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20
Title 米國のI.W.W.運動の研究(一)(一)I.W.W.研究の意義 Author(s) 米田, 庄太郎 Citation 經濟論叢 (1919), 8(4): 441-459 Issue Date 1919-04 URL http://dx.doi.org/10.14989/127517 Right Type Departmental Bulletin Paper Textversion publisher Kyoto University

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Title 米國のI.W.W.運動の研究(一)(一)I.W.W.研究の意義

Author(s) 米田, 庄太郎

Citation 經濟論叢 (1919), 8(4): 441-459

Issue Date 1919-04

URL http://dx.doi.org/10.14989/127517

Right

Type Departmental Bulletin Paper

Textversion publisher

Kyoto University

叢.

 .

  

山・契

四月馨

,、

論.

読一

r

W

W

」.

一.

'.

、..米.

注.

太.

、.

L毘

研究

の翫義

,

(

 蟻墾

羅藁讐撫鞭

藷馨

難灘饗

, 冗

説.

の壷

動の研究

」.

第八貴

第四號

二)

四四二

亦否定。や窪

もしな喀

、他日の研窪

つ・書

したい.薩

かく議

の・毘

の蓮激

過激なる蕩

にして、米國

の政府も近来大に其の危険を威

・て其

の取締

に苦心して居

る・

殊に米国が大戦

に参加せし以来、共

の取締に大に力を鑑くし、昨年其

の圭頓速を拘引して

シガゴ

一で満

。開き、彼等を刑罰に威した程であ・。而・て今や露国の過楽

は普

遍驚

想を世

.

界窪

目及す・薦め畳

額萎

金を投じ、且つ大に力を華

して居・芸

は残

更に東洋に於

ては.

人及覇

鮮人の間に、.之盈

目撃

・爲・に力釜

ε

て居る芸

ふことである・されば茜

.領土内に於ても先覇

鮮に於て過懸

想・蔓延寛

れがあ・。殊に朝鮮の倉

の事情を考

一へて見

る建、過

激思想

が朝鮮

の聞

に入り易

いご思

はれ

るか

ら、吾人

は決

して安

一6

して居

るこご

は出來ない.併し日本人間には響

は欝

より過激思想の侵入し来るこ巖

あるまいか患

はれ

一るが、而も米国よりは愛

し来る恐れがあ・。殊桑

園に於け募

題の現業

ら考へ薯

米國にある呆

人の中に毒

W患

威染するものが起慈

れは+分にあ

る患

ふ・或は既に

之れ緩

染芸

ものが起って居・のかも知れ・い。薩

か義

・繋

・如

く・排日蕩

の急先鋒

§

「米暴

働.聯合會」ご毒

の間鐵

しき衝寄

行燈

て居

るこ・や・叉・毘

の運勢

.

なぞを考

せて曇

ご、少-も米國にあ・日本人勢響

中・整

情を有す

る舟

.

り易い祖

像されるので協

・,要す詮

の世界の形勢の下に於

ては・吾人は米国?

W遥

…動も軍に之粟

國に於け重

運動εして、野津の火讃

して置

くこ差

出楽ない・

殊に倉

我曙

於ても蕩

問題は大笹

の塗

愚意

き甘

・新聞雑誌上に於て盛んに論議

されて

.

居る際であ。か、、隣邦の蕩

運動には大に.慧

ず・必要はあ・。・れば余は藷

純然

たる科學

 的農

の上か・、審

學的桑

園・L毘

究・、夫れが現代蕩

運動の嚢

現袋

上、留

・・意蓄

・も・で・・か・究明せん手

るのであるが・而実

れは毘

學究的嚢

す・に止ま余

、叢

の現控

於て實際的にも甚重

要なゑ

思味書

するも窪

噛....

,

・ww

、イー會

L.

`

,

 

先づ米国のLW遙

動の起源か晃

究・始・るこ.ξ

す・が・今米國に於て・毘

せら㌘

.

團讐

組織せられ、而・て其の活動を始鶉

頃には、佛國に於ては革命撃

・ヂ

カリズ

ムが

勃興して、大に世界

いて居

つ劣

であ・。然

・集

國の轟

W嘉

國.の革禽

サゾヂカ

ーリズ

。譲

、其。根本思想に於て大蟻

似す・襲

あ・か・、否箕

・乗

は殆ん高

 

云。得られる程であ・から、多-・会

は米国のエ影

・蕃

的・ツヂ・リズムを

せ・も

のであ・募

へ参

であ・。併し是れは米国に於け募

働運動

の歴史を深

く研究

しな

いで、只高

上から饗

して立

ξ

皮相な見解

である量

は、碁

後多

米国の肚會學者

 翻蓑

蜘獣

灘製罐

餌競

・見饗

・行はれ泰

・居

・か愚

ふ。併・足れもあま皇

に走せ寛

して・公歪

米国のLw咽運動の研究.

