糖尿病と脂質異常症 - terumonippon data 80, okamura t et al:atherosclerosis...
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セルフチェック項目つき
糖尿病と脂質異常症をよく知ろうをよく知ろう[監 修] (東京医科大学 糖尿病代謝内分泌内科 主任教授)小田原 雅人
糖尿病ガイドシリーズ
糖尿病と脂質異常症をよく知ろう
セルフチェック 血糖コントロールがうまくいっていない
血縁者に脂質異常症の人がいる
太っている
ほとんど運動しない
健康診断などで脂質異常を指摘されたことがある
閉経後の女性である
セルフチェック
あてはまるものに○をつけましょう。
○が多い人は、脂質異常症が疑われます。
食事も決められたエネルギー量を守っているし、運動だって・・・。
本当だ。思い当たることはありませんか?
脂質異常症とは、どんな病気ですか?
コレステロール値が高めだといわれました。
そうです。糖尿病の人は、脂質異常症になる確率が高く、両方が合併すると、心臓病などになる危険が高くなるといわれています。
最近、血糖コントロールがうまくいかなくて。
おや、LDLコレステロール値が高めですね。もう少しで脂質異常症ですよ。
調べてみましょう。
えっ?脂質異常症って、糖尿病と同じ生活習慣病ですよね。
脂質異常症とは血液中の脂質が多くなった状態です。
脂質異常症でも、LDLコレステロールが140mg/dL以上を「高LDLコレステロール血症」、中性脂肪が150mg/dL以上を「高トリグリセライド血症」といいます。
高トリグリセライド血症では、HDLコレステロールが低くなることが多いです。
HDLコレステロールが40mg/dL未満を「低HDLコレステロール血症」といいます。また“HDLコレステロールではない”コレステロールが170mg/dL以上を「高Non-HDLコレステロール血症」といいます。
でも、血液中に脂質が多いと、どうしていけないのですか?
それは大変だ!
血液中のLDLコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が多くなる、HDLコレステロールが少なくなるといった病気です。
悪玉 善玉
LDLコレステロールは悪玉、HDLコレステロールは善玉と呼ばれることもありますよ。
日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版,P14,2017より
セルフチェック 血糖コントロールがうまくいっていない
血縁者に脂質異常症の人がいる
太っている
ほとんど運動しない
健康診断などで脂質異常を指摘されたことがある
閉経後の女性である
セルフチェック
あてはまるものに○をつけましょう。
○が多い人は、脂質異常症が疑われます。
食事も決められたエネルギー量を守っているし、運動だって・・・。
本当だ。思い当たることはありませんか?
脂質異常症とは、どんな病気ですか?
コレステロール値が高めだといわれました。
そうです。糖尿病の人は、脂質異常症になる確率が高く、両方が合併すると、心臓病などになる危険が高くなるといわれています。
最近、血糖コントロールがうまくいかなくて。
おや、LDLコレステロール値が高めですね。もう少しで脂質異常症ですよ。
調べてみましょう。
えっ?脂質異常症って、糖尿病と同じ生活習慣病ですよね。
脂質異常症とは血液中の脂質が多くなった状態です。
脂質異常症でも、LDLコレステロールが140mg/dL以上を「高LDLコレステロール血症」、中性脂肪が150mg/dL以上を「高トリグリセライド血症」といいます。
高トリグリセライド血症では、HDLコレステロールが低くなることが多いです。
HDLコレステロールが40mg/dL未満を「低HDLコレステロール血症」といいます。また“HDLコレステロールではない”コレステロールが170mg/dL以上を「高Non-HDLコレステロール血症」といいます。
でも、血液中に脂質が多いと、どうしていけないのですか?
それは大変だ!
血液中のLDLコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が多くなる、HDLコレステロールが少なくなるといった病気です。
悪玉 善玉
LDLコレステロールは悪玉、HDLコレステロールは善玉と呼ばれることもありますよ。
日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版,P14,2017より
中性脂肪
肝臓糖
インスリン
脂質異常症 糖尿病
NIPPON DATA 80, Okamura T et al:Atherosclerosis 190:216ー23,2007より作図
総コレステロール値と狭心症・心筋梗塞の関係狭心症・心筋梗塞による
相対性危険度
*4
3
2
1
0
総コレステロール値
160未満
160~179
180~199
200~219
260以上(mg/dL)
220~239
240~259
*160~179mg/dL を1とした場合の頻度をあらわしています。調査対象 9,216人
〈イメージ図〉
〈イメージ図〉
しかし、増えすぎると、動脈硬化の原因となり、狭心症や心筋梗塞などの 病気になりやすくなるのです。
糖尿病の人は、脂質異常症にもなりやすいのですよね?
