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ESRI Discussion Paper Series No.256 公務員人件費のシミュレーション分析 増島 稔 December 2010 内閣府経済社会総合研究所 Economic and Social Research Institute Cabinet Office Tokyo, Japan

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ESRI Discussion Paper Series No.256

公務員人件費のシミュレーション分析

増島 稔

December 2010

内閣府経済社会総合研究所 Economic and Social Research Institute

Cabinet Office Tokyo, Japan

Page 2: 増島 稔 - ESRIESRI Discussion Paper Series No.256 公務員人件費のシミュレーション分析 増島 稔 December 2010 内閣府経済社会総合研究所 Economic and

ESRIディスカッション・ペーパー・シリーズは、内閣府経済社会総合研究所の研

究者および外部研究者によって行われた研究成果をとりまとめたものです。学界、研究

機関等の関係する方々から幅広くコメントを頂き、今後の研究に役立てることを意図し

て発表しております。 論文は、すべて研究者個人の責任で執筆されており、内閣府経済社会総合研究所の見

解を示すものではありません。 The views expressed in “ESRI Discussion Papers” are those of the authors and not those

of the Economic and Social Research Institute, the Cabinet Office, or the Government of Japan.

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1

公務員人件費のシミュレーション分析+

増島 稔*

+ 本稿の作成にあたり、小川亮氏(大阪府)、北浦義朗氏(前(財)関西社会経済研究所)から助言をいた

だいた。また、岩田一政氏((社)日本経済研究センター理事長、前内閣府経済社会総合研究所長)他から

有益なコメントをいただいた。萱園理氏((株)リベルタスコンサルティング)、難波了一氏(早稲田大学

大学院)にはデータ収集やプログラミングをお願いした。ここに記して感謝したい。残された誤りはすべ

て筆者の責任である。 * 内閣府経済社会総合研究所上席主任研究官

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1

要旨

公務員の採用行動と給与プロファイルに一定の仮定を置き、2008年度を基準年(※)と

して公務員人件費(実質値)の推移を試算した。その結果、初期時点の職員の年齢構成が

今後の公務員人件費の推移に大きな影響を与えることが明らかになった。

職員数が一定でも、職員の年齢構成が高齢化している地方公務員の給与総額は、年齢構

成が若返ることによって今後10年間で▲7%程度減少する。特に、都道府県の技能労務職

や市区町村の教育職の減少率が大きく、逆に警察職の減少率は小さい。国家公務員の給与

総額には大きな変化がない。

最近の厳しい職員削減傾向が続く場合、給与総額の減少率は大幅なものとなる。ただし、

国よりは地方の方が、また地方の中では市区町村の方が減少率は大きい。職種別にはその

他一般職、都道府県の技能労務職の減少率が大きく、警察職は逆に増加する。

今後は人口が減少することから、職員数を人口比で一定に保った場合、職員数は今後10

年間で▲2.5%減少し、給与総額も職員数一定の場合に比べてさらに▲2%程度減少する。

地方公務員の退職金は、団塊世代の退職がピークを越えたため、今後は大幅に減少して

いく。ただし、職種間や都道府県間のばらつきは大きい。

都道府県間では、初期時点の職員の高齢化の度合いが異なるため、今後10年間の給与総

額の減少率に大きな差が生じる。これに加えて、都道府県間の採用抑制努力や人口動態の

違いが、給与総額の増減率のばらつきを拡大する。また、都道府県ごとの退職金総額の増

減率にも初期時点の職員の年齢構成の違いが大きな影響を与える。

賃金カーブのフラット化は、初期時点の職員の年齢構成が高齢化している場合や今後高

齢化が進む場合に大きな人件費削減効果を持つ。

公務員人件費改革に当たっては、個別の地域や分野の行政需要、公務員の職員構成や給

与プロファイルの現状などを十分に考慮しつつ、定量的な分析に基づいて改革を進めてい

く必要がある。

※本試算は、2008年までの退職行動を前提とした機械的な試算であり、例えば国家公務員

の再就職規制の導入や今後の定年延長の可能性の影響などは反映していない。また、平成

23年度の国家公務員の新規採用抑制はこれまでの採用抑制を上回る内容となっている。

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Personnel Costs of Government

- Simulation Analysis -

Minoru MASUJIMA

Senior Research Fellow

Economic and Social Research Institute, Cabinet Office

Abstract

Real personnel costs of the government in the future will be affected by the

current age structure of government employees.

With the total number of employees fixed, personnel costs of the local

government will decrease by 7% in the next 10 years as the age structure of local

government officials will get younger. On the other hand, personnel costs of the central

government will stay unchanged. Retirement allowances of the local government will

decrease as most of the baby boomers have already retired. The rate of changes in

terms of wages and retirement allowances is varied significantly among prefectures.

Flattening the wage structure will reduce personnel costs more sharply when the

current share of aged employees is larger.

In reforming personnel costs of the government, a quantitative analysis will

be necessary in considering the structure of employees and wages as well as

administrative needs in each region and category.

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3

1.はじめに

平成 22年度の公務員の総数は 295.8万人であり、そのうちの約2割(58.2万人)を国

家公務員、残りの約8割を地方公務員(237.7 万人)が占めている。公務員の数は主要先

進国と比べて必ずしも多いわけではないが、それでも全国の雇用者(5500万人)の 5.4%

が公務員であり、雇用者のおよそ 20 人に 1 人が公務員という計算になる。公務員の人件

費も財政支出の大きなウェイトを占めており、国家公務員の人件費が 5.2 兆円、地方公務

員の人件費が 21.7兆円、議員歳費などを含めた国の総人件費と地方公務員の人件費の純計

では 27.6兆円(GDPの約 5.8%)にのぼっている1。国と地方の財政が逼迫するなかで人

件費の縮減は避けて通ることのできない課題となっている。

本研究では、公務員について、2008年度(平成 20年度)における年齢別の職員数、一

人当たりの平均給与、退職率(退職者数/職員数)を所与とし、採用行動に一定の仮定を

置いて、職員の総数と年齢構成、給与総額の推移を試算する。その際、公務員を国家公務

員と地方公務員に分け、さらに地方公務員については、団体別(都道府県計、全市区町村、

個別の都道府県)、職種別(一般行政職、技能労務職、その他一般職、教育公務員、警察職)

に分けて分析を行う。また、地方公務員については、給与総額に加えて退職金総額及びそ

の両者を含む人件費総額の推移についても試算し、給与プロファイルの変化の影響につい

ても試算を行う。

分析を通じて、退職行動や採用行動の違い、あるいは給与構造改革が、公務員の職員数、

年齢構成、給与や退職金の総額などに与える影響を定量的に明らかにし、公務員の人件費

改革を議論する上での定量的な目安を提供する。

本研究は、小川・北浦(2007a,2007b)を踏まえたものであるが、イ)国家公務員につい

ては平成 20 年度『国家公務員共済組合事業統計年報』(財務省)、地方公務員について

は最新の指定統計調査である平成 20年『地方公務員給与実態調査』(総務省)をベースと

していること、ロ)地方公共団体を都道府県計、全市区町村、各都道府県に細分化して分析

したこと、ハ)地方公務員の退職金への影響を試算したこと、ニ)給与プロファイルのフラ

ット化が地方公務員の給与総額に与える影響を試算したことに特色がある。

以下、第2節では本研究で用いたモデルを、第3節ではデータセットを解説する。第4

節ではシミュレーション結果を示す。第5節では結果を要約しインプリケーションをまと

める。

1 「平成 22 年度予算政府案公務員人件費」(財務省ホームページ)による。

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2.モデル

本研究では、公務員の職員数、年齢構成、給与や退職金の総額などの推移を試算できる

モデルを作成する。その際、公務員を国家公務員と地方公務員に分ける。地方公務員につ

いては、地方公共団体を都道府県計と全市区町村の二つに区分し、さらに都道府県計を個

別の都道府県に細分化する2。また、それぞれの団体区分ないし各都道府県について、職種

を一般行政職、技能労務職、その他一般職、教育公務員、警察職の5つに細分化する。

(1)職員数

職員数については、当年度の年齢別職員数を所与として、年齢別の退職率、採用者総数、

採用者の年齢構成を設定することによって、以下のようにして次年度以降の年齢別職員数

を求める。 i

tij

it,j

ij

i1t,1j AaN)r1(N     +−=++ (1)

ここで、i

t,jN は t年における職種 i年齢 jの職員数、 ijr は職種 i年齢jの職員の退職率(毎

年一定)、itA は t年における職種 iの採用者数を示す。また、 i

ja は職種 iの採用者の年齢

構成を示し、itA のうち年齢 jの職員の占める割合を示す。なお、退職には定年退職のみな

らず中途退職を含み、新規採用には新卒採用のみならず中途採用を含む。

(2)給与総額

公務員人件費は給与、退職金、共済組合等負担金、その他からなる。

そのうち、t 年における給与総額 tW は、上で求めた年齢別職員数に基準年( 0t 年)の

一人当たりの年齢別平均給与額を乗じて算出する。

∑=

=s

sj

it,j

it,jt NwW0

(2)

ここで、i

t,jw は t年における職種 i年齢 jの一人当たり平均給与額を示し、sと sはそれぞ

れ職員の最小年齢と最高年齢を示す。

給与には基本給(給料)のみならず諸手当も含まれている。しかし、(2)式を推計する際

に一人当たりの年齢別平均給与額として実際に利用可能なデータは諸手当を含まない場合

があり、また年齢区分も粗い場合があることなどから、(2)式による推計結果は相当程度の 2 政令市については、個別の都道府県と同様、団体ごとに職員数やその年齢構成などが把握できるが、市

町村合併により連続性のある時系列データを作成することができない。そのため、本研究では、個別の政

令市ごとの推計は行わず、全市区町村の合計の推計にとどめた。

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誤差を含んでいる。そのため、次式によって基準年の給与総額に対する変化率 tRW を求め、

これを主として分析の対象とする。

1Nw

Nw1

WW

RWi

t,j

s

sj

it,j

it,j

s

sj

it,j

t

tt

00

0

0

−=−=

=

= (3)

(3)退職金総額

地方公務員については、年齢別退職者数に当該年齢における退職手当支給率、一人当た

り退職手当支給額を乗じて退職金の合計額 tR を算出する。

∑=

=s

sj

it,j

ij

ij

it,jt NrrrrbR0

(4)

ここで、ijrr は職種 i年齢 jの退職者のうち退職手当を受け取る人の比率(毎年一定)を示

し、i

t,jrb は t年における職種 i年齢 jの退職者の受け取る退職手当額を示す。

職員給同様、(4)式による推計結果も相当程度の推計誤差を含んでいるので、次式によっ

て基準年の退職金総額に対する変化率 tRR を求め、これを主として分析の対象とする。

1Nrrrrb

Nrrrrb1

RRRR

it,j

ij

s

sj

ij

it,j

it,j

ij

s

sj

ij

it,j

t

tt

00

0

0

−=−=

=

= (5)

(4)人件費総額

地方公務員人件費のうち、共済組合負担金とその他の部分については給与総額の増減率

と同じ増減率で変化すると想定し、2008年度決算をベンチマークとして、以下の式によっ

て人件費総額の推移を推計した。

(t 年の人件費総額)=(2008 年度の退職金以外の人件費総額)×(1+ tRW )

+(2008 年度の退職金総額)×(1+ tRR ) (6)

なお、上記で求められる給与、退職金及び人件費の総額の変化率は、一人当たりの名目

賃金や退職金手当支給額の上昇率が職種や年齢を問わず一定であり、物価上昇率と等しい

場合には、実質ベースの変化率と考えることができる。

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3.データ

このモデルを用いてシミュレーションを行うためには、国、都道府県計、全市区町村、

47 都道府県ごとに、職種別、年齢階級別の職員数、一人当たり平均給与、退職者数、退職

手当支給率、一人当たり退職手当額、採用者数、採用者の年齢構成といったデータが必要

である。また、それらに一定の想定を置く必要がある。以下では、利用可能なデータと想

定の置き方について説明する。

(1)国家公務員人件費に関するデータおよび想定

国家公務員については、財務省の『国家公務員共済組合事業統計年報』から、年齢別の

職員数、退職者数、一人当たり平均給与のデータが入手できる3。入手できる年齢区分は、

16 歳未満の区分、16 歳以上67 歳未満における1 歳ごとの区分、67 歳以上の区分である。

ここでは、国家公務員共済組合の組合員数を職員数のデータとして、脱退者数を退職者

数のデータとして用いる。また、報酬月額(諸手当を含む)を12倍し期末手当等の額を加

えたものを一人当たりの平均年間給与のデータとして用いる。図表1は2008年度(平成20

年度)のデータを示している。

図表1 国家公務員の年齢別職員数、退職者数、一人当たり平均給与

イ)職員数

0

10000

20000

30000

40000

50000

60000

70000

80000

‐18

18‐19

20‐21

22‐23

24‐25

26‐27

28‐29

30‐31

32‐33

34‐35

36‐37

38‐39

40‐41

42‐43

44‐45

46‐47

48‐49

50‐51

52‐53

54‐55

56‐57

58‐59

60‐61

62‐63

64‐65

66‐

(人)

(年齢)

3 国家公務員共済組合には、日本郵政、国立大学法人、一部の独立行政法人の職員も含まれて

いる。

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ロ)退職者数

0

2000

4000

6000

8000

10000

12000‐18

18‐19

20‐21

22‐23

24‐25

26‐27

28‐29

30‐31

32‐33

34‐35

36‐37

38‐39

40‐41

42‐43

44‐45

46‐47

48‐49

50‐51

52‐53

54‐55

56‐57

58‐59

60‐61

62‐63

64‐65

66‐

(人)

(年齢)

ハ)一人当り平均給与

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

‐18

18‐19

20‐21

22‐23

24‐25

26‐27

28‐29

30‐31

32‐33

34‐35

36‐37

38‐39

40‐41

42‐43

44‐45

46‐47

48‐49

50‐51

52‐53

54‐55

56‐57

58‐59

60‐61

62‐63

64‐65

66‐

(万円)

(年齢)

年齢別採用者数は、『国家公務員共済組合事業統計年報』から入手できないので、年齢

別の組合員数と脱退者数から次式によってコーホートごとに推計する。

(2008年度加入者数)

=(2008年度末組合員数)-(2007年度末組合員数)+(2008年度脱退者数) (7)

シミュレーションでは、2005(平成 17)~2008(平成 20)年度のデータから、年齢別

退職率(退職者数÷前年度職員数)と採用者の年齢構成比(年齢別採用者数÷採用者総数)

の過去3ヵ年平均値を算出して用いた。

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(2)地方公務員人件費に関するデータおよび想定

地方公務員については、総務省の『地方公務員給与実態調査』を利用する。この調査は、

5年ごとに指定統計調査が行われ、その間の年に補充調査が行われる。本研究では、21年

10月に公表された平成 20年調査(指定統計調査)の結果をベンチマークとして用いる4。

イ)職員数、給与

(団体区分別)

団体区分別(都道府県計、全市区町村)の職員数と給与については、図表2、3に示す

ように、平成 20 年調査の第3表の2から職種別、年齢階級別の職員数及び平均給料月額

のデータを得ることができる。ただし、平均給料月額は諸手当を含んでいないことに留意

が必要である。データが入手可能な職種は、一般行政職、技能労務職、高等学校教育職、

小・中学校教育職、警察職の5つである。また、年齢については、18歳未満の区分、18・

19 歳の区分、20 歳以上 68 歳未満における4歳ごとの区分、68 歳以上の区分についてデ

ータを入手することができる。

このうち、職員数については、図表4に示すように、平成 20 年調査あるいは補充調査

の第3表の1(団体区分別、職種別、年齢別職員数)から、より詳細な職員区分のデータ

を得ることができる5。

これらをもとに、一般行政職、技能労務職、その他一般職、教育公務員、警察職の5つ

の職種別に、平成 20 年度における 1 歳刻みの年齢別の職員数を設定した。その際、各年

齢区分内の職員数を区分内の各年齢に同人数で按分した。

また、平均給料月額については、各年齢階層に属する職員は全て同一の給料を受け取る

ものとした。なお、その他一般職の年齢別平均給料月額は一般行政職に同じと想定した。

教育公務員の年齢別平均給料月額には、高等学校教育職と小・中学校教育職の年齢別平均

給料月額をそれぞれの年齢別職員数で加重平均したものを用いた。

図表5、6は、都道府県計と全市区町村について、平成 20 年における職種別にみた職

員の年齢別構成比と平均給料月額を示している。

4 その後、平成 21年調査(補充調査)の結果が公表されているが、補充調査では、団体別、職種別、年齢階級別の職員数と平均給料月額等のデータが整合的な形で利用できないので、そ

れらが利用可能な平成 20年調査(指定統計調査)を用いた。 5 年齢区分についても、18歳未満の区分、18歳以上 54歳未満における2歳ごとの区分、54歳以上 66歳未満における1歳ごとの区分、66歳以上の区分についてより詳細なデータを入手することができるが、平均給料月額のデータと整合的になるよう、平成 20年調査の第3表の2における年齢区分を用いた。

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図表2 職種別、年齢階級別職員数及び平均給料月額(都道府県計)

一般行政職

技能労務職

高等学校教育職

小・中学校教育職

警察職一般行政職

技能労務職

高等学校教育職

小・中学校教育職

警察職

18歳未満 - - - - - - - - - -18・19歳 630 4 10 - 3,029 144,185 139,425 157,440 - 169,74520~23歳 5,849 17 935 10,700 16,488 169,033 170,718 203,039 208,243 197,87724~27歳 13,485 154 5,101 37,221 32,328 195,013 191,588 231,226 232,364 225,13828~31歳 19,340 641 10,329 43,321 31,289 228,843 221,672 272,084 271,790 252,87432~35歳 31,155 1,581 15,783 49,796 25,500 270,734 250,984 314,345 315,644 292,48136~39歳 36,486 2,332 16,941 56,856 17,384 312,003 279,648 354,202 357,661 333,80140~43歳 34,230 2,893 21,750 68,690 17,700 354,518 306,002 389,329 387,607 374,33344~47歳 34,502 3,397 28,725 84,424 23,217 383,230 330,944 414,920 410,613 401,93848~51歳 33,124 3,586 24,594 101,275 27,317 404,763 352,639 436,624 431,084 421,09752~55歳 36,047 3,719 23,184 85,703 30,020 423,908 372,759 457,554 450,310 435,23156~59歳 37,356 4,907 20,313 55,985 28,281 443,328 390,827 474,527 467,899 448,50160~63歳 878 1,188 1,220 1,272 364 267,848 330,770 282,505 303,613 300,47764~67歳 2 - 1 1 - 457,700 - 407,800 260,000 -68歳以上 - - - 1 - - - - 260,000 -

