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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次 1. SESSION 1 アクティブ・ラーニングとは 2. SESSION 2 アクティブ・ラーニングの現状 3. SESSION 3 アクティブ・ラーニングを選ぶ 4. SESSION 4 アクティブ・ラーニングの法を適する 5. SESSION D 紹介 6. 各セッションの多肢選択課題覧 7. 参考献 WEEK1 の的と標 アクティブ・ラーニングについて解を深める 到達標 1. アクティブ・ラーニングとは何かを説明できる 2. アクティブ・ラーニングの現状を説明できる 3. アクティブ・ラーニング法の適について説明できる

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Page 1: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 1

WEEK1 アクティブラーニングについて知ろう

ワークシート目次

1 SESSION 1 アクティブラーニングとは

2 SESSION 2 アクティブラーニングの現状

3 SESSION 3 アクティブラーニングを選ぶ

4 SESSION 4 アクティブラーニングの方法を適用する

5 SESSION D 自己紹介

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK1 の目的と目標

目的 アクティブラーニングについて理理解を深める

到達目標

113 アクティブラーニングとは何かを説明できる

213 アクティブラーニングの現状を説明できる

313 アクティブラーニング手法の適用について説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 2

1 SESSION 1 アクティブラーニングとは 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W1S1Question1

皆さんにとって「アクティブラーニング」とはなんでしょうか

「アクティブラーニングって何」 と聞かれたらどう答えますか

(あなたの考え)

W1S1Question2

次の3つの定義をみてこれらの共通点を探してみましょう

「学生を巻き込んだ学生自身が活動しその活動自体について思考する取り組みの全て」

(Bonwell amp Eison 1991)

「授業において学生が単に『見見たり』『聞いたり』『ノートをとったり』する以上の活動

をするようデザインされた教授内容に関係すること全て」(Felder amp Brent 2009)

「教員による一方向的な講義形式の教育とは異異なり学修者の能動的な学修への参加を取

り入れた教授学修法の総称」(文部科学省省 2012)

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 3

2 SESSION 2 アクティブラーニングの現状 下記はこのセッションで使う Handout ですお手元においてセッションの動画を視聴して

下さい

W1S2Handout

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 4

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 5

3 SESSION 3 アクティブラーニングを選ぶ 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S3Handout ミニッツペーパーの例例

W1S3Question1

多様なアクティブラーニングのなかから目的に応じて手法を選ぶ際の観点として「形態」

「時間」「構成」「大人数講義に使えるかどうか」以外に追加したらよいと思う観点を考

えてみましょう

(あなたの考え)

名前 年 月 日

今日の授業を受けてもっと学んでみたいと思ったことは何ですか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 6

4 SESSION 4 アクティブラーニングの方法を適用する 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S4Handout

W1S4Question1

実演や実習ができない場合に「豆腐のさいの目切切り」についての一方向ではない授業方法

を考えて下さい

(あなたの考え)

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 7

W1D

5 SESSION D 「自己紹介」はなぜ重要 DISCUSSION のセッションでは「インタラクティブな学び」が実際に体験できるようワ

ークシートに取り組んでから動画を視聴していただきます第1回のテーマは「自己紹介」

動画ではまずこれからともに学ぶことになる大学院生の自己紹介を視聴していただきますさ

らに教員の自己紹介が学生の学びに果たす役割について考えてゆきます皆さんも以下のワー

クに取り組んで自己紹介の役割について考えてみましょう

皆さんが大学で受けた授業で教員はどのような自己紹介をしていたでしょうか大学の授業にお

ける教員の自己紹介が学生の学びのために果たす役割について下記に箇条書きで書き出してみ

ましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 8

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W1-‐‑‒1 アクティブラーニングの説明として適切切な説明を全て選んでください

1)学生が主体的能動的に学習に取り組めるように教員が授業方法を設計する 2)学生が見見たり聞いたりノートをとったりする以上の活動をする 3)教員が少人数の学生を相手に授業を行行う際の方法を指す

4)学生自身が活動しその活動について思考することで学ぶ

W1-‐‑‒2 アクティブラーニングが注目されるようになった背景の説明として適切切な説明を全て選んでください

1)専門分化が進む社会において各人が高い専門性を習得しなければならないという認識識から高度度な知識識やスキルを習得するための受動的な学習形態が注目され始めた

2)「考え抜く力力」や「チームで働く力力」を含む「社会人基礎力力」(経済産業省省)のように従来の知識識伝達型の授業では培えない能力力が求められるようになってきた

3)受験学力力を中心とした偏差値を基準として学校大学を見見るのではなく社会で求められている力力をどのように育成しているかが重視されるようになってきた

4)コミュニケーション能力力や問題解決能力力の重要性が認識識される中で「汎用的技能」(文部科学省省)やジェネリックスキルを養える教育方法への注目が高まった

W1-‐‑‒3 様々あるアクティブラーニングの手法の中から自分の授業に合うものを選ぶ際どのような点を考慮するべきでしょうか適切切な事項を全て選んでください

1)クラスのサイズ 2)その手法を行行うことによって達成できること 3)その手法に割くことができる授業内の時間

4)その手法の知名度度 W1-‐‑‒4 アクティブラーニングの方法を適用するということについて適切切なものを全て選んでください

1)「(一方向)講義」<「実演」<「実習」<「人に教える」の順で学習が定着しやすくなると言われている

2)ちょっとした工夫でアクティブラーニングを実現することができる 3)初学者レベルの学生同士に「人に教える」プロセスをたどらせることは主体的な学びにつながらない

4)「(一方向)講義」による授業は学生が主体的に学べる方法の代表である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 9

7 参考文献一覧 (セッションにおいて言及された文献等) Bonwell Charles C amp EisonJames A (1991) Active Learning Creating

Excitement in the Classroom Jossey-‐‑‒Bass Felder Richard M amp Brent Rebecca (2009) Active Learning An introduction ASQ

Higher Education Brief 2(4) 経済産業省省 (2006) 社会人基礎力力 httpwwwmetigojppolicykisoryoku (accessed

20141001) Lalley J P amp Miller R H (2007) The Learning Pyramid Does It Point Teachers in

the Right Direction Education 128 (1) 64-‐‑‒79

文部科学省省 (2013) 第 2 期教育振興基本計画 httpwwwmextgojpa_menukeikakudetail1336379htm (accessed 20141001)

文部科学省省 (2014) 大学教育再生加速プログラム httpwwwmextgojpa_menukoutoukaikakuap (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2008) 学士課程教育の構築に向けて httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1217067htm (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2012) 答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜~生涯 学 び 続 け 主 体 的 に 考 え る 力力 を 育 成 す る 大 学 へ 〜~ 」httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1325047htm (accessed 20141001)

(アクティブラーニングについて) 河合塾 (2011) アクティブラーニングでなぜ学生が成長するのか――経済系工学系の全

国大学調査からみえてきたこと―― 東信堂 河合塾 (2013)「深い学び」につながるアクティブラーニングーー全国大学の学科調査報

告とカリキュラム設計の課題―― 東信堂 河合塾 (2014)「学び」の質を保証するアクティブラーニングーー3 年年間の全国大学調査

から 東信堂 上記3冊はSession2 でふれられた調査の元の調査をまとめた書籍です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 10

WEEK2 アクティブラーニングの技法

ワークシート目次

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

2 SESSION 2 ジグソー法

3 SESSION 3 ポスターツアー

4 SESSION 4 ピアインストラクション

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK2 の目的と目標

目的 多様なグループワークの方法の特徴を理理解し 実施方法を修得する

到達目標

次の方法の特徴と実施方法を説明できる

113 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

213 ジグソー法

313 ポスターツアー

413 ピアインストラクション

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 11

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

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4

NA

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

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VIC

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

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Page 2: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 2

1 SESSION 1 アクティブラーニングとは 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W1S1Question1

皆さんにとって「アクティブラーニング」とはなんでしょうか

「アクティブラーニングって何」 と聞かれたらどう答えますか

(あなたの考え)

W1S1Question2

次の3つの定義をみてこれらの共通点を探してみましょう

「学生を巻き込んだ学生自身が活動しその活動自体について思考する取り組みの全て」

(Bonwell amp Eison 1991)

「授業において学生が単に『見見たり』『聞いたり』『ノートをとったり』する以上の活動

をするようデザインされた教授内容に関係すること全て」(Felder amp Brent 2009)

「教員による一方向的な講義形式の教育とは異異なり学修者の能動的な学修への参加を取

り入れた教授学修法の総称」(文部科学省省 2012)

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 3

2 SESSION 2 アクティブラーニングの現状 下記はこのセッションで使う Handout ですお手元においてセッションの動画を視聴して

下さい

W1S2Handout

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2

3

4

5

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 4

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100

200

300

400

500

600

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 5

3 SESSION 3 アクティブラーニングを選ぶ 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S3Handout ミニッツペーパーの例例

W1S3Question1

多様なアクティブラーニングのなかから目的に応じて手法を選ぶ際の観点として「形態」

「時間」「構成」「大人数講義に使えるかどうか」以外に追加したらよいと思う観点を考

えてみましょう

(あなたの考え)

名前 年 月 日

今日の授業を受けてもっと学んでみたいと思ったことは何ですか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 6

4 SESSION 4 アクティブラーニングの方法を適用する 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S4Handout

W1S4Question1

実演や実習ができない場合に「豆腐のさいの目切切り」についての一方向ではない授業方法

を考えて下さい

(あなたの考え)

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 CA$   =lt$gt43)7$

 8B5713 901B57=lt$+

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 7

W1D

5 SESSION D 「自己紹介」はなぜ重要 DISCUSSION のセッションでは「インタラクティブな学び」が実際に体験できるようワ

ークシートに取り組んでから動画を視聴していただきます第1回のテーマは「自己紹介」

動画ではまずこれからともに学ぶことになる大学院生の自己紹介を視聴していただきますさ

らに教員の自己紹介が学生の学びに果たす役割について考えてゆきます皆さんも以下のワー

クに取り組んで自己紹介の役割について考えてみましょう

皆さんが大学で受けた授業で教員はどのような自己紹介をしていたでしょうか大学の授業にお

ける教員の自己紹介が学生の学びのために果たす役割について下記に箇条書きで書き出してみ

ましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 8

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W1-‐‑‒1 アクティブラーニングの説明として適切切な説明を全て選んでください

1)学生が主体的能動的に学習に取り組めるように教員が授業方法を設計する 2)学生が見見たり聞いたりノートをとったりする以上の活動をする 3)教員が少人数の学生を相手に授業を行行う際の方法を指す

4)学生自身が活動しその活動について思考することで学ぶ

W1-‐‑‒2 アクティブラーニングが注目されるようになった背景の説明として適切切な説明を全て選んでください

1)専門分化が進む社会において各人が高い専門性を習得しなければならないという認識識から高度度な知識識やスキルを習得するための受動的な学習形態が注目され始めた

2)「考え抜く力力」や「チームで働く力力」を含む「社会人基礎力力」(経済産業省省)のように従来の知識識伝達型の授業では培えない能力力が求められるようになってきた

3)受験学力力を中心とした偏差値を基準として学校大学を見見るのではなく社会で求められている力力をどのように育成しているかが重視されるようになってきた

4)コミュニケーション能力力や問題解決能力力の重要性が認識識される中で「汎用的技能」(文部科学省省)やジェネリックスキルを養える教育方法への注目が高まった

W1-‐‑‒3 様々あるアクティブラーニングの手法の中から自分の授業に合うものを選ぶ際どのような点を考慮するべきでしょうか適切切な事項を全て選んでください

1)クラスのサイズ 2)その手法を行行うことによって達成できること 3)その手法に割くことができる授業内の時間

4)その手法の知名度度 W1-‐‑‒4 アクティブラーニングの方法を適用するということについて適切切なものを全て選んでください

1)「(一方向)講義」<「実演」<「実習」<「人に教える」の順で学習が定着しやすくなると言われている

2)ちょっとした工夫でアクティブラーニングを実現することができる 3)初学者レベルの学生同士に「人に教える」プロセスをたどらせることは主体的な学びにつながらない

4)「(一方向)講義」による授業は学生が主体的に学べる方法の代表である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 9

7 参考文献一覧 (セッションにおいて言及された文献等) Bonwell Charles C amp EisonJames A (1991) Active Learning Creating

Excitement in the Classroom Jossey-‐‑‒Bass Felder Richard M amp Brent Rebecca (2009) Active Learning An introduction ASQ

Higher Education Brief 2(4) 経済産業省省 (2006) 社会人基礎力力 httpwwwmetigojppolicykisoryoku (accessed

20141001) Lalley J P amp Miller R H (2007) The Learning Pyramid Does It Point Teachers in

the Right Direction Education 128 (1) 64-‐‑‒79

文部科学省省 (2013) 第 2 期教育振興基本計画 httpwwwmextgojpa_menukeikakudetail1336379htm (accessed 20141001)

