祝祭空間として転用される都市空間の可能性に関する研究...

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2012年度圃修士制作梗概 祝祭空間として転用される都市空間の可能性に関する研究 ~徳島県徳島市新町川周辺を例として一 Research on the potential of urban sp ~For an example about the circum範rence of Shinmachi river~ 11123003 加藤悠 主査 篠原 聡子 教授 副査 鈴木 賢次 教授 副査 片山 伸也 准教授 祭礼 公共空間 祝祭空間 市民参加 転用悼 Fegtival, Public space, Festival space, Citizen 第-章 はじめに 1-1.研究の背景と目的 今、都市における課題は多様化、複雑化している。 20世紀末から都市再生という言葉は頻繁に聞かれ るようになり、 2002年の都市再生特別措置法の制定 によって本格的に進められる事になった。容積率が 緩和され都市の機能が高まり、コンパクトシティを推 進する都市が増えた。しかし、成功例ばかりではなく、 市街地が衰退して行く都市は未だ多く見られる。市 民は都市再生の効果を実感できずにいる。市民と都 市と双方向のコミュニケーションが取れ、身の回りの 都市空間がより魅力的に感じ取れるようになり、豊か な都市生活を送る事が市民にとっては最も望ましい のではないか。 『都市は市民の為の舞台となる。 』 道や町の中のオープンスペースなどの公共空間 は、祭礼時、様々な舞台となる。特に阿波踊りのよう な巡回型の祭礼では、そのような空間の使われ方が 街の中の至る所で見られる。にぎやかな祝祭空間は 市民に分かりやすい都市の印象を与え、自分の街 に対する可能性を実感しやすい。その街の景観とな り、市民の原風景となる。祝祭空間を意識した空間 計画が行われる事によって、祭礼が観光資瀕として の効果が高まるだけでなく、市民にとってより魅力的 になり、市民の町への愛着心を高める等、多様な効 果が得られると考えられる。本研究は、日常でも非 日常でも、より公共空間が利用されるためにはどの ような都市空間作りが効果的かという指針を得て、今 後の住生活の質を高めることを目的としている。 1-2.用語の定義 観察の対象は、祭礼時のお祭りの雰囲気の広がり が現れた街空間、道路やオープンスペース、広場、 自然などの景観だけでなく、そこで活動する人々の 動きも含める。これら全てを【都市祝祭空間】とする。 (省略して【祝祭空間】とも呼ぶ。 ) 本論文では、実際に都市の祝祭空間を体験しな がら現地調査を行っている。本論文では、日常生活 の中で、 「お祭り」や「イベント」と呼ばれている物を 広く【祭礼】と定義し、研究対象として扱っている。 特に祭礼が行われる時には、日常的な空間が、祝 祭空間-と変容される様子が数多く見受けられる。 着目する徳島市の代表的な祭礼である阿波踊りの ように、街中を人々が巡回するタイプの祭礼では、 都市の中の様々な場所で、様々なシーンが見られる 事が予想される。このような祭礼を【巡回型祭礼】とし、 また、このように人の動く様が顕著に見られる公共空 間は【巡回性】の高い都市空間とする。 さらに、 【転用性】とは、主として非日常時と日常時に おいて都市空間の使われ方が多様に変化するポテ ンシャルを持つ事を言い、阿波踊り等のような祭礼 時だけでなく、市場等のような日常生活の中の小さ なイベントに使用される場合も全てその変化に含め ている。特に都市空間が演者(見られる人)と観客

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  • 2012年度圃修士制作梗概

    祝祭空間として転用される都市空間の可能性に関する研究~徳島県徳島市新町川周辺を例として一

    Research on the potential of urban space diverted to範stival space

    ~For an example about the circum範rence of the Tbkushima-shi, Tbkushima

    Shinmachi river~

    11123003 加藤悠

    主査 篠原 聡子 教授

    副査 鈴木 賢次 教授

    副査 片山 伸也 准教授

    祭礼 公共空間 祝祭空間 市民参加 転用悼

    Fegtival, Public space, Festival space, Citizen participation, Tもmporary

    第-章 はじめに

    1-1.研究の背景と目的

    今、都市における課題は多様化、複雑化している。

    20世紀末から都市再生という言葉は頻繁に聞かれ

    るようになり、 2002年の都市再生特別措置法の制定

    によって本格的に進められる事になった。容積率が

    緩和され都市の機能が高まり、コンパクトシティを推

    進する都市が増えた。しかし、成功例ばかりではなく、

    市街地が衰退して行く都市は未だ多く見られる。市

    民は都市再生の効果を実感できずにいる。市民と都

    市と双方向のコミュニケーションが取れ、身の回りの

    都市空間がより魅力的に感じ取れるようになり、豊か

    な都市生活を送る事が市民にとっては最も望ましい

    のではないか。

    『都市は市民の為の舞台となる。 』

    道や町の中のオープンスペースなどの公共空間

    は、祭礼時、様々な舞台となる。特に阿波踊りのよう

    な巡回型の祭礼では、そのような空間の使われ方が

    街の中の至る所で見られる。にぎやかな祝祭空間は

    市民に分かりやすい都市の印象を与え、自分の街

    に対する可能性を実感しやすい。その街の景観とな

    り、市民の原風景となる。祝祭空間を意識した空間

    計画が行われる事によって、祭礼が観光資瀕として

    の効果が高まるだけでなく、市民にとってより魅力的

    になり、市民の町への愛着心を高める等、多様な効

    果が得られると考えられる。本研究は、日常でも非

    日常でも、より公共空間が利用されるためにはどの

    ような都市空間作りが効果的かという指針を得て、今

    後の住生活の質を高めることを目的としている。

    1-2.用語の定義

    観察の対象は、祭礼時のお祭りの雰囲気の広がり

    が現れた街空間、道路やオープンスペース、広場、

    自然などの景観だけでなく、そこで活動する人々の

    動きも含める。これら全てを【都市祝祭空間】とする。

    (省略して【祝祭空間】とも呼ぶ。 )

    本論文では、実際に都市の祝祭空間を体験しな

    がら現地調査を行っている。本論文では、日常生活

    の中で、 「お祭り」や「イベント」と呼ばれている物を

    広く【祭礼】と定義し、研究対象として扱っている。

    特に祭礼が行われる時には、日常的な空間が、祝

    祭空間-と変容される様子が数多く見受けられる。

    着目する徳島市の代表的な祭礼である阿波踊りの

    ように、街中を人々が巡回するタイプの祭礼では、

    都市の中の様々な場所で、様々なシーンが見られる

    事が予想される。このような祭礼を【巡回型祭礼】とし、

    また、このように人の動く様が顕著に見られる公共空

    間は【巡回性】の高い都市空間とする。

    さらに、 【転用性】とは、主として非日常時と日常時に

    おいて都市空間の使われ方が多様に変化するポテ

    ンシャルを持つ事を言い、阿波踊り等のような祭礼

    時だけでなく、市場等のような日常生活の中の小さ

    なイベントに使用される場合も全てその変化に含め

    ている。特に都市空間が演者(見られる人)と観客

  • (見る人)のスペースに構成される事を【舞台性】と呼

    ぶ。

    1-3.研究プロセスと視点

    「転用性」の高い公共空間の実例を文献から選出

    し、必要要因を抽出する。さらに、祭礼時の空間利

    用実態調査を行い、祝祭空間を自ら体験し、都市空

    間の使われ方を考察し、分類する。さらに、 「巡回性」

    の高い徳島県徳島市新町川付近に焦点を当て、ヒ

    アリングにより行政とNPO団体それぞれの意識調査

    を行い、都市空間の現状と問題をハード/ソフト両面

    から考察する。以上から徳島市の都市空間利用の

    可能性と課題を考察する。 (図1)

    (研究のフロー)

    第一一義

    詩論 はじめに

    も暮筆意農事持場農機審暮

    閣醗強襲聾蘭締野謹蘭閲醒

    〔三二二欝 :空 謂 凵�b国士. 「都市の観察室闘」実例調査 辻�三-二千三:

    去 劒(���俤Y~z8,�(*(,B��hロx��ホィス霓�霓���マhコHソ8ュIy駅�,�(*(,H,ツ�ョ�(ュ位Hクb�醗 _義

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    徳島県筏富市新町用周辺 凭��lJ. 藷∴∴ として

    )。--- 凵Z〇〇〇〇〇〇〇葵〇〇〇〇-.∴十一 唳/r�了/..後口は

    菜六竜∴∴∴

    競市空間利用における可能性と今後の課題

    嚢-.__-=き,姿.¥.__1二_.~-÷ミ----.:i.、_、iト_Tt\、、=-.-.\-_二、救、襲撃美挙ミニ軍手芋ぎ欝襲藻琴謹撰ミ-._I-;.._--:_.-.--_∴、、_ー《_+.翠軽率藻琴等二:-_.

