ただし,適宜出す発展的レポート課題(任意提出)への取り組みを考慮する場合がある. ■テキスト

特になし ■参考文献

講義中に適宜紹介する. ■オフィスアワー・教員への連絡方法

初回講義時に指示する.

■講義計画 ①貯金・借金 - 数列1 ②ヒマワリの種 - 数列2 ③放射線物質 - 微分方程式1 ④人口問題 - 微分方程式2 ⑤オーディオとバネ - 微分方程式3 ⑥法隆寺の屋根 - 曲線 ⑦蛍の光 - リズム ⑧シマウマの縞 - パターン ⑨酔っぱらいの帰宅 - 確率過程 ⑩天気予報 - カオス ⑪雪の結晶 - フラクタル ⑫一筆書き - グラフ理論 ⑬ドーナツとコーヒーカップ - トポロジー ⑭SNS ー ネットワーク理論 ⑮まとめ

【開講】前期 水3【担当】 森田 英俊

生活の中の生物学

■講義概要 この講義では、新聞などメディアに取り上げられる生物学に関連する話題の理解を深めるため、細胞や遺伝といった生物の基本的なはたらきから、バイオテクノロジーや産業との関わりといった応用まで、幅広いトピックを扱います。タイムリーな話題を取り入れて解説することもありますので、講義計画が変更になることがあります。身の回りにある生物学的情報について、自ら考え判断する力を養うことを目的とします。 ■到達目標

メディアに現れる生物学的話題に関心をもち、自ら考え判断できるようにする。 ■講義方法

講義を中心とします。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義資料を必要に応じて配布します。それに基づいて予・復習を行ってください。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 「授業回数の3分の2以上の出席者」のみを評価対象とし、受講態度や予復習の状況を評価する。

小テスト(50%) manabaによるアンケートや小テストを実施し、回答内容を評価する。

■テキスト 特になし ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 2016年度は、農学部教員がオムニバス形式でおこないます。より理解を深めてもらうために、manabaによるアンケートや小テストを頻繁におこなう可能性があり、その回答内容を成績に反映させます。受講者数が多い場合、とくに私語は周りの人の迷惑となるため、厳禁とします。私語を注意しても改善されない場合、退室してもらうことがあります。その場合は、出席として認められません。興味をもち、かつ学修意欲のある学生の受講を求めますので、シラバス内容をよく確認してください。

■講義計画 ①細胞から見る身の回りの植物 ②分子レベルから見る生命 ③遺伝、進化、生物多様性 ④DNAの構造と農業 ⑤遺伝子組換え技術と農業 ⑥土壌微生物と農業 ⑦作物の生育とは ⑧作物生産とリン資源枯渇問題 ⑨放射線・放射能を理解するために ⑩熱帯青果物・その他の植物の紹介 ⑪収穫後の青果物の保存について ⑫カット青果物の褐変 ⑬生体の代謝とエネルギー ⑭タンパク質の折りたたみと働き ⑮タンパク質の異常凝集と疾患

【開講】前期 水3【担当】 浅水 恵理香 、ウェンダコーン S.K. 、永野 惇 、畑 信吾 、山﨑 正幸

教養教育科目

選択科目

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生活の中の地学

■サブタイトル 自然のダイナミックな現象を通じて科学の方法を学び、生きた地球の姿に迫る。 ■講義概要

自然科学についての基礎知識を理解する科目として、地学分野の興味ある話題を選び講義する。それを通じて、私たちをとりまく宇宙・地球・生態系、そしてそれらを構成する物質や情報が自然科学的な観点からどのように理解されているかを解説する。特に自然災害に関する内容を重視し、地震・火山・気象に関する防災情報の活用について事例を用いて具体的に紹介する。これにより自然と人間の生活との関わりに触れながら、私たちをとりまく環境を理解するための論理・知識・方法論について概観できるようにする。 また、天気予報の基礎知識を学んだ後、毎回授業のはじめに、気象庁発表の「週間予報支援図[アンサンブル]、週間アンサンブル予想図」等を用いて、一週間の天気予報を各自に作成してもらい、次週の授業で予報の評価を行う予定である。

■到達目標 新聞や雑誌などメディアに取りあげられる宇宙や地球に関する事柄に関心を持ち、基本的な事柄が理解できるようになる。また、防災・減災という観点からも自然現象を理解できるようになる。 ■講義方法

授業は講義形式で行います。講義に必要な資料などは、講義の中で紹介し、必要に応じて配布します。毎回授業の終わりに振り返りの小レポートを記入し提出してもらいます。

■授業時間外における予・復習等の指示 初回授業時に、関連書籍リストを配布します。リストにある書籍を中心に各自で書籍を選び、選んだ書籍を予習・復習として読んでおくこと。予習復習状況を2回程度レポートとして提出していただき、確認します。

■成績評価の方法 レポート(40%) 毎回授業の終わりに記入する振り返りの小

レポート、2回程度提出するレポート 定期試験(60%) 選択問題、記述問題 原則として2/3以上の出席を必要とする。

■テキスト 気象庁のホームページに気象、地震、火山、海洋などについてのわかりやすい解説があります。必要に応じて授業でこのサイトを利用します。 ■参考文献

小倉義光 『一般気象学』 東京大学出版会 2,800円 佐藤勝彦 『はじめての宇宙の話』 かんき出版 1,300円 鎌田 浩毅 『地球は火山がつくった―地球科学入門 (岩波ジュニア新書』 岩波書店 780円

■履修上の注意・担当者からの一言 遅刻すると受講生の迷惑となるので、遅れないように授業に参加すること。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

教職センターに来室してください。

■講義計画 ①太陽系の中の地球 太陽の概観、惑星の大気 ②地球大気の鉛直構造 ③高層気象観測と高層天気図 大気の安定と不安定 ④雲の分類と降水過程(どのようにして雲から雨が降るのか) ⑤大規模な大気の運動 地球をめぐる大気の流れと温帯低気圧 ⑥メソスケールの現象(台風、梅雨、降雪など) ⑦気候の変動(海洋と地球大気、エルニーニョ・ラニーニャ

など) ⑧日本の四季の天気 ー天気図の特徴から季節が見えるー ⑨火山噴火の仕組み ー火山噴火の様々な姿ー ⑩火山がつくってきた動く大地 ープレートテクトニクスー ⑪地震のメカニズム ープレートの運動と地殻変動ー ⑫地震災害 ー地震の揺れ、津波ー ⑬太陽と月と惑星のふしぎ ー太陽系誕生のドラマと惑星の素顔ー ⑭恒星と銀河宇宙 ー星の一生、ブラックホール、銀河ー ⑮膨張する宇宙、四つの力と素粒子 ービッグバンと宇宙の大規模構造ー

【開講】後期 月1【担当】 滋野 哲秀

教養教育科目

選択科目

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生活の中の統計技術

■講義概要 数学の一分野である統計学は,データの傾向性や他のデータとの関係性を分析することから始まり,状況が大きく変化しないという仮定で近未来を予測するとか,逆に状況の変化をつかみとるとか,データに基づいた数値シミュレーションによって最適戦略を決定するなど,理学や工学のみならず一般社会でも幅広く利用されています。この講義では,高校の数学II・Bまでの知識を仮定して,記述統計学に基づいたデータ分析や,アンケート調査方法を解説します。 ■到達目標

(1)標本データに対して,基本的な傾向性を分析できる。(2)アンケート調査方法を理解し,アンケートデータの分析ができる。 ■講義方法

講義では配布プリントに沿って,適宜,表計算ソフトウェアの函数を補いながら解説します。また,数学的にややレベルの高い部分は,Mathematica や Maxima などの数式処理ソフトウェアも併用します。しばしばレポートも課しますので,スマートフォンやタブレット,パソコンなどを駆使して仕上げてください。また,2回目以後,2回ずつの講義で一連のテーマを講義します。 ■系統的履修

表計算ソフトウェア(Excel,Calc,Spreadsheet)の操作に慣れていると良いでしょう。

■授業時間外における予・復習等の指示 数式の変形などは,高校までの感覚と違うかなり特徴的なものが多いので,特に復習に力を入れてください。 ■成績評価の方法

平 常 点( 0%) 平 常 点は一切考慮しませんが,出席が9回に満たない場合は全く評価せず,自動的に0点とします。

小テスト( 0%) 考慮しません。 レポート(30%) 未提出は0点とします。考察内容だけではなく,報告書の体

裁も含めて5段階評価し,それらを合計して30点分に換算します。

定期試験(70%) 各問題について,解答方針が明確であれば配点の30%,その方針に基づいて計算途中であれば配点の60%,解答に到達しておれば配点の90%,正答であれば100%を加点します。

そ の 他( 0%) 考慮しません。 レポートと定期試験の点数を機械的に合計して,60点以上をもって合格とします。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 浮動小数を含む四則演算や初等関数などをしばしば計算させますので,操作に十分慣れた計算機(関数電卓,スマートフォンアプリ,ノートパソコンなど)を活用することをお勧めします。なお,定期試験では通信機能を持つ計算機の利用は認めません。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 基本的に電子メールでお願いします。メールアドレスは,[email protected] です。毎日300通以上のスパムメールが届くため,フィルタを準備しています。ですから,件名(Subject)のどこかに,「龍谷」または「龍大」の文字を入れると,龍谷大学専用のフォルダに自動で振り分けるようにしています。それがなければ,レポート提出メールなどファイルを添付してあるものは,フィルターで弾き飛ばされると思ってください。

■講義計画 ①レポートの書式 ②データの整理と表現 ③多変数データの整理 ④代表的な確率分布 ⑤アンケート調査 ⑥アンケートデータの分析 ⑦推定論

【開講】前期 月3【担当】 中川 義行

生活の中の統計技術

■サブタイトル 統計に親しむ ■講義概要

インターネットや携帯電話の通信記録, 株価や為替レートの変動, 通販サイトの購買履歴など, 世の中には大量のデータがありますが, そこからデータの性質を読み取って役立てることは簡単ではありません。 この科目では, これらのための技術の集合体である統計について説明します。授業は数学のりです。 高等学校1年程度の数学の予備知識を期待します。 統計の予備知識は前提としません.。統計ではPC特にExcelなどの表計算ソフトやその他の統計ソフトがよく利用されますが, この授業では, 授業形式の制約から, ソフトウェアの使用方法についてはごく限られた範囲しか説明できません。 ■到達目標

1変数または2変数の統計データを理解するためにグラフを描いたり平均や分散や相関係数などの量を求めたりすることができる。データ全体からその抽出されたサンプルの性質から, 全体の性質を推定する手法の考え方を理解できる。 ■講義方法

適宜プリントを用いた講義。 ■系統的履修

本科目は, 統計入門, 社会統計学, 確率統計及び演習, 確率・統計, 統計学概論などの科目と内容が重なります。 これらの科目の大部分よりも, 本科目は初等的な範囲にとどまります。 これらの科目を履修済, あるいは履修予定の方は, 本科目の履修を思いとどまった方がいいかもしれません。. ■授業時間外における予・復習等の指示

毎回自主的に復習を行うことを期待します。 ■成績評価の方法

その他(100%) 予定されている2回の小テストの両方に60点以上をとるか,あるいは定期試験に60点以上をとることで合格とします.どちらの基準でも合格の場合,最終成績は小テストの平均点と定期試験の点数の高い方とします.

■テキスト 特になし

■参考文献 日本統計学会 編 『統計学基礎』 東京図書 片谷教孝, 松藤敏彦 『環境統計学入門』 オーム社 向後千春,冨永敦子 『統計学がわかる』 技術評論社 1,764円 向後千春,冨永敦子 『統計学がわかる(回帰分析・因子分析編)』 技術評論社 1,764円

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーは授業中に連絡します.連絡先: [email protected]

■講義計画 ①統計学とは,データの整理1:箱ひげ図 ②データの整理2:度数分布表とヒストグラム ③データの整理3:データの位置を代表する値,平均値 ④データの整理4:データのばらつきを表す値,分散と標準偏差,変動係数 ⑤データの整理5:分布の中での個々のデータの位置:標準得点と偏差値 ⑥データの整理6: 2変量データの整理:散布図,共分散と相関係数,回帰直線,

最小2乗法 ⑦1回目小テスト ⑧確率1: 離散的な値をとる確率変数,期待値,母平均,母分散 ⑨確率2: 2つの確率変数が独立であること,結合確率,条件付確率,ベイ

ズの定理 ⑩確率3: 独立な確率変数の和の母平均と母分散,ベルヌーイ分布と2項分布 ⑪確率4: 連続的な値をとる確率変数,確率密度関数,正規分布,中心極限

定理 ⑫推定と検定1:仮説検定の考え方,信頼係数と区間推定 ⑬推定と検定2:標本数が多い場合の母集団比率の区間推定,正規分布を仮

定した場合の母平均の区間推定 ⑭2回目小テスト ⑮推定と検定3:回帰直線の傾きの区間推定

【開講】後期 水3【担当】 飯田 晋司

教養教育科目

選択科目

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生活の中の物理

■サブタイトル 身の回りの物理と科学技術 ■講義概要

身の回りの科学技術に限っても、その進歩は著しく、益々高度になると共に複雑になり、その仕組みを理解して使うことは益々難しくなっている。それ故に、その基本的な仕組みを知って、正しく使うのみならず、人類の将来に貢献する科学技術の推進のさせ方がより強く求められている。この講義では、誰もが恩恵に浴している科学技術に使われている物理的仕組みを、身の回りの物理現象に注目することから、平易に理解することを目的としている。毎回、話題を一つ取り上げ、動画やビデオなどビジュアルな資料提示の手段を採り入れることにより、その物理的現象に興味を持つようにする。そして、その物理的仕組みについて理解していくことにより、文系、理系の履修にかかわらず、身の回りの物理現象に対する直観的な理解を促進し、科学に対する興味を刺激するようなわかり易い講義を行う。 ■到達目標

身の回りの物理現象ならびに科学技術の仕組みと理屈に強く関心を持つようになる。科学技術に関するテレビや新聞のニュースが正しく理解でき、環境問題やエネルギー問題などについて、自分の考えや意見をしっかりと自信を持って言えるようになる。

■講義方法 授業計画に示すように、毎回一つのテーマについて、身の回りの自然としての物理現象または科学技術としての物理学の応用例について、直観的な理解が深まるような授業を行う。

■系統的履修 一般に物理関係の科目を受講すると効果的であるが、論理的に考えることを訓練する科目はすべて役に立つ。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義計画に示したテーマについて、講義の前後に関連する資料(本、新聞・雑誌、インターネットなど何でも可)でもっと詳しく調べて、自分の興味を膨らませていくこと。 ■成績評価の方法

平常点(100%) 講義を頭と耳と目を使って聴いているか、内容を理解しているかを問う小テストにより評価する。毎回実施するので出席が難しい人は受講を避けて下さい。

講義を聴いて考えているか努力しているか、その度合い、即ち平常点を、毎回小テストで調べます。能力テストではありませんので、問いに対して講義内容を用いて自分の言葉で回答してはじめて評価されます。注意する必要はないと思いますが、代筆等の不正行為に対しては関係した者全員が不合格になります。

■テキスト 講義において、主としてPowerPointにより示す内容、さらに他のマルチメディアを使って示す内容 ■参考文献

藤城敏幸 『生活の中の物理』 東京教学社 1,800円 広く科学分野の出版物、書籍、科学雑誌、大手の新聞の科学欄の記事に関心を持って読んでください。

■履修上の注意・担当者からの一言 出席しても、耳を貸すだけでは修得できません。教壇で説明していることをしっかり見ながら聞くことが必須です。さらに、その場で考えることが要求されます。また、理解した内容を、説明に適した簡単なスケッチ図やグラフを添えて、的確な文章で表現する努力が評価されます。なお、高等学校で物理を学んでいることを前提にすることはありません。講義の時間に学ぶ基本概念と法則から理解ができるはずと考えてください。勿論、そのためには小中学校で教わった理科と算数と、大学生レベルの日本語と、勉学の努力は前提になります。さらに、成績評価の方法の項に記載した内容に注意してください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 担当教員の週間予定/オフィースアワーは、理工学部電子情報学科のホームページに記載しています。

■講義計画 ①振り子の原理・・・ 位置エネルギーと運動エネルギー ②てこの原理・・・ 支点、力点、作用点 ③ロケットの仕組み・・・ アポロからスペースシャトル、は

やぶさまで ④引力と遠心力・・・ 人工衛星の話(宇宙ステーションから

静止衛星まで) ⑤モータと発電機・・・ 電気はどこで作られる。電車の話。 ⑥電波の利用・・・ ラジオ、テレビの話 ⑦電子レンジの原理・・・ なぜ温まるか、おいしい冷凍食品 ⑧楽音の周波数の規則、音階、和音・・・ 十二平均率音階、

純正調音階、和音 ⑨ギターの絃の振動、たいこの皮の振動・・・ 波の伝搬と反

射の話 ⑩温度と熱・・・物の温まり方、熱の伝わり方 ⑪トランジスタと半導体・・・エレクトロニクスの話 ⑫粒子と波動の2重性・・・量子力学と特殊相対性理論 ⑬地球と宇宙・・・気候変動、オーロラの話 ⑭電話とインターネット、コンピュータの話 ⑮携帯電話・スマートホンの仕組みと中身

【開講】後期 月2【担当】 石崎 俊雄

教養教育科目

選択科目

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生命と科学

■講義概要 地球上に生きている生命体はすべて共通の機能のもとに営みを行っている。それぞれの生命維持には,食活動は必須である。しかし,基本的な生命活動は生体内の化学反応そのものとしれ理解すべきである。生命体を構成する物質の構造と機能をまず理解し,個々の物質がどのように化学反応を経て生命活動の維持につながるか,また,どのような環境にあってそれぞれの化学反応に揺らぎが生じ,その結果,病気や疾患,そして死にいたるかの仕組みも理解すべきであろう.生命の営みを人類は利用することも学んだ.物質生産や医療など様々な分野で生体に由来する材料が利用されていること,さらに,分子生物学という分野においてはクローン技術 や遺伝子組換え技術など新しい生命の誕生や生命そのものの倫理に関わる課題も生じている。本講義では生体内で働く分子のすがたを解説し、それらいかに地球上の生命体の生活と関わっているかについて考える場とする。 ■到達目標

生体物質・生命科学についての基礎知識を習得する。また、生命科学の進歩が私たちの生活に与える影響について考えることができるようにする。 ■講義方法

5名の講師それぞれが独自の手法で講義する。Manabaの活用と適時資料の配布により補助教材を提供する。

■授業時間外における予・復習等の指示 生命科学に関する基礎的な知識を積み上げ式に講義するので、参考書やその他の生物化学の書籍を用いながら復習することが重要である。また、次週 の講義内容についても講義の最後に指示するので、関連する内容を予習しておくことが望ましい。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 小テスト(20%) manabaあるいは授業時間中に実施 レポート(20%) 定期試験(50%)

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 生体に含まれる化学物質は複雑なものが多いが、できるだけ平易に説明するよう努めたい。よって、高校や大学で生物や化学を履修していなくと も、生命科学に興味がある学生の受講を薦める。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 研究室 瀬田学舎9号館 塩尻(9-212),岡田(9-214),植野(9-301),古本(9-218),中村(9-318) ■講義計画

①生態学からみた生命(生→死→再生) ②生き物(昆虫)の話 ③昆虫と植物の関わり合いそして動物・植物・微生物の特性 ④発生からみる生物の形づくり ⑤生命の入り口の遺伝子とDNA ⑥遺伝情報の伝達と環境(エピジェネティクス) ⑦体を機能させるアミノ酸とタンパク質 ⑧生体は化学工場(酵素の話) ⑨生命活動維持のための仕組みとその乱れ(病態) ⑩光合成と生命のエネルギー ⑪遺伝子組換え技術の歴史と原理 ⑫バイオテクノロジー ⑬生物多様性と進化 ⑭生物資源とその育種利用 ⑮生命科学と生命倫理

【開講】前期 水2【担当】 植野 洋志 、岡田 清孝 、塩尻 かおり 、中村 千春 、古本 強

世界の福祉

■サブタイトル 各国の貧困の要因と貧困政策 ■講義概要

世界の先進国において、貧困問題は大きな問題として常に国は対処を求められている。経済の状況、雇用状況など、人々は大きく影響を受ける。日本の子供の貧困は、貧困率比較によって先進国においてもとくに深刻な状態であることが示されている。これには大きく経済や雇用環境が影響を与え、それは各国の共通する課題でもある。日本の経済状況や雇用状況、そして貧困の現状と政策を考察した上で、先進各国の比較を行う。対象となる国は、アメリカ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアを中心とした国々とし、各国の貧困者対策がどのように行われているか、また制度の違いに注意して、最新のデータによって、一緒に考えていきたいと思う。 ■到達目標

各国を取り巻く経済状況の比較、貧困の状況の比較と、貧困解消のための政策がどのように設定されているかを知り、日本の政策の方向性を考え、社会に出た際の知識として保持すること。 ■講義方法

毎回、レジュメを配布の上、その資料に基づいて講義を行う。 ■系統的履修

特になし ■授業時間外における予・復習等の指示

期末試験において、論述試験を行うので、各自講義後に学習内容について、どのような内容であったか復習すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 出席点 定期試験(90%) 講義において学習した内容について論述試

験を課す。 出席回数が3回未満のものは単位を認定しない。

■テキスト 毎回レジュメを配布しますので、それを必ず入手すること。 ■参考文献

とくに参考となる文献については講義時に、指定します。 ■履修上の注意・担当者からの一言

講義中は私語厳禁。私語を続けられる方は退出をお願いします。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

ご質問の方は講義終了後にどうぞ。 ■講義計画

①貧困の尺度を学ぶ 相対貧困度 失業率などの経済指標 ②日本の貧困率と子供の貧困、若者の貧困、高齢者の貧困 ③子どもの貧困への対策 ④若者の貧困対策 高齢者の貧困対策 ⑤アメリカの貧困の現状 ⑥アメリカの貧困対策 ⑦イギリスの貧困の現状とこれまでの政策 子どもの貧困の撲滅 ⑧現在のイギリスの貧困者対策と政策 ⑨どのような政策の差が見られたか復習 ⑩ニュージーランドの貧困の現状 ⑪現在のニュージーランドの貧困者対策 ⑫子どもに対する貧困対策を考える。 別離子供への養育費制度 ⑬オーストラリアの貧困の現状 ⑭オーストラリアの貧困者対策 別離子供への養育費制度 ⑮これまで講義した国々について復習を行う。

【開講】前期 水3【担当】 太谷 亜由美

教養教育科目

選択科目

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歎異抄の思想Ⅰ

■サブタイトル 親鸞の言葉 ■講義概要

親鸞の門弟唯円が著したとされる『歎異抄』は、近代以降、多くの知識人によって注目され、単に一宗派の聖典としてではなく、哲学、倫理、心理学、歴史、或いは文学などの分野との関連において、親鸞思想の重要性を高く評価する起因を作った書物であると言える。本書には、親鸞の円熟した思想の風格と豊かな信仰体験の心情とが明らかにされており、実に多くの人がこの書によって自己の苦悩を解決し、また深い絶望から救われていった喜びを語っています。本書の構成は十八条からなる。その内容は大きく師訓篇(第一条~第十条)と異議篇(第十一条~第十八条)に分かれる。本講義では、親鸞の言葉が示されている前半の師訓篇を読み進め、親鸞の思想を学んでいくことを主題とする。

■到達目標 龍谷大学でしか学ぶことのできない「親鸞の思想」を学ぶことができます。 ■講義方法

テキストを読み、レジュメに基づきながら講義を進めていきます。DVD教材を用いた授業も行い、その際には内容に関して要約・感想を書いてもらいます。 ■系統的履修

仏教の思想A・B ■授業時間外における予・復習等の指示

テキストはもちろんのこと、関連する参考文献を自主的に読むようにしましょう。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 定期試験(70%) 毎回授業改善を目的として出席をとりますが、出席点はありません。

■テキスト 梯實圓(解説) 『 歎異抄』  本願寺出版社 400円 ■参考文献

林智康 ほか 『歎異抄事典』 柏書房 3,865円 ■履修上の注意・担当者からの一言

とりあえず登録してみようと思っているあなた、やめましょう。もっと深く親鸞思想を学びたいと思っているあなた、どうぞ登録してみてください。

■講義計画 ①『歎異抄』の概説 ②『歎異抄』に出会った人々 ③序文の内容 ④第一条…阿弥陀仏の本願 ⑤第二条…値遇の真実性 ⑥第三条…悪人正機① ⑦第三条…悪人正機② ⑧第四条…浄土の慈悲 ⑨第五条…念仏は追善のために非ず ⑩第六条…弟子一一人ももたず ⑪第七条…無碍の一道 ⑫第八条…非行非善の念仏 ⑬第九条…他力の救い ⑭第十条…義なきを義とす ⑮まとめの講義

【開講】前期 金2【担当】 杉岡 孝紀

歎異抄の思想Ⅱ

■サブタイトル 親鸞思想への誤解 ■講義概要

『歎異抄』は親鸞滅後、弟子唯円が東国門弟の間に生じた異義を歎いて著したものである。異義とは、親鸞の教えに背く誤った信心理解をいうものであるが、本講義ではこの異義内容が明かされている『歎異抄』の第十一条から第十八条を読むことを通して、親鸞の思想を考えていくものである。

■到達目標 各条に示される異議内容について理解し分類してみる。 ■講義方法

テキストを読み、レジュメにしたがって解説していく。 ■系統的履修

「仏教の思想A・B」、「歎異抄の思想Ⅰ」 ■授業時間外における予・復習等の指示

テキストだけでなく、関連する参考文献を自主的に読んで参加してください。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 定期試験(70%) 授業改善の目的で出席をとりますが、出席点はありません。 ■テキスト

梯實圓(解説) 『『歎異抄』(現代語訳付)』 本願寺出版社 400円 ■参考文献

梯實圓 『聖典セミナー歎異抄』 本願寺出版社 3,990円 林智康他 『歎異抄事典』 柏書房 3,885円

■履修上の注意・担当者からの一言 とりあえず登録してみようと思っているあなた、やめましょう。もっと深く親鸞思想を学びたいと思っているあなた、どうぞ登録してみてください。

■講義計画 ①『歎異抄』の概説 ②『歎異抄』に出会った人々 ③第十一条…本願と念仏 ④第十二条① …信仰と学問 ⑤第十二条② …真理・真実 ⑥第十三条① …本願ぼこりと宿業 ⑦第十三条② …親鸞の人間観 ⑧第十四条…念仏による滅罪 ⑨第十五条…悟りと救い ⑩第十六条…回心とは ⑪第十七条…浄土往生と辺地への往生 ⑫第十八条…正しい布施と誤った布施 ⑬後序…信心の同異, 私のための本願、善悪を知らず ⑭流罪記録 ⑮まとめの講義

【開講】後期 金2【担当】 杉岡 孝紀

教養教育科目

選択科目

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地域論

■サブタイトル さまざまな統計データから地域について理解する ■講義概要

この講義では、地域の居住者の属性、さまざまな産業の立地などに関する統計データと、それにもとづいて作成した統計地図を主な手掛かりとして、「地域」を俯瞰的に見つめ、その地域内や周辺地域との空間的関係に注目することを通して、われわれが生活している地域について考え、またそこで起きているさまざまな現象について理解する力を養うことを目的とします。

 統計地図とは、地域統計(人口や生産量などの空間単位で集計された統計データ)や測地データ(気温、降水量、地震の震度など)を地図上に表した主題図の一種です。統計データや測地データは、もともとは地域・空間のなかで展開している諸現象を捉えたものでありながら、従来通常は一覧表の状態で記録・管理されたり、また公表・配布されるのが一般であり、そのままの状態では元の空間における現象のようす

(分布、地域的差異など)を読み取るのは容易ではありません。統計地図を描くことは、統計データなどをそれが観測された元の空間の状態へ擬似的に再変換することを意味しており、そうすることでもとの地域・空間のなかで現象が展開する様を理解する助けとなります。つまり統計地図は地域や社会について理解するための有力なツールの一つと言えます。

 この講義では、上記のように統計地図を手掛かりとしながら地域について考える(またその力を養う)ことを目的とするため、それに必要な統計調査についての基礎知識、統計データの初歩的な分析法、地図の原理、統計地図の作成法や読図法、またそれらを活用しながら地域について理解するための地理学的な理論や地域分析の枠組みなどについて学習します。 ■到達目標

地域について理解するための、統計データや統計地図の使用・作成方法の基礎について習得する。またそれらを使用して地域について考える力を養う。 ■講義方法

教科書は使用しません。基本的にはレジュメ・資料を配布し、それにそって講義を進めます。また毎回多数の地図(パワーポイントで提示、一部は資料として配布)を使用します。

 また、統計データの分析や統計地図の作成技術の学習のため、受講生各自の手作業(計算や地図描画)が伴います。講義時間内に、積極的に思考し、また手を動かす意欲が要求されますので、そのつもりで臨んでください。

 地図を多用する都合上、ある程度は地図や具体的な地域についての基礎知識が必要となります(日本国内の47都道府県および各県庁所在地の名称・位置、主要な国の位置程度の理解は必須)。とくに、それに自信が無い者は、地図帳(中学・高校で使用したものでもよい)を準備することをおすすめします。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習は特に必要無いと思いますが、地名や用語など小・中学校の社会科で扱われる程度のことは既知を前提として講義を進めますので、不都合がある場合は各自で対応してください。 復習については、統計データの分析方法などを中心として理解のための練習が必要になると思われます。なお、そこではある程度の数学力(中学レベルの力があれば十分)が要求されます。そのほか、講義内で説明した地理学的な地域の見方、考え方を、身近な地域に適用して考えてみるような作業を日常的に心がけることをおすすめします。

■成績評価の方法 小テスト(30%) 講義時間内に2~3度実施。統計分析や地

図作成の技術・知識に関する習得度を問うもの。

レポート(40%) 不定期に2~3度出題。統計地図にもとづいて地域について考える内容のもの。

そ の 他(30%) 各自が作成する統計地図などの課題・提出物。 実際に自分で手を動かし、頭脳を使って思考し、「成果物を作る」という作業を要求する度合いが高いものとなります。

■テキスト 特になし

■参考文献 大友 篤 『地域分析入門 改訂版』 東洋経済新報社 3,360円 菅 民郎 『Excelで学ぶ多変量解析 入門』 オーム社 3,024円 和田 光平 『Excelで学ぶ人口統計学』 オーム社 4,104円

■履修上の注意・担当者からの一言 統計データや統計地図を数多く使用します。それらを使うための技術・知識について積極的に学び、また物事の理屈、筋道を論理的に理解しようとする姿勢がないと、単位取得は難しいと思われます。基礎的な数学力や数理的な思考が要求されますが、文系・理系の別を問わず、知的生産活動にとって必要最低限のレベルですので、意欲的な受講姿勢を期待します。 なお、地図はコミュニケーション・ツールとしても有用なもので、その利用の技術をしっかり身に着ければ、地域・社会について他者と共同して考え、問題解決へ導く際の助けとして、様々な場で役立てられるものですから、そのための入り口としてこの講義を活用してください。

■講義計画 ①授業の進め方 地域とスケール ②統計データからみる地域差 ③地域統計と統計地図の原理について ④日本国内の人口分布と変化 ⑤日本の産業立地について ⑥所得の地域間格差について ⑦大都市圏の社会的空間構造

【開講】前期 水3【担当】 松岡 恵悟

教養教育科目

選択科目

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中国語ⅠA

■講義概要 中国語ⅠAは初めて中国語を学ぶ人を対象に基礎から学びます。中国語を学ぶためには発音記号に相当する「ピンイン」を先に学ぶことになります。中国語の発音の中には日本語にない発音も数多く含まれていますので、それを徹底的に練習することになります。発音の学習のほかに、中国語の文の構造を説明しながら簡単な会話も学びます。 ■到達目標

基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができるようになること、中国語習得に必ず必要な発音、文の構造、簡単な日常会話を身につけることを目標とします。

■講義方法 毎回異なるテーマで講義を行うとともに、会話の場を作ります。

■系統的履修 中国語ⅡA(農学部・2014年度までの入学生は「中国語ⅠB」) ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示します。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 授業への出席状況、宿題、授業態度 小テスト(70%) ■テキスト

竹山相哲[ほか]共著 『超中国語入門』 晃洋書房 ■参考文献

※授業中に紹介します。 ■履修上の注意・担当者からの一言

外国語の学習に近道はありませんが、自分に適した方法はあるはず。それを見つけましょう。

■講義計画 講義時に指示します。

【開講】前期 水4【担当】 韓 正愛

中国語ⅠA

■講義概要 中国語ⅠAは初めて中国語を学ぶ人を対象に基礎から学びます。中国語を学ぶためには発音記号に相当する「ピンイン」を先に学ぶことになります。中国語の発音の中には日本語にない発音も数多く含まれていますので、それを徹底的に練習することになります。発音の学習のほかに、中国語の文の構造を説明しながら簡単な会話も学びます。 ■到達目標

基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができる。中国語習得に必ず必要な発音、文の構造、簡単な日常会話を身につけることになります。 ■講義方法

講義毎にテーマを設定、会話の場をつくります。二人一組となって練習し、先生と会話する場合もありますが、その都度、先生は学習者の発音の誤りや表現をなおします。 ■系統的履修

中国語ⅡA、ⅠBとⅡB及び中国セミナー ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示します。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 小テスト(20%) 定期試験(60%) そ の 他(10%) 宿題、授業態度、出席及び期末テストの結

果を総合して評価します。 ■テキスト

竹山相哲[ほか]共著 『超入門中国語』 晃洋書房

■参考文献 ※授業中に紹介します。

■履修上の注意・担当者からの一言 外国語の学習に近道はありませんが、自分に適した方法はあるはず。それを見つけましょう。

■講義計画 講義時に指示します。

【開講】前期 月3【担当】 張 健同

教養教育科目

選択科目

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中国語ⅠB(2015年度以降入学生)中国語ⅠC(2014年度以前入学生)

■講義概要 中国語ⅠB、ⅠCは、はじめて中国語を学ぶ人を対象に、中国語を基礎から学ぶコースです。まず、中国語の発音記号であるピンインの発音と表記方法、それから簡単な日常会話および基本的な語法を教えます。授業は「読む、書く」に重点を置いて、日常の基本的なコミュニケーションができる段階まで学習します。 《1冊めの中国語(会話クラス)》という教材を使います。それにより基本的な文法と簡単な日常会話を身につけ、今後、引き続き中国語を勉強する基盤となるでしょう。

■到達目標 基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができる。正しい中国語の発音を身につけ、ピンインが正確に読み書きできるようにし、また初級中国語文法と基本的なコミュニケーション能力を養います。 ■講義方法

繰り返し発音の練習をし、受講者を指名して会話練習をさせます。また、練習問題をチェックします。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習と宿題をしっかりやってください。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 小テスト(70%) 授業態度(10%)、宿題(20%)、小テスト(70%)合計100点満点で評価します。 ■テキスト

陳浩 梁月軍 『基礎からの中国語会話』 同学社 2,500円 ■参考文献

参考書および辞書については、授業中に説明します。

■履修上の注意・担当者からの一言 中国語は日本人にとって漢字を使っている点で親しみやすく勉強しやすい外国語ですが、外国語であることに違いはありません。短期間で一定レベルまで習得するためには、反復練習が不可欠です。利用できる時間は極力利用して、解るまで繰り返しCDを聴き、復誦してみるようにしてください。 学生のみなさんには積極的に勉強し、分らないところがあれば、すぐに質問するという学習態度を望みます。

■講義計画 ①発音1 ②発音2 ③発音3 ④第一課:1、人称代詞;2、“是”;3、“不是”;4、副詞 “也” “都” “不” ⑤第二課:5、指示代詞-中国語の「こそあど」;6、“吗” 疑問文;

7、反復疑問文 ⑥第三課:8、形容詞文;9、“很”;10、形容詞の否定;11、

形容詞疑問文 ⑦第四課:12、“的”(日本語の「の」);13、“的” 後の名詞省略;

14、親族呼称;15、“的” が省略される条件 ⑧第五課:16、前置詞 “在”;17、いくつかの疑問詞;18、疑

問詞疑問文 ⑨第六課:19、数の数え方;20、年月日、曜日の言い方;21、

疑問詞 “儿”;22、“ ” ⑩第七課:23、モノを数える;24、“有”(動詞「もつ」);25、“二”

と “ ” ⑪第八課:26、“有”(動詞「ある/いる」);27、“在”(動詞「あ

る/いる」);28、“什么地方” ⑫第九課:29、“怎么”;30、“为什么”;31、“这么” と “那么” ⑬まとめ1 ⑭まとめ2 ⑮まとめ3

【開講】前期 水4【担当】 張 健同

中国語ⅠB(2015年度以降入学生)中国語ⅠC(2014年度以前入学生)

■講義概要 中国語ⅠB、ⅠCは、はじめて中国語を学ぶ人を対象に、中国語を基礎から学ぶコースです。まず、中国語の発音記号であるピンインの発音と表記方法、それから簡単な日常会話および基本的な語法を教えます。授業は「読む、書く」に重点を置いて、日常の基本的なコミュニケーションができる段階まで学習します。 《1冊めの中国語(会話クラス)》という教材を使います。それにより基本的な文法と簡単な日常会話を身につけ、今後、引き続き中国語を勉強する基盤となるでしょう。 ■到達目標

基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができる。正しい中国語の発音を身につけ、ピンインが正確に読み書きできるようにし、また初級中国語文法と基本的なコミュニケーション能力を養います。 ■講義方法

繰り返し発音の練習をし、受講者を指名して会話練習をさせます。また、練習問題をチェックします。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習と宿題をしっかりやってください。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 小テスト(70%) 授業態度(10%)、宿題(20%)、小テスト(70%)合計100点満点で評価します。 ■テキスト

陳浩  梁月軍 『基礎からの中国語会話』 同学社 2,500円 ■参考文献

参考書および辞書については、授業中に説明します。

■履修上の注意・担当者からの一言 中国語は日本人にとって漢字を使っている点で親しみやすく勉強しやすい外国語ですが、外国語であることに違いはありません。短期間で一定レベルまで習得するためには、反復練習が不可欠です。利用できる時間は極力利用して、解るまで繰り返しCDを聴き、復誦してみるようにしてください。 学生のみなさんには積極的に勉強し、分らないところがあれば、すぐに質問するという学習態度を望みます。

■講義計画 ①発音1 ②発音2 ③発音3 ④第一課:1、人称代詞;2、“是”;3、“不是”;4、副詞 “也” “都” “不” ⑤第二課:5、指示代詞-中国語の「こそあど」;6、“吗” 疑問文;

7、反復疑問文 ⑥第三課:8、形容詞文;9、“很”;10、形容詞の否定;11、

形容詞疑問文 ⑦第四課:12、“的”(日本語の「の」);13、“的” 後の名詞省略;

14、親族呼称;15、“的” が省略される条件 ⑧第五課:16、前置詞 “在”;17、いくつかの疑問詞;18、疑

問詞疑問文 ⑨第六課:19、数の数え方;20、年月日、曜日の言い方;21、

疑問詞 “儿”;22、“ ” ⑩第七課:23、モノを数える;24、“有”(動詞「もつ」);25、“二”

と “ ” ⑪第八課:26、“有”(動詞「ある/いる」);27、“在”(動詞「あ

る/いる」);28、“什么地方” ⑫第九課:29、“怎么”;30、“为什么”;31、“这么” と “那么” ⑬まとめ1 ⑭まとめ2 ⑮まとめ3

【開講】前期 水3【担当】 張 健同

教養教育科目

選択科目

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中国語ⅠB(2015年度以降入学生)中国語ⅠC(2014年度以前入学生)

■講義概要 中国語の発音、声調などをゆっくりしっかりと練習し、中国語をきれいに話せる基礎を身に付け、そして文法を習得し、日常会話ができるように、気楽に、楽しく授業をやっていく。 ■到達目標

基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができる。正しい中国語の発音を身に付け、簡単な日常会話ができるようになる。 ■講義方法

言う、聴く、読む、書くをよく練習する。 ■系統的履修

発音 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業中で説明する。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 定期試験(70%) ■テキスト

本間 史 孟 広学 『中国語ポイント55』 白水社 2,300円 ■参考文献

共同編集 『中日辞典』 小学館第二版 7,000円

■講義計画 ①中国語について ②ピンイン単母音 ③子音 ④復母音 ⑤鼻母音 ⑥第1課 ⑦第2課 ⑧第3課 ⑨復讐

【開講】前期 水3【担当】 李 愛華

中国語ⅡA(2015年度以降入学生)中国語ⅠB(2014年度以前入学生)

■講義概要 この科目は、中国語ⅠAを学習した人、それ相応のレベルの中国語を学んだ受講生を対象にする講義です。文の構造を学び、日常会話の練習も行いますが、発音の練習も続けます。中国語の基本(発音、単語、基礎文法)を身につけるための訓練として会話の量を増やし、中国語に対する理解を深めるための背景知識も学びます。 ■到達目標

基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりができるようになること、中国語習得に必ず必要な発音、文の構造、簡単な日常会話を身につけることを目標とします。 ■講義方法

講義毎にテーマを設定、会話の場をつくります。講義時に提示するテーマについて皆で話すこともあります。 ■系統的履修

中国語ⅠA ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示します。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 授業への出席状況、宿題、授業態度 小テスト(70%) ■テキスト

竹山相哲[ほか]共著 『超中国語入門』 晃洋書房 ■参考文献

※授業中に提示します。

■履修上の注意・担当者からの一言 外国語の学習に近道はありませんが、自分に適した方法はあるはず。それを見つけましょう。

■講義計画 講義時に指示します。

【開講】後期 水4【担当】 韓 正愛

教養教育科目

選択科目

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中国語ⅡA(2015年度以降入学生)中国語ⅠB(2014年度以前入学生)

■講義概要 中国語ⅡAは、中国語ⅠAを学習した人、それ相応のレベルの中国語を学んだ受講生を対象にする講義です。文の構造を学び、日常会話の練習も行いますが、発音の練習も続けます。中国語の基本(発音、単語、基礎文法)を身につけるための訓練として会話の量を増やし、中国語に対する理解を深めるための背景知識も学びます。 ■到達目標

自分にとって身近な事柄について、基本的な語句や表現を組み立ててやりとりをすることができる。 ピンイン表記の中国語が読め、学んだ日常会話は流暢に話せることを目標にします。 ■講義方法

講義毎にテーマを設定、会話の場をつくります。講義時に提示するテーマについて皆で話すこともあります。 ■系統的履修

中国語ⅠA、ⅠBとⅡB及び中国セミナー ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示します。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 小テスト(20%) 定期試験(60%) そ の 他(10%) 宿題、授業態度、出席及び期末テストの結

果を総合して評価します。 ■テキスト

竹山相哲[ほか]共著 『超入門中国語』 晃洋書房

■参考文献 ※授業中に提示します。

■履修上の注意・担当者からの一言 外国語の学習に近道はありませんが、自分に適した方法はあるはず。それを見つけましょう。

■講義計画 講義時に指示します。

【開講】後期 月3【担当】 張 健同

中国語ⅡB(2015年度以降入学生)中国語ⅠD(2014年度以前入学生)

■講義概要 中国語ⅡB,ⅠDは中国ⅠB、ⅠCの引き続きです。 ■到達目標

自分にとって身近な事柄について、基本的な語句や表現を組み立ててやりとりをすることができる。正しい中国語の発音を身につけ、ピンインが正確に読み書きできるようにし、また初級中国語文法と基本的なコミュニケーション能力を養います。 ■講義方法

繰り返し発音の練習をし、受講者を指名して会話練習をさせます。また、練習問題をチェックします。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習と宿題をしっかりやってください。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 小テスト(70%) 授業態度(10%)、宿題(20%)、小テスト(70%)合計100点満点で評価します。 ■テキスト

陳浩 梁月軍 『基礎からの中国語会話』 同学社 2,500円 ■参考文献

参考書および辞書については、授業中に説明します。 ■履修上の注意・担当者からの一言

中国語は日本人にとって漢字を使っている点で親しみやすく勉強しやすい外国語ですが、外国語であることに違いはありません。短期間で一定レベルまで習得するためには、反復練習が不可欠です。利用できる時間は極力利用して、解るまで繰り返しCDを聴き、復誦してみるようにしてください。 学生のみなさんには積極的に勉強し、分らないところがあれば、すぐに質問するという学習態度を望みます。

■講義計画 ①中国語ⅠCの復習 ②第十課:32、進行の表し方;33、三つの “在”;34、前置詞;

35、助動詞Ⅰ ③第十一課:36、連動文;37、使役の表し方;38、兼語文;39、“给” ④第十二課:40、“不” と “没”;41、二重目的語;42、様態補

語 ⑤第十三課:43、助動詞Ⅱ「できる」;44、助動詞Ⅲ「したい」;

45、“了”;46、“几” と “多少” ⑥第十四課:47、中国語のアスペクト;48、“着” -持続;49、「过」

-経験 ⑦第十五課:50、「実現」の “了1” leと語気助詞の “了2” le;

51、「経験」の “过1” と「終結」の “过2” ⑧第十六課:52、自然現象の表し方;53、比較;54、「少し」の種々

相;55、“快要…了” ⑨第十七課:56、結果補語;57、受け身の表し方 ⑩第十八課:58、動詞の重ね方;59、“一下”;60、“把” 構文 ⑪第十九課:61、趨向補語;62、結果補語、趨向補語の可能形;

63、“越来越…” ⑫第二十課:64、疑問詞の呼応文型;65、複文の意味関係;66、「動

詞+目的語」構造の文 ⑬まとめ1 ⑭まとめ2 ⑮まとめ3

【開講】後期 水3【担当】 張 健同

教養教育科目

選択科目

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中国語ⅡB(2015年度以降入学生)中国語ⅠD(2014年度以前入学生)

■講義概要 中国語ⅡB、ⅠDは中国ⅠB、ⅠCの引き続きです。 ■到達目標

自分にとって身近な事柄について、基本的な語句や表現を組み立ててやりとりをすることができる。 正しい中国語の発音を身につけ、ピンインが正確に読み書きできるようにし、また初級中国語文法と基本的なコミュニケーション能力を養います。 ■講義方法

繰り返し発音の練習をし、受講者を指名して会話練習をさせます。また、練習問題をチェックします。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習と宿題をしっかりやってください。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 小テスト(70%) 授業態度(10%)、宿題(20%)、小テスト(70%)合計100点満点で評価します。 ■テキスト

陳浩 梁月軍 『基礎からの中国語会話』 同学社 2,500円 ■参考文献

参考書および辞書については、授業中に説明します。 ■履修上の注意・担当者からの一言

中国語は日本人にとって漢字を使っている点で親しみやすく勉強しやすい外国語ですが、外国語であることに違いはありません。短期間で一定レベルまで習得するためには、反復練習が不可欠です。利用できる時間は極力利用して、解るまで繰り返しCDを聴き、復誦してみるようにしてください。 学生のみなさんには積極的に勉強し、分らないところがあれば、すぐに質問するという学習態度を望みます。

■講義計画 ①中国語ⅠCの復習 ②第十課:32、進行の表し方;33、三つの “在”;34、前置詞;

35、助動詞Ⅰ ③第十一課:36、連動文;37、使役の表し方;38、兼語文;39、“给” ④第十二課:40、“不” と “没”;41、二重目的語;42、様態補

語 ⑤第十三課:43、助動詞Ⅱ「できる」;44、助動詞Ⅲ「したい」;

45、“了”;46、“几” と “多少” ⑥第十四課:47、中国語のアスペクト;48、“着” -持続;49、「过」

-経験 ⑦第十五課:50、「実現」の “了1” leと語気助詞の “了2” le;

51、「経験」の “过1” と「終結」の “过2” ⑧第十六課:52、自然現象の表し方;53、比較;54、「少し」の種々

相;55、“快要…了” ⑨第十七課:56、結果補語;57、受け身の表し方 ⑩第十八課:58、動詞の重ね方;59、“一下”;60、“把” 構文 ⑪第十九課:61、趨向補語;62、結果補語、趨向補語の可能形;

63、“越来越…” ⑫第二十課:64、疑問詞の呼応文型;65、複文の意味関係;66、「動

詞+目的語」構造の文 ⑬まとめ1 ⑭まとめ2 ⑮まとめ3

【開講】後期 水4【担当】 張 健同

中国語ⅡB(2015年度以降入学生)中国語ⅠD(2014年度以前入学生)

■講義概要 中国語の発音、声調などをゆっくりしっかりと練習し、中国語をきれいに話せる基礎を身に付けて、それに文法を習得し、日常会話ができるように、気楽に、楽しく授業をやっていく。 ■到達目標

自分にとって身近な事柄について、基本的な語句や表現を組み立ててやりとりをすることができる。正しい中国語の発音を身に付け、簡単な日常会話ができるようになる。 ■講義方法

言う、聴く、読む、書くをよく練習する。 ■系統的履修

発音 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業中で説明する。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 定期試験(70%) ■テキスト

本間 史 孟 広学 『中国語ポイント55』 白水社 2,300円 ■参考文献

共同編集 『中日辞典』 小学館 7,000円

■講義計画 ①前期復習 ②8課 ③復習、練習 ④9課 ⑤復習、練習 ⑥10課

【開講】後期 水3【担当】 李 愛華

教養教育科目

選択科目

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中国語セミナーA

■講義概要 中国語ⅠA、ⅡAを履修した者、またはそれと同等のレベルにある者を対象とします。中国の現状と伝統文化を紹介しながら、中国語の上達を図る講義です。映像資料やシラバスに基づいた講義を展開していきます。

■到達目標 基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりができるようになること、中国語習得に必ず必要な発音、文の構造、簡単な日常会話を身につけることを目標とします。

■講義方法 演習方式

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に指示します。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 小テスト(70%) ■テキスト

張国璐、池上貞子 『ときめき中国』 朝日出版社 2,160円 ■参考文献

特になし ■講義計画

講義時に指示します。

【開講】前期 水3【担当】 韓 正愛

中国語セミナーB

■講義概要 中国語ⅠA、ⅡAを履修した者、またはそれと同等のレベルにある者を対象とします。中国の現状と伝統文化を紹介しながら、中国語の上達を図る講義です。映像資料やシラバスに基づいた講義を展開していきます。

■到達目標 言語に対する理解を深め、自律的に学習することができる。また、文化や社会について主体的に考察することができるようになること。辞書を用いて簡単な作文を書くこと、スピーキング及びリスニングができるようになること。 ■講義方法

演習方式 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示します。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 小テスト(70%) ■テキスト

張国璐、池上貞子 『ときめき中国』 朝日出版社 2,160円 ■参考文献

特になし ■講義計画

講義時に指示します。

【開講】後期 水3【担当】 韓 正愛

教養教育科目

選択科目

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ドイツ語ⅠA

■サブタイトル ドイツを知るための第一歩 ■講義概要

ドイツ語というヨーロッパの言語を学ぶことによって、日本語や英語による表現や発想に基づくものとは異なる文化があることを実感し、ドイツ語圏の国々に対する視野を広げ理解を深めることを目標とする。このⅠAの授業では、ことばの学習の第一歩である発音と日常の挨拶からはじめて、さまざまな場面におけるやり取りや自己紹介、状況の説明、さらには平易なドイツ語文の理解へと進めていく。この段階では文法的なポイントにはあまりこだわらず、ドイツ人が普段の生活で話しているなまのことばとしてのドイツ語をそのまま受け入れればよい。授業ではドイツ語を聞き、それを真似て発音することに重きをおく。特に表現力をつけるためにドイツ語ⅠBを併せて履修することを強くすすめる。 ■到達目標

基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができる。

「ことば」を学ぶうちに、ドイツ人の生活や文化にも目が向くようになり、現代のドイツやヨーロッパに対する認識もあらたなものとなるだろう。 ■講義方法

毎回CDによるドイツ人の音声を聞きながら授業を進める。 ■系統的履修

ドイツ語ⅠB(特にドイツ語を総合的に理解するために、この科目との同時履修が望ましい。)

■授業時間外における予・復習等の指示 付録の CDを用いてドイツ語を聴きとる努力をし、 毎回短時間でも予習と復習をすること。

■成績評価の方法 平常点(40%) 授業態度を重視する。 その他(60%) 平常点(40%)と定期試験または臨試験の点数(60%)を総合して評価する。

■テキスト 今村 武 『レーアブッフ=レーゲンスブルグ』 朝日出版社 2,500円

■参考文献 辞書等については授業中に説明する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

CDを用いて自分でドイツ語を聞き取る努力をしてほしい。質問や相談事がある場合には遠慮なくどうぞ。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 メールアドレス:[email protected]

■講義計画 ①Aussprache ②Aussprache ③Guten Morgen ! ④Guten Morgen ! ⑤Ich lerne heute Deutsch,. ⑥Ich lerne heute Deutsch. ⑦Ich spreche lieber Deutsch. ⑧Ich spreche lieber Deutsch. ⑨Regensburgs Stadtmitte ⑩Regensburgs Stadtmitte ⑪Kenji telefoniert nach Munchen. ⑫Kenji telefoniert nach Munchen. ⑬Ich nehme diese Tasche ! ⑭Ich nehme diese Tasche ! ⑮Die Prufung

【開講】前期 月2【担当】 青山 豊

ドイツ語ⅠA

■サブタイトル ドイツを知るための第一歩 ■講義概要

ドイツ語というヨーロッパの言語を学ぶことによって、日本語や英語による表現や発想に基ずくものとは異なる文化があることを実感し、ドイツ語圏の国々に対する視野を広げ理解を深めることを目標とする。このⅠAの授業では、言葉の学習の第一歩である発音と日常の挨拶からはじめて、さまざまな場面におけるやり取りや自己紹介、状況の説明、さらには平易なドイツ語文の理解へと進めていく、この段階では文法的なポイントにはあまりこだわらず、ドイツ人が普段お生活で話している生の言葉としてのドイツ語をそのまま受け入れればよい。授業ではドイツ語を聞き、それを真似て発音することに重きを置く。特に表現力をつけるためにドイツ語ⅠBを併せて履修することを強く勧める。

■到達目標 基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができる。

「ことば」を学ぶうちに、ドイツ人の生活や文化にも目が向くようになり、現代のドイツやヨーロッパに対する認識もあらたなものとなるだろう。 ■講義方法

毎回テキストによるドイツ人の音声を聞きながら授業をすすめる。 ■系統的履修

ドイツ語ⅠB(特にドイツ語を総合的に理解するために、この科目との同時履修が望ましい。)

■授業時間外における予・復習等の指示 付録のCDを用いて毎回短時間でも予習と復習をすること。

■成績評価の方法 平常点(40%) 授業態度を重視する。 その他(60%) 平常点(40%)と定期試験または臨時試験の点数(60%)を総合して評価する。

■テキスト 今村  武 『レーアブッフ=レーゲンスブルグ』 朝日出版社 2,500円

■参考文献 辞書等については授業中に説明する

■履修上の注意・担当者からの一言 CDを用いて自分でドイツ語を聞き取る努力をしてほしい。質問や相談事がある場合には遠慮なくどうぞ。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 メールアドレス:[email protected]

■講義計画 ①Aussprache ②Aussprache ③Guten Morgen ! ④Guten Morgen ! ⑤Ich lerne heute Deutsch. ⑥Ich lene heute Deutsch. ⑦Ich spreche lieber Deutsch. ⑧Ich spreche lieber Deutsch. ⑨Regensburgs Stadtmitte ⑩Regensburgs Stadtmitte ⑪Kenji telefoniert nach Munchen. ⑫Kenji telefoniert nach Munchen. ⑬Ich nehme diese Tasche ! ⑭Ich nehme diese Tasche. ⑮Die Prufung

【開講】前期 月3【担当】 青山 豊

教養教育科目

選択科目

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ドイツ語ⅠB(2015年度以降入学生)ドイツ語ⅠC(2014年度以前入学生)

■講義概要 この授業は、初めてドイツ語を学習する人を対象としています。ドイツ語のアルファベットの読み方、発音、簡単な挨拶というようなことから始め、初級文法を理解し、ドイツ語の運用能力の基礎を作ることを目的としています。授業の効果を上げるために予習復習をしっかりすることを希望します。受身に文法を覚えるのではなく、能動的に文法を使いこなしてみましょう。

■到達目標 「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」という総合的なドイツ語運用能力の基本の確立を目指すとともに、日本語とは異なったドイツ語のもつ端正な美しさを感じ、ことばの背後にあるドイツ文化やドイツ人の心に触れてほしいと思います。 ■講義方法

各課の文法を解説した後、テキストの文法問題を練習します。時間が許せば、ドイツに関するビデオや映画なども観る予定です。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎回のこまめな予習、復習が学習効果を増進します。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 出席状況、練習問題等の理解度、授業態度による。

定期試験(70%) テキストの内容に関する筆記試験 平常点(30%)と学期試験(70%)を合計し、100点満点で評価します。 ■テキスト

富山典彦 『基礎がわかる!ドイツ文法』 郁文堂 2,300円 辞書等については授業中に紹介します。

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 外国語を学ぶということは根気と忍耐を必要としますが、じっくりと物事に取り組んだ後に得られる達成感を共に味わえればと思います。学習者の積極的な授業態度を期待します。

■講義計画 ①ドイツ語のABCと発音とアウトライン ②ドイツ語の発音練習と挨拶表現 ③名詞の性と複数形 ④動詞の現在人称変化(1) ⑤名詞と定冠詞の格変化 ⑥名詞と不定冠詞の格変化 ⑦動詞の現在人称変化(2) 命令文 ⑧中間まとめテスト ⑨不定冠詞類、定冠詞類 ⑩話法の助動詞、未来形 ⑪前置詞の格支配 ⑫複合動詞 ⑬再帰代名詞と再帰動詞 ⑭前期の総復習 ⑮後半期まとめテスト

【開講】前期 月3【担当】 呉 春吉

ドイツ語ⅠB(2015年度以降入学生)ドイツ語ⅠC(2014年度以前入学生)

■サブタイトル テキスト、インターネット、DVDなどを使って、多角的に学習するドイツ語、文法編 (前半部分)

■講義概要 語学を本気で学ぼうと思えば、文法的な理解は欠かせません。この講義ではドイツ語の文法を最初歩から順を追って積み上げていきます。ドイツ語は、ドイツのほか、オーストリア、スイスでも話されています。それらの国のこともDVDなどを使って学んでいきましょう。ドイツ語圏の音楽、映画なども取り上げたいと思っています。

■到達目標 基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができる。ドイツ語文法の基礎を身につけます。文法のための文法ではなく、いわゆる使える文法を習得します。 ■講義方法

一人一台のPCが使えるCALL教室で授業をする予定です。講義の進行は教科書に従っていきます。映像教材は提出するレポートの資料となるのでしっかり見るようにしてください。

■系統的履修 必修ではありませんが、平行して開講されるドイツ語の授業を取るのが理想的です。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業中に随時指示します。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 授業への参加度・宿題・レポートなどによる「平常点」

小テスト(60%) 数回の筆記テストは、すべて授業中に実施します。

総得点で60%以上が合格です。出席は3分の2以上必要です。遅刻2回につき欠席1回に換算しますので、注意してください。 ■テキスト

富山典彦 『基礎が分かる! ドイツ文法』 郁文堂 2,300円 ■参考文献

必要があれば、授業のなかで紹介します。 ■履修上の注意・担当者からの一言

ほんとうにドイツ語が身につく講義にしていくつもりです。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

開講時に連絡方法を言います。 ■講義計画

①オリエンテーション ②発音とつづり ③Lektion 1 名詞の性と複数形 ④Lektion 2 動詞の人称変化 ⑤第1回小テスト/不規則変化 ⑥Lektion 3 定冠詞・不定冠詞 ⑦Lektion 4 命令形、等 ⑧第2回小テスト/定冠詞類 ⑨Lektion 5 不定冠詞類 ⑩Lektion 5 人称代名詞 ⑪第3回小テスト/話法の助動詞 ⑫Lektion 7 前置詞 ⑬Lektion 7 同上 ⑭第4回小テスト/前期のまとめ1 ⑮前期のまとめ2

【開講】前期 水3【担当】 永井 達夫

教養教育科目

選択科目

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ドイツ語ⅡA(2015年度以降入学生)ドイツ語ⅠB(2014年度以前入学生)

■サブタイトル ドイツを知るための第一歩 ■講義概要

ドイツ語をとおしてドイツ語圏および周辺諸国に目を向けられるようになるための手段、またEUの時代をむかえた新しいヨーロッパに対する理解への手がかりとしてこのⅡAの授業を位置付ける。この授業では内容的にはⅠAを引き継ぎながらも、たとえばワク構造や副文といったドイツ語らしい文の構造を学ぶことによって、日本語や英語とは異なる思考のあり方に気づくことになる。またそれと同時に、辞書をひきながらドイツ語の文章を読み解いていく知的な喜びを味わうこともできるようになる。特に表現力をつけるためにドイツ語ⅡBを併せて履修することを強くすすめる。

■到達目標 自分にとって身近な事柄について、基本的な語句や表現を組み立ててやりとりをすることができる。

「ことば」を学ぶうちに、ドイツ人の生活や文化にも目が向くようになり、現代のドイツやヨーロッパに対する認識もあらたなものとなるだろう。 ■講義方法

テキストの音声を毎回聞きながら授業を進める。 ■系統的履修

ドイツ語ⅡB(特にドイツ語を総合的に理解するために、この科目との同時履修が望ましい。) ■授業時間外における予・復習等の指示

毎回短時間でも予習と復習をすること。 ■成績評価の方法

平常点(40%) 授業態度を重視する。 その他(60%)

平常点(40%)と定期試験または臨時試験の点数(60%)を総合して評価する。

■テキスト 今村  武 『レーアブッフ=レーゲンスブルグ』 朝日出版社 2,500円

■参考文献 辞書等については授業中に説明する。

■履修上の注意・担当者からの一言 CDを用いてドイツ語を聞き取る努力をしてほしい。質問や相談事がある場合には遠慮なくどうぞ。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 メールアドレス:[email protected]