そうです。高トリグリセライド血症には血糖値とインスリンが大きく関係しています。
脂質異常症と糖尿病は、互いに悪影響を及ぼしあう悪友同士というわけか。いやだなぁ。
脂質異常症は動脈硬化を促進させる原因となります。
コレステロールと心筋梗塞の関係を簡単に説明しましょう。まず、余分なコレステロールが血管内に付着していき、プラークという脂質の固まりができます。
プラークのせいで、血管内が細くなっているぞ!
そうですね。そして、柔らかいプラークはすぐ破れてしまいます。すると血栓(血の固まり)ができ、血管が急激につまってしまうのです。
本当だ。これでは血液が流れないですね。
糖尿病の人は、それでなくても動脈硬化の進行が早く、脂質異常症を合併すれば、動脈硬化はさらに早く進んでしまうのですよ。
血糖値とインスリンが?どうして?
血糖値が高くなると、肝臓は余分な糖を利用して、中性脂肪をつくります。
また、インスリンには、血糖値を一定に保つ作用に加え、脂肪を分解する働きもあります。
反対に、高トリグリセライド血症になると、インスリンの効きが悪くなるため、血糖値が上がります。
高トリグリセライド血症が糖尿病の悪化の原因にもなるのですね。
糖尿病でインスリンがうまく分泌されなくなれば、中性脂肪も分解されず、血液中の脂質が増えるのです。
プラーク
正常な血管
プラークが破ける
血栓ができて、血管がつまる
プラークができ、血管内腔が狭くなる
血栓
糖尿病だと脂質異常症にもなりやすいのですか?
コレステロールは細胞膜やホルモンの材料として、中性脂肪はエネルギー源として、体にとって、なくてはならない ものです。
中性脂肪
肝臓糖
インスリン
脂質異常症 糖尿病
NIPPON DATA 80, Okamura T et al:Atherosclerosis 190:216ー23,2007より作図
総コレステロール値と狭心症・心筋梗塞の関係狭心症・心筋梗塞による
相対性危険度
*4
3
2
1
0
総コレステロール値
160未満
160~179
180~199
200~219
260以上(mg/dL)
220~239
240~259
*160~179mg/dL を1とした場合の頻度をあらわしています。調査対象 9,216人
〈イメージ図〉
〈イメージ図〉
しかし、増えすぎると、動脈硬化の原因となり、狭心症や心筋梗塞などの 病気になりやすくなるのです。
糖尿病の人は、脂質異常症にもなりやすいのですよね?
そうです。高トリグリセライド血症には血糖値とインスリンが大きく関係しています。
脂質異常症と糖尿病は、互いに悪影響を及ぼしあう悪友同士というわけか。いやだなぁ。
脂質異常症は動脈硬化を促進させる原因となります。
コレステロールと心筋梗塞の関係を簡単に説明しましょう。まず、余分なコレステロールが血管内に付着していき、プラークという脂質の固まりができます。
プラークのせいで、血管内が細くなっているぞ!
そうですね。そして、柔らかいプラークはすぐ破れてしまいます。すると血栓(血の固まり)ができ、血管が急激につまってしまうのです。
本当だ。これでは血液が流れないですね。
糖尿病の人は、それでなくても動脈硬化の進行が早く、脂質異常症を合併すれば、動脈硬化はさらに早く進んでしまうのですよ。
血糖値とインスリンが?どうして?
血糖値が高くなると、肝臓は余分な糖を利用して、中性脂肪をつくります。
また、インスリンには、血糖値を一定に保つ作用に加え、脂肪を分解する働きもあります。
反対に、高トリグリセライド血症になると、インスリンの効きが悪くなるため、血糖値が上がります。
高トリグリセライド血症が糖尿病の悪化の原因にもなるのですね。
糖尿病でインスリンがうまく分泌されなくなれば、中性脂肪も分解されず、血液中の脂質が増えるのです。
プラーク
正常な血管
プラークが破ける
血栓ができて、血管がつまる
プラークができ、血管内腔が狭くなる
血栓
糖尿病だと脂質異常症にもなりやすいのですか?
