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2 0 1 7 .1 0 . 2 6 Vol. 121 P 2. 役員・委員・会員セミナー P 3. ワーク・ライフ・バランスワークショップ 、 進学セミナー P4~5. 常任・特別委員会活動のポイント P6~7. 職能委員会活動報告、日本災害看護学会 P 8. 会員の皆さまへ 平成30年度継続等手続きについて P 9. 岩手県総合防災訓練 「まちの保健室」健康講座 P10. 専門看護師の活動、ナースセンターからのお知らせ P11. 岩手県看護実習指導者講習会 教育部から地域別懇談会日程 P12. すずらんメール Contents 3252866,305准看 211H29災害支援ナース登録者数 1037,127(平成29年10月15日現在) 岩手県看護協会会員数及び災害支援ナース登録者数の動向 訪問診療 PNS (パートナーシップ・ナーシング・システム) http://www.iwate-kango.or.jp 貴 施 設 の 特 徴 等 、一 言 添えて「 いわての 看 護」の 表 紙に 写真とあわせて紹介頂きたいと思います。 お気軽にお申し込みください。 詳しくはホームページをご覧ください。 あなたの施設紹介してみませんか? 2016年9月1日に新山田病院は開院致しました。病院の基本理念とし て「患者さんとの信頼関係をもとに安心と最善の医療を行います」を掲 げ、看護科では「私達は患者さんの思いに寄り添い、地域の人々に信頼さ れる看護を提供します」を理念とし活動しております。 私たち看護科は、地域連携の一環として定期的に患者・家族や地域の介 護職とのカンファレンスを通じて、在宅療養支援に取り組んでおります。 総看護師長 箱石恵子 岩手県立 山田病院 いわて 看護

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2017.10.26

Vol.121

P 2. 役員・委員・会員セミナーP 3. ワーク・ライフ・バランスワークショップ 、 進学セミナーP 4~5. 常任・特別委員会活動のポイントP6~7. 職能委員会活動報告、日本災害看護学会P 8. 会員の皆さまへ 平成30年度継続等手続きについてP 9. 岩手県総合防災訓練 、 「まちの保健室」健康講座P 10. 専門看護師の活動、ナースセンターからのお知らせP 11. 岩手県看護実習指導者講習会   教育部から、地域別懇談会日程P 12. すずらんメール

Contents

保325人

助286人

看6,305人

准看211人

H29災害支援ナース登録者数103人

計7,127人

(平成29年10月15日現在)

岩手県看護協会会員数及び災害支援ナース登録者数の動向

訪問診療 PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)

http://www.iwate-kango.or.jp

貴施設の特徴等、一言添えて「いわての看護」の表紙に写真とあわせて紹介頂きたいと思います。

お気軽にお申し込みください。詳しくはホームページをご覧ください。

あなたの施設を紹介してみませんか?

 2016年9月1日に新山田病院は開院致しました。病院の基本理念として「患者さんとの信頼関係をもとに安心と最善の医療を行います」を掲げ、看護科では「私達は患者さんの思いに寄り添い、地域の人々に信頼される看護を提供します」を理念とし活動しております。 私たち看護科は、地域連携の一環として定期的に患者・家族や地域の介護職とのカンファレンスを通じて、在宅療養支援に取り組んでおります。

総看護師長 箱石恵子

岩手県立山田病院

いわての看護

平成29年度

役員・委員・会員セミナーを開催して平成29年度

役員・委員・会員セミナーを開催して 平成29年10月7日(土)、「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版);JNAラダーの活用推進について」をテーマに、日本看護協会常任理事の川本利恵子氏を講師に迎え、役員・委員・会員セミナーを開催しました。 講演に先立ち、岩手県看護協会の及川会長より、活用推進を図り、岩手県での看護実践力強化の目的であるとの挨拶がありました。 川本氏からは、「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」の開発の背景となる『1.看護を取り巻く状況と地域の変化 2.看護の将来ビジョンと看護職の役割変化』と『3.「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版);JNAラダー」の開発の目的 4.JNAラダーの活用推進に向けて』の説明がありました。①日本看護協会では2025年に向けた看護の将来ビジョン~いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護~を掲げ、看護の活動の方向性を明確にしている②看護を取り巻く環境の変化に伴い働く場が多様化しており、看護の役割遂行のために、看護実践力を基盤に協働できる看護職の看護実践力の強化が必要である③「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」は、あらゆる場で働いている看護師に共通する物差しであり、看護師個人には、“看護実践能力の自己評価・自己研鑽ツールとして、専門職である自身の成長のために”、看護師が所属する組織では、“組織の理念や目的と照らし合わせながら人材育成・教育支援ツールとして、看護師を育てるために”活用できるものである④「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」の導入については、自施設のラダーの有無によるフローがある

⑤平成14年度日本看護協会基盤整備研究「ジェネラルストの標準クリニカル・ラダー」との違いは、キャリアの側面を省いて看護実践能力(ニーズをとらえる力・ケアする力・協働する力・意思決定を支える力)のみに特化した⑥「看護業務基準(2016年改訂版)改定方針」との整合性がある また、その他には、平成30年度以降の看護協会教育計画の基本方針見直しのポイントについてお話しいただきました。 受講者の感想は、ほとんどの方が大変満足、満足であり、クリニカルラダーの必要性が分かった、施設で活かしていきたい、地域を視野に入れた看護実践の必要性を確認したなど、理解や意欲を示した内容が多数あり、学びの多いセミナーとなりました。 日本看護協会のホームページには、「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」活用のための手引きがあり、9月29日には、「3.学習内容編」が新たに公表されています。また、オンデマンドでの研修プログラム配信もありますので是非学習支援に活用してください。

