生 命 倫 理(2単位) - teikyo-u.ac.jp · 積極的安楽死 (2)...

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担当責任者 一 般 教 育 目 標 評 価 方 法 ・ 評 価 基 準 準 備 学 習 の 内 容 教 科 書 ・ 参 考 書 等 教科書: 小林亜津子著 『看護のための生命倫理』(ナカニシヤ出版) 参考文献:授業中に適宜、指示します。 生 命 倫 理(2単位) この授業では、現代の医療に関わるさまざまな倫理的問題を扱います。医療の場面で倫理的な問 題を考えることの意味は、おもに次の2点が考えられます。 一つは、医療行為というのも一つの対人的な行為である以上、人と人との関わりを規制する倫理の 領域に関係するという点です。その場合、医師は単にガイドラインや法を遵守して行為するだけでな く、患者や家族と関わる際に、道徳的により望ましい判断や行為を導き出すことが求められることで しょう。そしてまた、そのための基本的な視点や基準を理解することが必要となるでしょう。 第二には、現代において医療技術がきわめて高度に発達し、その結果、従来の生命観、人間、生 殖、家族のあり方が大きな変更を迫られる可能性があります。技術自体は道徳的に中立的なもので すが、それを利用する仕方によっては、当事者、および当事者以外の様々な人々や社会全体に大き な影響を及ぼす可能性があります。その意味で、技術はその利用の倫理的な是非に関して、広く社 会的な議論が必要となり、社会的な合意を形成するための基本的な視点も必要となります。 講義では、以上のような観点から、医療の領域における倫理的な諸問題について、具体的な事例 に即しながら考えていきたいと思います(授業の内容や順序は、都合により若干変更することが 成績評価は、定期試験・レポート・平常点を参考にして総合的に評価します。 評価の比重は、定期試験(約40%)、レポート(約50%)、平常点(約10%)とします。 平常点は普段の授業態度と、課題の提出状況によって評価します。授業中の内職や居眠りなどに対 しては厳しい評価がつきますので、注意してください。 准教授 授業で扱う箇所は、教科書の該当部分をあらかじめ読んでおくことが望ましい。 Ⅰ-2

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担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

教科書: 小林亜津子著 『看護のための生命倫理』(ナカニシヤ出版)参考文献:授業中に適宜、指示します。

生 命 倫 理(2単位)

  この授業では、現代の医療に関わるさまざまな倫理的問題を扱います。医療の場面で倫理的な問題を考えることの意味は、おもに次の2点が考えられます。 一つは、医療行為というのも一つの対人的な行為である以上、人と人との関わりを規制する倫理の領域に関係するという点です。その場合、医師は単にガイドラインや法を遵守して行為するだけでなく、患者や家族と関わる際に、道徳的により望ましい判断や行為を導き出すことが求められることでしょう。そしてまた、そのための基本的な視点や基準を理解することが必要となるでしょう。 第二には、現代において医療技術がきわめて高度に発達し、その結果、従来の生命観、人間、生殖、家族のあり方が大きな変更を迫られる可能性があります。技術自体は道徳的に中立的なものですが、それを利用する仕方によっては、当事者、および当事者以外の様々な人々や社会全体に大きな影響を及ぼす可能性があります。その意味で、技術はその利用の倫理的な是非に関して、広く社会的な議論が必要となり、社会的な合意を形成するための基本的な視点も必要となります。 講義では、以上のような観点から、医療の領域における倫理的な諸問題について、具体的な事例に即しながら考えていきたいと思います(授業の内容や順序は、都合により若干変更することが

成績評価は、定期試験・レポート・平常点を参考にして総合的に評価します。評価の比重は、定期試験(約40%)、レポート(約50%)、平常点(約10%)とします。平常点は普段の授業態度と、課題の提出状況によって評価します。授業中の内職や居眠りなどに対しては厳しい評価がつきますので、注意してください。

宇 多 浩 准教授

授業で扱う箇所は、教科書の該当部分をあらかじめ読んでおくことが望ましい。

Ⅰ-2

生命倫理

№ 実施日 行 動 目 標

1 4.11(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)講義の概要 ― 物事を倫理学的に考えるとはどのようなことか、について理解する。

2 4.18(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)ヒポクラテス的倫理とその問題 ― 医の伝統的な倫理であるヒポクラテス的倫理とその問題点について理解する。KW:善行・無危害、パターナリズム

3 4.25(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)

インフォームド・コンセント (1) ― インフォームド・コンセントが確立された歴史を概観しながら、自律尊重原則の重要性について理解する。KW:ニュルンベルク綱領、患者の権利宣言、リスボン宣言

4 5.2(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)

インフォームド・コンセント (2) ― インフォームド・コンセントを実現するための医師-患者関係のあり方について、医師-患者関係の4モデルを参照しながら理解する。KW: 医師-患者関係の4モデル

5 5.9(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)輸血拒否の問題 ― エホバの証人の輸血拒否事件に即しながら、患者の自己決定権の意味について考える。

6 5.16(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)尊厳死 (1) 尊厳死とその背後にある患者の自己決定権の意味について考える。KW: プライバシー権(自己決定権)、QOL、家族の代理判断

7 5.23(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)尊厳死 (2) 尊厳死の問題を、法制化との関わりにおいてさらに考える。(VTRを使用)

8 5.30(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)積極的安楽死 (1) 積極的な安楽死の現状と、安楽死を求める人々の精神的状況について考える。 (VTRを使用)

9 6.6(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)

積極的安楽死 (2) 積極的安楽死に伴う倫理的な問題、とりわけ「患者の死ぬ権利(死の自己決定権)」の意味について理解する。KW:死の自己決定権

10 6.13(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)脳死と臓器移植 (1) ― 脳死の定義を理解するとともに、脳死と死の基準との関係について、いくつかの学説を踏まえながら理解する。

11 6.20(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)脳死と臓器移植 (2) ― 臓器移植にまつわる倫理的問題、とりわけ改正法の背後にある倫理学的問題について理解する。KW: 死の自己決定、オプト・イン方式、オプト・アウト方式

12 6.27(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)人工妊娠中絶の問題 ― アメリカにおける中絶論争に即しながら、女性の中絶する権利と胎児・胚の道徳的資格について検討する。KW: プライバシー権、生命尊重派、選択権尊重派、母体保護法

13 7.4(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)

出生前診断と選択的中絶 ― 出生前診断における自己決定権の背後にある問題、「障害」に対する価値観の問題について理解する。(VTRを使用)KW:選択的中絶、ロングフル・ライフ訴訟

14 7.11(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)生殖医療 (1) 人工授精と体外受精に伴う倫理的問題(AID・精子バンク等の問題)について理解する。(VTRを使用)KW:生殖の自律、優生学、子供の福祉

15 7.25(水)BA

34

宇 多 浩 准教授 (哲学)生殖医療 (2) 代理出産に伴う倫理的問題を考察する。(VTRを使用)

担 当 者 名時限

Ⅰ-3

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

医 療 社 会 学 (4単位)

教科書:「医療法学入門」 医学書院 大磯義一郎・加治一毅・山田奈美恵*出版事情により本年4月に間に合わない場合があります。参考書:① 「医療事故損害賠償の実務」 三協法規 和田仁孝・井上清成(編)② 「メディカル クオリティ・アシュアランス―判例にみる医療水準」 医学書院 古川俊治③ 「生命倫理と法Ⅱ」 弘文堂   樋口範雄・岩田太(編)④ 「医療コンフリクト・マネジメント-メディエーションの理論と技法」 シーニュ社  和田仁孝・中西淑美(著)⑤ 「人は誰でも間違える―より安全な医療システムを目指して」 日本評論社   米国医療の質委員会医学研究所(著)⑥ 「ヒューマンエラーは裁けるか―安全で公正な文化を築くには」 東京大学出版会  シドニー・デッカー⑦ 「救児の人々 ~ 医療にどこまで求めますか」  ロハスメディカル叢書  熊田梨恵

医学は実学であり、医療は生身の人間を相手にする営みです。ここ数十年、医学の急速な進歩により、実学である医学が国民から離れていってしまうという状況が生じました。その結果、終末期医療、ドラッグラグ、予防接種行政等様々な場面において、従来の医療制度と現実における医療の実践との間に大きな解離が生じることとなりました。本講においては、医療とそれを取り巻く社会的要因を具体的事例を用いて検討することを通じて、① 現在の医療の実践における問題を複眼的視点でとらえられる力を身につけること② 多数当事者間における問題解決方法を考察し、あるべき医療制度を模索する能力を 身につけること③ 医師国家試験において問われる社会医学知識を身につけること の三つを目的としています。また、講義の形式は、ソクラテスメソッドで行います。すなわち、壇上からの一方的な説明ではなく、教員からの質問と学生の回答の反復によって講義が進みます。皆さんの積極的な発言を期待しています。

① 試験(100点満点):第15回講義時に期末試験(短答式問題60点、論述式問題40点) を行います。 短答式問題は、過去の医師国家試験問題及びその類題より出題されます。② 各講義において発言をした者には、その内容に応じた加点を行います。積極的な発言を 期待します。③ 各講義終了時に小テストを行います。

最終評価は①+②+③で行います。但し、評点が100を超えた場合には100とみなします。

大 磯 義 一 郎 客員准教授

本年は出版事情により教科書の出版が間に合わないことから、下記に示した参考書をお読みください。

Ⅰ-4

医療社会学

№ 実施日 行 動 目 標

1 4.10(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

総論  我が国の医療制度我が国の医療制度及び医療紛争処理制度につき概観するとともに、各国の医療制度及び医療事件処理方法と比較検討することにより、よりよい医療制度を検討する。

2 4.17(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

チーム医療医療の専門化に伴い、チーム医療の必要性が高まっている。チーム医療とは何かにつき、医療供給時の視点及び法的責任の視点から具体的事例を通して検討する。

3 4.24(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)医師と法医師法及び医療法を概観するとともに、具体的事例を通じて医師に課せられた法的責任を検討する。

4 5.1(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

保険診療① ドラックラグと混合診療我が国は国民皆保険制度をとっている。そのため、治療薬として有効性・安全性が認められる治療薬に対しても、実際に保険適用がなされるまでに時間的な「ラグ」が必然的に生ずることとなる。医療保険制度に必然的に生ずる本問題を具体的事例を通じて検討する。

5 5.8(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

保険診療② 高額療養費制度医療を含めた社会保障制度は、憲法に定められた生存権の具現化といえる。その一方で、医療の高度化に伴い、医療費支出は高額化の一途をたどっている。具体的事例を通じて、社会保障の限界について検討する。

6 5.15(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

介護保険制度2000年より導入された介護保険制度につき概観し、これからの超高齢化社会におけるあるべき社会保障制度につき、具体的事例を通じて検討する。

7 5.22(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

社会と医療① ハンセン氏病戦後、医学が急速に進歩したため、医学界の常識と国民の感覚や既存の法律との間に解離が生じることとなった。ハンセン氏病問題を通じて医師というプロフェッションの社会的責任について検討する。

8 5.29(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

社会と医療② 予防接種我が国の予防接種行政は、世界標準から大きく遅れており、予防接種後進国といわれている。具体的な事例を通じて、なぜこのような状況に至ったのか社会と医療(科学)の視点から検討する。

9 6.5(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

社会と医療③ 薬害事件医薬品に副作用は付き物である。ある副作用被害が生じた場合、それが避けられない副作用被害なのか、避けうる副作用被害なのか、具体的事例を通じて社会と医療(科学)の視点から検討する。

10 6.12(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)民事責任医師に課せられた法的責任の一つである民事責任につき、具体的事例を通じて検討する。

11 6.19(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)刑事責任医師に課せられた法的責任の一つである刑事責任につき、具体的事例を通じて検討する。

12 6.26(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

法の限界法という権利-義務の形式を用いた紛争解決手段の有用性とその限界を具体的事例を通じて検討したうえで、メディエーションなど新たな紛争解決アプローチについて検討する。

13 7.3(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

生命倫理① ヒト 胎児現在、法的には、原則として胎児はヒトとはみなされないこととなっている。目覚ましい生命科学の発展に遅れて検討が始まった生命倫理学とは何か。法と医療と社会の関係を検討する。

14 7.10(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)生命倫理② 終末期医療超高齢化社会を迎える中で、終末期医療の現状とその課題を具体的事例を通じて検討する。

15 7.24(火) 大 磯義一郎客員准教授

(医情) 期末テスト

4

4

担 当 者 名

4

4

4

4

4

4

時限

4

4

4

4

4

4

4

Ⅰ-5

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等1.臼田 秀明 『地球・生命・人間の成り立ちから考える環境・文明試論のためのノート』 ウエブからダウンロードできるようになると思います。2.臼田 秀明 『知は地球を救う』 1.はじめに ―豊かな生命と環境の世紀をめざして― 帝京大学文学部教育学科紀要 34:97−104(2009)http://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/husuda1_34.pdf3.臼田 秀明 『知は地球を救う』 2.人類の進化700万年 ―予断に捉われないことの難しさ― 帝京大学文学部教育学科紀要 34:105−144(2009)http://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/husuda2_34.pdf4.臼田 秀明 『知は地球を救う』 3.作物の栽培化から遺伝子組み換え作物まで ―豊かさの広汎化と豊かな多様性・地域性の併存を目指して―帝京大学文学部教育学科紀要 35:123-180 (2010)http://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/kyoiku35-10.pdf5.臼田 秀明 『知は地球を救う』 4.森と人 ―森と人の共生から多様な生命が集う生態系の保存をめざして―帝京大学文学部教育学科紀要 36:79-152 (2011) http://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/tosho/kyoiku-36-09.pdf6.臼田 秀明 『知は地球を救う』 5.我々の暮らしと地球への負荷 ‐目を閉じて全体を静かに心で見てみよう‐帝京大学文学部教育学科紀要 37(印刷中)7.水俣病問題に係る懇談会. 2006. 提言書.http://www.env.go.jp/council/toshin/t26-h1813/honbun.pdf.

この授業では先ず現在我々の抱えている環境問題とはどのようなものか、それに対して世界はどのような取り組みを行なってきたのか、あるいはどのような対立があるのかをまとめる。次にそもそも、宇宙・地球・生命がどのように誕生したのか、太陽から始まるエネルギー・物質循環とはどのようなものかを整理する。更に700万年前に猿人の祖先を持つ20万年前に誕生したホモ・サピエンスが野生植物を栽培化し農業を始め、森を伐り開き都市文明を興し、産業革命を起こし、熱帯雨林を伐採し、遺伝子組み換えダイズを植えながら70億に上る人の暮らしをどのように支えて来たかを俯瞰する。 そのようなことを踏まえ40億年の生命誌の中で、①人類の位置づけをおこない、②再生不能な化石燃料を大量消費することにより酸性雨・大気汚染・温暖化など我々が引き起こしている環境問題を捉え直す。そのことで風土・伝統・文化を異にする世界の人々が通底して持てる『豊かな環境といのちの21世紀』を目指した大きなビジョンを考えてみたい。 この授業は知識を覚えることではなく、各自がもう一度自分の世界観・価値観について『いのちと環境』から考え直すことが目標である。

授業への取り組みと理解度(25%)と期末のレポート(75%)で評価する。この授業は考える事が重要なので試験は行わない。

いのちと環境の科学(2単位)

21世紀は『環境といのちの世紀』と言われている。それは20世紀の後半に経済が多くの歪みを伴いながらかつてないほど急速な成長を遂げたことにより『環境といのち』が危うくなったことを反省している為である。例えば水俣病は1956年に公式に認定されたが、既に1949年頃には不知火海で魚に異変が見つかり始めていた。そのことは実際の被害は公式認定より数年前から発生していたことを示唆している。2012年現在、水俣病は発生から60年近くが経過しているが、完全に解決さていない。 また1962年カーソンの『沈黙の春』により環境問題に警鐘が鳴らされ、1972年の国連の『人間環境会議』以来、『持続可能な発展』という方向性が示された。それから40年が過ぎたが、グローバル化・肥大化・細分化する現状のもと、格差のある先進国・新興国・発展途上国の個人は全体を見通すことが出来ていない。現在世代の暮らしは将来世代の取り分まで使いながら、あるいは地球にその環境収容力以上の負担を掛けることによって成り立っており、21世紀を豊かな『環境といのちの世紀』することは混迷を深めている。例えば 福島の原発の事故も想定する範囲を限定し、我々が無定見に”安全神話”を受け入れたことが大きく作用した。このことは全体を見通せないことが大きな災いをもたらすことを如実に示している。 このような現状を考えると、とくに『いのち』に関わる職業を選ぼうとしている諸君は『環境と生命』に基づいた新たな世界観・価値観を構築し21世紀の地球のあるべき姿のビジョンを全体を見通し描く必要ことが迫られている。 

臼 田 秀 明 教 授

以下の資料を読んでおくこと。

Ⅰ―6

いのちと環境の科学

№ 実施日 行 動 目 標

1 4.10(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)

21世紀を生きる個人にとって『いのちと環境の科学』を学ぶことがなぜ重要性であるかを考える。またその時にはどのような視点があるかについて、各自の考えを述べることができるようにする。戦後の公害(大気汚染、水質汚染、土壌汚染、酸性雨、廃棄物処理、ゴミ問題)を伴った経済発展の実態を理解し、水俣病が長期間解決されなかった原因を学ぶとともにその教訓を生かせず福島の原発事故を起こした我々の責任について考えられるようになる。(参考文献1、全ての回に関連)(参考文献2、6、7)

2 4.17(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)

1972年の国連の『人間・環境会議』、92年のリオ・環境サミットなどで国際的にどのように環境問題に取り組むようになったのか?環境問題・暮らしの豊かさ・幸福を評価する客観的な指標にはどのようなものがあるか、また国連のミレニアム・ディベロプメント・ゴールについて理解する。21世紀の半ばには90億人になると予想される、人口問題・都市化と過疎化についてグローバルな点から整理する。DDTの危険を訴え環境問題を俎上に載せた『沈黙の春』とマラリア予防のためのDDTを限定的に使用している現状について問題点を整理し、各自の見解を構築する。「残留性有機汚染物質条約」など現在の有害化学物質に対する取り組みを学ぶ。(参考文献2、6)

3 4.24(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)宇宙・地球・生命がどのように誕生したかを学び、いのちと環境の21世紀を生きる各自の視点を明確にする。

4 5.1(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)多様性の原動力『進化』と進化を否定する動き『インテリジェントデザイン』の対立軸を明らかにし、生物の多様性を維持するとはどういうことなのかを考えられるようにする。

5 5.8(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)種の多様性を生み出したしくみ、遺伝子の水平移動で起こった共生進化を把握し、生物多様性への認識を深める。

6 5.15(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)

5億年前にオゾン層が形成され4.5億年前頃に生物は初めて陸上に進出したこと、現在のオゾン層破壊の問題、『モントリオール議定書』の内容を詳らかにし、オゾン層の重要性、フロンなどのオゾン層破壊物質の規制について述べることができるようにする。

7 5.22(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)700万年のヒトの進化を学び、どのように70億人の人が地球に住むようになり地球に多くな負荷を与えるようになったのか説明できるようになる。(参考文献3)

8 5.29(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)

ホモサピエンスの誕生と発展とネアンデルタル人が2.5万年前に滅びたことをまとめ、生物が如何に気候や環境変動の影響を受けるかを理解し、人為により気候変動を引き起こす可能性の是非を論ずる(14回目の課題)準備を行う(気候変動の文明への影響は黒死病など別途学ぶ)。(参考文献3)

9 6.5(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)人がどのように野生植物を栽培化し農耕を開始することにより、都市・文明が発達したかを学習し、文明の発達の基盤と問題点を考察する。(参考文献4)

10 6.12(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)

人口増加を支えた緑色革命と現在耕作地の10%で栽培されている遺伝子組み換え作物について理解し、それらの問題点を考察する。更に、グローバル化する世界で急増する人口を支える農業のあるべき姿(特に日本の今後の農業)について各自の見解を作り上げる。(参考文献4)

