総括質疑 特別委員会 - city.miura.kanagawa.jp · 副委員長 寺田一樹 委 員...

8
113 平成25年(2013年)11月 1 日 編集:議会だより編集委員会 発行:三 浦 市 議 会 〒238−0298 神奈川県三浦市城山町1番1号 ☎ 046(882)1111内線462 ・ 463 10月6日の第41回いなりっこ発表会の様子(いなりっこ:三浦市指定重要無形民俗文化財) 〈議会だより第113号の内容〉 定例会の経過と概要 1 面 決算審査特別委員会 1 ~ 2 面 常任委員会 2 面 一般質問 3 ~ 5 面 議会基本条例策定等特別委員会 6面 陳情の審査 6 面 本市への行政視察 6 面 本会議における討論 7 面 可決した意見書 7 面 人事 8 面 次回定例会の予定 8 面 議案等の審議結果 8 面 定例会の経過と概要 月 日 曜日 会  議  名 内       容 9月4日 本会議 会期の決定、一般質問 5日 本会議 一般質問 6日 本会議 一般質問、議案の審議(説明・委員会付託) 9日 総務経済常任委員会 議案・陳情の審査 10日 都市厚生常任委員会 議案・陳情の審査 12日 決算審査特別委員会 議案の審査 13日 17日 18日 19日 20日 議会基本条例策定等 特別委員会 議会基本条例策定等に関する審査 財政問題等特別委員会 三浦市の財政問題等に関する審査 26日 本会議 議案の審議(総務経済・都市厚生・決算審査 の各委員長報告・討論・採決)、意見書案、人 事案件(教育委員会委員、公平委員会委員)、 閉会中継続審査申し出、議員派遣について、 報告

Upload: others

Post on 17-Oct-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 総括質疑 特別委員会 - city.miura.kanagawa.jp · 副委員長 寺田一樹 委 員 立本眞須美 松原敬司 出口眞琴 草間道治 藤田 昇 市長に質疑市政全般にわたり総括質疑

第 113 号平成25年(2013年)11月 1日編集:議会だより編集委員会発行:三 浦 市 議 会〒238−0298神奈川県三浦市城山町1番1号☎ 046(882)1111内線462・463

10月6日の第41回いなりっこ発表会の様子(いなりっこ:三浦市指定重要無形民俗文化財)

〈議会だより第113号の内容〉定例会の経過と概要���� 1面決算審査特別委員会�� 1~ 2面常任委員会�������� 2面一般質問������� 3~ 5面議会基本条例策定等特別委員会�� 6 面陳情の審査�������� 6面本市への行政視察����� 6面本会議における討論���� 7面可決した意見書������ 7面人事����������� 8面次回定例会の予定����� 8面議案等の審議結果����� 8面

市税収入の確保策は

二十四年度は個

人市民税が前年度に比

べて大きく減少してい

るが、今後の改善策は。

一次産業への投

資が税収効果としてあ

らわれるよう、三浦市

の産品をアピールし、

消費者のニーズを高め

る必要があると考える。

 

また、経済を活性化

して個人所得を上げる

ことも大きな税収効果

につながるので、取り

組みを進めたい。

扶助費の増加

厳しい財政状況

の中、生活保護費を初

めとする扶助費の増加

が続いていることに対

して、市長の考えは。

社会保障は国民

が平等に受けられるべ

きものであり、市町村

が財源を負担すること

自体に疑問を感じてい

る。財源の問題等につ

いて、国に対し、政治

的な解決を求めていき

たい。

ごみの減量化

市長が先頭に立

って進めている、ごみ

ダイエット大作戦の成

果について伺いたい。

一般ごみへのプ

ラスチック混入率や水

分量の低減を目的に実

施し、成果が出ている。

 

ごみの減量は、市の

財政面においても大き

な効果があるので、さ

らに成果が上がるよう、

引き続き事業を行って

いきたい。

(その他の質疑項目)

・�

人件費削減に対する

考え方について

・�

観光誘客の取り組み

について、ほか

質問

答弁

質問

答弁

質問

答弁

委員長�

神田眞弓

副委員長�

寺田一樹

委 

員�

立本眞須美

松原敬司

出口眞琴

草間道治

藤田 

昇�

決算審査

特別委員会

総括質疑

市政全般にわたり

市長に質疑

 

平成二十四年度の一般会計、特別会計(国民

健康保険、後期高齢者医療、介護保険、市場、

公共下水道、第三セクター等改革推進債償還)

及び企業会計(病院、水道)の決算議案は、七

人の委員で構成する決算審査特別委員会に付託

され、五日間にわたり審査されました。

定 例 会 の 経 過 と 概 要月 日 曜日 会  議  名 内       容

9月 4日 水 本会議 会期の決定、一般質問

5日 木 本会議 一般質問

6日 金 本会議 一般質問、議案の審議(説明・委員会付託)

9日 月 総務経済常任委員会 議案・陳情の審査

10日 火 都市厚生常任委員会 議案・陳情の審査

12日 木

決算審査特別委員会 議案の審査

13日 金

17日 火

18日 水

19日 木

20日 金議会基本条例策定等特別委員会 議会基本条例策定等に関する審査

財政問題等特別委員会 三浦市の財政問題等に関する審査

26日 木 本会議

議案の審議(総務経済・都市厚生・決算審査の各委員長報告・討論・採決)、意見書案、人事案件(教育委員会委員、公平委員会委員)、閉会中継続審査申し出、議員派遣について、報告

 

平成二十五年第三回定例会は、九月四日から二十六日までの

二十三日間を会期として開かれ、平成二十四年度各会計決算を

初めとする十七議案を審議しました。

 

また、前定例会で可決された二町谷土地売買契約について、

本会議、委員会において、さまざまな議論が交わされました。

(記事二面)

Page 2: 総括質疑 特別委員会 - city.miura.kanagawa.jp · 副委員長 寺田一樹 委 員 立本眞須美 松原敬司 出口眞琴 草間道治 藤田 昇 市長に質疑市政全般にわたり総括質疑