    図1

    1-4.既往研究と本論の位置付け

    CiN壷から本文を閲覧できる論文を対象に、既往論

    文調査を行った。

    祭礼に関する研究は、民俗学視点のものが多数

    存在すると考えられるため、本研究では都市論視点

    の祭礼研究を中,出こ検索するために、 「都市」、 「祭

    礼」、 「街路」、 「舞台」、 「空間」、 「祝祭空間」、 「構

    造」、 「市民参加」、 「シビックプライド」 「転用」

    等をキーワードとした。研究分野は図2のように都市

    論、建築計画、民俗学/人類学、教育学視点を中心

    に折り重なっている。 (図2)

    祭礼に関する研究は、柳田国男を代表とする民俗

    学、文化人類学、社会学的視点による論考が非常

    2012年度圃修士制作梗概

    に多く見られる。その多くは祭礼の起源を探る歴史

    解釈的なもの、祭礼地域住民のコミュニティ論、また、

    観光効果に関する論考である。本研究で着目する

    徳島市阿波踊りについての論文は既に存在するが、

    起源とその広がりに関する論考が多数で、徳島市の

    祭礼時の空間利用が都市計画へ与える影響とその

    課題に関する論考はまだ見られない。

    都市計画、建築分野においての祭礼研究は大きく

    次のように2つに分類できる。

    ①祭礼時に可視化される地域コミュニティと都市構

    造との関係性を述べたもの。

    祭礼時の地域の地蔵等を拠点とした神輿等の巡

    行経路が、どのように周辺コミュニティに影響して

    きたのかその起源と共に論考したものである。

    ②祭礼時の建築ファサード、代表的な町家の利用

    の実態調査から空間演出の特徴を考察したも

    四囲

    本研究では、祭礼時、日常時にそれぞれ建築や

    都市空間が、一時的に、露店、演者、観客によって

    いかに転用されるポテンシャルがあるかに関する考

    察が中心となっている。建築計画の視点から、空間

    と祭礼と人が相互作用し合う景観デザインを考察し、

    今後の市民参加型まちづくりへの課題をハード/ソフ

    ト両面から論考している点に、本論文の独自性、革

    新性が示される。

    (研究分野の重なり)

    都市政策 都市計画

    道 広場 公英空間÷

    都市論

    図2

    第二章祭礼についての基礎的研究

    現代の都市で開かれる祭礼は多様である。都市と

    祭礼の関わり、変遷について、文献、祭礼の目視/ヒ

    アリング調査から読み解き考察する。

    2-1.現代の都市と「祭礼」について

    民俗学者の柳田国男は、祭礼を「祭り」と「祭礼」に

    区分した。柳田は、祭事を営む人と、それを司る神

    官等のみによって行われる宗教的行為を「祭り」と呼

    び、それに直接関わりのない見物人が加わったもの

    を「祭礼」と呼んだ。阿波踊りの歌詞『踊る阿呆に見

    る阿呆』からも分かるように、 「祭礼」とは「見られる祭

    り」であり、華やかなものである。現代の祭礼には、

    神社の御祭神を中心、とする宗教的、伝統的行為で

    ある本来の「祭り」と、戦後、神との

    関係が薄れ、地域振興の為に新し

    く作られた大衆的なイベントとして

    の「神なき祭り-祭礼」がある。坦

    し本研究ではこれらを区別せず総

    じて【祭礼】と呼ぶ。

    (図3)

    2-2.シビックプライドと祭礼

    祭礼の日には、都市は、舞台のよ

    うになる。祭礼を演じる者とそれを

    見て楽しむ者とがハレの時間と空

    間を共有する。また、祭礼は、ケ(日

    常)の時には都市の中の何の変哲

    もない場所、寂れた商店街等に

    賑わいをもたらし、活力を回復させ

    る力がある。人々は見慣れた風景

    に、非日常の幻を共に見、そこに

    居合わせた人々と共に一体感を感

    じる。これが、祭礼が持つ不思議な

    力であり、シビック・プライド(市民が

    町に対して持つ前向きな思い)を

    呼び起こすものであると考えられ

    る。

    さらに祭礼は、人々をも変身させ

    2012年度圃修士制作梗概

    る。祭礼に参加する人たちは、日常ではそれぞれの

    職業に就いているが、祭礼の日には職業とは関係な

    く、それぞれが役割を受け持ち協力する。神輿を担

    ぐ人たちは、揃いの紋入りの半纏を着て、酒を飲み

    交わし、威勢が良くなる。太鼓や鐘を叩き鳴らす人も

    いれば、食事の準備をする人もいる。また、祭礼

    の参加者は、地元に住む人たちだけではなく、祭礼

    の行われる地域の会社や事務所に勤務する人々も

    加わることがある。また、裏方として祭り組合や、警察、

    消防関係者も安全確保のために当日、行政と協力

    体制を組んで働く。例えば、祇園祭、西条祭り、阿波

    踊りのような盛大な祭礼では、鉾や山を建てる大工

    方、飾り付けをする手伝い方、車を扱う車方、楽器を

    鳴らす擬子方、夕方からの提灯を準備する人、山車

    (戦後の日本の祭礼の変遷)

    毎代 倬騷ツ�祭礼靭

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    伽台七夕まつり、瑠油粕年頃慶大瞳の莞婦鏡、昭和30

    年賦鵬のねぶた祭、景観の埼銘寮、昭和27劫ご厳粛

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    図3・ヾへ,与へtJ、・,、 ●人・・ 、 )ら,-′、、 ヽ~.▲ -ソ・. {い,・′\..,./イ′ ・.へィ,A・ I ・,.へノ・・、/〆一・一/ ,、、 ・一J・ノ\ I,-一.ノヽ ・{/・一・・、 ▲・\一・一,・^ I/ノ・,← '・、.'/I-、・ヽ`へ/シ・,・^ ・′Y,・,ヽ ノ\子へ}・,、 ヽ '-~㌧ヽ 'J▲

  • (見る人)のスペースに構成される事を【舞台性】と呼

    ぶ。

    1-3.研究プロセスと視点

    「転用性」の高い公共空間の実例を文献から選出

    し、必要要因を抽出する。さらに、祭礼時の空間利

    用実態調査を行い、祝祭空間を自ら体験し、都市空

    間の使われ方を考察し、分類する。さらに、 「巡回性」

    の高い徳島県徳島市新町川付近に焦点を当て、ヒ

    アリングにより行政とNPO団体それぞれの意識調査

    を行い、都市空間の現状と問題をハード/ソフト両面

    から考察する。以上から徳島市の都市空間利用の

    可能性と課題を考察する。 (図1)

    (研究のフロー)

    第一一義

    詩論 はじめに

    も暮筆意農事持場農機審暮

    閣醗強襲聾蘭締野謹蘭閲醒

    〔三二二欝 :空 謂 凵�b国士. 「都市の観察室闘」実例調査 辻�三-二千三:

    去 劒(���俤Y~z8,�(*(,B��hロx��ホィス霓�霓���マhコHソ8ュIy駅�,�(*(,H,ツ�ョ�(ュ位Hクb�醗 _義

    題ニー ●∴ 第歪葦雑書 勍∴髭

    徳島県筏富市新町用周辺 凭��lJ. 藷∴∴ として

    )。--- 凵Z〇〇〇〇〇〇〇葵〇〇〇〇-.∴十一 唳/r�了/..後口は

    菜六竜∴∴∴

    競市空間利用における可能性と今後の課題

    嚢-.__-=き,姿.¥.__1二_.~-÷ミ----.:i.、_、iト_Tt\、、=-.-.\-_二、救、襲撃美挙ミニ軍手芋ぎ欝襲藻琴謹撰ミ-._I-;.._--:_.-.--_∴、、_ー《_+.翠軽率藻琴等二:-_.

