2018年2月9日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化 …...県 内 経 済 概 況...

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県 内 経 済 概 況 2018年1月 2018年2月9日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

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県 内 経 済 概 況

2018年1月

2018年2月9日

株式会社 滋賀銀行

株式会社 しがぎん経済文化センター

Page 2: 2018年2月9日 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化 …...県 内 経 済 概 況 2018年1月 2018年2月9日 株式会社 滋賀銀行 株式会社 しがぎん経済文化センター

《使用データについての注意事項》 ・「2.生産」に、今月から滋賀県倉庫協会で集計の「県内普通倉庫の入庫高・出庫高・保管残高の推移」を追加しました。

16.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 18.1

現在の景気 × ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ● ● ▲ ▲ ▲ ▲ ● ▲ ▲ ▲ ● ▲ ▲ ▲

3か月後の景気 ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ × × ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲

生産活動 ▲ × ▲ × ● ● × ● × ● ● ● ● ● × × ● ● ● ▲ × ● × ● ×

個人消費 × ● ▲ ▲ ● ▲ ▲ ● × × × ● ● × ▲ ● ▲ ● ▲ × ▲ ▲ ● ▲ ●

民間設備投資 × × ▲ × × ● × × ● ● ● ● ● × ● ● × ● ● ● × ● ● × ●

住宅投資 × × ● ● × ● × ● ● × × ● ● × × ● ● × × × × ● ● × ●

公共投資 ▲ × × × × × ● × × ● ● × ● ● ● × × ● × ● ● × × ● ×

雇用情勢 ● ● ● ▲ ● × ▲ ● ▲ ▲ ▲ ● ● ▲ ▲ ▲ ● ● ● ▲ ● ● ● ● ●

16.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 18.1

鉱工業生産指数 季調済・前月比 ● × ● ● × ● × ● ● ● ● ● × × ● ● ● × × ● × ● ×

可処分所得 前年比 ● × × ● × × × ● × ● ● ● × × × × ● ● × × × × × ×

家計消費支出 前年比 ● ● × ● × × ● × ● ● ● ● × × × ● ● × ● × × × × ×

百貨店・スーパー販売額 店舗調整前・前年比 ● ● ● × × ● × × × × ● × × × × × × × × × × × ×

家電大型専門店販売額 前年比 ● × × ● × × ● × ● ● ● ● ● ● ● ● ● × ● ● ● ● ●

ドラッグストア販売額 前年比 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

ホームセンター販売額 前年比 ● ● × ● × × ● × × × × × × × ● ● × ● × × ● × ●

乗用車新車登録台数 2車種計・前年比 ● × × ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● × × × × × ×

軽乗用車新車販売台数 前年比 × × × × × × × × × ● × ● × ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

民間非居住建築物床面積 3業用計・前年比 × ● × × ● × × ● ● ● ● ● × ● ● × ● ● ● × ● ● × ●

トラック新車登録台数 2車種計・前年比 × × × ● × × × ● ● × × ● × × ● ● ● ● × × × ● ● ×

新設住宅着工戸数 前年比 × ● ● × ● × ● ● × × ● ● × × ● ● × × × × ● ● × ●

公共工事請負金額 前年比 × × × × × ● × × ● ● × ● ● ● × × ● × ● ● × × ● ×

新規求人倍率(受理地別) 季調済・前月差 ● × ● ● × × ● ● × × ● × × × ● ● ● × × ● ● × ● ×

有効求人倍率(受理地別) 季調済・前月差 ▲ ● ▲ ● ▲ ▲ ● ▲ ● ● ● ● × × × ● ● ● ▲ × ● ● ● ●

有効求人倍率(就業地別) 季調済・前月差 ● ● ● ● ▲ ▲ ● ● ▲ × × × × × ● ● ● ● × ● ● ● ● ●

常用雇用指数 全産業・前年比 ● × × ● ▲ ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

所定外労働時間指数 製造業・前年比 × × ● × × × × × ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

常用労働者の賃金指数 名目・前年比 × ● ● ● ● ● × × ● × × ● ● × × × × ● × × ● ×

企業倒産 負債総額・前年比(逆) × × × ● ● × ● × × ● × × × × ● × × ● ● × ● × ● ●

●=前年比・前月比プラス、▲=同横ばい、×=同マイナス。ただし、「企業倒産」は逆表示。

《ご参考》県内景気の基調判断の推移

【県内景気天気図】

●=前月比上昇・好転

▲=前月比横ばい

×=前月比下降・悪化

【県内主要経済指標】

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1.概況…緩やかな回復が続いている

県内景気の現状

県内製造業の生産活動を鉱工業生産指数でみると、金属製品やその他などは上昇したが、食料品や輸送機械、繊維などが低下したため、前年同月比では

13か月連続で上昇しているが、前月比では2か月ぶりの低下となった。生産状況の先行きをあらわす「出荷指数」と「在庫指数(製品在庫)」を前年比で

みると、出荷は2か月連続で上昇したものの、在庫は9か月連続かつ大幅の上昇となっている。今後の動向を注視する必要がある。

需要面では、百貨店・スーパーの販売額が 12か月連続のマイナス、乗用車の新車登録台数が2車種合計で6か月連続のマイナスとなり、公共工事の請負

金額は2か月ぶりの大幅マイナスとなり伸び悩んでいる。一方、ドラッグストアの販売額は 32 か月連続のプラス、家電大型専門店は5か月連続のプラス、

ホームセンター販売額とコンビニエンスストア販売額はともに2か月ぶりのプラスとなったため、百貨店・スーパーをはじめとする小売業態計の売上高は

2か月ぶりに前年を上回った。また、軽乗用車の新車販売台数は 11か月連続のプラスとなり、堅調に推移している。さらに、民間設備投資の指標である民

間非居住用建築物着工床面積は鉱工業用とサービス業用で大幅増加したため、3業用計では2か月ぶりの大幅プラスとなり、新設住宅着工戸数も貸家は大

幅減少したものの、持家が横ばい、分譲住宅が大幅増加したため、全体では2か月ぶりの微増となった。

このような中、雇用情勢をみると、有効求人倍率はリーマン・ショック前のピークを上回る高水準となり、企業側からみた常用雇用指数と製造業の所定

外労働時間指数はともに引き続き前年を上回っている。

これらの状況をまとめると、製造業の生産活動は意図せざる在庫の増加が懸念され、一進一退の状況が続いている。一方、需要面では一部で伸び悩みの

ものがみられるものの、個人消費をはじめ民間設備投資、住宅投資では堅調な動きがみられる。したがって県内景気の現状は、緩やかな回復が続いている

と考えられる。

今後の景気動向

県内製造業の生産活動については、米国や中国の景気拡大を受け、外需が牽引する形で、在庫調整の進展とともに緩やかに回復するとみられる。需要面

では、今春の賃上げ動向などの不透明な部分もあるが、消費マインド、投資マインドともに根強いとみられるため、総じて堅調に推移すると考えられる。

したがって今後の県内景気については、人手不足による業況の悪化などの懸念材料はあるものの、緩やかな回復が続くものと思われる。

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生産…「鉱工業生産指数」の前月比は2か月ぶりの低下 2017年11月の県内製造業の生産状況をみると、鉱工業生産指数(2010年=100)の「原指数」は110.6、前年同月比+6.2%で13か月連続の上昇となった

が、「季節調整済指数」は111.3、前月比-3.1%で2か月ぶりの低下となった。しかし、季調済指数の3か月移動平均値(10月)は110.6、前月比+0.4%

で、2か月連続の上昇となり、リーマン・ショック直前の高水準(08年8月、9月の105.7)を6か月連続で上回っている。

大分類の業種別に季調済指数の水準をみると、「窯業・土石製品」(64.2)や「鉄鋼」(93.2)、「繊維」(94.5)などは低水準にとどまっているが、

「化学」(133.5)や「はん用・生産用・業務用機械」(126.8)、「電気機械」(115.8)、「パルプ・紙・紙加工品」(114.7)などは高水準となった。

前月に比べると、「金属製品」(前月比+8.6%)や「その他」(同+2.2%)などは上昇したが、「食料品」(同-20.6%)や「輸送機械」(同-

4.7%)、「繊維」(同-4.5%)などは低下した。

生産状況の先行きをあらわす「出荷指数」と「在庫指数(製品在庫)」を前年比でみると、出荷は2か月連続で上昇したが(原指数108.1、前年同月比

+4.4%)、在庫は9か月連続かつ大幅の上昇となっている(同143.6、同+29.5%)。在庫指数を業種別でみると、「電気機械」(前年同月比+

181.9%)や「輸送機械」(同+22.9%)、「金属製品」(同+14.3%)などで大幅の増加となった。

個人消費…百貨店・スーパーなどの小売業態計の売上高は2か月ぶりのプラス 12月の「消費者物価指数(生鮮食品を除く総合/大津市/2015年=100)」は100.8で、前年同月比+0.9%、前月比-0.3%となり、前年同月比では12か月連