三 浦 市 議 会 だ よ り平成 25年(2013年)11 月 1日 第 113 号 ( 2)

第 3回定例会の本会議録は、12月上旬から市役所市民協働課、図書館、またはホームページ内の会議録検索システムで閲覧できます。

歳  入

・�

市民税収入が減少した

要因について

・�

県税職員の派遣を受け

ての滞納処理について

・�

軽自動車税及び入湯税

の増収について

・�

口座振替による納付の

促進について

歳  出

●総務費

・�

目安箱に寄せられた意

見の取り扱いについて

・�

市ホームページ等への

広告掲載について

・�

新しい公共の場づくり

事業の成果について

●民生費

・�

民間保育所の耐震改修

について

・�

児童虐待の発生状況と

傾向について

・�

高齢者ふれあいセンタ

ーの管理運営方針及び

サロン事業の継続実施

について

●衛生費

・�

胃がんリスク検診の成

果について

・�

可燃ごみ等の自区外処

分について

・�事業系廃棄物の排出事

業者の把握について

●農林水産業費

・�

有害鳥獣による被害と

対応策について

・�

二町谷汚水処理施設の

稼働について

・�

三崎漁港区域の放置艇

対策について

●商工費

・�

中小企業者への支援制

度について

・�

二町谷への企業誘致活

動について

・�

教育旅行誘致の実績に

ついて

●土木費

・�

広域幹線道路整備の進

捗状況について

・�

急傾斜地崩壊対策工事

の推進について

市道の維持補修に

ついては、平成二十六年

度も厳しい予算編成が予

測されるので、整備手法

を研究してほしい。

●消防費

・�

新消防庁舎の建設に向

けた進捗状況について

・�

地域防災委員の活動状

況について

�津波避難訓練は、

継続して実施することで

災害時に成果が発揮でき

る。各区に対しては、引

き続き訓練の実施を働き

かけてほしい。

●教育費

・�

赤坂歴史公園用地の維

持管理について

・�

小中学校の不登校の状

況と対応について

・�

東大臨海実験所との連

携による海洋教育への

取り組みについて

●災害復旧費

・�

大雨や台風による被害

が生じた際の復旧工事

の概要について

・�

国保税の収入状況と不

納欠損額について

・�

医療費抑制に向けた取

り組みについて

特定健診は、被保

険者の健康保持や医療給

付費の抑制を目的として

いるので、達成が見込ま

れる範囲内で受診率の目

標値を設定することは納

得できない。

・�

短期証の交付数につい

後期高齢者医療制

度は、無収入の方にも保

険料が発生するなど、制

度設計に不備があり、本

制度自体に反対する。

・�

介護サービスの利用状

況について

・�

介護保険料の滞納者数

について

二十四年度の介護

保険料の改定に当たって

は、保険料の引き上げ率

を抑制するため、県の財

政安定化基金を全額充当

すべきであったと考える。

・�

三崎魚市場の取り扱い

数量について

・�

貸し事務室など市場施

設の利用状況について

・�

二十四年度の水洗化率

について

・�

水洗化率向上のための

取り組みについて

二町谷の土地が売

却できても市民負担が残

ること、二町谷の埋立て

に係る問題点を本会計で

解決しなければならなく

なったことから、二町谷

の埋立事業は無謀な計画

だったと認識している。

・�

脳ドックの実施状況と

結果について

・�

糖尿病予防のためのチ

ーム医療の促進につい

病院経営の観点か

ら、小児科の外来患者数

が減少した要因を検証し

てほしい。

・�

水道料金改定に対する

考え方について

・�

老朽管更新の状況につ

いて

二十四年度から水

道料金の福祉減免の一部

適用除外が行われている

が、減免は低所得者等を

支援するための制度であ

り、適用除外を行うこと

は認めることができない。

──── 

◇ 

────

 

質疑終了後、一般会計

決算について、討論が行

われました。

○立本眞須美委員より、

土地開発公社の解散に伴

って市の借金が増加し、

その返済のために財政が

逼迫して市民生活に影響

していること、就学援助

制度で近隣他市との格差

が解消されていないこと

等が反対の理由として述

べられました。

○草間道治委員より、厳

しい財政状況の中、滞納

処分の促進などの歳入増

加策や人件費削減などの

歳出削減策を行い、成果

を出していること、市民

の安全・安心のために災

害への備えを行っている

こと等が賛成の理由とし

て述べられました。

意見

意見

国民健康保険事業

意見

後期高齢者医療事業

意見

介護保険事業

意見

市場事業

公共下水道事業

第三セクター等改革推進債

償還事業

意見

病院事業

意見

水道事業

意見

◎三浦市職員の給与に関

する条例の一部を改正す

る条例

 

本案は、本市職員のう

ち、管理職以外の者に係

る平成二十五年十月分か

ら二十六年三月分までの

給料月額及び給料の調整

額を引き下げるものです。

(質疑の主な項目)

・�

今回の改正に至った要

因について

・�職員一人当たりの引き

下げ額について

・�

改正後の本市職員の給

与と国家公務員給与と

の比較について

◎三浦市火災予防条例の

一部を改正する条例

 

本案は、住宅用防災機

器の規格等に係る規定な

どを整備するものです。

(質疑の主な項目)

・�

市内の住宅用防災警報

機の設置率について

警報器の設置率が

さらに上がるように、市

民に対し、警報器の新し

い規格等について、分か

りやすい周知を行ってほ

しい。

◎平成二十五年度三浦市

一般会計補正予算(第三

号)

 

本補正は、歳入歳出そ

れぞれ三千百八万四千円

を追加し、歳入歳出予算

の総額を百五十八億六千

五百九十三万三千円とす

るものです。

(質疑の主な項目)

・�

ふるさと納税制度によ

る寄附金の使途の公表

について

・�

宮川児童会館の改修費

用を本補正予算に計上

した理由について

◎三浦市災害弔慰金の支

給等に関する条例の一部

を改正する条例

 