    図1

    1-4.既往研究と本論の位置付け

    CiN壷から本文を閲覧できる論文を対象に、既往論

    文調査を行った。

    祭礼に関する研究は、民俗学視点のものが多数

    存在すると考えられるため、本研究では都市論視点

    の祭礼研究を中,出こ検索するために、 「都市」、 「祭

    礼」、 「街路」、 「舞台」、 「空間」、 「祝祭空間」、 「構

    造」、 「市民参加」、 「シビックプライド」 「転用」

    等をキーワードとした。研究分野は図2のように都市

    論、建築計画、民俗学/人類学、教育学視点を中心

    に折り重なっている。 (図2)

    祭礼に関する研究は、柳田国男を代表とする民俗

    学、文化人類学、社会学的視点による論考が非常

    2012年度圃修士制作梗概

    に多く見られる。その多くは祭礼の起源を探る歴史

    解釈的なもの、祭礼地域住民のコミュニティ論、また、

    観光効果に関する論考である。本研究で着目する

    徳島市阿波踊りについての論文は既に存在するが、

    起源とその広がりに関する論考が多数で、徳島市の

    祭礼時の空間利用が都市計画へ与える影響とその

    課題に関する論考はまだ見られない。

    都市計画、建築分野においての祭礼研究は大きく

    次のように2つに分類できる。

    ①祭礼時に可視化される地域コミュニティと都市構

    造との関係性を述べたもの。

    祭礼時の地域の地蔵等を拠点とした神輿等の巡

    行経路が、どのように周辺コミュニティに影響して

    きたのかその起源と共に論考したものである。

    ②祭礼時の建築ファサード、代表的な町家の利用

    の実態調査から空間演出の特徴を考察したも

    四囲

    本研究では、祭礼時、日常時にそれぞれ建築や

    都市空間が、一時的に、露店、演者、観客によって

    いかに転用されるポテンシャルがあるかに関する考

    察が中心となっている。建築計画の視点から、空間

    と祭礼と人が相互作用し合う景観デザインを考察し、

    今後の市民参加型まちづくりへの課題をハード/ソフ

    ト両面から論考している点に、本論文の独自性、革

    新性が示される。

    (研究分野の重なり)

    都市政策 都市計画

    道 広場 公英空間÷

    都市論

    図2

    第二章祭礼についての基礎的研究

    現代の都市で開かれる祭礼は多様である。都市と

    祭礼の関わり、変遷について、文献、祭礼の目視/ヒ

    アリング調査から読み解き考察する。

    2-1.現代の都市と「祭礼」について

    民俗学者の柳田国男は、祭礼を「祭り」と「祭礼」に

    区分した。柳田は、祭事を営む人と、それを司る神

    官等のみによって行われる宗教的行為を「祭り」と呼

    び、それに直接関わりのない見物人が加わったもの

    を「祭礼」と呼んだ。阿波踊りの歌詞『踊る阿呆に見

    る阿呆』からも分かるように、 「祭礼」とは「見られる祭

    り」であり、華やかなものである。現代の祭礼には、

    神社の御祭神を中心、とする宗教的、伝統的行為で

    ある本来の「祭り」と、戦後、神との

    関係が薄れ、地域振興の為に新し

    く作られた大衆的なイベントとして

    の「神なき祭り-祭礼」がある。坦

    し本研究ではこれらを区別せず総

    じて【祭礼】と呼ぶ。

    (図3)

    2-2.シビックプライドと祭礼

    祭礼の日には、都市は、舞台のよ

    うになる。祭礼を演じる者とそれを

    見て楽しむ者とがハレの時間と空

    間を共有する。また、祭礼は、ケ(日

    常)の時には都市の中の何の変哲

    もない場所、寂れた商店街等に

    賑わいをもたらし、活力を回復させ

    る力がある。人々は見慣れた風景

    に、非日常の幻を共に見、そこに

    居合わせた人々と共に一体感を感

    じる。これが、祭礼が持つ不思議な

    力であり、シビック・プライド(市民が

    町に対して持つ前向きな思い)を

    呼び起こすものであると考えられ

    る。

    さらに祭礼は、人々をも変身させ

    2012年度圃修士制作梗概

    る。祭礼に参加する人たちは、日常ではそれぞれの

    職業に就いているが、祭礼の日には職業とは関係な

    く、それぞれが役割を受け持ち協力する。神輿を担

    ぐ人たちは、揃いの紋入りの半纏を着て、酒を飲み

    交わし、威勢が良くなる。太鼓や鐘を叩き鳴らす人も

    いれば、食事の準備をする人もいる。また、祭礼

    の参加者は、地元に住む人たちだけではなく、祭礼

    の行われる地域の会社や事務所に勤務する人々も

    加わることがある。また、裏方として祭り組合や、警察、

    消防関係者も安全確保のために当日、行政と協力

    体制を組んで働く。例えば、祇園祭、西条祭り、阿波

    踊りのような盛大な祭礼では、鉾や山を建てる大工

    方、飾り付けをする手伝い方、車を扱う車方、楽器を

    鳴らす擬子方、夕方からの提灯を準備する人、山車

    (戦後の日本の祭礼の変遷)

    毎代 倬騷ツ�祭礼靭

    1945年1320) 義一 �ル��Y(i&h+X+リンY~x,ノYネサクエイ��霹��ネサイノ')Fx*��+X/�蒴4�瑠紬2一年虻田邁籍リが早くも復慈し、

    瑠和22車庫ま京謡の花田寮、甚描くんち、抱思野鳥過し\

    伽台七夕まつり、瑠油粕年頃慶大瞳の莞婦鏡、昭和30

    年賦鵬のねぶた祭、景観の埼銘寮、昭和27劫ご厳粛

    -、象∴∵ �h+x.�h,h.�鰛Hネ)_ク,ノ�H+リ,�京の鶴田葱、山王穀などが復藩命 yI ∵′\ 1955年僻事の 兌x�/��**H-ネ+レHニ委X抱,ノuR�シ昭和2.6牢記飴まつ鬼平嫁市の七夕まつり、田湘27年のミ ヽ

    数を昌的とし池新しい祭礼が経 �霎��(,ノU9iノ��ネ,(.り諸�#僖�ネト�ンx,ネ.h+8+�*(ンX.り��

    粗野----一事、ミ �傴Y���h�ノkネフ8夊-ネ,$、ィ,�x*ィケ8+�.x.ィ.�イ�.r�

    適疲 �Y?ゥ_ク,ネ暹jx,idネ�,ネ,ネ暹��峇�※r見られる蚤礼」化-.京穂波図第では、山と錐の

    経済成曳船 1護薄約5) I-九つ I*l 郭一班石油 ショック �リ.h.なンY~x,�h,�,Igケ�I���巡袴蛍をそれまでの袈し、通りから大過JJIこ変えたlJ、奄

    魁の観覧醇を没ーナたり、7日の的場を着いて掃われた2

    快頗万国博覧会ー �(,ネホゥ��/�自gク嶌+x.��x+X,I�H富,ノ]hオ���リ,�+リ�「�E�y695ウC9D�ネスiz�,ノ��H蝌-ネ,(.り實�CiD�ノ���(�ウ「�

    以陳.職光客を重殺しな禁札の 運営が見られる○蒸「見られる祭 礼」化の度合いがより強家る., ◇壇瞳の伝郷ここ苑あらない薪

    日973年(548) �X*(ンY~x,ネ��h�キ�ク�B"メレH���メメメリ,Rメメメメメモツメリ�ケ:B�ミリ、昭和47毎の衆京の高島平まつりなど. 元気を取り戻した伝説的貌籍礼の例としてほ東京の靖国

    寵臆経済成長: 亶ル�ノ+x,ノ9y�8鳧ッ「�

    終了 謙 仗h腥,ネ�ィ*ケox�イ�W8ニ�(+�YX*(/�,�+X,H*(+ル�R�,ィ�z9Hケ4�胃Y~x,��ェ駝2�*ィシ8.停�.)�X*ク,胃Y~x,ネ冑*ィ,(+ル�駢x��寮や三社祭が挙げられる○ :請費の祭礼として購.昭和51蜜の宰寂営市のふるさと一一一

    や招外のベッドタウンで祭礼が 萄キケW�(.り諸�S)D�ノ�xカ8�j�H4h5�X4$ィ,Dヲ吋y���

    勅導と作り出された0------.、一一。---善 僖��vツ唏-�.ク+X-ネ7H8��ク7H4h5�X4$ヲ又、ツx,�v�

    1987年(錆2) 1989=繁くHl) ~-iこ禽"'Ar 、ーl-一 日: 一議鶴iH4) 至現涯 懐日次全国総合開発撮固ま園舎 �Y?ゥ�9�メ籐�リシ兒ィ藕ナ鞁�7�ネニ��ネ/�J�8,h+Rネ+ク,ツ�

    怒)制定○ �リシ陏G)jy��dネ*��騫リ,8*リ.�ノ�I��,ノTケwh*ィ*�.�b�

    寮礼の:÷∵生.ら �Rネ詹&�ネ耳,(,h+X,H487�86x,ノ:yF����(邵゚H,b�

    全図で39奇かR奇数ー00奉を迎 �X,Hニh+�+リ�ケ�リ*リ,ネ�*ノ,ネ*ィ487�86x,�h.�I�クィ闇リ峇�

    え.これを混食した地方博が相 次いで馳賭された○ 】地嘘伝親芸能坂を患翻した詩 蜜の泰捌こよる観光妓ぴ詩定整 枝旺鶉の撰集艇的する法律」 仄韶h.�x.�.h*H,リ,��+メ�ンY~x.(487�86x/�ェ8レ8+X+X+リ�ク+�*H+X+ル(h,ZI�リ*リ,ノ{�

    机定.一一一∴ 凭x.(487�86x*ィ゙ネ.因�8.「靈ケzク+�險.薬�

    図3・ヾへ,与へtJ、・,、 ●人・・ 、 )ら,-′、、 ヽ~.▲ -ソ・. {い,・′\..,./イ′ ・.へィ,A・ I ・,.へノ・・、/〆一・一/ ,、、 ・一J・ノ\ I,-一.ノヽ ・{/・一・・、 ▲・\一・一,・^ I/ノ・,← '・、.'/I-、・ヽ`へ/シ・,・^ ・′Y,・,ヽ ノ\子へ}・,、 ヽ '-~㌧ヽ 'J▲

  • やだんじり衆の先回りをしてご飯

    や酒を準備する人など多くの人が

    従事する。行政は広報面の企画

    をしたり、当日使用する場所の確

    保を行ったりする。また、見物する

    人々も-レの時間と空間の中で晴

    れ晴れとした陽気な気持ちになる。

    町の風景と祝祭空間が相乗効果と

    なり、人々が街の風景の一部となる

    のである。

    第三章 公共空間についての

    基礎的研究

    3-1・多様な使用場面を持っ公

    望壁築

    街の中で、ちょっとした出っ張り

    に腰掛けて休憩していたり、柱にも

    たれて友人を待っていたり、ふとし

    た瞬間に建築を一時的に使ってい

    る事に気付く。公共空間の中で、

    どのような建築空間を私達がふと

    使い交流を生まれるのだろうか。

    本章では実際の空間事例から、

    2012年度圃修士制作梗概

    〈公共空間利用例)

    ~ i銀盤問捌 劔冓鋼鰯 仭8了F驗��憧梨の南無

    ~ i 脂 !鞄 :忠 兩�:��dヲ�ネ秋8�88I�ャ�ィ虜,ネンx+�5(,ノTリ・リ,ネヌ���劔��9Uノ/x��ui^�;�ャ�X景5�読癖経○ 籍昏笠X 巡回能C)

    寧震〝強電 ∴享子●一 言∴ �X+r�X�.)Gク、�h+X,Hゥ8ィリ・���(,�+リ示r騷Iz8+�ュ「��.x.B�*ケE円ノ?�?�蕀?�蓼蓼蔗�+�8*ィ,�+リ-�ィ+�+�H7H8�85夷ゥ(�h,i)餔處亜��I��&yzツ�

    醤 i 抱ヌ���J雜9j杏��ふ∴一∴亘 劍�リィ,ノ��ワ��(+�h-�*Yk(/�ァ�X-福X��.ィ,ネヌゥdクヲ�x.ィ.停�V�

    i ~ i ~ i i賓 ;登 ;忠 I �蟻酸 剪�告エトワール覿痘邦語の変動勃駿光スポットでもあ,)、 千 `-_こめ馳駆を申高島、シャンゼリゼ選りを鵠臥ー2車の遜り 校数窮鞠と延びて鶉りその膨撒謁図上で光り鞘く喧 =細Iぬめようだ見えるので、この庭戦き「塁の銀鶉tエトワ- 佰�,ィ�5�ニ雨リ�5�マh��転用役○ 鶉台燈×

    鬱曝露 .i-l 一一一●j J_〃mlt* ゑi

    ・ル庭勧め函ede車軸IeJと呼恐れていた, ′ti)の吏壁システムとしてこのまうl一事、7-高説、其董繭

    ー∴÷∴-∴- i i �剪�LjUL櫨一 °としてのス蔓ツトがあって.演説ま親王璃群で詩く璃萌は決心 �ク��ⅸシb�巡回憧C) ある.鯖遊開通窪は鶉や積水のある公認、爵甑ブティック. 鐙政ペース、鞘によって用途が鶉をる公共スポットが琵 鴻されているe ∴- ∴∴∴

    ~ i i i ~ :焉 i ド �ク��劔〔サンgJむつ鹿樹立鞠こ賎多くの勅とテーブルが並んでい る.1633奉拝登勅のカフェが弱がね、一世繍鶏こ24に沿えた. 糞そこ雅あらゆる翻、蛾の人選が整弦や好みにまって 豫�X�5�マ�,ィ�5�転馬僅○

    潔籍…

    I--I-臥.:一驚_ 劔 �ィ7H4i�y���+X4�ぺ7X+(,h,ノIh-ネ.宛h+�,�ゥ�リ*リ,ネカ�Lメ�餐輿畠鴇 �I�I�h�イ�

    ・ぎ_t連番i萱 ∴.∴∴蛾∴-離-. 劔刋�H��)��ネ�檍*(,hヌyTリ,ノ�ク,h,��+メ�h+6ヌH9H4x6ネ6(42�オープンカ 傀H�歸2�

    アの聾真.文4㌦董綺欄ざれた鴇, �H4h6�8��

    ヽ∴ �辻粭「イ�耳���ク8リ6(4�H4h8�ク7h8�X�ノT�ノ�8+�*�.����ィ,ネ7X8����スケート漣 �ル��゚�イ�;逮 慮 劔剔V.万甥の箆抱とプロメテウスの発会駿が立ち、整嬉カフェ テラス斜三弦アイススケートリンクとして翻去れるう2

    ~ 末����

    i � 剪�ヽ二、〇 別こなると鮪のクリスマスツー}-が遼られる諺で海亀摺 �ィ7H4h6X8��鏡台詮○

    i砿1-= 劔 凵c謡から神主毒見鯛-る人勘、て、奇最が一瞬を歳暮る �颯リ捧��巡回径○

    i璃襲選一 謹轄 �劔謡が出乗る亜僻空諮親髭,高潔動)ピンクのようである.

    ~ ~ 饗馨 �刹R撃 刳フガンボ擁朝粥の駿かしたカン紘軸、13観 ~波動こぼシ工ナの中で壇堅海奇麗の鰯と潜っていた. 圏接畠醇殴レースやク~--.,ラ ����5�転用僅○ ∴-ヽ一°"ー �

    ランジカ-の無象の蜜都t_な○な ・と、韓館こ濁した新たな活騒がされ諌けている.璃こ2回、 一g絢等誘くシエナ17砲匪講義戴龍rJtJjオ観の鞘嬉燭勤 の怪宅のItルコニー抵韻擬勢腿われ公架空弱となる. 据ツサージユ/ギャラリー〕ガラス箆漣で瓢われ、涛鶉 忠�(゙�伜鋳�ト�Xセ�輦�薄台軽○ 巡回憧○

    I-=-- ��∴●、

    ∴∴子 i-,---ーあ

    ∴∵∵∴:手∵:∴芋∴ 劔劔ui^�;�転用撞○

    騒離盤凝議駕 劔冤a陸海麿醇立ち並ぶ出校綺装い、臼*のアーケード節こ蝕で 蘭\態諜頚離縁 劔凾「る.フランス経常.鄭こ技能速達輔にショートカットを 凉ior�籍奇怪×

    騒綿や&..-.秦 ~∴子 劔�モゥ%H,�+ルY�ィ*ク,(*ィ+r霓��h*(*H,ノ��IMY5Hナ颯h-�h,X、h,ツ��ィ7H4h6X8��巡密性○ :慕 i ( 劔勍鞘堂となるもの.近年睦雷電パリコレブランドも入って整苑 鶉スポットとも奄つている. 兢ィマX襌�b�

    公共建築が多様な使用場面を持っ為の要素を考察

    する。

    3-2・公共空間に必要な要素

    街路や広場は、住宅の隙間を埋めるものとしてだ

    けではなく、市民の対話の場となるものであり、交流

    と地域繁栄の為に存在している。実際の代表的な公

    共建造物の沿革、配置、用途、市民に与えた効果

    から読み解き、公共空間に必要な要素を考察する。

    (図4)

