【平成24年度 石垣港環境調査】業務概要と調査内容 石垣港湾...
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1
【平成 24 年度 石垣港環境調査】業務概要と調査内容
新港地区
新川地区
防波堤(沖南)
防波堤(西)
観音崎
防波堤(沖西)
浜崎町地区
登野城地区
美崎町地区
防波堤(外):建設中
【業務概要】 本業務の内容は以下の 3項目である。 ① 石垣港における環境の現況把握を目的とする「サンゴ礁群集調査」「水質調査」(新川地区、新港地区) ② 移植・移築したサンゴの生残性等を確認する「追跡調査」 ③ サンゴの「移植」および「モニタリング調査」
H24d工事範囲内で確認したサンゴの「移植」(-9.0m岸壁工事予定箇所 ⇒ 沖南防波堤港外側) 移植したサンゴの「モニタリング調査」(沖南防波堤港外側)
【サンゴ礁群集調査】
天然礁調査
断面・定点調査:
人工構造物調査
断面・定点調査:
【水質調査】
連続・定点調査(再設置):
【追跡調査】
追跡調査:
サンゴ仮置き場:
【サンゴ移植】
移植先:
移植元:
石垣港湾事務所
N
0 1000m
移植
2
H18dH19d
H20dH21d
H22dH23d
H24d0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳被度(%)
H18dH19d
H20dH21d
H22dH23d
H24d0
5
10
15
20
25
30
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳
被度(%)
【サンゴ礁群集調査】天然礁断面・定点調査:新川地区 L-3(アマモ類)は被度に大きな変化はない(H18d から継続実施) 石垣港湾事務所
新港地区
新川地区
防波堤(沖南)
防波堤(西)
観音崎
防波堤(沖西)
防波堤(外):建設中
L-3
N
0 1000m
【断面調査観察区間の凡例】 ①:基点から 0-10m ②:基点から 10-20m ③:基点から 20-30m ④:基点から 30-40m ⑤:基点から 40-50m ⑥:基点から 50-60m ⑦:基点から 60-70m ⑧:基点から 70-80m ⑨:基点から 80-90m ⑩:基点から 90-100m
⑪:基点から 100-110m⑫:基点から 110-120m⑬:基点から 120-130m⑭:基点から 130-140m⑮:基点から 140-150m⑯:基点から 150-160m⑰:基点から 160-170m⑱:基点から 170-180m⑲:基点から 180-190m⑳:基点から 190-200m
注)rは被度 1%、+は被度 3%に換算した
天然礁 L-3 の状況
サンゴ類:H22d結果と同程度で変化はなかった 海藻草類:H22dと比較して測線全体では同程度であった
-15.0
-10.0
-5.0
0.0
0-10
10-2
020
-30
30-4
040
-50
50-6
060
-70
70-8
080
-90
90-1
0010
0-11
011
0-12
012
0-13
013
0-14
014
0-15
015
0-16
016
0-17
017
0-18
018
0-19
019
0-20
0
D.L
.(m)
基点からの距離(m)
L-3(H24d)
182m 100m32m
:定点位置
LS-5
【サンゴ類】
【海藻草類】
50-60m付近の外観
90-100m付近の外観
3
H14dH20d
H21dH22d
H23dH24d0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳
被度(%)
H14dH20d
H21dH22d
H23dH24d0
5
10
15
20
25
30
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳
被度(%)
【サンゴ礁群集調査】天然礁断面・定点調査:新港地区 LS-5(ホンダワラ類)は被度がやや低下(H14d,H20d からは継続実施)
新港地区
新川地区
防波堤(沖南)
防波堤(沖西)
防波堤(沖):建設中
天然礁 LS-5 の状況
