平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 · 4...

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平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 実施報告書 SPORTS TOUR ISM OKINAWA

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Page 1: 平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 · 4 1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」 (1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像

平成24年度

スポーツ・ツーリズム戦略推進事業

実施報告書

SPORTS TOURISM OKINAWA

Page 2: 平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 · 4 1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」 (1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像

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<目次>

1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」

(1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4P (2)沖縄観光の現状と課題と、スポーツ・ツーリズムの価値・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5P

(3)沖縄におけるスポーツ・ツーリズム推進のゴールイメージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6P (4)本事業を実施するにあたっての基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7P (5)プロジェクト推進体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8P

2.スポーツ・ツーリズムモデル事業の公募

(1)公募資料の作成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9P (2)公募の実施内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18P

3.スポーツ・ツーリズム実施委員会の設置・運営

(1)実施委員会の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20P (2)第1回実施委員会の開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21P (3)第2・3回実施委員会の開催・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22P

(4)モデル事業の採択・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24P (5)モデル事業の採択(追加公募)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28P

4.スポーツ・ツーリズムモデル事業に対する支援

(1)モデル事業の支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32P (2)Webサイトを活用した広報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33P (3)動画や静止画素材のストックによる今後の広報活動素材の確保・・・・・・・・・・・・・・・34P (4)作成ツール関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35P (5)広告掲載(Web リスティング)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36P (6)広告掲載(スポニチ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37P (7)広告掲載(雑誌広告など)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38P

5.スポーツ・ツーリズムモデル事業に係る効果測定

(1)効果測定実施概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39P (2)各モデル事業調査結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43P

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6.採択モデル事業ダイジェスト

採択事業者 実績一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P46 (1)第 56 回全国サイクリング大会 2012 in OKINAWA 琉球ダイナミックライド・・・・P47 (2)石垣島アースライド 2012・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P52 (3)アジアジュニア親善ゴルフ大会 in 沖縄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P56 (4)古宇利島プレミア EKIDEN ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P61 (5)第2回マリンカップ in 沖縄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P65 (6)第 15 回国際トロピカルカップ国際少年サッカー大会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P69 (7)宜野湾市長杯 オキナワビッグフィッシングトーナメント 2013・・・・・・・・・・・・・・・P73 (8)沖縄草野球キャンプ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P77 (9)YOGA ISLAND 2013 in OKINAWA ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P82

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1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」

(1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像

平成 24 年度の沖縄県における「スポーツ・ツーリズム戦略推進事業」を実施するにあたり、昨

年度の事業実施内容に加え、沖縄のスポーツ・ツーリズムの方向性と、国が主導をして推進をし

ている「スポーツ・ツーリズムの推進基本計画」や JSTA(日本スポーツツーリズム推進機構)

の方向性をふまえ、それらのノウハウや資源を活用しながら、活動を行った。

そのうえで、本事業では、モデル事業の公募、実施委員会の設置・運営、モデル事業に対する

支援や調査を行い、定着化を目指して拡大をさせていくべきスポーツや、沖縄ならではの魅力を

活用して発信がしていけるニュースポーツのそれぞれにおいてモデル事業を選定し、将来的なス

ポーツ・ツーリズムの定着化、スポーツ・ツーリズムによる沖縄観光の発展に寄与をしていくこ

とを目指す。

日本全体の動き

「 スポーツ・ ツーリズム推進連絡会議」 開催

「 スポーツツーリズム推進基本方針」 策定日本のスポーツツーリズムの推進連携組織

としてのJ S T A の立ち上げ

さいたまや関西など、 スポーツコミ ッ ショ ンや地域での連携組織が産声をあげている

沖縄のスポーツ・ ツーリズムの取り組み

■ 「 スポーツツーリズム沖縄実行委員会」 の立ち上げ

■ スポーツ・ ツーリズムの推進を図るためのモデル事業の選定

沖縄の地域特性を行かせる高付加価値で長期滞在型の新たな観光メ ニューとして、 ス

ポーツの活用により観光を推進、 活性化する

平成2 2 年度から沖縄に適合したスポーツ・ ツーリズムのあり方や必要施策の検討を行い、 その実現戦略の構築と 、 スポーツ・ ツーリズムの定着化を図ることを目的に事

業を選定

そして、 今年度の更なるスポーツ・ ツーリズムの推進策

平成2 4 年度スポーツ・ ツーリズム戦略推進事業

これまでの2 年のモデル事業の実績を元に、 沖縄に適合したスポーツ・ ツーリズムの推進

を図るためのモデル事業を選定し、 スポーツツーリズムに関わる取り組みを支援する。

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1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」

(2)沖縄観光の現状と課題と、スポーツ・ツーリズムの価値

沖縄における観光拡大の課題として、オフとピーク期の格差があることや、新たな顧客を獲得

していく必要性などが挙げられるが、スポーツ・ツーリズムを推進していくことで、これらの課

題に対する成果があることが、昨年の事業により見えてきている。

上記の結果にあるように、スポーツ・ツーリズムの推進により、国内外を対象に閑散期の誘客

要因を産み出すことが可能であり、新規沖縄旅行者獲得や、リピーター化による集客を目指して

いくことが出来る。また、スポーツにより滞在日数が増加し、消費額が増えることでの地域経済

効果も見逃せない要素であると考える。

今年度の事業実施においても、これらの要素を踏まえて、事業選定を行い昨年度のデータを踏

まえた効果測定を行うことで連続性のある事業実施を行う。

79.7%

2回目

27.4%

3回目

14.5%

4回目以上

23.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

スポーツツーリズム

沖縄県観光客全体

■調査結果抜粋

38.5%

24.0%

20.4%

7.1%

6.0%

4.0%

12.3%

21.6%

23.8%

19.6%

17.7%

5.0%

0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0%

10・20代

30代

40代

50代

60代

70代以上

スポーツツーリズム 沖縄県観光客全体

27,048

19,609

12,353

7,232

8,958

17,035

14,506

12,769

11,142

5,448

0 20000 40000 60000 80000

スポーツツーリズム

沖縄県観光客全体

宿泊費 県内移動費 土産・買い物 飲食 娯楽・入場など

【 観光消費額】

【 リ ピーター率】

【 年代別構成比】

観光消費額の増加

新たな沖縄ファンの獲得

若年層の旅行者増加

スポーツによる滞在日数の増加や、 大会参加やアクティ ビティ による施設・ 入場費の消費が増えることで、 冬季の観光関係の消費金額を1 1 ,9 1 4 円上回る消費額が算出されました。

※平成2 2 年度冬季消費額

沖縄観光の平均新規来沖者が2 0 . 3 %であったのに対し昨年度のスポーツ・ ツーリズム事業における新規来沖者は3 4 . 4 %であり 、 スポーツを通じての、 新たな沖縄

ファンの獲得が得られることが判りました。

沖縄観光全体と比較をすると 、 スポーツツーリズムでは、 1 0 , 2 0 代の旅行者が約3 倍に増えており 、 若年層の沖縄旅行者が獲得出来るという 効果が見えました。

各調査結果分析は、 昨年度事業のアンケート 分析結果と 、 沖縄県の平成2 2 年度観光統計実態調査

の結果を比較して算出をしており ます。

初沖縄来訪者

初沖縄来訪者

34.4%

20.3%

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1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」

(3)沖縄におけるスポーツ・ツーリズム推進のゴールイメージ

沖縄における、スポーツ・ツーリズムのゴールイメージは、沖縄ならではのスポーツが楽しめ

る、より目的型の観光地の実現にあると考える。その姿として、「スポーツ・ツーリズム・アイラ

ンド OKINAWA」を目指していく。

そのために、現在沖縄県ではスポーツアイランド事務局(スポーツコミッション)の設立が検

討をされているが、大会や合宿などの受入環境の整備や大会の誘致だけでなく、沖縄の既存の魅

力を活用してのコンテンツの拡大を行い、それらの魅力を活用しての沖縄のスポーツツーリズム

ブランドの生成と市場合意形成が欠かせないと考える。

沖縄スポーツ・ツーリズムの拡大に向けては、主に受け入れ環境整備を担うスポーツコミッシ

ョン機能に加えて、コンテンツ強化と情報発信を継続して行っていくことが必要である。

スポーツ・ ツーリズム アイランド OKI NAW A

そのためには、 受入環境整備とコンテンツ強化、 情報発信が必要

-スポーツ・ ツーリズムとは-

スポーツによる更なる観光振興、 地域経済、 雇用なども含めた地域活性化の起爆剤

全体事業 受入事業 ブランディ ングプロモーショ ン

規制緩和、人材育成、環境整備、ボランティアの管理など、スポーツツーリズム推進の基盤となる事業

県内各市町村や、各種スポーツ団体などを繋ぎ、大会・合宿開催などに対するワンストップサービスの提供

スポーツを通じ、冬季をはじめとしたビーチシーズン以外の沖縄の魅力を共通のイメージで訴求する

メディアや広告、Webなどの手法を活用し、スポーツを楽しむ沖縄旅行や、沖縄の大会・合宿の情報を伝達

沖縄のスポーツ・ ツーリズム発展の上でこれらを取り纏めて一体的に推進していく 組織の必要性

( スポーツコミ ッ ショ ン機能の検証)

受入環境整備 情報発信

沖縄スポーツツーリズム推進戦略の策定

閑散期誘客/スポーツによるリ ピート /新規沖縄旅行者獲得/滞在日数増加/地域経済消費効果 拡大を目指す

スポーツを目的とした観光客の増加/大会、 合宿、 キャ ンプの誘致、 開催

スポーツ・ ツーリズム アイランド OK I N A WA 形成のための

コンテンツ強化

スポーツ振興

沖縄の自然環境や気候、歴史文化、観光インフラなどを活かした、沖縄ならではのスポーツコンテンツ強化の推進

沖縄で行うスポーツの具体例作り

スポーツ・ツーリズムアイランド形成のために取り組むべき全体像

スポーツをしに沖縄に、 という 気運醸成気候や自然環境など、 沖縄の価値伝達

スポーツを楽しめる環境作り合宿・ 大会が開催しやすい設備と体制

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1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」

