the monogatari 第56章 · 思う。でも決めたからってそうはならない。想い...

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Monogatari Bimonthly News 2013 特集: June-July 56 物語コーポレーション社内報 4代目編集長 鈴木 由加 『個性』とは、奇抜であったり人と違ったりすることではなく 自分の意思を率直に言葉や思いにし 私という人間のわがままや好き嫌いですらを 私という人間だと周りに伝えること。 一般的に、はたまた常識的にこの考えが 正しいのか間違っているのかわからないのですが ただ、こうやって考えはじめてから、 人生はよりおもしろくなりました。 物語コーポレーション社内報 4代目編集長 鈴木 由加 写真撮影 水谷フォトスタジオ ●URL http://www.monogatari.co.jp  豊橋フォーラムオフィス/愛知県豊橋市西岩田五丁目7番地の11 Tel.0532・63・8001 Fax.0532・63・8002 ●E-mail [email protected] 東京フォーラムオフィス/東京都港区南青山二丁目4番3号 Tel.03・5414・5750 Fax.03・5414・5780 ●E-mail [email protected] ※画像の無断複写・無断転載等を固く禁じます。 私、加治の日常は二つの方針で形成されて いる。 「ホンネで行こう!」と「きれいごとで行こう!」 行ったり来たりではなく、ミックスでもなく、色は分 かれるけど一体化している、、、まあ二色ソフト みたいな感じ。 「ホンネで行こう!」は、ものごとには全て、裏と表、 陰と陽があるように、喜劇の裏に笑えない現実 が隠されていたりするように、影があるから光 が存在するように、ものごとの裏側もしっかり捉 えたい、きれいごとで騙されないし、騙す事もし ない。正直で人間臭く、本質的でありたいとい う欲求を自分にも周りにも課していきたいという 方針。 「きれいごとで行こう!」は、でもその上で、やっぱ り光を求めたい、光に向かって行きたい、光を 放ち周りを灯す存在でいたい。その事で喜ぶ 人を見たり気づいたり実感できる時に幸福感 を感じる。だから短所より長所、問題点より機会 点を発信したい。『きれいごとという光の言葉』 を与え合って行きたいという欲求を自分にも周 りにも課していきたいという方針。 楽天家の自分、怠慢な自分、自信家の自分、 びびりーな自分、誇り高い自分、皮肉屋の自分、 明るく元気な自分、臆病な自分・・・ 見えちゃうものも見たくないものも、56年分の自 分を全部丸ごと、ずっぽり受け入れたうえで決 めた方針だから、一生これで行くことになると 思う。でも決めたからってそうはならない。想い は叶うとか、引き寄せの法則とか、心地よいメッ セージは良く目にするけど、そう簡単でないこと も知っている。 徒然、心に移りゆくホンネもきれいごとも、『な ぜ?』そう思ったのか、これまた正直かつ具体 的に伝える力がなければ周りは納得しない。 それがセットで表現されなければマスターベー ションで終わる事になる。だから『説明力』を磨 きたい。そしていつも『なぜ?』に拘りたい。『目 的原理主義者?』(今思いついた造語)にさえ なりたいと思う。初めから最後までブレなけれ ば効果的で省エネだ。それが出来て初めて 二つの方針は具現化する。 あらためて振り返ると本気で思っている事って、 叶うというよりも人に言いながら確信を深めたり、 より具体的に明確になる事が多い。 だから説明が本気であることが前提。 この二つの方針を生きることが自分も周りも幸 せにするって思い込んでいる。だからこれから も、ホンネときれいごとのワケを分かりやすく説 明できる『発信の達人』になりたいと思っている。 代表取締役社長・COO 加治 幸夫

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Page 1: The Monogatari 第56章 · 思う。でも決めたからってそうはならない。想い は叶うとか、引き寄せの法則とか、心地よいメッ セージは良く目にするけど、そう簡単でないこと

Monogatari Bimonthly News 2013

特集:

June-July第56章

物語コーポレーション社内報4代目編集長

鈴木 由加

『個性』とは、奇抜であったり人と違ったりすることではなく自分の意思を率直に言葉や思いにし私という人間のわがままや好き嫌いですらを私という人間だと周りに伝えること。

