80% presentation * 10% self-assessment * 10% peer-assessment テキスト・参考書等...

12
授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名 リサイクルプロセス設計特論 Recycle Processing 選択 細井 明 以下について、水準以上の理解ができること 1)資源に関する理解 2)製錬の役割についての理解 3)日本に少ないレアメタルのリサイクルの重要性の把握 4)リサイクルプロセス装置に関連する理解 (授業の概要) 現状における各種メタル類のリサイクルの現状について 1)リサイクルとは? 2)資源、製錬、ベースメタル、レアメタルに関する基礎知識の獲得 3)都市鉱山に代表される廃電子基板類などのからのメタルのリサイクルの現状 4)リサイクルの手段となっている製錬炉、リサイクル炉について 5)その他関連事項としてのプロセスと主要機器のリサイクル対象物の処理方式、 ガス処理プロセスについて (授業計画) 授業の前半では、資源、製錬を含む各種メタル類の基本的な性質と用途、世界のリサイクルの現 状について解説する。授業の後半では、「BRICs」の動きの一部の調査結果について解説する。 また、リサイクル炉の設計に関する設計の基礎について解設する。 最後に、生体にとって有益なメタル及び害をなすメタル等に関して解説する。 1回:世界の金属資源に関する基礎知識 2回:ベースメタルに関する基礎知識 3回:レアメタルに関する基礎知識 4回:レアアースに関する基礎知識 5回:白金族金属(レアメタル錬金術)に関する基礎知識 6回:中国に集荷される世界の廃棄物資源原料~実態調査の解説 7回:都市鉱山からの高効率メタル回収について 8回:金属リサイクルについて 9回:金属製錬技術等について 10回:インドにおける銅産業の現状と2020年の銅市場規模予測~実態調査の解説 11回:リサイクル炉の技術;最適な焼却方式の選定等について 12回:生体有用メタル(インプラント用チタン)、抗がん剤(シスプラチンに原料プラチナ) について 成績評価の方法 理解度を確認するレポートにより評価する。 学生の授業への参加;授業開始後各自のテーマで報告会(20分程度) テキスト・参考書等 随時、必要な参考書を紹介 履修上の留意点 備考 ― 15 ― 1

Upload: hoangtruc

Post on 19-May-2018

216 views

Category:

Documents


1 download

TRANSCRIPT

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

リサイクルプロセス設計特論

Recycle Processing 選択 2 2 細井 明

以下について、水準以上の理解ができること

1)資源に関する理解

2)製錬の役割についての理解

3)日本に少ないレアメタルのリサイクルの重要性の把握

4)リサイクルプロセス装置に関連する理解

(授業の概要)

現状における各種メタル類のリサイクルの現状について

1)リサイクルとは?

2)資源、製錬、ベースメタル、レアメタルに関する基礎知識の獲得

3)都市鉱山に代表される廃電子基板類などのからのメタルのリサイクルの現状

4)リサイクルの手段となっている製錬炉、リサイクル炉について

5)その他関連事項としてのプロセスと主要機器のリサイクル対象物の処理方式、

ガス処理プロセスについて

(授業計画)

授業の前半では、資源、製錬を含む各種メタル類の基本的な性質と用途、世界のリサイクルの現

状について解説する。授業の後半では、「BRICs」の動きの一部の調査結果について解説する。

また、リサイクル炉の設計に関する設計の基礎について解設する。

最後に、生体にとって有益なメタル及び害をなすメタル等に関して解説する。

1回:世界の金属資源に関する基礎知識

2回:ベースメタルに関する基礎知識

3回:レアメタルに関する基礎知識

4回:レアアースに関する基礎知識

5回:白金族金属(レアメタル錬金術)に関する基礎知識

6回:中国に集荷される世界の廃棄物資源原料~実態調査の解説

7回:都市鉱山からの高効率メタル回収について

8回:金属リサイクルについて

9回:金属製錬技術等について

10回:インドにおける銅産業の現状と2020年の銅市場規模予測~実態調査の解説

11回:リサイクル炉の技術;最適な焼却方式の選定等について

12回:生体有用メタル(インプラント用チタン)、抗がん剤(シスプラチンに原料プラチナ)

について

成績評価の方法

理解度を確認するレポートにより評価する。

学生の授業への参加;授業開始後各自のテーマで報告会(20分程度)

テキスト・参考書等

随時、必要な参考書を紹介

履修上の留意点

備考

― 15 ―

1

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

プレゼンテーション技法

Presentation Technique 選択 1 1 ジョー・サイクス

By the end of the course, students will be able to:

* Indentify and plan for specific audiences

* Organise content effectively for presentation

* Design effective slides

* Use strategies for confident presentation

* Use effective transitional phrases

* Set personal goals for presentation skill development

* Reflect and self-assess

This course is designed to enable graduate students of science and engineering to present

confidently and effectively in English.