(4)本事業を実施するにあたっての基本方針

本事業を実施するにあたり、以下の基本方針を策定した。

基本方針では、沖縄のスポーツ・ツーリズムの拡大を行うためのコンテンツとして様々な種類

のスポーツの選定を行い、今後のスポーツ・ツーリズム推進の可能性を広げたほか、沖縄スポー

ツ・ツーリズムの総合力をそれらのコンテンツを活用して発信していくための広報活動も行って

いくことで、より幅広いターゲットに対して沖縄のスポーツが持つ価値と、亜熱帯の暖かさによ

る冬季のスポーツ環境を訴えて行くことを行った。

【平成24年度スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の基本方針】

1、沖縄の持つ「観光力」を活用した事業を採択

沖縄の持つ自然環境や気候、観光インフラなどの「観光力」を活用することで輝きを放つ、優位

性のあるスポーツ(サイクリング、マラソン、ゴルフ)と、新たな魅力開発に繋がるニュースポ

ーツの両方の視点にて、沖縄ならではの感動があるコンテンツを支援する

→沖縄ならではの魅力を加味し定着化されつつある、優位性のあるスポーツを選定

→ニュースポーツでは、沖縄空手やハーリーなどの伝統スポーツを重視

2、沖縄観光の課題解決に向けた事業実施と効果測定

沖縄が持つ観光誘客の課題を解決するためのスポーツ・ツーリズムの価値に着目し、新規沖縄フ

ァンの獲得やオフ期の誘客、消費による経済効果、などのポイントをふまえた事業の募集を行い、

受入環境も含めた効果測定の重要項目として調査、分析を行なう

→閑散期の、「スポーツによる誘客」という視点で効果測定を実施

→満足度調査による、受入環境や各事業の成功要因、課題を精査

3、沖縄スポーツ・ツーリズムの総合力を発信

各事業内容の集客に寄った告知だけでなく、沖縄でそのスポーツを行う理由や価値の広報を行う。

また、ブランディング視点のメッセージを加えることで沖縄の価値を伝えながら各事業への誘客

を実現する

→各事業を共通の枠組みで情報発信を行うことでの誘客効果

→沖縄スポーツツーリズムの価値伝達につながる広報の実施

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1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」

(5)プロジェクト推進体制

プロジェクト推進体制として、昨年同様、スポーツを軸にした誘客を行ってきた実績を持つ JTB沖縄と、国土交通省観光庁にてスポーツ・ツーリズム事業実施実績を持ち JSTA の活動の基軸を

担っている JTB コミュニケーションズによる連携を軸に、推進体制を構築した。

【JTB 沖縄】

■沖縄観光振興への取組

既存の旅行業に加え、沖縄への地域観光資源を活用した旅行商品化や観光を切り口とした地域活

性を行うことにより、沖縄県観光産業全体の発展を目指している

■着地型観光の展開

スポーツ、文化イベント等の運営から旅行商品化、沖縄着地観光サイトの運営など地域に根ざし

た多彩な着地型メニューの開発を行っている

【JTB コミュニケーションズ】

■スポーツ・ツーリズムの知見

2010年以降、国のスポーツ・ツーリズムに関 する業務を行い、観光庁の「スポー ツ・ツーリ

ズム推進基本方針」の作成やその後のプロジェクト推進に寄与。

■観光庁や中央人材ネットワーク

スポーツ・ツーリズム推進連絡会議や専門家を集めてのワーキングチームやシンポジウムなど、ス

ポーツ・ツーリズムのネットワークを確立。

■地域活性コミュニケーション力

沖縄県をはじめ全国で旅を軸にしたコミュニケーション力を発揮し各種地域活性化事業を展開。

■JSTA 事務局としての情報力

JSTAコアメンバーとして立ち上げから活動の中心なっている。活動の方向性策定や、全国か

ら集まる情報集約などを実施。

J T B沖縄 J T Bコミ ュニケーショ ンズ

■沖縄観光振興への取組

■着地型観光の展開と細やかな

県内地域との連携

■スポーツ・ ツーリズムの知見

■観光庁や中央人材ネッ ト ワーク■地域活性コミ ュニケーショ ン力■J S T A 事務局としての情報力

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2.スポーツ・ツーリズムモデル事業の公募

(1)公募資料の作成

公募を行なうにあたり、今年度新たに加わった特定種目枠とニュースポーツツーリズム枠のそ

れぞれの公募要領の内容整理を行いつつ、昨年度の事務局運営実績をもとに、昨年の公募要領を

ベースとして活用することで、沖縄観光の発展に有効な継続的で高い経済効果が期待できる事業

を広く募集できるよう、公募要領の作成~公募開始~応募書類の受付までを迅速に運営した。

【公募要項作成のポイント】

■ 事業の基本方針を明記し、求める事業要素を明らかにする

■ 特定種目枠、ニュースポーツツーリズム枠それぞれ個別の公募要領を作成する

■ 中間報告や最終報告資料の提出、アンケートの回収などの業務内容を明記する

また、公示~提案受付までのフローを以下の形で整理を行い、公示説明会においても、募集要領

の内容に加え、本事業の目的を改めて説明を行った。

【提案受付等のフロー】

事業の基本方針を記載しつつ、特定種目枠とニュース

ポーツツーリズム枠それぞれで期待する基準を記載し

た公募要領を作成

沖縄県HPにて公示

会場設営、資料準備、事業説明、応募にあたっての

ガイドライン説明

書類の確認、申請書の受理、質問の受付及び回答

各事業者からの提出書類の受取

公募要領公募要領の作成の作成(7月17日~20日)(7月17日~20日)

公募の告知公募の告知(7月18日)(7月18日)

公募説明会の実施公募説明会の実施(7月25日)(7月25日)

日時:平成24年7月25日(水)午前10時~場所:沖縄県庁11階

第1・第2会議室

応募申請書・質問の受付応募申請書・質問の受付(7月20日~8月3日)(7月20日~8月3日)

応募書類・事業計画書の受付応募書類・事業計画書の受付(8月7日)(8月7日)

公募要領公募要領の作成の作成(7月17日~20日)(7月17日~20日)

公募の告知公募の告知(7月18日)(7月18日)

公募説明会の実施公募説明会の実施(7月25日)(7月25日)

日時:平成24年7月25日(水)午前10時~場所:沖縄県庁11階

第1・第2会議室

応募申請書・質問の受付応募申請書・質問の受付(7月20日~8月3日)(7月20日~8月3日)

応募書類・事業計画書の受付応募書類・事業計画書の受付(8月7日)(8月7日)

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【公募要領】特定種目枠

平成 24 年度「スポーツ・ツーリズム戦略推進事業(モデル事業実施業務)」応募要領

(特定種目枠/サイクリング、マラソン、ゴルフ)

本事業は、平成 22 年度に策定したスポーツ・ツーリズム戦略の具体的な推進を促すモデル事業

として、これまでの2年間に実施した成果をもとに、スポーツをテーマに民間等が主体的に取り

組む新たなスポーツ・イベントやスポーツを活用した旅行メニューの開発、プロモーションの実

施等、各種プロジェクトについて企画提案を公募し、その立ち上げを支援することで沖縄におけ

るスポーツ・ツーリズムの定着化を図ることを目的とする。

提案されたプロジェクトは、沖縄県が設置する、有識者で構成するスポーツ・ツーリズム審査

選定委員会において、支援するモデル事業を選定し、沖縄県からの委託事業として実施する。

1 主催及び連絡先

(1)主 催:沖縄県

(2)連絡先:沖縄スポーツ・ツーリズム戦略推進事業事務局(株式会社 JTB 沖縄内)

永見(ながみ)、小橋川(こばしがわ)、羽地(はねじ)、川杉(かわすぎ)

〒900-0006 沖縄県那覇市おもろまち 4-19-30

e-mail [email protected]TEL 098-860-1588 FAX 098-861-1308※連絡の際の件名は「ST戦略推進事業(モデル事業/特定種目)」とすること。

※事務局への問合せや連絡事項は上記メールを原則とする。

※事務局の電話回線は 7 月 24 日(火)より開通いたします。

2 応募の主体

沖縄におけるスポーツ・ツーリズム推進に取り組む以下の団体。

①法人

②地方公共団体(市町村、一部事務組合等)

なお、①が応募する場合であって、提案するプロジェクトの内容に、地方公共団体の予算事業

を含む場合、又は地方公共団体から支援を受けて行う取り組みを含む場合には、関係する地方公

共団体における当該予算事業の概要及び地方公共団体における担当部署に関する書類等を添付す

ることとする。

また、複数の団体が実施主体となる場合には、協議会・実行委員会等を設置して応募すること

ができる。その場合、委託契約の相手方となる者、協議会等の規約(意思決定方法、会計管理方

法等を含む)、役割分担等を明らかにすること。

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【公募要領】特定種目枠

3 募集するプロジェクト

これまでの2年間に実施した事業成果から、沖縄の持つ観光力を活用した優位性があり、定着

化が見込まれるスポーツとして「サイクリング」「マラソン」「ゴルフ」をテーマとし、民間等が

主体的に取り組む下記のプロジェクトを募集する。

(1)イベントの新規創設

(2)既存イベントに付加される新しい取組

(3)旅行メニューの開発

(4)プロモーション

(5)情報発信

(6)その他スポーツ・ツーリズムの推進に寄与するもの

なお、1提案者(複数の事業体で事業を実施する場合は1企業共同体)あたり1提案とする。

原則として、新規イベント等を助成対象とする。既存事業やイベントなどで応募する場合は、

本事業主旨に合致した新しい取組や事業を付加したもので提出をすること。

募集するプロジェクトの期間は、2012 年 9 月 1 日(土)から原則として 2013 年 2 月 28 日(木)

とする。

4 助成対象経費の範囲

モデル事業の実施に直接必要なソフト面の経費。

人件費 職員人件費

謝金 委員謝金、専門家謝金、講師謝金

旅費 委員旅費、専門化旅費、講師旅費、職員旅費

事業費 会議費、会場借料、会場設営費(イベント開催のための一時的なもの)、印刷製本費、

資料購入費、資料作成費、燃料費、通信運搬費、広告宣伝費、食糧費、消耗品費、雑

役務費、デザイン料、原稿料、通訳料、保険料、事務補助員賃金、アルバイト料、委

託費、設備の賃貸料及び保守料、プロバイダー使用料、ホームページ作成費、回線使

用料

【※対象とならない経費の具体例】

(1)施設整備など、いわゆるハード整備

(2)実施期間内(採択から原則として 2013 年 2 月 28 日(木)まで)に実施されない活動に係

る経費

(3)提案内容のうち、既に国等により別途、補助金、委託費等が支給されているもの、あるい

は支給が予定されているものがある場合には、当該部分については支援の対象外となる。

(4)事業運営に直接必要と思われない経費は支援の対象外となる。

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【公募要領】特定種目枠

5 委託金額

モデル事業における委託金額は、1件あたりの上限を 21,000 千円、総事業費の2/3の範囲

内とし、採択件数を含め予算及び申請状況を勘案し調整する。

ただし、収入については、総事業費から差し引いた上で、委託金額を算出することから、収入

については、適切に算定すること。

6 実施体制

(1)モデル事業は、原則として受託者が自ら行うこととする。

(2)受託者以外の者がモデル事業の一部を受託することも可能とするが、その場合は、受託者

は沖縄県からあらかじめ承認を得ること。

(3)協議会・実行委員会による提案の場合は、応募の際に示した構成員の役割分担の範囲内で、

構成員に対し、再委託することができる。

7 応募の手続き

(1)応募要領等の配布:沖縄県公式webサイトへの掲載

ア 掲載期間:平成 24 年 7 月 20 日(金)~8 月 7 日(火)