■講義計画 ①Eine Fahrt nach Passau. ②Eine Fahrt nach Passau. ③Ein Brief aus Berlin. ④Ein Berlin aus Berlin. ⑤Ich mochte nach Itarien fahren. ⑥Ich mochte nach Italien fahren. ⑦Ich bin ins Kino gegangen. ⑧Ich bin ins Kino gegangen. ⑨Geh sofort zum Arzt ! ⑩Geh sofort zum Arzt ! ⑪Wenn ich doch nur mitfl iegen konnte ! ⑫Wenn ich doch nur mitfl iegen konnte ! ⑬Erganzung ⑭Erganzung ⑮Die Prufung

【開講】後期 月3【担当】 青山 豊

ドイツ語ⅡA(2015年度以降入学生)ドイツ語ⅠB(2014年度以前入学生)

■講義概要 この授業は、前期に習得した知識を踏まえた上で、さらに様々な動詞表現、時制等を学びます。テキストは平易な語句を使いながら、楽しい会話表現や読解力を鍛えながらも興味のもてる内容がバランスよく配置されています。授業の効果を上げるために予習復習をしっかりすることを希望します。受身に文法を覚えるのではなく、能動的に文法を使いこなしてみましょう。 ■到達目標

自分にとって身近な事柄について、基本的な語句や表現を組み立ててやりとりをすることができる。

「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」という総合的なドイツ語運用能力の基本の確立を目指すとともに、日本語とは異なったドイツ語のもつ端正な美しさを感じ、ことばの背後にあるドイツ文化やドイツ人の心に触れてほしいと思います。 ■講義方法

各課の文法を解説した後、文法問題を練習します。この後、テキストの文章を読み、最後に会話練習等を練習する予定です。時間が許せば、ドイツに関するビデオや映画なども観る予定です。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎回のこまめな予習、復習が学習効果を増進します。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 出席状況、練習問題等の理解度、授業態度による。

定期試験(70%) テキストの内容に関する筆記試験 平常点(30%)と学期試験(70%)を合計し、100点満点で評価します。

■テキスト 今村 武 『レーアブック=レーゲンスブルク』 朝日出版社 2,500円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 外国語を学ぶということは根気と忍耐を必要としますが、じっくりと物事に取り組んだ後に得られる達成感を共に味わえればと思います。学習者の積極的な授業態度を期待します。

■講義計画 ①前期の復習 ②zu不定詞 ③分離動詞と非分離動詞 ④形容詞の用法と格変化 ⑤話法の助動詞 ⑥動詞の3基本形(1) ⑦過去形 ⑧現在完了形 ⑨動詞の復習とまとめ ⑩受動態 ⑪関係代名詞(1) ⑫関係代名詞(2) ⑬接続法(1) ⑭接続法(2) ⑮総復習

【開講】後期 月2【担当】 呉 春吉

教養教育科目

選択科目

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ドイツ語ⅡB(2015年度以降入学生)ドイツ語ⅠD(2014年度以前入学生)

■講義概要 この授業は、前期に習得したドイツ語の知識を踏まえた上で、さらに様々な動詞表現、時制等を学びます。引き続きドイツ語の基礎文法と基本的なドイツ語運用能力を作ることを目的とします。授業の効果を上げるために予習復習をしっかりすることを希望します。受身に文法を覚えるのではなく、能動的に文法を使いこなしてみましょう。 ■到達目標

自分にとって身近な事柄について、基本的な語句や表現を組み立ててやりとりをすることができる。

「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」という総合的なドイツ語運用能力の基本の確立を目指すとともに、日本語とは異なったドイツ語のもつ端正な美しさを感じ、ことばの背後にあるドイツ文化やドイツ人の心に触れてほしいと思います。 ■講義方法

各課の文法を解説した後、テキストの文法問題を練習します。時間が許せば、ドイツに関するビデオや映画なども観る予定です。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎回のこまめな予習、復習が学習効果を増進します。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 出席状況、練習問題等の理解度、授業態度による。

定期試験(70%) テキストの内容に関する筆記試験 平常点(30%)と学期試験(70%)を合計し、100点満点で評価します。 ■テキスト

富山典彦 『基礎がわかる!ドイツ文法』 郁文堂 2,300円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 外国語を学ぶということは根気と忍耐を必要としますが、じっくりと物事に取り組んだ後に得られる達成感を共に味わえればと思います。学習者の積極的な授業態度を期待します。

■講義計画 ①前期の復習 ②動詞の3基本形 ③動詞の3基本形と6時称 ④現在完了形 ⑤過去形 ⑥形容詞の用法と格変化 ⑦受動態 ⑧中間まとめテスト ⑨接続詞 ⑩関係詞、指示代名詞 ⑪関係詞、指示代名詞 ⑫形容詞、副詞の比較変化 ⑬zu不定詞と分詞 ⑭接続法 ⑮後半期まとめテスト

【開講】後期 月3【担当】 呉 春吉

ドイツ語ⅡB(2015年度以降入学生)ドイツ語ⅠD(2014年度以前入学生)

■サブタイトル テキスト、インターネット、DVDなどを使って、多角的に学習するドイツ語、文法編 (後半部分)

■講義概要 ドイツ語ⅠB(ⅠC)の続きです。授業の概要はⅠB(ⅠC)と同じです。以下は繰り返しになります。

「語学を本気で学ぼうと思えば、文法的な理解は欠かせません。この講義ではドイツ語の文法を最初歩(ⅠB、ⅠCの続き)から順を追って積み上げていきます。ドイツ語は、ドイツのほか、オーストリア、スイスでも話されています。それらの国のこともDVDなどを使って学んでいきましょう。ドイツ語圏の音楽、映画なども取り上げたいと思っています。」 ■到達目標

自分にとって身近な事柄について、基本的な語句や表現を組み立ててやりとりをすることができる。引き続き、ドイツ語文法の基礎を身につけます。文法のための文法ではなく、いわゆる使える文法を習得します。

■講義方法 一人一台のPCが使えるCALL教室で授業をする予定です。講義の進行は教科書に従っていきます。映像教材は提出するレポートの資料となるのでしっかり見るようにしてください。 ■系統的履修

必修ではありませんが、平行して開講されるドイツ語の授業を取るのが理想的です。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業中に随時指示します。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 授業への参加度・宿題・レポートなどによる「平常点」 小テスト(60%) 数回の筆記テストは、すべて授業中に実施します。

総得点で60%以上が合格です。出席は3分の2以上必要です。遅刻2回につき欠席1回に換算しますので、注意してください。 ■テキスト

富山典彦 『基礎が分かる! ドイツ文法』 郁文堂 2,300円 ■参考文献

必要があれば、授業のなかで紹介します。 ■履修上の注意・担当者からの一言

後期になって学習の速度が少し上がりますが、予習復習をしっかりしてついてきてください。ドイツ語ⅠB(ⅠC)を履修せずにこの講義を取る学生は、開講時までに自分で前期の範囲を学習しておくことが前提となります。後期も引き続きレポートなどの課題をたくさん出します。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 開講時に連絡方法を言います。

■講義計画 ①前学期の復習 ②Lektion 8 複合動詞 ③Lektion 8 再帰動詞・非人称動詞 ④第1回小テスト/動詞の3基本形 ⑤Lektion 9 完了形、等 ⑥Lektion 10 形容詞の格変化 ⑦Lektion 10 同上 ⑧第2回小テスト/受動表現1 ⑨Lektion 11 受動表現2 ⑩Lektion 12 接続詞 ⑪Lektion 13 関係文 ⑫第3回小テスト/比較表現 ⑬Lektion 15 zu不定詞 ⑭第4回小テスト/後期のまとめ1 ⑮後期のまとめ2

【開講】後期 水3【担当】 永井 達夫

教養教育科目

選択科目

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ドイツ語セミナーA

■サブタイトル 現代のドイツを知る ■講義概要

既習の知識を確認しながら、ドイツ語文を正確に理解できるようにゆっくりと授業を進めていく。 ■到達目標

ドイツ語に対する理解を深め、自立的に学習することができる。また、文化や社会について主体的に考察することができる。 ■講義方法

テキストの内容に沿ってすすめる。 ■授業時間外における予・復習等の指示

少しの時間でも予習をして授業に臨んでほしい。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 小テスト(50%) 特になし ■テキスト

橋本正義 『フィール・シュパース〈四訂版>』 郁文堂 特になし

■参考文献 特になし

■講義計画 ①授業の進め方 ②ドイツ語は楽しい ③サッカー ④お菓子 ⑤パン ⑥童話 ⑦アウトバーン ⑧小テスト ⑨自然保護 ⑩余暇 ⑪再統一 ⑫政治 ⑬クリスマス ⑭エネルギー ⑮まとめ

【開講】前期 月4【担当】 青山 豊

ドイツ語セミナーB

■サブタイトル 日本から見たドイツ ■講義概要

現代ドイツの人々の生活を日本との違いという観点からみる。 ■到達目標

言語に対する理解を深め、自立的に学習することができる。また、文化や社会について主体的に考察することができる。 ■講義方法

一歩一歩進めながら知識を確実なものにしていく。 ■授業時間外における予・復習等の指示

予習に努力してほしい。 ■成績評価の方法

平常点(100%) 特になし。 ■テキスト

『プリント使用』 特になし。 ■参考文献

特になし。

■講義計画 ①授業の進め方の説明 ②プリント使用 ③プリント ④プリント ⑤プリント ⑥プリント ⑦プリント ⑧プリント ⑨プリント ⑩プリント ⑪プリント ⑫プリント ⑬プリント ⑭プリント ⑮まとめ

【開講】後期 月4【担当】 青山 豊

教養教育科目

選択科目

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日本語

■サブタイトル あなたの日本語力を総合チェック! ■講義概要

この授業は主に学部一年生の留学生を対象としています。難しい入学試験を突破して大学に入学できたけれど、大学での授業内容が聞き取れない、日本人学生とのコミュニケーションが取れない、といった悩みを持つ留学生が多数います。一人一人の学生について、今までの日本語学習の成果を総合チェックし、大学での学習に耐えられるレベルの、授業を聞き取る力、ノートを要領よくとる技術、日本語話者に対して正しい発音で話せる発話力、レポートなどを書くための文法力の強化を目的としています。あなたの日本語力を基礎からワン・ランク・アップするための授業です。 ■到達目標

学部の授業内容に関し理解・表現する能力を高めること。 ■講義方法

学期初めにインタビューで総合的な日本語の力を診断し、学生一人一人に合った学習内容を提示します。その後、相談して学習方針を決め、スケジュールに従って、学習を進めていき、期末には弱点を克服でき、自信をもって大学の授業に積極的に参加できるようにします。

■授業時間外における予・復習等の指示 随時、宿題や課題を出し、継続的に学習できる体制をとります。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 授業参加度を重視します。 小テスト(20%) 項目ごとに小テストを実施し、自分の日本語

力の向上を実感できるようにします。 レポート(30%) 期末に期間中に最も関心を持ったことについ

て調べ、レポートにし、提出してもらいます。 そ の 他(20%) 宿題などの提出を考慮します。 ■テキスト

佐々木瑞枝ほか 『大学で学ぶための日本語ライティング』 The Japan Times 赤木浩文ほか 『リズムで身につく日本語の発音』 スリーエーネットワーク 上記の書籍を買う必要はありません。

■参考文献 犬飼康弘 『聴解・発表アワークブック』 スリーエーネットワーク 上記の書籍は買う必要はありません。

■履修上の注意・担当者からの一言 留学生は、特に入学当初、大学の授業を受けることにも日本人学生との交流にも支障を感じ、悩むと思います。そのような留学生をぜひ支援したいと思っています。留学生にとって、大学生活を円滑に進められるかどうかは、日本語力にかかっています。一人ひとり弱点は違い、それぞれ適切に対処しなければなりません。 また、学習以外にも悩みや心配はあると思いますが、何でも気軽に相談してください。適切なアドバイスを提示することができると思います。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

出講日は月曜日ですので、そのほかの日には、下記のメールアドレスへご連絡ください。[email protected] ■講義計画

①聞く/話す/読む/書くの日本語力を準備した内容のチェックシートで判断します。また、インタビューで日本語の話す力と聞く力を詳しく調べます。

②第1回で調べた日本語力の弱点強化のための計画を相談します。 ③発音チェック1、書くことの練習1 ④発音チェック2、話してみよう1 ⑤発音チェック3、書くことの練習2 ⑥発音チェック4、話してみよう2 ⑦発音チェック5、書くことの練習3 ⑧発音チェック6、ミニ・スピーチ練習 ⑨発音チェック7、ミニ・スピーチ本番 ⑩最終発音チェック、発音の振り返り ⑪まとまりのある文を書く上の知識1、演習 ⑫まとまりのある文を書く上の知識2、演習 ⑬まとまりのある文を書く上の知識3、 ⑭期末スピーチ1、練習、期末レポート作成 ⑮期末スピーチ2、本番 期末レポート提出と期末アンケート

【開講】前期 月1【担当】 北川 逸子

教養教育科目

選択科目

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日本語

■サブタイトル ディベートと研究発表(アカデミック・ジャパニーズ)

■講義概要 この授業では二つの目的があります。大学の授業では、ディスカッションやディベートをすることが多いです。その時、どのような日本語を使えば、うまく自分の意見を発表できるでしょうか。また、自分の研究を書き上げた論文、レポートの内容をほかの多くの聴衆にどのように理解してもらったらいいでしょうか。この授業では、ディスカッション、ディベートの方法を学び、研究内容をMicrosoft PowerPoint を使って、視覚的に分かりやすく提示する方法を実践します。 いずれについても学生一人一人のニーズに合った内容やスケジュールで進めていきます。

■到達目標 ①ディスカッションやディベートの方法を学ぶこと。②自分の研究内容をプレゼンテーションできること。 ■講義方法

① 与えられたテーマでディスカッション、ディベートに参加するために、資料集めの方法から、ディベートの技法まで学習し、立論を書く。

② プレゼンテーションについては、個人指導、または小グループ指導の形で、学生それぞれのテーマに即して、レポートの作成、資料さがし、視覚資料の作成を指導する。そののち、日本語での発表に向けて、話しかたの指導を行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業で学習したディベートの立論の内容、論文、レポートの書き方をふまえて、自分で書いた文を次の授業前にメールで担当者に送り、添削を受ける。視覚資料についても同じ方法で送信する。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 授業参加度を重視します。 レポート(40%) ディベート立論、研究発表原稿、視覚資料 そ の 他(30%) 研究発表 出席率67%以下の学生には単位を付与しません。毎週出席してください。また、発表原稿、視覚資料は最終版を必ず提出してください。

■テキスト 産能短期大学 『研究発表の方法』 産能短期大学 2,233円 三浦香苗ほか 『アカデミックプレゼンテーション入門』 ひつじ書房 浜田麻里ほか 『論文ワークブック』 くろしお出版 学生は上記のテキストを購入する必要はありません。 ■参考文献

産能短期大学 『大学生のための日本語』 産能短期大学 2,800円 佐藤喜久雄 『表現技術3』 創拓社 2,200円 学生は上記の書籍を購入する必要はありません。毎回、プリントを渡します。 ■履修上の注意・担当者からの一言

この授業は要求されることが多いので、学生自身の努力が大変重要です。また、日本語については責任を持って指導しますが、専攻の内容については学部の指導教員のご指導を仰いでください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 月曜日に登校します。それ以外の日の連絡、および書いたレポートや視覚資料の添削はメールを使って送ってください。メールアドレスは以下の通りです。[email protected]

■講義計画 ①自己紹介、研究発表とはどんなものか ②研究発表の順序を学ぶ、研究発表計画書を書く ③研究発表の内容アウトライン作成 ディベート、ディスカッション概要 ④研究発表の資料を探す ディベートの技法1 ⑤発表内容の執筆1 ディベートの立論作成1 ⑥発表内容の執筆2 ディベートの立論作成2 ⑦研究発表内容の執筆3 ⑧参考文献一覧の作成 ディベート本番1 ⑨視覚資料の作成1 ディベート2の準備 ⑩視覚資料の作成2 ディベート2資料作成 ⑪視覚資料の作成3 ディベート2立論作成1 ⑫リハーサル1 ディベート2立論作成2 ⑬リハーサル2 ディベート2本番 ⑭研究発表 ⑮ふりかえりと授業アンケート

【開講】後期 月1【担当】 北川 逸子

教養教育科目

選択科目

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日本の文化

■サブタイトル 京都四大行事と歳時記:京に学ぶ京を学ぶ ■講義概要

皆さんが学ぶ龍谷大学は京都に在って、世界有数の歴史と伝統を誇る大学です。この【京都】は、〔古都〕〔学問の都〕〔国際都市〕

〔観光都市〕〔学研都市〕〔歴史都市〕〔宗教都市〕などと形容されます。京都は古来、小説や映画の舞台となってきました。全国には〔小京都〕と呼ばれる都市は少なくなく、また、全世界にも京都の〔国際姉妹都市〕〔国際友好都市〕は少なくありません。就学旅行で京都に来たという人も少なくないはずです。人はなぜ、京都に憧れ、惹かれるのか、この講座では、京都の魅力を伝えながら、考えていきたいと思います。 ■到達目標

京都の文化の基本的な事柄が理解できる。 ■講義方法

講義形式を主とし、京都の魅力を存分に伝える。 ■系統的履修

〔文化関係〕〔文学関係〕〔芸術関係〕〔観光関係〕〔歴史関係〕〔宗教関係〕などに関連する諸科目。

■授業時間外における予・復習等の指示 休日等時間のある際には京都の寺院仏閣、神社、史跡、博物館、祭、行事、花街を見学すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 定期試験(80%) 平常点は、受講生の人数等により、適宜小テストやレポートを課すこともあり、それを平常点と勘案することもある。 ■テキスト

泉 文明 『京ことばとその周辺』 晃洋書房 1,800円 授業時に指示及び配布プリント。

■参考文献 上田正昭監修、芳賀徹編集 『京都学を学ぶ人のために』 世界思想社 堀井令以知 『京都語を学ぶ人のために』 世界思想社 授業時に指示。

■履修上の注意・担当者からの一言 板書やパワーポイントを写真に撮ることは禁止します。京都に興味・関心のある人はぜひ受講して下さい。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 3学部合同ですので、質疑応答等は全て授業時にお願いします。そのための時間は可能な範囲で確保します。

■講義計画 ①概論 ②京都の季節感・歳時記 ③京の町のでき方・歴史 ④京都の四大行事概観 ⑤葵祭 ⑥祇園祭 ⑦お盆行事と五山送り火 ⑧時代祭 ⑨映画で学ぶ京都1 ⑩映画で学ぶ京都2 ⑪映画で学ぶ京都3 ⑫映画で学ぶ京都4 ⑬京都の京都の世界遺産・国宝・重要文化財/小京都と姉妹都市・

友好都市/京ことば1 ⑭京都の伝統工芸・伝統芸能・茶花香道/京ことば2 ⑮総論

【開講】後期 月3【担当】 泉 文明

人間と社会と法

■サブタイトル 現代日本における人権 ■講義概要

日本国憲法が保障した平等は、法的な身分制度を否定しただけではなく、社会的な階層関係をも破壊した。その結果、一方で、身分制度から解放された国民の活力は高度経済成長と均質な社会を実現したが、他方で、平等意識に基づく無節操な自己主張ははどめを失い無秩序と混乱をもたらした。いずれにしても、日本の社会は憲法制定時からあまりにも変わってしまい、いまや憲法制定者が予想もしなかった利益や自由が人権の名の下に主張されている。そこで本講義では、人権の歴史をふまえたうえで、社会的背景や訴訟理論にもふれつつ、新しい人権について裁判所の判決を中心に検討したい。 ■到達目標

基本的な法的思考を身につけること。 ■講義方法

原則として毎回レジュメを配布し、レジュメに沿って講義を進めるので、レジュメを有効に活用して、しっかりしたノートを作成してもらいたい。

■系統的履修 法学入門か日本国憲法を受講していることを前提として講義を行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

レジュメを読み返し、必要があれば、自ら書き込みを行う。 ■成績評価の方法

レポート(100%) 出席2/3以上の者を対象とする ■テキスト

特に指定しない。

■参考文献 佐藤幸治他編 『デイリー六法平成28年版』 三省堂

■履修上の注意・担当者からの一言 六法は持参してもらいたい。私語が許されないのは当然であるが、それに加えて、携帯電話の所持者は電源を切っておくこと。

■講義計画 ①人権の歴史と分類 ②憲法訴訟Ⅰ ③憲法訴訟Ⅱ ④日本国憲法の成立 ⑤戦後史Ⅰ ⑥戦後史Ⅱ ⑦戦後史Ⅲ ⑧幸福追求権と新しい人権 ⑨プライバシーの権利 ⑩知る権利 ⑪環境権 ⑫自己決定権Ⅰ ⑬自己決定権Ⅱ ⑭裁判員制度Ⅰ ⑮裁判員制度Ⅱ

【開講】前期 木4【担当】 時本 義昭

教養教育科目

選択科目

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発達と教育A

■講義概要 教育心理学の立場から、発達と教育について講義する。教育心理学は大きく発達、学習、人格、測定・評価という4つの領域からなるが、ここでは発達と教育を並列的にみた場合どちらかというと教育に関連の深い領域である人格領域と測定・評価領域を中心に講義する。人格領域は、性格あるいはパーソナリティともよばれるが、学校教育現場では生徒理解、生徒指導のために欠かせない領域である。とくに個性重視をうたう今日の教育界の流れから、生徒一人一人を理解するため人格領域の学習は必須である。測定・評価領域もまた教育活動にとってなくてはならないものである。例えば、学校教育では自ら学ぶ力や意欲といったものを重視しているが、生徒にそれらが身についたか否かをどうやって判断するのか。教育では物理量ではなく心理量を対象とする場合が多いだけに、教職をめざす者はその測定・評価方法について正しい知識を持っていなければならない。 なお、心身に障がいのある幼児・児童・生徒の発達や学習の過程についても講義する。 ■到達目標

人格・個性の理解。適応・不適応のメカニズムとその対処法の理解。測定・評価方法およびその理論についての理解。学級集団の特性と学級指導法についての理解。障がい児の学習・発達についての理解。 ■講義方法

口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、OHP、ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。 ■系統的履修

「学習・発達論B」とセットになっているので、本講義を履修後「学習・発達論B」を履修することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

本講義の単位を得る為には、授業前に行うべき予習(90分)、および授業後に行うべき復習(90分)が共に義務付けれられているので、必ず行なうこと。(講義内において学生を指名するなどして時折チェックを行うことがある。) ■成績評価の方法

その他(100%) 以下を参照。 ●定期試験(記述式。教科書・ノート他、一切持ち込み不可)を100点満点とするが、授業外レポートおよび出席態度の評点が悪い者については、減点を行う。なお試験の形式については毎回変更を行うこととするが、大量の記述を要するものとなっているので予め十分に準備をしておくこと。この科目はいわゆる「楽勝科目」ではない。受講者には向学心と強い学習意欲が求められる。万が一講義との相性が合わなかったケースにおいては、後ほど必ず「履修放棄」の手続を行い、名簿からの抹消を行うこと。 ■テキスト

特になし ■参考文献

発達心理学再考のための序説 『浜田寿美男』 発達と教育の心理学―子どもは「ひと」の原点 (心理学の世界 教養編) 『麻生 武』 授業において適宜指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。 なお、当科目はいわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。

■講義計画 ①学習とは何か・発達とは何か(序論) ②学習・発達における個性のあり方をめぐって ③発達と自我、それらをめぐる教育について ④対人関係と自己の発達 ⑤子どもの生活世界/学校・学級とは何ものか ⑥適応・不適応の問題 ⑦ピアジェ・ワロンの発達理論・概説 ⑧知性とは何か、どのように測るべきか ⑨学習と日常認知ー日常に活かされている知のあり方 ⑩障がい児の発達過程/心身の発達と学習 ⑪自ら学ぶ力とはー「敢えて教えない」教育の意味をめぐって ⑫発達と現代の諸問題(1)~ 人間関係、とりわけ家族をめぐ

る問題について ⑬発達と現代の諸問題(2)~様々な病理をめぐって ⑭発達と現代の諸問題(3)~教育のあるべき姿とは ⑮まとめと今後の課題・質疑応答(総括的議論)

【開講】前期 水1【担当】 松島 恵介

教養教育科目

選択科目

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発達と教育A

■講義概要 教育心理学の立場から、発達と教育について講義する。教育心理学は大きく発達、学習、人格、測定・評価という4つの領域からなるが、ここでは発達と教育を並列的にみた場合どちらかというと教育に関連の深い領域である人格領域と測定・評価領域を中心に講義する。人格領域は、性格あるいはパーソナリティともよばれるが、学校教育現場では生徒理解、生徒指導のために欠かせない領域である。とくに個性重視をうたう今日の教育界の流れから、生徒一人一人を理解するため人格領域の学習は必須である。測定・評価領域もまた教育活動にとってなくてはならないものである。例えば、学校教育では自ら学ぶ力や意欲といったものを重視しているが、生徒にそれらが身についたか否かをどうやって判断するのか。教育では物理量ではなく心理量を対象とする場合が多いだけに、教職をめざす者はその測定・評価方法について正しい知識を持っていなければならない。 なお、心身に障がいのある幼児・児童・生徒の発達や学習の過程についても講義する。 ■到達目標

人格・個性の理解。適応・不適応のメカニズムとその対処法の理解。測定・評価方法およびその理論についての理解。学級集団の特性と学級指導法についての理解。障がい児の学習・発達についての理解。 ■講義方法

口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、OHP、ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。 ■系統的履修

「学習・発達論B」とセットになっているので、本講義を履修後「学習・発達論B」を履修することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

本講義の単位を得る為には、授業前に行うべき予習(90分)、および授業後に行うべき復習(90分)が共に義務付けれられているので、必ず行なうこと。(講義内において学生を指名するなどして時折チェックを行うことがある。) ■成績評価の方法

その他(100%) 以下を参照。 ●定期試験(記述式。教科書・ノート他、一切持ち込み不可)を100点満点とするが、授業外レポートおよび出席態度の評点が悪い者については、減点を行う。なお試験の形式については毎回変更を行うこととするが、大量の記述を要するものとなっているので予め十分に準備をしておくこと。この科目はいわゆる「楽勝科目」ではない。受講者には向学心と強い学習意欲が求められる。万が一講義との相性が合わなかったケースにおいては、後ほど必ず「履修放棄」の手続を行い、名簿からの抹消を行うこと。 ■テキスト

特になし ■参考文献

発達心理学再考のための序説 『浜田寿美男』 発達と教育の心理学―子どもは「ひと」の原点 (心理学の世界 教養編) 『麻生 武』 授業において適宜指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。 なお、当科目はいわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。

■講義計画 ①学習とは何か・発達とは何か(序論) ②学習・発達における個性のあり方をめぐって ③発達と自我、それらをめぐる教育について ④対人関係と自己の発達 ⑤子どもの生活世界/学校・学級とは何ものか ⑥適応・不適応の問題 ⑦ピアジェ・ワロンの発達理論・概説 ⑧知性とは何か、どのように測るべきか ⑨学習と日常認知ー日常に活かされている知のあり方 ⑩障がい児の発達過程/心身の発達と学習 ⑪自ら学ぶ力とはー「敢えて教えない」教育の意味をめぐって ⑫発達と現代の諸問題(1)~ 人間関係、とりわけ家族をめぐ

る問題について ⑬発達と現代の諸問題(2)~様々な病理をめぐって ⑭発達と現代の諸問題(3)~教育のあるべき姿とは ⑮まとめと今後の課題・質疑応答(総括的議論)

【開講】前期 水2【担当】 松島 恵介

教養教育科目

選択科目

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発達と教育B

■講義概要 教育心理学の立場から、発達と教育について講義する。教育心理学は大きく発達、学習、人格、測定・評価という4つの分野からなるが、ここでは発達領域と学習領域を中心に講義する。発達領域では、そもそも発達とは何か、発達と教育の関係、発達の規定因など理論的問題を論じなければならない。また具体的問題として、①幼児期、児童期、青年期などの発達の様相、②身体の発達、社会性の発達など発達の諸側面についても述べる。さらに発達に関する遺伝と環境の問題についても述べる予定である。学習領域では、狭い意味での学習のみにとどまらず、広く学習意欲や動機づけの心理学の知見を紹介したい。これらは教科学習に密接に関係しているのみならず、児童・生徒に自ら考える力をつけさせるという学習指導目標の理論的基盤となっている分野だからである。さらに最近の教育心理学的学習観についても述べる。 なお、心身に障がいのある幼児・児童・生徒の発達や学習の過程および教育心理学的支援の仕方などについてもふれる予定である。

■到達目標 発達の大まかな道筋や学習のさまざまな形態を説明することが出来る。また障がい児をめぐる学習や支援について理解し説明出来る。

■講義方法 口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、OHP、ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。 ■系統的履修

「学習・発達論A」とセットになっているので、「学習・発達論A」を予め履修することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

本講義の単位を得る為には、授業前に行うべき予習(90分)、および授業後に行うべき復習(90分)が共に義務付けれられているので、必ず行なうこと。(講義内において学生を指名するなどして時折チェックを行うことがある。) ■成績評価の方法

その他(100%) 以下を参照。 ●定期試験(記述式。教科書・ノート他、一切持ち込み不可)を100点満点とするが、授業外レポートおよび出席態度の評点が悪い者については、減点を行う。なお試験の形式については毎回変更を行うこととするが、大量の記述を要するものとなっているので予め十分に準備をしておくこと。この科目はいわゆる「楽勝科目」ではない。受講者には向学心と強い学習意欲が求められる。万が一講義との相性が合わなかったケースにおいては、後ほど必ず「履修放棄」の手続を行い、名簿からの抹消を行うこと。 ■テキスト

特になし ■参考文献

発達心理学再考のための序説 『浜田寿美男』 発達と教育の心理学―子どもは「ひと」の原点 (心理学の世界 教養編) 『麻生 武』 授業において適宜指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。 なお、当科目はいわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。

■講義計画 ①学習と発達を学ぶ意義(序論) ②発達とは何か-諸理論の概観 ③発達段階論をめぐって ④発達と環境・遺伝 ⑤生涯発達という視点 ⑥発達と学校文化とのかかわり ⑦学習をめぐる理論について ⑧学習と自律性・他律性/学習意欲・動機づけ ⑨学習・教育とメディアコミュニケーション ⑩性役割の形成過程(強化学習/モデリング等の理論をめぐって) ⑪障がいを持つ子とのかかわり・支援をめぐって ⑫発達と現代的諸問題(1)-社会的問題行動をめぐって ⑬発達と現代的諸問題(2)- 発達過程における言語能力・論理

構成力をめぐって ⑭発達と現代的諸問題(3)-” 遊び” と学習・教育のかかわり ⑮発達理論はいかにあるべきか-まとめと今後の課題・質疑応答

【開講】後期 水1【担当】 松島 恵介

教養教育科目

選択科目

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発達と教育B

■講義概要 教育心理学の立場から、発達と教育について講義する。教育心理学は大きく発達、学習、人格、測定・評価という4つの分野からなるが、ここでは発達領域と学習領域を中心に講義する。発達領域では、そもそも発達とは何か、発達と教育の関係、発達の規定因など理論的問題を論じなければならない。また具体的問題として、①幼児期、児童期、青年期などの発達の様相、②身体の発達、社会性の発達など発達の諸側面についても述べる。さらに発達に関する遺伝と環境の問題についても述べる予定である。学習領域では、狭い意味での学習のみにとどまらず、広く学習意欲や動機づけの心理学の知見を紹介したい。これらは教科学習に密接に関係しているのみならず、児童・生徒に自ら考える力をつけさせるという学習指導目標の理論的基盤となっている分野だからである。さらに最近の教育心理学的学習観についても述べる。 なお、心身に障がいのある幼児・児童・生徒の発達や学習の過程および教育心理学的支援の仕方などについてもふれる予定である。

■到達目標 発達の大まかな道筋や学習のさまざまな形態を説明することが出来る。また障がい児をめぐる学習や支援について理解し説明出来る。

■講義方法 口頭説明および板書(要点のみ)を中心に講義を行うが、OHP、ビデオ等の補助的な視聴覚教材も用いることがある。 ■系統的履修

「学習・発達論A」とセットになっているので、「学習・発達論A」を予め履修することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

本講義の単位を得る為には、授業前に行うべき予習(90分)、および授業後に行うべき復習(90分)が共に義務付けれられているので、必ず行なうこと。(講義内において学生を指名するなどして時折チェックを行うことがある。) ■成績評価の方法

その他(100%) 以下を参照。 ●定期試験(記述式。教科書・ノート他、一切持ち込み不可)を100点満点とするが、授業外レポートおよび出席態度の評点が悪い者については、減点を行う。なお試験の形式については毎回変更を行うこととするが、大量の記述を要するものとなっているので予め十分に準備をしておくこと。この科目はいわゆる「楽勝科目」ではない。受講者には向学心と強い学習意欲が求められる。万が一講義との相性が合わなかったケースにおいては、後ほど必ず「履修放棄」の手続を行い、名簿からの抹消を行うこと。 ■テキスト

特になし ■参考文献

発達心理学再考のための序説 『浜田寿美男』 発達と教育の心理学―子どもは「ひと」の原点 (心理学の世界 教養編) 『麻生 武』 授業において適宜指示する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

既存の先入観に囚われることなく物事を多面的/多層的な観点から捉えようとする柔軟な基本姿勢を受講者に求める。なお講義内での教員からの指示は受講者全員に伝わっているものとして扱うので注意せよ。加えて、当然のことながら私語・中途入退室は厳しく禁ずる。 なお、当科目はいわゆる「楽勝科目」ではないので要注意。努力せず単位をとりたい学生は登録しないこと。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業終了時に時間を設けるのでその際に予約のこと。

■講義計画 ①学習と発達を学ぶ意義(序論) ②発達とは何か-諸理論の概観 ③発達段階論をめぐって ④発達と環境・遺伝 ⑤生涯発達という視点 ⑥発達と学校文化とのかかわり ⑦学習をめぐる理論について ⑧学習と自律性・他律性/学習意欲・動機づけ ⑨学習・教育とメディアコミュニケーション ⑩性役割の形成過程(強化学習/モデリング等の理論をめぐって) ⑪障がいを持つ子とのかかわり・支援をめぐって ⑫発達と現代的諸問題(1)-社会的問題行動をめぐって ⑬発達と現代的諸問題(2)- 発達過程における言語能力・論理

構成力をめぐって ⑭発達と現代的諸問題(3)-” 遊び” と学習・教育のかかわり ⑮発達理論はいかにあるべきか-まとめと今後の課題・質疑応答

【開講】後期 水2【担当】 松島 恵介

教養教育科目

選択科目

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フランス語ⅠA

■サブタイトル すぐに使えるフランス語 ■講義概要

この授業では、フランス語で気軽にコミュニケーションがとれるようになることを目指し、基礎的な会話を幅広くとりあげると同時に初歩的な文法解説を行います。教科書はパリの料理学校で学ぶ日本人が主人公となっており、食文化を通したフランス語学習を進めていきます。さらに様々な視聴覚教材を利用してフランスの文化についても解説を行い、多様な広がりを持つ授業としていきます。

■到達目標 基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができる。 ■講義方法

文法事項を解説し、発音指導を行います。 ■授業時間外における予・復習等の指示

毎回小テストがありますので、教員の指示に従って十分に準備すること。授業中に学んだ新しい語彙について復習すること。 ■成績評価の方法

小テスト(40%) 定期試験(60%) ■テキスト

藤田裕二 『タルト・タタン』 駿河台出版社 2,300円

■参考文献 辞書の購入は義務ではありませんが、仏和辞典を入手する場合は次の3点を特に勧めます。

『ディコ仏和辞典』(白水社)、『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(旺文社)、『クラウン仏和辞典』(三省堂)

『プチ・ロワイヤル仏和辞典』、『クラウン仏和辞典』には、電子辞書版があります。

■履修上の注意・担当者からの一言 初めて学ぶ外国語の場合、継続的な学習が必要不可欠です。毎回の出席を心がけ、授業中は集中して理解するよう努め、発音練習にも積極的に取り組んでください。

■講義計画 ①第0課 アルファベ ②第1課 主語人称代名詞 ③第1課 国籍を表す形容詞 ④第2課 名詞と不定冠詞 ⑤第2課 形容詞の性・数の一致 ⑥第3課 -er動詞 ⑦第3課 定冠詞 ⑧第4課 動詞avoir ⑨第4課 否定文 ⑩第5課 近接未来 ⑪第5課 指示形容詞 ⑫第6課 所有形容詞 ⑬第6課 疑問形容詞 ⑭第7課 定冠詞の縮約 ⑮まとめと復習

【開講】前期 水4【担当】 瓜生 濃世

フランス語ⅠB(2015年度以降入学生)フランス語ⅠC(2014年度以前入学生)

■サブタイトル さらに楽しいフランス語 ■講義概要

フランス語IA(14年次生以上はIA)は基礎的な文法知識の習得が主な目標となっています。それに対しIB(14年次生以上はIC)は、やはり文法項目についての解説も行うけれども、もっと多くのシチュエーションに触れ、実際にフランス語を多く口にすることで、より実践的な語学学習の場としたいと思います。同時に多くの視聴覚教材を利用して、フランスの文化と歴史について、幅広い解説をしていきます。さらに、盛りだくさんの内容を誇るコンピュータ教材を用いることで、発音練習なども深めていく予定です。 ■到達目標

基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりをすることができる。口頭練習を数多く取り入れることで、実践的なコミュニケーション能力を習得することを目指します。 ■講義方法

CALL教室を利用して、語学学習用ソフトウェア、DVDなどを積極的に活用します。

■系統的履修 前期完結の授業ですが、つづけてフランス語IDも受講し、通年で学習することを目指してください。

■授業時間外における予・復習等の指示 教科書の内容は授業時間内に完結しますが、付録のCD教材などを通じて自宅での復習を繰り返し行えば効果的です。また、CALL教室が自習用に開放されるときには、学習用ソフトウェアによる自習が可能です。

■成績評価の方法 平 常 点(80%) 授業態度を重視します。 定期試験(20%)

■テキスト 伊勢晃、谷口千賀子、バンジャマン・サラニョン 『Qu'est-ce que c'est ? (ケスクセ?)』 白水社 2,300円 ■参考文献

仏和辞典を使用します。次の3点を特に勧めます。『ディコ仏和辞典』(白水社)、『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(旺文社)、『クラウン仏和辞典』(三省堂)

『クラウン』には電子辞書版が、『プチ・ロワイヤル』には電子辞書版とiPhone版があります。

■履修上の注意・担当者からの一言 積極的に興味を持ち、授業時間以外にもフランス語に多く触れることで、幅広い学習を心がけてください。

■講義計画 ①次の教材を併用していきます。受講生の進度に合わせて組

み合わせを考えていきます。 Tell Me More (Auralog) その他にも複数の視聴覚教材を使用します。 ②教科書『ケスクセ?』は、一部中級の学習内容を含みます。

1年次前期向けの本授業では、第5課程度までを採り上げる予定です。

【開講】前期 木3【担当】 嶋﨑 陽一

教養教育科目

選択科目

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フランス語ⅠB(2015年度以降入学生)フランス語ⅠC(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 楽しく学ぶフランス語 ■講義概要

実際に運用できるフランス語を基礎から丁寧に学習します。この授業では、初級文法をテキストだけでなく、DVDや日常生活の身近なものを取り上げ、生きたフランス語を習得することを目指します。具体的には、日常的な挨拶や自己紹介、日常的な状況での簡単な会話ができるようになることです。また、簡単な作文が書けることを目指します。授業では適宜、映像教材を使いフランスの文化なども学んでいきます。

■到達目標 正しい発音を身に着け、日常生活における簡単なコミュニケーションがとれるようになること。 ■講義方法

テキストを使い基本的な文法・発音・語い・会話練習を行います。また、適宜パソコンソフトも使用します。視覚教材なども授業に取り入れます。

■授業時間外における予・復習等の指示 前回の授業の復習をする。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 授業態度を重視する。 定期試験(50%) 受講者数により、小テストに変更する場合

あり。 ■テキスト

藤田裕二 『パリ-ボルドー』 朝日出版社 2,500円 ■参考文献

辞書等、事業中に指示。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

間違いを気にせず、フランス語を話してください。

■講義計画 ①ガイダンス ②フランス語の発音と綴り字 ③自己紹介 ④国籍を表す形容詞 世界の中のフランス語 ⑤物を指し示す「それは何ですか」 ⑥名詞の後ろに置く形容詞 フランスのクールジャパン ⑦尋ねる「どこに住んでいるの」 ⑧街にあるもの、定冠詞 モンパスナス地区 ⑨中間の復習 ⑩買い物する 「このメロンはいくらですか」 ⑪数字 市場(マルシェ) ⑫物事や人について尋ねる 「今週末ボルドーに行くの」 ⑬フランスの主要都市 パリの鉄道の駅 ⑭場所を尋ねる 「ホテルを探しています」 ⑮世界遺産の街ボルドー

【開講】前期 月2【担当】 山本 健二

フランス語ⅠB(2015年度以降入学生)フランス語ⅠC(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 楽しく学ぶフランス語 ■講義概要

実際に運用できるフランス語を基礎から丁寧に学習します。この授業では、初級文法をテキストだけでなく、DVDや日常生活の身近なものを取り上げ、生きたフランス語を習得することを目指します。具体的には、日常的な挨拶や自己紹介、日常的な状況での簡単な会話ができるようになることです。また、簡単な作文が書けることを目指します。授業では適宜、映像教材を使いフランスの文化なども学んでいきます。

■到達目標 正しい発音を身に着け、日常生活における簡単なコミュニケーションがとれるようになること。 ■講義方法

テキストを使い基本的な文法・発音・語い・会話練習を行います。また、適宜パソコンソフトも使用します。視覚教材なども授業に取り入れます。

■授業時間外における予・復習等の指示 前回の授業の復習をする。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 授業態度を重視する。 定期試験(50%) 受講者数により、小テストに変更する場合

あり。 ■テキスト

藤田裕二 『パリ-ボルドー』 朝日出版社 2,500円 ■参考文献

辞書等、事業中に指示。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

間違いを気にせず、フランス語を話してください。

■講義計画 ①ガイダンス ②フランス語の発音と綴り字 ③自己紹介 ④国籍を表す形容詞 世界の中のフランス語 ⑤物を指し示す「それは何ですか」 ⑥名詞の後ろに置く形容詞 フランスのクールジャパン ⑦尋ねる「どこに住んでいるの」 ⑧街にあるもの、定冠詞 モンパスナス地区 ⑨中間の復習 ⑩買い物する 「このメロンはいくらですか」 ⑪数字 市場(マルシェ) ⑫物事や人について尋ねる 「今週末ボルドーに行くの」 ⑬フランスの主要都市 パリの鉄道の駅 ⑭場所を尋ねる 「ホテルを探しています」 ⑮世界遺産の街ボルドー

【開講】前期 月3【担当】 山本 健二

教養教育科目

選択科目

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フランス語ⅡA(2015年度以降入学生)フランス語ⅠB(2014年度以前入学生)

■サブタイトル すぐに使えるフランス語 ■講義概要

前期の内容を引き継ぎます。この授業では、フランス語で気軽にコミュニケーションがとれるようになることを目指し、基礎的な会話を幅広くとりあげると同時に初歩的な文法を講義します。教科書はパリの料理学校で学ぶ日本人が主人公となっており、食文化を通したフランス語学習を進めていきます。さらに様々な視聴覚教材を利用してフランスの文化についても解説を行い、多様な広がりを持つ授業としていきます。 ■到達目標

基本的な言い回しや日常的表現を使って、ごく簡単なやりとりができること。

■講義方法 文法事項を解説し、発音指導を行います。 ■系統的履修

フランス語ⅠA ■授業時間外における予・復習等の指示

毎回小テストがありますので、教員の指示に従って十分に準備すること。授業中に学んだ新しい語彙について復習しておくこと。 ■成績評価の方法

小テスト(40%) 定期試験(60%) ■テキスト

藤田裕二 『タルト・タタン』 駿河台出版社 2,300円

■参考文献 辞書の購入は義務ではありませんが、仏和辞典を入手する場合は次の3点を特に勧めます。

『ディコ仏和辞典』(白水社)、『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(旺文社)、『クラウン仏和辞典』(三省堂)

『プチ・ロワイヤル仏和辞典』、『クラウン仏和辞典』には、電子辞書版があります。

■履修上の注意・担当者からの一言 半期以上のフランス語学習の経験がある者のみ受講すること。外国語の授業は継続的な学習が必要不可欠です。毎回の出席を心がけ、授業中は集中して理解するよう努め、発音練習にも積極的に取り組んでください。

■講義計画 ①前期の復習 ②第8課 部分冠詞 ③第9課 近接過去 ④第9課 補語人称代名詞 ⑤第10課 複合過去 ⑥第10課 複合過去 ⑦第11課 半過去 ⑧第11課 半過去 ⑨第12課 非人称構文 ⑩第12課 代名動詞 ⑪第13課 比較級 ⑫第13課 最上級 ⑬第14課 単純未来 ⑭第14課 命令法 ⑮まとめと復習

【開講】後期 水4【担当】 瓜生 濃世

フランス語ⅡB(2015年度以降入学生)フランス語ⅠD(2014年度以前入学生)

■サブタイトル さらに楽しいフランス語 ■講義概要

フランス語IIA(14年次生以上はIB)は基礎的な文法知識の習得が主な目標となっています。それに対しIIB(14年次生以上はID)は、やはり文法項目についての解説も行うけれども、もっと多くのシチュエーションに触れ、実際にフランス語を多く口にすることで、より実践的な語学学習の場としたいと思います。後期はとくにコンピュータ教材、インターネットによる演習の比率を増やしていく予定です。

■到達目標 自分にとって身近な事柄について、基本的な語句や表現を組み立ててやりとりをすることができる。きれいな発音による、役立つフランス語の習得。 ■講義方法

CALL教室を利用して、語学学習用ソフトウェア、DVDなどを積極的に活用します。

■系統的履修 後期完結の授業ですが、前期に開講されるフランス語ICもできれば受講しておいてください。 ■授業時間外における予・復習等の指示

教科書の内容は授業時間内に完結しますが、付録のCD教材などを通じて自宅での復習を繰り返し行えば効果的です。また、CALL教室が自習用に開放されるときには、学習用ソフトウェアによる自習が可能です。 ■成績評価の方法

平 常 点(80%) 授業態度を重視します。 定期試験(20%)

■テキスト 伊勢晃、谷口千賀子、バンジャマン・サラニョン 『Qu'est-ce que c'est ? (ケスクセ?)』 白水社 2,300円 ■参考文献

仏和辞典を使用します。次の3点を特に勧めます。『ディコ仏和辞典』(白水社)、『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(旺文社)、『クラウン仏和辞典』(三省堂)

『クラウン』には電子辞書版が、『プチ・ロワイヤル』には電子辞書版とiPhone版があります。

■履修上の注意・担当者からの一言 積極的に興味を持ち、授業時間以外にもフランス語に多く触れることで、幅広い学習を心がけてください。

■講義計画 ①次の教材を併用していきます。受講生の進度に合わせて組

み合わせを考えていきます。 Tell Me More (Auralog) その他にも複数の視聴覚教材を使用します。 ②教科書『ケスクセ?』は、一部中級の学習内容を含みます。

1年次後期向けの本授業では、第6課から第14課程度までを採り上げる予定です。

【開講】後期 木3【担当】 嶋﨑 陽一

教養教育科目

選択科目

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フランス語ⅡB(2015年度以降入学生)フランス語ⅠD(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 楽しく学ぶフランス語 ■講義概要

実際に運用できるフランス語を基礎から丁寧に学習します。この授業では、初級文法をテキストだけでなく、DVDや日常生活の身近なものを取り上げ、生きたフランス語を習得することを目指します。具体的には、日常的な挨拶や自己紹介、日常的な状況での簡単な会話ができるようになることです。また、簡単な作文が書けることを目指します。授業では適宜、映像教材を使いフランスの文化なども学んでいきます。

■到達目標 正しい発音を身に着け、日常生活における簡単なコミュニケーションがとれるようになること。 ■講義方法

テキストを使い基本的な文法・発音・語い・会話練習を行います。また、適宜パソコンソフトも使用します。視覚教材なども授業に取り入れます。

■授業時間外における予・復習等の指示 前回の授業の復習をする。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 授業態度を重視する。 定期試験(50%) 受講者数により、小テストに変更する場合

あり。 ■テキスト

藤田裕二 『パリ-ボルドー』 朝日出版社 2,500円 ■参考文献

辞書等、事業中に指示。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

間違いを気にせず、フランス語を話してください。

■講義計画 ①ガイダンス、前期の復習 ②~したいと言う 「ワイナリー巡りをしたいのですが」 ③観光に関する語彙 ボルドーワイン ④興味を述べる 「ワインに興味がある」 ⑤国の名前 「ワインを試飲する」 ⑥誘う 「僕と行かないか」 ⑦日常に良く用いられる代名動詞 世界遺産の村サン=テミリオン ⑧天候と時刻を言う ⑨天候と時刻の表現 レストランに入る ⑩数量を表す ⑪比較する「イギリスはフランスと同じくらい美しい」 ⑫過去の事を表す 「ボルドーはどうだった」 ⑬仮定する 「ボルドーは気に入った?」 ⑭月と曜日 ブドウの収穫の季節 ⑮まとめの復習

【開講】後期 月3【担当】 山本 健二

フランス語ⅡB(2015年度以降入学生)フランス語ⅠD(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 楽しく学ぶフランス語 ■講義概要

実際に運用できるフランス語を基礎から丁寧に学習します。この授業では、初級文法をテキストだけでなく、DVDや日常生活の身近なものを取り上げ、生きたフランス語を習得することを目指します。具体的には、日常的な挨拶や自己紹介、日常的な状況での簡単な会話ができるようになることです。また、簡単な作文が書けることを目指します。授業では適宜、映像教材を使いフランスの文化なども学んでいきます。

■到達目標 正しい発音を身に着け、日常生活における簡単なコミュニケーションがとれるようになること。 ■講義方法

テキストを使い基本的な文法・発音・語い・会話練習を行います。また、適宜パソコンソフトも使用します。視覚教材なども授業に取り入れます。

■授業時間外における予・復習等の指示 前回の授業の復習をする。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 授業態度を重視する。 定期試験(50%) 受講者数により、小テストに変更する場合

あり。 ■テキスト

藤田裕二 『パリ-ボルドー』 朝日出版社 2,500円 ■参考文献

辞書等、事業中に指示。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

間違いを気にせず、フランス語を話してください。

■講義計画 ①ガイダンス、前期の復習 ②~したいと言う 「ワイナリー巡りをしたいのですが」 ③観光に関する語彙 ボルドーワイン ④興味を述べる 「ワインに興味がある」 ⑤国の名前 「ワインを試飲する」 ⑥誘う 「僕と行かないか」 ⑦日常に良く用いられる代名動詞 世界遺産の村サン=テミリオン ⑧天候と時刻を言う ⑨天候と時刻の表現 レストランに入る ⑩数量を表す ⑪比較する「イギリスはフランスと同じくらい美しい」 ⑫過去の事を表す 「ボルドーはどうだった」 ⑬仮定する 「ボルドーは気に入った?」 ⑭月と曜日 ブドウの収穫の季節 ⑮まとめの復習

【開講】後期 月2【担当】 山本 健二

教養教育科目

選択科目

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フランス語セミナーA

■サブタイトル フランス語を楽しく深める ■講義概要

1年次ではじめて触れたフランス語に興味をもち、さらに学習を継続したい、と考える方が対象です。紙媒体のテクストとCALL教材を併用して、前年の学習内容を復習しつつ、その上に新しい知識を付け加えて、よりフランス語を楽しめるようになることをねらいとします。教科書では、フランス各地の食文化が詳しく紹介されています。そうした文化学習にも力を入れていきます。 ■到達目標

平易なフランス語の文章が読めるようになるまでの文法の知識、基本語彙の習得。 ■講義方法

CALL教室で、視聴覚教材を用いると同時に、教科書を講読しながら、文法を学びます。

■系統的履修 前期完結の授業ですが、つづけてフランス語セミナーBも受講されることをすすめます。 ■授業時間外における予・復習等の指示

テクストの講読を中心に宿題を課します。 ■成績評価の方法

平 常 点(80%) 授業態度を重視します。 定期試験(20%) 内容については受講生と相談の上決定します。

■テキスト 藤田裕二 『新・彼女は食いしん坊!2 ―WEBでサポート!―』 朝日出版社 2,400円

■参考文献 仏和辞典を持つことが望ましい。次の2点を特に勧めます。

『ディコ仏和辞典』(白水社)、『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(旺文社)

■履修上の注意・担当者からの一言 積極的な参加を望みます。

■講義計画 教材としては、文法・読本の教科書の他に、Tell Me More (Auralog)を用います。その他に、適宜視聴覚教材を用意します。教科書はフランス各地の文化や料理を平易なフランス語で紹介するものです。

【開講】前期 木4【担当】 嶋﨑 陽一

フランス語セミナーB

■サブタイトル フランス語・フランス文化の理解を楽しく深める。

■講義概要 1年次ではじめて触れたフランス語に興味をもち、さらに学習を継続したい、と考える方が対象です。紙媒体のテクストとCALL教材を併用して、よりフランス語を楽しめるようになることをねらいとします。セミナーBでは、コンピュータ教材を利用して、会話練習をする一方、フランス映画から数本を選んで学生諸君に事前学習をしてもらい、フランスの歴史・文化について学ぶことに重点を置きます。 ■到達目標

フランス語応用のための基礎的な語学力、現代のフランス文化についての知識を身に付ける。 ■講義方法

CALL教室を利用します。引き続き中級文法を学ぶと同時に、視聴覚教材を通じてフランスの文化・歴史を学びます。また、希望により実用フランス語検定受験のための学習も用意します。

■系統的履修 後期完結の授業ですが、内容的にはフランス語セミナーAと共通しています。継続した受講を勧めます。

■授業時間外における予・復習等の指示 テクストの講読を中心に宿題を課します。 ■成績評価の方法

平 常 点(80%) 授業態度を重視します。 定期試験(20%) 内容については受講生と相談の上決定します。

■テキスト 藤田裕二 『新・彼女は食いしん坊!2 ―WEBでサポート!―』 朝日出版社 2,400円

■参考文献 『ディコ仏和辞典』(白水社)、『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(旺文社)

■履修上の注意・担当者からの一言 積極的な参加を望みます。

■講義計画 教材としては、文法・読本の教科書の他に、Tell Me More (Auralog)を用います。その他に、適宜視聴覚教材を用意します。教科書はフランス各地の文化や料理を平易なフランス語で紹介するものです。

【開講】後期 木4【担当】 嶋﨑 陽一

教養教育科目

選択科目

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文化人類学

■サブタイトル 異文化を学ぶ、異文化から学ぶ ■講義概要

「異文化」と聞いて、何を連想するだろうか。文化人類学とは、異文化を、もう少し正確にいえば、異文化の「視点」を学ぶ学問である。自身と異なる文化・社会を学ぶことから、翻って、自身の文化・社会を学ぶことへとつながる道を示す学問である。 本講義では、文化人類学の基礎的な理論や方法論について、文化人類学の調査研究の成果である民族誌を取り上げながら紹介していく。また、インドをひとつの事例として、異文化を学び、異文化から学ぶことについて、考えていく。そこにおいては、社会・文化の実際の様相をヴィヴィッドに把握するため、映像・画像を積極的に使用し、視聴覚に効果的に訴えて理解の深化を図る。 本講義を、自身とは異なる、また自身の「視点」のあり方を捉え直す機会としたい。 ■到達目標

自らとは異なる文化や社会、そこに住まう人びとについて学び考察することから、一面的で先入的な価値判断を脱して、「異文化」を理解すること、さらには了解することの必要性と重要性について認識し、「他者」と接する際の視角のありようについて、受講生が自省的に思考することを目標とする。 ■講義方法

基本的に講義形式で行うが、受講生の人数や希望に応じて、受講生の発表の場や、ディスカッションの場を設けていく。

■授業時間外における予・復習等の指示 各自で諸媒体を有効に用いて、毎回の授業のテーマについて振り返るとともに、次回テーマについて予備的知識を得ておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 講義における質疑・コメントやレポートなどの内容を考慮する。 定期試験(70%) 論述形式で行う。詳細は講義において通達する。 出席(原則として無遅刻・無欠席)、ならびに、質疑や討議といった面での積極的な参加を高く評価する。

■テキスト 特にテキストは指定しないが、必要に応じて、適宜資料を配布する。

■参考文献 講義ごとに、テーマに沿った参考文献を提示する。

■履修上の注意・担当者からの一言 「異文化」への関心を有する方々の受講、ならびに、質疑・討議という点からの講義への積極的な参加を期待する。また、記載の講義計画は、進行具合や受講生の関心の度合い等に従い、若干の変更が生じることがある。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 基本的に、電子メール(アドレス:kfunama43[at]ybb.ne.jp [at]は@に変換)でのコンタクトとする。

■講義計画 ①ガイダンス、イントロダクション ②文化人類学という学問 ③文化人類学の理論① ④文化人類学の理論② ⑤文化人類学の理論③ ⑥文化人類学の理論④ ⑦文化人類学の方法論① ⑧文化人類学の方法論② ⑨異文化を知る~インドの文化~ ⑩宗教人類学の観点 ⑪インドの宗教を知る①~ヒンドゥー教~ ⑫インドの宗教を知る②~イスラーム~ ⑬ジェンダーの観点から ⑭さまざまな事象を文化人類学の観点から考える ⑮異文化を学ぶということ

【開講】前期 水2【担当】 舟橋 健太

教養教育科目

選択科目

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平和学A(2015年度以降入学生)平和学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 「いま・ここ」が「平和」なのだと、誰が決められるのか? ■講義概要

「平和とは何か」について考えることは、「暴力とは何か」を考えることと切り離せません。

「暴力」には、目に見えるものもあれば、見えないものもあります。個人的に直接ふるう暴力もあれば、社会・政治・経済のあり方そのものが生み出す暴力もあるでしょう。いじめや様々な差別、様々なハラスメント、経済格差、貧困、戦争・・・

「暴力」の例は無数にあるようです。そして、東電福島第一原発事故以降、核・原子力と被曝もまた、暴力に関連付けながら考えていくべき重要課題です。本講義では、「平和」と「暴力」を様々な視点から考えていきます。

授業では映画や音楽などの教材も使いながら、核・ヒバクシャ、冷戦、ホロコースト、パレスチナ・イスラエル、イラク戦争、

「同時多発テロ」などの事象を中心にとりあげていきます。同時に、これらの問題・暴力と私たちの日常生活とがどのような関係にあるのかについてもできる限り受講生のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。さらに、オルタナティブメディアをとりあげつつ多様な視点の可能性についても触れていきます。決まった「答え」がないからこそ、皆さんの自由な思考で自分なりの「平和」概念を磨いてください。

受講生が多くなった場合でも、できる限り直接みなさんと議論したいと思いますが、コミュニケーション・ペーパーも併用していきます。積極的な参加を期待します。

■到達目標 自分なりの「平和」概念を追究し始めること。普段の会話の中で、授業で扱った題材をはじめ時事問題を意識するようになること。 ■講義方法

主として講義形式ですが、時々、映画・音楽などの視聴覚資料も使っていく予定です。

■系統的履修 日本と国際社会A、日本と国際社会Bなど ■授業時間外における予・復習等の指示

授業で扱った内容やニュースで知った内容で気になった点があったら、積極的にメモを書きためてください。気になった点・質問をコミュニケーション・ペーパーやメールなどでお知らせしてもらえれば、できるだけ次の授業などで議論する時間を確保したいと思います。 ■成績評価の方法

小テスト(30%) 第8回目の授業で実施します レポート(70%) 第1回目の授業(イントロ)で説明します

■テキスト 必要に応じてこちらで準備します。

■参考文献 必要に応じて授業中にお知らせします。 ■履修上の注意・担当者からの一言

基本的にはリラックスして受講してもらうのが一番です。ただし、多数の受講生が一つの教室を共有しますので、そのことを意識し、他の受講生の学習の妨げとならないような行動・発言を心がけて下さい。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業の中でお知らせします。

■講義計画 ①イントロダクション ②ヒバクシャ 1 ③ヒバクシャ 2 ④暴力とは何か ⑤冷戦(後)と原子力「平和」利用 ⑥現代版植民地主義:沖縄米軍基地 ⑦暴力と思考:およびレポート課題 ⑧1回目~ 7回目の授業の整理:小テスト ⑨ホロコーストとは何だったのか1 ⑩ホロコーストとは何だったのか2 ⑪パレスチナとイスラエル ⑫パレスチナとイスラエル2: 文化的暴力に抗して ⑬オリエンタリズムと「対テロ戦争」 ⑭オルタナディブな視点、情報、言葉 ⑮まとめ

【開講】前期 水3【担当】 宮﨑 寛

教養教育科目

選択科目

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平和学A(2015年度以降入学生)平和学入門(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 「ここ」と「あそこ」を繋ぐ思考 ■講義概要

「平和とは何か」について考えることは、「暴力とは何か」を考えることと切り離せません。

「暴力」には、目に見えるものもあれば、見えないものもあります。個人的に直接ふるう暴力もあれば、社会・政治・経済のあり方そのものが生み出す暴力もあるでしょう。いじめや様々な差別、様々なハラスメント、経済格差、貧困、戦争・・・

「暴力」の例は無数にあるようです。そして、東電福島第一原発事故以降、核・原子力と被曝もまた、暴力に関連付けながら考えていくべき重要課題です。本講義では、「平和」と「暴力」を様々な視点から考えていきます。

授業では映画や音楽などの教材も使いながら、核・ヒバクシャ、冷戦、ホロコースト、パレスチナ・イスラエル、イラク戦争、

「対テロ戦争・空爆」などの事象を中心にとりあげていきます。同時に、これらの問題・暴力と私たちの日常生活とがどのような関係にあるのかについてもできる限り受講生のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。さらに、オルタナティブメディアをとりあげつつ多様な視点の可能性についても触れていきます。決まった「答え」がないからこそ、皆さんの自由な思考で自分なりの「平和」概念を磨いてください。