    公共空間が発達し、永く使われ続ける時、空間の

    機能に自然、娯楽、商業、交通、等を備えている事

    が挙げられる。 1通りの使い方ではなく、日常/非日

    常(祭礼等)何通りにも見られる事から、全般的に

    【転用性】の高さが重要だと考えられる。とりわけ催し

    物の舞台となる広場的空間は、観客と演者によって

    図4

    居場所が使い分けられる【舞台性】の高い空間を構

    成している。さらに、各配置より、空間は街路に面し

    ているか、それ自体が街路であり、都市空間のある

    場所同士を接続し、人々が巡回できる空間となって

    いることより【巡回性】の高さが挙げられる。

    第四章「都市の祝祭空間」実例調査

    本章では、事例について現地調査を行う。各祭礼

    の巡回マップ、祭礼に関する書籍、そしてヒアリング

    を基に、祭礼の現状、流れ、経路や祝祭空間の現

    況を分析する。祭礼空間と都市形成の関係に着目

    して考察する。

    4-1・ 「都市祝祭空間」の利用実態調査

    参照事例:徳島市阿波踊り、西条祭り伊曽乃神社例

    大祭、高円寺阿波踊り、豊浜ちょうさ祭り、川越祭り、

    麻布十番納涼祭り、とくしまマルシェ、東京駅イベン

    ト、高松祭り、赤城神社例大祭、酉の市、芝浦アイラ

    ンドまつり、赤羽台団地祭、フアスナフアト 等

    4-2 「巡回型祭礼」について

    ここで取り上げる祭礼は、町単位を祝祭空間とする

    ような、広範囲に渡って人々が町を行き交う祭礼、

    「巡回性」の高いものである。 1章でも述べたように、

    このような祭礼は、様々な空間の使い方や、意図し

    ない様子が町中で多く見られる可能性が高いからで

    ある。巡回経路が事前に分かり、その動きと場所を

    適えた祭礼、徳島市阿波踊り、西条祭り伊曽乃神社

    例大祭、高円寺阿波踊り、豊浜ちょうさ祭り、川越祭

    り、麻布十番納涼祭り、の6つの祭礼に着目し、その

    際、 ①舞台を形成する都市空間、 ②祭礼時に市民

    が交流する休憩場所として開かれるプライベート空

    間、 ③見せ場、観光拠点、商店等を有する祝祭空

    間のネットワーク、 ④土地の沿革を表す祝祭空間の

    量塾」の4点に分けて把握する。

    ※「巡回ルートマップ」 (図5)では赤線が、それぞれ

    だんじり/ちょうさ/連のルートであり、赤★が見せ場/

    演舞場の場所、黄☆が公式の見せ場ではないが、

    観客とだんじり衆/踊り子が、舞台のような形態を作り、

    盛り場となっている場所である。

    〔①舞台を形成する都市空間〕

    西条祭り(伊曽乃神社例大祭)-一%_I 亘 刎�

    書+一二 �

    \∴ヽ �

    、∴∴子1轍*I 辻メイ苒�

    l        農事`

    徳島阿波踊り

    圏重  き圏圏-定一- こ漣鞍_-

    園i 一画g

    ヒ∴諺--一~ -農: i :

    亨.ごまへ・- 一一一

    〆   - 豊浜ちょうさ祭り

    2012年度圃修士制作梗概

    主に、交差点、歩道橋のある交差点、橋と橋に接す

    る街路、堀を囲む街路、川と川岸の道、囲まれた港、

    広場、複数車線道路の中心にある緑地帯において

    その形態が見られた。街路が交差している場所は、

    交差部分の面積が大きくなり、中心部が舞台となる。

    また、歩道橋と水辺付近は高低差によって、見られ

    る人と観客の場所が離れて角度が出来る事により、

    舞台が形成されやすい。とりわけ水辺は、自然の神

    聖かつ特別な雰囲気により祭礼のランドスケープに

    良い影響を与えていると考えられた。そして、緑地帯

    のある道路は、通行止めにすると、全体が自然のあ

    る広場のようになり、ステージ等を組みやすくなる。

    〔②祭礼時に市民が交流する休憩場所として開かれ

    るプライベート空間〕

    祭礼時には、華やかな舞台だけでなくその地域の

    人たち同士が集まり、休んだり宴会をしたりするスペ

    ースも重要である。主に、住宅の玄関先の庭、玄関

    と道路の間の段差、ガレージ、土間、店舗の駐車場、

    業者の車庫等で見られ、置いていた物を動かす等し

    てスペースを作り、日常とは違う使われ方をしていた。

    敷地の境界部分、また、私的な場所以外で休憩場

    所として使われているものには、建物と道路の間の

    スペース、堀と道路の間のスペース、のように敷地境

    界のデッドスペース、あるいは、アーケードや河原広

    場のような場所だ。 (図6)

    〈巡回ルート/見せ場マップ) 図5

    高円寺阿波踊り

    蘭 園田

    問       題

    狙蜂溝○   糎s灘i

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    麻布十番祭り、メゾ

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    田園沼」こ

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  • やだんじり衆の先回りをしてご飯

    や酒を準備する人など多くの人が

    従事する。行政は広報面の企画

    をしたり、当日使用する場所の確

    保を行ったりする。また、見物する

    人々も-レの時間と空間の中で晴

    れ晴れとした陽気な気持ちになる。

    町の風景と祝祭空間が相乗効果と

    なり、人々が街の風景の一部となる

    のである。

    第三章 公共空間についての

    基礎的研究

    3-1・多様な使用場面を持っ公

    望壁築

    街の中で、ちょっとした出っ張り

    に腰掛けて休憩していたり、柱にも

    たれて友人を待っていたり、ふとし

    た瞬間に建築を一時的に使ってい

    る事に気付く。公共空間の中で、

    どのような建築空間を私達がふと

    使い交流を生まれるのだろうか。

    本章では実際の空間事例から、

    2012年度圃修士制作梗概

    〈公共空間利用例)

    ~ i銀盤問捌 劔冓鋼鰯 仭8了F驗��憧梨の南無

    ~ i 脂 !鞄 :忠 兩�:��dヲ�ネ秋8�88I�ャ�ィ虜,ネンx+�5(,ノTリ・リ,ネヌ���劔��9Uノ/x��ui^�;�ャ�X景5�読癖経○ 籍昏笠X 巡回能C)

    寧震〝強電 ∴享子●一 言∴ �X+r�X�.)Gク、�h+X,Hゥ8ィリ・���(,�+リ示r騷Iz8+�ュ「��.x.B�*ケE円ノ?�?�蕀?�蓼蓼蔗�+�8*ィ,�+リ-�ィ+�+�H7H8�85夷ゥ(�h,i)餔處亜��I��&yzツ�

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    鬱曝露 .i-l 一一一●j J_〃mlt* ゑi

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    ー∴÷∴-∴- i i �剪�LjUL櫨一 °としてのス蔓ツトがあって.演説ま親王璃群で詩く璃萌は決心 �ク��ⅸシb�巡回憧C) ある.鯖遊開通窪は鶉や積水のある公認、爵甑ブティック. 鐙政ペース、鞘によって用途が鶉をる公共スポットが琵 鴻されているe ∴- ∴∴∴

    ~ i i i ~ :焉 i ド �ク��劔〔サンgJむつ鹿樹立鞠こ賎多くの勅とテーブルが並んでい る.1633奉拝登勅のカフェが弱がね、一世繍鶏こ24に沿えた. 糞そこ雅あらゆる翻、蛾の人選が整弦や好みにまって 豫�X�5�マ�,ィ�5�転馬僅○

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    I--I-臥.:一驚_ 劔 �ィ7H4i�y���+X4�ぺ7X+(,h,ノIh-ネ.宛h+�,�ゥ�リ*リ,ネカ�Lメ�餐輿畠鴇 �I�I�h�イ�

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    ~ 末����

    i � 剪�ヽ二、〇 別こなると鮪のクリスマスツー}-が遼られる諺で海亀摺 �ィ7H4h6X8��鏡台詮○

    i砿1-= 劔 凵c謡から神主毒見鯛-る人勘、て、奇最が一瞬を歳暮る �颯リ捧��巡回径○

    i璃襲選一 謹轄 �劔謡が出乗る亜僻空諮親髭,高潔動)ピンクのようである.

    ~ ~ 饗馨 �刹R撃 刳フガンボ擁朝粥の駿かしたカン紘軸、13観 ~波動こぼシ工ナの中で壇堅海奇麗の鰯と潜っていた. 圏接畠醇殴レースやク~--.,ラ ����5�転用僅○ ∴-ヽ一°"ー �

    ランジカ-の無象の蜜都t_な○な ・と、韓館こ濁した新たな活騒がされ諌けている.璃こ2回、 一g絢等誘くシエナ17砲匪講義戴龍rJtJjオ観の鞘嬉燭勤 の怪宅のItルコニー抵韻擬勢腿われ公架空弱となる. 据ツサージユ/ギャラリー〕ガラス箆漣で瓢われ、涛鶉 忠�(゙�伜鋳�ト�Xセ�輦�薄台軽○ 巡回憧○

    I-=-- ��∴●、

    ∴∴子 i-,---ーあ

    ∴∵∵∴:手∵:∴芋∴ 劔劔ui^�;�転用撞○

    騒離盤凝議駕 劔冤a陸海麿醇立ち並ぶ出校綺装い、臼*のアーケード節こ蝕で 蘭\態諜頚離縁 劔凾「る.フランス経常.鄭こ技能速達輔にショートカットを 凉ior�籍奇怪×

    騒綿や&..-.秦 ~∴子 劔�モゥ%H,�+ルY�ィ*ク,(*ィ+r霓��h*(*H,ノ��IMY5Hナ颯h-�h,X、h,ツ��ィ7H4h6X8��巡密性○ :慕 i ( 劔勍鞘堂となるもの.近年睦雷電パリコレブランドも入って整苑 鶉スポットとも奄つている. 兢ィマX襌�b�

    公共建築が多様な使用場面を持っ為の要素を考察

    する。

    3-2・公共空間に必要な要素

    街路や広場は、住宅の隙間を埋めるものとしてだ

    けではなく、市民の対話の場となるものであり、交流

    と地域繁栄の為に存在している。実際の代表的な公

    共建造物の沿革、配置、用途、市民に与えた効果

    から読み解き、公共空間に必要な要素を考察する。

    (図4)

