社内、社外を問わず同じpc 環境にアクセス可能 …...customer success story...
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CUSTOMER SUCCESS STORY導入事例
【導入の背景・課題】
【選定理由・ソリューション】
業種 情報通信サービス業
社員数 約3,200名
地域 東京都、日本
お客様の課題● PC環境のセキュリティ強化と外出先での生産性の向上
● 顧客向けVDIソリューション提供に向けた自社検証
導入製品・ソリューション● Trend Micro Deep Security
導入効果● VDIの導入で、外出先でもセキュアに必要なデータにアクセス可能
● エージェントレス型のセキュリティ対策で、パフォーマンスの劣化を抑止
● 社内実践で培ったノウハウを活かし高品質なVDI構築/運用サービスを展開
利用環境● VDI台数:約2,000台● VMware® Horizon View™● VMware vSphere®
● Trend Micro Deep Security Virtual Appliance
ユニアデックス株式会社
Page 1 of 2 • Customer Success Story • ユニアデックス株式会社
ユニアデックスのシステム構成イメージ
持ち出し用ノートPCを利用して社外で業務を行う際には、その都度必要なデータのコピーや消去を行わなければならなかった。
VDIを導入し社外からの安全なアクセスを実現。エージェントレス型セキュリティの導入によりサーバ過負荷などの問題も抑止。
Before
A f t e r
社内、社外を問わず同じPC環境にアクセス可能VDIで問題になりがちなパフォーマンスの劣化にはエージェントレス型セキュリティで対応
>>
VMware Horizon View Trend MicroDeep
SecurityVirtual
Appliance
VMware vSphere
VM VM VM
ウイルス検索を実施
管理サーバセグメントインターネット
ファイアウォール
VDIサーバ群Deep Securityマネージャ
vShieldマネージャ
エージェントレスでセキュリティ対策
※「日経コンピュータ2012年8月16日号 第 17回顧客満足度調査 システム運用関連サービス(情報サービス会社)部門 1位」と「日経コンピュータ2013年8月22日号 第 18回顧客満足度調査 システム運用関連サービス(情報サービス会社)部門 1位」
日本ユニシスグループの一員として、ICTシステムの構築・運用・保守に関するサービスをフルラインで展開するユニアデックス。近年、同社は複数のクラウドサービスの活用を支援するクラウドフェデレーションサービスなど、クラウド関連ビジネスを強化。顧客企業からの評価も高く、日経コンピュータの顧客満足度調査「システム運用関連サービス(情報サービス会社)部門」において2年連続のNo.1※に輝いている。 もちろん、同社自身も様々な ITを駆使してビジネスに役立てている。デスクトップを仮想化するVDI(Virtual Desktop Infrastructure)の導入もその一つだ。というのも、同社はPCの利用に課題を抱えていた。「営業担当者、SE、カスタマーサポートなどの人員は、社外で業務を行うことが多い。そのため、オフィスのPCとは別に、一人に一台ずつ持ち出し用のノートPCを貸与していました。しかし、セキュリティの観点から社外でのデータ利用に制限を設けざるを得ず、安全性は確保できても、運用が煩雑になるといった課題を抱えていたのです」と同社の大岩 丈泰氏は話す。 具体的には、持ち出しノートPCを利用して社外で業務を行った後、ノートPC上にデータを置き忘れないことを徹底。そのための管理に非常に手間がかかっていたのである。 「VDIなら、いつでも同じPC環境にアクセスし、必要なデータを利用できる上、端末にデータが残らないため、紛失・盗難被害などによる情報漏えいリスクも軽減することができます」と大岩氏は話す。
VDIの導入にあたって、同社は、まずレスポンスの速さを要件として掲げた。次いで、こだわったのが標準化である。同社は一般の企業と異なり、顧客にITソリューションを提供する企業である。そのため、VDI構築後に社内システムの運用を行うことで蓄積したノウハウをもとに、顧客企業のVDI環境の導入から運用までを総合的に支援するサービスを創出したいと考えたのだ。 こうした要件のもと、同社はVDI
基盤に「VMware® Horizon View™」を採用。そして、セキュリティ製