一般的に、はたまた常識的にこの考えが正しいのか間違っているのかわからないのですがただ、こうやって考えはじめてから、人生はよりおもしろくなりました。

物語コーポレーション社内報4代目編集長

鈴木 由加

写真撮影 水谷フォトスタジオ

●URL http://www.monogatari.co.jp 豊橋フォーラムオフィス/愛知県豊橋市西岩田五丁目7番地の11 Tel.0532・63・8001 Fax.0532・63・8002 ●E-mail:[email protected]東京フォーラムオフィス/東京都港区南青山二丁目4番3号 Tel.03・5414・5750 Fax.03・5414・5780 ●E-mail:[email protected]※画像の無断複写・無断転載等を固く禁じます。

私、加治の日常は二つの方針で形成されている。

「ホンネで行こう!」と「きれいごとで行こう!」

行ったり来たりではなく、ミックスでもなく、色は分かれるけど一体化している、、、まあ二色ソフトみたいな感じ。

「ホンネで行こう!」は、ものごとには全て、裏と表、陰と陽があるように、喜劇の裏に笑えない現実が隠されていたりするように、影があるから光が存在するように、ものごとの裏側もしっかり捉えたい、きれいごとで騙されないし、騙す事もしない。正直で人間臭く、本質的でありたいという欲求を自分にも周りにも課していきたいという方針。

「きれいごとで行こう!」は、でもその上で、やっぱり光を求めたい、光に向かって行きたい、光を放ち周りを灯す存在でいたい。その事で喜ぶ

人を見たり気づいたり実感できる時に幸福感を感じる。だから短所より長所、問題点より機会点を発信したい。『きれいごとという光の言葉』を与え合って行きたいという欲求を自分にも周りにも課していきたいという方針。

楽天家の自分、怠慢な自分、自信家の自分、びびりーな自分、誇り高い自分、皮肉屋の自分、明るく元気な自分、臆病な自分・・・

見えちゃうものも見たくないものも、56年分の自分を全部丸ごと、ずっぽり受け入れたうえで決めた方針だから、一生これで行くことになると思う。でも決めたからってそうはならない。想いは叶うとか、引き寄せの法則とか、心地よいメッセージは良く目にするけど、そう簡単でないことも知っている。

徒然、心に移りゆくホンネもきれいごとも、『なぜ?』そう思ったのか、これまた正直かつ具体的に伝える力がなければ周りは納得しない。

それがセットで表現されなければマスターベーションで終わる事になる。だから『説明力』を磨きたい。そしていつも『なぜ?』に拘りたい。『目的原理主義者?』(今思いついた造語)にさえなりたいと思う。初めから最後までブレなければ効果的で省エネだ。それが出来て初めて二つの方針は具現化する。

あらためて振り返ると本気で思っている事って、叶うというよりも人に言いながら確信を深めたり、より具体的に明確になる事が多い。だから説明が本気であることが前提。

この二つの方針を生きることが自分も周りも幸せにするって思い込んでいる。だからこれからも、ホンネときれいごとのワケを分かりやすく説明できる『発信の達人』になりたいと思っている。

代表取締役社長・COO 加治 幸夫

Page 2: The Monogatari 第56章 · 思う。でも決めたからってそうはならない。想い は叶うとか、引き寄せの法則とか、心地よいメッ セージは良く目にするけど、そう簡単でないこと

Smile& Sexy

「発信」が重要である理由物語コーポレーションが強い理由はたくさんのリーダーが次 と々発現することにある。

・理念を「発信」できるリーダーしかリーダーになれない。

・「発信」することが当然という風土の中からしかリーダーは生まれない。

・「発信」できる人々の中からしか真の清く正しいリーダーは育たない。

・物語コーポレーションと他社との最大の違いは、 「発信」文化と「リーダー発現」文化にある。

・「発信」しなければならない環境はリーダーの能力開発、脳力開発、 そして潜在能力開発の最大ファクターである。

社長の加治は、もう何年も前、以下のような応援を私にくれた。

「十数年前、物語コーポレーションの社内報の第1号が私、加治に送られてきた。その表紙には

とあった。胸がふるえた。」

そういわれた私の胸がふるえた。その表紙がこれです。この、

から始まった我がスーパー社内報は私にとり、とても勇気がいることでした。心の中を正直に言います。

びびり1.こんな社内報を出しちゃってお金が続くかなぁびびり2.まだこんなに会社が小さいのに えらそうなこといって大丈夫かなぁ

欲望1.金より理念という自分になりたい“Smile&Sexy”で この日本国に革命を起こそう!

