認知症にやさしいまちづくり ~セクターを越えたつながり~

Post on 05-Apr-2017

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Healthcare

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認知症にやさしいまちづくり~セクターを越えたつながり~

http://www.facebook.com/makoto.okadahttps://twitter.com/okadamkt

okadamkt@jp.fujitsu.com

2017.2.28 @ 東海大学医学部付属病院2016 年度認知症研修会『認知症と社会の在り方』

認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ/富士通研究所 R&D 戦略本部

岡田 誠

岡田 誠(おかだ・まこと)富士通研究所 R & D 戦略本部協創戦略 PJ  プロジェクト・ディレクター

1961 年生まれ。早稲田大学応用物理学修士。1986 年に富士通研究所に入社。

2011 年に国際大学 GLOCOM ・ NPO 法人認知症フレンドシップクラブとの 3 組織共同プロジェクト「認知症プロジェクト」を開始、 2013 年認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ (DFJI) を立ち上げる。

DFJI 共同代表理事国際大学 GLOCOM 客員研究員慶應義塾大学 SFC 研究所上席所員

概要

セクターを越える 

進め方

いくつかの例

認知症にやさしいまちづくり~セクターを越えたつながり~

DFJI :認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ

セクターを越える

認知症にやさしいまちづくり~セクターを越えたつながり~

 企業       Business Sector     

    

   行政/公的機関     Public Sector

コミュニティSocial Sector

“ 問い”

http://www.dementia-friendly-japan.jp/

セクターを越えるきっかけ:問いが人をつなぐ

例えば、 認知症につい「て企業は何ができるのだろう? という問い」

こんなに高齢者の方が増えていく時代に、私たちのビジネスや市場の捉え方をどう変えればよいだろうか?

まず、社員が外に出て感じるという文化を再構築するために、どうしたらよいだろうか?

我々は、未来のステークホルダーとの関係を、どこから、どのように、作っていけばよいのだろうか?

アサヒグループホールディングス Voice II 活動でのコメント

企業が考えている 問い「 」

http://www.alzheimers.org.uk/site/scripts/download_info.php?fileID=1916

セクターを越えたつながりの

進め方

認知症にやさしいまちづくり~セクターを越えたつながり~

「私たち」を重ねる

具体的なプロジェクトとし

て重ねる

次の一歩がみえてくる

認知症にやさしいまちづくり~セクターを越えたつながり~

「認知症の人にやさしいまちづくりガイド」http://www.glocom.ac.jp/project/dementia/113

世界の潮流 Dementia Friendly Community

企業・自治体・ NPO などのセクターを越えて、認知症の課題を起点に、未来を考え、アクションを起こしていくネットワーク

 企業       Business Sector     

    

   行政/公的機関     Public Sector

コミュニティSocial Sector

“ 問い”

http://www.dementia-friendly-japan.jp/

DFJIの場合

1. 認知症フレンドリーな社会を考え、実験し、成果を共有する自発的なコミュニティ

2. 参加者は、自治体・企業・研究者・NPOなどの枠を超えたプロジェクトを自由に作り、参加することができる

3. イニシアチブのゴールは、認知症フレンドリーな社会へ向けた日本発の社会イノベーションが生まれること

DFJI の活動とは

いくつかの例

認知症にやさしいまちづくり~セクターを越えたつながり~

① RUN TOMORROW② 富士宮プロジェクト

③ 旅のことば

Start

Goal

http://runtomo.jimdo.com/

Run 伴:認知症の人も参加し、たすきをつなぐ

帯広~沖縄6500 km

NPO 認知症フレンドシップクラブ主催

「 RUN TOMORROW 」映像 /Web映像作家・音楽家・ CG ディレクター・ WEB ディレクターによる RUN 伴を映像 /Web で伝えるプロジェクト

動画リンク https://www.youtube.com/watch?v=hB-WCme25Aghttps://www.youtube.com/watch?v=yf8by70YlxQ

Having people besides you should make you feel positive

Photo by Yasuhiro Tamura

A “Thank You” is a great gift to give.

Photo by Yasuhiro Tamura

Never forget how blessed you are to feel happy in this moment.

Photo by Yasuhiro Tamura

Don’t get too depressed by the things you can’t do.

Photo by Yasuhiro Tamura

Learn from people who’ve been thorough similar situations.

Photo by Yasuhiro Tamura

32th International Conference ofAlzheimer’s Disease International

京都 2017 年 4月 26 日~ 29 日

動画リンク  http://vimeo.com/89067319

富士宮プロジェクト ( ヒストリーピン)写真を媒介とし、認知症の高齢者を含む多世代の交流の場を作り出す取組み (「高校生」 × 「商店街」)

“肩を寄せ、同じものをみる” 大切さ

“ 聞いて書き留めて貼る” 役割の大切さ

「ないまぜのイベント」としての価値

地域寄合処

市役所

社会福祉協議会

商店街おかみさん会

地元新聞社

写真愛好家 高校生

先生

足りなさから生まれるつながり

旅のことばプロジェクト

http://tabinokotoba.sfc.keio.ac.jp/

認知症とともによりよく生きるためのヒントを「ことば」にしていく大学生メンバー(学部 1-4 年)とのプロジェクト

インタビューをベースに、パターンランゲージの考え方を使って作成

慶應大学 SFC (井庭准教授 / 学部 1 年生 -4年生 )認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ

「認知症とともによりよく生きる」とは?

本人・家族・みんな:本人のパターンより

http://www.amazon.co.jp/dp/4621089277/

http://www.amazon.co.jp/dp/4621089277/

本人・家族・みんな:家族のパターンより

記述するためのことば: RUN 伴とは

http://www.amazon.co.jp/dp/4621089277/

対話を誘発することば:新しい発見を促す

希望ビジョン

経験 今を楽しむ

特別な日

旅の計画

対話の空間

わくわく実行委員会一緒に仕掛ける

楽しい企画

いろいろな世代いつもの同じ顔ぶれで閉じない

価値を表現することば:世代を越えて

医学書院の雑誌「公衆衛生」( Vol.81 No.3 2017 March )

ポジデビを探せ!

企業BusinessSector

行政/公的機関Public Sector

コミュニティSocial Sector

Future Center

異なるセクターが関わる問いを共有する

隠れたリソースを発見する

関係性が重なり、セクターを越えたつなが

りが生まれる

「認知症にやさしいまちづくり」のために セクターを越えたつながりの仕掛けをつくる

さまざまなセクターと様々なプロジェクトを!

図書館

カフェ

交通

DementiaFriendlyJapanInitiative

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