1.ソニーグループの現況 - sony ·...

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事業報告 ソニーグループの現況 事業報告 (2017年4月1日から2018年3月31日まで) 1.ソニーグループの現況 (1) 財産及び損益の状況の推移 2013年度 2013年 4 月 1 日から 2014年3月31日まで2014年度 2014年 4 月 1 日から 2015年3月31日まで2015年度 2015年 4 月 1 日から 2016年3月31日まで2016年度 2016年 4 月 1 日から 2017年3月31日まで2017年度(当年度) 2017年 4 月 1 日から 2018年3月31日まで売上高及び営業収入 百万円 7,767,266 百万円 8,215,880 百万円 8,105,712 百万円 7,603,250 百万円 8,543,982 26,495 68,548 294,197 288,702 734,860 25,741 39,729 304,504 251,619 699,049 当社株主に帰属する 当 期 純 利 益( 損 失 ) 128,369 125,980 147,791 73,289 490,794 1株当たり当社株主に帰属する 当期純利益(損失): 基本的(円) 希薄化後(円) 124.99 124.99 113.04 113.04 119.40 117.49 58.07 56.89 388.32 379.75 261,034 251,048 468,937 272,203 332,140 466,030 464,320 468,183 447,456 458,518 15,333,720 15,834,331 16,673,390 17,660,556 19,065,538 2,783,141 2,928,469 3,124,410 3,135,422 3,647,157 1株当たり純資産 (円) 2,163.63 1,982.54 1,952.79 1,977.72 2,344.96 1株当たり配当金 (円) 25.00 20.00 20.00 27.50 (名) 140,900 131,700 125,300 128,400 117,300 【連結業績に関する注記】 1. ソニーの連結計算書類は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式 及び作成方法(以下「米国会計原則」)によって作成されています。 2.当年度末の連結子会社(変動持分事業体を含む)は1,304社、持分法適用会社は107社です。 3.設備投資額は、無形固定資産の増加額を含んでいます。 4.純資産は、米国会計原則にもとづく資本合計を使用しています。 5.1株当たり純資産は、当社株主に帰属する資本合計を用いて算出しています。 49 50

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Page 1: 1.ソニーグループの現況 - Sony · 1.ソニーの連結計算書類は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式 及び作成方法(以下「米国会計原則」)によって作成されています。

2015年度2015年4月1日から2016年3月31日まで

2016年度2016年4月1日から2017年3月31日まで

2017年度(当年度)2017年4月1日から2018年3月31日まで

百万円 百万円 百万円

8,105,712 7,603,250 8,543,982

294,197 288,702 734,860

304,504 251,619 699,049

147,791 73,289 490,794

119.40 58.07 388.32117.49 56.89 379.75

468,937 272,203 332,140

468,183 447,456 458,518

16,673,390 17,660,556 19,065,538

3,124,410 3,135,422 3,647,157

1,952.79 1,977.72 2,344.96

20.00 20.00 27.50

125,300 128,400 117,300

2013年度2013年4月1日から2014年3月31日まで

2014年度2014年4月1日から2015年3月31日まで

百万円 百万円

売 上 高 及 び 営 業 収 入 7,767,266 8,215,880

営 業 利 益 26,495 68,548

税 引 前 利 益 25,741 39,729

当 社 株 主 に 帰 属 する当 期 純 利 益( 損 失 ) △128,369 △125,980

1株当たり当社株主に帰属する当期純利益(損失):

基 本 的(円) △124.99 △113.04希薄化後(円) △124.99 △113.04

設 備 投 資 額 261,034 251,048

研 究 開 発 費 466,030 464,320

総 資 産 15,333,720 15,834,331

純 資 産 2,783,141 2,928,469

1株当たり純資産 (円) 2,163.63 1,982.54

1株当たり配当金 (円) 25.00 -

従 業 員 数 (名) 140,900 131,700

1.ソニーグループの現況(1) 財産及び損益の状況の推移

事業報告 ソニーグループの現況事業報告(2017年4月1日から2018年3月31日まで)

1.ソニーグループの現況(1) 財産及び損益の状況の推移

2013年度

(2013年4月1日から 2014年3月31日まで)

2014年度

(2014年4月1日から 2015年3月31日まで)

2015年度

(2015年4月1日から 2016年3月31日まで)

2016年度

(2016年4月1日から 2017年3月31日まで)

2017年度(当年度)

( 2017年4月1日から 2018年3月31日まで)

売 上 高 及 び 営 業 収 入

百万円

7,767,266 百万円

8,215,880百万円

8,105,712 百万円

7,603,250 百万円

8,543,982

営 業 利 益 26,495 68,548 294,197 288,702 734,860

税 引 前 利 益 25,741 39,729 304,504 251,619 699,049

当 社 株 主 に 帰 属 する当 期 純 利 益( 損 失 )

△128,369 △125,980 147,791 73,289 490,794

1株当たり当社株主に帰属する当期純利益(損失):

基 本 的(円)

希薄化後(円)

△124.99

△124.99

△113.04

△113.04

119.40

117.49

58.07

56.89

388.32 379.75

設 備 投 資 額 261,034 251,048 468,937 272,203 332,140

研 究 開 発 費 466,030 464,320 468,183 447,456 458,518

総 資 産 15,333,720 15,834,331 16,673,390 17,660,556 19,065,538

純 資 産 2,783,141 2,928,469 3,124,410 3,135,422 3,647,157

1株当たり純資産 (円) 2,163.63 1,982.54 1,952.79 1,977.72 2,344.96

1株当たり配当金 (円) 25.00 - 20.00 20.00 27.50

従 業 員 数 (名) 140,900 131,700 125,300 128,400 117,300

【連結業績に関する注記】1.ソニーの連結計算書類は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作成方法(以下「米国会計原則」)によって作成されています。

2.‌当年度末の連結子会社(変動持分事業体を含む)は1,304社、持分法適用会社は107社です。

3.‌設備投資額は、無形固定資産の増加額を含んでいます。

4.‌純資産は、米国会計原則にもとづく資本合計を使用しています。

5.‌1株当たり純資産は、当社株主に帰属する資本合計を用いて算出しています。

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事業報告 ソニーグループの現況

連結業績の概況(2) 事業の経過及び成果

2016年度

(2016年4月1日から2017年3月31日まで)

2017年度(当年度)

(2017年4月1日から2018年3月31日まで) 増減額

億円 億円 億円

売上高及び営業収入 76,033 85,440 +9,407

営 業 利 益 2,887 7,349 +4,462

税 引 前 利 益 2,516 6,990 +4,474

当社株主に帰属する当 期 純 利 益 733 4,908 +4,175

1株当たり当社株主に帰属する当期純利益:

基 本 的 (円)希薄化後 (円)

58.0756.89

388.32379.75

+330.25+322.86

当年度及び前年度の平均為替レートは、次のとおりです。

2016年度 2017年度 変化平均為替レート 円 円 円

1 米 ド ル 108.4 110.9 2.5 (円安)1 ユ ー ロ 118.8 129.7 10.9(円安)

売上高及び営業収入(以下「売上高」)は、前年度比9,407億円(12%)増加し、8兆5,440億円となりました。これは、モバイル・コミュニケーション(以下「MC」)分野及びその他分野を除くすべての分野での増収によるものです。前年度の為替レートを適用した場合、売上高は約9%の増加となります(前年度の為替レートを適用した場合の売上高の状況、及び為替変動による影響額については、66頁の【注記】をご参照ください)。

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営業利益は、前年度比4,462億円増加し、7,349億円となりました。この大幅な増益は、MC分野において固定資産の減損損失を計上*

したものの、前述の増収の影響、為替の好影響及び以下の要因があったことによるものです。● カメラモジュール事業の製造子会社の持分全部の譲渡益 283億円【半導体分野】

● 子会社が保有していた不動産の譲渡益 105億円【音楽分野】● 平成28年(2016年)熊本地震(以下「熊本地震」)にかかわる逸失

利益などに対する保険金の受取 67億円【半導体分野】、26億円【イメージング・プロダクツ&ソリューション分野】

● 製造設備の売却にともなう利益 86億円【半導体分野】

なお、前年度の営業利益には、以下の要因が含まれています。● 営業権の減損 962百万米ドル(1,121億円)【映画分野】● 電池事業の譲渡にともなう減損 423億円【その他分野】● 外販向けの一部の高機能カメラモジュールの開発・製造の中止に

ともなう長期性資産の減損 239億円【半導体分野】● 熊本地震に関連する費用(純額) 154億円【半導体分野】● エムスリー㈱の株 式の一 部 売 却にともなう売 却 益 37 2 億 円【その他分野】

*ソニーは、MC分野のスマートフォン事業について、2018年1月以降のスマートフォンの販売状況や事業環境の変化等を主な要因として、2018年3月から4月にかけて、同分野の将来の収益見通しの見直しを検討した結果、このたび収益見通しを下方修正しました。この修正により、将来キャッシュ・フローが減少する見通しとなったことから、2017年度第4四半期において、同分野の固定資産の減損損失313億円を営業損失として計上しました。また、今回策定した同分野の収益見通しにおいては、スマートフォン事業の市場や事業環境がソニーにとってさらに厳しくなったことを踏まえ、これらの環境に即した施策の変更を行っています。

当年度の構造改革費用(純額)は、前述の電池事業の譲渡にともなう減損損失を前年度に計上していた影響などにより、前年度に比べ378億円減少し、224億円となりました。これは、営業費用として前述の営業利益に含まれています。

