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Page 1: Tools for P roduct Planning 7 · ーザーの行動観察や日記を通し、 日常的な活動のなかに無 自覚に表れている「行動のカケラ」から、「隠れているニー

Tools for

roduct

lanning

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Page 2: Tools for P roduct Planning 7 · ーザーの行動観察や日記を通し、 日常的な活動のなかに無 自覚に表れている「行動のカケラ」から、「隠れているニー

1. ユーザーは、自分が欲しいものを知らない?

「ユーザーを調査しても、同じような意見ばかりでヒッ

トにつながらない」といった経験はないでしょうか? た

しかにユーザーニーズは重要ですが、ユーザーが「自分の

ニーズすべてを明確に自覚して回答しているか」と言うと

疑問が残ります。

概してヒット商品はユーザーの持つ「隠れていて、自覚

しなかった」ニーズをきちんと満たしていることがカギに

なります。商品企画の難しさは、そのユーザーの言葉と真

実のニーズの間に隠れている“ミッシングリンク”をいか

にして見つけ出すか、という点にあると言えます。逆に言

えば、そのミッシングリンクを探し、商品企画に反映でき

れば、ヒットの可能性は格段に高まります。

ユーザーは、ニーズ調査に対して、企画担当者が期待する回答を出してくれるとは限りません。それはこんな場合です。

Case1:ユーザーが自分のニーズを自覚していない

携帯電話のユーザーにインタビューしても、スマートフ

ォンのアイデアは出てきません。ユーザーは自分のイメ

ージに影響されるので、スマートフォンの要求事項と携

帯電話のニーズを結びつけて考えることが困難だからで

す。

Case2:ユーザーが解決策を考えてしまう

「メガネが邪魔」と感じたときに「超極細のフレームが

良い」と回答すれば、企画はメガネの改良案に限定され

ます。そこからコンタクトレンズの企画をするのは難し

いでしょう。

Case3:「人に言うようなモノではない」と感じている

有名なロックバンドのメンバーに「バンドを始めたきっ

かけは?」と聞くと、「高校生のころは、バンドをやって

いると女の子にモテたんだよね」などと答えていること

があります。ベテランだからこそ、若かりし日をそう回

想するのでしょうが、現役の高校生がその本音を回答し

てくれるとは限りません。

It’s really hard to design products by focus groups . A lot of times, people don’t know what they want until you show it to them. - Steve Jobs

「フォーカスグループによって製品をデザインするのはとても難しい。

多くの場合、人はそれを目にするまで、自分が何を欲しいのか分からないものだ。 - スティーブ・ジョブス」

「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていた

ら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えて

いただろう」

(ヘンリー・フォードの言葉といわれているもの)

