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エコアクション21 環境経営レポート 活動期間 平成30年3⽉1⽇〜平成31年2⽉28⽇ 株式会社 半⽥商店 発⾏⽇ 令和元年6⽉10⽇ 改定⽇ 令和元年10⽉21⽇

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エコアクション21

環境経営レポート 活動期間 平成30年3⽉1⽇〜平成31年2⽉28⽇

株式会社 半⽥商店 発⾏⽇ 令和元年6⽉10⽇ 改定⽇ 令和元年10⽉21⽇

⽬ 次

1. 組織の概要・・・・・・・・・・・ 2

2. 環境⽅針・・・・・・・・・・・・ 4

3. 取り組み体制・・・・・・・・・・ 5

4. リサイクルの流れ・・・・・・・・ 6

5. 環境⽬標・・・・・・・・・・・・ 7

6. 環境⽬標の結果及び評価・・・・・ 8

7. 環境活動計画及び担当部署・・・・11

8. 取組みの評価及び次年度の取組み・12

9. 環境関連法規の遵守状況・・・・・15 

    10.   全体の評価・・・・・・・・・・・16

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事業所名称 株式会社 半⽥商店 代表者⽒名 代表取締役社⻑ 半⽥ 正志

所在地 静岡県静岡市葵区古庄4丁⽬7番22号

環境管理責任者 ⼤⽯ 彰⼦ 環境事務局担当 鈴⽊ 洋和

TEL 054­262̶6791 FAX 054­265­1900 E̶mail [email protected]

事業内容 古紙の収集・卸売業

許可事項 静岡県 廃棄物再⽣事業者(古紙の再⽣事業) 許可番号廃再45号 [登録年⽉⽇ 平成14年9⽉10⽇]

静岡県 産業廃棄物収集運搬業許可 許可番号 第2201097568号(期間中実績なし)

[更新許可年⽉⽇ 平成29年8⽉19⽇] [有効年⽉⽇ 平成34年8⽉18⽇]

廃プラスチック、 ⾦属くず、ガラスくず、コンクリートくず 及び陶磁器くず、がれき類、紙くず、⽊くず

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① 組織の概要

沿⾰ 平成12年4⽉ 個⼈商店より有限会社半⽥商店に改組 平成14年7⽉ 産業廃棄物収集運搬許可(静岡市)を加える 平成14年8⽉ 産業廃棄物収集運搬許可(静岡県)を加える 平成14年9⽉ 廃棄物再⽣事業者(古紙の再⽣事業)登録 平成19年1⽉ エコアクション21認証・登録 平成19年9⽉ 古紙商品化適格事業所認定 平成22年1⽉ STOP温暖化協働協定締結 平成24年6⽉ ⾦属くず商許可証取得 令和元年10⽉ 有限会社より株式会社に改組

事業規模(平成31年2⽉時点) 資本⾦ 300万円 床⾯積 1204m2

従業員数 15名 古紙回収量 10378トン(平成30年度実績) 設備 紙プレス機 (ラージベールLBP-1811-150A) 処理能⼒…18〜22 t/h 圧縮⼒……103 tonf(メインシリンダ出⼒) ※古紙専⽤につき、廃棄物処理法対象外 ⾞両 トラック ・⼤型⾞……3台    ・中型⾞……1台    ・⼩型⾞……3台   塵芥⾞  ・⼤型⾞…3台      ・中型⾞…5台

その他  ・フォークリフト……3台  ・ショベルローダー…1台

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〔環境理念〕  有限会社半⽥商店は、主要事業である古紙のリサイクル活動を積極的に⾏い、紙の原料となる貴重な森林資源を守る資源循環型社会の構築を⽬指し、地球環境保全に努めます。

〔環境⽅針〕  当社は古紙等の再⽣資源回収事業、産業廃棄物収集運搬業務の事業活動において、社員1⼈1⼈が地球環境保全に配慮し、以下の項⽬に取り組みます。

1.環境関連の法規等、またその他の要求事項を遵守します。 2.古紙等の再⽣資源の回収を積極的に推進します。 3.古紙を再⽣利⽤した紙ひも等の製品の普及に努めます。 4.⾏政機関、団体などの環境保全活動に協⼒し、積極的に社会貢献活動を⾏います。 5.環境負荷の低減に取り組みます。   (1)⼆酸化炭素発⽣の削減  無駄のない運⾏で⾞両等の燃料使⽤量の削減に努めます。   (2)電気使⽤量の削減    こまめに電気、機械の電源を管理します。   (3)⽔道⽔使⽤量の削減   節⽔を徹底します。 6.事業所内での廃棄物の分別は徹底して⾏い、廃棄物削減、リサイクルに努めます。 7.積極的にグリーン購⼊の推進をします。 8.社員の環境教育を実施し、環境保全意識の向上に努めます。 9.この環境⽅針は全従業員に周知徹底すると共に、社外に開⽰します。