営業利益に含まれる持分法による投資利益は、前年度に比べ50億円増加し、86億円となりました。この増加は、金融分野に含まれるSA Reinsurance Ltd.の持分法投資損益の改善などによるものです。

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事業報告 ソニーグループの現況

その他の収益(費用)(純額)は、前年度に比べ13億円改善し、358億円の費用を計上しました。これは、為替差損(純額)が増加したものの、受取利息及び受取配当金が増加したこと及び投資有価証券評価損が減少したことなどによるものです。

税引前利益は、前年度に比べ4,474億円増加し、6,990億円となりました。

法人税等は、当年度において1,518億円を計上し、実効税率は前年度の49.3%を下回り、21.7%となりました。これは、繰延税金資産に対し評価性引当金を計上しているソニー㈱及び日本の連結納税グループと米国の連結納税グループにおいて、前年度は損失を計上したことに対し当年度は利益を計上したことや、前年度は税務上損金に算入 されない営業権の減損を計上したこと、さらに当年度において米国における税制改正により繰延税金負債に関して税務ベネフィットを 138億円計上したことなどによるものです。

当社株主に帰属する当期純利益(非支配持分に帰属する当期純利益を除く)は、前年度に比べ4,175億円増加し、4,908億円となりました。

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売上高構成比(2017年度 地域別)

30.7

21.5

6.3

21.6

12.0

7.9

米国

(単位:%)

欧州

中国

アジア・太平洋地域

その他地域

日本

54

read_010_0339001103006.indd 54 2018/05/18 16:35:59

日本、米国及び中国以外の各区分に属する主な国又は地域■ 欧州 : イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン、スウェーデン■ アジア・太平洋地域 :インド、韓国、オセアニア、タイ、マレーシア■ その他地域 :中近東/アフリカ、ブラジル、メキシコ、カナダ(注)地域別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出し、顧客の所在地別に

表示しています。

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事業報告 ソニーグループの現況

売上高構成比(2017年度 ビジネス別)(単位:%)

(注)ビジネス別の売上高構成比は、外部顧客に対する売上高にもとづいて算出したものです。

ゲーム&ネットワークサービス

56 ネットワーク

44 ハードウェア・その他

映画

29 テレビ番組制作27 メディア

ネットワーク

44 映画製作

音楽

9 音楽出版34 映像メディア・

プラットフォーム

57 音楽制作

21.6 14.311.89.2

全社(共通) 0.2

半導体モバイル・コミュニケーション

イメージング・プロダクツ&ソリューション

64 静止画・動画カメラ

36 その他

ホームエンタテインメント&サウンド

71 テレビ

29 オーディオ・ ビデオ

金融 その他

8.47.6 8.5 4.114.3

主要な事業内容ソニーは、ゲーム&ネットワークサービス、音楽、映画、ホームエンタテインメント&サウンド、イメージング・プロダクツ&ソリューション、モバイル・コミュニケーション、半導体、金融及びその他の事業から構成されており、セグメント情報はこれらの区分により開示されています。

各分野の主要製品又は事業内容は、次のとおりです。ビジネス分野 主要製品又は事業内容

■ ゲーム&ネットワークサービス ゲーム機、ソフトウェア、ネットワークサービス事業■ 音 楽 音楽制作

パッケージ及びデジタルの音楽制作物の販売、アーティストのライブパフォーマンスからの収入

音楽出版楽曲の詞、曲の管理及びライセンス

映像メディア・プラットフォームアニメーション作品及びその派生ゲーム アプリケーションの制作・販売、音楽・映像関連商品のサービス提供

■ 映 画 映画製作映画作品の製作・買付・配給・販売

テレビ番組制作テレビ番組の制作・買付・販売

メディアネットワークテレビ、デジタルのネットワークオペレーション

8.47.6 8.5 4.114.3

55

ビジネス分野 主要製品又は事業内容■ ホームエンタテインメント テレビ

&サウンド 液晶テレビ、有機ELテレビオーディオ・ビデオ

ブルーレイディスクプレーヤー/レコーダー、家庭用オーディオ、ヘッドホン、メモリ内蔵型携帯オーディオ

■ イメージング・プロダクツ 静止画・動画カメラ&ソリューション レンズ交換式カメラ、コンパクトデジタル

カメラ、民生用・放送用ビデオカメラその他

プロジェクターなどを含むディスプレイ製品、医療用機器

■ モバイル・コミュニケーション 携帯電話、インターネット関連サービス事業■ 半 導 体 イメージセンサー■ 金 融 生命保険、損害保険、銀行■そ の 他 上記カテゴリーに含まれない製品やサービス、

海外ディスク製造事業、記録メディア、電池、その他の事業

21.6 14.311.89.2

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事業報告 ソニーグループの現況

ビジネス別営業の概況以下の説明における各分野の売上高はセグメント間取引消去前のものであり、また各分野の営業損益はセグメント間取引消去前のもので配賦不能費用は含まれていません。

音楽ゲーム&ネットワークサービス

ホームエンタテインメント&サウンド映画

売上高

営業利益(損失)

左:2016年度右:2017年度

16,498

10,390

1,356585

9,0316,477

△805

758

19,438

12,227

1,775858

10,1118,000

4111,278

金融モバイル・コミュニケーション 半導体

イメージング・プロダクツ

&ソリューションその他

7,591

102

5,796

473

7,73110,875

4,505

△296△78

1,664

7,237

△276

6,559

749

8,50012,284

4,072

△235

1,640 1,789

(単位:億円)

金融モバイル・コミュニケーション 半導体

イメージング・プロダクツ

&ソリューションその他

7,591

102

5,796

473

7,73110,875

4,505

△296△78

1,664

7,237

△276

6,559

749

8,50012,284

4,072

△235

1,640 1,789

■ゲーム&ネットワークサービス

売 上 高

2016年度

(2016年4月1日から2017年3月31日まで)(

百万円1,649,799

2017年度(当年度)2017年4月1日から2018年3月31日まで)

百万円1,943,812

増減

百万円+294,013

■ 音  楽 647,658 799,995 +152,337

■ 映  画 903,129 1,011,067 +107,938

■ ホームエンタテインメント&サウンド 1,039,004 1,222,733 +183,729

■イメージング・プロダクツ&ソリューション 579,633 655,892 +76,259

■モバイル・コミュニケーション 759,145 723,742 △35,403

■ 半 導 体 773,123 850,010 +76,887

■ 金  融 1,087,504 1,228,377 +140,873

■そ の 他 450,450 407,174 △43,276

全社(共通)及びセグメント間取引消去 △286,195 △298,820 △12,625

連   結 7,603,250 8,543,982 +940,732

営業利益(損失)

2016年度

(2016年4月1日から2017年3月31日まで)

2017年度(当年度)

(2017年4月1日から2018年3月31日まで) 増減

百万円 百万円 百万円■ゲーム&ネットワークサービス 135,553 177,478 +41,925

■ 音  楽 75,798 127,786 +51,988

■ 映  画 △80,521 41,110 +121,631

■ ホームエンタテインメント&サウンド 58,504 85,841 +27,337

■イメージング・プロダクツ&ソリューション 47,257 74,924 +27,667

■モバイル・コミュニケーション 10,164 △27,636 △37,800

■ 半 導 体 △7,811 164,023 +171,834

■ 金  融 166,424 178,947 +12,523

■そ の 他 △29,585 △23,530 +6,055

全社(共通)及びセグメント間取引消去 △87,081 △64,083 +22,998

連   結 288,702 734,860 +446,158

57

音楽ゲーム&ネットワークサービス

ホームエンタテインメント&サウンド映画

売上高

営業利益(損失)

左:2016年度右:2017年度

16,498

10,390

1,356585

9,0316,477

△805

758

19,438

12,227

1,775858

10,1118,000

4111,278

売 上 高

注)ソニーは、2017年度より、業績報告におけるビジネスセグメント区分の変更を行いました。この変更にともない、2016年度の実績を組替再表示しています。

■ゲーム&ネットワークサービス

営業利益(損失)

2016年度

(2016年4月1日から2017年3月31日まで

百万円135,553

2017年度(当年度)

)(2017年4月1日から2018年3月31日まで)

百万円177,478

増減

百万円+41,925

■ 音  楽 75,798 127,786 +51,988

■ 映  画 △80,521 41,110 +121,631

■ ホームエンタテインメント&サウンド 58,504 85,841 +27,337

■イメージング・プロダクツ&ソリューション 47,257 74,924 +27,667

■モバイル・コミュニケーション 10,164 △27,636 △37,800

■ 半 導 体 △7,811 164,023 +171,834

■ 金  融 166,424 178,947 +12,523

■そ の 他 △29,585 △23,530 +6,055

全社(共通)及びセグメント間取引消去 △87,081 △64,083 +22,998

連   結 288,702 734,860 +446,158

2016年度

(2016年4月1日から2017年3月31日まで)

2017年度(当年度)

(2017年4月1日から2018年3月31日まで) 増減

百万円 百万円 百万円■ゲーム&ネットワークサービス 1,649,799 1,943,812 +294,013

■ 音  楽 647,658 799,995 +152,337

■ 映  画 903,129 1,011,067 +107,938

■ ホームエンタテインメント&サウンド 1,039,004 1,222,733 +183,729

■イメージング・プロダクツ&ソリューション 579,633 655,892 +76,259

■モバイル・コミュニケーション 759,145 723,742 △35,403

■ 半 導 体 773,123 850,010 +76,887

■ 金  融 1,087,504 1,228,377 +140,873

■そ の 他 450,450 407,174 △43,276

全社(共通)及びセグメント間取引消去 △286,195 △298,820 △12,625

連   結 7,603,250 8,543,982 +940,732

58

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事業報告 ソニーグループの現況

ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野

売上高(単位:億円)

2016年度 2017年度

16,49819,438

営業利益(単位:億円)

2016年度 2017年度

1,3561,775

売上高は、前年度比2,940億円(18%)増加し、1兆9,438億円となりました(前年度の為替レートを適用した場合、13%の増収)。これは主に、ネットワークを通じた販売を含む「プレイステーション 4」のソフトウェアの増収、為替の影響、及び有料会員サービス「プレイステーションプラス」の加入者数の増加によるものです。

営業利益は、前年度比419億円増加し、1,775億円となりました。これは、販売費及び一般管理費の増加があったものの、主に前述の増収の影響によるものです。なお、当年度の為替の好影響は198億円でした。

プレイステーション 4©Sony‌ Interactive‌Entertainment‌Inc.‌All‌rights‌reserved.Design‌and‌specifications‌are‌subject‌to‌change‌without‌notice.