Lesson Content:

* Lessons 1-2 = Orientation and goal setting

* Lessons 3-8 = Presentation 1: preparation; design; delivery practice

* Lesson 9 = Perform presentation 1

* Lessons 10-14 = Presentation 2: preparation; design; delivery practice

* Lesson 15 = Perform presentation 2

Every lesson will include:

* Fluency and public speaking practice

* Analysis of an example presentation

* Discussion of the previous homework

Homework will include:

* Learning Steve Jobs's transitional phrases

* Presentation preparation

成績評価の方法

* 80% presentation

* 10% self-assessment

* 10% peer-assessment

テキスト・参考書等

テキスト: スティーブ・ジョブズ 学ぶ英語プレゼン

参 考 書: A good quality Japanese/English dictionary

Website:Garr Reynolds, Presentation Tips-http://www.garrreynolds.com/preso-tips/

履修上の留意点

備考

― 16 ―

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

インターンシップⅠ

Internship Ⅰ 選択 1~4 1 専攻担当教員

1)自己の興味・適正を見つめ直し、将来像を描く。

2)知識の実践の場を理解する。

3)勉学の意義と就職の目的を明確にする。

企業等における実習や就業体験を通じて社会との接点を持ち、社会および企業等の実情を知り、

職業観を養うとともに自らの適性の把握と自己形成に役立てる。

1.積極的な活動

インターンシップ(産学連携による人材育成)は実社会の就業体験を通じて、学生本人が主体

的に社会と関わり、自らの職業観を熟成させて勉学目標を固め、将来の職業選択に役立てること

を目的としている。このため、受入れ企業等の選択、就業体験、報告書のまとめ等の、一連のイ

ンターンシップの活動に際しては、積極的な姿勢が求められる。

2.実施期間

インターンシップ受け入れ企業等における実務訓練は、企業等側の就業体験プログラムに従

い、連続した期間(30時間)で実施される。

3.報告者等の提出

実施後、報告者の提出が課される。また、実習中は企業等側の指示・指導に従い、必要とされ

る書類、実習記録等を作成する。

成績評価の方法

報告書、実習記録、企業等側からの評価表等により総合的に評価する。

総合点で60点以上を合格。

テキスト・参考書等

特になし。

履修上の留意点

備考

― 17 ―

1

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

インターンシップⅡ

Internship Ⅱ 選択 1~4 2 専攻担当教員

1)自己の興味・適正を見つめ直し、将来像を肉体化する。

2)知識の実践の場を理解する。

3)勉学の意義と目的を明確にする。

企業等における実習や就業体験を通じて社会との接点を持ち、社会および企業等の実情を知り、

職業観を養うとともに自らの適性の把握と自己形成に役立てる。

1.積極的な活動

インターンシップ(産学連携による人材育成)は実社会の就業体験を通じて、学生本人が主体

的に社会と関わり、自らの職業観を熟成させて勉学目標を固め、将来の職業選択に役立てること

を目的としている。このため、受入れ企業等の選択、就業体験、報告書のまとめ等の、一連のイ

ンターンシップの活動に際しては、積極的な姿勢が求められる。

2.実施期間

インターンシップ受け入れ企業等における実務訓練は、企業等側の就業体験プログラムに従

い、連続した期間(60時間)で実施される。

3.報告者等の提出

実施後、報告者の提出が課される。また、実習中は企業等側の指示・指導に従い、必要とされ

る書類、実習記録等を作成する。

成績評価の方法

報告書、実習記録、企業等側からの評価表等により総合的に評価する。

総合点で60点以上を合格。

