研究力向上ws@t大学

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いきいき研究室増産プロジェクト協賛 研究力向上WS開催報告 ■日時:2008年7末二日間 ■参加者:T大学物質創造専攻M1の20名 ■目的:4月から研究室生活を始 めた院生を対象とし、研究に対するモチベーションを上げてもらうことを目標としてワークショップを行った. そのWSでは,研究遂行に必要であるコミュニケーション能力や問題抽出能力,および発信・傾聴能力を養う. ワーク・ショップ 講義 班分け 各委員に別れ て議論し翌日の 研究会を創る 7月末の暑い日に負けず劣らず議論も熱い 集中講義担当講師:京都大学工学研究科 宮野先生 (本プロジェクトメンバー) 当日手伝ってくれた 柴田先生 「WSはとてもためになった」 90% 「突然,ある研究テーマを1つえられ,それについて「どのよ うなアプローチ方法で研究を 進めるか?」を班に分かれて議 論し発表しあう.その際,各班 に点数をつけ評価をしあう」. という研究発表会を企画運営 し自ら実行 した!!! WSで何をしたのか? 1日目終了 「限られた時間で議論することの 難しさを知った」 アナログな黒板での委員会発表 一般社会におい て優れた仕事を なすために,今こ そ研究に精進す るのだ!! そう,ま さに「研究はツー ル」なのだ!!! 研究テーマにつ いて考える班を 決めた後,班内 でまた担当を決 める 実行委員 委員会 ファシリテーション委員 評価委員 プレゼン委員 各委員会で話 し合ったことを 全員に報告 「意見を言いあう楽し さを知った」 ファシリテーション委員による発表 委員会 報告

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Page 1: 研究力向上WS@T大学

いきいき研究室増産プロジェクト協賛

研究力向上WS開催報告■日時:2008年7末二日間 ■参加者:T大学物質創造専攻M1の20名 ■目的:4月から研究室生活を始めた院生を対象とし、研究に対するモチベーションを上げてもらうことを目標としてワークショップを行った.そのWSでは,研究遂行に必要であるコミュニケーション能力や問題抽出能力,および発信・傾聴能力を養う.

ワーク・ショップ

講 義

班分け

各委員に別れて議論し翌日の研究会を創る

7月末の暑い日に負けず劣らず議論も熱い

集中講義担当講師:京都大学工学研究科 宮野先生(本プロジェクトメンバー)

当日手伝ってくれた柴田先生

「WSはとてもためになった」 90%

「突然,ある研究テーマを1つ与えられ,それについて「どのようなアプローチ方法で研究を進めるか?」を班に分かれて議論し発表しあう.その際,各班に点数をつけ評価をしあう」.という研究発表会を企画運営し 自 ら 実 行 し た ! ! !

WSで何をしたのか?

1日目終了

「限られた時間で議論することの難しさを知った」 アナログな黒板での委員会発表

一般社会において優れた仕事をなすために,今こそ研究に精進するのだ!! そう,まさに「研究はツー

ル」なのだ!!!

研究テーマについて考える班を決めた後,班内でまた担当を決

める

実行委員

委員会

ファシリテーション委員

評価委員

プレゼン委員

各委員会で話し合ったことを全員に報告

「意見を言いあう楽しさを知った」

ファシリテーション委員による発表

委員会報告

Page 2: 研究力向上WS@T大学

アンケート結果:「しんどかった,いい意味で」

このWSを一言で言うと?

●研究というものについて整理できるワークショップ●マネジメントの重要性を認識させられるワークショップ●プロジェク

トを成功に導くための要素を体得する●普段は自分からは考えないことを考える場●プチインターンシップ

友人をこのWSに誘うとしたらなんていう?

●一旦自分の研究から離れてみませんか?●おもしろいテーマを使ってディスカッションや企画ができるワークショップが

あるよ●考え方を変えれるよ●社会人の練習ですよー●解決したい問題はないの?

最初の講義の感想自分への影響は、

委員会制度は? このWSはためになった?

このWSの有意義だった点は?

●研究計画を立てる事は論理性、考え抜く力、説得力がとても身に付く●目標を自分で決めて、それに対して何をしてい

くべきかを考える訓練になる●実験で遠回りすることがなくなる●ものごとを考える手順を学べ、委員の役割分担で研究

の大局がつかめた●自分のやるべきことと目的が明確●基本的な論理的思考の仕方を学ぶことができる●一人で行う

より複数で行う方が力が発揮できることを認識できる●今後の研究のシミュレーションになる

提供:いきいき研究室増産プロジェクト

各委員会が決めたルールに従い,班に戻って

議論した

研究会

各委員会で話し合ったことを全員に報告

班ごとに発表し,評価委員の決めたルールで点数をつけあう

発表会

発表はツリー構造で説明

みんなで作図!

委員会別反省会

実際に自分たちで決めたルールで,研究会を行う

「研究ツリーは意外に難しかった」

「 ツリー構造で思考方法を実践的に学んだ」

26%

48%

16%

5% 5%

とても大きかった

やや大きかった

どちらでもない

それほどは影響なし

全く影響なし

63%

26%

11%

0% 0%

とてもためになった!

ためになった

どちらでもない

全く影響なし

28%

61%

11%

0% 0%とてもうまく機能した

よく機能した

どちらでもない

意味無かった