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『ICT(デジタル)教育研究会』 を発足させました。 小中学校において、「情報通信技術を活用した学び」の取り組み を確かなものにするために、『ICT(デジタル)教育研究会』を発足 させました。 (1)総務省・文科省における学校教育の情報化施策 2014年度後半:クラウドを活用した新教育システムの試行 2016年度:全国に新しい教育システムの普及 (2)研究会の目的 教職員の ICT 活用指導力の向上 児童生徒の ICT 活用能力の向上 電子黒板・タブレットを活用したデジタル教育の推進・研究 ものづくり教室による科学的思考能力の育成 情報モラルとして ICT の負の側面に対する理解と対策 今月のトピックス! 大洞 好生 Page 会報 わかくさ 2014第11号 e-Administration 20144 月 発行 わかくさ http://eaac.sakura.ne.jp/ 自治体や中小企業のさまざまなITの お悩みをベテラン集団が解決 電子自治体アドバイザークラブ NPO 法人 会報 e-AAC Advisor Club e-Administration 20144 月 発行 わかくさ http://eaac.sakura.ne.jp/ 自治体や中小企業のさまざまなITの お悩みをベテラン集団が解決 電子自治体アドバイザークラブ NPO 法人 会報 e-AAC Advisor Club これからの学校 ICT について 第2部会長 わかくさ抄 (3)研究会の構成 主体:電子自治体アドバイザークラブ(e-AAC) ご協力:マイクロソフト社、 シャープ株式会社、 奈良教育大学 学校 ICT 支援をするようになって5年、子供たちから 元気とエネルギーをもらっている。子供たちの知らな い事への探求心、知った時の喜びを見ていると、教 える喜びと重要さを改めて感じる。文科省はデジタ ル教室を進めているが学校現場はついて行けない。 そのギャップは広がるばかりで危機感すら覚えるの は私だけではないだろう。今年から学校教育にクラウ ドサーバー取入れの話がある、学校サーバーを無く し、クラウドサーバーでデジタルコンテンツの共有化 とサーバー管理費削減の狙いはわかるが、学校 ICT 環境の実態とは大きくかけ離れている。また、家庭で の ICT 環境もバラツキが大きく、6年生のあるクラス で聞くと、「家でパソコンを使った事がある」が8割、別 のクラスでは1割であった。考えてみると学校で友達 がやっている、友だちと話が合わない、と自然にパソ コンへの興味が深まると思われる。パソコンに関心の ない子どもも隣の友だちが楽しんでいるのを見て、 関心を持ち始めるとすぐ熱中し “次のパソコン授業 は何時?” と先生に聞いている。ICT,SNS の時代、 パソコン授業が原点にあり、その重要性を強く感じて いる。そこで文科省と学校現場の間で微力ではある が、e-AAC としてお手伝い出来ないだろうか。「何 が出来る」ではなく「何をするか」考える。 奈良市の 済美小学校で「タブレット授業」の紹介があったが、 つい先日も福井の武生市でタブレットを使った「反転授 業」の紹介番組があった。「授業は学校、家で復習」が 授業であるが、反転して「タブレットで動画テキストを持 ち帰り「家で勉強、学校で話し合う」と言う。一つの方向 性として評価出来るが、課題が多い。e-AAC でも「実 際に授業で使えるデジタル教室」の研究を考えてい る。モデル校を選び「タブレットと電子黒板」はシャープ (株)の協力を得て、また「デジタルコンテンツ」は日本 マイクロソフト社の協力を得て、e-AAC が先生と一緒 になって「授業で使うデジタル教室」の研究を進める。 また、目の前の課題として三つのテーマに取り組んで 行く。一つ目は「ネット被害から子どもたちを守る」講座 であり、ライン等のグループ外しからの“いじめ問題”、 楽しいゲームの裏に潜む“ネット被害”、ラインやゲーム のやり過ぎで“健康被害”と子どもだけでは解決できな い問題で家族と一緒なってルール作りが不可欠である と考える。二つ目は「ものづくり教室」であり、理工系離 れの子どもに「ものづくり」に関心を持ってもらうきっかけ になることを期待している。ハード面の「パソコン分解」 とソフト面から文科省作成の「プログラミン」でゲーム作 りの体験を考えている。三つ目は「ICT 授業支援」と「何 でも相談」である。子どもの「パソコン授業」をはじめ、忙 しすぎる先生の支援とスキルアップ研修実施が今後の 重要な取り組み課題と考えている。 『スマホ・ケータイ出前啓発講習会』 に積極的に取り組んでいます。 スマートフォンやケータイの普及に伴い、ネット上の有害情報などが 子供達に及ぼす悪影響等から守ることは、緊急かつ重要な課題とな っています。 県の委託をうけて、平成25年度において小中学校で子供達、保護 者向けの講習会を 44 回実施しました。本年26年度も、25年度以 上の講師派遣の要望がくるものと予想しています。子供たちの健や かな成長を願って積極的に取り組んで参ります。