11 6.19(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)

森がどのように形成され、我々が森にどのような負荷を与えてきたのかをまとめ、我々の現在抱える森林破壊の現状と問題点を明らかにし、日本の林業・世界の森林資源の保全をどのように行うかを考える。(参考文献5)

12 6.26(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)

恐竜の絶滅を含む過去の5大絶滅はどのようなものであったのか、またその原因について理解し、我々が果たして6番目の生物大絶滅を引き起こしてしているかを考察する。また生物多様性を保全するためのインセンティブとモラルの相克について各自の見解を明らかする。

13 7.3(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)今日の地球上での物質・エネルギー循環を理解し、地球の循環という観点から環境問題を論述できる基礎を築く。

2

2

2

2

2

2

2

時限 担 当 者 名

2

2

2

2

2

2

Ⅰ―7

いのちと環境の科学

№ 実施日 行 動 目 標時限 担 当 者 名

14 7.10(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)

地球誕生以来の気候変動を理解し、現在の気候をその中で説明できるようにする。温暖化・有限な化石燃料の枯渇・再生可能なエネルギー資源について学び、今後のエネルギー源・日本の温暖化防止に対する方策について個人的意見を確立する。

15 7.24(火) 臼 田 秀 明 教授 (教育)

未来世代・他の生物との公正を考えた環境倫理を踏まえて持続可能な暮らしを構築するためには各自がどのような行動を取り得るかを深く自分に問いかける。またその時の基軸になる価値観・善悪の判断基準を確立する。

2

2

Ⅰ―8

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

情 報 リ テ ラ シ ー (4単位)

教科書や参考書は特に必要ないが、各自で自分用のパーソナルコンピュータを所有することが強く望まれる。なお、市販のパーソナルコンピュータには多くの機種があるが、選定のポイントは初回講義時に説明する。情報リテラシーの講義を通して使用するソフトウエアは、Microsoft社のOfficeシリーズ(Word,PowerPoint および Excel)である。提出課題等の作成では、それ以外のメーカーのOffice Suiteを使用しても構わないが、その場合は自己責任となる。

   医学を志すものにとって,必要となる情報リテラシー(情報化時代の読み書きそろばん能力)を養うことを目標とする。具体的には大学のパソコン教室に用意されているパーソナルコンピュータ(以下,PCと略記する)を用いて,情報処理の実用面に徹した実習講義を行う。また,学内PCからネットワークに接続して,情報を得たり,みずから発信する方法を学ぶ。さらに,基礎生化学・医科生物学・医科物理学・医療統計学などの科目から,トピック的にいくつかの関連課題を選び,実戦的なPCの活用方法の習得をめざす。実習講義の具体的な達成目標は次のとおりである。

 1.PCやインターネットを活用する上で,どうしても覚えておかねばならない基本的事項を理解する。 2.電子メールを利用するための設定方法およびその利用方法を習得し,電子メールで提出課題を送信できるようにする。 3.インターネットを利用して,医学・生命科学関連の情報の検索および収集をできるようにする。 4.ワープロソフトを使って実験系科目のレポートを作成するスキルを身につける。また,表計算ソフトのグラフ作成ツールを使って,実験データなどを見栄えよく視覚化する方法を学ぶ。 5.プレゼンテーションソフトを利用して,様々なテーマに関するプレゼンテーションを作成するためのスキルを身につける。 6.表計算ソフトのもつ様々な関数やデータ処理ツールを利用して,医学分野ですぐに役に立つ実践的な統計処理や科学技術計算,大量データ処理,シミュレーションなどのやり方を学ぶ。 ★第1回目の授業では,学内LANを利用するための説明を行うので必ず出席すること。

①出席状況および各回の授業で実施する課題の提出状況とその完成度②前期・後期の期末に実施するPC実技テストや夏休み課題など

以上のことを勘案して総括的に評価を行う。評価のウェイトは,①が60%,②が40%である。したがって、すべての講義に出席し、きちんと課題を出していれば、合格最低点となる(情報リテラシーは,PCを使った実習科目であるため,成績評価では出席点の比率が大きくなっている)。欠席・遅刻・課題未提出は,最終評価から大きく減点されるので注意すること。

下 河 原 浩 介 准教授

 関連科目として,基礎生化学,基礎化学実験,医科生物学,医療統計学が挙げられ,それぞれ連動する内容を含んでいる。また、プレゼンテーションソフトの学習については,医学序論総合演習と関連が深い。PC入力のスキルとして,タッチタイピング(いわゆるブラインドタッチ)ができることが望ましい。タッチタイピングは夏休みの間に課題を出すので,それで練習してもらう。

Ⅰ-9

情報リテラシー

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

【授業ガイダンス】パソコン教室やスタディールームに用意されているPCや周辺機器の紹介。学内LAN利用のための誓約書への記入と情報リテラシーのアンケート調査。USB等外部記憶メディアの購入についての説明。初心者のための個人用パソコンの選び方についても触れる。KW:LAN(Local Area Network),USBフラッシュメモリ

3 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【インターネット入門・インターネットを使った情報検索】インターネットに関連した基礎的な概念を身につける。学内ネットワーク利用上の注意点を理解する。学生用のデータサーバ(Medic)にアクセスし,その使い方を学ぶ。また,インターネット上の様々な情報源にアクセスし,それを利用できる能力を身につける。情報検索のコツや,ネット上の情報を利用する上での注意点やマナー(ネチケット)についても学ぶ。KW:WWW,URL,ハイパーテキスト,ハイパーリンク,ネチケット, 検索エンジン,一次情報と二次情報,メディアリテラシー

4.20(金)

4.27(金)

准教授(共通

教育センター)

担 当 者 名

1 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

4.13(金)

5.11(金)

5.18(金)

准教授(共通

教育センター)

【Word1】ワープロソフトWordの基本操作。入力・編集作業ができる。全角文字・半角文字,MS明朝体・Century体の使い分けができる。KW:タイトルバー・メニューバー・ツールバー,保存・上書き保存,   印刷プレビュー,空白文字,改行マーク,文字サイズ,フォント

2 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Windowsシステム入門】Windows PCを使いこなすに当たって最低限知っておくべき基本事項について学ぶ。KW:ハードディスクドライブ,メモリー,フォルダ,デスクトップ, マイドキュメント,ファイル拡張子,インプットメソッド,漢字変換, キーボードショートカット,コンテクスト(状況依存)メニュー, ドライブレター,パス名,文字コード,ログイン名とパスワード

5 下 河 原 浩 介

准教授(共通

教育センター)

【Word3】罫線機能を利用して,複雑な表の作成・編集ができる。「カルテ」の表作成とそのセルへ文字入力作業をする。KW:罫線ツールバー,列幅変更,行・列の挿入・削除, セルの結合・分割・削除

4 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【電子メール】電子メールの概念を学ぶ。電子メールを利用する際に覚えておくべき事項やメールやり取りでの基本的マナーを理解する。携帯メールとの違いについても理解する。大学から与えられたメールアカウントを利用するため,メールクライアントの設定をおこない,実際にメールの送受信をやってみる。返信メールや添付ファイルの送信にもトライする。KW:メールアドレス,件名,ファイル添付,文字コード,データ圧縮,   テキスト形式,機種依存文字,   メールサーバとメールクライアント,Webメール

7 下 河 原 浩 介

【Word5】オートシェイプ機能を利用して,図形描画ができる。また,図形の編集ができる。KW:描画キャンパス,オートシェイプ,基本図形, テキストボックス,図形の塗りつぶし

6 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Word2】文字飾りの操作ができる。数式エディタを利用できる。文字列のコピー・移動ができる。文字位置の変更ができる。KW:太字・斜体・上付き・下付き,中央揃え・右揃え, 均等割付,インデント,ルーラー,タブ設定

9 下 河 原 浩 介

8 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Word4】前回の「カルテ」に対して,さまざまな文字編集を行う。さらに文書に画像を挿入・編集して,完成させる。KW:画像ファイル,クリップアート,文字の折り返し, 罫線ツールバー,列幅変更,行・列の挿入・削除, セルの結合・分割・削除

6.8(金)

6.15(金)

5.25(金)

6.1(金)

Ⅰ-10

情報リテラシー

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標担 当 者 名

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

2 1

1 2

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

准教授(共通

教育センター)

准教授(共通

教育センター)

【PowerPoint2】スライド内の文字やオブジェクトにアニメーション効果を設定できる。できあがったスライドに対し,リハーサル設定をしてスライドショーを仕立てることができる。KW:一括設定・個別設定,サウンド効果,効果のオプション,   画面の切り替え設定,スライドショーの中断・再開

11 下 河 原 浩 介

准教授(共通

教育センター)

【Excel基礎2】連続データの作成ができる。セルの相対参照・絶対参照の使い分けができる。関数式の入力と利用ができる。KW:フィルハンドル,オートフィル,オートSUM,   関数ウィザード,相対セル番地・絶対セル番地(講義日時が変則的となっているので注意せよ)

10 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【PowerPoint1】プレゼンソフトPowerPointの利用。スライドの作成ができる。スライドに動画・写真などの画像,グラフ・表・図形の挿入ができる。KW:タイトルホルダ,プレースホルダ,デザインテンプレート,   スライドレイアウト,スライドの挿入・コピー・移動・削除

13 下 河 原 浩 介

准教授(共通

教育センター)

【Excel基礎テスト】前期で学習したExcelの基礎技術をテスト形式で改めて振りかえる。

12 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Excel基礎1】表計算Excelの利用。シートへの入力・編集ができる。数式を入力して表計算ができる。表に罫線が引ける。KW:数式バー,セル番地,行・列番号,フィルハンドル,   罫線ボタン

15 下 河 原 浩 介

准教授(共通

教育センター)

【Excel応用2】グラフウィザードをつかってグラフを作成してみる。様々なグラフの特徴や使い方を学ぶ。KW:グラフウィザード,数値軸と項目軸,凡例と目盛線,   棒グラフ・折れ線グラフ・散布図

14 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【デジタルイメージ処理】「医科生物学実験」で作成したデジタルイメージを題材にして画像処理の基本を学ぶ。PCで画像データやグラフィックスのデータの情報がどのように取り扱われているかを理解する。KW:ラスタ画像とベクトル画像,JPEG・GIF・PNG・BMP,ピクセル,   24ビットカラー・グレースケール・モノクロ,解像度,画像圧縮,   デジタルカメラ,スキャナー

17 下 河 原 浩 介

【Excel応用4】「医療統計学」科目と関連して,データの記述統計処理ができる。基本統計量を求め,データの度数分布表,そのヒストグラムおよび度数分布曲線を作成できる。KW: COUNT,AVERAGE,SUM,VAR,STDEVP,MAX,MIN,    MEDIAN,MODE,QUARTILE,COUNTIF関数

16 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Excel応用1】ワークシートの様々な使い方について解説する。セル幅・高さの調節,セルの配置,セルの結合,ワークシートの移動やコピーができる。セルに入れることのできるデータの「型」についても理解する。基本的なワークシート関数についても説明する。KW:相対参照,絶対参照,数値・文字・理論値・日付,   セルの書式設定,ワークシート関数

19 下 河 原 浩 介

18 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Excel応用3】「基礎生化学実験」科目と関連して,実験で得られた実験データを題材にグラフを作成してみる。エラーバーや近似曲線や片対数グラフの作製法など,やや高度なグラフのデコレーションを学ぶ。また,「名前」機能を使った数式の書き方についても学ぶ。KW:片対数グラフ,目盛線,近似曲線,エラーバー,第2軸,   データ系列,名前作成,SLOPE関数,INTERCEPT関数

6.22(金)

7.6(金)

7.13(金)

7.18(水)

7.20(金)

7.27(金)

9.19(水)

9.26(水)

10.3(水)

10.10(水)

Ⅰ-11

情報リテラシー

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標担 当 者 名

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

1 3

2 4

准教授(共通

教育センター)

准教授(共通

教育センター)

【Excel応用6】「医科生物学」および「基礎生化学実験」と関連して,酵素反応速度論を理解するため,ラインウイーバーバーグプロットを作成する。化学実習(「酵素反応」)で得られた実験データをつかう。KW:ミカエリス・メンテンの速度式,ラインウィーバーバーグプロット

21 下 河 原 浩 介

准教授(共通

教育センター)

【Excel応用8】「医療統計学」と関連して,「中心極限定理」のシミュレーションを実施する。KW:乱数生成,一様分布,正規分布,標本平均

20 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Excel応用5】「医療統計学」で学んだ確率分布のうち,正規分布・カイ2乗分布・t分布・F分布の分布曲線を描くことができる。KW:べき指数,EXP関数,SQRT関数,PI関数

23 下 河 原 浩 介

准教授(共通

教育センター)

【Excel応用10】「基礎生化学」および「基礎生化学実験」と関連して,弱酸(酢酸)および強酸(塩酸)の希釈度と電離度やpHとの関係を理論的に考察し,その理論に基づいて実験結果をシミュレートするグラフを作成してみる。KW:シミュレーション実験

22 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Excel応用7】「医科生物学」で学んだ「ロトカ・ヴォルテラの捕食式」をExcelを使って計算し,作図,解析してみる。KW:漸化式,循環参照,反復計算,IF関数,入力規則

25 下 河 原 浩 介

准教授(共通

教育センター)

【Excel応用12】代数的に解くことのできない非線形問題をソルバーというエクセルのツールを使って数値的に解く方法について学ぶ。実際にソルバー使って,「基礎生化学実験」で得た酵素反応速度の実験データに,ミカエリスメンテンの速度式を直接当てはめる場合のVmaxとKmの至適値を求める。KW:非線形問題,最小二乗法,数値解析,ゴールシーク,ソルバー

24 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Excel応用9】アンケート調査結果から,ピボットテーブル機能を利用して,m×n分割表を作成できる。さらに「医療統計学」との関連で,2要因の関連性を検定できる。KW:独立な事象,観測値,理論値,χ2乗分布,CHIINV関数

27 下 河 原 浩 介

准教授(共通

教育センター)

【Excel応用14】テーブルの中から特定の値を取り出したり,順位をつけたり,頻度分布を作るための処理関数について学ぶ。KW:オートフィルタ,INDEX関数,MATCH関数,RANK関数,FREQUENCY関数

26 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Excel応用11】先週に引き続き,「基礎生化学」および「基礎生化学実験」と関連して,酢酸,リン酸,アミノ酸の滴定実験のシミュレーションをおこなう。また,エクセルツールのゴールシークを使って,代数的に解けない方程式の数値解を求める方法を学ぶ。KW:数値解析,ニュートン法,ゴールシーク

29 下 河 原 浩 介

【Excel応用テスト】後期に学んだ様々なExcelの応用技術をテスト形式で改めて振り返り,確認する。

28 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【Excel応用13】手計算では不可能な大量のデータをエクセルを使って効率よく処理する方法を学ぶ。大きなテキストデータのエクセルへのインポート法,大量データからの特定データ抽出やデータの並べ替えの方法についても学ぶ。KW:テキストデータ,タブ区切りテキスト,固定桁区切りテキスト, カンマ区切りテキスト,テキストファイルウィザード, データベース,オートフィルタ,ソート

30 下 河 原 浩 介

10.17(水)

10.24(水)

1.9(水)

11.14(水)

11.21(水)

11.28(水)

12.5(水)

10.31(水)

11.7(水)

12.12(水)

12.19(水)

Ⅰ-12

ヒューマンコミュニケーション(2単位)担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準備学習の内容

教 科 書・参 考 書 等

 特に指定しない。

  一般社会人として、また、将来チーム医療を担うメンバーとして、人間関係を適切に構築することはきわめて重要である。そのためにはヒューマニズム(いのちの尊厳、いたわる心など)および基本的マナーにもとづくコミュニケーションが実践できる必要がある。その大切さ、技法、態度を学ぶことを目的とする。

 出席状況、演習への積極的な参加・チームへの貢献、提出物などから総合的に評価する。

井 上 真 智 子 助 教

 講義の際に、発表する。

Ⅰ-13

ヒューマンコミニュケーション

№ 実施日 行 動 目 標

1 4.14(土) 井出口直子講師(非)

(帝京平成大)

コミュニケーションガイダンス・コミュニケーションの意義について学習する

2 4.29(日) 高 塚 人 志外部講師

(医)気づきの体験学習・コミュニケーションを再考する・自分を知る

3 4.29(日) 高 塚 人 志外部講師

(医)気づきの体験学習・コミュニケーションを再考する・自分を知る

4 4.29(日) 高 塚 人 志外部講師

(医)気づきの体験学習・コミュニケーションを再考する・自分を知る

54.28(土)4.29(日)クラス別

井上真智子 助教 (衛公)ワールドカフェ・人の考え方や価値観の多様性を体験する・さまざまな人とのやりとりを通して新たに生まれるものを発見する

64.28(土)4.29(日)クラス別

井上真智子 助教 (衛公)ワールドカフェ・人の考え方や価値観の多様性を体験する・さまざまな人とのやりとりを通して新たに生まれるものを発見する

7 5.19(土) 高 塚 人 志外部講師

(医)人を大切にする聴く力を磨く・相手の話を「聴く」とはどういうことかを体験する

8 5.19(土) 高 塚 人 志外部講師

(医)人を大切にする聴く力を磨く・相手の話を「聴く」とはどういうことかを体験する

96.2(土)6.9(土)クラス別

井上真智子 助教 (衛公)スモールグループディスカッション・「聴く」「伝える」「質問する」スキルを用いてグループで話し合う・グループで作成した成果物を発表する

106.2(土)6.9(土)クラス別

井上真智子 助教 (衛公)スモールグループディスカッション・「聴く」「伝える」「質問する」スキルを用いてグループで話し合う・グループで作成した成果物を発表する

11

12

13

14

15

1

1

後日掲示(医療系学部・学科合同)

    ヒューマンコミュニケーション演習(総合討論・発表)    ・テーマを設定してグループ討議・発表を行う    ・演習を通して、前期の行動目標を実践することができる    ・ヒューマンコミュニケーションの大切さを説明できる

2

2

5

担 当 者 名

3

時限

1

1

2

Ⅰ-14

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等

英 語 Ⅰ(2単位)

・やさしい医学英語(医学書院)・授業プリント

※電子辞書を購入する際は、ステッドマン医学大辞典または医療系専門用語が搭載された物を選択してください。

 今年は新校舎で医療系3学部が共に集い学ぶ最初の年となります。そこで、各々の専門分野に入る前段階として、共通の教科書を用いて基礎・入門の医学英語を体系だてて学ぶことで、3学部共通の英語力を養います。医療系学生にとって必要不可欠の単語力を身につけること、将来必要となる英文資料の参照・研究に備え、正確な英文読解力を養うことの2つを目標とします。ギリシャ・ラテン語起源の多い英単語は今までの受験英語とは異なり、習得するには相当の努力を要しますので新たな気持ちで取り組んで下さい。

・小テスト、中間試験、定期試験で評価します。・ただし出席状況および授業態度等も考慮する場合もあります。

平 野 ゆ か り 准 教 授

・単語の意味、発音、翻訳の事前学習を行い、予習ノートを作成して授業に臨むこと。・授業中は、事前に作成したノートの訂正及び加筆を行うこと。・単語帳を作成し、繰り返し暗記すること。

※授業進度は各クラスの理解度により、変更される可能性があります。※変則的授業日は各クラスの先生の都合により変更される可能性があります。

Ⅰ-15

英語Ⅰ

№ 実施日 行動目標

1 4.12(木)①②③

122

イントロダクション医学英語の歴史、語の構成を理解する

2 4.19(木)①②③

122

細胞、器官の英語を理解する

3 4.26(木)①②③

122

循環器系およびその疾患の英語を理解する

4 5.10(木)①②③

122

血液およびその疾患の英語を理解する

5 5.17(木)①②③

122

プリント学習

6 5.24(木)①②③

122

プリント学習

7 5.31(木)①②③

122

中間テスト

8 6.7(木)①②③

122

呼吸器系とその疾患の英語を理解する

9 6.14(木)①②③

122

消化器系とその疾患の英語を理解する

10 6.21(木)①②③

122

病院の診療科の英語を理解する

11 6.28(木)①②③

122

泌尿器系とその疾患の英語を理解する

12 7.5(木)①②③

122

プリント学習

13 7.12(木)①②③

122

プリント学習

14 7.19(木)①②③

122

定期テスト

15 7.26(木)①②③

122

まとめ

時限

①クラス 平野ゆかり准教授 (医療共通教育センター)