続で上昇しているものの、前月比では2か月連続で低下した。

11月の「百貨店・スーパー販売額(全店ベース=店舗調整前、対象店舗数は96店舗)」は22,773百万円、前年比-0.2%と、12か月連続の減少となってい

る。品目別にみると、ウエイトの高い飲食料品が2か月ぶりに前年を上回ったものの(同+1.7%)、他の品目はすべてマイナスとなり、なかでも衣料品

は17か月連続(同-5.8%)、家電機器は12か月連続(同-5.8%)、身の回り品は10か月連続(同-4.0%)、家庭用品は7か月連続(同-6.8%)のそれ

ぞれマイナスとなっている。「既存店ベース(=店舗調整後)」の売上高は飲食料品も前年を下回り(同-1.1%)、すべての品目でマイナスとなり、全体

では12か月連続で前年を下回っている(同-2.3%)。

「家電大型専門店・ドラッグストア・ホームセンター販売額(全店ベース=店舗調整前)」によると、11月の「ドラッグストア」(182店舗)は5,305百万

円、前年同月比+7.5%で、32か月連続のプラスで好調に推移している。また、「家電大型専門店」(41店舗)は3,384百万円、同+8.7%で5か月連続のプ

ラスとなっている。さらに、「ホームセンター」(61店舗)は3,422百万円、同+2.3%で、2か月ぶりに前年を上回った。16年7月から都道府県別の前年同

月比伸び率が公表された「コンビニエンスストア販売額」(11月:564店舗)は、9,340百万円、同+0.9%で、2か月ぶりのプラスとなった。百貨店・ス

ーパーをはじめ大型専門店、コンビニエンスストアの小売業態計の11月の売上高は44,224百万円、前年同月比+1.7%で、2か月ぶりに前年を上回った。

12月の「乗用車新車登録台数(登録ナンバー別)」をみると、「普通乗用車(3ナンバー車)」が6か月ぶりに前年を上回ったものの(1,483台、前年同月

比+0.9%)、「小型乗用車(5ナンバー車)」が4か月連続かつ大幅に減少したため(1,205台、同-13.0%)、2車種合計は6か月連続のマイナスとなっ

ている(2,688台、同-5.8%)。一方、「軽乗用車」の新車販売台数は11か月連続のプラスとなっている(1,681台、同+3.2%)。

民間設備投資…「民間非居住用建築物着工床面積」は2か月ぶりの大幅プラス 民間設備投資と関連の深い「民間非居住用建築物着工床面積」(12月)は、「商業用」が2か月ぶりの低水準かつ大幅のマイナスとなったものの(739㎡、

前年同月比-88.3%)、「鉱工業用」と「サービス業用」が2か月ぶりの大幅プラスとなったため(「鉱工業用」:34,563㎡、同+130.9%、「サービス業

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用」:13,979㎡、同+194.7%)、3業用計では49,281㎡、同+89.3%で、2か月ぶりの大幅のプラスとなった。

一方、12月のトラック新車登録台数をみると、「普通トラック(1ナンバー車)」は3か月ぶりに前年を下回り(121台、同-6.9%)、「小型四輪トラッ

ク(4ナンバー車)」も3か月ぶりの大幅マイナスとなったため(149台、同-23.6%)、2車種合計でも3か月ぶりに前年を大きく下回った(270台、同-

16.9%)。

住宅投資…「新設住宅着工戸数」は2か月ぶりの微増 12月の「新設住宅着工戸数」は742戸、前年同月比+0.3%で、2か月ぶりの微増となった。利用関係別でみると、「持家」は364戸、同0.0%(大津市70

戸、草津市43戸など)で前年比横ばい、「貸家」は111戸、同-60.6%(大津市、彦根市ともに各28戸など)で2か月連続の大幅減少、「分譲住宅」は267戸、

同+184.0%(大津市179戸など)で3か月ぶりの大幅プラスとなった。分譲住宅の内訳をみると、「一戸建て」は8か月ぶりに前年を上回り(114戸、前年

差+20戸)、「分譲マンション」も3か月ぶりの高水準となった(153戸、同+153戸)。なお、「給与住宅」はなし。

公共投資…「請負金額」は2か月ぶりの大幅マイナス 12月の西日本建設業保証(株)の保証による公共工事の請負件数は180件、前年同月比-3.2%で、2か月ぶりに前年を下回った。金額は約41億円、同-

38.5%で、2か月ぶりの大幅マイナスとなった。請負金額を発注者別で多い順から並べると、「市町」(約20億円、同-41.4%)、「県」(約17億円、同+

1.0%)、「その他」(約3億円、前年同月の6.5倍)、「国」(約2億円、同+61.8%)、「独立行政法人」(約38百万円、同-97.6%)。

雇用情勢…「有効求人倍率」はリーマン・ショック前のピークを上回る高水準(1.39倍) 12月の「新規求人数(パートを含む)」は9,477人(前年同月比+4.8%)で10か月連続の増加、一方、「新規求職者数(同)」は3,562人(同-7.3%)で

13か月連続のマイナスとなっている。「新規求人倍率(パートを含む、季節調整値)」は前月比0.06ポイント低下の2.04倍、「有効求人倍率(同)」は前月比

0.01ポイント上昇の1.39倍で、リーマン・ショック前のピーク(07年4月:1.38倍)を上回る高水準となっている。

雇用形態別に有効求人倍率(原数値)をみると(12月)、「常用パート」は前月比0.08ポイント上昇の1.47倍となり、「正社員」は前月比0.05ポイント

上昇の0.90倍で、4月(0.68倍)を底に上昇している。

また、12月の産業別「新規求人数」をみると、「卸売・小売業」(868人、同-20.1%)は3か月連続のマイナスとなっているが、「製造業」(1,729人、

同+22.4%)は 19か月連続、「建設業」(469人、同+18.4%)も9か月連続のそれぞれ大幅プラスとなり、「医療、福祉」(1,705人、同+2.6%)も4

か月連続のプラス、「サービス業」(1,254人、同+15.9%)は3か月ぶりに前年を上回った。

10月の「常用雇用指数(事業所規模30人以上、2015年=100)」は102.6、同+1.3%で、17か月連続で前年を上回っている。また、「製造業の所定外労働時

間指数(同)」は108.2、同+4.7%で、14か月連続のプラスとなっている。

倒産…「負債総額」は2か月連続で前年を下回る ㈱東京商工リサーチ滋賀支店のまとめによる12月の「負債金額10百万円以上」の倒産件数は6件(前年差-8件)で、4か月ぶりに前年を下回り、負債

総額は約259百万円(同-1,307百万円)で、2か月連続で前年を下回っている。業種別では「サービス業他」(3件)、原因別では「販売不振」(5件)

が最も多い。資本金別では6件中5件が「1千万円未満」。

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2.生産…「鉱工業生産指数」の前月比は2か月ぶり

の低下

2017年11月の県内製造業の生産状況をみると、鉱工業生産指数(2010年

=100)の「原指数」は110.6、前年同月比+6.2%で13か月連続の上昇と

なったが、「季節調整済指数」は111.3、前月比-3.1%で2か月ぶりの

低下となった(図1、巻末の県内経済指標NO.1)。

しかし、季調済指数の3か月移動平均値(10月)は110.6、前月比+

0.4%で、2か月連続の上昇となり(図3)、リーマン・ショック直前の

高水準(08年8月、9月の105.7)を6か月連続で上回っている(図

2)。

-10

-8

-6

-4

-2

0

2

4

6

8

10

12

14

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%) 図1 鉱工業生産指数の推移(滋賀県、2010年=100)

原指数(前年同月比) 季調済指数(前月比)

-3.1(季)

6.2(原)

70.0

80.0

90.0

100.0

110.0

120.0

08年1 7 09年1 7 10年1 7 11年1 7 12年1 7 13年1 7 14年1 7 15年1 7 16年1 7 17年1 7

図2 鉱工業生産指数の3か月移動平均値①

(季節調整済値、2010年=100)

滋賀県

全国

3/82.4

4/101.9

1/105.9

4/89.0

10/93.9

3/78.4

11/97.3

1/106.7

2/101.9

10/110.6

11/104.3

2/116.8

8,9/105.7

94

96

98

100

102

104

106

108

110

112

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

図3 鉱工業生産指数の3か月移動平均値の推移②

(季節調整済値、2010年=100)

滋賀県

全国

(月)

1/99.5

11/104.3

10/110.6

5/101.4

1/96.1

9/102.5

8/100.3

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大分類の業種別に季調済指数の水準をみると(図5-①、②、③)、

「窯業・土石製品」(64.2)や「鉄鋼」(93.2)、「繊維」(94.5)な

どは低水準にとどまっているが、「化学」(133.5)や「はん用・生産

用・業務用機械」(126.8)、「電気機械」(115.8)、「パルプ・紙・

紙加工品」(114.7)などは高水準となった。

前月に比べると、「金属製品」(前月比+8.6%)や「その他」(同+

2.2%)などは上昇したが、「食料品」(同-20.6%)や「輸送機械」

(同-4.7%)、「繊維」(同-4.5%)などは低下した。

90

92

94

96

98

100

102

104

106

108

110

112

114

116

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

図4 鉱工業生産指数の全国、近畿との比較

(季調済指数、2010年=100)

