うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

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うちゅー人に おそわったこと “ヒトという種” としての自覚 編

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Entertainment & Humor


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未来のためのWEBマンガシリーズ 僕らは直立するサルだ! 「プロローグ・共同幻想 編」 http://www.slideshare.net/kokopellinco/ss-38327403 「"愛国" 編」 http://www.slideshare.net/kokopellinco/ss-38516670

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Page 1: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

うちゅー人におそわったこと

“ヒトという種”としての自覚 編

Page 2: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

あのさ 宇宙から見てて 前から思ってたんだけどさーキミら人間って なんか大きな勘違いしてるよね~

Page 3: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

野山を切り開いてヒトだけが暮らす「都市」を作り 他の動物達は殺したり 檻に閉じ込めたり・・ いったい何様だと思っとるんや

Page 4: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

そもそもキミらヒトのDNAは チンパンジーと 99%以上同じで いわば親戚同士やで !およそ500万年前に彼らと分かれて 直立して歩くようになった直立猿人なんや

なるほど・・・

Page 5: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

たとえば裸足になって 音楽に合わせ 思うままに身体を揺らして 踊ってみたらええ !世界中で大昔から キミら直立猿人は 二本足で大地に立ち 踊ってきた その記憶が身体の奥底から 蘇ってくるはずや !文明がゆきづまってる今こそ “ヒト”という種としての自覚を 取り戻す時やで

Page 6: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

忘れるな。キミらヒトは、直立するサルや。

そして この窮屈で不条理に見える“文明”は 君らの脳内妄想の産物なんや。

それを今から どういう妄想に変えていくかや。

Page 7: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

なるほど・・・ でもさ、僕らは都会に住んでるし洋服も着てて 全然ケモノっぽくない サルだ動物だって言われても 実感湧かないよ

Page 8: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

それはな、あんたらは

自己家畜化しとるんや

Page 9: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

イノシシなどの野生動物を捕らえ 安楽な環境でエサを与え続けると世代を重ねるうちに 体毛が短く顔が平らになる !これを“家畜化”という

家畜

野生

Page 10: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

野生

キミらヒトも 類人猿と比べると 体毛が短く 顔が平らやろ?安楽で清潔な人工環境で暮らし 食物は自分で捕らずお金で買う !つまりヒトは 自分自身を家畜化してきた動物や 学者たちは これを

”自己家畜化”と呼ぶんや

Page 11: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

今ではヒトの大部分が都市に住み 電子メディアに浸かって過ごす

自然に背を向け 人工的でバーチャルな環境にいるんや まさに自己家畜化の極致やな

Page 12: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

(T_T)・・・そうやってヒトが自己家畜化していくとどうなるの?

それはな、文明のシステムに頼らないと 生きていけなくなる、ということや。 震災の時、電気や水道やガスが止まり コンビニが空になって往生したやろ? この社会のシステムはいつどうなるか 誰もわからん。 何があっても生きのびられる方が ええんちゃうか?

Page 13: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

それだけやないで。清潔さを求めすぎて身体の抵抗力なくなったり 化学物質でアレルギーが増えたり 生きてる実感が薄れ 心の病になったり・・・

本来は自然界の一員である生きものなのに 自然から離れるから 心も身体もおかしくなってくるわ

Page 14: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

自然界が空気や水や食物をもたらしてくれるから ヒトも生きてられるんやで・・・ それを忘れて人間界だけが世界みたく錯覚してる。 !それで人間界の中で争ったり、弱い者から奪ったり、 自然界を破壊したりしてるわけや。

もうちょっと 他の生物種や チキュー全体のこと考えてほしいし、 ヒト同士ももっとうまくやってくれんとなあ 宇宙から見ててハラハラするわ

Page 15: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

これはチキューに暮らす基本やけど。 チキューでは 太陽の恵みで植物が育ち それを動物が食べ、死骸を微生物が分解する。 そういうサイクルが何億年も続いてきたんや。 なのにヒトは石油やらウランやら掘り出して このサイクルをメチャクチャにしてる。 自然界の循環に戻らないと、キミらに先はないで。

自然界と人間界のしくみ

Page 16: うちゅー人におそわったこと☆ヒトという種としての自覚 編

なるほど 自己家畜化して自然から離れるのが ヤバいのは よくわかったよ!

ウソつけ~!^^

え!? あ・・・・・そ、それは・・・ こ、このマンガの設定の都合ちゅうか わいらはそういうの超越してるちゅうか・・・ !あ、や、約束があったんや、 今日はこれまで~~~~

⇒ナナオサカキの詩「直立猿人」を聴く

でもさ・・・ キミはこうやってハイテクなUFOに乗って 自分の星の自然から離れて こんな所まで来て 大丈夫なの?

つづく