audience - may 2013

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札幌のライブハウス 情報が満載! take FREE Audienceは フリーペーパー 2013 5 May No.118 特集: 新時代のビッグバンド MERCER HASSY ORCHESTRA マーサー・ハッシー楽団

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Page 1: Audience - May 2013

札幌のライブハウス情報が満載!

発行人/泉 功一郎 発行/有限会社 札幌ビレッジボイス 〒060-0052 

札幌市中央区南2条東6丁目2-1 A

-1002TEL:011-596-9045 

FAX:011-596-9046 

E-mail:info@

svv.jp お電話でのお問合せは、平日10:

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(月刊)オーディエンス  毎月28日

発行

monthly A

udience Vol.118 May 2013

takeFREEAudienceはフリーペーパー

2013

5MayNo.118

特集:新時代のビッグバンドMERCER HASSY ORCHESTRA

マーサー・ハッシー楽団

Page 2: Audience - May 2013

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INDEX

FREE

for YOU

Sapporo Live Music Today -MAY. 2013-

マーサー・ハッシー楽団インタビュー……………………………1PMF…………………………………………………………………2SAPPORO CITY JAZZ…………………………………………………3MonthlyPickUp……………………………………………………4MonthlyPickUp……………………………………………………5ライブ・スケジュール………………………………………………6ライブ・スケジュール………………………………………………7ライブ・スケジュール………………………………………………8ライブ・スケジュール………………………………………………9ライブ・スケジュール………………………………………………10ライブ・スケジュール………………………………………………11セッション情報…………………………………………………12ミュージシャンスケジュール………………………………………12RealTopics………………………………………………………13じゃがいも的音楽論………………………………………………14ルーツ・ミュージック/天下御免のミュゼット狂…………………15エッセイ/すすきの都市伝説…………………………………15プレゼント………………………………………………………………16

20135~MAY~

■バンド名マーサー・ハッシー楽団とは素敵なネーミングですね。命名の由来を教え てください。バンドの発足会で各自が名前を考えて持ち寄り、投票で決めることにしました。わたしは~雷音みたいな名前を考えたのですが、多数決で、私がアレンジをする時に使うこの名に決まりました。(ちなみにマーサーは自分の名前<眞秀>をもじると同時に、敬愛するエリントンの息子さんの名前です。ハッシーは橋本からです。)

■改めてお聞きするのはなんですが、橋本さんにとってエリントンの魅力とは何でしょう?最高のテクニックと、個性的な音色を持つ奏者の集団をまるで自分の楽器のように扱うエリントン独特の音世界。。。当時おとなしかった日本人聴衆を興奮と歓喜のるつぼに引き込んだエリントンの公演を、昨日の事のように思い出します。

■最近注目している音楽やアーティストがいれば教えてください。色んなタイプの音楽を聞きますが、再生回数はダントツにエリントンです(笑)ジャズのミュージシャンではないけれど、GINO VANNELLI、そしてバークレーのグルーブ・キャンプで札幌に馴染みの深いタイガー・大越さんの活動や曲作り、音楽へのアプローチは、非常に刺激を受けます。二人ともリズム・セクションの使い方にエリントンに通じる斬新さ、ユニークさを感じますね。

■東京時代は、様 な々ジャンルの演奏はもとよりアレンジャーとして、また音楽雑誌で の採譜分析など様 な々形で音楽に携わってこられた訳ですが、最近の札幌の音 楽シーンをどのように捉えていますか?札幌は、特にギターが巧い人が多すぎます(笑)今はあらゆる楽器に、しっかりした指導者がいて素晴らしいミュージシャンが本当に多いですね。エレナちゃんや馬場君の活躍の影響でそれに続く若者が多く、若年層の管楽器奏者のレベルは世界でもトップ・クラスのような気がします。現在の楽団にも2名高校生の強力な逸材がいます。札幌には、それ以外にもロックや邦楽の世界でも特別なミュージシャンが居るのを知ってます。

■斬新な選曲やアレンジ、バンドサウンドが注目を集めていますね。伝統的な社会人 ビッグバンドとは明らかに違う感じがします。このバンドならではのコンセプトがあれ

エリントンが生きていたその時代、ジャズの現場では私たちが考えるよりも、もっともっと生 し々くエネルギッシュであり、そして音楽的なチャレンジの連続だったに違いありません。単に演奏様式の模倣ではなく常にチャレンジし続けるこの姿勢こそが、ジャズが本来持つ音楽的な楽しさでありエネルギーでもあります。そしてこの姿勢こそが、先人がこの音楽に込めたメッセージなのではないでしょうか。