滋賀県 近畿 全国

12/106.3(全)

11/111.3(滋)

11/108.9(近)

70

80

90

100

110

120

130

140

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

図5-① 業種別の鉱工業生産指数の推移

(季調済指数、2010年=100)

鉄鋼業

金属製品工業

はん用・生産用・業務用機械

電気機械工業

93.2(鉄鋼)

115.8(電気)

126.8

(はん用)

98.6(金属)

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生産状況の先行きをあらわす「出荷指数」と「在庫指数(製品在

庫)」を前年比でみると(図6-①、経済指標NO.1)、出荷は2か

月連続で上昇したが(原指数108.1、前年同月比+4.4%)、在庫は9か

月連続かつ大幅の上昇となっている(同143.6、同+29.5%)。在庫指数

を業種別でみると、「電気機械」(前年同月比+181.9%)や「輸送機

械」(同+22.9%)、「金属製品」(同+14.3%)などで大幅の増加と

なった。

「出荷指数」と「在庫指数(製品在庫)」をマトリックスにした「在

庫循環図」をみると(図6-②)、引き続き「意図せざる在庫増加局面」

にある。今後の動向を注視する必要がある。

50

60

70

80

90

100

110

120

130

140

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

図5-② 業種別の鉱工業生産指数の推移

(季調済指数、2010年=100)

輸送機械工業 窯業・土石工業

化学工業 プラスチック製品工業

104.7(輸送)

64.2(窯・土)

133.5(化学)

105.6(プラ)

80

90

100

110

120

130

140

150

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

図5-③ 業種別の鉱工業生産指数の推移

(季調済指数、2010年=100)

パルプ・紙・紙加工品工業 繊維工業

食料品工業 その他の工業

109.4(その他)

105.3(食料品)

114.7(パルプ)

94.5(繊維)

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

25

30

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(前年比・%)

図6-① 鉱工業生産・出荷・在庫指数の推移

(滋賀県、原指数、2010年=100)

生産 出荷 在庫

4.4(出)

29.5(在)

6.2(生)

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滋賀県倉庫協会が集計した12月の「県内普通倉庫の入庫量・出庫

量・保管残高」をみると、入庫量が大幅減少したため(前年同月比-

26.5%)、保管残高の増加幅は大きく低下した(同+7.6%)。

3.個人消費…百貨店・スーパーなどの小売業態計の売

上高は2か月ぶりのプラス

12月の「消費者物価指数(生鮮食品を除く総合/大津市/2015年=100)」

は100.8で、前年同月比+0.9%、前月比-0.3%となり、前年同月比では

12か月連続で上昇しているものの、前月比では2か月連続で低下した

(図8、経済指標NO.2)。エネルギー(電気代、ガス、灯油、ガソリ

ン)は前年比では11か月連続、前月比でも4か月連続で上昇している

(96.2、前年同月比+6.9%、前月比+0.4%)。

なお、酒類を除く食料とエネルギーを除いた指数でみると(図8)、前

年同月比では9か月連続で上昇しているが、前月比では2か月連続の低

下となった(100.8、前年同月比+0.6%、前月比-0.4%)。

16/1

16/2

16/3

16/4

16/5

16/6

16/7

16/8

16/9

16/10

16/11

16/12

17/1

17/2

17/3

17/4

17/5

17/6

17/7

17/8

17/9

17/10

17/11

-15.0

-10.0

-5.0

0.0

5.0

10.0

15.0

-15.0 -10.0 -5.0 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0

出荷・前年同月比増減率(%)

在庫・前年同月比増減率(%)

図6-② 在 庫 循 環 図

回復局面

在庫調整局面

意図せざる在庫増加局面

在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面在庫調整局面

在庫積み増し局面

-40

-30

-20

-10

0

10

20

30

40

50

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

図7 県内普通倉庫の入庫高・出庫高・保管残高の推移

入庫高・トン

出庫高・トン

保管残高・トン

(前年同月比・%)

(資料)滋賀県倉庫協会

7.6

-26.5

(入)

2.9

(出)

-0.6

-0.4

-0.2

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

1.2

16年

1

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17年

1

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

(%) 図8 消費者物価指数(CPI)(大津市、2015年=100)の推移

(A) CPI①:前年同月比

(B) CPI①:前月比

(C) CPI②:前年同月比

(D) CPI②:前月比

(注)CPI①:生鮮食品を除く総合、CPI②:食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合

0.6(C)

0.9(A)

-0.3(B)

-0.4(D)

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8/34

12月の「可処分所得(大津市・勤労者世帯)」は6か月連続で減少し

(前年同月比-14.0%)、「家計消費支出(同)」も5か月連続の減少とな

っている(同-8.9%)(図9、経済指標NO.2)(注:「可処分所得(大津

市・勤労者世帯)」と「家計消費支出(同)」の集計世帯数は35世帯)。

「毎月勤労統計調査」における10月の「名目賃金指数(現金給与総

額、事業所規模30人以上、2015年=100)」は81.7、同-1.2%で、2か月

ぶりに減少した(図10、経済指標NO.6)。なお、この指数を消費者物

価指数(持家の帰属家賃を除く総合)で除した「実質賃金指数」は

80.5、同-1.8%で、4か月連続の減少となっている(図10)。

-40

-20

0

20

40

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図9 消費支出と可処分所得の推移

(大津市、前年同月比)

消費支出 可処分所得

-8.9(消)

-14.0(可)

-8

-6

-4

-2

0

2

4

6

8

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9

(前年同月比・%)図10 名目賃金指数(現金給与総額)と実質賃金指数の推移

名目賃金指数(現金給与総額) 実質賃金指数

-1.8(実質)

-1.2(名目)

(月)

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9/34

このような所得・消費環境のなか、11月の「百貨店・スーパー販売額

(全店ベース=店舗調整前、対象店舗数は96店舗)」は22,773百万円、前

年比-0.2%と、12か月連続の減少となっている(図11)(経済指標NO.

2)。品目別にみると(図12-①)、ウエイトの高い飲食料品が2か月ぶり

に前年を上回ったものの(同+1.7%)、他の品目はすべてマイナスとな

り、なかでも衣料品は17か月連続(同-5.8%)、家電機器は12か月連続

(同-5.8%)、身の回り品は10か月連続(同-4.0%)、家庭用品は7

か月連続(同-6.8%)のそれぞれマイナスとなっている。

「既存店ベース(=店舗調整後)」の売上高は飲食料品も前年を下回り

(同-1.1%)、すべての品目でマイナスとなり、全体では12か月連続で

前年を下回っている(同-2.3%)(図11、図12-②、経済指標NO.

2)。

-10

-8

-6

-4

-2

0

2

4

6

8

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)図11 百貨店・スーパー販売額の推移(前年同月比)

全店ベース 既存店ベース

-0.2(全)

5/6.6

5/5.2

3/-5.6

3/-7.7

-2.3(既)

-30

-25

-20

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図12-① 百貨店・スーパーの品目別販売額

(全店ベースの前年同月比)

衣料品 飲食料品 家具・家電・家庭用品

-7.5(家)

1.7(飲)

-5.8(衣)

-30

-25

-20

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図12-② 百貨店・スーパーの品目別販売額

(既存店ベースの前年同月比)

衣料品 飲食料品 家具・家電・家庭用品

-1.1(飲)

-6.1(衣)

-8.1(家)

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「家電大型専門店・ドラッグストア・ホームセンター販売額(全店ベ

ース=店舗調整前)」によると(図12-③)、11月の「ドラッグストア」

(182店舗)は5,305百万円、前年同月比+7.5%で、32か月連続のプラスで

好調に推移している。また、「家電大型専門店」(41店舗)は3,384百万

円、同+8.7%で5か月連続のプラスとなっている。さらに、「ホームセ

ンター」(61店舗)は3,422百万円、同+2.3%で、2か月ぶりに前年を上

回った。なお、これらの対象店舗は「百貨店・スーパー販売額」の中の

スーパーの対象店舗とは重複しない。

16年7月から都道府県別の前年同月比伸び率が公表された「コンビニ

エンスストア販売額」(11月:564店舗)は、9,340百万円、同+0.9%

で、2か月ぶりのプラスとなった(図12-③)。

百貨店・スーパーをはじめ大型専門店、コンビニエンスストアの小売

業態計の11月の売上高は44,224百万円、前年同月比+1.7%で、2か月ぶ

りに前年を上回った(図12-④)。

-50

-40

-30

-20

-10

0

10

20

30

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

家電大型専門店

ドラッグストア

ホームセンター

コンビニエンスストア

7.5(ド)

0.9(コ)

8.7(家)

図12-③ 家電大型専門店・ドラッグストア・ホームセンター・コンビニエンスストアの販売額(前年同月比)

2.3(ホ)

-10

-8

-6

-4

-2

0

2

4

6

8

10

16年

1

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17年

1

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

(%)

全業態計

百貨店・スーパー

大型専門店計

コンビニエンスストア

1.7(全)