サンゴ類:H22d結果と同程度で変化はなかった 海藻草類:H22dと比較して被度が減少している区間があった
石垣港湾事務所
N
L-3
0 1000m
LS-5
注)rは被度 1%、+は被度 3%に換算した
【サンゴ類】
【海藻草類】
【断面調査観察区間の凡例】 ①:基点から 0-10m ②:基点から 10-20m ③:基点から 20-30m ④:基点から 30-40m ⑤:基点から 40-50m ⑥:基点から 50-60m ⑦:基点から 60-70m ⑧:基点から 70-80m ⑨:基点から 80-90m ⑩:基点から 90-100m
⑪:基点から 100-110m⑫:基点から 110-120m⑬:基点から 120-130m⑭:基点から 130-140m⑮:基点から 140-150m⑯:基点から 150-160m⑰:基点から 160-170m⑱:基点から 170-180m⑲:基点から 180-190m⑳:基点から 190-200m
-15.0
-10.0
-5.0
0.0
0-10
10-2
020
-30
30-4
040
-50
50-6
060
-70
70-8
080
-90
90-1
0010
0-11
011
0-12
012
0-13
013
0-14
014
0-15
015
0-16
016
0-17
017
0-18
018
0-19
019
0-20
0
D.L
.(m)
基点からの距離(m)
LS-5(H24d)
30m 160m
終点付近
:定点位置
140-150m付近の外観
170-180m付近の外観
4
【サンゴ礁群集調査】人工構造物断面・定点調査:防波堤(西)L-13 は被度増加(H18d から継続実施)(施工履歴:S52~54)
新港地区
新川地区
防波堤(沖南)
防波堤(西)
観音崎
防波堤(沖西)
防波堤(外):建設中
人工構造物 L-13 のサンゴ成育状況
水深 D.L.-2m付近までのサンゴ被度が増加していた 水深 D.L.-2mより深い場所では、被度の変化はなかった
石垣港湾事務所
N
【断面調査観察区間の凡例】 a:基点から 0-1m b:基点から 1-2m c:基点から 2-3m d:基点から 3-4m e:基点から 4-5m f:基点から 5-6m g:基点から 6-7m
h:基点から 7-8m i:基点から 8-9m j:基点から 9-10m k:基点から 10-11m l:基点から 11-12m m:基点から 12-13m n:基点から 13-14m
基点から 6m付近
L-13
0 1000m
注)rは被度 1% +は被度 3% に換算した
基点から 12m付近
-9.0 -8.0 -7.0 -6.0 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0
0-1
1-2
2-3
3-4
4-5
5-6
6-7
7-8
8-9
9-10
10-1
111
-12
12-1
313
-14
D.L
.(m)
基点からの距離(m)
L-13(H24d)
-1m -3m
-5m
:定点位置
H18d
H19d
H20d
H21d
H22d
H23d
H24d0
5
10
15
20
25
30
35
40
a b c d e f g h i j k l m n
被度(%)
基点から 2m付近
5
H18dH19dH20dH21dH22dH23dH24d0
5
10
15
20
25
30
35
40
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x
被度(%)-9.0
-8.0 -7.0 -6.0 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 1.0
0-1
1-2
2-3
3-4
4-5
5-6
6-7
7-8
8-9
9-10
10-1
111
-12
12-1
313
-14
14-1
515
-16
16-1
717
-18
18-1
919
-20
20-2
121
-22
22-2
323
-24
D.L
.(m)
基点からの距離(m)
L-1(H24d)
【サンゴ礁群集調査】人工構造物断面・定点調査:防波堤(沖南)L-1 は被度増加(H18d から継続実施)(施工履歴:H10)
新港地区
新川地区
防波堤(沖南)
防波堤(西)
