7 15 socialmedia

86
高高高高高高高高高高 教教教教 教教教 教教 教教 教教教教 教教教教教教教教教教 [email protected] 教教教教教教教教教教教教教 http://www.fujino.com 教教教教教教教教 http://twitter.com/fujinocom 2009/7/15 教教教教教教教教教教 1

Upload: yuki-fujino-oita-univ

Post on 10-Jun-2015

1.247 views

Category:

Technology


3 download

DESCRIPTION

7月15日講義資料です。

TRANSCRIPT

Page 1: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 教養科目 水曜日 第3限目 講師 藤野幸嗣 講師のメールアドレス      [email protected] 講義資料のウェブのアドレス    http://www.fujino.com 講義連絡用掲示板  

http://twitter.com/fujinocom 

2009/7/15 高度情報化と社会生活 1

Page 2: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 22009/7/15

本日の講義  today lecture

第 1 3回  2009年 7 月15日

今週のネット社会 ソーシャルメディアについて

Page 3: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 3

ブログの評価について エントリーが30を越えたものから評

価を始めています。 私のブログからリンクを張っていない

もの。 プロフィールに本名の記載の無いブロ

グは評価対象になりません。 評価の締切は7月31日午後12時で

す。

2009/7/15

Page 4: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 42009/7/15

今週のネット社会 児童ポルノへのリンクで摘発=逮捕 掲示板を設置した千葉の私立大学生が

逮捕された。 掲載でなく「リンク」のみでの逮捕は

初めて。 リンクという行為には幇助罪の可能性

があるが、判例として確立したものではない。

リンクだと適用範囲が限りなく大きいので、法の適用には慎重を期すべきだと思われる。

Page 5: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 5

児童ポルノ規制法は廃案へ 「わいせつ」の概念は国毎、時代毎に

異なる。 ただし「児童ポルノ」は例外、厳しく

規制している国が大半。 日本では児童ポルノの販売目的ではな

い単純所持は現状は犯罪ではない。→法制度を厳しくする法案。

国会が解散含みで廃案になる可能性。 法律としてはツメが甘いという指摘

も。2009/7/15

Page 6: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 6

ネット活用の支障となる法律

著作権法 表現の自由、公正利用との兼ね合い 個人情報保護法 プライバシーを優先するあまり、企業

の顧客管理にまで規制をかけている。 金融商品取引法 企業の内部統制による厳しい情報管理→ 利用者の声を法案に届かせる仕組が必

要 

2009/7/15

Page 7: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 7

消費文化論からみるソーシャルメディアへの小史

2009/7/15

Page 8: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 8

ネットで実名をさらす行為 ブログや掲示板で実名をさらす行為は 「危険」だという考え方はどこからき

たのか? 一般市民はネットは匿名でつかうべき

ものなのか? 「匿名の市民」という考え方は20世紀特有のもので、実は普遍的な概念ではない。

2009/7/15

Page 9: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 9

19世紀前半パリのパサージュ

 産業革命によって豊富な繊維商品がパリの街に溢れる状況になった。

 鉄とガラスで囲われたパサージュに新しい形態の商店が出現する。

  Passage Vivienne2009/7/15

Uploaded Flicklon August 5, 2007by ktylerconklr

Page 10: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 10

産業革命と大衆消費社会

1851年 ロンドン万国博覧会2009/7/15

Source: http://intranet.arc.miami.edu/rjohn/ARC%20268%20-%202003/Iron_and_Glass.htm. I assume that this image was created at the time so I assume it is in the public domain.

Page 11: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 11

ボンマルシェ  1877

2009/7/15

Page 12: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 12

消費社会とアーキテクチャ 19世紀パリの「マガザン・ド・ヌヴォテ」

   ~流行品店都市型・匿名消費の始まり。 →大量生産の萌芽それまでの商店は客が名乗って入店して

いた。値段も客の顔を見てつけられていた。正札制度、匿名のお客という「新機軸」「グラン・マガザン」→デパートへ発展

2009/7/15

Page 13: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 13

大衆匿名消費社会の系譜 産業革命 大衆消費社会 対面販売から匿名販売へ

 万国博覧会→百貨店の誕生 水晶宮→近代建築 ファンデルローエ

ら USAではシアーズカタログ 通信販

売 大衆消費社会を家庭へ 聖書に次いで二番目に売れた書籍 →通信販売 ~実名で、大衆を網羅化

2009/7/15

Page 14: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 142009/7/15

タイタニックのSOSをうける若き日のデビッド・サーノフ

A young David Sarnoff ( 1891 - 1971 ), reinacting his monitoring of the Titanic disaster of 1912

Page 15: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 152009/7/15

最初の放送はラジオのおまけ?