-0.2(百)

6.3(大)

図12-④ 百貨店・スーパーと大型専門店、コンビニエンスストア、全業態の販売額(前年同月比)

0.9(コ)

(注)コンビニエンスストアの伸び率は16年7月からの公表となっているため、

全業態計も同月からの表示。

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12月の「乗用車新車登録台数(登録ナンバー別)」をみると、「普通乗

用車(3ナンバー車)」が6か月ぶりに前年を上回ったものの(1,483台、

前年同月比+0.9%)、「小型乗用車(5ナンバー車)」が4か月連続かつ

大幅に減少したため(1,205台、同-13.0%)、2車種合計は6か月連続

のマイナスとなっている(2,688台、同-5.8%)(図13-①、経済指標

NO.2)。

一方、「軽乗用車」の新車販売台数は11か月連続のプラスとなってい

る(1,681台、同+3.2%)(図13-②、経済指標NO.2)。

-60

-40

-20

0

20

40

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(前年同月比・%)

(注:乗用車=普通乗用車+小型乗用車)

図13-① 乗用車の新車登録台数

乗用車合計

うち普通乗用車

うち小型乗用車

-13.0(小)

-5.8(合計)

0.9(普)

-60

-40

-20

0

20

40

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(前年同月比・%) 図13-② 軽乗用車の新車販売台数

軽乗用車(届出)

小型乗用車(登録)

-13.0(小)

3.2(軽)

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4.民間設備投資…「民間非居住用建築物着工床面

積」は2か月ぶりの大幅プラス

民間設備投資と関連の深い「民間非居住用建築物着工床面積」(12月)は、

「商業用」が2か月ぶりの低水準かつ大幅のマイナスとなったものの(739

㎡、前年同月比-88.3%)、「鉱工業用」と「サービス業用」が2か月ぶ

りの大幅プラスとなったため(「鉱工業用」:34,563㎡、同+130.9%、「サ

ービス業用」:13,979㎡、同+194.7%)、3業用計では49,281㎡、同+

89.3%で、2か月ぶりの大幅のプラスとなった(経済指標NO.3)。

月々の季節変動を3か月移動平均で調整すると(図14-①)、11月は

55,120㎡、同+46.2%で、10か月連続かつ大幅のプラスとなっている。

業種別に多い順に並べると、「サービス業用」26,286㎡、同+70.4%、

「鉱工業用」25,105㎡、同+37.3%、「商業用」3,729㎡、同-6.6%。

【12月の主な業種別・地域別申請状況】

(イ)「鉱工業用」:守山市(11,799㎡)、大津市(6,917㎡)、野洲市

(6,001㎡)、甲賀市(2,803㎡)、東近江市(2,174

㎡)、愛荘町(1,607㎡)、湖南市(1,240㎡)など

(ロ)「商業用」 :大津市(435㎡)など

(ハ)「サービス業用」:大津市(4,591㎡)、東近江市(3,380㎡)、草津市

(3,217㎡)など

また、3業用計の「民間非居住用建築物工事費予定額」(12月)は78億

2,022万円、前年同月比+110.5%で、2か月ぶりの大幅プラスとなった。

業種別にみると、「商業用」は2か月ぶりの大幅マイナスとなったものの、

「鉱工業用」が3か月ぶり、「サービス業用」も2か月ぶりのともに大幅

プラスとなった(「商業用」:1億2,750万円、同-86.1%、「鉱工業用」:

51億5,541万円、同+143.7%、「サービス業用」:25億3,731万円、同+

272.5%)。

月々の季節変動を3か月移動平均で調整すると(図14-②)、11月は102

億5,481万円、同+46.1%で、8か月連続かつ大幅のプラスとなってい

る。業種別に多い順に並べると、「サービス業用」65億8,914万円、同+

120.1%、「鉱工業用」32億3,445万円、同-8.0%、「商業用」4億3,122

万円、同-15.3%。

18,285

25,105

3,992

3,72915,428

26,286

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

90,000

16年1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17年1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

(㎡) 図14-① 民間非居住用建築物の床面積の推移(3か月移動平均)

サービス業用 商業用 鉱工業用

351,474 323,445

50,90743,122

299,399

658,914

0

200,000

400,000

600,000

800,000

1,000,000

1,200,000

1,400,000

1,600,000

1,800,000

16年1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17年1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

(㎡) 図14-② 民間非居住用建築物の工事費予定額推移(3か月移動平均)

サービス業用 商業用 鉱工業用

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一方、12月のトラック新車登録台数をみると、「普通トラック(1ナン

バー車)」は3か月ぶりに前年を下回り(121台、同-6.9%)、「小型四

輪トラック(4ナンバー車)」も3か月ぶりの大幅マイナスとなったため

(149台、同-23.6%)、2車種合計でも3か月ぶりに前年を大きく下回

った(270台、同-16.9%)(図15)。

㈱しがぎん経済文化センターが昨年 11 月に実施した「県内企業動向調

査」によると(有効回答数 305社)(図 16)、17年 10-12月期に設備投

資を「実施」した(する)割合は、前期(44%)から7ポイント上昇の 51%

と2四半期連続で上昇。次期 18 年1-3月期は 43%と、再び低下する見

通し。

当期の設備投資「実施」企業の主な投資内容は、「生産・営業用設備の更

新」が最も多い(50.3%)。業種別にみると、製造業では「生産・営業用設

備の更新」(71.8%)、非製造業では「車両の購入」(46.3%)がトップ。

-50

-25

0

25

50

75

100

125

150

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%) 図15 トラックの新車登録台数(前年同月比)

合計

普通トラック

小型四輪トラック

-16.9(合)-23.6(小)

-6.9(普)

44

51

43

44

54

51

45 47

35

30

35

40

45

50

55

60

1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3

13年 14年 15年 16年 17年 18年

(%) 図16 設備投資を実施した(する)企業の割合

全体 製造業 非製造業

(見通し)

設備投資実施(17/10-12月期)の主な内容(複数回答)【%】

合計生産・営業用

設備の更新

生産・営業用設備の新規

導入土地購入

建物の増改

築建物の新築 車両の購入

OA機器の購

ソフトウェアの

購入その他

全体 167 50.3 25.7 7.2 14.4 6.0 31.1 16.8 16.2 5.4製造業 85 71.8 37.6 3.5 18.8 4.7 16.5 14.1 14.1 3.5非製造業 82 28.0 13.4 11.0 9.8 7.3 46.3 19.5 18.3 7.3

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5.住宅投資…「新設住宅着工戸数」は2か月ぶりの

微増

12月の「新設住宅着工戸数」は742戸、前年同月比+0.3%で、2か月

ぶりの微増となった(図17、経済指標NO.4)。

利用関係別でみると(図18、経済指標NO.4)、「持家」は364戸、同

0.0%(大津市70戸、草津市43戸など)で前年比横ばい、「貸家」は111戸、

同-60.6%(大津市、彦根市ともに各28戸など)で2か月連続の大幅減

少、「分譲住宅」は267戸、同+184.0%(大津市179戸など)で3か月ぶり

の大幅プラスとなった。分譲住宅の内訳をみると、「一戸建て」は8か

月ぶりに前年を上回り(114戸、前年差+20戸)、「分譲マンション」も

3か月ぶりの高水準となった(153戸、同+153戸)(図19、図20)。な

お、「給与住宅」はなし。

【ご参考:県内市町別・利用関係別新設住宅着工戸数】

-40

-20

0

20

40

60

80

100

120

140

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(前年同月比・%)図17 新設住宅着工戸数の推移

(近畿、全国との比較)

滋賀県 近畿 全国

-2.1(全)-6.8(近)

0.3(滋)

滋賀県

新設住宅-利用関係別 戸数(単位:戸)

月次集計: 2017年 12月

CODE 県郡市区町村名 利用関係 計 持家 貸家 給与住宅 分譲住宅

滋賀県計 742 364 111 - 267

市部計 712 339 111 - 262

郡部計 30 25 - - 5

201 大津市 277 70 28 - 179

202 彦根市 61 20 28 - 13

203 長浜市 37 32 1 - 4

204 近江八幡市 21 20 - - 1

206 草津市 73 43 17 - 13

207 守山市 21 17 - - 4

208 栗東市 48 33 6 - 9

209 甲賀市 53 25 25 - 3

210 野洲市 18 10 - - 8

211 湖南市 26 19 - - 7

212 高島市 13 13 - - -

213 東近江市 53 27 6 - 20

214 米原市 11 10 - - 1

380 蒲生郡 6 6 - - -

383 蒲生郡日野町 6 6 - - -

384 蒲生郡竜王町 - - - - -

420 愛知郡 11 8 - - 3

425 愛知郡愛荘町 11 8 - - 3

440 犬上郡 13 11 - - 2

441 犬上郡豊郷町 7 5 - - 2

442 犬上郡甲良町 - - - - -

443 犬上郡多賀町 6 6 - - -

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15/34

0

200

400

600

800

1,000

1,200

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(戸) 図18 新設住宅着工戸数(利用関係別)