テキスト・参考書等

特になし。

履修上の留意点

備考

― 18 ―

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

技術者倫理特論Ⅰ

Advanced Study on Ethics for

EngineersⅠ

選択 1 2 銭谷秋生

1)安全性の実現を妨げる人間的要因について説明できる。

2)企業とその従業員の倫理的に振る舞いを促進する要因について説明できる。

3)技術者に関わる法の趣旨と概要を説明できる。

4)新しい技術の適用の倫理的是非について議論できる。

【授業の概要】

この講義は、学部でなされた「技術者倫理」の講義内容を深め、高い倫理性をもった技術者とな

るために学ぶべき事柄を論じる。主として「事故と安全性」、「企業倫理」、「製造物責任法」、「公益

通報者保護法」、「生命倫理」といった項目について論じていく。

【授業の計画】

1.オリエンテーション:なぜ技術者倫理について学ぶのか

2.安全について事故から学ぶ:六本木ヒルズの回転ドア事故の考察

3. 〃 :JCO核燃料臨界事故の考察

4. 〃 :雪印乳業の集団食中毒事件の考察

5. 〃 :福島第一原発事故とヒューマン・エラーの考察

6.企業の倫理について考える:代表的な企業犯罪の考察(水俣病とピント事件)

7. 〃 :企業がCSRに取り組まざるを得ない状況

8. 〃 :企業のCSRを促進する力(社会的責任投資など)

9.製造物責任法について :製造物責任法以前の事情

10. 〃 :製造物責任法の内容と裁判例

11.内部告発と公益通報者保護法:公益通報者保護法以前の内部告発

12. 〃 :公益通報者保護法の内容と裁判例

13.新しい生殖技術の倫理的是非について:遺伝子操作とエンハンスメント

14. 〃 :クローン技術のヒトへの適用

15.改めて技術のもつ社会的意味について考える

成績評価の方法

レポート(80%)と授業中の討議の内容(20%)で判定する。

テキスト・参考書等

参 考 書:「誇り高い技術者になろう」(黒田、戸田山、伊勢田 編)名古屋大学出版会

「技術の倫理学」(村田純一)丸善株式会社

履修上の留意点

特になし。

備考

特になし。

― 19 ―

1

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

技術者倫理特論Ⅱ

Advanced Study on Ethics for

EngineersⅡ

選択 2 2 銭谷秋生

1)技術者の社会的責任について説明できる。

2)技術者に関わりの深い法の詳細と判例を説明できる。

3)組織内で倫理的に振る舞うために必要な知識を説明できる。

4)新しい技術の適用の倫理的是非について議論できる。

【授業の概要】

この講義は、学部でなされた「技術者倫理」の講義の内容を深めるとともに、技術のもつ(ある

いはもってしまう)社会的意味を様々な角度から考察することを通して、倫理的問題にセンシティ

ヴな技術者のあり方を考えるものである。主として「安全と倫理」、「企業の社会的責任」、「製造物

責任と内部告発」、「生命倫理」といった項目について論じていく。

【授業の計画】

1.オリエンテーション:技術と社会(根源的独占について)

2.序論 :そもそも倫理とは何か(他者危害原則と尊厳原理について)

3.技術者の社会的責任:その1(六本木ヒルズの回転ドア事故と本質安全)

4. 〃 :その2(三菱自動車工業のリコール隠しに関連させて)

5. 〃 :その3(福島第一原発事故に関連させて)

6. 〃 :その4( 〃 )

7.企業の社会的責任 :その1(企業犯罪と政治)

8. 〃 :その2(多国籍企業とグローバルコンパクト)

9. 〃 :その3(CSRとフェアトレード)

10.製造物責任法の内容と裁判例:コレールの破損に関連させて

11.内部告発とその条件:内部告発の事例とディジョージの提案

12.公益通報者保護法の内容と裁判例:オリンパスの事例

13.生命倫理の諸問題:その1(命の選別という問題)

14. 〃 :その2(遺伝子操作の諸問題)

15.改めて技術のもつ社会的意味について考える

成績評価の方法

レポート(80%)と授業中の討議の内容(20%)で判定する。

テキスト・参考書等

参 考 書:「誇り高い技術者になろう」(黒田、戸田山、伊勢田 編)名古屋大学出版会

「技術の倫理学」(村田純一)丸善株式会社

履修上の留意点

特になし。

備考

平成26年度は開講しない。

― 20 ―

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

特別講義(工学資源学特論)