59 60

音楽分野

売上高(単位:億円)

2016年度 2017年度

6,477 8,000

営業利益(単位:億円)

2016年度 2017年度

7581,278

* 音楽分野の業績は、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、米国を拠点とするSony Music Entertainment(以下「SME」) 及びSony/ATV Music Publishing LLC

(以下「Sony/ATV」)の円換算後の業績及び、円ベースで決算を行っている日本の㈱ソニー・ミュージックエンタテインメントの業績が含まれています。また、ソニーの持分法適用会社であるEMI Music Publishingの純利益の39.8%が、持分法投資利益として当分野の営業利益に含まれています。

売上高は、前年度比1,523億円(24%)増加し、8,000億円となりました (前年度の為替レートを適用した場合、22%の増収)。この大幅な増収は、

主に映像メディア・プラットフォーム及び音楽制作の増収によるものです。映像メディア・プラットフォームはモバイル機器向けゲームアプリケーション

「Fate/Grand Order」が引き続き好調だったことにより、増収となりました。音楽制作も、ストリーミング配信の売上が引き続き増加したことにより、増収となりました。なお、当年度にヒットした音楽作品にはP!NKの

「ビューティフル・トラウマ」、DJキャレドの「グレイトフル」、カミラ・カベロの「カミラ」などがあります。

営業利益は、主に前述の増収の影響や前述の不動産の譲渡益により前年度比520億円増加し、1,278億円となりました。

乃木坂46

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事業報告 ソニーグループの現況

61

映画分野

売上高 (単位:億円)

2016年度 2017年度

9,031 10,111

営業利益(損失)(単位:億円)

2016年度 2017年度

△805

411

売上高は、1,079億円(12%)増加し、1兆111億円となりました(米ドルベースでは10%の増収)。米ドルベースでの大幅な増収は、メディアネットワーク、映画製作及びテレビ番組制作の増収によるものです。メディアネットワークは、主にインドにおけるTEN Sports Networkの 買収や視聴率の改善により、テレビネットワークの広告収入及び視聴料収入が増加し、増収となりました。映画製作は、カタログ作品のテレビ局向けライセンス収入の減少があったものの「、スパイダーマン:ホームカミング」及び「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」の劇場興行収入が全世界で好調だったことにより、増収となりました。テレビ番組制作も、カタログ作品のテレビ局向けライセンス収入の減少があったものの「それ、 いけ!ゴールドバーグ家」「、グッド・ドクター 名医の条件」及び「フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ」などを含む米国のテレビ番組のライセンス収入が増加したことなどにより増収となりました。

* 映画分野の業績は、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、米国を拠点とするSony Pictures Entertainment Inc.(以下「SPE」)の円換算後の業績です。ソニーはSPEの業績を米ドルで分析しているため、一部の記述については「米ドルベース」と特記してあります。

営業損益は、 前年度の805億円の損失に対し、 当年度は411億円の利益となりました。この大幅な損益の改善は、2017年2月に買収したTEN Sports Networkにおける損失があったものの、主に前年度には営業権の減損損失962百万米ドル(1,121億円)が

計上されたこと、及び当年度には前述の増収による影響があったことによるものです。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル©‌2017‌Columbia‌Pictures‌ Industries,‌ Inc.‌All‌Rights‌Reserved.

ホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)分野

2017年度

売上高 (単位:億円)

2016年度 2017年度

10,39012,227

営業利益 (単位:億円)

2016年度

585 858

売上高は、主にテレビの高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善及び為替の影響により、前年度に比べ1,837億円

(18%)増加し、1兆2,227億円となりました(前年度の為替レートを適用した場合、12%の増収)。

営業利益は、研究開発費やマーケティング費用等の増加があったものの、主に前述の増収の影響や為替の好影響により、前年度に比べ273億円増加し、858億円となりました。なお、当年度の為替の好影響は228億円でした。

62

4K有機ELテレビ ブラビア® A1シリーズ

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事業報告 ソニーグループの現況

63

イメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野

売上高 (単位:億円)

2016年度 2017年度

5,796 6,559

営業利益 (単位:億円)

2016年度 2017年度

473 749

売上高は、前年度比763億円(13%)増加し、6,559億円となりました(前年度の為替レートを適用した場合、9%の増収)。この大幅な増収は主に前年度には熊本地震の影響があったこと、為替の影響及び 静止画・動画カメラにおける高付加価値モデルへのシフトによる製品ミックスの改善によるものです。

営業利益は、前年度比277億円増加し、749億円となりました。この大幅な増益は、前述の製品ミックスの改善、為替の好影響、及び前年度には熊本地震の影響があったことなどによるものです。なお、当年度の為替の好影響は116億円でした。

レンズ交換式デジタル一眼カメラα7 III

モバイル・コミュニケーション(MC)分野

2016年度 2017年度

102

△276

売上高 (単位:億円)

2016年度 2017年度

7,591 7,237

営業利益(損失)(単位:億円)

売上高は、前年度比354億円(5%)減少し、7,237億円となりました前年度の為替レートを適用した場合、7%の減収)。この減収は、

スマートフォンの販売台数の減少によるものです。(

営業損益は、前年度の102億円の利益に対し、276億円の損失となりました。これは、オペレーション費用を削減したものの、前述の固定資産の 減損損失の計上313億円に加え、販売台数の減少、主要部品の価格の上昇などによるものです。なお、当年度の為替の悪影響は53億円

(為替ヘッジの影響を含む)でした。

Xperia XZ Premium

64

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事業報告 ソニーグループの現況

半導体分野

売上高 (単位:億円)

2016年度 2017年度

7,731 8,500

営業利益(損失)(単位:億円)

2016年度 2017年度

△78

1,640

売上高は、前年度比769億円(10%)増加し、8,500億円となりました(前年度の為替レートを適用した場合、7%の増収)。この増収は、事業規模を縮小したカメラモジュール事業の大幅な減収があったものの、モバイル機器向けイメージセンサーの販売数量が大幅に増加したこと及び前年度には熊本地震の影響によるイメージセンサーの生産の減少があったことなどによるものです。

営業損益は、前年度の78億円の損失に対し、当年度は1,640億円の利益となりました。この大幅な損益改善は、前述の増収の影響、前述のカメラモジュール事業の製造子会社の持分全部の譲渡益283億円、製造設備の売却にともなう利益86億円、及び熊本地震にかかる受取保険金67億円を計上したことなどによるものです。また、前年度の営業損失には、前述のカメラモジュールに関する長期性資産の減損 損失239億円、熊本地震に関連する費用(純額)154億円、及びモバイル機器向けの一部イメージセンサーの在庫に関する評価減65億円が 計上されていました。なお、当年度の為替の好影響は117億円でした。

65

金融分野

66

金融ビジネス収入 (単位:億円)

2016年度 2017年度

10,875 12,284営業利益 (単位:億円)

2016年度 2017年度

1,664 1,789

* 金融分野には、ソニーフィナンシャルホールディングス㈱(以下「SFH」)及びSFHの連結子会社であるソニー生命保険㈱(以下「ソニー生命」)、ソニー損害保険㈱、ソニー銀行㈱等の業績が含まれています。金融分野に記載されているソニー生命の業績は、SFH及びソニー生命が日本の会計原則に則って個別に開示している業績とは異なります。

金融ビジネス収入は、主にソニー生命の増収により、前年度に比べ1,409億円(13%)増加し、1兆2,284億円となりました。ソニー生命の収入は、保有契約高の拡大にともない保険料収入が増加したことなどにより、前年度比1,280億円増加し、1兆936億円となりました。

営業利益は、主にソニー生命の増益や持分法による投資損失の縮小により、前年度に比べ125億円増加し、1,789億円となりました。ソニー生命の営業利益は、前年度に比べ48億円増加し、1,591億円となりました。この増益は、当年度に一般勘定において投資目的不動産の売却益を計上したことや、変額保険の最低保証にかかる市場リスクのヘッジを目的としたデリバティブ取引の損益が改善したことなどによるものです。一方、前年度は金利が上昇したことに対し、当年度は金利が低下したことなどにともない、繰延保険契約費償却額が増加した影響もありました。