分譲

住宅

給与

住宅

貸家

持家

81

60

72

107

76 74

94

117118124

9994

119113

84 8388

103

88

126

114

100

140

94

115

98

65

99

76

100

8277

90

7983

114

0

20

40

60

80

100

120

140

160

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(戸) 図19 一戸建て分譲住宅の着工動向

0 0 015

0 0

65

0 0 0 0 0

42

497

0 0

60

0

239

4427 33

54

0 0

27

66

163

0

5230

63

265

0 7

153

0

100

200

300

400

500

600

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(戸) 図20 分譲マンションの着工動向

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月々の季節変動を3か月移動平均で調整すると(11月)、11月単月の

大幅減少の影響により、総戸数では717戸、同-7.1%で、3か月ぶりの

マイナスとなった。利用関係別でみると、「持家」(394戸、同+

3.1%)と「分譲住宅」(145戸、同+3.6%)がそれぞれ3か月連続のプ

ラスとなっているが、「貸家」は2か月ぶりの大幅マイナスとなった

(177戸、同-28.9%)、(図21)。

6.公共投資…「請負金額」は2か月ぶりの大幅マイ

ナス

12月の西日本建設業保証(株)の保証による公共工事の請負件数は180

件、前年同月比-3.2%で、2か月ぶりに前年を下回った。金額は約41億

円、同-38.5%で、2か月ぶりの大幅マイナスとなった(図22、図23、図

24、経済指標NO.4)。

請負金額を発注者別で多い順から並べると、「市町」(約20億円、同-

41.4%)、「県」(約17億円、同+1.0%)、「その他」(約3億円、前年同

月の6.5倍)、「国」(約2億円、同+61.8%)、「独立行政法人」(約38百

万円、同-97.6%)(図22、図23)。

《12月の主な大型工事(3億円以上)》 該当工事なし

-100.0

-80.0

-60.0

-40.0

-20.0

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(前年同月比・%)

図21 新設住宅着工戸数(利用関係別)

(3か月移動平均の前年同月比)

総戸数 持家

貸家 分譲住宅

3.6(分)

-7.1(総)

3.1(持)

-28.9(貸)

16/1:185.1 16/2:301.4 16/3:204.7

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

40,000

45,000

50,000

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(百万円) 図22 公共工事請負額

その他

市町

独立行政

法人

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17/34

0

5,000

10,000

15,000

20,000

16/7 17/7 16/8 17/8 16/9 17/9 16/10 17/10 16/11 17/11 16/12 17/12

(百万円) 図23 公共工事請負額(月別前年比較)

その他

市町

独立行政

法人

-100

-50

0

50

100

150

200

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(前年同月比・%) 図24 公共工事請負額(近畿、全国との比較)

滋賀県 近畿 全国

-6.4(全)4.7(近)

-38.5(滋)

(注:「近畿」は大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県に福井県を含む2府5県)

17/5:690.1

128,040

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

(百万円)

(月)

図25 公共工事請負額(年度間月別累計比較)

15年度

16年度

17年度

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7.雇用情勢…「有効求人倍率」はリーマン・ショック

前のピークを上回る高水準(1.39倍)

12月の「新規求人数(パートを含む)」は9,477人(前年同月比+

4.8%)で10か月連続の増加、一方、「新規求職者数(同)」は3,562人

(同-7.3%)で13か月連続のマイナスとなっている(経済指標NO.

5)。

「新規求人倍率(パートを含む、季節調整値)」は前月比0.06ポイント

低下の2.04倍、「有効求人倍率(同)」は前月比0.01ポイント上昇の1.39

倍で、リーマン・ショック前のピーク(07年4月:1.38倍)を上回る高

水準となっている(図26-①、図27、経済指標NO.5)。

参考値として発表されている「就業地別」の有効求人倍率をみると、12

月は前月に比べ0.01ポイント上昇の1.67倍で、公表値である「受理地別」

の1.39倍を引き続き大きく上回っている(図26-②)。

09/6、7:0.35

09/4:0.66

0.20

0.40

0.60

0.80

1.00

1.20

1.40

1.60

1.80

2.00

2.20

07年1 7 08年1 7 09年1 7 10年1 7 11年1 7 12年1 7 13年1 7 14年1 7 15年1 7 16年1 7 17年1 7

(倍) 図26-① 求人倍率(パートを含む、季節調整値)

新規求人倍率 有効求人倍率

07/4:1.38

07/4:2.09

12/2.04

12/1.39

1.39

1.67

0.90

1.00

1.10

1.20

1.30

1.40

1.50

1.60

1.70

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(倍)図26-② 有効求人倍率の比較(パートを含む、季節調整値)

受理地別 就業地別

0.90

1.00

1.10

1.20

1.30

1.40

1.50

1.60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(倍)図27 有効求人倍率(近畿、全国との比較)

(パートを含む、季節調整値)

滋賀県 近畿 全国

12/1.59(全)

11/1.53(近)

12/1.39(滋)

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雇用形態別に有効求人倍率(原数値)をみると(12月)(図28)、

「常用パート」は前月比0.08ポイント上昇の1.47倍となり、「正社員」

は前月比0.05ポイント上昇の0.90倍で、4月(0.68倍)を底に上昇して

いる。

県内の安定所別の有効求人倍率(パートを含む、原数値)をみると

(12月)(図29-①、②)、「彦根」は前月に比べ大幅上昇(+0.36ポ

イント)かつ高水準の2.45倍、「甲賀」も大幅上昇(+0.13ポイント)

の1.52倍、「長浜」と「草津」は高水準が続いている(ともに1.48

倍)。一方、県内で最も低い安定所は「高島」で、再び1倍を上回った

(1.02倍)。

0.40

0.60

0.80

1.00

1.20

1.40

1.60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(倍) 図28 雇用形態別の有効求人倍率(原数値)

常用パート 正社員 1.47

0.90

0.60

0.80

1.00

1.20

1.40

1.60

1.80

2.00

2.20

2.40

2.60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(倍) 図29-① 県内安定所別の有効求人倍率(パートを含む、原数値)

大津

高島

長浜

彦根

1.48(長)

1.02(高)

2.45(彦)

1.24(大)

0.80

0.90

1.00

1.10

1.20

1.30

1.40

1.50

1.60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(倍) 図29-② 県内安定所別の有効求人倍率(パートを含む、原数値)

東近江

甲賀

草津

1.48(草)

1.52(甲)

1.38(東)

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12月の「雇用保険受給者実人員数」は4,282人、同-7.4%で、25か月

連続のマイナスとなっている(図30、経済指標NO.5)。

また、12月の産業別「新規求人数」をみると(図 31-①、②)、「卸売・

小売業」(868人、同-20.1%)は3か月連続のマイナスとなっているが、

「製造業」(1,729人、同+22.4%)は 19か月連続、「建設業」(469人、

同+18.4%)も9か月連続のそれぞれ大幅プラスとなり、「医療、福祉」

(1,705 人、同+2.6%)も4か月連続のプラス、「サービス業」(1,254

人、同+15.9%)は3か月ぶりに前年を上回った。

4,282

-7.4

-15.0

-10.0

-5.0

0.0

5.0

10.0

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

14年1 3 5 7 9 11 15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11

(%)(人) 図30 雇用保険受給者実人員数

人員数 前年同月比

-40

-30

-20

-10

0

10

20

30

40

50

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%) 図31-① 産業別新規求人数の推移①(前年同月比)

産業計

製造業

建設業

22.4(製)

18.4(建)

4.8(産)

-30

-20

-10

0

10

20

30

40

50

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%) 図31-② 産業別新規求人数の推移②(前年同月比)

卸売・小売業

医療、福祉

サービス業

2.6(医・福)

-20.1(卸・小)

15.9(サ)

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10月の「常用雇用指数(事業所規模30人以上、2015年=100)」は

102.6、同+1.3%で、17か月連続で前年を上回っている。また、「製造業

の所定外労働時間指数(同)」は108.2、同+4.7%で、14か月連続のプラス

となっている(図32-①、②、経済指標NO.6)。

7-9月期の両指数の前年同期比増加率をみると(図33)、常用雇用指

数は11四半期連続のプラスとなり(前年同期比+2.3%)、所定外労働時

間指数も4四半期連続のプラスとなっているため(同+5.3%)、引き続

き「上昇期」にある。今後の動向が注目される。

都道府県別に四半期平均で公表されている「完全失業率」をみると(図

34)、17年7-9月期は2.3%となり、5四半期ぶりに上昇したものの、

引き続き低水準で推移している(前期比+0.7ポイント)。

85

90

95

100

105

110

115

120

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9

図32-① 常用雇用指数と所定外労働時間指数

(2015年=100)

常用雇用指数 所定外労働時間指数

108.2

102.6

-15

-10

-5

0

5

10

15

20

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9

(%)

図32-② 常用雇用指数と所定外労働時間指数

(前年同月比)

常用雇用指数 所定外労働時間指数

4.7(所)

1.3(常)