受講生が多くなった場合でも、できる限り直接みなさんと議論したいと思いますが、コミュニケーション・ペーパーも併用していきます。積極的な参加を期待します。

■到達目標 自分なりの「平和」概念を追究し始めること。普段の会話の中で、授業で扱った題材をはじめ時事問題を意識するようになること。 ■講義方法

主として講義形式ですが、時々、映画・音楽などの視聴覚資料も使っていく予定です。

■系統的履修 日本と国際社会A、日本と国際社会Bなど ■授業時間外における予・復習等の指示

授業で扱った内容やニュースで知った内容で気になった点があったら、積極的にメモを書きためてください。気になった点・質問をコミュニケーション・ペーパーやメールなどでお知らせしてもらえれば、できるだけ次の授業などで議論する時間を確保したいと思います。 ■成績評価の方法

小テスト(30%) 第8回目の授業で実施します レポート(70%) 第1回目の授業(イントロ)で説明します

■テキスト 必要に応じてこちらで準備します。

■参考文献 必要に応じて授業中にお知らせします。 ■履修上の注意・担当者からの一言

基本的にはリラックスして受講してもらうのが一番です。ただし、多数の受講生が一つの教室を共有しますので、そのことを意識し、他の受講生の学習の妨げとならないような行動・発言を心がけて下さい。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業の中でお知らせします。

■講義計画 ①イントロダクション ②ヒバクシャ 1 ③ヒバクシャ 2 ④暴力とは何か ⑤冷戦(後)と原子力「平和」利用 ⑥現代版植民地主義:沖縄米軍基地 ⑦暴力と思考2 ⑧1回目~ 7回目の授業の整理:小テスト ⑨ホロコーストとは何だったのか1 ⑩ホロコーストとは何だったのか2 ⑪パレスチナとイスラエル ⑫パレスチナとイスラエル2: 文化的暴力に抗して ⑬しぶといオリエンタリズムと「対テロ戦争」 ⑭オルタナディブな視点、情報、言葉 ⑮まとめ

【開講】後期 水3【担当】 宮﨑 寛

教養教育科目

選択科目

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メディアにみる福祉

■サブタイトル 暮らしを支える社会保障の今と課題 ■講義概要

世界に例を見ない長寿化と少子化で、日本は人口が減り続ける「超高齢・人口減社会」に突入しています。右肩上がりの経済成長を前提につくられた現在の社会保障制度は抜本的な見直しが迫られています。 そこで政治や行政、医療・福祉関係者、住民の中からはさまざまな動きが起こっています。 本講義では現場で取材する新聞記者の立場から、社会保障について介護や医療、年金、雇用、生活保護、地方自治などの観点から時事ニュースなどを例に解説するとともに、どのような課題があるのかも考えます。 ■到達目標

福祉など社会保障をめぐる行政、住民、メディアの「いま」の動きを広く知り、社会生活に向けて最低限、必要な社会保障の教養が身につくようにしたいと考えます。さらには自分の問題として福祉を考えられる手がかりを示したいと思っています。これから高齢者が増え、大きく揺らぐ制度の影響を最も受けるのが、ほかならぬ皆さんの世代なのですから。 ■講義方法

新聞記事やテレビの特集番組などを素材にして講義します。 ■授業時間外における予・復習等の指示

できるだけ新聞に目を通し、社会保障関連の動向に関心を持ってください。講義を聞き、疑問に思ったことや関心を持ったことがあれば、講義終了後でもどんどん質問してください。

■成績評価の方法 定期試験(100%) (人数によってはミニレポートを課すこともあります。

その場合は試験90点、ミニレポート10点とします) テストは自筆ノートのみ持ち込み可とする予定です

■テキスト 特になし

■参考文献 講義で適宜、紹介します

■履修上の注意・担当者からの一言 頭に残りにくいので、パワーポイントは使いません。最低限の板書と、必要な時に配るプリントを中心に進めます。能動的にメモを取るようにして下さい。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 質問などがあれば、気軽にメールで連絡下さい

[email protected]) ■講義計画

①超高齢・人口減社会に生きる(ガイダンス) ②介護保険が変えた(創設の背景と仕組み) ③介護保険の抱える課題 ④すすむケアの工夫(認知症の対応) ⑤日本の医療の特徴(医師不足の深層) ⑥勤務医の実態と医療事故 ⑦患者が医療を変える(がん医療を中心に) ⑧先端医療の話題から ⑨どうなる年金 ⑩生活保護と雇用保険(すべり台社会に) ⑪人口減少の実相と女性 ⑫福祉の軸になる就労と教育 ⑬バリアフリーの共生社会(障碍者福祉と住宅福祉) ⑭負担と給付の選択肢(政治の力) ⑮地域自治と支えあい(参加と再構築)

【開講】後期 水2【担当】 高田 敏司

メディアにみる福祉

■サブタイトル 身近なメディアから福祉を感じる ■講義概要

学生生活を過ごす中で「福祉」を身近に感じることは少ない。しかし、実は私たちの身近なところに福祉の課題や福祉サービスが存在している。この講義では、学生にとって身近なメディア(新聞、テレビ、インターネット、小説、コミックス、映画など)の中で表現されている福祉を題材に、様々な福祉課題や福祉サービスを講義を通して深めていくこととする。 ■到達目標

・福祉とは身近なテーマであることを知る・様々なメディアから福祉課題や福祉サービスを知る・メディアによる福祉の表現の問題を学ぶ ■講義方法

講義の前半は、各回ごとのメディア教材(映画、ドラマ、コミックス、小説、インターネットなど)を紹介 ※過去の講義で活用した題材 映画「誰も知らない」「ジョゼと虎と魚たち」「青い鳥」「それでもボクはやっていない」 TVドラマ「だいすき!!」「瞳」「どんまい」「僕と彼女と彼女の生きる道」「エンジン」 コミック・自叙伝『リアル』『ヘルプマン』『うさぎドロップ』

『ホームレス中学生』 他各種ドキュメンタリー番組、新聞記事、ホームページ講義の後半は、使った教材による福祉課題が何なのかと福祉サービスの解説を行う講義終了後、課題レポートによって学生自身の考察を深める

■授業時間外における予・復習等の指示 課題コミック、映画・ドラマの視聴と課題レポート(授業内レポートとの選択)

■成績評価の方法 レポート(100%) 講義時のレポート試験か講義終了後に自宅

での課題レポートを選択 ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

1. 視覚教材の視聴中に他者への迷惑になる行為を行った場合は退室も含め厳しく対処します。

2. 課題で指定された映画やドラマ、コミックなどは各自でレンタルなどをして視聴してもらいます。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 教員のホームページやブログを活用

■講義計画 ①オリエンテーション ②障がい者が出演する映画から学ぶ ③障がい者のためのバラエティ番組から学ぶ ④介護がテーマのドラマから学ぶ ⑤介護従事者についてドキュメンタリーから学ぶ ⑥子どもの虐待について映画から学ぶ ⑦施設で生活する子どもが描かれているドラマから学ぶ ⑧ひとり親家庭についてコミックから学ぶ ⑨子どもの貧困についてYouTubeから学ぶ ⑩生活困窮について自叙伝から学ぶ ⑪若者への福祉についてドキュメンタリーから学ぶ ⑫災害時に福祉についてドラマから学ぶ ⑬ボランティアについてゲストスピーカーから学ぶ ⑭発達障害についてゲストスピーカーから学ぶ ⑮まとめ

【開講】後期 木1【担当】 幸重 忠孝

教養教育科目

選択科目

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倫理学A(2015年度以降入学生)生命と共生(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 生命倫理の諸問題 ■講義概要

医療治術の進歩とともに、延命や治療を至上とする考え方に対して、「それでいいのだろうか?」という疑問が寄せられるようになってきました。たとえば、ガンの治療について考えてみましょう。外科的治療、抗がん剤による治療、放射線による治療、あるいはそれらの組み合わせなど、治療の選択肢はさまざまです。また、発見されたとき、すでに末期の状態だったとしたら、完治をめざすよりも痛みや苦痛をやわらげることが重要となります。 生命倫理の問題は、生殖技術や臓器移植などの新しい技術についても発生します。新しい技術によって恩恵を受ける人がいるのはとても喜ばしいことです。しかし、「代理母を認めてもよいのか」、「脳死は人の死か」などの問題について、あなたなら、どう考えますか? 「その時はその時だ」と思う人もいるかもしれませんが、生き方の問題として、今から少しずつ考えてみませんか?すぐに答は出ませんし、唯一の正しい答があるわけでもありません。けれども、学習することによって、視野を広げることはできます。 この授業では、基礎的なことを分かりやすく解説します。基礎を学ぶことによって自分の意見を形作り、自分とは意見の異なる人と対話できる人になりましょう。

■到達目標 生命倫理学のキーワードの意味を理解して、様々な立場の対立点を把握すること。 ■講義方法

授業計画に沿って講義形式で進めます。 ■系統的履修

教養教育科目「哲学入門」または「倫理学入門」を履修することが望ましい。

■授業時間外における予・復習等の指示 復習に役立つプリントを配布します。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) ミニレポなどの課題で評価する。 定期試験(50%)

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■オフィスアワー・教員への連絡方法 木曜日の昼休み、場所は研究室(2号館300-1)連絡はメールでしてください。[email protected]件名に「倫理学Aの受講生」と書き、本文に名前(フルネーム)と学籍番号を書くこと。

■講義計画 ①ガイダンス 倫理学とは ②生命倫理とは何か ③自分のことは自分で決める―医師と患者の関係― ④人工妊娠中絶に関する基礎知識 ⑤人工妊娠中絶の問題点 ⑥映画で学ぶ患者の自立 ⑦出生前診断 ⑧優生思想と選択的中絶 ⑨不妊治療の問題点 ⑩臓器移植 ⑪脳死は人の死か ⑫臓器移植、脳死判定の問題点 ⑬自己決定原理とは ⑭安楽死・尊厳死 ⑮安楽死・尊厳死の問題点

【開講】前期 水2【担当】 田村 公江

教養教育科目

選択科目

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倫理学A(2015年度以降入学生)生命と共生(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 生命科学技術の発展と社会 ■講義概要

私たちにとって、「自分が望む生」を実現することはどこまで許容できるでしょうか。生殖補助技術の発達は代理母を利用して子供を持つことを可能にし、高度医療技術の発達は、自らの意志による延命治療の拒否や積極的安楽死の選択の可能性を生み出しました。こうした現実の背景には、医療技術の発達によって「生まれる」「生かせる」ことが可能になった社会において、自ら考えることができない、あるいは社会の構成員として生きることができない状態を「生きるに値しない生」と見なす、「生」に関する意識の変化があると言えるでしょう。中立的に見える医療技術も、誰がそれを利用するのか、あるいは誰がそのサービスを提供するのか等を考えると、障がい者や高齢者などを社会的弱者として社会の片隅に押しやってしまう不平等な社会構造や、先進国と途上国の間の経済格差を利用した身体の搾取を強化しかねない面があります。生命科学技術の当事者のそれぞれの利害とさまざまな見解を知ることは、そのメリットとデメリットを理解し、望ましくない結果の予防にもつながります。この授業では、生命倫理学の基礎理論を概観したあとで、主要な問題を取り上げ、医療技術をはじめとする生命科学技術のあり方について考えていきます。 ■到達目標

医療・生命科学技術に関するさまざまな問題について、さまざまな角度から検討することができる。客観的な根拠に基づき、自らの見解をまとめることができる。

■講義方法 映像資料とプリントを使用し、講義形式で行います。ディスカッションとミニレポートあり。ミニレポートをもとに授業を進めることもあります。

■系統的履修 「哲学入門」または「倫理学入門」を履修することが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業中に取り上げる文献については、予習または復習として読んでおくこと。新聞等による報道に注意し、医療・生命科学等に関わる記事については読んでおくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) レポート(20%) 定期試験(70%) 欠席遅刻はしないこと。通算欠席数が授業回数の3分の1以上欠席した場合は履修放棄と見なします。中間レポート課題を課すことがあります。 ■テキスト

加藤尚武・加茂直樹編 『生命倫理学を学ぶ人のために』 世界思想社 2,300円 玉井真理子・大谷いづみ 『はじめて出会う生命倫理』 有斐閣 1,995円 ■参考文献

参考文献については、授業中に適宜提示します。生命倫理に関する文献のうち1冊を読むように。 ■履修上の注意・担当者からの一言

授業の途中であってもかまいませんので、分からないと思ったらすぐに質問してください。受講者の関心によって、授業内容を一部変更することがあります。なお、授業開始20分後以降の入室はお断りすることがあります。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

木曜日13:00 ~ 13:30、講師室

■講義計画 ①はじめに:医療・生命科学技術と私たち ②生命倫理のキーワード:「生命倫理学」の歴史 ③生命倫理のキーワード:人を対象とする実験のルールとは ④生命倫理のキーワード:「自律」と「尊厳」 ⑤生命倫理の理論:優生思想と障害学 ⑥生命倫理の理論:ケア倫理 ⑦生殖に関する諸問題:中絶 ⑧生殖に関する諸問題:出生前診断と選択的中絶 ⑨生殖に関する諸問題:第三者提供配偶子の使用と代理母 ⑩生命科学と私たち:遺伝子解読技術の進歩がもたらすもの ⑪生命科学と私たち:ES細胞研究とiPS細胞研究 ⑫死に関する諸問題:脳死と臓器移植 ⑬死に関する諸問題:植物状態と治療停止 ⑭死に関する諸問題:安楽死と緩和ケア ⑮まとめ:未来世代の権利と科学技術

【開講】後期 木4【担当】 柿本 佳美

教養教育科目

選択科目

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倫理学B(2015年度以降入学生)環境と倫理(2014年度以前入学生)

■サブタイトル 環境正義と消費社会 ■講義概要

私たちが当たり前に使っている水や大気、毎日の生活で使うモノは、どこから来てどのように処理され、生態系にどのような影響を及ぼすのでしょうか。私たちの生活は、自然の生態系から取り出された資源なしには成立しません。農業はもちろん、科学技術・工業も、自然環境から得られる資源を利用しています。その一方で、生態系から資源を取り出す過程での排出物や、現代の消費社会から生まれる膨大な廃棄物は、どれほど注意深く処理されていても、自然環境に何らかの影響を与えます。しかしながら、私たちは、大気汚染など身近な問題には敏感でも、日々の生活そのものに環境汚染の可能性があるとは気づきにくい傾向にあります。自然環境の変動で影響を受けるのは、社会や生態系のなかで最も弱い立場にあるひとであり生物です。環境をめぐるさまざまな問題は、社会のなかの差別的な構造を浮き彫りにするとともに、私たち自身の生活のあり方も問います。この授業では、環境正義という視点から環境倫理に関わる基礎理論を学び、具体的な事例を手がかりに倫理的な課題について考えていきます。 ■到達目標

環境倫理の議論で用いられる用語と基礎理論を学び、環境問題の射程を知ることで、多角的な思考ができる。尊重すべき原則と客観的な根拠に基づき、自らの見解をまとめることができる。 ■講義方法

プリントを使用し、講義形式で行う。数回のミニレポートあり。これをもとに授業を進めることもある。

■系統的履修 「哲学入門」または「倫理学入門」を履修することが望ましい。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業中に取り上げる文献については、予習または復習として読んでおくこと。環境問題に関する新聞等による報道に注意し、環境に関わる記事については必ず目を通しておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) ミニレポートによる平常点10%、提出物(観察シート)による平常点10%

レポート(10%) 定期試験(70%) 通算欠席数が授業回数の3分の1以上欠席した場合は履修放棄と見なします。

■テキスト 加藤尚武編 『環境と倫理(新版)』 有斐閣アルマ 1,890円 教科書は試験の際に必須です。 ■参考文献

関礼子・中澤秀雄・丸山康司・田中求著 『環境の社会学』 有斐閣アルマ 1,900円 上記のほか、参考となる文献については授業中に挙げます。 ■履修上の注意・担当者からの一言

授業の途中であってもかまいませんので、分からないと思ったらすぐに質問してください。受講者の関心によって授業内容を一部変更することがあります。授業開始20分以降の入室はお断りすることがあります。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 木曜日13:00 ~ 13:30、講師室

■講義計画 ①はじめに:私たちの生活のなかの環境問題 ②環境問題のはじまり:「公害」の発生 ③環境倫理のはじまり:自然保護と土地倫理 ④環境倫理のキーワード:「人間中心主義」vs「非人間中心主義」 ⑤環境倫理のキーワード:共有地の悲劇と世代間倫理 ⑥環境倫理のキーワード:環境正義 ⑦生態系との共生:琵琶湖と人々の暮らし ⑧環境資源と人間:水 ⑨環境資源と人間:土地 ⑩環境資源と人間:農業とアグリビジネス ⑪環境資源と人間:大気 ⑫エネルギー問題と環境:持続可能な社会とは? ⑬エネルギー問題と環境:再生可能エネルギー ⑭生活のなかの環境問題:ごみ問題と私たちの生活 ⑮まとめ:消費社会と環境問題

【開講】前期 木4【担当】 柿本 佳美

教養教育科目

選択科目

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論理学入門

■サブタイトル 練習して身につく論理学 ■講義概要

講義のテーマは「推論」である。私たちの思考や議論には、さまざまの形で、推論というものが含まれている。推論とはどういうものか。定義すれば、推論とは、「前提から結論を導き出すこと」である。推論には、長くて複雑なものもあるが、たとえば、「・・・だから、・・・である」という言い方をするときにも、私たちは「前提から結論を導き出」そうとしている。これも推論である。もちろん、推論をしているからといって、必ずしも正しい推論をしているとはかぎらない。推論には正しいものもあれば、まちがったものもある。ならば、推論が正しいとはどういうことか。どういう推論が正しくて、どういう推論が正しくないのか。講義では、こうしたことについて考えていきたい。 ■到達目標

弁論の技術をみがくよりは、むしろ思考の能力を高めることを目指す。つまり、他人との議論に対処する技術ではなく、自分自身の日々の思考あるいは発言が論理的に正しいかどうか(辻褄があっているかどうか)を吟味する力を高めていく。

■講義方法 推論が正しいか否かを判定するために記号を使う。記号に慣れるために、教壇から説明するだけではなく、講義時間中に各自で練習問題を解いてもらう。そうすれば、効果的に、推理を判定する方法がマスターできるはずである。

■授業時間外における予・復習等の指示 特に予習の必要はないが、復習は常に心がけ、不明な点は質問してほしい。

■成績評価の方法 平 常 点(20%) 定期試験(80%) 評価は主として定期試験によって評価する。定期試験約80点

(80%)、平常点約20点(20%) ■テキスト

飯田賢一他著 『論理学の基礎』 昭和堂 2,000円 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

能動的な姿勢で講義に出席するよう心がけてほしい。 ■講義計画

①論理とは何か ②推論の最小単位としての命題(文)・命題を否定する語(ない) ③命題と命題を結ぶ語(そして) ④命題と命題を結ぶ語(あるいは) ⑤命題と命題を結ぶ語(ならば) ⑥命題と命題を結ぶ語(双条件) ⑦常に真な命題;表による判定 ⑧常に真な命題;図による判定 ⑨推論の妥当性;表による判定 ⑩推論の妥当性;図による判定(その基本) ⑪推論の妥当性;図による判定(その応用) ⑫ルールによる推論の証明(1)(そして) ⑬ルールによる推論の証明(2)(ならば) ⑭ルールによる推論の証明(3)(ない) ⑮総復習

【開講】前期 月3【担当】 中谷 隆雄

論理学入門

■サブタイトル 練習して身につく論理学 ■講義概要

講義のテーマは「推論」である。私たちの思考や議論には、さまざまの形で、推論というものが含まれている。推論とはどういうものか。定義すれば、推論とは、「前提から結論を導き出すこと」である。推論には、長くて複雑なものもあるが、たとえば、「・・・だから、・・・である」という言い方をするときにも、私たちは「前提から結論を導き出」そうとしている。これも推論である。もちろん、推論をしているからといって、必ずしも正しい推論をしているとはかぎらない。推論には正しいものもあれば、まちがったものもある。ならば、推論が正しいとはどういうことか。どういう推論が正しくて、どういう推論が正しくないのか。講義では、こうしたことについて考えていきたい。 ■到達目標

弁論の技術をみがくよりは、むしろ思考の能力を高めることを目指す。つまり、他人との議論に対処する技術ではなく、自分自身の日々の思考あるいは発言が論理的に正しいかどうか(辻褄があっているかどうか)を吟味する力を高めていく。

■講義方法 推論が正しいか否かを判定するために記号を使う。記号に慣れるために、教壇から説明するだけではなく、講義時間中に各自で練習問題を解いてもらう。そうすれば、効果的に、推理を判定する方法がマスターできるはずである。

■授業時間外における予・復習等の指示 特に予習の必要はないが、復習は常に心がけ、不明な点は質問してほしい。

■成績評価の方法 平 常 点(20%) 定期試験(80%) 主として定期試験によって評価する。定期試験約80点(80%)、平常点約20点(20%)

■テキスト 飯田賢一他著 『論理学の基礎』 昭和堂 2,000円 改定の可能性があるので、テキストは後期になってから購入すること

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 能動的な姿勢で講義に出席するよう心がけてほしい。

■講義計画 ①論理とは何か ②推論の最小単位としての命題(文)・命題を否定する語(ない) ③命題と命題を結ぶ語(そして) ④命題と命題を結ぶ語(あるいは) ⑤命題と命題を結ぶ語(ならば) ⑥命題と命題を結ぶ語(双条件) ⑦常に真な命題;表による判定 ⑧常に真な命題;図による判定 ⑨推論の妥当性;表による判定 ⑩推論の妥当性;図による判定(その基本) ⑪推論の妥当性;図による判定(その応用) ⑫ルールによる推論の証明(1)(そして) ⑬ルールによる推論の証明(2)(ならば) ⑭ルールによる推論の証明(3)(ない)総復習 ⑮総復習

【開講】後期 月3【担当】 中谷 隆雄

教養教育科目

選択科目

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学部内共通科目(電子情報学科)

カナ 科 目 名 担 当 者 開講曜講時 ページ

MOT演習 長谷 智弘/笠嶋 聖 後期 月1 169

MOT概論長谷 智弘/安藤 信行/神野 友香子/谷口 清志/安田 勝也

前期 集中 169

化学概論Ⅰ 長澤 佳克 前期 水3 170

化学概論Ⅱ 三宅 司郎 後期 月1 170

科学技術英語 全教員 前期 集中 171

化学基礎実験 富﨑 欣也/藤井 一郎 後期 木3~5 171

科学思想史 但馬 亨 後期 月3 172学外実習(キャリア実践実習)/学外実習

張 陽軍/石崎 俊雄/小林 弘一/田中 基夫/西原 広徳/八幡 和彦 前期 集中 173

環境科学 糟野 潤 前期 月3 174

技術者倫理 田岡 直規 前期 集中 174

キャリアデザイン 矢野 隆子/澤田 幸子/松川 晴美 前期 火4 175

キャリアプランニング 植田 香代子 前期 月3 176グローバル人材育成プログラムⅠ/海外キャリア実践教育及び実習A 宮武 智弘/富﨑 欣也 前期 集中 177

グローバル人材育成プログラムⅡ/海外キャリア実践教育及び実習B 宮武 智弘/富﨑 欣也 前期 集中 178

計算機基礎実習Ⅰ 小堀 聡 前期 木3・木4 179

計算機基礎実習Ⅱ 植村 渉 後期 金1・金4 179

コ 工学概論 泉田 信也 前期 木1 180

資源エネルギー論 白神 達也 後期 金2 180

自然観察実習 丸山 敦/辻 祥子 前期 水3~5 181

情報学概論 杉山 久佳 前期 木5 181

情報と職業 北林 雅俊 前期 集中 182

生態学概論 山中 裕樹 後期 月2 182

生体情報概論 椙崎 弘幸 前期 金2 183

生物学概論Ⅰ 鈴木 孝仁 前期 月1 184

生物学概論Ⅱ 鈴木 孝仁 後期 月1 184

生物学実験 横田 岳人/石村 彩子/太田 真人 後期 水3~5 185

地域環境概論 遊磨 正秀/奥田 哲士 前期 木2 185

地学概論Ⅰ 三上 禎次 前期 火5 186

地学概論Ⅱ 三上 禎次 後期 火5 186

地学実験 塩野 清治/三上 禎次 前期 水3~5 187

地球環境概論 宮浦 富保/市川 陽一 後期 火1 188

知的財産概論 藤河 恒生 後期 水3 188

ニ 人間工学 橋本 正治 前期 水1 189

フ 物理実験 海川 龍治 後期 木3~5 189

学部内共通

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MOT概論

■サブタイトル 技術経営入門 ■講義概要

本講義は、本学卒業生が就職後、企業において中核的な技術と経営の分かる人材として活躍が出来るだけの知識の修得、大学発ベンチャーの出来る人材の育成を目指して開講する。そのために、(1)マーケティング・戦略論、(2)財務・会計、

(3)労務・組織、(4)生産管理・情報管理・流通管理など、(5)法務・知財(特許)・標準化(品質管理など)を、バランス良く総合的に学べる内容になっている。応用を重視した実践的なManagement of Technology(MOT:技術経営)教育プログラムの構成とする。 ■到達目標

技術者として知っておいてほしい経営全般の知識、起業マインドを身につけることができる.

■講義方法 各分野の専門の講師によるチェーンレクチャーとする。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業中に課される宿題課題と、復習課題を必ずすること。 ■成績評価の方法

レポート(100%) 講師ごとに出される課題のレポート内容などを勘案した総合点で評価する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 後期開講の「MOT演習」を受講を希望するものは、本科目を受講すること。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

質問等は授業中か直後に受ける ■講義計画

①総論 ②企業経営理論(1)企業形態・株式会社 ③企業経営理論(2)経営計画・マーケティング ④企業経営理論(3)経営戦略 ⑤企業経営理論(4)競争戦略 ⑥財務・会計(1)概論・会計原則 ⑦財務・会計(2)損益計算書・貸借対照表 ⑧財務・会計(3)安全性・収益性・生産性分析 ⑨財務・会計(4)損益分岐点分析 ⑩人事・労務・組織 ⑪運営管理:生産・販売・流通・在庫・情報化 ⑫法務:会社設立・運営 ⑬知的所有権:特許 ⑭標準化動向(品質・環境・労務) ⑮まとめ:ビジネスプランの作成方法

【開講】前期 集中【担当】 長谷 智弘 、安藤 信行 、神野 友香子 、谷口 清志 、安田 勝也

MOT演習

■講義概要 卒業後、社会における中堅技術者として持つべき、マーケティング戦略、財務会計、人事労務、生産管理等の基礎知識を基に、プロジェクトや事業経営を遂行するための基礎的な演習を行う。演習では、課題を基に、上記の知識をフルに使って、まず各自でビジネスプランを立案する。次に、受講者相互の議論によって課題の理解を深めるとともに、教員のアドバイスにより更に良いプランに仕上げる。 ■到達目標

自己のビジネスプランが作成できるようになる。 ■講義方法

教員から与えられた課題に基づき各自がビジネスプランを作成し、演習を通じて完成度を上げることをする。 ■系統的履修

MOT概論を受講していること。 ■授業時間外における予・復習等の指示

与えられた課題に基づき、毎回、事前レポートを作成する。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 演習の議論に積極的に参加すること レポート(50%)  与えられた課題に対して適切な内容である

こと ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■オフィスアワー・教員への連絡方法

質問等は授業中か直後に対応します。

■講義計画 ①演習全般のオリエンテーション。 ②マーケティング戦略(1)の演習 ③マーケティング戦略(2)の演習 ④競争戦略(1)の演習 ⑤競争戦略(2)の演習 ⑥生産管理の演習 ⑦人事労務の演習 ⑧(課題1-1)問題点抽出、課題設定、提案(方針)立案、

具体策、結果と評価の流れを踏まえたビジネスプランの作り方を演習する。

⑨(課題1-2)問題点抽出、課題設定、提案(方針)立案、具体策、結果と評価の流れを踏まえたビジネスプランの作り方を演習する。

⑩(課題2-1)問題点抽出、課題設定、提案(方針)立案、具体策、結果と評価の流れを踏まえたビジネスプランの作り方を演習する。

⑪(課題2-2)問題点抽出、課題設定、提案(方針)立案、具体策、結果と評価の流れを踏まえたビジネスプランの作り方を演習する。

⑫(課題3-1)問題点抽出、課題設定、提案(方針)立案、具体策、結果と評価の流れを踏まえたビジネスプランの作り方を演習する。

⑬(課題3-2)問題点抽出、課題設定、提案(方針)立案、具体策、結果と評価の流れを踏まえたビジネスプランの作り方を演習する。

⑭(課題3-3)問題点抽出、課題設定、提案(方針)立案、具体策、結果と評価の流れを踏まえたビジネスプランの作り方を演習する。

⑮演習全般のまとめ

【開講】後期 月1【担当】 長谷 智弘 、笠嶋 聖

学部内共通

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化学概論Ⅱ

■講義概要 本講では、有機化学の基礎を解説する。また化学式やIUPAC名に慣れることにより、有機化学へのアレルギーを無くすことも並行して進める。また、有機化学が化学産業ばかりでなく、環境化学や生命現象など広範囲の学問分野の理解にも重要であることに気づくように授業を進める。原則的に、講義計画にそって進めるが、毎回行う小テストによって理解の程度を確認する。 ■到達目標

有機化学が、自然科学の各分野の基礎学問として重要であることを理解する。 ■講義方法

出版された成書を参考書として使用するが、板書と対話形式の授業で進める。また、適宜パワーポイントを用いることで講義への理解を深める。

■授業時間外における予・復習等の指示 化学式やIUPAC名の理解には、反復練習がいる。特に、毎回の復習が望ましい。 ■成績評価の方法

小テスト(50%) 毎回、授業の最後に小テストを行う。 定期試験(50%) ■テキスト

特になし ■参考文献

H.ハート、L.E.クレーン、D.J.ハート 『基礎有機化学』培風館 4,000円

■オフィスアワー・教員への連絡方法 適宜質問を受け付ける。

■講義計画 ①概説 ②イオン結合と共有結合 ③構造式・構造異性 ④アルカン ⑤アルケン・アルキン ⑥芳香族化合物 ⑦立体異性 ⑧ハロゲン化合物 ⑨アルコール ⑩エーテル ⑪ケトン ⑫カルボン酸・アミン ⑬DNA ⑭タンパク質 ⑮有機化学まとめ

【開講】後期 月1【担当】 三宅 司郎

化学概論Ⅰ

■講義概要 化学は物質の構造、機能、反応を研究する学問であり、日本が優位性を保っている材料開発技術の根底にある。この講義では化学物質を構成する原子、分子の概念を学び、物質が吸収または反射、放射する光(電磁波)から見た物質の構造や性質を説明する。また物質の構造や固有の機能・性質を応用した工業材料についてその機能発現の機構と抱えている課題を講義する。 ■到達目標

材料が持つ化学的性質を基本から理解する。覚えることではなく疑問をもち、調べ、理解し、他者に説明する基礎力を身につけることを目標とする。 ■講義方法

PowerPointを用いた講義。(資料はPDFでシラバスに講義後掲示)学生にとって主体的・能動的な講義にするため、講師から質問をして、共に考える授業とする。

■系統的履修 化学概論Ⅱ ■授業時間外における予・復習等の指示

予習用に次回の講義の資料(ドラフト版)をシラバスに掲示する。当日の講義で使用するものはこれを改訂したものである。与えた課題について、レポートを提出してもらう。提出したレポートの内容は講義で発表してもらう。大きな負荷はかけない。レポートは電子ファイルで私のアドレスに送付してもよい。Chousan2449@gmail.com ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 課題発表 レポート(30%) レポート提出 定期試験(50%) 記述式中心

■テキスト 特になし

■参考文献 茅幸二 中嶋敦 『化学の考え方』 岩波書店 3,500円 M.J.Shultz著 ; 長谷川哲也訳 『エンジニアのための化学』 東京化学同人 3,300円

■履修上の注意・担当者からの一言 化学を考える授業にする。企業で化学に35年以上にわたって携わった経験を生かして、化学を専攻しない理工系の学生に役立つ化学概論にする。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 chousan2449@gmail.com課題提出、質問は上記メールアドレスにお願いします。

■講義計画 ①化学について(私と化学、化学とは? 化学が生み出した材料) ②原子の概念(原子模型の誕生まで) ③原子の概念 ボーアの原子モデル ④波動関数 シュレディンガー方程式 ⑤原子軌道 分子軌道 イオン結合 共有結合 ⑥金属結合その他の結合 バンドモデル、半導体 ⑦半導体、金属、絶縁体 ⑧気体 液体 固体 ⑨光と物質の相互作用 透過、吸収、反射、放射 ⑩化学反応 発熱反応、吸熱反応 ⑪化学反応 平衡状態 酸化還元反応 ⑫化学反応 電気化学 ⑬表面科学 界面化学 ⑭分析化学 ⑮リモートセンシング、全体のまとめ ⑯定期試験

【開講】前期 水3【担当】 長澤 佳克

学部内共通

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科学技術英語

■講義概要 現在インターネットに代表されるように、情報の電子化が進んでおり、活字出版による情報の提供という形態は、電子出版という形態に変わりつつある。この情報化、電子化に加えて、さらに国際化が進むことにより、多くの情報が英語で発信・受信されているのが現況である。我々は、英語で発信されている無数に近い情報の中から、自分と自分のグループに有益な情報を選択する能力、英語で情報を発信する能力を要求されている。情報を発信しなければ、さらに有益な情報を得られないからである。具体的には、興味のある科学技術の内容について、英語で内容を理解することや、速読・多読・精読など英語の読み方を修得する。 ■到達目標

この講義では、英語で専門的な情報を読み解く能力・発信できる能力を養成することをねらいとしている。

■講義方法 配属された研究室単位で行い、講義方法や評価方法は配属先の指導教員に従う。 ■系統的履修

特になし ■授業時間外における予・復習等の指示

最新論文などの和訳を課す。 ■成績評価の方法

平常点(100%) 担当教員ごとに異なる授業方法に従って、受講生の科学技術英語への取り組み方や、その到達度などにより、評価する。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーについては電子情報学科のWEBサイトに掲載してある。

■講義計画 各指導教員により異なる。

【開講】前期 集中【担当】 全教員

化学基礎実験

■講義概要 地球規模の環境破壊が話題になっている。環境問題を理解するためには、それらのデータを提供している化学分析法の基礎を学ばなければならない。また、現在の快適な生活を支えている人工物質の特性を理解するためには、その物質がどんな元素から構成されているかを知る必要がある。本実験では、化学分析法と諸元素の性質を学ぶために古典的な湿式分析法を学ぶ。この方法は、化学反応を最大限に利用するものであり、化学分析法の基礎や諸元素の性質を学ぶには最適である。定性分析では、はじめに数種の元素を沈殿させ分離する。つづいて個々の元素の存在を確定する。定量分析では、中和滴定の実験を行う。また、定量分析に関する講義・実験から化学量論的概念を学ぶ。 ■到達目標

環境を構成する成分や各種人工物質を化学的な面から理解できるようになる。 ■講義方法

実験は各自が行う。高校で化学を履修していない受講生にも理解を深められるように、各テーマ毎に事前に講義、演示実験を行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 実施した実験のレポート作成および次の実験テーマの予習をすること。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 予 習の有無、実験に取り組む態度などを評価する。 レポート(60%)  実験後、1週間以内にレポートを提出してもらい、

これを評価する。 ■テキスト

龍谷大学理工学部 『化学実験書』 龍谷大学 化学同人編集部 『化学実験を安全に行うために』 化学同人 化学同人編集部 『続化学実験を安全に行うために』 化学同人 非売品(実験の際配布する)

■参考文献 G.シャルロー著、曽根興三・田中元治訳 『定性分析化学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』 共立全書 赤岩英夫編 『定量分析化学実験』 丸善

■履修上の注意・担当者からの一言 化学実験は危険がともなうものであり、充分な注意が必要である。決められた安全保護具を実験中は必ず着用する事。 有害な重金属等の廃液は回収しているので、廃液は決められた容器に必ず入れること。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

第一回目の講義時に連絡する。 ■講義計画

①化学実験を行うための安全に関する説明 ②定性分析(1、2属)の講義と演示実験 ③定性分析(1、2属)実験 ④定性分析(3、5属)の講義と演示実験 ⑤定性分析(3、5属)実験 ⑥定性分析(4属)の講義と演示実験 ⑦定性分析(4属)実験 ⑧定性分析(未知試料)の講義 ⑨定性分析(未知試料)実験 ⑩容量分析(酸・塩基中和反応理論の講義と演示実験) ⑪中和反応実験(Ⅰ) (炭酸ナトリウム標準溶液を用いて0.1M

塩酸の標定) ⑫容量分析(水酸化ナトリウム定量の講義と演示実験) ⑬中和反応実験(Ⅱ)(未知濃度の水酸化ナトリウム溶液の定量) ⑭まとめ ⑮予備日

【開講】後期 木3・木4・木5【担当】 富﨑 欣也 、藤井 一郎

学部内共通

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科学思想史

■サブタイトル ヨーロッパにおける近代科学・技術の成立と発展についての通史 ■講義概要

現代世界において,科学・技術の問題に触れずして人類の知識総体の理解を行うことはまず不可能であろう.しかし,このように強大な影響力は古代の段階においてすでに得られていたのであろうか.当講義では,発展過程でその本質的意味を大幅に変化させていった科学・技術について,約二千年前のギリシャから遡り解説していく.なお,扱われる対象は近代の数学や物理学を主体としたいわゆる自然科学分野であるが,その他として西洋思想の諸問題についての理解が必須であるため,適宜取り上げる. ■到達目標

各時代ごとの自然科学・技術の様態について適切な歴史的認識を得ること,さらには理論的な科学発展の経過についての理解を得ること.

■講義方法 プリントなどの資料の配布に加えて,映像資料などの学習教材を使って歴史的背景について説明する. ■系統的履修

自然科学の論理 ■授業時間外における予・復習等の指示

参考図書等の指示をするが,課題の考察について図書館の蔵書等を利用して自主的に調査してもらう場合もある. ■成績評価の方法

平 常 点(15%) 小テストと合算で30点 小テスト(15%) 平常点と合算で30点 定期試験(70%)  授業で扱ういくつかの核となるべきトピッ

クについて,その理解を問う.

テストでは論述が主体となります. ■テキスト

特になし ■参考文献

トーマス・クーン著 中山 茂訳 『 科学革命の構造』  みすず書房 2,730円

■履修上の注意・担当者からの一言 携帯電話や私語などには厳しく対処し,場合によっては単位を取り消す可能性もあります.なお初回のガイダンスには必ず参加してください.

■オフィスアワー・教員への連絡方法 講義終了後に個別の質問に対応する時間を設けます. ■講義計画

①ガイダンス ②古代ギリシャ(1):前ソクラテス期 ③古代ギリシャ(2):プラトン以降 ④ヘレニズム期と古代精密科学 ⑤アラビアと中世の科学 ⑥初期近代(1):万能人の思想 ⑦初期近代(2):印刷術,近代解剖学 ⑧前半内容の確認 ⑨科学革命の世紀(1):理論 ⑩科学革命の世紀(2):個別事例 ⑪18世紀の科学 ⑫19世紀(1):科学の組織化,制度化 ⑬19世紀(2):近代生物学の誕生 ⑭現代の科学:科学の巨大化 ⑮総括

【開講】後期 月3【担当】 但馬 亨

学部内共通

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学外実習(キャリア実践実習) (2009年度以降入学生) 学外実習 (2008年度以前入学生)

■サブタイトル インターンシップ ■講義概要

日常の講義・演習・実験・実習等を通じて培っている知識を背景として、学外の企業・研究所等に勤務しておられる方々の指導を受け、実践的なものづくり体験や実務的な仕事の体験をする。学生が企業・研究所等に出向いて行う実習と、学外から講師を招いて学内で行う実習の2コースがあり、どちらか一方を選択する。学外での実習コースでは、大学が受け入れ先を指定する場合と、学生が自ら大学コンソーシアム京都などのインターンシッププログラムに応募して受け入れ先を見つけてくる場合がある。また、学内での実習コースとしては、電気回路の製作、車両型簡易ロボットを使用した組み込み設計、FPGA設計(LSIの論理回路設計)、特許文書の作成の4テーマを予定しており、それぞれの分野の専門家が少人数指導を行う。これらの実習は夏期休暇中に2~3週間程度実施され、実習終了後には報告書を作成、報告会で発表するなどの方法で自分の成果をまとめる。また、報告会に参加して他の学生の体験なども聴講する必要がある。4月から7月にかけて、実習についての説明、コース・実習先選択調整、事前実習などのために何度か集まる機会を設けるので、開催掲示に注意して必ず出席しなければならない。実習の詳しい内容や、実習先の一覧などは説明会で資料を配布するので、それを見て希望のテーマや実習先を選択すること。

■到達目標 学外の現場で仕事をしたり、企業の方から直接指導を受けたりする実習を通じて、大学における勉学の意義を知り、将来の学修に役立てること、および社会的訓練と人格の向上に資することを目的としている。また人間性豊かな技術者となるために、以下を取り組みの目標としてほしい。1. 知識や技術が実社会でどのように利用されているのかを

体得する。2. 倫理観およびコミュニケーション力を醸成する。3. 基礎知識の必要性、先端技術からの知的刺激を受け、学

習意欲を促進させる。4. 職業観を醸成し、将来の進路を考えるきっかけをつかむ。

■講義方法 実習先や実習テーマごとに決められた計画にしたがって、自ら責任をもって実習を進める。また講義を受ける際は、常に以下項目を意識しておくことが大事である。・社会勉強  技術や知識の習得だけに執着せず、受入機関の組織を観察

しその中で働くということは何かなど、広く社会を見つめ直し組織と人間の関係について考える。

・コミュニケーション能力の向上を目指す  日頃の友達との関係(横社会)ではなく、実社会の中で指

導して下さる先輩や上司との関係(縦社会)をよりよく保つための挨拶や言葉遣い、礼儀作法などを学ぶ。

・倫理観を身につける  自分の言動が、受入機関、社会一般や環境にどのような影

響を及ぼすかを考え、社会人としてあるべき姿を認識し、社会で生きる上での常識を身につける。

・知識や技術が実社会でどのように利用されているか体得する  日頃、大学で学んでいる知識や技術が実社会において、ど

のような場でどのように活用・応用されているのかを考える。

・基礎知識の必要性を認識し学習意欲を高める  最先端技術等に触れることによって、社会で働く上で自分

に不足しているものは何かを見つけ、その知識や技術を身につける努力をする。

・職業観を醸成し、将来の進路を考えるきっかけとする  学外実習での経験を通じて、自分は何のために働いていく

のか、これからどのような職業に就きたいのか、そのために何をしたらよいのかなど、将来、自分が進むべき道を考えてみる。

■授業時間外における予・復習等の指示 説明会(ガイダンス、オリエンテーション)において説明する。

■成績評価の方法 平 常 点(70%) レポート(30%) 実習先や学外講師の指示に従って報告書作成や発表を行うほか、コンソーシアムや大学の指示に従って実習会や報告会に出席することも求められる。上記への取組みを総合的に評価し合否を決める。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 説明会には必ず参加すること。実習にあたっては、実習先の規則を遵守し、指導者の指示を良く聞くこと。学外の方と直接触れ合う体験であることを理解し、実習場所が学内であるか学外であるかを問わず、大学の名に恥じないよう学生として責任ある態度をとること。実習先については、インターンシッププログラムなどを利用して、学生が自ら積極的に受け入れ先を見つけることも奨励するので、担当教員に相談すること。

■講義計画 ①[4月中旬] 実習先・実習テーマ希望アンケート作成・提

出(日程は掲示するので、常に掲示板に注意すること) ②[5月中旬] 実習に関するオリエンテーション(日程は掲

示するので、常に掲示板に注意すること) ③[6月下旬] 実習先の通知・オリエンテーション(日程は

掲示するので、常に掲示板に注意すること) ④[7月中旬] 事前実習(日程は掲示するので、常に掲示板

に注意すること) ⑤[8月下旬~ 9月上旬] 学外実習実施 (実習先の都合によ

り実施期間等が変更される場合がある) ⑥[9月中旬] 学外実習報告会 (実習先の方、学生、教員が

参加、予定が変更になる場合があるので、掲示に十分注意すること。)

【開講】前期 集中【担当】 張 陽軍 、石崎 俊雄 、小林 弘一 、田中 基夫 、

西原 広徳 、八幡 和彦

学部内共通

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環境科学

■講義概要 地球環境問題が大きな社会問題となってきており、これには経済、政治、住民運動など、さまざまな社会要因が関連しているが、基本的には科学・技術の発展を背景とした工業化社会の問題であるといえる。地球環境問題の提起した課題は、石油という膨大なエネルギーを手に入れた人類が、効率や生産性のみを追い求めてきたことにあり、自然システムと調和した生産・生活システムを模索し、確立していくことが求められている。本講義では、これらの問題を理解していくために必要な自然科学的な基礎的事項、環境に関する化学・物理および生物・生態学に関することについて述べる。さらに、これらの問題に対処するための生活様式の検討について言及する。 ■到達目標

学習・教育到達目標:A(◎)、B1(◎)、C2(◯)地球規模での広がりを持って、身の回りの環境問題を客観的にとらえ説明できることによって、学習・教育到達目標Aを達成する。化学物質の性質を理解し、それらが環境や人体に負荷を与える仕組みを理解することによって、学習・教育到達目標B1を達成する。地球環境問題の歴史的流れと現状を理解し,環境と安全性に関する基礎的な知識を習得することによって、学習・教育到達目標C2を達成する。 ■講義方法

教科書および配布資料により講義する。 ■授業時間外における予・復習等の指示

レポート提出や資料収集など、講義中に指示する。

■成績評価の方法 レポート(20%) 定期試験(80%)

■テキスト 及川紀久雄編著 ; 今泉洋, 北野大, 村野健太郎共著 『新環境と生命』 三共出版 2,600円 適宜、資料を配布する。 ■参考文献

特になし ■オフィスアワー・教員への連絡方法

適宜、1号館211号室で質問を受け付けます。 ■講義計画

①環境問題について ②地球の構成と生物圏 ③人間と環境・食料 ④水と生命 ⑤水環境と保全 ⑥大気環境と酸性雨 ⑦土壌環境と生態系 ⑧化学物質の生産と安全管理 ⑨地球温暖化 ⑩廃棄物処理 ⑪エネルギー資源 ⑫都市環境 ⑬食品添加物 ⑭化学物質の分析 ⑮まとめ

【開講】前期 月3【担当】 糟野 潤

技術者倫理

■講義概要 科学技術が人間社会や自然環境に対して与える正負の影響について理解する。また、その中で、専門職である技術者、研究者として、倫理に関わる問題に出会った場合にどのように対処すべきか、技術者、研究者の倫理、責任について理解する。さらに具体的な事例研究やグループディスカッション等を通じて、公衆の安全、公共の福祉、健康、文化、社会、環境等、様々な観点から価値を総合的に考慮する必要があることを理解し、具体的な問題解決を図る場合の、倫理的判断能力と問題解決能力の向上を図る。

■到達目標 ①科学技術が人間社会や自然環境に対して与える正負の影響について理解し説明することができる。②専門職である技術者として、技術者の倫理、責任について理解し説明することができる。③専門職である技術者として、具体的な問題解決を図る場合の倫理的判断能力と問題解決能力を持つ、④自ら考える力を身に付ける、ことを目標とする。

■講義方法 講義に事例研究やグループディスカッション等を交えて進める。

■授業時間外における予・復習等の指示 集中講義(4日間)のため、毎日講義終了時に小テスト、レポート、テストのいずれかを実施する。その際、配布資料、参考図書等持込可とする。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) グループディスカッション、発表等 小テスト(20%) 集中講義4日内、1・2日目終了時 レポート(30%) 3日目終了時 定期試験(30%) 4日目終了時

■テキスト 特になし

■参考文献 田岡直規・橋本義平・水野朝夫編著 『技術者倫理 日本の事例と考察-問題点と判断基準を探る』 丸善出版 3,000円 杉本泰治・高城重厚 『第四版 大学講義 技術者の倫理入門』 丸善 1,700円

■履修上の注意・担当者からの一言 講義に事例研究やグループディスカッション等を交えて進め、専門職である技術者、研究者として、具体的な問題解決を図る場合の倫理的判断能力と問題解決能力を持ち、自ら考える力を身に付けることを目標とするため、積極的に討議に参加すること。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

集中講義のため、講義終了後にオフィスアワーを設ける。場所は原則として講義を行った教室を利用する。

■講義計画 ①技術者倫理とは ②技術者倫理と企業倫理1 ③倫理問題解決の技法。事例討議と演習1 ④事例討議と演習2 ⑤技術者倫理と企業倫理2 ⑥技術者倫理と企業倫理3 ⑦事例討議と演習3 ⑧事例討議と演習4 ⑨科学技術社会と技術者倫理 ⑩科学技術の不確実性と意思決定 ⑪原子力と技術者倫理。事例討議と演習5 ⑫事例討議と演習6 ⑬科学技術と研究倫理 ⑭事例討議と演習7 ⑮事例討議と演習8 ⑯テスト

【開講】前期 集中【担当】 田岡 直規

学部内共通

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キャリアデザイン

■サブタイトル willから始める大学生活 ■講義概要

キャリアデザインへの1年次生からの取り組みが自分のキャリアをつくっていく上で決定的に重要であることを実践的に学ぶ。社会では、自らの判断と創造が要求されるが、責任ある仕事を継続的に体験したことがない学生には、そこに至る基本的な「考え方」と「知識」を学ぶ必要がある。大学卒業を控えた選職活動に絶大な威力を発揮するのは「大学でどんな行動を起こし、何を掴んだのか」ということを堂々と自分の言葉で語れることである。この授業では、自分のキャリアをつくっていく上で、何故、そうしたという「考え方」や「知識」の基、これから君達が自分でつくる学生生活を自分の言葉で語ることがいかに重要であるかを理論的・体験的に学ぶ。その具体的な演習方法として、●個人ワーク:自己に問いかける→考える→まとめる→書く→気づき、内省を深めて行く●グループワーク:仲間を通じて、自分の考えやメンバーの考えを、話す→聞く→感じる→考える・気づき、自己を発見をするまた、演習を通じて考える・書く過程に必要な文章作成に対する授業も組み込んでいる。具体的には、 ○大学生としての適切な文章が書ける言語的指導 ○レポート、論文作成に必要な基本的な言語表現技術の習得 ○レポート作成を意識した論理展開の取り組みを基本に、正しい文章が書けることを目指す。具体的には、文章作成の型を意識し、演習シートや振り返りシートを基に、スキル向上につなげて行く。提出シートは、講師が励ましのコメントやスキル向上への方法等、地道な添削を行う。<理工学部キャリア教育>http://www.rikou.ryukoku.ac.jp/career/index.html ■到達目標

・ 自分の学生生活を自己責任でつくっていく大切さを知ることが「キャリアデザイン」の第一歩であることを学ぶ

・キャリアデザインの基本となる「考え方」を習得 ■講義方法

授業の中では、積極的に自分の事をしっかり考えていく為の講義、個人ワーク、グループワークを行いながら解説を試みる。グループワークでは、講師から教わるのではなく、自分自身で、体験の中から発見・再発見・再認識し、自分の考えとして発言していき、メンバーからも様々な考えを確認することにより、多くのことを学ぶ。また互いの意見を発言、聞く、伝えるスタイルはコミュニケーションの訓練にもなる。自分自身や社会について学んだことを仲間と共有し、互いに協力し合って、有意義で楽しい大学生活を” 自らの手で” 作っていく面白さの参加型講義を行う。板書量は多くないが必ずノート記入を要求する。

■系統的履修 キャリアプランニング(2年次・前期) ■授業時間外における予・復習等の指示

講師からの指示により、自己紹介の準備やプレゼンテーション授業時の資料準備がある。また、授業内では、毎回ワークシート作成があり、時間内で作成できなかった場合や、欠席したものは次回までに必ず、ワークシートは完成しておく必要がある。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 遅刻・欠席及び授業態度等は減点法で厳しく行う レポート(30%)  評価基準:文章作成の基礎習得の有無及びキャリア観。テー

マはオリエンテーション時に発表 そ の 他(20%) 決められた提出物を何種類か提示する。 真面目に授業に取り組み提出物を提示することにより、単位取得は可能。従って、連続欠席等をするとワークシート理解が不可能であり、注意を要する。テキストの中にワークシートが組み込まれているため、授業時のテキスト忘れは要注意すること。平常点に影響する。文章作成においては、他の授業のレポート作成時に必要なスキルでもあり、役立つものとなる。

■テキスト 東田晋三著 『新自分デザイン・ブック Ⅰ』 株式会社ドリームシップ 1,600円 生協にて販売。部数品切れの可能性あり、早めに確保すること。

■参考文献 特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

キャリア教育とは、就職教育ではなく、その人がその人らしく生き生きと働き、その人らしい生き方を考えるための心理的な支援です。キャリア教育が心理教育である所以です。生きることと働くこととは切り離すことができません。学ぶことと仕事をすること、生きることと働くことは、それぞれが別々にあるわけではないのです。生活時間の大半を占める働くこ

とを真剣に捉えること。そして自分自身のモチベーションの源泉は教えられるものではなく、気づくものです。キャリア開発/キャリア教育の基本が自己理解にあるのはそういう理由です。3年後に控えた就職活動に役に立ち、使える「考え方」と「知識」の提供を試みます。講義予定は、受講生の反応を見ながら柔軟に進めます。今年で12年目になるキャリア教育、学生による授業評価は、毎回受講して良かった90%以上と非常に高い評価が出ている。受講学生の積極的な発言を期待しています。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 キャリア講師は8名で火曜日・水曜日・木曜日に授業を行っている。授業の合間は講師控え室にて待機。 ■講義計画

①オリエンテーション(評価の方法、学習のポイント等の解説)  高校時代に決別だ~オールクリアボタンを押そう~  大学生活を実りあるものにする考え方や捉え方を主体的に行うと同時に、キャリアデザイ

ン・キャリア開発の大切さを伝える。 ②レポートの書き方  レポートを書く際に問題となる、段落の作り方、文をつなぐ接続詞の使い方、事実と意見

の書き分け方、明確に書くために気をつけることを確認していく。  同様に、書くことを通じて「考え」「気づき」、その思いを「 伝える」こともトレーニング

していく。 ③自己紹介とは何かを考えてみよう  他者と関わり、新たな自分を知ること、自分から発信していく自己紹介のポイントを学ぶ。 ④何のために大学にきたのだろう(目的)  「何のために大学に来たのか」今一度、入学動機を内省し、大学生活に役立つ【目的意識】

の大切さを学ぶ。 ⑤大学生活がこうなればいいなぁ(目標)  目標を持つ大切さ及び実現するための必要なプロセスを学ぶ。その為に、スタートライン

にいる自分が主体的に考え、失敗してもあきらめず行動を続けることで成長し、夢や目標に近づけることを個人・グループワークを通じて学ぶ

⑥伝えたい(バズコミュニケーション)  これまでの授業で自分の思いや考えを伝えることや伝わる難しさを感じた。なぜ伝える・

伝わるが難しいのかSMCRを通して理論的に学び、コミュ二ヶーションの方法を体験し、気づきを得る。

⑦自分を表現しよう  グループメンバーを通して他者との違いを知り、自分への興味を深める。自己理解の大切

さを学ぶ。 ⑧協調性とは何かを知ろう  自分の思いや考えのもと、積極的に協力することが協調性であり、各人がその思いや考え

を共有できれば、協力は強固なものになる。協力と共有の関係を理解し、協調性の大切さを学ぶ。

⑨好きなことから世の中に関わろう ~動く、感じる、考える~  キャリア開発を意識し、「世の中」と「学問・学び」について考えさせる。世の中の捉え方や、

なぜ世の中に興味・関心をもつことが大切なのかを考える。 ⑩失敗は成功へ向けての授業料  人は失敗した時に、その人の値打ちが問われる。失敗した時、どういう「振り返り」をして、

どういう戦略・戦術で再チャレンジしたか。目標を失わなければ、失敗は成功への道標になり、キャリア開発に繋がることを学ぶ。

⑪キャリアマインドをもとう ~ 2つの軸が君の未来をつくる~  経験を通して形成される価値観によって行動が変わってくる。自身の価値観を積み上げて

いくことで、ぶれない自分の軸が出来てくる。それがキャリアデザインをすることにもつながる。

⑫ディスカッションの大切さを学ぼう  三段論弁法を学び、論理的に表現することを体験する。自分の意見を持ち、他者の意見も

聞き、さらに考えるということを学ぶ。 ⑬勉強・仕事の土台となるものを考えてみよう  仕事をしていく上で、規律・協調・積極・責任といった情意面が一番基本で必要な事であり、

目に見えない心を鍛え・磨く事を伝える。 ⑭プレゼンテーションにチャレンジ  プレゼンテーションは、レポートのように一方的に伝えるということではなく、双方向の

コミュニケーションであることを実践して学ぶ。 ⑮Willから始まる大学生活  WillがあればMustが生まれ、Actionへと移行し、継続することによりHabitがつき、Canと

なる。  自分で決めたMustから導かれるActionとHabitの検討を前向きな自分を感じながら取り組

む。

【開講】前期 火4【担当】 矢野 隆子 、澤田 幸子 、松川 晴美

学部内共通

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キャリアプランニング

■サブタイトル 自らの意志と責任で考え、キャリアを開発しよう。

■講義概要 1年次では、自分の個性や生き方、将来の進路を見つめながら、大学で学ぶ目的・目標を持つことの大切さを学んだ。キャリアプランニングでは、種をまき、芽を出す意識を自らが自覚をし、自分らしさを活かして大学生活を充実させる為に、自分は何者か、どこへ行こうとしているのか、そんな自分を見つめる事からこの授業は展開する。自分の人生を可能な限り自分で納得のいくものにしていく為にも、大切なことは、最終的な目的地やそこにいたる筋道を明確にすることだけではなく、「なぜそこを目指そうとしているのかという理由や自分にとっての意味を明確」にしていくことである。変化の激しい時代であるがゆえに、自分の考えも変わることもあるが、判断に迷った時の拠り所となる「理由や意味」を明確にしていくことは、キャリア開発には欠かせない重要なことである。その為にも、マニュアル的な発想や行動ではなく、「自分で考える力」や「自分の中身」を鍛える授業とし、これからの大学生活で何を経験しておくべきか、実際に行動を起こす為の具体的計画をたて、目標を達成するために自分でプロセスを楽しめる状態に持っていく力、それは、「なぜ」「どうやって」「どうしたら」を考え、答えを出す作業が、その力として身につくものであり、自分の言葉でその経験を熱く語れるようになる。そのためにこの授業では、課題解決型(PBL)の授業スタイルとして、キャリアに関するテーマーに基づいて、自分達の不安や問題・課題等より、問いをたてることからグループの作業が始まる。そして、実際に調査したり、文献を調べたりして行動していくことにより、自分の意見を表明することになる。議論のなかでは、様々な問いに関して絞り込みが可能となり、その問いに対して、現状は?原因は?それは有効か?効果は?リスクは?等、分割された問いに対して答えがでるように調べていき、調べた事柄に基づいて自分達の意見を表明(考察)して答えを出して行く。結果を出すまでのプロセスをグループメンバーと共に協力・行動していくことに、自分で考える力や自分の中身を鍛える要素があり、かけがえのない経験が得られるものとなる。<理工学部キャリア教育の取り組み> http://www.rikou.ryukoku.ac.jp/career/index.html ■到達目標

・PBL活動をふまえ、自分の考えをしっかり持ち、議論および自分の意見を発表することができる。 (その為に必要な事を考え気づき、自分の中身が鍛えられ、成長できたと思えること)具体的には、・ コミュニケーション能力がつくこと、課題解決能力がつくこと、何事も後回しにせず、自発的に取り組める自立心を身に付けることができるようになる。

■講義方法 自分のキャリアを考える為のワークやグループでの学習がメインである。今年度より、一人ひとりの学ぶ意欲を引き出し、共に学び合うプロジェクト型学習を取り入れる。プロジェクトチームでの学習や行動する具体的な例として1. テーマに沿って、達成するための自分たちの考えを出し合う。ブレーンストーミングをする。2. 必要な情報収集や調査を行い、企画書を作成し、プレゼンテーションをする。3. 社会に関する情報として、働くことの楽しさや、問題解決、対人関係、組織のしくみ等様々

なことについて、自分達の疑問点や不安なこと等、皆さんとキャリア講師との対話を通じて、働くことの意味や価値を見いだしていく。

4. 皆に評価してもらい、実現可能な企画書にするための行動計画をたてる。役割を決める。5. 実際に行動し実行する。管理する。中間報告を行う。6. 更に知恵を出し合い、より良い成果を上げる方法を考え、最終成果報告とする。7. 自らが振り返り、キャリアプランニングへと結びつけて行く。 ワークおよびディスカッションを主に、受け身の講義ではなく自分自身や社会について学んだことを仲間と共有し、互いに協力し合って、有意義で楽しい大学生活を”自らの手で” 作っていく面白さの参加型講義を行う。また、授業のなかで「はたかちカード」を使って、自分の価値観を探っていくワークを行い、自己理解を深めていく。これらプロジェクト型学習は、社会に出ても困らない基礎的な能力を必要とするため、グループでの活動をする中で、習得・習熟できていくものとし、また自分の課題が明確になり、今後の能力開発への目標にもなると考える。 ■系統的履修

1年次キャリア授業:キャリア・デザイン※1年次のキャリア・デザインを履修していなくても、履修登録は可能である。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講師からの指示により、宿題及び下調べとしてするべきことや資料準備等がある。(毎回ではない)具体的には・自己紹介シート作成(随時)・ワークシート作成(必要授業時に指示)・グループとしての協同作業(次回授業までに消化しておくべきことの指示) 等がある。また、授業内ではワークシート作成があり、欠席した者は必ず、次回までに完成しておくこと。