本案は、災害弔慰金の

支給対象に兄弟姉妹を加

えるものです。

(質疑の主な項目)

・�

災害弔慰金に要する費

用の国や県の負担割合

について

・�

支給対象に兄弟姉妹を

加えた後の支給順位に

ついて

◎三浦市介護保険条例等

の一部を改正する条例

 

本案は、介護保険料及

び後期高齢者医療保険料

における延滞金の割合に

ついて、特例措置の内容

を改定するものです。

(質疑の主な項目)

・�

延滞金の割合が引き下

げられた理由について

・�

二十四年度に徴収した

延滞金の額と、対象者

数について

延滞金の利率は、

生活が困窮し、保険料を

分割納付せざるを得ない

市民には非常に高いもの

である。今回の改正は、

その利率を是正するもの

なので、改正内容は十分

に周知を行ってほしい。

◎三浦市病院事業企業職

員の給与の種類及び基準

に関する条例の一部を改

正する条例

 

本案は、業績手当の支

給について検討を行う際

に、現年度の病院の経営

状況を考慮する期間を設

けるため、規定の整備を

行うものです。

(質疑の主な項目)

・�

業績手当の支給対象と

なる職員の範囲と人数

について

・�

業績手当の支給を検討

する時期について

� 

意見

意見

常任委員会

常任委員会

〜議案の審査概要〜

 

三浦市議会は前定例会

において、二町谷埋立地

の一部を売却する議案を

可決しました。

 

この議決に伴い、土地

売買契約が成立しました

が、契約から一カ月以上

が経過しても、売却の相

手方から契約保証金が支

払われませんでした。

 

このことから、今定例

会では、土地売買契約に

関して、さまざまな議論

が行われました。

 

本会議の一般質問では、

複数の議員から、契約に

至るまでの経緯や、今後

も契約保証金の未払い状

態が続いた場合の対応等

について質問がされまし

た。

 

また、決算審査特別委

員会では、総括質疑の中

で、各委員から改めて今

後の対応等が質疑され、

市長からは、九月十七日

までに契約保証金の納付

がない場合には、契約解

除の通告を行う意向が示

されました。

 

その後、九月十八日の

当委員会で、市長より、

相手方から契約保証金の

納付がなく、支払いの意

思がないことが確認され

たため、同日付けで契約

解除の通告を行うことが

報告されました。

土地売買契約について議論

Page 3: 総括質疑 特別委員会 - city.miura.kanagawa.jp · 副委員長 寺田一樹 委 員 立本眞須美 松原敬司 出口眞琴 草間道治 藤田 昇 市長に質疑市政全般にわたり総括質疑

三 浦 市 議 会 だ よ り 平成 25年(2013年)11 月 1日第 113 号( 3)

二町谷埋立地

平和行政に関する展示(市民まつり) 入江地区の開発事業

質問�

初声町入江地区の

開発事業が着手されれば、

資機材の搬入車両や工事

車両などが出入りする。

 

近隣には小学校や高校、

県営住宅などがあり、十

分な交通安全対策が必要

だと考える。地元等との

協議の状況は。

�����

開発事業

者による住民説明会は、

まちづくり条例で規定す

る範囲である県営初声シ

ーサイドタウンや三浦臨

海高校などに加え、地元

区長や商工会議所、初声

地区の小中学

校に対しても

行ったと聞く。

 

説明会では、

周囲の生活環

境に関する質

問や意見が多く出され、

特に交通安全対策に関す

る項目が多かったと報告

を受けている。

情報の公表を

質問�

城ヶ島を中心とす

る新たな観光の核づくり

構想について、具体的な

進捗状況が見えてこない。

 

三浦市を愛する多くの

方々や市民の応援を得る

ため、その内容を積極的

に公表すべきではないか。

民間主導型の事業

であり、進捗状況が見え

にくい面があると思う。

 

地元を中心にして慎重

に事業が進められており、

時期を見て適切な情報提

供が行われると考える。

イベント間の連携

質問�

九月に市民有志に

より三崎開港祭が開催さ

れる。開港祭は、主催者

の異なるイベントをまと

めた企画で

ある。

 

イベント

間の連携に

ついては、

これまで何

度も質問を

したが、行

政の反応は

薄かった。

開港祭の開

催をきっかけに検討を進

めてはどうか。

既存イベントは、

毎年一定の時期に開催す

るものが多く、連携は難

しい面があると考える。

 

しかし、連携により集

客効果が増す可能性もあ

るので、今後も機会を捉

えて、主催者等に対して

提案していきたい。

都市環境部長

市長

市長

質問�

前定例会において

二町谷の土地売却に関す

る議案が提出され、議会

が可決したことで、土地

売買契約が成立した。

 

契約書には、契約成立

の確認と同時に契約保証

金を納入すると記載され

ているが、契約保証金は

納入されたのか。

 

また、契約成立から現

在までの経過について、

お聞きしたい。

七月十八日に契約

成立の確認手続を行った

が、現時点において契約

保証金は納入

されていない。

 

これまでの

間、契約保証

金の納入を求

め、相手方と

複数回の折衝を行ったほ

か、本市の顧問弁護士と

協議した上で、内容証明

郵便を用いた書面を送付

し、催告を行っている。

相手方の主張は

質問�

契約保証金につい

て、契約の相手方は、従

業員用の住宅の確保や船

の接岸などの条件が整わ

なければ支払わないと主

張していると聞くが、市

長の見解を伺いたい。

船舶の接岸許可な

ど、土地売買にかかわる

重要事項については、契

約締結前から十分な説明

を行っており、契約上、

特段の問題はない。

 

市としては、今後も相

手方に対して義務の履行

を求めていく考えである。

一日も早い決断を

質問�

契約保証金の納入

がないまま、既に一カ月

以上が経過

している。

明らかな契

約違反であ

り、今回の

土地売買契

約は解除す

べきだと考

える。

 

市長の一

日も早い決

断を強く望むが、いかが

か。

今後、なお状況に

進展が見られない場合に

は、契約解除を視野に入

れた対応を行うことにな

ると考える。

 

