19．出会ったこと・忘れ得ぬこと -芥川也寸志

あまり名誉な話ではないが、私の家へは三回、泥棒の来訪があった。いずれも気のやさしい泥棒だったらしく、こわい思いをしたことは一度もなかった。 一度目は、来訪のあったことすらまるで知らなかった。あれは、やはり、泥棒のテクニックというものなのだろう。 一例をあげれば、こういうことになる。 たまたまそのとき、新品のワイシャツが三枚、箱に入ったまま洋服ダンスの上につんであった。それを見た彼氏は、一番上の箱にはまるで手をつけないで、二番目と三番目の中味だけを頂戴し、またもとどおりに三つの箱をきちんとつんでおいたのである。

동사의 종류 기본형 동사의 て/た형 예

1그룹

歌(うた)う って/った 歌って/歌った

立(た)つ 立って/立った

座(すわ)る 座って/座った

死(し)ぬ んで/んだ 死んで/死んだ

遊(あそ)ぶ 遊んで/遊んだ

飲(の)む 飲んで/飲んだ

書(か)く いて/いた 書いて/書いた

嗅(か)ぐ いで/いだ 嗅いで/嗅いだ

話(はな)す して/した 話して/話した

※예외 行(い)く って/った 行って/行った

동사의 종류 기본형 동사의 て/た형 예

2그룹

見(み)る 見て/見た

起(お)きる 起きて/起きた

食(た)べる る➾て/た 食べて/食べた

出(で)る 出て/出た

寝(ね)る 寝て/寝た

3그룹

来(く)る 来て/来た

する して/した

☞ 과거・완료

동사 과거(た)형＋た

☞ [명사]의 과거형 [～だ(~이다)]의 과거형

＊でした(~이었습니다) [～です(~입니다)]의 과거형 友達でした(친구였습니다)

☞ 객관적인 추량적 판단

명사・い형용사・동사＋らしい な형용사어간＋らしい

☞「~심정이 되다」

형용사＋思(おも)いをする

☞ 강조표현「~까지도・~마저」

＝「さえ」

※ 마치・완전히

☞ 상태(제3의 영향으로 인해 그렇게 되어져 있는 상태)

타동사(て형)＋て(で)ある

＋～ている ＋～てある

타동사 開ける(열다)

窓を開けている ①[진행](~하고 있다)

窓が開けてある ④[상태](~해져 있다)

자동사 開く(열리다)

窓が開いている ②[진행](~하고 있다) ③[상태](~해 있다)

①[진행]창문을 열고 있다(현재 진행중인 동작을 나타내는 의미) ②[진행상태]창문이 열리고 있다(자동적으로 스스로 진행되고 있는 상태) ③[상태]창문이 열려 있다(결과적으로 그 동작의 상태만을 나타내는 의미) ④[상태]창문이 열려(져) 있다(제3의 영향으로 그렇게 되어져 있는 상태)

☞「もらう(받다)・食べる(먹다)」의 겸손한 표현 혹은 아랫사람에게 「~달라」는 의미로도 사용

☞ 어떠한 동작과 상태와 그와 똑같이 다음의 행동을 하는 의미 「～ように」보다는 완전히 똑같다는 느낌이 강함

명사＋の通(どお)り(に)/명사＋通(どお)り(に) 동사 과거형＋通(とお)り(に)

☞ 제대로

万事この調子で見事にやられてしまい、家の中は前の日よりむしろきれいに片付いているくらいで、彼氏の来訪をうかつにも気づかずにいた。 それを知ったのは、数か月も後のことであった。一人の警官が訪ねて来て、こう言った。 「お宅に入った泥棒がつかまりました」 この時まで、わが家が探されていたなどとは夢にも思わなかった私はあわてて警官の言葉をさえぎった。 「とんでもない。泥棒なんか入りません」 「いや、たしかに泥棒が……」 「いや、とんでもない……」 ひとしきり、こんな変な押し問答が続いた。困った警官は、手帳をひらいていくつかの品目を読み上げ、一応それがあるかどうか調べてほしいと言った。

☞ 사람/何人いますか。(몇 명 있습니까?)

一人 二人 三人 四人 五人

ひとり ふたり さんにん よにん ごにん

六人 七人 八人 九人 十人

ろくにん しちにん はちにん きゅうにん じゅうにん

☞ 정의나 인용(~라고는) 놀람(~하다니) 등을 표현

☞ 「앎과 모름」의 의미보다는 「생각하지 않았다」 라는 뉘앙스(~하리라고 생각지 않았다)

☞ 불충분하지만 행위를 수행 소극적으로 자신의 행위를 표현

馬鹿馬鹿しいとは思ったが、まあ念のため調べてみたところ、ざっと先程書いたような次第で、さんざん警官に向かって啖呵をきった手前、何とも格好のつかないこととなった。 警官の話によると、この泥棒は音楽が何よりも好きで、理屈にあわぬ話だとは思うが、音楽家の家ばかりをねらって入っていたという。最後は、戦前から演歌を書き続けていたこの道の大作曲家宅で、邸宅にしのび込んだまではよかったが、あまりの広さに道に迷い、外に出られなくなってつかまってしまったのだそうだ。 二度目の来訪は、翌朝、すぐにそれとわかった。書斎が少し乱され、窓もこわされていた。ところが、いくら考えても、盗まれたものがわからない。カメラ、テープレコーター、タイプライター、そのほかすぐに持ち出せそうな品物はみんなそろっているし、ピアノや家具類なども何一つ損傷がない。

☞「그런대로・아쉬운 대로・이를테면」

☞ 경험한 바를 미리 밝히고 그 결과를 나타내는 의미

동사(た형)＋たところ

☞ 대상이 사람인 경우는 「~에게」의 의미

☞「제일~하다」「최고다」

☞ 인위적이며 능동적인 상태로 계속한다 는 표현(복합동사)