②クラス 平野ゆかり准教授 (医療共通教育センター)

③クラス 島ゆり 講師(非)(医療共通教育センター)

担 当 者 名

Ⅰ-16

英語Ⅰ

№ 実施日 行動目標時限 担 当 者 名

16 9.20(木)①②③

122

神経系とその疾患の英語を理解する

17 9.27(木)①②③

122

筋骨格系とその疾患の英語を理解する

18 10.4(木)①②③

122

皮膚および感覚器系とその疾患の英語を理解する

19 10.11(木)①②③

122

生殖器系とその疾患の英語を理解する

20 10.18(木)①②③

122

プリント学習

21 10.25(木)①②③

122

プリント学習

22 11.1(木)①②③

122

中間テスト

23 11.8(木)①②③

122

内分泌系とその疾患の英語を理解する

24 11.15(木)①②③

122

各種検査の英語を理解する

25 11.22(木)①②③

122

各種検査の英語を理解する

26 11.29(木)①②③

122

各種処置の英語を理解する

27 12.6(木)①②③

122

各種処置の英語を理解する

28 12.13(木)①②③

122

プリント学習

29 12.20(木)①②③

122

定期テスト

30 1.10(木)①②③

122

まとめ

①クラス 平野ゆかり准教授 (医療共通教育センター)

②クラス 平野ゆかり准教授 (医療共通教育センター)

③クラス 島ゆり 講師(非)(医療共通教育センター)

Ⅰ-17

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等

英 語 Ⅱ(2単位)

LIFESAVER  (MACMILLAN LANGUAGEHOUSE) ISBN978-4-7773-6036-9文法等はプリント対応の予定

できるだけ医療系専門用語が搭載された辞書を持参してください。

  聞く・読む・話す・書く といった英語の四技能のうち、特に 『話す・書く』の分野を鍛え、英語で情報を“発信”する力を養うことを目標とします。

医療関連の比較的易しい文章や表現の理解をもとに、発話練習やライティング、英作文やプレゼンテーションの練習をすることを通して、自分の持つ情報や研究結果を英語で発信できる力を身につけます。また、修得した表現の応用力を養成するため、ポイントごとに文法の確認も行います。

 

・小テスト・中間試験・定期試験で評価します。 ・ただし出席状況および授業態度等も考慮する場合もあります。

平 野 ゆ か り 准 教 授

・単語の意味、発音、翻訳の事前学習を行い、予習ノートを作成して授業に臨むこと。・授業中は、事前に作成したノートの訂正及び加筆を行うこと。・単語帳を作成し、繰り返し暗記すること。

※授業進度は各クラスの理解度により、変更される可能性があります。※変則的授業日は各クラスの先生の都合により変更される可能性があります。

Ⅰ-18

英語Ⅱ

№ 実施日 行 動 目 標

1 4.12(木)①②③

211

授業オリエンテーション 規則説明Unit 1 言葉の力言葉の力というテーマのエッセイを2つ読み、医療従事者を目指す者として、「なぜ英語を今、学ぶ必要があるのか」を考え確認する。

2 4.19(木)①②③

211

Unit 2 励ましの声をかける外国で病気になって不安を感じている患者にかける励ましの表現や医療関係の英単語を学ぶ。

3 4.26(木)①②③

211

Unit 3 気分を聞く患者の気分を聞く表現や症状を表す英単語を学ぶ。

4 5.10(木)①②③

211

Unit 4 行先の案内病院内での案内が的確にできるような表現、体の部位の名称を表す英単語を学ぶ。

5 5.17(木)①②③

211

Unit 1-4覚えた表現や単語を実際の会話で使う練習をする。学習内容のまとめ。

6 5.24(木)①②③

211

中間テスト

7 5.31(木)①②③

211

Unit 5 症状を尋ねる医療現場で必ず必要となる症状の尋ね方、頭部の症状に関する英単語を学ぶ。オンライン看護について学習する。

8 6.7(木)①②③

211

Unit 6 痛みの場所を聞く肩から下の症状に関する英単語を学び、さらに的確な指示や説明のしかたを学ぶ。American Journal of Nursing 記事を読む。

9 6.14(木)①②③

211

Unit 6 痛みの場所を聞く覚えた表現や単語を実際の会話で使う練習をする。

10 6.21(木)①②③

211

Unit 7 症状の持続時間を聞く適切な治療のための質問のしかた、聞き取りのしかた、全体症状に関する英単語を学ぶ。安楽死に関する新聞記事を読む。

11 6.28(木)①②③

211

Unit 5-7覚えた表現や単語を実際の会話で使う練習をする。学習内容のまとめ。

12 7.5(木)①②③

211

春期に学習した内容を基に、プレゼンテーションとライティング課題を完成する。

13 7.12(木)①②③

211

春期に学習した内容を基に、プレゼンテーションとライティング課題を完成する。

14 7.19(木)①②③

211

定期試験

15 7.26(木)①②③

211

まとめ

時限

①クラス  平田元子  講師(非) (医療共通教育センター)

②クラス  島ゆり 講師(非) (医療共通教育センター)

③クラス 湯ノ口淳子 講師(非) (医療共通教育センター)

担 当 者 名

Ⅰ-19

英語Ⅱ

№ 実施日 行 動 目 標時限 担 当 者 名

16 9.20(木)①②③

211

秋期イントロダクションUnit 8 病歴を聞く病歴の尋ね方、病名に関する英単語を学ぶ。

17 9.27(木)①②③

211

Unit 9 検査の手順の説明1検査の手順の説明に関する表現、病名に関する英単語を学ぶ。アニマルセラピーの効果。

18 10.4(木)①②③

211

Unit 10 検査の手順の説明2検査の手順の説明に関する表現、検査・処置に関する英単語を学ぶ。夜勤の悪影響について理解する。

19 10.11(木)①②③

211

Unit 8-10 症状を聞き、検査の手順を説明する。覚えた表現や単語を実際の会話で使う練習をする。

20 10.18(木)①②③

211

Unit 9 、10 検査の手順の説明1、2覚えた表現や単語を実際の会話で使う練習をする。

21 10.25(木)①②③

211

中間テスト

22 11.1(木)①②③

211

Unit 11 入院患者との会話入院患者と交わす定型表現、医療専門用語の英単語を学ぶ。アフリカでの出産時死亡率の現状。

23 11.8(木)①②③

211

Unit 12 手術前後の説明術前術後の説明の表現、手術に関する英単語を学ぶ。

24 11.15(木)①②③

211

Unit 13 薬の説明薬に関しての簡単な説明ができるように表現や英単語を学び練習をする。医療現場での愛・平和・情。

25 11.22(木)①②③

211

Unit 14 文化の違いによる心配事文化や宗教の違う患者の心配事の尋ね方、医療専門用語の英単語を学ぶ。

26 11.29(木)①②③

211

Unit 15 退院後の説明退院する患者との会話、カルテで使う略語を学ぶ。国境なき医師団について。

27 12.6(木)①②③

211

Unit 11-15の総復習と学習した表現を使っての発信練習

28 12.13(木)①②③

211

上記発信練習

29 12.20(木)①②③

211

定期試験

30 1.10(木)①②③

211

まとめ

①クラス  平田元子  講師(非) (医療共通教育センター)

②クラス  島ゆり 講師(非) (医療共通教育センター)

③クラス 湯ノ口淳子 講師(非) (医療共通教育センター)

Ⅰ-20

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

心 理 学(2単位)野 川 由 紀 講 師

教科書プリントを配布する参考書『看護学生のための心理学』編集 長田久雄 医学書院『行動分析学入門』          杉山尚子 島宗理 佐藤方哉 リチャード・W・マロット マリア・E・マロット 産業図書

 行動分析学は、アメリカの行動主義心理学者B.F.スキナー(1904~1990)によって創始された心理学の一体系である。この心理学では行動分析学について学ぶ。 みなさんの目指している職業は人と関わるので、心理学の知識は欠かせないであろう。この心理学ではみなさんが将来仕事をしていくうえで本当に役立つ心理学(そうであると私は信じていますし、実際そうでした。)を伝えるので、これを仕事をしていくうえで活かしてもらいたい。

 出席状況を20%、授業中に行う小テストを30%、定期試験を50%の割合で評価する。

 準備学習より復習に力を入れてもらいたい。具体的には授業時に指示する。

Ⅰ-21

心理学

№ 実施日 行 動 目 標

1 4.10(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 行動する人間の理解

2 4.17(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 行動の科学(1)行動とは

3 4.24(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 問題はどこにあるのか

4 5.1(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 行動の原因についての考え方

5 5.8(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 行動とはなにか

6 5.15(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 行動の科学(2)原因の考え方

7 5.22(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 行動随伴性

8 5.29(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 行動随伴性の種類

9 6.5(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 行動科学の医療場面での実践

10 6.12(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 知識を与える

11 6.19(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 技術を教える

12 6.26(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 随伴性を設定する

13 7.3(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 望ましい行動を増やす場合

14 7.10(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) 行動を減らす必要のあるとき

15 7.24(火) 野 川 由 紀 講師 (医療・視) なぜ随伴性か3

3

時限

3

3

3

3

3

3

3

3

3

担 当 者 名

3

3

3

3

Ⅰ-22

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等

スポーツ実技(2単位)

なし

授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)  技術の向上に努め、課外活動、等において反復練習などを行ってみてください。

学生への要望・その他(Class Requirements) 経験者、初心者は問いません。スポーツが好きな、意欲的な学生を歓迎します。 注意)実技を伴う授業のため、教場の関係上人数を制限する場合があります。

 1.授業の内容(Course Description) 様々なスポーツ種目において、競技規則の習得から始まり、適切な身体運動の仕方、楽しみ方を学習します。「スポーツ」をひとつの文化と捉え、運動を実践しながら仲間との交流を行い、人間関係の尊重を考え、相手に対する敬いや審判に対する敬意を表現できるようになってほしいと考えます。 教室での授業においては、なかなか実践することができない身体を通じてのコミュニケーションをこの授業で経験してください。

2.授業の到達目標(Course Objectives) それぞれのスポーツ種目の基本的動作取得と試合実践にいたる練習。 スポーツのルールの理解と審判法。

成績評価方法(Grading Policy)  受講態度(取り組み)を重視し、技能の優劣は問いません。

各 種 目 担 当 教 員

Ⅰ-23

健康スポーツ

№ 実施日 行 動 目 標

1  オリエンテーション

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15 総括

スポーツのルールや歴史、実技を行う上での諸注意。導入的な身体ほぐし。

競技特性に応じた基本的動作の実践。審判法。

チーム分けなどによる試合等の実践。

時限

学年暦・授業時間割を参照すること

(医療共通教育センター)

中 村 雅 年

津 坂 佳 代

講師(非)

講師(非)

担 当 者 名

Ⅰ-24

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等

哲  学(選択 2単位)

教科書:なし 参考図書:授業中に指示する。

 この講義では、医療系の学生が対象であることを踏まえ、おもに医療と人間との関わりを哲学的な観点から考察することにします。 現代の医療は西洋の近代医学に由来していますが、この西洋の近代医学は、病気をおもに人間の身体の内部に生ずる病理学的な異変として捉えてきました。しかし本来、人間の心と身体は切り離すことができず、「病い」というものも、人間の心と身体との両方、あるいは人間存在の全体に関わっている現象であるといえます。また人間はそのような心身の統合体として、そのつど自分の身の回りの環境(生活環境、家族、社会 etc.)に関わりながら生きている存在であるともいえます。 医療においては、身体の個々の疾患に着目するだけでなく、その背後に、こうした人間存在の全体的なあり方を見て取ることが大切であるように思われます。講義では以上の趣旨のもとで、「病いを生きる人間」のあり方をさまざまな観点から考察していきたいと思います。(講義の内容や順番は、都合により変更することがあります。)

・成績評価は、①平常点(約20%)②定期試験(約40%)③レポート(約40%)によって総合的に評価する。・平常点は、数回に1回ほど課す授業内容についての課題によって評価する。・定期試験は、授業の内容に関する論述問題を課す。資料の持ち込みは認められない。・欠席の多い学生や、授業態度の良好でない学生は、単位を取得することが困難であるので留意すること。

宇 多 浩 准 教 授

レポートを作成するまでに、授業に関連する文献を必ず1冊以上、読んでおくこと。

Ⅰ-25

哲学

№ 実施日 行 動 目 標

1 9.19(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

講義の概要

2 9.26(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

人間存在について ― 人間とはどのような存在か、について考える。

3 10.3(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

心と身体 ― 心身二元論を手がかりにしながら、人間の心と身体との関係を考える。

4 10.10(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

身体の経験 身体とは自己にとってどのような存在か、について考察する。

5 10.17(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

身体と病い (1) 主体としての身体 ― 身体が病むことによって、生活環境の関わりにどのような影響が生じうるか について考える。

6 10.24(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

身体と病い (2) 客体としての身体 ― 身体が病むことによって、自己の身体のとらえ方にどのような変化が生じうるか、について考える。

7 10.31(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

病いの意味 (1) 病いのもつ意味が人間にどのような影響や苦悩を与えるのかについて、さまざまな文献を読みながら考える。

8 11.7(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

病いの意味 (2) 病いのもつ意味、とりわけ病いの文化的意味が病人に対してどのような影響を与えるかについて考える。

9 11.14(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

死について考える (1) プラトンの対話編『パイドン』に即しながら、ソクラテスの死生観について考える。

10 11.21(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

死について考える (1) フィリップ・アリエスの『死と歴史』を参照しながら、現代における死への見方・態度について考える。

11 11.28(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

死について考える (2) ホスピスでの終末期ケアを参考にしながら、死にゆく人々と他者とのつながりの重要性について考える。(VTRを使用)

12 12.5(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

死について考える (3) キューブラー・ロスの『死ぬ瞬間』を参照しながら、「死に直面した人間」がたどる心理過程について理解する。

13 12.12(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

死について考える (4) M.ハイデガーの死の分析を参考にしながら、自己の死へのかかわり方について考える。

14 12.19(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

死について考える (5)柳田邦男の『犠牲』を参考にしながら、二人称の死と三人称の死の違いについて考える。

15 1.9(水) 宇 多 浩 准教授(総合教育センター)

講義のまとめ

担 当 者 名

34

34

34

時限

34

34

34

34

34

34

34

34

34

34

34

34

Ⅰ-26

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等

教 育 学(選択 2単位)

指定しない。毎回の授業でレジュメを配布する。授業中に適時、指示する。

 受講生は、教育学に関する理論的・実践的基礎知識を習得する。教育の目的、思想、学校教育などに関して国際比較視点から理解する。具体的に、「学び」と「教え」の本質について考察し、学ぶことについて考え、自分なりに主題・見方を発見する。本授業では、さまざまな教科の授業実践の事例をもとに受講生の個人の考察、ペア学習・グループ学習を行い、全体討論や個人発表の機会を通して、教育学についてさまざまな考えやアイデアを交換し、問題意識を深め、思考を促す。また、学校教育だけではなく広く教育学(家庭教育・社会教育・企業教育など)についての学びなどをめぐる現状・課題とその改革点の動向について論じる。

授業で課すレポート(30%)、授業中のペア学習・グループ学習の活動、探究学習報告、発表など(30%)、最終レポート(40%)で評価する。合計100点満点で60点以上を合格とする。

サルカール アラニ・モハメッド レザ准教授

配布した資料を読んで自分なりの考え・意見・感想などをもち、それらを基に授業中で話し合いの活性化を図るために努力・協力すること。

Ⅰ-27

教育学

№ 実施日 行動目標

14.11(水)9.19(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)オリエンテーション教育学の意義、本授業の目的、評価および科目全体の構造などについて明確に説明する。

24.18(水)9.26(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)「あたまの教育-知-」、「こころの教育-徳-」、「からだの教育-体-」に関して人材育成の視点からそれらを総合的に論じる。

34.25(水)10.3(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育) 近代化と日本の教育制度・教育基本法を論じる。

45.2(水)10.10(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)学校と地域の関係について考え、日本の家庭教育や学校教育の相互関係・影響について考察する。

55.9(水)10.17(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)現代社会における社会教育・生涯学習・企業教育の必要性と在り方について検討する。

65.16(水)10.24(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)教育内容・カリキュラム・新学習指導要領について考察し、教科書の役割をもとに検討する。

75.23(水)10.31(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)学校経営・組織などと学校のリーダーシップに関して日本と海外の比較視点から考察する。

85.30(水)11.7(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)学校教育に対する教育という文化・学校文化について国際比較授業分析を通して論じる。

96.6(水)11.14(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)教育の評価システム、親・社会・メディア・生徒の声について検討する。

106.13(水)11.21(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)世界からみる日本の教育実践の質と教師の資質について検討する。

116.20(水)11.28(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)学力の意義と概念について考察し、「見えやすい学力」、「見えにくい学力」について理解し、現代社会における学力とは何かを論る。

126.27(水)12.5(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)国際比較教育調査の結果を基に情報化社会に対する日本の学校教育の挑戦、課題と展望について考察する。

137.4(水)12.12(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)教育方法・教授手法について考察し、教材の役割をもとに学習指導案の構想と作成方法を習得する。

147.11(水)12.19(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)一人ひとりの子ども・生徒が自分の考えを発表することができるという授業展開・授業づくりでどのような取り組みが必要かを検討する。

157.25(水)1.9(水)

サルカール アラニ・モハメット ゙ レサ ゙

准教授 (教育)教育改革の政策や授業改善の具体的な取り組み(学び合い・探究学習・問題解決学習など)について考察する。

3

時限

3

3

3

3

3

担 当 者 名

3

3

3

3

3

3

3

3

3

Ⅰ-28

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等

経 済 学(選択 2単位)

特に使用はしません。高校時代の政治経済の教科書や資料集があれば、適宜参照してください。

  本講義では、高校レベルの経済学の基礎知識習得を目指し、基本的なキーワードの解説を行います。それによって、以下2点の達成を目標とします。①経済関連のニュースや新聞記事の基本的な内容について人に説明できる程度の基礎知識を習得する。②基礎レベルの経済理論に基づき、様々な経済現象の背後にあるメカニズム(なぜそういう現象が起こるのか?)を読み解くことが出来るようにする。 現代経済は複雑化・多様化しており、それを読み解くのに必要な基礎知識も比例的に増えていますから、板書もその分多くなります。したがって学生諸君には集中力が必要とされます。また、「なぜそうなるのか」「なぜそう考えるのか」といった「なぜ」を追求する姿勢も重要です。本講義の受講を通じ、日常の経済現象に目を向ける時に、「なぜ」を考える習慣を身に着けて下さい。

授業期間中に行うテスト(100%)※授業の妨げにならないよう、授業中は静粛にしてください。余りにひどい場合には、その場で本講義の不合格を言い渡すこともあります。

鈴 木 拓 講 師

特に高校で政治経済を履修していない学生は、授業の復習を強くお勧めします。

Ⅰ-29

経済学

№ 実施日 行 動 目 標

14.11(水)9.19(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 授業案内・イントロダクション

24.18(水)9.26(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 資本主義社会の発展

34.25(水)10.3(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 社会主義経済の盛衰

45.2(水)10.10(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 経済主体

55.9(水)10.17(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 市場経済の仕組み

65.16(水)10.24(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 財政

75.23(水)10.31(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 金融

85.30(水)11.7(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) インフレとデフレ

96.6(水)11.14(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 国民所得の指標

106.13(水)11.21(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 経済成長と産業構造の変化

116.20(水)11.28(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 日本経済の歩み①高度経済成長まで

