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-Contents- 所長就任のごあいさつ 令和元年度 機構と業務 令和元年度 事業概要 トピックス 福井県製造の量産型 3U 超小型人工衛星を公開! ふくいロボットテクニカルセンター開所1周年記念講演会 開催報告 センターからのお知らせ 福井県工業技術センター 137 2019- 6 CENTER NEWS ISSN 0915-4264

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Page 1: 137 - fklab.fukui.fukui.jp · 携加速化事業費補助⾦(スタートアップファクトリー構築事業)︔経済産業省平成29年度補正予算」を活 ⽤しており、バスシステム開発において製造し、環境試験等の技術評価に⽤いたエンジニアリングモデル

-Contents-

所長就任のごあいさつ 2

令和元年度 機構と業務 3

令和元年度 事業概要 4

トピックス

福井県製造の量産型 3U 超小型人工衛星を公開! 5

ふくいロボットテクニカルセンター開所1周年記念講演会

開催報告 7

センターからのお知らせ 8

福井県工業技術センター

1372019- 6

CENTER NEWS

ISSN 0915-4264

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所 長 就 任 の ご あ い さ つ

福井県工業技術センター

所 長 山本 雅己

このたび、令和元年6月1日付けで、福井県工業技術センター所長に就任いた

しました。よろしくお願い申し上げます。

我が国の産業は、先端材料の開発など技術革新が著しく、少子高齢化や事業承

継への対応など企業を取り巻く状況は一層激しさを増しています。

工業技術センターは、1902年(明治35年)に繊維系の工業試験場を設立

し、わが国で最も古い公設試として100年以上にわたって 地域企業の技術開

発を支援してきました。

本県産業を取り巻く大きな環境変化に対応するため、平成27年には「ふくい

オープンイノベーション推進機構」(FOIP)を設立し、研究開発から販路開

拓までを支援する「産」「学」「官」「金」のネットワーク体制を構築、研究開

発力の向上、新事業創出による県内産業の活性化を推進してきました。

今後はさらに、売れる製品開発に向けた案件の発掘体制を強化するとともに、

開発成果(技術)を新分野や新製品に応用することで県内企業の製品化を促進し

てまいります。

また、国内最大級の公的研究機関である国立研究法人産業技術研究所(以下、

産総研)の福井サイトを開設して3年が経過し、ものづくり企業に着実に浸透し

てきております。今年度から工業技術センター職員等からなる産総研イノベーシ

ョンコーディネータを増員し、県内企業の産業ニーズを踏まえた産総研との連携

をより一層深めてまいります。

元号が平成から令和に変わり、新たな時代がスタートした今、産業界のみなさ

まの現場に最も近い機関である私ども工業技術センターは、徹底現場主義の視点

で「技術支援」「研究開発」「技術移転」の3本柱をより強化することにより、

これまで蓄積されてきた福井の産業の礎のもとに、新たな福井のものづくり文化

と歴史を刻めるよう、努力していきます。

今後とも、当センターをご活用下さいますよう、よろしくお願い申しあげます。

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令 和 元 年 度 機 構 と 業 務

管 理 室 ・予算、会計、人事、庶務、庁舎管理

企 画 支 援 室 産 学 官 共 同 研 究 G ・研究事業の企画・計画・調整

・産学官共同研究の推進

・特許等知的所有権の取得・維持・活用

・情報通信利用技術の指導

技 術 相 談 G ・技術相談・指導および普及

・技術支援業務の企画・計画・調整

・技術情報の収集・管理・提供

・研究成果の普及促進

・技術研修

製品化デザイン支援G ・地場産業の製品化研究・指導・支援

・工業デザインの研究・指導

・3Dプリンタ等試作・指導

新産業創出研究部 先端複合材料研究G ・炭素繊維複合材料の試験・研究・指導

・航空機用炭素繊維素材の研究・指導

・自動車用炭素繊維素材の研究・指導

・高分子複合材料成形技術の研究・指導

ウェアラブル技術研究G ・ウェアラブル技術の研究・指導

・衣服型ウェアラブルの評価・指導

所 長 宇 宙 技 術 研 究 G ・宇宙の特殊環境に対応する試験・研究