國..

第八巻

・第四塀

.

ε

四四・

一論

米國のL綴

・研究

第八巻

第̂四號

.

四〕

四四四

考箏

、倉

見るが㌍

・L影

が窪

・乗れ・毒

・・畿

の革命的

サソデカ妾

ムの

」田心想。及ぼ著

影響・、決して輕硯奇

 

・で・・患

・れ・.、要するに米國?

國の蕃

的ナンデカリ.ス・姦

人芸

も・塩

・誓

見…

勿論皮相

解であるが・さ

一ればごて彦

以。何簾

國の蕩

・實行や・心組・影響蔓

・て来

國に.於て全然濁糸

せ。あ

匡如-に易

のも、器

出来・だ界

國の影響を少なく見て之を諾

せん手

るも、

,馨

で。・まいご思.・。殊・千九百八年後覧

・が加養

の窪

は・幽

の蕃

}

カリス。の思馨

を舞

親芋

しては、到底+.分麺

解するこご.は出養

い患

はれる・

繰謬無難鱒雑嚢

露礁難

籏無難

一夫。が警

に窪

す・に至った・は、佛國・器

・・ 

ズ・の.毒

に負ふ庭少なくないζ

 考

へる瀞

して余臓

にを

・見地か量

・其・起幾

・窪

究して見やう愚

である.

 

今米国

のLwwの起源・探究…

當・、先・慧

・可譲

w・其・義

命的肇

組.

"。〈。..。。・p『ご

、亀.・・,・.・轡・量

・、叉蕃

員粂

國…

ヂカ三

ト暴

せらる

へ 跡「鞭譲

磐響

藤藤

.

要するに」WW。塁

・梓・・α・-・量

・旦

・蚤

・て産業組合.霧

張する芸

ふこご

.

ご、奉

和的或嬰

協的ではな・・して器

であ・雲

ふ・ミ

を以・・募

根本的雑

すも

…のである。されば其。起源を諾

せ、ん孚

・藩

・、.吾人は先乗

國・於

け・肇

組A里

何に、て塾

し。・、饗

し、巽

如何に・て落

な・黍

究・ね・

・・'二

㎝者難

箪燵警

柱舞

慧饗紫難蜥欄

彼は景

に答

.て

「先つ蕩

ナイト會

(.・ゴ。困・…『・…

『・・旦

・學・、煮

量 

多あ

.

部分。蓋

。ある」芸

ふ・ご傳

へ論

・磐

。而・て棄

國・暑

中隠

動籔

-き嚢

の下に復活され馨

働ナイト會」の覇

に、外な最

も?

如藷

じて居る人々は少

な長

い。併し砦

動を歴史的に「,蕩

ナ・杳

」の覇

び付けて考察宏

こと、

歴史涌起涼を究明するご.万ふ見地から克く..勢働ナィ斗

米・・於・は千八百三・年代・始・・ 

・何・・形式雫

働馨

を結合して募

働の勢

力を統

る必要織

せられ、而して之れが爲めに種姦

・團讐

讃美

試み

ちれ辞

・葦

.

中で唇

も有力なりしは、千八冥

+七年護

立・発

「里言

ス.…

ナイ杳

あった、足れは製靴工の間に難

・れ 

て、

・實

・藁

・・.其・身

…な。ものであ婁

併し種・な・理由によりて諮

衰亡・允。復

同時代に設立

されたる

働協會L(、円・、.2 

ド・σ・;

六萬四千人・

藪.へ・有力なる

團讐

一なつ授が、是。亦種々なる理由によ・て其

の勢

なひ、天

+二三年頃

遂指

滅・な・

・米国のL影

運動

・研究.

八巻

(第四號

五》

四四五

の売

動の研究...

第八巻

第̂四號

六)

四四六

に同じ島

の頃に設立・れた

「欝

會」のみ霧

り撃

て・遂に米國に.於て

誼織され馨

最初の大蕩

團讐

なったのであ・。而して其.の會員は千八百八+六年に餐

に七

耳萬人以走

達した芸

はれて居・。併し其の後は砦

も亦段々に衰退して・諮

千八

百九+年代に入りてより雪

「米國響

同盟色

・3

§

:

帆・登

の身

塵倒さる、窒

のであ・が。今砦

働ナイ善

」・そ實にL毘

皇嗣身であ

る芸

はれ

.