(常務理事兼教育部長 菊池田鶴子)

2 いわての看護

 今年度も岩手県委託事業の一つ、進学セミナーが県内3ヵ所【盛岡地区7/30】【二戸地区8/3】【大船渡地区8/7】で開催されました。各地区における看護学生・看護師・助産師・保健師の方々、さらに、県内看護系大学及び看護職員等学校養成所の職員の方々のご協力をいただき、無事終了することができました。  参加者(中・高生・保護者等総数232名)の主な感想●看護職について様 な々視点から詳しく学ぶことができた●岩手にある看護学校をたくさん知ることができた●高校の先生には分からないところまで教えていただいた

●看護学生や医療現場で働いている方々のお話を聞いて、将来医療職に就きたいという意思が強くなった。また、各学校から進路の参考となるお話が聞けたので、セミナーに参加して良かった 以上のような感想でした。また、ある保護者からは“15歳で将来の職業を決めて良いのだろうか?”と不安げな声も聴かれました。 看護職を目指し、しっかりと将来の夢に向かっている学生は頼もしくみえました。

ナースセンター事業部長 森 てる子

 平成29年度「看護職のワーク・ライフ・バランス推進ワークショップ」が8月25日(金)、26日(土)と2日間開催されました。1日目午前の公開講座には36名の一般参加があり、岩手県看護協会WLB推進委員長 目時のり氏から「WLBの基本的考え方」、日本看護協会労働政策部看護労働課 泊野香氏より「看護職のWLBインデックス調査データの読み方」「WLB実現のためのアクションプラン」についてお話しいただきました。また、岩手労働局雇用環境・均等室室長 石原房子氏からは労働契約法等の講義をして頂き、とても分かりやすい内容でした。参加者より「WLBは知っていたが細かい内容は知らなかった」「なぜ今まで関心が持てなかったのか?」という声が聞かれ、WLBが会員に周知されていない現状がわかり、残念に思いました。今後WLBを更に知ってもらう為に『どのような働きかけをしていくか』、委員会活動の参考となりました。 1日目の午後と2日目は新規参加となる4施設(一関病

院・岩手県立大船渡病院・岩手県立高田病院・川久保病院)がインデックス調査のデータをもとに現状分析しながら、アクションプランの策定が行われました。初めての現状分析では、自分たちの取り組む方向に不安の声も聞かれましたが、「ずっと働きたい」「そのために労働環境を改善したい」「だからこそWLBに参加したんだ」という強い思いが徐々に支援者・推進者を巻き込み活発な意見交換となり、充実した話し合いが行われました。3年という長いプランですが、推進者として少しでも参加者の支援が出来るよう活動していきたいと思います。

 

平成29年度ワーク・ライフ・バランスワークショップ開催報告平成29年度ワーク・ライフ・バランスワークショップ開催報告平成29年度ワーク・ライフ・バランスワークショップ開催報告

平成29年度進学セミナー開催報告平成29年度進学セミナー開催報告平成29年度進学セミナー開催報告

社会経済福祉委員長 大立目 いずみ

いわての看護 3

学会委員会

社会経済福祉委員

教育委員会

広報出版委員会

準備委員会

会員委員会

推薦委員会

認定看護管理者教育運

営委員会

防災・災害看護委

員会

医療・看護安全対

策委員会

常任・特別委

員会

活動のポイン

ト常任・特別委

員会

活動のポイン

泉田 美奈 学会委員会は、岩手県看護研究学会の企画・運営を中心として、岩手の看護の質の向上をめざし、5人で活動しています。今年度の学会は10月20日、『みつめなおそう看護の原点 -「自分らしく」を支える-』をテーマとして行われました。各施設で行われた看護の成果を、学会参加者と共有し、知見を広げることができました。

大立目 いずみ 社会経済福祉委員会は「働き続けられる職場づくり」への支援としてワーク・ライフ・バランス推進に関わり、ワークショップ参加施設の取り組みについて共に考え、職場環境改善支援を行っています。また、「看護師等養成所における禁煙対策の実態調査」の再調査を行い、その結果を岩手県看護研究学会で報告しました。今後も追跡調査を実施して行きます。

高橋 淳美 教育委員会は、8名の委員と教育部が連携して活動しています。看護職が個々の能力を開発・発展・向上していけるよう、会員の皆様のニーズに応じた研修を企画していきたいと思っております。皆様の意見や要望、研修内容の評価を次年度の「教育計画」に反映していきますので、ご意見・ご要望をお聞かせください。

毛利 明子 当委員会では、機関紙「いわての看護」の発行を年4回行っています。8名のメンバーで、学会での写真撮影や看護関連最新情報の広報などに取り組み、魅力的な機関紙づくりを心がけています。 会員の皆様には原稿を依頼することがあると思いますので、その際にはご協力よろしくお願い致します。

村山 由紀 今年度の準備委員は11人でスタートしました。活動内容として、看護研究学会、看護協会総会の会場準備と運営、後始末です。会が滞りなく運営できるように話し合い協力しながら進めています。今後ともよろしくお願い致します。

黒澤 恵 会員委員会は、会員確保と未加入者への加入促進に向けて学会などでのPR活動を行っています。看護学生へパンフレットを配布したり、看護職能団体として協会の様々な事業や会員としてのメリットを伝えたりすることで、会員増につながるよう取り組んでいきたいと思います。