欲望2.金より理念という会社になりたい欲望3.理念をびびらず堂 と々発表する人でいたい欲望4.仕事やビジネスは苦しむことや 作業の場でなく、明るく、元気に、 正々堂 と々理念前面で進みたい欲望5.そう思ったらすぐにその理念を 行動に移す自分でいたい欲望6.そう思ったらすぐにその理念を 行動に移す会社にしたい

となったのです。

では、欲望1、2、3、4、5、6と6回も登場する理念とは何だったのだろうか。

それはもちろんSmile&Sexyであります。

「それって何なの?」「もっと具体的に分かりやすく言ってよ!」と言われたら小林はこう答えます。

日本国においては、言ってしまう人が少ないことに不満と少々の絶望感を抱いていた私は、会社の中だけでなく外に向けて、先ず言っちゃおうぜ!!明るく!! 元気に!!が、私の革命の中身であった。そして、その社内報創刊時のその心は、まだ強く私の中に息づいている。“先ず言っちゃおうぜ”に向けての私の執念深さは会社の皆が辟易していることだろう。それでも小林はそれをやめるそぶりを見せない。見せないどころか、さらに強めている。語気強く、言っちゃえ! 明言しちゃえ! 表現しちゃえ!自己開示しちゃえ! 反応しちゃえ!これが物語流『発信するということ』なのだ。

これが『Smile&Sexyということ』なのだ。

代表取締役会長・CEO 小林 佳雄

『“Smile&Sexy”でこの日本国に革命を起こそう!』

『“Smile&Sexy”でこの日本国に革命を起こそう!』

「思ったら言うということ」思っているのになぜ言わないの? やらないの?

「感じたら表現するということ」感じているのになぜ表現しないの?

「やるべきと思ったらやること。」やるとやらないの二つしかないのに、なぜ決めないの?

「ステキと思ったらやっちゃうということ」ステキと思っているのにステキをやれないっていうステキじゃない人にはなりたくないよ。

「カッコいいと思うことを 実現したいと思うこと」ビジネスから普段の暮らしまですべてカッコいいと思うことを恐れずやってみる自分になりたい。

先ず、言っちゃおうぜ!!そして、やっちゃおうぜ!!というのが私の言いたいことなのであった。

Smile&Sexyとは、

だったら、社内報で明言、宣言しちゃおうぜ!

1999年6月1日に発行されたSUPER社内報『SMILE&SEXY』の第1号

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「発信について文章を書けー!」ってすずきゆか編集長に言われて、「中井は『物語のコラムニスト』じゃないんじゃー! 最近文章書く仕事ばかりで飽き飽きなんじゃー!」と言い返したら、「いいじゃん、今もう怖いものないでしょ?」と即断され、「確かに。」と即決。今の自分には数値責任はおろか、なんか発信したら速攻電話かけてきて「中井さん、あれはちょっとさぁ…。気持ちはわかるけど…。」と言ってくる上司も居ない。完全な放し飼い。(笑)確かに一番自由なポジションかもしれない。なんで、多分私しか言えないだろうことを言ってみる。

4月頭に、加治社長が「今月のお勧め本コーナー」でとある本の紹介をして、それを全店舗に配った。そして多くの感想発信がきた。社長は引き続き5月のお勧め本にもこの本を取り上げ、さらに6月にも感想を発信するようダメ押しをした。(…意外としつこい。笑)結果、「勉強になりました!」という感想が連日寄せられて…正直私は「気持ち悪ー」と思った。別に本の内容がどうこうではなくて、どんな人気作家でもAmazonの書評に「つまらない」って書く人はいるのに、みんながみんな絶賛しているその状況がどうにも不自然で気持ちワルくて。送付準備したのは私で、「感想を全社発信して下さいね」っていう全社発信をしたのも私なもんで、最初の数人くらいは「送ってよかったなー甲斐があったなー」って思ったんだけどここまでみんなが言ってると、異常。

今回社内報のテーマは発信だそうで、きっと、「発信ってこんなにステキだよ!」「積極的に反応しようよ!」「全社発信したら宝くじで1億円当たりました!」「反応したら彼女ができました!」みたいな胡散臭い記事を、すずきゆかがたくさん集めてるんだろうなって思う。まぁ確かに、反応する事自体は良い事だと思うんだけど、この流れだと賛同しかない反応がやたらに量産されそうで、それってどうなんだろう? 人の意見なんてものは、全力で東に走る人が