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『ICT(デジタル)教育研究会』

を発足させました。

小中学校において、「情報通信技術を活用した学び」の取り組み

を確かなものにするために、『ICT(デジタル)教育研究会』を発足

させました。

(1)総務省・文科省における学校教育の情報化施策

2014年度後半:クラウドを活用した新教育システムの試行

2016年度:全国に新しい教育システムの普及

(2)研究会の目的

教職員の ICT活用指導力の向上

児童生徒の ICT活用能力の向上

電子黒板・タブレットを活用したデジタル教育の推進・研究

ものづくり教室による科学的思考能力の育成

情報モラルとして ICTの負の側面に対する理解と対策

今月のトピックス!

大洞 好生

1 Page 会報 わかくさ 2014第11号

e-Administration

2014年 4 月発行わ か く さhttp://eaac.sakura.ne.jp/

自治体や中小企業のさまざまなITのお悩みをベテラン集団が解決

電子自治体アドバイザークラブNPO法人

会報e-AAC

Advisor Club

e-Administration

2014年 4 月発行わ か く さhttp://eaac.sakura.ne.jp/

自治体や中小企業のさまざまなITのお悩みをベテラン集団が解決

電子自治体アドバイザークラブNPO法人

会報e-AAC

Advisor Club

これからの学校 ICTについて

第2部会長

わかくさ抄

(3)研究会の構成

主体:電子自治体アドバイザークラブ(e-AAC)