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2. ブレークスルーを生む「仮説」と「統計」

たしかに、直接的なニーズ調査には限界があります。し

かし、実際にカギを握っているのがユーザーであることも

確かなことです。そこで課題になるのが「隠れているニー

ズ、自覚していないニーズを、どうやって表出化するか」

ということです。

その答えの一つが「仮説発掘」です。仮説発掘とは、ユ

ーザーの行動観察や日記を通し、日常的な活動のなかに無

自覚に表れている「行動のカケラ」から、「隠れているニー

ズ、自覚していないニーズ」の『仮説』を大量に発掘して

いく方法です。

この仮説を起点に商品のアイデアを広げていくことによ

って、ユーザーニーズという足かせにとらわれない、自由

で、しかしユーザーの心に響く企画を生み出すことができ

るようになるのです。

アイデアを大量に出したら、次は「どのアイデアが当たるのか」

を確かめる必要があります。そのための次のキーワードは「統計」

です。

商品の企画アイデアを出しても、実際に売らなければヒットす

るか分からない、では意味がありません。そこで「調査・検証を

行う」ことが重要になります。実際に商品にする前に、企画アイ

デアの好感度や売れ行きをシミュレーションするのです。

この時に劇的な効果を発揮するのが「統計」です。統計と言う

と縁遠いものと感じてしまうかもしれませんが、実はいろいろな

ところで活躍しています。たとえば選挙速報でたった数パーセン

トの開票率で当確が分かるのも、統計手法を用いてごく少数のサ

ンプルデータから確度の高い結果予測をしているからです。また

近年話題のビッグデータでも統計を用いて効果を上げています。

商品企画で統計を用いれば、実際に商品化して販売しなくても、

どのようなアイデアが好評なのか、企画案は市場に受け入れられ

るのか、といったことを事前に推定することが可能となります。

仮説やアイデア発想は、商品企画の幅を大きく広げてくれます。

しかし、ただ広げるだけでは決め手に欠けます。このとき、統計

を用いて企画の方向性を絞り込むことで、ヒットの確率を格段に

向上させることができます。この「仮説」×「統計」という組み

合わせ、実はそんなに難しいことではありません。実践のヒント

は「商品企画七つ道具」にあります。

TopicsTopicsTopicsTopics::::仮説発掘のポイントは「大量に発想する」こと仮説発掘のポイントは「大量に発想する」こと仮説発掘のポイントは「大量に発想する」こと仮説発掘のポイントは「大量に発想する」こと

仮説発掘の時にポイントになるのが、「大量に」というキーワードです。よく「量より質」と言われますが、実は人間の

「発想」に限っては「量が質を生む」ことが分かっています。

人間の脳は、実は過去の経験や知識からの「連想ゲーム」でしか発想できない構造になっています。そのため、良いア

イデアにたどりつくには、「アイデアを大量に出す」=「経験や知識の組み合わせを数多く試す」ことが重要になります。

ちなみに、みなさんは企画を立てるときに、いくつくらいのアイデアを出しますか? 5件? 10件? それでは不十

分です。せめて100件は行きたいところ。そんなにたくさんはムリ? そんなことはありません。上記の「連想ゲーム」

の仕組みを利用した発想法を使えば、実は100件のアイデアもそんなに難しいことではないのです。ぜひ、いちど試して

みることをお勧めします!

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3. より進化した、新しい「商品企画七つ道具」

「商品企画七つ道具」とは、商品企画を支援

する手順や手法をまとめたツールです。数値デー

タを扱う「定量的手法」と、言語データを扱う「定

性的手法」をうまく組み合わせ、バランスよく活

用する点に特徴があります。

いわば、ユーザーを知る手法、アイデアを広げ

る手法、そして統計的な分析手法を組み合わせた、

商品企画専用の道具箱なのです。

私たちは「どうすればミッシングリンク

(隠れているニーズ、自覚していないニーズ)

を見つけ出し、商品企画に取り入れられるか」

を考えてきました。その成果がこのリニュー

アルした「商品企画七つ道具」です。

今回のリニューアルの最大の特徴は、ユー

ザーの行動観察、あるいは対話形式の調査か

ら導き出されたポイントに注目し、そこから

さまざまな「仮説」を数多く引き出す点にあ

ります。それにより、広い視野でユーザーを

理解し、独創的な商品企画につなげていくこ

とに成功しました。

もちろん、従来の「商品企画七つ道具」の

良さ-“データ分析能力”や“目で見る考察”、

また“アイデア発想の技術”などの特徴-も

健在です。新しい力が加わることで、より魅

力的な商品企画を実現できるようになりま

した。

“フォト日記”や“仮説発掘アンケー

ト”などを通し、隠されたニーズの仮

説を大量に導き出します。

たくさんのアイデアを発想するため

の手法を用い、仮説から企画アイ

デアを発想します。

少数ユーザーに対して対話形式で

調査を行い、企画アイデアを深掘り

します。

ユーザーにアンケートを実施し、デ

ータ分析を行うことで、企画の方向

性・有効性などを分析します。

これまでのデータを元に、競合製品

との比較分析や優位点を明確にし

ます。

より具体的な企画サンプルについ

て市場調査を行い、企画の検証と

最適なコンセプトを決定します。

決定企画の内容を、製品設計に落

とし込みます。

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4. 商品企画の業務で実践できる“使いやすさ”

どんなに優れたツールでも、使いにくくては

意味がありません。だからこそ、「商品企画七つ

道具」は「企画担当者の方々が、専門的な統計

手法などを習得しなくても使いこなせる」よう

にできています。

さらに「商品企画のステップと手法が明示さ

れているので、企画立案の効率が向上する」「デ

ータの根拠が明確になるので、企画の精度=説

得力が増す」といった効果があります。

「商品企画七つ道具セミナー入

門コース」は、商品企画七つ道具

の基本について学んでいただける

セミナーです。

講義と実習を組み合わせ、知識

と実践の両面から商品企画七つ道

具を学んでいただけます。

「商品企画七つ道具についてもっと良く知りたい」という方や、

「自社製品で商品企画七つ道具を試してみたい」という方には、

セミナー受講後に「指導講師による無料フォローアップ指導」を

実施しています。ぜひご活用ください!