(授業について行けなくなるので注意を要します。規律性・責任性を仕事では基本として求められます。そのベースとなることを日常の大学生活でも身に付けることが重要である。) ■成績評価の方法

平常点(30%) 遅刻・欠席及び授業態度等は減点法にて厳しく行う その他(70%) 決められた提出物を何種類か提示する。 試験は実施しないが、講義毎に要求するなんらかの提出物で評価する。従って、連続欠席等をするとワークシート理解が不可能であり、注意を要する。(どのように対処すべきか自分で考える、大人度をアップさせること)また、5章よりグループで考え・行動することになるので、互いに協調性をもって協力していくことが求められる。(この能力は仕事をするうえで、最も必要とされる能力である)キャリア教育とは、就職教育ではなく、その人がその人らしく生き生きと働き、その人らしい生き方を考えるための心理的な支援です。キャリア教育が心理教育である所以です。生きることと働くこととは切り離すことができません。学ぶ

ことと仕事をすること、生きることと働くことは、それぞれが別々にあるわけではないのです。生活時間の大半を占める働くことを真剣に捉えること。そして自分自身のモチベーションの源泉は教えられるものではなく、気づくものです。キャリア開発/キャリア教育の基本が自己理解にあるのはそういう理由です。2年後に控えた就職活動に役に立ち、使える「考え方」と「知識」の提供を試みたい。 ■テキスト

1. 授業時に使用する「はたかちカード」の購入。金額は¥400円前後 授業時に徴収。2. 授業計画のテーマに沿ったテキストを配布予定。各人、幅3センチ以上の2穴綴じ仕様の A4サイズバインダーを必ず用意すること。※ 特に注意すべきこととして、授業時にワークシートの取り外し等を行う為、押さ

え込み式のバインダーは絶対に持参・購入しないことを強く伝えます。 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

キャリア教育の基本は、自分の能力を知り、人間性を磨くことから始まる。日頃からの言葉づかい・挨拶・礼儀作法、時間厳守は最低限のマナーとし、身に付けられることが必要である。その基本のもと、自由に発想し自らの信念に基づき主体的に行動し、結果に責任を持つことが求められる。つまり、授業を通して、日常生活や大学生活で大人度をアップさせる行動や態度を常に意識し、大人の常識を身に付け社会性を高めること。このことは、2年後に控えた就職活動に役立ち、就活を左右するものでもある。課題解決型学習(PBL)では、多くのことを学び、働く理由や意味を少しでも明確にできるよう成長した自分になってもらいたい。課題解決にあたっての資料作成では、レポート作成に最も必要な問いをたてる→調べる→分析する→自分なりの答えを出す(考察)という実践が学べることになるので、様々な能力とともに文章作成スキルが向上する。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

2年次キャリア講師は5名。前期授業は火曜・水曜・木曜。授業の合間は、いずれも講師控え室にて待機。授業に関すること等は、授業時に受け付けるが、その他キャリアに関する相談等あれば、控え室を訪ねて来て下さい。 ■講義計画

①●自分について考える オリエンテーション ②●働くベースとなるものを知る 私の勤労観と職業観 自分の勤労観・職業観を探り、ベースにあるものに気づき、発展させる。 ③●自分のことを知ろう 自己理解:能力について ④●グループディスカッション  ある目的や目標に沿って議論をすることは、どの場所でも必要なことである。ディスカッションやディー

べートは各人の価値観とのぶつかり合いや戦いであることを基に、理論だけではなく実際にやってみて、自ら発見することが大切である。就職試験対策のディスカッションというトレーニングだけではない、大切なことを演習を通じ自ら発見し、できるようになろう。

⑤●社会を知ろう その1  この章より、PBL(Project-Based Learning 課題解決型学習)を行う。1グループ5 ~ 6人程度のチーム

を構成し、各チームのプロジェクトテーマとしては、解決方法が知られていないオープンなものを設定します。プロジェクト実行のためのフレームワークの設定、実施計画立案、プロジェクト実行を自ら行います。この過程で、皆さんは自らのキャリア開発の重要性を認識し、課題解決という目標に向かって意欲的に取り組むことにより、学習動機を強くすると同時に、通常の講義・科目では得られない実践的な力(課題解決能力、プレゼンテーション能力、論理的思考力、コミュニケーション力など社会で求められる基本的な力)を身に付けることができます。

⑥●社会を知ろう その2 ・キャリア講師の経験談から社会を知る  社会について、インターネットやメディア情報だけでなく、社会経験のあるキャリア講師と、自分達の疑

問とすることや知りたいことを質問確認しながら、働くということにたいしての、意味や価値に気づいていく、参加型の授業をを行う。

  その為にも、ただ、漠然と聞く受け身の体勢ではなく、自分達の知りたいことをグループで事前整理するなどの作業を行う。

⑦●働くを知る1:作成する ・目標設定→行動計画書作成  PBL型学習について説明を受け、社会人の話を聞いて、皆さんが疑問とすることや問題とすること等を話

し合い、グループでどのような目標設定をするかをじっくり検討し、具体的に行動計画書に記入していきます。

⑧●働くを知る2:検討する 行動計画書の発表 ・行動計画書→実現可能か?  行動計画書の基、目標達成に必要な情報を、どこで・いつ・どんな形で・どのように得るのか等を検討し、

形にしていきます。その為の必要なことに対して、グループで役割分担等を確認し、自分達でできることや協力を求めたり支援が必要とすることなどをイメージ化していきます。また自分達の作成した行動計画書が実現可能かも

 プレゼンをおこない、他のメンバー間との情報共有を行い、質問や確認を行います。 ⑨●働くを知る3:行動・調査する・現状・問題把握→解決策検討 行動計画に基づき、プロジェクトの目標(興味のある業界・職種・会社・仕事等)を実際に調べてみる ⑩●働くを知る4:調査・報告する 行動計画に基づき、プロジェクトの目標(興味のある業界・職種・会社・仕事等)を実際に調べてみる ⑪●働くを知る5:調査・まとめる 行動計画に基づき、プロジェクトの目標(興味のある業界・職種・会社・仕事等)を実際に調べてみる ⑫●働くを理解する 調査結果最終報告 評価・振り返り ⑬●自己分析:価値観について ~はたかちカードワーク その1~ ⑭●自己理解:価値観について ~はたかちカードワーク その2 ~ グループで語ろう ⑮●まとめ ポートフォリオ作成 振り返り

【開講】前期 月3【担当】 植田 香代子

学部内共通

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グローバル人材育成プログラムⅠ (2011年度以降入学生) 海外キャリア実践教育及び実習A (2009~ 2010年度入学生)

■サブタイトル 海外での実習 ■講義概要

社会のグローバル化が進む中、企業の海外進出、海外企業との競争が加速し、企業もグローバル志向を持った学生の採用を進める傾向にある。しかしながら、日本から海外へ留学する学生の減少に見られるように、海外に出たがらない内向きな志向をもつ学生が増加している。そこで、理工学部では、アメリカ・カリフォルニア州にある本学の海外拠点を活用しながら、同州のシリコンバレー周辺で事業展開している日系企業等の協力を得て、海外での企業研修プログラムを実施する。製造業を中心にほとんどの企業が海外で事業展開を行っているので、こうした企業への就職を希望している人は奮って受講すること。<日程> 夏期休暇中のうち、2週間程度<募集人数> 16名<費用(予定)>  35万円程度(主に航空運賃など。航空運

賃のサーチャージ等により変動することがあります。)

<実習先企業(予定)>  Innovat ion Core SEI、Senju Comtek、Neuro Skyなど

<応募方法> 科目の事前登録 ■到達目標

働くことの意義、企業活動と仕事の内容、産業を支える技術力について理解し、自らのキャリアプランを構築できるようになる。海外における仕事の現場を体験し、実習先の方々とコミュニケーションを取りながら、作業を行うことができるようになる。 ■講義方法

・実習は主に現地の日系企業にて実施するため、日本語が使える環境での実習となるが、実習先によっては英語を使う場面もある。内容は実習先企業の計画による。

・実習中の滞在はホームステイを基本とする。外国での生活を通じて、生きた英語や異文化に触れることもできる。

■系統的履修 グローバル人材育成プログラムⅡ海外キャリア実践教育及び実習B ■授業時間外における予・復習等の指示

事前学修で身につけたことを実践するとともに、ホームステイでは自分から積極的に英語で話すように心がけること。 ■成績評価の方法

平常点(100%) ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

本科目は、事前登録科目であるため、受講希望者は、該当期間中に必ず事前登録をすること。説明会等には必ず参加すること。実習にあたっては、実習先の規則を遵守すること。実社会での実習であることを理解し、責任ある行動をとること。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

オフィスアワーについては、掲示板にて確認すること。

■講義計画 ①実習先選定に関する面談、オリエンテーション ②事前学習会1 ③事前学習会2 ④海外での実習 ⑤海外での実習 ⑥海外での実習 ⑦海外での実習 ⑧海外での実習 ⑨海外での実習 ⑩海外での実習 ⑪海外での実習 ⑫海外での実習 ⑬実習内容の取り纏めと報告書の作成 ⑭プレゼンテーションの準備 ⑮事後学習会

【開講】前期 集中【担当】 宮武 智弘 、富﨑 欣也

学部内共通

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グローバル人材育成プログラムⅡ (2011年度以降入学生) 海外キャリア実践教育及び実習B (2009~ 2010年度入学生)

■サブタイトル 事前学修および事後学修 ■講義概要

海外での実習に備えた事前研修として、「中小企業研究セミナー」、「ビジネスマナー実践研修」、「英語コミュニケーション向上研修」、「実習での目的設定」等を行う。また、実習終了後に、「事後研修」、「報告会」を行う。

■到達目標 働くことの意義、企業活動と仕事の内容、産業を支える技術力について理解し、自らのキャリアプランを構築できるようになる。海外における仕事の現場を体験し、実習先の方々とコミュニケーションを取りながら、作業を行うことができるようになる。 ■講義方法

【中小企業研究セミナー】理工学部がこれまで培ってきた地域産業界との連携の実績を活かし、ものづくりの第一線で活躍する経営者・実務家によるチェーンレクチャーを実施し、働くことの意義や産業を支える技術力などについて学修する。

【ビジネスマナー実践研修】ビジネスマナーの基本についての講義を受講した後、小クラス編成での実践練習を行う。

【英語コミュニケーション向上研修】英会話を中心に、英語によるコミュニケーション力向上に向けた実践的な学修を行う。

【グローバルキャリアセミナー】海外に在住し、仕事をされている方によるセミナーを通じ、グローバルな視点を養う。

【事後学修】実習の振り返りと受講者全員の報告会を実施。

【報告会】学外実習(キャリア実践実習)と合同で実施する報告会に参加。※本科目に関わる説明会、事前事後学修の日程等、その都度掲示を行うので、よく掲示板を確認すること。

■系統的履修 グローバル人材育成プログラムⅠ海外キャリア実践教育及び実習A ■授業時間外における予・復習等の指示

別途指示する英会話の自学習プログラムを利用し、渡航前に現地での実習に必要な語学力を高めること。 ■成績評価の方法

平常点(100%) ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

本科目は、事前登録科目であるため、受講希望者は、該当期間中に必ず事前登録をすること。事前研修および事後研修には必ず参加すること。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

オフィスアワーについては、掲示板にて確認すること。

■講義計画 ①企業の経営者・実務家による講義 ②企業の経営者・実務家による講義 ③企業の経営者・実務家による講義 ④ビジネスマナー講座(講義・実技) ⑤ビジネスマナー講座(講義・実技) ⑥実践的な英会話学習 ⑦実践的な英会話学習 ⑧実践的な英会話学習 ⑨海外企業の訪問 ⑩海外企業の訪問 ⑪海外でのビジネスに関する講演会 ⑫海外でのビジネスに関する講演会 ⑬海外でのビジネスに関する講演会 ⑭事後学習会 ⑮報告書の作成

【開講】前期 集中【担当】 宮武 智弘 、富﨑 欣也

学部内共通

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計算機基礎実習Ⅰ

■サブタイトル 計算機入門 ■講義概要

電子情報の各分野では、計算機の利用が不可欠となっているが、計算機を理解し、有効に利用するためには、理論と利用方法の両方について熟知しておく必要がある。実習は、計算機を1人1台の環境で、また、計算機単体ではなくネットワーク環境のもとで行う。適宜、講義も交えるが、できるかぎり多くの時間を実際に計算機を操作することに充てるようにしたい。内容としては、並行して開講される「情報・通信基礎」の講義との関連も考慮しながら、Unix環境において、単に計算機が使えるようになるだけでなく、基本的な仕組みについても理解できるように、OS(オペレーティング・システム)の基礎的な演習を行う。 ■到達目標

計算機の操作を通して、計算機システムの構成やその利用についての理解を深める。

■講義方法 計算機の操作を実際に行いながら実習を進めていく。毎回の課題などはオンラインで提示し、質問などについては個別に指導を行う。 ■系統的履修

なし ■授業時間外における予・復習等の指示

計算機関係の基礎的な技術は、実際に操作することによって習得すべきことが多く、授業時間だけで充分でないこともある。そのような場合には、空き時間を利用して自習するようにしてほしい。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 小テスト(60%) 平常点40点、実技テストおよび筆記テスト60点、合計100点満点で評価する。 ■テキスト

龍谷大学情報メディアセンター編 『情報リテラシー支援プログラム』

中井 獏 『ゼロからわかるUNIX基礎講座』 技術評論社 1,880円 『情報リテラシー支援プログラム』については無償配布される冊子を使用する予定である。

■参考文献 舟本 奨 監訳 『UNIXコマンド活用ハンドブック』 パーソナルメディア 3,500円 日経Linux 編 『Linuxコマンド逆引き事典』 日経BP社 1,124円 その他の参考書については、授業の中で随時紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 授業開始後は、途中で入室できないので、絶対に遅刻しないこと。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科の教員の週間予定については、学科のWebサイトで参照することができます。スケジュールを確認して、1号館4階の研究室を訪問してください。

■講義計画 ①WWWブラウザと電子メール ②コマンドと基本操作 ③ファイルとディレクトリ ④ファイルの管理 ⑤情報検索 ⑥エディタの基本 ⑦標準入出力とフィルタコマンド ⑧復習 ⑨実技テスト ⑩ワープロソフト ⑪表計算ソフト1 ⑫表計算ソフト2 ⑬プレゼンテーションソフト ⑭筆記テスト ⑮まとめと質疑応答

【開講】前期 木3・木4【担当】 小堀 聡

計算機基礎実習Ⅱ

■講義概要 計算機基礎実習Ⅱでは、プログラミング言語の基礎を演習を通して身につける。具体的にはC言語を用い、条件分岐、繰り返し、変数の扱いなどについて学ぶ。 ■到達目標

プログラミングの基礎がわかるようになり、簡単なプログラムができるようになる。 ■講義方法

Linux 環境にて演習を行う。金曜1講目と4講目で開講するが、基本的に金曜1講目の前半に教室による座学を行い、その後演習室に移動して実習を行う形式を取る。回によって教室が変わるので、気をつけること。 ■系統的履修

計算機基礎実習1、情報・通信基礎、計算機システム基礎 ■授業時間外における予・復習等の指示

課題が時間内に終わらないときは、自習室を利用して復習をすること。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 小テスト(40%) レポート(30%) 原則として全出席、レポート全提出を合格の条件とする。レポート点、最終課題点にて評価する。出席点には受講態度も考慮する。期末試験は行わない。 ■テキスト

結城浩 『新版C言語プログラミングレッスン 入門編』 ソフトバンククリエイティブ ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 欠席遅刻は厳にチェックする。なかでも無断欠席・遅刻・早退は大幅な減点の対象とする。事情がある場合はできるかぎり事前に担当教員に申し出ること。本科目は金曜1講目と4講目で開講するが、基本的に金曜1講目の前半に教室による座学を行い、その後演習室に移動して実習を行う形式を取る。回によって教室が変わるので、気をつけること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科のwebページに掲載しています。

■講義計画 ①Linux基本操作の復習、プログラミングの練習 ②変数の扱い方 ③四則演算 ④条件分岐 ⑤関数(基礎) ⑥関数(復習) ⑦繰り返し(for文) ⑧繰り返し(while文) ⑨復習 ⑩配列変数 ⑪構造体 ⑫ポインタ ⑬データの有効範囲 ⑭ファイルの操作 ⑮総合問題、提出課題解説

【開講】後期 金1・金4【担当】 植村 渉

学部内共通

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工学概論

■講義概要 世の中の技術革新はめざましく、我々の身の回りに普及し、社会、経済の営みを大きく変えようとしている。技術革新で人々の暮らしは便利になった。しかし、その根底にはエネルギーという大事な問題があることも事実で、東日本大震災で身近な問題となった。この講義では、まず電力とエネルギーに関連した工学技術の基礎から始め、次に、主に電気、エレクトロニクスが関係する身近にある技術革新やその原理を紹介する。また、これらの技術は、電気、機械などハード技術だけでなくソフトや材料技術など、いろいろな学問や異なる分野の技術が融合した成果であること、また、ものづくりの現場の絶え間ない開発・改良技術、量産化の技術、低コスト化技術、製品の信頼性を高める技術など、工場の生産技術も非常に重要であることを紹介し、エネルギーや物づくりの重要性を知ってもらう機会を与えることがこの講義の目的である。 ■到達目標

何気なく使っている身の回りの製品にも、すごい技術が秘められていることを理解する。現代の工学技術の奥深さや、他の技術との関わり合いを知り、自分の将来の進路を考える参考とする。 ■講義方法

毎回の授業が「読みきり」となる形で、昨今の新しい技術の流れの中の様々な話題を取り上げ、講義を行なう。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義では限られた時間内にいろいろな技術の内容に触れるので、重要な用語(キーワード)などは、あとで自分で調べてみること。それによって自分の知識として身につく。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%)  毎回の講義の終わりに、講義でわかったこと、わからなかったことを書いて提出してもらい、それで出席とみなす。欠席届のない3回以上の欠席は平常点は0点とする。

定期試験(70%)  欠席理由の如何に関わらず6回以上の欠席は定期試験は受験資格無し(0点)とする。

■テキスト 特に無し

■参考文献 講義で紹介する

■履修上の注意・担当者からの一言 講義を聞いて理解できなかったことは、あとで質問したり、自分でインターネットや本などで調べること。講義中は私語を慎み、まず、人(講師)の話を聞く。そして疑問、質問あれば遠慮なく質問すること。

■講義計画 ①日本が直面している問題、電力とエネルギーの基礎 ②電気とは。電気ができ、家庭に届くまでの仕組み ③太陽電池、太陽光発電の現状 ④風力、波力、潮力、電気自動車、クリーンエネルギーの新しい創生と

蓄電技術 ⑤いろいろな波(光、電波、音波、地震波、津波)の性質、現象、その

関連技術 ⑥ますます薄くなるディスプレイ、その原理と構造 ⑦スマホやデジカメの中はどうなってる?、電子機器の軽薄短小化の技術 ⑧ハイテク製品の陰にレアメタルあり。材料による製品の技術革新 ⑨現代の通信はどのような原理で成り立っているか、そのしくみと歴史 ⑩ランプからLED、有機EL照明まで。光の革命技術 ⑪身近なすごい技術、レーザー。CDからレーザー兵器まで、その原理 ⑫身の回りのいろいろな電磁気・電磁誘導、その応用技術 ⑬家庭に普及したパソコンやインクジェット、その原理と進歩 ⑭半導体って何?、どうやって作る?、工場の中は? ⑮まとめ

【開講】前期 木1【担当】 泉田 信也

資源エネルギー論

■サブタイトル 22世紀以降も持続可能な社会を目指した技術 ■講義概要

われわれの生活を支え、産業を発展させるには資源の消費が不可欠であるが、先進国における大量消費に加えて、近年は中国やインドといったアジアの人口大国での消費量が飛躍的に伸びていて、このままの持続的な社会発展は悲観的な見方が強い。それゆえ資源についてよく知り、その利用について今まで以上に深く考えねばならない。資源はその使用目的により大きく分けて物質資源とエネルギー資源とがある。本講義ではエネルギー資源を中心に、その相互の変換、特に発電についてや、将来伸びていくであろう新エネルギーについて説明する。さらに原発事故に対するリアルタイムな情報を提供し、原子力発電とその未来について考察する。また、物質資源としては特に金属資源およびセメントを取り上げ、リサイクルが資源の確保に果たす役割についても述べる。 ■到達目標

われわれの生活を支えているエネルギー資源の状況とその将来の動向についての知識。金属資源の循環過程についての理解。 ■講義方法

配布プリント、板書、プロジェクタによるパワーポイントや動画を中心に行う。理解を助けるためのレポートを必要に応じて課す。出席は何らかの形で毎回取る。

■授業時間外における予・復習等の指示 レポート課題などを通して、各分野の予習や復習を指示する。

■成績評価の方法 平 常 点(11%) レポート(30%) 10点×3回 定期試験(59%)  上記の得点なしでテストだけ受けても合格

しない。

■テキスト 特になし

■参考文献 世羅力 『資源・エネルギー工学要論 第2版』 東京化学同人2,400円 これらの参考文献はテキストの代わりに使用することがある。

■履修上の注意・担当者からの一言 資源・エネルギーに関する問題が解決しなければ、人類が22世紀まで存続できるかどうかおぼつかない。講義以外に日々発せられる情報にも関心を持ち、その行く末を考えてみて下さい。少々過激ではあるが、目からうろこが落ちる体験が待っているかも?

■講義計画 ①エネルギーの基礎 ②化石エネルギー(1)-石炭、石油- ③化石エネルギー(2)-天然ガス- ④化石エネルギー(3)-その他- ⑤電力(電気エネルギー)(1)-火力発電- ⑥電力(電気エネルギー)(2)-その他の発電方法- ⑦自然エネルギー(1)-水力、地熱- ⑧自然エネルギー(2)-太陽、風力、バイオマス、その他- ⑨核エネルギー(1)-核分裂反応- ⑩核エネルギー(2)-原子力発電- ⑪核エネルギー(3)-未来の原子力- ⑫省エネルギー ⑬金属資源と精錬・リサイクル ⑭セメントの概要 ⑮まとめ

【開講】後期 金2【担当】 白神 達也

学部内共通

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自然観察実習

■講義概要 環境科学では野外における自然現象を観察し、その場で生じている事柄や問題を、科学的なデータをもとに明らかにしていく。その最も基本となるのは、自然現象の観察である。この実習では,比較的身近にある自然環境を対象に,主として植物や動物などの生物が織りなす自然現象を対象に、自然観察法の初歩を体験的に幅広く学習する。

■到達目標 野外での生物現象の観察の基本を身につける。自然観察に用いる道具類の取り扱いを学ぶ。動植物の関わり合いについて、実際の観察を通じて理解する。

■講義方法 実習は3つの班に分かれ、概ね4回ずつ1つのテーマについて実習を行う。具体的な実習テーマは初回ガイダンス時に示す。基本的に実習内容についての講義の後に実習を行うが、詳細は担当教員毎に異なる。不明な点は初回のガイダンス時に確認すること。

■授業時間外における予・復習等の指示 初回のガイダンス時に、授業時間以外で実施する実習内容について説明するので、指示にしたがうこと。

■成績評価の方法 平 常 点(40%) 実習参加状況 レポート(40%) レポート、スケッチを評価。 そ の 他(20%) 積極性、自発性、協調性を総合評価。

■テキスト 特になし ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 基本的に実習は野外で行う。野外活動できる服装を準備すること。野外での実習には,思いがけない危険が伴う。安全のてびきを熟読し,指導者の指示に従うこと。また,実習内容によって集合時間や場所が変わることがあるので,事前の掲示に十分注意すること。

■講義計画 ①実習ガイダンス ②3つのテーマについて4回ずつ実習を行う ③水域生物を中心とした自然観察(丸山敦) ④陸上生物を中心にした自然観察(辻祥子) ⑤人間生活と自然の関係に着目した自然観察(林珠乃) ⑥博物館(動物園・植物園)での実習 ⑦実習まとめ

【開講】前期 水3・水4・水5【担当】 丸山 敦 、辻 祥子

情報学概論

■講義概要 コンピュータと情報ネットワークの基礎を解説する。まずコンピュータの発展の歴史を延べ、現代および将来の応用分野を示す。次にコンピュータシステムの基盤となる2進数と論理回路などの諸要素について解説する。情報ネットワークに関しては、その基盤となる符号化とディジタル信号処理などの要素技術を解説する。 ■到達目標

コンピュータと情報ネットワークの基礎を理解するとともに、これらを統合した現代社会の基盤技術の全体像を把握することを目標とする。 ■講義方法

指定した参考書を中心として進める。授業中に適宜小テストを行うことで理解度をチェックする。

■授業時間外における予・復習等の指示 適宜講義中に指示する. ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 小テスト(20%) 定期試験(60%)

■テキスト 特になし

■参考文献 三井田他 『情報工学概論』 森北出版 2,100円

■講義計画 ①コンピュータの歴史(機械式計算機) ②コンピュータの歴史(電子計算機) ③コンピュータの歴史(パーソナルコンピュータ) ④2進数の基礎 ⑤2進数の演算(加減算および乗算) ⑥2進数の演算(計算機内部演算) ⑦小テスト ⑧2進数の内部表現 ⑨ブール代数と演算回路(ブール代数の基礎) ⑩ブール代数と演算回路(演算回路設計) ⑪コンピュータの構成(ハードウェア) ⑫コンピュータの構成(ソフトウェア) ⑬ネットワークの基礎 ⑭コンピュータネットワーク(インターネット) ⑮コンピュータネットワーク(移動体通信)

【開講】前期 木5【担当】 杉山 久佳

学部内共通

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生態学概論

■講義概要 環境問題への関心が高まり、「エコ」の語は世間に溢れる。しかし、生態学(ecology)の理解は必ずしも高いとは言えない。生態学は、生物どうし、および生物と非生物的環境の間の全ての関係を扱う科学分野であり、興味の方向や時空間スケール、研究手法によって多方面に発展している。この学問を概観することで、生態学本来の可能性や、環境問題の本質を理解するための学問的基礎を得られよう。本講義では、生態学の基礎(共通)概念から始まり、進化生態学、行動生態学、社会生態学、個体群生態学、群集生態学、生態系生態学、応用生態学などについて概説する。重要キーワードの理解に重点をおき、具体的事例の紹介で理解を助ける。また、各分野の視点から、移入種、温暖化、生物多様性損失などの環境問題を考察する。 ■到達目標

生態学全般についての概括的な知識を習得し、生態学の発展諸分野への興味を持つ。環境問題を生態学的に考察する重要性を知る。 ■講義方法

プロジェクタを中心に行う。プロジェクタで示す内容はレジュメとして配布するが、教科書の購入および事前学習は必須である。適宜小テストを行い、習得状況を確認する。 ■系統的履修

生物学序論、生物学概論、または高校「生物II」 ■授業時間外における予・復習等の指示

教科書は必ず購入すること。講義各回前に該当場所を読んでいることを前提に講義を行う。 ■成績評価の方法

平 常 点(60%) 講義内容の理解度を試す課題を出し、その得点を平常点とする 小テスト(40%) 小テストおよび提出物等 ■テキスト

日本生態学会 『生態学入門(第2版)』 東京化学同人 2,940円

教科書は必ず購入すること。講義各回前に該当場所を読んでいることを前提に講義を行う。第1版は内容が変更されているので注意が必要。

■参考文献 日本生態学会 『生態学事典』 共立出版 13,650円 マッキンジー、ボール、バーディー 『生態学キーノート』 シュプリンガー・フェアラーク東京 3,360円 ベゴン、タウンゼント、ハーパー 『生態学ー個体・個体群・群集の科学』 京都大学学術出版会 12,600円

■履修上の注意・担当者からの一言 パワーポイントを併用し、その内容はレジュメとして配布する。教科書の購入は正しい理解のために必須である。自学習として毎回、教科書該当部分の予習および復習を求める。講義中に発言や質問を求めることがある。

■講義計画 ①生態学概観、生物の基礎知識 ②進化生態学の基礎 ③分子進化と生態学 ④生活史の適応 ⑤性の意義 ⑥生理生態特性の適応 ⑦行動の適応 ⑧社会の適応 ⑨種内競争と個体群 ⑩種間競争と個体群 ⑪被食・寄生と個体群 ⑫種間相互作用と生物群集 ⑬生態系と機能 ⑭応用生態学 ⑮環境変動と生態学

【開講】後期 月2【担当】 山中 裕樹

情報と職業

■サブタイトル 情報化の進展が及ぼす社会生活の変容 ■講義概要

情報化の進展が社会を発展させ生活を充実させているが、同時に社会に及ばす影響や課題も生じている。この現状を認識するとともに、情報化の進展が職業や教育に与える影響について考察する。

■到達目標 進展著しい情報化社会において働く環境が大きく変化する中、働く者の自覚や変化に柔軟に対応できる情報活用の能力を高める教育の必要性が理解できる。

■講義方法 配布するプリント及び資料を用いて授業を進める。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業の終了時に次回の授業に必要な事項について指示するときは、事前に調べて説明できるようにしておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) レポート(30%) 定期試験(40%) 試験、レポート、学習状況等を総合して評価する。

■テキスト 特になし ■参考文献

文部省 『高等学校学習指導要領解説 情報編』 開隆堂出版株式会社 221円 ■履修上の注意・担当者からの一言

高等教員免許教科「情報」に係る科目です。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 質問等は授業終了後、教室で受け付け対応する。

■講義計画 ①ガイダンス 教科「情報」、科目「情報と職業」について ②情報化の進展と学校教育(1)情報化の進展 ③情報化の進展と学校教育(2)情報教育 ④情報化の進展と学校教育(3) 情報科教員に求められる資質・

能力 ⑤情報化の進展と職業(1)情報化社会と情報システム ⑥情報化の進展と職業(2)働く環境の変化と労働観 ⑦情報化の進展と職業(3) 企業の情報化と求められる人材の

変化 ⑧日本の情報通信技術政策(1) ⑨日本の情報通信技術政策(2) ⑩日本の情報通信技術政策(3) ⑪企業における情報活用(1) ⑫企業における情報活用(2) ⑬情報化社会における犯罪と法律 ⑭情報化社会における危機管理 ⑮産業構造の変化と職業 / 情報と職業のまとめ

【開講】前期 集中【担当】 北林 雅俊

学部内共通

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生体情報概論

■サブタイトル 遺伝情報とその伝達メカニズム ■講義概要

組換えDNA実験技術の進歩を背景に、遺伝情報の解析が塩基配列レベルで飛躍的に進展し、細菌等の単細胞生物はもとより、ヒトに代表される高等生物の遺伝情報に対する理解が深まってきた。高次生命現象の研究までもが次々と組換えDNA実験技術を用いて発展し、生物学に新しい概念の確立、既成概念の修正がなされている。本講義では、組換えDNA実験技術の基礎となる原核生物の遺伝情報とその伝達メカニズムについての解説から始める。さらに、この技術を用いて解明された真核生物の遺伝情報とその伝達メカニズム、生体機能の発現のメカニズムについて、分子レベルで追及した研究成果を紹介する。

■到達目標 遺伝物質の構造と働きを系統的に学ぶことにより、生体内での遺伝情報伝達における生体高分子の反応メカニズムに関する基礎を理解することを目標とする。参考文献に挙げた生物科学専攻の学部生が使用する教科書を、読解することができるようになる。情報系及び物理系の学生にとっても、生体内における情報伝達システムを学ぶことは、有意義と考える。

■講義方法 講義の参考資料として、毎回講義計画の学修内容に記載のテーマに関するプリントを配布し、スライドと板書を用いて講義を進める。参考資料はpdfとしても提供する。情報科学や物理系の学科を専攻する学生にとっても理解できるように、講義を進めていく。 ■系統的履修

高等学校で履修した生物と化学の基本事項の確認 ■授業時間外における予・復習等の指示

一回目の講義の時に入門書を紹介する。さらに、講義全般の学修参考資料と、毎回講義時に配布するプリントはpdfとして前もって配布する。受講生は授業内容の理解を深めるため、入門書の一読と、配布する参考資料について、予習復習をすること。

■成績評価の方法 定期試験(100%) 筆記試験により成績を評価する。 第1学期試験期間に筆記試験をおこなう。試験に際し、参考資料(本や配布資料など)の持ち込みを許可する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

J.D. Watson et al. 『遺伝子の分子生物学』 トッパン B. Alberts et al. 『細胞の分子生物学』 教育社 B. Lewin 『遺伝子第8版』 東京化学同人 いずれの本も旧版ではあるが、本学の図書館に完備されている。一回目の講義時に配布するプリントに、遺伝情報とその伝達メカニズムに関する入門書を挙げておく。どれか一冊を一読することを勧める。 ■履修上の注意・担当者からの一言

参考文献に挙げた本は高価なので、あえて購入する必要はありません。知識をより深めたいときに、図書館に完備してある参考文献に挙げた図書を利用していただきたい。最初の講義の時に入門書を紹介します。将来生物科学を専攻したいと考えている人は参考文献に挙げた本の一読を薦める。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

講義開始1時間前より講師控え室にいます。講義終了後は講義室にて連絡を取りあえます。

■講義計画 ①遺伝物質の化学的本性 ②遺伝物質の構造 ③遺伝物質の複製 ④遺伝物質の組換え ⑤遺伝情報の発現と制御(1)-原核生物における転写のメカ

ニズム ⑥遺伝情報の発現と制御(2)-真核生物における転写とRNA

プロセッシングのメカニズム ⑦蛋白質の構造と機能 ⑧遺伝情報の発現と制御(3)-翻訳のメカニズム ⑨遺伝子系の保存 ⑩組換えDNA実験技術 ⑪トピックス紹介(1)がん遺伝子 ⑫トピックス紹介(2)免疫系におけるゲノムの再編成 ⑬トピックス紹介(3)シグナル伝達 ⑭トピックス紹介(4)細胞周期の制御 ⑮トピックス紹介(5)生物の形を決める遺伝情報

【開講】前期 金2【担当】 椙崎 弘幸

学部内共通

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生物学概論Ⅰ

■サブタイトル 生体分子から細胞・個体まで ■講義概要

生物学は、生命現象とは何か、生きているとはどういうことかなどといった問題を自然科学の言葉で理解しようとする学問分野である。本講義では、まず生物体を構成する分子と生物の基本単位である細胞をとりあげ、細胞が示す普遍的な構造と機能について説明する。生物は生命維持のため、どのように自己複製をし、新しい個体を形成するか。その際、どのようにして、個々の生物は特異性を維持するのか、その物質的背景は何かなどについて、一年を通して論じるので、生物学概論Ⅰ、生物学概論Ⅱ、両方を選択されるのが望ましい。 ■到達目標

昨今、生物学および生物学を基礎にした医学・生命科学の知識は飛躍的に増えている。そこで、生命とそれが示す生命現象を自然科学的な観点・視野からも考えられるようになって欲しい。単なる知識の理解だけではなく、底流に流れる方法論や実験観察から導かれる論理や法則性を理解してほしい。 ■講義方法

講義ごとにテーマを決め、そのことを中心にして解説する。授業計画の項目によっては複数回にわたる場合がある。講義はプロジェクターを用い、教科書とその内容を補うための配布プリントを教材にして行う。随時、最先端の話題についても言及する。 ■系統的履修

生物学、とくに分子生物学を充分理解するためには、物理学と化学の知識が必要である。 ■授業時間外における予・復習等の指示

大学の講義の一時間には二時間の予習と復習の時間が課されている。従って、私は講義時間に大切だと思う出来るだけ多くの知識を伝えたいと思っているので、その知識を基礎に自分で考えたり、不足を補って欲しい。

■成績評価の方法 定期試験(100%)

■テキスト 北口哲也・塚原伸治・坪井貴司・前川文彦 『みんなの生命科学』 化学同人 3,024円

■参考文献 鈴木孝仁 『改訂版フォトサイエンス生物図録』 数研出版 916円 その他の参考図書は随時講義中に知らせる。また、講義前に講義資料をプリント配布する。

■履修上の注意・担当者からの一言 授業時間外における予・復習等の指示を参照してください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 講義終了時にしてください。eメールのアドレス takahito@cc.nara-wu.ac.jp

■講義計画 ①生体を構成する物質1: 水、糖質、脂質 ②生体を構成する物質2: 核酸と遺伝子 ③生体を構成する物質3:タンパク質と酵素 ④遺伝子の転写と翻訳 ⑤メンデル遺伝学(古典遺伝学) ⑥プラスミドと遺伝子工学 ⑦真核生物と原核生物 ⑧細胞内輸送と細胞小器官 ⑨ミトコンドリアとエネルギー代謝 ⑩葉緑体と光合成 ⑪細胞骨格と運動 ⑫核分裂と細胞分裂 ⑬細胞周期と癌 ⑭生物学概論Iの復習 ⑮試験

【開講】前期 月1【担当】 鈴木 孝仁

生物学概論Ⅱ

■サブタイトル 細胞・個体から個体集団まで ■講義概要

生物学概論Ⅰの講義内容に続き、生物個体はどのような調節機構のもとで成熟個体になるのか、また、それぞれの種の生物の形態や機能の特異性や変異性はどのようにして生じ、維持されるのか、その物質的基礎は何か。生物体の恒常性は、どのようなシステムのもとで維持されているのか。生物進化はどのようにして起ったと考えられているのか。動物の行動のもつ意義と背景にある神経のはたらきはどうなのかなど、広範な分野について概観し、解説する。

■到達目標 生物学領域の知識は飛躍的に増え、様々なバイオテクノロジーの分野へ応用され始めている。この講義を通じて 生物の関わる現象を多面的に学んで欲しい。

■講義方法 講義ごとにテーマを決め、そのことを中心にして解説する。授業計画の項目によっては複数回にわたる場合がある。講義は、プロジェクタ-を使用し、配布プリントを中心に行い、教科書も使用する。話題性のある項目も取り上げる。 ■系統的履修

生物学概論Iから発展した内容となっている。内容を十分理解するためには、物理学と化学の知識および遺伝子に関する理解が必要である。

■授業時間外における予・復習等の指示 大学の講義の一時間には、二時間の予習と復習の時間も課されている。従って、予習・復習を通じて知識を補い、自分で考え、問題提起を試みて欲しい。

■成績評価の方法 定期試験(100%)

■テキスト 北口哲也・塚原伸治・坪井貴司・前川文彦 『みんなの生命科学』 化学同人 3,024円 ■参考文献

鈴木孝仁 『改訂版フォトサイエンス・生物図録』 数研出版社 916円 その他の参考図書やWEBサイトは随時講義中に知らせる。 ■履修上の注意・担当者からの一言

授業時間外における予・復習等の指示を参照してください。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

講義終了時。それ以外の時間はメールアドレス(takahito@cc.nara-wu.ac.jp)まで。

■講義計画 ①原核生物と真核生物の遺伝子発現調節 ②動物の生殖と配偶子形成、受精 ③動物の発生と分化 ④植物の発生と生殖 ⑤植物の形態形成と植物ホルモン ⑥動物の神経系の発達・構造・機能 ⑦脳と神経、感覚器官の機能 ⑧動物の内分泌系I ⑨動物の内分泌系II ⑩動物の行動と神経生物学 ⑪生体防御の仕組みと免疫学I ⑫生体防御の仕組みと免疫学II ⑬生物進化と集団遺伝学 ⑭生物学概論IIの総括と復習 ⑮試験

【開講】後期 月1【担当】 鈴木 孝仁

学部内共通

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生物学実験

■講義概要 生命活動は生物の示す多様な形態と機能の上に成り立っている。それがどのようにして維持されているのかについては、形態学、細胞学、発生学、生理学、生化学、遺伝学、生態学などの視点から研究されている。本実験では、適切な材料を選び、種々な生物学的な研究方法を用いて、生物の示す生活活動の諸相について調べる。

■到達目標 多分野にわたるこの実験を通し、生物体の構造が多様で変異に富むこと、生物間の相互作用や生育環境に対して示す生物の適応性などについて、基本的なことを身に付ける。 ■講義方法

実験に先だって、実習の目的・内容・意義・方法を説明したあと、個別・グループで実験する。授業計画の項目によっては、複数回にわたる場合もある。学習内容は、季節性や天候など諸種の条件で順序が変更されることがある。 ■系統的履修

生物学概論I, 生物学概論II ■授業時間外における予・復習等の指示

実験に関しては、講義(生物学概論I, 生物学概論II)で触れない項目もあるので、実験後、用いた生物や実習に関連した事項について復習してください。 ■成績評価の方法

その他(100%) 実験への参加状況、レポートの提出をもって評価する。 ■テキスト

実験開始前に資料を用意し配布する。

■参考文献 必要に応じ、資料は用意する。

■履修上の注意・担当者からの一言 生物学の実験では、どうしても生きているものの生命を奪わねばならないことがある。実験を通して、生物学の知識、研究の手段や技術を学ぶ以上に、命の尊厳、生きているということの意義に深く思いを寄せ、真面目に実験に取り組んで欲しい。

■講義計画 ①実験開始にあたって、顕微鏡の使用法 ②魚種と生息数調査1:捕獲と標識 ③魚種と生息数調査2:再捕獲 ④魚種と生息数調査3:データー整理と生息数の推定 ⑤野外観察:里山の植物相調査 ⑥植物の気孔の観察と気孔数の調査 ⑦原形質分離と浸透圧の測定 ⑧鳥類の観察(野山の鳥/水鳥) ⑨生体反応の温度依存性 ⑩比較形態学1:マウスの解剖 ⑪比較形態学2:アメリカザリガニの解剖 ⑫ペーパークロマトグラフを用いた光合成色素の分離 ⑬体細胞分裂の観察 ⑭唾液腺染色体の観察 ⑮陸上植物の観察(コケ植物、シダ植物、種子植物の形態比較)

【開講】後期 水3・水4・水5【担当】 横田 岳人 、石村 彩子 、太田 真人

地域環境概論

■講義概要 一定の地域における汚濁発生源が水域に流入し、あるいは、廃棄物となって、地域の環境レベルを決定していく。生物においては、これらの無機的環境の中において、動物、植物が、生態系を構成し、総合的な環境が形成されている。これらの地域における無機的環境、生物的環境について述べる。たとえば、琵琶湖においては、流域の様々な汚濁物質、汚染物質が河川を通じて湖に流入し、琵琶湖の水質を形成していくため、陸域の汚濁源が問題となる。これらの琵琶湖に関連する環境を中心に解説していく。 ■到達目標

地域における物理・化学的、生物的環境について基礎的な理解をする。 ■講義方法

パワーポイント、プリント等を用いて講義する。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義内容に関連する新聞記事,雑誌記事,ウェブニュースを熟読し,その内容について日常を通じて理解を深める努力をする。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 受講状況等による 定期試験(80%) ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし

■講義計画 ①地域環境とは何か(奥田) ②琵琶湖の歴史と流域における水質汚濁(奥田) ③水質汚濁源(奥田) ④水質変化・水質形成プロセス(奥田) ⑤河川環境(奥田) ⑥湖沼環境(奥田) ⑦海域(閉鎖海域)環境(奥田) ⑧水質管理・流域管理(奥田) ⑨古代湖としての琵琶湖流域(遊磨) ⑩流域の水利用とダム(遊磨) ⑪流域におけるダムの効用(遊磨) ⑫流域におけるダムの問題点(遊磨) ⑬流域における水利用(遊磨) ⑭世界の水の授受(仮想水)(遊磨) ⑮地域の水環境を科学する(遊磨)

【開講】前期 木2【担当】 遊磨 正秀 、奥田 哲士

学部内共通

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地学概論Ⅰ

■講義概要 地球表層で起こる気象現象や,地球を構成しているものについて学習する.その上で.地球のシステムが自然の道理の中で出来上がっている素晴らしいものであることを学習する. ■到達目標

学習・教育到達目標:D1地球科学の基礎を学び,さまざまな地球科学的自然現象や地球の姿についてわかるようになる.

■講義方法 講義形式でパワーポイントを用いて行う.適宜プリントを使用する.一部ディスカッションを取り入れる予定.

■授業時間外における予・復習等の指示 復習を中心に行い.普段の生活中で授業内容を意識するように心掛ける.

■成績評価の方法 平 常 点(50%)  出席状況やコメントペーパーの内容により

評価 レポート(50%) 期末に提出 煩わしい私語や著しい遅刻,その他授業態度が良くない場合は,成績に大きく響く可能性大.受講を認めない場合もある.

■テキスト 特になし ■参考文献

『ニューステージ 新地学図表』 浜島書店 853円 図表集は出来る限り購入することが望ましい.☆その他,必要な書籍は授業時に紹介する.

■オフィスアワー・教員への連絡方法 適宜質問を受け付ける。

■講義計画 ①地球表層で起こる気象現象1 -大気と気候- ②地球表層で起こる気象現象2 -雲と天気図・気象現象- ③近年の気象現象について ディスカッション ④太陽系の地球 太陽系での地球の成り立ちや他の惑星との違い ⑤地球と宇宙 恒星系と銀河 ⑥地球の構造 -地球の測り方と地球内部の構造- ⑦火山とマグマ 火山の種類や噴火の形態,マグマの性質 ⑧火成岩と造岩鉱物 火成岩岩石の分類や構成している鉱物 ⑨堆積構造と堆積環境 堆積構造の種類と出来方,そこからわかる堆積環境 ⑩堆積岩の分類と産状 堆積岩に関する基礎 ⑪化石の意義 化石からわかる進化とその見方,意義 ⑫変成作用と変成岩 変成作用とそれらの分類 ⑬身近な岩石・鉱物 ディスカッション ⑭ジオパークについて 日本のジオパーク,世界のジオパーク ⑮地球と私たち 地球科学を学ぶ意義

【開講】前期 火5【担当】 三上 禎次

地学概論Ⅱ

■講義概要 地球表層で起こっている地殻変動や,海洋や陸水域での諸現象,地形発達,火山活動,動植物の地球表層での進化の歴史,身近な気象現象と気候変動,地のめぐみ,地震,人間と石の文化など,多彩な内容で行なう.また防災的内容も含んでいるため,地球科学分野の重要性を認識することを目標とする. ■到達目標

受講生は,これまで意識していなかった身近な岩石や鉱物,動植物の進化などの面白さに気付くようになる.また地球科学分野の重要性を認識できるようになる. ■講義方法

主にパワーポイントでのスライドとプリント,適宜DVD教材を用いて視覚的に行う.

■授業時間外における予・復習等の指示 復習を中心に行い.普段の生活中で授業内容を意識するように心掛ける. ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 出席状況やコメントペーパーの内容により評価 レポート(50%) 期末に提出 煩わしい私語や著しい遅刻,その他授業態度が良くない場合は,成績に大きく響く可能性大.受講を認めない場合もある. ■テキスト

テキストは使用しない.プリントを配布する. ■参考文献

『ニューステージ 新地学図表』 浜島書店 900円 平 朝彦 『日本列島の誕生』 岩波新書 864円 「ニューステージ 新地学図表」は購入することが望ましい.その他,参考文献は授業時に紹介する.

■履修上の注意・担当者からの一言 各回の順番や内容は変更する可能性がある. ■オフィスアワー・教員への連絡方法

適宜質問を受け付ける。

■講義計画 ①イントロダクション 地球表層の気候と文化 ②プレートテクトニクスと日本列島 地球の構造と地殻変動,付加体と日本列島の形成 ③海洋 海洋循環・海洋の役割諸現象・海洋の歴史 ④陸水域の科学 湖・河川・平野の発達 ⑤火山1 火山のでき方・火山の噴出物・日本の火山・世界の火山 ⑥火山2 火山災害 ⑦地のめぐみ 資源(温泉・石油・石炭・鉱床) ⑧植物 植物の進化史と役割 ⑨動物 動物の進化史と世界の動物分布 ⑩地震・津波1 地震のメカニズムと地震災害 ⑪地震・津波2 津波災害,地震防災の意識 ⑫石とくらし 生活の中の岩石・鉱物 ⑬気候変動と地球環境 地球の気候変化,環境問題 ⑭自然科学としての地学 ⑮総合討論 各回のまとめ等

【開講】後期 火5【担当】 三上 禎次

学部内共通

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地学実験

■サブタイトル 地学実験 ■講義概要

地学に関する基礎的な実験のなかから、授業計画に示す課題を取り上げて実施する。実験の前にその内容(意義、理論と方法)を解説し、ついで個別またはグループで実験を行う。室内実験だけでなく野外での平板測量や地質巡検を組み入れているため、天候によっては日程や内容を組み替えることがある。 ■到達目標

学習・教育到達目標:D3、F1室内実験と野外実習を通じて、地球を理解するため観察法・測定法・実験法・解析法の基礎を習得する。

■講義方法 実験課題ごとにプリントを配布し、これを参考にして実験方法を説明する。その後、個別またはグループで実験を行うが、課題5 ~ 12は2班に分けて並行実施する。実験ごとのレポートは授業終了時に提出する場合と次回の授業開始時に提出する場合がある。

■系統的履修 地学概論Ⅰ、地学概論Ⅱ ■授業時間外における予・復習等の指示

実験内容を説明するプリントは事前に配布するので予習しておくこと。実験レポートを次回の授業開始時に提出する場合は、実験終了後はできるだけ早めに、実験経過・結果、ノートやプリントを参照して、レポートを作成しておくことが望ましい。 ■成績評価の方法

平 常 点(15%) 実験態度 レポート(85%) レポートの形式と内容 ■テキスト

実験内容を説明するプリントを事前に配布する ■参考文献

実験内容に関連する参考文献はその都度配布プリントに示す。 ■履修上の注意・担当者からの一言

時間内に終了できるように、担当者の説明をよく聞き、実験に集中すること。疑問な点があれば、積極的に質問して、各課題の目的や方法をしっかり理解した上で実験を進めること。時間内に終了できるように、担当者の説明をよく聞き、実験に集中すること。疑問な点があれば、積極的に質問して、各課題の目的や方法をしっかり理解した上で実験を進めること。授業中の私語、携帯電話の使用、飲食は禁止(緊急に必要な場合は退席すること)。数値計算が必要になる場合があるので、電卓を持参すること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 適宜質問を受け付ける。

■講義計画 ①ガイダンス/クリノメータの使い方 ②太陽黒点の観察:太陽の黒点を観察・記載する ③平板測量:基準点を固定して、放射法の原理で周辺の地図(縮

尺:1 / 100)を作成する ④地形図の読み方:地図記号や等高線の読み取り方を理解し、

土地利用・植生の分布や地形の特徴を読み取る ⑤岩石・造岩鉱物の肉眼観察:岩石標本の観察とスケッチに

より、堆積岩、火成岩、変成岩の特徴を理解する ⑥化石のレプリカ作り:化石標本のレプリカ作成手順を実践

する ⑦地質図の書き方と読み方:地質図の作図原理(地質図学)

を理解し、与えられた観測データから地質図や地質断面を作図する

⑧偏光顕微鏡による岩石薄片の観察:偏光顕微鏡の使い方と観察法を習得し、火成岩を構成する造岩鉱物を識別する偏光顕微鏡による岩石薄片の観察:偏光顕微鏡の使い方と観察法を習得し、火成岩を構成する造岩鉱物を識別する

⑨ステレオ投影:直線の方向や面の傾きをステレオ図に投影して解析する

⑩Katerの可逆振子による重力の測定:Katerの可逆振子の周期を測定して重力加速度を決定する

⑪近地地震の走時曲線の解析:モホロビチッチの方法を倉吉爆破データに適用して,地殻とマントル内を伝わる地震波速度と地殻の厚さを決定する

⑫遠地地震の走時曲線の解析:遠地地震の走時曲線を解析して地球深部(マントルと核)の地震波速度を推定する

⑬学外実習Ⅰ(地質巡検):甲西・石部地域で古琵琶湖層群と火成岩の貫入を観察する

⑭学外実習Ⅱ(地質巡検):琵琶湖の治水事業や田上山の植林・砂防事業を見学し、花崗岩の造岩鉱物を採集する

⑮総合討論:これまでの実験について復習するとともに疑問点や課題と討議する

【開講】前期 水3・水4・水5【担当】 塩野 清治 、三上 禎次

学部内共通

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地球環境概論

■講義概要 近年、地球がどのように変化したかを理解するためには、まず地球の生物圏としての機能を理解し、その機能に人間が影響をもたらす以前はどのようになっていたかを理解することが必要である。環境の時代を象徴するように、地球環境問題が声高に取り上げられているが、それらが人間の生活にどのように関わっているのか、その因果関係を明確にし、なぜ問題視するかを論述する。 人間が引き起こしたさまざまな地球環境問題に取り組み、解決策をさぐるにあたって、まず地球が集積されたシステムとしてどのように機能しているかを基本的に理解することが重要である。

■到達目標 学習・教育目標:B1(◎),A(○)地球における複雑な物理的・生物的環境を把握し、人間活動が地球の機能に対しどのように影響をもたらしているかを理解する。人間による地球環境へのインパクトを評価し、対処するのに必要な基礎的知見を得ることが可能となる。 ■講義方法

板書、OHP、あるいはパワーボイントを用いてわかり易く講義を進める。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義で学んだことを理解するために、ネットや図書館を利用して事例研究を行うとともに、様々な観点から地球環境問題の議論が行われていることを確認し、理解を深めていただきたい。

■成績評価の方法 レポート(30%) 定期試験(70%)

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■講義計画 ①講義の進め方 地球環境とは? ②地球の歴史 ③地球の気候変動 ④地球の生態系 -起源と進化 ⑤地球の生態系 -生物多様性 ⑥人類の来歴と環境問題 ⑦生態系に与える人間の影響 ⑧地球環境の持続可能性 ⑨環境汚染 -陸上 ⑩環境汚染 -大気 ⑪環境汚染 -海洋 ⑫地球温暖化 ⑬エネルギーと地球環境 ⑭環境問題の対策と見通し ⑮まとめ

【開講】後期 火1【担当】 宮浦 富保 、市川 陽一

知的財産概論

■講義概要 本講座では産業財産権である特許権、実用新案権、意匠権、商標権について概観し、特に、技術者にとって大事な特許権について詳細に学習する。特許に関する手続きはどのようにするか、特許を受けるための要件とは何か、特許書類はどのように読み、書くか、などを実例を見ながら勉強する。特許庁が提供している産業財産権情報を活用するために、特許情報プラットフォームにアクセスする基本操作から学ぶこととし、特許情報プラットフォームの操作に関する時間もかなり取っている。本講座を通じて知的財産を身近に感じ、また、知的財産の重要さを感じ取ることも目的としている。

■到達目標 産業財産権(特許、実用新案、意匠、商標)の取得、活用についての全体像が理解できるようになる。 特許制度について、全体にわたった基礎的な知識が習得できる。 将来、産業財産権の制度を利用できるよう実用的な知識が習得できる。

■講義方法 配布する資料を使って講義をするとともに、インターネットを用いて実例を参照又は検索したり、インターネット出願ソフトを用いた特許出願書類作成の練習をしたりする。 講義は、各自がインターネットを使用できる教室で行う予定である。また、ゲストスピーカーによる講義もはさむ予定である。

■授業時間外における予・復習等の指示 パソコンの基本的な操作はできるようにしておくこと。授業後は、知識としてまとめておくこと。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 授業終了時の小テストで評価。 レポート(50%) レポートの課題は、最終講義の2回前の講義時に渡し、最終講義時にレポート提出を受ける予定である。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業終了後に教室で質問を受け付ける。

■講義計画 ①知的財産権(産業財産権)とは?特許制度とは? ②出願から特許権取得までⅠ(特許出願書類) ③出願から特許権取得までⅡ(公報、産業財産権情報) ④出願から特許権取得までⅢ(審査請求以降) ⑤特許庁の特許情報プラットフォームで特許情報を検索/演習 ⑥発明とは?特許になる発明とは? ⑦特許を受けることができる者とは?職務発明とは? ⑧発明発掘から特許出願まで ⑨特許出願書類を書いてみようⅠ(特許請求の範囲) ⑩特許出願書類を書いてみようⅡ(明細書他) ⑪外国での特許取得 外国の特許情報にアクセス ⑫特許以外の産業財産権制度/実用新案・意匠 ⑬特許以外の産業財産権制度/商標 ⑭特許庁の特許情報プラットフォームで意匠・商標情報を検

索/演習 ⑮企業における知的財産権の位置づけ

【開講】後期 水3【担当】 藤河 恒生

学部内共通

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人間工学

■サブタイトル 製品設計への人間工学的アプローチ ■講義概要

人間工学は、人間をシステムの一要素として扱い、人間の特性を考慮し、人間にとって適切なシステムの設計・改良をめざす工学である。ここでは、生理学・心理学・運動学の立場から人間の諸特性を明確にし、特に生産の場における製品設計・作業設計等に用いられる人間工学的方法について解説する。これによって人間工学的な観点から設計における問題解決できる能力を養う。 ■到達目標

人間の生体機能、運動機能に関する基本的な特性を理解でき、設計に応用できる。機械・電気システムにおいて考慮しなければならない入出力インタフェースの特性を理解し設計に応用できる。 ■講義方法

ノート講義を中心に進めますが、適時OHP等で最新事例も紹介します。図を使った説明が多くなりますので可能な限りプリントも用意します。ノートへの記入が負担となるかもしれませんが、整理されたノートを作り上げることで、学習が進むと考えます。

■授業時間外における予・復習等の指示 復習:毎回のテーマに応じた課題を、指定用紙に記入し提出 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 復習課題を採点し平 常 点とします。 レポート(60%) 14週目に課題を出し、15週目に提出。 平常点(40%)とレポート(60%)とし、合計100点満点で評価する。 ■テキスト

特になし

■参考文献 長町三生 『現代の人間工学』 朝倉書店 3,885円

■履修上の注意・担当者からの一言 解らないことや興味のあることは授業の途中でも質問や意見を発言して下さい。それはきっと他の人も同じように考えているに違いないからです。ただ聞いているだけの授業ではなく、授業に積極的に参加して、より興味ある内容となるよう一緒に学んでいきましょう。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 下記アドレスまでメールしてくださいhashi@mec.setsunan.ac.jp

■講義計画 ①人間工学の定義(歴史的背景、人間工学をとりまく研究分野) ②人間の生理的特性と心理的特性(感覚器全般) ③人間の生理的特性と心理的特性(色の研究の歴史) ④人間の生理的特性と心理的特性(色を感じるメカニズム) ⑤人間の生理的特性と心理的特性(視覚と色覚特性) ⑥人間の生理的特性と心理的特性(色の表現法) ⑦人間の生理的特性と心理的特性(聴覚) ⑧生理的機能の測定法(筋電、心拍、呼吸、発汗) ⑨心理的機能の測定法(官能検査、アンケート調査) ⑩動作分析・動作解析(動作分析) ⑪動作分析・動作解析(動作解析) ⑫動作分析・動作解析(運動計測) ⑬マンマシンシステム(フィードバック、インターフェイスの

要素、人間の制御機能) ⑭マンマシンインターフェイス(歴史的背景、コミュニケーショ

ンと情報の流れ) ⑮インターフェイスの最新事例(人工現実感)

【開講】前期 水1【担当】 橋本 正治

物理実験

■講義概要 物理学実験の目的は次の2つである。第1は、実験を通して物理学を理解することである。物理学は、実験による探究と理論的研究とが相補って自然の本質を明らかにする学問である。理論の正否は実験によって検証されねばならない。従って実験のもつ意味はきわめて大である。物理学の基本的で重要な実験を体験することは、自然の構造と法則とを理解する上で欠くことができない。第2の目的は、物理的測定方法を学習することである。現在、物理的な各種の測定装置は自然科学の各分野で広く用いられている。従って物理的な測定装置に慣れることは、理工学のいずれの専門分野に進む学生にとっても重要である。そこで、いくつかの基本的な実験をとりあげ、装置の使用方法、実験結果の評価、レポートの書き方などについて学習する。高学年で習得する電子情報通信実験、特別研究の基礎となる。 ■到達目標

物理学に対する知見が深まる。具体的なデータ測定法とデータから有意な情報を抽出するための基本知識・技術を身につけることを目標とする。

■講義方法 毎回実験を行い、レポートを提出させる。レポートを採点し、合格点に満たないものは再提出させる。ただし再提出は一回のみとする。

■授業時間外における予・復習等の指示 当日行う実験がスムーズに行えるようにテキストを熟読してくることを課す。

■成績評価の方法 小テスト(40%) レポート(60%) 原則として全回出席、全レポート提出を成績評価の最低条件とし、提出されたレポート、平常点,小テストから総合的に評価する

■テキスト 龍谷大学理工学部編 『物理実験』

■参考文献 J.R.Taylor 『計測における誤差解析入門』 東京化学同人

■講義計画 ①オリエンテーション・ノギスの使用法 ②サールの装置によるヤング率の測定 ③ボルタの振り子による重力加速度の測定 ④弦の振動の実験 ⑤分光計によるガラスの屈折率の測定 ⑥レーザーによる回折実験 ⑦半導体の電気抵抗 ⑧熱起電力 ⑨電子の比電荷の測定 ⑩テスターの使い方とパルス波形 ⑪アナログ回路 ⑫小テスト ⑬総合実験 ⑭レポート総合演習1 ⑮レポート総合演習2

【開講】後期 木3・木4・木5【担当】 海川 龍治

学部内共通

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学科固有科目(電子情報学科)