ご協力:マイクロソフト社、 シャープ株式会社、

奈良教育大学

学校 ICT 支援をするようになって5年、子供たちから

元気とエネルギーをもらっている。子供たちの知らな

い事への探求心、知った時の喜びを見ていると、教

える喜びと重要さを改めて感じる。文科省はデジタ

ル教室を進めているが学校現場はついて行けない。

そのギャップは広がるばかりで危機感すら覚えるの

は私だけではないだろう。今年から学校教育にクラウ

ドサーバー取入れの話がある、学校サーバーを無く

し、クラウドサーバーでデジタルコンテンツの共有化

とサーバー管理費削減の狙いはわかるが、学校 ICT

環境の実態とは大きくかけ離れている。また、家庭で

の ICT 環境もバラツキが大きく、6年生のあるクラス

で聞くと、「家でパソコンを使った事がある」が8割、別

のクラスでは1割であった。考えてみると学校で友達

がやっている、友だちと話が合わない、と自然にパソ

コンへの興味が深まると思われる。パソコンに関心の

ない子どもも隣の友だちが楽しんでいるのを見て、

関心を持ち始めるとすぐ熱中し “次のパソコン授業

は何時?” と先生に聞いている。ICT,SNS の時代、

パソコン授業が原点にあり、その重要性を強く感じて

いる。そこで文科省と学校現場の間で微力ではある

が、e-AAC としてお手伝い出来ないだろうか。「何

が出来る」ではなく「何をするか」考える。 奈良市の

済美小学校で「タブレット授業」の紹介があったが、

つい先日も福井の武生市でタブレットを使った「反転授

業」の紹介番組があった。「授業は学校、家で復習」が

授業であるが、反転して「タブレットで動画テキストを持

ち帰り「家で勉強、学校で話し合う」と言う。一つの方向

性として評価出来るが、課題が多い。e-AAC でも「実

際に授業で使えるデジタル教室」の研究を考えてい

る。モデル校を選び「タブレットと電子黒板」はシャープ

(株)の協力を得て、また「デジタルコンテンツ」は日本

マイクロソフト社の協力を得て、e-AAC が先生と一緒

になって「授業で使うデジタル教室」の研究を進める。

また、目の前の課題として三つのテーマに取り組んで

行く。一つ目は「ネット被害から子どもたちを守る」講座

であり、ライン等のグループ外しからの“いじめ問題”、

楽しいゲームの裏に潜む“ネット被害”、ラインやゲーム

のやり過ぎで“健康被害”と子どもだけでは解決できな

い問題で家族と一緒なってルール作りが不可欠である

と考える。二つ目は「ものづくり教室」であり、理工系離

れの子どもに「ものづくり」に関心を持ってもらうきっかけ

になることを期待している。ハード面の「パソコン分解」

とソフト面から文科省作成の「プログラミン」でゲーム作

りの体験を考えている。三つ目は「ICT 授業支援」と「何

でも相談」である。子どもの「パソコン授業」をはじめ、忙

しすぎる先生の支援とスキルアップ研修実施が今後の

重要な取り組み課題と考えている。

『スマホ・ケータイ出前啓発講習会』 に積極的に取り組んでいます。

スマートフォンやケータイの普及に伴い、ネット上の有害情報などが

子供達に及ぼす悪影響等から守ることは、緊急かつ重要な課題とな

っています。

県の委託をうけて、平成25年度において小中学校で子供達、保護

者向けの講習会を 44 回実施しました。本年26年度も、25年度以

上の講師派遣の要望がくるものと予想しています。子供たちの健や

かな成長を願って積極的に取り組んで参ります。

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大和郡山市『ちょっとアドバイス』

柳本公民館に於いて NPO 団体研修会

2 Page 会報 わかくさ 2014第11号

電子自治体アドバイザークラブNPO法人

http://eaac.sakura.ne.jp/ 電子自治体アドバイザークラブNPO法人

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第1部会では自治体会員を定期的に訪問して、行政の情

報化支援を行っています。

1. 自治体への『ちょっとアドバイス』

(1) 自治体 IT巡回サービスの実施

天理市

葛城市

大和郡山市

奈良市

大和高田市

生駒市

香芝市

(2) テーマ

マイナンバーの推進状況と課題

最適化システムの構築

ビッグデータ・オープンデータの利活用

ホームページのランキング

(3) 平成25年度実績 (実施回数:38回)

H25/4 H25/5 H25/6 H25/7 H25/8 H25/9

3回 3回 4回 4回 3回 3回

H25/10 H25/11 H25/12 H26/1 H26/2 H26/3

7回 2回 2回 3回 3回 1回

2. 天理市地域活性情報化支援事業

(1) 事業期間:平成25年9月~11月

(2) 業務内容:

情報発信のノウハウを待たない住民団体を対象に、Facebook の

作成から開設・運用まで指導する。

今回対象の団体は『柳本もてなしのまちづくり会』で、住民団体の

活動を広報するに当たり、SNS を活用し、住民団体の活性化を図

る。延いては市の活性化に寄与する。柳本地域には、『黒塚古

墳』などいくつかの文化遺跡があり、全国に情報発信する手段と

して Facebook を利用する。

(3) 成果

参加者全員が Facebook アカウントを取得し、グループの開

設、ページの開設を実現させた。

Facebook の使い方と事例を学び、情報発信の理解を深めた。

団体内部の課題整理から、定期的な勉強会の機運が生まれ

た。

団体のホームペ

ージの立ち上げと

Facebook との併

用を目指すことと

なった

個人の知識や知

恵を共有して、メ

ディアミックスの取

組みを理解され

た。

3. NPO中間支援活動組織としての展開

e-AAC は、奈良県より中間支援組織として位置づけられ、その役

割が期待されている。e-AAC は、ICT/GIS の利用により、地域を

元気にする活動を行っている。

課題:

県の組織と中間支援活動組織団体の位置づけが不明瞭

主管する部門の方針が不明

連絡会議の活性化

メンバー同士の協働事業の発掘

4. 平成26年度取り組み方針

(1) 自治体における課題

クラウドコンピューティングの利活用

最適化システムの検討

統合 GISの利活用

ビッグデータ/オープンデータの利活用

マイナンバーの検討

ホームページの見直し

情報セキュリティポリシーの見直し

この市場において、次の 3 点が最近の特徴として顕著になって

いる。

① それぞれのテーマが、個別にあるのではなく、それぞれが複

合的なシステムに融合されてくるため、自治体内部の組織間

の連携・協働およびそのリーダーシップが重要になっている。

② マイナンバーは、全国の自治体が一斉に取り組んでいるた

め、SE(システム技術者)の不足が叫ばれている。システム業

者間の協力という動きも見られる。

③ e-AAC の役割は、庁内の課題を提起して解決策を提案し

ていくところにある。

(2) 天理市に対して『地域活動の情報化支援事業』

平成25年度に、柳本公民館で実施した「地域活動団体」の情報

発信力をたかめる研修会を、他の公民館地区にも広げていく計

画である。

(3) 自治体と地域住民のコラボレーションによる活性化事業の検討

公共データを活用し、地域の活動団体や住民が参加できる

地域活性化計画

機械判読可能なデータの形式化の支援

クローズド GISからオープン GISへの展開

(4) 自治体会員の勧誘活動

地域の教育力を図り、高齢化社会において IT の恩恵を享

受できる基盤の構築

学校・家庭・地域の連携協力の推進

「第1部会」からの報告 自治体情報化支援

天理市『ちょっとアドバイス』

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【タブレット&電子黒板授業のイメージ】

3 Page 会報 わかくさ 2014第11号

電子自治体アドバイザークラブNPO法人http://eaac.sakura.ne.jp/ 電子自治体アドバイザークラブNPO法人http://eaac.sakura.ne.jp/

小学校の ICT 授業推進について文科省の取組みに対し、

学校現場は大きく遅れています。e-AAC として少しでも力に

なればと「学校情報化」を支援しています。

重点的取組みテーマ

1. 「ICT授業」支援:パソコンの活用と先生のスキルアップ

2. ネット被害から子どもを守る「情報セキュリティー&モラル」授業と

講座:

4,5,6年生対象に 45分間授業

保護者&PTA対象に「ネット被害から子どもたちを守る」講座

3. 「ものづくり教室」:45 分間クラブ活動授業として実施

パソコン分解:CPU/HDD取出して構造と機能を知る

プログラミン:文科省作成「ゲームづくり」の体験

太陽光発電:太陽光パネルと手回し発電機で実験

平成 25 年度 学校支援実績数 香芝市教の委託授業として H25/7~H26/3 月まであわせて 242 回、

奈良市の学校では 8 校に対して 70 回、その他学校については 29

回の支援をしました。また重点テーマの「ネット被害から子どもたちを

守る」授業と講演を 44 回実施しました。ものづくり教室では「パソコ

ン分解による勉強は楽しい・びっくりした」「プログラミンを使って発想

するのが楽しい、やめられない」などの感想が聞かれました。

平成25年度 学校支援実施 香芝市 奈良市 その他

学校数 10 校 8 校 20 校

支援回数合計 242 70 29

情報化支援内容

「ICT」授業支援 209 42 8

情報セキュリティー&モラル 17 8 19

ものづくり

教室

・パソコン分解 4 9 1

・プログラミン体験 2 8 1

・太陽光発電体験 1

教職員研修 ・MS Office 研修 8 2

・電子黒板研修 2

ICT 支援テーマと内容

1. 「ICT授業」支援内容: MS Office とジャストスマイル

2. ネット被害から子どもを守る

「情報セキュリティー&モラル」

授業と講座:

3. 「ものづくり教室」:

パソコン分解してその構造と機能を

勉強する。

プログラミンではゲーム遊びからゲ

ームを自分で作る喜びを感じなが

ら勉強する。

香芝市教育委員会の委託事業について

1. 25/7~26/3 の 8 ヶ月間 242 回/10 校 を支援

Aグループ:真美東, 旭ヶ丘, 五位堂, 志都美, 真美西

Bグループ:下田, 関屋, 三和, 鎌田, 二上

2. ICT 授業支援の内容

① 低学年(1,2,3 年)授業:パソコン

基本とお絵描き

② 高学年(4,5,6 年)授業:デジカメ

写真と新聞づくり等

③ クラブ活動支援:名刺、カレンダ

ーを作り

④ 「ネット被害から子どもを守る」授

⑤ 「ものづくり教室」

・ 「パソコン分解」←パソコン構造,働きと機能を考える

・ 「プログラミン」←(ゲームをする)から(ゲームをつくる体験)へ

⑥ パソコン教室の整理 (授業前後の機器整理)

⑦ 教職員研修:MS Office,情報セキュリティー,電子黒板等

⑧ 「何でも相談」:教職員 PC とサーバー、ホームページ

奈良市、他小学校支援状況

学校名 支援形態 回数 支援体制

西大寺北小 授業支援&クラブ 32 講師&サポート

佐保台小 授業支援&クラブ 17 講師&サポート

伏見小 クラブ 5 講師

平城西小 授業支援 3 講師&サポート

神功小 クラブ 1 講師

富雄北小 クラブ 1 講師

富雄南小 クラブ 2 講師

平城小 クラブ 2 講師

柳本小 クラブ 10 講師

「太陽光パネル.手回し発電機」電気の発電の仕組み

特別学級「パソコン使って楽しい授業」の支援

総合学習授業支援:デジカメ写真でミニ新聞作成等

奈良コンソーシアム委託:「ネット被害から子供を守る」

生駒南 2 6 月 27 日 高田浮孔 11 月 12 日 生駒俵口 1 月 21 日

天理柳本 8 月 7 日 奈良情商高 11 月 5 日 富雄 3 1 月 22 日

鹿ノ台 9 月 19 日 生駒東 11 月 15 日 都跡 1 月 23 日

西大寺北 9 月 26 日

郡山南中 11 月 20 日 伏見南 1 月 28 日 10 月 10 日

郡山矢田 10 月 17 日 都跡 11 月 21 日 上牧 2 1 月 30 日

御所掖上 10 月 21 日 斑鳩青少評 12 月 13 日 生駒俵口 1 月 31 日

奈良朱雀 10 月 29 日 天理中 12 月 20 日 高田 PTA 2 月 22 日

香芝中 中止 三笠公防評 1 月 7 日 平城 2 月 22 日

奈良市教育委員会「25年度職員スキルアップ」研修

平成 25年 8月 2日:応用講座として、ワード、エクセル、パワーポイ

ント、アクセスを研修しました。

平成26年度「学校情報化」支援取組みについて 1. 「ネット被害から子どもを守る」

2. 「ものづくり教室」

3. ICT 授業支援・「何でも相談」

4. 「デジタル教室の実践研究」を3社でプロジェクト活動

・ タブレット/電子黒板:シャープ(株)ご協力

・ デジタルコンテンツ:日本マイクロソフト社ご協力

・ プロジェクト事務局:e-AAC

モデル校で先生と一緒に「デジタル教室」の研究進めます。

「第2部会」からの報告 学校教育情報化支援

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電子自治体アドバイザークラブNPO法人

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パソコン教室は、受託教室と e-AAC 主催教室の日程調