・電子材料・デバイス・センサの研究・指導

・音響計測の試験・指導

レーザ・電子線研究G ・レーザ加工技術の研究・指導

・薄膜形成技術の評価・研究

・光特性評価に関する測定・指導

化 学 ・ 繊 維 部 繊 維 研 究 G ・糸加工・織布技術の研究・指導

・編物技術の研究・指導

・繊維材料の試験・評価

化 学 高 分 子 研 究 G ・有機材料・高分子材料の試験・研究・指導 ・漆・漆器関連技術の研究・指導

セラミックス・工芸研究G ・セラミックス材料・陶磁器の試験・研究・指導

・伝統工芸製品の研究・指導・評価

・和紙材料・和紙製造技術の研究・指導

窯業指導分所 ・越前焼・越前瓦の産地指導

機 械 ・ 金 属 部 金 属 加 工 研 究 G ・金属材料の試験・研究・指導

・金属材料の高精度加工研究

・機械部材の精密測定

・機械部材・構造部材の解析・評価

機械システム研究G ・ロボット関連技術の研究・指導

・新型モータの研究・指導

・金属複合加工技術の研究・指導

眼 鏡 研 究 G ・眼鏡の試験・研究・指導

・表面処理技術の研究・指導

・3D形状測定の試験・指導

建設技術研究部 ・建設技術の研究・相談および普及

・雪対策技術の研究・相談および普及

・土木行政の支援

(G:グループ)

デザインセンターふくい

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令 和 元 年 度 事 業 概 要 ■研究開発基盤整備事業(科学技術振興機能の充実強化、研究開発基盤の充実)

○技術情報化推進事業 ○評価試験事業 ○県有知的財産管理活⽤事業 ○地域技術基盤設備整備事業

・地域科学技術振興研究事業〔整備事業〕 ■地域産業技術⾼度化事業(現技術の⾼度化による地域産業の強化) ○⼀般研究事業 ・ロボット用電源コネクタ技術の開発

・発泡成形制御による多孔質繊維吸音材料の開発

・赤色蛍光体を含有した農業用プラスチックシートの開発 ○雪対策技術開発調査研究事業

・季節間蓄熱融雪システムの機能向上に関する研究開発 ■新分野展開推進事業(新技術の導⼊による新分野への進出・拡⼤)

○伝統的⼯芸品新機能開発事業 ・セルロースナノファイバーを用いた伝統産業への応用研究

・陶土素地の耐衝撃性向上に関する研究

・輪染みが残らない木工用塗料の開発

○地域科学技術振興研究事業 ・UVプリンターによる蒔絵技術の開発

・AD法による複合材料へのセラミックスコーティング技術の開発

・ダイヤモンドの表面改質技術の研究

・難加工性樹脂の流動性改善による細幅・薄肉眼鏡フレームの開発

・ロボット作業学習システムの開発

・データ同化手法による高精度な振動解析システムの開発

・赤外線LEDを活用した路面凍結監視装置の開発

・LCC縮減を目的とした点検と同時にできる橋梁等の応急塗装の研究

・簡易な舗装構造診断装置の測定精度改良の研究開発

・接着剤注入による舗装ひび割れ補修工法の研究開発 ■独創技術創出推進事業(独創的新技術による新産業の創出) ○地域科学技術振興研究事業 ・金属光造形による部品製造に関する研究

・マルチマテリアル製品に対応する異種金属接合技術の開発

・高融点樹脂皮膜を除去するレーザクリーニング装置の開発(31-33)

・衛星用伸展型展開平面アンテナの開発

・e-テキスタイルに向けたフレキシブルなコネクタの開発

・衣類型ウェアラブル製品の開発支援技術の研究

・鋼材の腐食マップ作成方法の研究開発

・細菌センシング技術に関する研究

・防錆方法の違いによる補修鋼材の再劣化に関する基礎的研究

・繊維による医用生体材料の開発

・CFRTP構造部材を短時間成型するための薄層多軸補強シート基材の開発

・自動積層技術に対応した熱可塑性プリプレグテープの開発

・炭素繊維を用いたロードヒーティング工法の研究開発

・リサイクル炭素繊維不織布の物性向上に関する研究

・リサイクル炭素繊維と熱可塑性樹脂のブレンド射出成形技術の研究

・熱可塑性炭素繊維複合材料用サイジング技術および製織技術の開発

・眼鏡枠の加工技術を活用した高効率モータ用コイル成形技術の開発 ■産学官連携研究開発プロジェクト(産学官連携による事業化⽀援)

○地域資源活⽤共同研究事業 ○戦略的基盤技術⾼度化⽀援事業(サポイン) ○戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) ○戦略的省エネルギー技術⾰新プログラム事業

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福井県製造の量産型3U超小型人工衛星を公開!

