チューリップバッグの作り方 - peachmade | ハンド...

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チューリップバッグの作り方 ●● 手順 ●● 1、パターンを切る 2、表布を裁断する 3、裏布を裁断し、印を入れる 4、接着芯を裁断し、貼る 5、表布に印を入れる 6、内ポケットを作る 7、バッグ本体の表布を縫う 8、Dカン付け布を縫う 9、バッグ本体の裏布を縫う 10、表布と裏布を縫い合わせる 11、開閉部分を作る 1、パターンを切る Peachmadeのパターンにはすでに縫い代がふくまれていますの で、実線通りに切ります。 バッグ本体は2枚にわかれていますので、貼りあわせてくださ い。 1/19

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チューリップバッグの作り方

●● 手順 ●●

1、パターンを切る2、表布を裁断する3、裏布を裁断し、印を入れる4、接着芯を裁断し、貼る5、表布に印を入れる6、内ポケットを作る7、バッグ本体の表布を縫う8、Dカン付け布を縫う9、バッグ本体の裏布を縫う10、表布と裏布を縫い合わせる11、開閉部分を作る

1、パターンを切る

Peachmadeのパターンにはすでに縫い代がふくまれていますので、実線通りに切ります。 バッグ本体は2枚にわかれていますので、貼りあわせてください。

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2、表布を裁断する ■ 重要なポイント!■「バッグ本体」のパターンは左右対称ではありません。よって、裁断時の布の向き(表裏)が非常に重要なポイントになります。下の説明をよくご覧になり、間違いのないように裁断してください。

(1) 表布の表面を上にしておき、裁断します。

■この段階ではまだ合印に印は入れません。接着芯を貼ってから、印を入れます。

3、裏布を裁断し、印を入れる

(1)「バッグ本体」の裏布を裁断します。表布とは全く逆で、布の表面を下(裏面を上)にしておき裁断します。

(2)合印にノッチ(2~3ミリの切り込み)を入れます。

右のマークがある箇所にノッチを入れてください。入れる箇所は、「バッグ本体」に6箇所あります。

(3)ポケットつけ位置に印をつけます。しつけ糸で+に縫い、糸を短く切り、パターンをはずします。■パターンをはずした後、アイロンで軽くおさえておくと、糸が抜けにくくなります。

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(4)内ポケット、Dカンつけ布を裁断します。内ポケットの「わ」の部分は、布を半分に折り、その折り目にそってパターンを置き裁断します。

■「バッグ本体」のように布の表面、裏面を特に意識する必要はありません。

4、接着芯を裁断し、貼る

接着芯は「バッグ本体」のパターンを使って裁断するのですが、ここでも、接着芯の表面、裏面の向きに気をつけてください

(1)カバン用接着芯は接着面(ざらざらした面)を上にして置いて裁断してください。

(2)両面接着シートも接着面を上(剥離紙を下)にしておいて裁断してください。※カバン用接着芯が上手に貼れる場合は、両面接着シートを使う必要はありません(topics 02「接着芯の貼り方のコツ その2」をご参照ください)

(3)「バッグ本体」の表布の裏面に両面接着シートを貼り、その後カバン用接着芯を貼ります。

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5、表布に印を入れる

ここでようやく表布の合印に印をいれます。表布の上に再度パターンを置き、ノッチ(2~3ミリの切り込み)を入れます。ノッチを入れる箇所は6箇所です。

6、内ポケットを作る

(1)「わ」を中心に中表に折り、返し口を残して、端から1センチのところを縫います。

(2)角をはさみで切り落とします。

(3)返し口から表に返します。目打ちで角を押し出し、角が直角になるようにします。その後、アイロンをあてて形を整えます。

(4)端から1cmぐらいのところにステッチを入れます。  ※返し口は開いたままでかまいません。

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(1)赤の破線部分(パターン参照)を縫っていきます。そのために、まず表布の合印Aと合印Aをあわせて、マチ針をうちます。このとき、表布は中表にします。

(2)ポイントCとポイントCを合わせて、マチ針をうちます。

7、バッグ本体の表布を縫う

(3)赤の破線(パターン参照)を縫います。

【参考】ポイントCを裏側から見た写真です。

(4)ポイントCの縫い代をカットするのですが、端から5cmぐらいまでのところを5mmにカットします。

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縫い合わせたわけですから、生地は2枚重なっていますが、1枚だけに切り込みを入れます。どちらに入れるかはパターンに記しています。

(6)次に青の破線部分も赤の破線部分の(1)~(5)と同様に作業します。

バッグらしい形になってきました。

(7)縫い代をアイロンで割ります。

(5)合印Aの「切り込み箇所」にはさみで切り込みを入れるのですが、ここで注意があります。縫い合わせたわけですから、生地は2枚重なっていますが、1枚だけに切り込みを入れます。パターンに記されている「および切り込み箇所」とある側にだけ切り込みを入れます。よく確認してください。説明を読み進めるだけでは分かりにくいように感じますが、作りながらだとお分かりいただけると思います。

■切り込みは縫い目の2mm手前まで入れます。

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(8)マチになる部分を縫ってきます。そのためにまず、緑色の破線と、オレンジ色の破線部分を重ね合わせてマチ針をうちます。緑とオレンジを重ね合わせるためには、少し生地をずらすことになります。

