給与計算の仕方 - 第2章勤怠計算について

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〜スワワちゃんの管理部門学習スライドシリーズ〜　スライドNo.1001-02　給与計算の仕方〜第2章勤怠計算について〜

株式会社スワローインキュベートVer.1.0.1 - 2015.04.06


講師の紹介


＜講師の紹介＞

株式会社スワローインキュベートのマスコットキャラクター。

「いんきゅべーと秘書」とは、起業家やベンチャー企業に向けて管理部門に関

する知識・ノウハウ、起業に必要な基礎知識を提供することで、起業家と管理

部門のサポートを行う教育秘書のこと。

会社にまつわる事柄をPRしていく広報も担当している。口ぐせは「◯◯でス

ワ」。紅茶（特にアールグレイ）が大好きで、休憩中はいつもティータイムを満

喫している。毛虫が苦手。

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勤怠計算にあたって


勤怠計算とは、従業員が給与計算対象期間内に、何日・何時間働いて、何日休んだか、何回遅刻・早退・半休をしたかで、勤務日数を算出しまスワ。遅刻３回で１日欠勤とする会社もありまスワね。

勤怠管理とは

２-１．勤怠計算にあたって

早退遅刻

勤怠管理

勤務日数所定勤務日数・時間

欠勤半休


勤怠控除とは、従業員が給与計算対象期間内に、何回遅刻・早退・半休をしたかで、本来の支給額から、金額を差し引くことでスワ。毎月定額のはずの給与の計算が大変になるのは、主にこれが原因でスワね。

勤怠控除とは


早退遅刻

勤怠控除

支給額基本支給額欠勤半休


次に、休みについて見てみまスワ。休みは休みでも、休日と休暇とには、実は違いがあるんですのよ。その違いについて見てみましょう。

労働の義務があるが、労働者の申し出により、特別に就労義務が免除された日。

休日と休暇の違い


休日

休暇

労働の義務がない日。労働基準法では、最低でも週１回の休日を与えることを定めている。


さらに休日と休暇は、それぞれ法定のものと法定外のものに分類でき、法定外のものは、就業規則で定めることができまスワ。

休日と休暇の法定・法定外


法定法定外

休日

最低でも週１日または４週間に４日以上の休日

国民の祝日正月休みお盆休み　などその他就業規則で定めた日

休暇

有給休暇産前産後休暇育児休暇介護休暇　など

夏季休暇慶弔休暇傷病休暇年末年始休暇　など


休日と休暇の違いは、主に時間外労働の手当に影響が出まスワ。休日、休暇、法定、法定外それぞれの時間外労働加算を見てみましょう。

休日と休暇の時間外労働の違い


法定法定外

休日

＜残業代＞普通：35%加算超過：25%加算+35%(普通)深夜：25%加算+35%(普通)

＜残業代＞普通：加算なし(基礎時給)超過：25%加算深夜：25%加算

休暇



※普通=法定内(1日8時間)労働、超過=1日8時間を超えた労働、深夜=22時以降の労働

※法定休日においては、法定時間の超過(1日8時間超)における加算義務はないでスワ。


本来の休日の日に労働を行い、その代償として以後の特定の労働日を休みとすることでスワ。前もって休日を振り替えたことにならないので、休日労働としての割増賃金が発生するんですのよ。

振替休日と代休って、どちらも本来休日の日に働くことなんだけど、休日労働の割増賃金に大きな違いがありまスワ。

振替休日と代休の違い


振替休日

本来休日である日を、あらかじめ他の日に振り返え、振替先の日を休日にすることでスワ。よってそもそも休日だった日の勤務は休日労働としての割増賃金を支払う義務はないんですのよ。

代休


振替休日と代休は、休日として労働したかどうか、休日が法定休日か所定休日かで、時間外労働の手当に違いが出まスワ。振替休日、代休、法定休日、所定休日それぞれの時間外労働加算について見てみましょう。

振替休日と代休の時間外労働の違い


法定休日所定休日

振替休日



代休

＜残業代＞普通：35%加算超過：35%加算(普通)深夜：25%加算+35%(普通)


※普通=法定内(1日8時間)労働、超過=1日8時間を超えた労働、深夜=22時以降の労働

※法定休日においては、法定時間の超過(1日8時間超)における加算義務はないでスワ。


勤怠計算　-正社員の場合-


給与計算において用いられる勤務日数は、通常就業規則で定められた、１ヶ月のうち休日を除いた所定勤務日数から、欠勤、遅刻、早退、半休等を考慮して計算しまスワ。

勤務日数

２-２．勤怠計算　-正社員の場合-

欠勤遅刻早退半休

所定労働日数


通常、欠勤をした場合、欠勤控除を行うことにより、支給額から控除されるのが一般的でスワ。

欠勤日数


欠勤

従業員欠勤控除

給料

会社


就業規則によっては、遅刻早退をした場合、給与から控除されるケースもありまスワ。その場合は、遅刻早退の回数も計算しまスワね。

遅刻・早退日数


遅刻早退

従業員賃金控除

給料

会社


勤務日数を計算して、勤務日に出勤していない日があっても、その日が有給休暇として申請されている場合、給与の控除はナシでスワ。

有給休暇日数


有給休暇

従業員

給料

有給休暇の申請をすれば欠勤控除はされないでスワ会社


法定労働時間を超えて勤務をした場合には、時間外労働に対する割増賃金以上を支給しなければならないでスワ。法定休日においては、1日8時間を超える労働部分には、加算がされないことに要注意でスワ。

時間外労働時間


平日・所定休日法定休日

普通労働加算なし 35%加算

時間外労働(1日8時間超)

25%加算 35%加算

深夜労働 25%加算 60%加算

時間外+深夜労働 50%加算 60%加算

※法定休日においては、時間外労働における加算義務はないでスワ


勤怠計算　-役員の場合-


役員は、雇用である正社員とは違い、株主から委任された契約形態なので、勤怠計算は行われず、労働基準法も適用されないため有給休暇も時間外労働もないでスワ。原則勤怠管理はされないということでスワね。

正社員との違い

２-３．勤怠計算　-正社員の場合-

役員正社員

勤務日数なし計算する

時間外労働なし計算する

欠勤なし計算する

遅刻・早退なし計算する

有給休暇なし計算する


勤怠計算　-パート(アルバイト)の場合-


パート(アルバイト)は、一般的に時間給勤務スタッフのことを指しまスワね。時間給による勤務なので遅刻早退欠勤などはなく、原則働いた時間分だけ支給。場合によって有給休暇も発生しまスワ。

正社員との違い

２-４．勤怠計算　-パート(アルバイト)の場合-

パート正社員

勤務日数なし計算する

時間外労働計算する計算する

欠勤なし計算する

遅刻・早退なし計算する

有給休暇場合によって発生計算する


原則、時間給労働者であるパート(アルバイト)の勤務時間計算は、勤務時間及び1日単位における時間外労働時間を算出する必要がありまスワ。

勤務時間



パート（アルバイト）の従業員は、正社員同様に、法定労働時間を超えて勤務をした場合には、時間外労働に対する割増賃金以上を支給しなければならないでスワ。

時間外労働時間


平日・所定休日法定休日

普通労働加算なし 35%加算

時間外労働(1日8時間超)

25%加算 35%加算

深夜労働 25%加算 60%加算

時間外深夜労働 50%加算 60%加算

※法定休日においては、時間外労働における加算義務はないでスワ


第３章に続きまスワ

２-４．つづく


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