絵の具や色鉛筆の”色”って何でできているの?...
Post on 07-Jul-2015
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2014年度
絵の具や色鉛筆の”色”って何でできているの?
~金属と水溶液から「色のもと」を作り出そう~
エントリー番 号 3
DIC株式会社
出前実験教室部門賞
対象:小学生
教育CSR活動の基本情報
実施概要
ノミネート部門
水溶液の性質など、学校の理科とリンクさせ、ほとんどの工業製品の色の元である「顔料」の合成実験と、水と油の反発を利用した「平版印刷実験」を実施。社会生活を支える化学の力について学ぶ。(小学生/ 45分)
受賞のポイント
出前実験教室部門
タイトル 絵の具や色鉛筆の”色”って何でできているの?~金属と水溶液から「色のもと」を作り出そう~
教育目標 理科離れ/社会と理科のつながり/キャリア教育
活動に活かす自社技術・活動への思い
印刷インキ、有機顔料の世界トップシェアメーカーとして、生活を支える化学の力を伝えたい。
継続するための工夫
企業から地域への一方的な貢献ではなく、「社員にとっても大きな学びの場であり、社内ネットワーク構築の場であり、活動により会社自身もメリットを享受している。」と、会社が正式に定義づけている。また、活動も有志による社内ボランティアではなく、組織としての正式な業務という位置づけで行っている。
テーマ テーマが学校の授業単元とリンクしている
活動 学校ではできない体験・実験ができる。
社員 社員に直接会うことができる
ブランド 企業の技術につながる内容
想い/プログラム概要
当社は、社会問題化している子どもの理科離れに対応すべく、公立小学校
にて理科実験授業を実施しています。印刷インキの世界トップメーカーな
らではの授業をご提供すべく、「顔料合成実験」「平版印刷実験」の実験を通
して「化学とは何か」 「理科の勉強は社会生活に密着している」の2つのテ
ーマを学んでもらうカリキュラムを提供しております。
経験していること 実験操作 実験結果!
実験①
色の元「顔料」を作ってみよう!
6年生の「水溶液の性質」で体験する、鉄釘を塩酸で溶かす実験
塩酸で鉄を溶かして、過酸化水素水を入れ、黄色くなった液に「魔法の水」を入れると・・・
一瞬で青い色に変化!液体の中にできた青いツブツブを乾かすと青色の顔料に!
実験②
水と油の性質を利用して、印刷してみよう!
ドレッシングなどを例に水と油が反発する性質を紹介
模様が描かれた凸凹のない版を、水を含んだスポンジで拭き、上からローラーで塗り、最後に白い紙を重ねると・・・・
鮮やかな蝶の絵柄が印刷されている!本はもちろん、缶や壁などもこの印刷技術が使われている!
体験①
身の回りの色の正体を探れ!
カラフルな、教科書の色 10倍のルーペで除いてみると・・・
カラフルな色は、3色の点の集まりだった!
身近な経験との繋がりと、鮮やかに変化する実験
平版印刷が使われている例を紹介する展示の写真
プログラム詳細
実施実績
2010年度から2013年度の4年間に、のべ18校の小学6年生1400
名以上に授業を提供致しました。
・「なかよし学級」の児童5名を含む授業を安全に
行い、多くの児童に実験を楽しんでもらうことが
できました。
・6年生で学習する「水溶液の性質」の内容を踏
まえ、授業とのつながりを十分意識した内容にし
ました。
・問いかけ、クイズなど、児童とのコミュニケー
ションを重視しています。
当社の事業所近隣を中心に、理科実験授業を継続して提供するとともに、将来的には、放課後の理科系クラブ活動の支援や、夏休みの特別授業などを提供して参りたいと思っております。(中日新聞社に協力し、夏休みの子ども150名に授業を提供する企画を2013年、2014年と行っています)「子どもの理科離れ」という社会の課題に対応すべく、今後も活動を継続して参ります。
児童5,6人に対して1人の講師がつき、授業にまつわる様々な話をしながら実験を安全に誘導します。
児童全員が実験に参加
今後の展望
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