て居るのである。。れ姦.・先づ其・精嚢

・て、以・其霧

W・面影

如何

…程獲

し得

〉かを考察

て見

やうご思

ふ。

-

.

今「蕩

・・、會」・羅

・、募

隆篶

代続

・禦

・・に・先・其の単位をなすも

のは地方

…會

(【、。。脚[〉・。・。。.bげ】乙

せ.構

せら

・も

のであ

るが

、其

の地

方會

の或

者.は同

一職

の人

々のみ

り成.立

して居

るが、併

し他

の者

数種

職業

の人

々より

立して

るこごを見

る。暴れ

により

.

て五口入は先づ

「蕩

ナイト會」綾

密な・職業組食

言量

・9

の固結でない重

ぶので.

ある。寝

千八百八+

一年以後には享

の入會をも許し、全-女子の會員のみより成立芸

地方

.

會ミ

も存在して居婁

。而して霞

賃舞

働者より成立して居翼

が・併し然著

て入掌

握ま・かった。養

銀傷

者に脅

ても熟練蕩

不熱

熱働登

の差裂

すに入會を許しπ。更に千言

八+三年よりは黒人の入蜜

も許した・而し三

人會畳

職甚だ急速矯

加しπので勇

。此の如身

女の別、人種の別、、賃舞

働者蕪

らざ、るもの勇

…別、薫

8不熟練鬱

の別、総・英国の蕩

・於・・棄

國の蕩

に於

.1

も其の後は大に重要視されて来た諸種

の差別に

「切頓着せ室に、「勢働ナイト會こは組織

されだの

ある。されば嚴密に云

へば夫れは純粋なる勢働組合ではないのであ

る。併し其の後新に組織さ

.

る地方會

の會員の、少くも四分の三は賃銀勢働者であらねばならぬこεを規定し、叉酒

の鋭造、

及び販費に關偏す

るも

のは

一切入會を許さ蹟こむ

\なし、更に署師、辯護士、銀行家、株式仲買

 人

職業的賭

浦者

にも

入會

を許

可せぬ

こε

㌧した。

「勢働

ナイト會」の単位な

る地

方會

の組織

は、上

に述

べしが如

きも

のであ

るが、此

の地方會

幾箇

,結

合して厘會

〔U[砕三9

》・・器ヨ三曳)を組織

し、而

して其

の上

に継會

〔Ω。ま「巴

》・。・。①3巳k)

.

が設

けられ

て居

った。然

ば其

の匪會

なるも

のは何

を基礎

ごして組織

されて居

つえかご云

ふに、

めには或

場合

には職

業部

を基礎

εし

て組織

せられ或場合

には地

理的境界

を基礎

εして組織

 

て居

ったが、後には

一般

に州を基礎として組織

せられ、匠會ごは

一般

に州會を意味するこご》

.

なつな。但し地方會は匿會を通

じて全禮に属するを原則こするが、併し叉直接に縮會ご結ひ付け

一るも

のもあ

るo

…「蕩

・{

會」の組織箕

於て以上些

しが如きものであ

って・之れに依

って五。人は同會

一種

の勢働團禮

εして如何

る性質

のも

のであ

るかを、大凡推察

るこ

とが出来

るが、街

ほ其

…の精嚢

ぴ主張を考究して

一層

之を明らかにして置かう意

ふ・

今「勢働

ナイト會」の目的

は如

何な

る竜

のであ

かを、同會

の規

則書.の序言

に就

て調脇

べて見

に、其

の目的

こし

て左

の二

つの事項が擧

げられ

な。

米国のLWW運動の研究

.

第八巻

(第四號

七)

四四七

米国のL呪W運動の研究

第八巻

(鍛四號

八)