文部科学省省 (2014) 大学教育再生加速プログラム httpwwwmextgojpa_menukoutoukaikakuap (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2008) 学士課程教育の構築に向けて httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1217067htm (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2012) 答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜~生涯 学 び 続 け 主 体 的 に 考 え る 力力 を 育 成 す る 大 学 へ 〜~ 」httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1325047htm (accessed 20141001)

(アクティブラーニングについて) 河合塾 (2011) アクティブラーニングでなぜ学生が成長するのか――経済系工学系の全

国大学調査からみえてきたこと―― 東信堂 河合塾 (2013)「深い学び」につながるアクティブラーニングーー全国大学の学科調査報

告とカリキュラム設計の課題―― 東信堂 河合塾 (2014)「学び」の質を保証するアクティブラーニングーー3 年年間の全国大学調査

から 東信堂 上記3冊はSession2 でふれられた調査の元の調査をまとめた書籍です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 10

WEEK2 アクティブラーニングの技法

ワークシート目次

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

2 SESSION 2 ジグソー法

3 SESSION 3 ポスターツアー

4 SESSION 4 ピアインストラクション

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK2 の目的と目標

目的 多様なグループワークの方法の特徴を理理解し 実施方法を修得する

到達目標

次の方法の特徴と実施方法を説明できる

113 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

213 ジグソー法

313 ポスターツアー

413 ピアインストラクション

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 11

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

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4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

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W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

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W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

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1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

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2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

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3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

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4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

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W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

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2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

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3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

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W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

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8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

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1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

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3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

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4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

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PHILOSOPHY

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 3: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 3

2 SESSION 2 アクティブラーニングの現状 下記はこのセッションで使う Handout ですお手元においてセッションの動画を視聴して

下さい

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 4

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 5

3 SESSION 3 アクティブラーニングを選ぶ 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S3Handout ミニッツペーパーの例例

W1S3Question1

多様なアクティブラーニングのなかから目的に応じて手法を選ぶ際の観点として「形態」

「時間」「構成」「大人数講義に使えるかどうか」以外に追加したらよいと思う観点を考

えてみましょう

(あなたの考え)

名前 年 月 日

今日の授業を受けてもっと学んでみたいと思ったことは何ですか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 6

4 SESSION 4 アクティブラーニングの方法を適用する 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S4Handout

W1S4Question1

実演や実習ができない場合に「豆腐のさいの目切切り」についての一方向ではない授業方法

を考えて下さい

(あなたの考え)

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 7

W1D

5 SESSION D 「自己紹介」はなぜ重要 DISCUSSION のセッションでは「インタラクティブな学び」が実際に体験できるようワ

ークシートに取り組んでから動画を視聴していただきます第1回のテーマは「自己紹介」

動画ではまずこれからともに学ぶことになる大学院生の自己紹介を視聴していただきますさ

らに教員の自己紹介が学生の学びに果たす役割について考えてゆきます皆さんも以下のワー

クに取り組んで自己紹介の役割について考えてみましょう

皆さんが大学で受けた授業で教員はどのような自己紹介をしていたでしょうか大学の授業にお

ける教員の自己紹介が学生の学びのために果たす役割について下記に箇条書きで書き出してみ

ましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 8

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W1-‐‑‒1 アクティブラーニングの説明として適切切な説明を全て選んでください

1)学生が主体的能動的に学習に取り組めるように教員が授業方法を設計する 2)学生が見見たり聞いたりノートをとったりする以上の活動をする 3)教員が少人数の学生を相手に授業を行行う際の方法を指す

4)学生自身が活動しその活動について思考することで学ぶ

W1-‐‑‒2 アクティブラーニングが注目されるようになった背景の説明として適切切な説明を全て選んでください

1)専門分化が進む社会において各人が高い専門性を習得しなければならないという認識識から高度度な知識識やスキルを習得するための受動的な学習形態が注目され始めた

2)「考え抜く力力」や「チームで働く力力」を含む「社会人基礎力力」(経済産業省省)のように従来の知識識伝達型の授業では培えない能力力が求められるようになってきた

3)受験学力力を中心とした偏差値を基準として学校大学を見見るのではなく社会で求められている力力をどのように育成しているかが重視されるようになってきた

4)コミュニケーション能力力や問題解決能力力の重要性が認識識される中で「汎用的技能」(文部科学省省)やジェネリックスキルを養える教育方法への注目が高まった

W1-‐‑‒3 様々あるアクティブラーニングの手法の中から自分の授業に合うものを選ぶ際どのような点を考慮するべきでしょうか適切切な事項を全て選んでください

1)クラスのサイズ 2)その手法を行行うことによって達成できること 3)その手法に割くことができる授業内の時間

4)その手法の知名度度 W1-‐‑‒4 アクティブラーニングの方法を適用するということについて適切切なものを全て選んでください

1)「(一方向)講義」<「実演」<「実習」<「人に教える」の順で学習が定着しやすくなると言われている

2)ちょっとした工夫でアクティブラーニングを実現することができる 3)初学者レベルの学生同士に「人に教える」プロセスをたどらせることは主体的な学びにつながらない

4)「(一方向)講義」による授業は学生が主体的に学べる方法の代表である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 9

7 参考文献一覧 (セッションにおいて言及された文献等) Bonwell Charles C amp EisonJames A (1991) Active Learning Creating

Excitement in the Classroom Jossey-‐‑‒Bass Felder Richard M amp Brent Rebecca (2009) Active Learning An introduction ASQ

Higher Education Brief 2(4) 経済産業省省 (2006) 社会人基礎力力 httpwwwmetigojppolicykisoryoku (accessed

20141001) Lalley J P amp Miller R H (2007) The Learning Pyramid Does It Point Teachers in

the Right Direction Education 128 (1) 64-‐‑‒79

文部科学省省 (2013) 第 2 期教育振興基本計画 httpwwwmextgojpa_menukeikakudetail1336379htm (accessed 20141001)

文部科学省省 (2014) 大学教育再生加速プログラム httpwwwmextgojpa_menukoutoukaikakuap (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2008) 学士課程教育の構築に向けて httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1217067htm (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2012) 答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜~生涯 学 び 続 け 主 体 的 に 考 え る 力力 を 育 成 す る 大 学 へ 〜~ 」httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1325047htm (accessed 20141001)

(アクティブラーニングについて) 河合塾 (2011) アクティブラーニングでなぜ学生が成長するのか――経済系工学系の全

国大学調査からみえてきたこと―― 東信堂 河合塾 (2013)「深い学び」につながるアクティブラーニングーー全国大学の学科調査報

告とカリキュラム設計の課題―― 東信堂 河合塾 (2014)「学び」の質を保証するアクティブラーニングーー3 年年間の全国大学調査

から 東信堂 上記3冊はSession2 でふれられた調査の元の調査をまとめた書籍です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 10

WEEK2 アクティブラーニングの技法

ワークシート目次

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

2 SESSION 2 ジグソー法

3 SESSION 3 ポスターツアー

4 SESSION 4 ピアインストラクション

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK2 の目的と目標

目的 多様なグループワークの方法の特徴を理理解し 実施方法を修得する

到達目標

次の方法の特徴と実施方法を説明できる

113 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

213 ジグソー法

313 ポスターツアー

413 ピアインストラクション

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 11

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

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GB068iq$^t Z

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

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GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

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13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

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4

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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VIC

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 4: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 4

00

100

200

300

400

500

600

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SOPNRMQWU

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 5

3 SESSION 3 アクティブラーニングを選ぶ 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S3Handout ミニッツペーパーの例例

W1S3Question1

多様なアクティブラーニングのなかから目的に応じて手法を選ぶ際の観点として「形態」

「時間」「構成」「大人数講義に使えるかどうか」以外に追加したらよいと思う観点を考

えてみましょう

(あなたの考え)

名前 年 月 日

今日の授業を受けてもっと学んでみたいと思ったことは何ですか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 6

4 SESSION 4 アクティブラーニングの方法を適用する 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S4Handout

W1S4Question1

実演や実習ができない場合に「豆腐のさいの目切切り」についての一方向ではない授業方法

を考えて下さい

(あなたの考え)

 7amp(26-7

 CA$   =lt$gt43)7$

 8B5713 901B57=lt$+

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 7

W1D

5 SESSION D 「自己紹介」はなぜ重要 DISCUSSION のセッションでは「インタラクティブな学び」が実際に体験できるようワ

ークシートに取り組んでから動画を視聴していただきます第1回のテーマは「自己紹介」

動画ではまずこれからともに学ぶことになる大学院生の自己紹介を視聴していただきますさ

らに教員の自己紹介が学生の学びに果たす役割について考えてゆきます皆さんも以下のワー

クに取り組んで自己紹介の役割について考えてみましょう

皆さんが大学で受けた授業で教員はどのような自己紹介をしていたでしょうか大学の授業にお

ける教員の自己紹介が学生の学びのために果たす役割について下記に箇条書きで書き出してみ

ましょう

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W1-‐‑‒1 アクティブラーニングの説明として適切切な説明を全て選んでください

1)学生が主体的能動的に学習に取り組めるように教員が授業方法を設計する 2)学生が見見たり聞いたりノートをとったりする以上の活動をする 3)教員が少人数の学生を相手に授業を行行う際の方法を指す

4)学生自身が活動しその活動について思考することで学ぶ

W1-‐‑‒2 アクティブラーニングが注目されるようになった背景の説明として適切切な説明を全て選んでください

1)専門分化が進む社会において各人が高い専門性を習得しなければならないという認識識から高度度な知識識やスキルを習得するための受動的な学習形態が注目され始めた

2)「考え抜く力力」や「チームで働く力力」を含む「社会人基礎力力」(経済産業省省)のように従来の知識識伝達型の授業では培えない能力力が求められるようになってきた

3)受験学力力を中心とした偏差値を基準として学校大学を見見るのではなく社会で求められている力力をどのように育成しているかが重視されるようになってきた

4)コミュニケーション能力力や問題解決能力力の重要性が認識識される中で「汎用的技能」(文部科学省省)やジェネリックスキルを養える教育方法への注目が高まった

W1-‐‑‒3 様々あるアクティブラーニングの手法の中から自分の授業に合うものを選ぶ際どのような点を考慮するべきでしょうか適切切な事項を全て選んでください

1)クラスのサイズ 2)その手法を行行うことによって達成できること 3)その手法に割くことができる授業内の時間

4)その手法の知名度度 W1-‐‑‒4 アクティブラーニングの方法を適用するということについて適切切なものを全て選んでください

1)「(一方向)講義」<「実演」<「実習」<「人に教える」の順で学習が定着しやすくなると言われている

2)ちょっとした工夫でアクティブラーニングを実現することができる 3)初学者レベルの学生同士に「人に教える」プロセスをたどらせることは主体的な学びにつながらない

4)「(一方向)講義」による授業は学生が主体的に学べる方法の代表である

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7 参考文献一覧 (セッションにおいて言及された文献等) Bonwell Charles C amp EisonJames A (1991) Active Learning Creating

Excitement in the Classroom Jossey-‐‑‒Bass Felder Richard M amp Brent Rebecca (2009) Active Learning An introduction ASQ

Higher Education Brief 2(4) 経済産業省省 (2006) 社会人基礎力力 httpwwwmetigojppolicykisoryoku (accessed

20141001) Lalley J P amp Miller R H (2007) The Learning Pyramid Does It Point Teachers in

the Right Direction Education 128 (1) 64-‐‑‒79

文部科学省省 (2013) 第 2 期教育振興基本計画 httpwwwmextgojpa_menukeikakudetail1336379htm (accessed 20141001)

文部科学省省 (2014) 大学教育再生加速プログラム httpwwwmextgojpa_menukoutoukaikakuap (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2008) 学士課程教育の構築に向けて httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1217067htm (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2012) 答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜~生涯 学 び 続 け 主 体 的 に 考 え る 力力 を 育 成 す る 大 学 へ 〜~ 」httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1325047htm (accessed 20141001)

(アクティブラーニングについて) 河合塾 (2011) アクティブラーニングでなぜ学生が成長するのか――経済系工学系の全

国大学調査からみえてきたこと―― 東信堂 河合塾 (2013)「深い学び」につながるアクティブラーニングーー全国大学の学科調査報

告とカリキュラム設計の課題―― 東信堂 河合塾 (2014)「学び」の質を保証するアクティブラーニングーー3 年年間の全国大学調査

から 東信堂 上記3冊はSession2 でふれられた調査の元の調査をまとめた書籍です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

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WEEK2 アクティブラーニングの技法

ワークシート目次

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

2 SESSION 2 ジグソー法

3 SESSION 3 ポスターツアー

4 SESSION 4 ピアインストラクション

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK2 の目的と目標

目的 多様なグループワークの方法の特徴を理理解し 実施方法を修得する

到達目標

次の方法の特徴と実施方法を説明できる

113 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

213 ジグソー法

313 ポスターツアー

413 ピアインストラクション

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1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