その場合は相手方と協

議を行い、市への負担や、

争いが生じることのない

よう、解決を図りたい。

市長

市長

市長

質問�

市長は前定例会に

おいて、恒久平和の理念

継承についての質問に対

し、みうら市民まつり等

で市民に訴えていくと述

べていたが、今後、どの

ような取り組みを行うの

か。

�平成二十二年度の

みうら市民まつりから、

平和行政に関するブース

を出展している。

 

市民まつりは来遊者が

非常に多く、ブースの出

展は効果的な取り組みだ

と考えている。

 

出展内容は

年を追うごと

に充実させて

おり、より一

層、次世代へ

の恒久平和の

理念継承が進むように工

夫をしていきたい。

認定基準の改善

質問�

八月に生活保護基

準が大幅に引き下げられ

たが、就学援助制度の認

定基準も連動して下がり、

制度から外れる児童・生

徒がいるのではないかと

心配している。

 

制度から外れる児童・

生徒が出ないよう、認定

基準の改善を求めるが、

いかがか。

��

生活保護基準引

き下げの影響をできるだ

け少なくすることが望ま

しいと考えるが、現在の

ところは、現行の基準を

維持する考えである。

 

就学援助の支給項目や

割合等については、今後

も検討を進めていきたい。

対象の拡大

住宅リフォ

ーム助成制度の効

果が上がっている。

 

町のにぎわいを

支える商店を応援

するため、制度の

対象を店舗等まで

広げることはでき

ないか。

市内の経済

活性化のために少

しでも寄与できる

ものであれば、検討した

いと考える。

 

店舗改修への助成は、

事業資金としての手当な

ど、他制度を活用するこ

とも考えられるので、ど

のような形で助成ができ

るのか検討課題としたい。

市長

教育長

質問

市長

開発に伴う交通安全対策

観光の核づくり、観光振興策

フォーラムみうら 

出口 

正雄

二町谷の土地売買契約

契約保証金の納入、契約解除

みうら市政会 

出口 

眞琴

平和行政の取り組み

就学援助、住宅リフォーム助成

日本共産党 

立本 

眞須美

一般質問

質問と答弁の要旨

 

一般質問とは、市政全般にわたって報告

や説明を求めたり、疑問をただすことをい

います。

 

今定例会では、十一人の議員が市政運営

について市側の考えをただしました。

Page 4: 総括質疑 特別委員会 - city.miura.kanagawa.jp · 副委員長 寺田一樹 委 員 立本眞須美 松原敬司 出口眞琴 草間道治 藤田 昇 市長に質疑市政全般にわたり総括質疑

三 浦 市 議 会 だ よ り平成 25年(2013年)11 月 1日 第 113 号 ( 4)

※デジタルサイネージ……デジタル技術を活用して、映像や情報を表示する広告媒体。電子看板とも呼ばれる

三浦市立病院 二町谷埋立地

認知症サポーター養成講座宮川公園の風力発電

質問�

防災情報の新たな

伝達手段として、デ

ジタ

ルサイネージによる情報

発信がある。

 

デジタルサイネージは、

平常時は周辺案内図や観

光情報等を、緊急時は防

災情報や気象警報などを

表示することができる。

 

本市の玄関口である三

浦海岸駅前や三崎口駅前

への設置を鉄道事業者に

働きかけてはどうか。

駅などの多くの人

が行き交う場所にデジタ

ルサイネージを設置する

ことは、さま

ざまな情報発

信の観点から

非常に有効だ

と考える。鉄

道事業者の協

力を得ながら、実現の可

能性について検討したい。

避難のための計画策定

質問�

平成二十五年六月

に災害対策基本法が改正

された。今後、市は避難

行動要支援者の避難支援

に係る全体計画の策定等

を行うこととなる。

 

全体計画の策定に当た

っては、日ごろから避難

行動要支援者とかかわり

のある方が参画すること

が必要ではないか。

避難行動要支援者

のニーズを把握するため、

福祉事業者等の関係者と

の協力体制が不可欠だと

考える。

 

地域に合わせた避難支

援が行えるよう、関係者

と協議を行い、全体計画

を策定したい。

地域での活動支援

市は認知症

サポーターの養成

に取り組んでおり、

認知症への理解と

地域での支援の輪

が広がっている。

 

今後は、認知症

サポーターのフォ

ローアップ研修会

の開催など、地域

での活動を支援す

る取り組みを行う

べきではないか。

�����

認知症サ

ポーターに対する活動支

援は必要だと考えている。

他市町村の取り組みや活

動について情報収集を行

うとともに、関係機関と

検討していきたい。

市長

市長

質問

保健福祉部長

質問�

二町谷埋立地につ

いての売買契約が成立し

たが、契約保証金の支払

いがない状況であり、一

般的には、この契約は破

棄して当然のものだと思

う。

 

三浦市の財政は非常に

厳しく、中でも土地開発

公社を解散するために活

用した第三セクター等改

革推進債が、本市の財政

を苦しめる一つの要因と

なっている。

 

今年度、第三セクター

等改革推進債償還事業特

別会計には、

埋立地の売却

収入として約

二十億円の歳

入が見込まれ

ている。売却

代金が支払われなかった

場合、今年度の市財政を

どうする考えか。

���

土地売却収入

約二十億円が見込めなく

なった場合、今年度にお

いては、第三セクター等

改革推進債償還事業特別

会計の予算で三セク債の

償還をするため、一般会

計から三億七千四百万円

を三セク会計に繰り出す

必要が生じる。

 

その財源としては、歳

入においては基金の活用、

徴収の強化を、歳出にお

いては予算の執行抑制と

して事業の休止、一部削

減等を検討している。

道路管理者の考えは

質問�

上宮田地区で特別

養護老人ホームの施設整

備が行われているが、既

存施設の解体工事の際に、

そこに通っていた市道が

一緒に整備されてしまい、

どこが市道

かわからな

い状態とな

った。

 