観音崎
防波堤(沖西)
防波堤(外):建設中
人工構造物 L-1 のサンゴ成育状況
水深 D.L.-2m付近までのサンゴ被度が増加していた 水深 D.L.-2mより深い場所では、被度の変化はなかった ⇒防波堤(西)の同じ傾向であった
石垣港湾事務所
N
【断面調査観察区間の凡例】 a:基点から 0-1m b:基点から 1-2m c:基点から 2-3m d:基点から 3-4m e:基点から 4-5m f:基点から 5-6m g:基点から 6-7m h:基点から 7-8m
i:基点から 8-9m j:基点から 9-10m k:基点から 10-11m l:基点から 11-12m m:基点から 12-13m n:基点から 13-14m o:基点から 14-15m p:基点から 15-16m
q:基点から 16-17m r:基点から 17-18m s:基点から 18-19m t:基点から 19-20m u:基点から 20-21m v:基点から 21-22m w:基点から 22-23m x:基点から 23-24m
注)rは被度 1%、+は被度 3%に換算した
:定点位置
-1m -3m
-5m
L-1
L-13
0 1000m
基点から 1m付近
基点から 2m付近
基点から 10m付近 基点から 16m付近
基点から 20m付近
6
【サンゴ礁群集調査】水質調査:水温の連続観測(H18d から継続実施)
【水温連続観測の間隔】1回/30分(毎正時) 【仮定した条件】30分間の水温は大きく変化しない 【計算式】m(分)=(30℃を超えた回数)×30分 【計算式】h(時間)=m/60分 【計算式】d(日)=h/24時間 【使用データ】2012年 9月までの全観測データ
⇒データは月別に区分 ⇒設置交換等で欠測のある月のデータは除外 ⇒月別に高水温の日数を比較することが目的
水温の連続観測結果
2012年夏における 30℃を超えた時間は、過去 6年間で最も少なかった
今年度は夏季の内でも 8月の水温が、過去と比較して著しく低い
石垣港湾事務所
St.1
St.2
St.3
St.4
St.5St.6
St.7
St.8
St.9
St.10
新港地区
新川地区
防波堤(沖南)
防波堤(西)
防波堤(沖西)
【注意】
ここで用いた解析手法は、
同じ方法で観測している地点において、
相対的に比較できるものである。
N
0 1000m
【St.6設置状況】
【水温 30℃を超えた時間(単位:日)】月別・年別集計結果
防波堤(外):建設中
0 5
10 15 20 25 30
st.1 st.2 st.3 st.4 st.5 st.6 st.7 st.8 st.9 st.10
30℃を超えた時間
(単位:日
) 【5月】
2007 2008 2009 2010 2011 2012
0 5
10 15 20 25 30
st.1 st.2 st.3 st.4 st.5 st.6 st.7 st.8 st.9 st.10
30℃を超えた時間
(単位:日
) 【6月】
0 5
10 15 20 25 30
st.1 st.2 st.3 st.4 st.5 st.6 st.7 st.8 st.9 st.10
30℃を超えた時間
(単位:日
) 【7月】
0 5
10 15 20 25 30
st.1 st.2 st.3 st.4 st.5 st.6 st.7 st.8 st.9 st.10
30℃を超えた時間
(単位:日
) 【8月】
0 5
10 15 20 25 30
st.1 st.2 st.3 st.4 st.5 st.6 st.7 st.8 st.9 st.10
30℃を超えた時間
(単位:日
) 【9月】
0 5
10 15 20 25 30
st.1 st.2 st.3 st.4 st.5 st.6 st.7 st.8 st.9 st.10
30℃を超えた時間
(単位:日
) 【10月】
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
未測
各地点で観測の開始・終了・継続の時期が異なるため、 観測のない月は「未測」とした。
7
【サンゴ礁群集調査】水質調査:塩分の連続観測(新港地区では H23d から実施)
塩分の連続観測結果
台風 17号(1217)の影響による降雨で、海域全体の塩分が低下(変動)