マーサー・ハッシー楽団は、既成の演奏スタイル(様式美)の再現を目指すのではなく、ジャズを発明した先人からのメッセージを昇華させ、自分たちの力で前に進めようとする新時代のビッグバンドです。誰も聴いたことのない新しいビッグバンドジャズの魅力がここにあります。

昭和24年生まれ。専修大学GREEN SOUNDS ORCHESTRAにてコンサート・マスターを務める。当時の学生バンドでは類をみなかった作編曲担当。4年生時のオリジナル中心のリサイタルをスイング・ジャーナル誌で激賞される。同大学出身者で作った伝説のDISCO BAND<BUFFALO>リーダーとして、福生の米軍キャンプ、赤坂、新宿などで活躍。同バンド解散後ジョージ川口トリオのギタリストとして、銀座アポロンで演奏活動。その後、尾藤イサオの専属GUTARIST兼ステージ・アレンジャーなどを務める。同時に、銀巴里のハウスバンド、森進一のバック・ギタリストとしても活動。また音楽雑誌”GUITAR MAGAZINE"では、創刊時から数年間メインライターとして活躍。JIM HALL、PAT METHENY本人が監修したJAZZやROCK GUITARISTなどの採譜本、コード・ブックなど十数冊を執筆。その後家庭の事情で札幌に戻り、10数年間音楽活動を休止。徐 に々音楽活動を再開し、DREAM FACTORY ORCHESTRAでGUITAR,ARRANGEを担当。同バンド解散後MERCER HASSY ORCHESTRAを立ち上げ、LEADER,ARRANGER ,COMPOSER ,GUITARISTとして活動。伊藤元直主催のRomantic2,Romantic3等でも活動している。

MERCER HASSY ORCHESTRA HOME PAGE http://mercer-hassy.s1.bindsite.jp/

リーダープロフィール 橋本眞秀 (MERCER HASSY ORCHESTRA LEADER,ARRANGER ,COMPOSER ,GUITARIST)

ジャズの伝統を引き継ぎ、そして昇華させる新時代のビッグバンド

マーサー・ハッシー楽団

 ば教えてください。社会人ビッグバンドは9割がたが、ベーシー楽団、それもネスティコがアレンジ担当した時代に特化している気がします。サミー・ネスティコはジャズの歴史に残る、素晴らしいアレンジャーであることは間違いないのですが、それ以前のBIg Bandシーンをかろうじて、リアル・タイムで体感している自分にとっては、ほとんどのバンドがネスティコ・サウンド一辺倒になったことで、Jazzのエッセンスの何か大切なもののひとつを置いてきてしまったような気がするのです。その何かがエリントンのアレンジにはあります。いままで、圧倒的にネスティコのアレンジを演奏して来たメンバーも少なく無いのですが、最近はエリントン音楽のユニークさ、面白さも体感してくれているようで嬉しい限りです。自分の中のコンセプトは<最高に踊れる、うきうきする、生を実感できる>音楽、バンドのコンセプトは<音を真剣に楽しむ>ということに尽きます。

■ビッグバンドにおけるアレンジの魅力とは何でしょうか?各奏者、奏法の音色のブレンド、ダイナミクスの大きさ。確立された編成による無限の可能性あたりでしょうか。

■この楽団の演奏を通して、ライブを聴きに来てくれるお客様に伝えたい部分とは何でしょう?リアル・タイムで<共有>できる音世界と心象風景ですね。録音では決して伝わらない<なにか>を共有できるのがライブです。録音の技術やその芸術性を否定するつもりは全くありませんが、音楽とは元来、演奏者と聞く者が同時体験することのみで成り立っていたことを、忘れがちな気がします。

■一緒に活動してくれているバンドメンバーにも伝えていきたいものがあるのでは ないですか?音楽という、目には決して見えない、素晴らしくも不思議な人類遺産を<共有>できることの楽しさですね。

■音楽活動を通して目指していきたい「大きな夢」を教えてください。全くおこがましいことかもしれませんが、音楽の垣根を超えるような音楽を作ってみたいです。

Special Intervewここにしかありません。札幌の5月といえばライラック。

道外では全くと言っていいほど馴染みのないこの可憐な花は、昭和35年市民投票で「札幌の木」に選ばれています。

そして今年もまた5月22日(水)から札幌大通公園をメイン会場として「さっぽろライラックまつり」が開催されます。長い冬からようやく開放され、日本一心地のよい夏の訪れに期待に胸を膨らませる札幌の5月。ここにしかありません。

ここにしかない音楽との出会いを求めて、もっと音楽に会いに来てください。