整をしながら開催しています。平成25年度下期の受託 5 教

室、e-AAC 主催 4 教室の開催実績を踏まえて、平成26年

度以降、教室の拡充および内容の充実を図っていきます。

受託『パソコン教室』の実績 (H25/9~H26/3)

1. 天理市井戸堂公民館

・ 10/25、11/1,15,22,29、12/6

・ パソコン入門 6日間コース

・ 定員 26名で実施

・ ワード、エクセル、写真、年賀

状作成など。

2. 奈良市都祁公民館

・ 9/18、10/23、11/13,27、12/4

・ パソコン入門 5日間コース

・ 定員 20名で実施

・ ワード・写真・年賀状作成など

3. 橿原市耳成公民館

・ 10月~3月 8 回開催、同日

午後と追加日程で合計 11 回

の「何でも相談」を実施。

・ 年賀状の文面作成、宛名作成、

編集、インターネットなどテー

マを絞って実施

・ パソコン教室:午前の部 20名

・ フォロー教室(教室開催日の午

後の分)、フォロー教室(教室

開催日以外の分):3回実施

4. NTT 電友会(大安寺)

・ H25/10~H26/2

・ 10 回コース(隔週第2,4火曜

日)定員 20名

・ パソコン入門からワード、エク

セル、デジカメ、インターネット

など

・ 年賀状作成特別教室を耳成

10/29、大安寺 11/5の 2回実施

5. ソムリエの会

・ 10/14(祝)に図書情報館にて、

情報発信力強化のためのパ

ソコン教室(デジタル写真、

パワーポイント)を 20 人の

参加で実施

6. ナビの会

・ 毎月第2月曜日

・ 13:30~16:30開催

e-AAC主催『パソコン教室』の実績

1. 大宮教室: e-AAC大宮事務所

・ 土曜パソコン教室(パソコン初心者向) 第1,3土曜日

・ パソコン入門、ワード、エクセル、デジカメ、インターネット、その他、

「何でも相談」実施

・ 月曜から金曜日まで 延べ 82名

2. 「何でも相談」

月曜から金曜日まで、大宮事務所での「何でも相談」、「自宅

訪問ヘルプ」も開始。XP、Vista、Windows 8 などの相談事

が多くなっています。

3. 高田教室:中和労働会館

・ 第1,3水曜日開催

・ 定員:20名

・ パソコン入門から、ワード、エクセ

ル、デジカメ等

・ 「何でも相談」(パソコン教室開催

の午後)実施 延べ 48人

4. 学園前教室: 近鉄プラザ6F

・ 木曜パソコン教室 (毎木曜日午後)

・ 定員:20名

・ パソコン基本操作:H25/9~

・ ワード、エクセル、写真の自由自在コース

5. 伊那佐教室:宇陀市

伊那佐郵人

・ パソコン教室 9/30、10/21

11/18、12/2,9

・ 定員 10名

・ ワード、写真、年賀状

平成26年度上期『パソコン教室』計画

受託教室

1. 天理市式上公民館(予定)

6~7月に、パソコン入門 6日間コース

2. 市町村職員パソコン研修(予定): 研修センター

9 月に 12 日間、アクセス基礎・応用、エクセル応用、パワーポ

イント

3. 橿原市耳成地区公民館

第2,4土曜日

4~8月、パソコン入門コース

4. NTT 電友会 耳成教室

第2,4火曜日

4~7月総合コース 8回、特別コース 2回

5. ソムリエの会

月曜日

5~9月、プレゼン技術のための教室 10回

6. ナビの会

毎月第2月曜日

7. 奈良県からの受託事業(入札状況による)