合計 283,084 24,419 168,886 595,245 252,917 348,999 335,603 395,888 384,426 338,245

平均年齢 43.7 48.4 45.1 43.9 40.3

職員数(人) 平均給料月額(円)

図表3 職種別、年齢階級別職員数及び平均給料月額(全市区町村)

一般行政職

技能労務職

高等学校教育職

小・中学校教育職

警察職一般行政職

技能労務職

高等学校教育職

小・中学校教育職

警察職

18歳未満 - 2 - - - - 138,750 - - -18・19歳 881 57 3 - - 144,555 138,376 171,600 - -20~23歳 10,778 461 77 43 - 172,121 163,471 204,502 196,853 -24~27歳 31,697 1,670 325 105 - 196,877 189,832 233,271 215,483 -28~31歳 49,865 5,167 617 72 - 228,607 219,091 277,920 243,836 -32~35歳 69,415 11,271 1,040 74 - 267,039 248,825 322,483 270,993 -36~39歳 70,120 14,788 1,187 58 - 306,020 276,384 361,583 307,290 -40~43歳 58,004 16,747 1,548 36 - 345,141 300,959 400,490 353,604 -44~47歳 55,561 18,235 2,119 59 - 376,312 323,019 424,570 383,019 -48~51歳 67,536 18,357 1,759 101 - 400,447 342,590 444,603 401,532 -52~55歳 87,164 18,527 1,446 114 - 420,273 361,379 466,331 415,935 -56~59歳 82,564 25,467 1,203 70 - 442,276 380,362 480,632 429,675 -60~63歳 287 1,231 77 1 - 312,740 326,629 293,043 413,100 -64~67歳 11 - 3 - - 357,455 - 336,500 - -68歳以上 - - - - - - - - - -

合計 583,883 131,980 11,404 733 - 343,959 321,470 403,885 327,848

平均年齢 43.1 46.2 44.4 40.6

職員数(人) 平均給料月額(円)

出典:総務省『平成 20 年地方公務員給与の実態(地方公務員給与実態調査結果)』平成 21 年 10 月

「第3表の2 団体区分別,男女別,職種別,学歴別,年齢別職員数及び平均給料月額」より作

成。 注:平成 20 年 4 月 1 日時点。

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図表4 データの職種区分

合計 合計一般職員

一般行政職 一般行政職 一般行政職税務職 税務職海事職(一)海事職(二)研究職 研究職医師・歯科医師職 医師・歯科医師職薬剤師・医療技術職 薬剤師・医療技術職看護・保健職 看護・保健職福祉職 福祉職消防職企業職 企業職技能労務職 技能労務職 技能労務職第一号任期付研究員  第二号任期付研究員  特定任期付職員  

教育職大学(短大)教育職  高等(特殊・各種)学校教育職 高等(特殊・各種)学校教育職 高等学校教育職小・中学校(幼稚園)教育職 小・中学校(幼稚園)教育職 小・中学校教育職高等専門学校教育職  その他教育職  

警察職 警察職 警察職臨時職員    特定地方独立行政法人職員  特定地方独立行政法人臨時職員  

※指定統計調査、補充調査 ※補充調査のみ ※指定統計調査のみ

第3表 職種別、年齢別職員数     1 団体区分別

第3表 職種別、年齢別職員数     2 都道府県別

第3表の3 都道府県及び指定都市の各団体別、職種別、年齢別職員数及び平均給料月額

図表5 平成 20 年の職種別、年齢別職員構成比および平均給料月額(都道府県計)

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51 53 55 57 59 61 63 65 67

(%)

年齢

一般行政職 技能労務職 教育公務員 警察職

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

18歳未満

18・19歳

20~23歳

24~27歳

28~31歳

32~35歳

36~39歳

40~43歳

44~47歳

48~51歳

52~55歳

56~59歳

60~63歳

64~67歳

68歳以上

(円/月)

年齢

一般行政職 技能労務職 教育公務員 警察職

図表6 平成 20 年の職種別、年齢別職員構成比および平均給料月額(全市区町村)

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51 53 55 57 59 61 63 65 67

(%)

年齢

一般行政職 技能労務職 教育公務員

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

600,000

18歳未満

18・19歳

20~23歳

24~27歳

28~31歳

32~35歳

36~39歳

40~43歳

44~47歳

48~51歳

52~55歳

56~59歳

60~63歳

64~67歳

68歳以上

(円/月)

年齢

一般行政職 技能労務職 教育公務員

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(都道府県別)

都道府県別の職員数と給与についても、団体区分別と同様、平成 20 年調査の第3表の

3から職種別、年齢階級別の職員数及び平均給料月額のデータを得ることができる。

しかし、ベンチマークとなる平成 20 年の都道府県別の年齢別職員数は、前掲図表4に

示しているように、平成 20 年調査の第3表の3では、一般行政職、技能労務職、高等学

校教育職、小中学校教育職、警察職の5区分についてしか掲載されておらず、一般行政職

および技能労務職以外の一般職員(「その他一般職」)、高等学校教育職および小・中学校教

育職以外の教育公務員(「その他教育職」)の職員の数と年齢構成はわからない。そのため、

まず平成 16~19年の補完調査の第1表の2および第 3表の結果を用いて「その他一般職」、

「教育職」それぞれの過去3年の平均的な増減率を算出した。この増減率と平成 19 年度

の「その他一般職」、「教育職」の職員数をそれぞれ乗じ、これを平成 20 年度の両区分の

職員数の概算値とみなして比をとり、平成 20年度の両区分の職員数の比率とした。次に、

平成 20 年調査を用いて全職員数(第 1 表の2)から一般行政職、技能労務職、警察職の

職員数(第 3 表の3)を引いて平成 20 年度の「その他一般職」と「教育職」の職員数の

合計を求めた。これに先に求めた「その他一般職」と「教育職」の職員数の比率をかけて、

平成 20年度の両区分それぞれの職員数を求めた。「その他教育職」についてはここで求め

た「教育職」全体の人数から第 3表の3の高等学校教育職および小・中学校教育職を差し

引いて求めた。年齢別の職員数については、「その他一般職」は一般行政職、「その他教育

職」は高等学校教育職と小・中学校教育職の平均による年齢構成比でそれぞれ按分した。

これらのデータをもとに、団体区分別と同様の方法で、一般行政職、技能労務職、その

他一般職、教育職、警察職の5つの職種別に、平成 20年における年齢別の職員数と平均

給料月額を設定した。

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ロ)退職者数、退職手当

職種別、年齢階級別の退職者数及び退職手当の支給対象となる職員数と手当総額につい

ては、毎年の調査で、団体区分別(都道府県計、全市区町村)のデータを入手することが

できる。ただし、都道府県別のデータは入手できない。図表7、8は、平成 19 年 4 月 1

日から平成 20年 3月 31日までの期間の退職者数と退職手当に関するデータである。

図表7 職種別、年齢階級別退職者数及び退職手当額(都道府県計)

職員数手当総額(千円)

職員数手当総額(千円)

職員数手当総額(千円)

20歳未満 309 110 18,482 28 21 2,059 9 6 60220歳以上25歳未満 9,697 8,124 1,234,800 1,435 1,182 192,936 567 461 73,06025歳以上30歳未満 23,631 20,959 4,389,805 3,385 2,837 1,020,107 1,236 1,027 252,63130歳以上35歳未満 13,301 11,595 4,904,080 2,999 2,559 2,014,886 998 846 621,06035歳以上40歳未満 7,813 6,521 7,131,250 2,129 1,728 3,208,569 748 574 1,115,10240歳以上45歳未満 6,201 4,877 11,061,557 1,523 1,184 3,879,383 633 459 1,681,82045歳以上50歳未満 6,983 5,685 24,331,937 1,416 1,133 6,967,149 678 487 3,274,97950歳以上52歳未満 3,343 2,879 29,141,569 667 561 7,461,490 301 230 3,525,73752歳以上54歳未満 3,549 3,146 46,365,846 746 646 10,368,773 357 295 5,301,46854歳 1,951 1,780 32,778,599 419 374 7,287,435 201 175 3,916,39355歳 2,176 2,045 43,143,914 490 454 9,390,925 241 216 5,167,00956歳 2,186 2,090 46,226,064 615 587 13,056,487 332 317 7,572,71057歳 2,652 2,567 60,888,690 796 758 18,094,104 450 425 10,930,55858歳 3,499 3,413 85,878,239 1,132 1,096 27,549,418 657 636 17,342,75959歳 5,639 5,583 152,465,145 2,611 2,588 73,067,712 1,859 1,853 54,266,86060歳 37,411 37,397 1,027,687,124 13,479 13,470 355,405,320 8,068 8,064 220,203,29061歳以上65歳未満 964 936 6,322,805 431 422 5,237,075 56 55 52,67365歳以上 489 462 3,656,136 120 116 1,995,277 15 13 1,897合計 131,794 120,169 1,587,626,042 34,421 31,716 546,199,105 17,406 16,139 335,300,608一人あたり平均手当額 12,046 13,212 15,868 17,222 19,264 20,776

職員数手当総額(千円)

職員数手当総額(千円)

職員数手当総額(千円)

20歳未満 3 2 163 8 7 7,349 273 82 9,07420歳以上25歳未満 94 90 10,207 6,974 6,413 910,127 1,270 514 128,16925歳以上30歳未満 107 100 19,723 18,770 17,468 3,017,299 1,391 583 316,15130歳以上35歳未満 84 77 40,319 9,702 8,735 2,416,475 520 234 407,59835歳以上40歳未満 92 81 81,071 5,314 4,647 3,367,624 319 110 497,77040歳以上45歳未満 76 71 158,870 4,299 3,569 5,934,666 360 108 1,192,23445歳以上50歳未満 127 125 384,852 5,227 4,388 14,866,911 323 151 2,393,94050歳以上52歳未満 64 62 245,278 2,519 2,219 19,390,070 153 95 2,222,28652歳以上54歳未満 65 64 359,419 2,598 2,330 31,869,670 198 163 3,962,12554歳 29 29 230,776 1,375 1,270 22,078,645 155 134 3,379,77955歳 53 52 367,941 1,472 1,399 28,658,604 208 186 4,943,53256歳 41 40 451,018 1,379 1,335 28,553,363 189 165 4,544,20957歳 55 54 618,801 1,534 1,516 34,773,219 320 291 7,965,92858歳 81 79 981,907 1,825 1,810 44,312,632 538 503 13,935,82359歳 101 98 1,569,881 2,101 2,087 53,526,351 925 906 25,827,11160歳 1,302 1,302 26,795,822 17,406 17,401 492,477,708 6,479 6,479 178,666,70461歳以上65歳未満 277 275 4,142,615 532 513 1,062,621 0 0 065歳以上 23 22 3,712 365 342 1,552,680 0 0 0合計 2,674 2,623 36,462,375 83,400 77,449 788,776,014 13,621 10,704 250,392,433一人あたり平均手当額 13,636 13,901 9,458 10,184 18,383 23,392

全職員 一般職員 一般職員うち一般行政職

退職者数退職手当の支給対象

退職者数退職手当の支給対象

退職者数退職手当の支給対象

一般職員うち技能労務職 教育公務員

退職者数退職手当の支給対象

退職者数退職手当の支給対象

警察職

退職者数退職手当の支給対象

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図表8 職種別、年齢階級別退職者数及び退職手当額(全市区町村)

職員数手当総額(千円)

職員数手当総額(千円)

職員数手当総額(千円)

20歳未満 16 9 800 13 8 633 6 5 43820歳以上25歳未満 1,411 1,151 305,218 1,285 1,062 286,987 274 228 63,77925歳以上30歳未満 4,783 4,089 2,473,488 4,457 3,846 2,371,014 947 790 456,86330歳以上35歳未満 4,861 4,005 5,158,251 4,591 3,837 4,965,272 929 793 1,294,71035歳以上40歳未満 3,446 2,716 7,226,359 3,229 2,611 6,972,878 748 608 2,160,09940歳以上45歳未満 2,537 1,759 9,389,982 2,286 1,678 9,041,891 597 404 2,946,39745歳以上50歳未満 3,109 1,925 21,848,528 2,662 1,833 20,988,078 864 575 8,550,51450歳以上52歳未満 2,060 1,520 30,114,955 1,812 1,441 28,494,240 677 523 11,336,04352歳以上54歳未満 2,531 2,036 45,338,409 2,296 1,934 43,131,737 1,072 928 22,394,99154歳 1,548 1,346 32,243,673 1,430 1,292 30,880,486 743 665 16,778,35755歳 2,016 1,800 44,526,582 1,891 1,734 42,932,555 1,002 933 24,434,81456歳 2,046 1,870 46,741,260 1,933 1,807 45,136,179 1,032 964 25,206,77857歳 2,650 2,456 63,029,392 2,521 2,381 61,019,307 1,439 1,365 36,589,29258歳 3,824 3,677 95,828,321 3,692 3,585 93,403,212 2,226 2,171 58,987,55559歳 4,644 4,591 120,137,026 4,534 4,488 117,474,273 2,844 2,823 77,347,21360歳 34,532 34,501 865,009,236 33,879 33,852 847,628,773 17,577 17,565 472,605,29261歳以上65歳未満 455 437 7,850,581 436 420 7,615,720 23 18 163,25765歳以上 140 139 3,295,570 111 110 2,662,150 10 10 50,103合計 76,609 70,027 1,400,517,631 73,058 67,919 1,365,005,385 33,010 31,368 761,366,495一人あたり平均手当額 18,281 20,000 18,684 20,098 23,065 24,272

職員数手当総額(千円)

職員数手当総額(千円)

20歳未満 0 0 0 3 1 16720歳以上25歳未満 30 25 9,210 126 89 18,23125歳以上30歳未満 74 64 60,680 326 243 102,47430歳以上35歳未満 136 122 212,400 270 168 192,97935歳以上40歳未満 145 130 374,910 217 105 253,48140歳以上45歳未満 148 138 752,056 251 81 348,09145歳以上50歳未満 181 169 1,589,320 447 92 860,45050歳以上52歳未満 119 115 1,788,550 248 79 1,620,71552歳以上54歳未満 141 139 2,486,606 235 102 2,206,67254歳 88 86 1,613,606 118 54 1,363,18755歳 133 130 2,491,962 125 66 1,594,02756歳 148 148 2,915,736 113 63 1,605,08157歳 189 187 3,938,037 129 75 2,010,08558歳 320 320 6,441,528 132 92 2,425,10959歳 411 410 8,281,550 110 103 2,662,75360歳 7,405 7,404 148,490,147 653 649 17,380,46361歳以上65歳未満 336 334 6,287,279 19 17 234,86165歳以上 1 1 9,485 29 29 633,420合計 10,005 9,922 187,743,062 3,551 2,108 35,512,246一人あたり平均手当額 18,765 18,922 10,001 16,846

全職員 一般職員 一般職員うち一般行政職

退職者数退職手当の支給対象

退職者数退職手当の支給対象

退職者数退職手当の支給対象

一般職員うち技能労務職 教育公務員

退職者数退職手当の支給対象

退職者数退職手当の支給対象

出典:総務省『平成 20 年地方公務員給与の実態(地方公務員給与実態調査結果)』平成 21 年 10 月

「第 15 表団体区分別,職員区分別,退職事由別,年齢別退職者数及び退職手当額」より作成。

注:平成 19 年 4 月 1 日~ 20 年 3 月 31 日の期間。

年齢区分については、20 歳未満の区分、20 歳以上 50 歳未満における5歳ごとの区分、

50歳以上 54歳未満における2歳ごとの区分、54歳以上 60歳以下における1歳ごとの区

分、61歳以上 65歳未満の区分、65歳以上の年齢区分で入手できる。

シミュレーションで用いる退職率には、平成 17年~20年調査から、団体区分(都道府

県計、全市区町村)別に、年齢別の退職率(退職者数÷前年度職員数)の過去3ヵ年平均

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値を算出して用いた。その際、1歳刻みの年齢別職員数を前述のように設定した後、同一

の退職年齢区分の中においては退職年齢ごとの退職率は等しいと仮定した。

なお、一部の職種、年齢層では職員の流動性が非常に高いと考えられること、また職員

数と退職者数における定義上の相違等もあり、推計上の退職率が 100%を上回るケースが

あるが、その場合には退職率を 100%として試算した。また、職員の年齢は 66 歳を上限

としている。

退職者のうち退職手当の支給対象となる者の割合、一人あたりの退職手当支給額につい

ては平成 20年調査のデータをそのまま用いた。

都道府県別のデータについては把握できないため、都道府県計と同じとした。

図表9、10は、団体区分(都道府県計、全市区町村)ごとに、職種別年齢別の退職率お

よび一人当たり退職手当額を示したものである。

図表9 職種別、年齢別退職率および一人当たり退職手当額(都道府県計)

0

20

40

60

80

100

19歳以下

25~29歳

35~39歳

45~49歳

52~53歳

55歳

57歳

59歳

61~64歳

(%)

年齢

一般行政職 技能労務職 その他一般行政職

教育公務員 警察職

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

19歳以下

25~29歳

35~39歳

45~49歳

52~53歳

55歳

57歳

59歳

61~64歳

(千円/人)

年齢

一般行政職 技能労務職 その他一般行政職

教育公務員 警察職

図表 10 職種別、年齢別退職率および一人当たり退職手当額(全市区町村)

0

20

40

60

80

100

19歳以下

25~29歳

35~39歳

45~49歳

52~53歳

55歳

57歳

59歳

61~64歳

(%)

年齢

一般行政職 技能労務職 その他一般行政職 教育公務員

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

19歳以下

25~29歳

35~39歳

45~49歳

52~53歳

55歳

57歳

59歳

61~64歳

(千円/人)

年齢

一般行政職 技能労務職

その他一般行政職 教育公務員

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15

ハ)採用者の年齢構成

採用者数については、団体区分別の全職種合計の5歳刻みの採用者数(図表 11)と職種

別の採用者数が把握できるだけである。

本研究では、退職率を所与とし、職員数の増減率に一定の仮定を置いて採用者数を求め、

これを図表 11で示した採用者の年齢構成をもとに按分して年齢別の採用者数を求める。

採用者の年齢構成については、職種別や都道府県別のデータは存在しないため、すべて

の職種あるいはすべての都道府県で共通としている。

図表 11 団体区分別,年齢別採用者数

(人) 20歳未満 20~24歳 25~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳以上 計全団体 3,865 39,695 25,529 15,404 6,707 3,577 196 94,973都道府県 2,676 24,059 16,239 8,599 3,286 1,871 77 56,807指定都市 281 2,936 1,816 1,447 620 366 18 7,484市 731 10,307 6,083 4,619 2,380 1,143 91 25,354特別区 54 766 465 93 75 40 2 1,495町村 123 1,627 926 646 346 157 8 3,833全市町村 1,189 15,636 9,290 6,805 3,421 1,706 119 38,166

