140307_災害対応訓練シナリオ
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明治大学学生・教職員合同災害対応訓練-Exciting Evacuation Drill-対応シナリオ
2014.03.05最終版
災害救援ボランティア推進委員会主任
効果的な防災訓練と防災啓発(シェイクアウト)提唱会議事務局次長
防災教育コンサルタント 宮﨑賢哉
基本構成
1. 実施環境
2. 訓練シナリオ
3. アプリ用ロール、アクシデント案 ※
4. 訓練確認項目(アプリに関して) ※
※世界防災・減災ハッカソン「Race for Resilience」名古屋会場参加者が開発
した避難訓練用アプリケーションを試験的に使用します。
スマートフォンをお持ちの方は自動スリープを解除し下記をブラウザで確認
してください。指導員からの指示が表示されます。
http://race2s.opendata-tokai.jp/leader.html
(参加者限定)
1.実施環境
日程:平成26年 3月7日(金) 10:00~13:30
場所:明治大学駿河台キャンパスリバティタワー15階1154 開始
同 地下2階スポーツルーム 終了
訓練コンセプト:
『大規模災害(地震)を想定した学生・教職員協働の災害対応訓練』
2.訓練シナリオ
都心南部直下を震源とする
マグニチュード7.3
最大震度7の地震
平成26年3月7日(金)
午前10:00 発生
※千代田区シェイクアウト合同訓練
専用の訓練音声を使用
千代田区内は震度6弱を観測中央防災会議(2013),首都直下地震の被害想定と対策について より
2.訓練シナリオ(1) 地震~火災避難まで
明治大学リバティタワー15階で被災
10:00 揺れに対する安全確保
エレベーターは緊急停止
10:01 教員(指導員)の指示で
安否確認を行う
10:10 17階スカイラウンジで火災確認
階下への避難行動を決定
10:15 指導員は教室にいた学生等(高齢者・子ども・障がい者含む)を
4グループに編成、グループ毎にN階段・E階段からの時間差
5分で避難指示。 ★A=N(先)、B=N(後)、C=E(先)、D=E(後)
明治大学ホームページより
2.訓練シナリオ(1) 地震安全行動
訓練専用音声(ラジオ放送対応)
2.訓練シナリオ(2)-安否/対応確認
平成26年度明治大学災害救援班
地震防災訓練 確認票
・学部学科 ・学籍番号 ・性別
・氏名 ・連絡先 ・体調
・住居区分 ・初動対応確認(下記)
①自宅に帰る ②大学に残る(いつまで)
③一度自宅に帰り、大学に戻る
④どうするか決められない
⑤その他(自由記述)
2.訓練シナリオ(3) 火災・高層階避難避難者(負傷者)誘導
15階・1154教室から2階・1022教室へ非常階段N/Eで避難役割による負荷(通常5分程度の避難を10分~15分)◆高齢者役 ・ 子ども役 ・ 障がい者役【伝令役※】は各グループ内で設定
◆一部階に訓練協力者が負傷者役で待機。発見次第、応急処置をしてチームと共に避難する。
10:40 集合場所(2階)へ到着、全員集合
~11:00 集合場所で応急手当の処置に関する展示・解説
※伝令役はスマホでブラウザを適宜チェックしアクシデントを確認したら伝達
明治大学ホームページより
2.訓練シナリオ(4) 情報収集・伝達
11:00~ 集合場所を本部として、全員で
情報収集・伝達を行う。
(1)ABCDチームで本部班・ABC班を決める
(2)各班に「情報カード」を配付する
(3)次ページの指定位置に移動する
★大学周辺避難所の情報収集・伝達を
支援する、という想定
(4)各班で無線機を活用して「情報カード」
のペアをつくっていく。※情報カードは1枚ずつ手渡しで移動する。
2.訓練シナリオ(4) 無線通信指定位置
本部班
避難所C班
避難所B班
避難所A班
2.訓練シナリオ(4)-補足説明
①4チームを編成(本部班・ABC班)
②各チームに無線機1台貸与(本部2台)
③各チームに情報カードを配付
④1階へ移動(訓練エリア2階、一部3階)
⑤訓練エリア内で無線機と徒歩を使って
⑥各チーム間のロールカードをやりとり
※一部3階のボラセンが対応
⑦ロールカードのペアを作ることでその
ロールは完了、全て完了させれば終了
2.訓練シナリオ(5) 避難所体験
12:15 情報収集伝達訓練終了、1022教室に集合。
資機材を持って地下2階スポーツルームへ移動
12:30 スポーツルーム(避難所)は停電
資機材の防災ライトで明かり確保
同、ダンボールで座面スペース作り
12:40 非常食ダンボールを各チームの
教職員(リーダー)が代表して配分を決定。各チームで
手分けして非常食づくり、試食
2.訓練シナリオ(5) 避難所体験
13:20 各チーム内で5分程度の意見交換
代表者1名から感想発表
明治大学駿河台VCから挨拶
13:30 終了 解散
3.アプリ用ロール、アクシデント案
(設定条件)
・教室で事前に「ロールカード」を配付する
・ロール(お年寄り、障がい者、子ども)に
応じた避難行動をとる
・ロールに対するアクシデントは「伝令役」
がチームメンバーに伝える
※「伝令役」のみスマホを随時チェックする
リーダーは判断と対応に専念させる
3.アプリ用ロール、アクシデント案
ロール設定
・お年寄り(全体的に行動をゆっくり、
ひざが痛い) ※カード有
・障がい者(目が見えない) ※カード有
・子ども(不安、途中で動けなくなる)
※カード有り
3.アプリ用ロール、アクシデント案
アクシデント(設定)案
『時間制限』
15階から1階まで「10分」以内に全員を
安全に避難させること
『避難誘導対応』
途中で現れる避難者(ロール)に対応する
ただし、時間を考慮して無視することも可能
『混雑』
踊り場混雑のため1分間、全員の行動を制限 など
4.訓練確認項目(アプリに関して)
参加者はアプリを理解できるか
リーダーに対して指示(アクシデント)が届くか
リーダーは指示を理解できるか
リーダーは指示をメンバーに適切に伝えられるか
メンバーはリーダーの指示を理解できるか
リーダー・メンバーの判断は訓練にどう影響するか
ロールの設定は適切か
ロールの設定は訓練に正しく負荷をかけられるか
参加者はアプリを評価できるか