イ 掲載場所:沖縄県公式webサイトの「公募・入札」または「スポーツ振興課」サイト

(2)応募説明会(応募資格のある者のみ)

ア 開催日時:平成 24 年 7 月 25 日(水)午前 10 時~

イ 開催場所:沖縄県庁 11 階 第1・第2会議室

ウ 参加申込:

別紙「出席申込書【様式1】」を平成 24 年 7 月 24 日(火)午後 3 時までに、1(2)

に定める連絡先あて開封確認付きメールへの添付により提出。

※説明会への参加は、応募の要件ではない。

※会場の都合上、1団体あたり1名以内の参加とする。

※当日は、本応募要領等を印刷のうえ持参のこと。(説明会では資料配付は行わない。)

(3)応募申請書の提出期間及び応募に係る質問事項の受付期間(応募資格のある者のみ)

ア 申請書提出期間:平成 24 年 7 月 20 日(金)~8 月 3 日(金)午後 5 時

※8(2)で定める【様式2】により、1(2)に定める連絡先あて、郵送、FAXま

たはメールにより提出のこと。ただし、郵送の場合は到着確認が可能な手段をとるも

のとし、提出期限内に到着すること。

イ 質問事項受付期間:平成 24 年 7 月 20 日(金)~7 月 27 日(金)午後 5 時

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【公募要領】特定種目枠

※8(10)で定める【様式 10】により、1(2)に定める連絡先あて、開封確認付きメールに添付して提出のこと。

※回答は、スポーツ振興課ホームページにおいて随時掲載する。最終回答は平成 24年 7月 31日(火)午後5時までに掲載する。

(4)企画提案書及び応募書類等の提出期限

ア 提出期間:平成 24年 8月 6日(月)、8月 7日(火) 午前 10時~午後 5時イ 提出場所: 沖縄県庁 9階第5会議室

〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2※ 郵送の場合は、〒900-0006 沖縄県那覇市おもろまち 4-19-30 沖縄スポーツ・ツーリズム戦略推進事業事務局((株)JTB沖縄内)まで

上記に定める連絡先あて持参または郵送により提出のこと。ただし、郵送の場合は到着確認

が可能な手段をとるものとし、提出期限内に到着すること。

ウ 提出書類:8に定める書類のうち【様式3】~【様式9】

エ 提出部数:15部

8 提出書類等

(1)企画提案公募説明会 出席申込書・・・【様式1】 ※メールにて送付のこと

(2)企画提案応募申請書・・・【様式2】

(3)企画提案書・・・・・・・【様式3】

ア 全体でA4サイズ、10ページを超えないものとし、powerpoint 等で作成の場合には、様式3の記載項目を全て満たすこと。

イ A3サイズで一部ページを作成することを認めるが、その場合はA4サイズ2ページ分

としてカウントをする。

(4)エントリーシート・・・・【様式4】

企画の概要と選考基準に該当するポイントを抜粋したエントリーシートを提出す

ること

(5)会社概要(組織図、業務内容、資格等)・・・【様式5】

(6)収支予算計画書・・・・・・・・・【様式6】

経費の積算項目については、以下の内容で提出すること。

①人件費(研究員等)

②報償費(委員会委員の謝金)

③旅費(調査旅費、委員会委員の旅費等) ④印刷製本費

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【公募要領】特定種目枠

⑤通信運搬費(郵便料等)

⑤賃借料(会場借料等) ⑥役務費(調査アルバイト)

⑦その他(上記費目以外の必要な経費を随時追加)

⑨一般管理費、消費税

(注1)各積算費目の単価と内訳を記載すること。

(注2)この事業を実施するにあたっての一切の費用を積算すること。

(注3)項目等を満たせば、別途エクセルファイル等で作成可とする。

(7)スケジュール表・・・・・【様式7】

本様式以外の様式での作成も可とする。その場合には、【様式7】と明記すること。

(8)執行体制・・・・・・・・【様式8】

本様式以外の様式での作成も可とする。その場合には、【様式8】と明記すること。

(9)実績書・・・・・・・・・【様式9】

(10)質問書・・・・・・・・・【様式 10】 ※メールにて送付のこと

9 提案の選考

(1)沖縄県が設置する、有識者で構成するスポーツ・ツーリズム審査選定委員会において、提

案されたプロジェクトを審査し、支援対象となるモデル事業を選定する。

(2)モデル事業の選考は書面審査を基本とし、委員会及び選考過程は非公開とする。ただし、

必要があると認められる場合にはプレゼンテーション等の二次審査を行う。

(3)選考は、下記の視点を総合的に勘案し実施する。

【事業目的の視点】

スポーツ・ツーリズム戦略推進事業として、スポーツを通じて沖縄の魅力を伝え、国内、

海外からの観光客の誘客に資する事業を選定するため、事業目的の視点として以下の3項目

の選考基準を設ける。

1.沖縄の持つ観光力の活用

沖縄における更なるスポーツ振興につながるとともに、沖縄の豊かな自然・歴史文化な

どを活かしたスポーツの展開や、沖縄に根付いているスポーツ資源の活用など、沖縄の

持つ観光力を活用していること

2.沖縄観光の課題解決

新たな沖縄の魅力発見や滞在動機となることで新しい来沖モチベーションとなることや、

オフ期の集客効果につながり、経済効果が期待できること

また、その種目を実施することによって、沖縄県における更なるスポーツ・ツーリズム

Page 15: 平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 · 4 1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」 (1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像

15

【公募要領】特定種目枠

の定着化や誘客の拡大につながる施策を行っていること

3.沖縄スポーツ・ツーリズムの総合力の情報発信

ニュース性や話題性があり、スポーツを通じての情報発信や報道等により、沖縄が持っ

ているスポーツポテンシャル、沖縄ならではの魅力を国内外に発信するための仕組みや

施策を行っていること

【事業内容の視点】

①新規性・革新性(これまでにない、ユニークな取り組みか)

②市場性(今後もニーズが見込まれる取り組みか)

③国際性(海外の参加者募集や情報発信などがされる取り組みか)

④将来性(将来の持続・発展が見込まれる取り組みか)

⑤波及性(波及効果・相乗効果が見込まれる取り組みか)

⑥主体性(提案者の主体的な取り組みか)

⑦計画性(実現可能な事業計画か)

⑧妥当性(予算計上が適当か)

⑨目標設定(事業効果把握のため目標設定と効果測定手法が設定されているか)

なお、特定種目枠(サイクリング、マラソン、ゴルフ)においては、特定種目の発展と定着化

が見込め、更なる市場の開拓や需要の創出に繋がる取組みであることを重視した選考を行なう。

また、既存事業やイベントなどで応募する場合は、本事業主旨に合致した新しい取組や事業の

内容として追加した項目を、既存の取り組みと分けて企画提案書内に記載すること。

10 モデル事業の内容 モデル事業に助成金の支払いをするにあたり、上記の「事業目的の視点」と「事業内容の視

点」において高い効果が認められる事業であることとともに、以下の内容にも充分な対応力

を有していることを求める。

(1)経費の支払い業務及び関係証拠書類の整理・保管

事前に定められた、助成額と助成可能項目に対する、経費管理と関係証拠書類の整理・保

管を徹底する能力を有すること

(2)企画内容に沿った事業の遂行と中間報告書の提出

提案する企画内容に沿った事業を遂行し、事業の進捗、収支計画などの状況の詳細を記し

た中間報告書を、事務局が指定する期日(月1回程度)に定期的に提出すること。

Page 16: 平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 · 4 1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」 (1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像

16

【公募要領】特定種目枠

(3)参加者アンケートなどの調査業務の実施

20問程度の調査票の作成と印刷を行い、100名以上の参加者や来場者に配布し記入を

促した上で回収をし、集計とデータ化を行うこと

※調査項目は沖縄県と協議のうえ作成をするものとする

11 完了報告及び助成金の支払い等(1)完了報告

事業完了後は速やかに下記の書類を提出すること。(詳細は委託契約の際に調整する。)

①事業実施報告書(概要版): A4-3頁程度、1部、電子媒体1式②事業実施報告書(詳細版):A4-40頁以上、30部、電子媒体1式③収支の状況を明らかにする書類、帳簿その他必要書類(1式)

④来場者などに実施したアンケートの集約と集計書類(1式)

※①については事業完了後二週間以内、②③④については事業完了後一ヶ月以内に提

出すること

(2)助成金の請求及び支払い

担当課による完了検査合格後、助成金を請求すること。なお、概算払いも可能とするが、そ

の内容については、個々の契約書の中で取り決める。

Page 17: 平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 · 4 1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」 (1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像

17

【公募要領】ニュースポーツツーリズム枠

ニュースポーツツーリズム枠の公募要領は、特定種目枠の公募要領から、下記下線箇所のみ変更。

3 募集するプロジェクト

これまでの2年間に実施した事業の成果から、沖縄でその種目を行う明確な優位性や理由があ

ることや、これまでにない種目への取組みなど、沖縄のスポーツ・ツーリズムの底上げを目的と

した新たなスポーツコンテンツをテーマとし、民間等が主体的に取り組む下記のプロジェクト。

5 委託金額

モデル事業における委託金額は、1件あたりの上限を 17,850千円、総事業費の2/3の範囲内とし、採択件数を含め予算及び申請状況を勘案し調整する。

9 提案の選考

【事業目的の視点】

スポーツ・ツーリズム戦略推進事業として、スポーツを通じて沖縄の魅力を伝え、国内、

海外からの観光客の誘客に資する事業を選定するため、事業目的の視点として以下の3項目

の選考基準を設ける。

1.沖縄の持つ観光力の活用

沖縄における更なるスポーツ振興につながるとともに、沖縄の豊かな自然・歴史文化な

どを活かしたスポーツの展開や、沖縄に根付いているスポーツ資源の活用など、沖縄の

持つ観光力に立脚した種目や事業となっていること

また、沖縄でその種目を行う明確な優位性や理由があること

2.沖縄観光の課題解決

新たな沖縄の魅力発見や滞在動機となることで新しい来沖モチベーションとなることや、

オフ期の集客効果につながり、経済効果が期待できること

また、その種目や事業を行うことで、新たに取り込める新規沖縄訪問者の獲得に繋がっ

ていく仕掛けや施策を行っていること

なお、ニュースポーツ・ツーリズムにおいては、沖縄の持つ観光力に立脚したスポーツの活用

や、新たな種目への取組みによる新規性、継続的な実施が見込める将来性と計画性を重視した選

考を行なう。

Page 18: 平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 · 4 1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」 (1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像