(%) 20歳未満 20~24歳 25~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳以上 計全団体 4.1 41.8 26.9 16.2 7.1 3.8 0.2 100.0都道府県 4.7 42.4 28.6 15.1 5.8 3.3 0.1 100.0指定都市 3.8 39.2 24.3 19.3 8.3 4.9 0.2 100.0市 2.9 40.7 24.0 18.2 9.4 4.5 0.4 100.0特別区 3.6 51.2 31.1 6.2 5.0 2.7 0.1 100.0全市町村 3.2 42.4 24.2 16.9 9.0 4.1 0.2 100.0

出典:総務省『平成 20 年地方公務員給与の実態』平成 21 年 10 月 注1:全地方公共団体には,一部事務組合等を含まない。 注2:平成 19 年4月1日~平成 20 年3月 31 日の間における採用者数(臨時職員及び再任用職員を除

く)である。

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4.シミュレーション結果

本節では、前節までに説明したモデルとデータセットを用いて、採用行動や給与プ

ロファイルの想定の違いが、公務員の人件費(給与総額、退職金総額)の推移にどの

ような影響を与えるかを試算する。

(1) 採用行動の違いが公務員人件費に与える影響

イ)シナリオ

2008 年度を基準年として、国家公務員及び地方公務員の都道府県計、全市区町村、

47都道府県の合計 50の区分についてシミュレーションを行った。

国家公務員、地方公務員の都道府県計、全市区町村それぞれの年齢別退職率は現状(過

去3年の平均)と同じと想定した。都道府県ごとの年齢別退職率のデータはないので、都

道府県計と同じとした。一方、採用者数については、以下の3つのシナリオを置いた。

(a) 職員数一定ケース:職員数が変化しない(退職者数と同数の職員を採用する)と

想定。

(b) 採用行動継続ケース:これまでの職員数の変化率(過去3年平均)が今後も続く

と想定。

(c) 人口比維持ケース:職員数の変化率が人口変化率と同じになる(住民一人当たり

公務員数が一定となる)と想定。

前述の通り、採用する職員の年齢構成は、国家公務員については、(7)式から求められる

年齢別採用者数から、採用者の年齢構成比(年齢別採用者数÷採用者数)の過去3ヵ年平

均値を算出して用いた。また、地方公務員については、図表 11 の団体区分別の全職種の

採用者の年齢構成比を用いた。いずれも上記の3つのシナリオ全てに共通とした。

なお、以下では、10年後の 2018年度までのシミュレーション結果を主として分析する

こととし、参考として 20年後の 2028年度までのシミュレーション結果を掲載する。

ロ)給与総額

(職員数一定ケース)

職員総数が2008年度の水準で一定となるよう、毎年、退職者と同数の新規採用を行うと

仮定した。このケースでは、職員数は変化しないため、職員の年齢構成の変化が人件費に

影響を与えることになる(図表12、13、参考図表1、2、3、6)。

2018年度までの今後10年間の給与総額の変化をみると、国家公務員の給与総額は▲

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17

0.3%とほとんど変化しない。これは、職員の年齢構成が30歳代後半から40歳代前半をピー

クとするなだらかな山型のまま変化しないためである。

地方公務員の給与総額は、都道府県計、全市区町村はいずれも▲7%前後の減少となる。

これは、初期時点(2008年度)において、高齢の職員の構成比が高いためである。今後10

年の間に給料の高い50歳代以上の高齢職員が退職し、20歳代を中心とした給料の低い若い

新規採用職員に置き換わる。職員数は一定でも、年齢構成が若返るため、給与総額が減少

するのである。

職種別に見ると、都道府県計では、技能労務職の減少率が▲17.6%と高い。これは、初

期時点において50歳代後半の高齢職員の構成比が高いことと、退職率が全体的に高く職員

構成の若返りが進みやすいことによるものである。一方、警察職の減少率は▲1.0%と小さ

い。警察職は、初期時点において30歳前後と50歳代に年齢構成のピークがある。そのため、

給料水準の高い50歳代の職員が退職していくことによって給与総額が減少する一方で、30

歳前後の職員がより給料の高い30歳代、40歳代に移行していくため、給与総額を削減する

効果が減殺されるのである。

また、全市区町村では、教育公務員の減少率が▲12.6%と高い。全市区町村の教育公務

員は、都道府県の初期時点において40歳代後半をピークとして高齢の職員ほど構成比が高

い傾向があり、退職率が全体的に高いため、職員構成の若返りが進みやすい。

都道府県計の教育公務員や全市区町村の技能労務職も高齢職員の構成比が高いが、退職

率が全体的に低いため、給与総額の削減率は全職員の平均をやや上回る程度にとどまって

いる。

図表 12 職員数の変化(職員数一定ケース)

イ)国家公務員

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

200,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

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ロ)地方公務員

都道府県計

合計

一般行政職

技能労務職

その他一般職

教育公務員

警察職

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

45,000

50,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

45,000

50,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

全市区町村

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,00019歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

90,000

100,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

0

0

0

0

1

1

1

1

1

1

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

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19

図表 13 給与総額の変化(対 2008 年度比、職員数一定ケース) イ)国家公務員・地方公務員(都道府県計、全市区町村)

-8%

-7%

-6%

-5%

-4%

-3%

-2%

-1%

0%2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 (年度)

国家公務員

都道府県計

全市区町村

ロ)地方公務員(都道府県計)

-18%

-16%

-14%

-12%

-10%

-8%

-6%

-4%

-2%

0%2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 (年度)

警察職

一般行政職

都道府県計

教育公務員

その他一般職技能労務職

ハ)地方公務員(全市区町村)

-18%

-16%

-14%

-12%

-10%

-8%

-6%

-4%

-2%

0%2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 (年度)

一般行政職

全市区町村

技能労務職

その他一般職

教育公務員

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20

ニ)総括表

2013年度 2018年度 2023年度 2028年度国家公務員 -0.2% -0.3% -0.5% -1.1%地方公務員 都道府県計 合計 -4.6% -6.9% -7.8% -7.4%

一般行政職 -4.5% -6.4% -7.5% -8.1%技能労務職 -14.4% -17.6% -19.2% -19.4%その他一般職 -7.0% -10.4% -12.3% -13.3%教育公務員 -4.8% -7.8% -9.1% -8.9%警察職 -1.5% -1.0% 1.0% 3.9%

全市区町村 合計 -5.5% -7.4% -7.1% -6.8%一般行政職 -4.8% -5.9% -4.9% -4.1%技能労務職 -6.6% -8.5% -10.0% -10.9%その他一般職 -6.0% -8.5% -8.5% -8.3%教育公務員 -8.0% -12.6% -15.2% -15.6%

(採用行動継続ケース)

近年、国と地方公共団体は厳しい採用抑制を続けてきた。こうした採用行動を継続し、

職員の削減率を過去3年間(2005~2008年度)の平均で維持すると仮定して職員数と給与

総額の変化をみた(図表14、参考図表1、2、4、7)。

図表 14 職員数と給与総額の変化(対 2008 年度比、採用行動継続ケース)

職員数2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

国家公務員 -4.4% -8.5% -12.5% -16.3%地方公務員 都道府県計 合計 -3.3% -6.2% -8.9% -11.2%

一般行政職 -4.7% -9.1% -13.3% -17.4%技能労務職 -9.4% -17.9% -25.7% -32.7%その他一般職 -13.8% -25.6% -35.9% -44.7%教育公務員 -3.1% -6.1% -9.1% -11.9%警察職 5.2% 10.6% 16.3% 22.4%

全市区町村 合計 -7.7% -14.1% -19.5% -24.1%一般行政職 -0.9% -1.8% -2.6% -3.5%技能労務職 -0.4% -0.8% -1.2% -1.6%その他一般職 -17.6% -32.0% -44.0% -53.8%教育公務員 -12.6% -23.6% -33.2% -41.6%

給与2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

国家公務員 -3.2% -6.7% -10.6% -15.1%地方公務員 都道府県計 合計 -6.8% -11.5% -14.7% -16.5%

一般行政職 -7.6% -12.9% -17.6% -22.1%技能労務職 -20.9% -30.7% -38.6% -44.7%その他一般職 -16.1% -28.6% -39.3% -48.6%教育公務員 -7.0% -12.6% -16.5% -19.0%警察職 2.4% 7.5% 14.9% 23.9%

全市区町村 合計 -11.0% -18.1% -22.8% -27.0%一般行政職 -5.4% -7.2% -7.0% -7.0%技能労務職 -6.8% -9.1% -11.0% -12.2%その他一般職 -18.4% -32.6% -43.4% -53.1%教育公務員 -17.0% -30.3% -41.1% -48.9%

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21

2018年度までの今後10年間に職員数は、国家公務員で▲8.5%、地方公務員のうち都道

府県計で▲6.2%、全市区町村で▲14.1%の減少となる。都道府県計ではその他一般職(▲

25.6%)や技能労務職(▲17.9%)の削減率が大きく、逆に警察職では10.6%増加する。

全市区町村ではその他一般職(▲32.0%)や教育公務員(▲23.6%)の削減率が大きい。

こうした地方公務員の職種別の職員数の削減率のばらつきは、最近の職種別の採用動向の

違いを反映している。技能労務職は業務のアウトソーシングなどによって採用が抑制され

てきた。また、教育公務員も少子化を反映して採用が少なくなってきている。警察職は治

安の悪化などを背景に採用が増加してきている。

採用行動継続ケースでは、職員数一定ケースに比べて、職員数が減少(増加)する分だ

け採用が減少(増加)するため、給与総額が少なく(多く)なる。ただし、採用者は相対

的に給与の低い若い職員が多いので、職員数の減少(増加)率ほどには給与総額は変化し

ない。その結果、2018年度までの今後10年間の給与総額は、国家公務員で▲6.7%(職員数

一定ケースでは▲0.3%)、地方公務員では都道府県計で▲11.5%(同▲7.4%)、全市区

町村で▲18.1%(同▲6.9%)の減少にとどまる。

(人口比維持ケース)

今後、日本の人口は減少し、今後10年間で約2.5%減少すると予想されている。そこで、

人口一人当りの公務員数が変化しないよう、人口の減少にあわせて採用者数を抑えること

によって職員数を削減し、職員数を人口比で維持するケースを試算した(図表15、参考図

表1、2、5、8)。

図表 15 給与総額の変化(対 2008 年度比、人口比維持ケース)

2013年度 2018年度 2023年度 2028年度国家公務員 -0.9% -2.4% -4.6% -7.8%地方公務員 都道府県計 合計 -5.2% -8.8% -11.5% -13.7%

一般行政職 -5.1% -8.1% -11.0% -14.0%技能労務職 -15.0% -19.4% -22.7% -25.2%その他一般職 -7.5% -12.1% -15.8% -19.1%教育公務員 -5.3% -9.6% -12.9% -15.2%警察職 -2.1% -3.0% -3.0% -2.7%

全市区町村 合計 -6.1% -9.2% -10.8% -12.9%一般行政職 -5.3% -7.7% -8.6% -10.3%技能労務職 -7.1% -10.3% -13.6% -16.9%その他一般職 -6.6% -10.3% -12.2% -14.4%教育公務員 -8.6% -14.4% -18.9% -21.6%

職員数 -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%

人口比維持ケースでは、職員数一定ケースに比べて、職員数は今後10年間で人口の減少

率と同じ▲2.5%だけ減少する。職員数が減少する分だけ採用が減少するため、給与総額は

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22

少なくなる。ただし、採用者は相対的に給与の低い若い職員が多いので、職員数の減少率

ほどには給与総額は変化しない。その結果、2018年度までの今後10年間の給与総額は、職

員数一定ケースよりも2%程度減少幅が大きくなる。国家公務員では▲2.4%(職員数一定

ケースでは▲0.3%)、地方公務員のうち都道府県計で▲8.8%(同▲6.9%)、全市区町村

で▲9.2%(同▲7.4%)の減少となる。なお、後述するように、このケースでは、都道府

県別の給与総額の増減に大きな差が生じる。

ハ)地方公務員の退職金総額

いわゆる団塊世代の大量退職が社会・経済に与える影響は「2007年問題」と呼ばれてき

た。団塊世代の退職がピークを越えたため、今後、退職手当の支給総額は減少していくと

試算される。

図表 16 退職金総額の変化(対 2008 年度比、職員数一定ケース)

2013年度 2018年度 2023年度 2028年度地方公務員 都道府県計 合計 -10.1% -16.0% -24.0% -32.9%

一般行政職 -27.6% -35.9% -35.3% -33.9%技能労務職 -47.1% -56.5% -61.5% -69.6%その他一般職 -21.5% -33.7% -36.1% -38.9%教育公務員 3.6% 1.6% -10.6% -25.7%警察職 -18.9% -29.5% -40.0% -46.6%

全市区町村 合計 -23.8% -40.5% -44.4% -38.6%一般行政職 -25.7% -43.5% -46.9% -37.2%技能労務職 -34.7% -37.8% -37.7% -45.1%その他一般職 -18.8% -38.1% -43.5% -38.1%教育公務員 -17.7% -25.7% -33.1% -49.5%

例えば、職員数一定ケースの退職金総額は(図表16)、2018年までの10年間で、都道府

県計では▲16.0%、全市区町村では▲40.5%減少する。都道府県計の減少率が全市区町村

のそれに比べて低いのは、都道府県において大きなシェアを占める教育公務員の退職金が

2018年度にかけて若干ながら増加することなどによるものである。初期時点(2008年度)

において、都道府県の教育公務員の年齢構成は40代後半から50代前半にピークがある。こ

の年齢層の職員が2018年度に退職期を迎えるため、退職手当の支給総額が増加するのであ

る(前掲図表12ロ))。

都道府県の教育公務員に典型的に見られるように、退職金総額は、給与総額に比べて、

職種間のばらつきが大きい。後述するように、都道府県別に見ても、退職金総額の増減に

は大きな差が生じる。各年度の退職金支給総額に対しては、退職比率が最も高く、退職金

支給額の大きい50歳代後半の年代の職員数の動きが大きな影響を与える。この年代の職員

数は、初期時点の職員の年齢構成に依存する度合いが大きいため、退職金支給総額の変動

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23

も大きくなりがちである。

なお、退職金の支給は、今後の採用行動からはあまり大きな影響を受けないので、採用

行動の異なる他のシナリオとの差は小さい。退職金総額の減少率は、職員数の採用抑制傾

向の強い順に、採用行動継続ケースが最も大きく、次いで人口比維持ケース、職員数一定

ケースの順となっている(参考図表3、6)。

ニ)地方公務員の人件費総額

地方公務員について、2008 年度の退職金以外の人件費総額(給与、共済組合負担金、そ

の他)と退職金総額をベンチマークとして、前者を給与総額の伸びで、後者を退職金総額

の伸びでそれぞれ延伸して合計することによって、人件費総額の推移を試算した。

都道府県計の人件費は、『平成 20年度都道府県決算状況調』によると 90.1%が退職金以

外の人件費、残りの 9.9%が退職金となっている。また、全市区町村の人件費は、『地方財

政白書』と『平成 20 年度東京都特別区普通会計決算の概要』によると 87.2%が退職金以

外の人件費、残りの 12.8%が退職金となっている。したがって、上記のようにして計算し

た都道府県計あるいは全市区町村の人件費総額の推計値は、約9割が退職金以外の人件費

の伸びに、残りの約1割が退職金の伸びに連動して決定されることになる。

2018年度までの 10年間の人件費総額の変化を見ると(図表 17)、都道府県計、全市区

町村とも、いずれのケースでも、給与総額の減少率よりも退職金総額の減少率のほうが大

きいことから、人件費総額は、給与総額の減少率を若干上回って減少する。例えば、職員

数一定ケースを見ると、都道府県計では、給与が▲6.9%、退職金が▲16.0%減少するため、

人件費総額では▲7.8%減少する。同様に、全市区町村では、給与が▲7.4%、退職金が▲

40.5%減少するため、人件費総額では▲11.6%減少する。 図表 17 人件費総額の変化(対 2008 年度比、職員数一定ケース)

2013年度 2018年度 2023年度 2028年度地方公務員 都道府県計 職員数一定 -5.2% -7.8% -9.4% -10.0%

採用行動継続 -7.2% -12.1% -15.8% -18.5%人口比維持 -5.7% -9.5% -12.9% -15.8%

全市区町村 職員数一定 -7.9% -11.6% -11.9% -10.9%採用行動継続 -12.8% -21.3% -26.1% -29.2%人口比維持 -8.4% -13.3% -15.2% -16.4%

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24

ホ)都道府県別の人件費

(給与総額)

都道府県別に2018年度までの給与総額の推移を比較した(参考図表9)6。

職員数一定ケースを見ると(図表18)、都道府県計では▲7.1%の減少となる。これを

都道府県別にみると、職員の年齢構成の違いを反映して、減少率の差は最大で8.3%に達す

る。減少率が大きいのは奈良、石川、和歌山、埼玉であり10%前後の減少率となっている。

逆に減少率が低いのは鹿児島、鳥取、北海道、沖縄であり減少率は4%前後にとどまって

いる。

図表 18 都道府県別の給与総額(対 2008 年度比、職員数一定ケース)

‐14.0%

‐12.0%

‐10.0%

‐8.0%

‐6.0%

‐4.0%

‐2.0%

0.0%2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 (年度)

鹿児島県

鳥取県

北海道

沖縄県

全国

埼玉県

和歌山県

石川県

奈良県

職員数一定ケースについて、都道府県別に職員構成の変化を見ると(図表19)、減少率

が大きい県は初期時点の職員構成が高齢化している。2018年度にかけて高齢職員が若年職

員に置き換わるため、給与総額の減少が大きなものとなる。一方、減少率の小さい道県は

初期時点の職員の年齢構成のピークが40歳前後の世代にある。2018年度にかけて高齢職員

が若年職員に置き換わり給与総額の減少要因となるものの、構成比の高い40歳代の世代が

高齢化し給与総額の増加要因となるため、給与総額の減少率が小さなものとなるのである。

6 職種別に推計して集計した都道府県計の推計結果(参考図表1)との間には誤差が生じる。

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25

図表19 都道府県別の職員構成(職員数一定ケース)

イ)給与総額の減少率が大きい県

奈良 石川

和歌山 埼玉

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

ロ)給与総額の減少率が小さい道県

鹿児島 鳥取

北海道 沖縄

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

5,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

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26

次に、採用行動継続ケースでは、給与総額の減少率は都道府県計で▲10.7%となってお

り、職員数一定ケースの▲7.1%よりも減少率が▲3.6%大きい。これは、2018年度にかけ

て都道府県計の職員数が▲5.1%減少するためである。このことは、これまで、都道府県が

全体として見ると厳しい採用抑制をしてきたことを反映している。しかし、都道府県間で

は職員数の削減率に差がみられており(図表20)、過去の採用抑制行動に違いがあること

を示唆している7。採用行動継続ケースの給与総額の削減率の大きさが職員数一定ケースの

それを最も大きく上回っているのは奈良県でありその差は17.1%となっている。一方、後

者が前者を最も大きく上回っているのは大阪府でありその差は7.5%となっている。

図表 20 2018 年度の給与総額(採用行動継続ケース、対 2008 年度比)