【注記】前年度の為替レートを適用した場合の売上高の状況は、当年度の現地通貨建て月別売上高に対し、前年度の月次平均レートを適用して算出しています。ただし、音楽分野のSME及びSony/ATV、ならびに映画分野については、米ドルベースで集計したうえで、前年度の月次平均米ドル円レートを適用した金額を算出しています。為替変動による影響額は、売上高については前年度及び当年度における平均為替レートの変動を主要な取引通貨建て売上高に適用して算出し、営業損益についてはこの売上高への為替変動による影響額から、同様の方法で算出した売上原価ならびに販売費及び一般管理費への為替変動による影響額を差し引いて算出しています。また、MC分野では独自に為替ヘッジ取引を実施しており、営業損益への為替変動による影響額に同取引の影響が含まれています。これらの情報は米国会計原則に則って開示されるソニーの連結財務諸表を代替するものではありません。しかしながら、これらの開示は、投資家の皆様にソニーの営業概況をご理解いただくための有益な分析情報と考えています。

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事業報告 ソニーグループの現況

(3) 設備投資等の状況生産部門の合理化及び品質向上、ならびに需要増大にともなう生産 設備の増強を目的とした設備投資のほか、研究開発の強化を図るため 継続して投資を行っています。当年度の設備投資額は、3,321億円(前年度比22.0%増加)となり ました。その主な内訳は、エレクトロニクスで半導体や新製品の生産 設備を中心に2,420億円、音楽分野で95億円、映画分野で165億円、金融分野で164億円、その他で477億円でした。なお、設備の除却等については重要なものはありません。(注1)‌‌エレクトロニクスは、G&NS分野、HE&S分野、IP&S分野、MC分野及び半導体分野の合計を‌

指します。(注2)‌‌設備投資額は、無形固定資産の増加額を含んでいます。

設備投資額の推移 (単位:億円)

2013年度 2014年度 2017年度2016年度

2,610 2,510

2015年度

4,6892,722 3,321

(4) 資金調達の状況及び主要な借入先当年度は、増資、社債発行による資金調達はなく、設備投資等の所要資金は手元資金によりまかないました。なお、当年度末における主要な借入先は、次のとおりです。全てシンジケート・ローン(注)参加者です。

借 入 先 借入金残高百万円

㈱三井住友銀行(シンジケート・ローン参加者) 16,600

その他シンジケート・ローン参加者(上記を除く) 13,100

(注)‌‌複数の金融機関が協調してシンジケート団を組成し、ひとつの融資契約書にもとづき同一条件で融資を行うものです。

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(5) 対処すべき課題新中期経営計画(2018~2020年度)の概要

ソニーは、前経営体制が発足した2012年度より、第1次、第2次と2つの中期経営計画を実行してまいりました。第1次中期経営計画(2012~2014年度)では「ソニーの変革」をテーマとして構造改革と事業 ポートフォリオの組み替えを中心に取り組み、続く第2次中期経営計画

(2015~2017年度)では「利益創出と成長への投資」をテーマに、 ソニーグループ全体の株主資本利益率(ROE)目標に紐づいた事業 ごとの投下資本利益率(ROIC)の目標値を設定し、収益性を重視した事業運営を行ってまいりました。その結果、第2次中期経営計画の 最終年度である2017年度(当年度)において、経営数値目標として 掲げた連結ROE10%以上、営業利益5,000億円以上を達成し、経営 基盤の改善に一定の成果を示すことができました。

そして2018年5月22日、同年4月1日付で発足した新経営体制の もと、新しく第3次中期経営計画(2018~2020年度)を発表しました。この第3次中期経営計画では、ソニーのミッションにおけるキーワードである「感動」と、ソニーが展開するエレクトロニクス、エンタテインメント、金融の3つの事業領域を踏まえ、「人に近づく」ことを重要なテーマ として据えています。具体的には、次頁の基本的な考え方のもと、経営に取り組んでまいります。

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事業報告 ソニーグループの現況

具体的な取り組みの概要

❶ ユーザーに近いDirect to Consumerサービスと、クリエイターに近いコンテンツIP(知的財産コンテンツ)を強化し、それぞれに共通の関心や興味を持つ人々のコミュニティ「Community of Interest」を創造する

❷ クリエイターとユーザーの間に存在し、映像と音を極める技術で両者を繋ぐ「SONY」ブランドのエレクトロニクス(ブランデッドハードウェア)を、持続可能なキャッシュカウ事業とする

❸ 人が生きる現実世界を向き、感動をもたらすコンテンツの創造に欠かせない半導体(CMOSイメージセンサー)の領域において、イメージング用途での世界No.1を維持し、センシング用途でも世界No.1となる

経営指標の考え方

経営判断の軸をより長期視点に変えるべく、経営指標には3年間 累計の指標を用いる

第3次中期経営計画の詳細についてはこちらをご参照ください。

▲ https://www.sony.co.jp/IR/

69

ソニーの長期的なビジョン

ソニーの社会的な存在意義は、 ソニーが 生み出す感動の先に「Community of Interest」を創ることで、人々が心豊かに暮らせる社会づくりに貢献することであると考えています。同時に、ソニーの事業は持続可能な地球環境や社会があって成り立っているとの認識のもと、健全な事業活動を通じてこれらを実現すべく、環境、人権、教育、ダイバーシティなどに対する取り組みを、引き続き積極的に実施してまいります。

ソニーがより「人に近づく」ことで感動を生み出し、持続的な新しい価値創造と高収益創出を実現することで、次世代にとってのより良い社会づくりに貢献できるよう、経営に取り組んでまいります。

(6) 剰余金の配当等の決定に関する方針当社は、株主の皆様への利益還元は、継続的な企業価値の増大及び配当を通じて実施していくことを基本と考えています。安定的な配当の継続に努めたうえで、内部留保資金については、成長力の維持及び競争力強化など、企業価値向上に資する様々な投資に活用していく方針です。なお、配当金額については、連結業績の動向、財務状況ならびに今後の事業展開等を総合的に勘案し、決定していきます。

当年度の期末配当金については、2018年4月27日開催の取締役会において、1株につき15円とすることを決定しました。2017年12月に1株につき12円50銭の中間配当金をお支払いしておりますので、年間配当金は27円50銭となります。

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出資比率 主要な事業内容

100 % 電子機器の設計・製造・販売100 半導体及び半導体関連商品の企画・設計・製造・販売100

(注) 半導体の設計・開発・製造・カスタマーサービス100 電子機器の販売100 携帯電話の設計・開発・製造・販売100

(注) インターネット関連サービス事業

100 ゲーム機に関するハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、ネットワークサービスの企画・開発・販売

100 テレビの設計・開発・製造・販売100 ビデオ&サウンド機器の設計・開発・製造・販売100 記録メディア製品の研究・開発・製造・販売100 カメラ、放送機器、医療用機器等の設計・開発・製造・販売100 音楽・映像ソフトウェア等の企画・制作・製造・販売

63 生命保険・損害保険事業及び銀行業等の経営管理100

(注) 生命保険及び生命保険の再保険100

(注) 銀行業100

(注) 損害保険業

100 米国の関係会社に出資する持株会社100

(注) 米国を主とする関係会社の管理100

(注) 電子機器の製造・販売

100(注) ゲーム機に関するハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、

ネットワークサービスの企画・開発・販売100

(注) 映画・テレビ番組の企画・製作・配給100

(注) 音楽・映像ソフトウェア等の企画・制作・販売100

(注) 音楽出版事業100

(注) 電子機器の製造・販売

100(注) ゲーム機に関するハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、

ネットワークサービスの企画・開発・販売100

(注) ソニーグループの為替・資金取引の集約・一元管理100 欧州及びアジアの関係会社に出資する持株会社100

(注) 電子機器の販売100

(注) 電子機器の製造100

(注) 電子機器の販売

(7) 子会社及び企業結合等の状況重要な子会社の状況

会 社 名 所 在 地国内ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ㈱ 東京都港区ソニーセミコンダクタソリューションズ㈱ 神奈川県厚木市ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱ 熊本県菊池郡ソニーマーケティング㈱ 東京都港区ソニーモバイルコミュニケーションズ㈱ 東京都品川区ソニーネットワークコミュニケーションズ㈱ 東京都品川区

㈱ソニー・インタラクティブエンタテインメント 東京都港区

ソニービジュアルプロダクツ㈱ 東京都品川区ソニービデオ&サウンドプロダクツ㈱ 東京都品川区ソニーストレージメディアソリューションズ㈱ 東京都港区ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ㈱ 東京都港区㈱ソニー・ミュージックエンタテインメント 東京都千代田区ソニーフィナンシャルホールディングス㈱ 東京都千代田区ソニー生命保険㈱ 東京都千代田区ソニー銀行㈱ 東京都千代田区ソニー損害保険㈱ 東京都大田区海外Sony Americas Holding Inc. 米国Sony Corporation of America 米国Sony Electronics Inc. 米国

Sony Interactive Entertainment LLC 米国

Sony Pictures Entertainment Inc. 米国Sony Music Entertainment 米国Sony/ATV Music Publishing LLC 米国Sony Europe Limited 英国

Sony Interactive Entertainment Europe Ltd. 英国

Sony Global Treasury Services Plc 英国Sony Overseas Holding B.V. オランダ索尼(中国)有限公司 中国Sony EMCS (Malaysia) Sdn. Bhd. マレーシアSony Electronics (Singapore) Pte. Ltd. シンガポール

事業報告 ソニーグループの現況

(7) 子会社及び企業結合等の状況重要な子会社の状況

会 社 名国内

所 在 地 出資比率 主要な事業内容

ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ㈱ 東京都港区 100 % 電子機器の設計・製造・販売 ソニーセミコンダクタソリューションズ㈱ 神奈川県厚木市 100 半導体及び半導体関連商品の企画・設計・製造・販売 ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱ 熊本県菊池郡 100