いれば全力で西に走る人もいた方が、長い目で見るとバランスが取れた組織になると私は思う。反応が増えても【反論】が増えなければ、お互いが褒め合うためだけの馴れ合い空間にしかならない。5月の小林会長講話で、「多くの人が、『意見をたくさん持っている(でも言わない。)』という事に気付いた」という発言があって、私は「これだ!」と思った。

「入金や事務の時間は勤務時間にしろと言う割には、それを組み込んでない予算を承認してるよねー」とか、「社員教育のために研修を増やすのはいいけど、それって2名店舗の店長にとっては無給の公休出勤が増えるだけなんだけどさー」とか、もっともっとみんなで言うべきなんだきっと。言うと絶対に「いやでもリスクが…」「人件費率が…」

とか、東に走る人が出てくるので、こういうのはむしろ、思いっきり西に偏った発言をしたほうが効果は大きい。とは言えやっぱり、反対意見と言うのは言いにくくて、みんながみんな【反論】できるかというとそれはさすがに難しいとは思う。そういう人は、全員発信でなくても直接メールでもいい。いわゆる「個人が

個人にたくさん反論」ってやつ。(え? ちょっと違う?)全社員に全社員が、やろうと思えばいつでもメールできるって言うのも物語の面白い文化だ。まぁそれでも言いにくいって言うなら私に下さい。今の中井に怖いもんは無いらしいので、ヒマな時にチラシの裏に書いて紙飛行機を折って豊橋で飛ばしたりします。(どこに飛んでくかわかんないけど。)さっき言ったお勧め本の感想について、加治社長も実は「つまらなかったら『つまらなかった!』でもいいから発信して欲しい」って紹介の中で言ってる。【賛同】じゃなくて、純粋な【反応】を呼びかけてる。これは本当にスゴイ。誰だって賛同してもらった方が嬉しいし、反対されるとイラってくるのが普通。偉い人だともっとそう。だってやろうと思えば自分に都合がいい意見だけ聞

ける立場なんだし。ホントに珍しい事に物語のトップ2人の「反応しろ!」は、意訳すると「俺に物申せ!」になるのだ。中井は基本的に疑り深いから「Smile&Sexy」とか「飲食大生業」なんて言葉に簡単に騙されない。だから本当にその通りの物語コーポレーションであるのか、こう見えて密かに私はヨシオとユキオが言う事と、やる事が一致してるか監視してる。矛盾があったり、自分に都合がいい意見だけ言い始めたら「うそつきー!」って言おうと思って。そのためには【反論】がもっともっと必要。最後にどーでもいい話だけど、あれだけ「読んで下さいね」と言っておきながら、私は例のお勧め本を読んでいない。深い意味はなく、なんとなく興味が無くて。(現場離れちゃったしねぇ。)…中井もちょいちょい、嘘つくのでご注意下さい(笑)

すずきとしかずは『伝えるということ』について考えた

まずは意見表明(発信)します。映像で自分の思いを表現するということは、楽しい。いつか、いつの日かそんなことがやりたいとずうっと思っていた。今、その場をいただいている。なんというか、とてもうれしい。うれしいにもかかわらず、それに携わる者としてその気持ちをおおっぴらに表明、つまり発信したことはこれまでありませんでした。だから、これからここでおおっぴらにします。ひとりひとりが語り部である(またはそれを目指している)はずの物語コーポレーションですが、実際には意見を表明する人とその場所が少ないのではないかと常に憤りに似た疑問を感じていました。そして、誰かが埋もれている誰かの成功体験や失敗体験をもっともっと世の中(大きくでましたが)に知らしめるべきではないのかという正義感みたいなものがボクを映像を通して思いを伝える道に引っ張り込みました。実は誰の許可を得ることも無くはじめたのです。小林さんおっしゃるところの『やっちゃえ』をやっちゃったってヤツです。制作しはじめた当初はシナリオを用意することなどなく取材対象者のコメントをインタビュー形式で客観的に紹介することだけをしておりましたが、回を重ねるごとにボクの意見を主張する『オレのVTR』でなくして何の価値があるか! という思いにいたりました。そうじゃないと意味がないし、そもそも制作する自分が楽しくないと気が付いたからです。そんなわけで、いつしか『取材対象者』は『主人公』となったわけです。これもいわゆる『やっちゃえ』をやっちゃったってヤツです。今では偉そうにもテーマから作品の構成を考えだすようになっ

