UI/UXの併記について

目次

1.UI/UXとなぜ併記されるのか

2.なぜそれらを言及する人が存在するのか

3.まとめ

WHAT IS UX?1.UI/UXとなぜ併記されるのか

Donald Arthur Norman

ある製品やサービスを利用したり、 消費した時に得られる体験の総体。

UXはコンピュータだけの分野だけではなく 様々な分野で使われる概念

福祉や教育の分野 = QOL

マーケティング = 経験価値

コンピュータ(IT) = UX本来持つ意味は全て同じ

UXという概念がコンピュータ(IT)の分野で 特に使われるようになった

WHY IS UI/UX?なぜUI/UXと併記されるようになった

Usability ≠ User-Interface

User Interfaceは機械と利用者の間で 情報をやりとりするための仕組み

Usabilityは見やすさ、使いやすさ、有用性を 提供しようという概念

注意

User Interfaceは画面だけではないということ 音なども含まれるということ

(余談ですがUI = 画面と考えているデザイナーが存在することに驚いています)

コンピュータ(IT)の分野において

UIがUXの要であるとの仮定から

略称の念を込めてUI/UXと併記されるようになった (AdobeのBehanceや一部の企業でもUI/UXという略称を利用)

しかしマーケティングの分野などでUI/UXという 概念を使うと、語弊や意見の食い違いが起きてしまう

(これはそもそもマーケティングの分野では経験価値という概念を扱うことが

望ましいとされているし、UIが経験価値には密接には関わってこないから)

2.なぜそれらを言及する人が出てきたのかA「NO UI/UX!!!! X(」

不毛な争い

Aさんの意見「UIはUXの一部であり、一緒に併記するのは間違っている」

UXUI UX

UIL

× ◎

UXD

Service DesignDevelop MarketPlan …etc

UX ≠ UXD

UX = ユーザーの体験の総体

UXD = ユーザーの体験を計画し、 それらを創造する仕組みを作ること

NO UI/UX YES HCD/UXD?UI/UXと書くよりHCD/UXDと書くほうが良い？

人間中心設計と呼ばれる 人間の使いやすさに主軸を置いて

使う人の観点でものを作るための仕組み

HCD = Human Centered Design

UXDとHCDは概念的には意味が近い

UXD = 手段的 HCD = 手法的前者は国際規格ISOで定義されている 後者はデザインの意思の表明

本質を理解している人はUI/UXと併記されていようが 誤解もないし、語弊も生じない

(なぜなら上の併記はコンピュータ(IT)の分野でしか使えないと理解しているから)

（言及する人達についてはUI/IAと伝えたほうが良いかも)

UI/UX3.まとめ

コンピュータ(IT)の分野から

UIを切り離してUXを思考するのは難しい

コンピュータ(IT)にとってUIはUXの要

逆にUI/UXと併記したほうが解釈や認知がされやすい (UI=UXという記述の可能性も存在する)

(上記の分野にとってUIがUXに直結しやすいということ)

STOP! IS THAT TRUE?

ちょっと待って！ それは本当？

あくあでUI/UX(UI=UX)と併記されるのは

コンピュータ(IT)の分野に限る （これらにはインターネットやWeb、アプリケーションも含まれています）

In the case of Cafe

喫茶店でのUXDにおいて

UIはUXに直結しないという事 上記だとサービスやアクセシビリティに観点がおかれる

(障害者でも持ちやすいティーカップなどユニバーサルデザインも関係する)

正しい、正しくない、どちらの知識も導入すること 分野ごとで概念の意味や使い分けをすること 正解、不正解関係なく事柄について思考すること

デザイナーという職業についてもう一度 思考してみる時代かもしれません

参考文献及びWebページ

心を動かすデザインの秘密 認知心理学から見る新しいデザイン学

HCD 人間中心設計の基礎

IA100 UXDのための情報アーキテクチャ設計 情報デザインの教室

UXデザイナーに求められる7つのミッション

UXのためのUIデザイン