‐35.0%

‐30.0%

‐25.0%

‐20.0%

‐15.0%

‐10.0%

‐5.0%

0.0%

5.0%

10.0%

北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県

全国計

採用行動の影響 職員数一定 採用行動継続

最後に、人口比維持ケースでは、給与総額の減少率は都道府県計で▲9.1%となってお

り、職員数一定ケースの▲7.1%よりも減少率が▲2.0%大きい。これは、2018年度にかけ

て全国の人口が▲2.5%減少し職員数も同率だけ減少するためである。都道府県別に見ると

(図表21)、人口動態の違いを反映して、給与総額は、職員数一定ケースに比べて、沖縄、

東京、神奈川、愛知、滋賀では1~3%程度増加するのに対して、秋田、和歌山、青森で

は6~7%程度減少する。

7 ただし、過去の採用行動の違いは、過去の退職者数の差を反映している可能性があることに留意が必要である。

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27

図表 21 2018 年度の給与総額(人口比維持ケース、対 2008 年度比)

イ)人口変動の影響(職員数一定ケースとの差)

‐20.0%

‐15.0%

‐10.0%

‐5.0%

0.0%

5.0%

北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県

全国計

人口変動の影響 職員数一定 人口比維持

ロ)人口減少を上回る採用抑制(採用行動継続ケースとの差)

‐35.0%

‐30.0%

‐25.0%

‐20.0%

‐15.0%

‐10.0%

‐5.0%

0.0%

5.0%

北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県

全国計

人口減少を上回る採用抑制 採用行動継続 人口比維持

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なお、人口比維持ケースを採用行動継続ケースと比較してみると8、両者の間には緩やか

な相関が見受けられる。また、採用行動継続ケースの減少率のほうが人口比維持ケースの

それに比べて大きい傾向が見られる。このことは、各都道府県が、人口の減少傾向を反映

しつつ、人口の減少傾向を上回る厳しい採用抑制を行ってきたことを示唆している。

(退職手当)

都道府県別に2018年度までの退職金総額の推移を比較した(参考図表10)。

職員数一定ケースを見ると(図表22)、都道府県計では▲16.7%の減少であるが、都道

府県別にみると、高齢職員の年齢構成の違いを反映して、4割以上減少する県から2割以

上増加する県まで大きな差が生じる。減少率が3割を超えているのは、沖縄、東京、大阪、

愛知の都府県である。逆に鳥取が20.9%、香川が14.9%の増加となっており、次いで山形、

広島の増加率が高い。

シナリオ間の差は小さい。都道府県別の減少率を見ると、職員数一定ケースに比べて、

採用行動継続ケースでは▲5.6~1.5%、人口比維持ケースでは▲2.2~0.7%の差があるに

過ぎない。

増減率の大きい都府県について、職員構成の変化を見た(図表23)。減少率の大きい都

府県では、初期時点において50歳代以上の年齢層の職員の構成比率が高い。50歳代後半の

職員はその多くが退職期に当たるため、初期時点の退職金総額を押し上げる要因となる。

しかし、初期時点において50歳代の職員の大部分は、2018年度までにはすでに退職してい

るため、2018年度における退職者の数は少なくなり、退職金総額も大幅に減少する。一方、

増加率の大きい県では、初期時点において40歳代後半の年齢層の職員の構成比率が高い。

そのため、初期時点の退職者は少なく退職金総額は大きくない。しかし、初期時点におい

て40歳代後半の職員は2018年度にちょうど退職期を迎えるため、2018年度における退職者

の数は多くなり、退職金総額も大幅に増加する。

8 ただし、人口比維持ケースは将来の人口動向を、採用行動継続ケースは過去3年間の採用抑制傾向を反映している。

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図表22 退職金総額(職員数一定ケース)

イ)2018 年度の対 2008 年度比

‐50.0%

‐40.0%

‐30.0%

‐20.0%

‐10.0%

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県

全国計

ロ)増減率の大きい都府県の推移

‐50.0%

‐40.0%

‐30.0%

‐20.0%

‐10.0%

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 (年度)

鳥取県

香川県

山形県

広島県

全国

神奈川県

愛知県

大阪府

東京都

沖縄県

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30

図表 23 職員構成の変化(職員数一定ケース)

イ)退職金の減少率が大きい都府県

沖縄 東京

大阪 愛知

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

ロ)退職金の増加率が大きい県

鳥取 香川

山形 広島

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008 2013 2018

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31

(人件費総額)

前述の通り、人件費総額の増減率は、給与総額の増減率と退職金総額の増減率を加重平

均したものになっている。加重平均のウェイトは、2018 年度における退職金以外の人件費

(給与、共済組合負担金、その他)と退職金の比率である。この比率は、『平成 20年度都

道府県決算状況調』によると、都道府県ごとに若干の違いはあるものの、概ね9:1程度

である。したがって、人件費総額の増減率は給与総額の増減率と大きく異なることはない。

2018年度までの 10年間の人件費総額の変化を見ると(参考図表 11)、いずれのケース

でも、都道府県計では、給与総額の減少率よりも退職金総額の減少率が大きいことから、

人件費総額は、給与総額の減少率を若干上回って減少する。しかし、各都道府県別に見る

と、例えば、職員数一定ケースでは(図表 24)、退職金総額が増加する県や給与総額の減

少率が退職金総額の減少率よりも大きい府県も相当数見られている。 図表 24 2018 年度の人件費総額(職員数一定ケース、対 2008 年度比)

‐14.0%

‐12.0%

‐10.0%

‐8.0%

‐6.0%

‐4.0%

‐2.0%

0.0%

2.0%

4.0%

北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県

全国計

人件費の伸び-給与の伸び 人件費総額 給与総額

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32

(2)給料のフラット化が地方公務員人件費に与える影響

給料プロファイルの想定の変更が公務員人件費に及ぼす影響を試算するため、都道府県

計における人口比維持ケースをベースラインとし、都道府県の合計および職種別内訳につ

いて、年齢別に以下の給料引き下げ目標を課した上で、(a)1年で引き下げるケース、(b)

5年間かけて段階的に引き下げるケース、(c)10年間かけて段階的に引き下げるケース

(それぞれ前年比を定率で引き下げ)を想定して、給料総額に与える影響を職種別に試算

した。

図表 25 給料カーブのフラット化の想定

年齢区分 引下げ目標

35歳以下 変更なし

36~39歳 2%減

40~43歳 4%減

44~47歳 6%減

48~55歳 8%減

56歳以上 10%減

以下は、各ケースにおける人件費総額の増減率の変化(乗数)を見たものである。職員

の年齢構成の違いによって、職種別にみた人件費減少率の変化に若干の違いが見られる。

引き下げの初年度である 2009 年度においては、技能労務職や教育公務員の給料総額への

影響が大きい。これは、給料カーブのフラット化によって高齢者を中心に給料が減少する

ため、初期時点において高齢者の比率が高い技能労務職や教育公務員の人件費の減少率が

大きくなるためである。一方、高齢者の比率が低い警察職は、給料カーブのフラット化に

よる影響が小さい。ただし、技能労務職では、徐々に若年の職員の比率が高まるが、それ

らの年齢層の職員の給料はあまり低下しないため、2018年度に近づくにつれて、人件費の

減少率は当初に比べて小さくなっていく。

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図表 26 給料引下げの影響(1年で引き下げたケース)

2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度'09年度から'18年度までの人件費総

合計 0.00 -5.40 -5.34 -5.29 -5.26 -5.19 -5.12 -5.07 -5.01 -4.95 -4.90 -5.16

一般行政職 0.00 -5.44 -5.38 -5.34 -5.31 -5.27 -5.24 -5.21 -5.19 -5.17 -5.16 -5.27

技能労務職 0.00 -6.42 -6.06 -5.71 -5.41 -5.19 -4.99 -4.83 -4.68 -4.54 -4.41 -5.25

その他一般職 0.00 -5.06 -4.98 -4.90 -4.84 -4.80 -4.75 -4.71 -4.66 -4.63 -4.61 -4.80

教育公務員 0.00 -5.61 -5.58 -5.56 -5.56 -5.47 -5.40 -5.34 -5.28 -5.18 -5.09 -5.41

警察職 0.00 -4.74 -4.63 -4.54 -4.46 -4.39 -4.32 -4.25 -4.20 -4.20 -4.20 -4.39

-7

-6

-5

-4

-3

-2

-1

0

2008年度

2009年度

2010年度

2011年度

2012年度

2013年度

2014年度

2015年度

2016年度

2017年度

2018年度

(%)

合計 一般行政職 技能労務職 その他一般職 教育公務員 警察職

図表 27 給料引下げの影響(5年間かけて段階的に引き下げたケース)

2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度'09年度から'18年度までの人件費総

合計 0.00 -1.11 -2.19 -3.23 -4.24 -5.19 -5.12 -5.07 -5.01 -4.95 -4.90 -4.07

一般行政職 0.00 -1.12 -2.20 -3.25 -4.28 -5.27 -5.24 -5.21 -5.19 -5.17 -5.16 -4.18

技能労務職 0.00 -1.33 -2.49 -3.48 -4.37 -5.19 -4.99 -4.83 -4.68 -4.54 -4.41 -3.98

その他一般職 0.00 -1.05 -2.04 -2.99 -3.90 -4.80 -4.75 -4.71 -4.66 -4.63 -4.61 -3.78

教育公務員 0.00 -1.16 -2.29 -3.39 -4.48 -5.47 -5.40 -5.34 -5.28 -5.18 -5.09 -4.28

警察職 0.00 -0.98 -1.90 -2.77 -3.60 -4.39 -4.32 -4.25 -4.20 -4.20 -4.20 -3.47

-6

-5

-4

-3

-2

-1

0

2008年度

2009年度

2010年度

2011年度

2012年度

2013年度

2014年度

2015年度

2016年度

2017年度

2018年度

(%)

合計 一般行政職 技能労務職 その他一般職 教育公務員 警察職

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図表 28 給料引下げの影響(10 年間かけて段階的に引き下げたケース)

2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度'09年度から'18年度までの人件費総

合計 0.00 -0.56 -1.10 -1.63 -2.16 -2.65 -3.12 -3.59 -4.04 -4.47 -4.90 -2.79

一般行政職 0.00 -0.56 -1.11 -1.65 -2.17 -2.69 -3.19 -3.69 -4.18 -4.67 -5.16 -2.88

技能労務職 0.00 -0.67 -1.25 -1.76 -2.22 -2.65 -3.05 -3.42 -3.77 -4.10 -4.41 -2.68

その他一般職 0.00 -0.52 -1.03 -1.51 -1.98 -2.45 -2.90 -3.33 -3.76 -4.19 -4.61 -2.59

教育公務員 0.00 -0.58 -1.15 -1.72 -2.28 -2.79 -3.29 -3.78 -4.26 -4.68 -5.09 -2.92

警察職 0.00 -0.49 -0.96 -1.40 -1.83 -2.24 -2.63 -3.01 -3.39 -3.79 -4.20 -2.39

-6

-5

-4

-3

-2

-1

0

2008年度

2009年度

2010年度

2011年度

2012年度

2013年度

2014年度

2015年度

2016年度

2017年度

2018年度

(%)

合計 一般行政職 技能労務職 その他一般職 教育公務員 警察職

5.まとめ

本研究では、公務員について、初期時点(2008年度)における年齢別の職員数、一人当

たり平均給与、退職率を所与として、採用行動に一定の仮定を置き、職員の総数と年齢構

成、人件費の推移を試算した。そして、今後の採用行動や給料プロファイルの変化が公務

員人件費に与える影響を定量的に評価した。その結果、初期時点の職員の年齢構成が今後

の公務員人件費の推移に大きな影響を与えることが明らかになった。

退職者数と同数の新規採用を行って職員数を一定に保った場合(職員数一定ケース)、

国家公務員については、職員の年齢構成が山型で安定しているため、給与総額(実質値)

に大きな変化はない。一方、地方公務員については、これまでの厳しい新規採用抑制によ

って職員の年齢構成が高齢化しているため、職員数が一定でも年齢構成が若返ることによ

って給与総額が今後10年間で▲7%程度減少する。特に、都道府県の技能労務職や市区町

村の教育職の減少率が大きく、逆に警察職の減少率は小さい。

過去3年間の平均的な職員数の純減(率)が続く場合(採用行動継続ケース)、職員数

一定ケースと比較して、給与総額の減少率は大幅なものとなる。ただし、これまでの職員

数の動向の違いを反映して、国家公務員と地方公務員の別、地方公務員の職種の別によっ

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て給与総額の減少率は大きく異なる。国よりは地方の方が、また地方の中では市区町村の

職員数削減による影響が大幅となっている。職種別にはその他一般職、都道府県の技能労

務職の減少率が大きく、警察職は逆に増加する。

職員数を人口比で一定に保った場合(人口比維持ケース)、人口が減少することから、

職員数は今後10年間で▲2.5%減少し、給与総額も職員数一定ケースに比べてさらに▲2%

程度減少する。

地方公務員の退職金は、2008年度の人件費総額の1割程度を占めているが、団塊世代の

退職がピークを越えたため、今後は大幅に減少していく。ただし、職種間や都道府県間の

ばらつきは大きい。

都道府県間では、初期時点の高齢化の度合いが異なるため、今後10年間の給与総額の減

少率に8%ポイント強の開きが生じる(職員数一定ケース)。これに加えて、都道府県間

の採用抑制努力や人口動態の違いが、給与総額の増減率のばらつきを拡大する。また、都

道府県ごとの退職金総額の増減率にも初期時点の職員の年齢構成の違いが大きな影響を与

える。

賃金カーブのフラット化は、初期時点の職員の年齢構成が高齢化している場合や今後高

齢化が進む場合に大きな人件費削減効果を持つ。

本試算は、退職率、採用者数やその年齢構成、給料プロファイルなどに関する仮定に基

づいた機械的な試算である。また利用できるデータが非常に限られていることからさまざ

まな想定に基づく試算となっている。例えば、国家公務員については、2008年12月の国家

公務員法改正により再就職規制が導入されており、勧奨退職者の出現率が低下していくと

見られる。また、平成22年度の人事院勧告では、65歳定年制の実現に向けて、公務におけ

る高齢期雇用の基本的な方向と定年延長に向けた制度見直しの骨格が示されている。一方、

平成23年度の国家公務員の新規採用を厳しく抑制する方針が決まっている。こうした動き

は公務員人件費の推移に大きな影響を与えるが、本試算には反映されていない。したがっ

て、本試算の限界には十分に留意する必要があるが、本試算を通じて、公務員人件費と言

っても、国家公務員と地方公務員の別、給与と退職金の別、職種の別によって、その動向

には大きな差が生じうることが明らかになった。

公務員人件費の改革は、財政構造改革を進める上で避けて通ることのできない課題であ

る。しかし、改革が画一的な歳出削減に矮小化されてはならない。社会経済情勢や行政ニ

ーズの変化に的確に対応し、必要な行政サービスが効率的に提供できる制度設計が求めら

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36

れている。そのためには、個別の地域や分野の行政需要、公務員の職員構成や給与プロフ

ァイルの現状などを十分に考慮しつつ、改革の効果に関する定量的な分析に基づいて改革

を進めていく必要がある。できるだけ正確な評価ができるよう、分析手法の改善や利用し

やすい形での一層のデータの開示が望まれる。

【参考文献】

稲継裕明(2006)、『自治体の人事システム改革-ひとは「自学」で育つ』ぎょうせい

小川亮・北浦義朗(2007a)、「公務員人件費はどこまで減らせるのか~コーホート要因法に

基づくシミュレーション分析~」、関西社会経済研究所 Discussion Paper Series No.5

小川亮・北浦義朗(2007b)、「地方公務員人件費はどこまで減らせるのか~コーホート要

因法に基づく定員管理シミュレーション分析~」、関西社会経済研究所 Discussion Paper

Series No.9

山本正憲(2008)、『日本の地方公務員の人件費研究-地方分権時代における給与と福利厚生

費の公民均衡のあり方を焦点に-』ブイツーソリューション

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参考図表1 総括表(対 2008 年度比)

(a) (b) (c) (a) (b) (c) (a) (b) (c) (a) (b) (c)職員数変化率 0.0% -4.4% -1.0% 0.0% -8.5% -2.9% 0.0% -12.5% -5.4% 0.0% -16.3% -8.4%給与変化率 -0.2% -3.2% -0.9% -0.3% -6.7% -2.4% -0.5% -10.6% -4.6% -1.1% -15.1% -7.8%

都道府県計

(a) (b) (c) (a) (b) (c) (a) (b) (c) (a) (b) (c)給与変化率 -4.6% -6.8% -5.2% -6.9% -11.5% -8.8% -7.8% -14.7% -11.5% -7.4% -16.5% -13.7%退職金変化率 -10.1% -10.7% -10.2% -16.0% -17.4% -16.5% -24.0% -26.4% -25.1% -32.9% -36.5% -34.8%人件費変化率 -5.2% -7.2% -5.7% -7.8% -12.1% -9.5% -9.4% -15.8% -12.9% -10.0% -18.5% -15.8%給与変化率 -4.5% -7.6% -5.1% -6.4% -12.9% -8.1% -7.5% -17.6% -11.0% -8.1% -22.1% -14.0%退職金変化率 -27.6% -28.0% -27.6% -35.9% -37.0% -36.2% -35.3% -37.1% -35.8% -33.9% -36.7% -35.0%給与変化率 -14.4% -20.9% -15.0% -17.6% -30.7% -19.4% -19.2% -38.6% -22.7% -19.4% -44.7% -25.2%退職金変化率 -47.1% -48.4% -47.2% -56.5% -59.2% -56.9% -61.5% -66.0% -62.3% -69.6% -76.1% -70.9%給与変化率 -7.0% -16.1% -7.5% -10.4% -28.6% -12.1% -12.3% -39.3% -15.8% -13.3% -48.6% -19.1%退職金変化率 -21.5% -23.5% -21.7% -33.7% -37.9% -34.0% -36.1% -43.2% -36.9% -38.9% -49.2% -40.4%給与変化率 -4.8% -7.0% -5.3% -7.8% -12.6% -9.6% -9.1% -16.5% -12.9% -8.9% -19.0% -15.2%退職金変化率 3.6% 2.9% 3.4% 1.6% -0.1% 1.0% -10.6% -13.6% -12.0% -25.7% -30.3% -28.3%給与変化率 -1.5% 2.4% -2.1% -1.0% 7.5% -3.0% 1.0% 14.9% -3.0% 3.9% 23.9% -2.7%退職金変化率 -18.9% -18.3% -19.0% -29.5% -28.1% -29.8% -40.0% -37.4% -40.7% -46.6% -42.5% -47.8%