てしまいました。つまり、ある作品で主人公が表現していることは全てボクの意見でもあるわけです。そしてボクが『オレのVTR』を使ってみなさんに伝えたいことは 自己表現、意見表明、自分らしさアピール、自由の尊重、リーダーシップ この五つの素晴らしさです。ちょっと極端かもですが物語コー

ポレーションが物語コーポレーションであるためのエッセンスであると思っているからです。この五つをテーマとした作品をもっともっとたくさん世の中に送り出したいと思っています。主人公が光り輝く場

を借りてボクの意見をもっともっと発散させたい! 映像作家魂(いっちょまえに)がうずく!おわかりいただけますでしょうか、この感覚。さらに近頃、ボクたち、つまりボクを含めたみなさんが大切にしていること(気持ち)をテーマとすることが必要であることにも気が付きました。そのコンセプトを『オレのVTR』と対になる『みんなのVTR』であるとしました。レストランビジネスって素晴らしいな、仲間って大切だな、明日からまだ頑張ろう視聴するみなさんがそんな風に思ってくれることを目標としたもの、そんな位置づけの作品も世の中にたくさん発信していきたいと強く思うのです。ここまで書いてふと気が付きました。『オレのVTR』=『SEXY』

『みんなのVTR』=『SMILE』「おおっ!」ボクも少しだけ小林佳雄に近づいたのでしょうか(笑)私が入社して間もないころに、『Smile&Sexyで日本国に革命を起こすのだ!』とまじめな顔して言っていた小林佳雄の姿が今でも鮮明に思い出されます。私も今ようやくその境地に入門できたような気がします。いや、気だけじゃないな、きっと。

野望つまり本当にやりたいこと物語ファミリーに関係する全ての映像コンテンツを統括し制作する役割を担うことを生意気にも目論んでおります。野望というより夢みたいなものでしょうか。(と、少し表現を和らげてみました)その結果、映像を通してみなさんの心を支えること。『心をつくる』こと。これがボクの本当にやりたいこと、つまり『伝えるということ』です。ボクのつくる映像で やる気が起きる、勇気が湧く、希望ができる

みなさんがそんな気持ちに少しだけでもなれるようにこれからますます知恵を振り絞る所存です。大上段に構えすぎているかもしれないとちょっとビビりますが、勇気を振り絞ってあえて宣言いたします。

ステレオタイプに糾弾を

管理本部総務部マネジャー

中井 久美 なかい くみ①A型 ②中井久美 ③中井久美 ④転職または転勤さもなくば一人旅あわよくば海外 ⑤豊橋フォーラムの人間関係 ⑥B’zのライブチケット ⑦普段は30通くらい。月末月初は100通近く ⑧伝えたい事をわかりやすく書くこと。かつ、都合の悪い事はふんわりとごまかすこと

FC支援室 シニアマネジャー

鈴木 利和 すずき としかず①ボクはふたご座じゃんね。自分でも自分のことを二面性があるなーと感じるほどふたご座じゃんね。編集長はすぐに血液型を聞いてきたり書けと言うけど、だから天邪鬼なボクは生まれ月の星座を書くじゃんね。こんなこと書くとまた怒るとおもうけど、怒った顔を思い浮かべながら書くのが楽しくて好きじゃんね。

フランチャイズニュース新規に加盟していただいた企業さまや新たにオープンした加盟店さまの情報を、できる限り客観的に2分間くらいでサラッと紹介することをコンセプトにしたコンテンツです。各方面からお叱りを受けるかもしれませんが、客観性を磨く訓練をさせていただいております。

THE STORYTELLERこれが、まさに『オレのVTR』です。『やっちゃえ』をやっちゃったヤツです。新作を作る度に映像表現のもつパワーと繊細さを学んでいます。本当はもっとマニアックに作りこみたい欲望がありますが、まずはテーマをしっかり際立たせることに注力しております。

成功物語・感動物語『みんなのVTR』です。各事業部からエピソードを公募して5本~6本の短編映画を作ります。制作にあたっては全てが本格的です。そんな中で総合プロデューサーみたいなことをさせていただいております。換言すれば物語っぽいカラーやエッジを出すためのアレンジャーとでもいうのでしょうか。制作中はその道のプロたちととても刺激的な時間を過ごすことができます。

企画、シナリオ、出演交渉、撮影、編集、とにかく全て自分でやっております

①血液型 ②好きなもの ③大切にしているもの ④趣味 ⑤今、興味を持っていること ⑥最近買ったものは?⑦メールは1日に何通くらい発信しますか? ⑧メール発信についてこだわっていることがありますか? それは何ですか?