西里 真澄 推薦委員会は保健師3名・助産師2名・看護師5名で構成されています。専門職能団体の目的を達成するための会員の代表となる候補者を推薦できるように、協会の定款・規約を熟知し改選役員・委員への交渉、推薦などの活動を行って参ります。次年度の改選に向け各施設に選出依頼や交渉を行う際には、ご協力をお願いします。

遠藤 ミネ子 認定看護管理者教育ファーストレベル、セカンドレベル、サードレベル研修を12名の委員で企画、運営、評価を行っています。ファーストレベル研修は毎年開講し、セカンドレベルとサードレベルは、現在隔年で開講しています。昨年はサードレベル修了者の認定看護管理者も誕生しました。今後も会員の皆様方の積極的な参加とご協力をよろしくお願いいたします。

高橋 弘江 災害看護に関する啓発活動を行い、災害発生時に迅速な対応と看護活動ができることを目的として活動しています。今年度は、災害支援ナースのフォローアップ研修に、感染看護・ファーストエイドについて取り入れ、より実践的な活動に役立てていただけるようリニューアルしております。ぜひ、多数の参加・登録をお待ちしています。

高柳 明子 当委員会では、各病院で悩みながら活動しているリスクマネジャーが、共に共感しながら学ぶことのできる交流会を11月に企画しています。また、今年度は、各施設の医療安全に関する取り組みについて情報収集を行ないました。今後ともよろしくお願い致します。

4 いわての看護

学会委員会

社会経済福祉委員

教育委員会

広報出版委員会

準備委員会

会員委員会

推薦委員会

認定看護管理者教育運

営委員会

防災・災害看護委

員会

医療・看護安全対

策委員会

常任・特別委

員会

活動のポイン

ト常任・特別委

員会

活動のポイン

泉田 美奈 学会委員会は、岩手県看護研究学会の企画・運営を中心として、岩手の看護の質の向上をめざし、5人で活動しています。今年度の学会は10月20日、『みつめなおそう看護の原点 -「自分らしく」を支える-』をテーマとして行われました。各施設で行われた看護の成果を、学会参加者と共有し、知見を広げることができました。

大立目 いずみ 社会経済福祉委員会は「働き続けられる職場づくり」への支援としてワーク・ライフ・バランス推進に関わり、ワークショップ参加施設の取り組みについて共に考え、職場環境改善支援を行っています。また、「看護師等養成所における禁煙対策の実態調査」の再調査を行い、その結果を岩手県看護研究学会で報告しました。今後も追跡調査を実施して行きます。

高橋 淳美 教育委員会は、8名の委員と教育部が連携して活動しています。看護職が個々の能力を開発・発展・向上していけるよう、会員の皆様のニーズに応じた研修を企画していきたいと思っております。皆様の意見や要望、研修内容の評価を次年度の「教育計画」に反映していきますので、ご意見・ご要望をお聞かせください。

毛利 明子 当委員会では、機関紙「いわての看護」の発行を年4回行っています。8名のメンバーで、学会での写真撮影や看護関連最新情報の広報などに取り組み、魅力的な機関紙づくりを心がけています。 会員の皆様には原稿を依頼することがあると思いますので、その際にはご協力よろしくお願い致します。

村山 由紀 今年度の準備委員は11人でスタートしました。活動内容として、看護研究学会、看護協会総会の会場準備と運営、後始末です。会が滞りなく運営できるように話し合い協力しながら進めています。今後ともよろしくお願い致します。

黒澤 恵 会員委員会は、会員確保と未加入者への加入促進に向けて学会などでのPR活動を行っています。看護学生へパンフレットを配布したり、看護職能団体として協会の様々な事業や会員としてのメリットを伝えたりすることで、会員増につながるよう取り組んでいきたいと思います。

西里 真澄 推薦委員会は保健師3名・助産師2名・看護師5名で構成されています。専門職能団体の目的を達成するための会員の代表となる候補者を推薦できるように、協会の定款・規約を熟知し改選役員・委員への交渉、推薦などの活動を行って参ります。次年度の改選に向け各施設に選出依頼や交渉を行う際には、ご協力をお願いします。

遠藤 ミネ子 認定看護管理者教育ファーストレベル、セカンドレベル、サードレベル研修を12名の委員で企画、運営、評価を行っています。ファーストレベル研修は毎年開講し、セカンドレベルとサードレベルは、現在隔年で開講しています。昨年はサードレベル修了者の認定看護管理者も誕生しました。今後も会員の皆様方の積極的な参加とご協力をよろしくお願いいたします。

高橋 弘江 災害看護に関する啓発活動を行い、災害発生時に迅速な対応と看護活動ができることを目的として活動しています。今年度は、災害支援ナースのフォローアップ研修に、感染看護・ファーストエイドについて取り入れ、より実践的な活動に役立てていただけるようリニューアルしております。ぜひ、多数の参加・登録をお待ちしています。

高柳 明子 当委員会では、各病院で悩みながら活動しているリスクマネジャーが、共に共感しながら学ぶことのできる交流会を11月に企画しています。また、今年度は、各施設の医療安全に関する取り組みについて情報収集を行ないました。今後ともよろしくお願い致します。

いわての看護 5

 9月22日(金)は10支部11名の委員にご参加いただきありがとうございました。交流会には、岩手医科大学附属病院高度看護研修センター がん看

護専門看護師の横田真理子氏をお迎えし、「インフォームド・コンセントに同席する看護師の役割と外来看護で行う意思決定支援」についてご講義いただきました。ご自身が経験した事例を交え丁寧に説明していただき、学びを深めると共に昼食をかねた懇談会での意見交換を通し、各自が今後の取り組むべき方向性を見出す機会となりました。また、午後からは外来看護における多職種協働についてグループワークを行いました。多忙な外来業務の中でも、多職種との情報共有を推進する大切さについて、参加者全員