18

2.スポーツ・ツーリズムモデル事業の公募

(2)公募の実施内容

今回の応募期間で、以下の 24団体の応募があった。

受付番号 提出者(団体名) 提案名 共同企業体

近畿日本ツーリスト株式会社株式会社マルチスポーツインターナショナル

那覇市サッカー協会、NPO法人ヴィクサーレ沖縄、沖縄高速印刷株式会社、株式会社ナレッジキッズ

株式会社電通沖縄 株式会社電通石川遼ジュニアゴルフクラシックイン沖縄(仮称)

美ら島ママチャリ耐久レース実行委員会

古宇利島スポーツ・ツーリズム推進協議会、今帰仁村観光協会、今帰仁村体育協会、スポーツツーリズム沖縄

株式会社かりゆし社団法人沖縄県サイクルスポーツ振興協会

NPO法人美ら島スポーツ

株式会社RBCビジョン

株式会社プロダクツ・プランニング

専門学校サッカーフェスティバル実行委員会株式会社国際ビル産業

琉球コラソン

株式会社日本旅行沖縄

株式会社沖縄タイムスサービスセンター

株式会社Ryukyu企画

財団法人社会スポーツセンター

社団法人久米島町観光協会

株式会社ジャンボツアーズ

24

株式会社近畿日本ツーリスト沖縄

第56回全国サイクリング大会沖縄実行委員会

株式会社リセットジャパン

株式会社GO AHEAD

株式会社シャイニング

株式会社JTB法人東京

特定非営利活動法人ホールアース研究所

株式会社新東通信 大阪支社

株式会社インディボンドネットワークス

株式会社沖縄タイムス社

株式会社うぼん

22

23

18

19

20

21

14

15

ゴール株式会社

17

10

11

12

13

7

8

9

16

3

4

5

6

1沖縄ベースボールコミッション設立に向けた県外・海外誘致促進事業

フットサル・美ら島リーグ開催2

株式会社日本旅行

株式会社沖縄ドリームファクトリー

第2階マリンカップin沖縄

久米島スポーツ大会を活用した「長期滞在型スポーツ観光プログラム」開発事業

島と島をつなげるスポーツイベント「沖縄ロゲイニング 八重山大会」

女性ランナーの聖地へ!「石垣島マラソン」アジア圏PR

サッカーフェスティバル国際交流親善大会&サッカー・クリニックin沖縄

2013おきなわECOスピリットライド&ウォークin南城市

市民ランナー向けマラソン合宿

女子プロから学ぶ!美ら島“実践ゴルフレッスン会”

宜野湾市長杯 オキナワ ビッグフィッシングトーナメント2013<仮称>

太平洋島嶼圏マリンスポーツの祭典(プレ大会)-セーリング・レガッタ・マッチレース-

沖縄アジアジュニア親善交流ゴルフ大会

マウンテンバイクジャパンシリーズ プレ大会

college spring camp

沖縄ガールズトライアスロン2013

女子野球フェスティバル

短期ステイ型ゴルフアカデミーin OKINAWA RESORT GOLF

沖縄国際トロピカルカップ少年サッカー大会

美ら島ママチャリ耐久レース プロジェクト

第1回古宇利島プレミアEKIDEN

第56回全国サイクリング大会IN沖縄

石垣島アースライド2012

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19

種目別【特定枠種目・ニュースポーツツーリズム枠】

【特定枠種目別】マラソン受付番号 提案名 提出者 共同企業体

サイクリング受付番号 提案名 提出者 共同企業体

ゴルフ受付番号 提案名 提出者 共同企業体

野球受付No 提案名 提出者(団体名) 共同企業体

1 沖縄ベースボールコミッション設立に向けた県外・海外誘致促進事業 株式会社日本旅行

17 女子野球フェスティバル 株式会社JTB法人東京

受付No 提案名 提出者(団体名) 共同企業体

2 フットサル・美ら島リーグ開催 株式会社沖縄ドリームファクトリー

7 サッカーフェスティバル国際交流親善大会&サッカー・クリニックin沖縄 株式会社インディボンドネットワークス専門学校サッカーフェスティバル実行委員会株式会社国際ビル産業

24 沖縄国際トロピカルカップ少年サッカー大会 株式会社ジャンボツアーズ株式会社ナレッジキッズ、NPO法人ヴィクサーレ沖縄、那覇市サッカー協会、沖縄高速印刷株式会社

受付No 提案名 提出者(団体名) 共同企業体

3 第2階マリンカップin沖縄 財団法人社会スポーツセンター

11 宜野湾市長杯 オキナワ ビッグフィッシングトーナメント2013<仮称> 株式会社プロダクツ・プランニング

12太平洋島嶼圏マリンスポーツの祭典(プレ大会)-セーリング・レガッタ・マッチレース-

株式会社Ryukyu企画

受付No 提案名 提出者(団体名) 共同企業体

5 島と島をつなげるスポーツイベント「沖縄ロゲイニング 八重山大会」特定非営利活動法人ホールアース研究所沖縄事務所

受付No 提案名 提出者(団体名) 共同企業体

15 college spring camp 株式会社琉球コラソン

受付No 提案名 提出者(団体名) 共同企業体

16 沖縄ガールズトライアスロン2013 ゴール株式会社 NPO法人美ら島スポーツ

受付No 提案名 提出者(団体名) 共同企業体

4久米島スポーツ大会を活用した「長期滞在型スポーツ観光プログラム」開発事業

社団法人久米島町観光協会

株式会社電通

株式会社かりゆし社団法人沖縄県サイクルスポーツ振興協会

美ら島ママチャリ耐久レース実行委員会

近畿日本ツーリスト株式会社株式会社マルチスポーツインターナショナル

古宇利島スポーツ・ツーリズム推進協議会、今帰仁村観光協会、今帰仁村体育協会スポーツツーリズム沖縄

6

9

20

8

14

19

21

22

女子プロから学ぶ!美ら島“実践ゴルフレッスン会”10

13

18

マウンテンバイクジャパンシリーズ プレ大会

美ら島ママチャリ耐久レース プロジェクト

第56回全国サイクリング大会沖縄開催

石垣島アースライド2012

女性ランナーの聖地へ!「石垣島マラソン」アジア圏PR

市民ランナー向けマラソン合宿

第1回古宇利島プレミアEKIDEN

2013おきなわECOスピリットライド&ウォークin南城市

沖縄アジアジュニア親善交流ゴルフ大会

短期ステイ型ゴルフアカデミーin OKINAWA RESORT GOLF

石川遼ジュニアゴルフクラシックイン沖縄(仮称)

【ニュースポーツツーリズム枠一覧】

27

株式会社日本旅行沖縄

株式会社GO AHEAD

第56回全国サイクリング大会沖縄実行委員会

株式会社近畿日本ツーリスト沖縄

株式会社新東通信 大阪支社

株式会社うぼん

株式会社リセットジャパン

株式会社沖縄タイムス社

株式会社RBCビジョン

株式会社沖縄タイムスサービスセンター

株式会社シャイニング

株式会社電通沖縄

ロゲイニング

マリンスポーツ

サッカー・フットサル

ビューティーキャンプ

トライアスロン

ハンドボール

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20

3.スポーツ・ツーリズム実施委員会の設置・運営

(1)実施委員会の概要

昨年度の事業実施運営実績の活用に加え、観光庁での各委員会運営ノウハウにより、より戦略

的な委員会運営を実施。また、JSTAとの連動や連携も図ることにより国全体の資料や考え方

もふまえ、沖縄のスポーツ・ツーリズム推進に向けた有効な議論を行った。

■スポーツ・ツーリズム実施委員会による 2つの議論要素①これからの旗印となる「スポーツ・ツーリズム推進戦略」の策定

⇒更なる観光振興と経済効果、地域活性化に向けた戦略を各委員の知見を活用し議論した。

②スポーツ・ツーリズムの推進に向けた具体的な活動項目

⇒推進アクションプランとしての強化推進していく「スポーツコンテンツの選定」、満足度向上

へ向けた「受入環境整備」や、国内外にスポーツ・ツーリズムアイランドOKINAWAを

伝える情報発信」の実施内容について議論した。

【委員会名簿】

又吉 民人 社団法人 沖縄県経営者協会 専務理事

翁長 良成 公益財団法人 沖縄県体育協会 副会長

米村 明 公益財団法人 沖縄県産業振興公社 産業振興部長

内間 仁春 財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー 常務理事兼事務局長

坂本 公敏 ソラ―レホテルズアンドリゾーツ株式会社 沖縄リゾート本部長

柳 敏晴 名桜大学 人間健康学部スポーツ健康学科 教授

原田 宗彦 早稲田大学 スポーツ科学学術院 教授

【選定委員会の運営】

委員会の運営には、以下の3要素に注力し、準備と的確な進行、取りまとめを行った。

<委員会事前準備>・・・沖縄県様と協議のうえ、会場や選定委員会のスケジュール調整を行い、

会議要項を事前に作成するなど短時間で有意義な会議にするための準備を行った。

<委員会資料>・・・委員会進行台本を作成し、配布資料の作成、印刷、説明を行い、活発な議

論を促し委員の専門的な知見や意見を抽出・整理し、確実な運営を行った。

<会議の取りまとめ>・・・委員会での議事録を作成し、議論経緯の記録を行い、委員の協力も

仰ぎながら、全ての事業の内容や委員会での取りまとめを総括した。

事業成果に加え、スポーツ・ツーリズム推進に向けた議論を実施

■ 事業運営の基本方針に則った、継続性と拡張性のある事業の選定■ スポーツの専門的な知見を持ち、県外視点のマーケティングが出来る委員選定■ 効果測定の結果や、これまでの活動をふまえた将来的な議論の実施

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3.スポーツ・ツーリズム実施委員会の設置・運営

(2)第1回実施委員会の開催

日時:平成 24年8月 29日(水)場所:沖縄県市町村自治会館 第一会議室

1.開会挨拶 沖縄県 文化観光スポーツ部 スポーツ振興課課長 村山 剛

2.各委紹介、挨拶3.委員長の選定4.二次審査集計結果報告、選定事業案の発表

■特定種目 合計 4事業

■ニュースポーツツーリズム枠 合計 4事業

5.最終審議6.最終審査7.審査結果各委員総評8 閉会挨拶 早稲田大学 スポーツ科学学術院

教授 原田 宗彦

Page 22: 平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 · 4 1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」 (1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像