全市区町村

(a) (b) (c) (a) (b) (c) (a) (b) (c) (a) (b) (c)給与変化率 -5.5% -11.0% -6.1% -7.4% -18.1% -9.2% -7.1% -22.8% -10.8% -6.8% -27.0% -12.9%退職金変化率 -23.8% -25.1% -23.9% -40.5% -43.2% -40.9% -44.4% -48.8% -45.3% -38.6% -44.7% -40.2%人件費変化率 -7.9% -12.8% -8.4% -11.6% -21.3% -13.3% -11.9% -26.1% -15.2% -10.9% -29.2% -16.4%給与変化率 -4.8% -5.4% -5.3% -5.9% -7.2% -7.7% -4.9% -7.0% -8.6% -4.1% -7.0% -10.3%退職金変化率 -25.7% -25.8% -25.8% -43.5% -43.7% -43.8% -46.9% -47.4% -47.7% -37.2% -37.9% -38.6%給与変化率 -6.6% -6.8% -7.1% -8.5% -9.1% -10.3% -10.0% -11.0% -13.6% -10.9% -12.2% -16.9%退職金変化率 -34.7% -34.8% -34.8% -37.8% -37.9% -38.2% -37.7% -37.9% -38.4% -45.1% -45.4% -46.3%給与変化率 -6.0% -18.4% -6.6% -8.5% -32.6% -10.3% -8.5% -43.4% -12.2% -8.3% -53.1% -14.4%退職金変化率 -18.8% -22.0% -18.9% -38.1% -44.5% -38.6% -43.5% -53.9% -44.5% -38.1% -52.7% -39.9%給与変化率 -8.0% -17.0% -8.6% -12.6% -30.3% -14.4% -15.2% -41.1% -18.9% -15.6% -48.9% -21.6%退職金変化率 -17.7% -20.7% -17.9% -25.7% -31.6% -26.3% -33.1% -42.4% -34.4% -49.5% -62.3% -51.7%給与変化率 - - - - - - - - - - - -退職金変化率 - - - - - - - - - - - -

全職種

全職種

全職種

2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

2028年度

警察職

一般行政職

技能労務職

その他一般職

2028年度

一般行政職

技能労務職

2013年度

警察職

2018年度

その他一般職

教育公務員

教育公務員

2023年度

2023年度

2013年度 2018年度

注1:(a)は職員数一定ケース、(b)は採用行動継続ケース、(c)は人口比維持ケースの結果。 注2:地方公務員の給与変化率は諸手当を含まない給料の変化率。 注3:地方公務員の人件費変化率は、基準年における退職金以外の人件費(給与、共済組合負担金、その他)

が給与変化率で、また退職金総額が退職金変化率で変化した場合の人件費総額の変化率

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参考図表2 国家公務員

≪職員数一定ケース≫2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 1,053,120 1,053,120 1,053,120 1,053,120 1,053,12019歳以下 8,870 13,543 13,518 13,698 14,09720~24 76,394 78,633 80,484 81,274 83,41025~29 114,570 129,543 130,784 132,667 135,31530~34 148,495 130,203 141,664 142,948 145,54035~39 172,530 153,397 137,428 147,495 149,25640~44 152,830 168,352 151,350 136,996 146,39545~49 144,740 147,583 161,845 146,306 133,27550~54 119,239 126,712 129,059 142,059 127,47455~59 88,219 79,329 83,795 85,433 93,52460歳以上 27,233 25,825 23,194 24,243 24,834

平均年齢 40.1 39.9 39.9 39.9 39.7定員変化率 - 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%給料額変化率 - -0.2% -0.3% -0.5% -1.1%退職金変化率 - - - - -

≪採用行動継続ケース≫2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 1,053,120 1,007,217 963,315 921,327 881,16819歳以下 8,870 11,042 10,549 10,432 10,57020~24 76,394 65,638 63,532 62,300 62,83725~29 114,570 115,585 105,605 102,896 102,65630~34 148,495 123,084 122,248 113,773 111,96035~39 172,530 149,141 126,029 124,889 117,72140~44 152,830 166,111 144,745 123,630 122,70345~49 144,740 146,398 158,309 138,574 119,18850~54 119,239 126,449 127,686 138,583 120,29755~59 88,219 77,827 81,818 82,581 89,23860歳以上 27,233 25,943 22,795 23,668 23,998

平均年齢 40.1 40.4 40.7 40.9 40.7定員変化率 - -4.4% -8.5% -12.5% -16.3%給料額変化率 - -3.2% -6.7% -10.6% -15.1%退職金変化率 - - - - -

≪人口比維持ケース≫2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 1,053,120 1,042,272 1,022,968 996,714 965,08419歳以下 8,870 12,810 12,202 11,812 11,67820~24 76,394 75,380 73,707 71,064 69,94725~29 114,570 126,368 122,094 118,277 115,45930~34 148,495 128,579 135,829 131,081 127,57735~39 172,530 152,448 134,000 139,368 134,90540~44 152,830 167,855 149,430 132,277 136,91145~49 144,740 147,324 160,825 143,674 127,78050~54 119,239 126,653 128,703 140,968 124,90655~59 88,219 78,937 83,005 84,102 91,40860歳以上 27,233 25,917 23,173 24,093 24,511

平均年齢 40.1 40.0 40.2 40.4 40.3定員変化率 - -1.0% -2.9% -5.4% -8.4%給料額変化率 - -0.9% -2.4% -4.6% -7.8%退職金変化率 - - - - -

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

200,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

200,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

200,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

Page 42: 増島 稔 - ESRIESRI Discussion Paper Series No.256 公務員人件費のシミュレーション分析 増島 稔 December 2010 内閣府経済社会総合研究所 Economic and

39

参考図表3 地方公務員・都道府県計(職員数一定ケース)

合計 2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度職員数 1,560,686 1,560,686 1,560,686 1,560,686 1,560,686

19歳以下 4,046 13,203 14,372 14,390 13,83120~24 63,512 149,526 159,735 158,958 152,81825~29 135,644 169,722 200,490 199,601 192,49630~34 171,693 157,927 186,364 203,218 197,38635~39 195,244 187,164 186,494 208,225 218,45440~44 224,852 200,491 201,416 202,325 219,06045~49 264,041 218,378 201,974 204,107 204,18850~54 267,744 242,487 206,559 194,008 195,68355~59 228,239 218,126 200,191 173,061 164,26460歳以上 5,672 3,663 3,092 2,795 2,506

平均年齢 43.0 41.1 40.0 39.5 39.5定員変化率 - -0.0% -0.0% -0.0% -0.0%給料額変化率 - -4.6% -6.9% -7.8% -7.4%退職金変化率 - -10.1% -16.0% -24.0% -32.9%

一般行政職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 283,084 283,084 283,084 283,084 283,08419歳以下 630 1,471 1,389 1,397 1,38520~24 9,220 24,515 23,652 23,348 23,19925~29 19,784 29,974 39,065 37,965 37,67230~34 33,036 26,593 33,892 41,205 40,29535~39 44,275 35,855 29,567 35,980 42,60540~44 42,856 44,875 36,809 30,878 36,80345~49 42,439 42,165 43,882 36,346 30,83350~54 43,597 40,518 40,142 41,670 34,75055~59 46,368 37,072 34,642 34,251 35,50060歳以上 880 45 43 42 42

平均年齢 43.2 41.2 40.5 40.1 39.8定員変化率 - -0.0% -0.0% -0.0% -0.0%給料額変化率 - -4.5% -6.4% -7.5% -8.1%退職金変化率 - -27.6% -35.9% -35.3% -33.9%

技能労務職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 24,419 24,419 24,419 24,419 24,41919歳以下 4 352 358 362 35520~24 56 2,763 2,813 2,842 2,79125~29 436 3,759 4,196 4,255 4,21230~34 1,506 2,296 3,821 4,031 4,03735~39 2,727 2,111 2,639 3,350 3,43240~44 3,742 2,346 2,179 2,464 2,83945~49 4,341 3,178 2,324 2,220 2,39750~54 4,582 3,709 2,923 2,293 2,21355~59 5,837 3,412 2,880 2,355 1,93560歳以上 1,188 494 285 246 208

平均年齢 47.9 40.4 38.3 37.4 37.2定員変化率 - -0.0% -0.0% -0.0% -0.0%給料額変化率 - -14.4% -17.6% -19.2% -19.4%退職金変化率 - -47.1% -56.5% -61.5% -69.6%

その他一般職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 167,314 167,314 167,314 167,314 167,31419歳以下 372 1,260 1,284 1,303 1,29320~24 5,450 19,135 20,081 20,288 20,23125~29 11,693 20,136 27,772 28,382 28,50530~34 19,526 14,788 20,071 24,854 25,25635~39 26,168 19,078 15,618 19,429 22,97640~44 25,329 24,281 18,668 15,824 18,90145~49 25,083 23,511 22,686 17,933 15,48850~54 25,768 22,622 21,333 20,640 16,60655~59 27,405 20,775 18,468 17,455 16,91660歳以上 520 1,729 1,335 1,205 1,140

平均年齢 43.2 40.4 39.1 38.3 37.8定員変化率 - -0.0% -0.0% -0.0% -0.0%給料額変化率 - -7.0% -10.4% -12.3% -13.3%退職金変化率 - -21.5% -33.7% -36.1% -38.9%

教育公務員2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 832,952 832,952 832,952 832,952 832,95219歳以下 11 9,041 10,369 10,462 10,03220~24 24,216 82,303 95,406 96,709 92,82625~29 63,841 77,224 95,622 99,512 96,25230~34 82,855 70,345 86,639 96,228 95,68835~39 98,315 93,092 93,635 106,724 111,87140~44 129,420 103,768 106,472 108,696 118,51545~49 161,107 125,447 107,601 110,923 112,20450~54 157,623 145,064 118,309 104,333 106,65455~59 112,843 125,869 117,994 98,513 88,15560歳以上 2,720 800 904 853 755

平均年齢 43.7 41.8 40.3 39.5 39.5定員変化率 - -0.0% -0.0% -0.0% -0.0%給料額変化率 - -4.8% -7.8% -9.1% -8.9%退職金変化率 - 3.6% 1.6% -10.6% -25.7%

警察職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 252,917 252,917 252,917 252,917 252,91719歳以下 3,029 1,079 971 865 76520~24 24,570 20,810 17,782 15,770 13,77125~29 39,891 38,629 33,836 29,487 25,85530~34 34,770 43,905 41,941 36,901 32,10935~39 23,759 37,028 45,034 42,742 37,57040~44 23,504 25,221 37,288 44,462 42,00245~49 31,071 24,076 25,480 36,683 43,26550~54 36,174 30,576 23,852 25,071 35,46155~59 35,786 30,998 26,206 20,487 21,75760歳以上 364 594 526 449 361

平均年齢 39.8 39.1 39.0 39.6 40.9定員変化率 - -0.0% -0.0% -0.0% -0.0%給料額変化率 - -1.5% -1.0% 1.0% 3.9%退職金変化率 - -18.9% -29.5% -40.0% -46.6%

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,00045,00050,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,00045,00050,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

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40

参考図表4 地方公務員・都道府県計(採用行動継続ケース)

合計 2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度職員数 1,560,686 1,509,279 1,463,364 1,422,463 1,386,167

19歳以下 4,046 11,741 12,450 12,150 11,32920~24 63,512 133,606 138,541 134,434 125,74025~29 135,644 155,841 177,064 171,720 161,58830~34 171,693 150,763 169,572 179,901 170,61435~39 195,244 182,062 174,126 187,854 192,53740~44 224,852 197,351 192,462 186,507 196,07645~49 264,041 216,264 196,168 192,746 186,54450~54 267,744 241,020 202,556 186,451 183,14155~59 228,239 217,022 197,434 168,060 156,30960歳以上 5,672 3,609 2,991 2,640 2,290

平均年齢 43.0 41.4 40.5 40.0 40.1定員変化率 - -3.3% -6.2% -8.9% -11.2%給料額変化率 - -6.8% -11.5% -14.7% -16.5%退職金変化率 - -10.7% -17.4% -26.4% -36.5%

一般行政職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 283,084 269,899 257,328 245,342 233,91519歳以下 630 1,185 1,066 1,049 1,01720~24 9,220 20,106 18,367 17,614 17,11825~29 19,784 25,901 31,194 29,045 28,11130~34 33,036 24,821 28,523 32,522 30,60535~39 44,275 34,805 26,747 29,817 33,36040~44 42,856 44,217 35,061 27,419 30,19345~49 42,439 41,749 42,784 34,192 27,05750~54 43,597 40,220 39,411 40,283 32,37355~59 46,368 36,858 34,142 33,371 34,05160歳以上 880 37 33 32 31

平均年齢 43.2 41.8 41.4 41.2 40.8定員変化率 - -4.7% -9.1% -13.3% -17.4%給料額変化率 - -7.6% -12.9% -17.6% -22.1%退職金変化率 - -28.0% -37.0% -37.1% -36.7%

技能労務職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 24,419 22,120 20,037 18,151 16,44219歳以下 4 282 261 241 21420~24 56 2,217 2,046 1,892 1,68025~29 436 3,090 3,134 2,906 2,61230~34 1,506 1,934 2,977 2,870 2,62035~39 2,727 1,861 2,076 2,458 2,30040~44 3,742 2,197 1,793 1,837 1,97345~49 4,341 3,067 2,042 1,727 1,69950~54 4,582 3,631 2,707 1,912 1,63955~59 5,837 3,352 2,730 2,084 1,52960歳以上 1,188 489 272 224 175

平均年齢 47.9 41.4 39.5 38.4 38.1定員変化率 - -9.4% -17.9% -25.7% -32.7%給料額変化率 - -20.9% -30.7% -38.6% -44.7%退職金変化率 - -48.4% -59.2% -66.0% -76.1%

その他一般職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 167,314 144,272 124,403 107,271 92,49819歳以下 372 712 630 582 52520~24 5,450 11,278 10,195 9,236 8,38425~29 11,693 13,268 15,101 13,561 12,33930~34 19,526 11,823 12,167 12,882 11,63135~39 26,168 17,203 11,140 11,077 11,43440~44 25,329 23,102 15,652 10,506 10,31345~49 25,083 22,738 20,717 14,279 9,79550~54 25,768 22,075 19,988 18,192 12,67155~59 27,405 20,372 17,539 15,850 14,40960歳以上 520 1,700 1,274 1,107 998

平均年齢 43.2 42.3 41.8 41.4 40.7定員変化率 - -13.8% -25.6% -35.9% -44.7%給料額変化率 - -16.1% -28.6% -39.3% -48.6%退職金変化率 - -23.5% -37.9% -43.2% -49.2%

教育公務員2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 832,952 806,981 781,820 757,443 733,82719歳以下 11 8,217 9,211 9,059 8,41020~24 24,216 74,881 84,823 83,838 77,92325~29 63,841 70,806 85,389 86,778 81,38530~34 82,855 66,503 78,135 84,768 81,99935~39 98,315 90,137 86,237 94,926 97,01740~44 129,420 101,975 100,933 98,691 104,20745~49 161,107 124,226 104,049 103,663 100,70650~54 157,623 144,227 115,859 99,557 98,46755~59 112,843 125,233 116,317 95,360 83,02460歳以上 2,720 776 867 803 691

平均年齢 43.7 42.1 40.8 40.0 39.9定員変化率 - -3.1% -6.1% -9.1% -11.9%給料額変化率 - -7.0% -12.6% -16.5% -19.0%退職金変化率 - 2.9% -0.1% -13.6% -30.3%

警察職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 252,917 266,007 279,775 294,256 309,48619歳以下 3,029 1,344 1,282 1,219 1,16320~24 24,570 25,125 23,109 21,854 20,63525~29 39,891 42,776 42,247 39,431 37,14130~34 34,770 45,683 47,771 46,859 43,76035~39 23,759 38,055 47,926 49,576 48,42640~44 23,504 25,860 39,024 48,054 49,39045~49 31,071 24,484 26,575 38,886 47,28950~54 36,174 30,867 24,590 26,508 37,99255~59 35,786 31,207 26,706 21,395 23,29760歳以上 364 607 545 474 395

平均年齢 39.8 38.6 38.3 38.7 39.7定員変化率 - 5.2% 10.6% 16.3% 22.4%給料額変化率 - 2.4% 7.5% 14.9% 23.9%退職金変化率 - -18.3% -28.1% -37.4% -42.5%

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,00045,00050,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

Page 44: 増島 稔 - ESRIESRI Discussion Paper Series No.256 公務員人件費のシミュレーション分析 増島 稔 December 2010 内閣府経済社会総合研究所 Economic and

41

参考図表5 地方公務員・都道府県計(人口比維持ケース)

合計 2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度職員数 1,560,686 1,547,763 1,521,697 1,484,885 1,439,576

19歳以下 4,046 12,737 13,436 12,951 11,88220~24 63,512 144,904 149,636 143,114 131,19825~29 135,644 166,314 190,275 182,016 167,49930~34 171,693 156,369 180,038 189,695 176,31935~39 195,244 185,988 182,148 198,028 200,33040~44 224,852 199,847 198,481 195,276 205,52745~49 264,041 217,903 200,106 199,331 194,88150~54 267,744 242,177 205,247 190,845 189,34555~59 228,239 217,875 199,271 170,894 160,17960歳以上 5,672 3,650 3,059 2,736 2,414

平均年齢 43.0 41.2 40.2 39.8 40.0定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -5.2% -8.8% -11.5% -13.7%退職金変化率 - -10.2% -16.5% -25.1% -34.8%

一般行政職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 283,084 280,740 276,012 269,335 261,11719歳以下 630 1,394 1,254 1,207 1,14420~24 9,220 23,618 21,755 20,493 19,45125~29 19,784 29,315 36,866 34,174 32,37230~34 33,036 26,325 32,691 38,362 35,78535~39 44,275 35,673 28,911 34,259 39,19140~44 42,856 44,774 36,391 29,876 34,67645~49 42,439 42,093 43,625 35,704 29,56350~54 43,597 40,470 39,962 41,254 33,92055~59 46,368 37,034 34,517 33,970 34,97960歳以上 880 43 39 37 35

平均年齢 43.2 41.3 40.8 40.5 40.3定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -5.1% -8.1% -11.0% -14.0%退職金変化率 - -27.6% -36.2% -35.8% -35.0%