「四四八

エ富

では

なく産業的及

び道徳的償

直を以

て、総

て箇

人的及

び国

民的偉

の藁

正な

る標

こなす

こε。

且勢働者

の生産する富の十分なる享樂、彼

等の知力的、道徳的及び耐會的能力を獲達させる爲め

に十分なる餓暇、固結

一切

の利盆及び樂しみ等を彼等に確保するこε、

一言に云は~労働

者をして進歩しつNあ.る文明

の利益及び榮轡

に参興せしめるこε、

而して此等の目的を達する手段オして、.先づ政府に野して同會

の要求ずる

一定

の事項を列翠し、

次に叉議會

に謝して同舎

の要求する

一定

の事項を列翠し、終

りに同會自身の特に力を蓋くさんご

する事項を擧げて居

るが、夫れは左

の如きものである。

の協力的肇

p。。-。・・.p・・…

鮎…是

ω…峠・・

〔我国

・肇

組織)喪

行・る旨

により

て、遂

に賃

銀制度

を塵止

るに至

るが如

き諸種

の組合機關

を設

立す

るこご、

・仕事量

・て男高

等の賃銀隻

彿は・むる窪

・・

エ∬八時間以上舞

働を

一撃

拒否するこ崖

よりて、鶴

時間を短縮する・ε、

し脚璽

ご傭人εの間・同跨

紐帯鑛

め・れ麦

同盟墾

必要・警

れ得・籔

・、両者

の問

に起る

「切

の争議

を仲裁に附するを傭…主

に…勧告するこビ、

以上

の諸項に就て考察する爬、「勢働

ナィ播會」は別に革命的なる労働團膿であ

っなεは思はれ

ない、もつεも其の賃銀制度を屡止せんこす

る黙は、革命的性質

ケ帯びて居.覧ご見倣し得∬る、

が、併し夫れは協力的肇

組織

の漸誇

鞍醤

よりて、自然に賃銀制度の消滅する旨

を望むも

」のであって、LWWの智

過激・護

によ艶

忽・纂

制客

騒止ぜん

・ものく

大奨

.

精神は異なって居・。芒

実れが

矯めに、米国の[部の學者の考

へ・如

く・雰

イト禽」は

,Wの前脅

して、未墾

殆ん高

的なものであった藁

倣さねばな話

る弩

、含

。英国の翼

組禽

も、矢張り革禽

動該

・ねば・呂

。併・英國の婆

組A。は最

とも穏健なる肚會運動の

「種ε見倣

されて居

るので、之を革命的

なも

のご認むる

のは

㎝ない。爾。倉.

「定の馨

が蕃

であ・や否やを決定す

」.其の笙

の肇

、ものは、運動の目的よりは寧ろ共

の用

ひん手

る手段であ

る。磐

て輩

・最

の肚會

…主義は革命的である芸

はるた

射して、暫

-ル・ス涙或は修正涙

の肚倉主義

塾艮的或は進

化的

であ

るご云

はれて居

るのであ

る。

争議希

裁に附して以・同盟襲

・導

ん芋

・誉

・・毘

の猜碧

く里ハなれ

の、否

な夫

ε正

反野

のも

のであ

る。.併

し.藪

に注意

す可

きは

、「勢働

ナイト會」は其

の公

に獲

表せる規聖

目崖

,口中。は、仲裁制度に…

同盟璽

・ぎ

す・精神魯

一明・て量

・係

.

ら参、

一時盛んに同盟罷業を行なふた⊂ごである。殊に千八百七十八年

より千八百八十三年に至

る間に最

ごも盛んに之を行

なふた。而して其

の後急激に衰退し起

る理由

「は、.あ

まり頻に同盟

を行なふた…

であを

も云はれ・居・。併・千八百八+三年讐

大に同盟婁

を喬

する

一方針をεり、其

の地方會を支.配する規則中にも、同盟罷業を出來るだけ抑制する規定を新に設け

調

米国

の」W蓬.動の研究

(第四號

九)

四四九

.1

米國

のLWW運動の研究

第八巻

(第四號

一〇)

四五Q

る。叉同會

の首領

パウダーり

の如

きは、「吾

の苦

害悪を除

き去

る途

は、自殺的

同盟罷業

にあるに非ら令

て、

分有効

なる組織

にあ

る」

埴を宣吉

て居

る。要

るに

「、勢

ナイト

…會」は

一時

同盟

罷業

盛ん

なふなごはあ

るが、而もLW

W

の如

く、之を以

て勢働運

.

とも

根本的

な、又最

こも

有効

な闘争

手段

ε考

へだも

のでな

いのであ

る。叉今日エW

Wに於

て重

視す

}手

段「サボ

ターヂ

ユ」も

、「勢働

ナイ

ト會」の會

員中

に實行

したも

のがあ

る。併

し是れも

彼等

が寧

ろ偶然

に用

ひだ臨

的.な手段

であ

って、意

識的

に勢働者

の闘

争手段

こし

て之を.用

ひ血

でないこ

ごは明

らかであ

る。

され

ば「勢働

イト會」の用

ひだ

る手段中

には、實際上

LWW

の用

ゆる手段

ご類

似す

るも

の或

[致

るも

のがあ

っても、

の類似或

一致

は寧

ろ外面上

のも

のであ

って、共

の精

には異

なれ

る盧

があ

るご云はねば

なら

ぬ。併

し連動手段

に於

る両者

の類

は、ロハ外面

のも

のに過

ぎな

εしても、其

の根本

的精神

に於

ては両者

一致す

る庭

があ

って、夫

れによりて「勢働

イト會」を

てエW

W

の前

ご見倣し

られ

ないかご云ふ問

が起

り得

る。

して又庇

の問

題は両者

の関係

.