実際にセミナーに参加された方は、以下のような評価をされ

ています。(過去のセミナー実績より)

■P7手法で課題の解決方法が見えてきた。

■商品をあらたに開発するやり方、それを定量化する方法を

理解できた。

■商品企画担当者として従事する人にはとても有益なセミナ

ーだと思う。

■新しいニーズを開拓するのに積極的に活用できると思う。

講義:Neo P7概論

講義・実習:仮説発掘法

講義・実習:アイデア発想法

講義・実習:インタビュー調査

講義・実習:アンケート調査

講義・実習:ポジショニング分析

講習・実習:コンジョイント分析

講義:品質表

グループ実習発表,

事例発表,総合質疑

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〔申込日: 年 月 日〕

回 数 セミナー名 開講日 開催地

第 回 新・商品企画七つ道具セミナー 月 日 東 京

No 参加者名

ふ り が な

事業所・所属・役職 Tel

※No 欄は記入しないでください。

連絡担当者名

ふ り が な

会社名

事業所・

所属・役職

所在地

Tel Fax

E-mail 賛助会員 □一般 □賛助会員(会員番号: )

参加費 人数 合計額

円 × 人 = 円

※ご本人の都合が悪くなった場合には、原則として代理の方のご参加をお願いします。やむを得ずお客様の都合でキャンセルされる場合にはメール又は Fax で

ご連絡を願います。なお、その際にはキャンセル料を申し受けます。【キャンセル料】セミナー開講日より、①7 営業日前~2 営業日前→参加費の 20% ②1 営業

日前 17:00 まで→参加費の 50% ③1 営業日前 17:00 以降→参加費の 100%

※ご記入いただいた個人情報は、参加申込受付処理、セミナー運営ならびに日科技連からのセミナー情報送付のために使用いたします。その際、宛名データを

外部に委託する場合がありますのであらかじめご了承ください。ただし、ご要請があればご案内を速やかに中止いたします。また、当該個人情報は日科技連

「個人情報保護方針」に基づいて管理いたします。

(一財)日本科学技術連盟 P7 セミナー担当 Tel: 03-5378-1214 / Fax: 03-5378-9842 / E-mail: [email protected]

■郵送、Fax、電子メールによるお申込みは、お申込書を下記へご送付ください。

〒163-0704 東京都新宿区西新宿 2 丁目 7 番 1 号 小田急第一生命ビル 4 階

(一財)日本科学技術連盟「セミナー受付担当」宛 Tel: 03-5990-5849 / Fax: 03-3344-3022 / E-mail: [email protected]

■Web サイトからのお申込み 日科技連 HP “セミナーサイト”URL https://www.juse.or.jp/src/seminar/

3.必要事項をご入力ください。折り返し自動返信のメールを

お送りしております。1 日お待ちいただいても返信メールが

ない場合は、下記セミナー受付担当までお問合せください。

1.上記URLより「セミナー事業検索」へ、キーワードに

セミナーの名称を入力して検索 してください。

2.該当セミナーを選択し、セミナーページへ

ページ下部にある、日程欄の受付中ボタンより、申込み

ページへお入りください。

第 1 回:7 月 24 日(水)~ 25 日(木)

第 2 回:2 月 26 日(水)~ 27 日(木)

一般:65,000 円 / 賛助会員:58,000 円 (税抜)

日科技連・東高円寺ビル(東京都杉並区高円寺南 1-2-1)

※お申し込み後、開催の約1ヶ月前に「開催のご案内」(カリキュラム・会場地図などのお知らせ)「参加券」「請求書」等の必要書類を連絡担当

者の方宛に郵送いたします。なお、お支払いについての詳細は請求書に記載してあります。