福岡県立大学附属研究所 不登校・ひきこもりサポートセンター futoukou gaiyo...

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福岡県立大学附属研究所 不登校・ひきこもりサポートセンター

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福岡県立大学附属研究所 不登校・ひきこもりサポートセンター

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サポートセンターの使命

・不登校の子どもの学校復帰を支援すること ・不登校の子どもの社会的自立を支援すること ・不登校児童生徒のいる家庭を支援すること ・不登校の未然防止対策を地域で展開すること 以上の取り組みを通じて、 本学の学生教育(援助力養成)に寄与すること (教育GP採択により、学生教育の視点が明確に)

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開設から10年の歩み

平成19年:センター開設 ・相談部門 ・連携サポート部門 ・情報発信・研修部門 平成20年:教育GPに採択 ・大学内に常設フリースクールを設置 平成21年:県大子どもサポーター制度本格実施 ・授業とボランティア活動の組み合わせ 平成29年:(県)教育支援センター支援事業開始 ・県内の全教育支援センター(37所)の指導 ・県内の不登校支援ネットワークの立ち上げ

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現在のスタッフ構成

センター長:社会福祉コース教授(学長指名) 幹事教員: 心理コース教授(精神科医)1名 看護コース教授(理事)1名 教員スタッフ:人間社会学部2名、看護学部4名 専門研究員:3名(社会福祉、臨床心理、教育) 専門員・指導員:6名(社会福祉、心理、教育) 以上の成員にて、2週間に1度、運営会議を開催。

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運営会議(隔週)にて扱う事項

・全新規相談の詳細と支援の方向性決定 (のべ相談件数:年間約4000件) ・ボランティア活動中の全学生の情報と支援 (学生活動件数:年間約3000件) ・大学内フリースクール在籍児童生徒の個別状況 (在籍数約25名、登校開始率約65%) ・家庭訪問・家族交流会の状況アップデート (年間約30ケース) ・研修受け入れの対応 (都道府県議会、教員研修、福祉機関研修) 等、運営会議では全てのセンター活動をレビュー。

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相談部門の特色

相談の種類: 電話相談、来所相談、メール相談、巡回相談 相談依頼者: 保護者、教員、家族の親戚・知人、等 相談からの流れ: ・センタースタッフとの相談を継続 ・キャンパスキッズ・プログラムへの参加 (県大子どもサポーターとの個別活動) ・大学内フリースクールへの入級 ・本学の心理相談室への紹介 ・他の専門機関への紹介(精神科等) ・他の行政機関への紹介(児童相談所等) 相談に対応する専門研究員は、本学を卒業し、本学大学院を修了した者です(臨床心理、社会福祉)。

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連携サポート部門の特色

包括支援チーム構築: 相談ケースのうち、包括的支援が必要な場合に、関係機関を集 めて、個別サポートチームを組み、 継続的な支援を行う。 県大子どもサポーター養成: 1年生向け前期授業「不登校・ひきこもり援助論(2単位15回)」を 修得、かつ申請を行った学生がサポーターとして活動する。ボラ ンティア活動に単位は出ない。ちなみには新入生の約90%(220 人)が「不登校・ひきこもり援助論」を履修し、うち約100人がサ ポーターとなる。 県大子どもサポーター派遣: 学生派遣の調整にあたるコーディネーターは、本学の卒業生 (大学院も本学にて修了)であり、学生一人一人の特性と派遣 先のニーズをマッチングした上で派遣する。派遣先は、学校や 教育支援センター、社会教育施設等である。保健室登校の子供 や発達障害傾向のある子どもの教室支援にあたる。本学では 特別支援教育支援や学習支援にも力を入れている。年間の活 動回数は約3000回である。

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情報発信・研修部門の特色

調査研究: 不登校支援の観点から毎年調査を実施。 対応マニュアル作成: 全国に先駆けて「不登校・ひきこもりサポート マニュアル」を出版した。 研修受け入れ: 全国から各種の研修を受け入れている。特 に都道府県議会の文教委員会視察を複数 回受け入れてきた。教員研修は随時実施。

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大学内フリースクールの特色

設置経緯: 教育GPの中で、集団支援の場として開設した。 ポリシー: 信頼できるフリースクールとしての社会貢献の場と、教育GP申請に謳った「学生教育の場」としての運用をおこなう。 指導員: 各種教員免許状を保有した指導員が複数名、子供たちの指導にあたっている。 ボランティア学生: フリースクールの時間割を、大学の時間割と合うように設計して、学生が1コマでも空いていればその時間にフリースクールの子供たちの支援に参加できるように工夫している。 行事: 不登校の子どもは、学校行事を経験しないことが多い。運動会や合宿、学園祭出店、卒業式といった行事は、ボランティア学生主体で企画運営している。 社会的自立: 地場産業の協力のもと、職業体験や実際の就職等の支援を行っている。

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両学部連携の包括支援体制

・福祉系総合大学の特性を生かし、子どもを包括的に支援できる仕組みを整えている。社会福祉、臨床心理、学校看護の3つの視点から、運営会議では全相談事例についてディスカッションを行い、包括支援を実行に移している。 ・他学部(他大学)の学生と一緒に活動できるボランティア活動を推進し、卒業後のチーム支援においても活躍できる援助力を養成している。学生の援助力向上のため、学生のボランティア段階を把握し、活動をステップアップできるよう調整している。 ・学生が子どもの支援を多角的に行えるよう、多種多様なボランティア活動の場を地域のニーズに対応しながら用意している。 ・地域の精神科、小児科等と連携を図るため、医療機関とも共有できる記録の書き方に配慮している。 ・要保護児童地域対策協議会に参画し、地域の関係機関とともに虐待児童の包括支援にあたっている。 ・妊娠中から青年期までの切れ目ない支援(包括支援)体制を構築するために、情報利活用モデルを開発中(嘉麻市、飯塚病院)である。

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【写真集】

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電話相談風景

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運営会議(隔週)風景

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家族交流会 研修風景

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大学内フリースクール

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「不登校・ひきこもり援助論」 授業風景(全15回・2単位)履修者約220名

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「不登校・ひきこもり援助論」 授業風景(全15回・2単位)履修者約220名

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県大子どもサポーター活動風景 (大学内フリースクールにおける支援)

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県大子どもサポーター活動風景 (大学内フリースクールにおける支援)

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県大子どもサポーター活動風景 (個別支援=キャンパスキッズ・プログラム)

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県大子どもサポーター活動風景 (個別支援=キャンパスキッズ・プログラム)

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県大子どもサポーター活動風景 (発達障害傾向児の学校教室内支援)

Page 23: 福岡県立大学附属研究所 不登校・ひきこもりサポートセンター futoukou gaiyo 2hp.pdfフリースクールの時間割を、大学の時間割と合うように設計して、学生が1コマで

県大子どもサポーター活動風景 (学校における別室登校生徒の支援)

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県大子どもサポーター活動風景 (特別支援学校における運動会支援)

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県大子どもサポーター活動風景 (特別支援学校における運動会支援)

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県大子どもサポーター活動風景 (特別支援学校サッカー大会主催)

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県大子どもサポーター活動風景 (聴覚障害児支援のための自主的な手話練習)

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県大子どもサポーター活動風景 (福岡県主催高校生ICTカンファレンスのコーディネーター)

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県大子どもサポーター活動風景 (大学主催国際どろんこドッジボール大会)

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県大子どもサポーター活動風景 (田川市・川渡り神幸祭上伊田地区稚児行列)

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県大子どもサポーター活動風景 (福岡県立英彦山青年の家主催長期キャンプ4泊5日)