ケ考究

るに於

て最

とも重

髪なるも

のε考

へられ

るから、余

は次

に之を論究

して見

やう

ε思

ふ。

今勢

ナイ

ト會

一首領

が同會

の起

源を説述

る言葉

の中

に下

の如きも.のが獲見

され

る。都

レード、ユー

二痔

「勢働

ナイ

ト會」の起源

は職

業組合

が廣

き、遠

大な

、根本的

な原

理に基

づきて勢働問

を掴

み、且

つ、

.

之を満

に取

扱ふこ

ごに失

しだ

ピ云

ふ事實

にあ

るのであ

る。「勢働

ナイト會」の設立

が可能

レ ヅ

ノン

つたのは、暴れ職

「業組合が人間

の羅利を承認するこごが出來ないで、呉織業人

の権利のみを重要

した。餐

めであ

る云・L。.叉

・・

モソは

「鶴

會あ

歴史中に左

の如く述

べて居

る・即

.

ち「世界に於け

る如何なる蕩

團腱も、筆

ナ・・禽

張さ函

緒方墓

具へたこ愚

い.是れは實

題に於け・

一の新しき因素であ・.而して其

の結果は

まだ何人も之姦

…するこ議

出餐

・。-「欝

・・塗

の籔

Ψも亦幾多

・撃

組合の集合で

もない・

は磐

も堪能な・熟練鬱

同等な・権利を認・て不諜

者の入舎を許す・夫れ

互防獲

ぴ統

一長

して、面し・攣

の注漢

き思想家は・富農

語勢力中

。し。之羨

諷せねば・ら・穿

、よ壷

煩し且・強腰

・も・であ・・「蕩

プイ壷

.

生長の響

可き速度は、夫れ自身に於て其の姦

の長着

・藤

である・「鶴

ナ.イ

ト會」が生存

し且

。堅固。窶

す重

こ巌

、去れ笙

存・生長・可毒

利・有って居

・こ・の第

一の謹

である。而

して「夢働ナイト會」は今日文.明が勢働者に與

へな最こも有力なる武器であ都云々」

一石に引用せる占・。蕃

よりて智

・如

ナイ沓

Lは耽藻

傷.妻

に反掌

る募

であ

.

事讐

同會・羅

を述べ・唐

も明・.か・.現はれて居・ので・つまり竪

組禽

如く職

業璽

して欝

者を團結せしめん手

・のでは?

、更に

一層廣委

於て傷

者の

.

固結遍

・ん手

・ものであ・。.撃

て其・島

も先・夫れ去れの野

の利益箇

るこ墓

るので撃

、始めか募

働者全讐

利益を笙

るのである。樹ほ其の會具申には今日厳

昧にて云ふ蕩

ち賃騒

働者以劣

ものをも包含・て居・ので・馨

には響動

εは云ひ得られない程のものである。更に熱線勢働誉

不熟練勢働者あ

差別を立てす・舅

米國

のLWW運動

の研究

第八巻

(第四號

}一}

,

.1

米国・L器

・雍

第四號

一三

四五一一

「の差別も人種・差別・認・更

許・て居・・…

此等の黙に於ては繋

組皇

義殊に.

。蕩

聯A.會・の妻

ごは大に異な・て居.る・で 

。然・に・影

・亦黎

組合嚢

に反

一封

、職業。以垂

位ごな享

、熟練鶴

不熟練欝

・差別・立て慮

入會を許し・火入

差別をも認めて居らな・。・れ.ぱ其茸

於・[,蕩

・1

會」は・毘

致して居るの

砂鉱難

 併し絢ほ詳しく吟味して見ると、五.人は叉

づ笙

に慧

す可きはL番

然砦

賃舞

働誉

團讐

レ・・而・養

産者階級の利益

ご傷

者階級。利益ごは根本的垢

反す・も・、堕

て薯

の間萎

協認

の途塞

く絶無であ

,、要

。並存する望

・塁

は必然的奄

・で

あ・還

・思想・根誉

なすあ

であるが・雰

働ナイト會.は 

に述

・し庭によりて知らξ

、・穿

・明

謁して管

な.