Special Lectures(Advanced

Engineering and Resource Science)

選択 2 1 各専攻担当教員

工学資源学研究科博士前期課程各専攻の概論的・先端的内容について理解する。

J: 環境変化のモニタリングなどにリモートセンシングを用いる利点を説明できる。

Z:硬質材料の種類、機械的性質、応用分野について説明できる。

N:有機資源の変換および利用プロセスを説明できる。

T:ヒートポンプ、地中熱交換井、地盤中における熱移動について説明できる。

R:プロダクトサービスシステムの概念と意義を理解し、その設計に関して説明できる。

C:コンクリート構造物の維持管理のための耐久性低下とその対策の概要について理解し説明できる。

E:衛星による観測・探査技術の歴史、応用例、システム構成、測定原理などの概要を包括的に説

明できる。

M: 宇宙機の開発の特徴を理解し、機械工学に関する技術について説明できる。

J:リモートセンシングデータの解析方法とその応用について理解する。

Z:金属材料の切削や成形に用いる硬質材料の製造方法と応用について解説する

N:有機資源の分類、特徴にふれ、その利用の方法を解説する。

T:省エネルギー・ヒートアイランド対策に有効な地中熱利用システムの原理、現状、課題ついて

解説する。

R:製品と環境に関わる今日的な話題であるプロダクトサービスシステムとその評価手法について

解説する。

C:コンクリートの耐久性に関わる各種劣化機構とそれらの対策の概要を説明する。

E:人工衛星を用いた地球観測および資源探索(リモートセンシング)の原理と基本技術を理解す

る。

M:人工衛星などの宇宙機に必要となる機械工学を中心とした技術について説明できる。

10/ 2(木)景山陽一(情報工学専攻)

10/ 9(木)泰松 斉(材料工学専攻)

10/16(木)進藤隆世志(環境応用化学専攻)

10/23(木)藤井 光(地球資源学専攻)

10/30(木)三島 望(共同ライフサイクルデザイン工学専攻)

11/ 6(木)徳重英信(土木環境工学専攻)

11/13(木)小原 仁(電気電子工学専攻)

11/27(木)菅原佳城(機械工学専攻)

12/ 4(木)予備日

成績評価の方法

講義1回毎に採点し、8回分をまとめて総合的に評価する。担当教員ごとに評価基準が異なる。

総点60点以上を合格とする。

テキスト・参考書等

担当教員ごとに資料作成。

履修上の留意点

備考

― 21 ―

1

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

特別講義(マーケティング論)

Special Lectures

(Marketing Theory)

選択 1 1 長谷部光重

生き残る会社の先読み(仮説力)戦略を高める

授業計画

第1回: 新車販売減少・若者の車離れは本当か・・・まだまだ続く車社会

第2回: ものづくり日本の復活

第3回: 日本の人口の推移と将来推計

第4回: 少子化・高齢化・シングル化によるライフスタイルの変化

第5回: マーケティングのサイクル

仮説-挑戦-検証-修正

第6回: 同じ商圏でのシェアアップ、違う商圏への進出

従来あった商品の新しい組み合わせ、今までにない商品の販売

第7回: ライフスタイルの変化、技術革新、流通の変容、政治・経済の変化

第8回: TPP参加後の農業、観光(医療観光)、エネルギー政策で日本が目指すべき方向

成績評価の方法

レポートの内容にて評価するが、オリジナリティーのある仮説を提案できる人を高得点とする。

テキスト・参考書等

テキスト:生き残る会社の先読み戦略(中経出版)

参考書等:社長狙ってるお客さん違っていませんか?(三笠書房)

日経新聞等、ビジネス雑誌、ネット情報 など

履修上の留意点

備考

― 22 ―

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

特別講義(ベンチャー起業論)

Special Lectures

(Venture Establishment Theory)