15/10-12

16/1-316/4-6

16/7-9

17/1-3

17/4-6

-5.0

-4.0

-3.0

-2.0

-1.0

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

-20.0 -10.0 0.0 10.0 20.0

常用雇用指数・%

所定外労働時間指数・%

図33 常用雇用指数と所定外労働時間指数

(前年同期比)

下降期

悪化期

上昇期

回復期

13/1-3 13/4-6

13/7-9

13/10-12

14/1-3

14/4-6

14/7-9

14/10-12

15/4-6

15/1-3

15/7-9

16/10-12

17/7-9

1.0

1.5

2.0

2.5

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0

5.5

15/1-3 4-6 7-9 10-12 16/1-3 4-6 7-9 10-12 17/1-3 4-6 7-9

(%)

(月期)

図34 完全失業率(四半期平均)

滋賀県 京都府 大阪府

福井県 岐阜県 三重県

3.6(大)

2.2(岐)

2.6(京)

1.9(福)

2.3

(滋)(三)

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8.倒産…「負債総額」は2か月連続で前年を下回る

㈱東京商工リサーチ滋賀支店のまとめによる12月の「負債金額10百万

円以上」の倒産件数は6件(前年差-8件)で、4か月ぶりに前年を下

回り、負債総額は約259百万円(同-1,307百万円)で、2か月連続で前

年を下回っている(図35、図36、経済指標NO.6)。

業種別では「サービス業他」が3件、「建設業」「不動産業」「運輸

業」が各1件、原因別では「販売不振」が5件、「過小資本」が1件。

資本金別では6件中5件が「1千万円未満」。

5 5

12

11

8 8

11

8

5

3

2

6

9

8

6

7

4

9

5

11

6

2

5

14

10

12

5

4

11

6

9

6

13

9

7

6

0

2

4

6

8

10

12

14

16

15/1 3 5 7 9 11 16/1 3 5 7 9 11 17/1 3 5 7 9 11

(件)

(月)

図35 企業倒産(件数)

200

495

1,572

497 469

263

1,143

278148

135

56

626

397

899

3,584

440

103

4,427

437539

1,644

60

317

1,566

1,203

2,021

137

2,538

912

429 373

952 924

1,446

232 259

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

15/1 3 5 7 9 11 16/1 3 5 7 9 11 17/1 3 5 7 9 11

(百万円)

(月)

図36 企業倒産(負債額)

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9.県内主要観光地の観光客数

【①大津地域】

ミシガン+ビアンカ……………12月 5,949人(同 - 1.1%)

道の駅:びわ湖大橋米プラザ…12月 46,037人(同 +11.9%)

道の駅:妹子の郷………………9月 78,000人(同 +20.0%)

(※10月分、11月分、12月分は未集計)

比叡山ドライブウェイ…………12月 30,936人(同 +33.5%)

奥比叡ドライブウェイ…………12月 16,846人(同 +28.6%)

びわ湖バレイ……………………12月 12,665人(同+111.1%)

【②南部地域:①】

県立琵琶湖博物館…………………12月 13,455人(同 -31.0%)

道の駅:草津………………………12月 17,084人(同 + 7.8%)

道の駅:こんぜの里りっとう……12月 1,408人(同 -20.5%)

9/20.0(妹)

-100

-50

0

50

100

150

200

250

300

350

400

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図37-① 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【大津地域】

ミシガン+ビアンカ(乗船客数)

道の駅:びわ湖大橋米プラザ

道の駅:妹子の郷

比叡山ドライブウェイ

奥比叡ドライブウェイ

びわ湖バレイ

-1.1(ミ+ビ)

33.5(比)28.6(奥)11.9(米)

111.1(び)

-100

-50

0

50

100

150

200

250

300

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図37-② 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【南部地域①】

県立琵琶湖博物館

道の駅:草津

道の駅:こんぜの里りっとう

-20.5(こ) -31.0(琵)

7.8(草)

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【②南部地域:②】

ファーマーズマーケットおうみんち…12月 37,006人(同 + 2.7%)

びわ湖鮎家の郷………………………12月 10,883人(同 +22.9%)

【③甲賀地域】

県立陶芸の森…………………………12月 18,851人(同 - 9.8%)

MIHO MUSEUM……………12月 11,591人(同 +11.4%)

(注:企画展などの開催期間によって月々の変動が大きいため、グラ

フ表示はしていません)

道の駅:あいの土山…………………12月 8,090人(同 - 6.8%)

-70

-60

-50

-40

-30

-20

-10

0

10

20

30

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図37-③ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【南部地域②】

ファーマーズマーケットおうみんち

びわ湖鮎家の郷

22.9(鮎)

2.7(お)

-50

-25

0

25

50

75

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図37-④ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【甲賀地域】

県立陶芸の森

道の駅:あいの土山

-6.8(あ)-9.8(陶)

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25/34

【④東近江地域:①】

ラ コリーナ近江八幡 ………………12月 216,050人(同 +23.6%)

(※修正 3月:221,644人、同+61.2%)

( 〃 7月:238,266人、同+44.8%)

( 〃 8月:319,966人、同+21.7%)

( 〃 10月:288,472人、同+ 5.2%)

( 〃 11月:337,976人、同+30.3%)

休暇村 近江八幡……………………12月 8,223人(同 -24.5%)

安土(城郭資料館+信長の館)………12月 2,756人(同 -24.6%)

道の駅:竜王かがみの里……………12月 55,276人(同 + 0.7%)

道の駅:アグリパーク竜王…………12月 25,113人(同 - 6.9%)

【④東近江地域:②】

道の駅:奥永源寺渓流の里 …………12月 23,027人(同 - 9.4%)

道の駅:あいとうマーガレットステーション …12月 20,421人(同 -15.9%)

滋賀農業公園ブルーメの丘 …………12月 4,012人(同 -29.8%)

-60

-40

-20

0

20

40

60

80

100

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図37-⑤ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【東近江地域①】

ラ コリーナ近江八幡

休暇村 近江八幡

安土(城郭資料館+信長の館)

道の駅:竜王かがみの里

道の駅:アグリパーク竜王

0.7(竜)

-24.6(安)

23.6(ラ)

-6.9(ア)

-24.5(休)

-100

-50

0

50

100

150

200

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図37-⑥ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【東近江地域②】

道の駅:奥永源寺渓流の里

道の駅:あいとうマーガレットステーション

滋賀農業公園ブルーメの丘

-29.8(ブ)

-9.4(奥)-15.9(あ)

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【⑤湖東地域】

彦根城……………………………………12月 45,753人(同 +10.3%)

かんぽの宿 彦根………………………12月 7,001人(同 + 4.6%)

道の駅:せせらぎの里こうら…………12月 12,176人(同 + 2.4%)

(※修正 11月:17,601人、同+ 0.9%)

【⑥湖北地域】

道の駅:近江母の郷……………………12月 18,486人(同 - 9.2%)

長 浜 城………………………………12月 3,593人(同 -24.4%)

長浜「黒壁スクエア」……………………12月 99,821人(同 +18.3%)

道の駅:伊吹の里・旬彩の森…………12月 28,966人(同 - 5.3%)

〃 :塩津海道あぢかまの里………12月 32,709人(同 -19.0%)

〃 :湖北みずどりステーション…12月 31,442人(同 -13.0%)

-40

-20

0

20

40

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図37-⑦ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【湖東地域】

彦根城

かんぽの宿 彦根

道の駅:せせらぎの里こうら

10.3(彦)

2.4(せ)4.6(か)

-60

-40

-20

0

20

40

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図37-⑧ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【湖北地域】

長浜城

長浜「黒壁スクエア」

道の駅:伊吹の里・旬彩の森

道の駅:塩津海道あぢかまの里

道の駅:湖北みずどりステーション

道の駅:近江母の郷

-24.4(長)

-3.7(く)

-13.0(湖)

18.3(黒)

-5.3(伊)

-19.0(塩)

(注)「長浜城」は、15/12~16/2までリニューアル

休館したため、15/12~16/2と16/12~17/2の前

年同月比伸び率はグラフ表示できない。

-9.2(近)

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【⑦湖西地域】

県立びわ湖こどもの国…………………12月 4,242人(同 -12.3%)

道の駅:藤樹の里あどがわ……………12月 71,000人(同 - 2.7%)

〃 :くつき新本陣 ………………12月 13,549人(同 -10.5%)

〃 :マキノ追坂峠…………………12月 11,099人(同 -17.1%)

【⑧その他】

主要3シネマコンプレックス………12月 26,093人(同-39.3%)

-50

0

50

100

150

200

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図37-⑨ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【湖西地域】

県立びわ湖こどもの国

道の駅:藤樹の里あどがわ

道の駅:くつき新本陣

道の駅:マキノ追坂峠

-10.5(く)-12.3(こ)

-2.7(藤)

-17.1(マ)

-60

-40

-20

0

20

40

60

15年1 3 5 7 9 11 16年1 3 5 7 9 11 17年1 3 5 7 9 11

(%)

図37-⑩ 県内主要観光地の入込客数の推移(前年同月比)

【その他】

主要3シネマコンプレックス

-39.3

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《トピックス》

【物価と消費に関するアンケート調査結果】

(㈱しがぎん経済文化センター調査より)