コレステロールは細胞膜やホルモンの材料として、中性脂肪はエネルギー源として、体にとって、なくてはならない ものです。
リンゴ型のほうですね。
とくに、お腹の中に脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」に多いといわれています。
リンゴ型
内臓脂肪型肥満皮下脂肪型肥満
洋ナシ型
内臓脂肪型肥満ではインスリンの効きが悪くなり、糖尿病のほか脂質異常症、高血圧などがいっぺんに起こってくるといわれています。こうしたメタボリックシンドロームの状態になると―。
肥満に糖尿病に脂質異常症、高血圧が重なったら、動脈硬化はすごいスピードで進行してしまうのですね。
脂質異常症 糖尿病
えっ、他にも?誰です?
そして、厄介な悪友たちがまだいるのです。
糖尿病と高トリグリセライド血症は、肥満の人に多くみられます。
血糖値を調べるのと同じ血液検査なので、一回の採血で調べられますよ。
そして、病院で定期的に血液中の脂質の量を調べる検査を受けましょう。
私はLDLコレステロール値が高めといわれましたが、いくつならよいですか?
でも、私はまだ脂質異常症の“予備軍”だから、大丈夫ですよね?
それが、糖尿病と脂質異常症を合併していると、コレステロールや中性脂肪の値がそれほど高くなくても、動脈硬化が進んでしまうのです。
まずは、血糖コントロールをしっかり行ってください。
120mg/dL未満を目標にしてください。いまなら、食事療法と運動療法で改善できますよ。
どうすればよいですか?
参考: 日本糖尿病学会編:糖尿病治療ガイド2018-2019, P14, 文光堂, 2018
セルフチェック 糖尿病
高血圧
脂質異常症
運動不足
たばこを吸う
肥満
セルフチェック
あてはまるものに◯をつけましょう。
○の数が多いほど、動脈硬化は早く進みます。
糖尿病や脂質異常症になりやすいのはどんな人? 定期的に血清脂質検査を受けるようにしましょう。
リンゴ型のほうですね。
とくに、お腹の中に脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」に多いといわれています。
リンゴ型
内臓脂肪型肥満皮下脂肪型肥満
洋ナシ型
内臓脂肪型肥満ではインスリンの効きが悪くなり、糖尿病のほか脂質異常症、高血圧などがいっぺんに起こってくるといわれています。こうしたメタボリックシンドロームの状態になると―。
肥満に糖尿病に脂質異常症、高血圧が重なったら、動脈硬化はすごいスピードで進行してしまうのですね。
脂質異常症 糖尿病
えっ、他にも?誰です?
そして、厄介な悪友たちがまだいるのです。
糖尿病と高トリグリセライド血症は、肥満の人に多くみられます。
血糖値を調べるのと同じ血液検査なので、一回の採血で調べられますよ。
そして、病院で定期的に血液中の脂質の量を調べる検査を受けましょう。
私はLDLコレステロール値が高めといわれましたが、いくつならよいですか?
でも、私はまだ脂質異常症の“予備軍”だから、大丈夫ですよね?
それが、糖尿病と脂質異常症を合併していると、コレステロールや中性脂肪の値がそれほど高くなくても、動脈硬化が進んでしまうのです。
まずは、血糖コントロールをしっかり行ってください。
120mg/dL未満を目標にしてください。いまなら、食事療法と運動療法で改善できますよ。
どうすればよいですか?
参考: 日本糖尿病学会編:糖尿病治療ガイド2018-2019, P14, 文光堂, 2018
セルフチェック 糖尿病
高血圧
脂質異常症
運動不足
たばこを吸う
肥満
セルフチェック
あてはまるものに◯をつけましょう。
○の数が多いほど、動脈硬化は早く進みます。
糖尿病や脂質異常症になりやすいのはどんな人? 定期的に血清脂質検査を受けるようにしましょう。
脂質異常症の食事療法のポイント
動物性脂肪やコレステロールの多い食品を控える
青背魚を食べる
食物繊維を積極的に摂る
過剰な糖分を控える
アルコールの飲みすぎに注意
外食や間食、夜食を控える
コレステロールの多い食べ物(1単位当たりの重さとコレステロール含有量)
しじみ(160g中125mg)
わかさぎ(100g中210mg)
しらす干し(40g中156mg)
鶏レバー(60g中222mg)
どじょう(100g中210mg)
鶏卵(50g中210mg)
すじこ(30g中153mg)
かずのこ(80g中184mg)
たらこ(60g中210mg)
セルフチェック 早食いでよく噛まない
脂っこいものをよく食べる
夜遅くものを食べる
間食が多い
甘いものをよく食べる
野菜は嫌い
魚より肉が好き
外食が多い
セルフチェック
○の数が多い人は食生活を見直しましょう。
あてはまるものに○をつけましょう。
日本糖尿病学会編,糖尿病食事療法のための食品交換表第7版より
LDLコレステロールが高い人 中性脂肪が高い人
アルコールを控える炭水化物の割合を減らす果物や果糖の含まれた食品の摂りすぎに注意
コレステロールを1日200mg未満にする動物性脂肪を控える野菜・大豆を摂る
食事で気をつけることLDLコレステロールが高い人、中性脂肪が高い人は、このようなことにも注意してください。
ほかには、どんなことに気をつけたらよいですか?