選択 2 1 佐藤善友

(1)起業するに当たっての基本的な事項を習得する。

(2)戦略構築のための各種手法についての理解を深める。

(3)他のメンバーとの意見交換を通してコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を高

める。

起業家として必要な知識や考え方を習得するために、経営基本や最近の経営戦略志向、マーケ

ティングの考え方等を学ぶとともに、経営戦略の構築と展開方法を学習する。

1.起業するに当たっての基本的な事項を学習する。

2.最近の戦略思考とそれを実現するための戦略構築手法を学習する。

3.マーケティングの基本的な考え方を学習する。

4.演習:戦略構築演習

演習を通して経営戦略の構築と展開方法を習得するとともに、コミュニケーション能力並びに

プレゼンテーション能力の向上を図る。

(演習概要)

1.事業価値の整理

2.戦略の抽出

3.戦術(実行項目)の抽出

4.戦略マップの作成(戦略展開のシナリオ化)

5.業績評価基準の設定とモニタリング

6.行動スケジュールと経営計画

7.経営戦略・計画の作成・ブラッシュアップ

8.プレゼンテーション(作成した経営計画の発表)

成績評価の方法

レポート提出と記載内容で判定する。

テキスト・参考書等

参 考 書:「分かる戦略!できる戦略!~BSC活用による戦略構築の16ステップ~」

(佐藤善友 著/イー・ピックス出版)

「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー 著/キングベアー出版)

「ビジョナリーカンパニー」(日経BP)

履修上の留意点

備考

― 23 ―

1

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

特別講義(国際関係論)

Special Lectures

(International Relations)

選択 1 1 細井義孝

1)世界の中の日本、アジアの中の日本の位置づけ・関係について述べることができる。

2)経済活動と資源エネルギーの消費と地球環境問題について述べることができる。

3)世界の貿易・経済・技術ルールの一致(調和化)、技術革新、国際協力について述べることができる。

4)研究開発・教育の大切さを述べることができる。

5)資源と国境問題について述べることができる。

(授業の概要)

1)理工系知見・技術を世の中に出て役立たせるために、現在の国際関係及び経済・技術・研究と

の関わりについて学ぶ。

2)上記の関わりを学ぶために、国際関係の中でも特に、国際経済、地球環境問題、日本の研究力・

競争力について学ぶと共に、日本政府の最新の経済・技術戦略を学び、さらに日本の経済・技術

・資源・国際協力分野の政府系機関の働きについても学ぶ。

(授業計画)

1回 世界経済と日本 (1)世界経済の概観 (2)世界経済の潮流 (3)経済発展とエネルギー

2回 東アジアの経済発展 (1)グローバリゼーションの進展 (2)東アジアと日本の経済関係

(3)中国のWTO加盟東アジアにおける競争と連携

3回 日本の国際収支構造 日本経済の発展と今後の国際収支

4回 経済集積の形成:経済発展に向けて (1)海外における経済集積形成の取り組み

(2)日本の経済集積形成のための課題

5回 経済活動と地球環境問題 地球環境問題への対応

(1)国際的対応:気候変動枠組条約

(2)日本の対応:省エネルギー、新エネルギー等への取り組み

(3)長期的取り組みの必要性

6回 特論(その年の日本政府の経済、資源エネルギー分野での新政策など)

7回 日本の研究活動の国際的課題 日本の国際競争力

8回 大学の変革、評価、国際協力・ODA、金属資源と世界

配付資料とOHPをもとに講義する。2時限毎の終わりには、日本の政府機関の活動をDVD・ビデオ

映像で紹介する。特論ではその年の日本政府の経済、資源エネルギー分野での新政策などを紹介す

る。例えば、「新経済成長戦略」「グローバル経済戦略」「新・国家エネルギー戦略」など。

成績評価の方法

出席(集中講義なので半日でも欠席があると不可)、小論文で判定する。

テキスト・参考書等

特に定める既刊の教科書はない。多くの資料・ソースから作成された講師準備の資料が教科書となる。

講師の著書“Mining and Development” “陸上から海底まで拡がる鉱物資源フロンティア” も参考

書のひとつ。

履修上の留意点

備考

― 24 ―

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

特別講義(資源・工業経済論)

Special Lectures

(Resource Industry Management)

選択 1~2 1 佐藤 博、桜井若葉

(佐藤・工業経済論) 1)経済学の歴史的歩みを概観できる。 2)会社の仕組み・システム及びその機能を説明できる。 3)各論として、企業会計システム及びマーケティング各手法を習得し、具体的に事例を用いて演