Page 4: The Monogatari 第56章 · 思う。でも決めたからってそうはならない。想い は叶うとか、引き寄せの法則とか、心地よいメッ セージは良く目にするけど、そう簡単でないこと

私が社内報担当となって初めて作った号です。「あんた、本当にできるのかん?」と小林さんに心配されながら作りました。載せたいものが山ほどあるし、テーマが絞りきれていない荒削りの社内報でした。でも、私ならできるっていう根拠のない自信があったのは事実です。これまでデザインも編集もそして文章ですら勉強も仕事もしてきたことがない私ですが、物語の社内報は作れる! 私以外の誰が作れるの? と思っていました。で、その自信は現在確信に変わっています。

第27章

田舎サムライをぶった斬れ!!2006/5 3000部発行

99年頃使っていた会社案内をパロディして作ったホスピタリティーパートナーズコンテストの特集号です。色合いや作り方などほぼ踏襲。Smile&Sexyの経営理念を基本にし、パートナーやブランドの魅力をグラフィカルに見せました。この社内報から写真をプロのカメラマンに撮影してもらい一気にクオリティがあがったのを感じた号です。

第30章

素敵に生きようぜ!2006/10 3000部発行

平たくいうと女性特集号なんですね。物語は男性社員が圧倒的多数なのですが、やっているのはお母さん商売、創業者は小林きみゑさんという現在89歳、でも車は運転するわ、お酒はのむわ、肉は食らうわ(脂もだいすき)、頭はしっかり、計算ぴったり、約束かっちりのすごいお母さん、という企業。小林さん(会長)もことあるごとに「オレの半分は女性だから」とその感性を自慢します。そういうものをまるごと詰め込んだ号になりました。

第32章

物語コーポレーションの看板・娘2007/3 3000部発行

以前からアメコミタッチの表紙を作ってみたいと思っていたことから企画した号です。岡店長が描く『かるびボウズ』が最高です。店舗ではオリジナルの手作りPOPが貼ってあったりします。このとき登場してもらった『ヒロエちゃん』は以前からその接客もさながらお店を飾る制作物で話題のひとでした。ミニチュアなラーメンやPOP、そしてイラスト。アートいっぱいでおもしろい号です。

第41章

artな物語を物語れ!2009/2 4000部発行

表紙の柳生さんがド怖いけどかっこいい! この号は『丸源の番外編』をイメージして作りました。寒い日に超多忙なエリアマネジャーたちを豊橋港の廃棄資材置き場前に呼び出して行った撮影も看板娘から笑顔を奪って正座させちゃったことも丸源応援団をリアルに画像にしたこともどれも創作者魂に火が点く材料となり、それはそれは楽しく作り上げました。応援団がテボなどの道具を持っているのは、100%本人たちのアドリブです。

第47章

丸源名言集2010/12 10000部発行

会長と社長の就任特集号です。『両A面』(ドーナツ盤世代ですから)をテーマにその人となりを公私ともに見せちゃおうと企画しました。写真から伝える小林家のリビングや加治家の本棚からのハードカバーたちの音や空気とともに修正なしのインタビュー記事も好評でした。三河弁満載、普段どおりのしゃべりを文字に起こすことの楽しさは抜群で、これこそ編集者の役得でした。

第49章

自分物語×会社物語2011/9 10000部発行

店舗開発部のメンバーが4人だったことと、ボスの牧さんがビートルズ好きだったことで「いつか部門特集とするときは、店舗開発部×ビートルズだ」と考えていました。アビィロードならぬ、物語本社前ロード。年がら年中出張ばかりのジョンはゴロゴロを引いて意欲満々で撮影参加してくれました。普段はクールで意欲など欠片も見せないタイプなのですが。

レコードジャケットはイエローサブマリン風の物語会議室。細部までこだわってます。

ご存知、おこほんの看板のきみゑさんです。インタビュアーとしてもデビュー。

第51章

A HARD DAY'S NIGHTver.Monogatari2011/12 10000部発行

表紙はYMOの『増殖』のパロディです。時々違う表情が入っているのは、当初“こわーい”顔だけを並べていた私にのぶえさんが「…ゆかさん、私たち仮にもお客様商売をしているので…」と訴えた成果です。そんなことを言っても、寒さ残る晴天の日に古い家屋前で『正念場』だの『タスクフォース』なんて文字を真剣な顔で掲げてくれました。2人の役者根性に感服した号です。