    公共空間が発達し、永く使われ続ける時、空間の

    機能に自然、娯楽、商業、交通、等を備えている事

    が挙げられる。 1通りの使い方ではなく、日常/非日

    常(祭礼等)何通りにも見られる事から、全般的に

    【転用性】の高さが重要だと考えられる。とりわけ催し

    物の舞台となる広場的空間は、観客と演者によって

    図4

    居場所が使い分けられる【舞台性】の高い空間を構

    成している。さらに、各配置より、空間は街路に面し

    ているか、それ自体が街路であり、都市空間のある

    場所同士を接続し、人々が巡回できる空間となって

    いることより【巡回性】の高さが挙げられる。

    第四章「都市の祝祭空間」実例調査

    本章では、事例について現地調査を行う。各祭礼

    の巡回マップ、祭礼に関する書籍、そしてヒアリング

    を基に、祭礼の現状、流れ、経路や祝祭空間の現

    況を分析する。祭礼空間と都市形成の関係に着目

    して考察する。

    4-1・ 「都市祝祭空間」の利用実態調査

    参照事例:徳島市阿波踊り、西条祭り伊曽乃神社例

    大祭、高円寺阿波踊り、豊浜ちょうさ祭り、川越祭り、

    麻布十番納涼祭り、とくしまマルシェ、東京駅イベン

    ト、高松祭り、赤城神社例大祭、酉の市、芝浦アイラ

    ンドまつり、赤羽台団地祭、フアスナフアト 等

    4-2 「巡回型祭礼」について

    ここで取り上げる祭礼は、町単位を祝祭空間とする

    ような、広範囲に渡って人々が町を行き交う祭礼、

    「巡回性」の高いものである。 1章でも述べたように、

    このような祭礼は、様々な空間の使い方や、意図し

    ない様子が町中で多く見られる可能性が高いからで

    ある。巡回経路が事前に分かり、その動きと場所を

    適えた祭礼、徳島市阿波踊り、西条祭り伊曽乃神社

    例大祭、高円寺阿波踊り、豊浜ちょうさ祭り、川越祭

    り、麻布十番納涼祭り、の6つの祭礼に着目し、その

    際、 ①舞台を形成する都市空間、 ②祭礼時に市民

    が交流する休憩場所として開かれるプライベート空

    間、 ③見せ場、観光拠点、商店等を有する祝祭空

    間のネットワーク、 ④土地の沿革を表す祝祭空間の

    量塾」の4点に分けて把握する。

    ※「巡回ルートマップ」 (図5)では赤線が、それぞれ

    だんじり/ちょうさ/連のルートであり、赤★が見せ場/

    演舞場の場所、黄☆が公式の見せ場ではないが、

    観客とだんじり衆/踊り子が、舞台のような形態を作り、

    盛り場となっている場所である。

    〔①舞台を形成する都市空間〕

    西条祭り(伊曽乃神社例大祭)-一%_I 亘 刎�

    書+一二 �

    \∴ヽ �

    、∴∴子1轍*I 辻メイ苒�

    l        農事`

    徳島阿波踊り

    圏重  き圏圏-定一- こ漣鞍_-

    園i 一画g

    ヒ∴諺--一~ -農: i :

    亨.ごまへ・- 一一一

    〆   - 豊浜ちょうさ祭り

    2012年度圃修士制作梗概

    主に、交差点、歩道橋のある交差点、橋と橋に接す

    る街路、堀を囲む街路、川と川岸の道、囲まれた港、

    広場、複数車線道路の中心にある緑地帯において

    その形態が見られた。街路が交差している場所は、

    交差部分の面積が大きくなり、中心部が舞台となる。

    また、歩道橋と水辺付近は高低差によって、見られ

    る人と観客の場所が離れて角度が出来る事により、

    舞台が形成されやすい。とりわけ水辺は、自然の神

    聖かつ特別な雰囲気により祭礼のランドスケープに

    良い影響を与えていると考えられた。そして、緑地帯

    のある道路は、通行止めにすると、全体が自然のあ

    る広場のようになり、ステージ等を組みやすくなる。

    〔②祭礼時に市民が交流する休憩場所として開かれ

    るプライベート空間〕

    祭礼時には、華やかな舞台だけでなくその地域の

    人たち同士が集まり、休んだり宴会をしたりするスペ

    ースも重要である。主に、住宅の玄関先の庭、玄関

    と道路の間の段差、ガレージ、土間、店舗の駐車場、

    業者の車庫等で見られ、置いていた物を動かす等し

    てスペースを作り、日常とは違う使われ方をしていた。

    敷地の境界部分、また、私的な場所以外で休憩場

    所として使われているものには、建物と道路の間の

    スペース、堀と道路の間のスペース、のように敷地境

    界のデッドスペース、あるいは、アーケードや河原広

    場のような場所だ。 (図6)

    〈巡回ルート/見せ場マップ) 図5

    高円寺阿波踊り

    蘭 園田

    問       題

    狙蜂溝○   糎s灘i

    i誓書雷

    電雲茸  C

    撃s・'案 -●

    き食事】

    麻布十番祭り、メゾ

    、ゾ'

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    田園沼」こ

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    r

  • 〔③見せ場、観光拠点、商店等を有する、祝祭

    空間のネットワーク〕

    徳島市では、川を挟んだェリアが祝祭空間と

    なり、阿波踊り時には、 (図7)の黄と紫エリアは

    車両の通行止めを行っている。席を指定された

    見せ場となっている演舞場以外にも、町を歩き

    ながら突然踊り広場に出くわすようにエリアのあ

    ちこちに儲けられている。川沿いのボードウォ

    ークと呼ばれる道にはパラソルの露店と川を向

    いた商店が向かい合って並ぶように配置され

    ている。また、祝祭空間となるエリアには情報を

    得られる観光センターや、アーケード商店街、

    さらに水上-も山へも駅から徒歩で行く事が出

    来るほど地形的にも恵まれ、阿波踊りを見なが

    ら徳島という都市を体験できるようになっている。

    (徳島市阿波踊り祝祭空間用途色分類MAP)

    瓢的スペースを擬しもて灘崩し定例

    2012年度圃修士制作梗概

    -a-,1て='..tL ヽ∴千千 ・__ノ豊- ∴瀧軸"∴∴記醗∴∴- �°「"; 子∴ --一一∠≡欝g-.

    + 定,rメメメメ・�メ����EG"驅辻�

    請_三姦垂露盤麗 1-∵∴ �-電報言事案_i..I:a ��

    畜懸垂躍 藷閲-整謹募顕∴ �ネ�"�

    塵外スペースを離籍した靭∴÷∴繁; ゝ1 、′鞭\ごー ���ィ耳�����ぺ��員ネ蒔B�

    離6--.=一一:.i--_-.-----戎 � �+ 蔦イヨ�ネヤh蔗�自?�Iロ「�蕋ネ鍈�.rリ耳蔗�-∴一一一〇〇〇m●一 一_'違町掛∵ 凵�○○=

    享蟹繋繋覿 エー 剪�

    ∴ヽ

    .A_ノ.. _書_ �繋重腔

    盛姦; ��b�--I;+::/∴一軍

    図6

    非日常時における、私的空間/公共空間使用方法の変容

    ふ.=-∴律で 劍自(R��sケJ��$防スRs「�劔辻メモ「レId悦��メヨヤ佶�#ィカ8リネ�メ�劔張子-_ 乂モぴメ粫���∴∴

    薫紋ふお声')-i謹 劔�I-'6--嬢繋 劔�「∴

    `ぎi′ �つ-`一一一:謹i 劔翳議藷牽襲-iふ 劔劍ナツ� �議懸 剔ス重 劔響 �ゥ�r�ヌノE「リ*イ�サ�僮h-テメメ��"��(�イ� ��(蒔H."�GBヨ停�:∴∴ I-..# ∴ヽ∴- 劔沫#「������劔劍ヌ���辻�

    一翼 �

    ∴ 剪� 劔劔?��盈� 儿��瑳麗婁 遅�カ刋��� �

    ふ●←

  • 〔③見せ場、観光拠点、商店等を有する、祝祭

    空間のネットワーク〕

    徳島市では、川を挟んだェリアが祝祭空間と

    なり、阿波踊り時には、 (図7)の黄と紫エリアは

    車両の通行止めを行っている。席を指定された

    見せ場となっている演舞場以外にも、町を歩き

    ながら突然踊り広場に出くわすようにエリアのあ

    ちこちに儲けられている。川沿いのボードウォ

    ークと呼ばれる道にはパラソルの露店と川を向

    いた商店が向かい合って並ぶように配置され

    ている。また、祝祭空間となるエリアには情報を

    得られる観光センターや、アーケード商店街、

    さらに水上-も山へも駅から徒歩で行く事が出

    来るほど地形的にも恵まれ、阿波踊りを見なが

    ら徳島という都市を体験できるようになっている。

    (徳島市阿波踊り祝祭空間用途色分類MAP)

    瓢的スペースを擬しもて灘崩し定例

    2012年度圃修士制作梗概

    -a-,1て='..tL ヽ∴千千 ・__ノ豊- ∴瀧軸"∴∴記醗∴∴- �°「"; 子∴ --一一∠≡欝g-.