が改めて認識することができました。各支部の職能委員が情報交換を行う場となり、連携が感じられた交流会となりました。 今後も、看護師職能Ⅰの活動に関してご指導ご協力をよろしくお願いいたします。

看護師職能委員長Ⅰ 田村 ヤス子

 8月26日(土)に開催しました助産師交流会では、わこう助産院の院長であり、一般社団法人わこう産前・産後ケアセンター代表理事の伊東優子氏をお招きし、『産前から考える産後のケア』と題して、ご講演いただきました。わこう助産院は、民設民営の助産院として、分娩の取り扱いや産後入院(ショートスティ)、お灸教室、マタニティヨガ、ベビーダンスなど11種18クラスの運営等をなさっている一方で、和光市から母子保健業務の委託を受けています。特に妊娠の届け出や母子健康手帳の面接交付では妊娠生活の第1歩から助産師が関わることに意義があると述べておりました。乳児家庭全戸訪問事業(こんにち

は赤ちゃん事業)と妊娠・出産包括支援モデル事業(わこう版ネウボラ事業)では助産師と保健師が協働で家庭訪問を実践しているそうです。 

 伊東氏は「地方で里帰り出産しても、実母は働いているため、家族からの支援が受けにくい。産後ケアを家族に託すことは今後も困難だろう。」と、妊娠中から親身になって家族と共に課題を抽出し、家族が望むサービスを計画する母子保健ケアマネージャーの役割をもつ助産師が必要と述べています。 少子高齢化時代に求められる助産師の役割と必要なスキルを再認識し、切れ目のない母子への支援を実践するためのヒントをたくさん頂いた時間でした。今後も当職能委員会では、産前・産後・子育て問題に関する意見を集約し、課題に向けて取り組みますので、ご協力をよろしくお願いします。

助産師職能委員長 小舘 千公

平成29年度 助産師交流会

平成29年度 支部看護師職能委員Ⅰ交流会

6 いわての看護

 9月22日(金)は10支部11名の委員にご参加いただきありがとうございました。交流会には、岩手医科大学附属病院高度看護研修センター がん看

護専門看護師の横田真理子氏をお迎えし、「インフォームド・コンセントに同席する看護師の役割と外来看護で行う意思決定支援」についてご講義いただきました。ご自身が経験した事例を交え丁寧に説明していただき、学びを深めると共に昼食をかねた懇談会での意見交換を通し、各自が今後の取り組むべき方向性を見出す機会となりました。また、午後からは外来看護における多職種協働についてグループワークを行いました。多忙な外来業務の中でも、多職種との情報共有を推進する大切さについて、参加者全員

が改めて認識することができました。各支部の職能委員が情報交換を行う場となり、連携が感じられた交流会となりました。 今後も、看護師職能Ⅰの活動に関してご指導ご協力をよろしくお願いいたします。

看護師職能委員長Ⅰ 田村 ヤス子

 8月26日(土)に開催しました助産師交流会では、わこう助産院の院長であり、一般社団法人わこう産前・産後ケアセンター代表理事の伊東優子氏をお招きし、『産前から考える産後のケア』と題して、ご講演いただきました。わこう助産院は、民設民営の助産院として、分娩の取り扱いや産後入院(ショートスティ)、お灸教室、マタニティヨガ、ベビーダンスなど11種18クラスの運営等をなさっている一方で、和光市から母子保健業務の委託を受けています。特に妊娠の届け出や母子健康手帳の面接交付では妊娠生活の第1歩から助産師が関わることに意義があると述べておりました。乳児家庭全戸訪問事業(こんにち

は赤ちゃん事業)と妊娠・出産包括支援モデル事業(わこう版ネウボラ事業)では助産師と保健師が協働で家庭訪問を実践しているそうです。 

 伊東氏は「地方で里帰り出産しても、実母は働いているため、家族からの支援が受けにくい。産後ケアを家族に託すことは今後も困難だろう。」と、妊娠中から親身になって家族と共に課題を抽出し、家族が望むサービスを計画する母子保健ケアマネージャーの役割をもつ助産師が必要と述べています。 少子高齢化時代に求められる助産師の役割と必要なスキルを再認識し、切れ目のない母子への支援を実践するためのヒントをたくさん頂いた時間でした。今後も当職能委員会では、産前・産後・子育て問題に関する意見を集約し、課題に向けて取り組みますので、ご協力をよろしくお願いします。

助産師職能委員長 小舘 千公

平成29年度 助産師交流会

平成29年度 支部看護師職能委員Ⅰ交流会

 災害看護学会は、「ソーシャルキャピタルの醸成と災害看護」をテーマに、8月25・26日、残暑の厳しい鳥取県倉吉市で開催されました。鳥取県は昨年、震度6の「鳥取中部地震」に見舞われ、高齢化の進む中での生活復興を進めている状況とのことでした。

 学会は、図上トレーニングの企画運営の仕方や災害時のトイレの在り方、認知症と災害に関する教育講演など、災害看護に求められる範囲の広さを感じる内容でした。 私は、「災害支援ナースフォローアップ研修に状況設定型実働シミュレーションをとり入れた効果と今後の課題」について発表して参りました。地震による病院および避難所派遣を想定し、チームビルディング・情報収集・支援計画の立案を実践する、実動型のシミュレーションによる研修を行っています。本研究では、支援業務の評価が上昇した