第54章

ショップビジネス・タスクフォース2013/1・2 10000部発行

TheMonogatari今回の社内報、自分の顔を表紙に出しました。

なんちゅー会社だと思われることは想定内で、これも戦略のひとつ。

だって、こんな私がいきいきと生きている会社だってことを

見せしめなくてはならないのですから。

編集長は考えがないようで実はものすごく考えているんです、

自分勝手に。

とにかくなんでもそう、『乗るか、反るか』しかないと

思って生きています。社内報編集長としての人生に

おいても、自分が読みたいもの、見たいものじゃない

と作りたくないということがいちばんの指針です。こ

れは、『自分たちが行きたいと思う店しか作らない!

食べたいって思うものしか売らない!!』という物語の

スタンスと同じです。まさに『乗って』いるんです。

物語の社内報は普通の社内報ではないと言われ

ますが、言われた数だけ「普通ってなに?」って、い

つも思います。普通なんてものは圧倒的多数だか

らゆえの基準であって、まるで正当性のないものな

んです。圧倒的多数の人たちがその会社を盛り上

げることが従業員の結婚出産報告だと思えばそ

れを企画するし、新入社員たちの自己紹介や社内

功労者の表彰であると思えばそれが載るんです。

そして、それが普通になる。普通なんてそんなもん

なんです。だから私も「会社を盛り上げることはこ

れだ、こういうものを作ることだ!」と思うものを作っ

ています。周りがどんなものを作っていようが、世の

中の大多数が支持する「これはこうだ!」というパ

ターンがあろうが、自分の会社に合うものを自分の

考えで作ればいいんです。それこそが使命。世の

中、言いたいことも言えずに(だって言ったほうが

波風立つから)知っていることも知らないとして

(だって突っ込まれるから、それに聞かれると面倒く

さいから)そこに改革や変化ができる環境があって

も自分のちからや思いを見せず出さず仕事をして

いる人がたくさんいるけど、私は違う。自分がいい

なと思うものは隠さず見せるし、載せるし、書くし、

作る。そこに私の会社愛は十分すぎるほど乗っ

かっているし、このくらい強く思わなきゃ、自分が考

えていることを、言いたいことを、知っていることを、

こんなに会社のお金を使ってたくさんの方たちに

バーン! と自分を見せちゃうことに(多少は)怖気

づいちゃうと思います。

多少は、と書きました。多少しか怖気づかない理由

というか、私が自分を見せることに図太くなってい

る理由として、コラムの存在があります。社内報を

担当する前から、物語のホームページでコラムを

書いています。『私のスキなもの、かっこいいもの』

というタイトルどおり、調子に乗って書いています。

そうです、『乗って』いるんです。

自分物語が語れなくては会社物語に参画するこ

となんかできないのです。

広報室 主任・社内報 編集長

鈴木 由加 すずき ゆか①父も母もB型、私B型、妹O型。(←だから遠くに行っちゃった。) ②COMME des GARÇONS ③空白の時間、家族の時間 ④読書とお買い物 ⑤モンスターズ・ユニバーシティ ⑥RegettaCanoeのサンダル(赤)とげん屋のジェラート・ドルチェが一緒に届きました。最近本当にネットでの買い物が多くなりました。 ⑦たぶん、平均20通。 ⑧口語調。自分の口から出るであろう言葉しか使わない。絵文字顔文字はきらい。

1999年にパートナーとして入社、5年ほど前に社員になりました。ですから、コラムや社内報はパートナーのときから担当しています。出産や育児で休職したり、戻ってきても週に20時間しか働けなかったり、家事と育児と仕事と自分を持ちながら毎日をフルスロットルで過ごしてきました。母であり、妻であり、女であり、なによりも私が私であることにこだわり、これからも全力で「発信」していきたいと思っています。

①血液型 ②好きなもの ③大切にしているもの ④趣味 ⑤今、興味を持っていること ⑥最近買ったものは?⑦メールは1日に何通くらい発信しますか? ⑧メール発信についてこだわっていることがありますか? それは何ですか?

suzukiyukaWORKS2006.5-

集合写真、このアングルは定番になりました。