国立国会図書館の 「図書館向け デジタル化資料送信サービス...
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国立国会図書館の「図書館向けデジタル化資料送信サービス
(日本国内)」
令和元年11月12日(火)
第21回図書館総合展
国立国会図書館 ミニプレゼンテーション
関西館文献提供課
鳥澤 孝之1
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お話のポイント
• デジタル化資料送信サービス でできること
• デジタル化資料送信サービス を使うには
• デジタル化資料送信サービス の制約事項
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デジタル化資料送信サービスとは
「国立国会図書館デジタルコレクション」
・・・収録資料は3種類
①インターネット公開資料
②図書館送信資料
③国立国会図書館内限定公開資料
「①に加えて②も利用できる会員限定サービス」『図書館向け』
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4http://dl.ndl.go.jp/
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5
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6http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2976314
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図書・雑誌・古典籍・博士論文• 図書館送信対象資料を含む主なコレクション
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公開範囲
図書館送信資料
デジタル化資料送信サービス参加館と国立国会図書館の館内で閲覧できるもの
インターネット公開
著作権処理を行い、インターネットで公開しているもの
8※全資料について検索はインターネットで可
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デジタル化資料送信サービスとは
• 国立国会図書館の資料を「国立国会図書館に行かずに」利用できる手段が増えました。
直接登録利用者となって利用
図書館をとおして利用図書館をとおして利用
誰でも使える誰でも使える インターネット公開資料
遠隔複写
図書館間貸出しデジタル化資料送信サービス
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サービスの特長• これまで国立国会図書館内でしか利用できなかったデジ
タル化資料(著作権保護期間内のもの、著作権未処理のもの)が全国の図書館等で利用可能に
• 図書館間貸出サービスの対象とならない資料(雑誌等)もデジタル化資料として利用できる
• 送信を受けた図書館等では、デジタル化資料の閲覧及び複写のサービスを提供できる
• 資料の郵送にかかるコストや貸出期間等の制約がなく、すぐに利用できる
10• 著作権ライセンス料が無料!
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こんなご利益が
図書館間貸出しの対象にできなかった古い資料を中心に、
「多くの資料を」
「すぐに」
閲覧することができます。
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インターネット公開のみ54万点(約19.8%)
インターネット公開+送信資料
203万点(約74.6%)
こんなご利益が
国立国会図書館がデジタル化した資料の約4分の3が利用できるようになります。
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利用できる資料
資料種別インターネット
公開図書館送信
資料
国立国会図書館内
限定合計
図書1968年までに受け入れた図書等 35万点 55万点 7万点 97万点
古典籍貴重書・準貴重書、江戸期以前の和漢書等
7万点 2万点 - 9万点
雑誌刊行後5年以上経過した雑誌等 1万点 79万点 53万点 133万点
博士論文1999~2000年度に送付を受けた論文 1万点 12万点 1万点 14万点
その他官報、憲政資料、日本占領関係資料等
9万点 2万点 8万点 18万点
合計 54万点 149万点 69万点 272万点
「国立国会図書館デジタルコレクション」搭載資料(概数)
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※収録点数は、2019年7月時点
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参加館数の推移
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233336
415 469533 574
165
268
324385
449508
14
18
22
25
24
27
0
200
400
600
800
1000
1200
12月 12月 12月 12月 12月 10月
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
公立図書館 大学図書館 専門図書館
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年間利用件数
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1~10月
88,443
140,179
171,692
255,033
291,925
246,173
39,474
68,42484,554
113,632126,627
105,601
0
50,000
100,000
150,000
200,000
250,000
300,000
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
年間閲覧 年間複写
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• デジタルコレクションで論文・記事・目次から探せるのが便利。国立国会図書館館内限定公開資料であっても目次はみられるので、雑誌記事索引の補助ツールとして役立っている。
• 自館で所蔵しているが、劣化していたり状態が悪い資料の代替として、デジタルコレクションで利用できた。
• レファレンス等で調査した資料で所蔵がなくても、古い資料の場合、デジタルコレクションで閲覧できたことがある。
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図書館送信参加館での事例
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• 国立国会図書館デジタルコレクションを1クリックで検索するツール
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便利ツール:1クリック検索http://dl.ndl.go.jp/ja/tool.html
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デジタル化資料活用ワークショップ~図書館送信を使いこなす~
https://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20190307digi_info.html
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デジタル化資料送信サービスを使うには
・事前の利用登録が必要です。
利用登録の手続には1~2か月かかります。
・登録区分は
「閲覧のみ」「閲覧・複写の両方」の2種類
・PC、HTML5に対応したブラウザ、固定のグローバルIPアドレスが必要です。
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制約事項
• 送信先機関になれるのは、著作権法第31条の適用を受ける「図書館等」のみです。
• 送信先機関において送信資料を利用できるのは、「送信先機関の登録利用者」のみです。
• 送信資料を利用できるのは、「図書館において」「公衆に提示することを目的とする」場合のみです。
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制約事項
• 送信資料の複写作業は、必ず図書館等の職員が行ってください。
• 送信資料を複写した場合は、複写記録を作成し、少なくとも1年間は保存してください。
・「複写作業」「複写物の引き渡し」は館内で行ってください。
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「図書館向けデジタル化資料送信サービス」とは、国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由で入手が困難な資料を全国の図書館で利用できるサービスです。全国の公共図書館、大学図書館等のうち、国立国会図書館に利用申請を行い、承認を受けた図書館で利用できます。
専用のお問合せ窓口を開設しています。詳しくは下記までお気軽にお問い合わせください。
デジタル化資料送信サービス お問い合わせ窓口(国立国会図書館 関西館 文献提供課 複写貸出係)電話:0774-98-1330(直通)
メールアドレス:
資料150万点を蔵書に追加しませんか?
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国立国会図書館デジタルコレクションでできること
※収録点数は令和元年7月時点の概数
2. 目次を検索できます
戦後の雑誌のバックナンバーは、カラーで見ることができます。雑誌に収録されている記事のタイトルなどからも検索できます。 (※一部、2001年以降のものも含む)4. 一部はご自宅でも閲覧できます
5. 電子書籍・電子雑誌も収録
国立国会図書館が所蔵する図書、雑誌、古典籍、博士論文などをデジタル化した約270万点の資料を収録しています。そのうち、約150万点を図書館向けデジタル化資料送信サービスで提供しています。
3. 雑誌は2000年まで※収録
約270万点のうち、ご自宅でも閲覧・複写できる資料が約50万点あります。
ウェブサイトに掲載された白書、年鑑、報告書、広報誌、雑誌論文など、約120万点の電子書籍・電子雑誌を収録しています。
テキスト化された目次情報から検索できますので、思いがけない資料との出会いがあるかもしれません。
1. 様々なデジタル化資料を収録
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ご不明な点がありましたら
国立国会図書館
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お問い合わせ窓口
TEL : (0774) 98-1330(直通)
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