126.27(水)12.5(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 日本経済の歩み②オイルショック以降

137.4(水)12.12(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 貿易と国際収支

147.11(水)12.19(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 外国為替と国際経済

157.25(水)1.9(水)

鈴 木 拓 講師 (経済学科) 期末テスト

担 当 者 名

3

3

3

3

3

時限

3

3

3

3

3

3

3

3

3

3

Ⅰ-30

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等

社 会 学(選択 2単位)

テキスト・参考文献(Textbooks)・とくになし。参考文献は適宜紹介する。

授業の内容(Course Description) 人びとの意識や行動を説明するのに、社会学ではまずその人がどのような集団に属しているか(社会的属性)に着目する。とりわけ、出生時期を同じくする一群をコーホート(cohort)という。ある時代に特定の年齢層が何か特徴的なふるまいをするとき、コーホートの概念を使うとどのように説明できるか。講義では、世代・階層・人口をキーワードに、教育・恋愛・家族・労働など、戦後日本社会の様々な変化をたどってみたい。

授業の到達目標(Course Objectives)・コーホートの概念を理解する。・戦後日本社会の変化をコーホートの観点から理解する。・現代の各世代の違いをコーホートの観点から理解する。

成績評価方法(Grading Policy)・平常点(20%)・・・出席、質疑応答など・小テストまたは小課題(30%)・・・授業内容の理解度を確認するため3回程度実施予定・期末試験(50%)・・・授業内容の理解、応用的な問題への取り組み

井 上 義 和 准 教 授

授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)・歴史的な出来事や用語について調べてくる宿題を課す。

学生への要望・その他(Class Requirements)・社会の変化や世代の違いに興味をもって、意欲的に授業に参加する学生を歓迎します。

Ⅰ-31

社会学

№ 実施日 行 動 目 標

14.11(水)9.19(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

オリエンテーション 授業の目標、進め方を理解する

24.18(水)9.26(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

さまざまな世代論 「世代」による類型化と人間理解

34.25(水)10.3(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

コーホート分析の考え方 社会学的な分析のキー概念として

45.2(水)

10.10(水)井 上 義 和 准教授

(八王子総合教育

センタ-)出生数と合計特殊出生率 コーホートの量的側面(人口規模)

55.9(水)

10.17(水)井 上 義 和 准教授

(八王子総合教育

センタ-)ベビーブーム 人口規模と社会変動 ★小テストまたは小課題(予定)

65.16(水)10.24(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

高校進学率と大学進学率の上昇 学歴の相対的価値の変化

75.23(水)10.31(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

教育とコーホートの関係 受験競争と教育内容

85.30(水)11.7(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

農家の次三男問題と産業構造の変化

96.6(水)

11.14(水)井 上 義 和 准教授

(八王子総合教育

センタ-)労働とコーホートの関係 学歴と進路の関係

106.13(水)11.21(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

中間まとめ ★小テストまたは小課題(予定)

116.20(水)11.28(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

見合い結婚から恋愛結婚へ 男女の出会い方

126.27(水)12.5(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

恋愛と結婚とコーホートの関係

137.4(水)

12.12(水)井 上 義 和 准教授

(八王子総合教育

センタ-)退職と年金と医療費

147.11(水)12.19(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

高齢化とコーホートの関係 ★小テストまたは小課題(予定)

157.25(水)1.9(水)

井 上 義 和 准教授(八王子

総合教育センタ-)

まとめ 試験について

4

4

4

4

4

時限

4

4

4

4

4

4

4

4

4

4

担 当 者 名

Ⅰ-32

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等 テキストは、さしあたりは、副田隆重・浜村彰・棚村政行・武田万理子著『ライフステージと法(第5版)』(有斐閣・2008年)を指定します。もっとも、教科書を全体通して「万遍なく」講義するというよりかは、重要なトピックスを取り上げて、重点的にそれをみなさんと一緒に考えるということになると思います。講義の順序を入れ替えたり、差し替えたりする可能性もありますので、注意してください。 参考文献として、久々湊晴夫他編『はじめての医事法(第2版)』(成文堂・2011年)、松井茂記他『はじめての法律学』(有斐閣・2006年)、竹下賢他編『はじめての法学』(成文堂・2005年)を挙げておきます。

法  学(選択 2単位)

 テキストを、可能な限り、あらかじめ読んでくることを求めたいと思います。講義が終わった後の復習もできれば、理想的です。なお、社会生じている法的現象に興味を持つことが重要です。法律に関する事件は、テレビや新聞などでよく報道されています。それを、自分で「発見」することが重要になります。あるいは、想像力(妄想力?)をもって、実際にいろいろな紛争を見ていく(いろいろ悩みつつ、社会を探検していく!)姿勢が、何よりも重要になります。

 「犬も歩けば(行政)法にあたる」という言葉があります。なるほど、この世の中は、法律だらけです。道路を歩けば、道路交通法の適用があり、大学生が、ひとり暮らしの生活をはじめると、ミンポーが大活躍します。ネットのセカイに引きこもったとしても、法律と無関係ではありません。まさに、「ゆりかごから、墓場まで」法律が、「まとわりついて」きます。 それでは、法律は、世の中の複雑な問題に、きちんと「対応」できているでしょうか。その答えは、講義を受けるなかで、みなさんが、個別の事件や領域ごとに、それぞれ考えてほしいと思います。 そもそも、裁判所だって(国会だって)、みなさんと同じように一生懸命悩んだうえで、その紛争の解決方法を、ひとまず、「ひねくり出して」いるわけです。それには、当然のことながら、良いところもあれば、悪いところもあります。そうすると、そうした先人の知恵を、(賛成するにせよ、反対するにせよ)まずは、「覗いて」見ることが、法律の「現状」を知るうえで、重要ではないでしょうか。 ひとつの事件がきっかけで、法(の解釈)が変わることもあります。「昨日の正解(常識)が、今日の不正解(非常識)に変わること」が、よくあります。その意味において、この世の中では、「真実はいつもひとつ!」ばかりとは、決していえません。みなさんには、そうした現実の世界(の複雑さ)を、なんとなくでよいから、感じ取れるようになってほしいと思います。 この講義では、なるべく「身近で」「重要で」「わかりやすい」素材ないし具体的な「事件」などを取り上げて、法の「現状」を観察していきます。「医療と法」が交わる領域もいくつか検討するので、自分に関連する領域の法律や裁判例、学者が考える意見について、昨日の自分より、詳しくなってくれれば、と思います。いろいろなひとの、いろいろな考え方に、軽いコメント(ツッコミ?)を入れられるくらいになれれば、なお理想的です。

 定期試験による評価が原則です。論述式の問題が多くなると思います。場合によっては、小テストやレポートで加点することがありえます。 試験では、基本的な語句を、正確に理解しておくことが重要となります。 ただ、暗記するだけではなく、関連する学説、関連する裁判例を踏まえて理解しておきましょう。

金 澤 誠 講 師

Ⅰ-33

法学

№ 実施日 行 動 目 標

14.11(水)9.19(水)

金 澤 誠 講師 (法学)イントロダクション(講義の進め方についての確認をします)

24.18(水)9.26(水)

金 澤 誠 講師 (法学)法律を学ぶ前に(法律って、政治と何がちがうの?道徳とも違うの? 裁判所って誰の味方?のケンポーとの関係は?)

34.25(水)10.3(水)

金 澤 誠 講師 (法学)生命の神秘?(障害児だという理由だけで、中絶はできるの?)

45.2(水)

10.10(水)金 澤 誠 講師 (法学)

母親は誰?(どうしても子どもがほしい場合の代理母って、日本でできる?)

55.9(水)

10.17(水)金 澤 誠 講師 (法学)

学校(体罰って必要?学校裏サイトには、どう対処すればよい?)

65.16(水)10.24(水)

金 澤 誠 講師 (法学)恋愛(愛は「裁ける」けど、恋は「裁けない」って?ストーカ-って大丈夫? なぜ、親は子どもを虐待するの?)

75.23(水)10.31(水)

金 澤 誠 講師 (法学)未成年者と消費者保護(ネットでの悪徳商法に騙されないためには? そういや、大学の入学金って高くない?)

85.30(水)11.7(水)

金 澤 誠 講師 (法学)就職(いまどき男女差別はないって言うけど…ソーゴー職って? 通勤電車内での痴漢【もしくは、痴漢冤罪】ってどう対処すれば?)

96.6(水)

11.14(水)金 澤 誠 講師 (法学)

結婚(夫婦別姓ってダメなの?婚姻届って、所詮、紙切一枚だよね?)

106.13(水)11.21(水)

金 澤 誠 講師 (法学)病気(乳がんの術式について、お医者さんと揉めましたが、何か?)

116.20(水)11.28(水)

金 澤 誠 講師 (法学)浮気&離婚(浮気をされたのに、相手から離婚請求って、ヤバくね?!)

126.27(水)12.5(水)

金 澤 誠 講師 (法学)高齢者と消費者保護(成年後見って?介護って?消費者契約法って?)

137.4(水)

12.12(水)金 澤 誠 講師 (法学)

人生の最後の選択(消極的安楽死って?何が「積極」的なの?)

147.11(水)12.19(水)

金 澤 誠 講師 (法学)将来世代のため?(子どもの臓器って少ないの?外国での手術はどう?)

157.25(水)1.9(水)

金 澤 誠 講師 (法学)子孫への手紙?(遺言を書くのは、お早めに…遺留分って何?)

4

4

4

4

4

4

4

4

担 当 者 名

4

4

4

4

時限

4

4

4

Ⅰ-34

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等

日 本 国 憲 法(選択 2単位)

 テキストは、中村睦男編『はじめての憲法学(第2版)』(三省堂・2010年)を指定します。教科書を用いて、原則として、1回の講義で、ひとつの項目をとりあげて、当該テーマの議論状況を考えることにしたいと思います。場合によっては、複数回かけることもあります。参考文献として、岡田信弘編『憲法のエチュード(第2版)』(八千代出版・2009年)、棟居快行他『基本的人権の事件簿(第4版)』(有斐閣・2011年)、初宿正典他『いちばんやさしい憲法入門(第4版)』(有斐閣・2010年)、大沢秀介編『判例ライン憲法(第2版)』(成文堂・2011年)を挙げておきます。

 この講義は、日本国憲法にかんする、いくつかの裁判例や制度を理解することを目的としています。より具体的な目標としては、やや安直な言い方かもしれませんが、各種国家試験に出題されるような、憲法の問題を解くための、「最低限度の」能力を(せめて!)身につけられるようになれば、と思っています。つまり、最高裁判決を中心とするいくつかの裁判例や、憲法が予定しているいくつかの制度を、「しっかりと」理解できるようになることが目的です。 もちろん、大学生の講義ですから、ある程度、掘り下げた議論もする予定でいます。たとえば、あるひとつの考え方(ひとつの判決)をしっかりと理解したうえで、それと対立するような考え方(裁判例や学説)も、「同時に」理解できるようになれれば、理想的です。 皆さんにとっては、残念かもしれませんが、現実の世界においては、名探偵コナンのような、「真実はいつもひとつ!!」という世界が、常に成り立つとはいえません。むしろ、「昨日の正解(常識)が、今日の不正解(非常識)に変わること」が、よくあります。ですから、みなさんには、そうした現実の世界(の複雑さ)を、なんとなくでよいから、裁判例等を通して、感じ取れるようになってほしいと思っています。 この講義では、人権と呼ばれる領域を中心的に検討していきます。はたして、「みんなで決めてよいこと」と「個人で決めるべきこと」は、どのように区別できるでしょうか。「権利を主張するヤツは、わがままである」という主張は、どこまで正しいでしょうか。みんなが考えている、シャカイの「ジョーシキ」って、「いつ」「どこから」「ジョーシキ」になったんでしょうか?

 定期試験による評価が原則です。論述式の問題が多くなると思います。場合によっては、択一式の問題を併用する可能性もあります。その他、小テストやレポートで加点することがありえます。 試験では、基本的な語句を、正確に理解しておくことが重要となります。 ただ、暗記するだけではなく、関連する学説、関連する裁判例を踏まえて理解しておきましょう。

金 澤 誠 講 師

 テキストの該当箇所を、可能な限り、あらかじめ読んでくることを求めたいと思います。講義が終わった後の復習もできれば、理想的です。資料として配布した(レジュメ中の)各種国家試験の問題を、せめて(!)解けるようになってほしいと思います。

Ⅰ-35

日本国憲法

№ 実施日 行 動 目 標

14.11(水)9.19(水)

金 澤 誠 講師 (法学) イントロダクション(講義の進め方についての確認をします)

24.18(水)9.26(水)

金 澤 誠 講師 (法学)憲法を学ぶ前に(ケンポーは、法律より偉いってホント?そういや、ケンポー学者は、 なんか偉そうかも?)

34.25(水)10.3(水)

金 澤 誠 講師 (法学)

裁判所(裁判所って、誰の味方?!どんなことをしてくれるの?たとえば、大学の単位を落とした場合、裁判所は助けてくれる?AKB選挙の結果に文句がある場合に裁判できる?嵐【ジャニーズ】のなかで誰が一番カッコいいかも決めてくれる?恋愛問題も解決してくれる?あ、でも、裁判官の「おっちゃん」に、これ全部わかるかな?)

45.2(水)

10.10(水)金 澤 誠 講師 (法学)

違憲立法審査制(どんなときに、ケンポー裁判ができるんだろう? 実際にやってみる?!じゃあ、たとえば…)

55.9(水)

10.17(水)金 澤 誠 講師 (法学)

私人間効力論(外国人が、温泉入浴を断られたら、どうなるんだろう?憲法違反?ケンポーって、ご飯にかける、「ふりかけ」にすぎないってホント?!)

65.16(水)10.24(水)

金 澤 誠 講師 (法学)

幸福追求権(なんで中学や高校の先生は、制服や髪型、髪の色に うるさいんだろう?ゲーセンやカラオケの立ち入りを禁止する 校則も、憲法違反にしちゃえ?!)

75.23(水)10.31(水)

金 澤 誠 講師 (法学)

プライバシー権(愛の告白メールの第三者への転送は、プライバシー侵害?カレログ【携帯追跡サービス】って、ヤバくね?!オービス、Nシステムって知ってる?ツイッターでも、プライバシー侵害は成立する?政治家や、芸能人や、スポーツ選手には、プライバシーってないの?のび太が、しずかちゃんの入浴シーンを覗くことは、プライバシー侵害?それとも、のび太の「知る権利?」、東野圭吾の『手紙』を、読んでみての感想は!?)

85.30(水)11.7(水)

金 澤 誠 講師 (法学)平等条項(ヒチャク差別って何?国籍法違憲判決、住民票の記載方法など、 多くの問題がこれに関連しています)

96.6(水)

11.14(水)金 澤 誠 講師 (法学)

信教の自由(中学でも必修化の動きがありますが、剣道の実技を サボれますか?家庭科や理科の授業だとどうですか?)

106.13(水)11.21(水)

金 澤 誠 講師 (法学)政教分離(靖国神社ってどんなとこ?皆さんは、初詣とクリスマスの 両方をしますか?)

116.20(水)11.28(水)

金 澤 誠 講師 (法学)

表現の自由(マンガ・アニメを規制するっていうけど、大人が「残虐」だっていう マンガって、ホントに危ないの?ワンピースや、Hunter Hunterって どう?皆さんの意見を聞かせてください!? 今日は、アニメ・オタクの出番です。この分野では、全般として、 有川浩『図書館戦争』シリーズを読んでみてください。)

126.27(水)12.5(水)

金 澤 誠 講師 (法学)

教育を受ける権利(いま、ウワサの、教育基本条例って何?そういえば、教科書って、なんであんなに「お説教」ばかりなの!日本中で、あーんな、つまらない教科書ばかりなの?小学校の低学年とか幼稚園とかで、クリスマスに、「サンタさんの正体」を「無理やり」教育したら、どうなるんだろう?!パパやママ、それから、おもちゃ屋さんだって困るね。。。「教育」や「しつけ」を、「誰が」「どのように」「どのタイミング」でおこなうかって、意外と深くて、難しいね…)

5

5

5

5

5

5

5

5

時限

5

担 当 者 名

5

5

5

Ⅰ-36

日本国憲法

№ 実施日 行 動 目 標時限 担 当 者 名

137.4(水)

12.12(水)金 澤 誠 講師 (法学)

外国人の人権(外国人には、人権がないってホント?ドラえもんにも 人権がないの?未来のロボットだから、選挙権はなくても、 「どら焼きを食べる」権利くらいあげないと、かわいそうだよ~ By のびたくん)

147.11(水)12.19(水)

金 澤 誠 講師 (法学)

統治機構①(「本当の主役は、テレビの前のあなたです」。 そう、最後に決めるのは、国民です!!じゃあ、日本では、 なんで「ガチ」で、国民投票しないのさぁ?原発問題とか…。 それより、いまの「ねじれ」国会ってなに?ひとつでいいじゃん。

157.25(水)1.9(水)

金 澤 誠 講師 (法学)

統治機構②(知事は選挙で選べるけど、なんで、総理大臣は選挙で 選べないの?裁判員制度って「誰」が作ったの?「誰」のために あるの?裁判員って、バイトみたいだね…お金が出るらしい。 でも、被告人に「恨まれたら」どうしようって、ドラマ「相棒」でも、 むかしやってたよ…)

5

5

5

Ⅰ-37

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書・参 考 書 等

ボランティア概論(選択 2単位)

教科書 内海成冶、入江幸男、水野義之 編『ボランティア学を学ぶ人のために』世界思想社。参考書 谷川弘治、松浦和代、夏路瑞穂、駒松仁子編『病気の子どもの心理社会的支援入門―医療保育・病弱教育・医療ソーシャルワーク・心理臨床を学ぶ人に』ナカニシヤ出版。※他、参考書、参考文献を授業で随時紹介する。

1.授業の内容(Course Description)ボランティアを学ぶということは、その学びが何らかの形での実践へと導くものであり、同時に、実践と研究の相互作用を必要としている。したがって本講義では、多岐にわたるボランティア活動全般について、その種類や考え方の多様性について理論と実践の双方向から学ぶ。具体的には、大学生のボランティア活動を中心とした実践例や国内外の各種事例を紹介しながら、それに対する理論的考察も提示して進めていく。医療現場や障害を持つ人々、高齢者等の福祉分野をはじめ、教育、環境、貧困、マイノリティ、アメリカの市民運動など、互いに一見「関係の無い」多様な分野を取り上げるが、それらの相関を考えることによって、社会に対する多角的な視点を獲得しながらボランティアについて学んでいく。

2.授業の到達目標(Course Objectives)ボランティアに関する基本的諸問題や動向について基礎知識を身につけると同時に、受講生がボランティアに対して多角的な視野を身につけ、自身のボランティア活動の広がりや、新たな関わりをもつきっかけにつながることを目指す。また、自身と社会、そして大学生として各々の専門領域との相関について思考する力を身につけることも目指す。

成績評価方法(Grading Policy) 出席70%、テスト30%

李 永 淑 講 師

授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) 授業の前に教科書の関連部分、その他指示する文献を読んでおいてください。

学生への要望・その他(Class Requirements)授業を通して、積極的に疑問や問いを発見してください。そしてどうしてそのような問いや疑問が浮か

んだのか、質問したり、調べると同時に、ぜひ何らかの現場に出かけてみてください。実践の活動と授業で学んだことと自身の問いを照らし合わせて考えてみることで、より各自の学びを深めてもらいたいと思います。

Ⅰ-38

ボランティア概論

№ 実施日 行 動 目 標

14.11(水)9.19(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第1回】オリエンテーション(授業の目的と進め方 教科書、参考書、評価の方法について)※教科書持参

24.18(水)9.26(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第2回】ボランティアに案する基本的諸問題―日本におけるボランティアの思想、歴史と変遷を中心に※教科書持参

34.25(水)10.3(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第3回】教育とボランティア※教科書持参

45.2(水)