RCA(世界初の商業ラジオ放送局) 1918年~  最初はラジオを買えば放送がついてきた、  コンサートの中継などをメーカーがやって

た。1922年 RCA のデビッド・サーノフが「広告付番組」のモデルを思いついた、コマーシャルの元祖。

 →工場で大量生産された消費財(石鹸)   ソープドラマ(昼メロ)   スポーツ中継もマスメディアの目玉のひ

とつ

Page 16: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 162009/7/15

メディアザウルスの系譜20世紀は電話の世紀、       マスメディアの世紀・・・

電話の発明  1876 年 無線通信    1895 年    タイタニック遭難   

1912 年 ラジオ商業放送の開始  1922 年 テレビ商業放送の開始  1939 年 メディアザウルス      

1993 年 

Page 17: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 17

20世紀は匿名消費社会だ 都市型消費のライフスタイル 大衆消費社会 皆が同じ製品を購入する。 皆=無名の消費者で十分。  必要なのはサイズだけ。S、M、L?

消費社会的にはかなり特殊な時代 いまは、性別、年代など傾向分析→ワ

ン・トウゥ・ワン・マーケティングへ2009/7/15

Page 18: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 182009/7/15

順調に発展するマスメディア

商業ラジオ放送 →商業テレビ放送 →カラーテレビ放送宇宙探検、戦争、オリンピック、サッカー試合など、プロスポーツとマスメディアは両輪

受動的メディアとエンタティンメント化

  「頭をからっぽにして楽しむマスメディア」

20世紀の「大量生産」と「大衆化」をマスメディアは具現していた。

Page 19: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 192009/7/15

マスメディアの役割 大衆にとって重大な事実の報道事実の解説と評価づけを行う 文化の世代間伝達 →しかし硬直化する危惧 →番組毎に切り替えられる思考

 →テレビは2メートル離れて見る。

Page 20: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 202009/7/15

マスメディアの変容と限界 独占でなければやっていけないビジネス  →批判やライバルを許さない利権商売 まともなジャーナリストの不在,偏った情報

だけを受けとる怖さ、大衆に迎合したレベルの低さ

世界的なメディアの寡占化と硬直化 権力との融合による堕落 記者クラブ制度 政治や自治体などからの広告収入にも依存する。

 もちろん産業界からの広告が主な収益元 地域メディアも寡占へ

Page 21: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 212009/7/15

世界のメディア複合体The Big 10

Page 22: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 222009/7/15

日本は中央のメディアの系列

全国紙と関東キー局5グループによるマスメディアの寡占状況。

 →テレビは東京の話題しか放送しない。

 →「台風も北海道へ去り」という発言NHK

地方新聞社も大半が一紙独占で、特定会社に関わりのない内容は報道されない。

→ しかしメディアに載らない社会活動が大半。中小企業はどうやって自社の宣伝をす

る?

Page 23: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 232009/7/15

メディアザウルスの滅亡1993年作家マイクル・クライトンの

プレスクラブでの講演録

Mediasaurus

「インターネットの台頭によってマスメディアは10年で絶滅する。」

Page 24: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 242009/7/15

インターネットは情報の宝庫か?

テレビの著名ニュースキャスター (筑紫哲也)は

 かってインターネットを「便所の落書き」と酷評した。

 たしかにインターネットの情報は玉石混淆だ、

 しかし、絶滅しかけているマスメディアよりはマシなのかもしれない。

 ただし、マスメディア =ザウルスはまだ存在している。

 それはインターネットがマスコミの補完として機能している要素も大きい→匿名社会(2ちゃんねる)

Page 25: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 252009/7/15

20世紀モデルから21世紀へ

ケータイによるパーソナルコミュニケーション

 →友達、数名によるマイクロコミュニティは活発だが、社会的パワーになるのか不明。

マスメディアは寡占化により自己崩壊?