市道の工

事は市、警

察ともに無

許可で行わ

れたようだ

が、この行

為に対する

市の考えは。

�����

当該地を

確認したところ、建物の

取り壊し工事により隣接

する市道に損傷があった

ものと認識している。

 

道路管理者の三浦市と

しては、今回の行為は、

道路法の規定に違反して

いる行為として遺憾であ

ると考えている。

政策部長

都市環境部長

質問�

長野県下條村は、

人口増加のため、若者向

け村営住宅の建設など、

三十以上の子育て支援策

を行い、平成十六年度に

は合計特殊出生率が二・

五九となり、「奇跡の村」

と呼ばれている。

 

下條村のようにインパ

クトがあり、わかりやす

い子育て支援策をとるこ

とで、若者の流出を防ぎ、

転入者をふやすことにな

ると考えるが、いかがか。

住宅家賃補助など、

若者や子育て世代の定住

促進策が必要

という考えは

私も同じであ

る。子育て支

援策は人口増

加策の鍵とな

るので、これからも力を

入れていきたい。

人口減少の問題意識共有

質問�

定住促進には、市

民や事業者との連携が重

要であり、人口減少に関

する問題意識をどのよう

に共有するかは大きな課

題だと考える。

地域を挙げて人口増加策

を推進するために、協議

会や研究会を立ち上げて

はどうか。

人口の流出を抑え、

転入を促進することは、

行政だけでの実現は難し

いと考える。

 

市民や事業者との連携

が大変重要であり、いた

だいた提案は今後の取り

組みの参考としたい。

再生可能エネルギー推進

質問�

宮川公園の風力発

電が市のシンボルとなっ

ているように、再生可能

エネルギー

は、ロハス

の町・三浦

のイメージ

と合致する。

 

市役所に、

再生可能エ

ネルギー推

進のための

部署を新た

に設置して

はどうか。

再生可能エネルギ

ーの普及に積極的に取り

組むために、新たな組織

体制をつくることは有効

だと考える。

 

現在の担当課において、

再生可能エネルギーの推

進について検証を行い、

今後の組織のあり方を検

討していきたい。

市長

市長

市長

質問�

①市立病院は、こ

とし九月から介護事業所

として訪問リハビリなど

を行うが、これは市民に

とって、どのようなメリ

ットになるのか。

 

②市立病院のリハビリ

テーション科は今年度、

人数をふやしたが、活動

や業務内容を伺いたい。

�����

①今まで

本市になかった訪問リハ

ビリテーションを行う事

業者ができ、受けられる

サービスの選択肢がふえ

ることは市民のメリット

となる。

�����

 

リハビリテー

ション科の新

体制として、

マンツーマン

リハ、リハスタッフによ

る退院前訪問の実施、訪

問リハの拡充などを進め

る方針であり、準備を進

めている。

市民とともに取り組みを

質問�

三浦市では、一般

ごみの焼却を横須賀市に

委託するに先立ち、ごみ

の減量とごみ質の改善の

ため、ごみダイエット大

作戦に取り組んできた。

 

①さまざまな取り組み

を経て、現在のごみ処理

の状況はいかがか。

 

②市民の意識や活動を

育てつつ、さらに減量、

資源化を進めるための取

り組みを伺いたい。

②現在、ごみダイ

エット大作戦について、

市民向けのパンフレット

を作成している。

 

本市のごみ処理

の現状や費用、市

民の皆様にご協力

いただきたいこと

などを掲載し、市

民や事業者の皆様

とともに取り組み

が行われるよう情

報を発信したい。

�����

平成二十四年度は、

市民や事業者と一

丸となってごみダ

イエット大作戦に

取り組み、一般ごみのプ

ラスチック類混入率は目

標の五%を達成した。

 

本年度も引き続きアク

ションプログラムを策定

し、市民の皆様とともに

ごみの減量化及び資源化

の推進に取り組みたい。

保健福祉部長

総病院長

市長

都市環境部長

新たな情報発信手段

災害時の避難支援、認知症対策

公明党 

藤田 

※は欄外に説明を記載

三浦市財政への影響は

工事による市道損傷

フォーラムみうら 

寺田 

一樹

子育て世代への支援策

人口増加策、再生可能エネルギー

みうら市政会 

石川 

市立病院での介護事業

ごみダイエット大作戦

日本共産党 

石橋 

むつみ

Page 5: 総括質疑 特別委員会 - city.miura.kanagawa.jp · 副委員長 寺田一樹 委 員 立本眞須美 松原敬司 出口眞琴 草間道治 藤田 昇 市長に質疑市政全般にわたり総括質疑

三 浦 市 議 会 だ よ り 平成 25年(2013年)11 月 1日第 113 号( 5)

※SNS(social networking service)……インターネット上で、社会的ネットワークを構築するサービス

みうら夜市崩落対策がされたがけ地

旧三崎高校 三崎中学校

質問�

五回目のみうら夜

市が八月十三日、十四日

に三崎下町商店街を会場

に開催されたが、開催状

況はどうだったのか。

 

より充実した夜市とす

るため、次回への課題が

あれば、お聞きしたい。

  

ことしは、日

程をお盆の期間に固定し

てから二回目の開催にな

る。来客数が昨年より三

千百人増加しているが、

これは二日間とも天候に

恵まれたこと、開催日が

浸透してきたことによる

ものだと思う。

 

今後は、フ

ェイスブック

やラインなど、

NSを活用

したPRに力

を入れていきたい。

地域とのつながり

質問�

人口減少や少子化

の影響で市内の子ども会

が減少し、会員の子供も

減少していることから、

今後の存続を危ぶむ声が

出ている。

 

教育委員会は、こうし

た現状をどのように受け

とめているのか。今後、

子ども会活動を活性化さ

せる方策があればお聞き

したい。

��

子ども会の組織

づくりや会への加入は地

域や本人等の意思に委ね

られるため、減少の流れ

を直接食いとめることは

難しいと考えている。

 