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3.スポーツ・ツーリズム実施委員会の設置・運営

(3)第2回・第3回実施委員会の開催

日時:第2回 平成25年3月28日(木) 14:00~16:00

第3回 平成25年3月29日(金) 10:00~12:00

場所:沖縄県市町村自治会館

<第2回>

1.開会挨拶 沖縄県 文化観光スポーツ部 スポーツ振興課 課長 村山 剛

2.事務局より事業全体の流れの説明

3.各事業の実施内容報告・調査結果報告

(1)第 56回全国サイクリング大会 2012 in OKINAWA 琉球ダイナミックライド(2)第2回マリンカップ in沖縄(3)石垣島アースライド 2012 (4)第 15回国際トロピカルカップ国際少年サッカー大会(5)アジアジュニア親善ゴルフ大会 in沖縄(6)宜野湾市長杯 オキナワビッグフィッシングトーナメント 2013 (7)古宇利島プレミア EKIDEN (8)YOGA ISLAND 2013 in OKINAWA (9)沖縄草野球キャンプ

4.各事業総評

5.閉会挨拶 早稲田大学 スポーツ科学学術院 教授 原田 宗彦

<第3回>

1.スポーツ観光の推進に係る取組 沖縄県 文化観光スポーツ部 スポーツ振興課 城間 悟

2.海外のスポーツ推進の取組 早稲田大学 スポーツ科学学術院 教授 原田 宗彦

3.沖縄のスポーツ・ツーリズム及びモデル事業の戦略協議

・コンテンツ強化のあり方

・広報・ブランディングのあり方

7.閉会挨拶 沖縄県 文化観光スポーツ部 スポーツ振興課 班長 諸見里 真

第 2回委員会 第 3回委員会

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23

<沖縄のスポーツ・ツーリズム及びモデル事業の戦略協議>

第3回実施委員会にておいて、これまでの事業の成果や、今後の沖縄県のスポーツ・ツーリズム

推進の方向性、海外も含めたほか地域の事例なども踏まえ、それぞれの委員が持つ知見なども活

用し、以下の「スポーツコンテンツ強化のあり方」と「広報・ブランディングのあり方」それぞ

れに対する議論を行った。

■スポーツコンテンツ強化のあり方

今回の9事業、8種類のスポーツコンテンツに対する支援を行ってきたが、今後、新しいイベン

トの掘り起しだけでない、定着化に向けての継続的な支援の必要性なども踏まえ、スポーツコン

テンツ強化のあり方についての様々な意見を頂いた。

時期の問題・・・スポーツコンテンツを選定するうえで、最適な時期や、他スポーツイベントと

のバッティングに対する注意は必要。なぜその時期に行うのかの売りをしっかり整理すること。

継続性・・・長期的に継続してスポーツイベントが行われ拡大していくためにどうすれば良いの

かを考える。シニアや学生、女性などターゲットを明確にすることも必要。

合宿の誘致・・・合宿の誘致においては、合宿補助金や、合宿用のパッケージなどがあると良い。

食の取組・・・沖縄と食の関係性に着目し、カロリー表示や長寿食などの展開や、食材の成分説

明や要素もふまえた提供を行い、スポーツの食をコンテンツ化することも価値がある。

■広報・ブランディングのあり方

沖縄におけるスポーツコンテンツを活用しての広報や情報発信の手法や内容について、スポーツ

ジャンル毎の告知や広報の有効性や、沖縄県全体のブランディング、旅行者を増やしていくため

の方法としてどのような展開が求められるかの議論を実施した。

PR 映像の必要性・・・沖縄のスポーツコンテンツを分かりやすく見せていくための PR 映像の制

作は効果が高い。沖縄の観光魅力をスポーツを通じて視覚的に見せていくことが出来る。

撮影写真素材の活用・・・支援事業において撮影した素材を沖縄県の広報として使っていく。そ

れぞれのスポーツコンテンツの魅力を伝えていくことだけでも価値がある。

観光との連動・・・スポーツイベントやスポーツコンテンツだけでなく、スポーツの前後や、そ

のスポーツ体験にまつわる観光資源や食などの魅力も伝えていく必要がある。

環境の発信・・・沖縄の海、やんばるの山々、青い空、などの環境とスポーツシーンとを合わせ

て伝えていくことで、より明確にイメージを伝えていくことが出来る。

沖縄のブランディング・・・スポーツ誘客だけでなく、沖縄の冬季における価値伝達になる。

Page 24: 平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 · 4 1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」 (1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像

24

3.スポーツ・ツーリズム実施委員会の設置・運営

(4)モデル事業の採択

事業選定を行うに当たり、特定種目枠では、これまでの実績や今後の事業拡大や情報発信など

の広がりを重視した選定を行い、ニュースポーツツーリズム枠では、沖縄ならではの取組みや事

業の新規性と将来性を重視した選定を行うなど、それぞれの目的に合致した事業選定を実施した。

<審査の流れ>

採択に向けた審査は、以下の流れにて実施した。

8月15日(水) 審査資料と評価シートの送付

選定委員による書類審査(一週間)

8月22日(水) 評価シートの返信

評価シートの集計・・・委員の皆さま7名

合計評価点の算出

事業予算や内容の重複などの要素をもとに調整

※必要があれば、各事業者へのヒアリングを実施

8月24日(金) 審査通過事業を報告

採点表と、選定事業をメールにてご連絡

実施委員会資料作成

8月29日(水) 第1回スポーツツーリズム実施委員会の開催

事業最終選考、選定

検証イメージ、仮説検証、調査項目の確認

特定種目枠(サイクリング/マラソン/ゴルフ)

ニュースポーツツーリズム枠

既に沖縄での一定の成果が見られる種目であることから、更なる発展や新しい需要が見込める取り組みを評価

沖縄ならではの種目や、拡大・ムーブメントにつながる可能性のあるチャレンジングな取り組みを評価

観光力

課題解決

情報発信

沖縄ならではの魅力を活用した事業

新たに取り込める県外客の想定

沖縄らしさの伝達ニュース性や話題性など付加価値

種目定着化策や誘客拡大策

種目による沖縄の魅力活用策

事業内容の視点

<重点要素>・新規性(ユニークな取組み)・将来性(継続して実施可能か)・計画性(実施可能な内容)

<重点要素>・市場性(更なる拡大の要素)・国際性(外国人誘客)

・波及性(相乗効果の見込み)

Page 25: 平成24年度 スポーツ・ツーリズム戦略推進事業 · 4 1.本事業実施にあたっての「基本的考え方」 (1)スポーツ・ツーリズム戦略推進事業の全体像

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<評価の基準>

各事業の評価にあたり、以下の評価の基準を設け、全ての委員が統一した考え方において公平

な審査が行なわれる環境作りを行なった。また、特定種目枠・ニュースポーツ枠によって選定内

容や配点比重を変えることで、それぞれの目的に合致した事業選定を行なった。

<委員による書類審査の実施>

審査基準を整理したうえで、以下の審査表により、全24事業の書類審査を行った。各委員から

の評価点を集計し、平均点を出すことで審査を行った。

【特定種目枠】

評価基準 基礎点 得点ウェイト

合計点 得点ウェイト

合計点 得点ウェイト

合計点 得点ウェイト

合計点 得点ウェイト

合計点 得点ウェイト

合計点 得点ウェイト

合計点

「観光力」の活用沖縄の持つ自然環境や気候、歴史文化、観光インフラを活用しているか

4 4 1 4 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

沖縄の魅力とのリンク実施する種目を行うことで、沖縄の価値や魅力を感じることが出来るか

2 2 2 4 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0

沖縄実施前提事業沖縄ならではの魅力や「観光力」に立脚した種目や事業となっているか

2 2 1 2 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

閑散期対策冬季などの閑散期誘客に対して有効な手段となっているか

4 4 1 4 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

リピーターの獲得毎年の参加、ファン化など、リピーターにつながる施策となっているか

2 2 2 4 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0

新規来沖客の獲得初めての沖縄、もしくは非リピーターを巻き込んだ施策であるか

2 2 1 2 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

種目定着化・拡大既存種目の定着化や、大会規模(人数や日数など)拡大につながるか

4 4 1 4 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

今後の取組み第二回以降のビジョンや内容が明確で継続的に拡大していけるか

4 0 0 0 0 0 0 0

経済効果参加費だけでなく、地域経済効果を高める取り組みがあるか

4 4 2 8 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0

沖縄で行う意義沖縄でその種目を行う必然性や、沖縄の魅力発信につながるか

4 4 1 4 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

プロモーション内容目標人数を達成するのに必要なプロモーション内容となっているか

4 4 1 4 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

話題性その事業実施による、ニュース性や話題性があるか

4 4 2 8 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0

沖縄らしさの伝達事業の告知を行うこと自体が、沖縄の魅力発信につながるか

4 4 1 4 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

新規性・革新性 これまでにない、ユニークな取組みか 3 3 1 3 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

市場性 今後もニーズが見込まれる取組みか 3 3 2 6 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0

国際性海外の参加者募集や情報発信などが行われているか

3 3 2 6 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0

将来性 将来の持続・発展が見込まれる取組みか 3 3 1 3 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