平成18年 8 ⽉ 1 ⽇ 制定 令和元年10⽉21⽇ 改定

   代表取締役社⻑ 半⽥ 正志

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② 環境⽅針

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③ 取り組み体制

環境統括者 ・環境⽅針の制定 ・環境管理責任者の任命

環境管理責任者

・システムの構築と運営管理 ・システムの実績内容を環境統括者へ報告 ・従業員の環境教育内容の作成 ・従業員への環境教育の実施

環境事務局・システム運⽤上の事務管理 ・全体計画の⽴案及び⽂書の作成 ・環境活動実施計画の集計

収集運搬責任者 ・収集運搬⾞両の管理 ・収集運搬業務管理

事務部・部⾨の計⽴案 ・本取り組み実施状況の確認及び記録 ・紙使⽤量の削減

⼯場部 ・機械及び照明の節電 ・古紙の詳細な分別

回収部・回収⾞両の管理 ・効率的な回収ルートへの⾒直し ・アイドリングストップ等のエコドライブの徹底

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④ リサイクルの流れ

 近年、歳を経るごとに市場の変化が速くなり、その変化の波は古紙業界にも⼤きな影響を及ぼしています。この影響により、回収量はもとより回収形態も変化せざるを得ない状況が続いています。それを踏まえて平成27年度の実績を基準に⽴てた⽬標値は以下の通りです。   <年度毎の環境⽬標値>

 「年間町内回収件数」に関しては今後増加を⾒込むのは厳しい状態であることと、1件あたりの回収量も減少傾向にあることから、⽬標項⽬から除外しました。  「ガス使⽤量」は事業内容に直接は関係していないという事と、電⼒と軽油に対して⼆酸化炭素排出量が⾮常に少ないため、⽬標項⽬から除外しました。(⼆酸化炭素排出量の総量にはこれまで通り加算)

H27年度 実績

H28年度 ⽬標

H27年度⽐H29年度

⽬標H27年度⽐

H30年度 ⽬標

H27年度⽐

CO2排出量 [kg-CO2]

242,614 240,187 1.0%減 237,761 2.0%減 235,335 3.0%減

電⼒ [kWh] 83,624 82,787 1.0%減 81,951 2.0%減 81,115 3.0%減

軽油 [ℓ] 75,833 75,075 1.0%減 74,316 2.0%減 73,558 3.0%減

廃棄物 排出量 [kg] 2,110 2,110 ±0 2,110 ±0 2,110 ±0

排⽔量 [m3] 544 490 10.0%減 462 15.0%減 435 20.0%減

グリーン 購⼊⽐率[%] 9.2 15.0 5.8%増 20.0 10.8%増 25.0 15.8%増

シュレッダー回収量[kg] 113.7 170.6 50.0%増 227.4 100%増 284.3 150%増

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⑤ 環境⽬標

 今年度の⽬標値に対して、どれだけ達成できたのかを⽐較し表にまとめました。

 上記のそれぞれの数値を⾒ながら、現状の変化や環境への配慮、業務での現実的な状態と合わせて以下の通り評価を⾏いました。

平成30年度⽬標値 平成30年度実績値 実績/⽬標

CO2排出量 [kg-CO2] 235,335 233,288 -0.9%

電⼒ [kWh] 81,115 72,965 -10.0%

軽油 [ℓ] 73,558 75,103 2.1%

廃棄物排出量 [kg] 2,110 2,260 7.1%

排⽔量 [m3] 435 298 -31.5%

グリーン購⼊⽐率[%] 25.0 12.2 -12.8%

シュレッダー回収量 [t] 284.3 347.0 22.1%

⼆酸化炭素排出量…⽬標値-0.9%(前年度⽐ 2.3%減) 評価 ◎

内 訳

【電気使⽤量】…⽬標値-10.0%(前年度⽐ 13.6%減) 今年度は「ESシステムDNA」をさらに活⽤し、電気の最⼤使⽤量の抑制および時間分散にでの使⽤に努めたことで⼤幅に削減できました。【軽油使⽤量】…⽬標値+2.1%(前年度⽐ 1.0%減) 古紙の回収ルートの複雑化や、回収件数の増加により1件あたりの回収量の減少などで⽬標値に対しては増加ですが、前年度⽐では削減できました。