背の青い魚は血液をサラサラにして動脈硬化を防ぐ働きがありますよ。食物繊維も積極的に摂りましょう。
動物性脂肪は減らしてくださいね。
はい。私はいつも1日1,600kcalを守っています。
では、食品の選び方についてはどうですか?エネルギー量は同じでも、卵やレバー、小魚、貝類、魚卵などコレステロールの多い食品を摂っていませんか?
私の好物ばかりだ。
LDLコレステロールが高い場合、コレステロールは1日200mg未満にしましょう。
卵1つにコレステロールは200mg以上も含まれています。食べる回数を1~2日おきに減らしましょう。
卵は1つ1単位(80kcal)ですから、毎朝1つ食べるようにしていました。
食事の内容はもちろん、規則正しい食生活を心がけてください。
食事の内容にももっと気を配らなくてはいけないのですね。
本当にうまくいっているか、栄養士さんと一緒に見直してみましょう。
適切なエネルギー量を守って、標準体重を心がけていますか?
糖尿病の食事療法はうまくいっているはずなのになぁ。
日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版,P71,2017より
食事療法ではコレステロールの多い食品は控えめに。
脂質異常症の食事療法のポイント
動物性脂肪やコレステロールの多い食品を控える
青背魚を食べる
食物繊維を積極的に摂る
過剰な糖分を控える
アルコールの飲みすぎに注意
外食や間食、夜食を控える
コレステロールの多い食べ物(1単位当たりの重さとコレステロール含有量)
しじみ(160g中125mg)
わかさぎ(100g中210mg)
しらす干し(40g中156mg)
鶏レバー(60g中222mg)
どじょう(100g中210mg)
鶏卵(50g中210mg)
すじこ(30g中153mg)
かずのこ(80g中184mg)
たらこ(60g中210mg)
セルフチェック 早食いでよく噛まない
脂っこいものをよく食べる
夜遅くものを食べる
間食が多い
甘いものをよく食べる
野菜は嫌い
魚より肉が好き
外食が多い
セルフチェック
○の数が多い人は食生活を見直しましょう。
あてはまるものに○をつけましょう。
日本糖尿病学会編,糖尿病食事療法のための食品交換表第7版より
LDLコレステロールが高い人 中性脂肪が高い人
アルコールを控える炭水化物の割合を減らす果物や果糖の含まれた食品の摂りすぎに注意
コレステロールを1日200mg未満にする動物性脂肪を控える野菜・大豆を摂る
食事で気をつけることLDLコレステロールが高い人、中性脂肪が高い人は、このようなことにも注意してください。
ほかには、どんなことに気をつけたらよいですか?
背の青い魚は血液をサラサラにして動脈硬化を防ぐ働きがありますよ。食物繊維も積極的に摂りましょう。
動物性脂肪は減らしてくださいね。
はい。私はいつも1日1,600kcalを守っています。
では、食品の選び方についてはどうですか?エネルギー量は同じでも、卵やレバー、小魚、貝類、魚卵などコレステロールの多い食品を摂っていませんか?
私の好物ばかりだ。
LDLコレステロールが高い場合、コレステロールは1日200mg未満にしましょう。
卵1つにコレステロールは200mg以上も含まれています。食べる回数を1~2日おきに減らしましょう。
卵は1つ1単位(80kcal)ですから、毎朝1つ食べるようにしていました。
食事の内容はもちろん、規則正しい食生活を心がけてください。
食事の内容にももっと気を配らなくてはいけないのですね。
本当にうまくいっているか、栄養士さんと一緒に見直してみましょう。
適切なエネルギー量を守って、標準体重を心がけていますか?
糖尿病の食事療法はうまくいっているはずなのになぁ。
日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版,P71,2017より
食事療法ではコレステロールの多い食品は控えめに。
脂質異常症糖尿病
ジョギングウォーキング
有酸素運動
体操
水泳 自転車
すごい!朝ジョギングして、休日はプールに行こうかな。
運動は糖尿病や脂質異常症はもちろん、それらの原因となる肥満の解消にも役立ちます。
さらに、運動によってHDL(善玉)コレステロールが増えることも知られています。
参考:日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版,P86-88,2017
※運動療法については、主治医の指示に従って実施してください。
中性脂肪を下げる作用があります。
どんな運動が有効ですか?