技能労務職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 24,419 24,217 23,809 23,233 22,52419歳以下 4 344 341 334 31620~24 56 2,703 2,681 2,624 2,47825~29 436 3,702 4,036 3,972 3,78930~34 1,506 2,269 3,715 3,816 3,69535~39 2,727 2,091 2,569 3,196 3,17640~44 3,742 2,335 2,133 2,361 2,65745~49 4,341 3,170 2,290 2,141 2,25650~54 4,582 3,703 2,898 2,234 2,10155~59 5,837 3,407 2,862 2,312 1,85660歳以上 1,188 494 283 242 201

平均年齢 47.9 40.5 38.5 37.6 37.4定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -15.0% -19.4% -22.7% -25.2%退職金変化率 - -47.2% -56.9% -62.3% -70.9%

その他一般職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 167,314 165,929 163,134 159,188 154,33019歳以下 372 1,212 1,192 1,165 1,10720~24 5,450 18,597 18,868 18,343 17,53125~29 11,693 19,757 26,527 26,139 25,20930~34 19,526 14,635 19,432 23,403 22,89935~39 26,168 18,968 15,239 18,522 21,29740~44 25,329 24,221 18,416 15,241 17,77245~49 25,083 23,466 22,525 17,536 14,73350~54 25,768 22,593 21,219 20,375 16,08755~59 27,405 20,751 18,388 17,271 16,57660歳以上 520 1,728 1,329 1,193 1,119

平均年齢 43.2 40.5 39.3 38.6 38.2定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -7.5% -12.1% -15.8% -19.1%退職金変化率 - -21.7% -34.0% -36.9% -40.4%

教育公務員2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 832,952 826,055 812,143 792,496 768,31519歳以下 11 8,772 9,785 9,530 8,73820~24 24,216 79,969 90,169 88,262 81,03525~29 63,841 75,514 91,031 91,663 84,97230~34 82,855 69,477 83,384 89,923 86,08235~39 98,315 92,389 90,977 100,891 102,31640~44 129,420 103,384 104,617 104,210 110,33445~49 161,107 125,161 106,412 107,823 106,16850~54 157,623 144,878 117,475 102,274 102,50055~59 112,843 125,717 117,406 97,098 85,46160歳以上 2,720 793 887 823 710

平均年齢 43.7 41.9 40.5 39.8 39.9定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -5.3% -9.6% -12.9% -15.2%退職金変化率 - 3.4% 1.0% -12.0% -28.3%

警察職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 252,917 250,823 246,599 240,633 233,29119歳以下 3,029 1,015 863 716 57820~24 24,570 20,017 16,162 13,391 10,70325~29 39,891 38,026 31,815 26,068 21,15830~34 34,770 43,662 40,816 34,192 27,85935~39 23,759 36,867 44,452 41,159 34,35040~44 23,504 25,133 36,924 43,589 40,08845~49 31,071 24,013 25,255 36,126 42,16250~54 36,174 30,533 23,693 24,708 34,73755~59 35,786 30,965 26,098 20,243 21,30860歳以上 364 592 521 440 349

平均年齢 39.8 39.2 39.2 40.0 41.5定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -2.1% -3.0% -3.0% -2.7%退職金変化率 - -19.0% -29.8% -40.7% -47.8%

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,00045,00050,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

05,000

10,000

15,00020,000

25,000

30,00035,000

40,000

45,00050,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

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42

参考図表6 地方公務員・全市区町村(職員数一定ケース)

合計 2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度職員数 1,235,241 1,235,241 1,235,241 1,235,241 1,235,241

19歳以下 1,676 7,140 6,153 5,793 5,91920~24 35,715 108,004 99,004 89,355 89,49325~29 94,791 128,479 174,392 156,936 148,13230~34 155,210 126,869 149,148 183,646 167,90335~39 181,972 171,240 141,887 158,529 189,23240~44 159,125 190,834 178,318 149,018 164,00745~49 168,496 164,252 191,581 178,456 151,35750~54 210,525 161,848 157,097 180,396 168,34555~59 225,704 170,441 132,827 129,323 147,21460歳以上 2,027 6,133 4,834 3,789 3,639

平均年齢 43.5 41.0 40.2 40.3 40.4定員変化率 - 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%給料額変化率 - -5.5% -7.4% -7.1% -6.8%退職金変化率 - -23.8% -40.5% -44.4% -38.6%

一般行政職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 583,883 583,883 583,883 583,883 583,88319歳以下 881 2,923 2,323 2,136 2,27820~24 18,702 45,543 39,303 33,761 34,74725~29 48,705 59,826 76,499 65,223 60,45730~34 76,994 65,042 71,777 84,825 74,46835~39 87,474 87,021 73,167 77,864 90,52540~44 71,894 94,056 91,817 77,214 81,79845~49 75,439 75,825 95,513 92,409 78,66950~54 99,141 73,959 73,495 90,740 87,78755~59 104,355 79,498 59,832 59,574 73,01060歳以上 298 191 156 136 143

平均年齢 43.1 41.0 40.4 40.9 41.2定員変化率 - 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%給料額変化率 - -4.8% -5.9% -4.9% -4.1%退職金変化率 - -25.7% -43.5% -46.9% -37.2%

技能労務職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 131,980 131,980 131,980 131,980 131,98019歳以下 59 691 615 616 59020~24 879 10,898 9,369 9,230 8,92325~29 3,836 11,443 17,681 16,240 15,89930~34 11,037 8,520 14,373 20,082 18,65335~39 17,606 13,967 10,841 16,341 21,71040~44 21,306 19,526 15,466 12,422 17,65845~49 22,855 22,424 20,310 16,383 13,41350~54 23,074 22,888 22,173 20,168 16,42455~59 30,099 21,140 20,792 20,140 18,36560歳以上 1,231 484 360 357 344

平均年齢 46.2 42.9 41.9 41.1 40.4定員変化率 - 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%給料額変化率 - -6.6% -8.5% -10.0% -10.9%退職金変化率 - -34.7% -37.8% -37.7% -45.1%

その他一般職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 481,600 481,600 481,600 481,600 481,60019歳以下 727 3,253 2,935 2,764 2,79120~24 15,426 47,088 45,632 41,670 41,38825~29 40,173 52,795 73,542 68,663 65,16830~34 63,506 50,033 58,200 72,477 68,52335~39 72,150 66,237 54,106 59,484 71,19840~44 59,300 72,727 67,005 55,530 59,97145~49 62,224 60,208 71,516 65,793 55,58150~54 81,774 58,692 56,690 65,855 60,79855~59 86,074 65,395 47,911 46,319 53,22460歳以上 246 5,171 4,063 3,045 2,958

平均年齢 43.1 40.7 39.5 39.5 39.6定員変化率 - 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%給料額変化率 - -6.0% -8.5% -8.5% -8.3%退職金変化率 - -18.8% -38.1% -43.5% -38.1%

教育公務員2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 37,778 37,778 37,778 37,778 37,77819歳以下 9 274 279 276 25920~24 708 4,475 4,700 4,694 4,43525~29 2,076 4,416 6,671 6,811 6,60930~34 3,673 3,273 4,798 6,261 6,25835~39 4,742 4,014 3,773 4,840 5,79940~44 6,625 4,525 4,030 3,852 4,58045~49 7,979 5,795 4,242 3,872 3,69550~54 6,537 6,310 4,739 3,633 3,33655~59 5,176 4,409 4,291 3,290 2,61460歳以上 252 287 255 250 194

平均年齢 44.2 40.7 38.6 37.3 37.0定員変化率 - 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%給料額変化率 - -8.0% -12.6% -15.2% -15.6%退職金変化率 - -17.7% -25.7% -33.1% -49.5%

警察職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 0 0 0 0 019歳以下 0 0 0 0 020~24 0 0 0 0 025~29 0 0 0 0 030~34 0 0 0 0 035~39 0 0 0 0 040~44 0 0 0 0 045~49 0 0 0 0 050~54 0 0 0 0 055~59 0 0 0 0 060歳以上 0 0 0 0 0

平均年齢定員変化率 - - - - -給料額変化率 - - - - -退職金変化率 - - - - -

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

010,00020,00030,00040,00050,00060,00070,00080,00090,000100,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

00000111111

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

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43

参考図表7 地方公務員・全市区町村(採用行動継続ケース)

合計 2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度職員数 1,235,241 1,140,213 1,060,680 993,959 937,834

19歳以下 1,676 5,029 3,919 3,481 3,55320~24 35,715 78,524 65,935 54,958 54,16525~29 94,791 102,882 125,064 103,817 93,22730~34 155,210 115,019 116,829 132,364 113,30135~39 181,972 162,606 122,888 122,265 136,89740~44 159,125 184,462 164,018 125,475 125,30445~49 168,496 159,333 180,706 160,383 124,98350~54 210,525 158,410 149,218 167,272 148,97455~59 225,704 168,015 127,614 120,662 134,48860歳以上 2,027 5,932 4,488 3,282 2,941

平均年齢 43.5 41.9 41.4 41.7 41.8定員変化率 - -7.7% -14.1% -19.5% -24.1%給料額変化率 - -11.0% -18.1% -22.8% -27.0%退職金変化率 - -25.1% -43.2% -48.8% -44.7%

一般行政職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 583,883 578,719 573,601 568,527 563,49919歳以下 881 2,812 2,203 2,006 2,13920~24 18,702 43,958 37,475 31,790 32,62425~29 48,705 58,391 73,493 61,874 56,84630~34 76,994 64,385 69,726 81,251 70,51335~39 87,474 86,556 72,034 75,363 86,52840~44 71,894 93,715 90,999 75,725 78,96645~49 75,439 75,566 94,907 91,327 76,92650~54 99,141 73,778 73,061 89,974 86,57055~59 104,355 79,373 59,554 59,089 72,25360歳以上 298 184 148 128 134

平均年齢 43.1 41.1 40.6 41.1 41.4定員変化率 - -0.9% -1.8% -2.6% -3.5%給料額変化率 - -5.4% -7.2% -7.0% -7.0%退職金変化率 - -25.8% -43.7% -47.4% -37.9%

技能労務職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 131,980 131,436 130,894 130,354 129,81619歳以下 59 679 602 602 57520~24 879 10,735 9,178 9,024 8,70025~29 3,836 11,293 17,373 15,894 15,52530~34 11,037 8,450 14,157 19,714 18,24435~39 17,606 13,918 10,719 16,077 21,29540~44 21,306 19,490 15,377 12,260 17,35645~49 22,855 22,396 20,244 16,264 13,22150~54 23,074 22,868 22,125 20,082 16,28655~59 30,099 21,125 20,759 20,081 18,27160歳以上 1,231 483 359 356 342

平均年齢 46.2 42.9 42.0 41.1 40.5定員変化率 - -0.4% -0.8% -1.2% -1.6%給料額変化率 - -6.8% -9.1% -11.0% -12.2%退職金変化率 - -34.8% -37.9% -37.9% -45.4%

その他一般職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 481,600 397,038 327,324 269,851 222,46919歳以下 727 1,358 948 725 72220~24 15,426 20,819 16,422 11,565 10,75425~29 40,173 30,036 29,938 22,113 17,48830~34 63,506 39,514 29,704 27,559 21,10735~39 72,150 58,570 37,354 27,732 25,70540~44 59,300 67,058 54,357 34,843 26,21745~49 62,224 55,833 61,881 49,854 32,46350~54 81,774 55,629 49,700 54,250 43,74155~59 86,074 63,233 43,275 38,633 41,96460歳以上 246 4,989 3,745 2,576 2,309

平均年齢 43.1 42.8 42.8 43.7 44.1定員変化率 - -17.6% -32.0% -44.0% -53.8%給料額変化率 - -18.4% -32.6% -43.4% -53.1%退職金変化率 - -22.0% -44.5% -53.9% -52.7%

教育公務員2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 37,778 33,020 28,861 25,226 22,04919歳以下 9 180 166 147 11720~24 708 3,013 2,860 2,579 2,08725~29 2,076 3,162 4,260 3,936 3,36830~34 3,673 2,670 3,242 3,840 3,43835~39 4,742 3,563 2,782 3,093 3,36940~44 6,625 4,199 3,285 2,647 2,76645~49 7,979 5,538 3,673 2,938 2,37350~54 6,537 6,135 4,331 2,966 2,37655~59 5,176 4,284 4,026 2,858 2,00160歳以上 252 277 236 221 155

平均年齢 44.2 42.1 40.5 39.0 38.5定員変化率 - -12.6% -23.6% -33.2% -41.6%給料額変化率 - -17.0% -30.3% -41.1% -48.9%退職金変化率 - -20.7% -31.6% -42.4% -62.3%

警察職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 0 0 0 0 019歳以下 0 0 0 0 020~24 0 0 0 0 025~29 0 0 0 0 030~34 0 0 0 0 035~39 0 0 0 0 040~44 0 0 0 0 045~49 0 0 0 0 050~54 0 0 0 0 055~59 0 0 0 0 060歳以上 0 0 0 0 0

平均年齢定員変化率 - - - - -給料額変化率 - - - - -退職金変化率 - - - - -

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

010,00020,00030,00040,00050,00060,00070,00080,00090,000100,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

00000111111

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

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44

参考図表8 地方公務員・全市区町村(人口比維持ケース)

合計 2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度職員数 1,235,241 1,225,013 1,204,383 1,175,247 1,139,386

19歳以下 1,676 6,786 5,553 4,953 4,85320~24 35,715 104,438 91,478 78,066 74,61125~29 94,791 125,989 165,607 141,650 126,66330~34 155,210 125,710 144,315 171,911 149,17235~39 181,972 170,323 138,836 151,116 174,59140~44 159,125 190,215 176,045 143,999 154,22045~49 168,496 163,738 189,880 174,634 144,43450~54 210,525 161,517 155,873 177,695 163,35655~59 225,704 170,183 132,008 127,516 143,97460歳以上 2,027 6,114 4,787 3,707 3,512

平均年齢 43.5 41.1 40.4 40.6 40.9定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -6.1% -9.2% -10.8% -12.9%退職金変化率 - -23.9% -40.9% -45.3% -40.2%

一般行政職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 583,883 579,048 569,297 555,524 538,57319歳以下 881 2,757 2,052 1,768 1,82220~24 18,702 43,865 35,847 28,716 28,25325~29 48,705 58,632 72,254 57,963 50,46930~34 76,994 64,490 69,416 78,981 65,22535~39 87,474 86,589 71,721 74,246 83,17940~44 71,894 93,764 90,750 74,842 77,03945~49 75,439 75,585 94,725 90,634 75,42650~54 99,141 73,804 72,929 89,497 85,48355~59 104,355 79,378 59,462 58,763 71,56160歳以上 298 183 140 115 116

平均年齢 43.1 41.1 40.6 41.3 41.8定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -5.3% -7.7% -8.6% -10.3%退職金変化率 - -25.8% -43.8% -47.7% -38.6%

技能労務職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 131,980 130,887 128,683 125,570 121,73819歳以下 59 653 553 532 48620~24 879 10,524 8,600 8,107 7,47725~29 3,836 11,174 16,742 14,640 13,70030~34 11,037 8,394 13,838 18,782 16,60835~39 17,606 13,869 10,508 15,515 20,06140~44 21,306 19,460 15,219 11,872 16,56245~49 22,855 22,369 20,127 15,967 12,65250~54 23,074 22,852 22,040 19,871 15,87155~59 30,099 21,111 20,699 19,932 17,98760歳以上 1,231 482 356 351 335

平均年齢 46.2 43.0 42.1 41.5 41.0定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -7.1% -10.3% -13.6% -16.9%退職金変化率 - -34.8% -38.2% -38.4% -46.3%

その他一般職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 481,600 477,612 469,569 458,209 444,22819歳以下 727 3,110 2,685 2,404 2,32120~24 15,426 45,685 42,575 36,944 35,00025~29 40,173 51,841 70,194 62,697 56,57130~34 63,506 49,588 56,402 68,204 61,59935~39 72,150 65,880 52,929 56,731 65,94340~44 59,300 72,485 66,117 53,587 56,31845~49 62,224 60,006 70,842 64,282 52,87350~54 81,774 58,562 56,205 64,778 58,81855~59 86,074 65,293 47,582 45,587 51,91060歳以上 246 5,163 4,038 2,995 2,874

平均年齢 43.1 40.8 39.7 39.9 40.1定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -6.6% -10.3% -12.2% -14.4%退職金変化率 - -18.9% -38.6% -44.5% -39.9%

教育公務員2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 37,778 37,465 36,834 35,943 34,84619歳以下 9 265 262 250 22420~24 708 4,365 4,456 4,299 3,88125~29 2,076 4,341 6,417 6,349 5,92330~34 3,673 3,238 4,659 5,944 5,74135~39 4,742 3,985 3,677 4,624 5,40940~44 6,625 4,506 3,959 3,697 4,30145~49 7,979 5,779 4,187 3,751 3,48350~54 6,537 6,299 4,700 3,548 3,18455~59 5,176 4,401 4,265 3,234 2,51560歳以上 252 287 253 246 187

平均年齢 44.2 40.7 38.8 37.5 37.3定員変化率 - -0.8% -2.5% -4.9% -7.8%給料額変化率 - -8.6% -14.4% -18.9% -21.6%退職金変化率 - -17.9% -26.3% -34.4% -51.7%

警察職2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

職員数 0 0 0 0 019歳以下 0 0 0 0 020~24 0 0 0 0 025~29 0 0 0 0 030~34 0 0 0 0 035~39 0 0 0 0 040~44 0 0 0 0 045~49 0 0 0 0 050~54 0 0 0 0 055~59 0 0 0 0 060歳以上 0 0 0 0 0

平均年齢定員変化率 - - - - -給料額変化率 - - - - -退職金変化率 - - - - -

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

010,00020,00030,00040,00050,00060,00070,00080,00090,000100,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

00000111111

19歳以下

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60歳以上

(人)

2008年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度

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45

参考図表9 都道府県別の給与総額(2018 年度、2008 年度比)