―「暮らし向き」「世帯収入」ともに悪化し、先行

きも不透明―

◆【暮らし向きDI】・・・1年半ぶりに悪化。半年後も悪化の見通し

・現在(2017年 12月)の「暮らし向きDI」(「良くなった」「やや良く

なった」と回答した割合から「悪くなった」「やや悪くなった」と回答

した割合を引いた値)は-7.9となり、前回(17年6月:-6.8)から

1.1 ポイント低下と、3期(1年半)ぶりに悪化した。

・半年後(18 年6月)については、「やや悪くなる」が大幅に増加し、

現在から 10.1ポイント低下の-18.0 と、16年6月(-16.6)の水準

まで大きく悪化する見通しである。

・しかし、半年後の見通しはかなり厳しく判断される傾向にあるため(16

年 12月時点での半年後の見通し:-19.6に対し 17年6月の結果:-

6.8、17年6月時点での半年後の見通し:-14.3に対し 17年 12月の

結果:-7.9)、現時点での見通しほど大幅に悪化しない可能性がある。

4.6 7.6 6.8 7.7 7.4

3.3 7.4

4.0 3.6 6.3 7.1 6.3 4.9

0.5

1.1 1.5 1.5 1.2

0.8

1.0

1.0 1.0

1.0 0.8 1.5

1.0

-18.6 -18.8 -14.4

-13.7

-19.8 -20.6

-17.2 -13.9

-17.4

-14.6 -13.2

-14.2

-20.5

-4.2 -5.2

-3.1 -2.1

-3.1 -3.8

-3.8

-3.0

-3.8

-2.0 -1.5

-1.5

-3.4

-17.7 -15.3

-9.2

-6.6

-14.3

-20.3

-12.6 -11.9

-16.6

-9.3

-6.8 -7.9

-18.0

-30

-25

-20

-15

-10

-5

0

5

10

15

12年

6月

12月 13年

6月

12月 14年

6月

12月 15年

6月

12月 16年

6月

12月 17年

6月

17年

12月

18年6月

(見通し)

図1 暮らし向きDIの推移

注)「良くなった(なる)」と「やや良くなった(なる)」はプラス表示に、「悪くなった(なる)」と「やや悪くなった(なる)」はマイナス表示

(%、ポイント)良くなった(良くなる)

やや良くなった(やや良くなる)

やや悪くなった(やや悪くなる)

悪くなった(悪くなる) D I

◇調 査 名:「2017年冬季・物価と消費に関するアンケート」

◇調 査 時 期:17年 12月 13日~15日の3日間

◇調 査 対 象:滋賀銀行本支店にご来店の女性(県内在住のみ)

◇有効回答数:681人(うち 29歳以下:91人、30代:135人、

40代:175人、50代:172人、60歳以上:108人)

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◆【世帯収入DI】・・・1年半ぶりに低下もほぼ横ばい。半年後も低下の

見通し

・現在の「世帯収入DI」(「増えた」「やや増えた」と回答した割合から

「減った」「やや減った」と回答した割合を引いた値)は-1.6で、前

回(17年6月:-1.1)から-0.5ポイントと3期(1年半)ぶりに低

下するもほぼ横ばいで推移。

・半年後は-16.9 で、現状から-15.3 ポイントと大きく低下する見通

しである。

・しかし、半年後の見通しはかなり厳しく判断される傾向にあり、特に

ここ1年の調査では見通しより 10 ポイント以上プラスとなる結果が

出ている(16 年 12 月時点での半年後の見通し:-13.4 に対し 17 年

6月の結果:-1.1、17年6月時点での半年後の見通し:-13.1に対

し 17 年 12 月の結果:-1.6)ため、現時点での見通しほど大幅に低

下しない可能性がある。

◆【物価DI】・・・若干上昇するも、2期連続で+70を下回る

・現在の「物価DI」(「かなり上がった」「やや上がった」と回答した

割合から「かなり下がった」「やや下がった」と回答した割合を引い

た値)は+69.7となった。前回(17年6月:+67.9)から 1.8ポイ

ント上昇したものの、2期連続で+70を下回った。14年6月から 15

年6月にかけて+80を上回った時期に比べると近年はやや和らいで

いるものの、依然として物価上昇への意識は根強い。

・半年後の「物価DI」は+69.6で、今回から 0.1ポイント低下とほ

ぼ横ばいで推移する見通し。

11.2 15.0 13.2 11.2

17.2 13.8

17.7 12.3 11.7

14.7 17.3 15.7 8.4

1.5 1.6 1.6

2.2

0.8 1.1

2.1

1.3 1.4 0.6

1.1 1.6

1.0

-21.1 -20.8 -19.0 -20.2

-18.1 -15.5

-16.3

-16.9 -17.0

-15.1

-14.7 -14.5 -18.9

-9.6 -7.4

-7.4 -7.1 -7.7

-7.1 -6.4 -6.8 -7.3

-5.0 -4.8 -4.4

-7.4

-18.0

-11.6 -11.6 -13.9

-7.8 -7.7

-2.9

-10.1 -11.2

-4.8 -1.1 -1.6

-16.9

-40

-30

-20

-10

0

10

20

30

12年

6月

12月 13年

6月

12月 14年

6月

12月 15年

6月

12月 16年

6月

12月 17年

6月

17年

12月

18年6月

(見通し)

(%、ポイント)

図2 世帯収入DIの推移

注)「増えた(える)」と「やや増えた(える)」はプラス表示に、「減った(る)」と「やや減った(る)」はマイナス表示

増えた(増える)

やや増えた(やや増える)

やや減った(やや減る)

減った(減る) D I

46.4 41.1

56.8

70.4 73.8 69.0 68.0 65.9 64.1 65.3 66.6 64.6 63.8

4.2 3.1

2.4

5.6

14.6 19.9 19.7

9.9

4.9 9.0

3.3 5.6 7.1

-6.5 -7.3 -2.8 -1.6 -2.0 -1.8 -1.1 -1.2 -1.0 -1.4 -1.7 -0.4 -1.0

-0.4 -1.0 -0.3 0.0 -0.8 -0.6 -0.6 -0.3 -0.4 -0.1 -0.3 -0.1 -0.3

43.7

35.9

56.1

74.4

85.6 86.5 86.0

74.3 67.6 72.8 67.9 69.7 69.6

-20

0

20

40

60

80

100

12年

6月

12月 13年

6月

12月 14年

6月

12月 15年

6月

12月 16年

6月

12月 17年

6月

17年

12月

18年6月

(見通し)

図3 物価DIの推移

注)「かなり上がった(上がる)」と「やや上がった(上がる)」はプラス表示に、「かなり下がった(下がる)」と「やや下がった(下がる)」はマイナス表示

(%、ポイント)かなり上がった(かなり上がる)

やや上がった(やや上がる)

やや下がった(やや下がる)

かなり下がった(かなり下がる) D I

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◆【耐久消費財の購入】・・・“(やや)良くなる”が1割を下回り、厳しい状

態続く

・「耐久消費財の買い時として、今と比べて今後半年間でどうなると思

うか」については、「良くなる」「やや良くなる」の合計が 8.6%と、

前回(17 年6月:8.6%)比較横ばいで引き続き1割を下回った。依

然、厳しい状態が続いている。また、「悪くなる」「やや悪くなる」の

合計は 28.0%、「変わらない」は 63.4%で、いずれも前回比較ほぼ横

ばいだった。

◆【世帯の消費行動】・・・強い「預貯金、投資」志向が続く。「通信費」

減らしたい割合が増加傾向

・今後半年間の世帯の支出について、支出を「増やしたいもの」「減らし

たいもの」をたずねた(複数回答)。「増やしたいもの」では、「預貯金、

投資」が 62.0%と飛び抜けて高く、次いで「子どもや孫の教育費」

(33.9%)が前回(24.7%)から+9.2ポイントと大きく増加し、「旅

行、レジャー」(30.2%、前回 39.1%)、「趣味、教養、自己啓発費(習

い事など)」(27.1%、前回 25.4%)が続いた。この4項目は“減らし

たい”とする割合よりも“増やしたい”とする割合が高くなった。

・一方、「減らしたいもの」では、「外食」(52.3%、前回 56.3%)が最

も多く、次いで「水道・光熱費」(51.9%、前回 55.9%)で5割を、

「食料品(日々の食費)」(47.9%、前回 47.7%)、「通信費(携帯電話、

インターネット含む)」(45.0%、前回 46.4%)、「衣類、ファッション」

(42.3%、前回 38.5%)で4割を超えた。日常の生活費から非日常的

な外食費まで、節約意識は幅広い項目にわたっている。

0.8

0.7

1.0

0.6

0.1

0.9

0.9

4.1

7.0

9.8

6.9

8.1

7.7

7.7

50.5

57.4

54.6

60.3

62.4

63.9

63.4

39.2

31.5

31.9

29.9

27.2

25.8

26.2

5.3

3.4

2.8

2.3

2.2

1.8

1.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

14年12月

15年6月

15年12月

16年6月

16年12月

17年6月

17年12月

図4 耐久消費財の買い時(今後半年間)

