20170728 デブサミ夏 ojima_公開
TRANSCRIPT
コミュニティがITビジネスにもたらす変化
2017/7/28
Still Day One | Hideki Ojima | @hide69oz
~或いは、コミュニティを通じたデベロッパーのキャリアアップについて~
#devsumi
今日のゴール:
コミュニティが、なぜいまビジネスや企業にインパクトを持ち始めているのか?
また、デベロッパーはコミュニティを通じてどのようにキャリアを築けるのか
について理解する
名刺入れ問題
https://techcrunch.com/2017/07/25/get-ready-to-say-goodbye-to-flash-in-2020/
注目すべきは、技術の変化ではなく、エコシステムの変化
エコシステム
技術
エコシステムがエコシステムを生み出す「不可避」な流れ
2006 -
Big Data
Mobile
2016 -
IoT
AI
VR/AR/MR
(仮想体験)
Service
Layer
Cloud
Computing
どうやって、新しい潮流のエコシステムを見つけ、
取り込むか?
マニュアル、ガイドブック待ちでは周回遅れの時代
クラウドエコシステム時代においてコミュニティ・勉強会は不可欠
デベロッパ-に
クラウド関連の技術は社内や仕事を通して
学べる範囲を超えている
コミュニティがエンジニア成長のための
大事な場所に
https://mirai.doda.jp/theme/essence/strong-weak-tie/
複数のコミュニティに接することで、
「センサー」の幅も広くなる
ビジネスの観点からもコミュニティがますます重要に
既存のマスマーケティングの限界
• リーチ >コンテンツ:ターゲットに広くリーチすることはできる
が、「興味を引くコンテンツ」を生成する仕組みではない
• アウェアネス > デマンドジェネレーション:聞いたことが
ある(アウェアネス)という人を増やすことはできるが、自分ゴト化(デマンドジェネレーション)には効果が薄い
• リーチ増加 ≒ コスト増加:リーチ数の増加に伴い、コストも関
連してリニアに増加
既存のマスマーケティングの限界
既存のマスマーケティングの限界
ビジネス視点で見たコミュニティの価値
=ターゲットに響くコンテンツ生成+
ターゲットへの拡散力
理想的な破壊力!
ベンチマーク: JAWS-UG
JAWS-UG
JAWS-UG = Japan AWS User GroupSince 2010 from Tokyo
全国で 50支部以上が活動
今日のデブサミでも
コミュニティから生成されるコンテンツ量がメディアを凌駕(AWS re:Inventの例)
参加者によるブログ:120+ メディアによる記事:20
コミュニティ主導での報告会も多数
Top5は、コミュニティで生成された情報
AWSのドキュメントはTop5圏外
検索エンジンによるコンテンツの「質」の判定も、コミュニティ
に軍配
JAWS-UG is …
Contents Generator(情報生成)Contents Exchanger(情報交換)Contents Archives (情報保存)
about AWS!
“Your” Community is …
Contents Generator(情報生成)Contents Exchanger(情報交換)Contents Archives (情報保存)
about “your” topics
自発的にコンテンツ生成・交換・保存をするコミュニティ運営の3つの原則
• オフラインファースト
• コンテキストファースト
• アウトプットファースト
JAWS-UGが生み出したフォロワー
AWS Users in APAC AWS Partners and Customers
ボーリングピン戦略Don’t Sell to the Community
Sell Through the Community
Vendor / Provider
Vendor /Provider
Community
Community
このモデルが実際に機能するためには?
1番ピンを見つけ、育てることが重要
=ロールモデル
フォロワー
ワナビーズ
YOUR 1st pin
「アウトプット」が1番ピンへの近道
発表、ブログ、情報発信の場の準備、など、アウトプットが多い人ほど、
1番ピンになりうる
例:AWS Premier Partners
あるメンバーの月別投稿数
0
500
1000
1500
2000
2500
3000
2011 2012 2013 2014 2015 2016
コンテンツ数
会社全体の年別投稿(記事寄稿、ブログ等)数
AWS界隈の某「ブログの会社」の例
常に「一番詳しいパートナー」というポジションをキープ
2011 2012 2013 2014 2015 2016
PV数
AWS界隈の某「ブログの会社」の例
デベロッパーは、1番ピンを目指すべきか?
せっかく得た情報や知識を、アウトプットして
他の人に渡すのは不安?
クラウド以降、IT業界における情報の「賞味期限」が大幅に短期化
アウトプットが増える
↓インプットが増える
↓アウトプットが増える
↓(ry
アウトプットが増えれば・・・
アウトプットの早さと多さが、顧客、ベンダー、市場から
“見つけられる”大きな要因に
↓デベロッパーの
キャリアの選択肢が増大
“今日のビジネス環境では「大きいものが小さいものに勝つ」のではなく、「速いものが遅いものに勝つ」”
ユニ・チャーム株式会社代表取締役社長執行役員高原 豪久
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