半面ロジスティックに関する評価が低いこと、シミュレーションの過程で経験知の獲得ができていたことがわかりました。座長の寺師榮さんからは、進化したプログラムを実施しているとの評価をいただいてまいりました。 学会では、南海トラフ地震や関東直下型地震を想定し、病院・施設・行政など各分野での備えるための研究が発表されていました。東日本大震災を経験した県として、今後も「実践に備える・役に立つ」研修を考えていきたいと感じました。 今回、このような機会をいただき岩手県看護協会および会員の皆様に感謝いたします。

防災・災害看護委員長 高橋 弘江

 9月2日(土)に「介護施設等で働く看護職の集い」を開催しました。198施設に案内を送付し、24施設から非会員20名を含む27名と職能委員6名の計33名で、和やかな時間を共有できました。活動方針等の説明後に、介護老人保健施設松原苑の看護部長 入澤美紀子氏から講演をいただき、その後、グループワーク(以後GW)を行いました。講演では、介護と看護の連携強化のための実践の取り組みを、理論づけ体系的にお話しいただき、参加者は自分たちの仕事での自己肯定感を獲得していました。また、人材育成に必要な、人を大切にする姿勢や計画的な看護管理の

コツをお話し下さり、今後への道標となり、もっともっと教えて頂きたいとの声が多く聞かれました。GWでは、少し話しただけで気持ちが楽になり、「同じ悩みを共有できる仲間がいると思うと今後の励みになる」という意見も聞かれました。研修への希望も多く、このような活動を通じて看護協会への入会を勧め仲間づくりをしたいと思っています。次年度は会員の皆様にも多く参加していただき、身近にいる仲間をお誘いいただき、活発な集いを開催できる事を目指します。 また、介護・福祉関係施設・在宅等領域の看護師職能Ⅱの活動は、今求められている地域包括ケアにおける看護提供体制の構築での役割が重要であると思います。この領域で働く仲間を増やし、顔の見える関係、ネットワークづくりをすることができるように、皆様からのご意見ご協力を今後ともよろしくお願い致します。

看護師職能委員長Ⅱ 小松 道子

看護師職能委員会Ⅱの前期活動報告

日本災害看護学会第19回年次大会に参加して

いわての看護 7

入会申込書を入手

勤務先がある方

STEP1

STEP2

勤務先がない方

勤務先で施設代表者から入会申込書を入手

岩手県看護協会へ問合せ直接入手

入会申込書の記載・提出

勤務先の施設代表者に会費の支払い方法を確認し、下記のいずれかを記載●「勤務先で取りまとめて納入」●「口座振替」

勤務先に入会申込書を提出(勤務先が取りまとめて「会員登録事務局」に提出)

会費納入方法を選択●「口座振替」 ●「銀行振込」●「コンビニ収納」

「会員登録事務局」宛に、 入会申込書を郵送

初年度に入会申込書を提出いただいた後は、届出情報に変更がない限り自動継続です!

STEP3

会費の納入

記載した下記のいずれかの納入方法でお支払い●「勤務先で取りまとめて納入」 →施設代表者へお支払い●「口座振替」 →申込書に記載した口座から自動引落し 

記載した下記のいずれかの納入方法でお支払い●「口座振替」 →申込書に記載した口座から自動引落し●「銀行振込」(銀行振込票が届きます) →金融機関窓口でお支払い●「コンビニ収納」(コンビニ払込票が届きます) →コンビニ店頭のレジでお支払い

STEP4

会員登録完了!

勤務先に会員証・会員バッジ・機関紙などが届きます

ご自宅に会員証・会員バッジ・機関紙などが届きます

平成30年度継続等 手続きについて

会員のみなさまへ●11月6日~17日頃 日本看護協会より施設担当者様・個人会員様あて、「平成30年度継続のお知らせ」が 送付になります! 勤務先を登録している方 ➡ 施設あて一括送付されます。担当者様から受け取ってください。 勤務先を登録していない方(個人会員) ➡ ご自宅あて「継続のお知らせ封書」が普通郵便で直送されます。

●11月中 「平成30年度入会のご案内」を当会から施設担当者様あてお送りします。 未加入の方へのお声かけをお願いします。  ※平成30年度入会のご案内…①入会申込書/会員情報変更届  ②グレー返信用封筒                 ③岩手県看護協会リーフレット ④日本看護協会入会のご案内パンフレット

岩手県看護協会 入会のご案内  看護協会は看護職の専門職能団体として、看護の質向上と働き続けられる環境づくりに取り組んでいます。 岩手県内に在住または勤務する保健師・助産師・看護師・准看護師の有資格者はどなたでも入会できます。 看護職のみなさま、看護協会に入会しませんか?

看護協会入会(新規加入/再加入)までのステップ

お問合せは 公益社団法人岩手県看護協会 事務局 ☎019-662-8213まで

・日本看護協会年会費 …………… 5,000円・岩手県看護協会年会費 ……… 10,000円・岩手県看護協会入会金 ……… 20,000円

・合 計………………………… 35,000円

新規加入・日本看護協会年会費 …………… 5,000円・岩手県看護協会年会費 ……… 10,000円

・合 計………………………… 15,000円

継続・再加入

年会費と入会金

 平成30年度継続する意思がない方は、退会手続き(退会届の提出)が必要です。 退会届をお送りしますので、当会までご連絡ください。  ※平成30年度会費の口座振替日は平成30年1月29日です。   口座振替の方で退会または継続するかどうか検討している場合は、自動引落しを一旦停止しますので   お早目に当会までご連絡ください。 退会のご連絡がない限り毎年口座からの自動引落しになりますのでご注意ください。