→ 21世紀はソーシャル・メディアの時代

 特定中数のためのコミュニケーションツール

Page 26: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 262009/7/15

メディアの特性電話 1対1

 パーソナル=コミュニケーション・

 テレビ 1対10万 マス=コミュニケーション

コンピュータ 数人対数千人ソーシャル=コミュニケーション

Page 27: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 27

ネット活用の可能性 マイクロ・コミュニティでなく マスメディアでもない。 特定中数(グループや組織、そして新

しい関係を持つための社交の仕組) とくに地域においてネット活用するた

めの うまく仕組がつくれないか? →日本のネットは残念な方向に行きつ

つある。2009/7/15

Page 28: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 28

ソーシャルメディアの萌芽

ネットコミュニケーションの系譜

2009/7/15

Page 29: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 292009/7/15

ネット上のコミュニティ パソコン通信の掲示板 →フォーラムやSIG インターネットのニュースグループ メーリングリスト ウェブ掲示板 グループウェア ソーシャルネットワークサービス

Page 30: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 302009/7/15

個人サイトの変遷について「教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書」ばるぼら著翔泳社  2005 年 5 月刊2380円+税個人からの情報発信という観点からみたわが国のインターネットの文化史、その前のパソコン通信史もあり。

Page 31: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 312009/7/15

Webの登場と変質Web総量

通信コスト

1998 2006

ニッチメディア疑似マスメディアソーシャル・

メディア

Webポータル2ちゃんねる

ホームページ

ブログ SNS

Page 32: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 32

メディアとしてのWeb1.ホームページ  会社や組織の広報手段として不可欠  出版や広告の代替2.Web(大規模)掲示板  匿名、コテハンなど  マスメディアのアンチテーゼとし

て。  「2ちゃんねる」という名称やテレビ中継板  2009/7/15

Page 33: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 33

メディアとしてのWeb3.ブログ パーソナル・メディアの延長として 自己紹介(プロフ)の発展系 Webとして発信偏重4.SNS ソーシャルメディアとしてのWebの

可能性 これから発展する可能性が高い。

2009/7/15

Page 34: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 34

国内Web掲示板の系譜    1995 年より CGI を使った個人掲示板  1996 年  MiniBBS配布開始  →パソコン通信からWebへの移動  1998 年 あめぞう掲示板(集合掲示板サイ

ト)  1999 年 2ちゃんねる(巨大匿名掲示板始動)

2009/7/15

Page 35: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 35

2ちゃんねるの特長 時事ネタから生活ネタまで森羅万象 基本的な参加態度はスルー 発言のデフォルトは「名無しさん」 テーマ別の様々な「名無しさん」 ネットの無法地帯のある意味象徴でも

ある。 情報交換の場として有益という説もあ

るが。

2009/7/15

Page 36: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 362009/7/15

参考図書「暴走するインターネット」  

鈴木謙介 ( 著 )価格(税別): ¥1500

イーストプレス 2002年9月

※参考図書は必読ではない、あくまで理解を深めるための参考資料として示す。

Page 37: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 372009/7/15

暴走するインターネットの章題

テロと「2ちゃんねる」と祭り 出会い系メディアはなぜ惹き付けるの

か? オンラインショッピングは危険か? ネットの中で自分自身は守れるか? なぜネットコミュニティで「荒らし」

は放置されるのか? インターネットは私達を幸せにする

か?

Page 38: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 382009/7/15

全般的には実名社会だが

IPネットワーク

企業利用 学校利用 地域利用

実名社会 匿名社会

非合法利用個人利用

アノミーな道具

Page 39: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 39

国内SNSの登場~mixi 2ちゃんねるへのアンチテーゼとしての

mixi 招待制のSNS クローズなネットワー

ク 検索不能による安心感 しかし巨大化により匿名ユーザーの拡大 携帯電話による認証強化策で対応 SNS の事実上の国内標準となる オープンソースによる mixi クローン

OpenPNE2009/7/15

Page 40: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 402009/7/15

mixiの特長 招待制 15歳未満は参加できない。 知り合い同士の閉鎖性と安心感 コミュ同士の連携、マイミクとの連携 日本では独自の発展、ケータイユーザーの増加

ビジネスモデルとしてどう展開するか、今後に注目。

Page 41: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 41

コミュニケーションの両極か?