(注) 半導体の設計・開発・製造・カスタマーサービス ソニーマーケティング㈱ 東京都港区 100 電子機器の販売 ソニーモバイルコミュニケーションズ㈱ 東京都品川区 100 携帯電話の設計・開発・製造・販売 ソニーネットワークコミュニケーションズ㈱ 東京都品川区 100

(注) インターネット関連サービス事業

㈱ソニー・インタラクティブエンタテインメント 東京都港区 100 ゲーム機に関するハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、ネットワークサービスの企画・開発・販売

ソニービジュアルプロダクツ㈱ 東京都品川区 100 テレビの設計・開発・製造・販売 ソニービデオ&サウンドプロダクツ㈱ 東京都品川区 100 ビデオ&サウンド機器の設計・開発・製造・販売 ソニーストレージメディアソリューションズ㈱ 東京都港区 100 記録メディア製品の研究・開発・製造・販売 ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ㈱ 東京都港区 100 カメラ、放送機器、医療用機器等の設計・開発・製造・販売 ㈱ソニー・ミュージックエンタテインメント 東京都千代田区 100 音楽・映像ソフトウェア等の企画・制作・製造・販売 ソニーフィナンシャルホールディングス㈱ 東京都千代田区 63 生命保険・損害保険事業及び銀行業等の経営管理 ソニー生命保険㈱ 東京都千代田区 100

(注) 生命保険及び生命保険の再保険 ソニー銀行㈱ 東京都千代田区 100

(注) 銀行業 ソニー損害保険㈱ 東京都大田区 100

(注) 損害保険業 海外 Sony Americas Holding Inc. 米国 100 米国の関係会社に出資する持株会社 Sony Corporation of America 米国 100

(注) 米国を主とする関係会社の管理 Sony Electronics Inc. 米国 100

(注) 電子機器の製造・販売

Sony Interactive Entertainment LLC 米国 100(注) ゲーム機に関するハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、

ネットワークサービスの企画・開発・販売 Sony Pictures Entertainment Inc. 米国 100

(注) 映画・テレビ番組の企画・製作・配給 Sony Music Entertainment 米国 100

(注) 音楽・映像ソフトウェア等の企画・制作・販売 Sony/ATV Music Publishing LLC 米国 100

(注) 音楽出版事業 Sony Europe Limited 英国 100

(注) 電子機器の製造・販売

Sony Interactive Entertainment Europe Ltd. 英国 100(注) ゲーム機に関するハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、

ネットワークサービスの企画・開発・販売 Sony Global Treasury Services Plc 英国 100

(注) ソニーグループの為替・資金取引の集約・一元管理 Sony Overseas Holding B.V. オランダ 100 欧州及びアジアの関係会社に出資する持株会社 索尼(中国)有限公司 中国 100

(注) 電子機器の販売 Sony EMCS (Malaysia) Sdn. Bhd. マレーシア 100

(注) 電子機器の製造 Sony Electronics (Singapore) Pte. Ltd. シンガポール 100

(注) 電子機器の販売

(注)‌間接所有を含む比率です。

71 72

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事業報告 ソニーグループの現況

重要な企業結合等の状況

1

2017年4月当社の完全子会社である索尼(中国)有限公司は、同社の完全子会社であり、カメラモジュールを製造する索尼電子華南有限公司の持分の全てを中国深圳欧菲光科技股份有限公司に譲渡しました(持分の譲渡価額は約95百万米ドル)。

2

2017年4月当社は、当社が営んでいたイメージング・プロダクツ&ソリューション事業(イメージング・プロダクツ&ソリューションセクターにて行われていた事業)に関する権利義務を、吸収分割の方法によりソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ㈱に承継させる会社分割を行いました。

3

2017年4月当社は、 当社のSony Interactive Entertainment Europe Ltd.に対する投資の管理事業に関する権利義務を、吸収分割の方法により㈱ソニー・インタラクティブエンタテインメントに承継させる会社分割を行いました。

4

2017年9月当 社 及び 当 社の完 全 子 会 社であるソニーエナジー・デバイス㈱は、両社が営んでいた電池事業の一部に関する権利義務を、それぞれ吸収分割の方法により㈱東北村田製作所に承継させる会社分割を行いました。

5

2017年10月当社の完全子会社である Sony Pictures Television Inc.の一部門としての Sony Pictures Television Networksは 、日 本 のアニメ作 品 の 配 給・配 信 事 業 を運 営するFunimation Productions, Ltd.(米国)の持分の95%を取得しました(支払額は約143百万米ドル)。

6

2018年5月(当年度末後)当社の完全子会社である㈱ソニー・ミュージックエンタ テインメント(以下「SMEJ」)は、子供向けのメディアコンテンツやブランドを保有するDHX Media Ltd.(カナダ)が保有するPeanuts Holdings LLCの持分80%のうち49%を、SMEJが間接的に取得するための確定契約を締結しました。取得金額は185百万米ドルで、今後一定の調整を経て決定されます。

73

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(8) 主要な事業拠点ソニー㈱ 本 社 〔東京都港区〕

ソニーシティ大崎 〔東京都品川区〕御殿山テクノロジーセンター〔東京都品川区〕 厚木テクノロジーセンター〔神奈川県厚木市〕 湘南テクノロジーセンター〔神奈川県藤沢市〕 仙台テクノロジーセンター〔宮城県多賀城市〕 有明ビジネスセンター〔東京都江東区〕

      

子会社71頁から72頁までに記載のとおりです。

(9) 従業員の状況当年度末の従業員数は、金融、映画分野での人員増加がありましたが、主に電池事業の譲渡によりエレクトロニクスにおいて人員が大幅に 減少した結果、前年度末に比べ約11,100名減少し、約117,300名と なりました。

ビジネス分野 従業員数 前年度末比名 名

■ エレクトロニクス 77,400 △13,700

■ 音     楽 8,200 ±0

■ 映     画 9,800 +800

■ 金     融 11,400 +1,300

■ そ の 他 5,300 +700

全 社 ( 共 通 ) 5,200 △200

合      計 117,300 △11,100

(注)‌従業員数は、百名未満を四捨五入して記載しています。

74

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事業報告 株式の状況

2. 株式の状況

75

(1) 発行株式数及び株主数

発 行 可 能 株 式 総 数 3,600,000,000株

発 行 済 株 式 の 総 数 1,266,552,149株(前年度末比 2,788,489株増加)

株 主 数 499,291名(前年度末比 6,027名減少)

注)発行済株式の総数の増加は、当年度中の新株予約権の行使及び譲渡制限付株式報酬としての新株式発行によるものです。

(2) 株式の所有者別状況2015年度

(2016年3月31日現在)2016年度

(2017年3月31日現在)2017年度(当年度)

(2018年3月31日現在)

■ 外 国 人(千株)

(名)

690,096

1,444

733,120

1,492

728,875

1,680

■ 金 融 機 関(千株)

(名)

262,710

122

275,936

126

289,727

162

■ 個人・その他(千株)

(名)

253,827

562,266

216,647

500,812

206,364

494,420

■ 一 般 法 人(千株)

(名)

29,714

3,189

20,049

2,811

18,167

2,931

■ 証 券 会 社(千株)

(名)

26,147

100

18,012

77

23,420

98

合   計(千株)

(名)

1,262,494567,121

1,263,764505,318

1,266,552499,291

所有者別の持株比率 (単位:%)

54.7 20.8 20.1 2.3 2.12015年度

58.0 21.8 17.2 1.6 1.42016年度

57.5 22.9 16.3 1.4 1.92017年度

■ 外 国 人 ■ 金融機関 ■ 個人・その他 ■ 一般法人 ■ 証券会社

(3) 大株主(上位10名)

76

read_010_0339001103006.indd 76 2018/05/18 16:36:04

株   主   名 所有株式数 持株比率

Citibank as Depositary Bank for Depositary Receipt Holders (注1)

千株

113,647

9.0

日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(注2)(信託口) 75,883 6.0

日本マスタートラスト信託銀行㈱(注2)(信託口) 73,754 5.8

JPMorgan Chase Bank 380055 (注3) 62,671 5.0

State Street Bank and Trust (注3)Company 28,826 2.3

日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(注2)(信託口5) 25,537 2.0

State Street Bank West Client - Treaty 505234 (注3) 23,257 1.8

日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(注2)(信託口1) 18,962 1.5

日本トラスティ・サービス信託銀行㈱ (注2)(信託口2) 18,683 1.5

日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(注2)(信託口7) 18,406 1.5

(注1)‌ADR(米国預託証券)の受託機関であるCitibank,‌N.A.の株式名義人です。(注2)‌各社の所有株式は、全て各社が証券投資信託等の信託を受けている株式です。(注3)主として欧米の機関投資家の所有する株式の保管業務を行うとともに、当該機関投資家の

株式名義人となっています。(注4)‌持株比率は、自己株式1,127,401株を控除して計算しています。

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事業報告 会計監査人の状況

3. 新株予約権等の状況45頁から48頁までに記載のとおりです。

4. 会社役員の状況23頁から39頁までに記載のとおりです。

5. 会計監査人の状況(1) 会計監査人の名称PwCあらた有限責任監査法人

(2) 会計監査人の報酬等の額支 払 額

① 当社及び当社子会社が支払うべき金銭その他の財産上の利益の合計額

百万円

1,438

② 当社が支払うべき会計監査人の 監査報酬等の額

544

(注1)監査委員会は、執行役、社内関係部署及び会計監査人から必要な資料を入手しかつ報告を受け、会計監査人の従前の職務執行状況及び報酬実績を確認し、当事業年度における会計監査人の監査計画及び報酬見積りの算出根拠の適正性等について必要な検証を行ったうえで、上記報酬等の額について同意しています。