カナ 科 目 名 担当者 開講曜講時 ページ

アアナログ回路基礎・演習 石崎 俊雄 前期 金4 193アルゴリズムとデータ構造・演習/プログラミング演習B 木村 昌弘 後期 木4・木5 193

オ応用プログラミング・演習 中川 晃成 前期 火2 194オートマトン 松﨑 頼人 前期 木3 194

カ回路設計・演習 木村 睦 前期 木2 195画像計測 川上 肇 後期 火3 196

キ 基礎セミナー /電子情報通信基礎セミナー

山本 伸一/他 10名 前期 金3 196

ク 組込みシステム 植村 渉 後期 火1 197

計算機アーキテクチャ /計算機工学 川上 肇 後期 月3 197

計算機システム基礎/情報通信基礎Ⅰ 川上 肇 後期 月5 198

計算機制御/制御理論 小野 景子 後期 木3 198計測工学/計測と信号処理 西谷 幹彦 前期 木1 199現代物理 木村 睦 前期 月2 200

コ 高周波電子回路 石崎 俊雄 後期 火4 201

情報・通信基礎/情報通信基礎Ⅱ 小野 景子 前期 木2 201

情報数学 木村 昌弘 後期 木1 202情報セキュリティ 植村 渉 後期 月1 202

ス数学演習Ⅰ 木村 昌弘 前期 月4 203数学演習Ⅱ 中川 晃成 後期 月3 203

セミナー 全教員 後期 集中 204線形代数学・演習Ⅰ 木村 昌弘 前期 月4・月5 204線形代数学・演習Ⅱ 中川 晃成 後期 月3・木2 205線形代数学Ⅰ 木村 昌弘 前期 月5 205線形代数学Ⅱ 中川 晃成 後期 木2 206

ツ 通信工学基礎・演習/アナログ通信 張 陽軍 前期 月5 206

ディジタル信号処理・演習 川上 肇 前期 木5 207ディジタル論理/論理回路とブール代数 小堀 聡 後期 木3 207

電気回路・演習 山本 伸一/石崎 俊雄 後期 月4・木1 208

電気回路基礎 木村 睦 後期 月1・木1 209

電気電子回路 山本 伸一/木村 睦 前期 火2・金2 210

電気電子回路演習 山本 伸一 前期 金1 211

電子回路・演習 山本 伸一/木村 睦 前期 火2・金2 212

電磁気学 海川 龍治 後期 月4 213電磁気学・演習 海川 龍治 後期 月4・木2 213

カナ 科 目 名 担当者 開講曜講時 ページ

電子工学 山本 伸一 前期 火5 214電子情報実験Ⅰ/電子情報通信実験Ⅰ

小野 景子/他 11名 前期 火3・火4 215

電子情報実験Ⅱ/電子情報通信実験Ⅱ

小野 景子/植村 渉/番 貴彦

後期 火3・火4 216

電子情報通信序論・演習 松田 時宜 前期 金1 217電子物性・材料 海川 龍治 前期 火1 218伝送線路と電磁波工学 張 陽軍 後期 金2 218

特別研究/特別研究Ⅰ 全教員 通年 集中 219特別研究Ⅱ 全教員 通年 集中 219

特別講義/特別講義Ⅰ 木村 睦/他12名 後期 水3・水4 220

特別講義Ⅱ 木村 睦/他10名 前期 水3 220

ニ 認知科学と人工知能 小堀 聡 後期 火4 221ネ ネットワーク通信システム 杉山 久佳 後期 木4 221

ハ半導体デバイス工学/半導体と集積回路 木村 睦 前期 月4 222

微分積分学・演習Ⅰ 松田 時宜 前期 金1・金4 223

ヒ微分積分学・演習Ⅱ 中川 晃成 後期 月2・金3 223微分積分学Ⅰ 松田 時宜 前期 金4 224微分積分学Ⅱ 中川 晃成 後期 月2 224

フーリエ解析・演習/フーリエ解析 石崎 俊雄 後期 火2 225

符号理論/情報理論基礎 石崎 俊雄 前期 金2 225プレゼンテーション演習 野口 昌子 前期 水1 226プログラミング法 川上 肇 前期 金4 227プログラミング法・演習/プログラミング演習A 川上 肇 前期 月2・金5 227

ヘベクトル解析・演習 齊藤 光徳 後期 火1・金4 228ベクトル解析・演習 齊藤 光徳 後期 金4 228無線通信工学/通信工学 石崎 俊雄 前期 木4 229

力学 木村 睦 前期 火1 229

力学・演習 木村 睦/張 陽軍 前期 月1・木1 230

離散数学・演習 小野 景子 前期 木3 231

理数基礎・演習Ⅰ/数学序論

吉村 輝夫/堀江 善裕/松井 一幸/山﨑 惣治郎

前期 水1 231

理数基礎・演習Ⅱ/物理学序論

吉村 輝夫/堀江 善裕/松井 一幸/山﨑 惣治郎

後期 水1 232

量子力学基礎 大坂 寿之 前期 金3 232

学科固有

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アルゴリズムとデータ構造・演習 (2014年度以降入学生) プログラミング演習B (2013年度以前入学生)

■サブタイトル C言語によるアルゴリズムとデータ構造の基礎 ■講義概要

コンピュータサイエンスの様々な分野で用いられている基本的なデータ構造やアルゴリズムについて、C言語によりその概念と実現方法を学習する。特に、スタック、キュー、線形リスト、二分木、線形探索、二分探索、二分探索木、ソート法、ハッシュ法など、コンピュータによるデータの保存法や整理法、探索法などについて理解を深める。 ■到達目標

アルゴリズムとデータ構造に関する基礎知識を習得できる。C言語によるプログラミング能力を高めることができる。

■講義方法 授業の前半は、全体で講義およびコンピュータを用いた演習を行う。授業の後半は、少人数クラスに分かれて、毎回配布する演習問題のプリントに沿って演習を行う。 ■系統的履修

プログラミング法、プログラミング演習A。 ■授業時間外における予・復習等の指示

演習ノートを必ず復習すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 演習問題への解答と発表 小テスト(70%) 中間テスト30%、期末テスト40% ■テキスト

特になし ■参考文献

疋田輝雄 『Cで書くアルゴリズム』 サイエンス社 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

電子情報学科のホームページを参照。

■講義計画 ①C言語の復習(関数・ポインタ) ②C言語の復習(ファイル利用、配列、構造体) ③C言語の復習(ベクトル、行列、その他) ④再帰呼出し、モンテカルロ法 ⑤線形探索、二分探索、単語数のカウント ⑥スタック、キュー ⑦線形リスト(基礎) ⑧中間テスト、解答と解説 ⑨線形リスト(応用) ⑩二分木、深さ優先探索、二分探索木 ⑪単純選択ソート、単純挿入ソート、クイックソート ⑫再帰のないクイックソート、ヒープソート、マージソート ⑬基数交換ソート、基数ソート ⑭ハッシュ法(開番地法、チェイン法) ⑮期末テスト、解答と解説

【開講】後期 木4・木5【担当】 木村 昌弘

アナログ回路基礎・演習

■講義概要 トランジスタを用いた増幅回路や発振回路、ならびにオペアンプを用いた演算回路、制御回路、アクティブフィルタ回路など、電子技術者として必要な回路設計技術を身に付ける。 ■到達目標

電子回路の設計が自由に行えるようになる。 ■講義方法

授業は、テキストと一部配布資料に基づき、演習も織り交ぜて行う。 ■系統的履修

電気回路・演習、電子回路・演習などを理解しておくこと。 ■授業時間外における予・復習等の指示

実際に自分で電子回路を設計できるように、講義で学んだことを基に回路設計の復習を必ず行うこと。 ■成績評価の方法

レポート(20%) 理解度を測り、評価する。 定期試験(80%) 理解度を測り、評価する。

■テキスト 石橋幸雄 『アナログ電子回路』 培風館 3,564円 ■参考文献

石橋幸雄 『アナログ電子回路演習』 培風館 2,808円 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

担当教員の週間予定/オフィースアワーは、電子情報学科のホームページに記載しています。

■講義計画 ①トランジスタ増幅回路の基礎 ②バイアス条件と効率、歪み ③多段増幅器 ④回路設計演習Ⅰ(トランジスタ増幅器設計) ⑤発振回路 ⑥安定係数、fmax、fT ⑦オペアンプ基礎 ⑧オペアンプを用いた演算回路、アナログコンピュータ ⑨アナログ制御理論 ⑩アクティブフィルタ回路 ⑪回路設計演習Ⅱ(オペアンプ回路設計) ⑫EMC、EMI、平衡回路、不平衡回路 ⑬パルスデジタル回路、論理回路 ⑭集中定数回路と分布定数回路、寄生素子、自己共振 ⑮高周波フィルタ回路

【開講】前期 金4【担当】 石崎 俊雄

学科固有

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オートマトン

■講義概要 オートマトン(Automaton)とは、直訳で「自動機械」や「自動人形」を表す。情報工学の分野におけるオートマトンとは、特定の入力に対して内部の状態が変化することで、その状態に応じた結果を出力するようなシステムを指し、計算機の仕組みを簡潔に表している。本講義では、オートマトンの概念について説明し、内部状態の個数が有限である有限オートマトンを対象として、その表現方法や諸性質などの基礎的内容について講義する。 ■到達目標

1. オートマトンと言語の関係を理解することができる2. 有限オートマトンの状態遷移(状態遷移図・状態遷移表)

を適切に表現できる3. 有限オートマトンにおける決定性・非決定性の関係や等

価性、最簡形などの性質について理解することができる ■講義方法

基本的にテキストに従って講義を進める。また、適宜練習問題を解く演習も行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 予習としてテキストをしっかり読んでおくこと。また、授業で理解しきれなかった内容は復習の時間を確保し、内容の理解に努めること。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 定期試験(期末試験)で評価する。

■テキスト 富田悦次, 横森貴 『オートマトン・言語理論』 森北出版 ■参考文献

特になし

■講義計画 ①オートマトンと言語 ②基礎的な数学的準備 ③ミーリー型順序機械とムーア型順序機械の特徴 ④ミーリー型順序機械とムーア型順序機械の同等性 ⑤(決定性)有限オートマトン ⑥有限オートマトンの等価性 ⑦有限オートマトンの最簡形 ⑧非決定性有限オートマトン ⑨部分集合構成法 ⑩ε-動作をもつ非決定性有限オートマトン ⑪言語演算 ⑫正規表現(正則表現) ⑬有限オートマトンと正規表現の変換 ⑭非正規言語 ⑮まとめ

【開講】前期 木3【担当】 松﨑 頼人

応用プログラミング・演習

■講義概要 本学科では、1回生後期より、「計算機基礎実習Ⅱ」「プログラミング法・演習」「アルゴリズムとデータ構造・演習」と、C言語による計算機プログラミングの系統的な履修の課程が用意されている。これらにより、実際の問題に適用するためのプログラミングの知識は十分に養われたと期待される。それらに引き続く本演習では、こうした知識をさらに広げるとともに、実際の問題に適用することによって、さらなるプログラミング能力の定着と充実を図ることを目指す。 ■到達目標

特別研究などにおいて遭遇するであろうプログラミングを必要とする実際の問題のいくつかを対象としてとりあげて、実践的にプログラミング手法を運用する能力を身につける。 ■講義方法

コンピュータを用いた演習を行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

時間内に課題が終わらない場合、あるいは、より進んだ結果を出したい場合、空き時間を利用して課題に取り組む必要があります。 ■成績評価の方法

平常点(100%) 演習のすべての回に出席していることを前提として、成績評価を行う(演習に三回、または三回以上の遅刻欠席の方は、次年度またお会いしましょう)。その上で、課題の提出状況に応じて評価する。

■テキスト プリントを配布する予定です。 ■参考文献

講義中に指示する予定です。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーは、火曜5講時です。

■講義計画 ①PostScriptの基礎 座標系 フォント ②PostScript 描画属性 ③PostScript 総合課題 ④Java言語の基礎 整数と実数の表現 ⑤色の表現と変換 ⑥折れ線グラフ ⑦グラフの ⑧ファイルの読み込み ⑨スキャッタープロット ⑩最小自乗法 ⑪構造化ファイルの読み込み ⑫等値線図 ⑬OpenLayers3の基礎 ⑭OpenLayers3 ファイルの表示 ⑮OpenLayers3 総合課題

【開講】前期 火2【担当】 中川 晃成

学科固有

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回路設計・演習

■サブタイトル 電子回路の基礎と回路シミュレーションおよび新規回路設計 ■講義概要

電子回路は、電子・情報・通信の分野での研究・開発・業務において、基礎となる知識である。しかしながら、実際に電子回路を作製しながらの学習は、時間・費用の点から、あまり効率的ではない。そこで、近年は、回路シミュレータによる模擬実験が、有効な手段となりつつある。本科目では、もっとも広く使われている電子回路シミュレータPSpiceを用いて、仮想的に電子回路を作製・動作・評価し、電子回路の基礎と回路シミュレーションの技術を学習する。同時に、理論計算で、回路シミュレーションの結果を確認することも予定している。また最後に、新規回路として近年特に注目を集めている人工知能を実現する基本的な回路設計を行う。 ■到達目標

電子回路の基礎について、知識が身につき、理解が深まり、回路シミュレーションの技術を会得できる。人工知能を実現する回路についての理解も深まる。 ■講義方法

教科書の第3章~第14章のうちの各章を自習して、レポートを作成する。そのあと、レポートを教員に提出し、不備がなければ受理され、そうでなければ再自習して再提出する。授業中に、自習・レポート作成・レポート提出をすればよいが、まず授業中だけではレポート完成しないと思われるので、宿題としてレポート作成する。レポートの完成度も要求するので、創意工夫を凝らして充実したレポートを作成すること。レポートのレイアウトや綺麗さも重視するので、いわゆる「東大生のノート」を目指していただきたい。プロジェクト名とプロファイル名には自分のフルネームをローマ字で入れること。そして、解析結果をレポートに入れるときには、ヘッダも含めること。ヘッダにはプロジェクト名とプロファイル名が書かれている。また最後に、人工知能に関する講義を行う。

■系統的履修 力学・物理実験・電気回路基礎・電気電子回路・電気電子回路演習・電子情報通信実験I・電子情報通信実験II・半導体と集積回路を、この科目を学習するまえに理解しておく、または、この科目を学習するのと同時に勉強することが望ましい。また、この科目の内容は、電子デバイス関連科目・回路関連科目・通信関連科目の理解に役立つ。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業中に、自習・レポート作成・レポート提出をすればよいが、まず授業中だけではレポート完成しないと思われるので、宿題としてレポート作成する。人工知能に関しては、予習と復習として、教科書をじっくりと読んでおくこと。

■成績評価の方法 レポート(50%) そ の 他(50%) 期末試験 レポートの受理数により、基礎点が決まる。必修課題は文字どおり必修で、ひとつ提出しない毎に基礎点が半分となる。なお、レポートの章が進むとともに累進的に点数が高くなる。また、ある章を提出したければ、それ以前の章がすべて完成されていなければならない。(たとえば第8章を提出したければ第3~7章のレポートが完成していなければならない。また、必修課題1を提出してから必修課題2を提出する。) また、最後に、人工知能に関する期末試験を行う。これに合格しなければ、基礎点はさらに半分となる。

■テキスト 棚木義則 『電子回路シミュレータPSpice入門編』 CQ出版社 1,890円 木村睦 『搭載!! 人工知能 (仮)』 電気書院 搭載!! 人工知能 (仮)の定価は未定です。 ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 自ら考え、また、考えることの楽しさを感じてほしい。なお、授業に出席したからには、真摯な態度で受講し、周囲に迷惑がかからないようにすること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーについては電子情報学科のWEBサイトに掲載してある。大学に不在のときもあるので、あらかじめ連絡をしてから来室されたい。 ■講義計画

①授業方法の説明と演習の準備 ②電子回路シミュレータSPICE事始め・シミュレーション回

路を描く ③ゲインや位相の周波数特性を調べる「AC解析」・電圧や電

流の波形を調べる「過渡解析」 ④直流の入出力特性を調べる「DC解析」・定数変化に対する

特性の変動を調べる「パラメトリック解析」 ⑤素子のばらつきが特性に与える影響を調べる「モンテカル

ロ解析」・モデル・ライブラリの使い方と拡充の方法・シミュレーション・エラーへの対処方法

⑥1石トランジスタ回路のシミュレーション ⑦抵抗、コンデンサ、コイルのシミュレーション ⑧1石~ 4石トランジスタ回路のシミュレーション ⑨発振回路と変動回路のシミュレーション ⑩人工知能とは ⑪人工知能の種類 ⑫人工知能を搭載する応用分野 ⑬人工知能を実現するハードウェア ⑭人工知能の未来 ⑮期末試験とまとめ

【開講】前期 木2【担当】 木村 睦

学科固有

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画像計測

■サブタイトル 多次元信号処理 ■講義概要

TVカメラを備えたスマートフォン・タブレット・自動車などが世界中で急速に普及しつつある。セキュリティ対策の一環として、防犯カメラが街路に設置されつつある。TVカメラに写る画像を解析して被写体を計測し、その結果を活用した有益なアプリケーション(運転支援・監視など)・情報(体の断層画像など)が私たちの日常生活をより豊かで安心・安全・快適なものにしている。たとえば、TVカメラを構成する2次元の撮像面上に静止画像が写っているとき、撮像面上の2次元位置を指定すると、その位置での色や明るさが定まる。このように、2次元以上の位置を指定して値が定まる信号を多次元信号と考えよう。位置の捉え方を拡張すれば、多次元信号として表現し得る概念はこの例以外にもいたるところに現れる(例: 電界・磁界,拍動数・脳波などの生体情報,株価などの経済・経営指標など)。これらの実例となる画像を用いた処理に関する要素技術とそれらに基づく計測法について学ぶ。 ■到達目標

画像計測に関する基本知識を説明できるようになることを目指す。 ■講義方法

教科書・配付資料の関連した項目に依拠し、通常の方法で講義・演習を行う。 ■系統的履修

1年次の数学、情報・通信基礎、フーリエ解析・演習、計測工学、ディジタル信号処理・演習 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義で学んだ処理を復習し、特に簡単な処理は計算機で実行してください。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 配付する選択問題への取り組み姿勢 レポート(10%) 与えられた課題に対する取り組み姿勢 定期試験(80%)

■テキスト ディジタル画像処理編集委員会 『ディジタル画像処理』 

(財)画像情報教育振興協会 ■参考文献

篠原 広行、坂口 和也、橋本 雄幸 『Excelによる画像再構成入門』 医療科学社 橋本 雄幸、篠原 広行 『C言語による画像再構成の基礎』 医療科学社

■履修上の注意・担当者からの一言 講義で学んだ数式・定理の導出過程と定性的な意味を理解してください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーを居室(1-403)前に掲示しています。また連絡箱を居室(1-403)前に設置しています。

■講義計画 ①イントロダクション ②画像入出力 ③画像生成モデル ④色彩画像 ⑤周波数解析:基礎 ⑥周波数解析:2次元フーリエ変換 ⑦画像の空間周波数解析 ⑧画像の空間フィルタリング:基礎 ⑨画像の空間フィルタリング:応用 ⑩画像の復元:原理 ⑪画像の復元:応用 ⑫断層画像の再構成:原理 ⑬断層画像の再構成:アルゴリズム ⑭画像からのパターンと図形の検出 ⑮被写体情報の計測

【開講】後期 火3【担当】 川上 肇

基礎セミナー (2014年度以降入学生) 電子情報通信基礎セミナー (2013年度以前入学生)

■講義概要 電子情報とはどんな学問・技術分野なのか、電子情報学科でどんなことを学んでいくのか、将来はどんな仕事につくのだろうか。こんな疑問について考えるヒントを与え、どんな心構えで学習に取り組めばよいのかをアドバイスする大切なセミナーである。最初に、電子情報に関連する技術分野を概観する講義を行い、その後電子情報学科の各教員がそれぞれの研究分野や関連の技術について解説する。また、その間に少人数セミナーを6回行い、約10名の小集団に分かれて各自に与えられた課題を学習し、報告書をまとめたり、発表や討論を行ったりして、実践的な学習・コミュニケーション能力を身につける。 ■到達目標

自ら考え、調べ、理解した内容をまとめながら、電子情報学科で学ぶ目標と意義を認識し、自ら積極的に学ぶ姿勢や発表・討論・報告書作成などの能力を身につける。 ■講義方法

オムニバス方式の講義(様々な教員が順次講義)と、少人数に分かれたセミナーを行う。 ■系統的履修

これから学ぶ全ての専門科目に繋がる。 ■授業時間外における予・復習等の指示

自分で調べ発表する機会が与えられるので、事前に十分な準備が必要である。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%)  出席状況、ならびに少人数セミナーにおける参画度(積極性)により評価する。

レポート(50%)  講義と少人数セミナーで課すレポート、ならびに少人数セミナーでの発表や討論により評価する。

特段の事情が無い限り、全回出席し、レポートも全て提出することが前提である。

■テキスト 各教員が適宜プリントの配付、資料の紹介等を行う。

■参考文献 少人数セミナーにおいては、各自の課題に応じて自ら参考文献を探すことも要求される。

■履修上の注意・担当者からの一言 少人数セミナーに関しては、グループごとに部屋や準備するものが異なり、日程が変更になる場合もあるので、常に掲示に注意すること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 教員の居室は1号館4階にあるので、遠慮せずに質問や相談に訪れてほしい。各教員の週間予定は電子情報学科のホームページで見ることもできる。

■講義計画 ①講義(授業の進め方、電子情報分野概観) ②講義(電子情報学科の学習内容) ③講義(就職と大学院進学) ④講義(技術分野の紹介1) ⑤少人数セミナー 1 ⑥講義(技術分野の紹介2) ⑦講義(技術分野の紹介3) ⑧少人数セミナー 2 ⑨少人数セミナー 3 ⑩少人数セミナー 4 ⑪少人数セミナー 5 ⑫講義(技術分野の紹介4) ⑬講義(技術分野の紹介5) ⑭講義(技術分野の紹介6) ⑮少人数セミナー 6

【開講】前期 金3【担当】 山本 伸一 他 10名

学科固有

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組込みシステム (2012年度以降入学生)

■講義概要 近年の電子機器ハードウェアにおいては、その制御をソフトウェア的に行う傾向が顕著であり、それを実現する「組込みシステム」の技術を身に付けた人材が産業界からも非常に強く要望されている。本講義では、そのような組込みシステムを作るにあたり必要な技術を学術的に学び、最近の技術の流れを周知し、学修を推進する。 ■到達目標

マイコンの仕組みと動かし方を理解し、プログラミングと回路設計の基本を理解できるようになる。

■講義方法 板書を中心に、一部パソコンによる提示も行う。 ■系統的履修

電子情報実験1・2、計算機基礎実習1・2、情報・通信基礎、計算機システム基礎、ディジタル論理 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義で習った内容を、マイコンで実際に動かすことを勧める。 ■成績評価の方法

平 常 点(0%) 小テスト(0%) レポート(0%) 定期試験(100%) ■テキスト

山本 秀樹 『マイコンのしくみと動かし方』 CQ出版社 1,890円

■参考文献 宇野 俊夫 『C言語によるリアルタイム組込みOS自作講座』 翔泳社 3,200円 藤広哲也 『図解入門 よくわかる最新組み込みシステムの基本と仕組み』 秀和システム 1,600円

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科のページにて公開しています.

■講義計画 ①マイコンとはどのようなものか ②電子機器の中心的な役割を果たすマイコン ③マイコンのハードウェアとプログラムの関係 ④出力ポート ⑤入力ポート ⑥タイマ ⑦A-D変換 ⑧PWM出力 ⑨プログラム例 ⑩マイコンを動かす ⑪入出力ポートのプログラムによる設定 ⑫実行時間の計算方法 ⑬サブルーチンの呼び出しと復帰 ⑭割り込み処理の基本 ⑮まとめ

【開講】後期 火1【担当】 植村 渉

計算機アーキテクチャ (2014年度以降入学生) 計算機工学 (2013年度以前入学生)

■サブタイトル ディジタル計算機の基礎をなす概念 ■講義概要

大規模集積回路の絶え間ない発展を背景にして、マイクロプロセッサを含む計算機システムの小型・高速・低価格化が進行中である。その結果、通信・交通・エネルギー・経済・金融などの社会基盤や企業活動を支える大規模システムや、身近な家電製品・玩具に至るあらゆる工業製品に、計算機が導入されている。計算機とその活用技術の高度化に対する社会の期待・要請は今後ますます増大する。従って、これらの期待・要請に応えて有用な工業製品を創るために、計算機に関する知識は不可欠である。本講義では、計算機の構成や動作原理に関する概念に重点をおいて説明する。 ■到達目標

計算機構成要素の動作を説明できるようになることを目指す。 ■講義方法

参考書・配付資料の関連した項目に依拠し、通常の方法で講義を行う。 ■系統的履修

情報・通信基礎、計算機システム基礎、ディジタル論理、ディジタル信号処理・演習 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義で学んだ方式や考え方を講義ノートや参考書で復習してください。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 配付する選択問題への取り組み姿勢 レポート(10%) 課題への取り組み姿勢 定期試験(80%) ■テキスト

城 和貴 『コンピュータアーキテクチャ入門』 サイエンス社

■参考文献 デイビッド・A. パターソン, ジョン・L. ヘネシー 『コンピュータの構成と設計』 日経BP社 中條拓伯、大島浩太 『実践によるコンピュータアーキテクチャ』 数理工学社

■履修上の注意・担当者からの一言 まず、現在に至るまでの計算機発展の歴史を知って、計算機の重要性を認識してください。そのうえで、講義で学んだことは紙と鉛筆を用いて自分でも実行することにより、計算機が行う演算や動作を具体的に理解してください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーを居室(1-403)前に掲示しています。また連絡箱を居室(1-403)前に設置しています。

■講義計画 ①計算機の歴史 ②情報の表現 ③チューリングマシン ④ノイマン型コンピュータ ⑤計算機言語 ⑥アセンブリ言語:プログラミング ⑦アセンブリ言語:アドレス指定方式 ⑧CPUの構成 ⑨整数演算器 ⑩浮動小数点演算器 ⑪プロセッサのアーキテクチャ ⑫記憶装置 ⑬メインメモリ ⑭キャッシュメモリ ⑮仮想記憶方式

【開講】後期 月3【担当】 川上 肇

学科固有

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計算機システム基礎 (2014年度以降入学生) 情報通信基礎Ⅰ (2013年度以前入学生)

■講義概要 計算機システムは、情報ネットワークの中核・経路・端末で、あらゆる工業製品に組込まれ、知的に高度化された便利で有用な機能を実現するための構成要素となっている。したがって、工業製品の設計・開発・研究などの過程で、計算機に関する基礎知識が不可欠である。そこで本講義では、計算機システムの基本的な動作と使い方を理解するために必要となる概念を詳細に説明する。

■到達目標 計算機が行う逐次的な動作を説明できるようになることを目指す。 ■講義方法

教科書・参考書・配付資料の関連した項目に依拠し、通常の方法で講義を行う。 ■系統的履修

情報・通信基礎、計算機基礎実習Ⅰ ■授業時間外における予・復習等の指示

講義で学んだ方式や考え方を講義ノートや参考書で復習してください。 ■成績評価の方法

平 常 点(15%) 配付する選択問題への取り組み姿勢 レポート(15%) 課題への取り組み姿勢 定期試験(70%) ■テキスト

河村一樹 『情報とコンピュータ』 オーム社 ■参考文献

大駒誠一 『コンピュータ開発史』 共立出版 柴山潔 『コンピュータ工学への招待』 近代科学社 村岡洋一 『コンピュータの基礎』 コロナ社

井内善臣&梅田茂樹&大道卓&山本誠次郎・石田晴久 『情報科学の基礎』 実教出版 ■履修上の注意・担当者からの一言

まず、現在に至るまでの計算機開発の歴史を知って、計算機の重要性を認識してください。そのうえで、講義で学んだことは紙と鉛筆を用いて自分でも実行することにより、計算機が行う演算や動作を具体的に理解してください。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

オフィスアワーを居室(1-403)前に掲示しています。また連絡箱を居室(1-403)前に設置しています。

■講義計画 ①計算機開発の歴史 ②計算とは ③プログラム内蔵方式 ④計算機言語 ⑤計算機システムの構成要素 ⑥コマンドインタプリタ:計算機との対話システム ⑦オペレーティングシステム:計算で使用する資源の管理 ⑧入出力装置 ⑨記憶管理 ⑩機械命令 ⑪CPU:中央演算処理装置 ⑫実行制御の概要 ⑬実行順序の制御(1):サブルーチン ⑭実行順序の制御(2):割込み処理 ⑮インターネット:計算機と情報ネットワーク

【開講】後期 月5【担当】 川上 肇

計算機制御 (2014年度以降入学生) 制御理論 (2013年度以前入学生)

■講義概要 モデルベース開発が様々な分野で行われている。システム制御理論において最もよく知られているモデルに基づくアプローチの一つはカルマンフィルタである。カルマンフィルタはシステム制御理論の中で発展してきたが、時系列解析にあたるため、時系列データを扱うすべての領域で用いることができる。本講義では時系列データに対するカルマンフィルタを理解することを目指す。 ■到達目標

カルマンフィルタの基礎事項を理解し、応用できること。 ■講義方法

板書による講義、演習を行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業ノートの復習を行うこと。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) ■テキスト

特になし ■参考文献

足立修一ら著 『カルマンフィルタの基礎』 東京電気大学出版局 2,900円 樋口知之著 『予測にいかす統計モデルリングの基礎』 講談社 2,800円

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科の教員の習慣予定については、学科のWEBサイトで参照することができる。

■講義計画 ①概説 ②事象と確率分布 ③確率変数 ④期待値と分散 ⑤多次元確率分布( I ) ⑥多次元確率分布( II ) ⑦大数の法則 ⑧演習 ⑨確率過程(ランダムウォーク) ⑩ガウス過程 ⑪ベイズの定理 ⑫未知パラメータの推定 ⑬カルマンフィルタ( I ) ⑭カルマンフィルタ( II ) ⑮演習

【開講】後期 木3【担当】 小野 景子

学科固有

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計測工学 (2014年度以降入学生) 計測と信号処理 (2013年度以前入学生)

■サブタイトル 材料・デバイス評価に用いる計測原理と技術 ■講義概要

材料(金属・半導体・絶縁体)物性の評価に用いる原理を解説するとともにそれらの材料を用いて作製されたデバイスの動作原理とデバイス特性の評価技術に関して講義する。また、生体計測に関しても少し触れる。

■到達目標 材料デバイスの研究に必要な計測技術を理解し、実際に自らの力で評価・解析できる知識を身につける。 ■講義方法

板書とパワーポイント等を用いた解説・講義と理解を確かめたり深めたりするための演習・課題学習 ■系統的履修

微分・積分(数学)、古典力学、電磁気学の基礎を理解していることが望ましい。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義の終わりに次回までに事前に考えてきて欲しい課題や演習を提示する。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 出席率 レポート(40%) 事前課題・演習 定期試験(40%) ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■オフィスアワー・教員への連絡方法

メール等。

■講義計画 ①技術進化における計測の貢献 社会実装されている計測技術 ②バルクの構造と電子状態 ③固体表面の電子状態 ④固体と光(電磁波)との相互作用の基礎的な考え方(モデル) ⑤マイクロ波からTHz帯における計測 ⑥固体中の素励起などの赤外域における計測 ⑦可視光変換による計測の可視化。 紫外光による表面電子状態評価 ⑧X線吸収やX線による電子放出(XPS)による評価 ⑨X線、硬X線を用いた構造解析や接合界面の状態評価 ⑩固体と電子の相互作用の基礎的な考え方(モデル) ⑪固体に電子ビームを利用して得られる効果の計測技術と応

用 ⑫固体表面の評価や固体内部の組成などの評価を行う技術の

基礎的な考え方 ⑬トンネル電流や原子間力、近接場を用いたマイクロスコー

プの基礎 ⑭心拍、脳波、MRIなど生体計測に用いられている計測原理 ⑮計測・評価技術の最新トピックスを紹介

【開講】前期 木1【担当】 西谷 幹彦

学科固有

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現代物理

■サブタイトル 量子力学の基礎 ■講義概要

量子力学は、現在および将来のIT社会を支えるハードウェア技術の基礎として、研究や学習においても、実社会においても、非常に興味深くまた重要なものである。一般には深遠で難解な学問とされているが、柔軟にかつ先入観なく挑めば、なかなか面白い学問である。法則を覚えるだけではなく、現実の現象をイメージしながら考えることを重視したいと思っている。また、自主的な学習の習慣をつけてほしいと願い、特徴的な授業方法としたい。 ■到達目標

量子力学について、知識が身につき、理解を深めることができる。また、論理的思考のセンスを磨いていただきたいと思っている。

■講義方法 教科書の各章を自習して、A4用紙の4枚以内のレポートにまとめ、授業で提出する。その章の内容を口頭で数分にまとめて説明し、十分な説明ができればレポートは受理される。場合によっては、簡単な質問をするが、やはりそれに答えることができればレポートは受理される。そうでなければ再自習して再提出する。授業中に、自習・レポート作成・レポート提出をすればよいが、まず授業中だけではレポート完成しないと思われるので、宿題としてレポート作成する。レポートにまとめた内容だけでなく、各章の全てを理解しておくこと。レポートには、章や節のタイトル・すべての図・すべての写真・すべての表・重要な数式・キーワード(単語のみ)を書くこととし、文章・文節などは書かないこと。レポートのレイアウトや綺麗さも重視するので、いわゆる「東大生のノート」を目指していただきたい。字が汚ければワープロを使うのがよい。また、広告の裏紙のコピーは見にくいので禁止する。なお、授業時間が終了したらレポートは受理しないので、開始時間から出席しておくこと。

■系統的履修 力学を、この科目を学習するまえに理解しておくことが望ましい。また、この科目の内容は、電子物性材料・半導体と集積回路・エレクトロニクスについての特別研究の理解に役立つ。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業中だけではレポート完成しないと思われるので、宿題としてレポート作成する。 ■成績評価の方法

レポート(100%)  その章の内容を口頭で数分ぐらいにまとめて説明し、十分な説明ができればレポートは受理される。

上記のレポートが受理されるごとに10点とし、最高100点で評価する。定期試験は行わない。また、ある章を提出したければ、それ以前の章がすべて完成されていなければならない(たとえば第8章を提出したければ第1 ~ 7章のレポートが完成していなければならない)。最終の授業のあとは、いかなる理由でも受け付けないので、十分に余裕をもって、たくさんのレポートを出しなさい。返却されたレポートはせっかく勉強した成果なので、各自で保管する。 ■テキスト

ファインマン、レイトン、サンズ 『ファインマン物理学V 量子力学』 岩波書店 4,515円 物理学のバイブルともいえるテキストである。講義録であることもあって、散文調で語りかけるようにかかれており、一度は読んでみたいテキストである。 ■参考文献

特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 自ら考え、また、考えることの楽しさを感じてほしい。なお、授業に出席したからには、真摯な態度で、周囲に迷惑がかからないようにすること。たいへん難しい内容であるが、だからこそヤリガイもあり、やり遂げた達成感は大きい。自ら計画的に学習してほしい。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーについては電子情報学科のWEBサイトに掲載してある。大学に不在のときもあるので、あらかじめ連絡をしてから来室されたい。

■講義計画 ①授業方法の説明 ②量子的な性質 ③波動的観点と粒子的観点との関係 ④確率振幅 ⑤同種粒子 ⑥スピン1 ⑦スピン1 / 2 ⑧振幅の時間依存性 ⑨ハミルトニアン行列 ⑩アンモニア・メーザー ⑪他の2状態系 ⑫さらに2状態系について ⑬水素原子の超微細構造 ⑭結晶格子内における伝播 ⑮半導体

【開講】前期 月2【担当】 木村 睦

学科固有

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高周波電子回路

■講義概要 高周波電子回路について、基礎的な知識を身に付け、様々な応用に結び付けられるようにする。電磁波の基礎方程式の理解から始まり、フィルタなどの受動回路や増幅器などの能動回路を理解する。また、主要な高周波測定器の原理と使い方を習得する。

■到達目標 高周波電子回路の開発設計の基礎となる知識を身につける。簡単な高周波電子回路を自分で開発設計できるようにする。

■講義方法 テキストを中心とした講義だけでなく、演習を織り交ぜて、自ら高周波電子回路を疑似体験する。単なる知識の記憶ではなく、高周波電子回路を物理現象として理解できるようにする。

■授業時間外における予・復習等の指示 この授業においては、特に復習が重要となる。なぜ、そういう現象が起きるのか、その原理を頭の中で徹底的に考えて、自分自身で納得できるまで復習をしなければならない。

■成績評価の方法 レポート(20%) 理解度を測り、評価する。 定期試験(80%) 理解度を測り、評価する。

■テキスト 稲垣直樹 『電磁波工学』 丸善株式会社 2,800円 15回の授業のうち、後半は板書で授業を行います。

■参考文献 中島将光 『マイクロ波工学』 森北出版 3,500円 ■履修上の注意・担当者からの一言

講義を聴くだけではなく、自ら演習で体験して理解する姿勢が必要である。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 担当教員の週間予定/オフィースアワーは、電子情報学科のホームページに記載しています。

■講義計画 ①電磁波を記述する基本公式について学習する ②自由空間中を伝搬する平面波について学習する ③平面波の媒質境界における反射と屈折を学習する ④波源がある場合の電磁波の発生について勉強する ⑤Sパラメータについて理解する ⑥スミスチャートの使い方に慣れる ⑦波の反射をインピーダンスの不整合として理解する ⑧スミスチャートを用いてインピーダンス整合を行う ⑨受動回路の例としてフィルタを勉強する ⑩能動回路の例として増幅回路を理解する ⑪高周波信号を伝送する主要な伝送線路について学習する ⑫スペクトルアナライザーの原理と使い方を学習する ⑬増幅回路の歪みについて勉強する ⑭ネットワークアナライザの原理と使い方を学習する ⑮シグナルフローグラフとキャリブレーション法を理解する

【開講】後期 火4【担当】 石崎 俊雄

情報・通信基礎 (2014年度以降入学生) 情報通信基礎Ⅱ (2013年度以前入学生)

■講義概要 本科目では、情報・通信学の基礎として、コンピュータにおける情報の扱いや表現方法についての講義を行う。情報のディジタル表現法(情報量、2進数、論理演算、符号、プログラムにおける数の扱い方)、アルゴリズムやプログラムの最初歩を学習する。 ■到達目標

コンピュータやプログラムが内部的にどのように動いているかを理解できるようになる。 ■講義方法

板書による講義、適宜、演習も行う。 ■系統的履修

計算機基礎実習Ⅰ ■授業時間外における予・復習等の指示

テキストにより、予習、復習を行うこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 小テスト(30%) 中間テスト 定期試験(50%) ■テキスト

河村一樹 『情報とコンピュータ』 オーム社 ■参考文献

『基本情報技術者教科書』 インプレスジャパン ■オフィスアワー・教員への連絡方法

電子情報学科の教員の習慣予定については、学科のWEBサイトで参照することができる。

■講義計画 ①コンピュータの基本構成1 ②コンピュータの基本構成2 ③符号化の意義(標本化と量子化、文字の符号化) ④ディジタルについて(情報量、2進数) ⑤数の表現(変数の型、符号の扱い、2の補数) ⑥論理演算と論理回路 ⑦半加算器と全加算器 ⑧エントロピー ⑨符号化圧縮法 ⑩アルゴリズム ⑪アルゴリズムと計算量 ⑫データのモデル化 ⑬階層型データモデル ⑭演習および解説 ⑮期末試験および解説

【開講】前期 木2【担当】 小野 景子

学科固有

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情報数学

■講義概要 コンピュータサイエンスの理論的基礎を学ぶ上で必要となる、いくつかの数学的概念について講義する。具体的には、集合、写像、同値関係、順序関係、濃度、証明法および位相について、それらの基本的概念を解説する。近年、社会では高いコミュニケーション能力が求められており、明確な概念を用いて論理的に自己の考えを表現する能力がますます重要になってきている。本科目では特に、数学用語を正しく用いて厳密な論理展開を行うことの訓練をする。

■到達目標 コンピュータサイエンスにおける数学的基礎概念の習得。数学用語を正しく用いて、厳密な論理展開が行えるようになること。 ■講義方法

講義とともに、適宜、演習を行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業ノートを必ず復習すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 演習問題への取り組み 定期試験(70%) ■テキスト

特になし ■参考文献

松坂和夫 『集合・位相入門』 岩波書店 佐藤泰介、高橋篤司、伊東利哉、上野修一 『情報基礎数学』 昭晃堂

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科のホームページを参照。

■講義計画 ①集合の相等 ②和集合と共通部分 ③種々の集合演算 ④写像の概念、写像による像 ⑤写像による逆像、写像の合成 ⑥全射、単射、全単射 ⑦写像に関する諸概念 ⑧同値関係 ⑨順序関係 ⑩集合の濃度 ⑪可算集合と非可算集合 ⑫非構成的証明 ⑬距離空間、開集合、閉集合 ⑭点列の収束 ⑮連続写像、距離関数の同値

【開講】後期 木1【担当】 木村 昌弘

情報セキュリティ

■サブタイトル インタネット・セキュリティ ■講義概要

最初に、情報セキュリティの実際を概説し、次に情報ネットワークにおける暗号技術、認証技術、ディジタル署名などの技術について講義を行う。 ■到達目標

現代の問題点である、情報セキュリティの理解を深め、正しい対策ができるようになる。 ■講義方法

おもに、テキストに沿って講義を進める。 ■系統的履修

情報通信基礎、情報ネットワーク、計算機工学 ■授業時間外における予・復習等の指示

テキストを、予習、復習で、よく読むこと。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) ■テキスト

IPA 『情報セキュリティ読本』 実教出版 500円 ■参考文献

相戸 浩志 『図解入門よくわかる最新情報セキュリティの基本と仕組み』 秀和システム 日経コンピュータ 『すべてわかるセキュリティ大全2016(日経BPムック)』 日経BP社

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科のwebページに掲載しています。

■講義計画 ①情報技術に潜む問題 ②セキュリティリスクの実際 ③ウィルス、不正プログラム ④セキュリティ対策の概要 ⑤セキュリティ技術 ⑥インタネット ⑦ファイアウォール ⑧暗号技術 ⑨暗号、認証 ⑩ディジタル署名:MD ⑪ディジタル署名:署名 ⑫インタネットのセキュリティ:SSL ⑬インタネットのセキュリティ:IPsec ⑭トピックス ⑮まとめ

【開講】後期 月1【担当】 植村 渉

学科固有

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数学演習Ⅰ

■講義概要 本科目では、線形代数学Iの講義に対する演習を行う。線形代数学はベクトル空間(線形空間)と線形写像の理論である。本演習では、高校数学で学んだベクトルや行列について復習しながら、その最初歩を学習する。線形代数学Iの講義に登場する概念や手法を正しく理解し、十分に使いこなせるようになる必要がある。 ■到達目標

線形代数学の基礎事項を理解し応用できること。 ■講義方法

少人数クラスに分かれて、毎回配布する演習問題のプリントに沿って演習を行う。 ■系統的履修

線形代数学Iは、関連がたいへん強いので、一つの科目と考えて履修すること。 ■授業時間外における予・復習等の指示

演習ノートを必ず復習すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(25%) 演習問題への解答 小テスト(25%) 中間テスト 定期試験(50%) ■テキスト

井川治ほか 『新線形代数』 大日本図書 ■参考文献

岡本和夫 『行列と1次変換』 実教出版 八木克巳 『数学へのアプローチ:線形代数編』 裳華房

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科のホームページを参照。

■講義計画 ①平面ベクトル(基礎) ②平面ベクトル(応用) ③空間ベクトル(基礎) ④空間ベクトル(応用) ⑤行列の定義 ⑥行列の演算 ⑦中間テスト ⑧連立1次方程式と行列 ⑨行列の基本変形と逆行列 ⑩行列式の定義 ⑪行列式の性質 ⑫行列式の展開と逆行列 ⑬行列式の応用 ⑭線形変換と行列 ⑮線形変換と図形

【開講】前期 月4【担当】 木村 昌弘

数学演習Ⅱ

■講義概要 線形代数学は、線形変換としての行列の分類学と考えることができます。これが、大学初年級で必須とされるのは、その有用性が理工学のおよそどの分野にも広く及んでいるからです。理工学の諸現象の整理、究明、記述のために線形代数を運用できる能力。本講義では、この能力の開発を目指します。 ■到達目標

線形代数学における三つの基礎概念は、線形独立性、直交性、線形固有性です。これら諸概念の形成と運用を、具体的に体得します。 ■講義方法

小クラスに分ける演習形式で行います。クラス分けは初回の演習時までに掲示で指示する予定です。演習は試験ではないので、相互の相談や参考書等の参照は自由です。各自、解答を書くためのノートを用意しておいて下さい。

■授業時間外における予・復習等の指示 事前にプリントの課題をある程度解いておき、理解の不十分なところを把握しておくことが望まれます。 ■成績評価の方法

その他(100%) すべての回の演習に出席していることを前提として、成績評価を行います(三回、または三回以上の遅刻欠席の方は、次年度またお会いしましょう)。その上で、期末試験の結果で、若干の評点を追加します。 ■テキスト

プリントを配布します。 ■参考文献

演習中に指示する予定です。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーは、月曜5講時です。 ■講義計画

①三次元空間のベクトルと行列 ②連立一次方程式の行列解法 ③行列式 ④行列の階数 ⑤線形独立 ⑥斉次連立一次方程式 ⑦非斉次連立一次方程式 ⑧線形変換 ⑨直交行列と回転 ⑩固有値問題 ⑪対称行列の固有値問題 ⑫スペクトル分解 ⑬複素数と複素行列 ⑭エルミート行列の固有値問題 ⑮行列の対角化可能性

【開講】後期 月3【担当】 中川 晃成

学科固有

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セミナー

■講義概要 セミナーでは、学生を担当教員に配属し(特別研究の配属と同じ)、特別研究の内容を補足する輪講あるいは実験をおこなう。具体的内容については、配属時に通知する。 ■到達目標

特別研究を実施するに必要な知識・技術を身につけることができる。 ■講義方法

各担当教員ごとに異なる。 ■系統的履修

特になし ■授業時間外における予・復習等の指示

研究に必要な論文の調査を課す。 ■成績評価の方法

平常点(100%) 各担当教員ごとに異なる授業方法に従って、受講生の実施内容に対応した取り組み方や、その到達度などにより、評価する。

■テキスト 特になし ■参考文献

特になし ■オフィスアワー・教員への連絡方法

オフィスアワーについては電子情報学科のWEBサイトに掲載してある。 ■講義計画

各指導教員により異なる。

【開講】後期 集中【担当】 全教員

線形代数学・演習Ⅰ

■講義概要 線形代数学は、ベクトル空間(線形空間)と線形写像の理論である。本講義では、高校数学で学んだベクトルや行列について復習しながら、線形代数学の最初歩を学習する。より進んだ内容は、線形代数学IIで学習することになる。線形代数学は、電子工学、情報工学、通信工学のどの分野を学ぶ場合でも、その数学的基礎として必須である。本講義に登場する概念や手法を正しく理解し、十分に使いこなせるようになる必要がある。

■到達目標 線形代数学の基礎事項を理解し応用できること。 ■講義方法

講義と演習を行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業ノートを必ず復習すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(25%) 演習問題への解答 小テスト(25%) 中間テスト 定期試験(50%) ■テキスト

井川治ほか 『新線形代数』 大日本図書 ■参考文献

岡本和夫 『行列と1次変換』 実教出版 八木克巳 『数学へのアプローチ:線形代数編』 裳華房

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科のホームページを参照。

■講義計画 ①平面ベクトル(基礎) ②平面ベクトル(応用) ③空間ベクトル(基礎) ④空間ベクトル(応用) ⑤行列の定義 ⑥行列の演算 ⑦中間テスト ⑧連立1次方程式と行列 ⑨行列の基本変形と逆行列 ⑩行列式の定義 ⑪行列式の性質 ⑫行列式の展開と逆行列 ⑬行列式の応用 ⑭線形変換と行列 ⑮線形変換と図形

【開講】前期 月4・月5【担当】 木村 昌弘

学科固有

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線形代数学・演習Ⅱ

■講義概要 線形代数学は、線形変換としての行列の分類学と考えることができます。これが、大学初年級で必須とされるのは、その有用性が理工学のおよそどの分野にも広く及んでいるからです。理工学の諸現象の整理、究明、記述のために線形代数を運用できる能力。本講義では、この能力の開発を目指します。 ■到達目標

線形代数学における三つの基礎概念は、線形独立性、直交性、線形固有性です。これら諸概念の形成と運用を、具体的に体得します。 ■講義方法

講義による講述と、小クラスに分ける演習のふたつの形式で行います。演習のクラス分けは初回の演習時までに掲示で指示する予定です。演習では、試験ではないので、相互の相談や参考書等の参照は自由です。各自、解答を書くためのノートを用意しておいて下さい。

■授業時間外における予・復習等の指示 事前にプリントの課題をある程度解いておき、理解の不十分なところを把握しておくことが望まれます。

■成績評価の方法 その他(100%) 演習のすべての回に出席していることを前提として、成績評価を行います(演習に三回、または三回以上の遅刻欠席の方は、次年度またお会いしましょう)。その上で、期末試験の結果で、若干の評点を追加します。

■テキスト プリントを配布します。 ■参考文献

講義中に指示する予定です。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーは、月曜5講時です。 ■講義計画

①三次元空間のベクトルと行列 ②連立一次方程式の行列解法 ③行列式 ④行列の階数 ⑤線形独立 ⑥斉次連立一次方程式 ⑦非斉次連立一次方程式 ⑧線形変換 ⑨直交行列と回転 ⑩固有値問題 ⑪対称行列の固有値問題 ⑫スペクトル分解 ⑬複素数と複素行列 ⑭エルミート行列の固有値問題 ⑮行列の対角化可能性

【開講】後期 月3・木2【担当】 中川 晃成

線形代数学Ⅰ

■講義概要 線形代数学は、ベクトル空間(線形空間)と線形写像の理論である。本講義では、高校数学で学んだベクトルや行列について復習しながら、線形代数学の最初歩を学習する。より進んだ内容は、線形代数学IIで学習することになる。線形代数学は、電子工学、情報工学、通信工学のどの分野を学ぶ場合でも、その数学的基礎として必須である。本講義に登場する概念や手法を正しく理解し、十分に使いこなせるようになる必要がある。

■到達目標 線形代数学の基礎事項を理解し応用できること。 ■講義方法

講義とともに、適宜、演習を行う。 ■系統的履修

数学演習Iは、関連がたいへん強いので、一つの科目と考えて履修すること。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業ノートを必ず復習すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(25%) 演習問題への解答 小テスト(25%) 中間テスト 定期試験(50%) ■テキスト

井川治ほか 『新線形代数』 大日本図書 ■参考文献

岡本和夫 『行列と1次変換』 実教出版 八木克巳 『数学へのアプローチ:線形代数編』 裳華房

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科のホームページを参照。

■講義計画 ①平面ベクトル(基礎) ②平面ベクトル(応用) ③空間ベクトル(基礎) ④空間ベクトル(応用) ⑤行列の定義 ⑥行列の演算 ⑦中間テスト ⑧連立1次方程式と行列 ⑨行列の基本変形と逆行列 ⑩行列式の定義 ⑪行列式の性質 ⑫行列式の展開と逆行列 ⑬行列式の応用 ⑭線形変換と行列 ⑮線形変換と図形

【開講】前期 月5【担当】 木村 昌弘

学科固有

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線形代数学Ⅱ

■講義概要 線形代数学は、線形変換としての行列の分類学と考えることができます。これが、大学初年級で必須とされるのは、その有用性が理工学のおよそどの分野にも広く及んでいるからです。理工学の諸現象の整理、究明、記述のために線形代数を運用できる能力。本講義では、この能力の開発を目指します。 ■到達目標

線形代数学における三つの基礎概念は、線形独立性、直交性、線形固有性です。これら諸概念の形成と運用を、具体的に体得します。 ■講義方法

すべての概念の説明は、実際の具体的問題から始めるようにします。こうした具体的例題を通して、線形代数の論理の形成を学びます。本講義の受講は線形代数学における問題解決の思考様式を追体験することが目的です。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義内容に対応した問題を毎回用意します。それに基づいて充分な復習を行い、理解を確実にしておくことが望まれます。

■成績評価の方法 その他(100%) 二回のレポートを出題します。その総合点で評価します。 ■テキスト

プリントを配布します。 ■参考文献

講義中に指示します。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

オフィスアワーは、月曜5講時です。

■講義計画 ①三次元空間のベクトルと行列 ②連立一次方程式の行列解法 ③行列式 ④行列の階数 ⑤線形独立 ⑥斉次連立一次方程式 ⑦非斉次連立一次方程式 ⑧線形変換 ⑨直交行列と回転 ⑩固有値問題 ⑪対称行列の固有値問題 ⑫スペクトル分解 ⑬複素数と複素行列 ⑭エルミート行列の固有値問題 ⑮行列の対角化可能性

【開講】後期 木2【担当】 中川 晃成

通信工学基礎・演習 (2014年度以降入学生) アナログ通信 (2013年度以前入学生)

■講義概要 インターネットに代表されるコンピュータネットワークの急速な発展と普及により、かつてないほど通信システムや情報通信ネットワークの社会における重要性が増やしつつある。このような通信システムの構築の基盤となるのが通信工学である。この講義では、まず、通信工学における信号の取扱いの基礎となる信号波の解析法であるフーリエ級数展開とフーリエ解析について学ぶ。そして、様々な情報を伝達しやすい形態に変換する方法として振幅変調、周波数変調方式や、通信の基礎である雑音、S / N比、などについて勉強する。また、ディジタル通信における基も重要なパルス符号変調、ディジタル通信の基本事項、および1本の伝送路で複数の情報を送る多重通信方式の基礎も学習する。

■到達目標 信号の基本解析方法・信号の基礎変調方式・通信における雑音を理解し、通信工学の基礎知識を身につける。 ■講義方法

基本的にテキストに従って進めるが、適宜演習を行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

必ず予復習の時間を確保すること。しっかりと時間を取って、授業中に指示した課題を完成する。

■成績評価の方法 小テスト(20%) 定期試験(80%)

■テキスト 植松友彦・松本隆太郎 『基本を学ぶ 通信工学』 オーム社 2,500円

■参考文献 福田 明 『基礎通信工学』 森北出版社 3,000円 宮内一洋 『通信方式入門』 コロナ社 2,700円 鈴木 博 『ディジタル通信の基礎』 数理工学社 2,400円

■履修上の注意・担当者からの一言 練習問題を自分で解いて理解を深める努力をしてほしい。

■講義計画 ①通信工学を支える技術・理論 ②周期信号のフーリエ級数展開 ③複素フーリエ級数 ④フーリエ変換 ⑤時間領域と周波数領域 ⑥振幅変調の生成 ⑦振幅変調に必要な電気回路 ⑧振幅復調、復調回路 ⑨振幅変調の改良 ⑩位相変調と周波数変調 ⑪角度変調波の変調、復調 ⑫雑音、S / N比 ⑬パルス変調 ⑭ディジタル変調 ⑮多重通信方式

【開講】前期 月5【担当】 張 陽軍

学科固有

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ディジタル信号処理・演習

■サブタイトル コンピュータ・ディジタル回路による信号処理システムの実現 ■講義概要

ディジタルで表すことにより、アナログ量である音や映像などの物理量をコンピュータで処理することができるようになる。たとえばスマートフォンやテレビが備えるべき機能のいくつかがLSI技術とソフトウェアなどに基づき実装される。その結果、知的で便利な機能を備えた小型で信頼性の高い製品が身の周りに溢れている。このような製品を設計する際の基礎知識として、本講義ではまず、ディジタル信号をアナログ信号と対比して説明する。次にディジタル信号処理システムを設計・解析するために、Z変換という信号変換法や正弦波分解に基づく周波数解析、特に連続時間の場合と対比して、離散時間フーリエ級数・離散時間フーリエ変換・離散フーリエ変換を学ぶ。そのうえで、アナログ信号が表す情報を失わないようにディジタル化するという問題の解としてサンプリング定理を導く。最後に、応用上重要である離散フーリエ変換の高速計算方法や音・映像のディジタル処理で使用されるディジタルフィルタを学ぶ。 ■到達目標

音や画像など、一般にアナログの物理量をディジタルで処理する際に必要となる基礎知識を説明できるようになることを目指す。 ■講義方法

教科書・配付資料の関連した項目に依拠し、通常の方法で講義・演習を行う。 ■系統的履修

1年次の数学、情報・通信基礎、計算機システム基礎、通信工学基礎・演習、フーリエ解析・演習、計測工学 ■授業時間外における予・復習等の指示

テキストにある例題と演習問題を自主的に解いてください。

■成績評価の方法 平 常 点(10%) 配付する選択問題への取り組み姿勢 レポート(10%) 与えられた課題に対する取り組み姿勢 定期試験(80%)

■テキスト 貴家仁志 『ディジタル信号処理』 オーム社

■参考文献 樋口龍雄・川又政征 『MATLAB対応 ディジタル信号処理』 森北出版

■履修上の注意・担当者からの一言 講義で学んだ数式・定理の導出過程を理解してください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーを居室(1-403)前に掲示しています。また連絡箱を居室(1-403)前に設置しています。

■講義計画 ①アナログ信号とディジタル信号 ②代表的な信号例 ③インパルスの性質 ④線形時不変システム ⑤システムの実現 ⑥z変換とその性質 ⑦ハードウェア実現 ⑧定係数差分方程式 ⑨システムの伝達関数 ⑩システムの周波数特性 ⑪周期性のある離散時間信号のフーリエ解析 ⑫周期性のない離散時間信号のフーリエ解析 ⑬サンプリング定理 ⑭離散フーリエ変換 ⑮ディジタルフィルタ

【開講】前期 木5【担当】 川上 肇

ディジタル論理 (2014年度以降入学生) 論理回路とブール代数 (2013年度以前入学生)

■サブタイトル 情報科学・計算機工学のための数学 ■講義概要

まず、論理数学の基本として、命題論理について、形式的体系、意味論、標準形、公理系などを解説する。つぎに、論理回路への応用を示し、述語論理やファジィ論理などについても述べる。これらの数学は、単なる計算のための数学というよりも、むしろ表現のための数学であるといえ、その応用範囲は、電子工学、計算機科学のみならず、人工知能や認知科学といった分野にもおよぶ。講義では、なるべくさまざまな具体例を紹介することにより、理解を深められるようにしたい。 ■到達目標

情報科学や計算機工学の分野で必要となる離散系数学の基礎と論理回路の設計法が身につく。 ■講義方法

原則としてパソコンによる提示と板書にそって講義を進める。 ■系統的履修

離散数学・演習、電子回路・演習 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義ノートは本授業のサイトで公開しているので、PDFを各自ダウンロードして予習・復習に活用すること。なお、講義ノートはプリントアウトして授業に持参すること。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 定期試験(100点満点)の成績により評価する。

■テキスト 使用しない。 ■参考文献

佐藤 泰介、高橋 篤司、伊東 利哉、上野 修一 『情報基礎数学』 オーム社 2,700円

沼居 貴陽 『論理回路入門』 丸善 2,500円 その他の参考書については、授業の中で随時紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

「情報」や「計算機」を学ぼうとする人にとっては必修科目である。しかし、単に授業に出席し、ノートをとっているだけで習得できるようなものではないし、ましてや「覚える」ものでもない。その場で理解し、基本的考え方をしっかりと学んでほしい。なお、Webページ(http://milan.elec.ryukoku.ac.jp/ ~ kobori/resume.html)で、講義ノートや関連情報を公開しているので、そちらも参考にしてほしい。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科の教員の週間予定については、学科のWebサイトで参照することができます。スケジュールを確認して、1号館4階の研究室を訪問してください。

■講義計画 ①命題論理 ②意味論と標準形 ③公理系 ④ブール代数 ⑤論理回路の表現 ⑥論理回路の簡単化 ⑦演習問題解説1 ⑧マルチプレクサと加算器 ⑨フリップフロップ ⑩述語論理1 ⑪述語論理2 ⑫ファジィ論理1 ⑬ファジィ論理2 ⑭演習問題解説2 ⑮質疑応答

【開講】後期 木3【担当】 小堀 聡

学科固有

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電気回路・演習

■サブタイトル 電子情報通信分野の基礎としての電気回路 ■講義概要

講義の前半は、流れる大きさがほぼ一定であり、その流れる方向も常に一定方向である直流について学習する。主に電気回路を構成する基本素子である、抵抗、キャパシタ、インダクタの動作、ならびにそれらからなる回路の応答について講義する。特に電圧に対する電流や、直列回路に対する並列回路のような電気回路理論がもつ対称性について確認していく。続いて、インダクタンス、コンデンサを用いた過渡現象動作について講義した後、基本的な電力・電力量についても述べる。講義の後半は、電流の流れる向きと大きさが時間的に変化する交流について述べる。我々の家庭で用いているテレビ、洗濯機、冷蔵庫などの家電製品は、電源に交流を用いて動作させている。交流を用いた回路の解析は少々複雑であるが、正弦波交流に限定した分かりやすい講義を行う。

■到達目標 コンピュータをはじめとする電気電子機器は電気回路により実現されている。その動作を理解することは、ハードウエアを開発するためだけでなく、ソフトウエアを開発する際にも必要なことである。本講義では、直流・交流電気回路の基礎的な動作について習得することを目標とする。 ■講義方法

前半に直流電気回路、後半に交流電気回路を学習する。また演習問題を適宜行うことにより、問題解決法の習得を確実にさせる。しっかりと基礎を身につけ、応用が出来るよう教育する。コンピュータ・家電製品の動作を理解する上で、直流および交流電気回路の知識は必要不可欠と考える。ぜひ、その基本的な内容について習得してほしい。 ■系統的履修

「電子情報通信・序論」「電気回路基礎」「電子情報通信実験Ⅰ」「電子情報通信実験Ⅱ」「通信工学」「半導体と集積回路」「計測工学」「電送線路と電磁波工学」「電子工学」 ■授業時間外における予・復習等の指示

特に復習をしっかりと行うようにすること。 ■成績評価の方法

小テスト(30%)  毎回の講義で行う(割合については変動の可能性がある)

レポート(10%) (割合については変動の可能性がある) そ の 他(60%)  前半試験と後半試験を行う(割合について

は変動の可能性がある) <成績評価方法の詳細>

(1) 小テスト・提出物を併せて40点とする。どれを怠っても0点となるので注意すること。

(2) 前半試験と後半試験が本講義「電気回路・演習」の正式の筆記試験(60点:教科書・ノートの持ち込み不可)となる。

(3) 前半試験と後半試験のいずれかの点数が著しく悪い(60点未満)ときは不合格となる場合がある。前半試験から勉強を怠らないよう注意すること。

(4) 理解度を確認するためのテストを随時実施する。常に勉強しておくこと。

■テキスト 特になし

■参考文献 大下真二郎著 『詳解 電気回路演習 上』 共立出版株式会社 2,800円 大下真二郎著 『詳解 電気回路演習 下』 共立出版株式会社 2,800円 吉田良治著 『電気工学』 科学書籍出版 2,000円