2ちゃんねる  日本語の匿名掲示板では最大。 mixi 国内最大の SNS  利用者1000万人以上?

 →招待制だが最近は誰でも参加できるようになって、2ちゃんねる化?が進んでいる。

2009/7/15

Page 42: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 42

なぜソーシャルなのか? イシューだけで情報交換できるという説

 →匿名論 暗黙知など発言の背景となる情報もわ

からないとコミュニケーションはできないという仮説

グループコミュニケーションにおいて →自己紹介は欠かせないか?本質か?

2009/7/15

Page 43: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 43

SNSとは? ソーシャル・ネットワーク・サービス 利用者同士の交流に重きを置いたWebサービス

プロフィール、テーマ毎の掲示板、話題を盛り上げるためのコンテントの提供なども。

更新情報がわかる工夫をこらしている。

明確な定義は実はない。2009/7/15

Page 44: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 442009/7/15

SNS の構造 ホーム 更新の一覧、参加コミュニティの一覧、日記の一覧などができる。

コミュニティ テーマ別の掲示板、参加状況がわかる。

マイミク →知り合いの一覧 日記 →外部のブログを使うこともで

きる。→コミュニケーション支援の工夫がたく

さん。

Page 45: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 45

SNSの概要

2009/7/15

Page 46: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 46

SNSの面白いところ 招待制 紹介がなければ参加できない。 「あしあと」機能 →自分のページを誰がいつ見に来てく

れたかわかる。 新しい友達をみつける。 友達(マイミク)や参加しているコミュ(掲示板)の更新状況がわかる。

新しいコミュを気軽に作成できる。

2009/7/15

Page 47: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 472009/7/15

SNSは個人ポータル SNSには情報共有を行うための様々

な機能を実装している。 日記、コミュニティ、更新情報の管

理、 RSS リーダー、カレンダー、写真管理、地図管理など

ウェブで個人の交遊情報を管理するための仕組がSNSだ。

Page 48: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 48

SNSがインターネットの入口

2009/7/15

  ブラウザ

OS

Web

インターネットサービス

メールソフト

その他のソフト

SNS 個人ポータル

Page 49: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 49

SNSの実態 利用者の数が多いといっても、実際の

個々の利用者の知り合いの数は多くない

たくさんの少人数のコミュニティの集成

たまに、大きなコミュニティもある。 →カリスマ・モデレーターや出版連動

などで突出するコミュ。 最近は問題も多数。

2009/7/15

Page 50: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 502009/7/15

ソーシャル・メディアの時代

Page 51: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 51

ソーシャルメディアとは何か?

利用者が情報発信可能であり、発信された情報に対して人々の相互作用が促進される仕組みがある Webサイトのことをさします。

具体的には、ブログ、SNS( Social Networking Service 、 mixi など)、動画共有サイト( YouTube など)、 Second Life などがこれに当たります。

JMR 生活総合研究所~「マーケティング用語集」による解釈。2009/7/15

Page 52: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 52

ソーシャルメディアの二つの方向

プラットホーム化  →巨大SNS(MySpace

Facebook)  →コミュニケーションの基盤となる

か? 専門化 動画、写真、音楽などに細分化する?  Twitter などリアルタイム、ミニブロ

グは?2009/7/15

Page 53: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 53

通信基盤とソーシャルメディア

1985

2009/7/15

パソコン通信 低速インターネット ブロードバンド→クラウド

低速モバイルパケット モバイルブロードバンド

電子掲示板 Web掲示板 Web2.0 ソーシャルメディア

1994

1999

2008

Page 54: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 54

Webからソーシャルメディアへ

2009/7/15

Web1.0ホームページ Web掲示板

プロフ

ブログ

ソーシャルネットワーキング

写真・動画共有

マイクロブロギング

ソーシャルメディア

Page 55: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 55

ソーシャルメディア Web上に出現した、共有、共感、共創

のための空間。 発信の共有→ブログ、 Wiki 、 映像や動画の共有→ Flickr 、 YouTube つぶやきの共有→ Twitter ブックマークの共有→ del.cio.us ライフストリームの共有→ friendfeed ネット空間共有→ SocialNetwork~MySpace

Facebook 3次元共有→ SecondLife ゲームやモバイルの共有→?