■緑とオレンジの破線はパターンに記載しています。よくご覧になってください。

緑とオレンジの破線を重ね合わせるとこのような形になります。

(9)生地端から1cmのところを縫います。

表から見るとこんな感じです。縫い目が角から出ていません。少し内側から出ていて正しいです。

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9、もう片方のマチも同様に縫います。

8、Dカン付け布を縫う

(1)アイロンで半分(2つ折り)にします。 (2)いったん広げて両端を折ります。

(3)さらに半分に折って、4つ折りにします。 (4)端から2mmぐらいのところを縫います。

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(6)Dカンをはさみ、生地がずれないようにミシンで端から5mmぐらいのところを縫っておきます。(5)2等分します。

(7)バッグ本体の「Dカン付け布つけ位置」にDカン付け布を合わせます。

■「Dカン付け布つけ位置」はパターンに記載しています。

(8)生地端から7mmぐらいのところを縫います。

分かりやすくするために、赤い糸で縫っています。

(9)もう1箇所も同じようにDカン付け布を縫い付けます。

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■ 重要なポイント!■

バッグ本体裏布も表布と同じ手順で縫っていくのですが、途中で内ポケットを縫い付ける作業が入りますので、下の説明を読んで進めてください。

(1)まず、赤い破線を縫います。「バッグ本体の表布を縫う」の7(1)~(5)の工程と同じ作業をします。

(2)縫い代をアイロンで割ります。

(3)次に青い破線を縫う前に、内ポケットを縫い付けていきます。まず、「ポケット付け位置」に内ポケットを合わせて、マチ針をうちます。

(4)内ポケットを縫います。誤って下の生地も一緒に縫ってしまわないように下の生地は広げながら縫って下さい。

9、バッグ本体の裏布を縫う

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(5)青い破線部分を縫います。ただし、返し口は縫いません。

(6)縫い代を割ります。

返し口がある側です。 ポケットを縫い付けが側です。

(7)マチになる緑とオレンジの破線を縫い合わせます。

10、表布と裏布を縫い合わせる

(1)表布と裏布を中表になるように合わせます。中表に合わせるには、裏布はひっくり返す必要があります。

合印を合わせたら、クリップをはさむか、マチ針をうちます。

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(2)口をぐるっと1周縫います。(端から1cmのところを縫います)一気に縫うのが難しい場合は2回にわけて縫ってください。まず、谷から谷へ縫います。布が重なり合っている谷の部分の縫い方はUP画像を参考にしてください。(つまりは、重なったまま縫わないでください、ということです・・・)

UP画像A左手で持っている側の布はよけて縫います。

UP画像B右側の布までは縫いません。

(3)反対側の谷から谷を縫います。

UP画像

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カット前 カット後

(4)バッグ口の谷の部分の縫い代は、V字にカットします。そうすることで、表に返した時にごろつかなくなります。

■カットは縫い目の2mm手前までにします。

(5)縫い代に2~3cm間隔で切り込みを入れます。

■切り込みは縫い目の2mm手前まで入れます。■表に返した時に、縫い代がおさまりやすくするためです。

(6)裏布の返し口から、表にひっくり返します。

(7)アイロンで形を整えます

■谷の部分はどうしてもゴロつきますが、ここでは気にせず先に進みます。

(8)裏布の返し口を縫います。

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(9)バッグの口にステッチを入れます。

11、開閉部分を作る

ボタンやリボンなどを使ってバッグの口が開かないようにします。ここでは、革ボタン、革ひも、リボンを使った例をご紹介します。

■この作業をバッグが完成してから行うのは、ボタンやリボンなどで谷の部分のごろつきを見えなくする(隠す)ためです。

(1)リボンの長さは47cm。革ひもは2~2.5cmぐらいです。リボンは半分に折って、両端を結びます。

革ひもを付きあわせて手縫います。縫い糸は、ここでは手縫い用麻糸を使用しましたが、ミシン糸でも構いません。

(2)バッグ本体に縫い付けます。

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(4)タグを付けたのとは反対側に革ボタンをつけます。

(3)リボンの端を隠すように、タグを縫い付けます。タグを縫うときは、面倒でもバッグをいったん裏に返してからミシンをかけた方が縫いやすいです。

縫い糸は、ここでは手縫い用麻糸を使用しましたが、ミシン糸でも構いません。

革ひもで作った留め部分は上下に動きます。

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ショルダーストラップを付ければ、斜めがけバッグにもなります。

チューリップバッグは、開閉部分を色々アレンジしていただけます。その一例を次のページでご紹介しております。

6)Dカン付・スタンダードネジ仕様の持ち手をつければ完成です。

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開閉部分のアレンジ

■ボタンと革ひも■

(1)15cmの革ひもを半分に折ります。そして留め部分を作ります。留め部分は、2~2.5cmぐらいの長さの革ひもを付きあわせて手縫いして作ります。(2)革ひもの両端をバッグにミシンで縫い付けます。※お使いのミシンによっては縫えないかもしれません。その時は手縫いしてください。(3)ボタンを縫い付けます。

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(1)15cmの長さの革ひもを2本用意します。2本共、端を結びます。(2)留め部分を作ります。2~2.5cmぐらいの長さの革ひもを付きあわせて手縫いします。(3)革ひもをバッグに縫い付けた後、その縫い目を隠すようにタグを縫い付けます。(4)革ボタンを縫い付けます。

■革ボタンと革ひも■

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(1)長さ23cmのリボンを2本用意します。それぞれの谷にリボンを縫い付けます。(2)タグを2枚用意します。(1)で縫い付けたリボンの端を隠すように、それぞれの谷にタグを縫い付けます。

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■「チューリップバッグの作り方」に記載している内容は、Peachmadeオリジナルの作り方であって、この方法が一般的であるとは限りません。

■リボン■

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