重要! 退会手続きについて 

8 いわての看護

 今回の訓練は、東日本大震災津波や台風10号等の大規模災害を教訓に、盛岡市内で震度6強の地震により土砂災害が発生、台風接近に伴う大雨で北上川氾濫を想定し、盛岡市・紫波町・矢巾町にまたがり97機関約5000人が参加し広域・大規模に行われました。

 甚大な被害に見舞われた台風10号豪雨から8月30日で1年。また、訓練前日は大雨で避難勧告を発令した市町村もあり、緊張感高まる中で訓練に臨みました。 県看護協会として、専務理事、防災・災害看護委員、盛岡支部委員の5名が盛岡市の保健師とともに、避難所の

一つとなった盛岡市立見前南小学校において、避難者の健康相談や血圧測定などを実施しました。 また、外傷や体調不良で医療や救護が必要な方は救護室へ誘導、避難所における感染症予防対策や健康体操、福祉スペース等、避難者のニーズや興味・関心に応じて、それぞれのブースへ案内しました。 訓練開始時刻前から、小学生、中学生、高校生の児童・生徒や地域住民の方々が本番さながら次 と々避難してきて、地域住民の方々の災害に対する意識の高さを感じました。 看護職として自分たちの役割を果たすことはもちろんのこと、多くの機関が訓練に参加している中で、他機関の機能を理解し、適切に連携することの重要性を再認識するよい機会となりました。 この災害訓練を委員会活動に活かしていきたいと思います。

まちの保健室指導員 菊地 まさ子

防災・災害看護委員 加藤 孝子

 

 高齢になると体力、筋力の低下、病気やケガ等でこれまでの生活ができなくなる可能性がある。その時どのように暮らしたいか、どのような生活の場があるか。 介護保険について、介護度と利用料金、どんなサービス受けられるか。また自宅での生活が困難な方は、自宅以外の生活の場として高齢者向け施設の種類や受け入れられる介護度、入居待ちの期間、月額費用の目安、入居期間など具体的に資料にまとめてお話しい

ただきました。 参加者36名の93%が50~80代で、アンケートの回収率は100%でした。「高齢化社会になり、家族の在り方も変化してきて、一人暮らしが多くなり、これからの生活に不安を感じていた。要介護、要支援の違い、施設の違いなどいろいろな知識を得て心構えができればよい。」また、ほとんどの方が内容もわかりやすく今後に役立つと記入されていました。 質問も活発になされ参加者の疑問に答えることができ、短い時間でしたが地域住民の期待に応えることのできた有意義な講座でした。 今後も地域住民のライフサポーターとして役割を果たすべく健康講座の企画を考えたいと思います。

“あなたは老後をどこで、どのように暮らしたいですか”自宅?施設?

いろいろあるけど分からない!聞いてみよう!!

開催日 平成29年9月8日(金)会 場 プラザおでって3階 会議室講 師 盛岡赤十字病院 社会福祉士 佐々木奈津美氏

いわての看護 9

当協会名誉会員 小松弘子様が平成29年7月24日にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。訃報

★教育部から

★平成29年度地域別懇談会開催のお知らせ

平成29年度 岩手県看護実習指導者講習会(特定分野を含む)を開催して

1 キャリナースへの登録について ユーザー登録を行うことにより、会員履歴などの参照ができます。その他、様々な資料の閲覧など便利な機能が整っていますので、日本看護協会のホームページから登録し、会員の皆さんと看護協会をつなぐ身近なツールとして、ぜひご活用ください。

今年度は「組織強化」について皆さまからご意見をお伺いし、支部との連携を更に密にしたいと考えております。参加申込みの取りまとめは各支部長にお願いしております。皆さまのご参加をお待ちしております。

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 新刊紹介

1)亡くなった子どもと「共に在る」家族 2017年8月発行 蛭田明子著 日本看護協会出版会 定価2,592円(税込)子どもをなくした女性と家族を医療者はどのように支援できるのか。4人の女性の体験をフッサールの現象学を用いて解釈・考察した博士論文を、研究者だけでなく、臨床現場の方にも読んでいただけるよう、読み物として再構成してあります。2)TeamSTEPPS®を活用したヒューマンエラー防止策 2017年9月発行 SBARを中心とした医療安全のコミュニケーションツール。東京慈恵医科大学附属病院看護部・医療安全管理部編著 日本看護協会出版会 定価(本体2,600円+税)本書はSBARをはじめ、TeamSTEPPSの中からヒューマンエラー防止のためのコミュニケーションツール(CUS、2チャレンジルール、クロスモニタリング、ハンドオフ、チェックバック、コールアウト)を解説し、実践事例を紹介します。チームの協働意識を向上させ、適切な判断と技術、チームワークで患者の安全を守り、医療安全の成果につなげられる入門実践書です。

地 域県 北沿 岸県 南中 央盛 岡

  月  日11月 11日(土)11月18日(土)11月25日(土)12月 2日(土)12月 9日(土)

   時 間10:00~13:0010:00~13:0010:00~13:0010:00~13:009:30~12:30

    場   所久慈地区合同庁舎岩手県立釜石病院岩手県立磐井・南光病院奥州市役所江刺総合支所マリオス

 平成29年度の実習指導者講習会は6月14日~9月5日の40日間に62名が、特定分野(病院以外の実習施設)は9月6日~9月15日の8日間に10名が参加し開催されました。 本講習会は、「看護教育における実習の意義及び実習指導者としての役割を理解し、効果的な実習指導ができる必要な知識・技術を習得する」ことを目的にカリキュラムが組まれています。受講生は、教育・看護・実習指導に関する科目の講義を通して、教育・指導に関する学びを深めると共に、これまでの自身の看護を振り返り、改めて看護観について考え、看護の楽しさ、すばらしさを再確認する機会になりました。