地点間で比較すると、St.9で塩分の変動が大きかった
石垣港湾事務所
St.1
St.2
St.3
St.4
St.7
St.8
St.9
St.10
新港地区
新川地区
防波堤(沖南)
防波堤(西)
防波堤(沖西)
N
0 1000m 【塩分の連続観測結果】期間中の潮位・降水量・気温も併せて整理
0
50
100
150
200
9/24 9/25 9/26 9/27 9/28 9/29 9/30 10/1 10/2 10/3 10/4 10/5 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10
潮位
[cm
]
【潮位:石垣】気象庁H.P.潮汐観測資料参照 潮位
25
26
27
28
29
30
25
27
29
31
33
35
9/24 9/25 9/26 9/27 9/28 9/29 9/30 10/1 10/2 10/3 10/4 10/5 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10
tem
p[℃
]
Sal[p
su]
【st.8】 Sal[psu] temp[゚C]
25
26
27
28
29
30
25
27
29
31
33
35
9/24 9/25 9/26 9/27 9/28 9/29 9/30 10/1 10/2 10/3 10/4 10/5 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10
tem
p[℃
]
Sal[p
su]
【st.9】 Sal[psu] temp[゚C]
25
26
27
28
29
30
25
27
29
31
33
35
9/24 9/25 9/26 9/27 9/28 9/29 9/30 10/1 10/2 10/3 10/4 10/5 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10
tem
p[℃
]
Sal[p
su]
【st.10】 Sal[psu] temp[゚C]
20 22 24 26 28 30 32 34 36
0 5
10 15 20 25 30 35 40
9/24 9/25 9/26 9/27 9/28 9/29 9/30 10/1 10/2 10/3 10/4 10/5 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11
気温
(℃)
降水量
(mm
/hou
r)
【1時間毎の気象データ:石垣気象台】 降水量 気温
防波堤(外):建設中
【塩分の地点間比較】 ※エラーバーは最大と最小
25
27
29
31
33
35
st.8 st.9 st.10
Sal[p
su]
観測期間:2012.9.24-10.10
平均値(psu)
【塩分】 st.8 st.9 st.10設置水深D.L.(m) -2.9 -1.1 -0.6最高値(psu) 34.4 34.3 34.4最低値(psu) 31.3 28.5 31.2平均値(psu) 34.1 33.9 34.1
【St.9設置状況】
台風 17号 (1217)接近
8
0%
20%
40%
60%
80%
100%
直後 4ヶ月後 1年後 【H23d移植:沖南港外側】
消失
死滅
死亡部分75~100%未満
死亡部分50~75%未満
死亡部分25~50%未満
死亡部分25%未満
0%
20%
40%
60%
80%
100%
直後 5ヶ月後 1年後 2年後 【H22d移植:共生護岸(-4m)】
消失
死滅
死亡部分75~100%未満
死亡部分50~75%未満
死亡部分25~50%未満
死亡部分25%未満
0%
20%
40%
60%
80%
100%
直後 5ヶ月後 1年後 2年後 【H22d移植:共生護岸(-3m)】
消失
死滅
死亡部分75~100%未満
死亡部分50~75%未満
死亡部分25~50%未満
死亡部分25%未満
0%
20%
40%
60%
80%
100%
直後 5ヶ月後 1年後 2年後 【H22d移植:沖南港外側】
消失
死滅
死亡部分75~100%未満
死亡部分50~75%未満
死亡部分25~50%未満
死亡部分25%未満
0%
20%