2009/7/15

Page 56: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 56

ソーシャルネットワークランク

2009 年 1 月

2009/7/15

Facebook が 6850万人でMySpace を抜いた。

Page 57: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 57

USAでは就職にも使う 日本のSNS→非公開の安心感 USAでは安全な相手とのやりとりの場

ソーシャルサービスは「安心」をもたらす。

見知らぬ相手のプロフィールがわかる。

 個人の背景に「安心」を求めるネット社会。2009/7/15

Page 58: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 58

巨大SNS~MySpace USAやブラジルのネットユーザーは皆登録している。

オープンなSNS 音楽情報の共有などとくにメディア情

報についての情報活用目的が多い? 大きくなりすぎて特長が不明確になっ

ている。 mixi もそうなるか?

2009/7/15

Page 59: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 59

The Facebook 大学生と卒業生だけが参加できるSNS

USAの大学生は登録が必須アイテム Facebook Platform を昨年5月に発表 アプリケーション開発プラットフォーム

SNS上で自在にアプリケーションを使えるようになる。

→SNSが OS になるのか?2009/7/15

Page 60: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 602009/7/15

Page 61: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 612009/7/15

Page 62: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 62

利用者評価によるコミュニティ

レコメンデーション・サービス Amazon の評価システム  kakaku.comのクチコミ掲示板 フォートラベルなどの旅行紹介サイト 楽天トラベルの利用者評価

→ 今は匿名コメントが多数だが、将来はソーシャルメディアへ進化するかも?2009/7/15

Page 63: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 63

ソーシャルのビジネス活用 販売促進の手段として 利用者ヒアリング 社内SNS →企業内のコミュニケーションの活性

化 →プロジェクトベースのデータのやり

とりに※内部統制との兼ね合いで運用が難しく

なるかもしれない。2009/7/15

Page 64: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 64

利用者による評価サイト ぐるなび 食べログ →匿名の利用者によってお店を評価す

るサイト。 リコメンデーション・サービス 日本では匿名だがUSAではSNSと

リコメンデーションサイトが融合しつつある。

2009/7/15

Page 65: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 65

地域リコメンド~ yelp サンフランシスコエリアの地域のお店

評サイト 基本的に実名ないし固定ハンドルで評

価 厳しい評価も載せる お店側の評価はそれぞれ 全米に広がりつつあるが地域によって広がりは様々である。

2009/7/15

Page 66: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 66

USAでは地域掲示板が盛ん

週末にスマートフォンからアクセス 交換サイトやイベント情報 雑談まで→ craigslist クレイグさんが運営している巨大掲示

板 発言は登録制である。 概して真面目

2009/7/15

Page 67: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 67

最近は社内での活用も 社内ブログ →組織内の情報共有のため 社内SNS 組織内コミュニケーションの新機軸 大きな組織では情報のやりとりが困難 暗黙知も含めたコミュニケーションを

いかに実現するか? 社会学の仮説に基づいたSNSが台頭

2009/7/15

Page 68: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 68

SNSと社会学

2009/7/15

ソーシャル・グラフ

Page 69: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 692009/7/15

スモールワールド仮説 知り合いの知り合いはまた知り合い

だ。 「六次の隔たり」という実験をやっ

た。 スタンレー・ミルグラムという心理学

者 全てのアメリカ人は6人を通せば知り

合いであるという「仮説」 実証例が乏しく、未だに検証がなされ

ていないそうだが、人のネットワークについての枕としてよく使われる。

Page 70: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 70

「弱い紐帯」のネットワーク

就職活動についての調査を行った。 USAの社会学者 グラノベッター 米国では意外にも就職のチャンスは普段づきあいのない知り合いからもたらされるものがかなりある、という研究。

 →日本では否定されている研究もある。

 →日本は「強い紐帯」いわゆるコネで決まる。

 →最近はどうかな?