品には、トレンドマイクロの「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security)」を選定した。 Deep Securityは、アンチウイルス/マルウェア機能のオフロードを実現する「VMware
vShield Endpoint」にいち早く対応。エージェントレス型のセキュリティ対策を実現することができる。「個々の仮想PCにエージェントをインストールするタイプの製品は、パターンファイル配布やウイルススキャンなどの処理が集中すると、サーバの負荷が高まり、パフォーマンスが低下するおそれがあります。その点、 Deep SecurityとHorizon Viewの組み合わせは、エージェントレスで対策を行える上、一斉に処理を実施するのではなく、自動的にスケジュールを調整し、サーバの過負荷を効果的に抑止。適正なレスポンスを維持できます」と同社の佐野 至氏は説明する。 また、他製品に先駆けていち早く対応したこともあり、Deep Security はHorizon View と親和性が高い。「Deep Securityがバージョンアップする度に親和性は向上しています。今では、複雑な設定作業などを行う必要がなく、両方を同時に導入すればすぐに利用できるという印象です」と同社の助川 賢二氏は言う。また、同社の小川 由紀子氏も「シンプルなシステム構成なので運用も標準化しやすいと感じました」と続ける。 他にも、高い拡張性やセキュリティログの連続性が確保できる点も評価の対象となった。 Deep Securityは、セキュリティ対策を仮想アプライアンスにオフロードできるため、仮想PC
を追加する際に、個別にインストール作業を行う必要がない。仮想PCを追加すれば、Deep
Securityが自動でそれを認識し、保護対象に加える。これにより、仮想PCの台数増加に最小の工数で対応でき、VDIの拡張性の向上に貢献する。 「弊社ではセキュリティログの連続性を非常に重要視しております。この点で、従来のアンチウイルス製品は、その製品の仕様上、仮想PCを再構築した際にログの連続性が確保されず、以前のログが把握できなくなってしまうことがありました。それに対し、Deep Securityはログを管理サーバで集中管理するため、一連のログをすぐに確認でき、インシデントの早期原因究明に役立つと考えています」と助川氏は話す。
現在、同社のVDI上では約2,000台の仮想PCが稼働している。社内、社外を問わず、常に同じPC環境を利用することで、以前のように外出の度にデータのコピーや消去を行わずとも済むようになり、業務効率が大きく向上した。また、社内と社外でPCを使い分ける必要がなくなったことで、端末数を従来の約2/3に削減。「セキュリティを強化できたため、以前は禁止していた、在宅勤務者の個人PCの利用も認めています」と大岩氏は話す。 今回のプロジェクトの経験を活かした新サービスもすでに提供を開始している。「先頃リリースした『リモート運用サービス(仮想デスクトップ運用支援)』では、VDIの効率的な運用を支援する様々なサービスをご提供しています。情報システム部門の負担軽減、利用者に対するサービスレベルの向上に大きな効果が見込めると自負しています」と小川氏は語る。 これら同社が提供するVDI関連ソリューションでは、Horizon Viewと Deep Securityの組み合わせを“ユニアデックス推奨構成”として提案している。「最小の工数で、安全かつ最適なパフォーマンスのVDIが実現できる組み合わせだと評価しています」と助川氏は言う。 今後も、同社は今回のプロジェクトで得たノウハウを、提案、構築、運用支援を行い、社内の多様なメンバーと共有し、VDI関連の事業を積極的に展開していく考えだ。「VDIに対するニーズは一段と高まっています。全社一丸となってお客様のVDI活用を支えていきたいですね」と佐野氏は言う。 VDIに最適なセキュリティ対策を実現する Deep Security、そしてトレンドマイクロに対する期待も大きい。「最適なソリューションをご提供するためには、パートナーとの緊密な連携が不可欠。トレンドマイクロとも力を合わせ、お客様に安全かつ高品質なVDIをご提供していきます」と最後に助川氏は強い意気込みを語った。
CUSTOMER SUCCESS STORY導入事例
【導入効果】
日本ユニシスグループのインフラトータルサービス企業。「ICTサポートサービスで世界一の品質になる」を経営ビジョンとして掲げており、ITシステムの企画/設計から、開発、運用・保守に至るまで幅広いサービスを展開。近年では各種クラウドサービスの提供にも注力している。http://www.uniadex.co.jp/