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2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

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W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

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WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

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1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

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2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

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W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

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4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

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3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

amp K

urita

201

4

NA

ME

D

ATE

BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
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  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 5: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 5

3 SESSION 3 アクティブラーニングを選ぶ 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S3Handout ミニッツペーパーの例例

W1S3Question1

多様なアクティブラーニングのなかから目的に応じて手法を選ぶ際の観点として「形態」

「時間」「構成」「大人数講義に使えるかどうか」以外に追加したらよいと思う観点を考

えてみましょう

(あなたの考え)

名前 年 月 日

今日の授業を受けてもっと学んでみたいと思ったことは何ですか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 6

4 SESSION 4 アクティブラーニングの方法を適用する 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S4Handout

W1S4Question1

実演や実習ができない場合に「豆腐のさいの目切切り」についての一方向ではない授業方法

を考えて下さい

(あなたの考え)

 7amp(26-7

 CA$   =lt$gt43)7$

 8B5713 901B57=lt$+

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 7

W1D

5 SESSION D 「自己紹介」はなぜ重要 DISCUSSION のセッションでは「インタラクティブな学び」が実際に体験できるようワ

ークシートに取り組んでから動画を視聴していただきます第1回のテーマは「自己紹介」

動画ではまずこれからともに学ぶことになる大学院生の自己紹介を視聴していただきますさ

らに教員の自己紹介が学生の学びに果たす役割について考えてゆきます皆さんも以下のワー

クに取り組んで自己紹介の役割について考えてみましょう

皆さんが大学で受けた授業で教員はどのような自己紹介をしていたでしょうか大学の授業にお

ける教員の自己紹介が学生の学びのために果たす役割について下記に箇条書きで書き出してみ

ましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 8

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W1-‐‑‒1 アクティブラーニングの説明として適切切な説明を全て選んでください

1)学生が主体的能動的に学習に取り組めるように教員が授業方法を設計する 2)学生が見見たり聞いたりノートをとったりする以上の活動をする 3)教員が少人数の学生を相手に授業を行行う際の方法を指す

4)学生自身が活動しその活動について思考することで学ぶ

W1-‐‑‒2 アクティブラーニングが注目されるようになった背景の説明として適切切な説明を全て選んでください

1)専門分化が進む社会において各人が高い専門性を習得しなければならないという認識識から高度度な知識識やスキルを習得するための受動的な学習形態が注目され始めた

2)「考え抜く力力」や「チームで働く力力」を含む「社会人基礎力力」(経済産業省省)のように従来の知識識伝達型の授業では培えない能力力が求められるようになってきた

3)受験学力力を中心とした偏差値を基準として学校大学を見見るのではなく社会で求められている力力をどのように育成しているかが重視されるようになってきた

4)コミュニケーション能力力や問題解決能力力の重要性が認識識される中で「汎用的技能」(文部科学省省)やジェネリックスキルを養える教育方法への注目が高まった

W1-‐‑‒3 様々あるアクティブラーニングの手法の中から自分の授業に合うものを選ぶ際どのような点を考慮するべきでしょうか適切切な事項を全て選んでください

1)クラスのサイズ 2)その手法を行行うことによって達成できること 3)その手法に割くことができる授業内の時間

4)その手法の知名度度 W1-‐‑‒4 アクティブラーニングの方法を適用するということについて適切切なものを全て選んでください

1)「(一方向)講義」<「実演」<「実習」<「人に教える」の順で学習が定着しやすくなると言われている

2)ちょっとした工夫でアクティブラーニングを実現することができる 3)初学者レベルの学生同士に「人に教える」プロセスをたどらせることは主体的な学びにつながらない

4)「(一方向)講義」による授業は学生が主体的に学べる方法の代表である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 9

7 参考文献一覧 (セッションにおいて言及された文献等) Bonwell Charles C amp EisonJames A (1991) Active Learning Creating

Excitement in the Classroom Jossey-‐‑‒Bass Felder Richard M amp Brent Rebecca (2009) Active Learning An introduction ASQ

Higher Education Brief 2(4) 経済産業省省 (2006) 社会人基礎力力 httpwwwmetigojppolicykisoryoku (accessed

20141001) Lalley J P amp Miller R H (2007) The Learning Pyramid Does It Point Teachers in

the Right Direction Education 128 (1) 64-‐‑‒79

文部科学省省 (2013) 第 2 期教育振興基本計画 httpwwwmextgojpa_menukeikakudetail1336379htm (accessed 20141001)

文部科学省省 (2014) 大学教育再生加速プログラム httpwwwmextgojpa_menukoutoukaikakuap (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2008) 学士課程教育の構築に向けて httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1217067htm (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2012) 答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜~生涯 学 び 続 け 主 体 的 に 考 え る 力力 を 育 成 す る 大 学 へ 〜~ 」httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1325047htm (accessed 20141001)

(アクティブラーニングについて) 河合塾 (2011) アクティブラーニングでなぜ学生が成長するのか――経済系工学系の全

国大学調査からみえてきたこと―― 東信堂 河合塾 (2013)「深い学び」につながるアクティブラーニングーー全国大学の学科調査報

告とカリキュラム設計の課題―― 東信堂 河合塾 (2014)「学び」の質を保証するアクティブラーニングーー3 年年間の全国大学調査

から 東信堂 上記3冊はSession2 でふれられた調査の元の調査をまとめた書籍です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 10

WEEK2 アクティブラーニングの技法

ワークシート目次

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

2 SESSION 2 ジグソー法

3 SESSION 3 ポスターツアー

4 SESSION 4 ピアインストラクション

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK2 の目的と目標

目的 多様なグループワークの方法の特徴を理理解し 実施方法を修得する

到達目標

次の方法の特徴と実施方法を説明できる

113 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

213 ジグソー法

313 ポスターツアー

413 ピアインストラクション

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 11

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

+(

$2 1

)

4amp

-0

3)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

13

13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

W4S4Handout2

13

(

13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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レポート 4 採点用

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

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WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

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3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

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1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

amp K

urita

201

4

NA

ME

D

ATE

BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 6: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 6

4 SESSION 4 アクティブラーニングの方法を適用する 下記はこのセッションで使う Handout と Question ですお手元においてセッションの動

画を視聴して下さい

W1S4Handout

W1S4Question1

実演や実習ができない場合に「豆腐のさいの目切切り」についての一方向ではない授業方法

を考えて下さい

(あなたの考え)

 7amp(26-7

 CA$   =lt$gt43)7$

 8B5713 901B57=lt$+

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 7

W1D

5 SESSION D 「自己紹介」はなぜ重要 DISCUSSION のセッションでは「インタラクティブな学び」が実際に体験できるようワ

ークシートに取り組んでから動画を視聴していただきます第1回のテーマは「自己紹介」

動画ではまずこれからともに学ぶことになる大学院生の自己紹介を視聴していただきますさ

らに教員の自己紹介が学生の学びに果たす役割について考えてゆきます皆さんも以下のワー

クに取り組んで自己紹介の役割について考えてみましょう

皆さんが大学で受けた授業で教員はどのような自己紹介をしていたでしょうか大学の授業にお

ける教員の自己紹介が学生の学びのために果たす役割について下記に箇条書きで書き出してみ

ましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 8

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W1-‐‑‒1 アクティブラーニングの説明として適切切な説明を全て選んでください

1)学生が主体的能動的に学習に取り組めるように教員が授業方法を設計する 2)学生が見見たり聞いたりノートをとったりする以上の活動をする 3)教員が少人数の学生を相手に授業を行行う際の方法を指す

4)学生自身が活動しその活動について思考することで学ぶ

W1-‐‑‒2 アクティブラーニングが注目されるようになった背景の説明として適切切な説明を全て選んでください

1)専門分化が進む社会において各人が高い専門性を習得しなければならないという認識識から高度度な知識識やスキルを習得するための受動的な学習形態が注目され始めた

2)「考え抜く力力」や「チームで働く力力」を含む「社会人基礎力力」(経済産業省省)のように従来の知識識伝達型の授業では培えない能力力が求められるようになってきた

3)受験学力力を中心とした偏差値を基準として学校大学を見見るのではなく社会で求められている力力をどのように育成しているかが重視されるようになってきた

4)コミュニケーション能力力や問題解決能力力の重要性が認識識される中で「汎用的技能」(文部科学省省)やジェネリックスキルを養える教育方法への注目が高まった

W1-‐‑‒3 様々あるアクティブラーニングの手法の中から自分の授業に合うものを選ぶ際どのような点を考慮するべきでしょうか適切切な事項を全て選んでください

1)クラスのサイズ 2)その手法を行行うことによって達成できること 3)その手法に割くことができる授業内の時間

4)その手法の知名度度 W1-‐‑‒4 アクティブラーニングの方法を適用するということについて適切切なものを全て選んでください

1)「(一方向)講義」<「実演」<「実習」<「人に教える」の順で学習が定着しやすくなると言われている

2)ちょっとした工夫でアクティブラーニングを実現することができる 3)初学者レベルの学生同士に「人に教える」プロセスをたどらせることは主体的な学びにつながらない

4)「(一方向)講義」による授業は学生が主体的に学べる方法の代表である

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7 参考文献一覧 (セッションにおいて言及された文献等) Bonwell Charles C amp EisonJames A (1991) Active Learning Creating

Excitement in the Classroom Jossey-‐‑‒Bass Felder Richard M amp Brent Rebecca (2009) Active Learning An introduction ASQ

Higher Education Brief 2(4) 経済産業省省 (2006) 社会人基礎力力 httpwwwmetigojppolicykisoryoku (accessed

20141001) Lalley J P amp Miller R H (2007) The Learning Pyramid Does It Point Teachers in

the Right Direction Education 128 (1) 64-‐‑‒79

文部科学省省 (2013) 第 2 期教育振興基本計画 httpwwwmextgojpa_menukeikakudetail1336379htm (accessed 20141001)

文部科学省省 (2014) 大学教育再生加速プログラム httpwwwmextgojpa_menukoutoukaikakuap (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2008) 学士課程教育の構築に向けて httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1217067htm (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2012) 答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜~生涯 学 び 続 け 主 体 的 に 考 え る 力力 を 育 成 す る 大 学 へ 〜~ 」httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1325047htm (accessed 20141001)

(アクティブラーニングについて) 河合塾 (2011) アクティブラーニングでなぜ学生が成長するのか――経済系工学系の全

国大学調査からみえてきたこと―― 東信堂 河合塾 (2013)「深い学び」につながるアクティブラーニングーー全国大学の学科調査報

告とカリキュラム設計の課題―― 東信堂 河合塾 (2014)「学び」の質を保証するアクティブラーニングーー3 年年間の全国大学調査

から 東信堂 上記3冊はSession2 でふれられた調査の元の調査をまとめた書籍です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

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WEEK2 アクティブラーニングの技法

ワークシート目次

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

2 SESSION 2 ジグソー法

3 SESSION 3 ポスターツアー

4 SESSION 4 ピアインストラクション

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK2 の目的と目標

目的 多様なグループワークの方法の特徴を理理解し 実施方法を修得する

到達目標

次の方法の特徴と実施方法を説明できる

113 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

213 ジグソー法

313 ポスターツアー

413 ピアインストラクション

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 11

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

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W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

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WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

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1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

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2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

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3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

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4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ACADEMIC GOAL

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EFFORT

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 7: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 7

W1D

5 SESSION D 「自己紹介」はなぜ重要 DISCUSSION のセッションでは「インタラクティブな学び」が実際に体験できるようワ

ークシートに取り組んでから動画を視聴していただきます第1回のテーマは「自己紹介」

動画ではまずこれからともに学ぶことになる大学院生の自己紹介を視聴していただきますさ

らに教員の自己紹介が学生の学びに果たす役割について考えてゆきます皆さんも以下のワー

クに取り組んで自己紹介の役割について考えてみましょう

皆さんが大学で受けた授業で教員はどのような自己紹介をしていたでしょうか大学の授業にお

ける教員の自己紹介が学生の学びのために果たす役割について下記に箇条書きで書き出してみ

ましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 8

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W1-‐‑‒1 アクティブラーニングの説明として適切切な説明を全て選んでください

1)学生が主体的能動的に学習に取り組めるように教員が授業方法を設計する 2)学生が見見たり聞いたりノートをとったりする以上の活動をする 3)教員が少人数の学生を相手に授業を行行う際の方法を指す