波及性波及効果・相乗効果が見込まれる取組みか

3 3 2 6 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0 2 0

主体性主体性のある取組みであり、運営に足る実施体制が備わっているか

3 3 1 3 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

計画性 実現可能な事業計画か 3 3 1 3 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

妥当性予算計上や、実施内容などの妥当性があるか

4 4 1 4 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

目標設定事業効果把握のため目標設定と効果測定手法が設定されているか

4 4 1 4 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

90 0 0 0 0 0 0合計点

受付21

合計点

受付14

合計点

事業内容の視点

記入例

選定の種類

「観光力」の活用

「課題解決」に資する内容

沖縄の魅力の「情報発信」

合計点 合計点

受付13受付20

合計点 合計点

受付22受付9

評価基準 基礎点 ウェイト 合計点 ウェイト 合計点

「観光力」の活用 沖縄の持つ自然環境や気候、歴史文化、観光インフラを活用しているか 4 1 4 1 4

沖縄の魅力とのリンク 実施する種目を行うことで、沖縄の価値や魅力を感じることが出来るか 2 2 4 1 2

沖縄実施前提事業 沖縄ならではの魅力や「観光力」に立脚した種目や事業となっているか 2 1 2 2 4

閑散期対策 冬季などの閑散期誘客に対して有効な手段となっているか 4 1 4 1 4

リピーターの獲得 毎年の参加、ファン化など、リピーターにつながる施策となっているか 2 2 4 1 2

新規来沖客の獲得 初めての沖縄、もしくは非リピーターを巻き込んだ施策であるか 2 1 2 2 4

種目定着化・拡大 既存種目の定着化や、大会規模(人数や日数など)拡大につながるか 4 1 4 0 0

今後の取組み 第二回以降のビジョンや内容が明確で継続的に拡大していけるか 4 0 0 1 4

経済効果 参加費だけでなく、地域経済効果を高める取り組みがあるか 4 2 8 1 4

沖縄で行う意義 沖縄でその種目を行う必然性や、沖縄の魅力発信につながるか 4 1 4 2 8

プロモーション内容 目標人数を達成するのに必要なプロモーション内容となっているか 4 1 4 1 4

話題性 その事業実施による、ニュース性や話題性があるか 4 2 8 1 4

沖縄らしさの伝達 事業の告知を行うこと自体が、沖縄の魅力発信につながるか 4 1 4 2 8

新規性・革新性 これまでにない、ユニークな取組みか 3 1 3 2 6

市場性 今後もニーズが見込まれる取組みか 3 2 6 1 3

国際性 海外の参加者募集や情報発信などが行われているか 3 2 6 1 3

将来性 将来の持続・発展が見込まれる取組みか 3 1 3 2 6

波及性 波及効果・相乗効果が見込まれる取組みか 3 2 6 1 3

主体性 主体性のある取組みであり、運営に足る実施体制が備わっているか 3 1 3 1 3

計画性 実現可能な事業計画か 3 1 3 2 6

妥当性 予算計上や、実施内容などの妥当性があるか 4 1 4 1 4

目標設定 事業効果把握のため目標設定と効果測定手法が設定されているか 4 1 4 1 4

スポーツジャンルの興味、将来性、沖縄特性などや重複などで点数化 5 1 5 1 5

昨年度の実績をもとに金額を算出し点数化 5 1 5 1 5

83 合計点 100 合計点 100

特定種目枠 ニュー・スポーツツーリズム枠

選定の種類

費用対効果(支援金額÷想定県外客参加人数)

スポーツタイプ(大会・イベント/恒常的スポーツなど)

「観光力」の活用

「課題解決」に資する内容

沖縄の魅力の「情報発信」

事業内容の視点

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<審査結果の集約と事業の選定>

点数化された書類審査の結果から、点数順に各提案内容を整理し、助成予算や、各事業の価値な

どを加味しながら、第1回スポーツツーリズム実施委員会での最終審議を経て事業を行った。

■特定種目枠 審査通過事業  提出数 提出数 受付No 提案名 提出者(団体名) 交付要望額 区分 日程 種目 委員採点平均 費用対効果 全体評価 合計

1 1 21 第56回全国サイクリング大会沖縄開催第56回全国サイクリング大会沖縄実行委員会

21,000,000 新規企画平成24年9/29~30

サイクリング 78.0 4 4 86.0

2 3 20 第1回古宇利島プレミアEKIDEN 株式会社リセットジャパン 7,000,000 新規企画平成25年2/23

マラソン 73.9 5 4 82.9

3 6 22 石垣島アースライド2012株式会社近畿日本ツーリスト沖縄

10,000,000過去採択事業

平成24年10/26~30

サイクリング 69.9 5 2 76.9

4 5 13 沖縄アジアジュニア親善交流ゴルフ大会株式会社沖縄タイムスサービスセンター

21,000,000 新規企画平成25年1/12~14

ゴルフ 71.9 0 3 74.9

5 2 14マウンテンバイクジャパンシリーズプレ大会

株式会社日本旅行沖縄 14,723,000 新規企画平成25年1/21~27

サイクリング 63.1 4 2 69.1

6 4 9 市民ランナー向けマラソン合宿 株式会社うぼん 19,105,000 新規企画平成25年1/11~14

マラソン 60.1 5 2 67.1

■ニュースポーツツーリズム枠 審査通過事業  順位 提出数 受付No 提案名 提出者(団体名) 交付要望額 区分 日程 種目 委員採点平均 費用対効果 全体評価 合計

1 1 16 沖縄ガールズトライアスロン2013 ゴール株式会社 9,966,130 新規企画平成25年2/16~17

トライアスロン 77.6 4 4 85.6

2 2 24沖縄国際トロピカルカップ少年サッカー大会

株式会社ジャンボツアーズ 7,850,000既存イベントの拡充

平成24年12/21~24

サッカー 70.1 5 3 78.1

3 7 11宜野湾市長杯オキナワビッグフィッシングトーナメント2013<仮称>

株式会社プロダクツ・プランニング

14,248,000新規企画※元気PJT応募事業

平成25年1/18~20

スポーツフィッシング競技 72.4 2 2 76.4

4 6 3 第2回マリンカップin沖縄財団法人社会スポーツセンター

7,800,000過去採択事業

平成24年10/27~28

マリンスポーツ 64.9 5 2 71.9

5 4 1沖縄ベースボールコミッション設立に向けた県外・海外誘致促進事業

株式会社日本旅行 17,850,000 新規企画平成25年1/31~   2/4

野球 62.4 4 2 68.4

6 5 2 フットサル・美ら島リーグ開催株式会社沖縄ドリームファクトリー

8,537,700 新規企画平成25年1~2月

フットサル 57.7 2 3 62.7

7 3 15 college spring camp 株式会社琉球コラソン 14,821,220 新規企画平成25年2~3月

ハンドボール 58.9 2 1 61.9

<選定事業>

【特定種目枠】

1.第 56 回全国サイクリング大会 inOKINAWA~琉球ダイナミックライド~

2.第 1 回古宇利島プレミア EKIDEN 3.石垣島アースライド 2012 4.アジアジュニア親善ゴルフ大会 in 沖縄

【ニュースポーツツーリズム枠】

1.沖縄ガールズトライアスロン 2013 2.第 15 回沖縄トロピカルカップ国際少年サッカー大会

3.宜野湾市長杯オキナワビッグフィッシングトーナメント 2013 4.第2回マリンカップin沖縄

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<沖縄ガールズトライアスロン 2013 の選定の取消について>

第 1 回スポーツ・ツーリズム実施委員会の最終審議をもって選定したゴール株式会社「沖縄ガ

ールズトライアスロン 2013」について、事業選定後にゴール株式会社へのヒアリングを行ない、

その後の事業の進捗を確認した結果、事業の将来性や継続性に必要な開催地域(名護市)および

地域の競技団体(沖縄県トライアスロン連合)の協力が得られないことが判明した。

そのため、柳実行委員長および沖縄県、事務局での協議の上、各実施委員に対して選定取消の

伺いを立て、承諾書の回答を経て、選定の取消を行なった。

【選定取消に至る経緯】

平成 24 年 8 月 7 日 企画提案書提出期限

ゴール株式会社から提出された企画エントリーシート「22.計画性」欄において「開催予定地およ

び県内企業からの後援・協賛の内諾もあり」との記載。

平成 24年 9月 14日 選定事業者(ゴール株式会社)へのヒアリングを実施事業者へのヒアリングにおいて、企画提案前に名護市への企画の報告がなかったこと(内諾が得られて

いなかったこと)および、トライアスロンの実施において不可欠な県警との調整も行なわれていなかったこ

とが判明。事務局よりゴール株式会社に対して名護市および県警との調整を早急に進めるよう依頼。

平成 24年 10月 15日 名護市よりゴール株式会社への正式回答事前の報告と異なり、道路占用の調整が行われていなかったこと、競技主管になっていた「沖縄県トライ

アイスロン連合」に対し正式な依頼をしていなかったことなどから、沖縄ガールズトライアスロン後援依頼

に対し、名護市において協議の結果、後援はできないと決定したとの報告があった。

【沖縄県・事務局・実施委員 見解】

その後も沖縄県・事務局からゴール株式会社および名護市・沖縄県トライアスロン連合・県警との連絡

を行なった結果、本事業の目的であるスポーツ・ツーリズムの定着化に立ち返った場合、事業の定着化

や継続性において開催地域(自治体)の後援や地域の主たる競技団体の協力は不可欠であり、開催地

域自治体の協力が得られてない事業を沖縄県として支援することは難しいと判断した。その後、開催地域

を変更しての実施の調整もゴール株式会社に打診したが、判断の時点での実施の目処は立っていない

ことから、今年度中の開催は難しい状況であった。

これらのことから、スポーツ・ツーリズム実施委員・沖縄県・沖縄スポーツ・ツーリズム戦略推進事業

事務局で協議した結果、「沖縄ガールズトライアスロン2013」の平成24年度スポーツ・ツーリズムモデル事

業選定の取消を決定した。

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3.スポーツ・ツーリズム実施委員会の設置・運営

(5)モデル事業の採択(追加公募)

沖縄ガールズトライアイスロンの選定の取消に伴う事業予算を活用して、1件あたりの委託上限金額を16,800千円、総事業費の2/3の範囲内として、モデル事業の追加公募を実施した。追加公募に関しては、平成 24年度も残り半年を切り、事業選定に係る日数も少なかったことから、審査選定委員会は設けず、実施委員には書類審査の協力をいただき、各委員の評価を踏まえて、柳実行委員長、沖縄県、事務局

による追加公募選定調整会議にて選定を行なった。

<公募スケジュール>

公募の告知 : 平成 24 年 11 月 19 日(月)

応募説明会 :実施せず(1 次公募で行なったため)

応募申請書の受付:平成 24 年 11 月 30 日(金)午後 5 時

企画提案書の提出:平成 24 年 12 月 5 日(水)午後 5 時

<審査の流れ>

採択に向けた審査は、以下の流れにて実施した。

12月12日(水) 審査資料と評価シートの送付

選定委員による書類審査(一週間)

12月19日(水) 評価シートの返信

評価シートの集計・・・委員の皆さま7名

合計評価点の算出

事業予算や内容の重複などの要素をもとに調整

※必要があれば、各事業者へのヒアリングを実施

12月25日(金) 追加公募選定調整会議

検証イメージ、仮説検証、調査項目の確認

【公募の実施内容】

今回の応募期間で、以下の 6 団体の応募があった。

受付番号 提案名 提出者(団体名) 共同企業体

1 JFL2013 開幕戦アウェイツーリズム 株式会社沖縄ドリームファクトリー

2 ヨガIsland2013inOKINAWA 株式会社オリコム

4第1回おきなわスイーツRUN-沖縄初!地産地消スイーツ&グルメマラソン

光文堂コミュニケーションズ株式会社 スポーツツーリズム沖縄

6 女子プロから学ぶ!美ら島“実践ゴルフレッスン会” 株式会社RBC ビジョン

株式会社スポーツマーケティングラボラトリー

東アジア少年野球交流とサンゴを守るエコプロジェクト沖縄in恩納村

草野球キャンプ

3 株式会社日本旅行

5 有限会社ケイ・ツープランニング

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【公募要領】追加公募

公募要領は、1次公募の要領から、下記下線箇所のみ変更。

1 主催及び連絡先

※連絡の際の件名は「ST戦略推進事業(二次公募)」とすること。

3 募集するプロジェクト

沖縄の持つ観光力を活用した優位性があり、観光誘客が見込まれるスポーツをテーマとした、

民間等が主体的に取り組む下記のプロジェクトを募集する。

募集するプロジェクトの期間は、2013 年 1 月 4 日(金)から原則として 2013 年 2 月 28 日(木)