東 京 本 社 〒1 5 1 -0053 東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー TEL.03-5334-3601(法人お問い合わせ窓口) FAX.03-5334-3639名古屋営業所 〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-22-24 名古屋桜通ビル7階 TEL.052-955-1221 FAX.052-963-6332大阪営業 所 〒532-0003 大阪市淀川区宮原3-4-30 ニッセイ新大阪ビル13階 TEL.06-6350-0330(代表) FAX.06-6350-0591福岡営業 所 〒8 12-00 1 1 福岡県福岡市博多区博多駅前2-3-7 サンエフビル7階 TEL.092-471-0562 FAX.092-471-0563
導入先プロフィール
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TREND MICRO、Trend Micro Deep Security、およびDeep Securityは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。本ドキュメントに記載されている各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。記載内容は2014年4月現在のものです。内容は予告なく変更になる場合がございます。Copyright © 2014 Trend Micro Incorporated. All rights reserved. [Item No. BR-CASE-026]
「セキュアで利便性の高いPC環境を構築できただけでなく、お客様向けサービスのモデルケースとなれるようなインフラを実現できました」
ユニアデックス株式会社情報基盤推進部ビジネス支援企画室
大岩 丈泰 氏
「Deep Securityは定時スキャンも、自動的に開始時間をずらしてくれる。面倒な設定をしなくともサーバの負荷を抑えられるので非常に助かりますね」
ユニアデックス株式会社システムマネジメントサービス事業本部インテグレーション技術統括部セキュリティ技術部
助川 賢二 氏
「パフォーマンスの確保はVDI導入の大きなポイント。エージェントレスのDeep Securityは、VDIの導入にはなくてはならないセキュリティ製品です」
ユニアデックス株式会社システムマネジメントサービス事業本部インテグレーション技術統括部セキュリティ技術部
佐野 至 氏
「VDIでは、問い合わせ対応などで管理者の負担が増すケースもあります。運用に手がかからないDeep Securityは、こうした負担を軽減してくれます」
ユニアデックス株式会社システムマネジメントサービス事業本部マネジメントサービスセンターマネジメントサービス部
小川 由紀子 氏
日本ユニシスグループの一員として、ICTシステムの構築・運用・保守に関するサービスをフルラインで展開するユニアデックス。近年、同社は複数のクラウドサービスの活用を支援するクラウドフェデレーションサービスなど、クラウド関連ビジネスを強化。顧客企業からの評価も高く、日経コンピュータの顧客満足度調査「システム運用関連サービス(情報サービス会社)部門」において2年連続のNo.1※に輝いている。 もちろん、同社自身も様々な ITを駆使してビジネスに役立てている。デスクトップを仮想化するVDI(Virtual Desktop Infrastructure)の導入もその一つだ。というのも、同社はPCの利用に課題を抱えていた。「営業担当者、SE、カスタマーサポートなどの人員は、社外で業務を行うことが多い。そのため、オフィスのPCとは別に、一人に一台ずつ持ち出し用のノートPCを貸与していました。しかし、セキュリティの観点から社外でのデータ利用に制限を設けざるを得ず、安全性は確保できても、運用が煩雑になるといった課題を抱えていたのです」と同社の大岩 丈泰氏は話す。 具体的には、持ち出しノートPCを利用して社外で業務を行った後、ノートPC上にデータを置き忘れないことを徹底。そのための管理に非常に手間がかかっていたのである。 「VDIなら、いつでも同じPC環境にアクセスし、必要なデータを利用できる上、端末にデータが残らないため、紛失・盗難被害などによる情報漏えいリスクも軽減することができます」と大岩氏は話す。