トピックス

ふくい宇宙産業創出研究会では、東京⼤学⼯学系研究科中須賀・船瀬研究室から量産型超⼩型⼈⼯衛星の共同開発研究の提案を受け、鯖江精機株式会社、セーレン株式会社、春江電⼦株式会社、⼭⽥技研株式会社および福井県⼯業技術センターでバス標準化チームを構成しました。東京⼤学側との共同研究の有⽤性や将来活⽤やコスト⾯などの可能性調査検討を⾏い、平成 30 年 2 ⽉に「超⼩型衛星の多数機⽣産に関する共同研究」を締結しました。これは、東京⼤学で開発した超⼩型⼈⼯衛星 Tricom-1R をベースに、ダウンサイジングを⾏うとともに、多様なミッションニーズに対応可能な3U*キューブサットの2U部分を次世代標準の量産化バスとして研究開発するものです。東京⼤学からは、3U級の衛星量産計画に参画し、衛星の設計製造思想を共有すること、将来の部品製造や販売に対応可能であること、超⼩型衛星の量産組⽴を共同で実施すること、⼤学発ベンチャー企業との連携による事業化などが期待されています。

*1Uとは 10×10×10cm の⼨法。⼀般に3Uとは 10×10×30cm の⼤きさの超⼩型⼈⼯衛星を指す。 1.超⼩型衛星量産化

超⼩型⼈⼯衛星の量産には、ルワンダ国向けの超⼩型衛星バスシステムの供給などが含まれています。チームでは、基礎設計の検討を⾏い、平成 30 年 2 ⽉には福井発となる構造評価モデル(STM**)を設計製造、福井県⼯業技術センターにおける振動試験の結果、⼆度の設計変更を経て、エンジニアリングモデル(EM**)の設計製造および各種試験を実施しています。平成 30 年 10 ⽉には EM の設計を概ね完了、令和元年 5 ⽉に東京⼤学と共同でルワンダ国向フライトモデル(FM**)の製造と評価を完了しています。

また、このプロジェクト参画企業と⼯業技術センターは、「グローバル・ベンチャー・エコシステム連携加速化事業費補助⾦(スタートアップファクトリー構築事業)︔経済産業省平成 29 年度補正予算」を活⽤しており、バスシステム開発において製造し、環境試験等の技術評価に⽤いたエンジニアリングモデルを保有しています。

**⼀般に衛星開発は、電気的機能を確認する BBM(ブレッドボードモデル)、構造や機械的条件を確認する STM モデル、地上で徹底的な環境試験を⾏うため 3 の EM、実際に宇宙に⾶⾏させる FM の順に衛星を開発していきます。

2.超⼩型衛星の量産研究 共同研究では、量産に向けた次世代標準バス開発として以下の項⽬について重点的に取り組んでいます。 (1)バス構造体設計製造(担当︓春江電⼦株式会社、鯖江精機株式会社)

次世代標準バスの構造体について、設計、有限要素法によるシミュレーションを実施しノウハウを蓄積。また、ユーザ(衛星購⼊者側)の要望するミッションに応じた設計に対応可能なように 1Uのスペースを提供します。

量産⼈⼯衛星として、国際宇宙ステーション(ISS)から放出が可能な 3U 衛星を選定。2U 部分に標準化バス、1U 部にミッション機器搭載として次世代標準バスの基本設計を実施。構造体は、ISS 軌道に運ぶための 4 種のロケット振動条件全てに対応可能な条件でシミュレーション実施。また、ISS からの放出機構要件に対応可能な構造で設計し、その上で量産時の⽣産性、製造時の課題などを明確化しています。 (2)電気系基板およびプログラム設計製造 (担当︓春江電⼦株式会社、セーレン株式会社)

次世代標準バスの電気系基板とプログラムについて、基板電気設計、動作シミュレーション解析、ブレッドボードモデルに動作確認等を実施しノウハウを蓄積しています。

次世代標準バスは内部の組⽴と分解も容易にして⽣産性を向上させる必要があり、共同研究先の要望に応え、基礎となる基板(マザーボード)に、各種機能性を有する基板(電源分配、姿勢制御系、通信系、ミッションインタフェース系)を挿⼊する機構を採⽤。各種ボードを設計、製作し、動作プログラムを製作しています。