8. 奈良市公民館(未定)

e-AAC主催の教室

1. 大宮教室

第1,3土曜日

2. 学園前教室

木曜日

3. 高田教室

第 1・3水曜日、当日午後、「何でも相談」開催

4. 伊那佐郵人教室

第1,3火曜日、「何でも相談」、電話申込みにて実施予定

5. 大宮教室「何でも相談」

月曜日~金曜日、随時受付 「何でも相談」、自宅訪問ヘルプ、XP からの移管サポート、迷

惑ソフト対策など

「第3部会」からの報告 パソコン研修

【パソコン教室】

【パソコン教室】

【パソコン教室】

【パソコン教室】

【パソコン教室】

【パソコン教室】

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5 Page 会報 わかくさ 2014第11号

電子自治体アドバイザークラブNPO法人http://eaac.sakura.ne.jp/ 電子自治体アドバイザークラブNPO法人http://eaac.sakura.ne.jp/

第5回目となる GIS 講座で、第1部(11日と25日)を奈良県電子自

治体推進協議会との共催によるセミナーと、第2部(18日)は実習を

伴うワークショップを開催しました。

第1部では、まず座長として奈良大学文学部地理学科 酒井

高正教授に基調講演を行っていただきました。近年、ICT の利活

用の中で特に公共データの活用促進、すなわち「オープンデー

タ」の推進により、経済の活性化・行政の効率化が進むことが期待

されています。オープンデータ先進自治体では「オープンデータ」

が実際に公開され,その活用が進められつつあります.そのような

状況下で、自治体 GIS においても整備してきた地理空間情報を

「オープンデータ」として公開する事例も始まりつつあります。この

ような現状を踏まえて、「オープンデータ」の先進自治体における

現状や他の地方自治体が「オープンデータ」を進めていくための

データやルールの整備・課題などについて、また、オープンソース

GIS での分析する方法などについて、6テーマで講演していただき

ました。毎回、自治体初め企業・団体から大勢の参加があり、熱心

に聴講していただきました。セミナー終了後は講師と参加者有志

で学内の喫茶室にて交流会を実施しました。

第2部では、オープンソース GIS の一つである QGIS*1 を用い

て実習を行い、オープンソース技術に関して学びました。

実習1: 「地図に記録したメモをGISデータ化してみよう」

実習2: 「オープンデータを使ったマップ作りを体験してみよう」

地理情報システム学会の GIS 教育認定を申請し許可されましたの

で希望者には「参加証明書」、講師には「講師証明書」を発行しまし

た。概要を e-AAC ホームページに掲載しています。

平成26年度上期 e-AAC ワークショップについて

次回の第 15 回 e-AAC ワークショップの開催を検討中です。募集

開始いたしましたら多くの皆様にご参加いただけるようご協力をお

ねがいします。また、開催のテーマなど皆様の要望や意見がありま

したら、事務局までご連絡ください。

*1 Quantum GIS 地理情報システムの閲覧、編集、分析機能を有する

クロスプラットフォームのオープンソースソフトウェア

「第4部会」からの報告 e-AAC

ワークショップ

セミナー

平成 26年 3月 11日、18、25日 の 3日間

於:奈良大学

『GIS講座:オープンデータと

オープンソースGIS』

ワークショップを開催

第1部(1回目)

1. 基調講演:

「オープンデータとオープンソース GISの展開と人口分析」

奈良大学 文学部地理学科 教授 酒井 高正 氏

2. 「自治体事例、統合 GIS構築からのオープンデータ化に向けて」

葛城市情報推進課 芦高 由訓 氏

3. 「基盤地図情報とオープンソース DISによる日常業務

及び災害時の情報共有システムの構築」

大阪GIS官民協議会 支援グループ 一氏 昭吉 氏

第 1 部(2回目)

1. 「国土地理院が無償提供する地理空間情報と

その利活用ツールの紹介」

国土地理院近畿地方測量部 星野 秀和 氏

2. 「オープンデータと自治体 GIS」

立命館大学院 公務研究科 青木 和人 氏

3. 「ビッグデータ、オープンデータ活用に対する

富士通の取り組みと先進事例のご紹介」

富士通株式会社 次世代公共営業本部マネージャー 宮 典男 氏

第2部(実習)