4)学生自身が活動しその活動について思考することで学ぶ

W1-‐‑‒2 アクティブラーニングが注目されるようになった背景の説明として適切切な説明を全て選んでください

1)専門分化が進む社会において各人が高い専門性を習得しなければならないという認識識から高度度な知識識やスキルを習得するための受動的な学習形態が注目され始めた

2)「考え抜く力力」や「チームで働く力力」を含む「社会人基礎力力」(経済産業省省)のように従来の知識識伝達型の授業では培えない能力力が求められるようになってきた

3)受験学力力を中心とした偏差値を基準として学校大学を見見るのではなく社会で求められている力力をどのように育成しているかが重視されるようになってきた

4)コミュニケーション能力力や問題解決能力力の重要性が認識識される中で「汎用的技能」(文部科学省省)やジェネリックスキルを養える教育方法への注目が高まった

W1-‐‑‒3 様々あるアクティブラーニングの手法の中から自分の授業に合うものを選ぶ際どのような点を考慮するべきでしょうか適切切な事項を全て選んでください

1)クラスのサイズ 2)その手法を行行うことによって達成できること 3)その手法に割くことができる授業内の時間

4)その手法の知名度度 W1-‐‑‒4 アクティブラーニングの方法を適用するということについて適切切なものを全て選んでください

1)「(一方向)講義」<「実演」<「実習」<「人に教える」の順で学習が定着しやすくなると言われている

2)ちょっとした工夫でアクティブラーニングを実現することができる 3)初学者レベルの学生同士に「人に教える」プロセスをたどらせることは主体的な学びにつながらない

4)「(一方向)講義」による授業は学生が主体的に学べる方法の代表である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 9

7 参考文献一覧 (セッションにおいて言及された文献等) Bonwell Charles C amp EisonJames A (1991) Active Learning Creating

Excitement in the Classroom Jossey-‐‑‒Bass Felder Richard M amp Brent Rebecca (2009) Active Learning An introduction ASQ

Higher Education Brief 2(4) 経済産業省省 (2006) 社会人基礎力力 httpwwwmetigojppolicykisoryoku (accessed

20141001) Lalley J P amp Miller R H (2007) The Learning Pyramid Does It Point Teachers in

the Right Direction Education 128 (1) 64-‐‑‒79

文部科学省省 (2013) 第 2 期教育振興基本計画 httpwwwmextgojpa_menukeikakudetail1336379htm (accessed 20141001)

文部科学省省 (2014) 大学教育再生加速プログラム httpwwwmextgojpa_menukoutoukaikakuap (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2008) 学士課程教育の構築に向けて httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1217067htm (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2012) 答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜~生涯 学 び 続 け 主 体 的 に 考 え る 力力 を 育 成 す る 大 学 へ 〜~ 」httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1325047htm (accessed 20141001)

(アクティブラーニングについて) 河合塾 (2011) アクティブラーニングでなぜ学生が成長するのか――経済系工学系の全

国大学調査からみえてきたこと―― 東信堂 河合塾 (2013)「深い学び」につながるアクティブラーニングーー全国大学の学科調査報

告とカリキュラム設計の課題―― 東信堂 河合塾 (2014)「学び」の質を保証するアクティブラーニングーー3 年年間の全国大学調査

から 東信堂 上記3冊はSession2 でふれられた調査の元の調査をまとめた書籍です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 10

WEEK2 アクティブラーニングの技法

ワークシート目次

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

2 SESSION 2 ジグソー法

3 SESSION 3 ポスターツアー

4 SESSION 4 ピアインストラクション

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK2 の目的と目標

目的 多様なグループワークの方法の特徴を理理解し 実施方法を修得する

到達目標

次の方法の特徴と実施方法を説明できる

113 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

213 ジグソー法

313 ポスターツアー

413 ピアインストラクション

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 11

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

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WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

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1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

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2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

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3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

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4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

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W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

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W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

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WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

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1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

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2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

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3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

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4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

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W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

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W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

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WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

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1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

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2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

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3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

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W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

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3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ESEA

RC

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ACADEMIC GOAL

CORE

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EFFORT

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MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

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EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 8: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 8

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W1-‐‑‒1 アクティブラーニングの説明として適切切な説明を全て選んでください

1)学生が主体的能動的に学習に取り組めるように教員が授業方法を設計する 2)学生が見見たり聞いたりノートをとったりする以上の活動をする 3)教員が少人数の学生を相手に授業を行行う際の方法を指す

4)学生自身が活動しその活動について思考することで学ぶ

W1-‐‑‒2 アクティブラーニングが注目されるようになった背景の説明として適切切な説明を全て選んでください

1)専門分化が進む社会において各人が高い専門性を習得しなければならないという認識識から高度度な知識識やスキルを習得するための受動的な学習形態が注目され始めた

2)「考え抜く力力」や「チームで働く力力」を含む「社会人基礎力力」(経済産業省省)のように従来の知識識伝達型の授業では培えない能力力が求められるようになってきた

3)受験学力力を中心とした偏差値を基準として学校大学を見見るのではなく社会で求められている力力をどのように育成しているかが重視されるようになってきた

4)コミュニケーション能力力や問題解決能力力の重要性が認識識される中で「汎用的技能」(文部科学省省)やジェネリックスキルを養える教育方法への注目が高まった

W1-‐‑‒3 様々あるアクティブラーニングの手法の中から自分の授業に合うものを選ぶ際どのような点を考慮するべきでしょうか適切切な事項を全て選んでください

1)クラスのサイズ 2)その手法を行行うことによって達成できること 3)その手法に割くことができる授業内の時間

4)その手法の知名度度 W1-‐‑‒4 アクティブラーニングの方法を適用するということについて適切切なものを全て選んでください

1)「(一方向)講義」<「実演」<「実習」<「人に教える」の順で学習が定着しやすくなると言われている

2)ちょっとした工夫でアクティブラーニングを実現することができる 3)初学者レベルの学生同士に「人に教える」プロセスをたどらせることは主体的な学びにつながらない

4)「(一方向)講義」による授業は学生が主体的に学べる方法の代表である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 9

7 参考文献一覧 (セッションにおいて言及された文献等) Bonwell Charles C amp EisonJames A (1991) Active Learning Creating

Excitement in the Classroom Jossey-‐‑‒Bass Felder Richard M amp Brent Rebecca (2009) Active Learning An introduction ASQ

Higher Education Brief 2(4) 経済産業省省 (2006) 社会人基礎力力 httpwwwmetigojppolicykisoryoku (accessed

20141001) Lalley J P amp Miller R H (2007) The Learning Pyramid Does It Point Teachers in

the Right Direction Education 128 (1) 64-‐‑‒79

文部科学省省 (2013) 第 2 期教育振興基本計画 httpwwwmextgojpa_menukeikakudetail1336379htm (accessed 20141001)

文部科学省省 (2014) 大学教育再生加速プログラム httpwwwmextgojpa_menukoutoukaikakuap (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2008) 学士課程教育の構築に向けて httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1217067htm (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2012) 答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜~生涯 学 び 続 け 主 体 的 に 考 え る 力力 を 育 成 す る 大 学 へ 〜~ 」httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1325047htm (accessed 20141001)

(アクティブラーニングについて) 河合塾 (2011) アクティブラーニングでなぜ学生が成長するのか――経済系工学系の全

国大学調査からみえてきたこと―― 東信堂 河合塾 (2013)「深い学び」につながるアクティブラーニングーー全国大学の学科調査報

告とカリキュラム設計の課題―― 東信堂 河合塾 (2014)「学び」の質を保証するアクティブラーニングーー3 年年間の全国大学調査

から 東信堂 上記3冊はSession2 でふれられた調査の元の調査をまとめた書籍です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 10

WEEK2 アクティブラーニングの技法

ワークシート目次

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

2 SESSION 2 ジグソー法

3 SESSION 3 ポスターツアー

4 SESSION 4 ピアインストラクション

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK2 の目的と目標

目的 多様なグループワークの方法の特徴を理理解し 実施方法を修得する

到達目標

次の方法の特徴と実施方法を説明できる

113 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

213 ジグソー法

313 ポスターツアー

413 ピアインストラクション

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 11

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

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W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

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WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

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1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

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2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

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3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

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4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

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W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

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W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

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WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

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1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

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4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

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W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

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2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

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3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

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4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

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W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

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8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

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amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3RU

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amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

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13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

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201

4

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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ATIO

N

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VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 9: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 9

7 参考文献一覧 (セッションにおいて言及された文献等) Bonwell Charles C amp EisonJames A (1991) Active Learning Creating

Excitement in the Classroom Jossey-‐‑‒Bass Felder Richard M amp Brent Rebecca (2009) Active Learning An introduction ASQ

Higher Education Brief 2(4) 経済産業省省 (2006) 社会人基礎力力 httpwwwmetigojppolicykisoryoku (accessed

20141001) Lalley J P amp Miller R H (2007) The Learning Pyramid Does It Point Teachers in

the Right Direction Education 128 (1) 64-‐‑‒79

文部科学省省 (2013) 第 2 期教育振興基本計画 httpwwwmextgojpa_menukeikakudetail1336379htm (accessed 20141001)

文部科学省省 (2014) 大学教育再生加速プログラム httpwwwmextgojpa_menukoutoukaikakuap (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2008) 学士課程教育の構築に向けて httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1217067htm (accessed 20141001)

中央教育審議会 (2012) 答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて〜~生涯 学 び 続 け 主 体 的 に 考 え る 力力 を 育 成 す る 大 学 へ 〜~ 」httpwwwmextgojpb_menushingichukyochukyo0toushin1325047htm (accessed 20141001)

(アクティブラーニングについて) 河合塾 (2011) アクティブラーニングでなぜ学生が成長するのか――経済系工学系の全

国大学調査からみえてきたこと―― 東信堂 河合塾 (2013)「深い学び」につながるアクティブラーニングーー全国大学の学科調査報

告とカリキュラム設計の課題―― 東信堂 河合塾 (2014)「学び」の質を保証するアクティブラーニングーー3 年年間の全国大学調査

から 東信堂 上記3冊はSession2 でふれられた調査の元の調査をまとめた書籍です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 10

WEEK2 アクティブラーニングの技法

ワークシート目次

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

2 SESSION 2 ジグソー法

3 SESSION 3 ポスターツアー

4 SESSION 4 ピアインストラクション

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK2 の目的と目標

目的 多様なグループワークの方法の特徴を理理解し 実施方法を修得する

到達目標

次の方法の特徴と実施方法を説明できる

113 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

213 ジグソー法

313 ポスターツアー

413 ピアインストラクション

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 11

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

+$$wjsj^Hampw-$

wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

+$$wjsj^Hampw-$

wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

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TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3RU

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

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13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

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urita

201

4

NA

ME

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ATE

BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 10: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 10

WEEK2 アクティブラーニングの技法

ワークシート目次

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

2 SESSION 2 ジグソー法

3 SESSION 3 ポスターツアー

4 SESSION 4 ピアインストラクション

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK2 の目的と目標

目的 多様なグループワークの方法の特徴を理理解し 実施方法を修得する

到達目標

次の方法の特徴と実施方法を説明できる

113 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share

213 ジグソー法

313 ポスターツアー

413 ピアインストラクション

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 11

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

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TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

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13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3RU

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13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3RU

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

amp K

urita

201

4

NA

ME

D

ATE

BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 11: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 11

1 SESSION 1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S1Question1

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share という方法はどのような方法だと思いますかまずは訳してみましょう

W2S1Question2

Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思う

ところをで囲んでみましょう

W2S1Question3

グループワークではしばしば次のようなことが起こります

「Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をすると学生が雑談をはじめてしまいます普段は真面目によく聞い

てくれているのに」

課題の設定という観点からどうしたらよいか考えてみましょう

(あなたの考え)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

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3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

+$$wjsj^Hampw-$

wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

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TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3RU

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amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

+$$wjsj^Hampw-$

wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

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TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

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urita

201

4

NA

ME

D

ATE

BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 12: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 12

2 SESSION 2 ジグソー法 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S2Question1

ジグソー法は下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うところ

をで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

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W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

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1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

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2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

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3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

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W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

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WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

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W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

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13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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13)GB068iq$^t UZ

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13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

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wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

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201

4

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

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VIC

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 13: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 13

3 SESSION 3 ポスターツアー下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S3Question1

ポスターの共有方法についてポスターツアーと「全体でグループごとに発表」とを比較

したときポスターツアーの長所短所は何でしょうか

(あなたの考え)

W2S3Question2

ポスターツアーは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当すると思うと

ころをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

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13

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13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ESEA

RC

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ACADEMIC GOAL

CORE

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EFFORT

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MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

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EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 14: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 14

4 SESSION 4 ピアインストラクション下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W2S4Question1

ピアインストラクションはいつ頃考案されたものでしょうか該当すると思うところを

で囲んでみましょう

1 1995〜~2000

2 2001〜~2010

3 2011〜~2014

W2S4Question2

ピアインストラクションは下記の観点から考えるとどれに相当するでしょうか該当す

ると思うところをで囲んでみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ACADEMIC GOAL

CORE

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TEACHING FACT

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 15: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 15