…いのみなら庚

賃鐸

のもの、入會ミ.も許・て居

・。舞

働ナイ善

Lの主張芸

が如

度の階級塁

・繋

組A・護

・も馨

て居・ので、蕃

「讐

於て羅

射的階級塁

を前

羅騒

騒惚難

臆難

是れ虜働ナ一會」はエW盗

併し勢鍵

動・舞

・-會L-

ww勇

する根本的董

て・更に重

す可,、。がある。夫れは.蕩

ナ千ト會

-羅

業馨

主藷

反封・て居・が・、併・礎

組合嚢

。主張す・もので・・芸

ふ事であ・。勢

まで・窪

の金聾

継親

,

するヒ、置口人.は之・

根本的に三種・類型・

大別するこ墓

出家

・患

・・萎

は蕩

の蕎

的利益を圖るこ蕃

直ちに其・自警

して羅

・れた・蕩

・型・

して・其

の二昊

れ夫れの繋

の利益箇

るこ蕃

當要

目重

して羅

・れた・もの・而して其の三

は或意味に

於ては薯

・中間撞

倣・誉

れ 

ので・・が・・ま・講

全讐

利盆

.

圖るこ蕃

其の擾

の高

・のでも、奉

れ夫れ繋

の利磐

圖るこ蕃

其の直接

の目曽

するのでも夢

、夫れ夫れの産業の共同的

利金・圖るこ蕃

以て共の撰

の島

すもので

繍難

実聯籟魏魏

欝欝

飽麺

 られ.て居るのである。霞

組合・最 

新し泰

達せ・も・でみ・か・楚

新㌫

組合

一ご畜

せられて居る。粟

国の欝

組合の歴史鍵

就て考察

・・見ミ

職業組A至

「と車

達・、而して琴

・警

も有力・・米國.・欝

則E

て繋

を季

.

働聯合會」である。之れ鋳

して第

一の類型を綾

的に最ご主

表するものは・

働ナィ外會

である。夫れ緩

合裏

に警

・て起れ・もの馨

こεは・さきに述べしが

…如くであ。が、併。其の直接の島

れ実れの・肇

の土ハ同霜

圖・こ乏

あるので楚

・..

着全備

的利益商

るこ筐

あ・ので、肇

組合妻

張せ・もので辞

のである・.

.

然。にrwwは箆

・ま張す・ものにして.黎

組合妻

に反掌

るε・.共災

ナイト會Lの嚢

・も反封・・も・菟

得暑

であ・・もつ

wは繋

の如く偏狭に箇・の職業の利益釜

、恵

廣畠

の利盆商

らん手

る黙に於て勢

米国のLww蕩

・研究.

,

第八巻

(第四號

一三)

四五三

米圃のLWW運動の研究

第八巻

藁四號

「四)

四五四

ナイト會

」に類似

る庭

があ

る。而

も漠然

勢働

者全膿

の共

同的

利益を

主張

るのでな

く、

}

の共同的

利益を特

に重要視

るご云ふ甦

於て

、「勢働

イト會」の主義

ごは異

って居

るの

であ

る。

以上述

べ来

りし慮

を纏

して考

ふれば

、LW

Wご「勢働

ナイ

ト會」ごは其

分用

る運

動手段

に於.