一方で、市内の青少年

指導員連絡協議会では、

子ども会とのつながりを

強化していこうと

いう機運が高まっ

ているので、教育

委員会としても活

動を支援していき

たい。

子育て支援

育児を応援

する行政サービス

ガイド「ママフレ」

が七月に市の公式

ホームページ上に

オープンした。

 

今後、このサイトをど

う周知していくのか。

�����

現在、サ

イト周知のためのリーフ

レットを作成中であり、

完成後は妊娠届出書の受

け付け時などに配布する

予定である。

経済部長

教育長

質問

保健福祉部長

質問�

二町谷埋立地の売

買契約に関しては、契約

保証金の納付義務の履行

を保証する担保がとれて

いない状態であり、契約

解除の判断を先延ばしす

る必要はないと考える。

 

契約解除に伴う三セク

債の元金償還額三億七千

四百万円は、十二月議会

に補正予算が提案できる

よう作業をすることが必

要ではないか。

補正予算を計上す

るには、まず三億七千四

百万円の財源を確保しな

ければならな

い。確実な歳

入歳出の見込

みを確定させ

ることは難し

いため、平成

二十六年の三月定例会で

補正をする考えである。

 

また、事業の見直し内

容により、一部の補正予

算を本年十二月定例会に

提案する可能性がある。

開催地への応募

質問�

神奈川県と県内の

観光系の学部・学科を有

する大学で構成する、か

ながわ観光大学推進協議

会では、毎年、かながわ

移動観光大学として観光

振興にかかわるセミナー

を行っている。

 

三浦市の観光振興を図

るために、かながわ移動

観光大学の開催地として

応募する考えはないか。

かながわ移動観光

大学の開催は、課題や地

域の現状などを踏まえた

観光振興の方策や方向を

見出すには有効だと思う。

他市の開催内容なども踏

まえながら考えたい。

跡地利用

三崎

中学校の跡

地利用につ

いては、今

年度中の利

用方法策定

を目標に、

検討委員会

でたたき台

を作成するとのことであ

った。

 

検討状況と、今後の進

め方をお聞きしたい。

三崎中学校跡地等

利用検討委員会を設置し

て会議を開催しており、

今後は、市職員や議会の

意見等を踏まえて市民ア

ンケートを実施し、利用

方針を作成していきたい。

市長

市長

質問

市長

質問�

三浦市の子供たち

が成人になったとき、あ

るいは三十年後、五十年

後へ、どんな贈り物がで

きるのかを考えた。

 

今の三浦市の環境や財

政を考えると、残せるも

のは極めて限定されるが、

その中で考えついたのが

防災林である。

 

三浦市の市有地で、防

災林をつくるのに適した

土地はあるか。

三浦市の市有地は、

斜面地や面積の小規模な

ものが大変多い。

 

住宅地との

位置関係から

も、火事や地

震などの自然

災害時に市民

が安全に避難

できる防災林を整備する

のに適した土地がないの

が現状である。

質問�

市有地には適地が

ないという答弁だったが、

三十年後には人口減少や

都市計画に伴って適地が

出てくる可能性がある。

 

これからの三浦市に合

った植生や、人口分布等

を含めた適地について研

究を始めてはどうか。

財政的に厳しい三

浦市が、将来の市民の安

全のために役立つ林を残

してあげられるとすれば、

非常にすばらしいことだ

と率直に感じている。

 

今後、三浦市に適合し、

かつ防災機能にすぐれた

植生や、適地についての

研究をしていきたい。

がけ地の災害防止

質問�

三浦市はがけ地の

多い土地柄である。そう

いったところの擁壁は、

従来はコン

クリートで

つくってい

たが、コン

クリートは

使わずに、

植生を利用

したものに

できないか。

がけ

地などの崩

落対策工事を行うには、

一般的にコンクリートな

どで覆う工法が多いが、

近年では、コンクリート

の枠に樹木を残す工法も

採用されている。

 

がけ地の勾配や土質な

どを考慮しつつ、可能な

限り植生による工法を採

用するということは必要

なことだと考える。

市長

市長

市長

質問�

旧三崎高校跡地で

の市民交流拠点整備事業

は、現時点で二カ月以上

スケジュールがおくれて

いる。七月に予定してい

た事業者との基本協定の

締結は半年おくれる見込

みであり、状況次第では

さらに延期されると聞く

が、市長の考えは。

 

基本協定の締結ができ

ないときは、今回の事業

者選定を白紙に戻し、募

集要項を早急に見直して

再募集すべきではないか。

スケジュールがお

くれているこ

とは事実であ

り、なるべく

早く契約候補

者の選定を終

了させたい。

 

結果として契約候補者

の選定ができなかった場

合は、募集要項を見直し

ての再募集を検討したい。

適正な処理を

質問�

台原地区での農地

造成について、高い盛り

土がされていることへの

指導をお願いしたが、そ

の後、変化があったのか。

 

今後、土砂の撤去につ

いて、業者と地権者にど

のような指導をするのか。

土砂は最大で二万

六千三百立方メートルほ

どあったが、ことし七月

末時点では約一万六千立

方メートルとなっており、

土砂の高さも五メートル

程度下がっている。

 

今後も指導を続けて、

もとの畑の形に戻ること

を目指したい。

審議内容の公表

三浦市のホ

ームページには、

教育委員会定例会

の会議録は掲載さ

れていないため、

教育委員会の審議

内容は、当日に傍

聴しないと知るこ

とができない。

 

教育及び教育委

員会に対する市民

の理解と関心を高

めるためにも、早急にホ

ームページでの公表を行

うべきだと考える。

��

教育委員会の会

議の内容を公表すること

は、市民に情報提供をす

る有効な手段だと考える

ので、今後、対応したい。

市長

市長

質問

教育長

にぎわう三崎下町に

子ども会、ママフレ

みうら市政会 

神田 

眞弓

※は欄外に説明を記載

契約解除に伴う予算措置

移動観光大学、三崎中学校跡地

日本共産党 

小林 

直樹

将来に残せるものは

植生の研究・利用を

フォーラムみうら 

北川 

年一

市民交流拠点整備事業

農地造成、教育委員会の審議

みうら市政会 

石原 

正宣

Page 6: 総括質疑 特別委員会 - city.miura.kanagawa.jp · 副委員長 寺田一樹 委 員 立本眞須美 松原敬司 出口眞琴 草間道治 藤田 昇 市長に質疑市政全般にわたり総括質疑