W2D

5 SESSION D グループワーク こんなときどうする先週今週とアクティブラーニングについて学習してきましたアクティブラーニング

の成功のためには事前のグループワークのデザインが非常に重要です今週のディスカッショ

ンではトラブルを回避するためにどうデザインすればよいかについて考えてみましょう

以下にアクティブラーニングとしてグループワークを行行う際に生じることが予想される問題

の例例を2つ挙げてありますこれらのうち一つを選びこれらが生じないようにする予防策と

生じた場合の対応策について考えてみましょう

【トピック】日本の少子化問題の解決法

【設定】6人編成のグループ

(A) 話し合いに加わらず内職をしている学生がいる

(B) 一人だけが喋り続け他の学生が全く発言できないグループとしての提案はこの学生の意

見見だけになりそうである

【トピック】は変更更不不可【設定】は変更更可能です

(予防策)

(対応策)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ACADEMIC GOAL

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EFFORT

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TEACHING FACT

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 16: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 16

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W2-‐‑‒1 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share の説明として適切切なものを全て選んでください 1)一人で「考え」その後「ペア」になり考えたことを共有意見見交換する一連の活動のこと

2)自分の意見見をじっくりと持ってから議論論に臨臨むのではなく即座に自分の意見見をまとめ他者に語ることができるようにするためのトレーニングとして適している3)まず「ペア」になり共有意見見交換しながら考え二人の「考え」を統一させていく活動のこと

4)「ペア」で作業をしたあとより大きなグループで議論論したり意見見交換をする場合もある

W2-‐‑‒2 ジグソー法の説明として適切切なものを全て選んでください 1)ジグソー法はジグソーという研究者が考案したグループ活動支援方略略であることからこのように呼ばれている

2)ジグソー法とは最初のグループで1つのことを学習したのち各グループを解体して同一メンバーのいない新グループを再構成しお互いが最初のグループで身につけた知識識を持ち寄り課題解決などをはかる活動

3)ジグソー法の効果として「自分しか知らない」知識識を持っているという立立場に全メンバーを立立たせることで各自に責任感が持たせられるとともに互いが「一人一人意見見が違う」ということを認め許容する態度度を育むことが期待される

4)ジグソー法とはグループのメンバーがそれぞれ異異なる様々な知識識を持ち寄り議論論することを通してどの人の知識識が正しいのかを考察する活動

W2-‐‑‒3 ポスターツアーの説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後そのポスターを全体で見見せ合い情報の量量や正確さを競い合うゲーム的要素が多分に含まれた活動

2)授業で取り扱うテーマについてグループで調べポスターにまとめた後異異なるポスターをつくった者同士で新しいグループを構成しそれぞれが自分が作成したポスターについて他のグループメンバーに説明していく活動

3)作業が比較的短時間で終わる活動であるため授業が予定よりも早く進んだ際などの余った時間で簡単に行行うことができる

4)各ポスターをまわる際にジグソー法的なツアーグループの再構成を行行うため誰もがプレゼンテーションの機会を持つ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

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EFFORT

EFFORT

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PURPOSE of

MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 17: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 17

W2-‐‑‒4 ピアインストラクションについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)Eマズールによって 15年年以上前に考案された大規模講義に学生の議論論を組み込んだアクティブラーニングの方法である

2)正答率率率に関係なくクイズ形式でテンポ良良く授業を進めていくことが肝心である 3)提示された問題に対して学生同士で話し合う時間が十分設けられてから最終的な解答を求める形式であり知識識獲得型というよりは深い議論論を促す形の授業科目に合致する

4)コンセプテストと呼ばれる多肢選択問題の質が重要である

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

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4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

bZF^dVamp(=`cANHI_)XD$ (eVamp()XD$ (fVamp(CY]28+64)Q($ (gV$S(3157)Q($ (

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9D 11 UampD8WX9DsEA=

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

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PHILOSOPHY

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
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Page 18: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 18

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげた方法に関する文献等) Mazur M (1997) Peer Instruction A Users Manual Prentice Hall ピアインストラクションについて説明されています 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 玉川

大学出版部 ジグソー法が実践例例として説明されています エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー著 安永悟 監訳(2009)

協同学習の技法――大学教育の手引き ナカニシヤ出版 Think-‐‑‒Pair-‐‑‒Share をはじめとする 30 の方法が所収されています (アクティブラーニング全般に関する文献等) バーバラグロスデイビス著 香取草之助監訳光澤舜明安岡高志吉川政夫訳 (2002)

授業の道具箱 東海大学出版会 ldquo良良い授業rdquoをどうやって実施するかについて書かれた 定番といっても良良い本です 池田輝政戸田山和久近田政博中井俊樹 (2001) 成長するティップス先生――授業デ

ザインのための秘訣集 玉川大学出版部 新井和広坂倉杏介 (2013) アカデミックスキルズ グループ学習入門――学びあう場づ

くりの技法 慶応義塾大学出版会 この2冊はインタラクティブな授業作りについてわかりやすく説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 19

WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

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4

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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N

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VIC

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
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  • Week 6
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Page 19: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

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WEEK3 学習の科学

ワークシート目次

1 SESSION 1 モチベーション(1)

2 SESSION 2 モチベーション(2)

3 SESSION 3 熟達への道

4 SESSION 4 練習とフィードバック

5 SESSION D 部分スキルへの分解

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

8 SKILL SESSION 導入編 2 伝わる喋り方

WEEK3 の目的と目標

目的 学びに関わる「モチベーション」および「学生の熟達」について理理解し学びを

促す授業のあり方を修得する

到達目標

1 モチベーションの維持喚起の鍵となる「価値」「予期」「環境」のそれぞれについ

て説明できる

2 学生の熟達およびその支援方法について説明できる

3 効果的な練習とフィードバックについて説明できる

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1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

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2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

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2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

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ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

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EFFORT

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PURPOSE of

MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 20: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 20

1 SESSION 1 モチベーション(1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S1Question1

最近一番高いモチベーションを持って行行っているいたことは何ですか

W3S1Question2

次の目標に対してどのような価値を示してあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

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WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

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1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

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3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

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4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

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WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

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1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

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2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

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3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

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4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

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5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

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R

ESEA

RC

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ACADEMIC GOAL

CORE

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CH

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EFFORT

EFFORT

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MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 21: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 21

2 SESSION 2 モチベーション(2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S2Question1

次の目標に対してどのように「予期」を高めてあげられますか

【目標】自転車車に乗れる

W3S2Question2

次の目標に対してどのような協力力的な環境が考えられますか

【目標】自転車車に乗れる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

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3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

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OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
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Page 22: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 22

3 SESSION 3 熟達への道 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S3Question1

専門家は教えるのも上手であると思いますか理理由も示しながらあなたの考えをまとめて

みましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

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W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

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13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

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13

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13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

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EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 23: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 23

4 SESSION 4 練習とフィードバック 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W3S4Question1

ある知識識やスキルの修得の場面において効果のあがった練習にはどのような特徴があり

ましたかあるいは逆に無意味だと感じた練習にはどのような特徴がありましたかい

ずれかでよいので挙げてみましょう

W3S4Question2

ある知識識やスキルの修得の場面において役に立立ったフィードバックはどのような特徴を

持っていましたかあるいは逆に無意味だと感じたフィードバックはどのような特徴で

したかいずれかでよいので挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

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4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

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1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

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2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

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3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

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4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

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5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 24: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 24

W3D

5 SESSION D 部分スキルへの分解 今週のセッションの中で学習者の熟達を手助けするためには複雑なタスクをコンポーネントスキルに分解するのが重要だということを学びましたここでは自転車車の運転を例例にスキルの分解にチャレンジしてみましょう 小学生が自転車車の運転を練習していると想像して下さいこどもの熟達を手助けするために「不不自由なく自転車車に乗る」という複雑なタスクを部分的なスキルつまりコンポーネントスキルに分解するということを考えてみましょう 自転車車に乗るために必要なコンポーネントスキルを思いつく限り書き出してみましょうそして「最初に修得すべきスキル」から順に並べてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

bZF^dVamp(=`cANHI_)XD$ (eVamp()XD$ (fVamp(CY]28+64)Q($ (gV$S(3157)Q($ (

4

[POMLBLB-0gt9GTLB-0gt9GTCY]28+64ltUgt9R3157gt9RKaWEJ

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

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GBFYl$

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GB068iq$^t Z

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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GBFYl$

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GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

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201

4

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
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Page 25: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 25

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W3-‐‑‒1 モチベーションについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)「自転車車に不不自由なく乗る」という目標に対して「自転車車に乗ることで徒歩よりも短時間で遠くまでゆける」というのは道具的価値ととらえることができる

2)高いモチベーションは「目標の主観的価値」「予期」「環境」の3つに良良い影響を与える

3)モチベーションは学生の学習行行動の方向強度度持続性質に影響をおよぼす 4)モチベーションを理理解するうえで重要な「目標の主観的価値」については「達成価値」「内発的価値」および「道具的価値」に分類して考察することができる

W3-‐‑‒2 モチベーションを高めるうえで重要な「予期」と「環境」についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)自分にはその目標を達成することができるだろうという「予期」を考えるうえでは特定の行行動をとっていれば望ましい結果がもたらされるという「ポジティブな結果予期」と自分は望ましい結果に向かって行行動することができるだろうという「効力力予期」の2点に焦点を当てることが重要である

2)学習者のモチベーションを高めるためには目標に向かって何をすればよいかを表した道しるべを提示するとともに何か困ったことがあればサポートするという体制や構えを示すことが有効である

3)学習者のモチベーションを上げるために教授者ができることとして学習者が憧れ社会の目も引くような高い目標を設定することそして言葉葉や手を差し出しすぎないように学習者と距離離を置くことが挙げられる

4)モチベーションを上げるためには一般に協力力的な環境に置かれるよりも自分ひとりでやるしかない状況に追い込まれることの方が効果的である

W3-‐‑‒3 学生の熟達とその支援方法についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)熟達とは特定の分野における高度度な能力力を獲得することである 2)学生の熟達の支援として教授者ができることはまずあるスキルを構成する部分的なスキルを特定しそれらを獲得するための練習をデザインすることである

3)熟達に至るための要素は部分スキルを獲得することそしてそれらの細かなスキルを瞬時に使えるようになることの 2点である

4)専門家は「意識識的有能」という最も熟達した位置にあるため初心者を熟達に導くのが当然うまくできるはずである

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

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WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

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1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

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3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

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4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

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W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

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7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

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WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

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1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

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2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

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3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

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4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

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5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

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W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

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8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

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4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ACADEMIC GOAL

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 26: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 26

W3-‐‑‒4 効果的な練習とフィードバックについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)効果的な練習とは初心者や上級者にかかわらず基礎的なスキルを繰り返し確認し続けることである

2)練習とフィードバックを適切切にデザインし実施することによって学習の効果を高めることができる

3)フィードバックをする際には相手がそれを活用する可能性が最も高いタイミングと頻度度で与えると効果的である

4)学習効果を高めるためには一般に練習が一通り終わり忘れた頃にフィードバックを与えるとよい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

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1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

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PHILOSOPHY

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OUTCOME    

PHILOSOPHY

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

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7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 27: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 27

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) スーザンAアンブローズほか著 栗栗田佳代子訳 (2014) 大学における「学びの場」づ

くりよりよいティーチングのための七つの原理理 玉川大学出版部 今週扱ったトピックは本書籍の 345 章に詳しく解説があります (モチベーションなどの文献等) JMケラー著 鈴鈴木克明監訳 (2010) 学習意欲をデザインする 北北大路路書房 学生の学びを喚起するための ARCS モデルを中心に解説されています ロバートパイク著 中村文子訳 (2008) クリエイティブトレーニングテクニックハ

ンドブック 杉江修治関田和彦安永悟三宅宅なほみ(編) (2004) 大学授業を活性化する方法 日本能率率率協会マネージメントセンター

研修を想定した本ですが参加者主体のプログラムを組むための工夫が説明され ています

8 SKILL SESSION 導入編2伝わる喋り方 W3Skill

以下の書き言葉葉を分かりやすい話し言葉葉に直して1分間でプレゼンテーションしてみましょう

ミュージカルとは 音楽歌芝居ダンスを統合させた演劇形式である ユ

ーモア哀しみ 愛 怒怒りといった様々な感情的要素と物語を組み合わせて

言葉葉音楽動きその他エンターテインメントのあらゆる技術を統合した

ものである」

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

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2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

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3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

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W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ESEA

RC

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ACADEMIC GOAL

CORE

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EFFORT

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MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 28: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 28