…て種々類似する磨

。に係茅

、其の主業

は雑

に於て異なって居・て、前書

活喜

一たもの覚

る窪

も、亦後書

前者の前身である覚

るこ慧

でない愚

ふ。要するにエWW

。肇

組A、嚢

・蕩

ε挙

もの藁

・に於て・、其の肇

組合主藷

であ・皇

黙に於ても、亦更箕

の革禽

である芸

ふ謹

於ても、共に郵

働ナイ査

言.は異なって居

一のであ・。さればL影

の起源・鐸

す歪

當て、特に雰

働ナ・・會」・舞

硯するは馨

でな

皿・ご思・。「蕩

ナイ壷

・肇

主藷

でも、亦幕

も謙

のである・吾人箋

「蕩

イ,會」の起れる以前

の労働組合の何れに於ても、産業組合主義はまだ撃

して犀

なかった

ふ。是に於てかLWW

の起源菱

明す

・矯めに、先づ米国虞

て肇

組合主義は如何

にし義

}

生せしかを探求せんこするには、吾人は「労働ナイト會」以後の勢跡組合の獲達を研究

せねばなら

。つま菜

園の肇

組合妻

八頁

+互

ハ年頃より千九百年頃に至る間二

方に於て

「勢

…働ナイト會」が段

々に衰退するに反して、他方

に於

て「米国労働聯合會」が段々に獲達して大なる

力叢

れる共の期間に塞

せし蕩

めねばならね。然ら薯

の期間に於て産業組合主義は

…如

何にし

て獲

生せしか・・

 三

米國に於ける産業組合主義.の獲生

(

今千八百八十年代

の終

り頃より第十九世紀

の終りまで分米国勢働史上に於

て、特に注意す可き

現象は、「勢働

ナイト會」の段

々衰退するに反して、「米國勢働聯Aロ會が」段

々獲達して勢働界に於け

一る重大なる勢力蓬なつなこごである。然らば此

の期間に於て何故に「勢働

・アイト會」は衰退し、又之

れに反して「米國勢働聯合會」拡大に獲達しだ奮

云ふに、先づ雰

働ナイト會」の衰退の.主要なる原

因こして、左の諸

.事項が

「般

に認められて居

る。ω原則ごしては同盟罷業に賛成して居らないのに

.

係らす、實際

に於ては随分盛んに同情的同盟罷業を行なひて多大の資金を費

やし、而して其筈

の同

盟罷業が多く失敗せしこε、②政治運動に熱中せるこせ、偶源叡堪拐鶴緩膨沼邸犀剛励鐵禦彫謝

の二重組織

の弊害、四幹部役員

の手に権力をあまりに集中せしごと。併し其

の衰退

の最

こも根

.

本的なる原因は、此

の期間

に於ける米國産業界

の形勢が、「勢働ナイト會」の主義よりは職業組合

主義の活動に

一層都合よかつれε云ふこごであらうε思ふ。換言すれは此

の期間

の米国庄業界

形勢の下に於

ては、「勢働ナイト會」の.主義よりは職業組合主義

の方が、勢働者

の實際的利益を圖

=層有効であっれご云ふこごが、

つまり「勢働

ナイト會-を衰退させ、而して之れに反して

「米

国労働聯合會」を装蓮させたのであらうε悪ふ。

夫れ第十九世紀

の後年紀

に於ては、米國

の諸工業は主ざして熱線労働者

に依りて行はれて屠

なので、器械が盛んに使用さミ

に至っては彼等の機能暴

動し塞

・併し彼等は矢張農

重要なる地位を占

めて居

つ六。俗ほ此頃

は工業的企業の集中が丁度始ま

つな塒

であって、最

こも

米國の壷

W運動

の研究

第八巻

(第四號

一五)

四五五

米國

・L器

・研究

,

第八巻

(第四號

}さ

四五六

重器

る諸工業に於ては夫れ養

めに.蕩

歌態はまだあまり麺

動ずる窒

らなかった・而

τ

てか≧

の下にありては、其の團結堆固にして、高

い入舎料善

い翼

よりて・.豊か

「なる財力を具へて居つ醸

A・は、夫・・農

礎の上に築かれ、堕

て其の團勢

る蕩

粗食

、賃銀

を高募

件を政善す・窮

一層鑑

な蕩

をなすご墓

のである。撃

て「米騨

働聯合會」は段・其

の方針を職業組A呈

義に固め・而

して夫れに從ふ.て

益々勇

植して來たのであ・が、千八百九+年代の中頃窒

っては・.其の職業組合主諸

方、

針罐

樹立・発

.詳し会

へは「議

勢働聯合會」の妻

及・方針昊.禮差

の如

くに獲

・・である。の職業基

・原理禽

謁すを

・、帥蓉

職業組合旨

己・蓮愈

濁立.諺

す。完全な・畠

を溜むる旨

、②僻書

契約を嚴驚

椿碧

鼓吹す

る忌

・留

だけ同器

工を響

、而.・て調定及び仲裁を罪

、園肚倉主養

謝しては馨

反巻

態度

ビら

いにしても、

&にかく其

の主

張す

るが如

き究極的

な肚

會的

理想

には關

一6

しな

いこε、削

.

濁立

る勢

敬蕪

を組織し

て、個御立

る政治

的運

動を行

ふこ

ごに反…罰す

るこ

ε。

班くて「米國蕩

漿

.會」は職業組A.羅

自立葎

心遣

せ・、堅固な濁妾

業團讐

緩い警

つた。而・て各團鬱

して讐

團膣より髪

りに寄

、纏

を要求玄

一とな

しに、自

の利益

を出

るだけ増進

しむる

こごに専

ら力を鑑

くす

こと

、な

つな。

されば「米

働聯A。會」は各職業團讐

利益の増澹

は、大に貢.撃

・襲

あ・が扉

し話

者階級魯

に一旦り

て、共

同的

仰上

の精神

を獲

させることに

、別に貢

献す

る庭

いのであ

る。

.