毎日合計30分以上の有酸素運動を少なくとも週3回は行いましょう。
脂質異常症になってしまったら、どのように治療するのですか?
食事療法や運動療法でコレステロールが下がらない場合は、薬物療法を行います。
でも、これらの薬の中には糖尿病性腎症などで腎機能が低下している人には、使えないものがあります。また、併用ができないものもあります。
いまならまだ、食事療法や運動療法だけで脂質を下げることができますから頑張ってくださいね。
運動療法にはHDLコレステロールを増やす働きもあります。 血糖値だけでなく脂質のコントロールも大切です。
血糖値とコレステロールのコントロールには、食事療法はもちろん、運動療法も大切です。
脂質異常症の薬物療法HMG‐CoA還元酵素阻害薬(スタチン) ⇒コレステロールの合成を抑制します。コレステロール吸収阻害薬(エゼチミブ) ⇒小腸でのコレステロールの吸収を抑制します。陰イオン交換樹脂 ⇒コレステロールの吸収を抑制します。プロブコール ⇒コレステロールを胆汁中に排出させ、 またLDLコレステロールの酸化を抑えます。
フィブラート系薬剤EPA(エイコサペンタエン酸)ニコチン酸製剤
LDLコレステロールが高い場合
中性脂肪が高い場合
わかり ました。
三日坊主はだめですよ。
やっぱり、ウォーキングにします。それなら頑張れそうですから。
できることを継続して行うことが大事ですね。
そういうことだから、キミたちも解散だよ。
血糖コントロールのためには、脂質コントロールも大切なんですね!
1万歩かぁ・・・。そんなに歩いているかなぁ?
毎日1万歩歩く習慣をつけるといいですね。
脂質異常症 糖尿病
脂質異常症糖尿病
ジョギングウォーキング
有酸素運動
体操
水泳 自転車
すごい!朝ジョギングして、休日はプールに行こうかな。
運動は糖尿病や脂質異常症はもちろん、それらの原因となる肥満の解消にも役立ちます。
さらに、運動によってHDL(善玉)コレステロールが増えることも知られています。
参考:日本動脈硬化学会編:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版,P86-88,2017
※運動療法については、主治医の指示に従って実施してください。
中性脂肪を下げる作用があります。
どんな運動が有効ですか?
毎日合計30分以上の有酸素運動を少なくとも週3回は行いましょう。
脂質異常症になってしまったら、どのように治療するのですか?
食事療法や運動療法でコレステロールが下がらない場合は、薬物療法を行います。
でも、これらの薬の中には糖尿病性腎症などで腎機能が低下している人には、使えないものがあります。また、併用ができないものもあります。
いまならまだ、食事療法や運動療法だけで脂質を下げることができますから頑張ってくださいね。
運動療法にはHDLコレステロールを増やす働きもあります。 血糖値だけでなく脂質のコントロールも大切です。
血糖値とコレステロールのコントロールには、食事療法はもちろん、運動療法も大切です。
脂質異常症の薬物療法HMG‐CoA還元酵素阻害薬(スタチン) ⇒コレステロールの合成を抑制します。コレステロール吸収阻害薬(エゼチミブ) ⇒小腸でのコレステロールの吸収を抑制します。陰イオン交換樹脂 ⇒コレステロールの吸収を抑制します。プロブコール ⇒コレステロールを胆汁中に排出させ、 またLDLコレステロールの酸化を抑えます。
フィブラート系薬剤EPA(エイコサペンタエン酸)ニコチン酸製剤
LDLコレステロールが高い場合
中性脂肪が高い場合
わかり ました。
三日坊主はだめですよ。
やっぱり、ウォーキングにします。それなら頑張れそうですから。
できることを継続して行うことが大事ですね。
そういうことだから、キミたちも解散だよ。
血糖コントロールのためには、脂質コントロールも大切なんですね!
1万歩かぁ・・・。そんなに歩いているかなぁ?
毎日1万歩歩く習慣をつけるといいですね。
脂質異常症 糖尿病
糖尿病と脂質異常症をよく知ろう
糖尿病ガイドシリーズ
糖尿病と脂質異常症をよく知ろう
はテルモ株式会社の商標です。©テルモ株式会社 2019年8月 19T227
脂質のとり過ぎに注意して脂質異常症を予防しましょう。