    + 定,rメメメメ・�メ����EG"驅辻�

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    図6

    非日常時における、私的空間/公共空間使用方法の変容

    ふ.=-∴律で 劍自(R��sケJ��$防スRs「�劔辻メモ「レId悦��メヨヤ佶�#ィカ8リネ�メ�劔張子-_ 乂モぴメ粫���∴∴

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    ふ●←

  • I-TT-

    {†

    ◆水際付近の水と緑のネットワーク構想につ

    いて(計画前後の変化)

    ◆祭礼各種の目的と計画方法

    ◆祭礼時の祝祭空間-の気づき

    ◆市民参加型都市政策について

    ◆祭礼を意識した街づくり-の考え 等

    po団体

    ◆活動のきっかけと目的

    ◆活動して変化した事

    ◆行政や他のNPO団体との共同企画につい

    ◆空間利用に関する新たなアイディア

    ◆祭礼を意識した街づくりへの考え

    ◆子供に対する、都市の将来を意識するよう

    な教育の必要性についての考え 等

    □考察

    行政から得た回答の中では、 「祭礼時に危険な場

    所や使いづらい場所が出てきて、応急処置的に直し

    た場所があった」 「祭礼を意識した都市空間づくりは

    特にしていないが、親水性を高めるための水辺の空

    間作りは、常日頃周辺市民と共同で行っている」とい

    うものがあった。その中心的な取組として、新町川水

    際公園を始めとする「ひょうたん島水と緑のネットワ

    ーク構想」を掲げている。その効果としては、祭礼時

    には、一時的に沢山の人が訪れるが、日常生活に

    おいては、川自体が場所を分ける障害となり、人が

    利用せず商店街も衰退という状況が現状となってい

    る。

    しかし徳島市では、地域への愛着,むを持つ市民達

    による、使われなくなったビルや倉庫、街空間の使

    い方に関する新しい案を持つ市民団体が存在する

    ので、今後都市政策を進める上で行政との連携が

    必要と考えられる。水源を利用した新しいイベントに

    向けて、徳島市のNPO団体は、横の連携を大切に

    しており、各イベント時、互いに必要な場面で協力し

    合い、新町川周辺を積極的に繋げていく工夫を共

    同で考えている。

    インタビューを終え、シビックプライドを育てるまち

    づくりには、 ①寂れてしまった場所の新たな魅力や

    使い方を提案し、環境をより良くしようとするNPO団

    体の必要性、 ②祭礼・イベント時に市民同士の横の

    連携を強化して助け合う事、 ③市民達が個々で自

    主的に街を体感して魅力を発信し始める意識が必

    要であると考えられた。また、行政に所属する人の

    中に、柔軟な発想と民間と協力するモチベーション

    を持つ方が存在することが大きな鍵になっていると

    考えられた。

    5-4.徳島市の新町川周辺における空間利用の

    塑埋

    調査概要

    [空間利用状況調査]

    新町川付近の空間利用状況を日常時/非日常時に

    視察し、同じ場所における祭礼時の空間利用と日常

    時との変化を比較する。 (図10)

    □調査実施期間: 2012年8月~2013年1月

    □調査方法:目視調査、撮影調査

    □調査項目:道路や広場、ボードウォーク、商店

    街がどのように利用されているか。

    考察:日常時/非日常時の使用方法変化から、第四

    章の図8の表を作成した。祭礼時とは違って、日常

    時は閑静な散歩道。阿波踊り期が近くなると水際公

    園から練習の音も聞こえる。市場、とくしまマルシェ

    は毎月行われ、多くの人が訪れているが、雨の多い

    徳島市では天候に左右される。日常と非日常時で

    転用性の高い空間は、阿波踊りの舞台となる新町川

    付近に固まって存在していて、河の北側へ行ってみ

    ると整備されてない空間が続く。徳島市で生産され

    ているLEDを使用した橋や親水空間エリアでは近

    年LEDアートフェスティバルが行われている。ひょう

    たんじま一周にアート作品を展示するので、今後は、

    川一周でこのような転用性が高まる事を期待したい。

    徳島市の調査を行った結果、第四章で抽出した4点

    に加え、さらに以下の6点が、市民が愛着を持った

    生活を送り得る祝祭空間の要素として挙げられる。

    ⑤中心市街地が祭礼の舞台に含まれる。

    ⑥親水化のように、自然を取り入れた都市計画。

    曝露-懇繋繋麗 ●、.ri 剌�ヽ-〟- fIS'- -」.ir �ィ饕ノ8x��6ル^�闊麗躍麗∴-.

    題で.i_鶴 ーi~ま 、-1.義報捺 劔藍盟饗霊/i-I-r闇 義認鞄を義,.

    S'艶 ヽ: ・∵-密室手.∴ �ィカ2ツ�ャX.イメvヲ貞��Z(��ィ耳v」ィ�移2�幡ニ奉��餔テメメ��キ���ⅳ�褪�����I,..-...義認繋華麗 -、-..,jI r'._ 1-● さ、.i -:ヽ i饗\-醗饗 等教-動∴上 刹c題溺藷懸彊騒醗 瓢浅懸離農.闘-;,-. 醒雲量議ー露票,.-=-_-'gt__-...._..A:_..鞄闇

    t種" �イ�(�ヌF�●章一 染〝 I_a 倬iルケ�ィ�袵�Vネ惲�堤F��亦メ�Ii.(事 壷還.一言率-諮.__洋一.種一 °ー-一二一一一∴、ミニヾ

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    貢蟻議琵害意 i表芸義軍、一 一一項_-義一 言古-∴∴-.∴「‥∴ ∴:i 、題繋1-艶 一〇●●一 十一.寧∴-講二言- ∴、ー∴∴∴ 輔∴∴∴-.言 ・∴十千∴ -`写a一一 �ネ,X耳�イ�ヤ��ュ�閂���b�苻ハィ�9{H蔗�o�MI8芥�ツ�X�カ豚シ���雜��耳5羝弍�IE��8y�「��ク�迂h�����)8��rノ-��e(�ニ�ヽ、a''、-ト半 丁譲一鞠 ''tii-..題溺 ・iI._ 艶麗鬱讃駿 ∴∴き輩∴三 一度章簑∴ 竃騨蒙態禁 純___轟嚢一二一握 醒麗麗 頭露章 二,-a-.I 凵l 一、-.-∴∴∴畿∴、-∴靴掌∴ -′~ _i..,_-.B、懸_韻輩顧関駆`\蘭騒擾醗閣 ∴∴ 求 i驚き饗翻1 I--i:a:.'議と麗憑-----.,蟻'--.i

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    ・一一蒔. I-二一-讃鬱窓閣

    -aI饗職〝iili震発雷繚`i一議三,h''

  • I-TT-

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    ◆水際付近の水と緑のネットワーク構想につ

    いて(計画前後の変化)

    ◆祭礼各種の目的と計画方法

    ◆祭礼時の祝祭空間-の気づき

    ◆市民参加型都市政策について

    ◆祭礼を意識した街づくり-の考え 等

    po団体

    ◆活動のきっかけと目的

    ◆活動して変化した事

    ◆行政や他のNPO団体との共同企画につい

    ◆空間利用に関する新たなアイディア

    ◆祭礼を意識した街づくりへの考え

    ◆子供に対する、都市の将来を意識するよう

    な教育の必要性についての考え 等

    □考察

    行政から得た回答の中では、 「祭礼時に危険な場

    所や使いづらい場所が出てきて、応急処置的に直し

    た場所があった」 「祭礼を意識した都市空間づくりは

    特にしていないが、親水性を高めるための水辺の空

    間作りは、常日頃周辺市民と共同で行っている」とい

    うものがあった。その中心的な取組として、新町川水

    際公園を始めとする「ひょうたん島水と緑のネットワ

    ーク構想」を掲げている。その効果としては、祭礼時

    には、一時的に沢山の人が訪れるが、日常生活に

    おいては、川自体が場所を分ける障害となり、人が

    利用せず商店街も衰退という状況が現状となってい

    る。

    しかし徳島市では、地域への愛着,むを持つ市民達

    による、使われなくなったビルや倉庫、街空間の使

    い方に関する新しい案を持つ市民団体が存在する

    ので、今後都市政策を進める上で行政との連携が

    必要と考えられる。水源を利用した新しいイベントに

    向けて、徳島市のNPO団体は、横の連携を大切に

    しており、各イベント時、互いに必要な場面で協力し

    合い、新町川周辺を積極的に繋げていく工夫を共

    同で考えている。

    インタビューを終え、シビックプライドを育てるまち

    づくりには、 ①寂れてしまった場所の新たな魅力や

    使い方を提案し、環境をより良くしようとするNPO団

    体の必要性、 ②祭礼・イベント時に市民同士の横の

    連携を強化して助け合う事、 ③市民達が個々で自

    主的に街を体感して魅力を発信し始める意識が必

    要であると考えられた。また、行政に所属する人の

    中に、柔軟な発想と民間と協力するモチベーション

    を持つ方が存在することが大きな鍵になっていると

    考えられた。

    5-4.徳島市の新町川周辺における空間利用の

    塑埋

    調査概要

    [空間利用状況調査]