とする。期間が 3 月にまたがる場合はその理由を明記すること。

また、今年度1回目のモデル事業の公募において不採択となった事業者についても応募を

可とする。

5 委託金額

モデル事業における委託金額は、1件あたりの上限を 16,800 千円、総事業費の2/3の範囲

内とし、採択件数を含め予算及び申請状況を勘案し調整する。

7 応募の手続き

(1)応募要領等の配布:沖縄県公式webサイトへの掲載

ア 掲載期間:平成 24 年 11 月 19 日(月)~12 月 5 日(水)

イ 掲載場所:沖縄県公式webサイトの「公募・入札」または「スポーツ振興課」

サイト

※本事業における応募説明会の予定はございません。

(2)応募申請書の提出期間及び応募に係る質問事項の受付期間(応募資格のある者のみ)

ア 申請書提出期間:平成 24 年 11 月 19 日(月)~11 月 30 日(金)午後 5 時

イ 質問事項受付期間:平成 24 年 11 月 19 日(月)~11 月 28 日(水)午後 5 時

※8(9)で定める【様式 9】により、1(2)に定める連絡先あて、開封確認付きメ

ールに添付して提出のこと。

※回答は、スポーツ振興課ホームページにおいて掲載する。

最終回答は平成 24 年 11 月 30 日(金)午後 5 時までに掲載する。

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【追加公募選定調整会議の開催】

日時:平成 24 年 12 月 25 日(火)

場所:沖縄県庁場所 4階第1会議室

1.審査集計結果報告、選定事業案の発表

└追加公募上位3事業

・ヨガ Island2013inOKINAWA ・第 1 回おきなわスイーツ RUN-沖縄初!地産地消スイーツ&グルメマラソン

・草野球キャンプ

2.各事業採点結果共有

3.選定事業者事前ヒアリング報告

4.最終審議

5.最終決議

【出席者】

名桜大学 人間健康学部スポーツ健康学科 教授 柳 敏晴

沖縄県文化観光スポーツ部 スポーツ振興課 班長 上地勇人/主査 城間悟

JTB沖縄 地域交流事業部 課長 河村雄一郎/永見幸太 (事務局)

JTBコミュニケーションズ 川杉 章 (事務局)

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<審査結果の集約と事業の選定>

点数化された書類審査の結果から、点数順に各提案内容を整理し、助成予算を踏まえつつ上位3

社に対して事前ヒアリングを行った上で、選定調整会議での最終審議を経て事業選定を行った。

提出数 提案名 提出者(団体名) 日程 種目 合計 採点順位

1 おきなわスイーツRUN光文堂コミュニケーションズ株式会社

8,000 千円 3月16日 マラソン 65.17 1位

2 草野球キャンプ有限会社ケイ・ツープランニング

7,374 千円2月2-3日2月9-11日

野球 62.83 2位

3 ヨガIsland2013inOKINAWA 株式会社オリコム 16,000 千円 3月8日~10日 ヨガ 59.00 3位

交付要望額

事前ヒアリングの結果、最も評価点の高かった「おきなわスイーツ RUN」について、沖縄県外で

既に 13 回開催されブランドも確立されてきている「スイーツマラソン」と企画内容が類似してい

ることから、「スイーツマラソン」運営側に対して公認を得るまたは実施の承諾を得る等の手続

きを必要としたが、スイーツマラソン実行委員会事務局(株式会社インターナショナルスポーツ

マーケティング)からの正式な回答が得られず、実施までの準備期間も限られた中で、今後も先

方との調整が発生し、イベント参加者の募集が遅くなる等、円滑な事業の実施・運営に支障をき

たす可能性があることから、選定を見送ることとした。

<選定事業>

1.沖縄草野球キャンプ

2.YOGA ISLAND 2013 in OKINAWA

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4.スポーツ・ツーリズムモデル事業に対する支援

(1)モデル事業の支援

モデル事業の支援に向けては、モデル事業実施事業者が助成金の交付や、事業の実施、ならびに

レポートの作成をスムーズに行えるように、昨年度の事業実施マニュアルを活用した改訂版のマ

ニュアルを作成し、事務局として事業のサポートも行った。

交付要綱

選定委員会での修正が出た事業者は再度、修正企画書を提出。事業内容の確認の上、決定通知書を発行。

昨年の実施をふまえたポイント

事業実施マニュアル

<事業実施マニュアル/交付要綱の活用と改善>

採択事業者が、すぐに事業に取り組めるよう、昨年度の事業実施マニュアル/様式を活用した迅速な交付申請手続きを行った。

また、各種申請様式に記入例を記載するなど資料の改善を図ることで、採択事業者にとって「分かり易さ(安心感)」を提供し、かつ県⇔事務局⇒事業者間での確認作業等の負担を軽減した。

【助成金交付のフロー】(案)

<定期的な中間報告の実施>

昨年、採択事業者によっては企画内容の変更について相談がなかったことから、選定基準と異なる企画が一部遂行されることとなってしまった。

今年度は事業の進捗報告・収支計画状況について確認し、共有することで、より効果の高いモデル事業の推進を図ることができた。

<簡易版・詳細版2種類の報告書の提出による

各事業成果の比較を効率化>

<精算マニュアルの作成と事前配布による

スムーズな精算作業>

事業実施マニュアル/助成金事業実施マニュアル/助成金交付要綱の配布・説明交付要綱の配布・説明

助成金交付申請の受付・受理書の発行助成金交付申請の受付・受理書の発行

修正企画書の提出/確認修正企画書の提出/確認

実施報告書(詳細版報告書)実施報告書(詳細版報告書)レポートの提出レポートの提出

助成金の交付助成金の交付

精算手続・関係証拠書類の確認精算手続・関係証拠書類の確認

助成金額の確定助成金額の確定

事業の実施

完了報告書(簡易版報告書)完了報告書(簡易版報告書)

交付決定通知書の発行交付決定通知書の発行

中間報告の実施中間報告の実施

(事業進捗・収支状況の確認)(事業進捗・収支状況の確認)

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4.スポーツ・ツーリズムモデル事業に対する支援

(2)Webサイトを活用した広報

【公式 WEB サイトのリニューアル】 URL: http://okinawasports.jp/公式 WEB サイトを作成し各事業者の事業レポートを掲載。

↑ :公式 HP TOP ページ

→ :当日のイベントレポート

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4.スポーツ・ツーリズムモデル事業に対する支援

(3)動画や静止画素材のストックによる今後の広報活動素材の確保

公式 HP での紹介及び、今後の沖縄県スポーツ関連での広報・宣伝で使用するためプロカメラ

マンを各事業のイベント時に派遣。また、撮影した素材は各事業者へ提供し事業広報に活用頂い

た。

【静止画素材】

※第 56 回全国サイクリング大会は、台風のためカメラマン派遣は実施せず。

【動画素材】

YOGA ISLAND 2013 IN OKINAWA 動画キャプション

第 2 回マリンカップ in 沖縄 石垣島アーライド 2013 第 15 回国際トロピカル国際少年サッカー大会

アジアジュニア親善ゴルフ大会㏌沖縄 宜野湾市長杯 オキナワフィッシングトーナメント 2013 古宇利島プレミア EKIDEN

YOGA ISLAND 2013 in OKINAWA 沖縄草野球キャンプ

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4.スポーツ・ツーリズムモデル事業に対する支援

(4)作成ツール関係

【ポスター・チラシ制作】

表麺 裏面

制作部数 ポスター:500 部 チラシ:5000 部

. 県内の各市町村及び、(財)沖縄観光コンベンションビューローの県外事務所等に配布し

周知を行った。

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4.スポーツ・ツーリズムモデル事業に対する支援

(5)広告掲載(Web リスティング)

Yahoo!JAPAN と Google にて検索結果連動型広告の掲出を行い、事業の認知拡大とホームページ

への誘導を行った。結果として、2800 万回以上検索画面上に沖縄のスポーツ・ツーリズムについ

ての検索ワード(広告文)を登場させ、28,190 人をサイトに誘導した。

・掲出期間 2013 年 1 月 25 日~2 月 28 日

・掲出結果

・インプレッション:28,021,406 回

・クリック数:28,190 クリック

・連動する検索キーワード:下記単語の掛け合わせにより設定

・広告文パターン(5 種類)

・検索結果表示画面

旅ワード

沖縄 野球 サイクリング スノーケル

プロ野球キャンプ ライド トレイルランニング

草野球 ゴルフ トレイルラン

ヨガ ビーチバレー ウォーキング

フィッシング 駅伝 バスケットボール

サッカー ダイビング バスケ

釣り サイクリング リレー

ランニング スキューバダイビング 格闘技

マラソン スキューバ 乗馬

トライアスロン シュノーケル 卓球

クルージング スポーツ

スポーツ

旅ワード

宿泊

旅行

観光

宿

旅館

ホテル

ツアー

ツーリズム

参加

体験

観戦

挑戦

予約

イベント

×

×

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4.スポーツ・ツーリズムモデル事業に対する支援

(6)広告掲載(スポニチ)

スポーツや旅行に興味を持つ、関東・

関西地区の読者に向け、訴求力の高い

記事連動型の全面カラー広告を実施。

本プロジェクトへの共感が得られた

スポーツニッポン社の協力により、

記事広告の体裁にて原稿制作を行い、

読者に広告と分からずに沖縄の魅力を

訴求する記事として読んでもらえる紙

面を作成した。

【スポーツニッポンデータ】

以下のデータにあるように、プロ野球

キャンプと旅行に関する記事掲載に適

したメディアとして選定をした。

【掲載データ】

掲載日 : 2013年1月21日(月)

媒体名 概要 発行部数

東京本社版 カラー15段 854,809スポーツニッポン

大阪本社版 カラー15段 ※東京同版 570,818

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4.スポーツ・ツーリズムモデル事業に対する支援

(7)広告掲載(雑誌広告など)