VDIの導入にあたって、同社は、まずレスポンスの速さを要件として掲げた。次いで、こだわったのが標準化である。同社は一般の企業と異なり、顧客にITソリューションを提供する企業である。そのため、VDI構築後に社内システムの運用を行うことで蓄積したノウハウをもとに、顧客企業のVDI環境の導入から運用までを総合的に支援するサービスを創出したいと考えたのだ。 こうした要件のもと、同社はVDI
基盤に「VMware® Horizon View™」を採用。そして、セキュリティ製
品には、トレンドマイクロの「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security)」を選定した。 Deep Securityは、アンチウイルス/マルウェア機能のオフロードを実現する「VMware
vShield Endpoint」にいち早く対応。エージェントレス型のセキュリティ対策を実現することができる。「個々の仮想PCにエージェントをインストールするタイプの製品は、パターンファイル配布やウイルススキャンなどの処理が集中すると、サーバの負荷が高まり、パフォーマンスが低下するおそれがあります。その点、 Deep SecurityとHorizon Viewの組み合わせは、エージェントレスで対策を行える上、一斉に処理を実施するのではなく、自動的にスケジュールを調整し、サーバの過負荷を効果的に抑止。適正なレスポンスを維持できます」と同社の佐野 至氏は説明する。 また、他製品に先駆けていち早く対応したこともあり、Deep Security はHorizon View と親和性が高い。「Deep Securityがバージョンアップする度に親和性は向上しています。今では、複雑な設定作業などを行う必要がなく、両方を同時に導入すればすぐに利用できるという印象です」と同社の助川 賢二氏は言う。また、同社の小川 由紀子氏も「シンプルなシステム構成なので運用も標準化しやすいと感じました」と続ける。 他にも、高い拡張性やセキュリティログの連続性が確保できる点も評価の対象となった。 Deep Securityは、セキュリティ対策を仮想アプライアンスにオフロードできるため、仮想PC
を追加する際に、個別にインストール作業を行う必要がない。仮想PCを追加すれば、Deep
Securityが自動でそれを認識し、保護対象に加える。これにより、仮想PCの台数増加に最小の工数で対応でき、VDIの拡張性の向上に貢献する。 「弊社ではセキュリティログの連続性を非常に重要視しております。この点で、従来のアンチウイルス製品は、その製品の仕様上、仮想PCを再構築した際にログの連続性が確保されず、以前のログが把握できなくなってしまうことがありました。それに対し、Deep Securityはログを管理サーバで集中管理するため、一連のログをすぐに確認でき、インシデントの早期原因究明に役立つと考えています」と助川氏は話す。
現在、同社のVDI上では約2,000台の仮想PCが稼働している。社内、社外を問わず、常に同じPC環境を利用することで、以前のように外出の度にデータのコピーや消去を行わずとも済むようになり、業務効率が大きく向上した。また、社内と社外でPCを使い分ける必要がなくなったことで、端末数を従来の約2/3に削減。「セキュリティを強化できたため、以前は禁止していた、在宅勤務者の個人PCの利用も認めています」と大岩氏は話す。 今回のプロジェクトの経験を活かした新サービスもすでに提供を開始している。「先頃リリースした『リモート運用サービス(仮想デスクトップ運用支援)』では、VDIの効率的な運用を支援する様々なサービスをご提供しています。情報システム部門の負担軽減、利用者に対するサービスレベルの向上に大きな効果が見込めると自負しています」と小川氏は語る。 これら同社が提供するVDI関連ソリューションでは、Horizon Viewと Deep Securityの組み合わせを“ユニアデックス推奨構成”として提案している。「最小の工数で、安全かつ最適なパフォーマンスのVDIが実現できる組み合わせだと評価しています」と助川氏は言う。 今後も、同社は今回のプロジェクトで得たノウハウを、提案、構築、運用支援を行い、社内の多様なメンバーと共有し、VDI関連の事業を積極的に展開していく考えだ。「VDIに対するニーズは一段と高まっています。全社一丸となってお客様のVDI活用を支えていきたいですね」と佐野氏は言う。 VDIに最適なセキュリティ対策を実現する Deep Security、そしてトレンドマイクロに対する期待も大きい。「最適なソリューションをご提供するためには、パートナーとの緊密な連携が不可欠。トレンドマイクロとも力を合わせ、お客様に安全かつ高品質なVDIをご提供していきます」と最後に助川氏は強い意気込みを語った。