■履修上の注意・担当者からの一言 履修において週二回のペア講義であることに注意すること。電気回路のみを受講する者は、授業期間が前期の前半であることに注意すること(旧カリ対象の受講生のみ)。電子回路のみを受講する者は、授業期間が前期の後半であることに注意すること(旧カリ対象の受講生のみ)。前半試験と、最終講義に行う後半試験によって評価することにも注意すること。週二回の講義という学習形態でしっかりと電気電子回路を身に付けることを目指している。受講生は第1回目の講義・演習から最終の講義・演習まで怠けることが許されないことをよく認識すること。私語・一時退席・遅刻・着帽などがあると厳しく指導する。講義を一回欠席すると、単位取得が難しくなる。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

担当教官の週間予定/オフィースアワーは、電子情報学科のホームページに記載しています。また、教員の部屋の入り口にも掲示しています。気軽に直接来室してください。 ■講義計画

①電流、電圧と電位 ②オームの法則、キルヒホッフの法則 ③直列接続と分圧の法則 ④並列接続と分流の法則 ⑤定電圧源と定電流源 ⑥重ね合わせの理 ⑦テブナンの定理、ノートンの定理 ⑧供給電力最大の法則 ⑨回路方程式の立て方(ループ電流法) ⑩回路方程式の立て方(ノード電圧法) ⑪直流電圧源によるRC直列回路の過渡現象 ⑫直流電圧源によるRL直列回路の過渡現象 ⑬インピーダンス行列、アドミタンス行列 ⑭演習および総復習 ⑮前半試験(講義内容について筆記試験を行う) ⑯正弦波交流の基礎 ⑰回転運動と正弦波曲線 ⑱交流の複素数表示 ⑲複素インピーダンス ⑳正弦波交流とベクトル 1ベクトル軌跡 2R-L回路とR-C回路(直列回路) 3R-L回路とR-C回路(並列回路) 4R-L-C並列回路 5R-L-C直並列回路 6直列共振回路 7直列共振回路と並列共振回路 8並列共振回路 9交流の電力 0後半試験(講義内容について筆記試験を行う)および総復習

【開講】後期 月4・木1【担当】 山本 伸一 、石崎 俊雄

学科固有

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電気回路基礎

■サブタイトル 直流電流・交流電流・複素数・振動・波動現象 ■講義概要

この科目の前半では、まず、直流電流について学ぶ。つぎに交流電流について学び、さらに、交流電流を理解するための数学として、複素数について学ぶ。現在および将来のエレクトロニクス技術の基礎として、大学においても実社会においても、非常に重要なものである。法則を覚えるだけではなく、現実の現象をイメージしながら考えることを重視したいと思っている。既に高校で学んだ範囲とかなり重複しているところもあるが、今後の電子情報学科のほぼ全範囲の基礎となるものなので、確実に学んでおくことが望ましい。この科目の後半では、習得した複素数の概念を用いて振動・波動について学ぶ。振動現象は電気・電子回路の中に生じ、情報をになう重要な役割を持っている。ここでは直感的な分かりやすさのために力学的な振動を題材に取り上げることが多いが、結局回路中での交流現象の理解に役立てるためである。またほとんどすべての通信において電磁波が情報を運ぶ媒体として用いられる。波動現象も力学系に広く存在し、電磁波の伝搬と通じるものが多くある。波動を有限な領域に閉じ込めたものが振動であるから、両者を同時に学ぶことによって理解を深めることができる。

■到達目標 直流電流・交流電流・複素数について、知識が身につき、理解が深まり、問題が解けるようになる。また、論理的思考のセンスを磨いていただきたいと思っている。さらに、学んだことを実際に使ってみることによって電気電子工学の基本的な手法を身につける。そして、振動・波動現象を直感的に理解した上、定量的な扱いもできるようになる。

■講義方法 テキストの解説・演習を中心とし、付加的なトピックスを話したり、必要に応じて参考文献などからの資料を用いたりしながら、授業をすすめる。授業の最後に小テストを行うこともある。ノートチェックや抜打テストも予定している。

■系統的履修 高校の電気と電流・線形代数学I・数学演習I・力学・物理実験を、この科目の前半を学習するまえに理解しておく。または、この科目を学習するのと同時に勉強することが望ましい。また、この科目の内容は、電子情報学科のほぼ全科目の理解に役立つ。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業進度に応じた予習・復習は必須である。教科書の内容は、予習のときには疑問点を明らかにしておき、復習のときには完全に理解するようにする。例題や演習問題はすべてやる。

■成績評価の方法 小テスト(20%) おおよその目安なので、変動の可能性あり。 そ の 他(80%)  中間試験と期末試験。おおよその目安なの

で、変動の可能性あり。 講義のなかで中間試験および期末試験として筆記試験を行い、その試験結果から理解到達度を判断し、成績を100点満点で評価する。小テストや物理学序論の成績も加味することもある。また、ノートチェックと抜打テストの合格した者のみ、中間試験や期末試験の被採点資格を得る。 ■テキスト

阿部龍蔵、川村清、佐々田博之 『物理学[新訂版] 新物理学ライブラリ1』 サイエンス社 1,838円 安部實『電気数学-ベクトルと複素数-』共立出版 2,500円 近桂一郎 『振動・波動』 裳華房 3,465円

■参考文献 ファインマン、レイトン、サンズ 『ファインマン物理学Ⅲ 電磁気学』 岩波書店 長岡洋介 『振動と波』 裳華房 3,045円

■履修上の注意・担当者からの一言 自ら考え、また、考えることの楽しさを感じてほしい。なお、授業に出席したからには、真摯な態度で受講し、周囲に迷惑がかからないようにすること。また教科書には多くの式が出てくるが、それらは全て自分で導出して確認する。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

オフィスアワーについては電子情報学科のWEBサイトに掲載してある。大学に不在のときもあるので、あらかじめ連絡をしてから来室されたい。 ■講義計画

①前半:電流(1)/ 電流の担い手(電気量保存の法則)・定常電流(キルヒホッフの第一法則)

②前半:電流(2)/電位と電圧(オームの法則) ③前半:電流(3)/ キルヒホッフの第二法則・電気エネルギー

とジュール熱 ④前半:電流(4)/ コンデンサーと電流・インダクタンスと

電流 ⑤前半:電流(5)/共振回路 ⑥前半:電流(6)/交流とインピーダンス ⑦前半:複素数(1)/複素数の導入 ⑧前半:複素数(2)/ ネイピア数と複素指数関数および複素

平面座標 ⑨前半:複素数(3)/複素数のベクトル的取り扱い ⑩前半:複素数(4)/直線上を移動する複素数の逆数の軌跡 ⑪前半:複素数(5)/ 三角関数公式のオイラーの公式による

誘導 ⑫前半:複素数(6)/正弦波・余弦波関数の特徴 ⑬前半:複素数(7)/回路方程式の取り扱いへの複素数の導入 ⑭前半:模擬試験 ⑮前半:中間試験とまとめ ⑯後半:単振動 ⑰後半:減衰振動 ⑱後半:強制振動 ⑲後半:振動の重ね合わせ ⑳後半:振動とフーリエ級数 1後半:電気回路の振動 2後半:連成振動 3後半:連続体の振動 4後半:波とその性質 5後半:波動の基本法則 6後半:波動方程式 7後半:波動の透過/反射 8後半:模擬試験 9後半:模擬試験の解答 0後半:期末試験とまとめ

【開講】後期 月1・木1【担当】 木村 睦

学科固有

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電気電子回路

■サブタイトル 電子情報通信分野の基礎としての電子回路 ■講義概要

電気電子工学や情報通信工学分野を専攻する諸君にとって、電子回路はもっとも大切で基幹となる科目である。また、その重要度から格段に高い価値を持った学問といえる。本講義は、電子回路で扱う電気信号について説明した後、電子回路を構成する基本素子である、抵抗、キャパシタ、インダクタの動作、ならびにそれらからなる回路の応答について講義する。続いて、能動素子としてトランジスタの動作について講義した後、その基本的な増幅回路について述べる。また、ディジタル-アナログ変換回路など応用的な回路について学習する。 ■到達目標

コンピュータをはじめとする電気電子機器は電気電子回路により実現されている。その動作を理解することは、ハードウエアを開発するためだけでなく、ソフトウエアを開発する際にも必要なことである。本講義では、電子回路の基礎的な動作について習得することを目標とする。

■講義方法 前半にアナログ回路、後半にディジタル回路を学習する。また演習問題を適宜行うことにより、問題解決法の習得を確実にさせる。また、電子回路を学びながら「電子回路の演習」も行う。しっかりと基礎を身につけ、応用が出来るよう教育する。コンピュータ・家電製品の動作を理解する上で、電子回路の知識は必要不可欠と考える。ぜひ、その基本的な内容について習得してほしい。 ■系統的履修

「電気回路・演習」「電子情報通信・序論」「電気回路基礎」「電子情報通信実験Ⅰ」「電子情報通信実験Ⅱ」「通信工学」「半導体と集積回路」「計測工学」「電送線路と電磁波工学」「電子工学」 ■授業時間外における予・復習等の指示

前半は、特に復習をしっかりと行うこと。後半は、予習と復習と両方ともしっかりと行うこと。 ■成績評価の方法

小テスト(30%)  毎回の講義で行う(割合については変動の可能性がある)

レポート(10%) (割合については変動の可能性がある) そ の 他(60%)  前半試験と後半試験を行う(割合について

は変動の可能性がある) <成績評価方法の詳細>

[前半](1) 小テスト・提出物を併せて40点とする。どちらかを怠る

と0点とする。(2) 前半試験が本講義の前半の正式の筆記試験(60点:教科書・

ノートの持ち込み不可)となる。[後半](1) 小テスト 20点 ただし小テストの点数が著しく悪い(目安

は60点)ときは、後半試験の被採点資格を失う。(2) 後半試験 100点 試験結果もディジタルである、すなわち、

100点か0点。(3) 小テストと後半試験の合計が後半の点数となる。100点を

超える場合は100点とする。[全体](1) 前半と後半の点数の平均が最終の点数である。(2) 前半試験と後半試験のいずれかの点数が著しく悪い(60

点未満)ときは不合格となる場合がある。前半試験から勉強を怠らないよう注意すること。

(3) 理解度を確認するためのテストを実施することがある。常に勉強しておくこと。

(4)電子回路・演習のシラバスも確認して受講すること。

■テキスト 堀桂太郎『絵ときディジタル回路の教室』オーム社 2,376円 前半は、コピーした資料を配布します(あるいは、板書をきっちりと行います)。教科書は、後半の授業の初回から使いますので準備してください。

■参考文献 吉田良治著 『電気工学』 科学書籍出版 2,000円 前半は、「電気回路・演習」を理解しておかないと難しいです。

■履修上の注意・担当者からの一言 履修において週二回のペア講義であることに注意すること。前半試験と後半試験によって評価することにも注意すること。週二回の講義という学習形態でしっかりと電気電子回路を身に付けることを目指している。受講生は第1回目の講義・演習から最終の講義・演習まで怠けることが許されないことをよく認識すること。私語・一時退席・遅刻・着帽などがあると厳しく指導する。講義を一回欠席すると、単位取得が難しくなる。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 担当教官の週間予定/オフィースアワーは、電子情報学科のホームページに記載しています。また、教員の部屋の入り口にも掲示しています。気軽に直接来室してください。 ■講義計画

①ダイオードの基礎 ②トランジスタ増幅回路の基礎 ③トランジスタの電気的特性 ④非安定マルチバイブレータ回路 ⑤単安定マルチバイブレータ回路 ⑥オペアンプ回路 ⑦シュミットトリガ回路 ⑧微分回路 ⑨積分回路 ⑩波形整形回路(正クランパ・負クランパ) ⑪波形整形回路(リミッタ・スライサ) ⑫平滑回路 ⑬アナログ-ディジタル変換基礎 ⑭まとめ及び補足事項 ⑮前半試験(講義内容について筆記試験を行う)および総復習 ⑯2進数 ⑰論理回路 ⑱基本回路(加算回路・減算回路) ⑲基本回路(エンコーダ・デコーダ) ⑳フリップフロップ 1シフトレジスタ 2非同期カウンタ 3同期カウンタ 4微分回路・積分回路 5パルス回路 6DA変換回路 7AD変換回路 8実用回路設計 9模擬試験 0後半試験および総復習

【開講】前期 火2・金2【担当】 山本 伸一 、木村 睦

学科固有

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電気電子回路演習

■サブタイトル 電子情報通信分野の基礎としての電気回路と電子回路 ■講義概要

電気電子工学や情報通信工学分野を専攻する諸君にとって、電気電子回路はもっとも大切で基幹となる科目である。また、その重要度から格段に高い価値を持った学問といえる。本講義は、電気電子回路で扱う電気信号について説明した後、電気電子回路を構成する基本素子である、抵抗、キャパシタ、インダクタの動作、ならびにそれらからなる回路の応答について講義する。続いて、能動素子としてトランジスタの動作について講義した後、その基本的な増幅回路について述べる。その後、ディジタル-アナログ変換回路など応用的な回路について学習する。 ■到達目標

コンピュータをはじめとする電気電子機器は電気電子回路により実現されている。その動作を理解することは、ハードウエアを開発するためだけでなく、ソフトウエアを開発する際にも必要なことである。本講義では、電気電子回路の基礎的な動作について習得することを目標とする。

■講義方法 前半に直流回路、後半に交流回路を学習する。また演習問題を適宜行うことにより、問題解決法の習得を確実にさせる。しっかりと基礎を身につけ、応用が出来るよう教育する。コンピュータ・家電製品の動作を理解する上で、電気電子回路の知識は必要不可欠と考える。ぜひ、その基本的な内容について習得してほしい。

■系統的履修 「電子情報通信・序論」「電気回路基礎」「電子情報通信実験Ⅰ」

「電子情報通信実験Ⅱ」「通信工学」「半導体と集積回路」「計測工学」「電送線路と電磁波工学」「電子工学」 ■授業時間外における予・復習等の指示

特に復習をしっかりと行うようにすること。 ■成績評価の方法

小テスト(30%)  毎回の講義で行う(割合については変動の可能性がある)

レポート(10%) (割合については変動の可能性がある) そ の 他(60%)  前半試験と後半試験を行う(割合について

は変動の可能性がある) <成績評価方法の詳細>

(1)小テスト・提出物を併せて40点とする。(2) 前半試験と後半試験が本講義「電気電子回路」の正式の

筆記試験(60点:教科書・ノートの持ち込み不可)となる。(3) 前半試験と後半試験のいずれかの点数が著しく悪い(60

点未満)ときは不合格となる場合がある。前半試験から勉強を怠らないよう注意すること。

(4) 理解度を確認するためのテストを随時実施する。常に勉強しておくこと。

■テキスト 特になし

■参考文献 服藤憲司著 『電気回路』 森北出版 2,600円 吉田良治著 『電気工学』 科学書籍出版 2,000円

■履修上の注意・担当者からの一言 前半試験と、最終講義に行う後半試験によって評価することにも注意すること。週1回の講義という学習形態でしっかりと電気電子回路を身に付けることを目指している。受講生は第1回目の講義・演習から最終の講義・演習まで怠けることが許されないことをよく認識すること。私語・一時退席・遅刻・着帽などがあると厳しく指導する。講義を一回欠席すると、単位取得が難しくなる。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

担当教官の週間予定/オフィースアワーは、電子情報学科のホームページに記載しています。また、教員の部屋の入り口にも掲示しています。気軽に直接来室してください。

■講義計画 ①起電力と電圧降下 ②電荷と静電容量 ③過渡現象Ⅰ(R-L回路) ④過渡現象Ⅱ(R-C回路) ⑤交流波形 ⑥正弦波交流とベクトル ⑦前半試験(講義内容について筆記試験を行う)および総復習 ⑧R-L回路とR-C回路(直列回路) ⑨R-L回路とR-C回路(並列回路) ⑩R-L-C並列回路 ⑪R-L-C直並列回路 ⑫直列共振回路 ⑬直列共振回路と並列共振回路 ⑭並列共振回路 ⑮後半試験(講義内容について筆記試験を行う)および総復習

【開講】前期 金1【担当】 山本 伸一

学科固有

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電子回路・演習

■サブタイトル 電子情報通信分野の基礎としての電子回路 ■講義概要

電気電子工学や情報通信工学分野を専攻する諸君にとって、電子回路はもっとも大切で基幹となる科目である。また、その重要度から格段に高い価値を持った学問といえる。本講義は、電子回路で扱う電気信号について説明した後、電子回路を構成する基本素子である、抵抗、キャパシタ、インダクタの動作、ならびにそれらからなる回路の応答について講義する。続いて、能動素子としてトランジスタの動作について講義した後、その基本的な増幅回路について述べる。また、ディジタル-アナログ変換回路など応用的な回路について学習する。 ■到達目標

コンピュータをはじめとする電気電子機器は電気電子回路により実現されている。その動作を理解することは、ハードウエアを開発するためだけでなく、ソフトウエアを開発する際にも必要なことである。本講義では、電子回路の基礎的な動作について習得することを目標とする。

■講義方法 前半にアナログ回路、後半にディジタル回路を学習する。また演習問題を適宜行うことにより、問題解決法の習得を確実にさせる。また、電子回路を学びながら「電子回路の演習」も行う。しっかりと基礎を身につけ、応用が出来るよう教育する。コンピュータ・家電製品の動作を理解する上で、電子回路の知識は必要不可欠と考える。ぜひ、その基本的な内容について習得してほしい。 ■系統的履修

「電気回路・演習」「電子情報通信・序論」「電気回路基礎」「電子情報通信実験Ⅰ」「電子情報通信実験Ⅱ」「通信工学」「半導体と集積回路」「計測工学」「電送線路と電磁波工学」「電子工学」 ■授業時間外における予・復習等の指示

前半は、特に復習をしっかりと行うこと。後半は、予習と復習と両方ともしっかりと行うこと。 ■成績評価の方法

小テスト(30%)  毎回の講義で行う(割合については変動の可能性がある)

レポート(10%) (割合については変動の可能性がある) そ の 他(60%)  前半試験と後半試験を行う(割合について

は変動の可能性がある) <成績評価方法の詳細>

[前半](1) 小テスト・提出物を併せて40点とする。どちらかを怠る

と0点となるので注意すること。(2) 前半試験が本講義の前半の正式の筆記試験(60点:教科書・

ノートの持ち込み不可)となる。[後半](1) 小テスト 20点 ただし小テストの点数が著しく悪い(目安

は60点)ときは、後半試験の被採点資格を失う。(2) 後半試験 100点 試験結果もディジタルである、すなわち、

100点か0点。(3) 小テストと後半試験の合計が後半の点数となる。100点を

超える場合は100点とする。[全体](1) 前半と後半の点数の平均が最終の点数である。(2) 前半試験と後半試験のいずれかの点数が著しく悪い(60

点未満)ときは不合格となる場合がある。前半試験から勉強を怠らないよう注意すること。

(3) 理解度を確認するためのテストを実施することがある。常に勉強しておくこと。

■テキスト 堀桂太郎『絵ときディジタル回路の教室』オーム社 2,376円 前半は、コピーした資料を配布します(あるいは、板書をきっちりと行います)。教科書は、後半の授業の初回から使いますので準備してください。

■参考文献 吉田良治著 『電気工学』 科学書籍出版 2,000円 前半は、「電気回路・演習」を理解しておかないと難しいです。

■履修上の注意・担当者からの一言 履修において週二回のペア講義であることに注意すること。前半試験と後半試験によって評価することにも注意すること。週二回の講義という学習形態でしっかりと電気電子回路を身に付けることを目指している。受講生は第1回目の講義・演習から最終の講義・演習まで怠けることが許されないことをよく認識すること。私語・一時退席・遅刻・着帽などがあると厳しく指導する。講義を一回欠席すると、単位取得が難しくなる。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 担当教官の週間予定/オフィースアワーは、電子情報学科のホームページに記載しています。また、教員の部屋の入り口にも掲示しています。気軽に直接来室してください。 ■講義計画

①ダイオードの基礎 ②トランジスタ増幅回路の基礎 ③トランジスタの電気的特性 ④非安定マルチバイブレータ回路 ⑤単安定マルチバイブレータ回路 ⑥オペアンプ回路 ⑦シュミットトリガ回路 ⑧微分回路 ⑨積分回路 ⑩波形整形回路(正クランパ・負クランパ) ⑪波形整形回路(リミッタ・スライサ) ⑫平滑回路 ⑬アナログ-ディジタル変換基礎 ⑭まとめ及び補足事項 ⑮前半試験(講義内容について筆記試験を行う)および総復習 ⑯2進数 ⑰論理回路 ⑱基本回路(加算回路・減算回路) ⑲基本回路(エンコーダ・デコーダ) ⑳フリップフロップ 1シフトレジスタ 2非同期カウンタ 3同期カウンタ 4微分回路・積分回路 5パルス回路 6DA変換回路 7AD変換回路 8実用回路設計 9模擬試験 0後半試験および総復習

【開講】前期 火2・金2【担当】 山本 伸一 、木村 睦

学科固有

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電磁気学

■講義概要 電磁気学は4つのマクスウェル方程式で記述できる。この4つの方程式を理解し使いこなせるようにすることを、本講義の第一課題とし、電場と磁場について復習した後、マクスウェル方程式を与える。その方程式を用いて、静電場、静磁場、電磁誘導について理解を深めていく。本講義で使用する数学

(積分、微分方程式、ベクトル解析など)については適宜個別に復習を行う。また本講義で習う電磁気現象が実際にどのように応用されているかなど具体的な例を示し説明する。電磁気学は他の応用科目の基礎となる科目であり、この科目を履修することにより、他の応用科目の理解が深まることが期待できる。 ■到達目標

授業計画に示す各項目について十分理解し、将来行う研究の基礎固めを行うことを目標とする。

■講義方法 教科書に沿って講義を行っていくが、適宜に演習問題を行い、その解法について説明する。

■授業時間外における予・復習等の指示 ベクトル解析などの数学を復習し、もしわからないことがあれば質問に来てください。 ■成績評価の方法

平 常 点(5%) 小テスト(15%) 定期試験(80%)

■テキスト 渡邊靖志 『基礎の電磁気学』 倍風館 2,600円

■参考文献 ファインマン 『電磁気学ファインマン物理学 3』 岩波書店 3,360円

■講義計画 ①電荷と電場 ②電場、電束密度の計算 ③磁場、磁束密度、電流密度 ④マクスウェルの方程式 ⑤電位と電位差 ⑥電気双極子 ⑦導体、鏡像法 ⑧コンデンサーと誘電体 ⑨電流と抵抗 ⑩電熱現象 ⑪静磁場 ⑫定常電流が作る磁場 ⑬Hall 効果 ⑭電磁誘導 ⑮電磁波

【開講】後期 月4【担当】 海川 龍治

電磁気学・演習

■講義概要 電磁気学は4つのマクスウェル方程式で記述できる。この4つの方程式を理解し使いこなせるようにすることを、本講義の第一課題とし、電場と磁場について復習した後、マクスウェル方程式を与える。その方程式を用いて、静電場、静磁場、電磁誘導について理解を深めていく。本講義で使用する数学(積分、微分方程式、ベクトル解析など)については適宜個別に復習を行う。また本講義で習う電磁気現象が実際にどのように応用されているかなど具体的な例を示し説明する。電磁気学は他の応用科目の基礎となる科目であり、この科目を履修することにより、他の応用科目の理解が深まることが期待できる。講義の後、小集団に分かれて演習を行い、さらに理解を深める。 ■到達目標

授業計画に示す各項目について十分理解し、将来行う研究の基礎固めを行うことを目標とする。

■講義方法 教科書に沿って講義を行っていくが、適宜に演習問題を行い、その解法について説明する。小集団による演習は講義で習った項目の練習問題を解く。

■授業時間外における予・復習等の指示 ベクトル解析などの数学を復習し、もしわからないことがあれば質問に来てください。 ■成績評価の方法

平 常 点(35%) 小テスト(15%) 定期試験(50%)

■テキスト 渡邊靖志 『基礎の電磁気学』 倍風館 2,600円 ■参考文献

ファインマン『電磁気学ファインマン物理学 3』岩波書店 3,360円

■講義計画 ①電荷と電場 ②電荷と電場の演習 ③電場、電束密度の計算 ④電場、電束密度の演習 ⑤磁場、磁束密度、電流密度 ⑥磁場、磁束密度、電流密度の演習 ⑦マクスウェルの方程式 ⑧マクスウェルの方程式の演習 ⑨電位と電位差 ⑩電位と電位差の演習 ⑪電気双極子 ⑫電気双極子の演習 ⑬導体、鏡像法 ⑭導体、鏡像法の演習 ⑮コンデンサーと誘電体 ⑯コンデンサーと誘電体の演習 ⑰電流と抵抗 ⑱電流と抵抗の演習 ⑲電熱現象 ⑳電熱現象の演習 1静磁場 2静磁場の演習 3定常電流が作る磁場 4定常電流が作る磁場の演習 5Hall効果 6Hall効果電磁誘導 7電磁誘導 8電磁誘導の演習 9電磁波 0電磁波の演習

【開講】後期 月4・木2【担当】 海川 龍治

学科固有

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電子工学

■サブタイトル 半導体電子工学 ■講義概要

固体内電子を活用しているものに半導体レーザ、トランジスタ等さまざまなデバイスがあり、技術のあらゆる分野で不可欠である。また、真空内の電子を制御する技術は、電子工学の重要な基礎をなしており、様々な科学・工学技術に応用されている。そこで固体内電子や真空内電子による現象・効果とそれらのデバイスへの応用について講義を行う。また、固体内や真空中における電子の挙動・それらの制御に関する基礎理論についても概述する。エレクトロニクスの発展は、電子デバイスの高性能化・高機能化が牽引しているのは言うまでもない。電子工学の基礎を学びながら、エレクトロニクスの分野を広く学ぶことにする。なお、理解を深めるため、事例による演習を都度行う。 ■到達目標

固体中・真空内の電子を論じる際に重要ないくつかの概念を理解する.金属および半導体の電子物性を概ねについて理解し,これら諸現象の根底に流れる物理を理解することを目標とする。 ■講義方法

論理的に順を追って講義する。特に受講生が電子情報通信分野において実際に用いることになる電子工学分野を講義し、さらに研究・開発における実例を紹介することにより、学習の動機づけに心掛ける。また、毎回小テストの形で演習を課すことにより、実学として身につくように工夫する。プリント配付と板書ならびにビジュアルな手段を用いる。この授業は,電子材料,電子デバイス,オプトエレクトロニクスデバイスを理解するために必要となる基礎を学ぶことを目標としているが,それとは別に,ここで学ぶ量子論や物性論を通じて,電子とは何か,光とは何か,物質に金属,半導体,絶縁体という違いが生じるわけなどの現象に対する答えを見つけ出す。 ■系統的履修

「線形代数学」「微分積分学Ⅰ」「微分積分学Ⅱ」「応用数学」「電子情報通信・序論」「電気回路基礎」「理工学基礎実験A(物理学実験)」「電子情報通信実験Ⅰ」「電子情報通信実験Ⅱ」「電気電子回路工学」「通信工学」「半導体と集積回路」等、電子情報学科の殆どすべての科目と系統的に連携している。

■授業時間外における予・復習等の指示 特に復習はしっかりと行うこと。 ■成績評価の方法

小テスト(30%)  毎回の講義で行う(割合については変動の可能性がある)

レポート(10%) 割合については変動の可能性がある そ の 他(60%)  15回目の講義に最終試験を実施する(割合

については変動の可能性がある) <成績評価方法の詳細>

(1)小テスト・提出物を併せて40点とする。(2) 最終試験が本講義の正式の筆記試験(60点:教科書・ノー

トの持ち込み不可)となる。(3) 理解度を確認するためのテストを随時実施する。常に勉

強しておくこと。 ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

論理的に順を追った学習を要求するので、出席するのはもちろんのこと、教壇ならびに板書上での説明をしっかり聞き、その都度理解する必要がある。また、受講生は第1回目の講義・演習から最終の講義・演習まで怠けることが許されないことをよく認識すること。私語・一時退席・遅刻・着帽などがあると厳しく指導する。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 担当教官の週間予定/オフィースアワーは、電子情報学科のホームページに記載しています。また、教員の部屋の入り口にも掲示しています。気軽に直接来室してください。

■講義計画 ①電子工学とその発達 ②電子の性質と物理現象 ③結晶とエネルギー帯 ④半導体素子の基礎 ⑤半導体ダイオード概説 ⑥トランジスタの特性 ⑦半導体応用素子 ⑧前半試験(講義内容について筆記試験を行う) ⑨電子放出1 ⑩電子放出2 ⑪電子の運動 ⑫電子管 ⑬気体中の放電と放電管 ⑭量子電子工学 ⑮最終試験(講義内容について筆記試験を行う)と総復習

【開講】前期 火5【担当】 山本 伸一

学科固有

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電子情報実験Ⅰ (2014年度以降入学生) 電子情報通信実験Ⅰ (2013年度以前入学生)

■講義概要 本実験では、電子情報学科の電子・情報・通信の分野で必要となる基礎的な内容、および専門へとつながる内容について、実験・実習を行う。 共通テーマとしては、次の3テーマを行う。

「データ通信実験」では、シリアルインターフェースによる通信実験を通じてデータ通信の基礎を修得する。 「アナログ電子回路実験」では基礎電子回路すなわち増幅回路およびLED点灯回路と論理素子による電子回路の基礎を体得する。 「電気回路実験」では基礎電気回路すなわちRC回路、直列共振回路および並列共振回路の特性と働きを体得する。 また、個別テーマとして、少人数で行うテーマが複数用意されており、この中から選択して実験・実習を行う。

■到達目標 自ら頭を働かせ手足を動かして実験・実習することにより、講義で学んだ電子・情報・通信の基礎学力を身につけることを目標とする。 ■講義方法

少人数の班に分け、班単位で各テーマの実験を行う。個別テーマについては、テーマと班分けの調整を行う。テキストの指示に従って実験を行い、その内容をレポートにまとめて提出する。 ■系統的履修

1、2年次配当の必修科目 ■授業時間外における予・復習等の指示

テキストを事前に読み、実験の手順を理解した上で参加すること。実験後はデータを整理し、考察を加えてレポートにまとめ提出すること。 ■成績評価の方法

その他(100%) 全回出席、全レポート提出を成績評価の最低条件とする。実験に取り組む姿勢とレポートの内容を総合して評価する。 ■テキスト

龍谷大学理工学部電子情報学科編 『電子情報実験 テキスト』 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

レポートを1つでも未提出の場合は単位を取得できない。欠席・遅刻は原則として認められないが、已むを得ず欠席・遅刻の場合は、必ず連絡すること。個別テーマについては、テーマごとに実験・実習場所と方法、レポート提出方法などが異なるので、各指導教員の指示に従うこと。なお、個別テーマについては変更されることがあるのでガイダンスの際に確認すること。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

電子情報学科の教員の週間予定については、学科のWebサイトで参照することができる。スケジュールを確認して、1号館4階の研究室を訪問すること。

■講義計画 ①共通テーマ1:電気回路実験1(RC回路) ②共通テーマ1:電気回路実験2(直列共振回路) ③共通テーマ2:アナログ電子回路実験1(電子回路の基礎) ④共通テーマ2:アナログ電子回路実験2(トランジスタによ

る増幅回路) ⑤共通テーマ3:データ通信実験1(伝送信号の観測) ⑥共通テーマ3:データ通信実験2(通信条件の変更実験) ⑦~⑨ 個別テーマ(下記より1テーマ):高周波フィルタ実験

/電子材料・電気特性実験/多次元ディジタル信号処理/MATLABによるデータ解析/薄膜トランジスタの特性測定/ Javaグラフィックス/小型平面アンテナ実験/ディスプレイ・照明用デバイスの作製/ RoboCup~実世界でのロボット制御/ビジュアル開発環境による計測プログラミング

⑩レポート指導1 ⑪~⑬ 個別テーマ(下記より1テーマ):高周波フィルタ実験

/電子材料・電気特性実験/多次元ディジタル信号処理/MATLABによるデータ解析/薄膜トランジスタの特性測定/ Javaグラフィックス/小型平面アンテナ実験/ディスプレイ・照明用デバイスの作製/ RoboCup~実世界でのロボット制御/ビジュアル開発環境による計測プログラミング

⑭レポート指導2 ⑮再実験

【開講】前期 火3・火4【担当】 小野 景子 他 11名

学科固有

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電子情報実験Ⅱ (2014年度以降入学生) 電子情報通信実験Ⅱ (2013年度以前入学生)

■講義概要 本実験では、電子情報学科の電子・情報・通信のどの分野に進んでも必要となる基礎的な内容に関する実験を行う。 「ディジタル電子・情報回路実験」では、ディジタル電子回路の基礎と論理回路のしくみと働きを修得し、また計算機を構成するいくつかの基本的論理回路の働きを学習し、実際に製作する。 「伝送線路実験」では、同軸ケーブルと平行フィーダ線中のパルス波と正弦波の伝搬観測を行い、この現象を決める波動の伝搬速度と特性インピーダンスについて理解する。 「電子材料実験」では、真空蒸着装置を用いたショットキー・ダイオードの作製とその特性測定により、実際の半導体素子の働きを体感し理解する。 「組み込みマイコン」では、8ビットマイコンを用いてプログラムを行い、マイコンによる各種センサの制御を理解する。 ■到達目標

自ら頭を働かせ手足を動かして実験・実習できるようになる。実際に実験・実習した内容に親しみを持つことで、講義の内容を身近に感じることを目標とする. ■講義方法

少人数の班に分け、班単位で各テーマの実験を行う。テキストの指示に従って実験を行い、その内容をレポートにまとめて提出する。 ■系統的履修

1、2年次配当の必修科目、電子情報実験1 ■授業時間外における予・復習等の指示

テキストを事前に読み、実験の手順を理解した上で参加すること。実験後はデータを整理し、考察を加えてレポートにまとめ提出すること。 ■成績評価の方法

その他(100%) 全回出席、全レポート提出を成績評価の最低条件とする。実験に取り組む姿勢とレポートの内容を総合して評価する。 ■テキスト

龍谷大学理工学部電子情報学科編 『電子情報実験 テキスト』

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 レポートを1つでも未提出の場合は単位を取得できない。欠席・遅刻は原則として認められないが、已むを得ず欠席・遅刻の場合は、必ず連絡すること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科の教員の週間予定については、学科のWebサイトで参照することができる。スケジュールを確認して、1号館4階の研究室を訪問すること。

■講義計画 ①ディジタル電子・情報回路実験1(ダイオード・トランジスタ回路) ②ディジタル電子・情報回路実験2(NORゲート内部回路) ③ディジタル電子・情報回路実験3(LED点灯回路・論理ゲート回路) ④ディジタル電子・情報回路実験4(カウンタ・7セグメントデコーダ

回路) ⑤ディジタル電子・情報回路実験5(マルチバイブレータ・フリップ

フロップ回路) ⑥ディジタル電子・情報回路実験6(2ビットエンコーダ・半加算器回路) ⑦伝送線路実験1(パルス波伝搬観測) ⑧伝送線路実験2(伝送路トランス製作とインピーダンス整合) ⑨伝送線路実験3(レポート指導) ⑩電子材料実験1(真空蒸着実験) ⑪電子材料実験2(試料測定実験) ⑫電子材料実験3(レポート指導) ⑬組み込みマイコン実験1(マイコンの利用) ⑭組み込みマイコン実験2(センサの制御) ⑮再実験

【開講】後期 火3・火4【担当】 小野 景子 、植村 渉 、番 貴彦

学科固有

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電子情報通信序論・演習

■講義概要 理工系で学ぶためには、微積分を直観的に使いこなす能力が求められる。同時に、学習内容に興味を持つことも大切であり、この授業では、「この式は何を意味しているか」、「なぜこうするのか」、「どんなときに役に立つのか」という点を強調して講義を行う。また、この授業では英語の教科書を用いるが、それは、高校で一度学んだことを再度学ぶときのマンネリ感をなくすこと、科学技術英語は難しくないことを知って英語アレルギーをなくすことが目的である。

■到達目標 微積分の計算ができることだけでなく、それが意味することや現実の物理現象との関係について理解を深めることを目標とする。 ■講義方法

教科書に沿って講義を行った後、対応する章を読んで練習問題を解くことを宿題とする。翌週の演習時間は少人数クラスで、教科書の輪読と練習問題の答合せを行う。そして、次の授業で、練習問題について小テストを行う。

■系統的履修 演習時間にはTAが個人指導するので、積極的に質問して学習内容を十分に理解すること。 ■授業時間外における予・復習等の指示

宿題が多いので、時間外に勉強する時間を十分に確保しておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%)  宿題への取り組み、輪読や演習での積極的発言を評価する。

小テスト(20%)  毎週の講義で小テストを行い、Exerciseにある問題を英語で出題する。

定期試験(60%)  教科書のExcerciseにある問題を中心に英語で出題する。

■テキスト P. Abbott and H. Neil, CALCULUS: A complete introduction, Teach Yourself, Hodder & Stoughton 1回目の授業から教科書を使うので、必ず購入しておくこと。また、授業中に電子辞書・関数電卓も使用するので、購入の上使いこなせるようにして携行すること。スマートフォンでの代用は推奨しない。 ■参考文献

和達三樹 『微分積分』 岩波書店 ■履修上の注意・担当者からの一言

本学科で数式を用いる科目では微分積分を使いこなす事が必須である。微積分は高校でも学ぶが、現実には大学の授業を理解できるレベルに達していない学生も多いので、しっかり勉強しなおしてほしい。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 教員のウェブサイトなどを参照の事。

■講義計画 ①授業の進め方、注意事項 輪読の練習 ②Variations in functions; Limits 輪読、演習 ③Gradient; Rate of changes 輪読、演習 ④Diff erentiation 輪読、演習 ⑤Some rules for diff erentiation 輪読、演習 ⑥Maxima, minima, and points of infl exion 輪読、演習 ⑦Diff erentiating the trigonometric functions 輪読、演習 ⑧Exponential and logarithmic functions 輪読、演習 ⑨Integration; standard integrals 輪読、演習 ⑩Methods of integration 輪読、演習 ⑪Methods of integration 輪読、演習 ⑫Integration of algebraic fractions 輪読、演習 ⑬Area and defi nite integrals 輪読、演習 ⑭Taylor's and Maclaurin's series 輪読、演習 ⑮補足講義、復習

【開講】前期 金1【担当】 松田 時宜

学科固有

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電子物性・材料

■サブタイトル 薄膜材料・製造技術 ■講義概要

電子デバイスの研究は、近年目覚しい発展が見られる。これらの研究の基礎となるのが電子物性・材料である。本講義ではまず物性の基本である原子の並び方、すなわち結晶について詳しく講義する。次に半導体材料、光・電子材料など実際に製品化されている材料について講義する。さらに電子デバイスを実際に作製するためには電子材料の薄膜化が必要となるが、その薄膜製造技術について詳しく講義する。電子物性・材料は他のハード系応用科目の基礎となる科目であり、この科目を履修することにより、他の応用科目の理解が深まることが期待できる。 ■到達目標

授業計画に示す各項目について十分理解し、将来行う研究の基礎固めを行うことを目標とする。

■講義方法 最新のトピックスなど交え、教科書、配布資料をもちいて講義する。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義で興味をところをさらに調べ、もしわからないことがあれば質問に来てください。 ■成績評価の方法

平 常 点(5%) 小テスト(15%) 定期試験(80%)

■テキスト 澤岡昭 『電子・光材料』 森北出版株式会社 2,200円

■参考文献 斉藤喜彦 『化学結晶学入門 X線結晶解析の基礎』 共立出版 2,205円 黒沢達美 『物性論』 裳華房 2,940円

■講義計画 ①結晶体と非結晶体 ②結晶の種類 ③結晶とX線 ④格子定数と面間隔の関係 ⑤化学結合と物性Ⅰ(金属結合、イオン結合) ⑥化学結合と物性Ⅱ(その他の結合) ⑦磁性材料 ⑧誘電材料 ⑨半導体材料Ⅰ(バンド構造) ⑩半導体材料Ⅱ(電気物性の温度変化) ⑪光材料 ⑫電子材料 ⑬導電・抵抗材料 ⑭超伝導材料 ⑮薄膜作製に必要な真空装置,太陽電池材料

【開講】前期 火1【担当】 海川 龍治

伝送線路と電磁波工学

■講義概要 伝送線路と電磁波工学は情報の無線伝送、有線伝送、計測、電磁エネルギー利用など電磁波を利用するための諸技術を学ぶために欠かすことの出来ない科目である。本講義では最初,電磁波の基本性質とその応用を述べ、電磁波工学の基礎物理を概説する。次に、分布定数回路、伝送線路の理論、反射波と定在波、反射係数とスミス・チャートの取り扱いについて解説する。そして、マクスウェル方程式を用いて電磁波の基本事項や電磁波の持つ様々特性を解説する。さらに、実際のアンテナを用いて電磁波の発生メカニズム、アンテナの基本となる電気的性能について講述する。 ■到達目標

1. 電信方程式を解いて定在波・整合の概念を理解し、分布定数回路を解析することができる。

2. マックスウエル方程式を理解し、電磁波の反射・透過を論じることができる。

3. 自由空間および導波管において電磁波の伝搬特性を解析することができる。

4. アンテナの諸特性を理解し、電磁波の基本放射を解析することができる。

■講義方法 教科書を中心に進め、別の配布資料で補足する。適宜、演習を行う ■系統的履修

電気回路、電磁気学で学んだ物理概念を用いた説明を数多く行うため、これらの科目の内容を十分に理解している必要がある。 ■授業時間外における予・復習等の指示

必ず予復習の時間を確保すること。しっかりと時間を取って、授業中に指示した課題を完成する。

■成績評価の方法 小テスト(20%) 定期試験(80%)

■テキスト 安達三郎、佐藤太一 『電波工学』 森北出版 2,520円

■参考文献 稲垣直樹 『電気・電子学生のための電磁波工学』 丸善 2,500円 松田豊稔 『電波工学』 コロナ社 2,940円 小塚洋司、村野公俊 『基礎 電磁波工学』 数理工学社 1,900円

■講義計画 ①電磁波とその応用分野 ②分布定数回路の構造と基本式 ③特性インピーダンス ④反射係数と定在波比 ⑤伝送線路の整合とスミスチャート ⑥マクスウェル方程式 ⑦境界条件 ⑧反射と透過 ⑨波動方程式と平面波 ⑩偏波と電磁界のエネルギー ⑪方形導波管中の電波伝搬 ⑫電磁波放射の基本式 ⑬アンテナの基本特性 ⑭様々なアンテナ ⑮電波伝搬

【開講】後期 金2【担当】 張 陽軍

学科固有

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特別研究(2014年度以降入学生) 特別研究Ⅰ(2013年度以前入学生)

■講義概要 各研究室に配属され、2年次までに修得した学習内容をもとに基礎的な研究テーマについて研究を進め、「特別研究Ⅱ」へとつなげていく。これによって、これまでに履修した科目の応用能力を高めるともに、3年次での講義に対しても理解が深められるようにし、また、強い目的意識を持って自主的に勉学する能力を養成することを目的とする。指導教員と学生とマンツーマンの密接な関係により教育効果が高められる。担当教員のもとでなされた研究は、年度末に報告書としてまとめ、研究成果を発表しなければならない。各教員の主な研究テーマは下記の通りである:<電子工学>海川研究室/電子材料・電子デバイス・薄膜太陽電池の研究木村(睦)研究室/薄膜トランジスタ・半導体シミュレータ・電子ディスプレイの研究開発山本研究室/金属酸化物材料・有機薄膜材料・発光デバイス・プラズマディスプレイに関する研究番研究室/ナノテクノロジーを用いた次世代記憶デバイス及び発光素子に関する研究<通信工学>石崎研究室/マイクロ波通信デバイスの研究植村研究室/無線通信と可視光通信に関する研究,およびロボットに関する研究張研究室/電磁波計測・通信デバイスの研究<情報工学>小堀研究室/生体・知能システムのモデル化とその応用に関する研究木村(昌)研究室/機械学習とデータマイニングの研究川上研究室/人工視覚システムの工学的デザイン中川研究室/太陽コロナの物理現象、応用情報理論小野研究室/進化計算最適化手法とその応用に関する研究

■到達目標 基礎的および応用的な研究テーマについて研究を進めることを通じて、電子情報学における専門的な知識を身につけることができるとともに、関連する分野において自ら問題を解決する能力を身につけることができる。研究成果を特別研究Ⅰ報告書としてまとめ、発表会においてプレゼンテーションを行う。 ■講義方法

科学技術英語およびセミナーと連動して研究を進めていくが、具体的な方法は担当教員ごとに異なる。研究内容や研究の進め方については、研究室配属のプロセスにおいて説明があるので、確認しておくこと。なお、ガイダンスや中間発表会など、学科全体としての行事も随時行われるので、それらにも参加すること。

■授業時間外における予・復習等の指示 研究に必要な学術論文を理解することを課す。

■成績評価の方法 その他(100%) 受講生の研究テーマに対する毎回の取り組み、研究結果に対する考察の深さ、報告書・プレゼンテーションの内容などにより、総合的に評価する。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 研究室配属のプロセスは、2年次後期より始まる。研究紹介が行われる特別講義Ⅰ(2年次後期必修科目)に出席するとともに、掲示などによる連絡に注意しておくこと。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科の教員の習慣予定については、学科のWEBサイトで参照することができる。ただし、研究室に配属されて教員とはきわめて近く、日常的に連絡をとっていただきたい。

■講義計画 各指導教員により異なる。

【開講】通年 集中【担当】 全教員

特別研究Ⅱ

■講義概要 「特別研究Ⅰ」で取り組んだ研究テーマを掘り下げて、さらに研究を進めていく。これによって、3年次までに履修した科目の応用能力を高め、新しいテーマに対して自主的に勉学し、研究結果をまとめる能力を養成することを目的とする。指導教員と学生とマンツーマンの密接な関係により教育効果が高められる。担当教員のもとでなされた研究は、年度末に報告書としてまとめ、研究成果を発表しなければならない。各教員の研究テーマは下記の通りである:<電子工学>海川研究室/電子材料・電子デバイス・薄膜太陽電池の研究木村(睦)研究室/薄膜トランジスタ・半導体シミュレータ・電子ディスプレイの研究開発山本研究室/グリーンナノテクノロジー・グリーンデバイス・分子ナノエレクトロニクス・発光デバイスに関する研究<電子通信工学>石崎研究室/マイクロ波通信デバイスの研究植村研究室/無線通信と可視光通信に関する研究,およびロボットに関する研究張研究室/電磁波計測・通信デバイスの研究<情報通信工学>小堀研究室/生体・知能システムのモデル化とその応用に関する研究木村(昌)研究室/機械学習とデータマイニングの研究川上研究室/人工視覚システムの工学的デザイン中川研究室/太陽コロナの物理現象、応用情報理論小野研究室/進化計算最適化手法とその応用に関する研究 ■到達目標

基礎的および応用的な研究テーマについて研究を進めることを通じて、電子情報学におけるより専門的な知識を身につけることができるとともに、関連する分野において自ら問題を解決する能力をより身につけることが

できる。研究成果を特別研究Ⅱ報告書(卒業論文)としてまとめ、発表会においてプレゼンテーション(口頭発表およびポスター発表)を行う。 ■講義方法

各研究室でのゼミや実験などと連動して研究を進めていくが、具体的な方法は担当教員ごとに異なる。研究内容や研究の進め方については、研究室配属のプロセスにおいて説明があるので、確認しておくこと。

■授業時間外における予・復習等の指示 研究に必要な学術論文を理解することを課す。他研究グループの研究動向をよく勉強し、自分の研究データと比較すること。

■成績評価の方法 その他(100%) 受講生の研究テーマに対する毎回の取り組み、研究結果に対する考察の深さ、報告書・プレゼンテーションの内容などにより、総合的に評価する。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 「特別研究Ⅱ」は、原則として3年次の「特別研究Ⅰ」と同じ研究室で行う。研究室配属のプロセスは、2年次後期より始まる。研究紹介が行われる特別講義Ⅰ(2年次後期必修科目)に出席するとともに、掲示などによる連絡に注意しておくこと。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科の教員の習慣予定については、学科のWEBサイトで参照することができる。ただし、研究室に配属されて教員とはきわめて近く、日常的に連絡をとっていただきたい。 ■講義計画

各指導教員により異なる。

【開講】通年 集中【担当】 全教員

学科固有

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特別講義 (2014年度以降入学生) 特別講義Ⅰ (2013年度以前入学生)

■サブタイトル 学科教員の研究紹介と外部講師による講義 ■講義概要

電子情報学に関連する専門分野の技術動向や、企業で行われている様々な活動、就職などにも関わる社会の情勢など、幅広く世の中を知る機会を与えるために研究紹介や講義を行う。3年次(2006年度以前入学生は4年次)に履修する特別研究Ⅰ

(2006年度以前入学生は特別研究)・セミナー・科学技術英語は研究室ごとに少人数で実施するので、希望の研究テーマや研究室を選ぶ際に、各指導教員の行っている研究内容を知っておくことは重要であり、また将来の就職活動を考えると、外部の企業・研究所などでどのような活動が行われているのか、学生に何を期待しているのかを知ることも重要である。このような目的で、この授業では電子情報学科の教員による研究紹介を行うほか、社会や学術分野で権威ある人、注目の分野で活躍している人、教育効果の大きい話題を提供できる人などを企業・研究機関・他大学などから招いて講義を行っていただく。また、研究室配属に関する重要な説明もこの授業時間を利用して行うので、毎回休むことなく出席することが必要である。

■到達目標 学内外の教員・研究者などの講義を通じて、最新の研究動向や社会情勢を知り、今後の勉学や研究の方向性を定めることができるようになることを目標とする。

■講義方法 前もって配布する予定表に従って、学内教員による研究紹介と学外講師による講義を行う。詳しくは、初回の授業においてガイダンスを行う予定である。

■系統的履修 特になし。

■授業時間外における予・復習等の指示 企業・研究機関・他大学の研究にも興味を持って勉強してください。

■成績評価の方法 レポート(100%) 講義内容に対してレポートを毎回提出することを義務づけている。レポートをもとに成績をつける。

■テキスト 特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 遅刻・欠席は禁物であり、特に学外からの講師に対しては礼儀正しく応対すること。無断で遅刻・欠席した学生には、研究室配属に制約を設けることがあるので注意すること。また、授業時間は3講時と4講時にわたっており、外部講師の都合で授業予定が変更になる場合もあるので、配布物や掲示をよく確認しておくこと。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーについては電子情報学科のWEBサイトに掲載してある。

■講義計画 第1回の授業において通知する。

【開講】後期 水3・水4【担当】 木村 睦 他 12名

特別講義Ⅱ

■講義概要 電子・情報・通信に関連する各専門分野の技術動向および研究動向についての講義を行うとともに、それらに関わる和文または英文の文献の輪読・演習を行う。このような講義および演習を通して、各分野の最新の動向を学ぶだけでなく、企業で行われている様々な活動、就職などにも関わる社会の情勢など、幅広く世の中を知る機会を与えられるようにする。内容的には、3年次に履修した科学技術英語、セミナー、特別研究Ⅰ、学外実習を総合・発展させたものと位置づけられ、ここでの学習の成果は特別研究Ⅱへとつなげられることを目指す。授業は1名またはまたは数名の教員のもと、小集団での講義・演習という形式で進める。 ■到達目標

講義と文献輪読演習を通じて、最新の研究動向や社会情勢を知り、今後の勉学や研究の方向性を定めることができるようになることを目標とする。

■講義方法 1名または数名の担当教員のもと、小集団での講義・演習を行う。したがって、実際の講義計画(授業内容とスケジュール)は各担当教員によって異なる。

■授業時間外における予・復習等の指示 他研究グループの技術動向や研究動向をよく勉強すること。 ■成績評価の方法

その他(100%) 講義に対するレポート、輪読演習における取り組みの状況などを総合して評価する。 ■テキスト

特になし

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 この科目は選択科目ではあるが、特別研究Ⅱを履修する場合は必ず選択するようにしてほしい。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科の教員の週間予定については、学科のWebサイトで参照することができる。スケジュールを確認して、研究室を訪問すること。

■講義計画 ①ガイダンス ②最新の技術動向、研究動向のついての講義 ③最新の技術動向、研究動向のついての講義 ④最新の技術動向、研究動向のついての講義 ⑤最新の技術動向、研究動向のついての講義 ⑥主として和文文献による輪読・演習 ⑦主として和文文献による輪読・演習 ⑧主として和文文献による輪読・演習 ⑨主として和文文献による輪読・演習 ⑩主として英文文献による輪読・演習 ⑪主として英文文献による輪読・演習 ⑫主として英文文献による輪読・演習 ⑬主として英文文献による輪読・演習 ⑭主として英文文献による輪読・演習 ⑮まとめの講義およびQ&A

【開講】前期 水3【担当】 木村 睦 他 10名

学科固有

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認知科学と人工知能

■サブタイトル 人間と人工システムの比較 ■講義概要

人工知能には、人間の知能を機械で実現しようとする工学的な立場と人間の知能のメカニズムを解明しようとする科学的な立場がある。前者が狭義の人工知能であり、後者は認知科学と呼ばれる。これらの範囲は基礎から応用まで多岐にわたるが、講義では特に重要な事項に限定する。まず、認知過程の基礎とそのモデル化について解説し、人間の記憶や学習、ニューラルネットワーク、知識表現、問題解決、探索、推論などについて述べるとともに、脳神経系や心のモデルなどについて触れ、最後にエキスパートシステムやロボットなどの応用分野にも言及する。 ■到達目標

認知科学や人工知能についての基礎的な知識が得られるだけでなく、人間と計算機を比較しながら、それらの特徴について理解が深められる。 ■講義方法

原則としてパソコンによる提示と板書にそって講義を進める。 ■系統的履修

なし ■授業時間外における予・復習等の指示

講義ノートは本授業のサイトで公開しているので、PDFを各自ダウンロードして予習・復習に活用すること。なお、講義ノートはプリントアウトして授業に持参すること。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 定期試験(100点満点)の成績により評価する。 ■テキスト

使用しない。

■参考文献 安西 祐一郎 『心と脳――認知科学入門(岩波新書)』 岩波書店 860円 その他の参考書などについては、授業の中で随時紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 単に授業に出てノートを取るだけでなく、自分でよく考えながら講義を聴くようにしてほしい。なお、Webページ(http://milan.elec.ryukoku.ac.jp/ ~ kobori/resume.html)で、講義ノートや関連情報を公開しているので、そちらも参考にしてほしい。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科の教員の週間予定については、学科のWebサイトで参照することができます。スケジュールを確認して、1号館4階の研究室を訪問してください。

■講義計画 ①認知科学と人工知能について ②知覚と運動 ③記憶と学習 ④ニューラルネットワーク ⑤知識表現 ⑥問題解決と探索 ⑦推論 ⑧演習問題解説1 ⑨脳と神経系 ⑩心のモデル ⑪エキスパートシステム ⑫ロボット ⑬インタフェース ⑭演習問題解説2 ⑮質疑応答

【開講】後期 火4【担当】 小堀 聡

ネットワーク通信システム

■講義概要 現在のネットワーク時代を支えている「マルチメディア・ネットワーク通信システム」について、音声通信、画像通信、データ通信などの観点から教育する。特に、伝送すべきそれぞれの信号形態の特徴を利用した「符号化・復号化方式」や、多重化方式を系統的に講義する。授業の後半では、衛星通信システムや移動通信におけるネットワーク形成方法について、実例をもとに検証する。また、今後はもっとも重要となるであろう「通信におけるセキュリティ」についてネットワークシステムとしての取り組みを紹介し、今後のネットワーク通信システムのあり方を習得出来るようにしたい。 ■到達目標

電子通信、あるいは情報通信のスペシャリストとして、ネットワークにおける信号の伝送・処理方式について修得出来る。これは情報通信技術者として必要となる専門知識を確実に習得するように教育する。 ■講義方法

教科書と以下の授業計画に従い、各種の信号伝送・処理について順次教育する。授業においては、常に予習と復習を行い、途中で理解を助けるため小テストを行う場合がある。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義中に適宜指示する. ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 小テスト(20%) 定期試験(60%)

■テキスト 特になし

■参考文献 村上伸一 『マルチメディア通信工学』 東京電機大学出版局 2,760円

■講義計画 ①マルチメディア通信とは ②マルチメディアネットワーク(伝送速度と帯域圧縮) ③マルチメディアネットワーク(サーバクライアントシステム) ④回線交換とパケット交換 ⑤情報源符号化と伝送路符号化 ⑥画像の符号化(RGB画像符号化) ⑦画像の符号化(YCrCb画像符号化) ⑧小テスト ⑨画像情報の帯域圧縮(予測符号化法) ⑩画像情報の帯域圧縮(変換符号化法) ⑪データ通信とインターネット ⑫パケット交換網 ⑬モバイル通信の基礎 ⑭モバイル通信システムの基礎 ⑮モバイル通信システムの設計

【開講】後期 木4【担当】 杉山 久佳

学科固有

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半導体デバイス工学 (2014年度以降入学生) 半導体と集積回路 (2013年度以前入学生)

■サブタイトル 半導体デバイスの物理と動作原理 ■講義概要

半導体デバイスとは、ダイオードやトランジスタに代表される、半導体材料を用いた電子部品のことである。現在および将来のIT社会を支えるハードウェア技術の基礎として、非常に興味深くまた重要なものである。本科目では、半導体材料の種類・物理・物性から、半導体デバイスの動作原理・特性・特長・製造方法まで、広く学習する。エレクトロニクスについての研究に携わる、また、その関連の企業に就くかたにとっては、不可欠な内容となるであろう。ソフトウェアやプログラミングを勉強するかたにとっても、それらを実行するためのハードウェア技術を理解しておくことは、やはり有意義な内容となるであろう。 ■到達目標

半導体デバイスについて、知識が身につき、理解を深めることができる。

■講義方法 テキストとその付録の解説を中心とし、付加的なトピックスを話したり、必要に応じて参考文献などからの資料を用いたりしながら、授業をすすめる。授業開始時にほぼ毎回とも予習をしてきたかをチェックする小テストを行う。なお、授業はしばしば延長するので、正規の講時の以降の時間にも他用を入れないこと。

■系統的履修 力学・物理実験・電気回路基礎・電気電子回路・電気電子回路演習・電子情報通信実験I・電子情報通信実験II・現代物理・電子物性材料・回路設計演習を、この科目を学習するまえに理解しておく、または、この科目を学習するのと同時に勉強することが望ましい。また、この科目の内容は、エレクトロニクスについての特別研究の理解に役立つ。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業開始時にほぼ毎回とも予習をしてきたかをチェックする小テストを行うので、必ず予習をして、教科書の内容を理解してくること。 ■成績評価の方法

小テスト(50%) そ の 他(50%) 期末試験 授業開始時の小テストと、講義の最終回の期末試験の試験結果から、理解到達度を判断し、成績を100点満点で評価する。ただし、小テストと定期試験のどちらか一方ではなく、両方ともで、きちんと勉強していただきたい。両方とも優秀な成績にてはじめて本科目は合格とする。より具体的には、小テストの点数を100点満点でx点、定期試験の点数をy点としたとき、以下の式にて最終的な点数を決定する。

(x / 100)*(y / 100)*100 ■テキスト

大村泰久ほか 『半導体デバイス工学』 オーム社 2,730円 薄膜材料デバイス研究会 『薄膜トランジスタ』 コロナ社 3,000円 「薄膜トランジスタ」は、テキストとWebサイトからダウンロードできるその付録を用いる。付録はあらかじめプリントアウトしておくとよい。 ■参考文献

松尾直人 『半導体デバイス -動作原理に基づいて-』 コロナ社 2,700円 ■履修上の注意・担当者からの一言

自ら知識を吸収し、また、知識を吸収することの楽しさを感じてほしい。なお、授業に出席したからには、真摯な態度で受講し、周囲に迷惑がかからないようにすること。本科目をまじめに学習した学生は、電子デバイスの技術者として社会に出ても通用するレベルに達することができる。しかしながらそのため、本科目は電子情報学科で最も難しい科目のひとつであり、龍谷大学の全体でも極めて難しい科目の

ひとつである。ゆえに、卒業するためやそのほかの理由で単に単位がほしい学生にとっては、向いていない科目である。なお、2014年度の合格者は12名であった。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

オフィスアワーについては電子情報学科のWEBサイトに掲載してある。大学に不在のときもあるので、あらかじめ連絡をしてから来室されたい。

■講義計画 ①半導体結晶とエネルギー帯構造/半導体のキャリヤと電気

伝導 (ドリフト電流と拡散電流) ②pn接合の電流-電圧特性と接合容量/金属と半導体の接触 ③バイポーラトランジスタの動作原理/金属-絶縁体-半導

体(MIS)構造 ④MOSFETの動作原理/ MOSFETの微細化の歴史と集積回

路 ⑤化合物半導体デバイス(超格子デバイスを含む)/薄膜ト

ランジスタ ⑥半導体の光学特性/受光デバイス ⑦発光デバイス/電力制御半導体素子 ⑧未来につながる半導体素子 ⑨薄膜デバイスの動作原理 ⑩薄膜デバイスの作製技術 ⑪薄膜デバイスの評価技術 ⑫薄膜デバイスの劣化現象と信頼性評価技術 ⑬薄膜デバイスの応用技術/薄膜デバイスの将来技術 ⑭模擬試験 ⑮期末試験

