知っておきたいasteria warpの強制終了

ASTERIA WARP運用Tips 徹底解説知っておきたいASTERIA WARPの強制終了

インフォテリア株式会社 ASTERIA事業本部製品技術部

岸本秀和

アジェンダ

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事例1 OS再起動による強制終了

ASTERIA WARPの強制終了とは

事例 2 OS上のタスクやプロセス停止による強制終了


ASTERIA WARPを正規の方法で終了しないこと。

1. ASTERIA WARPのコマンドを使って終了したfsctrl shutdown killallコマンド等

2. ASTERIA WARPが想定しない方法で終了してしまった

2に関する事例を紹介します。


2.1 OS再起動による強制終了


OS再起動による強制終了とは

ASTERIA WARP起動中にOSの再起動を実施したらASTERIA WARPが正常に起動しなくなるケースがある。

この処理はASTERIA WARPの強制終了となります。


フローサービスのプロセス構成


ASTERIA Monitor

FTPService

Sched

uler

Flow

Service

Intern

alDataSto

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Man

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AccessC

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親プロセス

子プロセス

事例


ASTERIA Monitor

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Flow

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Intern

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1. OSの停止命令により、ASTERIA WARPのプロセスが順番に停止される。

Flow

Service

事例


ASTERIA Monitor

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Intern

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2. OSが停止しまったため、ASTERIA WARPの停止処理が途中で終了してしまい、起動中だったプロセスが強制終了される。

事例


ASTERIA Monitor

FTPService

Sched

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Service

Intern

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rage

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sole

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3. OSが起動しASTERIA WARPを起動しようとするとFlowServiceのプロセスが起動できなくなった。

そのためフロー処理が行えなくなった。

現象


フローサービスの強制終了もしくはフローサービスを停止をせずにOSの

シャットダウンしたことによりトリガー関連のファイルであるTriggerMap.xconfファイルが破損している可能性がある。

・FlowServiceプロセスが起動しない。・Asteria.logにはフローサービスの停止ログが正常に出力されない。・Flowservice.logには以下のメッセージが出力される。

対応策


• TriggerMap.xconfの復旧-バックアップからの復旧-履歴ファイル (TriggerMap.xconf.1～5)からの復旧

再発防止策


1. フローサービスの起動状況を確認する

$ fsctrl status

2. フローサービスが停止したことを確認しOSの再起動を行う

バージョン4.9.0からの改善

TriggerMap.xconfの読み込みが失敗しても、自動的にスペアファイル(TriggerMap.xconf.0)を読み込む


まとめ


OS再起動後、フローサービス起動しようとすると、フローサービスが正常に動作しない現象を予防するには…

OS再起動前にフローサービスを停止してからOSの再起動を行うこと。

2.2 OS上のタスクやプロセス停止による強制終了


OS上のタスクやプロセス停止による強制終了とは

Windowsのタスクマネージャーやkillコマンドを使用してASTERIA WARPのタスクやプロセス停止を行うこと。


事例


ASTERIA Monitor

FTPService

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Flow

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1. WindowsのサービスよりASTERIA WARPの停止を行ったが、フロー実行中だったため、FlowService以降のプロセスが停止できない。

事例


ASTERIA Monitor

FTPService

Sched

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Flow

Service

Intern

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sole

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2. Windowsのサービス画面のASTERIA WARPの状態が「停止処理中」のまま停止できなかったため、WindowsのタスクマネージャーよりASTERIA WARPと思われるタスク(javaタスク)を強制終了した。

するとサービス画面の「停止処理中」だったプロセスを停止することができた。

事例


ASTERIA Monitor

FTPService

Sched

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Flow

Service

Intern

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3. WindowsのサービスよりASTERIA WARPを起動し「実行中」ステータスとなり正常に起動したように見える。

しかしフローが正常に起動されない、管理コンソールにあらゆる情報が表示されなくなってしまった。

現象

サービスからASTERIA WARPが正常に起動することが確認できる。

管理コンソールに接続できる。

フローデザイナーからサーバーに接続できる。

その一方で

管理コンソールの表示がおかしい。

スケジュール処理が実行されない。

エラーログが大量に出力される。

正常に起動しているように見えて起動できていない。


現象

ASTERIA WARPの親プロセスを停止させただけで子プロセスが停止されていない。

ASTERIA WARPを起動しても起動中の子プロセスを監視することができない。

各子プロセスは独立して他のプロセスを参照することができない。


ASTERIA WARPの起動確認（fsctrl statusコマンド結果)

対応策

1. fsctrl status コマンドでASTERIAの起動状況を確認する。

2. 起動していた場合ASTERIAを停止させる。停止できない場合は強制終了コマンド（fsctrl shutdown killall）を実行する。

3. サーバーのOSの再起動を行う。

事前対応策として

OS上のタスクやプロセス停止による強制終了を行わない


Flow

Service

ASTERIAの強制終了コマンドで停止すると


ASTERIA Monitor

FTPService

Sched

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r

Intern

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fsctrl shutdown killallコマンド

・強制終了するプロセスを最低限に抑えることができる。

・各プロセスを確実に停止できる。

ただしあくまでも強制終了コマンドなので取り扱いに注意。

まとめ

ASTERIA WARPが正常に動作しない現象を防止するには…

ASTERIA WARPを正規な方法で停止させること。

停止できない場合はASTERIA WARPの強制終了コマンドで停止させること。

何よりも

強制終了をするようなシチュエーションを作らないこと。


Thank you!

知っておきたいasteria warpの強制終了

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