1. 「気軽に始める GISを用いた地理空間情報の作成」

奈良大学 文学部地理学科 専任講師 藤本 悠 氏

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発 行

特定非営利活動法人

電子自治体アドバイザークラブ(e-AAC)

編 集

e-AAC 編集部

(ご連絡先)e-mail: [email protected]

ホームページ: http://eaac.sakura.ne.jp/

2.e-AAC への寄贈品

3.平成25年度に受託した主な助成事業

4.e-AAC の会員・組織

☆編集後記☆

第 11 号を発刊します。この 4 月から消費税が上がり、我々の活動ベ

ースである ICT 環境がどのように変化を見せるか、大いに興味のある

ところです。今月の会報でも「クラウド」や「セキュリティー」、「オープン

データ」、「ビッグデータ」、「電子黒板授業」などなど、ICT の新しいサ

ービスが取り上げられています。人々にとってより良い社会のために費

用対効果の高い ICT サービスがますます期待され、我々の活動する

場が広くなっていくように思います。 (M. Sato)

4.e-AAC の会員・組織

年度 正会員 個人

会員 顧問

自治体

会員

賛助

会員

H25年度 53名 6名 5名 5団体 6団体

理事長:谷川義明 副理事長:小山正樹 事務局長:多田充朗

事務局:

会計(寺村)、システム(坂田)、会報(佐藤)、庶務(内田、半場)

部会: 第1部会長(多田)、第2部会長(大洞)、第3部会長(吉田)、

第4部会長(木谷)

6 Page 会報 わかくさ 2014第11号

南都銀行

電子自治体アドバイザークラブNPO法人

http://eaac.sakura.ne.jp/ 電子自治体アドバイザークラブNPO法人

http://eaac.sakura.ne.jp/

1.e-AAC 活動部会の推移

事業内容 年度 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 担当部会

自治体情報化支援 第 1部会

パソコン力向上支援 第 3部会

ワークショップ 第 4部会

NPO基盤向上支援 第 2部会

・奈良県民電子会議室

・学校教育情報化支援

特別

プロジェクト

寄 贈 者 寄 贈 品 寄 贈 主 旨

1 明治ホールディングス(株) 様 チョコレート 障害のある子供達を支援している団体として、e-AACは2年連続で評価され、チョコレ

ート(5万円相当)を寄贈いただいた

2 マイクロソフト社 様 パソコン用ソフトウエア

米国の大手ソフトウエア企業マイクロソフト社、アドベ及びシマティック社は、NPO団体

の活動を支援する目的で毎年、ソフトの寄贈を行っている。

e-AACは、平成22年度より寄贈を受けており、平成25年度は、マイクロソフト社より

14 本の OSや Windows を寄贈いただいた

テーマ名 補助・助成機関 応募金額 採否

1 ワークショップ:スマートヘルスケア 奈良市社会福祉協議会 30,000 採択

2 ワークショップ:スマートコミュニティ 地域づくり団体全国協議会 145,580 採択

3 「ネット・ケイタイ」出前啓発講習会 奈良県青少年・生涯学習課 159,500 採択

4 ものづくり教室 子供ゆめ基金 1,600,000 4月判明

5 地域活動情報化支援事業 天理市情報政策課 328,125 採択

6 小学校における ICT支援委託事業 香芝市教育委員会 3,300,000 採択

7 会報誌デジタル化作業 奈良ロータリクラブ 195,000 採択

8 パソコン研修業務 天理市情報政策課 126,000 採択

9 パソコン研修業務 奈良県市町村振興協会 843,570 採択

事務局からの報告

e-AAC 会員募集

正会員

個人会員

賛助会員

自治体会員

会員皆様からのご紹介・勧誘をお待

ちしています。

特に、企業・団体・機関の会員を増

やしていきたいと思います。

事務局までご連絡ください。

Tel: 0742-36-8520

e-mail: [email protected]