沖縄スポーツ・ツーリズムの広報として

スポーツ系雑誌や、旅行系雑誌などのそれ

ぞれのターゲットに向けた広告掲載を実施

した。

原稿は、右にあるように、冬季ではある

があえてトロピカルな沖縄のイメージを訴

----求するビジュアルとし、冬でも暖かい「亜

熱帯の島」であることや、具体的な採択事

業の内容を伝えて行くことで、冬季にも楽

しめる沖縄の様々なスポーツコンテンツの

魅力を紹介していくことを目指した。

それぞれの掲載メディアは以下のとおり。

【掲載メディア】

メディア 掲載日 掲載内容 発行部数TARZAN 1月15日 カラー1ページ 135,797Number 1月24日 カラー1ページ 170,280じゃらん関東東北 2月1日 カラー1ページ 145,000じゃらん関西中四国 2月1日 カラー1ページ 108,000Crea Treveller 3月10日 カラー1ページ 33,600

Tarzan Number Crea Traveller じゃらん関西中四国じゃらん関東東北

本誌68P に掲載 8P の Number EYES 対向掲載

10P のホテル紹介

ページ対向掲載

目次対向ページに

掲載

別冊沖縄特集内

に掲載

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5.スポーツ・ツーリズムモデル事業に係る効果測定

(1)効果測定実施概要

今回採択を行った9事業全てで、以下の項目によるアンケートを早稲田大学スポーツビジネス

マネジメント研究室と協働にて実施。

効果測定を行うにあたり、各事業で共通の調査項目を作成した上でその調査票をデータ送付し、

各採択事業者に配布、回収を行った上で事務局に手調査結果の分析と効果測定の実施を行った。

調査項目は、昨年度のデータとの比較を行うため、原則として昨年度の調査内容をふまえた設

問とした。そのうえで、大きく以下の3点におけるポイントを整理し、それぞれの項目に対する

回答を今後分析していくことで、今後のスポーツ・ツーリズム推進の参考となる、各種のデータ

抽出を行った。

■経済効果項目

昨年度の調査結果などもふまえ、旅行者の消費額や、沖縄県内における経済効果と事業毎の支

援金額の費用対効果、今後の成長の可能性などを調査

→参加料金、現地消費費用のデータ

→経済指標(MICE 分析)などを活用した経済効果

■CS 調査(満足度調査)項目

観光庁などでのスポーツ・ツーリズムの満足度調査結果を指標とし、沖縄におけるスポーツ・ツ

ーリズムの優位性や商品価値などを分析し、今後の成長分野を抽出

→大会、ツアーに対する満足度の定量調査

→大会に関するコメント等の自由回答分析

■ブランド調査項目

沖縄に対するイメージや、スポーツ資源などの認知度などの調査を行い、今後、沖縄のスポーツ・

ツーリズムのブランド戦略などに活用できる調査を実施

→沖縄観光全般に対する情報入手方法や再訪意向などの調査結果

→沖縄のイメージに対する調査

→沖縄観光に対する課題や魅力などの自由回答分析

共通フォーマッ ト

による調査票作成

各事業社に

調査表を送付

事業実施( 調査実施/回収)

調査結果分析

効果測定の実施

事務局 事務局各採択事業者

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【調査票】

各事業共通のフォーマットは、以下の内容にて用意した。

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5.スポーツ・ツーリズムモデル事業に係る効果測定

(2)各モデル事業調査結果

■経済波及効果の拡大に向けて

経済波及効果の拡大のためには、現地での消費の拡大が不可欠である。そのため、スポーツイ

ベントのスケジュールに余裕を持たせ、参加者が現地で観光するための時間を作る、レンタカー

やバスなどの交通インフラを整備するなどの対策を取ることにより、現地での観光の時間が増え

支出が増加し、経済効果拡大の一助となると思われる。

参加者平均消費額 単位:円

ダイナミックライド 石垣島アースライド アジアカップ親善ゴルフ

県内交通費 5638 1043 30500 飲食代 7746 9450 20000 観光・アミューズメント施設等 612 263 5000 自分への買い物 5690 3241 13036 お土産代 11828 4034 12108 その他 N.A. N.A. 30000

古宇利島 EKIDEN マリンカップ トロピカルカップ

県内交通費 5078 4133 13556 飲食代 14286 6479 9073 観光・アミューズメント施設等 2200 3850 N.A. 自分への買い物 3200 8340 17500 お土産代 3200 8492 15286 その他 800 8572 4000

ビッグフィッシング 草野球キャンプ ヨガアイランド 全体平均

県内交通費 18643 1954 10016 10062 飲食代 31875 5486 21571 13996 観光・アミューズメント施設等 19364 4856 13080 6153 自分への買い物 18692 1879 8643 8913 お土産代 18429 3757 8647 9531 その他 10667 715 N.A. 9126 (注)数値は少数第1位を四捨五入している。

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■満足度調査結果

スポーツイベントの、沖縄自体の再訪意図・滞在満足度をまとめたのが以下の表である。スポ

ーツイベントの評価と比較して沖縄それ自体に関する評価が高くなっている。これは、スポーツ

イベントの評価が運営や自身の成績、天候等に左右されるのに対して、沖縄の評価はそういった

要因には左右されにくいため観光地としての沖縄は高く評価されていると考えられる。

スポーツイベント参加者の満足度評価

スポーツイベント 沖縄

事業名 サンプル 参加満足度 再参加意図 沖縄大会再参加意図 再訪意図 滞在満足度

琉球ダイナミックライド 73 4.18 5.73 6.14 6.39 6.13

石垣島アースライド 2012 100 6.52 6.12 6.14 6.46 6.62

アジアジュニア親善ゴルフ 69 5.19 5.58 5.51 6.10 5.64

古宇利島プレミア EKIDEN 11 5.36 4.82 6.36 6.64 6.45

第 2回マリンカップin沖縄 220 5.46 5.17 5.47 6.29 5.88

第 15 回沖縄トロピカルカップ 110 6.49 6.50 6.53 6.52 6.47

オキナワビッグフィッシング 54 5.11 5.70 6.20 6.67 6.24

沖縄草野球キャンプ 61 6.46 6.49 6.20 6.77 6.64

YOGA ISLAND 2013 73 6.12 6.16 6.00 6.73 6.56

平均 85.67 5.65 5.81 6.06 6.51 6.29

満足度調査に関わる自由回答分析

自由回答については、ほとんどの大会で参加者が風光明媚な沖縄の自然、独特の文化(食文化

を含む)、人の温かさに対し高評価を与えており、これらの要素が沖縄の観光地としての優位性で

あると考える。一方で、不満点として運営の杜撰さや未熟さ、沖縄の交通の不便さと価格の高さ、

コースの案内不足等を挙げられている。

それらの不満にもかかわらず、参加者からは、大会満足度、大会の再参加意図、沖縄での大会

の再参加意図についていずれも高い評価を得ており、沖縄の自然や文化・食などに多くの人が満

足していると思われる。また、一連のスポーツイベントにおける参加費用と県内での消費額の合

計は、平均で 12万円弱と高額であるにもかかわらず沖縄に関する再訪意図・滞在満足度が高いこと、沖縄の暖かい気候がスポーツイベントに適していると指摘する参加者もいるなどから、スポ

ーツツーリズムの開催地としての沖縄の価値は非常に高いと言える。

そのため、海が綺麗で暖かい沖縄の海でしかできない企画を設計する(マリンカップのサンゴ

の植え付けなど)・台風などがこない時期に大会を行う・大会の運営を円滑に進める・分かりやす

いコース案内標識を設置する・参加者がみな楽しめる工夫をする(参加賞など)などの対策を行

うことで、より多くの参加者を惹きつけることができ、また参加者の満足度は高まると考えられ

る。

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■ブランド調査項目について

沖縄のイメージ

沖縄に対するイメージは、自然や景観の良さ・人の優しさ・マリンスポーツ・食などが多くを占

める。その一方で、沖縄にスポーツ大会やスポーツ合宿が行われているというイメージを持つ参

加者は少ないのが現状である。そのため、マリンスポーツや野球以外にもサイクリング・マラソ

ン等に適している気候であることをアピールする必要がある。

観光情報の入手経路

沖縄の観光情報の入手経路は、口コミ・旅行雑誌などによるものが多い傾向にあるが、情報入手

経路は大会によって様々である。

大会の種類にかかわらず沖縄に対して食のイメージを参加者は多く持っているように見受けら

れる。

沖縄観光の課題と魅力

沖縄観光の課題については、大会の運営に対するものを除けば、交通の不便さや渋滞など島内の

交通インフラに対するものが多く見られた。

沖縄の魅力については、スポーツイベントの参加者は、海の綺麗さ・気候の暖かさ・人の優し

さなどに加え、本土では決してみる事のできない沖縄が持つ独特の異国情緒(沖縄時間・リゾー

ト風・アメリカ風であるところ)に惹かれて沖縄を訪れる者が多いことが分かった。

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6.採択モデル事業ダイジェスト

事業名 種目 実施日 総事業費 交付決定額 区分 参加者数 県内 県外 海外

1第56回全国サイクリング大会

inOKINAWA~琉球ダイナミックライド~

サイクリング2012年9月30日

\25,969,592 \16,000,000 特定種目 610名 377名 233名 ー

2 石垣島アースライド2012 サイクリング2012年10月28日

\16,229,250 \7,400,000 特定種目 352名 72名 249名 31名

3アジアジュニア

親善ゴルフ大会in沖縄ゴルフ

2013年1月13日   14日

\29,033,518 \19,000,000 特定種目 103名 37名 49名韓国・・4名台湾・・9名中国・・4名

4第1回古宇利島プレミア

EKIDENマラソン

2013年2月23日

\12,103,390 \8,000,000 特定種目 543名 529名 14名 ー

5 第2回マリンカップin沖縄マリンスポーツ

2012年10月27日 28日 29日

\11,347,755 \6,300,000ニュースポーツツーリズム枠

90名 ー 90名 ー

6第15回沖縄トロピカルカップ国際少年サッカー大会

サッカー2012年12月23日  24日

\14,831,723 \9,140,000ニュースポーツツーリズム枠

1014名 832名 147名 35名

7宜野湾市長杯

オキナワビッグフィッシングトーナメント2013

スポーツフィッシング

2013年1月19日   20日

\18,540,724 \12,300,000ニュースポーツツーリズム枠

149名 113名 30名 ー

8 沖縄草野球キャンプ 野球

2013年2月2日  23日 24日

\12,985,259 \7,374,000 追加公募 66名 8名 58名 ー

9YOGA ISLAND 2013 in

OKINAWAヨガ

2013年3月9日  10日

\19,588,782 \9,000,000 追加公募 205名 103名 88名(住所不明含)

平成24年度「スポーツ・ツーリズム戦略推進事業(モデル事業実施業務)」採択事業者 実績一覧