習できる。 4)次代のビジネス創出と自己変革を実践できる。 (桜井・資源経済論) 1)鉱物資源の理解 2)鉱物資源の偏在性の理解 3)資源探査と評価方法の概要理解 4)鉱物資源と関連する問題点の理解

〈授業の概要〉 (佐藤・工業経済論) 1)経済の基本概念を修得するために、史実的経済学概論から経営工学概論を学ぶ。 2)資源・工業経済の実践的活動場面としての企業経営を理解するために、実践的企業活動を学ぶ。 3)即戦力となる人材を目差し,次代のビジネス論を学ぶ。 (桜井・資源経済論) 1)鉱物資源の重要性と関連する問題点の理解 2)資源問題における途上国と先進国の関係や国際協力の重要性の理解 〈授業計画〉 (佐藤・工業経済論) ● 自己・会社紹介を通して,この授業の動機・位置づけを理解させる。 ● 「史実的経済学概論」と「経営工学概論」について、以下の各項目を学ぶ。

1)経済学の歩みとその概念の変遷 2)半導体分野からみた経済動向について 3)産業の構造変化と経営工学について

● 「企業活動の実践的各論」について、以下の各項目を学ぶ。 1)企業会計システム 2)マーケティング 3)イノベーションツールと実践

● 次代のビジネス創出、自己変革に関して経験に基づく示唆を与える。 ● 最終試験…本講義全般知識を活用した「ビジネス企画書提案」のレポートを課す。 (桜井・資源経済論) ● 資源経済論の基礎や資源問題の本質を講義 ● 資源開発と環境問題、資源開発と国際協調について、日本の資源問題の歴史も絡めて講義 ● 資源大消費国の日本の立場や資源開発の現状および資源開発に関する政府の関与、民間の取り

組みを講義 ● 将来の持続可能な社会形成のために、21世紀の取り組み課題としてリサイクルなど循環型社会

形成の必要性を講義

成績評価の方法

レポートによる総点。

テキスト・参考書等 参 考 書:(佐藤)講義資料:「資源・工業経済論」(2014年版)佐藤博

(桜井)鉱業便覧、World Statistics・各種のJOGMECやJICAの報告書・Meadow 他 「成長の限界」 他

履修上の留意点

備考

― 25 ―

1

授業科目名 必修・選択 開講セメスター 単位数 主担当教員名

特別講義(リスクマネジメント)

Special Lectures

(Risk Management)

選択 1 1 戸根谷法雄

1.リスクとリスクマネジメント(手法)の概要を理解する。

2.リスクマネジメント・プロセスを理解し、リスクアセスメント(評価・分析・優先順位)を実

践できる。

3.客観的評価としてRM協会「リスク検定」70ポイント同程度を目標とする。

2日間の集中講義を予定している。

基本的にはパワーポイントによる講義形式と具体的事例による演習(グループ演習あり。)

以下の授業計画は状況に応じて変更される場合がある。

①リスクマネジメントの概要(定義、分類、歴史)

②リスクマネジメントの必要性

③リスクとクライシス(インフラ・クライシスの現状)

④リスクマネジメント・プロセスとリスクマネジメントの手法

⑤リスクアセスメントと具体的対処法

⑥演習(ワークショップによるリスク洗い出し)

⑦演習(リスクマップによる評価・分析・優先順位)

⑧リスクマネジメントの実際・A(動向、事例、ISO31000、ヒューマンエラー)

⑨リスクマネジメントの実際・B(コンプライアンスと技術倫理)

⑩リスクマネジメントの実際・C(内部統制とERM)

⑪リスクマネジメントの実際・D(クライシスマネジメントとBCP)

⑫事例研究

⑬リスク検定・模試

⑭解説と課題検討

⑮まとめリスクマネジメントシステム、第2版、日刊工業新聞社

成績評価の方法

演習対応と理解度(模試結果)、レポートで総合評価します。

テキスト・参考書等

参考書:「ISO31000:2009リスクマネジメント解説と適用ガイド」

リスクマネジメント規格活用検討会、(財)日本規格協会

「現場担当者が考えるべき68のリスク」浅野 睦・五十嵐雅祥、アース工房

「『想定外』を想定する危機管理-実践的かつ現実的な対策22の提言-」

齋藤實、(株)アイフィス

履修上の留意点

備考

― 26 ―