三 浦 市 議 会 だ よ り平成 25年(2013年)11 月 1日 第 113 号 ( 6)

第 3回定例会の本会議録は、12月上旬から市役所市民協働課、図書館、またはホームページ内の会議録検索システムで閲覧できます。

☆�

請願書・陳情書は、どなたでも提出することがで

きます。

☆�

請願は、一人以上の紹介議員が必要となります

が、陳情は紹介議員の必要はありません。

☆�

書式等は、整理の都合上、次の例にならってくだ

さい。

 

・�

用紙はA4版を使用し、横書きとしてくださ

い。

 

・�

趣旨は箇条書きにするなど簡潔明瞭に書いてく

ださい。

 

・�

内容が幾つかにわたる場合(道路問題と学校問

題など)は、内容ごとに別の請願(陳情)とし

てください。

 

・�

請願(陳情)者が複数の場合は、代表者を決め

てください。

 

・�

署名簿がある場合は添付してください。

  

��(コピーは不可。請願書への署名者は押印が必

要です)

☆�

請願(陳情)者は、希望する場合、委員会に出席

して趣旨説明をすることができます。

☆�

請願・陳情は、三、六、九、十二月に開催される

市議会定例会で審査されます。提出期限は議会だ

より、市議会ホームページでご確認ください。

☆�

請願(陳情)者の氏名などは、会議録等で一般に

公開されますので、あらかじめご了承ください。

☆�

詳しくは議会事務局までお問い合わせください。

(電話八八二―一一一一内線四六二)

  請 願 書 ・ 陳 情 書 の 提 出 方 法

○○○についての請願書

紹介議員  ○○○○ 印      ○○○○ 印(署名または記名押印)

(請願書の表紙)

(請願書・陳情書の本文)

○○○についての請願(陳情)書

請願(陳情)の趣旨

請願(陳情)の理由

平成 年 月 日三浦市議会議長 様

     住所     氏名 ○○○○ 印(法人の場合は名称、代表者氏名)

本市への行政視察(平成25年 1月~ 9月)

№ 月日 市・町名 視察事項

1 1 /25 福島県会津若松市 三浦市東京支店「なごみま鮮果」について

2 2 / 6 山口県宇部市 みうらシティ・セールス・プロモーションについて

3 4 /23 福岡県芦屋町 下町・城ヶ島地区活性化事業について

4 7 /29・30 秋田県にかほ市新たな観光の核づくり事業について三崎水産物地方卸売市場の概要について

5 7 /31 宮城県利府町行政評価システムについて「行政革命戦略  5つの宣言」について

 

九月から十月の間に、

二回の委員会を開催しま

した。

 

その中で交わされた議

論や決定したことは、主

に次のとおりです。

九月二十日の審査

○議会基本条例運用基準

(案)について

・�

議会基本条例の制定に

伴って、会議規則や委

員会条例の改正、委員

会の傍聴に関する規程

の整備が必要である。

・�

議会報告会の開催に当

たっては、議会運営委

員会を中心に、開催テ

ーマの決定や使用する

資料、市民への周知方

法などを協議し、決定

する。

・�

政策討論会は、全議員

で構成し、座長、副座

長は正副議長とする。

・�

政策討論会の議題の決

定や運営に関すること

は、議会運営委員会を

中心に協議し、決定す

る。

・�

委員会で行う議員間の

討議は、委員の申し出

により行うが、委員長

が討議の実施を促すこ

ともできるようにする。

十月八日の審査

○議会基本条例運用基準

(案)について

・�

条例で会派について規

定することに伴い、会

派の結成、変更等の手

続を定める。

・�

本会議の一般質問で一

問一答を行う場合は、

発言通告書の内容は、

詳細な記載に努めるも

のとする。

・�

議会図書室については、

管理に関する規程を基

本条例制定と同時期に

定める。

○十月一日から三十一日

までの間に、議会基本条

例(素案)についての意

見募集を、十月二十四日

には、同条例(素案)に

ついての市民説明会を行

いました。

 

この結果は、次号の

「三浦市議会だより」に

掲載する予定です。

 

次の委員会は、十一月

十一日(月)午前十時か

らの予定です。ぜひ傍聴

にお越しください。

 

また、委員会の概要は

三浦市ホームページ(市

議会のページ)から、委

員会の記録は会議録検索

システムからごらんにな

ることができます。

議会基本条例(素案)

について、市民意見の

募集と市民説明会を行

いました。

議会基本条例策定等

特別委員会

〜審査の概要〜

委員会の審査(左側は傍聴議員)

市民説明会に向けての打ち合わせ

 

九月定例会では、次の陳情が提出され、都市厚生常任

委員会で審査を行いました。

◎違法な臓器生体移植を禁じることを求める陳情書

趣旨 

本陳情は、市民が臓器移植を受けることを目的に

中国へ渡航することを禁止する条例を制定すること

を求めています。

  

�� 

また、同様の法律を制定することや、中国政府に

違法な臓器取引を直ちに停止するよう促すことを、

国に強く要求することを求めています。

審査結果  

審議未了

 

なお、総務経済常任委員会と都市厚生常任委員会で継

続審査中の陳情各一件は、いずれも引き続き継続審査と

なりました。

陳情の審査

Page 7: 総括質疑 特別委員会 - city.miura.kanagawa.jp · 副委員長 寺田一樹 委 員 立本眞須美 松原敬司 出口眞琴 草間道治 藤田 昇 市長に質疑市政全般にわたり総括質疑

三 浦 市 議 会 だ よ り 平成 25年(2013年)11 月 1日第 113 号( 7)

反対討論�

日本共産党 

立本�

眞須美

 