10.10(水)李 永 淑

講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第4回】ボランティア研究①「高齢者とボランティア」―概論と事例研究:アート、文学を切り口に※教科書持参

55.9(水)

10.17(水)李 永 淑

講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第5回】ボランティア研究②「障害者とボランティア」―概論と事例研究:ファッション、晩御飯を切り口に※教科書持参

65.16(水)10.24(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第6回】ボランティア研究④「病院ボランティア」―事例研究:小児がん病棟、遊びを切り口に

75.23(水)10.31(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第7回】ボランティア研究⑤「病院ボランティア」―事例研究:ボランティアのカタチ、ボランティアコーディネーションを切り口に

85.30(水)11.7(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第8回】国際協力概論※教科書持参

96.6(水)

11.14(水)李 永 淑

講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第9回】ボランティア研究⑦「ボルネオの環境保全とボランティア」―事例研究:パールアクセサリービジネスを切り口に

106.13(水)11.21(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第10回】ボランティア研究⑥「地域社会と学生ボランティア」―事例研究:つなぐ、学生だからできることを切り口に

116.20(水)11.28(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第11回】貧困とボランティア―食、路上生活者を切り口に

126.27(水)12.5(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第12回】マイノリティとボランティア―在日外国人を切り口に

137.4(水)

12.12(水)李 永 淑

講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第13回】アメリカとボランティア―アメリカのNPO、市民運動を切り口に

147.11(水)12.19(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第14回】ボランティアの限界と可能性―これまでのまとめ

157.25(水)1.9(水)

李 永 淑講師(非)

(医療共通教育

センター)

【第15回】定期試験 まとめ

5

5

5

5

5

5

5

担 当 者 名

5

5

5

5

5

5

5

5

時限

Ⅰ-39

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

医学序論総合演習 (3単位)

特になし

   医学学習の意欲を自ら高めるために,医療上現在問題となっている重要な疾病について認識し,自らの意見を科学的に述べることが重要であることを理解する。

学習態度とくにグループ討議,発表,態度で25%を評価し,最終日に行われる試験で(25%)を評価し,また出席点を50%として総合的に評価する。

寺 本 民 生 教 授

科 目 の 位 置 づ け  医学部に入学したという意識を高めるため、基本的医学知識をどのように獲得するかという態度を身につけることが本演習の意義である。同時に、医師として最も重要な患者の理解を得るプレゼンテーション技術を身につけることも本演習の意義である。さらに、ともに調べるという共同作業の中で、お互いのコミュニケーションの場となることも期待している。

1、正確な情報の獲得技術を身につけておくこと。2、プレゼンテーションのため、パワーポイントの操作を習得しておくこと。3、新聞などの公共報道の中で医療情報に触れる癖をつけておくこと。

Ⅰ-40

医学序論総合演習

№ 実施日 行 動 目 標

1 4.9(月) 野 村 恭 子 講師 (衛公)医学部における教育内容や医師国家試験について概略を把握できる。KW:医学教育,卒前教育、医師国家試験

2 4.16(月) 寺 本 民 生 教授 (内科)1.医学序論では,どのような学習をするのか述べることができる。2.コミュニケーションの重要性を理解する。3.プレゼンテーションの技術を習得する。

3 4.23(月) 野 村 恭 子 講師 (衛公)昨今の医療事情、医師不足について問題を整理して説明できる。我が国の臨床研修制度の背景、概要を説明できる。KW:卒後研修,臨床能力、医師不足、医療崩壊

4 5.7(月) 中 口 博 准教授 (ち・脳)

課題1.日本の臓器移植の歴史・脳死と植物状態の違い・脳死判定基準 について述べることが出来る。2.脳卒中の早期発見・急性期の治療・一般の人にどのようなことを 啓発するべき事について述べることが出来る。3.悪性脳腫瘍の原因、治療(手術、放射線治療、化学療法、 遺伝子治療)、予後について述べることが出来る。4.脳神経外科領域で行われる検査・治療方法(CT,MRI・MRA、 SPECT、脳血管撮影、ガンマニフ、サイバーナイフ)の 原理・目的について説明できる。10名程度のグループに分かれて上記の課題のいずれかについて教科書、文献などから調べてプレゼンテーションできるように準備する。

5 5.14(月) 中 口 博 准教授 (ち・脳)各グループからのプレゼンテーションと討論:プレゼンテーションの内容について相互評価を行う。

6 5.21(月) 中 口 博 准教授 (ち・脳)各グループからのプレゼンテーションと討論:プレゼンテーションの内容について相互評価を行う。最後にレポートを提出する。

7 5.28(月) 畑 中 裕 己 助教 (神内)課題 認知症についての理解を深める.第1講目は日本の現状の問題点を認識すること.また認知症に関連した映画を鑑賞予定である.

8 6.4(月) 畑 中 裕 己 助教 (神内)本講義では認知症についての講義を行い.次回の課題のふりわけと発表に備える.グループ分けも行う.

9 6.11(月) 畑 中 裕 己 助教 (神内)

以下の8項目についてのグループ別学習後,プレゼンテーションを行う.課題①ヤコブ病と狂牛病 ②pick病とびまん性レヴィ小体病 ③進行麻痺と野口英世 ④ペラグラとハートナップ病 ⑤アルコールによる認知症 ⑥アルツハイマー病 ⑦甲状腺疾患による認知症 ⑧認知症を予防するには

10 6.18(月)寺 本 民 生斧 康 雄有 賀 悦 子

教授教授

准教授

(内科)(微生)(内科)

チュートリアル寺本民生,有賀悦子 (内科),浅野安信,有澤謙二郎(解剖),村部直之(生理),安達三美(生化),近藤福雄(病理),星本和種(病院病理),青山晃治,内海 計(薬理),斧康雄,菊地弘敏,上田たかね(微生),幾本英之(ちば歯口外科),槇村浩一(医生物),下村一之(医療),岩永正子(公衛院)

11 6.25(月)寺 本 民 生斧 康 雄有 賀 悦 子

教授教授

准教授

(内科)(微生)(内科)

チュートリアル

1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

担 当 者 名時限

1,2

1,2

1,2

1,2

Ⅰ-41

医学序論総合演習

№ 実施日 行 動 目 標担 当 者 名時限

12 7.2(月)寺 本 民 生斧 康 雄有 賀 悦 子

教授教授

准教授

(内科)(微生)(内科)

チュートリアル

13 7.9(月)寺 本 民 生斧 康 雄有 賀 悦 子

教授教授

准教授

(内科)(微生)(内科)

チュートリアル発表

14 7.23(月)寺 本 民 生斧 康 雄有 賀 悦 子

教授教授

准教授

(内科)(微生)(内科)

チュートリアル発表

15 9.24(月) 坂 本 哲 也 教授 (救急)

救急医療11.心肺蘇生法の必要性と方法について説明できる。2.自動体外式除細動器の必要性について説明できる。3.災害医療のトリアージの意味について説明できる。4.救命救急センターの役割について説明できる。5.救急救命士の役割と業務について説明できる。KW:心肺蘇生法,人工呼吸,心臓マッサージ,   自動体外式除細動器,心室細動,災害医療,   トリアージ,救急医療体制,救命救急センター,   救急救命士,プレホスピタルケア10名程度のグループに分かれ,論文を読み,関連文献を調べ,発表の準備をする。

16 10.1(月) 寺 倉 守 之 助教 (救急)

救急医療2各グループの中間発表と討論。発表を聞いて相互評価する。不明な点があれば教員に調べ方を習って解決方法を探す。

17 10.15(月) 廣 田 大 輔 助教 (救急)

救急医療3各グループの最終発表と討論。発表を聞いて相互評価する。レポートとアンケートを提出する。

18 10.22(月) 菊 地 陽 教授 (小児)医学の中における小児科学の位置づけを理解する。小児の成長発達と疾患・小児医療を関連づけ、課題を設定し、グループ別に振り分ける。

19 10.29(月) 菊 地 陽 教授 (小児)

グループ別課題の発表 1) 造血系の発達と小児の貧血 2) 血液凝固の仕組みと出血性疾患 3) 小児白血病 4) 小児がん

20 11.5(月)星 順小 川 英 伸

准教授准教授

(小児)

グループ別課題の発表 5) 胎児の発育と未熟児新生児疾患 6) 成長発達と内分泌疾患 7) 神経系の発達と乳児健診 8) 免疫系の発達と予防接種

21 11.12(月) 川 杉 和 夫 教授 (医教セ)

講義と課題の振り分け1. 血液(末梢血)の基本的な構成成分である赤血球、白血球、 血小板の機能や役割が理解できる。2. 各血球の代表的な疾患(貧血、急性白血病、出血傾向など) について理解できる。3. 10名程度のグループに分かれて、与えられた課題について 教科書や関連文献を調べ、グループで討論をして発表の 準備をする。

22 11.19(月) 川 杉 和 夫 教授 (医教セ) 課題についてグループ発表と討論

1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

Ⅰ-42

医学序論総合演習

№ 実施日 行 動 目 標担 当 者 名時限

23 11.26(月) 川 杉 和 夫 教授 (医教セ) 課題についてグループ発表と討論

24 12.3(月) 青 山 晃 治 講師 (薬理)

1. 薬物療法を実施するための原則について  述べることができる。2. 医薬品を投与してはならない場合の原則について  述べることができる。

25 12.10(月) 中 木 敏 夫 教授 (薬理) 課題についてグループ発表と討論

26 12.17(月) 中 木 敏 夫 教授 (薬理) 課題についてグループ発表と討論

27 1.7(月) 斧 康 雄 教授 (微生) 試験1,2

1,2

1,2

1,2

1,2

Ⅰ-43

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

教 授

  特になし

医 療 入 門 (2単位)

 将来どのような医師になるべきかを考え、今後の医学生としての自覚・学習意欲の亢進を高める。また、前期に行われた行動科学演習に続き、医療の現場を知る。

 レポート、出席点を総合評価する。

 シラバスを確認し、インターネット、書籍にて事前に予備知識をいれておく。

久 山 泰

Ⅰ-44

医療入門

№ 実施日 行 動 目 標

1 4.9(月) 久 山 泰 教授 (内科)ガイダンス理想の医師像を考える。

2 4.9(月) 久 山 泰 教授 (内科) レポート作成

3 4.16(月) 藤 森 新 教授 (内科)医学の2年生以降教育内容を理解する。コア・カリキュラムを理解する。共用試験、国家試験を説明できる。

4 4.23(月) 中 木 敏 夫 教授 (薬理) 担任制度、チュートリアル制度2年生以降の学生生活について

5 5.7(月) 病院外来・病棟見学および演習

6 5.14(月) 病院外来・病棟見学および演習

7 5.21(月) 病院外来・病棟見学および演習

8 5.28(月) 病院外来・病棟見学および演習

9 6.4(月) 病院外来・病棟見学および演習

10 6.11(月) 病院外来・病棟見学および演習

11 6.18(月) 医師のキャリア・デザイン1医師の一生を考える。本学の先輩

12 6.25(月) 医師のキャリア・デザイン2医師の一生を考える。本学の先輩

13 7.2(月) 医師のキャリア・デザイン3医師の一生を考える。本学の先輩

14 7.9(月) 医師のキャリア・デザイン4医師の一生を考える。本学の先輩

15 7.23(月) 久 山 泰 教授 (内科) 実習終えてのレポート作成

本 学 卒 業 生3

3

3

各 担 当 科 教 員

各 担 当 科 教 員

各 担 当 科 教 員

各 担 当 科 教 員

各 担 当 科 教 員

本 学 卒 業 生

本 学 卒 業 生

3

3

3

3

3

3

本 学 卒 業 生

各 担 当 科 教 員

4

担 当 者 名時限

3

3

3

3

3

Ⅰ-45

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等教科書:「医療法学入門」 医学書院 大磯義一郎・加治一毅・山田奈美恵参考書:① 「医療事故損害賠償の実務」 三協法規 和田仁孝・井上清成(編)② 「メディカル クオリティ・アシュアランス―判例にみる医療水準」 医学書院 古川俊治③ 「生命倫理と法Ⅱ」 弘文堂   樋口範雄・岩田太(編)④ 「医療コンフリクト・マネジメント-メディエーションの理論と技法」 シーニュ社  和田仁孝・中西淑美(著)                                                       ⑤「人は誰でも間違える―より安全な医療システムを目指して」 日本評論社   米国医療の質委員会医学研究所(著)⑥ 「ヒューマンエラーは裁けるか―安全で公正な文化を築くには」 東京大学出版会  シドニー・デッカー  ⑦ 「救児の人々 ~ 医療にどこまで求めますか」  ロハスメディカル叢書  熊田梨恵

医 療 法 学 (2単位)

 1999年に起きた広尾病院事件、横浜市立大学病院患者取り違え事件、杏林割り箸事件を契機に、我が国において、民事医療訴訟ブームが起きました。民事医事関係訴訟新受件数は、5年でほぼ倍となり、医師にとって、訴訟はもはや身近な問題となっています。本講においては、①「医師として知っておくべき法知識」を中心に講義をいたしますが、それに加えて、②「診療所・病院開設者として知っておくべき法知識」、及び、③「医師国家試験において問われる法知識」に関しても講義します。 本講義を受講することで、医師として求められる一般的な法知識が身に付くようにしたいと 考えております。講義の形式は、ソクラテスメソッドで行います。すなわち、壇上からの一方的な説明ではなく、教員からの質問と学生の回答の反復によって講義が進みます。皆さんの積極的な発言を期待しています。

① 試験(100点満点):第15回講義時に期末試験(短答式問題60点、論述式問題40点)を行います。短答式問題は、過去の医師国家試験問題及びその類題より出題されます。② 各講義において発言をした者には、その内容に応じた加点を行います。積極的な発言を期待します。      ③ 各講義終了時に小テストを行います。最終評価は①+②+③で行います。但し、評点が100を超えた場合には100とみなします。

大 磯 義 一 郎 客員准教授

事前に教科書を精読することで、より講義の理解が深まるものと思われます。

Ⅰ-46

医療法学

№ 実施日 行 動 目 標

1 9.24(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)医師法① 医師法総論、医師の業務独占・名称独占医師法を概観し、医師法の体系を理解するとともに、医師の業務独占・名称独占につき、具体的事例を用いて検討する。

2 10.1(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)医師法② 応召義務応召義務の法的性質を学習した上で、具体的事例を通じてその現代的問題点を検討する。

3 10.15(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)医師法③ 診療録(カルテ)診療録の民事、刑事、及び医師法上の位置づけを理解した上で、診療録保全手続きの具体的流れを理解する。

4 10.22(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)医師法④ 異状死届出義務広尾病院事件以来問題となっている異状死届出義務の現状を理解した上で、具体的な事例を通じてその問題点を検討する。

5 10.29(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

医師法⑤ その他医師法上の義務診断書等交付義務、無診察診療の禁止、処方箋交付義務、療養指導義務、所在地等届出義務について、問題となる事例を具体的に示し検討する。

6 11.5(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)医療法① 診療所・病院の社会的・法的特性医療法を概観し、その体系を理解するとともに、診療所・病院は社会的、法的にどのような位置づけとされているか学習する。

7 11.12(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)

医療法② 行政庁の監督法律上、診療所・病院の開設及び管理にあたり、様々な場面において行政庁の監督が定められている。これらにつき概観するとともに、具体的な事例を通じてその問題点を検討する。

8 11.19(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)刑事責任医師、及び病院開設者に対する刑事責任につき、具体的な事例を通じて学習する。

9 11.26(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)公衆衛生に関する法規届出感染症、麻薬取扱、脳死、母子保健、高齢者医療、精神保健、予防接種、健康診断等公衆衛生領域に関する法規を概観する。

10 12.3(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)民事責任① 民事訴訟の実際近年の医療事件数及び医療を取り巻く環境を理解した上で、実際に医療事件が起きた際の具体的な処理の流れを理解する。

11 12.10(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)民事責任② 診断診断が問題とされた事例を題材に、医師に求められている医療水準の内容を理解する。

12 12.17(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)民事責任③ 転医義務転医義務が問題とされた事例を題材に、医師に求められている医療水準の内容を理解する。

13 12.25(火) 大磯義一郎客員准教授

(医情)民事責任④ 説明義務説明義務が問題とされた事例を題材に、医師に求められている説明義務の内容を理解する。

14 1.7(月) 大 磯義一郎客員准教授

(医情)臨床研究・治験臨床研究・治験の歴史を学習し、その問題点の本質を理解した上で、その法律上の問題を検討する。

15 1.16(水) 大磯義一郎客員准教授

(医情) 期末テスト3

3

時限

3

3

3

3

3

3

3

3

3

担 当 者 名

3

3

3

3

Ⅰ-47

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

医 科 生 物 学  (6単位)

教科書:Essential細胞生物学 原書第3版, Alberts他著 中村他訳 南光堂、2011 指定参考書:講義中に紹介する。

 医学教育の基礎知識を身につける上で生物学は大変重要である。医科生物学 では,高校生物の

履修の有無にかかわらず,学生諸君が医学を学ぶための生物学として,もっとも基本的な事柄からはじめ,広く生物現象の基礎的知識と論理を習得することを目標とする。

まず,生命現象の基本である細胞の構造や機能を学習することにより,地球上に生物が誕生し生存し続ける仕組みを理解する。すなわち,原始生物の核がない単細胞の微生物(原核生物)から核を有する進化した真核生物にいたるまで,細胞が生きている実態を把握し,生命活動の基本である個体を形成する組織や細胞の形態と機能を基本から理解する。さらに様々な細胞が互いに連絡しあう複雑な生物学的現象を遺伝子や物質代謝などの分子レベルで説明できる基礎知識を学習し,2年生以降の基礎医学および,臨床医学を学ぶために必要な現代生物学の諸項目に関する基本的な知識を学ぶ。

成績評価は、講義内容に関わる筆記試験(前期末の中間試験および学年末試験)を中心とし,それに学習態度および出席状況などをあわせて行う。

槇 村 浩 一 教 授

本科目は入学後すぐに開講される。高校で生物学を履修した学生も、しなかった学生も、各々下記教科書または関連する参考書を購入し、その内容を復習しておく。 準備学習の詳細については、講義第1回で説明するのでそれを参考にする。

Ⅰ-48

医科生物学

№ 実施日 行 動 目 標

1 4.11(水) 槇 村 浩 一 教授 (医生物)

【第1章 細胞とは①】細胞の基本型と多様性を説明できる。KW:光学顕微鏡,電子顕微鏡,原核細胞,真核細胞   単細胞生物,多細胞生物,3ドメイン,生物の学名

2 4.11(水) 槇 村 浩 一 教授 (医生物)

【第1章 細胞とは②】細胞内器官の構造と機能について説明できる。KW:細胞壁,グラム染色,核,ミトコンドリア,小胞体,   ゴルジ体,細胞骨格

3 4.18(水) 大 石 昇 准教授 (生工研)

【第5章 DNAと染色体①】ヌクレオチド・核酸の構造と機能を説明できる。KW : ヌクレオシド,相補的塩基対,5´末端,3´末端   逆平行,二重らせん

4 4.18(水) 大 石 昇 准教授 (生工研)【第5章 DNAと染色体②】染色体の構造と機能を説明できる。KW : ヒストン,クロマチン,超らせん,ヘテロクロマチン

5 4.25(水) 大 石 昇 准教授 (生工研)

【第6章 DNAの複製,修復,組換え①】DNA複製の過程を説明できる。KW:DNAポリメラーゼ,半保存的複製,RNAプライマー,   鋳型,岡崎フラグメント

6 4.25(水) 大 石 昇 准教授 (生工研)

【第6章 DNAの複製,修復,組換え②】DNA修復、および組換えを説明できる。KW : 脱アミノ,脱プリン,突然変異,除去修復   相補的組換え

7 5.2(水) 山 崎 丘講師(非)

(医生物)【第7章 DNAからタンパク質へ①】セントラルドグマの概要を説明できる。KW:セントラルドグマ,遺伝情報の流れ

8 5.2(水) 山 崎 丘講師(非)