WEEK4 90 分の授業をデザインしよう

ワークシート目次

1 SESSION 1 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(1)

2 SESSION 2 クラスデザインの意義と ADDIE モデル(2)

3 SESSION 3 クラス構成の基本型

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

5 SESSION D クラスデザイン演習

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK4 の目的と目標

目的 学びを深める授業実施に向けてそのデザインの意義と方法を理理解する

到達目標

1 クラスデザインの意義を説明できる

2 ADDIE モデルを使いデザインの流流れを説明できる

3 クラス構成の基本型をガニエの 9教授事象を基礎として説明できる

4 デザインシートを使い授業をデザインできる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ACADEMIC GOAL

CORE

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EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
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Page 29: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 29

1 SESSION 1 クラスデザインの意義とADDIE モデル (1)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S1Question1

クラス(90 分の授業)をデザインすることの意義は何でしょう

W4S1Question2

クラスのデザインを始める際にどのような情報が必要ですか例例えば「来年年度度に授業を

一コマ教えて欲しい」と頼まれたらどのような情報を事前に知りたいでしょうか

W4S1Question3

クラスをデザイン(設計)するときデザインするのは具体的にはどのような要素でしょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

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W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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RC

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ACADEMIC GOAL

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EFFORT

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TEACHING FACT

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 30: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 30

2 SESSION 2 クラスデザインの意義とADDIE モデル (2) 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S2Question1

あなたの専門領領域ではどのような「開発」の作業がありますか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 31

3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

W4S4Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

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PHILOSOPHY

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

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Page 31: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

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3 SESSION 3 クラス構成の基本型 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W4S3Question1

下記はガニエの 9教授事象ですそれぞれ「導入」「展開」「まとめ」に対応させるとすれ

ばどうなるでしょうか3つに分類してみましょう

1 学習者の注意を喚起する

2 学習目標を知らせる

3 前提条件を確認する

4 新しい事項を提示する

5 学習の指針を与える

6 練習の機会を設ける

7 フィードバックをする

8 学習の成果を評価する

9 学習の保持と転移を促す

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

W4S4Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

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6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

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1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

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2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

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3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

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W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

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STRATEGY

GOAL

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 32: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 32

4 SESSION 4 デザインシートの利利用

次のページには W4S4Handout1Handout2 として指定されているデザインシートが

それぞれ各 2ページに渡って掲載されています適宜手元において学習を進めて下さい

なおHandout1 については実際に書き込みのできる Excel バージョンも用意しますの

で適宜ご利利用下さいダウンロード方法などについてはお知らせメールをご覧下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

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4

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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N

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VIC

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
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  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 33: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 33

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

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3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

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PHILOSOPHY

EDU

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ACADEMIC GOAL

CORE

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EFFORT

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 34: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 34

13

13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

W4S4Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ESEA

RC

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ACADEMIC GOAL

CORE

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EFFORT

EFFORT

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PURPOSE of

MAKING THE CHART

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VIC

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 35: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 35

W4S4Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

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PHILOSOPHY

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ACADEMIC GOAL

CORE

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

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Page 36: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 36

13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

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13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ACADEMIC GOAL

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EFFORT

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MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

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EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 37: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 37

W4D

5 SESSION D クラスデザイン演習 WEEK4 では「導入展開まとめ」の構造を意識識して授業をデザインすることの重要性を学びました本ワークではこの構造に注意して実際に授業をデザインしてみましょう WEEK2 で学んだジグソー法について授業をデザインすることを考えます以下の目的目標に合った授業をデザインしてみましょう 目的 ジグソー法を理理解し利利用できる 目標 ジグソー法の特徴を説明できる ジグソー法を利利用できる あなたなら「導入」「展開」「まとめ」にどのような内容を盛り込みますか以下の枠の中にそれぞれ書き込んでみましょう必要に応じてガニエの9教授事象を参照してみましょう さらには発展課題として「授業デザインシート」を使ってジグソー法についての授業デザインを完成させてみましょう (導入) (展開) (まとめ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

+$$wjsj^Hampw-$

wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

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13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3RU

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13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

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TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

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201

4

NA

ME

D

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

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VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 38: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 38

6 セッション課題一覧 ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください W4-1-1 下図はADDIE モデルを表します1〜~5に入る5つの要素として適切切な順序で並べられたものを選んでください

1)1 開発2 設計3 実施4 評価5 分析 2)1 設計2 実施3 評価4 分析5 開発 3)1 実施2 分析3 評価4 設計5 開発 4)1 分析2 設計3 開発4 実施5 評価

W4-1-2クラスデザインについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目標を設定する際には学生のモチベーションが上がるように気持ちを高

める書き方を意識識し細かく具体的な記述は避けるとよい 2)授業を設計する際には相手に合った教授内容の質と量量教授方法ワークや課

題構成およびタイムラインを考える 3)丁寧にクラスをデザインすることで授業時間を効率率率的に利利用し教授手法を計

画的に活用することができるほか授業改善や知識識スキルの共有も行行いやすくなる利利点がある

4)クラスをデザインするうえで学習者の特性や知識識レベル教室環境などを知っておくことは重要である

W4-2 ADDIEモデルについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)ADDIE モデルの「開発」は実際に授業で使用する教材などを準備作成する段階を指す

2)「実施」はADDIEモデルの第 1段階であり「評価」「設計」「分析」「開発」などを行行うよりも先にひとまず初回の授業などを実施しておかなければならない

3)ADDIEモデルは1コマ分のクラスをデザインするうえでは有効なツールだが1学期間のコース全体をデザインするには別モデルを活用した方がよい

4)ADDIEモデルにおいて「評価」は次に活かすことが重要でありこれを「close the loop」とよぶ

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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EFFORT

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MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

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Page 39: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 39

W4-3 クラスをデザインするうえで留留意すべきポイントについて適切切なものを全て選んでください

1)クラスのはじめには学習者の注意を喚起したり学習目標を明確に伝えることで学習者の集中力力や意欲に繋げていく

2)クラスの中盤では新しい学習事項を示したあとにそれを練習する機会を設けフィードバックも適宜行行っていくことで学習者はその新しい学習内容を意味づけし習得できるようになる

3)各クラスは「起承転結」を意識識して4つの段階にわけた構成でデザインする 4)クラスの終盤では新しい学習事項をどれだけ習得できたのか学習の成果を必ずテスト形式で評価したうえで次回から取り扱う全く異異なる学習事項についての予習を求める

W4-4クラスデザインシートについての説明として適切切なものを全て選んでください

1)クラスデザインシートには授業の基本情報回とタイトル目的目標評価方法そしてスケジュールを記入する

2)シートを活用してクラスデザインを行行うことで授業計画の構造的可視化授業時間の効率率率的利利用教授手法の計画的活用授業改善知識識やスキルの共有などが行行いやすくなるという利利点がある

3)スケジュールの欄に書いた時間配分やワークの内容は何があっても守らなければならない

4)クラスデザインシートは教員と学生間の一種の契約書の役割を果たすものであり当然ながら学生に配布する必要がある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

amp K

urita

201

4

NA

ME

D

ATE

BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 40: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 40

7 参考文献一覧 (セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等) ロバートガニェウォルターウェイジャーキャサリンゴラスジョンケラー (鈴鈴

木克明岩崎信監訳) (2004)『インストラクショナルデザインの原理理』北北大路路書房 9教授事象のガニエの著作です (クラスデザインに関する文献等) 成長するティップス先生 第4章 日々の授業を組み立立てる

httpwwwcshenagoya-‐‑‒uacjptipsbasicsdesignindexhtml ウェブサイトでわかりやすく解説されています

島宗理理 (2004) 『教師のためのルールブック インストラクショナルデザイン』米田出版 授業設計について各項目が短くまとめられおりわかりやすいです エドワードFレディッシュ 日本物理理教育学会 (2012) 『科学をどう教えるか』丸善 理理系科目の教え方について丁寧に解説されています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子 (2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

授業の他タイトルの通り大学教員になるための準備になるような知識識やスキルが説明されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

bZF^dVamp(=`cANHI_)XD$ (eVamp()XD$ (fVamp(CY]28+64)Q($ (gV$S(3157)Q($ (

4

[POMLBLB-0gt9GTLB-0gt9GTCY]28+64ltUgt9R3157gt9RKaWEJ

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Rv 1 aG13RvB$J(

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9D 11 UampD8WX9DsEA=

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ACADEMIC GOAL

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EFFORT

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 41: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 41

WEEK5 もっと使えるシラバスを書こう

ワークシート目次

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割

2 SESSION 2 目的と目標の設定

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン

4 SESSION 4 授業の構造を可視化する

5 SESSION 5 評価方法の書き方

6 SESSION D 目標を設定してみよう

7 各セッションの多肢選択課題一覧

8 参考文献

WEEK5 の目的と目標

目的 学生の学習を促すためにもっと使えるシラバスの書き方を習得する

到達目標

1 シラバスの定義と多様な役割を説明できる

2 適切切に目的と目標を設定できる

3 効果的にスケジュールをデザインできる

4 グラフィックシラバスの意義と活用方法を説明できる

5 適切切に評価方法を書ける

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

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EFFORT

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PURPOSE of

MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 42: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 42

1 SESSION 1 もっとあるシラバスの役割 この授業ではシラバスについてとりあげますお手持ちのシラバスあるいはご自身

が将来教えることになりそうな科目のシラバスをウェブサイトなどで検索索しお手元にご

用意下さい

例例えば下記のようなサイトで学部12年年生対象の科目を検索索してみるとよいでしょう

curren 早稲田大学 httpswwwwslwasedajpsyllabusJAA101php

curren 大阪大学 httpskoanosaka-‐‑‒uacjpsyllabus_excampus

curren 中央大学 httpsyllabuschuo-‐‑‒uacjpsyllabus

curren 千葉葉大学 httpwwwchiba-‐‑‒uacjpstudentsyllabusindexhtml

curren シラバスデータベース httpwwwsyllabus-‐‑‒dbcomindexhtml

下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S1Question1

皆さんは今までどのようにシラバスを使ってきましたか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3RU

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eIxIr

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13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

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GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3RU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

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13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

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GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

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4

NA

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

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N

SER

VIC

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 43: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 43

2 SESSION 2 目的と目標の設定 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S2Question1

お手元にあるシラバスに設定されている目標を確認してみましょうそれぞれ認知的領領域

精神運動的領領域情動的領領域のどれにあたるでしょうか

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

bZF^dVamp(=`cANHI_)XD$ (eVamp()XD$ (fVamp(CY]28+64)Q($ (gV$S(3157)Q($ (

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

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GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

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13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

(

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13)GB068iq$^t UZ

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13

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

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GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

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201

4

NA

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

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VIC

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

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Page 44: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 44

3 SESSION 3 授業スケジュールのデザイン 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S3Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスのスケジュールを確認してみましょう必要に応

じて書き直してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

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7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

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2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

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ESEA

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H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

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BUDGET

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EFFORT

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MAKING THE CHART

INTE

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
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Page 45: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 45

4 SESSION 4 授業の構造の可視化 下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W5S4Question1

学習内容をふまえて下記のスペースにお手元のシラバスの構造を可視化してみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

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ESEA

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ACADEMIC GOAL

CORE

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201

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EFFORT

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TEACHING FACT

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EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
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Page 46: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 46

5 SESSION 5 評価の書き方 下記はこのセッションで使う Question と Handout です動画において適宜使用箇所でテ

ロップがながれますので一緒に考えてみましょう

W5S5Question1

学習内容をふまえてお手元のシラバスの評価方法を確認してみましょう必要に応じて

書き直してみましょう

W5S5Handout1

W5S5Handout2

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

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1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

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2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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レポート 4 採点用

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

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PHILOSOPHY

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
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Page 47: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 47

W5D

6 SESSION D 目標を設定してみよう 今週はシラバスについて学び目標の書き方についても学習しましたこのワークでは「ダ

メな目標」を改善する作業を通じて目標の書き方をより実践的に学びましょう

ここに2つの「ダメな目標」の例例があります (A)「基礎情報科学」 目標 図書館における情報検索索方法について学ぶと同時に情報リテラシーの 基本を理理解するジグソー法の特徴を説明できる (B)「哲学概論論」 目標 哲学の世界にどっぷり浸る経験を通して考えることに楽しさについて 講義する どのような目標を設定すれば「もっと使えるシラバス」になるでしょうかこれらのいずれかを選択して次のことに取り組んでみましょう

l この目標の問題点を挙げましょう l 問題点を踏まえて改善された目標を考えてみましょう

あなたが選んだ目標 (A)or (B) (問題点) (改善案)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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レポート 4 採点用

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

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PHILOSOPHY

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EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
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Page 48: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 48

7 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W5-1シラバスの役割の説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生が講義の履履修を決める際の参考になる2)シラバス作成により15回のクラスを有するコース全体のデザインができる3)契約関係を教員と学生の間に置き緊張感と距離離感をもたせる4)学習効果を高めることができる