동사(ます형)＋続(つづ)ける

あまり：너무(지나치게)~하다(긍정문강조) あまり～ない：그다지(별로)~않다(부정문강조)

たった一つ盗まれたものを見つけるまでには、かなりの時間がかかった。それは、半分ぐらいしか残っていない、小さなチョコ―レートの箱であった。前の晩、仕事をしながらかじったチョコレートの食べ残しだけが、室の中から消えていた。 チョコレートを見てわが子を思い出し、急に仏心が起きたのが、前の来訪者と同様、この泥棒もあまり憎む気がしなかった。 三度目の来訪者は、ちょっといけなかった。眠っていた母の枕元から、現金を持っていった。そればかりではない。私がこの来訪者を憎むのは、故意ではなかろうが、主人の留守の間にしのび込んだということと、この事実をまったく意表をつく方法で主人に知らせ、彼を大いにあわてさせたということである。

☞ 동시동작 동작이 진행되는 사이에 또 다른 동작이 함께 진행

동사(ます형)＋ながら

☞ 그 시간 중, 어느 한 시점에서 다른 동작이 일어나는 것을 표현 「~하는 동안에」

このころは、オーケストラの合宿練習によく出かけていた。 オーケストラといっても、構成メンバーはサラリーマンや、学生や、主婦などのアマチュアの団体で、創立以来私が指揮をしている新交響楽団。アマチュアとはいえ、かなり程度は高く、海外遠征もやれば、ちょっとプロもたじろぐような難しい曲目を平気で組むたのもしい連中で、みんな音楽が飯よりも好きという具合だから、合宿ともなれば、一日じゅう楽器を鳴らす。練習時間が過ぎれば、同好の者ばかりだから話ははずむし、時にはドンチャン騒ぎ、その気分を味わいたいばかりに、遠くまで楽器をかついで出かけるということになる。 そのときも、ちょうど二泊三日の軽井沢での合宿練習の帰り道であった。まだ今ほど車の多くない時代だったので、東京へ向かう車には同乗の希望者が殺到した。

☞ 사물이나 사람의 대한 해석・판단・평가를 표현

☞「비록~라도」 =「～といえども」「～であれ」「～であろうと」

☞ ~(할) 정도의 입장이 되면 「＝～ともなると ~가(이) 되면(당연히)」 「～になると当然・～になれば当然」

☞ 「じゅう」 ①[(시간) ~내내・~종일]：一日中(하루 종일) ②[(지역) 온~・~온통]：世界中(온 세계) ＊「ちゅう」：~중(도중・사이)：授業中(수업 중)

☞ 바람직하지 않은 이유를 강조 그것이 유일한 원인이라는 의미 *「＝せいで」

私の車にも、定員いっぱいのメンバーが乗り込み、ガヤガヤ、ワイワイとにぎやかな会話をのせて、車は国道十七号を東京へ向かった。 この同乗者の一人に、浦和在住の女性バイオリニストがいた。国道からちょっと入ったところだというし、女性でもあるし、なんでも会社の都合を無理につけて合宿に参加したいという話でもあるし、ついでに家まで送るべし、ワイワイ、ガヤガヤということになって、彼女の自宅の前まで来てしまった。ここからが問題の部分である。義理堅い彼女は、私に送ってもらったことを両親に告げた。まあこれが自然のなりゆきというものだろうが、ご両親は、折角だからお茶の一杯でも、と休んでいくことをすすめてくださり、同行の面々もあつかましいことでは人後に落ちない連中なので、すぐに、それではお言葉に甘えて、ということとなった。

☞ 하나의 동작을 하는 것을 겸사겸사 해서, 다른 동작 도 아울러 나타내는 의미「~하는 기회에」

명사＋のついでに 동사＋ついでに

☞ 다른 사람으로부터 이익이 되는 행위를 받는 것을 나타냄(행위의 수수)

동사(て형)＋てもらう

☞ 상대방의 제안을 받아들일 때 화두로 사용하는 표현

「일부러~니까」

応接間の片隅にはテレビがあって、だれかがスイッチをひねった。衝撃が襲ったのは、すぐその後だった。 あれは、多分三時のニュースだったと思う。印象に残っているのは、真青な画面に真白な横書きの文字である。 それはまさしく、私の住所と、私の姓名。そして、いやに落ち着きはらったアナウンサーが、昨夜、泥棒が入ったこと、現金が少し盗まれたこと、などを告げているではないか。 私も驚いたが、まわりの連中も響いた。みんな驚いて、それ電話ということになった。ダイヤルを回す指先も、ワイワイと震えた。 電話口に出てきた母は、いとも落ちつきはらって、コソ泥のたぐいだから心配することはないよ。と言う。こちらのあわてぶりを、まるでたしなめるかのごとき口調である。

☞ ま～・まっ～・まん～ 명사・い형용사・な형용사에 붙여 그 의미・어조강조 경향

☞ 동작을 나타내는 명사나 동사에 접속하여 상태나 모습을 표현

명사＋ぶり/동사(ます형)＋ぶり

☞ 비유 ＊～(かの)ごとく：~와 같이(처럼)

「今、テレビのニュースで知ったんですよ！」 「えッ、テレビ……？」 このときの母のびっくり仰天ぶりは、相当なものであった。 私に心配をかけまいとして冷静に振舞った明治生まれでしっかり者の母も、現代的なマスメディアの威力とおせっかいぶりに度胆を抜かれたのであろう。 この次第で、この第三の来訪者だけは、どうしても許すわけにはいかないのである。

☞ 아무리~해도(부정어 수반)

☞ 타당하고 정당한 이유로 인하여 도리 없이 그렇게 해야 한다는 의미