(医生物)【第7章 DNAからタンパク質へ②】転写(RNA合成)の過程を説明できる。KW:mRNA,RNAポリメラーゼ,プロモーター領域

9 5.9(水) 山 崎 丘講師(非)

(医生物)【第7章 DNAからタンパク質へ③】プロセシングの過程を説明できる。KW:スプライシング,イントロン,5´キャップ,3´ポリA尾部

10 5.9(水) 山 崎 丘講師(非)

(医生物)【第7章 DNAからタンパク質へ④】タンパク合成の過程を説明できる。KW:リボゾーム,開始コドン,アミノアシルtRNA

11 5.16(水) 山 崎 丘講師(非)

(医生物)【第8章 遺伝子発現の調節①】遺伝子発現の過程とその調節機序を説明できる。KW:構成的発現,ハウスキーピング遺伝子,転写調節因子

12 5.16(水) 山 崎 丘講師(非)

(医生物)

【第8章 遺伝子発現の調節②】原核生物で行われている遺伝子発現の制御のしくみについて説明できる。KW:プロモーター,オペレーター,リプレッサー, オペロン

13 5.23(水) 山 崎 丘講師(非)

(医生物)

【第8章 遺伝子発現の調節③】真核生物で行われている遺伝子発現の制御のしくみについて説明できる。KW:エンハンサー,遠距離作用,クロマチン構造変化

14 5.23(水) 山 崎 丘講師(非)

(医生物)【第8章 遺伝子発現の調節④】遺伝子発現と器官分化との関係について説明できる。KW:組み合わせによる調節,器官分化

15 5.30(水) 槇 村 浩 一 教授 (医生物)

【第9章 遺伝子とゲノムの進化①】遺伝子さらにはゲノムに変化が生じた仕組み、ならびにこのような変化と生物に生まれた多様性(進化)との関係について説明できる。KW:DNA, ゲノム, 変異, 進化

1

2

1

2

担 当 者 名時限

1

2

1

2

1

3

1

2

1

2

1

Ⅰ-49

医科生物学

№ 実施日 行 動 目 標担 当 者 名時限

16 5.30(水) 槇 村 浩 一 教授 (医生物)

【第9章 遺伝子とゲノムの進化②】SNPをはじめ,進化の過程でゲノムに生まれた変化(多様性)について,例を挙げて説明できる。KW:ハプロタイプ,一塩基多型

17 6.6(水) 槇 村 浩 一 教授 (医生物)【第9章 遺伝子とゲノムの進化③】生物分類と進化の基本的な概念を説明できる。KW:8界説,分類群,種の概念,集団遺伝

18 6.6(水) 大 石 昇 准教授 (生工研)【第17章 細胞骨格①】3種類の細胞骨格について概説できる。KW:微小管,中間径線維,マイクロフィラメント

19 6.13(水) 大 石 昇 准教授 (生工研)

【第17章 細胞骨格②】細胞運動について説明できる。KW:鞭毛,線毛,アメーバ運動,トレッドミリング, 動的不安定性

20 6.13(水) 大 石 昇 准教授 (生工研)【第17章 細胞骨格③】筋収縮について説明できる。KW:筋原線維,サルコメア,カルシウムイオン

21 6.20(水) 佐 藤 一 朗 講師 (医療)【第11章 膜の構造】一般的な生体膜の構造や,その基本的性質を説明できる。KW:脂質二重層,リン脂質,膜タンパク質,流動モザイクモデル

22 6.20(水) 佐 藤 一 朗 講師 (医療)

【第15章 細胞内区画と細胞内輸送】タンパク質の各細胞小器官および細胞外への輸送システムについて説明できる。KW:小胞輸送,エンドサイトーシス,エキソサイトーシス

23 6.27(水) 下 村 一 之 准教授 (医療)【第16章 細胞の情報伝達①】膜受容体の構造と機能について概説できる。KW:イオンチャネル,酵素型受容体,G蛋白型受容体

24 6.27(水) 下 村 一 之 准教授 (医療)【第16章 細胞の情報伝達②】細胞内情報伝達機構を説明できる。KW:セカンドメッセンジャー,cAMP,DAG,IP3,PKC

25 7.4(水) 下 村 一 之 准教授 (医療)【第16章 細胞の情報伝達③】細胞内情報伝達機構を説明できる。KW:プロテインキナーゼ,核内受容体,シャペロン

26 7.4(水) 下 村 一 之 准教授 (医療)【第18章 細胞周期①】細胞周期の過程について説明できる。KW:細胞周期,G1,増殖因子,チェックポイント

27 7.11(水) 下 村 一 之 准教授 (医療)【第18章 細胞周期②】細胞周期の制御系について説明できる。KW:サイクリン,CDK,アポトーシス,がん抑制遺伝子

28 7.11(水) 下 村 一 之 准教授 (医療)

【第18章 細胞周期③】細胞分裂の過程およびメカニズムについて説明できる。KW:体細胞分裂,姉妹染色体,微小管,紡錘糸,動原体,   細胞質分裂

1

2

1

2

2

1

2

1

2

1

2

1

2

Ⅰ-50

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

医 科 生 物 学 実 験 (1単位)

配布した実験書を教科書兼実験ノートとする。実験の記録はすべてこの実験書に記載されるので、

これを実験時に持参しなかったり、紛失した場合は評価できない。必要に応じて参考書を指定する。実験の観察は得られた結果を、関連の参考書の知識を総合して、適切に分析,解釈,判断し,その場で正確に記録する。計算や作図を必要とする項目については,その根拠を十分に理解する。

 生物の示す生命現象は多様である。生物とその細胞は,様々な種において構造と機能に各々多様

性をもたらしながらも,それぞれに合理的な個体の生存と種の存続にかかわる戦略を獲得してきた。本実験は,これら生命現象に対する基本的知識と方法論を体験的に学習させることを目的とする。

実験内容は形態学,細胞生物学,生化学,分子生物学等の範囲から,医学部第1学年の実験項目として適切なものを選択した。 実験材料としては,生物学,分子生物学,発生学および遺伝学的研究に関連性をもつ医学的に重要な生物を用いる。

具体的には,スケッチおよび実験記録をはじめとする生命現象の記載にかかわる技術の習得をする。また,微生物から細胞の構造と遺伝子操作の基礎を学び,ニワトリの発生を観察するとともに,マウス等を用いた比較解剖によって,細胞レベルから個体レベルまでに至る生命のシステムを学ぶ。

実験成績は,実験態度、実験の記録および出席状況等から総合的に評価する。実験態度は実験内容の予習,実験講義および実験実施における積極的参加状況に基づき評価し,実験記録は実験目的・内容の理解度,実験成果の正確な記録,考察等を各担当教員が毎回チェックし,訂正を要する箇所をその場で指示する。

本教科は、教科書を読むだけでは得られない経験をうることを目標としている。したがって,原則的に実験では全出席が単位修得上必要となる。やむえない理由で欠席する場合であったとしても,適切な欠席理由書の提出がなされない場合は単位を認定できない。欠席理由書が提出された場合は,その理由を勘案して適宜必要な指導を行い,最終試験等で評価出来る場合がある。

槇 村 浩 一 教 授

あらかじめ実験書と日程予定表(本要領)を配布する。その実験書の予定項目をよく読み,予習しておく。実験に当たっては,単に与えられた材料について指示されるままに実験や観察を行うのではなく,実験の目的ならびに理論的基盤を主体的に把握できるよう準備しておく。

Ⅰ-52

医科生物学実験

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標

4.12(木) B345

4.13(金) A345

4.19(木) B345

4.20(金) A345

4.26(木) B345

4.27(金) A345

5.10(木) B345

5.11(金) A345

5.17(木) B345

5.18(金) A345

5.24(木) B345

5.25(金) A345

5.31(木) B345

6.1(金) A345

6.7(木) B345

6.8(金) A345

6.14(木) B345

6.15(金) A345

6

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

教授准教授准教授講師助手(非)

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

教授准教授准教授講師助手(非)

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

担 当 者 名

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

教授准教授准教授講師助手(非)

教授准教授准教授講師助手(非)

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

教授准教授准教授講師助手(非)

細胞分裂の観察植物の根端を用いて押しつぶし法で標本を作製し,光学顕微鏡で体細胞分裂の過程を観察する。細胞周期・有糸分裂・DNA染色法について理解し,説明できる。KW:押しつぶし法,Feulgen反応,細胞周期,有糸分裂, 核小体,間期,前期,中期,後期,終期,細胞質分裂

プラスミドによる大腸菌の形質転換①~実験大腸菌およびアンピシリン耐性プラスミドベクターを用いて,遺伝子操作の基本的手技である形質転換を行ない,遺伝子導入とその意義について説明できる。KW:形質転換,大腸菌,プラスミド,セントラルドグマ

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

1

2

4

5

3

8

9

7

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

教授准教授准教授講師助手(非)

教授准教授准教授講師助手(非)

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

教授准教授准教授講師助手(非)

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

オリエンテーション生物学実験のアウトラインを理解し,実験上の注意点を認識する。また,実験器材等の準備を行う。実験の成果の記載法を解説し,観察したものを正確に表現する手段として各自の指のスケッチをし描写技術を習得し,説明できる。KW:目的,方法,使用材料,結果,考察,結論

光学顕微鏡操作法,およびミクロメータを用いた計測法光学顕微鏡の構造を把握し,ミドリムシを材料に生物顕微鏡の操作法を習得する。またミクロメータを用いて顕微鏡下での長さの計測法を習得し,説明できる。KW:分解能,焦点深度,乾燥系と油浸系,ミクロメーター

巨大染色体の観察ユスリカの巨大染色体の観察を行い,染色体の持つ意味,役割について理解し,説明できる。KW:巨大染色体,パフ,遺伝子,DNA,RNA,核小体

ニワトリの初期発生生きたニワトリの初期胚を見て,脊索・体節・鰓裂・各器官の原器,有羊膜卵のつくりを立体的に説明できる。KW:原始線条,脊索,神経管,体節,鰓裂,耳胞,羊膜

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

グラム染色による微生物の顕微鏡観察グラム染色を用いてグラム陽性球菌,陰性桿菌等微生物の観察を行い,染色性と細胞壁の構造との関連性を説明できる。KW : グラム陽性菌,グラム陰性菌,球菌,桿菌

プラスミドによる大腸菌の形質転換②~結果の評価と考察形質転換実験の結果を観察し,形質転換の意義と,薬剤耐性の機序について説明できる。KW:薬剤耐性,コロニー,抗生物質

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

教授准教授准教授講師助手(非)

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

筋運動と線毛運動ホタテ貝柱筋の収縮を観察し、筋肉の働きを説明できる。アサリの線毛運動を観察し、線毛の働きを説明できる。KW : 横紋筋、サルコメア、ATP、線毛、粘液

Ⅰ-53

医科生物学実験

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標担 当 者 名

6.21(木) B345

6.22(金) A345

7.5(木) B345

7.6(金) A345

7.12(木) B345

7.13(金) A345

7.19(木) B345

7.20(金) A345

11

10

教授准教授准教授講師助手(非)

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

教授准教授准教授講師助手(非)

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

13

12

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

教授准教授准教授講師助手(非)

槇 村 浩 一下 村 一 之大 石 昇佐 藤 一 朗羽 山 和 美山 崎 丘

教授准教授准教授講師助手(非)

実習のまとめ

マウスの解剖③マウスの各組織の顕微鏡観察により,泌尿器系・骨系・筋系,および皮膚の構造と働きを述べることができる。KW:糸球体,尿細管,骨細胞,ALP,膠原線維,弾性線維

(医生物)(医療)

(生工研)(医療)

(医真菌)(医生物)

マウスの解剖②マウスの脳・神経系の観察,および内分泌器官の顕微鏡観察により,それぞれの構造と働きを述べることができる。KW:脳下垂体,甲状腺,膵島,副腎,精細管,卵胞

マウスの解剖①マウスの腹部と胸部臓器を肉眼観察し,循環器系・呼吸器系・消化器系の働きを述べることができる。KW:心臓,肺,気管,食道,横隔膜,胃,肝門脈, 小腸,大腸,腎

Ⅰ-54

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

教科書:Essential細胞生物学 原書第3版, Alberts他著 中村他訳 南光堂、2011

基 礎 生 化 学 (4単位)

 生命現象を科学(化学)の言葉で理解するうえで、生化学の基本的な知識は大変重要である。第1回~第5回(講義担当者:池上勇)の講義では、基礎レベルの生化学の講義を理解するうえで前

提となる高校レベルの化学的知識を、ひと通り振り返り、知識の曖昧なところを補完する。引き続く第6回以降夏休み前までの講義(以降の講義担当者:下河原浩介)では、生命現象を科学的

に理解するため、生体分子を構成する基本ユニットであるアミノ酸・単糖・ヌクレオチド・脂肪酸といった分子レベルからスタートし、これらのユニットが組み合わさってできるタンパク質・多糖・ポリヌクレオチド・脂肪と脂質といった生体高分子の基礎的性質や特徴を学ぶ。

第16回目以降の後期の講義では、まず、生命体が様々な生命現象を実現させるための分子的実体である酵素にフォーカスを当てて、いくつかの基礎生化学的トピックについて講義する。

第25回目以降の講義では、複数の酵素が協調して働いた結果実現される様々な酵素反応経路(=代謝経路)の中で、最も基本的で重要な、解糖系、TCA回路、β酸化系、電子伝達系等について、その特徴や反応経路の存在意義、調節メカニズムまで、科学(化学)の言葉による総合的な理解を目指す。

成績評価は、筆記試験(7月末定期中間試験および学年末定期試験)を、それぞれ偏差値化した得点の平均を主得点(8割以上)とし、それに、学習態度および出席状況を勘案(最大で2割程度)して最終評価とする。

下 河 原 浩 介 准教授

 5回目までの講義は,高校化学未履修者にも配慮した高校教科書レベルの化学の振り返りとなる。ただし、実際には半数以上の学生が高校化学既習者であるので、高校で化学をまったく学んでいない者、もしくは入試で化学を選択しておらず、きちんとした高校レベルの化学の知識がしっかりと身についていない者は、授業時間内だけでは、充分な理解が得られない可能性もある。その場合、高校の化学の教科書や学習参考書を適宜使って充分な予習・復習を怠らないこと。

Ⅰ-55

基礎生化学

№ 実施日 行 動 目 標

1 4.10(火) 池 上 勇 教授(共通

教育センター)

【周期表と原子,イオン,分子】私たちのからだは様々な元素が組み合わさってできている。ある元素がなぜ生体にとって必要なのか,もしくは,薬になるのか,毒になるのか,などはその元素(およびその元素の作る化合物)の固有の性質による。周期表を参考にしながら,元素の性質はどのような要因で決まってくるのかを考える。KW:原子,元素,元素記号,原子番号,原子量,周期表, 族と周期,イオン化ポテンシャル,電気陰性度

2 4.17(火) 池 上 勇 教授(共通

教育センター)

【原子構造と電子配置】原子の物理的性質は原子核の構造に依存し,原子の化学的性質は核の周りを巡る電子軌道の構造に依存することを学び,主に生体の係わる元素の電子配置と周期表との関連を理解する。また,原子は常に安定な電子配置をとろうとして電子の授受を行なっていることを理解する。KW:陽子,中性子,電子,同位体,電子軌道, 軌道のエネルギーレベル,電子配置

3 4.24(火) 池 上 勇 教授(共通

教育センター)

【混成軌道と分子の形】生体にとって炭素はなぜ最も重要な元素であるのか,また,炭素を中心とした分子がなぜ特有な形を取るのかを,炭素原子の電子配置を基に理解する。KW:軌道の方向性,混成軌道,分子の形,σ結合,π結合

4 5.1(火) 池 上 勇 教授(共通

教育センター)

【化学結合と分子間力】ほぼ全ての原子は化合物として生体に利用される。原子どうしはどのような原理で結合するのか,また,出来上がった化合物どうしはどのような原理で特有な高次構造をとろうとするのかを理解する。KW:共有結合,イオン結合,配位結合,分極,双極子モーメント, 静電相互作用,ファンデルワールス力,水素結合, 疎水的相互作用

5 5.8(火) 池 上 勇 教授(共通

教育センター)

【有機化合物の種類と構造】有機化合物は炭素骨格の長さおよび分岐の多様性のため多様な構造および性質を持つため,生体の主要な構成要素として利用されている。代表的な有機化合物にはどのようなものがあるのか,また,それらはどのような構造を持っているのかを理解する。KW:有機化合物の名称,官能基,脂肪族,芳香族, 構造異性体,立体異性体,幾何異性体,光学異性体

6 5.15(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【生体分子①~アミノ酸】タンパク質を構成する20種類のアミノ酸について,その種類や構造および基本的な性質を説明できる。KW:酸性アミノ酸,塩基性アミノ酸,極性アミノ酸,光学異性体, D-アミノ酸,L-アミノ酸,含硫アミノ酸,両性イオン,等電点

7 5.22(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【生体分子①~アミノ酸 演習】生体分子(アミノ酸)に関する問題を解くことができる。

8 5.29(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【生体分子②~糖】糖について,その種類や構造および基本的な性質を説明できる。KW:単糖,オリゴ糖,多糖,グルコース,フルクトース, ペントースとヘキソース,アルドースとケトース

9 6.5(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【生体分子②~糖 演習】生体分子(糖)に関する問題を解くことができる。

1

1

1

1

1

1

1

1

1

担 当 者 名時限

Ⅰ-56

基礎生化学

№ 実施日 行 動 目 標担 当 者 名時限

10 6.12(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【生体分子③~脂肪と脂質】脂肪・脂質とその類縁化合物について,種類・構造および基本的な性質を説明できる。KW:脂肪酸,不飽和脂肪酸,トランス脂肪酸,ω3脂肪酸, ω6脂肪酸,プロスタグランジン,トリアシルグリセロール, リン脂質,糖脂質,ステロイド,コレステロール,脂溶性ビタミン類

11 6.19(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【生体分子④~ヌクレオチドと補酵素】ヌクレオチドと補酵素についてその種類や構造および基本的な性質を説明できる。KW:ヌクレオチドとヌクレオシド,プリン塩基とピリミジン塩基, ATP,高エネルギーリン酸結合,補酵素,ビタミン,NADH, コエンザイムA,サイクリックAMP

12 6.26(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【生体分子③~脂肪と脂質 演習】生体分子(脂肪と脂質)に関する問題を解くことができる。【生体分子④~ヌクレオチドと補酵素 演習】生体分子(ヌクレオチド・補酵素)に関する問題を解くことができる。

13 7.3(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【生体分子⑤~核酸(ポリヌクレオチド)】核酸の種類や構造およびその基本的な性質を説明できる。KW:ポリヌクレオチド,DNA,RNA,ダブルヘリックス構造

14 7.10(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【生体分子⑥~タンパク質】タンパク質の種類や構造およびその基本的な性質について説明できる。KW:ポリペプチド,親水性アミノ酸と疎水性アミノ酸, ジスルフィド結合,コンフォメーション,αヘリックス,βシート, 高次構造,サブユニット,単純タンパク質と複合タンパク質, 補欠分子団

15 7.24(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【生体分子⑤~核酸(ポリヌクレオチド) 演習】生体分子(核酸)に関する問題を解くことができる。【生体分子⑥~タンパク質 演習】生体分子(タンパク質)に関する問題を解くことができる。

16 9.25(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【酵素①~酵素入門】基本的な酵素の分類法や名称を理解できる。酵素の基本的な機能や性質について説明できる。KW:EC番号,酵素と補酵素,基質,ホロ酵素,アポ酵素, プロ酵素(チモーゲン),アイソザイム

17 10.2(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【酵素①~酵素入門 演習】「酵素入門」に関する基本問題を解くことができる。

18 10.9(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【酵素②~酵素反応速度論の基礎】酵素反応速度論の基礎を理解し説明できる。KW:ミカエリスメンテンの速度式,KmとVmax,比活性, ミカエリス定数,基質親和性,一次反応,ゼロ次反応, 両逆数プロット,拮抗阻害と非拮抗阻害, 可逆阻害と不可逆阻害,特異的阻害と非特異的阻害

