月刊養豚情報 - 2015年10月号

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2015 10 FOR BEST QUALITY SWINE MONTHLY SWINE MAGAZINE“YOTON JOHO” 2015年10月1日発行[毎月1回1日発行] 第43巻第10号 通巻第489号 昭和51年2月20日第三種郵便物認可 ISSN0389‐4754 特集 畜産農場における供給者品質保証"SQA"と信頼確保 養豚生産から加工段階に至るHACCPの徹底――カナダ産豚肉の安全性確保の取り組み 農場HACCPによる畜産物の安全性・品質保証の具体的手法●編集部 米国の家畜生産段階における安全性確保と品質向上、高付加価値化●岩本嘉之 安心・安全な県産豚肉を料理教室通してPR――岐阜県養豚協会主催「第10回」地産地消運動 肉質と発育を兼ね備えたデュロック種系統豚「ユメサクラエース」誕生 特別グラビア

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Page 1: 月刊養豚情報 - 2015年10月号

養豚情報201510

2015

10FOR BEST QUALITY SWINE

MONTHLY SWINE MAGAZINE“YOTON JOHO”

2015年10月1日発行[毎月1回1日発行] 第43巻第10号 通巻第489号 昭和51年2月20日第三種郵便物認可 ISSN0389‐4754

鶏卵肉情報センター

﹇特集﹈畜産農場における供給者品質保証”SQA

“と信頼確保

特集 畜産農場における供給者品質保証"SQA"と信頼確保養豚生産から加工段階に至るHACCPの徹底――カナダ産豚肉の安全性確保の取り組み農場HACCPによる畜産物の安全性・品質保証の具体的手法●編集部米国の家畜生産段階における安全性確保と品質向上、高付加価値化●岩本嘉之

安心・安全な県産豚肉を料理教室通してPR――岐阜県養豚協会主催「第10回」地産地消運動肉質と発育を兼ね備えたデュロック種系統豚「ユメサクラエース」誕生

特別グラビア

Page 2: 月刊養豚情報 - 2015年10月号
Page 5: 月刊養豚情報 - 2015年10月号

51 栄養と衛生のコラムPIG UP PICK UP ◎東京サラヤ㈱・村松寿代 田原美恵子52 海外豚情報 ア・ラ・カルト ◎㈱エコアニマルヘルスジャパン・岡野圭介82 井上太郎の五里霧中◎井上太郎

9 巻頭言66 ニュース&新製品84 豚の統計96 広告索引・編集後記

今月の表紙

畜産農場における供給者品質保証"SQA"と信頼確保

14 農場HACCPによる畜産物の安全性・品質保証の具体的手法  ◎編集部18 米国の家畜生産段階における安全性確保と品質向上、高付加価値化  ◎本誌編集者 岩本嘉之

12 養豚生産から加工段階に至るHACCPの徹底――カナダ産豚肉の安全性確保の取り組み

特 集

4  安心・安全な県産豚肉を料理教室通してPR――岐阜県養豚協会主催「第10回」地産地消運動6  肉質と発育を兼ね備えたデュロック種系統豚「ユメサクラエース」誕生  ◎家畜改良センター宮崎牧場

連 載

etc.

No.489

肉質改良の切り札として期待される、独立行政法人家畜改良センター宮崎牧場のデュロック種系統豚「ユメサクラエース」

特別グラビア

2 0 1 510月号

31 農林水産省の平成28年度予算概算要求――総額2兆6497億円を計上

42 平成27年度東日本・中部地区種豚登録講習会開催――  種豚登録のための情報提供、生体審査も実施

トピックス

61 デンマークSKOV社の換気空調と脱臭システム  ◎㈱ダイヤ

製品紹介

44 ISERPD2015(第7回国際新興・再興豚病学会)参加報告4  ◎㈱エコアニマルヘルスジャパン 石垣克至

Page 6: 月刊養豚情報 - 2015年10月号

  

安心・安全な県産豚肉を料理教室通してPR岐阜県養豚協会主催「第10回地産地消運動」

月刊 養豚情報 2015.10₄

岐阜県養豚協会(吉野毅会長)は8月21 日、「第 10 回地産地消運動~安全・安心・新鮮を求めて 岐阜県産ポークの集い~」を岐阜県岐阜市・岐阜女子大学で開催した。この取り組みは、岐阜県産豚肉の消費拡大および地産地消を進めるため、一般消費者、畜産関係者、精肉販売店等流通関係者を対象に、岐阜県産豚肉の新しく、おいしいメニューを紹介し、普及拡大を図るとともに、養豚について理解を深めてもらうことを目的に開催されているもの。近年は2月と8月に行われる恒例行事として、豚肉を中心にした料理教室と勉強会が企画されており、第 10 回を迎える今回も公募により 18 組・36 名の親子(小~中学生が対象)が参加した。開会に当たり、吉野会長は「たくさんの方々に出席いただき誠にありがとうございます。海外から輸入されたものと違い、岐阜県内で生産された、新鮮な豚肉のおいしさをご理解いただき、その豚肉を使った料理を食べていただきたいという思いで取り組んでいる。消費者に参加していただき意見交換することで、お互いの顔が見え話のできる関係を、少しずつでも作っていけるのではないかと考えている」と、この取り組みに対する思いを述べた。また「お子さんたちにも参加していただくことで、豚肉のことを知ってもらいたい。今日の経験を周りの人にも話していただき、1回でも多く、岐阜

県産豚肉を使った料理を食卓に出していただければありがたい。我々は、安心・安全な豚肉を提供させていただこうという思いで生産に取り組んでいる。岐阜県にはたくさんの銘柄豚があるが、「まるっとんまい 清流の国岐阜県産ポーク」として PRを行っているところ。今後ともご愛顧願いたい」と県産豚肉を PRした。今回、豚肉をふんだんに使用したレシピとして紹介されたのは、ゆで豚マリネ、豚肉の梅きんぴら、豚ミンチとザーサイのスープの3品。豚肉の梅きんぴらは、岐阜県大垣市の高校生・岡田愛実さんが考案したレシピで、公募の上で採用されたメニューである。用意された豚肉は、岐阜市内に農場を構える 森岡養豚のモモ肉とバラ肉。森岡養豚は「飛騨けんとん・美濃けんとん」の生産に取り組んでおり、その高品質な豚肉は共進会をはじめ各所で高い評価を得ている。調理実習の講師は、調理コンサルタントの大西周氏がつとめ、はじめに調理の見本を説明。「あまり高温にならないようにじっくり茹でることで柔らかく仕上がる」「フライパンに材料を入れてから熱することで、慌てず調理ができ、肉や野菜が焦げにくい」と調理のポイントを解説した。同大学学生のサポートのもと、参加者は一生懸命調理に取り組んだ。試食では、業界関係者や養豚生産者8名が自己紹介するとともに、生産者と同じテーブルにつき料理を試食。食事中は