(注2)上記 ①には、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)である、会計・開示アドバイザリー業務、国際財務報告基準導入に係るアドバイザリー業務等の対価が含まれています。

(注3)当社と会計監査人との間の監査契約において、会社法にもとづく監査と金融商品取引法にもとづく監査の監査報酬等の額を区分していないため、上記 ②の金額はこれらの合計額を記載しています。

(注4)当社の重要な子会社のうち、海外子会社は当社の会計監査人以外の監査法人の監査を受けています。

(3) 会計監査人の解任又は不再任の決定の方針当社においては、会計監査人が会社法第 340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査委員会の委員の全員の同意にもとづき、監査委員会が会計監査人を解任する方針です。この場合、監査委員会が選定した監査委員会の委員は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨及び解任の理由を報告する方針です。なお、監査委員会は、法令又は基準等が定める会計監査人の独立性及び適格性を勘案して、再任又は不再任の決定を行う方針です。

【注記】本事業報告中の各項目は、特記している場合を除き、2017年度(2017年4月1日から2018年3月31日まで)又は2017年度末(2018年3月31日)現在の状況を記載しています。また、本事業報告では、会社法及び会社法施行規則にもとづき開示すべき事項であっても、当社にとって記載すべき事項がない場合には、記載を省略しています。

77 78

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連結計算書類 連結貸借対照表連結計算書類

連結貸借対照表

科 目 前年度(ご参考)(2017年3月31日現在)

当年度(2018年3月31日現在)

資 産 の 部 百万円 百万円

流 動 資 産 4,355,722 5,176,096

現金・預金及び現金同等物 960,142 1,586,329

有 価 証 券 1,051,441 1,176,601

受取手形及び売掛金 1,006,961 1,061,442

貸倒及び返品引当金 △53,150 △48,663

棚 卸 資 産 640,835 692,937

未 収 入 金 223,632 190,706

前払費用及びその他の流動資産 525,861 516,744

繰 延 映 画 製 作 費 336,928 327,645

投 資 及 び 貸 付 金 10,111,793 10,756,058

関連会社に対する投資及び貸付金 149,371 157,389

投資有価証券その他 9,962,422 10,598,669

有 形 固 定 資 産 758,199 739,470

土 地 117,293 84,358

建 物 及 び 構 築 物 666,381 655,434

機械装置及びその他の有形固定資産 1,842,852 1,798,722

建 設 仮 勘 定 28,779 38,295

減 価 償 却 累 計 額 △1,897,106 △1,837,339

そ の 他 の 資 産 2,097,914 2,066,269

無 形 固 定 資 産 584,185 527,168

営 業 権 522,538 530,492

繰 延 保 険 契 約 費 568,837 586,670

繰 延 税 金 98,958 96,772

そ の 他 323,396 325,167

資 産 合 計 17,660,556 19,065,538

科 目

負 債 の 部流 動 負 債 短 期 借 入 金 1年以内に返済期限の到来する長期借入債務 支払手形及び買掛金 未払金・未払費用 未払法人税及びその他の未払税金 銀行ビジネスにおける顧客預金 そ の 他 固 定 負 債 長 期 借 入 債 務 未払退職・年金費用 繰 延 税 金 保険契約債務その他 生命保険ビジネスにおける契約者勘定 そ の 他

負 債 合 計 償還可能非支配持分

前年度(ご参考)(2017年3月31日現在)

百万円

5,221,739 464,655

53,424 539,900

1,394,758 106,037

2,071,091 591,874

9,291,337 681,462 396,715 432,824

4,834,492 2,631,073

314,771 14,513,076

12,058

当年度(2018年3月31日現在)

百万円

5,620,541496,093225,522468,550

1,514,433145,905

2,159,246610,792

9,788,630623,451394,504449,863

5,221,7722,820,702

278,33815,409,171

9,210資 本 の 部

当社株主に帰属する資本 2,497,246 2,967,366資   本   金普通株式(額面無し)

2016年度末 860,645発行可能株式総数-3,600,000,000株発行済株式数 -1,263,763,660株 2017年度末 865,678発行可能株式総数-3,600,000,000株発行済株式数 -1,266,552,149株

資 本 剰 余 金 1,275,337 1,282,577利 益 剰 余 金 984,368 1,440,387累積その他の包括利益 △618,769 △616,746未実現有価証券評価益 126,635 126,191未実現デリバティブ評価損 △58 △1,242年 金 債 務 調 整 額 △308,736 △296,444外 貨 換 算 調 整 額 △436,610 △445,251

自 己 株 式普通株式(額面無し)

2016年度末-1,073,222株 △4,335 2017年度末-1,127,101株 △4,530

非 支 配 持 分 638,176 679,791資 本 合 計 3,135,422 3,647,157

負 債 及 び 資 本 合 計 17,660,556 19,065,538

(注)‌前年度(2017年3月31日現在)はご参考(監査対象外)です。

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連結計算書類 連結損益計算書

連結損益計算書

科 目 (前年度(ご参考)

2016年4月1日から2017年3月31日まで) (

当年度2017年4月1日から2018年3月31日まで

百万円 百万円

売 上 高 及 び 営 業 収 入 7,603,250 8,543,982

純 売 上 高 6,443,328 7,231,613

金 融 ビ ジ ネ ス 収 入 1,080,284 1,221,235

営 業 収 入 79,638 91,134

売上原価、販売費・一般管理費及びその他の一般費用 7,318,111 7,817,691

売 上 原 価 4,753,010 5,188,259

販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 1,505,956 1,583,197

金 融 ビ ジ ネ ス 費 用 910,144 1,042,163

その 他 の 営 業 損( 純 額 ) 149,001 4,072

持 分 法 に よ る 投 資 利 益 3,563 8,569

営 業 利 益 288,702 734,860

そ の 他 の 収 益 14,418 23,728

受取利息及び受取配当金 11,459 19,784

投資有価証券売却益(純額) 225 1,517

そ の 他 2,734 2,427

そ の 他 の 費 用 51,501 59,539

支 払 利 息 14,544 13,566

投 資 有 価 証 券 評 価 損 7,629 4,955

為 替 差 損( 純 額 ) 22,181 30,634

そ の 他 7,147 10,384

税 引 前 利 益 251,619 699,049

法 人 税 等 124,058 151,770

当 年 度 分 100,260 127,685

繰 延 税 額 23,798 24,085

当 期 純 利 益 127,561 547,279

非支配持分に帰属する当期純利益 54,272 56,485

当社株主に帰属する当期純利益 73,289 490,794

当年度2017年4月1日から2018年3月31日まで

百万円

8,543,982

7,231,613

1,221,235

91,134

7,817,691

5,188,259

1,583,197

1,042,163

4,072

8,569

734,860

23,728

19,784

1,517

2,427

59,539

13,566

4,955

30,634

10,384

699,049

151,770

127,685

24,085

547,279

56,485

490,794

(注)‌前年度(2016年4月1日から2017年3月31日まで)はご参考(監査対象外)です。

81

科 目前年度(ご参考)

2016年4月1日から2017年3月31日まで

百万円

売 上 高 及 び 営 業 収 入 7,603,250

純 売 上 高 6,443,328

金 融 ビ ジ ネ ス 収 入 1,080,284

営 業 収 入 79,638

売上原価、販売費・一般管理費及びその他の一般費用 7,318,111

売 上 原 価 4,753,010

販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 1,505,956

金 融 ビ ジ ネ ス 費 用 910,144

その 他 の 営 業 損( 純 額 ) 149,001

持 分 法 に よ る 投 資 利 益 3,563

営 業 利 益 288,702

そ の 他 の 収 益 14,418

受取利息及び受取配当金 11,459

投資有価証券売却益(純額) 225

そ の 他 2,734

そ の 他 の 費 用 51,501

支 払 利 息 14,544

投 資 有 価 証 券 評 価 損 7,629

為 替 差 損( 純 額 ) 22,181

そ の 他 7,147

税 引 前 利 益 251,619

法 人 税 等 124,058

当 年 度 分 100,260

繰 延 税 額 23,798

当 期 純 利 益 127,561

非支配持分に帰属する当期純利益 54,272

当社株主に帰属する当期純利益 73,289

連結損益計算書

82

Page 18: 1.ソニーグループの現況 - Sony · 1.ソニーの連結計算書類は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式 及び作成方法(以下「米国会計原則」)によって作成されています。

累積その他の包括利益 自 己 株 式 当社株主に帰属

する資本合計 非支配持分 資 本 合 計

△653,318 △4,259 2,463,340 661,070 3,124,4103,556 3,5561,601 1,601

73,289 54,272 127,561

△14,101 △14,101 △16,192 △30,293

1,140 1,140 1,140

63,003 63,003 229 63,232△15,493 △15,493 △2,495 △17,988

107,838 35,814 143,652△30 △30

△25,252 △17,068 △42,320△114 △114 △114

38 28 28

△53,721 △41,640 △95,361

△618,769 △4,335 2,497,246 638,176 3,135,422976 976

9,065 9,065

24 24

3,160 3,160

490,794 56,485 547,279

△444 △444 1,514 1,070

△1,184 △1,184 △1,184

12,292 12,292 98 12,390△8,641 △8,641 2,306 △6,335

492,817 60,403 553,220△879 △879

△34,775 △14,361 △49,136△199 △199 △199

4 4 4

△73 △4,427 △4,500

△616,746 △4,530 2,967,366 679,791 3,647,157

read_010_0339001103006.indd 83 2018/05/18 16:36:04

連結資本変動表

資 本 金 資本剰余金 利益剰余金

2016年3月31日現在残高 858,867 1,325,719 936,331新株予約権の行使 1,778 1,778株式にもとづく報酬 1,601包括利益当期純利益 73,289その他の包括利益(税効果考慮後)未実現有価証券評価損未実現デリバティブ評価益年金債務調整額外貨換算調整額