襲鰭蒙鞭講

講燃嚢濃霧

繍鑑

轍頷縫

蟷罐

顯紐鑓,

 

難鱗難

{糠  嚇  購

  灘

辮灘難

米国のLWW運動の研究

第八巻

(第四號.

一八)

四五八

、酒造業に於ける企萎

の国民的犬合同国糖

対抗して、鶴

者の國民的大食

固結を起芝

…云

ふこご

であ

っ授

。此

くて酒造

匠組合

目,。寓憎.毛。「切ご三。コを改名

して

「米國合同

酒造

勢働者

眉民協

(髪

・巨

q号

:

・d量

冨 

~奪

・・9

・;

・q塗

し・・器

.・)籍

し・而して杜氏婆

工、.両

手、火夫其他酒造工場に關係あ藷

て雰

働者

の入舎を許した

のである・暴れ帥ち今

日職業組合に…対して産業組合ご租せらるNも

の\精神である。要するに米國に於ける産業組合主

.

は、別に理論上から考案されなも

のでなく、職業組合組織では到底勢働者の利益進捗

の目的を

一達し難き事情

の下にある産業

の勢働者が、實際

の必要に.追まられて工夫せるも

のであ

る。而して.

.

鑛山勢働者間

にありても亦職業組合

の敷力の少ないこごは、從來の経験によりて痛切に威

憧られ

て居

つRが、彼等の中よりも遂に矢張り實際

の必要に迫まられ

て鑛山業に關係ある

一凱

の労働者

}

を結合する

一人組合を組織

し、以て鑛山勢働者全艦

の勢力を統

}せんεする企だてが起

って來拠

.

のである。而して今日産業組合主義

の讐

も堅固なる型及び讐

も熱心なるチヤ・・オ毒

.

認められ

て居

るのは

「米

国合同鑛

山勢働者」月琴

戸.碁

a

≦。芽①「・・。「.》日Φ膏

pであ

る。

今右に.述

べしが如き事情によりて酒造勢働者や鑛山勢働者の問に新し轟

働組合が組織せられ

而して其

の敷験が著

し一現はる㌧や、同様なる事情

の下にある他

の種々なる産業の労働者問にも

之れに徴

ふて新

しき勢働組合を組織するものが続々起り、更

に事情を斟酌して職業組合ご産業組

.

を適當に結合

せん手

るものも起

って来たのである。以上述

べし庭

によりて替

る、如く・

米国に於ける産業

組合はぞ

純然たる實際

問題

ごして獲生し募

の事情

の下にある勢働

.

者が彼等の輕濟的奮闘に於ける生蕎

して、此の新しき勢働組合の形夢

工夫し参

であ

る。然るに産業組A口が

}度實際

に組織されて見

るご、夫れが勢働運動

分獲達士重大なる意義をを

一する旨

被せる蕩

指導套

現はれて来た。馨

は先づ此寡

働組合形式に於て・職業組合

…に常に附着せる難問題、節

の職業組合徳

の職業組倉

の間に自から障壁が出来麦

彼等の

に利益

の衝突

の起る傾向を如何にして除去し、以て勢働者全禮

一層親密に結合せしむるを得

るやご云ふ難問通)を解決す

る手段

を獲見したε考

へ、更

に産業組合

の原理は

一階級

として勢働

包括し、彼等の共同的利益を高調するまで援

張され得

るものなるを感じて萎

・磨

…て其筈の人々は熱・心なる産業組合主義

の理論的及び實際的主張者

こな

つ授.而して此

の和ぎ人々.

は「米国掛倒聯合會」の會員中にも、亦「勢働ナイト會」の會員中にも、更に諸庭

に於て新に勃興せ

・な・肇

の露

中にも起つ泰

た。夫れよりして今や蘂

國に於ける有

一力なる勢働組合

一主義ごなって居るのである。

併し産業組合主義は必ずしも革命的であちねば.ならぬご云ふ澤のも

のでない。之を革命的

のも、

…のぜして貴行することも、亦卒和的

のものごして實行ずるこεも出來る。現に此

の主義を卒和的

.

に貴行して居

る勢働組合は幾多存在するのである。されば革命的産業組合主義を主張すなLWW

.

の如きもの、起

るには、上に述

べしが如産

して生起せる肇

組合嚢

をして・更に革禽

のも一

…の譲

らしむ・特別な垂

あらねばならぬ。餐

ぱ其

の特別

な・事警

は如何な.・ものであ

るか。之を究明するには吾人は米国に於ける耐會‡.義

ζ勢働組合εの關係を研究せねばならぬご

ふ。.

鵜到り」玩凱軍功

り界層

第へ奮

へ窮国論

「ん》

五九