W5-2授業の目的目標の説明として適切切なものを全て選んでください 1)授業の目的は「なぜこれを学ばなければならないのか」と学生に問われたときの答えを示すつもりで書くとよい

2)授業の目的を書く際にはあえて主語を書かず社会全体にとっての広い意義を書くとよい

3)授業の目標は目的が具体化されたものである4)授業の目標はいわゆる「ジャンプすれば届く距離離」に設定するとよい

W5-3授業概要スケジュールの書き方の説明として適切切なものを全て選んでください 1)スケジュールを書く際には成績への影響が少ない回を欠席しようなどという計画を学生が立立てにくいように課題などの情報は載せておかない方がよい

2)授業概要としては授業で扱う内容を簡潔に記述するとよい3)スケジュールを決めるうえでは他の科目とのバランスを調整しつつ学生の知識識水準や動機付けを把握し効果的な学習促進を意識識することが重要である

4)学生の関心や学習の進度度に合わせた授業をするためにはスケジュールを書き入れる欄などには「未定」と書いておくのがよい

W5-4グラフィックシラバスについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)グラフィックシラバスの持つ効果としては注意喚起概念念理理解促進および記憶の定着などが挙げられる

2)初学者は体系的な知識識の各部については理理解できるがそれを系統的総合的に理理解することは難しいため教員が体系的な知識識の全体像を図式化して提示することが望ましい

3)グラフィックシラバスに描くことができるのは脱構造化された知であるからより構造化された形の知をグラフィックではないシラバスに記し合わせて配布する必要がある

4)グラフィックシラバスは教員が初回の授業までに完成させておく必要があり授業期間中に修正変更更することはいかなる場合も許されない

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

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201

4

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

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VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 49: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 49

W5-5授業の評価方法の記し方についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)評価方法は具体的であるほど自学自習を促すと言われている2)評価方法を示す際には成績評価の配分割合やレポートの提出期限は記した方がよいが採点基準やテストの内容を明示することは避けなければならない

3)授業の目的に対応させることを意識識して大まかな学習成果を評価する基準方法を記述するのがよい

4)「学修の成果に係わる評価」に関しては「その基準をあらかじめ明示するともに当該基準にしたがって適切切に行行う」ことが大学設置基準第 25 条の2により義務づけられている

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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(

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

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自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

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Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

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WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

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METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

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ESEA

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H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

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amp K

urita

201

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EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
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Page 50: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 50

8 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Grunert Judith (1997) The Course Syllabus Bolton MA Anker Publishing

シラバスについて丁寧にかかれていますNikson B Linda (2007) The Graphic Syllabus and the Outcomes Map

Communicating your course San Francisco Jossey-‐‑‒Bass グラフィックシラバスについて丁寧にかかれています

(シラバスに関する文献等)佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

+$$wjsj^Hampw-$

wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

+$$wjsj^Hampw-$

wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

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13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

+$$wjsj^Hampw-$

wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

amp K

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201

4

NA

ME

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ATE

BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

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Page 51: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 51

WEEK6 学びを促す評価

ワークシート目次

1 SESSION 1 評価の目的

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント

3 SESSION 3 ルーブリック(1)

4 SESSION 4 ルーブリック(2)

5 SESSION D ルーブリックを使う

6 各セッションの多肢選択課題一覧

7 参考文献

WEEK6 の目的と目標

目的 学生の学びを評価するための基礎知識識を得て評価の意義を理理解し活用できる

ようになる

到達目標

1 評価の意義について説明できる

2 形成的評価と総括的評価の特徴について説明できる

3 評価のrdquo評価rdquoにおいて重要な観点を説明できる

4 ルーブリックの基本構成を説明できる

5 ルーブリックの作成手順を説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

+$$wjsj^Hampw-$

wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

+$$wjsj^Hampw-$

wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

eIxIr

TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

zfdkUQGBFYl

GBFYl$

13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

GBamp68F_amp$Yl$

GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3RU

eIM+xIMc

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TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

13zfdkGBFYl

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13)GB068iq$^t UZ

GB068iq$^t Z

GB068iq$^tZ$+++GBFYl$

13

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GBamp68F_amp$YlLIamp`om

GBamp68F_amp$YlLIamp`U

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wjsj^Hampw-3R

wjsj^Hampw-3RU

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TK^tamp]yXWL]

TK^tamp]yXWE]$+L]$

amp

13gtNamppA1472lt9=50O-C)PguSDampGB0J(iq$^t0bvTK$a$b[^t0njja

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

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201

4

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 52

1 SESSION 1 評価の目的下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S1Question1

1 学期修了了時に実施 総括的 形成的

2 成績に含めない 総括的 形成的

3 発展的課題を含む 総括的 形成的

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

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ACADEMIC GOAL

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EFFORT

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TEACHING FACT

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 53: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 53

2 SESSION 2 評価を設計する際のポイント下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S2Question1

評価をするための方法としてはどのようなものがありますか過去に受けた授業などでの

評価方法を思い出してあげてみましょう

W6S2Question3

センター試験は4つの評価観点からみてどうでしょう4つの評価観点の高低について考え

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

hV

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

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ACADEMIC GOAL

CORE

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EFFORT

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 54: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 54

3 SESSION 3 ルーブリック(1)下記はこのセッションで使う Handout です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S3Handout

13

グループ

Excellent Good Developing

構成 全体として統一感がしっかりとありよい構成であった

全体として統一感をもたせようとした努力がみられた構成であった

全体として統一感に乏しく各トピックがばらばらな印象を受けた

レベル設定初学者にとって全体が「少し手を伸ばせば届くレベル」の適切な教授内容であった

初学者にとっておおむね「少し手を伸ばせば届くレベル」であったが一部高度なところあるいはやさしすぎるところがあった

初学者にとって全体が高度すぎるもしくは極端にやさしすぎる内容であった

学習意欲の喚起授業内容についてさらに自分で勉強してみたいと興味を持った

授業内容について授業中はとても興味をもって聞けて満足したが自分でさらに勉強しようとまでは思わない

授業内容について特に興味をそそられることはなかった

相互作用の機会

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をたくさん作り学生を巻き込むことに成功していた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会をそこそこ作っていた

学生個人に質問を投げかけたり全体に問いかけたりするなど相互作用の機会がほとんどなかった

熱意内容に対する愛情熱が授業の初めから終わりまでずっと伝わってくる

内容に対する愛情熱がところどころ伝わってくる

内容に対する愛情熱があまり感じられない

メディアの利用板書パワーポイント配布資料などが特性を活かして活用され学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れていないところがみられたがおおむね学習の促進に役立っていた

板書パワーポイント配布資料などについて慣れておらず学習が妨げられた

実践性 すぐにそのまま使えるコンテンツである

少し工夫すれば使えると思われる

このままでは使えないと思われる

コメント用スペース

グループによるオムニバス講義の模擬授業を評価するためのルーブリック

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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レポート 3 採点用

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レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

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ESEA

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ACADEMIC GOAL

CORE

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EFFORT

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TEACHING FACT

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EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 55: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 55

4 SESSION 4 ルーブリック(2)下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W6S4Question2

評価基準はrdquo評価尺度度times評価観点rdquoの数だけあります評価基準をどのような順序でつくると

よいと思いますか考えてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

hV

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

hV

(

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

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WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

amp K

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201

4

NA

ME

D

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BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 56: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 56

W6D

5 SESSION D ルーブリックを使う今週は評価について学びましたこのワークでは予めルーブリックでレポート課題を採点

していただきルーブリックのメリットデメリットについて考えてみましょう

次のページにアクティブラーニングに関するレポート課題とレポート例例それに採点のためのルーブリックがありますルーブリックを活用してレポート課題を採点してみましょう具体的にはレポート課題を読み各観点の該当する評価基準にをつけるという作業になります採点がおわったら実際の採点作業を通じて感じたことも含めルーブリックを使用することのメリットおよびデメリットについて考えてみましょう また改善案がある場合には掲示板で共有してみて下さい

(メリット)

(デメリット)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

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OUTCOME    

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ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

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201

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EFFORT

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PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 57: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 57

以下の課題に対する4つのレポートを採点してください

課題「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛成

か反対かいずれかの立立場を選び根拠となる文献を参照引用しながら論論じなさい

参考文献表を覗いて150〜~300 字で論論じること

レポート1私は「大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきである」という主張に賛

成である

その理由は佐藤(2010)が指摘するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」

というメリットがあるからである(p 17)またバークレイクロスメジャー(2009)はグループで行うアクティブラーニングの一つである協同学習に関して学習効果と

学生の満足度の両面からその効果の高さを示す多くの実証研究があることを指摘してい

る(pp 11-16)

参考文献13

佐藤浩章編『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年 エリザベス=バークレイパトリシア=クロスクレア=メジャー『共同学習の技法大学教育の手引き』安永悟監訳ナカニシヤ出版2009年

レポート2佐藤(2010)が史的するように「学生が主体的に考えるきっかけを作る」「能動的な参加の

機会を持たせる」「競争を促すことで積極性を引き出すことができる」というメリットが

ある(p 17)だからアクティブラーニングが取り入れるといいと思います また私は先生が離すばっかりの授業だとずっと寝ていたでも一度だけ教育実習の

先生が来たときにしたグループ活動の内容はイマでも覚えているからアクティブラー

ニングは効果があると思います

参考文献13

佐藤浩章編 (2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部2010年

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

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EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 58: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 58

レポート3私は大学の授業にアクティブラーニングを取り入れるべきだと思う

その理由は学生の学びを深めるにはアンプローズほか(201413 第3章)が言うように

学生のモチベーションを高めることが重要だからであるモチベーションを高めるには

学生にとっての「主観的価値」の高い目標すなわち学生自身にとって重要な目標を立て

ることが重要であるまた実際に授業を履修することでその価値を達成できるという

ポジティブな結果予期を持たせることと協力的な環境を作ることも重要であるこのよ

うな仕方で学生のモチベーションを高めるべきである13

参考文献13

スーザンA13 アンブローズマイケルW13 ブリッジズミケーレディピエトロマー

シャC13 ラベットマリーK13 ノーマン『大学における「学びの場」づくりよりよい

ティーチングのための7つの原理』栗田佳代子訳玉川大学出版部2014 年

レポート4私はこれまでアクティブラーニング形式の授業を受けたことがないしかしぜひ

受けてみたかったと感じている特に初年次に受けた選択科目の教育思想の授業では

先生の話が全く理解できず寝てしまうことも多かったテストでも失敗し単位を得る

こともできなかったあの授業の問題点はアクティブラーニングを取り入れなかった

ことにある初等中等教育ではなおさらである13

私は中学校の教員を目指している中学での授業には大学以上に飽きさせないた

めの工夫が必要であるこのためアクティブラーニングの手法についてこれからも学

んで授業を改善していきたい13

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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レポート 3 採点用

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レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

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VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 59: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 59

採点用のルーブリック

下記は評価に用いるルーブリックです各レポート課題を読み例例えば構成の「立立場の

表明」に関して理理想的標準的要改善のいずれかの評価基準に照らし該当する基準

にをつけてゆきます(このルーブリックには各評価尺度度に点数を付していませんので

をつけるところで採点作業は終わりです) レポート課題の数だけつまり4枚のルー

ブリックが用意されています

レポート 1 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

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METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

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ACADEMIC GOAL

CORE

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PURPOSE of

MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

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7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
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  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 60: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 60

レポート 2 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

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EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 61: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 61

レポート 3 採点用

hV

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

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2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

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METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

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ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

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Yos

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201

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EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

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7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 62: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 62

レポート 4 採点用

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

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ESEA

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ACADEMIC GOAL

CORE

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 63

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W6-1評価の意義および特徴についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学習のプロセスを支援する役割を持つ「形成的評価」と達成された学習成果を測定するための「総括的評価」があるが期末試験などでは学生の成長を測るためにも「形成的評価」を意識識して評価を行行うのが望ましい

2)評価は学生にとって到達度度の把握を促すとともに学びの支援にもなり得る3)評価は社会にとって大学や学部教員の説明責任を果たさせ質保証につなげる意義を持つ

4)評価は教員にとって学生の理理解度度の確認を促し支援をしやすくするとともに授業改善にも役立立てられる

W6-2評価の正当性を評価するための4つの観点の説明として適切切なものを全て選んでください

1)「妥当性」とは測ろうとしている能力力や行行動を測るに適している評価方法かどうかを問う

2)「客観性」とは異異なる採点者が採点しても同じ結果になるかどうかを表す 3)「効率率率性」とは評価後にどれほど不不服申し立立てや問い合わせが発生しづらいかをいう