【開講】前期 月4【担当】 木村 睦

学科固有

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微分積分学・演習Ⅰ

■講義概要 理工系で学ぶためには、微積分を直観的に使いこなす能力が求められる。同時に、学習内容に興味を持つことも大切であり、この授業では、「この式は何を意味しているか」、「なぜこうするのか」、「どんなときに役に立つのか」という点を強調して講義を行う。また、この授業では英語の教科書を用いるが、それは、高校で一度学んだことを再度学ぶときのマンネリ感をなくすこと、科学技術英語は難しくないことを知って英語アレルギーをなくすことが目的である。

■到達目標 微積分の計算ができることだけでなく、それが意味することや現実の物理現象との関係について理解を深めることを目標とする。 ■講義方法

教科書に沿って講義を行った後、対応する章を読んで練習問題を解くことを宿題とする。翌週の演習時間は少人数クラスで、教科書の輪読と練習問題の答合せを行う。そして、次の授業で、練習問題について小テストを行う。

■系統的履修 演習時間にはTAが個人指導するので、積極的に質問して学習内容を十分に理解すること。 ■授業時間外における予・復習等の指示

宿題が多いので、時間外に勉強する時間を十分に確保しておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%)  宿題への取り組み、輪読や演習での積極的発言を評価する。

小テスト(20%)  毎週の講義で小テストを行い、Exerciseにある問題を英語で出題する。

定期試験(60%)  教科書のExcerciseにある問題を中心に英語で出題する。

■テキスト P.Abbott and H.Neil, CALCULUS: A complete introduction, Teach Yourself, Hodder & Stoughton 1回目の授業から教科書を使うので、必ず購入しておくこと。また、授業中に電子辞書・関数電卓も使用するので、購入の上使いこなせるようにして携行すること。スマートフォンでの代用は推奨しない。 ■参考文献

和達三樹 『微分積分』 岩波書店 ■履修上の注意・担当者からの一言

本学科で数式を用いる科目では微分積分を使いこなす事が必須である。微積分は高校でも学ぶが、現実には大学の授業を理解できるレベルに達していない学生も多いので、しっかり勉強しなおしてほしい。

■講義計画 ①授業の進め方、注意事項 輪読の練習 ②Variations in functions; Limits 輪読、演習 ③Gradient; Rate of changes 輪読、演習 ④Diff erentiation 輪読、演習 ⑤Some rules for diff erentiation 輪読、演習 ⑥Maxima, minima, and points of infl exion 輪読、演習 ⑦Diff erentiating the trigonometric functions 輪読、演習 ⑧Exponential and logarithmic functions 輪読、演習 ⑨Integration; standard integrals 輪読、演習 ⑩Methods of integration 輪読、演習 ⑪Methods of integration 輪読、演習 ⑫Integration of algebraic fractions 輪読、演習 ⑬Area and defi nite integrals 輪読、演習 ⑭Taylor's and Maclaurin's series 輪読、演習 ⑮補足講義、復習

【開講】前期 金1・金4【担当】 松田 時宜

微分積分学・演習Ⅱ

■講義概要 大学初年度における微分積分学のより発展的な課題を扱います。微分積分学の有用性は理工学のおよそどの分野にも広く及んでいます。理工学の諸現象の整理、究明、記述のために微分積分を運用できる能力。本講義では、この能力の開発を目指します。

■到達目標 多変数の微分積分、級数と微分方程式の初歩について学びます。これらの基盤となる諸概念はいずれも単純なものです。これら諸概念とその運用を、具体的な例を通して体得します。

■講義方法 講義による講述と、小クラスに分ける演習のふたつの形式で行います。演習のクラス分けは初回の演習時までに掲示で指示する予定です。演習では、試験ではないので、相互の相談や参考書等の参照は自由です。各自、解答を書くためのノートを用意しておいて下さい。

■授業時間外における予・復習等の指示 事前にプリントの課題をある程度解いておき、理解の不十分なところを把握しておくことが望まれます。

■成績評価の方法 その他(100%) 演習のすべての回に出席していることを前提として、成績評価を行います(演習に三回、または三回以上の遅刻欠席の方は、次年度またお会いしましょう)。その上で、期末試験の結果で、若干の評点を追加します。

■テキスト プリントを配布します。 ■参考文献

講義中に指示する予定です。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーは、月曜5講時です。

■講義計画 ①数列とその極限 ②関数の極限 ③導関数 ④テイラー展開 ⑤不定積分、定積分 ⑥広義積分 ⑦多変数関数、極座標、球座標 ⑧偏微分、全微分 ⑨合成関数の微分 ⑩多重積分 ⑪広義多重積分 ⑫正項級数 ⑬絶対収束、条件収束 ⑭冪級数とその微分積分 ⑮簡単な微分方程式

【開講】後期 月2・金3【担当】 中川 晃成

学科固有

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微分積分学Ⅰ

■講義概要 理工系で学ぶためには、微積分を直観的に使いこなす能力が求められる。同時に、学習内容に興味を持つことも大切であり、この授業では、「この式は何を意味しているか」、「なぜこうするのか」、「どんなときに役に立つのか」という点を強調して講義を行う。また、この授業では英語の教科書を用いるが、それは、高校で一度学んだことを再度学ぶときのマンネリ感をなくすこと、科学技術英語は難しくないことを知って英語アレルギーをなくすことが目的である。

■到達目標 微積分の計算ができることだけでなく、それが意味することや現実の物理現象との関係について理解を深めることを目標とする。 ■講義方法

教科書に沿って講義を行った後、対応する章を読んで練習問題を解くことを宿題とする。翌週の演習時間は少人数クラスで、教科書の輪読と練習問題の答合せを行う。そして、次の授業で、練習問題について小テストを行う。

■系統的履修 演習時間にはTAが個人指導するので、積極的に質問して学習内容を十分に理解すること。 ■授業時間外における予・復習等の指示

宿題が多いので、時間外に勉強する時間を十分に確保しておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%)  宿題への取り組み、輪読や演習での積極的発言を評価する。

小テスト(20%)  毎週の講義で小テストを行い、Exerciseにある問題を英語で出題する。

定期試験(60%)  教科書のExcerciseにある問題を中心に英語で出題する。

■テキスト P. Abbott and H. Neil, CALCULUS: A complete introduction, Teach Yourself, Hodder & Stoughton 1回目の授業から教科書を使うので、必ず購入しておくこと。また、授業中に電子辞書・関数電卓も使用するので、購入の上使いこなせるようにして携行すること。スマートフォンでの代用は推奨しない。

■参考文献 和達三樹 『微分積分』 岩波書店 ■履修上の注意・担当者からの一言

本学科で数式を用いる科目では微分積分を使いこなす事が必須である。微積分は高校でも学ぶが、現実には大学の授業を理解できるレベルに達していない学生も多いので、しっかり勉強しなおしてほしい。

■講義計画 ①授業の進め方、注意事項 輪読の練習 ②Variations in functions; Limits 輪読、演習 ③Gradient; Rate of changes 輪読、演習 ④Diff erentiation 輪読、演習 ⑤Some rules for diff erentiation 輪読、演習 ⑥Maxima, minima, and points of infl exion 輪読、演習 ⑦Diff erentiating the trigonometric functions 輪読、演習 ⑧Exponential and logarithmic functions 輪読、演習 ⑨Integration; standard integrals 輪読、演習 ⑩Methods of integration 輪読、演習 ⑪Methods of integration 輪読、演習 ⑫Integration of algebraic fractions 輪読、演習 ⑬Area and defi nite integrals 輪読、演習 ⑭Taylor's and Maclaurin's series 輪読、演習 ⑮補足講義、復習

【開講】前期 金4【担当】 松田 時宜

微分積分学Ⅱ

■講義概要 大学初年度における微分積分学のより発展的な課題を扱います。微分積分学の有用性は理工学のおよそどの分野にも広く及んでいます。理工学の諸現象の整理、究明、記述のために微分積分を運用できる能力。本講義では、この能力の開発を目指します。

■到達目標 多変数の微分積分、級数と微分方程式の初歩について学びます。これらの基盤となる諸概念はいずれも単純なものです。これら諸概念とその運用を、具体的な例を通して体得します。

■講義方法 すべての概念の説明は、実際の具体的問題から始めるようにします。こうした具体的例題を通して、微分積分学の方法論を学びます。本講義の受講は微分積分学における問題解決の思考様式を追体験することが目的です。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義内容に対応した問題を毎回用意します。それに基づいて充分な復習を行い、理解を確実にしておくことが望まれます。 ■成績評価の方法

その他(100%) 二回のレポートを出題します。その総合点で評価します。 ■テキスト

プリントを配布します。 ■参考文献

講義中に指示します。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

オフィスアワーは、月曜5講時です。

■講義計画 ①数列とその極限 ②関数の極限 ③導関数 ④テイラー展開 ⑤不定積分、定積分 ⑥広義積分 ⑦多変数関数、極座標、球座標 ⑧偏微分、全微分 ⑨合成関数の微分 ⑩多重積分 ⑪広義多重積分 ⑫正項級数 ⑬絶対収束、条件収束 ⑭冪級数とその微分積分 ⑮簡単な微分方程式

【開講】後期 月2【担当】 中川 晃成

学科固有

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フーリエ解析・演習 (2014年度以降入学生) フーリエ解析 (2013年度以前入学生)

■講義概要 フーリエ級数、フーリエ変換とその逆変換、ラプラス変換とその逆変換について学ぶ。電気回路の定常解、過渡現象、定係数常微分方程式、偏微分方程式と関連づけてこの数学の実用性を説明する。 ■到達目標

フーリエ解析を理解し、応用できることを目標とする。 ■講義方法

原則として、テキストに沿って講義する。15回の講義でテキスト1冊をやり終える。講義の中で、適宜演習問題を解かせる。 ■系統的履修

電気回路や力学の問題と関連付けて、物理現象を表す微分方程式がどのような方法で解けるのかを直感的に理解していくことが重要である。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業の進む速度が速いので、予習で次回の講義範囲をあらかじめ見ておくこと。また、本を読むだけでは理解ができない。復習で、しっかり演習問題を自分で解くことが重要である。 ■成績評価の方法

レポート(20%) 理解度を測り、評価する。 定期試験(80%) 理解度を測り、評価する。

■テキスト 大石進一 『フーリエ解析』 岩波書店 2,600円 テキストに沿って授業を進めるので、教科書は必ず購入しておくこと。 ■参考文献

河村哲也『フーリエ解析と偏微分方程式』朝倉書店 2,800円

■履修上の注意・担当者からの一言 演習を重視するので緊張感を持って授業に望んでほしい。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

担当教員の週間予定/オフィースアワーは、電子情報学科のホームページに記載しています。

■講義計画 ①周期関数と三角関数 ②周期関数のフーリエ級数展開 ③フーリエ級数の収束性 ④フーリエ級数の基本的性質 ⑤複素フーリエ級数 ⑥線形システムの解析 ⑦非周期関数のフーリエ変換 ⑧パーシバルの等式とエネルギースペクトル ⑨超関数のフーリエ変換 ⑩フーリエ変換演習 ⑪フーリエ変換とベクトル空間 ⑫フーリエ変換を用いた波動方程式の解法 ⑬熱伝導方程式とラプラス方程式 ⑭ラプラス変換とラプラス逆変換 ⑮ラプラス変換による常微分方程式の解法

【開講】後期 火2【担当】 石崎 俊雄

符号理論 (2014年度以降入学生) 情報理論基礎 (2013年度以前入学生)

■講義概要 通信では、ラジオ放送などに用いられている情報通信の基礎といえるアナログ変調方式と、衛星通信や移動通信で利用されている、伝送路の変化に起因するフェージングや伝送路雑音に強いディジタル変調方式がある。この講義では、ディジタル変調に用いる、符号化された信号の取り扱いを修得し、このディジタル化された符号の誤り訂正や検出方法を理論的に学ぶ。その後、各種の通信システムにおいて、どの様にしてこの誤り訂正符号が用いられているかを理解する。これらは、通常「符号理論」と呼ばれる学問領域である。

■到達目標 各種のディジタル通信システムの理解、特に、携帯電話システムやインターネットにおける信号の伝送受を理解出来る。ディジタル・テレビジョンシステムなどの画像伝送についても理解出来る。 ■講義方法

先ず、数学的な素養を向上させる目的で、符号理論を数学的に教える。その後は、以下の授業計画に従って行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 内容が豊富であるゆえ、きっちりと予習と復習が必要である。特に、演習問題は自分で解かないと理解することは困難である。授業時間では演習にあてる時間がほとんどないので、自分で復習することが必須である。 ■成績評価の方法

レポート(20%) 理解度を測り、評価する。 定期試験(80%) 理解度を測り、評価する。

■テキスト 江藤良純・金子敏信 『誤り訂正符号とその応用』 オーム社 3,990円

テキストは絶版になっているようですので、入手できなかった人には、それに代わるコピー資料を配布します。

■参考文献 情報理論とその応用学会 『符号理論とその応用』 培風館 4,725円 ■履修上の注意・担当者からの一言

情報通信の基礎となる「情報理論」および「情報通信工学の基礎」を理解していること。授業は基本的に教科書に沿って進めるので、教科書または配布する資料を熟読するように。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 担当教員の週間予定/オフィースアワーは、電子情報学科のホームページに記載しています。

■講義計画 ①情報量と符号化 ②誤り訂正・検出の基本的な考え方 ③通信路モデルと符号の種類 ④線形符号とパリティ検査 ⑤生成行列とシンドローム ⑥代表的な線形符号 ⑦シフトレジスタで生成される符号 ⑧生成多項式と検査多項式 ⑨巡回ハミング符号・M系列符号 ⑩BCH符号・RS符号 ⑪これまでの演習 ⑫集中する誤りへの対処 ⑬畳み込み符号 ⑭最尤復号法 ⑮衛星・移動通信技術への符号理論の応用

【開講】前期 金2【担当】 石崎 俊雄

学科固有

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プレゼンテーション演習

■サブタイトル 演習で身に付く「自分の考えを分かりやすく伝える方法」 ■講義概要

「人前で堂々と話したい」「自分の考えを自信を持って伝えたい」と、感じている人は多いのではないだろうか。この授業は、「知る」⇒「演習」⇒「身につく」流れを大切にし、「自分の考えを分かりやすく伝える方法」が身につくことを目標とする。ワークやゲームなどの方法でトレーニングを重ね、人前で話すことが苦手な人も楽しみながら体得や、研究発表やレポート作成のスキルアップも目指せる。プレゼンテーションスキルは、就職活動でも社会人としても重要視されている。社会で求められる対話力や傾聴力を学び、信頼関係を構築するコミュニケーション能力を磨く。

【対象】・面接に強くなりたい人・「発言力」「傾聴力」を身につけコミュニケーション能力を

高めたい人・質問に対してすぐに自分の意見を簡潔に伝えるようになり

たい人・説得力のある研究発表やレポートを作りたい人・人前では緊張してしまい、上手く話せない人 ■到達目標

1. 人前で自分の意見を伝えるプレゼンテーションスキルを高めるためのノウハウを身につける

2. 課題発表、レポート作成、就職活動などの場面で、自信を持って自己をアピールできる

3. ワーク、ゲーム、トレーニング、ディスカッションなどの様々な演習を通じて「コミュニケーション力」「対話力」「傾聴力」を体得する

■講義方法 ・毎回、与えられたテーマに応じて、各自が「考え」「聞く」「話

す」を実践する・テーマの内容によって、ペアやグループでの演習を行う・演習ごとに振り返りを行い、自己目標への達成レベルを確

認する ■授業時間外における予・復習等の指示

毎授業後に、復習として授業で学んだ知識や技術をまとめる。また、日常の対人関係でも意識してプレゼンテーションスキルを発揮させるようにする。 ■成績評価の方法

その他(100%) 授業中に各自が作成、発表する「レポート」や「演習」などにより決定する ■テキスト

特になし ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

授業の積み重ねがプレゼンテーションスキル向上のポイントになる。授業中の演習に自ら積極的に取り組むことで、気づきや学びが深まり、体得が目指せる。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

授業終了後に教室で質問を受け付ける。

■講義計画 ①プレゼンテーションスキルの自己成長をイメージし、目標

設定をする。アイスブレイクワークを通じて、視覚・聴覚の効果を認識し、コミュニケーションの重要性を理解する。

②相手に印象づける自己表現の仕方を考える。声、表情、姿勢の効果を理解し、ただ「話す」のではなく「伝える」ことを意識することで、自己表現をする楽しさを体得する。

③コミュニケーションゲームを通じて、自分の考えを分かりやすく相手に伝える方法を考える。同時に、チーム内における自身の強み弱みを発見する。

④自身の人生を振り返り、自己分析を深める。過去の体験に基づく現在の価値観を認識することで、新たな自己発見につなげ、自分を語る素材を見つける。

⑤ブレーンストーミングを通じて、。自己の考えを伝える発言力を高め、他者の意見を聴く傾聴力を身に付ける。さらに、

「なりたい自分像」を明確にし、未来の自分について自信を持って伝える説得力を体得する・

⑥プレゼンテーションスキルのパーソナルチェックを通じて、普段の自分の話し方の強みや改善点を確認する。これまでの授業で体得した点と今後の目標設定を再認識する。

⑦聞き手の印象に残る話し方のノウハウを学ぶ。短時間で分かりやすい伝え方や具体性と熱意が伝わる表現力を体得する。

⑧想定外の質問にも対応できるアドリブで答える対応力を身に付ける。質問に対し、分かりやすく伝える方法や、自身のイメージを言語化し、臨場感が伝わる話し方を実践する。

⑨面接におけるグループディスカッションの評価ポイントを理解する。相手を納得させる話し方のテクニックや共感表現を学ぶ。また、チームワークとは何かを考え、集団における自身の特性を確認する。

⑩コンセンサスを得られる対話力を学ぶ。面接を想定したコミュニケーションゲームを通じて自己の役割を認識し、行動することでコンセンサスを得る手法を学ぶ。「集団」と

「チーム」の違いを知り、期待される成果を出す。 ⑪ディベートの評価ポイントを理解する。与えられたテーマ

でグループ別にディベート(討論)を交わし、相手の意見に反論するときの伝え方を実践することで効果的な説得の仕方を学ぶ。

⑫集団面接を想定し、面接の評価ポイントを理解する。社会人に求められるマナーやコミュニケーションを学び、主体的に行動できるスキルを身につける。

⑬個人面接をシミュレーションし、質疑応答を実践する。掘り下げた質疑応答を繰り返すことで話し手のアドリブ力を高める。さらに、どのような緊張の状況でも自信を持って答える力を身につける。

⑭これまでに学んだプレゼンテーションスキルをおさらいし、発表する。この授業で学んだこと、身に付いたことを整理し、発表する。

⑮これまでに体得したスキルを活かし、「自分」についてプレゼンテーションをする。自身が設定した目標を振り返り、成長と今後のステップアップを考える。

【開講】前期 水1【担当】 野口 昌子

学科固有

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プログラミング法

■サブタイトル C言語によるアルゴリズムとデータ構造の記述方法 ■講義概要

マイクロプロセッサを含む汎用計算機は、それにソフトウェアを実装すれば様々な機能を実現することができるため、あらゆる工業製品に導入されている。その結果、研究・開発・設計・実現・生産・販売・管理など社会の各場面や日常生活で直面する問題・課題を解決するための適切なソフトウェアを効率よく作成する方法、すなわち計算機をプログラムする方法を習得しておくことは重要である。そこで本講義では計算機用プログラミング言語として広く普及しているC言語を導入し、数値・文字を処理するためのソフトウェア設計時に必要となるアルゴリズムとデータ構造の記述方法、およびそれらの実装方法を説明する。 ■到達目標

計算機を応用するための一般的なプログラミング法と、高度なソフトウェアの開発時に必要となる知識を説明できるようになることを目指す。 ■講義方法

教科書・参考書、および計算機実習・演習で実際に使用している計算機システムに関する配付資料の関連した項目に依拠し、プログラミング演習Aと有機的に連携させて講義を行う。その際、必要に応じて数学的な知識を補足説明する。 ■系統的履修

情報通信基礎Ⅰ/Ⅱ、計算機基礎実習Ⅰ/Ⅱ ■授業時間外における予・復習等の指示

テキストにある演習問題を自主的に解いてください。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 配付する選択問題への取り組み姿勢 小テスト(10%) レポート(10%) 定期試験(70%)

■テキスト 岡田稔 『Cによるプログラミング演習』 近代科学社

■参考文献 橋本洋志&小林裕之&冨永和人 『組込みユーザのためのアセンブリ/ C言語読本』 オーム社 杉江日出澄&鈴木淳子 『C言語と数値計算法』 倍風館

■履修上の注意・担当者からの一言 1年後期「計算機基礎実習Ⅱ」で学んだプログラムを初回の講義までに復習してください。プログラミング演習Aと併せて講義で学んだアルゴリズムやデータ構造を自分で図式化することにより、プログラムの動作や構造を具体的に理解してください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーを居室(1-403)前に掲示しています。また連絡箱を居室(1-403)前に設置しています。 ■講義計画

①C言語の概要 ②基本構造 ③演算子 ④制御構造 ⑤制御構造の多重化 ⑥関数の定義・呼び出し ⑦算術関数の作成 ⑧マクロ定義とヘッダファイル ⑨配列 ⑩文字列 ⑪OSとプログラムのインターフェース ⑫実体とポインタ ⑬ポインタの応用 ⑭構造体とデータ構造 ⑮ファイルの利用

【開講】前期 金4【担当】 川上 肇

プログラミング法・演習 (2014年度以降入学生) プログラミング演習A (2013年度以前入学生)

■サブタイトル C言語による簡単な数値計算プログラムの作成方法 ■講義概要

電気・ガス・水道・道路・鉄道・放送・通信などの社会基盤の運用や、日々使用する家電製品を含むあらゆる工業製品の設計・実現・生産などに、計算機システムが使用されている。従って、計算機を自在に使いこなすための知識・技術としてプログラミングが重要である。そこで標準的な計算機OSであるLinuxのプログラミング開発環境下で数値を計算する問題を実例として導入し、その問題解決に必要となるアルゴリズムとデータ構造をC言語でプログラミングする過程を演習する。具体的には、プログラミング環境の学習から始めて、方程式・行列・定積分・統計量などの簡単な数値計算アルゴリズム、その実行制御構造、データ構造としての配列や構造体、ポインタの概念とその使い方、を順次演習する。 ■到達目標

C言語によるプログラミングの標準的な開発環境の下で、制御構造・配列・ポインタなどを活用したプログラムを作成することができるようになることを目指す。 ■講義方法

Linuxが動作する計算機を使用して、配付資料と教科書の関連した項目を月2と金5に分離して講義・演習する。プログラミング方法や数値計算に関する数学的な知識は必要に応じて講義で説明する。 ■系統的履修

1年次の数学、計算機基礎実習Ⅰ/Ⅱ、情報・通信基礎、計算機システム基礎 ■授業時間外における予・復習等の指示

毎回配付する資料を復習してください。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 配付する演習テーマの学習態度 レポート(30%) 配付するプログラミング課題への取り組み姿勢 定期試験(50%) ■テキスト

岡田稔 『Cによるプログラミング演習』 近代科学社 プログラミング課題の具体的な説明資料を毎回配付します。

■参考文献 橋本洋志&小林裕之&冨永和人 『組込みユーザのためのアセンブリ/ C言語読本』 オーム社 杉江日出澄&鈴木淳子 『C言語と数値計算法』 倍風館 M.Loukides & A.Oram 『GNUソフトウェアプログラミング』 オライリー・ジャパン ■履修上の注意・担当者からの一言

1年後期「計算機基礎実習Ⅱ」での実習内容を初回の演習までに復習してください。毎回配付するチェックリストを活用して、演習課題の遂行状況をしっかり自己管理してください。また、この演習で学んだ開発手順やアルゴリズム、およびデータ構造を自分で図式化することにより、動作や構造と使い方を具体的に理解してください。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーを居室(1-403)前に掲示しています。また連絡箱を居室(1-403)前に設置しています。 ■講義計画

①C言語処理系の概要 ②プログラミング環境(1):コンパイル ③プログラミング環境(2):デバッグ ④プログラミング環境(3):表示処理 ⑤プログラミング環境(4):記号処理 ⑥プログラミング環境(5):アーカイブの利用 ⑦OSとプログラムのインターフェース:選択制御構造の応用 ⑧反復制御構造(1):方程式の求解 ⑨反復制御構造(2):極値の探索 ⑩配列(1):連立一次方程式の解法 ⑪配列(2):最小二乗法による関数近似 ⑫配列とポインタ ⑬ポインタの応用 ⑭構造体の利用 ⑮ファイルの利用

【開講】前期 月2・金5【担当】 川上 肇

学科固有

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ベクトル解析・演習(2014年度以降入学生)

■講義概要 電磁気学や熱力学・流体工学などを学ぶ上で不可欠であり、画像処理などで求められる空間的・幾何学的な思考力を養うのにも有用なベクトルとその微分・積分について講義する。ベクトルがどういうときに使われ、なぜそれが便利であるかを初歩から見直した後、勾配・発散・回転という重要な微分概念や、線積分・面積分・体積積分などの積分概念、およびそれらに伴う有益ないくつかの定理について講義する。定義や計算方法の説明だけにとどまらず、それらを身近な現象と結びつけて、数式や定理が意味することを直観的なイメージとして頭に描けるようにする。 ■到達目標

数学は公式を暗記する科目ではなく思考能力を高めるための科目であることを認識し、同時に、抽象的な数式を身のまわりの現象と結びついたイメージとして理解できるようになることを目標とする。 ■講義方法

まず講義を行い、次の時間にその内容を習得するための練習問題をTAの指導を受けながら解く。15週の前半でつまずくと後半の授業についていけなくなるので、半ばで復習の時間を設け、模擬試験を行って理解度を確認する。 ■系統的履修

微分積分学・演習Ⅰ、微分積分学・演習Ⅱ、線形代数学・演習Ⅰ ■授業時間外における予・復習等の指示

毎回宿題を出すので、自分の力で解くようにし、分からない点は演習時間に教員やTAに積極的に質問すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%)  出席状況や宿題・演習に積極的に取り組む姿勢を評価する

定期試験(60%)  学習した内容全般にわたって90分間の記述式試験を行う

■テキスト 戸田盛和 『ベクトル解析』 岩波書店 2,480円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 数学が苦手な人にもわかりやすく興味がもてるような講義を行うので、授業には必ず出席して話を聞いてほしい。演習では疑問点を自分から積極的に質問すること。授業に出ていないと、合格するのは難しい。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 金曜4講時の授業終了後も同じ部屋に残るので、5講時も時間を空けておいて、質問に来てほしい。

■講義計画 ①ベクトル計算の基礎(講義と演習) ②座標変換(講義と演習) ③ベクトルの微分・積分(講義と演習) ④勾配(講義と演習) ⑤発散(講義と演習) ⑥面積ベクトル、面積分(講義と演習) ⑦回転(講義と演習) ⑧前半の復習(ベクトルの微分演算) ⑨模擬試験、解説・復習 ⑩線積分(講義と演習) ⑪接線線積分(講義と演習) ⑫体積積分(講義と演習) ⑬ガウスの定理(講義と演習) ⑭ストークスの定理(講義と演習) ⑮後半の復習(ベクトルの積分演算)

【開講】後期 火1・金4【担当】 齊藤 光徳

ベクトル解析・演習(2013年度以前入学生)

■講義概要 電磁気学や熱力学・流体工学などを学ぶ上で不可欠であり、画像処理などで求められる空間的・幾何学的な思考力を養うのにも有用なベクトルとその微分・積分について講義する。ベクトルがどういうときに使われ、なぜそれが便利であるかを初歩から見直した後、勾配・発散・回転という重要な微分概念や、線積分・面積分・体積積分などの積分概念、およびそれらに伴う有益ないくつかの定理について講義する。定義や計算方法の説明だけにとどまらず、それらを身近な現象と結びつけて、数式や定理が意味することを直観的なイメージとして頭に描けるようにする。 ■到達目標

数学は公式を暗記する科目ではなく思考能力を高めるための科目であることを認識し、同時に、抽象的な数式を身のまわりの現象と結びついたイメージとして理解できるようになることを目標とする。 ■講義方法

まず講義を行い、次の時間にその内容を習得するための練習問題をTAの指導を受けながら解く。15週の前半でつまずくと後半の授業についていけなくなるので、半ばで復習の時間を設け、模擬試験を行って理解度を確認する。 ■系統的履修

微分積分学・演習Ⅰ、微分積分学・演習Ⅱ、線形代数学・演習Ⅰ ■授業時間外における予・復習等の指示

毎回宿題を出すので、自分の力で解くようにし、分からない点は演習時間に教員やTAに積極的に質問すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%)  出席状況や宿題・演習に積極的に取り組む姿勢を評価する

定期試験(60%)  学習した内容全般にわたって90分間の記述式試験を行う

■テキスト 戸田盛和 『ベクトル解析』 岩波書店 2,480円

■参考文献 特になし

■履修上の注意・担当者からの一言 新カリキュラムでは火曜1講時と金曜4講時の週2コマ授業となっているので、できる限り火曜日の授業にも出席してほしい。他の授業の履修で火曜の授業に出席できない場合は、補習を行ったり、宿題を出したりするので、初回の授業で申し出ること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 金曜4講時の授業終了後も同じ部屋に残るので、5講時も時間を空けておいて、質問に来てほしい。

■講義計画 ①ベクトル計算の基礎(講義と演習) ②座標変換(講義と演習) ③ベクトルの微分・積分(講義と演習) ④勾配(講義と演習) ⑤発散(講義と演習) ⑥面積ベクトル、面積分(講義と演習) ⑦回転(講義と演習) ⑧前半の復習(ベクトルの微分演算) ⑨模擬試験、解説・復習 ⑩線積分(講義と演習) ⑪接線線積分(講義と演習) ⑫体積積分(講義と演習) ⑬ガウスの定理(講義と演習) ⑭ストークスの定理(講義と演習) ⑮後半の復習(ベクトルの積分演算)

【開講】後期 金4【担当】 齊藤 光徳

学科固有

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無線通信工学 (2014年度以降入学生) 通信工学 (2013年度以前入学生)

■講義概要 テレビやラジオなどの放送だけでなく、携帯電話やスマートフォンとして広く活用されるようになった無線通信技術について、その原理からアプリケーションまでを学習する。

■到達目標 無線通信に関する技術が理解でき、無線回路や無線システムの設計が出来るようになる。 ■講義方法

電波伝搬、変調技術、多元接続技術などをテキストに沿って学習していく。 ■系統的履修

「通信工学基礎・演習」や「伝送線路と電磁波工学」で学習したことを十分に理解しておくこと。

■授業時間外における予・復習等の指示 無線通信技術に関することを事前に調べて予習をしておくとともに、授業で学習したことの本質が理解できているかを毎回復習して確認しておくこと。

■成績評価の方法 レポート(20%) 理解度を測り、評価する。 定期試験(80%) 理解度を測り、評価する。

■テキスト 中川正雄、大槻知明 『モバイルコミュニケーション』 コロナ社 3,240円 ■参考文献

木村磐根 『通信工学概論』 オーム社 2,700円 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

担当教員の週間予定/オフィースアワーは、電子情報学科のホームページに記載しています。

■講義計画 ①無線通信概要・歴史と応用例 ②マクスウェル方程式と電磁波 ③アンテナの原理 ④フリスの公式、レベルダイア ⑤マルチパスとフェージング、ダイバシティ ⑥アナログ変調と伝送容量 ⑦デジタル変調 ⑧セルラー方式 ⑨多元接続、複信方式、アクセス方式 ⑩CDMAとOFDM ⑪携帯電話の歴史・世代 ⑫フィルタの役割、共用器、増幅器と歪み、雑音指数 ⑬移動通信基地局装置 ⑭移動通信端末装置、スーパーヘテロダイン、ダイレクトコ

ンバージョン ⑮誤り制御、MIMO

【開講】前期 木4【担当】 石崎 俊雄

力学

■サブタイトル 質点の力学 ■講義概要

この科目では、物理学の基礎のひとつで、物体の運動を記述するための学問である、質点の力学について学ぶ。質点とは、全質量が一点に集中していると近似できる物体のことであり、日常目にするほとんどの動いているもの・惑星・ある意味では原子や電子などがこれにあたる。法則を覚えるだけではなく、現実の現象をイメージしながら考えることを重視したいと思っている。既に高校で学んだ範囲とかなり重複しているところもあるが、今後の電子情報学科のほぼ全範囲の基礎となるものなので、確実に学んでおくことが望ましい。 ■到達目標

質点の力学について、知識が身につき、理解が深まり、問題が解けるようになる。また、論理的思考のセンスを磨いていただきたいと思っている。 ■講義方法

テキストの解説・演習を中心とし、付加的なトピックスを話したり、必要に応じて参考文献などからの資料を用いたりしながら、授業をすすめる。授業の最後に小テストを行うこともある。ノートチェックや抜打テストも予定している。 ■系統的履修

高校の力学・線形代数学I・微分積分学I・数学演習Iを、この科目を学習するまえに理解しておく、または、この科目を学習するのと同時に勉強することが望ましい。また、この科目の内容は、電子情報学科のほぼ全科目の理解に役立つ。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業進度に応じた予習・復習は必須である。教科書の内容は、予習のときには疑問点を明らかにしておき、復習のときには完全に理解するようにする。例題や演習問題はすべてやる。 ■成績評価の方法

小テスト(20%) おおよその目安なので、変動の可能性あり。 そ の 他(80%) 期末試験。おおよその目安なので、変動の可能性あり。 講義の最終回に期末試験として筆記試験を行い、その試験結果から理解到達度を判断し、成績を100点満点で評価する。小テストの成績も加味することがある。また、ノートチェックと抜打テストの合格した者のみ、期末試験の被採点資格を得る。

■テキスト 阿部龍蔵、川村清、佐々田博之 『物理学[新訂版] 新物理学ライブラリ1』 サイエンス社 1,838円 ■参考文献

ファインマン、レイトン、サンズ 『ファインマン物理学Ⅰ 力学』 岩波書店 ■履修上の注意・担当者からの一言

自ら考え、また、考えることの楽しさを感じてほしい。なお、授業に出席したからには、真摯な態度で受講し、周囲に迷惑がかからないようにすること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーについては電子情報学科のWEBサイトに掲載してある。大学に不在のときもあるので、あらかじめ連絡をしてから来室されたい。

■講義計画 ①質点の運動(1)/質点の運動の例・距離と速さ ②質点の運動(2)/変位・速度・加速度 ③質点の運動(3)/単振動と円運動 ④力と運動(1)/運動の法則・力のつり合い ⑤力と運動(2)/重力を受ける物体の運動・斜面と摩擦力 ⑥力と運動(3)/単振動・強制振動と共振 ⑦力と運動(4)/ 2体問題・運動量保存の法則 ⑧仕事とエネルギー(1)/ 仕事・一般の径路に沿ってする仕事・

いろいろな力と仕事・保存力と仕事 ⑨仕事とエネルギー(2)/ 保存力のポテンシャル・力学的エネルギー

保存の法則 ⑩仕事とエネルギー(3)/衝突・力学的エネルギーの散逸 ⑪万有引力(1)/万有引力の法則・中心力場 ⑫万有引力(2)/万有引力の場のポテンシャル・ケプラーの法則 ⑬模擬試験 ⑭模擬試験の解答 ⑮期末試験と総復習

【開講】前期 火1【担当】 木村 睦

学科固有

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力学・演習

■サブタイトル 質点の力学と振動と波動 ■講義概要

この科目の前半では、物理学の基礎のひとつで、物体の運動を記述するための学問である、質点の力学について学ぶ。質点とは、全質量が一点に集中していると近似できる物体のことであり、日常目にするほとんどの動いているもの・惑星・ある意味では原子や電子などがこれにあたる。法則を覚えるだけではなく、現実の現象をイメージしながら考えることを重視したいと思っている。既に高校で学んだ範囲とかなり重複しているところもあるが、今後の電子情報学科のほぼ全範囲の基礎となるものなので、確実に学んでおくことが望ましい。この科目の後半では、力学の応用として自然界に見られる振動と波動の物理を学ぶ。振動と波動現象は、機械工学、電気電子工学、材料工学、通信工学などの基礎であり、身近に目にする機械の振動、水の波、音、光や電波などの現象はもちろんのこと、目に見えないミクロな世界でも多く存在し、多種多様である。しかし、その多様性の裏にある法則は極めて共通で単純である。この基本的な法則を学んで、力学知識および数学知識を用いて振動と波動の解析を学習し、個々の現象を正しく理解する。 ■到達目標

この科目の前半では、質点の力学について、知識が身につき、理解が深まり、問題が解けるようになる。また、論理的思考のセンスを磨いていただきたいと思っている。この科目の後半では、振動波動現象について直観的に理解したうえで、振動・波動の対象に対して時間的な変化と空間的な分布を定量的解析できるようになる。

■講義方法 この科目の前半では、テキストの解説・演習を中心とし、付加的なトピックスを話したり、必要に応じて参考文献などからの資料を用いたりしながら、授業をすすめる。授業の最後に小テストを行うこともある。この科目の後半では、演習を重視しながら教科書に沿って進める。適宜、参考資料などを配布する。

■系統的履修 高校の力学・線形代数学I・微分積分学I・数学演習Iを、この科目を学習するまえに理解しておく、または、この科目を学習するのと同時に勉強することが望ましい。また、この科目の内容は、電子情報学科のほぼ全科目の理解に役立つ。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業進度に応じた予習・復習は必須である。教科書の内容は、予習のときには疑問点を明らかにしておき、復習のときには完全に理解するようにする。例題や演習問題はすべてやる。 ■成績評価の方法

小テスト(20%) おおよその目安なので、変動の可能性あり。 定期試験(40%) おおよその目安なので、変動の可能性あり。 そ の 他(40%)  中間試験。おおよその目安なので、変動の

可能性あり。 この科目の前半では、中間試験として筆記試験を行い、その試験結果から理解到達度を判断し、成績を100点満点で評価する。小テストの成績も加味することがある。この科目の後半では、定期試験の成績(80%)と演習の解答

(20%)で成績を100点満点で評価する。前半と後半の点数の平均をとることで、最終的な点数となる。

■テキスト 阿部龍蔵、川村清、佐々田博之 『物理学[新訂版] 新物理学ライブラリ1』 サイエンス社 1,838円 鹿児島 誠一 『振動・波動入門』 サイエンス社 2,200円

■参考文献 ファインマン、レイトン、サンズ 『ファインマン物理学Ⅰ 力学』 岩波書店 近 桂一郎 『振動・波動』 裳華房

■履修上の注意・担当者からの一言 自ら考え、また、考えることの楽しさを感じてほしい。なお、授業に出席したからには、真摯な態度で受講し、周囲に迷惑がかからないようにすること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワーについては電子情報学科のWEBサイトに掲載してある。大学に不在のときもあるので、あらかじめ連絡をしてから来室されたい。

■講義計画 ①質点の運動(1)/質点の運動の例・距離と速さ ②質点の運動(2)/変位・速度・加速度 ③質点の運動(3)/単振動と円運動 ④力と運動(1)/運動の法則・力のつり合い ⑤力と運動(2)/重力を受ける物体の運動・斜面と摩擦力 ⑥力と運動(3)/単振動・強制振動と共振 ⑦力と運動(4)/ 2体問題・運動量保存の法則 ⑧仕事とエネルギー(1)/仕事・一般の径路に沿ってする仕

事・いろいろな力と仕事・保存力と仕事 ⑨仕事とエネルギー(2)/保存力のポテンシャル・力学的エ

ネルギー保存の法則 ⑩仕事とエネルギー(3)/衝突・力学的エネルギーの散逸 ⑪万有引力(1)/万有引力の法則・中心力場 ⑫万有引力(2)/万有引力の場のポテンシャル・ケプラーの

法則 ⑬補足事項 ⑭模擬試験 ⑮模擬試験の解答 ⑯中間試験 ⑰さまざまな単振動 ⑱電気回路でおこる振動、演習1 ⑲振動の重ね合わせ ⑳減衰振動、演習2 1強制振動 2連成振動、演習3 3連続体の振動 4波とその性質、演習4 5波動の基本法則 6波動方程式、演習5 7波動のエネルギー 8波動の透過と反射、演習6 9波の干渉と回折 0偏波、総合演習

【開講】前期 月1・木1【担当】 木村 睦 、張 陽軍

学科固有

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離散数学・演習

■講義概要 情報処理技術の発展とともに、離散的な事柄を取り扱うことが多くなり、応用数学としての離散数学の重要性は非常に高いものとなっている。本講義では離散数学の中から「組合せ理論」および「グラフ理論」を中心に、その基礎概念を解説する。また、演習により講義内容の定着を図る。 ■到達目標

組合せ理論およびグラフ理論の基礎事項を理解し、応用できること。 ■講義方法

板書による講義、演習を行う。 ■授業時間外における予・復習等の指示

テキストにより予習を行い、授業中に出された演習課題を復習すること。

■成績評価の方法 レポート(40%) 定期試験(60%)

■テキスト S・Lipschutz著、成嶋弘訳 『離散数学-コンピュータサイエンスの基礎数学-』 オーム社 2,700円 ■参考文献

J・Matousek著、根上生也ら訳 『離散数学への招待 上・下』 丸善出版 2,700円

■オフィスアワー・教員への連絡方法 電子情報学科の教員の習慣予定については、学科のWEBサイトで参照することができる。

■講義計画 ①離散数学概説および数学的帰納法、集合、関数に関する復習 ②数え上げの基本原理と階乗の記法 ③2項係数 ④順列 ⑤組合せ ⑥順序分割および樹形図 ⑦数え上げに関する演習 ⑧順序集合と束 ⑨順序集合に関する演習 ⑩グラフと次数 ⑪行列とグラフ ⑫ラベル付きグラフ ⑬彩色グラフ ⑭演習および解説 ⑮期末試験および演習

【開講】前期 木3【担当】 小野 景子

理数基礎・演習Ⅰ (2014年度以降入学生) 数学序論 (2013年度以前入学生)

■サブタイトル 高等学校の「物理」「数学」の再確認し、大学への物理学および数学の基礎を学習する講座 ■講義概要

物理学および数学は自然科学の基礎・基本となる重要な学問で、理工学部の学生には必須である。大学で学ぶ科学関連や情報技術関連の科目に対応できるよう、専門分野に関係の深い分野・内容を精選し、短期間で集中して学習する。 講義では、高等学校で学ぶ物理および数学の基本的な考え方を系統立てて説明し、演習を通じて再確認し理解を確かにする。 ■到達目標

事物・現象について基本的な概念や原理・法則を理解し、大学の物理学および数学を理解できる力をつける。 ■講義方法

講義と演習。 ■授業時間外における予・復習等の指示

予習は、高等学校の教科書・参考書を読んでおくこと。復習は、授業終了時に別途指示する。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 小テスト等を含む。 定期試験(50%) 基本的な概念や原理は、全ての分野を学んで理解することより科学的な見方や考え方が構築されるため、欠席しないこと。 ■テキスト

担当講師が作成するプリント ■参考文献

高等学校の物理および数学の教科書および参考書

■履修上の注意・担当者からの一言 講義内容は、理数基礎・演習Ⅱへ繋がる。グループにより奇数回と偶数回が入れ替わることもある。大学で学習する内容は、高等学校の物理・数ⅢCの理解が前提です。少し不安に思う人は積極的な参加を。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業終了後に教室で質問を受け付ける.また、随時電子メールや出席確認システムを活用して質問を受け付ける.

■講義計画 ①物1:概論、物理量の単位、力 ②数1:関数とグラフ ③物2:力と運動、万有引力 ④数2:関数の性質 ⑤物3:仕事とエネルギー ⑥数3:式と曲線 ⑦物4:等速円運動と単振動 ⑧数4:関数の極限 ⑨物5:波と振動 ⑩数5:導関数 ⑪物6:波の性質1(定常波・固有振動) ⑫数6:微分法の公式 ⑬物7:波の性質2(音・光) ⑭数7:合成関数の微分・逆関数の微分など ⑮物8:静電気と電界

【開講】前期 水1【担当】 吉村 輝夫 、堀江 善裕 、松井 一幸 、山﨑 惣治郎

学科固有

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理数基礎・演習Ⅱ (2014年度以降入学生) 物理学序論 (2013年度以前入学生)

■サブタイトル 高等学校の「物理」「数学」の再確認し、大学への物理学および数学の基礎を学習する講座 ■講義概要

物理学および数学は自然科学の基礎・基本となる重要な学問で、理工学部の学生には必須である。大学で学ぶ科学関連や情報技術関連の科目に対応できるよう、専門分野に関係の深い分野・内容を精選し、短期間で集中して学習する。 講義では、高等学校で学ぶ物理および数学の基本的な考え方を系統立てて説明し、演習を通じて再確認し理解を確かにする。 ■到達目標

事物・現象について基本的な概念や原理・法則を理解し、大学の物理学および数学を理解できる力をつける。 ■講義方法

講義と演習。 ■授業時間外における予・復習等の指示

予習は、高等学校の教科書・参考書を読んでおくこと。復習は、授業終了時に別途指示する。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 小テスト等を含む。 定期試験(50%) 基本的な概念や原理は、全ての分野を学んで理解することより科学的な見方や考え方が構築されるため、欠席しないこと。 ■テキスト

担当講師が作成するプリント ■参考文献

高等学校の物理および数学の教科書および参考書

■履修上の注意・担当者からの一言 講義内容は、理数基礎・演習Ⅰから繋がる。グループにより奇数回と偶数回が入れ替わることもある。大学で学習する内容は、高等学校の物理・数ⅢCの理解が前提です。少し不安に思う人は積極的な参加を。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 授業終了後に教室で質問を受け付ける.また、随時電子メールや出席確認システムを活用して質問を受け付ける.

■講義計画 ①数8:接線の方程式・平均値の定理 ②物9:電流と電気抵抗 ③数9:関数の増減・極値・凹凸 ④物10:コンデンサ ⑤数10:不定積分 ⑥物11:直流回路 ⑦数11:定積分 ⑧物12:電流と磁界 ⑨数12:部分積分・置換積分 ⑩物13:電磁誘導とローレンツ力 ⑪数13:定積分と級数・不等式 ⑫物14:交流の発生と交流回路 ⑬数14:面積 ⑭物15:原子核、まとめ ⑮数15:体積

【開講】後期 水1【担当】 吉村 輝夫 、堀江 善裕 、松井 一幸 、山﨑 惣治郎

量子力学基礎

■サブタイトル 量子力学入門 ■講義概要

量子力学は、通常は目で見る事のできない小さな世界の自然現象を記述する事ができる。20世紀の前半に、物理学者はそのような自然の法則を発見して確かな理論にまで至らせた。量子力学は最近の情報化社会を支える半導体やレーザーなどの技術にも応用されて現代文明の繁栄に貢献している。本講義では量子力学の基本概念・基本法則と、その簡単な応用例を説明する。

■到達目標 量子力学の基本的な考え方を理解する。

■講義方法 通常の講義形式で行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 毎回の授業終了後に、復習をして、理解内容を定着させると共に、その内容から派生する事柄(内容を掘り下げる,別条件での場合,関連する演習問題,など)も考えて、自主的な学習に繋げて行って下さい。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) ■テキスト

小野寺嘉孝 『演習で学ぶ量子力学』 裳華房 2,415円 ■参考文献

適宜、講義中に推薦します。

■講義計画 ①波動性と粒子性 ②解析力学の基本 ③波の基本 ④波束と群速度 ⑤シュレーディンガー方程式(1) ⑥シュレーディンガー方程式(2) ⑦演算子(1) ⑧演算子(2) ⑨1次元ポテンシャル散乱(1) ⑩1次元ポテンシャル散乱(2) ⑪トンネル効果 ⑫1次元ポテンシャルの束縛状態 ⑬デルタ関数ポテンシャル ⑭1次元周期ポテンシャル ⑮エネルギーギャップとバンド構造

【開講】前期 金3【担当】 大坂 寿之

学科固有

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教職課程科目

カナ 科 目 名 担 当 者 開講曜講時 ページ

介護等体験 大西 俊弘/滋野 哲秀/多賀 優 通年 集中 235

学校カウンセリング論 石川 眞理子 前期 水4 235

学校教育社会学 伊佐 夏実 後期 木4 236

教育課程論 大西 俊弘 後期 土2 236

教育実習指導Ⅰ 大西 俊弘/滋野 哲秀/多賀 優 前期 月3 237

教育実習指導ⅡA 大西 俊弘/滋野 哲秀/多賀 優 通年 集中 237

教育実習指導ⅡB 大西 俊弘/滋野 哲秀/多賀 優 通年 集中 238

教育社会学Ⅰ 森 繁男 前期 月3 238

教育社会学Ⅱ 森 繁男 後期 月3 239

教育の方法と技術 大西 俊弘 前期 木1 239

教職実践演習(中・高)各教員

(大西 俊弘/滋野 哲秀/多賀 優)後期 月2

火1・火2 240

教職論 滋野 哲秀 前期 土2 241

工業科教育法 北林 雅俊 通年 水2 241

工業科教育法Ⅰ 北林 雅俊 前期 水2 242

工業科教育法Ⅱ 北林 雅俊 後期 水2 242

情報科教育法 松原 伸一 通年 水1 243

情報科教育法Ⅰ 松原 伸一 前期 水1 244

情報科教育法Ⅱ 松原 伸一 後期 水1 244

職業指導 北林 雅俊 通年 水3 245

人権教育論 矢野 亮 前期 木4 245

生徒指導論 松浦 善満 後期 金1 246

道徳教育指導法 橋本 雅子 後期 土1 246

特別活動論 多賀 優 前期 金1 247

教職課程

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介護等体験

■サブタイトル 心豊かな教師を目指して~「介護等体験」への参加~ ■講義概要

子ども達に「豊かな心」を育むことが今日の教育の大きな課題となっている。そのためには、まず教師自らが「豊かな心」をもつ存在でなければならない。障害者や高齢者などに対する介護、介助、これらの人々との交流が、人間の尊厳を自覚させ、相手の立場や心に思いを馳せる「豊かな心」を育む貴重な経験となるのである。国では教育職員免許法の特例等に関する法律」(平成10年4月1日施行)により、小・中学校の教員免許状を取得しようとする者に「介護等体験」への参加を義務づけている。これを基に本学では、特別支援学校および社会福祉施設で行う「介護等体験」とともに、その事前・事後に大学で必要な指導を行い、それらを総合して教職関係科目に位置づけている。

■到達目標 障害者や高齢者に対する理解を深めることで、教師に必要な

「豊かな心」を育む。 ■講義方法

・ 履修前年度の10月から説明会・ガイダンスが始まるので掲示に注意して必ず参加すること。履修前年度に2回の説明会と講演会を行う。

・履修年度には説明会及び事務手続きを行い、6月より随時体験に入る。 ■授業時間外における予・復習等の指示

指示されたことを確実に遵守し、龍谷大学生としての自覚をもって体験を行うこと。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 事前・事後指導及び体験への参加状況、意欲・

態度を評価する。 そ の 他(50%) 提出された記録簿、レポートの内容、学校・

施設からの報告書等を総合的に評価する。 上記の尺度・割合を目安として総合して単位認定する。ただし、下記の履修上の注意にもあるように、説明会・講演会の欠席、提出物の遅れ、体験の無断欠席や遅刻等、教職への適性を著しく欠く場合には単位を認定しない。

■テキスト 講義・説明会で適宜配布する。

■参考文献 講義・説明会で適宜紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 ① 説明会や講演会には必ず出席すること。無断欠席の場合は

受講資格を失う。公欠等でやむなく欠席する場合は事前に相談・届出 をし、指示を受けること。

② 教育実習の先修要件であるので、3年次までに履修すること。(編入生等、特別な事情がある場合はこの限りではない。)

③書類などの提出日は厳守すること。④ 進路変更などにより受講を途中で辞退する者は教職課程教

室に「辞退届」を提出すること。⑤「体験」への無届け欠席や遅刻は絶対に許されない。⑥「体験」には真摯な態度で臨むこと。⑦ 留学をする予定の者は必ず事前に教職センターの教員と相

談し、適切な年度に登録をすること。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

相談は随時受け付ける。体験時に問題が起こったときは、直ちに連絡・報告・相談をすること。

■講義計画 ①介護等体験説明会①-ガイダンス及び登録 ②介護等体験説明会②-介護等体験の意義と課題 ③介護等体験講演会1-障害児教育諸学校 ④介護等体験説明会③及び事務手続き ⑤介護等体験講演会2-福祉施設 ⑥介護等体験説明会④-福祉施設への参加手続き ⑦介護等体験説明会⑤-特別支援学校への参加手続き ⑧介護等体験への参加 1.障害児教育諸学校 2日間 2.社会福祉施設   5日間 ⑨介護等体験を振り返ってー記録簿等の書類提出

【開講】通年 集中【担当】 大西 俊弘 、滋野 哲秀 、多賀 優

学校カウンセリング論

■サブタイトル 教育現場の問題を解決するための心理学・カウンセリングを学ぶ ■講義概要

学校現場では、保護者対応や不登校、いじめなど心の問題を要因とするさまざまな事象が発生している。このような問題を解決するためにスクールカウンセラーが学校に配置されるようになった。しかし、実際にこのような問題を解決していくのは教師自身である。そのため、教師自身も心理学やカウンセリング的技能が求められる。教師は、人間性の豊かさや、柔軟な姿勢、援助法を身につけておかなければ、現在の児童・生徒や保護者に対応できない。その際、心理的な援助を行うための知識が必須であり、さらにカウンセリング的対応の経験を積み重ねることが必要である。また、教師が一人で問題に対応するのではなく、教師間や他職種、他機関との連携していかなければならない。つまりスクールカウンセラーとの連携するために、そのカウンセリングの考え方を理解しておかなければ、何を共有して連携するのかすら分からないことになる。 本講義では、教育活動における心理的・カウンセリング的な基礎的態度と具体的な問題の特徴、さらにその具体的対応のあり方について理解を深めていきたい。 ■到達目標

カウンセリングの知識を理解し、教育上の諸問題に対して具体的対応策を考え、それらを実行することができる。 ■講義方法

学校カウンセリングの基本的な理解を講義形式で学ぶとともに、適宜カウンセリングの実習を行い、児童・生徒とのコミュニケーションに必要な技術について体験する。そのため、積極的な授業参加が求められる。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義の初めに、小テストを行うことがあるので復習をしておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 授業態度と授業後の小レポートで評価する 小テスト(20%) 小テストを実施する レポート(40%) 最終講義で発表

■テキスト 特に使用しない。講義中にプリントを配布する。

■参考文献 友久久雄編著 『学校カウンセリング入門』 ミネルヴァ書房 友久久雄編著 『学校カウンセリングの理論と実践』 ミネルヴァ書房 関連文献は講義の中で適宜紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 「私語・遅刻をしない」を厳守してほしい。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 メール連絡とします。[email protected]

■講義計画 ①学校カウンセリング 基本的理解1 ②学校カウンセリング 基本的理解2 ③学校カウンセリング 基本的理解3 ④学校カウンセリング 基本的理解4 ⑤学校カウンセリング 基本的理解5 ⑥児童・生徒の基本的理解1 ⑦児童・生徒の基本的理解2 ⑧児童・生徒の基本的理解3 ⑨児童・生徒の基本的理解4 ⑩学校カウンセリング応用1 ⑪学校カウンセリング応用2 ⑫学校カウンセリング応用3 ⑬特別支援教育と学校カウンセリング ⑭他機関との連携 ⑮まとめ レポート課題

【開講】前期 水4【担当】 石川 眞理子

教職課程

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学校教育社会学

■講義概要 学校文化・組織の社会学及び学校教育の諸問題についてらせん形に講義内容を編成することで、上述の目標を達成することができるようにしたい。 ■到達目標

学校教育の構造・機能・意味を社会学的に読み解くこと。 ■講義方法

講義中心ですが、適宜グループワークの実施やDVD等の視聴覚教材の使用を交えながら進めていきます。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業時に紹介した文献や資料にはできるだけ目を通しておくこと。また、前回授業で配布されたレジュメの内容について疑問点等あれば整理しておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) 授業時に出す課題によって評価 小テスト(30%) 授業の前半部についての理解度をはかる中

間テストの実施 定期試験(50%) 最終試験 ■テキスト

特になし ■参考文献

若槻健・西田芳正 『教育社会学への招待』 大阪大学出版会 2,520円 毎回授業時に図書、学術論文、データ資料等を紹介する。

■講義計画 ①学校教育とはなにか ②現代社会と教育 ③学校文化・組織1 教師の仕事の構造と性質 ④学校文化・組織2 教師の仕事の空間的編成 ⑤学校文化・組織3 学校の生態学 ⑥学校文化・組織4 顕在的カリキュラムと潜在的カリキュラム(児童生徒の社会化) ⑦リフレクション 小テストとポイント解説 ⑧学校教育の諸問題1 いじめ ⑨学校教育の諸問題2 不登校 ⑩学校教育の諸問題3 貧困と格差 ⑪学校教育の諸問題4 貧困の世代間連鎖と階層の再生産 ⑫学校教育の諸問題5 ニューカマー ⑬学校教育の諸問題6 ジェンダー ⑭学校教育の諸問題7 障害をともなう子 ⑮まとめ

【開講】後期 木4【担当】 伊佐 夏実

教育課程論

■講義概要 すべての教育活動には目的があり、その目的を遂行するには、綿密な計画が必要となる。学校における教育活動の計画(全体)が、教育課程であるといえる。本講義では、教育課程について生徒の視点ではなく、教師(指導者)の視点で捉えて解説する。具体的には、次のような内容に取り組む。1.中学校・高等学校における教育課程について、実例を通して概観する。2.学校現場と教育行政との関係を踏まえた上で、教育課程編成の手順について学ぶ。3.戦後の教育課題と関連させながら、学習指導要領の変遷について学ぶ。4. 近年の学力観・評価観について解説し、教育課程編成における新しい取り組みに

ついて学ぶ。5.学習指導要領の改訂と学力低下問題の関係について考察する。6.さまざまな教育制度・教育課程を参考にして、今後の日本の教育のあり方を考える。 ■到達目標

学校現場における教育課程の重要性について認識し、様々な教育問題への興味・関心を深める。学校現場の状況及び国の政策について学ぶことにより、今後の教育が目指していくべき方向性について考える。

■講義方法 講義形式ではあるが、出来る限り学生参加型の授業としたい。また、視聴覚教材の活用も積極的に図りたい。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業後に、まず確実に復習を行い、理解を確実なものとしてほしい。 ■成績評価の方法

レポート(10%) レポート未提出の場合は、単位を認定しない。 定期試験(90%) 基本事項を幅広く出題、記述式 レポート、期末試験の結果を総合的に評価する。授業への参加は必須要件であり、特別な事情なしに3回以上欠席した場合は、原則として単位を認定しない。また、レポート未提出の場合も、原則として単位を認定しない。

■テキスト 特になし

■参考文献 田中耕治 他3名 『新しい時代の教育課程』 有斐閣アルマ 1,900円 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 総則編』 東山書房 241円 文部科学省 『中学校学習指導要領解説 総則編』 ぎょうせい 140円 その他の参考文献については適宜指示する。

■履修上の注意・担当者からの一言 教職を目指す者として意欲的に受講すること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 オフィスアワー:木曜日の3講時に研究室(3号館1階教職センター内)にて。連絡方法:電子メールにて(メールアドレスは講義で連絡)

■講義計画 ①序論 ②戦前の教育制度・教育改革 ③戦前の教育課程について ④戦後の教育改革と生活単元学習 ⑤学習指導要領について(1) ⑥学校教育に関する法体系と教育課程 ⑦教育課程編成について(1) ⑧学習指導要領について(2) ⑨教育課程編成について(2) ⑩学力低下問題と学習指導要領の関係 ⑪国際学力調査が教育課程に及ぼす影響 ⑫観点別評価と生徒指導要録 ⑬外国の教育課程 ⑭教育改革と学習指導要領 ⑮新学習指導要領に向けての課題

【開講】後期 土2【担当】 大西 俊弘

教職課程

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教育実習指導Ⅰ

■サブタイトル 教育実習に向けて ■講義概要

教育実習は教員養成課程の総仕上げとしての位置付けを持つ。実習生にとっては生涯忘れ得ぬ感動を得る機会である。同時に、実習校及び実習校の生徒にとっても絶対に有意義なものでなければならない。 そのために、実習生は教師として必要な最低限の見識と能力を備えている必要がある。本学では教育実習の先修科目として「教育原論」「発達と教育」「教科教育法」「人権論A」「人権論B」「介護等体験」を必修と定めている。この他にも、「教職論」「生徒指導論」「学校カウンセリング論」「教育の方法と技術」「学校教育社会学」等の教職科目と、できるだけ多くの

「教科に関する科目」を実習前年までに修得している事が望ましい。 これら先修科目の基盤として、教師として必要な責任の自覚を促し、教育実習に関する実務的内容を教授するのが「教育実習指導Ⅰ」の目的である。 ■到達目標

教壇に立つ心構えを身につけ、学校において教育活動を行う基礎知識・技能を身に付ける。 ■講義方法

必要な資料を配布して説明する。 ■系統的履修

教育実習指導ⅡAまたは教育実習指導ⅡB ■授業時間外における予・復習等の指示

適宜指示を行う。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 出席状況 レポート(60%) 毎回の講義で提出を求めるレポートの内容 その他(10%) 教職を目指す者にふさわしい意欲・態度等 上記の尺度・割合を目安として総合的に評価する。

■テキスト 『教育実習の手引き』(龍谷大学教職センター編)を配布する。 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

教育実習前は健康管理に十分気をつけること。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

最初の授業で連絡する。 ■講義計画

①はじめに(教育実習の意義) ②教育実習の準備と心得 ③教員の服務 ④教科指導 ⑤教科外活動の指導 ⑥最近の学校教育の現状と課題 ⑦今後の教育改革の方向 ⑧教育実習後の総括