 ⼆酸化炭素排出量は⽬標値を達成し、前年度⽐でも2.3%減と⾮常に良い結果となりました。また内訳で⾒ても、軽油使⽤量の⽬標値こそ2.1%増ではありますが、前年度⽐では1.0%の削減に成功していますし、電気使⽤量に関しては⽬標値の10%減、前年度⽐では13.6%減と⼤幅に改善することができました。  これは主にESシステムDNAを活⽤し、電⼒消費のほとんどを占める⼯場機械の使⽤を時間分散して、電⼒の最⼤使⽤量を減らしたことが最⼤の理由です。

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⑥ 環境⽬標の結果及び評価

 また、古紙回収量に対する⼆酸化炭素排出量の割合を年度ごとに算出しました。 (次ページのグラフ及び表を参照)

 これまでそれぞれの割合は年々低下していましたが、今年度は電⼒使⽤量の⼤幅な改善により、使⽤電⼒あたりの古紙回収量は前年度に⽐べて改善しました。ただしその⼀⽅で軽油使⽤量の増加と古紙回収量の減少により、軽油あたりの古紙回収効率がかなり落ちてしまったことが読み取れます。

 これらを踏まえて次年度は⼆酸化炭素排出量の削減と同時に、特に軽油使⽤量に対する古紙回収の効率化も経営要素の⼀つとして対策を講じて⾏きます。

廃棄物排出量…⽬標値+7.1%(前年度⽐ 5.1%増) 評価 × 廃棄物全体として増加となりました。ただしこの廃物のうち、約75%は古紙などのリサイクル資源であり、可燃ゴミとしての廃棄物は残りの約25%です。したがって、今後も廃棄物全体の排出量を減らしていくと同時に、廃棄物の徹底した分別を推進し、可燃ゴミとしての廃棄物の割合を減らしていくことが必要です。

排⽔量…………⽬標値-31.5%(前年度⽐2.0%増) 評価 ○ 前年度に引き続き⽬標を⼤幅に更新しました。ただし前年度⽐では2.0%の増加なので、⽔を使⽤する事務部および⼯場部での節⽔を呼びかけて⾏きます。

  

グリーン購⼊⽐率…⽬標値-12.8%(前年度⽐16.3%減) 評価 × 今年度は、数年に⼀度程度の購⼊頻度で⽐較的⾼額な事務⽤品(テーブル・イスなど)を購⼊しました。その際にグリーン購⼊法に適合している適切なものがなく、グリーン購⼊対象外のものを購⼊したため、⽐率が⼤幅に低下しました。

シュレッダー回収量…⽬標値+22.1%(前年度⽐8.7%増) 評価 ◎ 前年度に引き続き⼤幅に⽬標値を達成することができました。次年度もさらにシュレッダーの回収量を増やして⾏きます。

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年度ごとの各指標及び単位古紙回収量あたりのCO2排出量

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0.08000.09000.10000.11000.12000.13000.14000.15000.16000.17000.1800

3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2

��� ��� �������

H28 H29 H30

0.1200

0.1300

0.1400

0.1500

0.1600

0.1700

0.1800

3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2

��� ���� ����

H28 H29 H30

平成28年度 平成29年度 平成30年度古紙回収量 [t] 11,243 11,048 10,378電気使用量 [kWh] 83,500 84,481 72,965軽油使用量 [ℓ] 74,801 74,360 75,103CO2排出量 [kg-CO2] 239,388 238,739 233,288CO2排出量/古紙 [CO2] 0.021 0.0216 0.0225

①⼆酸化炭素排出量の削減 担当部署(a)電気使⽤量の削減 回収部 ⼯場部 事務部・不要な照明、電源(待機電⼒)をこまめに切る ○ ○・エアコンの設定温度を冷房28℃、暖房20℃に設定 ○・「ESシステムDNA」の活⽤による最⼤使⽤量の削減 ○ ○(b)燃料使⽤量の削減 回収部 ⼯場部 事務部・アイドリング及び急発進急加速禁⽌の徹底 ○・運転マナー及び安全運転の徹底 ○・ヒヤリハット報告書の活⽤ ○・効率の良い回収ルートの⾒直し ○・⾞両の⾃主点検(毎⽉) ○

②廃棄物排出量の削減 回収部 ⼯場部 事務部・リサイクル可能な資源と廃棄物との分別の徹底 ○ ○ ○・事務⽤紙の有効活⽤(紙⾯の両⾯利⽤など) ○・ビニール紐ではなく紙紐使⽤の啓発 ○ ○ ○・リサイクルアドバイザーの取得推進 ○ ○ ○