4)「信頼性」とはある集団の回答の信ぴょう性のことをいう

W6-3評価方法としてのルーブリックの説明として適切切なものを全て選んでください 1) ルーブリックとは選択式の試験解答などを採点する際に有効な評価方法である 2)ルーブリックとはプロジェクトやレポート実技などのパフォーマンスを評価する際に評価基準を具体化しないまま総合的に評価するために役立立つ評価方法である

3)ルーブリックにはある課題についての評価の観点尺度度および基準を記すのが基本である

4)採点後のルーブリックを見見ることで学生は教員が習得を期待していたスキル知識識に関して自分がどの程度度まで達成することができたのかを理理解し具体的なフィードバック内容も得ることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

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2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

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W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

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WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

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METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

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ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

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201

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PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

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W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

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7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 64: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 64

W6-4ルーブリックの作成についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)ルーブリックを作成するには評価の観点を思いつく限り列列挙しできるだけ詳細に作成することで「信頼性」や「効率率率性」を高めることができる

2)ルーブリックを作成する際評価の尺度度は評価の基準を決めてからでないと定められない

3)ルーブリックに記す評価の観点を考える際にはその授業の目的目標を確認し対応させるとよい

4)ルーブリックを最初から新しく作成する方法の他に既にあるルーブリックをもとに作成できることもある

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

amp K

urita

201

4

NA

ME

D

ATE

BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 65

7 参考文献一覧

(セッションにおいてとりあげたトピックに関する文献等)Angelo T A amp Cross K P (1993) Classroom Assessment Techniques A handbook

for College Teachers 2nd Ed Jossey-‐‑‒BassCA 主に教室内の評価方法についてたくさんの方法が紹介されています

ダネルスティーブンス他 (2014) 『大学教員のためのルーブリク評価入門』 玉川大学出版部

ルーブリックについて平易易にかかれています 夏目達也近田政博中井俊樹齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』玉川大学出版部

評価について簡潔にまとめられています 佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

評価についてわかりやすくごく簡潔にまとめられています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 66

WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

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2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

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WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

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METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

amp K

urita

201

4

NA

ME

D

ATE

BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

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7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

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WEEK7 キャリアパスを考える 1

〜~大学教員としてのあり方〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 変わりゆく大学

2 SESSION 2 大学教員のあり方

3 SESSION 3 目指す大学教員像を考える

4 SESSION D 理理想の大学教員像

5 各セッションの多肢選択課題一覧

6 参考文献

WEEK7 の目的と目標

目的 大学教員として今求められていることを理理解し そのあり方について考えること

ができる

到達目標

1 日本の高等教育の概要を説明できる

2 大学教員としての責務を4つ挙げ説明できる

3 現在の活動の俯瞰と今後の展望を行行うツールとしてのポートフォリオの特徴につい

て説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

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2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

EDU

CAT

ION

R

ESEA

RC

H

ACADEMIC GOAL

CORE

SAP

CH

AR

T copy

Yos

hida

amp K

urita

201

4

NA

ME

D

ATE

BUDGET

EFFORT

EFFORT

SERVICE

PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

GR

ATIO

N

SER

VIC

E

TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 67: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 67

1 SESSION 1 変わりゆく大学下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S1Question1

高等教育機関にはどのようなものがあるでしょうかその種類について思いつくものをあ

げてみましょう

W7S1Question2

日本の大学の数は

1 約 300

2 約 800

3 約 1500

W7S1Question3

「全入時代」とはどういうことでしょうか

1 18 歳人口と大学入学定員が同じ

2 大学進学希望者総数と大学入学定員総数が同じ

W7S1Question4

大学への進学率率率はどれくらいでしょうか

1 約 25

2 約 50

3 約 75

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 73

WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

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OUTCOME    

PHILOSOPHY

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ACADEMIC GOAL

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SAP

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MAKING THE CHART

INTE

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 68

2 SESSION 2 大学教員のあり方下記はこのセッションで使う Question です動画において適宜使用箇所でテロップがなが

れますので一緒に考えてみましょう

W7S2Question1

大学教員の仕事をあげてみましょう指導教員などあなたの周りの大学の先生はどのよう

な仕事を普段していらっしゃいますか挙げてみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 69

3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

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WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

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METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

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MAIN

OUTCOME    

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CORE

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EFFORT

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PURPOSE of

MAKING THE CHART

INTE

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

RES

SER

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
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3 SESSION 3 目指す大学院像を考える下記はこのセッションでは特に Question はありませんメモスペースとしてご活用下さい

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

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WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

W8S1Handout (次のページ)

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

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PHILOSOPHY

EDU

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ACADEMIC GOAL

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EFFORT

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PURPOSE of

MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 70: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 70

W7D

4 SESSION D 理理想の大学教員像今週学習した大学教員の職責を踏まえてあなたが理理想とする教育と研究のバランスを考え

てみましょう両者の関係をどのように考えますか

本ページ下部のスペースに「教育」と「研究」の2つの円を書いて下さいその際2つの大き

さのバランスや重なりによってあなたが理理想とする大学教員の教育と研究のありかたを表現し

てみましょう

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 71

5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 72

6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

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WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

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METHODOLOGY

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SKILL SET

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MAKING THE CHART

INTE

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
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5 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W7-1日本の高等教育の概要についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)日本の大学の総数は約 800でありその中の私立立の割合は約 50である2)日本の大学進学率率率は約 70である3)少子化に伴い大学進学希望者総数が減っておりついに 18 歳人口と大学入学定員がほぼ等しい「全入時代」に突入したと言われている

4)大学をめぐる状況は大きく変化しており大学は学生の多様化や学習環境の変化などに対応してゆく必要に迫られている

W7-2大学教員の責務についての説明として適切切なものを全て選んでください 1)専門領領域やキャリアステージに関わらず大学という機関の性質を考慮すると大学教員は何よりもまず「教育」の仕事により多くの比重を置いて取りかからなければならない

2)大学教員の教育者としての質の保証が重視されるようになるのに伴いいわゆるファカルティディベロップメントの義務化などが行行われた

3)大学教員の仕事は大きく分けて「教育」「研究」「社会貢献」「管理理運営」の4つが挙げられる

4)大学教員の採用場面では日本のどの大学でも依然として「研究」の能力力だけが採用基準としてみられており今後この傾向は強まると予想されている

W7-3ポートフォリオについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)学生の作成するポートフォリオは一般的にラーニングポートフォリオと呼ばれる 2)ポートフォリオを作成することは現在までの活動の整理理や理理想の明確化目標の設定および改善への気づきに役立立つ

3)大学教員としてのキャリアパスを考える際に目指すものを明確化したり長期目標を設定してもその通りに進まないことがほとんどであり時間の無駄である

4)ポートフォリオは自分の活動全体を多角的にとらえ直し俯瞰することにつながる

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6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

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WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

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1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

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METHODOLOGY

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SKILL SET

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
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6 参考文献一覧

ケンベイン 高橋靖直訳 (2008) ベストプロフェッサー 玉川大学出版部

優秀な教育者としての大学教員の事例例を集めています

ピーターセルディンエリザベスミラー著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子

訳 (2009) 『アカデミックポートフォリオ』 玉川大学出版部 (Peter Seldin and

J Ellizabeth Miller (2008) The Academic Portfolio A Practical Guide to

Documenting Teaching Research and Service Jossey-‐‑‒Bass Higher and Adult

Education)

アカデミックポートフォリオ開発者の書籍の訳書です

ピーターセルディン著 大学評価学位授与機構監訳栗栗田佳代子訳(2007) 『大学教育

を変える教育業績記録』 玉川大学出版部 (Peter Seldin (2004) The Teaching

Portfolio A practical guide to improved performance and promotiontenure

decisions 3rd ed Anker Publishing Company Inc)

自己省省察を重視するタイプのティーチングポートフォリオ開発者の書籍の訳書

です

杉原厚吉 (2012) 『大学教授と言う仕事』水曜社

日本の大学教員がどのような仕事をしているのか当人が語っています

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

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WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

される際には A3 サイズへの拡大をおすすめします

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METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

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RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

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7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
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  • Week 4
  • Week 5
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WEEK8 キャリアパスを考える 2

〜~ポートフォリオの利利用〜~

ワークシート目次

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ

2 各セッションの多肢選択課題一覧

3 参考文献

このセッションではSESSION1 にある Handout のみで進行行します他に Question など

はありません

WEEK8 の目的と目標

目的 教育と研究についての活動を俯瞰し大学教員としてのキャリアパスを展望す

到達目標

1 構造化ポートフォリオと作成の意義を説明できる

2 SAP チャートの意義と全体構成を説明できる

3 SAP チャートの具体的な作成ステップにしたがい自分のチャートを説明できる

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1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 75

METHODOLOGY

GOAL

SKILL SET

STRATEGY

GOAL

VALUE

PHILOSOPHY

MAIN

OUTCOME    

PHILOSOPHY

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ACADEMIC GOAL

CORE

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PURPOSE of

MAKING THE CHART

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TEACHING FACT

RESEARCH THEME

EDU

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Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 76

6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 77

W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 78

7 参考文献一覧

Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

Berkshire Open University Press

大学教員の職責およびあり方について詳細に解説されています

吉田塁栗栗田佳代子 (2014) 構造化アカデミックポートフォリオの開発 日本教育工学会

研究会 15-‐‑‒21

SAP チャートについて解説されています

  • Week 1
  • Week 2
  • Week 3
  • Week 4
  • Week 5
  • Week 6
  • Week 7
  • Week 8
Page 74: WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう...InteractiveTeaching(2016)All RightsReserved 1 WEEK1 アクティブ・ラーニングについて知ろう ワークシート次

Interactive Teaching (2016) All Rights Reserved 74

1 SESSION 1 構造化アカデミックポートフォリオ次のページにはこのセッションで使う Handout がありますこのWEEK8 では通して使い

ますのでお手元にご用意下さいなおA4 で添付してありますが実際にチャートを作成

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W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

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W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

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Debowski S (2012) The New Academic A strategic handbook Maidenhead

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

W8-1構造化アカデミックポートフォリオの説明として適切切なものを全て選んでください 1)構造化アカデミックポートフォリオとは大学教員としての活動について構造的にふり返り根拠資料料によって裏裏付けながら記述した厳選された文書のことをいう

2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

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W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

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6 セッション課題一覧ここには各セッションで出題された課題を再掲しています復復習等にお役立立てください

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2)構造化アカデミックポートフォリオが取り扱うのは大学教員としての主な任務である「教育」と「研究」に限られる

3)構造化アカデミックポートフォリオの作成方法は自由であり参考にすべきフォーマットも何もない状態から書き始める

4)構造化アカデミックポートフォリオを作成することでよりよいキャリアパスを考える機会となる

W8-2 SAPチャートについての説明として適切切なものを全て選んでください 1)SAPチャートは構造化アカデミックポートフォリオを書き終えた際にまとめの意味で書き込むものである

2)構造化アカデミックポートフォリオの目的は現在までの自分をふり返ることであるためSAPチャートを作成する際には「これからのこと」を極力力書かないように注意する

3)SAPチャートに記入することで社会が大学教員としての自分に期待していることを整理理することができる

4)SAPチャートを作成することで構造化アカデミックポートフォリオの構造を可視化することができそれを作成するガイドとなる

W8-3 SAPチャートの教育の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まずは左下の「Teaching Fact」に今までの教育経験を記入する2)2番目に「Teaching Fact」の上の「Methodology」に各教育場面で用いている方法心がけていることおよび今後用いてみたい方法心がけたいことを記入する

3)3番目に「Goal」の欄に理理想の自分像を記入する4)最後に「Goal」に書いた内容を踏まえて今後そのようになるためにはどのような策略略を持てばよいかを考え「Strategy」の欄に記入する

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W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

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1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

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W8-4 SAPチャートの研究の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)まず右上の「Goal」にこれから取り組みたいと思っている研究テーマを記入する 2)「Main Outcome」には「Research Theme」に記入した研究テーマとの関連性の有無に関係なく今までの自分の主な業績を列列挙する

3)右下の「Research Theme」には今取り組んでいる研究テーマのみを記入する4)「Value」の欄には「Research Theme」で書いた研究テーマが持っている意義や目的について記入する

W8-5 SAPチャートのサービス統合の欄を記入する手順についての説明として適切切なものを全て選んでください

1)SAP チャートの下部にある「Service」の欄には社会貢献活動としてボランティア活動や公開講座担当経験などについて記入するとともに各種委員会委員としての活動歴についても記入するとよい

2)「Integration」の欄に記入する際には「教育」「研究」および「サービス」について記入してきたことを見見直しそれぞれの関係性について考え互いに寄与あるいは貢献していることについて記す

3)「Core」の欄には今まで SAP チャートに書いてきたあらゆる活動をするうえであなたが一貫して持っている姿勢や態度度について考えたことを記入する

4)「Academic Goal」の欄には現実的な短期的目標などは書かず自分の究極的な目標だけを記入することで意識識を高めることができる

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