    新町川付近の空間利用状況を日常時/非日常時に

    視察し、同じ場所における祭礼時の空間利用と日常

    時との変化を比較する。 (図10)

    □調査実施期間: 2012年8月~2013年1月

    □調査方法:目視調査、撮影調査

    □調査項目:道路や広場、ボードウォーク、商店

    街がどのように利用されているか。

    考察:日常時/非日常時の使用方法変化から、第四

    章の図8の表を作成した。祭礼時とは違って、日常

    時は閑静な散歩道。阿波踊り期が近くなると水際公

    園から練習の音も聞こえる。市場、とくしまマルシェ

    は毎月行われ、多くの人が訪れているが、雨の多い

    徳島市では天候に左右される。日常と非日常時で

    転用性の高い空間は、阿波踊りの舞台となる新町川

    付近に固まって存在していて、河の北側へ行ってみ

    ると整備されてない空間が続く。徳島市で生産され

    ているLEDを使用した橋や親水空間エリアでは近

    年LEDアートフェスティバルが行われている。ひょう

    たんじま一周にアート作品を展示するので、今後は、

    川一周でこのような転用性が高まる事を期待したい。

    徳島市の調査を行った結果、第四章で抽出した4点

    に加え、さらに以下の6点が、市民が愛着を持った

    生活を送り得る祝祭空間の要素として挙げられる。

    ⑤中心市街地が祭礼の舞台に含まれる。

    ⑥親水化のように、自然を取り入れた都市計画。

    曝露-懇繋繋麗 ●、.ri 剌�ヽ-〟- fIS'- -」.ir �ィ饕ノ8x��6ル^�闊麗躍麗∴-.

    題で.i_鶴 ーi~ま 、-1.義報捺 劔藍盟饗霊/i-I-r闇 義認鞄を義,.

    S'艶 ヽ: ・∵-密室手.∴ �ィカ2ツ�ャX.イメvヲ貞��Z(��ィ耳v」ィ�移2�幡ニ奉��餔テメメ��キ���ⅳ�褪�����I,..-...義認繋華麗 -、-..,jI r'._ 1-● さ、.i -:ヽ i饗\-醗饗 等教-動∴上 刹c題溺藷懸彊騒醗 瓢浅懸離農.闘-;,-. 醒雲量議ー露票,.-=-_-'gt__-...._..A:_..鞄闇

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    貢蟻議琵害意 i表芸義軍、一 一一項_-義一 言古-∴∴-.∴「‥∴ ∴:i 、題繋1-艶 一〇●●一 十一.寧∴-講二言- ∴、ー∴∴∴ 輔∴∴∴-.言 ・∴十千∴ -`写a一一 �ネ,X耳�イ�ヤ��ュ�閂���b�苻ハィ�9{H蔗�o�MI8芥�ツ�X�カ豚シ���雜��耳5羝弍�IE��8y�「��ク�迂h�����)8��rノ-��e(�ニ�ヽ、a''、-ト半 丁譲一鞠 ''tii-..題溺 ・iI._ 艶麗鬱讃駿 ∴∴き輩∴三 一度章簑∴ 竃騨蒙態禁 純___轟嚢一二一握 醒麗麗 頭露章 二,-a-.I 凵l 一、-.-∴∴∴畿∴、-∴靴掌∴ -′~ _i..,_-.B、懸_韻輩顧関駆`\蘭騒擾醗閣 ∴∴ 求 i驚き饗翻1 I--i:a:.'議と麗憑-----.,蟻'--.i

    藁麗欝麗iBi:i'ij'--.,,.関麗醗 r''= {葉__こ1.-胱it. 一一一書 ._,.

    ・一一蒔. I-二一-讃鬱窓閣

    -aI饗職〝iili震発雷繚`i一議三,h''

  • 利点をもたらす。

    1.私的スペースを開く等、市民が交流する為の

    オープンスペースの重要性を示す。

    2.街路の公園化や、親水空間の改善など景観整

    備時の一つの指針となる。

    3.商店街の店舗の向きや配置、街路灯の配置等

    の基準となる。

    4.観光/防災ルートの充実。

    6-2.横の連携と縦の連携(ソフト)

    市民参加型の町を目指すためには、まだ町に問

    題意識を持たない市民を巻き込んでいく事が必要

    である。行政とNPO法人が協力し、市民に気づきを

    与えるプログラムを企画する為に、横の連携を強化

    する事が必要だ。 2013年に開かれるLEDアートフ

    ェスタに向けての取組みにも見られるように、違う地

    域で活動するNPO法人同士も、同時多発的に動く

    必要性を感じているようだ。

    さらに、徳島市の課題として、若い世代の参加が

    少ないことが挙げられている。持続的な世代を育て

    る縦の連携が必要である。町の魅力の伝え方を知ら

    ない市民が増えている。幼い頃から自らの町を意識

    して育つ場合と意識しない場合では大きく異なる。

    NPO法人アクア・チッタが市と共同企画している「水

    辺の夢コンテスト」や、コモンズの「LED寺子屋」のよ

    うな、子どもを対象とする景観を意識した取組みに

    参加する事で、自分の町の特徴を良く見て育っ機

    会ができる。町の将来に問題意識を持ち始め、町の

    魅力の伝え方を開拓ようになるのではないか。

    【結論】

    1 :祭礼があることによって場所の転用性が発見

    され、転用性のある場所があることによって、祭

    礼がより生活空間に密着したものになる。

    2 :祝祭空間という視点が、市民参加型まちづく

    りにとって効果を与える。

    3 :転用性を持つ場所の発見に対して、 NPO法人

    等の中間集団の存在が有効である。

    6-3.おわりに 一「連」祭礼を通して人と場所が

    10

    繋がり合う町一

    祭礼とは一般的に、人々の日常の疲れを癒し、

    地域の伝統継承とコミュニティの繋がりを深め

    る手段として捉えられている。しかし、祭礼その

    ものの成り立ちには、その地域の都市構造が大き

    く関わっていることを忘れてはならない。徳島市

    におけるヒアリング調査より、市の地形、広場や

    街路の配置は、祭礼の企画段階から祭礼の内容、

    祝祭空間の構成を左右し、大きく関連している。

    市民のモチベーションはあるものの、配置や容積

    等、都市構造、法規の問題で実現しにくい企画も

    ある。非日常時だけでなく日常的に町の拠点が繋

    がるようになり、人や物の流れが起こり、町が栄

    え続けるためには都市空間の質を高める必要が

    ある。都市政策/計画時に考慮されるべき一つの

    有効な手段として、都市空間の祭礼による「転用

    性」が見直されるべきではないだろうか。今、多

    くの祭礼が誕生し、ライフスタイルも変化し、ハ

    レとケの区別があいまいになりつつある時代で

    ある。町の良さに気づく祭礼体験を市民同士が共

    有できる「舞台性」の高い都市空間が増えること

    により、祭礼と都市空間は相互に関係し合い、さ

    らなる進化を遂げて行くだろう。

    【主要参考文献資料】

    ◇ 「とくしまの自慢本あわいろ制作委員会」、とくしまの自

    慢本あわいろ、徳島市、平成23年12月

    ◇木全吉彦、季刊誌cELIO0号「"まつり"が育む地域の

    力」、大阪ガス、平成24年3月36日

    ◇シビックプライド研究会、シビック・プライド都市のコミュ

    ニケーションをデザインする、

    ◇東京大学cSUR-SSD研究会、世界のSSDIOO都市持

    続再生のツボ、平成20年1月10日

    ◇倉橋宏典:北陸の曳山祭における祭と都市空間の関

    係性に関する研究一曳山の動きと都市空間の対応関

    係に着目して-

    ◇徳島LEDアートフェスティバル

    http ://to女-led- a五島st.net/

    祝祭空間と転用される都市空間の可能性に関する研究

    一徳島県徳島市新町川周辺を例として一

    20 1 2年度修士論文

    日本女子大学大学院家政学研究科住居学専攻

    11123003 加藤 悠

    加藤_a加藤_b加藤_c加藤_d加藤_e加藤_f加藤_g加藤_h加藤_i加藤_j