差 差北海道 -4.6% -11.7% -7.2% -8.7% -4.1%青森県 -8.0% -18.9% -10.9% -13.9% -5.9%岩手県 -5.9% -15.2% -9.3% -11.3% -5.4%宮城県 -6.5% -10.9% -4.4% -9.1% -2.6%秋田県 -6.2% -20.6% -14.4% -13.7% -7.5%山形県 -7.5% -16.1% -8.5% -12.9% -5.3%福島県 -6.4% -22.6% -16.2% -10.9% -4.5%茨城県 -7.5% -10.0% -2.5% -10.5% -3.0%栃木県 -6.9% -9.2% -2.3% -8.8% -1.9%群馬県 -6.6% -9.8% -3.2% -9.4% -2.8%埼玉県 -8.9% -8.4% 0.5% -9.7% -0.7%千葉県 -8.2% -6.7% 1.5% -8.4% -0.2%東京都 -6.4% -11.4% -5.0% -4.1% 2.3%神奈川県 -7.5% -5.3% 2.2% -6.2% 1.4%新潟県 -5.7% -10.6% -4.9% -10.6% -4.9%富山県 -8.3% -13.5% -5.2% -12.3% -4.0%石川県 -10.2% -18.3% -8.1% -13.4% -3.2%福井県 -6.6% -12.9% -6.3% -10.1% -3.5%山梨県 -5.9% -12.4% -6.5% -9.0% -3.1%長野県 -7.5% -8.9% -1.4% -11.3% -3.9%岐阜県 -5.6% -7.3% -1.7% -8.4% -2.9%静岡県 -6.5% -8.9% -2.4% -8.6% -2.1%愛知県 -7.0% -3.2% 3.8% -6.1% 0.9%三重県 -6.7% -9.8% -3.1% -8.9% -2.2%滋賀県 -6.6% -10.1% -3.5% -5.6% 1.0%京都府 -8.1% -17.4% -9.3% -10.1% -2.0%大阪府 -8.2% -0.7% 7.5% -10.7% -2.5%兵庫県 -7.6% -10.1% -2.4% -9.6% -2.0%奈良県 -11.6% -28.7% -17.1% -15.7% -4.1%和歌山県 -10.1% -25.1% -15.0% -16.7% -6.6%鳥取県 -3.7% -7.5% -3.7% -7.5% -3.7%島根県 -7.5% -15.6% -8.1% -13.2% -5.7%岡山県 -5.9% -11.2% -5.3% -8.2% -2.3%広島県 -7.9% -15.6% -7.7% -10.8% -2.9%山口県 -7.8% -13.0% -5.2% -13.5% -5.7%徳島県 -7.9% -15.7% -7.8% -12.7% -4.8%香川県 -8.2% -16.9% -8.7% -12.2% -4.1%愛媛県 -6.5% -12.9% -6.4% -11.3% -4.8%高知県 -8.9% -20.6% -11.7% -14.3% -5.4%福岡県 -7.8% -11.8% -4.0% -9.3% -1.5%佐賀県 -6.9% -9.5% -2.6% -10.4% -3.5%長崎県 -5.4% -11.6% -6.2% -10.8% -5.4%熊本県 -6.1% -12.1% -6.0% -9.5% -3.4%大分県 -7.7% -16.2% -8.5% -11.4% -3.7%宮崎県 -5.9% -11.9% -6.1% -9.9% -4.1%鹿児島県 -3.3% -11.3% -8.0% -7.9% -4.6%沖縄県 -5.0% -8.2% -3.3% -2.3% 2.7%全国計 -7.1% -10.7% -3.7% -9.1% -2.0%

採用行動継続 人口比維持職員数一定

(注)差は職員数一定ケースとの差。

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46

参考図表 10 都道府県別の退職金総額(2018 年度、2008 年度比)

差 差北海道 -6.4% -8.7% -2.4% -7.7% -1.3%青森県 -25.3% -28.2% -2.9% -26.8% -1.5%岩手県 1.5% -1.8% -3.3% -0.3% -1.8%宮城県 -3.7% -5.4% -1.6% -4.5% -0.8%秋田県 -11.4% -15.9% -4.5% -13.6% -2.2%山形県 5.6% 2.7% -2.9% 3.9% -1.7%福島県 1.8% -3.8% -5.6% 0.4% -1.4%茨城県 0.1% -0.9% -1.0% -0.8% -0.9%栃木県 -9.7% -10.6% -0.9% -10.3% -0.5%群馬県 -4.1% -5.2% -1.2% -4.9% -0.8%埼玉県 -18.7% -18.9% -0.3% -18.8% -0.2%千葉県 -11.1% -10.9% 0.3% -11.1% 0.0%東京都 -42.1% -43.3% -1.1% -41.7% 0.5%神奈川県 -27.8% -27.4% 0.4% -27.5% 0.3%新潟県 -9.0% -10.7% -1.7% -10.5% -1.5%富山県 -3.0% -4.6% -1.6% -4.1% -1.1%石川県 -25.9% -27.9% -2.0% -26.6% -0.8%福井県 -12.0% -13.9% -1.9% -13.0% -1.0%山梨県 -7.9% -10.0% -2.0% -8.8% -0.9%長野県 -6.1% -6.7% -0.6% -7.3% -1.1%岐阜県 -8.9% -9.6% -0.7% -9.8% -0.8%静岡県 -6.4% -7.5% -1.1% -7.0% -0.6%愛知県 -30.9% -30.1% 0.8% -30.6% 0.2%三重県 -3.8% -5.0% -1.2% -4.4% -0.6%滋賀県 -1.0% -2.3% -1.3% -0.7% 0.3%京都府 -6.9% -10.0% -3.1% -7.4% -0.5%大阪府 -35.2% -33.7% 1.5% -35.7% -0.5%兵庫県 -24.4% -25.1% -0.8% -24.8% -0.5%奈良県 -14.4% -18.7% -4.3% -15.3% -1.0%和歌山県 -17.5% -21.2% -3.6% -19.1% -1.5%鳥取県 20.9% 19.5% -1.4% 19.5% -1.4%島根県 -3.4% -5.9% -2.5% -5.0% -1.6%岡山県 2.4% 0.4% -2.0% 1.7% -0.7%広島県 3.6% 0.8% -2.7% 2.7% -0.8%山口県 -4.5% -6.1% -1.6% -6.1% -1.6%徳島県 -5.1% -7.6% -2.5% -6.5% -1.3%香川県 14.9% 11.7% -3.1% 13.5% -1.3%愛媛県 3.1% 0.9% -2.3% 1.6% -1.6%高知県 3.2% -0.4% -3.6% 1.6% -1.6%福岡県 -0.7% -2.0% -1.3% -1.1% -0.4%佐賀県 0.0% -0.8% -0.9% -1.1% -1.1%長崎県 0.8% -1.4% -2.2% -1.0% -1.8%熊本県 -12.1% -14.1% -2.0% -13.1% -1.0%大分県 -0.4% -3.1% -2.7% -1.5% -1.1%宮崎県 -1.8% -3.8% -2.1% -3.1% -1.3%鹿児島県 -17.2% -19.8% -2.6% -18.7% -1.4%沖縄県 -43.5% -44.5% -1.0% -42.8% 0.7%全国計 -16.7% -17.9% -1.2% -17.3% -0.6%

職員数一定

採用行動継続 人口比維持

(注)差は職員数一定ケースとの差。

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47

参考図表 11 都道府県別の人件費総額(2018 年度、2008 年度比)

差 差北海道 -4.7% -11.5% -6.8% -8.6% -3.9%青森県 -9.8% -19.9% -10.1% -15.3% -5.4%岩手県 -5.3% -14.0% -8.8% -10.3% -5.1%宮城県 -6.3% -10.5% -4.2% -8.7% -2.5%秋田県 -6.6% -20.2% -13.6% -13.7% -7.0%山形県 -6.5% -14.6% -8.1% -11.5% -5.0%福島県 -5.7% -21.1% -15.4% -9.9% -4.2%茨城県 -6.8% -9.2% -2.4% -9.6% -2.8%栃木県 -7.1% -9.3% -2.2% -8.9% -1.8%群馬県 -6.4% -9.4% -3.0% -9.0% -2.6%埼玉県 -9.9% -9.5% 0.5% -10.6% -0.7%千葉県 -8.5% -7.1% 1.4% -8.7% -0.2%東京都 -10.3% -14.9% -4.6% -8.2% 2.1%神奈川県 -9.7% -7.6% 2.0% -8.4% 1.3%新潟県 -6.0% -10.6% -4.6% -10.6% -4.6%富山県 -7.8% -12.6% -4.8% -11.5% -3.7%石川県 -11.9% -19.4% -7.4% -14.9% -3.0%福井県 -7.2% -13.0% -5.9% -10.4% -3.2%山梨県 -6.1% -12.1% -6.0% -9.0% -2.8%長野県 -7.4% -8.7% -1.3% -11.0% -3.6%岐阜県 -5.9% -7.5% -1.6% -8.6% -2.7%静岡県 -6.5% -8.8% -2.3% -8.5% -2.0%愛知県 -9.5% -6.0% 3.5% -8.6% 0.9%三重県 -6.4% -9.4% -3.0% -8.5% -2.1%滋賀県 -6.1% -9.4% -3.3% -5.2% 0.9%京都府 -8.0% -16.7% -8.7% -9.8% -1.9%大阪府 -11.4% -4.7% 6.7% -13.7% -2.3%兵庫県 -9.7% -12.0% -2.2% -11.5% -1.8%奈良県 -11.9% -27.6% -15.7% -15.7% -3.7%和歌山県 -11.0% -24.6% -13.6% -17.0% -6.0%鳥取県 -1.8% -5.4% -3.5% -5.4% -3.6%島根県 -7.1% -14.6% -7.5% -12.4% -5.3%岡山県 -5.1% -10.0% -5.0% -7.2% -2.1%広島県 -6.8% -13.9% -7.2% -9.4% -2.6%山口県 -7.5% -12.3% -4.8% -12.8% -5.3%徳島県 -7.6% -14.8% -7.2% -12.0% -4.4%香川県 -6.0% -14.1% -8.2% -9.8% -3.8%愛媛県 -5.6% -11.7% -6.1% -10.2% -4.6%高知県 -7.8% -18.8% -11.0% -12.9% -5.1%福岡県 -7.1% -10.9% -3.7% -8.5% -1.4%佐賀県 -6.3% -8.7% -2.4% -9.6% -3.3%長崎県 -4.9% -10.8% -5.9% -10.0% -5.1%熊本県 -6.6% -12.3% -5.7% -9.8% -3.2%大分県 -7.0% -15.0% -8.0% -10.5% -3.5%宮崎県 -5.5% -11.3% -5.8% -9.4% -3.8%鹿児島県 -4.6% -12.1% -7.5% -8.9% -4.3%沖縄県 -9.0% -12.0% -3.0% -6.6% 2.5%全国計 -8.0% -11.5% -3.4% -9.9% -1.9%

職員数一定

採用行動継続 人口比維持

(注)差は職員数一定ケースとの差。

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参考図表 12 都道府県別(2008 年度比)

(1)給与総額(職員数一定ケース) (2)給与総額(採用行動継続ケース)

2013年度 2018年度 2023年度 2028年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度北海道 -2.9% -4.6% -5.3% -5.6% 北海道 -6.5% -11.7% -16.0% -19.6%青森県 -5.8% -8.0% -9.1% -9.2% 青森県 -11.1% -18.9% -25.7% -31.2%岩手県 -3.4% -5.9% -7.6% -8.5% 岩手県 -7.8% -15.2% -21.8% -27.6%宮城県 -4.1% -6.5% -7.9% -8.1% 宮城県 -6.2% -10.9% -14.6% -17.0%秋田県 -4.3% -6.2% -7.9% -8.7% 秋田県 -11.4% -20.6% -29.5% -37.1%山形県 -4.3% -7.5% -9.8% -10.4% 山形県 -8.4% -16.1% -22.8% -27.9%福島県 -3.9% -6.4% -8.2% -8.9% 福島県 -11.9% -22.6% -32.2% -40.0%茨城県 -4.5% -7.5% -9.1% -8.7% 茨城県 -5.7% -10.0% -12.8% -13.6%栃木県 -4.4% -6.9% -8.1% -8.4% 栃木県 -5.5% -9.2% -11.5% -12.8%群馬県 -4.2% -6.6% -8.0% -8.3% 群馬県 -5.7% -9.8% -12.8% -14.6%埼玉県 -5.9% -8.9% -9.2% -8.0% 埼玉県 -5.7% -8.4% -7.9% -5.5%千葉県 -5.1% -8.2% -9.0% -7.7% 千葉県 -4.5% -6.7% -6.3% -3.6%東京都 -5.4% -6.4% -5.9% -5.3% 東京都 -7.9% -11.4% -13.4% -15.3%神奈川県 -5.6% -7.5% -7.1% -5.7% 神奈川県 -4.6% -5.3% -3.5% -0.5%新潟県 -3.8% -5.7% -7.0% -7.3% 新潟県 -6.2% -10.6% -14.5% -17.4%富山県 -5.0% -8.3% -10.6% -10.9% 富山県 -7.5% -13.5% -18.6% -21.6%石川県 -7.1% -10.2% -11.3% -10.6% 石川県 -11.0% -18.3% -23.7% -27.3%福井県 -4.5% -6.6% -7.9% -7.9% 福井県 -7.5% -12.9% -17.6% -21.0%山梨県 -3.8% -5.9% -7.5% -7.7% 山梨県 -6.9% -12.4% -17.4% -21.1%長野県 -4.6% -7.5% -9.4% -9.7% 長野県 -5.3% -8.9% -11.5% -12.5%岐阜県 -3.6% -5.6% -6.1% -6.1% 岐阜県 -4.4% -7.3% -8.7% -9.5%静岡県 -4.2% -6.5% -7.7% -7.6% 静岡県 -5.5% -8.9% -10.8% -10.8%愛知県 -5.5% -7.0% -6.8% -5.8% 愛知県 -3.7% -3.2% -0.5% 3.2%三重県 -4.0% -6.7% -8.0% -8.2% 三重県 -5.6% -9.8% -12.6% -14.1%滋賀県 -3.9% -6.6% -7.6% -7.3% 滋賀県 -5.7% -10.1% -12.9% -14.0%京都府 -4.9% -8.1% -9.5% -8.7% 京都府 -9.6% -17.4% -23.1% -25.8%大阪府 -6.1% -8.2% -7.4% -5.4% 大阪府 -2.7% -0.7% 4.7% 11.8%兵庫県 -5.5% -7.6% -8.1% -7.6% 兵庫県 -6.7% -10.1% -11.8% -12.4%奈良県 -7.0% -11.6% -12.9% -11.9% 奈良県 -15.8% -28.7% -37.6% -43.5%和歌山県 -6.6% -10.1% -10.9% -9.7% 和歌山県 -14.1% -25.1% -33.0% -38.5%鳥取県 -1.8% -3.7% -5.8% -6.7% 鳥取県 -3.6% -7.5% -11.6% -14.6%島根県 -4.6% -7.5% -9.6% -10.0% 島根県 -8.5% -15.6% -21.8% -26.1%岡山県 -3.6% -5.9% -7.1% -7.0% 岡山県 -6.1% -11.2% -15.1% -17.5%広島県 -4.5% -7.9% -9.4% -8.9% 広島県 -8.2% -15.6% -20.7% -23.4%山口県 -4.7% -7.8% -9.5% -9.5% 山口県 -7.2% -13.0% -17.4% -20.1%徳島県 -5.0% -7.9% -10.3% -11.0% 徳島県 -8.7% -15.7% -22.0% -26.5%香川県 -4.5% -8.2% -10.5% -10.7% 香川県 -8.7% -16.9% -23.5% -27.8%愛媛県 -3.9% -6.5% -8.3% -9.0% 愛媛県 -7.0% -12.9% -18.2% -22.1%高知県 -5.3% -8.9% -11.5% -11.7% 高知県 -11.0% -20.6% -29.1% -34.9%福岡県 -4.7% -7.8% -9.1% -8.5% 福岡県 -6.6% -11.8% -15.1% -16.4%佐賀県 -4.2% -6.9% -8.7% -9.2% 佐賀県 -5.4% -9.5% -12.7% -14.7%長崎県 -3.3% -5.4% -7.1% -7.9% 長崎県 -6.3% -11.6% -16.6% -20.8%熊本県 -4.1% -6.1% -7.4% -7.8% 熊本県 -6.9% -12.1% -16.6% -20.3%大分県 -4.7% -7.7% -10.2% -10.6% 大分県 -8.8% -16.2% -23.1% -27.9%宮崎県 -3.6% -5.9% -7.9% -8.7% 宮崎県 -6.5% -11.9% -17.2% -21.3%鹿児島県 -2.7% -3.3% -4.3% -5.1% 鹿児島県 -6.5% -11.3% -16.5% -21.5%沖縄県 -5.0% -5.0% -4.2% -4.1% 沖縄県 -6.6% -8.2% -8.9% -10.0%全国計 -4.8% -7.1% -7.8% -7.5% 全国計 -6.6% -10.7% -13.2% -14.4%

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(3)給与総額(人口比維持ケース) (4)退職金総額(職員数一定ケース)