40%
60%
80%
100%
直後 3ヶ月後 1年後 2年後 3年後 【H21d移植:沖南港外側】
消失
死滅
死亡部分75~100%未満
死亡部分50~75%未満
死亡部分25~50%未満
死亡部分25%未満
0%
20%
40%
60%
80%
100%
直後 1ヶ月後 1年後 2年後 3年後 4年後 【H20d移植:沖南港外側】
消失
死滅
死亡部分75~100%未満
死亡部分50~75%未満
死亡部分25~50%未満
死亡部分25%未満
【追跡調査】H20d,H21d,H22d,H23d 実施移植サンゴの生残・成長の状況 石垣港湾事務所
0 1000m
【移植サンゴの成長・魚類の食害・死滅の様子】水中写真
地点図①
地点図②
地点図③
地点図④
地点図⑤
地点図⑥
【地点図】
①20d:-9m 岸壁より 39 群体
②21d:共生護岸工事個所より 216 群体
③22d:ケーソン仮置き場より 133 群体
⑤22d(-4m):共生護岸工事個所より 117 群体(仮置後)
④22d(-3m):共生護岸工事個所より 112 群体(仮置後)
移植(固定)後 1年目を中心に各移植を比較する
沖南港外側(H21d)は採取・固定方法の影響と考えられる死滅があったため、H22dについては採取・固定方法を改善し、生残率 80%以上であった
生物共生護岸(H22d)は、沖南と比較して生残率が低い 【要因】:魚類の食害が考えられる ⇒D.L.-3m平場では 26%が魚類の食害を受けていた
魚類の食害
を受けた
群体の割合
魚類の食害
を受けた
群体の割合
魚類の食害
を受けた
群体の割合
⑥23d:-9m 岸壁より 56 群体
採取・固定
方法の影響と
考えられる。
魚類の食害
を受けた
群体の割合
採取・固定
方法の改善
⇒80%↑生残
H20.12.2
H23.9.7
H24.9.25
H23.2.1
H23.9.9
H24.9.26
H23.2.2
H23.8.19
H24.9.27
H23.2.2
H23.8.19
H24.9.27
H20 沖南ハナバチミドリイシ
良好であったが死滅
H22 沖南ニオウミドリイシ
良好(上方向に成長)
H22 共生スギノキミドリイシ
魚類の食害で縮小
H22 共生サボテンミドリイシ
良好(水平方向に成長)
13%
52%
44%
6%
26%
7%
2%
9
時期 移植群体数 追跡調査状況成長状況
移植時と比較して
H20移植 防波堤 39群体 【計測・生残確認】 増加↑
(沖南) :全群体 (H21以降)H21移植 防波堤 216群体 【計測】 増加↑
(沖南) :調査用50群体【生残確認】
:全群体
H22移植 防波堤 131群体 【計測・生残確認】 増加↑
(沖南) :全群体
共生 【-3m区間】 【計測・生残確認】 減少↓護岸 :112群体 :全群体
【-4m区間】 【計測・生残確認】 減少↓ :117群体 :全群体 (昨年と比較して
やや増加↑)
H23移植 防波堤 56群体 【計測・生残確認】 やや増加↑
(沖南) :全群体
【成長状況の解析手法】:生存面積の合計値の推移
各追跡調査までに生残していた移植サンゴについて、
サンゴ群体を2次元の楕円と考えて、 水平方向の距離(短径と長径)を用いて面積を求めて合計し、その推移をみた。
⑥
場所
①
②
③
④
⑤
【追跡調査】移植サンゴの成長と食害について (H22d 移植サンゴ(沖南と共生護岸を比較して)) 石垣港湾事務所
0 1000m
【今年度実施した追跡調査一覧と成長状況】
【地点図】
①20d:-9m 岸壁より 39 群体
②21d:共生護岸工事個所より 216 群体
③22d:ケーソン仮置き場より 133 群体
⑤22d(-4m):共生護岸工事個所より 117 群体(仮置後)
④22d(-3m):共生護岸工事個所より 112 群体(仮置後)
移植サンゴの生存面積の推移と食害状況
沖南防波堤への移植サンゴ:生存面積合計値(増加↑) 生物共生護岸への移植サンゴ:生存面積合計値(減少↓) 沖南防波堤と生物共生護岸の移植サンゴを比較すると、生物共生護岸の移植サンゴで魚類による食害が多く確認された(齧られて群体が縮小した)
食害を受けたサンゴ群体数は、年々減少している
⑥23d:-9m 岸壁より 56 群体