 また、グループ演習での指導案作成では、メンバーの意見を聞き思いを共有し指導案を作成する過程を通して、これまでの講義での学びをさらに深めることができました。各グループとも、学生に学習してほしい、体験してほしいこと等を盛り込んだ指導案を作成することができました。 今回の講習会での学びを糧に、各職場に戻り実習指導者として学生にかかわり、学生が看護の楽しさ、すばらしさを一つでも多く経験できるような実習になることを願っています。受講された皆様の活躍を期待しております。

(教育部 吉田敬子)

ナースセンターからのお知らせ

専門看護師の活動

 慢性疾患看護専門看護師は、「生活習慣病の予防や、慢性的な心身の不調とともに生きる人々に対する慢性疾患の管理・健康増進・療養支援などに関する水準の高い看護を行う」と定義されています。2017年

9月現在、全国で149名ですが、東北には4名、うち3名が岩手県で活動をしています。私のサブスペシャリティは「糖尿病」ですが、それ以外の慢性疾患への支援も行っています。対象は幅広い疾患・状態の患者さんとご家族で、ケアに関わるスタッフも含みます。 専門看護師を目指すため、看護師6年目に岩手県立大学大学院に入学をしました。当時は、「慢性疾患を持つ患者さんはどうして頑張れるのか」「自分にできる看護は何か」を、医学的根拠を含めた幅広い看護の視点で考えたいという思いでした。大学院では、様々な年代や職種・分野の院生に刺激を受け、看護実践と研究を結び付けていく楽しさを学び、充実していました。 現在は、地域包括ケア病棟に所属し、糖尿病代謝内科・消化器内科・循環器内科等の看護、神経難病患者さんのレスパイト入院に関わっています。患者さ

ん自身が体の揺らぎを捉え、大事に思えるような関わり、病いや症状に折り合いをつけて自分らしく生きられる関わりを心がけています。また、主治医、地域医療連携室との協働や、保健医療福祉専門職の方と連携し、患者さんとご家族の意向をふまえた退院後の生活の調整・支援を行っています。その他、看護の質の向上のため、院内で看護倫理や看護研究の研修を担当したり、院外での研修等で講義を行っています。 専門看護師の認定を受けたことがゴールではありません。今後は、地域連携、地域包括ケアシステムを支えるための院外活動を広げていきたいと考えています。また、専門看護師としての芯の強さと優しさを兼ね備えた看護師でありたいと思っています。

盛岡市立病院 栃内 優美

慢性疾患看護専門看護師

※ セカンドキャリアセミナーの対象者は、50歳以上の看護職及び既に退職している未就業看護職※ 平成30年度 「ふれあい看護体験」実施受入れのお願い!  平成30年1月10日頃 依頼文書にて募集予定

開催日

11月 12日

11月 15 日

11 月 28 日

平成 30年

11月 20日

      事  業  名

働き続けられる職場づくり研修会

セカンドキャリアセミナー 久慈地区

     〃       盛岡地区

看護職のWLB推進フォローアップ

ワークショップ

     開 催 会 場

いわて情報交流センター アイーナ

久慈グランドホテル

ホテルメトロポリタン盛岡

岩手県看護研修センター

10 いわての看護

当協会名誉会員 小松弘子様が平成29年7月24日にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。訃報

★教育部から

★平成29年度地域別懇談会開催のお知らせ

平成29年度 岩手県看護実習指導者講習会(特定分野を含む)を開催して

1 キャリナースへの登録について ユーザー登録を行うことにより、会員履歴などの参照ができます。その他、様々な資料の閲覧など便利な機能が整っていますので、日本看護協会のホームページから登録し、会員の皆さんと看護協会をつなぐ身近なツールとして、ぜひご活用ください。

今年度は「組織強化」について皆さまからご意見をお伺いし、支部との連携を更に密にしたいと考えております。参加申込みの取りまとめは各支部長にお願いしております。皆さまのご参加をお待ちしております。

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 新刊紹介

1)亡くなった子どもと「共に在る」家族 2017年8月発行 蛭田明子著 日本看護協会出版会 定価2,592円(税込)子どもをなくした女性と家族を医療者はどのように支援できるのか。4人の女性の体験をフッサールの現象学を用いて解釈・考察した博士論文を、研究者だけでなく、臨床現場の方にも読んでいただけるよう、読み物として再構成してあります。2)TeamSTEPPS®を活用したヒューマンエラー防止策 2017年9月発行 SBARを中心とした医療安全のコミュニケーションツール。東京慈恵医科大学附属病院看護部・医療安全管理部編著 日本看護協会出版会 定価(本体2,600円+税)本書はSBARをはじめ、TeamSTEPPSの中からヒューマンエラー防止のためのコミュニケーションツール(CUS、2チャレンジルール、クロスモニタリング、ハンドオフ、チェックバック、コールアウト)を解説し、実践事例を紹介します。チームの協働意識を向上させ、適切な判断と技術、チームワークで患者の安全を守り、医療安全の成果につなげられる入門実践書です。

地 域県 北沿 岸県 南中 央盛 岡

  月  日11月 11日(土)11月18日(土)11月25日(土)12月 2日(土)12月 9日(土)

