国際開発特論2015発表資料

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2015 年 11 月 1 日 初版2015 年 11 月 26 日 更新

14745132三浦 幸太郎

ケニアにおけるメガソーラー発電所建設プロジェク

国際開発特論  2015

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背景

■ ケニアの基本情報

人口 4435 万人。平均年齢: 18 歳

1 人当たり GDP : 1400 ドル (2014年 )

東アフリカに位置する共和制国家。

1963 年にイギリスより独立。

近年、経済成長が著しく、電力需要が増大しており、ケニア全土で電力の供給が全く追いついていない状況にある。また 1 日何時間に及ぶ大規模な計画停電が度々実施されており、産業界における大きな打撃となっている。

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プロジェクト概要

ナイロビ近郊に平地 ( 約 400 ヘクタール ) に、 100MW 級のメガソーラー発電所を 3 基を建設し、首都で増大する電力需要に応える。

ケニアは石油、石炭、天然ガスなどエネルギー資源が豊富な国であり、本プロジェクトの発電によって代替され、余った資源を日本が優先的に輸入する狙いもある。

<援助形態>

• 二国間援助

• 円借款

• 償還期間: 30 年/金利: 0.1%

• タイド案件

• 日本初の政府保証無しのサブ・ソブリン ファイナンス

• 貸与先はケニア電力電灯会社

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建設予定地

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援助内容

円借款 : 約 200 億円

 ※内訳

土地取得費用 20 億円

ソーラーパネル/送電線 150 億円

建設/設置費用 20 億円

その他 10 億円

ソーラーパネルの供給、及び建設は日本企業が担う。

電力の安定供給が実現すれば、先に述べた日本への資源輸出の他、工場の建設なども進み、日本企業の進出にも繋がる。

将来的に投資パラダイスになる可能性がある。

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年間返済額/キャッシュフロー

支出

年間返済費 : 約 6.8 億                    (30 年償還 金利: 0.1%  複利 )

年間維持・運営費 : 約 4 億円

収入

年間売電収入 : 約 13 億円

利益

: 約 2.2 億円

※ 火力、水力などの他の発電施設と比べ、ソーラーパネルは  メンテナンスフリーで、維持費が安いのが特徴

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債務残高と累積利益のシミュレーション

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債務残高累積利益利益

経年

金額

(億

円)

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まとめ

• 社会セクターではなく、インフラ事業である→経済的な利益が大きい。

• 発展途上国(ケニア)にとって益になる→逼迫した電力不足の解決に役立つ。  キャッシュフローがマイナスならない。

• 日本の国益にかなう(経済的、安全保障)→天然資源確保や、日本企業の進出が見込める。

• 「政府保証無しのサブソブリンファイナンス」のモデルとなるプロジェクト

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