19 10.16(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【酵素②~酵素反応速度論の基礎 演習】「酵素反応速度論」に関する基本問題を解くことができる。

20 10.23(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【酵素③~酵素反応とエネルギー】酵素反応のしくみを熱力学的な言葉で説明できる。KW:ギブスの自由エネルギー,エントロピー,エンタルピー, 自由エネルギー変化,活性化エネルギー,共役反応

1

1

1

1

1

3

1

3

3

3

3

Ⅰ-57

基礎生化学

№ 実施日 行 動 目 標担 当 者 名時限

21 10.30(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【酵素③~酵素反応とエネルギー 演習】「酵素反応とエネルギー」に関する基本問題を解くことができる。

22 11.6(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【酵素④~酵素の調節1】酵素反応の調節の基本的な原理を理解し説明できる。KW:メタボリックマップ,誘導酵素,構成酵素,調節酵素, 遺伝子レベルの調節,活性レベルの調節,律速段階, アロステリック酵素,フィードバック調節, 調節サブユニットプロテインキナーゼ, プロテインホスファターゼ,タンパク質リン酸化,Gタンパク質

23 11.13(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【酵素④~酵素の調節2】酵素反応の調節の基本的な原理を理解し説明できる。KW:メタボリックマップ,誘導酵素,構成酵素,調節酵素, 遺伝子レベルの調節,活性レベルの調節,律速段階, アロステリック酵素,フィードバック調節, 調節サブユニットプロテインキナーゼ, プロテインホスファターゼ,タンパク質リン酸化,Gタンパク質

24 11.20(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【酵素④~酵素の調節 演習】「酵素の調節」に関する基本問題を解くことができる。

25 11.27(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【代謝①~食物の消化と物質代謝】食物の消化・吸収・代謝の概要を説明できる。KW:消化酵素,胆汁,門脈,栄養素

26 12.4(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【代謝②~解糖系】解糖系によるATPの産生を説明できる。KW:ブドウ糖,ATP,NADH

27 12.11(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【代謝①②  演習】代謝①②に関する問題を解くことができる。

28 12.18(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【代謝③~TCA回路】代謝におけるTCA回路の役割を説明できる。KW:ミトコンドリア,ATPase,高エネルギーリン酸結合

29 1.8(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【代謝④~電子伝達系】電子伝達系と酸化的リン酸化によるATPの産生を説明できる。KW:シトクロム,シトクロムオキシダーゼ,酸素,クリステ

30 1.15(火) 下 河 原 浩 介 准教授(共通

教育センター)

【代謝③④ 演習】代謝③④に関する問題を解くことができる。

3

3

3

3

3

3

3

3

3

3

Ⅰ-58

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

基 礎 生 化 学 実 験(1単位)

実習書は初回(ガイダンス)に配布する。実習の前には,実習書及び基礎生化学の講義の関連する部分をあらかじめよく予習しておき,その日に予定されている実習にどんな目的があるのか,またそれをどんな手技・方法を使って明らかにしようとしているのか,そのイメージをつくっておくこと。

なお,実験結果をレポートにまとめる際には,ワープロソフト(Word)や表計算ソフト(Excel)を活用してもらう。Wordを使ったレポート作成法やExcelを使った表やグラフの作成法についての基礎は,情報リテラシーの時間に学ぶことになっているが,レポートの課題として作成してもらうグラフには,多少応用的なものもある。各自でしっかりと自習すること。

基礎生化学実験では基礎生化学の講義で学んだことを,実際の実際に手を動かすことにより体験的に理解してもらうことを目標にしている。実験は,すべて二人一組で,主体的に取り組んでもらう。また,実験結果を客観的に報告するためのデータ処理の方法やレポートの書き方についても習得してもらう。データ処理ではパソコンも活用する。テーマとして以下の1~9を行う予定である。 1. 試薬の調製 2. 牛乳中のカルシウムの定量 3. 酵素反応Ⅰ ~ カタラーゼ 4. 酵素反応Ⅱ ~ 乳酸脱水素酵素 5. カフェインの抽出と結晶化 6. pHメーターと緩衝液 7. タンパク質とアミノ酸 8. 核酸 9. 糖

出席点(40%),実験結果の良否および各実験のレポートの内容(40%),最終試験(20%)。一部の実験項目については,レポートに代えて,インターネット上に用意されたWebページで結果を報告してもらう。なお,指示されたレポートや結果報告が,指定された期日までに提出されていない場合,その回の実習を欠席とみなす。

下 河 原 浩 介 准教授

 パーセント濃度,モル濃度,規定度などの実験に使用する試薬の濃度計算は,基本的な知識として身につけていることを前提としている。毎回の実習の前に,かならず実習書の該当項目を読み,実習内容を把握してから実習に臨むこと。

Ⅰ-59

基礎生化学実験

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標

9.20(木) 1

9.18(火) 2

9.27(木) 1

9.21(金) 2

10.4(木) 1

9.28(金) 2

10.11(木) 1

10.5(金) 2

10.18(木) 1

10.12(金) 2

10.25(木) 1

10.19(金) 2

11.1(木) 1

10.26(金) 2

11.8(木) 1

11.2(金) 2

7

5

8

1

3

4

2

6

担 当 者 名

(共通教育センター)

(共通教育センター)

345

345

345

345

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

345

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

345

(共通教育センター)

345

345

(共通教育センター)

ガイダンス化学実験の授業のアウトラインを理解の理解および,安全に化学実験を行うための諸注意,ガラス器具類の準備を行う。

(共通教育センター)

牛乳中のカルシウムの定量酸化還元滴定を応用して牛乳中に含まれるカルシウム含量を定量する。過マンガン酸カリウムによる酸化還元滴定の原理を理解すると共に,実験操作の過程で濃度や物質量がどのように保存されて最終結果に反映されるかを理解できる能力を養う。授業の関連事項:酸化還元反応

データ処理とレポートの書き方Ⅰ前回までに実験で得られた結果を題材に,Excel等を使った実験データの統計的処理やグラフの作製法の基本,自然科学系のレポートの書き方について学ぶ。ノートパソコンを持っているものは,持ってくること。

酵素反応Ⅰ ~ カタラーゼカタラーゼによる過酸化水素の分解速度を酸化還元滴定により測定する。シアン化カリウムやアジ化ナトリウムによるカタラーゼの反応阻害についても調べる。授業の関連事項:酸化還元反応,1次反応,酵素,阻害剤

(共通教育センター)

試薬の調製試薬濃度の計算法,秤量や溶解などの試薬の調製の具体的手法,ピペット等ガラス器具の基本的操作法を学ぶ。授業の関連項目:モル濃度・%濃度,規定度

(共通教育センター)

タンパク質とアミノ酸タンパク質とアミノ酸の定性実験を行う。また,二次元薄層クロマトグラフィーを用いてアミノ酸の分離・同定実験を行い,その原理を理解する。授業の関連事項:タンパク質,アミノ酸

(共通教育センター)

酵素反応Ⅱ ~ 乳酸脱水素酵素心筋および骨格筋由来の乳酸脱水素酵素の活性を測定し,その性質を調べる。また,いくつかの阻害剤による反応阻害の様子を調べる。授業の関連項目:Michaelis‐Mentenの速度式, Lineweaver‐Burk プロット,拮抗阻害剤

カフェインの精製茶葉からカフェインを抽出する実験を行う。抽出・遠心分離・昇華といった基本的な化学実験の手技を学ぶ。

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

Ⅰ-60

基礎生化学実験

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標担 当 者 名

11.15(木) 1

11.9(金) 2

11.22(木) 1

11.16(金) 2

11.29(木) 1

11.30(金) 2

12.6(木) 1

12.7(金) 2

12.13(木) 1

12.14(金) 2

12.20(木) 1

12.21(金) 2

1.10(木) 1

1.11(金) 2

15(共通教育センター)

最終試験345

14345

(共通教育センター)

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

13

11

12

10

データ処理とレポートの書き方Ⅲ前4回の実験で得られた結果を題材に,Excel等を使った実験データの統計的処理やグラフの作製法の基本,自然科学系のレポートの書き方について学ぶ。ノートパソコンを持っているものは,持ってくること。

9

糖糖の基本的な性質をいくつかの定性実験により理解する。また,グルコースオキシダーゼ法によるブドウ糖の定量実験を行う。授業の関連事項:炭水化物

核酸サケの白子から核酸を抽出・精製する。また,核酸及びタンパク質の紫外吸収スペクトルを測定し,その性質を理解する。授業の関連事項:核酸

(共通教育センター)

345

pHメーターと緩衝液(2)リン酸及びアミノ酸の滴定を行い,滴定曲線を作製する。また,その滴定曲線の持つ意味を理解する。

pHメーターと緩衝液(1)pHメーターの操作法を習得する。また,緩衝液の緩衝作用について体験的に理解する。授業の関連事項:緩衝液,Henderson-Hasselbalchの式

データ処理とレポートの書き方Ⅱ前2回の実験で得られた結果を題材に,Excel等を使った実験データの統計的処理やグラフの作製法の基本,自然科学系のレポートの書き方について学ぶ。ノートパソコンを持っているものは,持ってくること。

345

(共通教育センター)

345

345

345

(共通教育センター)

(共通教育センター)

(共通教育センター)

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

下 河 原 浩 介池 上 勇渡 部 正 彦他に非常勤講師2名

准教授教授講師

Ⅰ-61

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

定期試験、小テスト、出席状況等を総合して評価し、60点以上を合格とします。

プリント:適宜配布します。 教科書:医歯約系の物理学、林一他 著、丸善 参考書:医療系のための物理、佐藤幸一・藤城敏幸 著、東京教学社参考書:基礎物理学、原康夫著、学術図書出版社参考書:高校物理の教科書・参考書

医 科 物 理 学 (2単位)伊 藤 健 吾 准教授

 医者を目指す皆さんの多くは物理の知識が将来の医療現場でどのように役立つか、今はまだよくわ

からないかもしれません。英語では物理学をphysicsといいますが、physicには薬や医学といった意味があります。これからもわかるように、物理学は医学はもちろん生物学、化学の基礎であり、生命、からだ、医療機器の基礎原理と密接に結びついています。この講義では、生体や医療機器が物理の基礎知識とどう繋がっているかを、医学に係わる具体的な例を取り上げながら理解していただきます。この講義を受けることによって、例えば、以下のような疑問に答えられるようになります。1 血糖値はどのような単位で表されるのだろうか?血糖値は一日の生活の中でどのように変化するのだろうか?(物理量)2 放射能の単位であるベクレルとシーベルトはどう違うのだろうか?放射線を使った診断法にはどのようなものがあるだろうか?(放射線)3 薬物の血中濃度はどのような仕組みで変化するのだろうか?薬物の有効濃度を保つためにどのような注意を払えばいいのだろうか?(速度論)4 血液中の色々な成分の分離やヘマトクリット値(赤血球の割合)の測定に行う遠心分離とはどのような操作なのだろうか?また、その原理となる遠心力とはどのような力だろうか?(回転運動)5 私たちが仕事をしてエネルギーを使ったというとき、このエネルギーの正体は何だろうか?また、仕事をする時、このエネルギーを使って筋肉はどのように変化しているのだろうか?(仕事)6 超音波は音波とどう違うのだろうか?超音波診断では超音波のどのような性質を利用しているのだろうか?(音波)7 内視鏡でからだの中の様子を正確に見られるのはなぜだろうか?また、血が赤く、葉が緑なのはなぜだろうか?(光)8 心臓の拍動、神経の伝達、細胞膜透過などを引き起こす電気的シグナルとは何だろうか?また、それはどのような仕組みで生み出されるのだろうか?(電気)9 MRI、CTスキャン、PETなどの医療機器はどのような原理で人体の断面図を見られるのだろうか?(電磁気)

講義の予習としては、関連する物理量とその単位、物理法則を確認しておいてください。 大学での学習は基本的には復習が主体となります。その日の授業で判らないことがあった場合は、その都度、プリント、教科書、参考書などでしっかり理解するように努めてください。判らないところをそのまま放置しておくと、後の授業が判らなくなるばかりか、試験前の一夜漬けをする羽目になります。これでは、せっかくの知識も身に付かず、今までの時間を無駄にすることになります。高校で、物理を履修しなかった人にも判るような授業を心がけますが、授業全体が判らない場合は、以下の教科書・参考書、特に、高校物理の教科書を用いて事前、事後の学習を行ってください。それでも不安な時は、手遅れにならないうちに担当教員まで相談に来てください。

Ⅰ-62

医科物理学

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標

1 9.18(火)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

物理量と生体 生体のバイタルサインである体重、脈拍、血圧、血糖値などの数値を例にとって、全ての物理現象の基本単位である物理量およびその扱い方に対する正しい知識を身につける。 以下のキーワードが説明できる。単位の換算ができる。KW:SI基本単位、SI組立単位、SI接頭語

2 9.21(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

速度論と生体‐その1「直線運動とその応用」 直線運動の運動方程式を学び、速度式の生体への応用例として酵素反応、薬物代謝、放射性壊変の反応速度がどのような式で表されるか、特に、薬物の血中濃度がどのように変化するかを理解する。 以下のキーワードが説明できる。 KW:速度、加速度、直線運動、薬物代謝、酵素反応、放射性壊変

3 9.28(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

速度論と生体‐その2「回転運動とその応用」 地球の自転(等速円運動)を例にとって、ベクトル、ラジアン、角速度、向心力などの回転運動に係わる基本的な知識を身につける。 以下のキーワードが説明できる。KW:ベクトル、ラジアン、回転速度、回転加速度、等速円運動、   向心力

4 10.5(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

力と生体 地球上で日常的に我々の受けている力(重力、遠心力など)について正しい知識を習得し、体重の単位は質量ではなく力であることを理解する。また、遠心力の応用例として血液成分の分離にも用いられる遠心分離の原理を理解する。 以下のキーワードが説明できる。KW:慣性系、非慣性系、慣性力、遠心力、摩擦力、重力加速度、    重力、体重、遠心分離

5 10.12(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

仕事・エネルギーと生体仕事をする、エネルギーを消費するなどの意味を力学的に理解する。人が仕事をする時にはエネルギーを使ったというがその意味を理解する。また、血圧測定で用いるmmHgと圧力の関係を理解する。以下のキーワードが説明できる。KW:仕事、運動エネルギー、位置エネルギー、仕事率、圧力、    運動量、筋収縮、血圧

6 10.19(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

熱と生体 熱とは何かを学び、生体が酸素呼吸(燃焼)によってどのように熱エネルギーを生きるために利用しているかを理解する。 以下のキーワードが説明できる。KW:温度、比熱、熱エネルギー、カロリー、エンタルピー、    エントロピー、熱平衡、自由エネルギー、燃焼、酸素呼吸、ATP

7 10.26(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

波と生体‐その1「波の定義」 我々の周りには様々な波がある。波とは何か、また、さまざまな波の持つ基本的な性質:反射、屈折、干渉、回折とはどのような現象か理解する。 以下のキーワードが説明できる。KW:横波、縦波、媒体、波長、振幅、周期、振動数、反射、屈折、 干渉、回折

8 11.2(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)中間試験

担 当 者 名

Ⅰ-63

医科物理学

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標担 当 者 名

9 11.9(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

波と生体‐その2「音波」 耳で聞くことのできる音(可聴音)と耳で聞くことのできない超音波はどう違うかを学び、可聴音を利用した聴診器・心音計や、超音波を利用した超音波破砕法や超音波診断法などの原理を理解する。 以下のキーワードが説明できる。KW:疎密波、音波、超音波、音速、音圧、超音波破砕、 超音波洗浄、ソナー、超音波診断法

10 11.16(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

波と生体‐その3「光波(電磁波)」 可視光、赤外線、紫外線が生体に異なる作用を及ぼすことを学び、血はなぜ赤く、葉はなぜ緑なのかを理解する。 以下のキーワードが説明できる。KW:電磁波、電波、赤外線、可視光、紫外線、光子、 光エネルギー、赤血球、葉緑体、分光光度計

11 11.30(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

波と生体-その4「電磁波の利用」 レーザー治療、X線撮影、ファイバースコープなどを例にとって、いろいろな電磁波がどのように医療現場で利用されているかを理解する。 以下のキーワードが説明できる。KW:赤外線カメラ、紫外線殺菌、レーザー治療、X線撮影、 ファイバースコープ

12 12.7(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

電磁気と生体‐その1「電気と磁気の基本」 電磁気は何か、また、電気と磁気はどのような関係にあるかなどの基本的知識を身につけ、その応用としてMRIの原理を理解する。 以下のキーワードが説明できる。KW:電気、電荷、電位、電圧、電流、電力、磁気、磁荷、磁束、 磁気双極子、電磁誘導、MRI

13 12.14(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

電磁気と生体‐その2「膜電位」 細胞が生きているときには膜電位を形成している。膜電位とは何か、また、それがどのように形成されるかを理解し、膜電位の変動によって心拍や刺激の神経伝達が起こることを理解する。 以下のキーワードが説明できる。KW:膜電位、イオンポンプ、脱分極、神経パルス、心拍、心電図

14 12.21(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

放射線と生体‐その1「放射線の基本」 放射線とは何か、その基本的な知識を身につけ、なぜ放射線が人体に危険であるかを理解する。 以下のキーワードが説明できる。KW:原子核、陽子、中性子、放射線、放射性同位体、ベクレル、 グレイ、シーベルト

15 1.11(金)BA

12

伊 藤 健 吾池 上 勇

准教授教授

(共通教育セン

ター)

放射線と生体‐その2「放射線の利用」 放射線は様々な医療分野で利用されている。どのような放射線がどのように利用されているかを幾つかの例で学ぶ。 以下のキーワードが説明できる。KW:医療用放射線核種、放射線診断、ポジトロンCT、PET

Ⅰ-64

医 科 物 理 学 実 験(1単位)担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

1.「物理学実習書」を使用します。十分に実習書を読んで理解してから実習に着手してください。2.毎時間,指定のレポート用紙を用い,レポートを完成してください。どのようなことをどの程度まで求  められているか,考えながら実験を行ってください。3.実験を進めているうちに、新たに起こる疑問に対して、さらに実験を加えることが多くの場合可能で  す。新しい実験のプロポーザルも重要です。諸君の積極的参加を望みます。

伊 藤 健 吾 准教授

自然科学においては、多くの現象に適用可能で,出来るだけ色々の条件下で成り立つ法則を求めてきました。このため自然を観察し仮説を作り上げ,その仮説から予測される事柄を実験により確認し法則(事実)として提出します。とりわけ物理学ではガリレオの時代からこのようなやり方で多くの基本的な法則を求めてきました。物理学実験の目的は、講義とあわせて物理学に対する興味を刺激し、このような自然科学の考え方を身につけることにあります。また,時間的制約で授業で扱えなかった事柄も実験項目に含まれています。教科書などに書かれた事柄も,手にとって行うことにより,より身近な事柄として理解することが出来ます。さらに医学に関連する基礎的な現象を取り上げて実験し,得られた結果を論理的に推論し結論を得ることも修得してください。実験中に疑問に思ったこと、あるいは実験テーマから派生した事柄に対して、各自が積極的に取り組むことを目標にします。 以下の実験をローテーションにより行います。1.力学(運動の法則,重力加速度,運動量保存則)2.電気(オームの法則,テスター,オシロスコープによる測定、CR回路)3.光学(屈折,回折,レンズ,光の吸収,水素のスペクトル)4.音(3要素,音の周波数解析,音速)5.粘性(ハーゲン・ポアズイユの法則、水、エタノールの粘性)6.放射線の性質(α線,β線、γ線の性質;遮蔽、逆2乗の法則、α線の飛跡)7.グラフの描き方

毎時間レポートを作成します。教員とディスカッションし,レポートを完成し実験内容の深化を図ります。レポートの完成をもって実験の終了とします。評価は実習態度・レポートを中心に,出席状況を加味し総合的に判断します。