③排⽔量の削減 回収部 ⼯場部 事務部・⽔漏れ点検 ○ ○・⽔回りに節⽔表⽰ ○・洗⾞時の節⽔ ○

④グリーン購⼊の推奨 回収部 ⼯場部 事務部・事務⽤品の購⼊時にはエコマーク商品を優先する ○

⑤古紙回収の新規開拓 回収部 ⼯場部 事務部・新規シュレッダー回収先の開拓(随時) ○ ○・新規回収先の開拓(随時) ○ ○・古紙回収ボックスの設置 ○ ○

⑥その他の取り組み 回収部 ⼯場部 事務部・⾏政や地域の⾃治体を通しての社会貢献活動 ○ ○ ○

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⑦ 環境活動計画及び担当部署

   環境活動に関わるその他の取り組みで、今年度から新たに導⼊したもの及びこれまで継続しているものを以下にまとめました。

(1)今年度から導⼊したもの

■電気使⽤量のデマンド管理の基準値を70kwhから62kwhへ引き下げ

■⼯場内のLEDをさらに効率の良いものへ交換

■従業員からのヒヤリハット情報の報告まとめと対策

■事務所改修によるエアコンの交換

■ショベルローダーの買い替え

(2)これまでに実施した取り組み及び、継続している取り組み ■⽔回りメンテナンス⼯事 ■各指標のグラフの掲⽰ ■持ち込み事業者へのゴミ分別啓発 ■町内回収の効率化(回収頻度、ルートなどの⾒直し) ■⾞両⾃主点検表のリニューアル ■シュレッダー新規回収営業 ■事務伝票を専⽤のものから、普通紙での出⼒に変更 ■フロン排出抑制法対象エアコンの簡易点検 ■リサイクルアドバイザーの取得 ■クリンリネスの徹底 ■アルミ⽸、ウエス(古布)回収の促進 ■⽔道メーターの⽉次チェック ■運転及び各種作業時におけるヒヤリハット報告書 ■回収⾞両へのドライブレコーダーの設置 ■回収⾞両バック時の周囲への⾳声(バックします)装置の設置 ■雑がみ・シュレッダー回収の推進 ■地域のイベントに参加するなどの社会貢献活動

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⑧ 取り組みの評価及び次年度の取り組み

■⾏政との協⼒(STOP温暖化協働協定締結 平成22年1⽉) ■各電源に節電表⽰  →不要時消灯及び節電表⽰(事務所内、   倉庫内、トイレ、機械周りなど)

   ■エアコン温度設定表⽰ (冷房28度、暖房20度)

■電気使⽤量管理システム「ESシステムDNA」の設置・活⽤  →最⼤使⽤量を削減し、電気使⽤量を平均的にすることで   負担を減らします。

■廃棄物分別箱の設置  ⼯場外→鉄くず・スチール⽸・アルミ⽸・ビン  ⼯場内→可燃ゴミ・プラスチックゴミ  事務所内→古紙・可燃ゴミ

■⽔回りの節⽔表⽰

�   �

■エコドライブ/アイドリングストップの徹底

■⼆重ガラスの導⼊(事務所)

■照明をLEDに交換  ⼯場内⽔銀燈、事務所内蛍光灯を全てLED照明に交換(平成24年2⽉)

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〔CSR〕 【⽜乳パックによる紙漉き体験】 →⽜乳パックから紙を作れる「紙漉き体験キット」を町内会に貸し出すことで、地域のリサイクル及び環境保護への意識の向上に貢献しました。

【古紙回収ボックスの設置の協⼒】 →弊社の古紙回収は、基本的に事業で排出されるもののみを取り扱っており、個⼈の出す古紙は町内回収のみで⾏なっておりました。しかし近年の⽣活様式の多様化に合わせて、静岡市内のドラッグストアに「古紙回収ボックス」を設置し、個⼈が出したい時に古紙を出せるよう協⼒体制を整えました。

(3)次年度の取り組み予定 ■シュレッダー回収をさらに増加させるための営業企画

【前回審査時の軽微な指摘項⽬とそれに対する是正措置】 A-1 ⾞両ごとの燃費管理を開始しました。 A-2 環境活動レポートに是正措置の記載をしました(本項⽬)。 A-3 発⾏は6⽉ですが担当者の関係で申請が遅くなりました。