包括利益合計新株発行費(税効果考慮後) △30配当金 △25,252自己株式の取得自己株式の売却 △10非支配持分株主との取引及びその他 △53,721

2017年3月31日現在残高 860,645 1,275,337 984,368新株の発行 488 488新株予約権の行使 4,533 4,532転換社債型新株予約権付社債の株式への転換 12 12

株式にもとづく報酬 3,160包括利益当期純利益 490,794その他の包括利益(税効果考慮後)未実現有価証券評価損益未実現デリバティブ評価損年金債務調整額外貨換算調整額

包括利益合計新株発行費(税効果考慮後) △879配当金 △34,775自己株式の取得自己株式の売却 0非支配持分株主との取引及びその他 △73

2018年3月31日現在残高 865,678 1,282,577 1,440,387

連結計算書類 連結資本変動表

連結資本変動表 (単位:百万円)

資 本 金 資本剰余金 利益剰余金 累積その他の包括利益 自 己 株 式 当社株主に帰属

する資本合計 非支配持分 資 本 合 計

2016年3月31日現在残高 858,867 1,325,719 936,331 △653,318 △4,259 2,463,340 661,070 3,124,410 新株予約権の行使 株式にもとづく報酬 包括利益当期純利益 その他の包括利益(税効果考慮後)未実現有価証券評価損未実現デリバティブ評価益年金債務調整額外貨換算調整額

包括利益合計新株発行費(税効果考慮後)配当金 自己株式の取得自己株式の売却 非支配持分株主との取引及びその他

1,778 1,7781,601

△30

△10

△53,721

73,289

△25,252

△14,101

1,140

63,003 △15,493

△114 38

3,556 1,601

73,289

△14,101

1,140

63,003 △15,493 107,838

△30 △25,252

△114 28

△53,721

54,272

△16,192

229 △2,495 35,814

△17,068

△41,640

3,556 1,601

127,561

△30,293

1,140

63,232 △17,988 143,652

△30 △42,320

△114 28

△95,361

2017年3月31日現在残高 860,645 1,275,337 984,368 △618,769 △4,335 2,497,246 638,176 3,135,422 新株の発行 488 488 976 976 新株予約権の行使 4,533 4,532 9,065 9,065 転換社債型新株予約権付社債の株式への転換

12 12 24 24

株式にもとづく報酬 3,160 3,160 3,160 包括利益当期純利益 490,794 490,794 56,485 547,279 その他の包括利益(税効果考慮後)未実現有価証券評価損益 △444 △444 1,514 1,070

未実現デリバティブ評価損 △1,184 △1,184 △1,184

年金債務調整額 12,292 12,292 98 12,390 外貨換算調整額 △8,641 △8,641 2,306 △6,335

包括利益合計 492,817 60,403 553,220 新株発行費(税効果考慮後)配当金

△879△34,775

△879 △34,775 △14,361

△879 △49,136

自己株式の取得 △199 △199 △199 自己株式の売却 0 4 4 4 非支配持分株主との取引及びその他

△73 △73 △4,427 △4,500

2018年3月31日現在残高 865,678 1,282,577 1,440,387 △616,746 △4,530 2,967,366 679,791 3,647,157

(注)‌前年度(2016年4月1日から2017年3月31日まで)はご参考(監査対象外)です。

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計算書類 貸借対照表

(注)‌前年度(2017年3月31日現在)はご参考(監査対象外)です。

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計算書類

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貸借対照表

科 目

資 産 の 部流 動 資 産現 金 及 び 預 金受 取 手 形売 掛 金製 品仕 掛 品

4,579-

479,548108,002△160

686,932固 定 資 産有 形 固 定 資 産建 物 187,626 180,041減 価 償 却 累 計 額 △141,036 △137,141建 物 ( 純 額 )

構 築 物46,590 42,90010,458 9,652

減 価 償 却 累 計 額 △8,427 △7,684構 築 物( 純 額 )

機 械 及 び 装 置2,031 1,968

18,604 15,084減 価 償 却 累 計 額機械及び装置(純額)

車 両 運 搬 具

△12,996 △11,1405,608 3,944

16 105減 価 償 却 累 計 額車 両 運 搬 具( 純 額 )

工 具 、器 具 及 び 備 品

△15 △481 57

20,365 10,850減 価 償 却 累 計 額工具、器具及び備品(純額)

土 地

△15,212 △8,1635,153 2,688

25,846 19,751リ ー ス 資 産 1,961 1,345減 価 償 却 累 計 額リース 資 産( 純 額 )建 設 仮 勘 定

△1,813 △1,272148 72

19 178有 形 固 定 資 産 合 計 85,396 71,558無 形 固 定 資 産特 許 権 602 305借 地 権 1,537 1,537ソ フ ト ウ エ ア 15,996 1,936リ ー ス 資 産 33 24そ の 他 19,253 20,697無 形 固 定 資 産 合 計 37,421 24,498投 資 そ の 他 の 資 産投 資 有 価 証 券 90,996 85,416関 係 会 社 株 式 2,080,305 2,006,570出 資 金 4 1関 係 会 社 出 資 金 102,297 102,297長 期 貸 付 金 634,604 835,564破 産 更 生 債 権 等 433 383長 期 前 払 費 用 4,232 4,678そ の 他 13,916 14,476貸 倒 引 当 金 △43,370 △262,179投資その他の資産合計 2,883,417 2,787,205固 定 資 産 合 計 3,006,235 2,883,261

資 産 合 計 3,735,737 3,570,193

592,887

15,620472,492143,195

△76流 動 資 産 合 計 729,502

275原 材 料 及 び 貯 蔵 品前 払 費 用繰 延 税 金 資 産預 け 金そ の 他貸 倒 引 当 金

前年度(ご参考)(2017年3月31日現在)

百万円

9,014401

126,50210

1,331

当年度(2018年3月31日現在)

百万円

7,64670

44,45212

575

科 目

負 債 の 部流 動 負 債支 払 手 形買 掛 金短 期 借 入 金1年内返済予定の長期借入金1年内償還予定の社債

前年度(ご参考)(2017年3月31日現在)

百万円

2,21870,56838,35018,000

当年度(2018年3月31日現在)

百万円

1,36012,263

6,43629,700

166,300リ ー ス 債 務 106 62未 払 金 44,567 50,761未 払 費 用 69,255 68,414未 払 法 人 税 等 305 583前 受 金 12,189 5,666預 り 金 15,006 11,887前 受 収 益 57 1,324賞 与 引 当 金 14,863 8,522そ の 他 2,762 656流 動 負 債 合 計 288,247 363,934

固 定 負 債社 債 426,300 260,000新 株 予 約 権 付 社 債 120,000 119,976長 期 借 入 金 29,700 -リ ー ス 債 務 182 97繰 延 税 金 負 債 15,909 8,942退 職 給 付 引 当 金 75,098 83,434パソコン回収再資源化引当金 633 585債 務 保 証 損 失 引 当 金 145,804 -資 産 除 去 債 務 2,217 2,207そ の 他 44,340 43,974固 定 負 債 合 計 860,182 519,215

負 債 合 計 1,148,429 883,149純 資 産 の 部

株 主 資 本資 本 金 860,645 865,678資 本 剰 余 金資 本 準 備 金 1,074,338 1,079,371そ の 他 資 本 剰 余 金 1,071 1,072資 本 剰 余 金 合 計 1,075,410 1,080,443

利 益 剰 余 金利 益 準 備 金 34,870 34,870そ の 他 利 益 剰 余 金繰 越 利 益 剰 余 金 573,509 668,447利 益 剰 余 金 合 計 608,379 703,316

自 己 株 式 △4,335 △4,530株 主 資 本 合 計 2,540,098 2,644,907

評 価 ・ 換 算 差 額 等その他有価証券評価差額金 35,637 31,618評 価・換 算 差 額 等 合 計 35,637 31,618

新 株 予 約 権 11,573 10,519純 資 産 合 計 2,587,308 2,687,044負 債 純 資 産 合 計 3,735,737 3,570,193

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当年度2017年4月1日から2018年3月31日まで

百万円

363,950

172,736

536,686

259,999

276,687

166,025

110,662

5,889

41,365

47,254

290

39,806

40,096

117,819

20,682

6,362

27,045

64,824

7,283

5,091

-77,197

67,667

△34,533

△21,159

△55,692

123,359

科 目前年度(ご参考)