【開講】前期 月3【担当】 大西 俊弘 、滋野 哲秀 、多賀 優

教育実習指導ⅡA

■サブタイトル 教えられる立場から教える立場へ ■講義概要

「教育実習指導ⅡA」の目的は、学校現場での実習を通して、大学で教職や教科に関して学んだことを確認し、深化・発展させ、教員としての実践的指導力を身につけることにある。教育実習では、単に教科指導にとどまらず、特別活動、生徒(進路)指導、部活動、事務処理など多様な教員の仕事を観察及び体験し、その中で指導の基礎・基本を養うことが大事である。教育実習は実習生にとっては教育活動の試行である。しかし、受け入れる学校や生徒にとっては、実習期間中の一時間一時間が、後戻りできない、かけがえのない時間であることを忘れてはならない。それゆえに、教員としての責務を十分に自覚して、真摯な態度で、全精神をつぎ込んで実習に取り組まなくてはならない。本科目は、中学校の教員免許を取得する学生用である(中学校と高等学校の両方の免許を取得する場合でも、本科目のみ履修すればよい)。高等学校の教員免許のみを取得する学生は、「教育実習指導ⅡB」を履修すること。

■到達目標 「絶対に教師になる」という信念をもち、実習校で教育活動に取り組み、教科指導・生徒指導の両面において指導力を身に付ける。 ■講義方法

学校現場での実習、報告書・記録簿等の提出と事後報告 ■系統的履修

教育実習指導Ⅰ ■授業時間外における予・復習等の指示

十分な教材研究を事前に行うこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 実習後の報告・事後指導

レポート(30%) 実習記録・指導案・レポート そ の 他(60%) 実習校の評価 上記の尺度・割合を目安として総合的に評価する。事後報告は必ず実習終了後2週間以内に行うこと。事後報告が全くなされない時には単位認定をしない。

■テキスト 特になし

■参考文献 教育実習の手引き(龍谷大学教職センター編)

■履修上の注意・担当者からの一言 ・真摯な態度で参加すること。・教育実習期間中は実習に専念し、就職活動や大学での諸活

動などへの参加は一切認められない。 ■講義計画

①(具体的な実習の進め方は実習校により異なるが、概ね次のように行なわれる)

②事前打ち合わせ ③オリエンテーション ④教科指導 1.授業見学(多くは期間前半に実施) 2.授業実施(多くは期間後半に実施) 3.研究授業と批評会 ⑤特別活動の指導 1.学級(SHR、LHR)指導   中学校では「道徳の時間」の指導を含む。 2.その他の教科外の指導(清掃、学校行事など) ⑥その他の校務分掌業務について ⑦教育実習全体の反省 ⑧教職に就くに当たっての心得など

【開講】通年 集中【担当】 大西 俊弘 、滋野 哲秀 、多賀 優

教職課程

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教育実習指導ⅡB

■サブタイトル 教えられる立場から教える立場へ ■講義概要

「教育実習指導ⅡB」の目的は、学校現場での実習を通して、大学で教職や教科に関して学んだことを確認し、深化・発展させ、教員としての実践的指導力を身につけることにある。教育実習では、単に教科指導にとどまらず、特別活動、生徒(進路)指導、部活動、事務処理など多様な教員の仕事を観察及び体験し、その中で指導の基礎・基本を養うことが大事である。教育実習は実習生にとっては教育活動の試行である。しかし、受け入れる学校や生徒にとっては、実習期間中の一時間一時間が、後戻りできない、かけがえのない時間であることを忘れてはならない。それゆえに、教員としての責務を十分に自覚して、真摯な態度で、全精神をつぎ込んで実習に取り組まなくてはならない。本科目は、高等学校の教員免許のみを取得する学生用である。中学校の教員免許を取得する学生は、高等学校の免許取得に関係なく、「教育実習指導ⅡA」を履修すること。

■到達目標 「絶対に教師になる」という信念をもち、実習校で教育活動に取り組み、教科指導・生徒指導の両面において指導力を身に付ける。 ■講義方法

学校現場での実習、報告書・記録簿等の提出と事後報告 ■系統的履修

教育実習指導Ⅰ ■授業時間外における予・復習等の指示

事前に十分な教材研究を行うこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 実習後の報告・事後指導

レポート(30%) 実習記録・指導案・レポート そ の 他(60%) 実習校の評価 上記の尺度・割合を目安として総合的に評価する。事後報告は必ず実習終了後2週間以内に行うこと。事後報告が全くなされない時には単位認定をしない。

■テキスト 特になし

■参考文献 教育実習の手引き(龍谷大学教職センター編)

■履修上の注意・担当者からの一言 ・真摯な態度で参加すること。・教育実習期間中は実習に専念し、就職活動や大学での諸活

動などへの参加は一切認められない。 ■講義計画

①(具体的な実習の進め方は実習校により異なるが、概ね次のように行なわれる)

②事前打ち合わせ ③オリエンテーション ④教科指導 1.授業見学(多くは期間前半に実施) 2.授業実施(多くは期間後半に実施) 3.研究授業と批評会 ⑤特別活動の指導 1.学級(SHR、LHR)指導   中学校では「道徳の時間」の指導を含む。 2.その他の教科外の指導(清掃、学校行事など) ⑥その他の校務分掌業務について ⑦教育実習全体の反省 ⑧教職に就くに当たっての心得など

【開講】通年 集中【担当】 大西 俊弘 、滋野 哲秀 、多賀 優

教育社会学Ⅰ

■サブタイトル 教育社会学入門 ■講義概要

教育社会学は教育を広い意味での「社会現象」ととらえ、これを社会学的視点や方法によって分析・説明する社会科学・教育科学の一つである。ここでいう「社会学的視点や方法」とは、あくまで「価値中立的に」、しかも現象の生起する要因をできるだけ「個人心理に還元しないで」認識しようとすることを指す。まず前期の本授業では、このような教育社会学のものの見方・考え方を提示しながら、主として「子どもの育ちと社会の仕組み」といった内容に焦点を置いた入門的講義を行なう。

■到達目標 「教育」というきわめて「価値的」な営みを、「社会や文化」(=人間関係や意味世界)という観点から「事実」として把握する態度を養いたい。 ■講義方法

主に板書中心の「レクチャー」形式を取るが、参考プリントの配布や関連ビデオの視聴も行なう。 ■系統的履修

「社会学」全般、および「哲学・教育学・心理学」などの基礎学問。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業内容の進行に基づき、図書館で関連文献に目を通したり、メディアを通じて具体的な事例に触れておくことが望ましい。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 授業内容の理解と応用展開力を試す。 「試験」によって評価するが、「授業参加状況」も適宜確認して参考に資する。

■テキスト (未定であるが、必要があれば適宜指示する。)

■参考文献 (進度に応じて適宜紹介する。)

■履修上の注意・担当者からの一言 日常の人と人とのコミュニケーション(相互作用)を注意深く観察し、人間関係や人間形成のあり方と社会の仕組み(社会構造)とをつないでいる「文化」を読み取るよう心がけていただきたい。(なお、本科目を「教職科目」として受講するつもりの理工学部の学生は、本科目よりも別途開講されている「学校教育社会学」を受講することが望ましい。)

■講義計画 ①イントロダクション ②社会学的社会観と教育作用(1) ③社会学的社会観と教育作用(2) ④教育社会学の視点と方法(1) ⑤教育社会学の視点と方法(2) ⑥社会化のとらえ方と社会学パラダイム(1) ⑦社会化のとらえ方と社会学パラダイム(2) ⑧現代学校の理念と現実(1) ⑨現代学校の理念と現実(2) ⑩社会の変化と家族関係(1) ⑪社会の変化と家族関係(2) ⑫メディアと地域の教育環境 ⑬教育問題の発生と解釈(1) ⑭教育問題の発生と解釈(2) ⑮前期のまとめ

【開講】前期 月3【担当】 森 繁男

教職課程

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教育社会学Ⅱ

■サブタイトル 教育現象の社会学的理解 ■講義概要

本授業では、前期の「教育学社会学Ⅰ」に引き続いて、家族・学校・ジェンダー・メディア・青少年などにみられる教育現象に接近しながら、これらを「どうとらえ、いかにして説明するのか」という社会学的理解への道案内をした上で、教育の実践や改革への示唆も導き出したい。

■到達目標 社会学的視点と方法から、現代社会における教育の現実を読み解く力を養ってゆきたい。 ■講義方法

「レクチャー」をプリントやビデオで補いつつ、時間的・人数的な条件が許せば受講生自身による発表や議論も試みたい。

■系統的履修 「ジェンダー論・メディア論・青年論」などのうちの関心領域。さらに前期の「教育社会学Ⅰ」を先修していることが望ましい。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業内容の進行に基づき、図書館で関連文献に目を通したり、メディアを通じて具体的な事例に触れておくことが望ましい。 ■成績評価の方法

定期試験(100%) 授業内容の理解と応用展開力を試す。 「試験」によって評価するが、「授業参加状況」も適宜確認して参考に資する。 ■テキスト

(未定であるが、必要があれば適宜指示する。) ■参考文献

(進度に応じて適宜紹介する。)

■履修上の注意・担当者からの一言 様々な「教育現象」を社会学的にとらえ、そこから教育理念(価値)を見通すよう心がけていただきたい。

■講義計画 ①教育学と社会学の接点(1) ②教育学と社会学の接点(2) ③家族・学校と教育の階層性(1) ④家族・学校と教育の階層性(2) ⑤文化的再生産と社会的相互作用(1) ⑥文化的再生産と社会的相互作用(2) ⑦ディスカッション(その1) ⑧ジェンダーと教育の諸現象(1) ⑨ジェンダーと教育の諸現象(2) ⑩メディアと青少年の文化問題(1) ⑪メディアと青少年の文化問題(2) ⑫ディスカッション(その2) ⑬教育社会学と教育実践 ⑭教育社会学と教育改革 ⑮後期のまとめ

【開講】後期 月3【担当】 森 繁男

教育の方法と技術

■講義概要 学校教育においては、板書を中心とした従来型の授業が中心ではあるが、視聴覚メディアを活用した授業も各地で実践されている。この授業では,まず授業の設計方法について概観し、次に、視聴覚メディアを活用した教育方法について講義する。主な講義内容は以下のとおりである。

(1)授業の設計方法について概観し、指導案の作成等を行う。(2) 各種メディアやICT機器の特性について考察し、授業での活用方法について学ぶ。(3)教育におけるメディア・リテラシーの重要性について学ぶ。(4)プレゼンテーションの理論・技法について学び、教育への応用を考える。(5)教育現場で著作権に配慮することの重要性について学ぶ。 ■到達目標

各教科の授業や総合学習において、適切な授業の設計ができ、必要に応じてICT機器を活用した授業を計画することができる。 ■講義方法

講義形式だけでなく、グループ活動(ビデオ教材の制作・発表など)も行う。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義後、必ず復習を行い、理解を確実なものとすること。 ■成績評価の方法

レポート(10%) レポート未提出者は単位を認定しない。 定期試験(90%) 基本事項を中心に幅広く出題。記述式。 レポート・作品、定期試験にて総合的に評価する。レポート・作品のテーマは授業中に指示する。授業への参加は必須要件であり、特別な理由なしに授業を3回以上欠席した場合、原則として単位を認定しない。また、レポート・作品未提出の場合も、原則として単位を認定しない。 ■テキスト

特になし

■参考文献 稲垣忠・鈴木克明 『授業設計マニュアルVer.2: 教師のためのインストラクショナルデザイン』 北大路書房 2,376円 鈴木克明 『教材設計マニュアル』 北大路書房 2,376円 向後千春 『上手な教え方の教科書 ~ 入門インストラクショナルデザイン』 技術評論社 2,138円 向後千春 『いちばんやさしい教える技術』 永岡書店 1,080円 向後千春 『教師のための「教える技術」』 明治図書出版 1,944円

■履修上の注意・担当者からの一言 教員になる強い意志を持った人の受講を望む。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

オフィスアワーは、木曜3講時である。連絡方法:電子メールにて(アドレスは講義で連絡する。)

■講義計画 ①学習・教授理論の基礎 ②授業設計1(教育目標の構造化) ③授業設計2(指導計画の作成法) ④授業設計3(情報収集の方法) ⑤授業設計4(教材開発の方法) ⑥授業における写真・映像の利用方法 ⑦授業における統計・グラフの利用方法 ⑧学校教育とメディアリテラシー ⑨授業におけるICT機器の利用方法 ⑩ビデオ教材の実例紹介 ⑪ビデオ教材製作実習(技術的解説) ⑫ビデオ教材製作実習(班別製作活動1) ⑬ビデオ教材製作実習(班別製作活動2) ⑭学校教育と著作権 ⑮教育におけるICT活用の潮流

(ディジタル教科書、電子黒板)

【開講】前期 木1【担当】 大西 俊弘

教職課程

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教職実践演習(中・高)

■サブタイトル 4年間の総仕上げとして教職への適性を省察する ■講義概要

本授業は教職課程科目の履修や教職課程外での様々な活動を通じて身に付けた資質能力が、教員として最小限必要な資質能力として有機的に統合・形成されたかについて最終的に確認することを目的とする。この意味で、全学年を通じた総仕上げとしての位置付けを持つ。テーマとしては、本科目の趣旨を踏まえ、教員として求められる①使命感や責任感、教育的愛情等に関する事項、②社会性や対人関係能力に関する事項、③生徒理解や学級経営等に関する事項、④教科内容等の指導力に関する4つの事項を中心に展開する。

【注意事項】先修要件等 ア  教育実習指導ⅡA・ⅡBの先修要件(教育原論等)を満

たしている者 イ  4年次前期までの教職カルテの入力を済ませている者 ウ  教育実習指導ⅡA・ⅡBが不合格の場合は、本授業の単

位も不認定となる。 ■到達目標

将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ることにより、教職生活を円滑にスタートできるようになる。

■講義方法 授業は、講義概要で示した4つの事項に関する講義・研究協議の他に、より実践場面を想定した課題に基づいて、学生自らがグループ討議、ロールプレーイング、発表等を行い、自らの教員としての資質能力を確認するようにする。また、これ以外にも講演会等によって、教職に対する自覚・省察を深める。

【注意事項】授業の一環として、9月下旬に全体会を開催し、オリエンテーション、講演等を行うので必ず参加すること。日程等の掲示に注意すること。

■系統的履修 ※「教職カルテ」をWeb上で必ず記入すること。(未記入者は評価対象外とする。) ■授業時間外における予・復習等の指示

『教職実践演習ノート』を使用する。毎回出される課題をその都度適切にこなすこと。 ■成績評価の方法

平常点(30%) 授業への参加度・意欲等 その他(70%) 毎回出される課題等 ※下記の自由記載参照 上記の評価基準を原則にして総合的に評価を行う。併せて教職科目の修得状況、ボランティア等の学外活動及び本授業を通して、講義概要で示した4つの事項について評価する。 ■テキスト

『教職実践演習ノート』(龍谷大学教職センター編)を配布する。冊子『教育実践研究』(龍谷大学教職センター編)も参考にすること。 ■参考文献

特になし ■履修上の注意・担当者からの一言

ア  瀬田学舎では、講座(クラス)の決定については3月下旬に予備登録を実施する。予備登録に関する教職課センターからの指示に十分注意すること。

イ  意欲的に参加すること。就職活動やアルバイト等の個人的な理由による欠席は認めない。原則として3分の2以上の出席を必要とする。

■講義計画 ①授業の趣旨・計画・評価及び諸注意 ②教職の意義及び教員の役割 ③子どもの変化と理解 ④協議及びまとめ、今後のスケジュールに関する諸注意等 ⑤教育実習を振り返って ⑥テーマ1:教職の意義や教員の役割、職務内容等 ⑦テーマ2:子どもの変化と理解、子どもに対する責任等 ⑧テーマ3:社会性や対人関係能力 ⑨テーマ4:保護者・地域への対応 ⑩テーマ5:教科指導力の向上① ⑪テーマ5:教科指導力の向上② ⑫テーマ6:生徒指導力の向上① ⑬テーマ6:生徒指導力の向上② ⑭テーマ7:学級経営力の向上 ⑮まとめ:自己評価、アンケート等

【開講】後期 月2・火1・火2【担当】 各教員(大西 俊弘、滋野 哲秀、多賀 優)

教職課程

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教職論

■サブタイトル 教師という仕事は何か。教師の使命とは。教職の意義や役割を考える。 ■講義概要

理想の教師像を考察し、教職の意義・教師の役割・職務内容等を理解することで、教師としての資質能力を高める。また、学校を取り巻く課題や今日的な教育改革について理解し、そこで求められる「教師とは何か」「教職とは何か」を考え、教師としての使命を把握する。これらを学ぶことにより、自ら望ましい教師像を描き教職への意欲を高める内容とする。 ■到達目標

教職をめざすために必要な資質能力を理解するとともに、自ら理想の教師像を描き教育への積極的な姿勢と教育実習等に向けた実践力を養うことを目標とする。 ■講義方法

必要な資料等を配布しながら講義と演習を取り入れて授業を実施する。授業で小レポートの提出を求める。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義で指示する。配布した資料等を熟読してくること。新聞等のメディアで報道される教育関係の内容について日頃から目を通しておくこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) 受講状況を考慮する。 レポート(20%) 全てのレポートを評価する。 定期試験(70%) 原則として1/3以上欠席した場合は単位を認定しない。毎回授業終了後にレポートの提出を求める。上記の内容を総合的に評価する。

■テキスト 特になし

■参考文献 文部科学省 『中学校学習指導要領解説 総則編』 新井 保幸 (著), 江口 勇治 (著) 『教職論』 培風館 1,995円 文部科学省や教育委員会のホームページなどを積極的に活用して情報を収集してほしい。さらに、日ごろから新聞等のメディアで報道される教育に関するニュースを視聴し、最新の教育事情について理解を深めておいてほしい。

■履修上の注意・担当者からの一言 教職を目指すものとして、それに相応しい態度で受講すること。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 教職センターに、気軽に相談にきてください。不在の時もメールを活用しながら相談することができます。また、教職センターにある参考図書なども積極的に活用してほしいです。

■講義計画 ①オリエンテーション 教職の意義とは ②理想の教師像とは ③教員という仕事と協同性 ④教員に必要な資質と能力 ⑤教師の身分と服務 ⑥教育課程編成と学校経営 ⑦教科指導(授業づくり) ⑧教科指導と学習評価 ⑨学級担任と学級経営 ⑩生徒のキャリア形成と教員の役割 ⑪特別活動と部活動 ⑫多様なニーズを持つ子どもたちへの対応 ⑬学校と保護者との連携、地域との連携 ⑭研修の意義ー専門家としての教師へー ⑮まとめ

【開講】前期 土2【担当】 滋野 哲秀

工業科教育法(2009年度以前入学生)

■サブタイトル 人間的、職業的に自立できる力を育てる教育者をめざして ■講義概要

学校の組織や機能及び運営上の課題を理解し今日の高校工業教育がかかえる諸課題を考察するとともに、工業教育の活性化、工業教育の充実・発展に取り組む工業高校の状況を理解する。年間指導計画案や学習指導案の作成及び模擬授業を通して教科指導を実践する。 ■到達目標

高校工業教育の意義と役割を理解し、工業教育を担う指導者となるための資質を高める。教科指導の実践を重ね、指導内容の充実並びに指導力の向上に向けた取り組みが図れる。 ■講義方法

配布プリントや資料を用いて講義を行う。模擬授業を行う。

■系統的履修 『職業指導』の履修を忘れぬこと。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業終了時に次回の授業に必要な事項を指示するときは、その指示事項に基づき事前に調べ説明できること。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) レポート(20%) 定期試験(30%) そ の 他(30%) 模擬授業の取り組み状況及び実施結果を評価する。 試験、課題レポート、学習状況を総合して評価する。

■テキスト 特になし

■参考文献 文部科学省 『高等学校学習指導要領 工業編』 実教出版株式会社 1,050円

■講義計画 ①ガイダンス 高校工業科の教師を目指すみなさんへ/高等学校教育の目的 ②工業教育の役割 ③縮小する工業教育 ④高校工業教育が直面している問題 ⑤高校工業教育活性化の視点(1) ⑥高校工業教育活性化の視点(2) ⑦高校工業教育の動向(1) ⑧高校工業教育の動向(2) ⑨地域に開かれた学校づくり(1) ⑩地域に開かれた学校づくり(2) ⑪学校の組織と管理運営(1) ⑫学校の組織と管理運営(2) ⑬学校の組織と管理運営(3) ⑭工業高校の施設・設備の運営と管理 ⑮高等専門学校、専門学校及び各省所轄の教育機関について ⑯高等学校学習指導要領の改訂/高校工業教育実践の視点 ⑰工業高校の教育課程編成 ⑱専門教科「工業」の科目編成 ⑲年間指導計画(案)の作成 ⑳学習指導(案)の作成(1) 1学習指導(案)の作成(2) 2教科指導の実践(1) 3教科指導の実践(2) 4教科指導の実践(3) 5教科指導の実践(4) 6教科指導の実践(5) 7教科指導の実践(6) 8教員評価(1) 9教員評価(2) 0工業科教育法のまとめ

【開講】通年 水2【担当】 北林 雅俊

教職課程

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工業科教育法Ⅰ(2010年度以降入学生)

■サブタイトル 人間的、職業的に自立できる力を育てる教育者をめざして ■講義概要

学校の組織や機能及び運営上の課題を理解し今日の高校工業教育がかかえる諸課題を考察するとともに、工業教育の活性化、工業教育の充実・発展に取り組む工業高校の状況を理解する。 ■到達目標

高校工業教育の意義と役割を理解し、工業教育を担う指導者となるための資質を高める。 ■講義方法

配布するプリントや資料を用いて講義を行う。 ■系統的履修

『職業指導』の履修を忘れぬこと。 ■授業時間外における予・復習等の指示

授業に必要な事項を指示するときは、その指示事項に基づき事前に調べ説明できること。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) レポート(30%) 定期試験(40%) 試験、課題レポート、学習状況を総合して評価する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

文部科学省 『高等学校学習指導要領 工業編』 実教出版株式会社 1,050円

■講義計画 ①ガイダンス 高校工業科の教師を目指すみなさんへ/高等

学校教育の目的 ②工業教育の役割 ③縮小する工業教育 ④高校工業教育が直面している問題 ⑤高校工業教育活性化の視点(1) ⑥高校工業教育活性化の視点(2) ⑦高校工業教育の動向(1) ⑧高校工業教育の動向(2) ⑨地域に開かれた学校づくり(1) ⑩地域に開かれた学校づくり(2) ⑪学校の組織と管理運営(1) ⑫学校の組織と管理運営(2) ⑬学校の組織と管理運営(3) ⑭工業高校の施設・設備の運営と管理 ⑮高等専門学校、専門学校及び各省所轄の教育機関について /工業科教育法Ⅰのまとめ

【開講】前期 水2【担当】 北林 雅俊

工業科教育法Ⅱ(2010年度以降入学生)

■サブタイトル 人間的、職業的に自立できる力を育てる教育者をめざして ■講義概要

学校の組織や機能及び運営上の課題を理解し今日の高校工業教育がかかえる諸課題を考察するとともに、工業教育の活性化、工業教育の充実・発展に取り組む工業高校の状況を理解する。学習指導案の作成及び教科指導(模擬授業)を実践する。 ■到達目標

高校工業教育の意義と役割を理解し、工業教育を担う指導者となるための資質を高める。教科指導の実践を重ね、指導内容の充実並びに指導力の向上に向けた取り組みが図れる。 ■講義方法

配布するプリントや資料を用いて講義を行う。模擬授業を行う。

■系統的履修 『職業指導』の履修を忘れぬこと。

■授業時間外における予・復習等の指示 授業に必要な事項を指示するときは、その指示事項に基づき事前に調べ説明できること。 ■成績評価の方法

平 常 点(20%) レポート(20%) 定期試験(30%) そ の 他(30%) 模擬授業の取り組み状況及び実施結果を評

価する。 試験、レポート、学習状況等を総合して評価する。

■テキスト 特になし

■参考文献 文部科学省 『高等学校学習指導要領 工業編』 実教出版株式会社 1,050円

■講義計画 ①ガイダンス/高等学校学習指導要領の改訂/高校工業教育

実践の視点 ②工業高校の教育課程編成 ③専門教科「工業」の科目編成 ④年間指導計画(案)の作成 ⑤学習指導(案)の作成(1) ⑥学習指導(案)の作成(2) ⑦教科指導の実践(1) ⑧教科指導の実践(2) ⑨教科指導の実践(3) ⑩教科指導の実践(4) ⑪教科指導の実践(5) ⑫教科指導の実践(6) ⑬教員評価(1) ⑭教員評価(2) ⑮工業科教育法Ⅱのまとめ

【開講】後期 水2【担当】 北林 雅俊

教職課程

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情報科教育法(2009年度以前入学生)

■講義概要 前期では,情報教育の在り方について論じ,教科「情報」の新設や改訂の経緯と趣旨について述べる。次に,情報教育の中での教科「情報」の果たす役割や位置付けを明確にし,教科「情報」の目標及び科目編成やその指導法などを取り上げ,情報科教育に関わる方法論を中心に講義する。また,後期では,教科「情報」の授業内容について考察する。特に,その展開については,問題解決を考慮した内容展開,実習の有効的活用,情報手段の活用,理解定着・自己学習力育成の実習について考察し,情報科教育に関わる内容論を中心に講義する。

■到達目標 前期では,下記の通りとする。1.教科「情報」の新設及び改訂の意義について理解を深める。2.情報教育の歴史的経緯について理解を深める。3.情報教育の在り方とその目標について理解を深める。4.情報科教育に関わる方法論について理解を深める。また,後期では,下記の通りである。1. 教科「情報」の内容について,理論的側面を中心に理解

を深める。2. 教科「情報」の内容について,実践的側面を中心に理解

を深める。 ■講義方法

基本的には,教科書を使用して,講義を行う。なお,授業では,演習を適宜う。

■授業時間外における予・復習等の指示 該当の講義に関する部分を,教科書を読んで予習しておくいこと。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 毎授業の平 常 点(小演習,小テスト,小レポー

トを含む) 定期試験(50%) 情報科教育の方法論に関して,基礎的な知

識を問う。 ■テキスト

松原伸一 『情報学教育の新しいステージ』 開隆堂 2,300円 ■参考文献

文部科学省 『高等学校学習指導要領解説情報編』 開隆堂 210円 ■履修上の注意・担当者からの一言

レポートは,電子レポートとする。電子レポートについては,授業の中で説明する。

■講義計画 ①ガイダンスおよび教科教育について ②教科「情報」の概要 ③情報教育の歴史的経緯(1)~教科「情報」の新設まで ④情報教育の歴史的経緯(2)~教科「情報」の改訂 ⑤情報教育の在り方と目標 ⑥小学校における情報教育 ⑦中学校における情報教育 ⑧教科「情報」新設の趣旨と意義 ⑨共通教科「情報」の目標と科目構成 ⑩専門教科「情報」の目標と科目構成 ⑪評価と基準(規準) ⑫学習評価 ⑬授業改善 ⑭年間指導計画 ⑮まとめ(前半) ⑯後半のガイダンス ⑰授業内容研究1a:データと情報(理論) ⑱授業内容研究1b:データと情報(実践) ⑲授業内容研究2a:アナログとディジタル(理論) ⑳授業内容研究2b:アナログとディジタル(実践) 1授業内容研究3a:リアルとバーチャル(理論) 2授業内容研究3b:リアルとバーチャル(実践) 3中間まとめと中間レポートの課題提示と考察 4授業内容研究4a:メディア(理論)第5章 5授業内容研究4b:メディア(実践) 6授業内容研究5a:生活への影響(理論) 7授業内容研究5b:生活への影響 8総合実践研究1 9総合実践研究2 0まとめ

【開講】通年 水1【担当】 松原 伸一

教職課程

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情報科教育法Ⅰ(2010年度以降入学生)

■講義概要 情報教育の在り方について論じ,教科「情報」の新設や改訂の経緯と趣旨について述べる。次に,情報教育の中での教科

「情報」の果たす役割や位置付けを明確にし,教科「情報」の目標及び科目編成やその指導法などを取り上げ,情報科教育に関わる方法論を中心に講義する。

■到達目標 1.教科「情報」の新設及び改訂の意義について理解を深める。2.情報教育の歴史的経緯について理解を深める。3.情報教育の在り方とその目標について理解を深める。4.情報科教育に関わる方法論について理解を深める。

■講義方法 基本的には,教科書を使用して,講義を行う。なお,授業では,演習を適宜う。

■授業時間外における予・復習等の指示 該当の講義に関する部分を,教科書を読んで予習しておくいこと。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 毎授業の平 常 点(小演習,小テスト,小レポー

トを含む) 定期試験(50%) 情報科教育の方法論に関して,基礎的な知

識を問う。 ■テキスト

松原伸一 『情報学教育の新しいステージ』 開隆堂 2,300円 ■参考文献

文部科学省 『高等学校学習指導要領解説情報編』 開隆堂 210円

■履修上の注意・担当者からの一言 レポートは,電子レポートとする。電子レポートについては,授業の中で説明する。

■講義計画 ①ガイダンスおよび教科教育について ②教科「情報」の概要 ③情報教育の歴史的経緯(1)~教科「情報」の新設まで ④情報教育の歴史的経緯(2)~教科「情報」の改訂 ⑤情報教育の在り方と目標 ⑥小学校における情報教育 ⑦中学校における情報教育 ⑧教科「情報」新設の趣旨と意義 ⑨共通教科「情報」の目標と科目構成 ⑩専門教科「情報」の目標と科目構成 ⑪評価と基準(規準) ⑫学習評価 ⑬授業改善 ⑭年間指導計画 ⑮まとめ

【開講】前期 水1【担当】 松原 伸一

情報科教育法Ⅱ(2010年度以降入学生)

■講義概要 教科「情報」の授業内容について考察する。特に,その展開については,問題解決を考慮した内容展開,実習の有効的活用,情報手段の活用,理解定着・自己学習力育成の実習について考察し,情報科教育に関わる内容論を中心に講義する。

■到達目標 1. 教科「情報」の内容について,理論的側面を中心に理解

を深める。2. 教科「情報」の内容について,実践的側面を中心に理解

を深める。 ■講義方法

基本的には,教科書を使用して,講義を行う。なお,授業では,演習を適宜う。

■授業時間外における予・復習等の指示 該当の講義に関する部分を,教科書を読んで予習しておくいこと。

■成績評価の方法 平 常 点(50%) 毎授業の平 常 点(小演習,小テスト,小レポー

トを含む) 定期試験(50%) 情報科教育の方法論に関して,基礎的な知

識を問う。 ■テキスト

松原伸一 『情報学教育の新しいステージ』 開隆堂 2,300円 ■参考文献

文部科学省 『高等学校学習指導要領解説情報編』 開隆堂 210円 ■履修上の注意・担当者からの一言

レポートは,電子レポートとする。電子レポートについては,授業の中で説明する。

■講義計画 ①ガイダンスおよび教科教育について ②授業内容研究1a:データと情報(理論) ③授業内容研究1b:データと情報(実践) ④授業内容研究2a:アナログとディジタル(理論) ⑤授業内容研究2b:アナログとディジタル(実践) ⑥授業内容研究3a:リアルとバーチャル(理論) ⑦授業内容研究3b:リアルとバーチャル(実践) ⑧中間まとめと中間レポートの課題提示と考察 ⑨授業内容研究4a:メディア(理論) ⑩授業内容研究4b:メディア(実践) ⑪授業内容研究5a:生活への影響(理論) ⑫授業内容研究5b:生活への影響 ⑬総合実践研究1 ⑭総合実践研究2 ⑮まとめ

【開講】後期 水1【担当】 松原 伸一

教職課程

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職業指導

■サブタイトル 職業的自立に向けて ■講義概要

社会の変容と職業の変化を理解する。職業指導の意義と役割について考察する。キャリア開発とその支援について考える。 ■到達目標

キャリア開発支援に職業指導が果たす役割を理解する。 ■講義方法

配布するプリントを用いて授業を進める。 ■授業時間外における予・復習等の指示

自ら調べ、考える能動的な学習に取り組むこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) レポート(30%) 定期試験(40%) 試験、レポート、学習状況を総合して評価する。 ■テキスト

特になし ■参考文献

新聞記事を通して産業の変化や就業,労働に関する内容について関心を持つようにする。

■講義計画 ①ガイダンス「職業指導」について/産業構造の変化と職業(1) ②産業構造の変化と職業(2) ③産業構造の変化と職業(3) ④職業指導とは ⑤学校から社会へ(1) ⑥学校から社会へ(2) ⑦学校から社会へ(3) ⑧教育と職業を巡る現状と課題(1) ⑨教育と職業を巡る現状と課題(2) ⑩職業適性(1) ⑪職業適性(2) ⑫職業適性(3) ⑬高校における職業指導(1) ⑭高校における職業指導(2) ⑮高校における職業指導(3) ⑯就職活動に臨むにあたって(1) ⑰就職活動に臨むにあたって(2) ⑱就職活動に臨むにあたって(3) ⑲人事採用に対する企業の見方(1) ⑳人事採用に対する企業の見方(2) 1人事採用に対する企業の見方(3) 2職業内定にかかる問題(1) 3職業内定にかかる問題(2) 4働くときに役立つ基礎知識(1) 5働くときに役立つ基礎知識(2) 6働くときに役立つ基礎知識(3) 7働くときに役立つ基礎知識(4) 8多様な働き方 9ワークライフバランス 0「職業指導」のまとめ

【開講】通年 水3【担当】 北林 雅俊

人権教育論

■サブタイトル 個からはじまる人権教育論 ■講義概要

私たちは、日々、様々なメディアを通じて、「他者」が痛み苦しんでいる姿を目の当たりにしている。また、私たち自身も、様々な痛みを感じながら生きている。本講義では、自己と他者の「痛み」とその所在について考え、人権教育に何ができるのかということについて議論する。そのうえで、どうすれば、

「他者」の痛みを理解しそれをまったく知らない他者に伝えることが可能なのかについて、ケーススタディを通じて考え議論する。さらに、受講生それぞれが、将来、学校や職場、地域、家庭などで、使えるように、人権教育の教材開発とその方法について具体的に検討をおこなう。

■到達目標 自己と他者の痛みとその所在について深く理解し、人権教育の必要性について説明できる力量を養う。また、自身が、将来、学校や職場、地域、家庭などで使えるよう、人権教育の教材を開発し提案できるようになることまでを到達目標とする。 ■講義方法

各テーマに合わせた資料(新聞記事、論文、報告書、映像資料等)を活用しながら講義を進めていきます。受講生の人数によりますが、適宜、コミュニケーションカードを使用し、それぞれの関心や課題、考えたことに対してコメントできるよう工夫をしたいと考えています。 ■系統的履修

人権論A人権論B ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示します。

■成績評価の方法 平 常 点(40%) レポート(60%)

■テキスト 講義時に指示する。

■参考文献 講義時に指示する。

■講義計画 ①イントロダクション ②人権をめぐる現状 ③人権教育の目標・意義・取り組み ④人権教育に向けて①「痛み」とその所在について考える ⑤人権教育に向けて②苦痛を分かち合う仕組みについて考える ⑥人権教育の方法①啓発とその効果について考える ⑦人権教育の方法②知識と感覚を分かち合う連帯について考える ⑧「なぜ人は認められたいのか」について考える ⑨人権教育の主要概念としてのエンパワメント、問題解決アプ

ローチ、ストレングスモデル ⑩人権教育の対象とはなにか ⑪ケーススタディ①人権相談の現場から ⑫ケーススタディ②人権相談の現場から ⑬人権教育とケア ⑭人権教育におけるネットワーキングと多職種連携の実際 ⑮まとめ――社会を変えるための人権教育にむけて

【開講】前期 木4【担当】 矢野 亮

教職課程

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生徒指導論

■講義概要 現在、「いじめ」「不登校」「管理教育」「学級崩壊」「学力低下」等で批判を受けている学校教育の現状について触れながら、それらの今日的課題を改善・克服するための具体的な指導や方法論を考えていく。教育への批判は簡単(なぜ、簡単なのかも考えてほしい)だが、実践的な改善・克服の視点がなければ、単なる批判のための批判になってしまう。また、学校は制度としての存在であり、すべての「私」の要求に対して応えることができるものではない。必要なのは、その葛藤のなかで「自分が教師ならこうする」という最善の方法を具体的にイメージできる力である。特に中学生・高校生の時代は精神的・身体的に様々な問題を抱える時期ー「自分崩し・自分さがし」の時期ーと言われるが、「自分崩し」を行う生徒達を積極的な「自分づくり」が出来るようにしていくための具体的な援助・指導が教師に期待されている。それゆえに、教師とは悩むことも多い仕事で自らの力の限界を感じざるをえない状況にも直面するが、同時に人間の成長の可能性に関われるすばらしい仕事である。生徒指導について個別指導だけではなく、全体指導を行うためにも教師はどうあるべきか、できるかぎり実践的に考えていきたい。また、学校教育の中で起こっているさまざまな生徒指導上の問題の根本にあるものを考える視点も提示していきたい。 ■到達目標

生徒指導を担当する者としての基本的な心構えを踏まえ、生徒指導のあり方や指導の実際について理解し、解決に向けて考えることができる。 ■講義方法

講義中心になる。講義中に課題を提示し、毎回提出を求める。できる限り参考になる書籍を講義の中で紹介していく。新書程度の書籍を中心に紹介するので、積極的に読んでもらいたい。数回、今日的な生徒指導の問題についてのレポート提出を求める。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義中に指示。

■成績評価の方法 小テスト(50%) 毎回の講義で求める提出物の記入内容、適宜

提出を求めるレポートの内容等を評価する。 レポート(50%) 前期終了時に課題を提示

意欲的に参加すること。就職活動やアルバイト等の個人的な理由による欠席は認めない。3分の2以上の出席を必要とする。

■テキスト 文部科学省 『生徒指導提要』 教育図書株式会社 290円 ■参考文献

講義の中で紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

生徒指導についての教育現場の実状は教師にとって年々厳しさを増している。講義に出席し、講義内容に関して「自分ならこうする」という見方を養ってほしい。受講者数は多いが、発言もできるだけ多く求めていきたいと考えている。積極的な発言を期待している。なお、この講座は教員免許状取得の必修単位である。受講態度等が教職希望者として不適切と見なされる者は、それに応じた対応をしたい。また、提出期限については厳格な対応をとる。遅刻は、論外である。

■オフィスアワー・教員への連絡方法 随時、大宮学舎教職課程教室に来てください。開室していれば、対応します。可能な限り、事前に時間の調整をお願いします。

■講義計画 ①生徒指導入門 ②生徒指導の基本的な考え方 ③生徒指導の歴史 ④生徒指導の意義 ⑤生徒指導の性格 ⑥生徒指導と発達段階(中学生) ⑦生徒指導と発達段階(高校生) ⑧反社会的問題行動の指導・Ⅰ ⑨反社会的問題行動の指導・Ⅱ ⑩非社会的問題行動の指導 ⑪進路指導の意義と方法 ⑫進路指導の歴史 ⑬進路指導と体験的学習 ⑭進路指導の実践例 ⑮生徒指導・進路指導の課題

【開講】後期 金1【担当】 松浦 善満

道徳教育指導法

■講義概要 教育基本法の改定において,「道徳心を培う」ことが明記された。これを受けて道徳教育は,児童生徒が人間としての在り方を自覚し,人生をよりよく生きるために,その基盤となる道徳性を育成しようとするものとされた。道徳教育をめぐっては、児童生徒に特定の価値観を押し付けようとするものではないかなどの批判が一部にある。しかしながら、道徳教育の本来の使命に鑑みれば、特定の価値観を押し付けたり、主体性をもたず言われるままに行動するよう指導したりすることは 道徳教育が目指す方向の対極にあるものである。むしろ、多様な価値観に向き合い、道徳としての問題を考え続ける姿勢こそ道徳教育で養うべき基本的資質であると考えられる。道徳教育を通じて、個人が直面する様々な事象の中で、状況を深く見つめ、自分はどうすべきか、自分に何ができるかを判断し、そのことを実行する手立てを考え、取り組めるようにしていくなどの改善が求められる。このような状況を踏まえ、道徳教育の充実を図るためには、「特別の教科 道徳」として新たに位置付けられた目標・内容・教材や評価・指導体制の在り方等を見直すとともに 道徳教育の要となる「特別の教科 道徳」の時間を用いた効果的な指導を確実に展開することができるよう、本講義を構成する。 本講義は、「道徳教育の要」としての道徳の時間を指導する教員としての力量を付けることを大きなねらいとし、道徳の時間における指導の方法、資料の発掘と活用、ねらいの絞り方、授業展開の工夫等について、できるだけ教育現場での実践を教材にしながら講義を進める。同時に、道徳の時間の指導案を作成し模擬授業をおこなうことで、実践的な指導力を付けてほしいと願っている。 ■到達目標

学校教育全体で取り組む道徳教育と、「道徳教育の要」としての「特別の教科道徳」の時間の指導で求められている内容や方法の在り方を追究しつつ、道徳の時間で使用する実際の資料を基に指導計画案を作成し、授業の実践とその後の授業分析を行える実践的な指導力を身につける。 ■講義方法

講義形式と模擬授業を中心として計画・実施・反省をおこなう小集団活動形式で行う。 ■系統的履修

生徒指導論 特別活動論 教科教育法 教育実習指導Ⅰ 教育実習指導ⅡA  教職実践演習

■授業時間外における予・復習等の指示 授業の各段階で課題の提出を求める。またその都度評価を行い、事後の学修に役立てられるようにする。

■成績評価の方法 平 常 点(30%) 毎回の授業で提出する授業カード 小テスト(20%) 目標・道徳項目についてのテスト 定期試験(50%)

■テキスト 文部科学省 [編] 『中学校学習指導要領解説』 日本文教出版 139円

■参考文献 随時授業で紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 道徳教育を実践できる教員の育成を目指す。生徒理解に立った道徳授業の大切さを理論と実践を通して学んでもらいたい。

■講義計画 ①オリエンテーション・道徳教育の歴史 ②道徳教育と学習指導要領 ③道徳教育の意義と役割及び指導内容 ④道徳性の育成、「道徳の時間」(道徳授業)の構成 ⑤道徳授業のねらいと生徒の実態、授業実践例 ⑥道徳授業における授業の在り方 ⑦道徳授業における資料の在り方・発問構成の在り方 ⑧模擬授業の学習指導案作成 ⑨模擬授業の実践① ⑩模擬授業の実践② ⑪模擬授業の実践③ ⑫模擬授業の実践④ ⑬模擬授業の実践⑤ ⑭多様な指導方法について ⑮道徳教育における評価について

【開講】後期 土1【担当】 橋本 雅子

教職課程

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特別活動論

■講義概要 学級(ホームルーム)活動や生徒会活動、学校行事などのいわゆる特別活動は教科教育、道徳教育、総合的な学習の時間と相互に関連して営まれている。本講義では、特別活動の変遷を検証しながら、特別活動の意義について考察し、同時に実践指導力を身につける。具体的には、特別活動を実践する上での意義や特別活動の指導法の現状、さらには特別活動における現状と課題について考察し、特別活動の事例等の課題に応じた様々な活動を行う中で、基礎的な実践的指導力を養う。 ■到達目標

特別活動について理解するとともに、教師としての実践的指導力を培う。

■講義方法 講義の他、討論・発表・ロープレイ等の参加型授業を導入する。

■授業時間外における予・復習等の指示 課題は積極的・主体的に取り組むこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 授業への参加、意欲・態度等を評価する。 レポート(30%) 活動と理解の達成度を評価する。 定期試験(40%) 学習内容の理解、教職への適性を試験で評

価する。 上記の尺度・割合を原則として総合的に評価する。欠席が3回を超える、遅刻が多い、著しく授業態度が悪い等の場合には、教職への適性を欠くものとして、単位を認定しない。

■テキスト 文部科学省 『中学校学習指導要領解説特別活動編』 ぎょうせい 114円 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説特別活動編』 海文堂出版 210円 プリントを配布するので、まとめておくファイルを準備すること。また上記テキスト解説は、1冊100円~ 200円程度なので、中学校・高等学校とも準備すること。

■参考文献 講義の中で紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 講義では様々な活動があるが、教職を目指す者として周囲の人と協力しながら主体的かつ意欲的に受講すること。

■講義計画 ①ガイダンス ②特別活動1 ③特別活動2 ④特別活動3 ⑤学級(ホームルーム)活動1 ⑥学級(ホームルーム)活動2 ⑦生徒会活動1 ⑧生徒会活動2 ⑨学校行事1 ⑩学校行事2 ⑪望ましい集団づくりと教師の役割1 ⑫望ましい集団づくりと教師の役割2 ⑬特別活動の指導計画と工夫1 ⑭特別活動の指導計画と工夫2 ⑮まとめ

【開講】前期 金1【担当】 多賀 優

教職課程

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本願寺派教師資格課程科目

カナ 科 目 名 担 当 者 開講曜講時 ページ

教化法 小池 秀章/赤井 智顕 通年 水5 251

勤式 泉井 文人/堤 楽祐/土岐 好道 通年 土4 252

宗教学概論 古莊 匡義 通年 火5 252

真宗学概論 長岡 岳澄 通年 水4 253

真宗史 北畠 浄光 通年 火5 253

日本仏教史 下間 一頼 通年 火4 254

仏教学概論 道元 徹心 通年 水3 254

本願寺派

教師課程

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教化法

■サブタイトル 浄土真宗における布教伝道-理論の考究と実践の修得- ■講義概要

宗教においてはその教えを正確に他の人々に伝え、教化伝道していくことの重要性があることはいうまでもない。特に浄土真宗は聞法が中心であり、それ故に布教伝道が重要視されている。本講義ではその布教伝道の理論を浄土真宗の法義に基づき、明らかに考究していく。しかし単に理論を学ぶだけでは、実際に布教伝道することは難しい。現在の布教現場にあっては、一体何が問題であり課題であるのか、このような布教伝道の現代的課題を考慮に入れながら、理論面と共に実践的側面の修得を目指す。

■到達目標 宗教的な問いについて、自ら考え、考えたことを自らの言葉で表現することができる。 ■講義方法

複数の講師によるチェーンレクチャー形式をもって講義を進める。布教伝道の理論的側面と、実践的側面の具体的な課題について口述をもって講義する。実践的課題の修得のため、布教実演と相互研鑽も取り入れる。 ■系統的履修

真宗学に関する諸講義。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義内容の予習・復習、並びに積極的な情報収集。 ■成績評価の方法

平常点(40%) 出席状況、受講態度などから評価する。 その他(60%) チェーンレクチャーのため、各担当教員から

の指示による課題をもって評価する。 ■テキスト

テキストの依用については講義時に各担当教員から指示する。 ■参考文献

講義時に各担教員から適宜紹介する。 ■履修上の注意・担当者からの一言

布教伝道の現場に即した、実践的側面を具体的に取り上げるので、自らの課題として積極的・主体的に取り組んで欲しい。 ■オフィスアワー・教員への連絡方法

講義時に各担当教員から案内する。

■講義計画 ①【教化伝道の理論について】  はじめに 本講義の進め方 ②【教化伝道の理論について】 宗教とは何か ③【教化伝道の理論について】  人は何の為に生きるのか ④【教化伝道の理論について】  苦悩について ⑤【教化伝道の理論について】  苦悩はどうすれば楽になるのか ⑥【教化伝道の理論について】  浄土真宗とは何か ⑦【教化伝道の理論について】  問いから浄土真宗を考える ⑧【教化伝道の理論について】  どのような関わり方が人を支えるか ⑨【教化伝道の理論について】 布教~教えを他者に語ることについて~ ⑩【教化伝道の理論について】  どのような僧侶になりたいか ⑪【教化伝道の理論について】  描く僧侶像を実現するにはどうするのか ⑫【教化伝道の理論について】  布教における基本姿勢 ⑬【教化伝道の理論について】  社会における宗教の役割① ⑭【教化伝道の理論について】  社会における宗教の役割② ⑮【教化伝道の理論について】  社会における宗教の役割③ ⑯【宗教教育について】 宗教教育とは・園児への教化伝道 ⑰【宗教教育について】 小学生への教化伝道(日曜学校) ⑱【宗教教育について】 中学生への教化伝道 ⑲【宗教教育について】 高校生への教化伝道 ⑳【宗教教育について】 視聴覚教材について 1【宗教教育について】 宗門の組織教化 2【教化伝道の実践について】  法話布教の理論① 3【教化伝道の実践について】 法話布教の理論② 4【教化伝道の実践について】 法話布教の理論③ 5【教化伝道の実践について】 法話布教の作法 6【教化伝道の実践について】  法話布教の実演と相互研鑽① 7【教化伝道の実践について】 法話布教の実演と相互研鑽② 8【教化伝道の実践について】  法話布教の実演と相互研鑽③ 9【教化伝道の実践について】  法話布教の実演と相互研鑽④ 0【教化伝道の実践について】  法話布教の実演と相互研鑽⑤

【開講】通年 水5【担当】 小池 秀章 、赤井 智顕

本願寺派

教師課程

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勤式

■サブタイトル 勤式とは何か。なぜ荘厳をするのか。僧侶とは。 ■講義概要

浄土真宗本願寺派の僧侶として、寺院活動を進める上で必須の一つが勤式である。本講義では寺院における日常勤行・法要儀式の荘厳・作法等の実演指導、及び住職として必要な基本姿勢を身につけることを重点的に学習する。

■到達目標 本願寺派の僧侶として必要な勤式や作法を身につける ■講義方法

作法・荘厳の講義及び声明の実演。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に指示する。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 定期試験(60%) 講義及び法式規範の内容から出題 ■テキスト

勤式指導所 『浄土真宗本願寺派 勤式集』 本願寺出版社 5,250円 勤式指導所 『浄土真宗本願寺派 法式規範 増補版』 本願寺出版社 3,570円 勤式指導所 『浄土真宗本願寺派 葬儀規範』 本願寺出版社 840円 勤式指導所 『浄土真宗本願寺派 葬儀勤行集』 本願寺出版社 1,050円 改譜正信偈和讃(小本和讃)[本願寺免物¥2,300.-]、御伝鈔唱読用[永田文昌堂¥682.-]も必要となります法式規範は増補版(表紙朱色)の内容から改定となっていますので、なるべく最新版(青色表紙)を用意してください。 ■参考文献

特になし

■講義計画 ①勤式を学ぶ心得と年間授業概要 ②荘厳について ③基本作法(合掌礼拝等)について  領解文 ④正信偈の出拠・歴史等 読誦の説明 ⑤正信偈 偈文(草譜・行譜) ⑥正信偈 和讃・念佛・回向 ⑦正信偈 総括 ⑧御文章(聖人一流・末代無智・信心獲得) ⑨佛事勤行 節柝の打法 ⑩葬儀規範 ⑪葬場勤行1 ⑫葬場勤行2、御文章(白骨章・大聖世尊) ⑬正信偈 和讃(道光明朗・光明月日) ⑭音楽理論・本願寺派の声明 ⑮復習 ⑯前期をふりかえって ⑰無量寿経作法1 ⑱無量寿経作法2 ⑲阿弥陀経作法 ⑳大師影供作法 1五会念仏作法 2初夜礼讃1 3初夜礼讃2 4読経作法(先請伽陀・讃) 5恒例法要 6本願寺の報恩講 7御伝鈔 8作法と衣体 9復習 0まとめ

【開講】通年 土4【担当】 泉井 文人 、堤 楽祐 、土岐 好道

宗教学概論

■サブタイトル 宗教を学問的に分析する ■講義概要

「宗教学」という言葉は、神学(宗学)や宗教哲学、宗教史なども含む学問領域全体を指すことも多いですが、本講義で主に扱うのは狭義の宗教学、つまり、宗教心理学・宗教社会学などの「実証的宗教学」です。本講義では、「宗教と世俗」、「聖と俗」などの対概念を軸にして様々な事例を取り上げつつ、狭義の宗教学が宗教を分析する際に用いるさまざまな方法論を紹介し、受講者もこれらの方法を活用できるようにすることを目指します。また、本講義は教職科目でもあり、宗教になじみのない受講者も多いと思いますので、諸宗教の入門的な講義を最初に行います。 ■到達目標

諸宗教の基本的な知識を身につける。 宗教をさまざまな学問領域の方法論を用いて考察できるようになる。 ■講義方法

毎回配布するレジュメや資料をもとに講義します。DVDなども適宜参照しながら授業を行います。授業中に小レポートを課します。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義で紹介した文献を自分で読みつつ、みなさんにとって身近な事例を宗教学のさまざまな手法を使って分析してみてください(レポートで分析の結果を報告していただきます)。 ■成績評価の方法

平 常 点(40%) 授業内容の理解を問う小レポートや授業中の課題を適宜行う。

レポート(60%) 前期と後期、それぞれレポートを提出してもらう。 ■テキスト

特になし ■参考文献

脇本平也 『宗教学入門』 講談社学術文庫 1,188円 細谷昌志・藤田正勝編 『新しい教養のすすめ 宗教学』 昭

和堂 2,052円 星野英紀他編 『宗教学事典』 丸善 21,600円 島薗進他編 『宗教学文献事典』 弘文堂 12,960円 櫻井義秀・平藤喜久子編著 『よくわかる宗教学』 ミネルヴァ書房 2,592円 櫻井義秀・三木英編著 『よくわかる宗教社会学』 ミネルヴァ書房 2,592円 本講義で扱う参考文献は多岐にわたりますので、上記以外のものは講義中に指示します。

■講義計画 ①イントロダクション ②宗教とはなにか ③比較宗教学 ④一神教 ⑤日本の宗教 ⑥中間まとめ ⑦神道の展開 ⑧宗教とカルト ⑨前期のまとめ ⑩前期の復習と前期レポート試験の講評 ⑪宗教現象学 ⑫宗教起源論・宗教進化論 ⑬通過儀礼 ⑭宗教心理学 ⑮宗教社会学1 ⑯中間まとめ ⑰宗教社会学2 ⑱現代における宗教の課題 ⑲講義全体のまとめ

【開講】通年 火5【担当】 古莊 匡義

本願寺派

教師課程

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真宗学概論

■サブタイトル 浄土真宗の教えを学ぶ ■講義概要

浄土真宗の教え、親鸞の思想について講義していく。前期は、真宗の学び方、書籍の調べ方を含め、仏教から浄土真宗への流れ、真宗の教えの基本事項について触れ、真宗理解の基礎力を養っていく。後期は、親鸞の著作から、真宗の教えについての理解を深めていく。

■到達目標 ・真宗の教えの学び方を修得する・真宗の教えの基本事項を理解する ■講義方法

基本的に講義形式で進めていく。真宗の教えの基本的な事項を理解することに重点を置くため、受講者の理解度に合わせて講義を進めていきたい。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義時に配布するレジュメを保存し、見直すこと。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 受講態度等 小テスト(20%) 前期末にテストを実施(真宗教義の基本を理解できているかを確認) 定期試験(30%) 後期試験期間にテストを実施(真宗教義を理解できているかを確認)

■テキスト 教学伝道研究センター編纂 『浄土真宗聖典(註釈版)第二版』 本願寺出版社 5,616円 講義時には『浄土真宗聖典(註釈版)』を手元に置いておくことが望ましい ■参考文献

講義時に紹介 ■履修上の注意・担当者からの一言

毎講義、真宗教義における重要事項の説明が中心となるため、出席状況を重視します。また、意欲的な受講態度を期待します。

■講義計画 ①講義概要・真宗を学ぶ前に ②仏教概説(1) ③仏教概説(2) ④仏教概説(3) ⑤親鸞の生涯(1) ⑥親鸞の生涯(2) ⑦真宗の教え(1) ⑧真宗の教え(2) ⑨真宗の教え(3) ⑩真宗の教え(4) ⑪真宗の教え(5) ⑫真宗の教え(6) ⑬真宗の教え(7) ⑭真宗の教え(8) ⑮前期まとめ・小テスト ⑯親鸞の著作について ⑰『教行信証』について ⑱真実の教え(1) ⑲真実の教え(2) ⑳真実の行(1) 1真実の行(2) 2真実の行(3) 3真実の信(1) 4真実の信(2) 5真実の信(3) 6真実の信(4) 7真実の信(5) 8真実の証果 9真実の証果 0後期まとめ

【開講】通年 水4【担当】 長岡 岳澄

真宗史

■講義概要 本講義では、まず、親鸞があきらかにした真宗が、歴史のなかでいかなる主体や集団を成立させる信仰であるのかを確認する。その際、親鸞以前の日本仏教の歴史と、親鸞が生きた時代状況にもふれながら、親鸞が確立した信仰の歴史的性格にせまりたい。次に、親鸞以後に、真宗がどのように継承され、変容していったのかという問題を取り上げる。特に、親鸞以後の真宗教団が、各時代状況(支配体制/社会制度/文化・思想・宗教性など)のなかで果たした役割について、それを支えた信仰との関係性に注意を払ってみていくこととする。以上の講義を通して、現在の真宗教団が背負う課題を考えたい。 ■到達目標

親鸞が成立させた真宗教団のあり様(「御同朋・御同行」の内実)について理解する。真宗教団が歴史のなかで果たした役割を理解し、その問題性と可能性を考える。 ■講義方法

基本的に「講義形式」で行う。適宜、レジュメ・関係史料を配布する。講義の最後に、理解できたことや考えたことを用紙に書いて提出してもらう。

■授業時間外における予・復習等の指示 真宗史に関連する概説書を読み、大まかな内容の予習をしておくこと。講義で使用した専門用語などについて、復習を行って理解すること。 ■成績評価の方法

平 常 点(30%) 受講時の学習状況 小テスト(20%) 前期最終回の講義に実施予定。講義内容に

即した試験を行う。 レポート(10%) 後期初回の講義で提出。テーマは講義のな

かで発表する。 定期試験(40%) 講義内容に即した試験を行う。

■テキスト 特になし

■参考文献 二葉憲香・松尾博仁・福嶋寛隆(編) 『新編 歴史のなかの親鸞』 永田文章堂 2,800円 福嶋寛隆 『歴史のなかの真宗』 永田文章堂 2,800円 中央仏教学院編 『真宗史』 本願寺出版社 1,200円

■講義計画 ①ガイダンス ②日本への仏教伝来 ③蘇我氏の仏教受容と「聖徳太子」の仏教受容 ④律令体制期の仏教 ⑤日本における浄土教の展開 ⑥法然の専修念仏 ⑦親鸞の信と教団 ⑧大谷廟堂の寺院化 ⑨親鸞没後の関東門弟の系譜 ⑩初期本願寺教団 ⑪小テスト 講義の補足 ⑫蓮如と本願寺教団 ⑬一向一揆 ⑭近世初期の真宗 ⑮幕藩体制と真宗 ⑯近世における真宗の展開 ⑰近代天皇制国家と真宗 ⑱戦時下における真宗 ⑲現代と真宗 ⑳まとめ

【開講】通年 火5【担当】 北畠 浄光

本願寺派

教師課程

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日本仏教史

■サブタイトル 日本仏教の受容と変容 ■講義概要

外来思想であった仏教がどのように受容・展開し、日本社会の中に定着してきたのか。現代人の宗教観・倫理観はどのような過程をへて形成されてきたのか。本講義では日本仏教のあり方を歴史学の方法を用いて考察し、日本における仏教受容を検証していく。

■到達目標 高等学校では政治の流れを中心に歴史を学んできた。ここでは仏教を方法的視座にすえることで、今までと異なる日本歴史像を提示できると考えている。

■講義方法 講義形式で授業を行なう。

■授業時間外における予・復習等の指示 講義中に指示する。 ■成績評価の方法

平 常 点(10%) レポート(10%) 定期試験(80%) ■テキスト

特になし ■参考文献

二葉憲香・他 『 歴史のなかの親鸞』 永田文昌堂 2,400円 その他、講義中に紹介する。

■講義計画 ①これから学ぶ仏教 ②仏教伝来 ③古代の仏教① ④古代の仏教② ⑤中世の仏教 ⑥近世の仏教 ⑦近代の仏教 ⑧日本仏教の課題

【開講】通年 火4【担当】 下間 一頼

仏教学概論

■講義概要 仏教の教理について、歴史的展開をふまえながら体系的に講義する。テキストに用いて講義する。先ず仏教が「真理の宗教」とされる理由を説明し、仏教が説く縁起の思想について講義する。そして、大乗仏教が興起し、中国仏教・日本仏教へと展開する過程で仏教が宗派仏教として広まった内容を解説する。特に天台教義・浄土教義については詳しく講義したい。また、現代社会における仏教思想の持つ意義についても考察を試みたい。 ■到達目標

本願寺派教師資格科目の一つとして、要求される知識を身につける。 ■講義方法

基本的にテキストに用いて板書しながら講義し、視聴覚教材を随時織り交ぜて説明する。また、必要に応じてプリントを配布する。 ■系統的履修

必修の「仏教の思想」A・Bを履修済みであること。 ■授業時間外における予・復習等の指示

講義時に紹介した参考文献を読む。 ■成績評価の方法

平 常 点(50%) 講義毎回に課すミニレポートや受講態度 定期試験(50%) ■テキスト

芹川 博通他 『仏教思想へのいざない』 北樹出版 2,200円 ■参考文献

講義時に紹介する。

■履修上の注意・担当者からの一言 学んだ知識を基に、仏教のものの見方を養っていってほしい。

■講義計画 ①イントロダクション ②仏教とは何か ③仏教の根本原理 ④縁起の思想(1) ⑤縁起の思想(2) ⑥大乗仏教の起こり ⑦大乗仏教の思想(1) ⑧大乗仏教の思想(2) ⑨大乗経典 ⑩中国仏教の思想(1) ⑪中国仏教の思想(2) ⑫日本仏教の特徴(聖徳太子) ⑬日本仏教の特徴(奈良仏教) ⑭日本仏教の特徴(平安仏教) ⑮日本仏教の特徴(鎌倉仏教) ⑯現代社会と仏教 ⑰まとめ

【開講】通年 水3【担当】 道元 徹心

本願寺派

教師課程

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2016年度理工学部 電子情報学科 Syllabus

2016年4月1日発行

 編集発行 龍谷大学理工学部

〒520-2194 大津市瀬田大江町横谷1-5

 印  刷 アインズ株式会社

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www.rikou.ryukoku.ac.jp

龍谷大学理工学部 電子情報学科

2016 

Syllabus