学校組織マネジメントⅡ(学校ビジョンの検討)...学校組織マネジメントⅡ(学校ビジョンの検討)...
Post on 19-Jun-2020
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学校組織マネジメントⅡ(学校ビジョンの検討)~わが校の重点事項の検討~
兵庫教育大学大学院 教授
浅野良一
1 オンライン研修教材の使い方
校内研修用
60分が基本パッケージ
講義(動画) 15分演習 約30分まとめ 5分➡研修後(学校の各場面で活用)
全ての学校種で活用可能
2 学校組織マネジメント(1)オリエンテーションマネジメント➡和訳すると経営管理経営と管理を体系的に行うこと
【経営】・学校を取り巻く環境を把握・分析・学校のビジョンや計画の立案・・・・
【管理】・ビジョンや計画遂行・実現のため組織・人材(教職員)、業務システムを適切に運用・・・・
2 学校組織マネジメント(2)手の打ちどころ
E(Environment) 環境
V(Vision) ビジョン ➡ 具体的教育活動
O(Organization) 組織
HR(Human Resources) 人材
OP(Operation System) 業務システム
2 学校組織マネジメント(3)環境変化①
E(環境)
V(ビジョン)
O(組織)
HR(人材)
OP(業務システム)
変化
2 学校組織マネジメント(3)環境変化②
E(環境)
V(ビジョン)
O(組織)
HR(人材)
OP(業務システム)
2 学校組織マネジメント(3)環境適応
E(環境)
V(ビジョン)
O(組織)
HR(人材)
OP(業務システム)
変化
変化
変化
変化
3 校内研修シリーズ 学校組織マネジメント編
E(環境) ➡第1巻「学校の内外環境の分析」
V(ビジョン) ➡第2巻「学校のビジョンづくり」
O(組織) ➡第3巻「学校組織の活性化」
HR(人材) ➡第4巻「校内での人材育成」
OP(業務システム)➡第5巻「学校の業務適正化」
4 経営ビジョンとは何か
ビジョンとは将来のあるべき姿を描いたもの。将来の見通し。構想。未来図。未来像。
(三省堂 大辞林 第三版)
経営ビジョンの構成要素(1)めざす姿(2)力の入れどころ(3)構成員の行動規範(4)3年程度のラフシナリオ(中期ビジョン)
5 学校のビジョン(1)めざす姿
(1)学校のめざす姿①めざす子ども像➡学校教育目標「育てたい子ども像」➡民間教育機関の調査によると学習指導要領の改訂時に変化
②めざす学校像➡使命(ミッション・存在意義)➡使命が組織をつくる
5 学校のビジョン(2)力の入れどころ
(2)力の入れどころ③重点事項➡特に力を入れる点➡なぜ、重点事項が必要か➡「一点突破・全面展開」➡教育の重点と経営の重点
④特色➡わが校の強みを生かしたカリキュラムや教育活動・各種取組
5 学校のビジョン(3)教職員の行動規範
(3)教職員の行動規範➡めざす教職員像
➡学校や社会が、わが校に対して・どのような教職員を求めるか・教職員にどのように行動を期待されているか・わが校のめざす姿を実現するには、どのような教職員が求められるか
5 学校のビジョン(4)3年程度のラフシナリオ
(4)3年程度のラフシナリオ(中期ビジョン)➡工程表
研究主任の活躍授業観の共有授業研究会第6回自主研究発表会
・授業力向上・学級経営力の向上
・目標管理・OJT・面談の充実
メンターとしての活躍
・職務の明確化・業務の効率化・コミュニケーション
・「わいがや」の核
研究主任の育成「学び」の理論研究授業研究会第5回自主研究発表会
作 り 方 (時 間)
だんご その一・ビジョンの浸透・組織の再構築・「学び方学習」の研究強化・学校評価への着手
目指す学校像
保護者・地域
弱みを強みへ
学校教育目標・ビジョンの明確化
研究推進の復活
キーパーソン
重点化と共有化
教職員評価育成制度
開かれた学校人材育成
・目標管理・OJT・面談の充実
・「できた!感」の実感
・経営参画意識
・学校評価について研修
・地域への情報発信
協働体制の構築
ミドル味
(成
果)
現 状 学校教育目標・ビジョンの明確化
重点化と共有化
教職員評価育成制度
人材育成
開かれた学校研究推進の充実
・保護者の意識の把握
・学校理解と協力・外部資源の活用
保護者・地域
・突出(核としての表出)・情報ターミナル
キーパーソン・ミドル
目指す教師像
目指す児童像
基本構想の完成
重点化と共有化
学校教育目標・ビジョンの明確化
校長のリーダーシップ
「学び」の確立授業研究会第7回自主研究発表会
新校長のリーダーシップ
だんご その三・「学び」の確立・支え合い高め合う仲間・向上する教職員集団・保護者・地域・学校との共育・「学校のウリ」発信
二本目のだんごへバージョンアップ
・年間2サイクルによるPDCA
・学校関係者評価の充実と活用
学校評価
研究推進の開花
強みを形へ
P
A
C
ありたい姿
A2
D2
C2
P
・学校評価の実施
・「外の風」のの活用
協働体制の強化
だんご その二
・研究推進の充実→「学びの共同体」・学校評価によるPDCA・保護者・地域の理解と意識の高揚
強みをさらに強みへ
年間2サイクルによるPDCA
積極的発信
協働と共育
D
5 学校のビジョン(5)まとめ
(1)めざす姿①めざす子ども像②目指す学校像➡今回の演習
(2)力の入れどころ③重点事項(教育の重点、経営の重点)④特色
(3)構成員の行動規範⑤めざす教職員像
(4)3年程度のラフシナリオ(中期ビジョン)
6 学校のビジョンづくり(1)めざす学校像の変化
めざす学校像の変化
①地域との関係➡地域とともにある学校への転換➡子どもも大人も学び合い育ちあう教育体制の構築
➡学校を核とした地域づくりの推進(平成27年12月中教審答申)
➡コミュニティ・スクール(学校運営協議会)
6 学校のビジョンづくり(2)めざす学校像の変化
②接続する学校との関係➡改正学校教育法が成立平成28年度から小中一貫教育を実施する「義務教育学校」を創設
③チーム学校➡教職員一人一人が自らの専門性を発揮するとともに,心理や福祉等の専門スタッフの参画を得て・・・
(平成28年12月中教審答申)
7 わが校のめざす姿の検討(1)わが校の関与者
わが校のステークホルダー(関与者)➡子どもたち(在校生、卒業生(子どもたちの将来))➡保護者➡地域、地域住民➡接続する学校園、企業等➡設置者(都道府県・市区町村、学校法人)➡学校の勤務者(教職員等)
7 わが校のめざす姿の検討(2)演習の進め方①
わが校の関与者ごとに、
➡対象(〜〜に対して)
➡方法(〜〜することで)
➡内容(〜〜の場となる、〜〜のお役にたつ、〜〜に貢献する)
上記のように文章化し、わが校の今後のビジョンの参考にする。
7 わが校のめざす姿の検討(2)演習の進め方②次のような表を用意し、対象 方法 内容
子どもたち保護者地域接続する学校
まずは個人で考え、次にグループで意見交換し、今後のわが校の姿を構想する。その成果を今後の学校ビジョンに盛り込む
8 参考資料
参考資料として、文部科学省のホームページから次の資料がダウンロードできます。
学校組織マネジメント研修(モデル・カリキュラム)マネジメント研修カリキュラム等開発会議編
アドレスhttp://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/025/houkoku/04051201.pdf(PDF:655KB)
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