レジリエンス 講座資料ー

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RESILIENCE @MUS 2015.09.20

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RESILIENCE

@MUS 2015.09.20

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あなたにとってレジリエンスとは?

柔軟性

適応力

回復力

「橋や建物などの構造物が損傷を受けたあとでベースラインまで回復する性能」(土木工学) 「市民生活に欠かせないシステムが地震や洪水の被害からどのくらいのスピードで復旧できるか」(緊急時対応) 「回復不能な状態を回避する生態系の力」(生態学) 「トラウマ・悲劇的な脅威・ストレスの重大な原因などの逆境ー家族や重要他者との関係性の問題・深刻な健康問題・職場や経済的なストレッサーなどに直面したとき、それにうまく適応するプロセス」(米国心理学会)

「システム・企業・個人が極度の状況変化に直面したとき、基本的な目的と健全性を維持する能力」

「それぞれのビジョン・ミッション・バリューを全うする能力」

「レジリエンスとは、システムの特性である。」

U理論 マインドフルネス

RCP

ポジティブ心理学

AI

システム思考

プロセスワークNVC

コミュニケーションスキル

問題解決

自分の人生を全うしてほしい。

人生に働きかけることができるには?

1.リスクをうまく見極める。

2.自分自身をよく知る。

3.人生の意義・目的を見出す。

→問題解決

→ABCパターン・メンタルモデル

→ヴィジョン・ミッション・バリュー

レジリエンスの本質

1.感情調整力

2.衝動調整力

3.楽観力

4.原因分析力

5.共感力

6.自己効力感

7.リーチアウト力

R-Qテスト

1.感情調整力

1.感情調整力

プレッシャーのもとで落ち着きを保つ能力 *感情・注意力・行動をコントロールする。

2.衝動調整力

ex)マシュマロテスト *衝動調整力が高いと感情調整力も高い。

2.衝動調整力

3.楽観力

未来を比較的明るいものとしてとられる。 *自己効力感と連結した現実的な楽観力が

重要! *自己効力感:自分の問題を解決したり、 自分の世界を管理する能力に対する自信

3.楽観力

4.原因分析力

自分の問題の原因を性格に特定する能力。 *「説明スタイル」が原因分析力に重要。

*「説明スタイル」のコード化: 個人的(「自分」VS.「自分でない」)、

永続的(「いつも」VS.「いつもではない」)、 広汎的(「全て」VS.「全てではない」)

4.原因分析力

5.共感力

他者の心理的・感情的状態を示す手がかりをどれだけうまく読み取ることができるか。

5.共感力

6.自己効力感

世界において 自分は有能であるという感覚

6.自己効力感

7.リーチアウト力

働きかける能力。 *働きかけることは、自分の能力の真の限界が暴露されてしまうという恐怖にされされる。

7.リーチアウト力

レジリエンスの4つの原則

1. 人生は変えられる。

2. 思考がレジリエンスを引き上げる。

3. 正確な思考がカギとなる。

4. 人生の強みに再び意識を向ける。

レジリエンスの4つの原則

7つのレジリエンススキル

Skill1:自分をABC分析する

自分が もレジリエントでなくなり、 何度も繰り返す状況を深く理解

ABC理論

歪曲レンズの存在

反応的態度 (関係の4毒素)

批判 侮辱・見下し 自己弁護・防御

逃避

深層歪曲レンズ 私は、この人に…

攻撃されている。 見下されている。 否定されている。 解ってもらえて

ない。 避けられてる。

相手の言動・態度 「・・・・・」

B(思考)-C(結果)には、繋がりのパターンがある。

B(思考) C(結果)

自分に対する権利の侵害 怒り

現実世界の喪失・ または自尊心の喪失 悲しみ・落ち込み

他人に対する権利の侵害 罪悪感

未来の脅威 不安・怖れ

他人とのネガティブな比較 困惑

©Adaptive Learning System

思考のくせ

「なぜ?」思考:外的ー怒り、 内的ー悲しみ・落ち込み・罪悪感

「次は何?」思考:不安・怖れ

Skill2:思考の罠を避ける

8つの思考のワナ

1.早とちりする 2.トンネル視 3.拡大化と狭小化 4.個人化 5.外面化 6.過剰一般化 7.マインドリーディング 8.感情の理屈づけ

Skill3:氷山を見つける

「自分の根底思考」 本質的に自分を動かす動機

一般的な氷山思考の3つのカテゴリー

1.達成(成功は、人生の中で も重要!)

2.受容(好かれ・受け入れられ、賞賛されたい!)

3.コントロール        (自分がコントロールできないものは不快!)

氷山思考の問題

1.氷山思考はB-Cの繋がりの断絶を引

き起こすことがある。

2.氷山思考の衝突は、意志決定を難し

くする。

3.氷山思考は、ある特定の感情を過剰

経験として引き起こすことがる。

氷山の見つけ方

1.C-Bの不調和は?

2.Cの質がBのカテゴリーと不釣り合い?

3.一見したところ単純な意志決定だが、

自分が苦しんでいない?

氷山を見つける問い1.「それは、自分にとって何を意味しているのだろ

うか?」

2.「自分にとって一番頭にくるのは、どの部分だろ

うか?」

3.「自分にとって 悪なのは、どの部分?」

4.「それは、自分にとって何と言っているのだろう

か?」

5.「それは、何故そんなに悪いのだろうか?」*「何?」の問いに注意を向けることが重要!

→私達の思考の意味を全体的に説明するように導く。

Skill4:思い込みに挑む

*「なぜ?」思考に適応

「思い込みに挑む」7つのStep

1.逆境をABCで分析。(「なぜ?」思考のBに絞

る)

2.原因を円グラフにする。(「なぜ?」思考の

比率)

3.自分の説明スタイルを特定。

4.柔軟になる。

5.正確である。

6.新しい円グラフ

7.新しい解決策

原因分析

第1容疑者を 犯人と決めつけやすい。

*「説明スタイル」のコード化:

個人的(「自分」VS.「自分でない」)、

永続的(「いつも」VS.「いつもではない」)、

広汎的(「全て」VS.「全てではない」)

パイゲーム

(2003.ダイヤモンド社マーティンセリグマンetc.著、 枝廣淳子訳「つよい心を育てる心のワクチン」より引用)

A: Activating Event(出来事) B: Belief(信念) C: Consequence(結果)D: Disputation(反論) • 自分の考えを支持する証拠 • 自分の考えに反対する証拠 • 別の考え方

E: Energization(元気づけ)

(2003.ダイヤモンド社マーティンセリグマンetc.著、 枝廣淳子訳「つよい心を育てる心のワクチン」より引用)

犯人(原因)が 特定できたら…

Skill5:大局的に捉える

「 悪のケース」思考を食い止める →現実的な楽観的意識

*「次は何?」思考に適応

「大局的に捉える」5つのStep

1.ティッカーテープの連鎖を書き出す。

2.「 悪のケース」が起こる確率を見積もる。

3.「 高のケース」という代替思考をつくる。

4. もあり得そうな結果を特定する。

5. もあり得そうな結果に対する問題解決

Skill6:心を静めてフォーカシングする

Skill7:リアルタイム・レジリエンス

*速攻型スキル 同時に使われることが多い。

Skill6:心を静めてフォーカシングする

• コントロール不能になった感情を静める。 • 侵入思考が現れた時に意識を集中させる。 • 抱えているストレスを軽減させる。

Skill7:リアルタイム・レジリエンス

• 非生産的思考が生じたときに打ち勝つ。

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