0.00.51.01.52.02.53.03.54.04.55.05.5
H22.8 H23.2 H23.8 H24.10
生存面積の合計
(m2 )
【H22共生護岸】-4.0m区間
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5
ハナヤサイサンゴ 卓状ミドリイシ
散房花状ミドリイシ 枝状ミドリイシ
アナサンゴモドキ キクメイシ
その他 ソフトコーラル
合計
0%20%40%60%80%100%消失 死滅オニヒトデによる食害 貝類による食害魚類による食害 食害なし
【生残状況と食害状況(割合)】 【生存面積の合計(㎡)の推移】
0.00.51.01.52.02.53.03.54.04.55.05.5
H22.8 H23.2 H23.9 H24.9
生存面積の合計
(m2 )
【H22沖南防波堤】
0.00.51.01.52.02.53.03.54.04.55.05.5
H22.8 H23.2 H23.8 H24.10
生存面積の合計
(m2 )
【H22共生護岸】-3.0m区間
0%
20%
40%
60%
80%
100%
H22.8 H23.2 H23.9 H24.9
直後 5ヶ月後 1年後 2年後
【H22沖南防波堤】
0%
20%
40%
60%
80%
100%
H22.8 H23.2 H23.8 H24.10
直後 5ヶ月後 1年後 2年後
【H22共生護岸】‐3.0m区間
0%
20%
40%
60%
80%
100%
H22.8 H23.2 H23.8 H24.10
直後 5ヶ月後 1年後 2年後
【H22共生護岸】‐4.0m区間
10
石垣港湾事務所
1m間隔の等深線
【新港地区人工島護岸】
-6.0
-5.0m
-4.0
-7.0
-8.0m
-9.0m-7.0m
-7.0m
-6.0m-5.0m-4.0m
-3.0m
-2.0m
-6.0m
-5.0
D.L.-4.0m区間 D.L.-3.0m区間 移植区間 1:10m 移植区間 2:10m
H22dサンゴ仮置き場
N024°20′01.09″E124°09′20.91″
N024°20′02.08″ E124°09′18.65″
移植区間 1基点 移植区間 2基点
-5.0
-1.0
【今年度の生物共生護岸周辺の状況】仮置きサンゴ,移植した仮置きサンゴの状況 石垣港湾事務所
N024°20′01.89″E124°09′19.51″
N024°20′01.31″ E124°09′20.54″
H23dサンゴ仮置き場
【仮置きサンゴの状況】H22d 仮置き分(-4.0m 平場) 【仮置きサンゴの状況】H23d 仮置き分(-3.0m 平場)
D.L.-4.0m区間移植サンゴ D.L.-3.0m区間移植サンゴ
生物共生護岸の状況(今年度)
【仮置きサンゴ移植】H21dに仮置きしたサンゴを取り外して H22dに移植区間 1 と 2にそれぞれ運搬・固定(合計 229群体) ⇒今年度は追跡調査を実施
【サンゴ仮置き】 H22dに平場(-4.0m)にサンゴ仮置き、H23dに平場(-3.0m)にサンゴ仮置き ⇒今年度は状況を確認し、修繕を行った
H22.8.18採取分(H23.2.4移設)
H23.2.4採取・仮置き分
H22d仮置き(緑ハッチ)、 H23d仮置き(黄ハッチ)ともに 実際の配置と同様に写真を並べた
活着している様子
11
石垣港湾事務所
【サンゴ移植】岸壁(-9.0m)予定地 ⇒防波堤(沖南):104 群体の移植を実施
新港地区
新川地区
防波堤(沖南)
防波堤(西) 防波堤(沖西)
石垣港湾事務所
0
10
20
30
40
50
ハナヤサイサンゴ科
卓状ミドリイシ
散房花状ミドリイシ
樹枝状ミドリイシ
アナサンゴモドキ属
キクメイシ科
その他
ソフトコーラル
群体数
【H24.10防波堤(沖南)サンゴ移植】
>60cm
30-60cm
10-30cm
104 群体を移植
防波堤(外):建設中
サンゴ移植実施数量
移植元 : 岸壁(-9.0m)予定地
移植先 : 防波堤(沖南)港外側 ⇒104群体の移植を実施
移植
【固定する場所の掃除】
【移植サンゴの状況】
【採取状況】 【採取した部分】 【採取したサンゴの集約】
【強い紫外線対策】
【こまめに換水】
【移植先へ運搬】
【固定する場所に並べる】
0 1000m
N