バス構造体設計製造(構造体モデル組み立て)

製造した エンジニアリングモデル

同角度での設計データ

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(3)要素技術設計製造(担当︓セーレン株式会社、⼭⽥技研株式会社) 次世代標準バスのミッション部やミッション部とのインタフェース、姿勢制御、アンテナなどの展開機

構など時事必要となる要素技術について、多⽅⾯の場合を想定して設計検討を実施。また、場合により適宜設計の追加変更を⾏いこれらのノウハウを蓄積。購⼊者側の⽀援が可能なように技術情報を蓄積しています。

本事業における 3U 衛星では、特殊ミッションのために ISS から放出された後のアンテナ展開が必要でした。これを実現する機構を考案し、設計・製造。ISS からの放出前は断⾯積 10cm 四⽅に収納しつつ絶対に展開しない構造とし、放出後には必ず展開し、通信帯域にあわせたアンテナに利得確保のため、実効利得⾯積の⼤⾯積化を達成しています。また、宇宙空間での衛星の姿勢を考慮し、アンテナ正⾯以外のサイドローブ電⼒も活⽤できるように利得指向性の測定を⾏い、設計に反映。展開機構と通信利得確保のノウハウ蓄積に成功しています。 (4)環境試験 (担当︓福井県⼯業技術センター、全参画企業)

次世代標準バスに対し、福井県⼯業技術センターに整備した環境試験機器を活⽤して、宇宙環境模擬試験を実施。振動試験機により ISS 輸送へのロケット振動条件を、熱真空試験機により宇宙真空状態での低温から⾼温までの環境を試験。また、恒温槽などでの熱サイクル試験を実施し、試験⼿順、評価・解析⽅法などのノウハウを蓄積。これらのうち、開⽰可能な実験装置や⼿順などの検討を実施。このほかミッションに応じた試験などを想定し事業者を⽀援していきます。

6.今後

引き続き、東京⼤学と共同研で超⼩型⼈⼯衛星の量産組⽴を実施していきます。また、⼤学発ベンチャー企業との連携による事業化などを視野に⼊れ、量産衛星の販路拡⼤に努めます。さらに、ふくい宇宙産業創出研究会において、宇宙分野での新産業創出、新展開を⽬指していきます。

【担当】 新産業創出研究部 宇宙技術研究グループ 松井多志、岸本浩彰、橋本祐⼀ (公財)ふくい産業⽀援センター ネットワーク推進室 末定新治

電位モデルを利用した電波放射パターンの検討(通信用技術検証)

福井県で製造した EM(エンジニアリングモデル) (セーレン㈱提供)

福井県で設計した CAD モデル (春江電子㈱提供)

熱真空試験機を用いた 3U 衛星環境試験の様子

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ふくいロボットテクニカルセンター開所1周年記念技術講演会 開催報告

トピックス

平成30年3⽉に福井県⼯業技術センター内に開設したふくいロボットテクニカルセンター『ふくいロボット道場』の「開所⼀周年記念技術講演会」が、3⽉22⽇にセンター講堂で開催されました。⽣産⼈⼝減少による労働⼒不⾜が深刻になる中、⼈に優しい作業環境の改善に向けて、基調講演2件、県内ロボット取り扱い企業の技術プレゼンテーション8件とブース出展が⾏われました。

基調講演では、株式会社アトウンの藤本社⻑から、物流、医療・介護、農林⽔産業などで、重量物の搬送や中腰姿勢をアシストするパワードウェアについて紹介された後、軽量型アシストスーツ1台を県に贈呈いただき、安倍産業労働部⻑より『県内企業⽀援に活⽤させていただく』とお礼を述べました。次に、ロボット技術顧問の吉川技術⼠より、『福井県のロボット導⼊率は関⻄地域最下位の3%で、近い将来競争⼒の格差が⽣まれる可能性』と、省⼈化の必要性について待ったなしの現状をデータを引⽤しながら⼒強く⽰していただきました。

技術プレゼンテーションでは、県内においてロボットを事業として進めている企業8社から、プレス機への搬送⼯程や製品の検査⼯程、出荷⼯程など様々なロボットの活⽤や導⼊事例について、動画などを交えながら詳しく講演をいただきました。