   時 間10:00~13:0010:00~13:0010:00~13:0010:00~13:009:30~12:30

    場   所久慈地区合同庁舎岩手県立釜石病院岩手県立磐井・南光病院奥州市役所江刺総合支所マリオス

 平成29年度の実習指導者講習会は6月14日~9月5日の40日間に62名が、特定分野(病院以外の実習施設)は9月6日~9月15日の8日間に10名が参加し開催されました。 本講習会は、「看護教育における実習の意義及び実習指導者としての役割を理解し、効果的な実習指導ができる必要な知識・技術を習得する」ことを目的にカリキュラムが組まれています。受講生は、教育・看護・実習指導に関する科目の講義を通して、教育・指導に関する学びを深めると共に、これまでの自身の看護を振り返り、改めて看護観について考え、看護の楽しさ、すばらしさを再確認する機会になりました。

 また、グループ演習での指導案作成では、メンバーの意見を聞き思いを共有し指導案を作成する過程を通して、これまでの講義での学びをさらに深めることができました。各グループとも、学生に学習してほしい、体験してほしいこと等を盛り込んだ指導案を作成することができました。 今回の講習会での学びを糧に、各職場に戻り実習指導者として学生にかかわり、学生が看護の楽しさ、すばらしさを一つでも多く経験できるような実習になることを願っています。受講された皆様の活躍を期待しております。

(教育部 吉田敬子)

いわての看護 11

平成29年10月26日発行

  発行所/公益社団法人岩手県看護協会 〒020│0117

盛岡市緑が丘二丁目4│

55 ☎019│662│8213  発行責任者/及川吏智子

いわての看護Vol.121

~岩手に広がる友達の輪~~岩手に広がる友達の輪~

先輩の部 vol.45看護師 澤瀬あや子

 岩手県立療育センターの乙部陵子さんからバトンを受けた澤瀬です。 退職後は社団医療法人啓愛会(孝仁病院・宝陽病院・美山病院・美希病院)で教育医療安全担当顧問として勤務させていただいています。 啓愛会の看護師・看護補助者の集合教育の他に、4病院の医療安全対策会議に参加し対策の検討や臨床現場のラウンドを行い、エラーが発生しない環境整備の助言・指導をさせていただいています。 どの病院も患者さんやご家族に信頼され、安心・安全な療養環境づくりを目指しています。患者さんの視点を重視し、思いやりのある看護・介護の提供に努力しており、私も多くの事を学ば

させていただいています。 プライベートではヨーガ教室に通っています。ゆったりとした一つひとつのポーズを通して自分の心と体の自己観察・自己観想を行いリラックスできるひと時です。ストレスの多い職場で働く看護師にはお勧めです。ちなみに私の一番好きなポーズは「しかばねのポーズ」です。 また、愛犬をかっています。黒のトイプードルで「もんちゃん」と言います。膝の上に座り愛くるしい純粋な目でじっと見つめられると癒されます。写真をお見せできないのが残念です。 次は社会医療法人みやま会 盛岡観山荘病院の尾形和恵さんに繋ぎます。

すずとも vol.124岩手県立南光病院

看護師 鵜浦 利恵子

 この度、県立中央病院の中野和子さんからバトンを受けた鵜浦利恵子です。和子さんとは同じ看護学校で、寮生活・バレー部・卒業旅行など楽しい日々を過ごしました。この間は、1泊2日の研修会で、偶然同じ部屋となり、看護学校時代に戻ったような楽しい時間を過ごさせてもらいました。 私は、2年前に一般科の病院から県立南光病院に転勤してきました。精神科の女子閉鎖病棟に勤務しています。精神科看護は患者さんとの信頼関係を築くことがとても大切で、奥が深く、

学ばなければならないことがたくさんあります。落ち込むこともありますが、スタッフに支えられながら日々働いています。 笑顔で楽しく働けるように、自宅ではくだらないと言いながら、子供たちと一緒にギャグマンガを見て笑い転げ、リフレッシュしています。これからも患者さんたちのパワーに負けないように元気に明るく、楽しく働いていきたいと思います。 次は看護学校の友人で県立一戸病院の主任看護師 吉川幸さんにバトンを繋ぎます。

 県立宮古病院の巽綾子さん(旧姓 菊池さん)からバトンを受け取りました。綾子さんとは5年前に一緒の病棟で働きました。面接をしたときの第一声がいまでも耳に残っています。そのことがきっかけで、綾子さんのお人柄やベッドサイドケアに関心を抱きました。祖父母との生活も影響していると思われますが、高齢者の心を捉えるのが上手でしたし、どのような援助をしたら良いのかをいつも考えていましたので、現在も優しさに技術を兼ね備えた看護をしていると思います。結婚おめでとうございます。

 大槌病院に転勤したのは、仮設診療所でした。トラックが道路を走ると診療所の廊下も揺れましたし、台風で屋根も吹き飛びましたが、「これぞ、看護」という日々で過ごしました。晴れて昨年度、新病院が完成し、移転しました。「こんな看護がしたい」と想像し、夢を見ながらの準備は格別でした。各部署とシミュレーションして迎えた開業日のことは一生の宝物になりました。今後も他部署との連携で地域医療に携わっていきたいです。 次は県立東和病院の平賀洋子副総看護師長へバトンを繋ぎます。

すずとも vol.125岩手県立大槌病院看護師 三浦 昭子

岩手県看護協会のホームページをご覧いただいているでしょうか?ホットな情報を掲載しております。どうぞ開けてみて下さい。

ホームページアドレスは次のとおりです。

食欲の秋となりました。今年も実家の隣から松茸もらえるかな…。(Y・S)

12 いわての看護