良くなる やや良くなる 変わらない やや悪くなる 悪くなる

62.0

33.9

30.2

27.1

18.6

15.7

13.9

13.3

10.4

7.8

6.7

4.5

3.7

3.5

0.0

6.9

10.9

25.5

17.0

22.0

23.9

19.0

47.9

42.3

52.3

27.2

26.1

51.9

45.0

0.4

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

預貯金、投資

子どもや孫の教育費

旅行、レジャー

趣味、教養、自己啓発(習い事など)

人とのつき合い、交際費

家電製品(耐久消費財購入)

保健、医療、介護費

食料品(日々の食費)

衣類、ファッション

外食

自動車等関連費

住居費

水道・光熱費

通信費(携帯電話、インターネット含む)

その他

図5 今後半年間で世帯の支出を「増やしたいもの」「減らしたいもの」(複数回答)

増やしたいもの 減らしたいもの

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31/34

・本設問を設定した 16 年6月からの傾向をみると、「増やしたいもの」

では「預貯金、投資」が一貫して6割を超えた。暮らし向きや世帯収

入への厳しい意識を反映して、貯蓄・投資志向は引き続き強い。「減ら

したいもの」では「食料品」の割合が減少する一方、「通信費」が増加

傾向にある。格安スマホへの乗り換えが広がっていること等を背景に、

通信費の削減を検討する人が増えている可能性がある。

◆【特別項目:耐久消費財の購入について】

(1)購入したい商品1位は「スマートフォン」。生活家電も買い替え需要

高い

※耐久消費財=長持ちする商品(冷蔵庫、洗濯機、掃除機、ルームエ

アコン等の生活家電の他、テレビ、カメラ、パソコン、

スマートフォン、家具、乗用車、ゲーム機など)

・回答者の世帯について、耐久消費財の購入実績と今後の購入予定につ

いてたずねた(複数回答)。最近1年間に購入した商品は、1位「スマ

ートフォン」(31.9%)、2位「ルームエアコン」(21.0%)、3位「L

ED照明器具」(17.7%)の順となった。

・一方、今後1年間に購入したい商品は、1位「スマートフォン」(23.3%)、

2位「洗濯機」(16.9%)、3位「パソコン」(14.8%)の順となった。

「スマートフォン」は 29 歳以下~50 代の各世代で1位または2位と

なり、60歳以上は5位圏外であった。定期的な機種変更や格安スマホ

への移行等による購買が見込まれる。また、2位「洗濯機」、4位「自

動炊飯器」(14.6%)、5位「ルームエアコン」(13.8%)、6位「冷蔵

庫」(12.8%)といった生活家電は、主に 30代以上で購入意欲が高く、

買い替え需要があると思われる。

61.5

66.5

62.2

62.0

33.9 34.0

24.7

33.9

28.7 30.1

39.1

30.2

25.1 23.2 25.4 27.1

20%

30%

40%

50%

60%

70%

2016年6月 16年12月 17年6月 17年12月

(参考) 図6 今後半年間で世帯の支出を「増やしたいもの」(複数回答)

(「減らしたい」割合を上回る項目)

預貯金、投資

子どもや孫の教育費

旅行、レジャー

趣味、教養、自己啓発(習い事など)

53.4

56.9 56.3

52.3

54.8 56.2 55.9

51.9 51.0

56.9

47.7 47.9

42.0

40.2

46.4 45.0

41.2

42.7

38.5

42.3

30%

35%

40%

45%

50%

55%

60%

2016年6月 16年12月 17年6月 17年12月

(参考) 図7 今後半年間で世帯の支出を「減らしたいもの」 上位5項目(複数回答)

外食 水道・光熱費

食料品(日々の食費) 通信費(携帯電話、インターネット含む)

衣類、ファッション

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表1 耐久消費財の購入実績と購入計画(複数回答)

(2)購入時の情報源は「家電量販店や販売店」が7割。若い世代はネット

も活用

・耐久消費財を購入する際、参考にしている情報源は何かたずねた(複

数回答)。全体では「家電量販店や販売店」(70.5%)が飛び抜けて高

く、次いで「折り込みチラシ」(40.7%)、「ネットのクチコミサイト」

(33.3%)、「ネットショッピングサイト」(30.8%)となった。

・年代別にみると、全ての年代で「家電量販店や販売店」が最も高く、

中でも 50代(75.3%)で最も高くなった。29歳以下、30代では、次

いで「ネットのクチコミサイト」(それぞれ 44.7%、48.1%)が高く、

40代以上と差が出た。30代は「ネットショッピングサイト」(41.1%)

が3番目に高く、店頭で商品をチェックするとともに公式サイト以外

のネット情報を参考にしているようだ。一方、40代以上は「折り込み

チラシ」が2位となり、40 代(46.3%)、50 代(48.7%)、60 歳以上

(51.2%)と年代が上がるにつれて割合が上昇している。

(%)最近1年間の購入商品

全体 全体 29歳以下 30代 40代 50代 60歳以上

スマートフォン ①31.9 ①23.2 ①41.1 ②15.6 ①24.8 ①22.8 11.1

洗濯機 ⑤14.4 ②16.9 5.4 ①19.5 12.4 ②21.8 ①26.7

パソコン(デスクトップ型、ノート型) 9.9 ③14.8 ②14.3 9.1 ③16.2 ④17.8 ②15.6

自動炊飯器(遠赤釜、IH型) ④15.1 ④14.6 3.6 9.1 ①24.8 ⑤14.9 ③13.3

ルームエアコン ②21.0 ⑤13.8 5.4 ⑤10.4 ③16.2 ③19.8 11.1

冷蔵庫 13.9 12.8 7.1 ⑤10.4 ⑤15.2 ⑤14.9 ③13.3

軽乗用車 10.6 10.4 10.7 ③14.3 9.5 9.9 6.7

ベッド、ソファーベッド(作り付けを除く) 9.5 9.1 ②14.3 ⑤10.4 8.6 7.9 4.4

空気清浄機 8.7 8.3 ②14.3 ⑤10.4 5.7 6.9 6.7

テレビ(4K) 6.4 8.3 7.1 9.1 7.6 7.9 11.1

電気掃除機(ロボット掃除機を含む) 13.2 8.3 10.7 7.8 8.6 8.9 4.4

リビング・ダイニング家具(作り付けを除く) 6.1 7.8 5.4 ③14.3 5.7 9.9 0.0

電子レンジ(電子オーブンレンジを含む) 10.9 7.6 1.8 3.9 5.7 12.9 ③13.3

乗用車(軽乗用車、ハイブリッド車、電気自動車を除く) 12.8 6.8 7.1 9.1 4.8 5.0 11.1

温水洗浄便座、洗浄器付トイレ 7.3 6.5 1.8 0.0 10.5 10.9 4.4

DVDレコーダー、ブルーレイレコーダー(プレーヤーを含む) 4.3 6.5 5.4 9.1 7.6 5.0 4.4

デジタルカメラ(コンパクトカメラ、一眼レフを含む) 3.8 6.0 ②14.3 7.8 2.9 5.9 0.0

自転車(電動アシストを含む) 5.9 6.0 0.0 6.5 7.6 6.9 6.7

LED照明器具(電球、蛍光灯を除く) ③17.7 5.5 0.0 5.2 4.8 8.9 6.7

タブレット端末 7.3 4.2 7.1 2.6 5.7 4.0 0.0

ハイブリッド車、電気自動車 2.8 3.9 5.4 6.5 2.9 3.0 2.2

食器洗い機 4.5 3.6 5.4 3.9 3.8 2.0 4.4

携帯電話(スマートフォンを除く) 4.0 3.4 7.1 1.3 1.9 4.0 4.4

テレビ(4K以外) 3.3 2.6 1.8 2.6 1.9 3.0 4.4

ビデオカメラ(デジタルビデオカメラを含む) 1.9 2.3 3.6 5.2 1.9 1.0 0.0

家庭用・携帯用ゲーム機 8.7 2.1 5.4 5.2 1.0 0.0 0.0

ホームベーカリー 0.9 1.8 0.0 5.2 1.0 2.0 0.0

その他 1.2 1.8 1.8 1.3 2.9 1.0 2.2

回答数 423 384 56 77 105 101 45

今後1年間に購入したい商品品目

25.4

30.8

41.1

33.3

44.7

48.1

70.5

65.9

72.1 70.1

75.3

64.6

16.7 15.4

10.5

40.7

46.3 48.7

51.2

0.5 0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

全体

(n=610)

29歳以下

(n=85)

30代

(n=129)

40代

(n=164)

50代

(n=150)

60歳以上

(n=82)

図8 耐久消費財購入の際に参考にしている情報源[年代別](複数回答)

製品の公式ホームページ ネットショッピングサイト ネットのクチコミサイト 家電量販店や販売店 テレビの情報番組

テレビのCM 雑誌、専門誌 折り込みチラシ その他

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《ご参考①:国内景気の動向》 (30年1月 19日:内 閣 府)

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《ご参考②:京滋の景気動向》(2018.2.8)

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