2016年4月1日から2017年3月31日まで

百万円

営 業 収 益売 上 高 992,537

関 係 会 社 受 取 配 当 金 253,923

営 業 収 益 合 計 1,246,460

売 上 原 価 850,521

売 上 総 利 益 395,940

販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 186,240

営 業 利 益 209,699

営 業 外 収 益受 取 利 息 及 び 配 当 金 6,170

そ の 他 40,794

営 業 外 収 益 合 計 46,964

営 業 外 費 用支 払 利 息 1,110

そ の 他 39,934

営 業 外 費 用 合 計 41,044

経 常 利 益 215,619

特 別 利 益関 係 会 社 株 式 売 却 益 50,659

固 定 資 産 売 却 益 -特 別 利 益 合 計 50,659

特 別 損 失関 係 会 社 支 援 損 -関係会社貸倒引当金繰入額 -関 係 会 社 株 式 評 価 損 -債務保証損失引当金繰入額 145,804

特 別 損 失 合 計 145,804

税 引 前 当 期 純 利 益 120,475

法人税、 住民税及び事業税 △7,777

法 人 税 等 調 整 額 △4

法 人 税 等 合 計 △7,781

当 期 純 利 益 128,256

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計算書類 損益計算書

損益計算書

科 目前年度(ご参考)

2016年4月1日から 2017年3月31日まで

百万円

( )当年度

2017年4月1日から 2018年3月31日まで

百万円

( )

営 業 収 益売 上 高 992,537 363,950

関 係 会 社 受 取 配 当 金 253,923 172,736

営 業 収 益 合 計 1,246,460 536,686

売 上 原 価 850,521 259,999

売 上 総 利 益 395,940 276,687

販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 186,240 166,025

営 業 利 益 209,699 110,662

営 業 外 収 益受 取 利 息 及 び 配 当 金 6,170 5,889

そ の 他 40,794 41,365

営 業 外 収 益 合 計 46,964 47,254

営 業 外 費 用支 払 利 息 1,110 290

そ の 他 39,934 39,806

営 業 外 費 用 合 計 41,044 40,096

経 常 利 益 215,619 117,819

特 別 利 益関 係 会 社 株 式 売 却 益 50,659 20,682

固 定 資 産 売 却 益 - 6,362

特 別 利 益 合 計 50,659 27,045

特 別 損 失関 係 会 社 支 援 損関係会社貸倒引当金繰入額関 係 会 社 株 式 評 価 損債務保証損失引当金繰入額

---

145,804

64,824

7,283

5,091

-特 別 損 失 合 計 145,804 77,197

税 引 前 当 期 純 利 益 120,475 67,667

法人税、 住民税及び事業税 △7,777 △34,533

法 人 税 等 調 整 額 △4 △21,159

法 人 税 等 合 計 △7,781 △55,692

当 期 純 利 益 128,256 123,359

(注)‌前年度(2016年4月1日から2017年3月31日まで)はご参考(監査対象外)です。

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監査報告 会計監査人の会計監査報告(連結計算書類)監査報告

会計監査人の会計監査報告(連結計算書類)

独立監査人の監査報告書2018年5月16日

ソニー株式会社 取締役会 御中

P w C あ ら た 有 限 責 任 監 査 法 人指定有限責任社員 公認会計士業務執行社員 木 内 仁 志 ㊞

指定有限責任社員 公認会計士業務執行社員 井 野 貴 章 ㊞

指定有限責任社員 公認会計士業務執行社員 久保田 正 崇 ㊞

89 90

 当監査法人は、会社法第444条第4項の規定に基づき、ソニー株式

会社の2017年4月1日から2018年3月31日までの連結会計年度の

連結計算書類、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結資本

変動表及び連結注記表について監査を行った。

連結計算書類に対する経営者の責任 経営者の責任は、連結計算書類を米国において一般に公正妥当と

認められる企業会計の基準で求められる開示項目の一部を省略して

作成することを認めている会社計算規則第120条の3第3項において

準用する同規則第120条第1項後段の規定により作成し、適正に表示

することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない

連結計算書類を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断

した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

監査人の責任 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立

の立場から連結計算書類に対する意見を表明することにある。当監査

法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に

準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に連結計算書類に

重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、

監査計画を策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。

 監査においては、連結計算書類の金額及び開示について監査証拠を

入手するための手続が実施される。監査手続は、当監査法人の判断に

より、不正又は誤謬による連結計算書類の重要な虚偽表示のリスクの

評価に基づいて選択及び適用される。監査の目的は、内部統制の有効

性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク

評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するため

に、連結計算書類の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討

する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法

並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての連結

計算書類の表示を検討することが含まれる。

 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を

入手したと判断している。

監査意見 当監査法人は、会社計算規則第120条の3第3項において準用する

同規則第120条第1項後段の規定により米国において一般に公正妥当

と認められる企業会計の基準で求められる開示項目の一部を省略

して作成された上記の連結計算書類が、ソニー株式会社及び連結子会社

からなる企業集団の当該連結計算書類に係る期間の財産及び損益の

状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。

利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の

規定により記載すべき利害関係はない。

以 上

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監査報告 会計監査人の会計監査報告(計算書類)

会計監査人の会計監査報告(計算書類)

独立監査人の監査報告書2018年5月16日

ソニー株式会社 取締役会 御中

P w C あ ら た 有 限 責 任 監 査 法 人指定有限責任社員 公認会計士業務執行社員 木 内 仁 志 ㊞

指定有限責任社員 公認会計士業務執行社員 井 野 貴 章 ㊞

指定有限責任社員 公認会計士業務執行社員 久保田 正 崇 ㊞

91

 当監査法人は、会社法第436条第2項第1号の規定に基づき、

ソニー株式会社の2017年4月1日から2018年3月31日までの2017年度

の計算書類、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書

及び個別注記表並びにその附属明細書について監査を行った。

計算書類等に対する経営者の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業

会計の基準に準拠して計算書類及びその附属明細書を作成し適正に

表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示の

ない計算書類及びその附属明細書を作成し適正に表示するために

経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

監査人の責任 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立

の立場から計算書類及びその附属明細書に対する意見を表明すること

にある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる

監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に

計算書類及びその附属明細書に重要な虚偽表示がないかどうかに

ついて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき

監査を実施することを求めている。

 監査においては、計算書類及びその附属明細書の金額及び開示に

ついて監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当

監査法人の判断により、不正又は誤謬による計算書類及びその附属明細書

の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。

監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのもの

ではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた

適切な監査手続を立案するために、計算書類及びその附属明細書の作成

と適正な表示に関連する内部統制を検討する。また、監査には、経営者

が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた

見積りの評価も含め全体としての計算書類及びその附属明細書の

表示を検討することが含まれる。

 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を

入手したと判断している。

監査意見 当監査法人は、上記の計算書類及びその附属明細書が、我が国に

おいて一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、当該

計算書類及びその附属明細書に係る期間の財産及び損益の状況をすべて

の重要な点において適正に表示しているものと認める。

利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の

規定により記載すべき利害関係はない。

以 上

92

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監査報告 監査委員会の監査報告

監査委員会の監査報告

監 査 報 告当監査委員会は、2017年4月1日から2018年3月31日までの2017年

事業年度における執行役及び取締役(以下「執行役等」という。)の職務の執行、事業報告及びその附属明細書(以下「事業報告等」という。)並びに計算書類(貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書及び個別注記表)及びその附属明細書(以下「計算書類等」という。)並びに連結計算書類(連結貸借対照表、連結損益計算書、連結資本変動表及び連結注記表)について監査いたしました。その方法及び結果につき以下のとおり報告いたします。

1. 監査の方法及びその内容 監査委員会は、会社法第416条第1項第1号ロ及びホに掲げる事項に関する取締役会決議の内容並びに当該決議に基づき整備されている体制(以下「内部統制及びガバナンスの枠組み」という。)について執行役並びに使用人からその構築及び運用の状況について報告を受け、必要に応じて説明を求め、意見を表明し、かつ、監査委員会が定めた監査の方針、職務の分担等に従い、会社の内部統制に関わる部門と連携のうえ、執行役の会議等重要な会議に出席しまたは監査委員会の職務を補助すべき使用人をして出席せしめ、執行役等及び使用人からその職務の執行に関する事項の報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧しまたは監査委員会の職務を補助すべき使用人をして閲覧せしめ、本社及び主要な事業所において業務及び財産の状況を調査しました。また、子会社については、子会社の取締役及び監査役等と意思疎通及び情報の交換を図り、必要に応じて子会社から事業の報告を受けました。

さらに、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めました。また、会計監査人から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制(会」 社計算規則第131条各号に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(2005年10月28日企業会計審議会)等に

93

従って整備している旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めました。 以上の方法に基づき、当該事業年度に係る事業報告等及び計算 書類等並びに連結計算書類につき検討いたしました。

2. 監査の結果(1) 執行役等の職務の執行及び事業報告等の監査結果

一  事業報告等は、法令及び定款に従い、会社の状況を正しく示しているものと認めます。

二  執行役等の職務の執行に関する不正の行為または法令もしくは定款に違反する重大な事実は認められません。

三  内部統制及びガバナンスの枠組みに関する取締役会の決議の内容は相当であり、事業報告に適切に記載されている と認めます。また、当該内部統制及びガバナンスの枠組みに関する執行役等の職務の執行についても、相当であると認めます。

(2) 計算書類等の監査結果会計監査人であるPwCあらた有限責任監査法人の監査の方法及び結果は相当であると認めます。

(3) 連結計算書類の監査結果会計監査人であるPwCあらた有限責任監査法人の監査の方法及び結果は相当であると認めます。

2018年5月16日

ソニー株式会社 監査委員会

監査委員(議長) 二 村 隆 章 ㊞監査委員 松 永 和 夫 ㊞監査委員 皆 川 邦 仁 ㊞

94

(注)監査委員は全員、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。

以 上