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(1)関連法規の遵守状況 〔遵守状況確認…平成31年2⽉28⽇〕  当事業所の事務所で使⽤しているエアコンが、フロン類の使⽤の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)の対象となるため、該当項⽬を追加し、簡易点検表を作成し毎⽉確認するようにしました。同時に当事業所に適⽤される環境関連法規の遵守状況を確認した結果、違反はありませんでした。

※1 環境基本法に加えて、以下の条例に準ずる 静岡県環境基本条例 第六条、静岡市環境基本条例 第9条、静岡市廃棄物の処理及び減量に関する条例 第4条

(2)違反・訴訟の有無 関係機関から特に指摘はなく、また訴訟等も現在同様にありません。加えて、環境に関する苦情等もありません。

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⑨ 環境関連法規の遵守状況

法律・条例・規制 左記法規による要求事項 適⽤

廃棄物の処理及び 清掃に関する法律

第三条の⼆ 廃棄物の再⽣利⽤等による減量 廃棄物の分別⼗四条第⼀項   ⼗四条第⼆項

廃棄物収集運搬業の届出と更新許可申請及び

5年ごとの更新

第⼗四条の四の16廃棄物排出事業者との

委託契約の締結 委託契約書の確認

第⼗四条の四の17 マニフェストの運⽤・管理・保管 返却期⽇・保管年数確認

第⼗六条 不法投棄の禁⽌ マニフェスト管理静岡市産業廃棄物の

適正な処理に関する条例 第⼗七条第⼆項 産業廃棄物運搬実績報告書 毎年度提出

騒⾳規制法 特定施設を有しない為規制対象外 準⼯業地域基準値を ⾃主⽬標とする

振動規制法 特定施設を有しない為規制対象外準⼯業地域基準値を

⾃主⽬標とする

環境基本法※1 第⼋条廃棄物の適正な処理及び

環境負荷の低減 廃棄物の分別

循環型社会形成 推進基本法

第七条第⼀項   第七条第⼆項

循環資源の再使⽤及び再利⽤ 再使⽤・再⽣利⽤の促進

国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律 第五条 リサイクル品・エコ商品の購⼊ 環境に配備した事務⽤品

および備品の優先的な購⼊フロン類の使⽤の合理化及び 管理の適正化に関する法律

対象となるフロン使⽤機器の 管理及び点検

簡易点検の実施

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⑩ 全体の評価

 平成30年度の⼆酸化炭素排出量は⽬標値を達成することができました。中でも電⼒使⽤量は⽬標値に対して10%減と、⼤幅な削減に成功しました。これは電⼒管理のシステムをこれまで以上に活⽤し、電⼒の使⽤を分散させたことが最も効果がありました。  ただし前年度以上に、弊社の業務内容である古紙回収量は微減しています。環境への⾯から⾒れば⼆酸化炭素の排出量が抑制され、環境活動が適正に⾏われていると⾔えますが、業務としては減少傾向であると捉えられます。

 このような状況下で古紙回収量を増やしつつ、⼆酸化炭素の排出量を減らすために、前年度に引き続きシュレッダー回収の増加や、各⾞両ごとのルートの⾒直しを⾏い、より効率的に回収を⾏うように努めました。

 弊社の業務の中⼼は⾞両による古紙の回収です。そのため、⽇常的な⾞両の⾃主点検や、安全運転の啓発、⾞両へのドライブレコーダーやバック時の⾳声機能の導⼊などにより、ドライバーの意識を上げ、事故率の低下や⾞両の故障率の低減を⽬指すことは前年度に続けて⾏っております。

 グリーン購⼊⽐率は⽬標値を⼤幅に下回りました。この理由として、本年度は事務所のリフォームを⾏い、それに伴って新しいデスクやイスを購⼊したことがあります。デスクやイスは滅多に購⼊することがなく、また、普段購⼊している事務⽤品と⽐べると単価がかなり⾼いのですが、新しくする事務所のイメージに合うデスクやイスでグリーン購⼊に対応するものがなかったため、結果としてグリーン購⼊⽐率が⼤幅に低下しました。

 また毎⽉、全従業員が提出しているヒヤリハットの報告書をまとめて、それを元に定期的に報告・改善会議を⾏いました。これによって基本的なところから改めて各業務を⾒直すことができました。

 今後は古紙の回収効率を上げると同時に、シュレッダーの回収量をさらに増やすと同時に、より⼤きな視野で⾃社の強みを活かした新たな業務の開拓も今後の課題と考え、会社⼀丸となって環境活動に取り組んで参ります。

代表取締役社⻑ 半⽥ 正志