2013年度 2018年度 2023年度 2028年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度北海道 -4.6% -8.7% -12.6% -16.7% 北海道 -2.1% -6.4% -9.6% -8.6%青森県 -8.4% -13.9% -19.0% -23.5% 青森県 -22.6% -25.3% -29.1% -32.8%岩手県 -5.7% -11.3% -16.7% -21.8% 岩手県 -1.3% 1.5% -1.2% -3.9%宮城県 -5.0% -9.1% -12.8% -15.9% 宮城県 -3.0% -3.7% -8.5% -20.6%秋田県 -7.6% -13.7% -20.2% -26.2% 秋田県 -12.8% -11.4% -6.5% -17.7%山形県 -6.6% -12.9% -18.6% -23.2% 山形県 -4.0% 5.6% -4.2% -18.8%福島県 -5.8% -10.9% -15.9% -20.1% 福島県 -4.5% 1.8% -0.4% -12.2%茨城県 -5.7% -10.5% -14.6% -17.3% 茨城県 -1.3% 0.1% -10.0% -28.1%栃木県 -5.0% -8.8% -11.9% -14.7% 栃木県 -3.4% -9.7% -13.5% -24.4%群馬県 -5.2% -9.4% -13.2% -16.3% 群馬県 -1.7% -4.1% -9.7% -22.4%埼玉県 -5.9% -9.7% -11.4% -12.4% 埼玉県 -4.7% -18.7% -36.3% -45.9%千葉県 -4.8% -8.4% -10.4% -11.1% 千葉県 -1.5% -11.1% -27.2% -42.7%東京都 -4.0% -4.1% -3.3% -3.1% 東京都 -26.9% -42.1% -44.8% -44.7%神奈川県 -4.6% -6.2% -6.0% -5.5% 神奈川県 -14.8% -27.8% -39.9% -47.0%新潟県 -5.9% -10.6% -15.4% -19.6% 新潟県 -9.3% -9.0% -7.4% -19.4%富山県 -6.6% -12.3% -17.7% -21.5% 富山県 -4.1% -3.0% -8.3% -30.2%石川県 -8.4% -13.4% -17.1% -19.5% 石川県 -17.8% -25.9% -33.1% -48.7%福井県 -5.9% -10.1% -14.0% -17.0% 福井県 -16.2% -12.0% -17.7% -26.2%山梨県 -5.0% -9.0% -12.9% -16.0% 山梨県 -9.2% -7.9% -9.9% -22.1%長野県 -6.2% -11.3% -16.2% -19.8% 長野県 -5.2% -6.1% -9.7% -23.2%岐阜県 -4.7% -8.4% -11.4% -14.4% 岐阜県 -1.1% -8.9% -15.2% -18.3%静岡県 -4.9% -8.6% -11.9% -14.5% 静岡県 -5.8% -6.4% -13.7% -27.6%愛知県 -4.7% -6.1% -6.3% -6.3% 愛知県 -18.3% -30.9% -39.3% -46.1%三重県 -4.8% -8.9% -12.3% -15.1% 三重県 -1.9% -3.8% -13.0% -21.8%滋賀県 -3.2% -5.6% -7.0% -7.5% 滋賀県 0.3% -1.0% -14.7% -26.3%京都府 -5.6% -10.1% -13.5% -15.2% 京都府 0.7% -6.9% -18.9% -38.9%大阪府 -7.0% -10.7% -12.3% -13.3% 大阪府 -15.1% -35.2% -48.8% -53.2%兵庫県 -6.1% -9.6% -12.1% -14.2% 兵庫県 -15.1% -24.4% -32.9% -39.6%奈良県 -8.7% -15.7% -20.0% -22.8% 奈良県 1.1% -14.4% -32.0% -46.5%和歌山県 -9.5% -16.7% -21.7% -25.2% 和歌山県 -9.5% -17.5% -36.6% -47.2%鳥取県 -3.4% -7.5% -12.4% -16.5% 鳥取県 9.4% 20.9% 22.1% 7.4%島根県 -7.1% -13.2% -19.1% -23.7% 島根県 -10.4% -3.4% -9.6% -22.7%岡山県 -4.4% -8.2% -11.5% -14.0% 岡山県 1.8% 2.4% -6.2% -21.6%広島県 -5.5% -10.8% -14.6% -17.1% 広島県 3.4% 3.6% -14.2% -30.0%山口県 -7.2% -13.5% -19.1% -23.4% 山口県 -7.9% -4.5% -14.9% -29.6%徳島県 -7.0% -12.7% -18.4% -23.0% 徳島県 -8.8% -5.1% -7.5% -27.4%香川県 -6.1% -12.2% -17.6% -21.3% 香川県 11.3% 14.9% 1.9% -17.2%愛媛県 -5.9% -11.3% -16.6% -21.2% 愛媛県 -4.5% 3.1% -3.1% -13.1%高知県 -7.6% -14.3% -20.6% -24.9% 高知県 -1.0% 3.2% -4.4% -28.1%福岡県 -5.1% -9.3% -12.3% -13.9% 福岡県 -2.3% -0.7% -15.9% -31.8%佐賀県 -5.6% -10.4% -14.8% -18.4% 佐賀県 -4.0% 0.0% -4.2% -14.9%長崎県 -5.7% -10.8% -16.1% -21.0% 長崎県 -5.6% 0.8% 0.4% -5.9%熊本県 -5.5% -9.5% -13.5% -17.0% 熊本県 -11.5% -12.1% -12.4% -19.9%大分県 -6.2% -11.4% -16.8% -20.5% 大分県 -6.3% -0.4% -2.7% -22.9%宮崎県 -5.3% -9.9% -15.0% -19.3% 宮崎県 -8.8% -1.8% -2.1% -11.8%鹿児島県 -4.6% -7.9% -12.0% -16.4% 鹿児島県 -27.1% -17.2% -12.8% -7.3%沖縄県 -3.5% -2.3% -0.7% -0.3% 沖縄県 -32.2% -43.5% -40.0% -25.8%全国計 -5.4% -9.1% -11.8% -14.0% 全国計 -10.4% -16.7% -24.7% -33.3%

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(5)退職金総額(採用行動継続ケース) (6)退職金総額(人口比維持ケース)

2013年度 2018年度 2023年度 2028年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度北海道 -3.2% -8.7% -13.6% -14.5% 北海道 -2.6% -7.7% -12.1% -12.9%青森県 -23.9% -28.2% -34.2% -40.4% 青森県 -23.2% -26.8% -31.9% -37.3%岩手県 -2.7% -1.8% -6.9% -12.5% 岩手県 -2.0% -0.3% -4.6% -9.4%宮城県 -3.7% -5.4% -11.4% -24.9% 宮城県 -3.3% -4.5% -10.2% -23.4%秋田県 -14.9% -15.9% -14.3% -29.3% 秋田県 -13.8% -13.6% -10.6% -24.2%山形県 -5.3% 2.7% -9.2% -26.4% 山形県 -4.7% 3.9% -7.3% -23.7%福島県 -7.1% -3.8% -10.0% -26.4% 福島県 -5.1% 0.4% -3.1% -16.7%茨城県 -1.8% -0.9% -11.8% -30.8% 茨城県 -1.7% -0.8% -11.9% -31.2%栃木県 -3.8% -10.6% -15.1% -26.8% 栃木県 -3.6% -10.3% -14.7% -26.5%群馬県 -2.3% -5.2% -11.7% -25.5% 群馬県 -2.0% -4.9% -11.4% -25.2%埼玉県 -4.8% -18.9% -36.8% -46.6% 埼玉県 -4.7% -18.8% -36.8% -47.1%千葉県 -1.4% -10.9% -26.7% -41.8% 千葉県 -1.5% -11.1% -27.5% -43.5%東京都 -27.4% -43.3% -46.7% -47.6% 東京都 -26.6% -41.7% -44.1% -44.0%神奈川県 -14.6% -27.4% -39.1% -45.7% 神奈川県 -14.6% -27.5% -39.5% -46.8%新潟県 -10.0% -10.7% -10.4% -24.0% 新潟県 -9.9% -10.5% -10.2% -24.0%富山県 -4.8% -4.6% -11.2% -34.5% 富山県 -4.6% -4.1% -10.6% -33.9%石川県 -18.7% -27.9% -36.5% -53.9% 石川県 -18.0% -26.6% -34.5% -51.2%福井県 -17.0% -13.9% -21.1% -31.4% 福井県 -16.5% -13.0% -19.6% -29.3%山梨県 -10.1% -10.0% -13.5% -27.5% 山梨県 -9.5% -8.8% -11.6% -25.0%長野県 -5.5% -6.7% -10.7% -24.6% 長野県 -5.7% -7.3% -12.0% -26.9%岐阜県 -1.4% -9.6% -16.4% -20.1% 岐阜県 -1.4% -9.8% -17.0% -21.3%静岡県 -6.3% -7.5% -15.5% -30.3% 静岡県 -6.0% -7.0% -15.0% -30.0%愛知県 -18.0% -30.1% -37.8% -43.7% 愛知県 -18.2% -30.6% -39.1% -46.0%三重県 -2.4% -5.0% -15.1% -24.8% 三重県 -2.1% -4.4% -14.4% -24.2%滋賀県 -0.3% -2.3% -17.0% -29.7% 滋賀県 0.5% -0.7% -14.4% -26.1%京都府 -0.7% -10.0% -24.2% -46.6% 京都府 0.6% -7.4% -20.1% -40.9%大阪府 -14.4% -33.7% -46.0% -48.8% 大阪府 -15.3% -35.7% -49.9% -55.2%兵庫県 -15.5% -25.1% -34.3% -41.6% 兵庫県 -15.3% -24.8% -34.0% -41.5%奈良県 -0.9% -18.7% -39.2% -57.0% 奈良県 0.7% -15.3% -33.9% -49.7%和歌山県 -11.2% -21.2% -42.9% -56.4% 和歌山県 -10.2% -19.1% -39.5% -51.7%鳥取県 8.8% 19.5% 19.6% 3.5% 鳥取県 8.9% 19.5% 19.4% 3.0%島根県 -11.5% -5.9% -14.0% -29.3% 島根県 -11.0% -5.0% -12.7% -27.5%岡山県 1.0% 0.4% -9.7% -26.9% 岡山県 1.6% 1.7% -7.7% -24.2%広島県 2.2% 0.8% -18.9% -37.0% 広島県 3.1% 2.7% -15.9% -32.8%山口県 -8.6% -6.1% -17.8% -34.0% 山口県 -8.5% -6.1% -17.9% -34.4%徳島県 -9.9% -7.6% -11.8% -33.9% 徳島県 -9.3% -6.5% -10.0% -31.6%香川県 9.9% 11.7% -3.6% -25.3% 香川県 10.8% 13.5% -0.7% -21.4%愛媛県 -5.5% 0.9% -7.0% -19.0% 愛媛県 -5.2% 1.6% -6.1% -17.9%高知県 -2.6% -0.4% -10.6% -37.3% 高知県 -1.6% 1.6% -7.4% -32.8%福岡県 -2.8% -2.0% -18.3% -35.3% 福岡県 -2.4% -1.1% -16.9% -33.5%佐賀県 -4.4% -0.8% -5.7% -17.3% 佐賀県 -4.4% -1.1% -6.3% -18.5%長崎県 -6.6% -1.4% -3.5% -11.7% 長崎県 -6.4% -1.0% -3.0% -11.3%熊本県 -12.4% -14.1% -15.9% -25.2% 熊本県 -11.9% -13.1% -14.4% -23.2%大分県 -7.5% -3.1% -7.4% -30.0% 大分県 -6.7% -1.5% -4.9% -26.5%宮崎県 -9.7% -3.8% -5.8% -17.3% 宮崎県 -9.3% -3.1% -4.7% -16.0%鹿児島県 -28.3% -19.8% -17.3% -14.1% 鹿児島県 -27.7% -18.7% -15.5% -11.6%沖縄県 -32.7% -44.5% -41.7% -28.3% 沖縄県 -31.9% -42.8% -39.0% -24.4%全国計 -10.9% -17.9% -26.7% -36.3% -10.6% -17.3% -25.9% -35.4%

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(7)人件費総額(職員数一定ケース) (8)人件費総額(採用行動継続ケース)

2013年度 2018年度 2023年度 2028年度 2013年度 2018年度 2023年度 2028年度北海道 -2.9% -4.7% -5.7% -5.8% 北海道 -6.2% -11.5% -15.8% -19.2%青森県 -7.6% -9.8% -11.3% -11.8% 青森県 -12.5% -19.9% -26.6% -32.2%岩手県 -3.2% -5.3% -7.1% -8.1% 岩手県 -7.4% -14.0% -20.6% -26.3%宮城県 -4.0% -6.3% -7.9% -9.1% 宮城県 -6.0% -10.5% -14.3% -17.6%秋田県 -5.1% -6.6% -7.8% -9.5% 秋田県 -11.7% -20.2% -28.2% -36.4%山形県 -4.3% -6.5% -9.3% -11.1% 山形県 -8.1% -14.6% -21.7% -27.8%福島県 -3.9% -5.7% -7.6% -9.1% 福島県 -11.5% -21.1% -30.4% -38.9%茨城県 -4.2% -6.8% -9.2% -10.5% 茨城県 -5.4% -9.2% -12.7% -15.1%栃木県 -4.3% -7.1% -8.6% -9.8% 栃木県 -5.4% -9.3% -11.8% -14.0%群馬県 -4.0% -6.4% -8.2% -9.5% 群馬県 -5.5% -9.4% -12.7% -15.5%埼玉県 -5.8% -9.9% -12.0% -11.9% 埼玉県 -5.6% -9.5% -10.9% -9.7%千葉県 -4.8% -8.5% -10.9% -11.3% 千葉県 -4.2% -7.1% -8.4% -7.5%東京都 -7.8% -10.3% -10.2% -9.7% 東京都 -10.1% -14.9% -17.1% -18.9%神奈川県 -6.6% -9.7% -10.5% -10.0% 神奈川県 -5.7% -7.6% -7.2% -5.2%新潟県 -4.4% -6.0% -7.0% -8.5% 新潟県 -6.5% -10.6% -14.2% -18.1%富山県 -4.9% -7.8% -10.4% -12.8% 富山県 -7.2% -12.6% -17.9% -22.8%石川県 -8.3% -11.9% -13.7% -14.9% 石川県 -11.9% -19.4% -25.2% -30.3%福井県 -5.7% -7.2% -8.9% -9.8% 福井県 -8.5% -13.0% -18.0% -22.1%山梨県 -4.3% -6.1% -7.7% -9.1% 山梨県 -7.2% -12.1% -17.0% -21.7%長野県 -4.7% -7.4% -9.4% -10.8% 長野県 -5.3% -8.7% -11.4% -13.4%岐阜県 -3.3% -5.9% -7.0% -7.3% 岐阜県 -4.1% -7.5% -9.5% -10.5%静岡県 -4.3% -6.5% -8.2% -9.4% 静岡県 -5.5% -8.8% -11.2% -12.5%愛知県 -6.8% -9.5% -10.2% -10.0% 愛知県 -5.2% -6.0% -4.4% -1.7%三重県 -3.8% -6.4% -8.5% -9.4% 三重県 -5.3% -9.4% -12.8% -15.1%滋賀県 -3.6% -6.1% -8.2% -9.0% 滋賀県 -5.2% -9.4% -13.2% -15.4%京都府 -4.4% -8.0% -10.5% -11.8% 京都府 -8.7% -16.7% -23.2% -27.9%大阪府 -7.1% -11.4% -12.4% -11.1% 大阪府 -4.1% -4.7% -1.4% 4.5%兵庫県 -6.7% -9.7% -11.2% -11.6% 兵庫県 -7.8% -12.0% -14.6% -16.0%奈良県 -6.1% -11.9% -15.0% -15.7% 奈良県 -14.1% -27.6% -37.8% -45.0%和歌山県 -6.9% -11.0% -14.0% -14.3% 和歌山県 -13.7% -24.6% -34.2% -40.7%鳥取県 -1.0% -1.8% -3.7% -5.6% 鳥取県 -2.6% -5.4% -9.2% -13.2%島根県 -5.2% -7.1% -9.6% -11.3% 島根県 -8.8% -14.6% -21.0% -26.4%岡山県 -3.0% -5.1% -7.0% -8.5% 岡山県 -5.4% -10.0% -14.6% -18.4%広島県 -3.7% -6.8% -9.9% -11.0% 広島県 -7.2% -13.9% -20.5% -24.8%山口県 -5.0% -7.5% -10.0% -11.3% 山口県 -7.3% -12.3% -17.5% -21.4%徳島県 -5.4% -7.6% -10.0% -12.8% 徳島県 -8.8% -14.8% -20.9% -27.3%香川県 -2.9% -6.0% -9.3% -11.3% 香川県 -6.9% -14.1% -21.6% -27.6%愛媛県 -4.0% -5.6% -7.9% -9.3% 愛媛県 -6.8% -11.7% -17.2% -21.9%高知県 -4.9% -7.8% -10.8% -13.2% 高知県 -10.2% -18.8% -27.4% -35.1%福岡県 -4.5% -7.1% -9.7% -10.6% 福岡県 -6.3% -10.9% -15.4% -18.1%佐賀県 -4.2% -6.3% -8.3% -9.7% 佐賀県 -5.3% -8.7% -12.1% -14.9%長崎県 -3.5% -4.9% -6.5% -7.8% 長崎県 -6.3% -10.8% -15.6% -20.1%熊本県 -4.7% -6.6% -7.8% -8.9% 熊本県 -7.4% -12.3% -16.6% -20.7%大分県 -4.8% -7.0% -9.5% -11.7% 大分県 -8.7% -15.0% -21.7% -28.1%宮崎県 -4.0% -5.5% -7.4% -8.9% 宮崎県 -6.8% -11.3% -16.3% -20.9%鹿児島県 -5.0% -4.6% -5.1% -5.3% 鹿児島県 -8.5% -12.1% -16.6% -20.8%沖縄県 -7.8% -9.0% -8.0% -6.4% 沖縄県 -9.3% -12.0% -12.4% -11.9%全国計 -5.3% -8.0% -9.5% -10.0% 全国計 -7.0% -11.5% -14.6% -16.5%

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(9)人件費総額(人口比維持ケース)

2013年度 2018年度 2023年度 2028年度北海道 -4.4% -8.6% -12.6% -16.4%青森県 -10.0% -15.3% -20.4% -25.0%岩手県 -5.4% -10.3% -15.7% -20.8%宮城県 -4.9% -8.7% -12.6% -16.5%秋田県 -8.2% -13.7% -19.4% -26.0%山形県 -6.5% -11.5% -17.7% -23.2%福島県 -5.7% -9.9% -14.8% -19.8%茨城県 -5.3% -9.6% -14.3% -18.5%栃木県 -4.9% -8.9% -12.2% -15.7%群馬県 -5.0% -9.0% -13.0% -17.0%埼玉県 -5.8% -10.6% -14.0% -16.0%千葉県 -4.5% -8.7% -12.2% -14.4%東京都 -6.5% -8.2% -7.8% -7.6%神奈川県 -5.6% -8.4% -9.5% -9.8%新潟県 -6.3% -10.6% -14.9% -20.0%富山県 -6.4% -11.5% -17.0% -22.7%石川県 -9.5% -14.9% -19.1% -23.1%福井県 -7.0% -10.4% -14.6% -18.3%山梨県 -5.4% -9.0% -12.8% -16.8%長野県 -6.1% -11.0% -15.8% -20.4%岐阜県 -4.3% -8.6% -12.0% -15.1%静岡県 -5.0% -8.5% -12.2% -15.9%愛知県 -6.1% -8.6% -9.7% -10.4%三重県 -4.5% -8.5% -12.5% -16.0%滋賀県 -2.8% -5.2% -7.7% -9.2%京都府 -5.0% -9.8% -14.2% -17.9%大阪府 -7.9% -13.7% -16.8% -18.3%兵庫県 -7.2% -11.5% -14.9% -17.6%奈良県 -7.7% -15.7% -21.6% -25.7%和歌山県 -9.6% -17.0% -23.9% -28.4%鳥取県 -2.4% -5.4% -9.9% -15.0%島根県 -7.5% -12.4% -18.5% -24.1%岡山県 -3.8% -7.2% -11.1% -15.0%広島県 -4.7% -9.4% -14.8% -18.7%山口県 -7.3% -12.8% -19.0% -24.4%徳島県 -7.2% -12.0% -17.5% -23.9%香川県 -4.5% -9.8% -15.9% -21.3%愛媛県 -5.9% -10.2% -15.7% -20.9%高知県 -7.0% -12.9% -19.4% -25.6%福岡県 -4.9% -8.5% -12.7% -15.7%佐賀県 -5.5% -9.6% -14.0% -18.4%長崎県 -5.7% -10.0% -15.1% -20.3%熊本県 -6.0% -9.8% -13.5% -17.6%大分県 -6.3% -10.5% -15.7% -21.1%宮崎県 -5.6% -9.4% -14.1% -19.1%鹿児島県 -6.8% -8.9% -12.4% -16.0%沖縄県 -6.5% -6.6% -4.8% -2.8%

-6.0% -9.9% -13.2% -16.2%