2009/7/15

Page 71: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 71

スケールフリー・ネットワーク

人のネットワークは人気者が中心 知り合いが多い人はますます多くの知

り合いが増える。 パレートの法則 ベキ法則 など応用事例多し。 パーティではとりあえず、取り巻きの多い人に挨拶をしておくとか・・・・

2009/7/15

Page 72: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 72

SNSのオープン化 ソーシャルグラフ(人間関係)を他のSNSやコミュニケーションサイトと共有する動き。

 プロフをあちこちに書くのは面倒。 他のアクティビティを持ってきたい。 Google→ Open Social の提案 Facebook→オープンソース化 他SNS連携のためのツールが次々と出現している。2009/7/15

Page 73: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 73

ネットのアクティビティの統合

メールの送受信 ブログの書き込み SNSの書き込み Twitter の書き込み ソーシャルブックマークの記録 写真をWebアルバムに登録 動画を動画サービスに登録 →こうした行動を友人達と共有する。

2009/7/15

Page 74: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 74

SNSのアグリゲーション Friendfeed

2009/7/15

Page 75: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 752009/7/15

メディアの進化

 パーソナル=コミュニケーション

  マス=コミュニケーション

20世紀型のメディア 21世紀型のメディアケータイによるマイクロコミニュティ

匿名掲示板

ソーシャル=コミュニケーション

Page 76: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 76

英国首相官邸のWeb

2009/7/15

Page 77: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 772009/7/15

Page 78: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 78

ソーシャルメディアの活用分野

コンサマトリー(自己目的化した)な   ネット利用として

マーケティング 教育(いろいろ) 社内コミュニケーション 地域内コミュニケーション

2009/7/15

Page 79: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 79

コミュニケーションの課題

ブログ炎上

2009/7/15

Page 80: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 80

ソーシャルメディアの課題 そもそも我が国でソーシャルメディア

が受け入れられるのか? ソーシャルメディアがサービスとして認知されるための条件はなにか?

日本の地域の利用者からみるソーシャルメディア

ビジネス(地域サービス)としてのソーシャルメディア 提供者、活用支援、立上げ支援2009/7/15

Page 81: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 81

韓国サイバー法 10万アカウント以上のサーバーへの登録には本人確認のためのIDカードの提示が必要。

韓国の大手ソーシャルサイトでは本人確認を義務づけた。

Googleは Youtube の韓国語版ではアップロード出来ないことがある旨をアナウンスしているが、実際は国の設定を変更することでアップロードできてしまう。2009/7/15

Page 82: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 82

文字表現のコミュニケーション

実際に話す会話より文字だけの表現だとどうしても印象がきつくなります。

顔文字や絵文字を使って表現をやわらかくする。

ネットでは基本的に、相手を褒める 絶対に貶さない。 きついコメントは一晩寝て熟してから送る。

2009/7/15

Page 83: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 832009/7/15

ブログの炎上事例 神奈川県知事 ゲームの有害図書指定について書き込

みが殺到。 経済産業省の担当部長の個人ブログが  PSEマークの件で閉鎖に追い込まれ

る。 Wikipedia→「炎上」の書き込みなど。 不用意な発言と突っ張りが炎上を招

く。 基本的には匿名に隠れた卑怯さが多数

だがそれなりの原因も存在する。

Page 84: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 842009/7/15

参考図書「ウェブ炎上~ネット群衆

の暴走と可能性」 荻上チキ  \735 筑摩新書 2007年1

0月  ※参考図書は必読では

ない、あくまで理解を深めるための参考資料として示す。

                

Page 85: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 85

ネットの政治的課題 群衆が集まると正しい方向に行くとは

限らない。 祭り→発言の異様な盛り上がり ネットいじめ サイバーカスケード コメントスクラム→ 自分自身で情報を評価する能力が問わ

れている。

2009/7/15

Page 86: 7 15 Socialmedia

高度情報化と社会生活 862009/7/15

次回の講義予定

7 月 17 日(金) 3 限に補講をします。

情報化と電子政府