県内外から約70名の⽅にご参加いただき、各企業の展⽰ブースにおいて、企業担当者同⼠による個別相談や意⾒交換なども⾏われました。

ふくいロボットテクニカルセンターでは、県内企業へのロボット導⼊を⽀援するため、ロボット導

⼊を検討している県内企業を巡回し、システム設計の相談や運⽤の指導等を⾏っています。ロボット導⼊をお考えの⽅は、是⾮ロボットテクニカルセンターにご相談ください。

講演会全体風景

企業展示ブース

パワーアシストスーツ贈呈式

個別相談会

【担当】機械・⾦属部 機械システム研究グループ

技術講演会プログラム 基調講演

1.株式会社 ATOUN 代表取締役社⻑ 藤本 弘道 ⽒ 『パワーアシストスーツの紹介』

2.吉川技術⼠事務所 技術⼠ 吉川 博 ⽒ 『産業⽤ロボットについて』

技術プレゼンテーション

1.株式会社シマノ 2.株式会社福井機⼯ 3.株式会社ミテック 4.吉岡幸株式会社 5.春江電⼦株式会社 6.株式会社エイチアンドエフ 7.轟産業株式会社 8.株式会社ウノコーポレーション (敬称略順不同)

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セ ン タ ー か ら の お 知 ら せ

職員異動のお知らせ

(公財)ふくい産業支援センターでは、本県産業を振興し、発展させる活力のある人材の育成を

目的とした研修を次のとおり行います。

◆計測用X線CT利活用講座 日 時:令和元年12月4日(水)(6時間×1日間)

場 所:福井県工業技術センター

受講料:15,000円

内 容:製品の品質保証において、非破壊で検査できるX線CTの活用は重要度を増しています。さらに、

計測用X線CTの出現によって非破壊検査での寸法管理もできるようになりました。

この研修では、計測用X線装置の基礎や利活用方法について、事例や県工業技術センターの実

機を用いた測定演習を通して学びます。

プログラム:◆X線CTの基礎/計測用X線CTとは、X線CTの測定原理、計測機能

◆測定事例/X線CTを使った測定事例

◆実機を用いた測定【演習】/実機を用いた様々なサンプルの測定

※上記研修の問い合わせ先

(公財)ふくい産業支援センター人材育成部 福井市下六条町16-15

TEL:(0776)41-3775/FAX:(0776)41-3729

E-mail:[email protected] HP:http://www.fisc.jp/fiib/

※受講料は消費税込みですが、食事代を含みません。

福井県工業技術センターニュース No.137 令和元年6月発行 編集・発行 福井県工業技術センター 企画支援室

〒910-0102 福井県福井市川合鷲塚町61字北稲田10

Tel:0776-55-0664 Fax:0776-55-0665

E-Mail:[email protected] URL:http://www.fklab.fukui.fukui.jp/kougi/

氏 名 新 所 属 旧 所 属

後 藤 基 浩

夏 梅 晃 一

吉田真理子

牧 田 降 嗣

福 留 秀 渡

小 谷 幸 愛

松 原 達 宏

𠮷田 拓 真

工業技術センター 企画支援室 室長

〃 建設技術研究部 部長

〃 管理室 企画主査

〃 管理室 主事

〃 新産業創出研究部 主事

〃 新産業創出研究部 主事

〃 化学・繊維部 主事

〃 機械・金属部 主事

地域産業・技術振興課 参事

丹南土木事務所 部長

財産活用推進課 企画主査

危機対策・防災課 主事

新採用

強 力 真 一

江 尻 慶 一

近 藤 幸 治

高橋美紀子

町 原 秀 夫

野 村 吉 範

伊 達 清 香

宮本知矢子

退職

地域戦略部 課長(福井市派遣)

健康政策課 主事

産業技術課 主事

工業技術センター 所長

〃 化学・繊維部 部長

〃 機械・金属部 部長

〃 管理室 事務補助員

〃 化学・繊維部 主事(臨任)

〃 建設技術研究部 部長

〃 管理室 主事

〃 化学・繊維部 主事

(公財)ふくい産業支援センター研修(工業技術コース)のお知らせ

19.06.18570

表紙写真:福井県で製造した超小型

衛星のエンジニアリングモデル ☆環境への配慮から、ご来場につきましては、できる限り公共交通機関を利用してください。 また、止むを得ず自動車で来られる場合には、アイドリングストップにご協力ください。

(本誌掲載の写真・記事の無断転用を禁じます。)