実験を行う際の最重要事項は安全です。ガラス器具の破損、感電などの危険性がある実験もあります。実習書をよく読んでどのような危険がありうるのかよく考えておいてください。実験内容を事前に理解しておくことは、実験をスムーズに進め、信頼性が高いデータを得るためにも必要なことです。特に、 *関連する物理量とその単位 *関連する物理法則 *各実験の目的を明確にしておいてください。

Ⅰ-65

医科物理学実験

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標

9.18(火) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授講師(非)

(物理)

9.20(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

9.21(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

9.27(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

9.28(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

10.4(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

10.5(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

10.11(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

10.12(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

10.18(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

10.19(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

10.25(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

10.26(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

11.1(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

担 当 者 名

1

ローテーション(0):イントロダクション

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

2

ローテーション(1)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

3

ローテーション(2)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

ローテーション(5)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

4

ローテーション(3)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

5

ローテーション(4)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

7

ローテーション(6)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

6

Ⅰ-66

医科物理学実験

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標担 当 者 名

11.2(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

11.8(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

11.9(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

11.15(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

11.16(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

11.22(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

11.30(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

11.29(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

12.7(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

12.6(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

12.14(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

12.13(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

12.21(金) 1345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

12.20(木) 2345

伊 藤 健 吾横 山 厚塩 森 継 紀

准教授教授教授

(物理)

14 最終試験

10

8

ローテーション(7)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

ローテーション(9)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

12

ローテーション(11)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

13

ローテーション(12)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

11

ローテーション(10)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

9

ローテーション(8)

関連する物理量の定義・単位が言える。関連する物理法則の名称が言え、その内容を説明できる。実験内容、結果を、上記物理量および物理法則を使って説明できる。

Ⅰ-67

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

 教科書 : 『やさしい医療系の統計学 第2版』 佐藤敏雄・村松宰 著 (医歯薬出版)

 ★関数電卓または簡易電卓を用意して授業に臨むこと。   電卓は,定期試験の際に持ち込み可とする。

医 療 統 計 学 (4単位)

「2つの母平均の差の区間推定」 と 「2つの母平均の差の t 検定」 というテーマについて理解し,問題を解決できるようになることを最終目標の一つとして,統計学の基礎から始めて系統的に積み上げていく授業を展開する。

単に,統計手法の手順を知るだけでなく,何故そのような手法をとるに至ったのかという数理的根拠についても理解できるようになることを目標とする。それが他のパターンの場合の推定・検定の考え方や手法を身につける際に応用できるからである。

また,医療系の統計で出てくるリスク比・オッズ比,クロス表の分析,感度・特異度についても触れ,知識を定着させることを目標とする。

 ①定期試験の筆記テスト, ②出席状況, ③授業内小テストやレポート, ④授業時,指名による解答の発表。

 以上のことを勘案して総括的に評価を行う。 評価のウェイトは,①が90%,②~④を合わせて10%。

ただし,欠席・遅刻が多い,小テストの提出状況が悪い,受講・応答の態度が悪いという場合,マイナス点がある。最大 -10%。

日 名 龍 夫 准教授

 できるだけ self-contained に授業を展開する予定であるがそれでも,高校で扱う 「確率分布」 (とくに「確率変数の平均・分散」, 「二項分布」 ) について事前に学習しておくことが望ましい。 関連する科目として,衛生学公衆衛生学が挙げられる。

Ⅰ-68

医療統計学

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標

1 4.13(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【データの記述統計1】質的データ・量的データ,連続変量・離散変量の違いを説明できる。データを統計表にまとめたり,グラフで表す様式を理解する。KW:母集団,標本,度数分布表,散布図,クロス表

2 4.20(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【データの記述統計2】データを標準的な手順で度数分布表に整理することができる。結果をヒストグラムや度数分布折れ線としてグラフ化できる。KW:標本サイズ,Sturgesの式,階級,度数,相対度数,累積度数

3 4.27(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【データの記述統計3】データの中心を表す指標として,その代表値(平均値・中央値・最頻値)を求めることができる。KW:単純平均・加重平均,メジアン,モード

4 5.11(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【データの記述統計4】データのバラツキを表す指標として,その散布度(分散・標準偏差・変動係数・範囲)を求めることができる。KW:分散・標準偏差,不偏分散,チェビシェフの不等式,レンジ

5 5.18(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)ここまでに学習した内容を復習し,データの基本統計量(平均値,分散・標準偏差,中央値など)を求める演習問題を実施する。

6 5.25(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)【2次元データの分析1】2変量データを散布図に描き,その回帰直線を求めることができる。KW:回帰方程式,回帰係数,最小2乗法,残差平方和,単回帰

7 6.1(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【2次元データの分析2】Pearsonの相関係数を求め,2変量データの相関関係を述べることができる。Spearmanの順位相関係数を求めることができる。KW:共分散,正・負の相関,無相関,順位データ

8 6.8(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【2次元データの分析3】2要因の関連性を示す指標として,リスク比・オッズ比を求めることができる。2要因の独立性・無関連性という概念を説明できる。KW:クロス表,リスク,相対リスク,オッズ

9 6.15(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【確率と確率分布1】確率の概念を理解し,具体的な例で確率を求めることができる。排反な事象という概念の定義を述べ,独立な事象との違いを説明できる。KW:全事象,事象,根元事象,空事象,余事象,排反事象

10 6.22(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【確率と確率分布2】条件付き確率,確率の加法定理,乗法定理を利用して,より複雑な確率の問題を解くことができる。KW:条件付き確率,確率の加法定理・乗法定理

11 7.6(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【確率と確率分布3】条件付き確率に関する「ベイズの定理」を応用して,検査の感度・特異度から,陽性的中率を求めることができる。KW:有病率,検査前・後確率,感度・特異度,陽性的中率

12 7.13(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【確率と確率分布4】離散型確率分布で最も重要な二項分布について説明でき,具体的な例で確率計算に応用できる。KW:独立試行,試行回数,生起回数,生起確率,組合せの数

13 7.18(水)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【確率と確率分布5】連続型確率分布で最も重要な正規分布について,そのグラフの特徴とともに説明できる。標準正規分布表を読み取ることができる。KW:確率密度関数,標準正規分布

14 7.20(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【確率と確率分布6】一般の正規分布を標準化して,標準正規分布表を読み取ることにより,確率を求めることができる。逆に上・下側確率α点の値を求めることができる。KW:変曲点,1σ2σ3σの定理,上側・下側・両側確率

担 当 者 名

Ⅰ-69

医療統計学

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標担 当 者 名

15 7.27(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)前期の学習内容のまとめ・補充・演習に充てる。または,授業内筆記試験を実施する。

16 9.18(火)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【標本分布1】一般母集団からの標本平均,正規母集団からの標本平均が従う分布について説明できる。大標本の標本平均についての中心極限定理を説明できる。KW:母平均・母分散,標本誤差,正規分布の再生性,CLT

17 9.21(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【標本分布2】標本分散に対し,不偏分散の方が不偏推定量として意義のあることを理解する。カイ2乗分布の定義を述べ,正規母集団からの不偏分散の分布について説明できる。KW:偏差平方和,カイ2乗分布表,自由度

18 9.28(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【標本分布3】正規分布から派生する理論的分布として,t分布,F分布の定義を述べ,正規母集団からの標本分布の説明に応用できる。KW: t分布表,F分布表,自由度,第1・第2自由度,上側α点

19 10.5(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【標本分布4】2つの正規母集団からの標本平均の差の分布,不偏分散の比の分布について,t分布,F分布を使って説明できる。KW: 等分散仮説,不偏分散比

20 10.12(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【推定1】[標本分布3・4]の結果を応用して,1つの正規母集団の母平均の区間推定,2つの正規母集団の母平均の差の区間推定ができる。KW:点推定,信頼度・信頼係数,信頼区間,信頼限界

21 10.19(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【推定2】大標本の場合に,二項分布を正規分布近似して,母比率の区間推定,母比率の差の区間推定ができる。KW:二項母集団,DeMoivre-Laplaceの定理,中心極限定理

22 10.26(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【推定3】[標本分布3・4]の結果を応用して,1つの正規母集団の母分散の区間推定,2つの正規母集団の母分散比の区間推定ができる。KW:不偏分散,分散比,カイ2乗分布表,F分布表

23 11.2(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)【推定4】2×2分割表のリスク比,オッズ比の区間推定ができる。KW:コホート研究,ケース・コントロール研究,正規分布表

24 11.9(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)【検定1】2つの正規母集団からの2標本による等分散仮説の検定ができる。KW:等分散仮説,F分布,第1・第2自由度

25 11.16(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【検定2】2つの正規母集団からの対応のない2標本による母平均の差のt検定が,等分散の仮定の下でできる。KW:Studentの t検定,t分布

26 11.30(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【検定3】対応がある場合の2標本による母平均の差の t検定ができる。1つの正規母集団からの1標本による母平均の t検定ができる。KW:対応するデータの差,差の平均,t分布

27 12.7(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)

【検定4】大標本の場合に,二項分布を正規分布近似して,母比率の検定,母比率の差の検定ができる。KW:二項母集団,DeMoivre-Laplaceの定理,中心極限定理

28 12.14(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)【検定5】カイ2乗分布を利用して,適合度の検定を実施できる。KW:観測度数,期待度数,自由度,カテゴリー

Ⅰ-70

医療統計学

№ 実施日クラス

時限

行 動 目 標担 当 者 名

29 12.21(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)【検定6】カイ2乗分布を利用して,2要因の独立性の検定を実施できる。KW:クロス表,周辺度数,総度数,無関連・独立

30 1.11(金)12

12

日 名 龍 夫 准教授 (数学)後期の学習内容のまとめ・補充・演習に充てる。または,授業内筆記試験を実施する。

Ⅰ-71

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

人 体 発 生 学 (1単位)

教科書:ラングマン:人体発生学 第10版(安田 峯生訳)(メデカル・サイエンス・インターナショナル)

参考書:ネッター:解剖学アトラス 第4版(相磯 貞和訳)(南江堂)      解剖学講義 改訂2版 (南山堂)      組織学 19版(南山堂)

一個の受精卵からスタートする発生現象を理解することは,広く臨床医学分野や先端医療の基礎となる重要な領域である。生物学に対する知的好奇心を大切にし,基礎的な知識を幅広く得ることが目標である。

基本的に定期試験による評価を100%とするが,授業態度(出席を含む),小テスト,レポート等も評価要素として総合的に評価する。

萩 原 治 夫 教 授

本科目の目標を達成するために, 高校生物学を含めた基礎的な人体の解剖学・組織学などの予習を一通り終わらせておく事を強く奨める。

Ⅰ-72

人体発生学

№ 実施日 行 動 目 標

1 9.25(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

2 10.2(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

3 10.2(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

発生学(3)生殖器の解剖と配偶子形成1.男性および女性生殖器の基本構造について 解剖学的に説明できる。2.配偶子形成および減数分裂について説明できる。3.女性生殖器の性周期について説明できる。KW: 精巣,卵巣,卵管,子宮,精子,卵子,減数分裂    性周期

4 10.9(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

発生学(4)受精と着床1.受精から着床までの過程を説明できる。2.二層性胚盤の形成について説明できる。3.胎盤の形成について説明できる。KW:先体反応,透明体反応,男性前核,女性前核,接合子,   卵割,桑実胚,胚盤胞,内細胞塊,栄養膜,二層性胚盤,   羊膜,絨毛膜,卵黄嚢,胚外中胚葉,付着茎

5 10.16(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

6 10.16(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

7 10.23(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

発生学(7)先天異常1.染色体異常について説明できる。2.催奇形因子について説明できる。KW:先天奇形,先天異常,染色体異常,環境因子

8 10.30(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

発生学(8)骨格系の発生,筋系の発生1.頭蓋の発生について説明できる。2.脊柱,四肢,の発生について説明できる。3.頭部,体肢の筋肉の発生について説明できる。KW:沿軸中胚葉,側板中胚葉,神経堤,大泉門,小泉門

9 10.30(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

10 11.6(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

11 11.13(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

発生学(11)呼吸器形成1.気管形成について説明できる。2.肺形成と分枝について説明できる。KW:食道,背腹軸,内胚葉,中胚葉,組織間相互作用

12 11.13(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

13 11.20(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

担 当 者 名時限

1

1

2

1

2

1

1

2

1

発生学(1)(2)イントロ1.胚発生の全体像について説明できる。2.発生の概念,細胞分裂,運命決定と発生能について説明できる。KW: 個体発生,器官発生,胚,増殖,分化,パターン形成,    形態形成,予定運命地図,誘導,細胞質決定因子,全能性,    多分化能,脱分化,遺伝子,遺伝子発現制御

発生学(5)(6)三胚葉形成1.三胚葉形成について説明できる。2.胚子の折り畳みについて説明できる。3.外,中,内胚葉の誘導体を列挙できる。KW:原始線条,原始結節,脊索,脊索前板,心臓形成域, 口咽頭膜,排泄腔膜,神経板,神経管,神経堤, 沿軸中胚葉,体節,中間中胚葉,側板中胚葉

発生学(9)(10)消化管形成1.消化管の発生について説明できる。2.肝臓の発生について説明できる。3.膵臓の発生について説明できる。KW:原始腸管,前腸,中腸,後腸,排泄腔,中腸ループ,腺形成   肝臓発生,膵臓発生,組織間相互作用

発生学(12)(13)心臓脈管形成1.心臓の発生を説明できる。2.大血管の発生を説明できる3.血管新生を説明できる。4.リンパ管形成を説明できる。KW:心筒,静脈洞,原始心房,原始心室,心球,心臓ループ, 心房中隔形成,卵円孔,心室中隔形成,胎児循環,   造血,脈管形成

1

2

1

1

Ⅰ-73

人体発生学

№ 実施日 行 動 目 標担 当 者 名時限

14 11.27(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

発生学(14)泌尿生殖器形成1.泌尿器・生殖器の発生について説明できる。KW:前腎,中腎,後腎,後腎中胚葉,尿生殖洞,   Wolff管,Muller管,生殖隆起,生殖結節

15 12.4(火) 浅 野 安 信 助教 (解剖)

発生学(15)神経発生1.脊髄の発生を説明できる。2.脳の発生を説明できる。3.神経節の発生を説明できる。KW:神経管,神経上皮,蓋層,縁帯,神経堤,   前脳,中脳,後脳,菱脳分節

1

1

Ⅰ-74

担当責任者

一 般 教 育 目 標

評 価 方 法 ・ 評 価 基 準

準 備 学 習 の 内 容

教 科 書 ・ 参 考 書 等

解 剖 学 ( 骨 学 ) (2単位)

教科書:伊藤 隆:解剖学講義(南山堂)     寺田春水・藤田恒夫:骨学実習の手引き(南山堂)

参考書:ウォルフ:人体解剖学アトラス(内野ら 訳)(西村書店)     金子丑之助:日本人体解剖学上・下巻改訂19版(南山堂)     グレイ:解剖学(塩田ら 訳)(エルゼビア・ジャパン)     ムーア:臨床のための解剖学(佐藤ら 訳)(メディカル・サイエンス・インターナショナル)     フィッツジェラルド:神経解剖学(井出ら 訳)(西村書店)     ラングマン:人体発生学(安田訳)(メデカル・サイエンス・インターナショナル)     ムーア:人体発生学(医歯薬出版)     日本解剖学会編:解剖学用語 改訂13版(医学書院)

解剖学(骨学)では、人体を構成する骨の種類、それぞれの骨の形態、骨と骨との連結様式について、講義とヒト骨標本を使用した骨学実習によって学ぶ。骨学は、解剖学の基本であり、人体の構造を理解する上で、骨学の知識は必要不可欠である。解剖学(骨学)の教育目標は、①人体を構成する骨の形態を正しく理解し、②ヒト骨標本で骨の細部の形態について説明できることである。

定期試験、授業内レポート、学習態度等を評価要素として総合的に評価する。

萩 原 治 夫 教 授

下記にあげた参考書を読むと、より講義の理解が深まる。

Ⅰ-75

解剖学(骨学)

№ 実施日 行 動 目 標

1 9.25(火) 関 野 佳 久 助教 (解剖)

骨学(1)1.骨の一般構造と連結様式について述べることができる。2.骨の発生や構造について理解できる。KW:長骨,緻密質,海綿質,骨膜,軟骨内骨化,膜性骨化

2 10.9(火) 関 野 佳 久 助教 (解剖)

骨学(2)1.脊柱を構成する椎骨の種類と特徴を説明できる。2.胸郭を構成する骨の種類と連結の仕方を述べることができる。KW:頸椎,胸椎,腰椎,仙骨,椎間関節,肋骨,胸骨,胸肋関節, 肋椎関節

3 10.23(火) 関 野 佳 久 助教 (解剖)

骨学(3)1.上肢帯と自由上肢の骨の種類を列挙することができる。2.上肢を構成する骨の連結の仕方を説明できる。KW:上腕骨,前腕の骨,手の骨,肩関節,肘関節,手根の関節, 手指の関節

4 11.6(火) 関 野 佳 久 助教 (解剖)

骨学(4)1.下肢帯の骨と骨盤の特徴や性差について説明できる。2.自由下肢骨の種類を列挙し,連結の仕方を説明できる。KW:寛骨,大腿骨,下腿の骨,足の骨,仙腸関節,股関節, 膝関節,距腿関節

5 11.20(火) 関 野 佳 久 助教 (解剖)

骨学(5)1.頭蓋を構成する骨の種類と連結の仕方を述べることができる。2.内頭蓋底と外頭蓋底の構造と神経,血管の走行との 関連について理解できる。KW:頭蓋冠,内頭蓋底,眼窩,骨鼻腔,縫合,泉門,副鼻腔

6 11.27(火) 関 野 佳 久 助教 (解剖)

骨学(6)1.関節の基本構造と機能的分類について述べることができる。2.肩関節と肘関節の構造と特徴を説明できる。KW:関節,靱帯,球関節,車軸関節,蝶番関節,楕円関節

7 12.4(火) 関 野 佳 久 助教 (解剖)

骨学(7)1.股関節,膝関節,顎関節の構造の特徴と靱帯について 説明できる。KW:臼関節,大腿骨頭靱帯,膝蓋靱帯,側副靱帯,関節半月, 十字靱帯,関節円板

8 12.11(火)

萩 原 治 夫川 井 一 廣関 野 佳 久木 内 克 子浅 野 安 信有 澤 謙 二 郎中 倉 敬

教授講師助教助教助教助教助教

(解剖)

骨学(8)骨学実習(1)1.脊柱を構成する椎骨を観察し,各部位の椎骨の特徴や連結の 仕方を具体的に理解する。2.胸郭を構成する骨や連結の仕方を観察して,胸郭の特徴を 把握する。

9 12.11(火)骨学(9)骨学実習(2)骨学実習(1)の続きを行う。

10 12.18(火)骨学(10)骨学実習(3)1.上肢を構成する骨を観察し,それらの特徴,連結の仕方などを 具体的に理解できる。

11 12.18(火)骨学(11)骨学実習(4)骨学実習(3)の続きを行う。

12 1.8(火)

骨学(12)骨学実習(5)1.下肢を構成する骨を観察し,それらの特徴や連結の仕方などを 理解する。2.骨盤の構造の特徴や性差について理解する。

13 1.8(火)骨学(13)骨学実習(6)骨学実習(5)の続きを行う。

2

2

1

1

2

担 当 者 名

2

2

2

1

時限

2

2

2

2

Ⅰ-76

解剖学(骨学)

№ 実施日 行 動 目 標担 当 者 名時限

14 1.15(火)

骨学(14)骨学実習(7)1.頭蓋の外面を観察し,構成する骨の形や縫合について 説明できる。2.内頭蓋の構造と神経血管の関連について述べることができる。3.顎関節とその運動について理解できる。

15 1.15(火)

骨学(15)骨学実習(8)骨学実習(7)の続きを行う。

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