平成二十四年度は、土地開発公社の解散に伴う借金返済の

ため、一般会計から五億八千万円余が特別会計に繰り出され

ている。また、市税収入は減少しており、これらによる財政

の逼迫は、市民生活のさまざまな場面に影響を及ぼしている。

 

二十四年度は、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、

介護保険料が値上げされ、水道事業では、生活保護受給者の

福祉減免がカットされた。また、高齢者の敬老事業がなくな

るなどサービスが低下し、児童・生徒の教育関連事業にも影

響をしている。

 

今後、市財政はかつてない厳しさに直面する。難局を切り

開く英知を市職員に期待したい。

賛成討論�

みうら市政会 

出口�

眞琴

 

厳しい財政状況の中、市民に負担をかけないよう、経常的

な経費の削減や事業の縮減・休廃止、受益者負担の適正化等

の取り組みを行っている。特に、徴収業務の強化や滞納処分

の促進などの歳入増加策、人件費の削減に向けた給与の見直

しや職員数削減による歳出削減策は、成果が出ている。

 

また、震災以降、市民の安心・安全を見据え、災害備蓄品

の充実や、市民用避難マニュアルや津波ハザードマップの全

戸配布をしたことは大きな成果である。

 

今後は、二町谷埋立地の売却や旧三崎高校跡地の利活用な

ど、三浦市財政に大きく影響する課題の解決に向けて、市長

初め、職員が一丸となり行政執行に邁進することを期待する。

 

賛成討論�

公明党 

藤田 

 

平成二十四年度は、歳入増加策として市税収入の収納体制

の強化や、ふるさと納税、財産貸し付けなどに取り組み、歳

出削減策としては、職員給与の見直し、焼却ごみ処分事業費

の削減などに積極的に取り組んできた。

 

地域経済浮揚策としては、教育旅行誘致事業に取り組み、

営業活動の成果があらわれてきている。また、防災・減災の

取り組みとしては、各避難所運営委員会の推進、災害備蓄品

の整備などを行い、市民の安心・安全対策を図っている。

 

二町谷埋立地の売却や旧三崎高校跡地の利活用など、本市

を取り巻く環境は非常に厳しいが、市長を先頭に、職員一人

一人のなお一層の努力と、効率的な事業の執行を期待する。

本 会 議 に お け る 討 論議案第42号 平成24年度三浦市一般会計決算の認定について

福島第一原子力発電所における汚染水流出問題について政府の直轄による早急な改善を求める意見書

 東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から 2年半が経過した。原発事故による放射能汚染水の海への流出、タンクからの水漏れが明らかとなり、福島の漁業者は 9月開始予定の試験操業が急遽中断、延期となるなど、窮地に立たされている。 三浦市の漁業は基幹産業の一つであり、三浦市経済の大きな支え手となっている。漁業者のみならず、関係者は、これまでも風評被害による魚価の低迷など甚大な影響を被ってきた。今回の汚染水海洋流出が与える影響は計り知れない。海の汚染は将来にわたり影響し、漁業者の暮らしを脅かすものである。 汚染水の処理は、福島原発事故に対応する上で決定的な問題であり、もはや汚染水対策を東京電力にゆだねる事は出来ない。 国の責任で汚染水の海洋への流出を止める方策を緊急に講じる必要がある。 よって、事故対策について、非常事態との認識のもと、政府が全責任を負い、汚染水海洋流出問題の事故対策を抜本的に改めることを要望する。

提出先 ��内閣総理大臣、経済産業大臣、復興大臣、原子力規制委員会委員長

地方税財源の充実確保を求める意見書

 地方財政は、社会保障関係費などの財政需要の増加や地方財政の低迷等により厳しい状況下にあり、市が住民サービスやまちづくりを安定的に行うためには、地方税財源の充実確保が不可欠である。 よって、国においては、次の事項の実現を強く求める。1 地方交付税の増額による一般財源総額の確保について(抜粋)( 1 �)社会保障関係費の増など、地方の財政需要を地方財政計画に的確に反映することにより、一般財源総額を確保すること。

( 2 �)地方の固有財源である地方交付税は、本来の役割である財源保障機能・財源調整機能が的確に発揮されるよう増額すること。

2 地方税源の充実確保等について(抜粋)( 1 �)地方が担う事務と責任に見合う税財源配分を基本とし、当面、国と地方の税源配分を「 5: 5」とすること。その際は、地方消費税の充実など、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系を構築すること。

( 2 �)個人住民税は、充実確保を図るとともに、「地域社会の会費」という性格を踏まえ、政策的な税額控除を導入しないこと。

提出先 内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、内閣官房長官、内閣府    特命担当大臣(経済財政政策)

森林吸収源対策及び地球温暖化対策に関する地方の財源確保を求める意見書

 地球温暖化防止のための温室効果ガスの削減は、我が国のみならず地球規模での重要かつ喫緊の課題となっており、森林の持つ環境保護機能などに対する国民の関心と期待は大きくなっている。 また、我が国は、京都議定書で設定した温室効果ガス排出削減義務6%のうち、 3 . 8 %を森林吸収量で確保することを目標としている。 このような経過を踏まえ、温暖化対策のための石油石炭税の税率の特定措置を導入したが、税収の使途はCO 2排出抑制対策に限定され、森林吸収源対策や地球温暖化対策に関する地方の財源とされていない。 地球温暖化防止をより確実なものとするためには、森林吸収源対策や再生可能エネルギーの活用を市町村が主体的に取り組むことが不可欠であり、そのための恒久的・安定的な財源の確保が必要である。 よって、国においては、自然災害などの脅威から国民を守るための森林・林業・山村対策の抜本的な強化をはかるとともに、CO 2吸収源として重要な機能を有する森林の整備・保全等を推進する市町村に対し、石油石炭税の税率の特例による税収の一定割合を森林面積に応じて譲与する仕組みを構築するよう強く求める。

提出先 内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、農林水産大臣、環境大臣

 

市議会は、市の公益にかかわ

る意見や希望を意見書として、

内閣総理大臣、国会、関係行政

庁に提出する事ができます。

 

今定例会で可決した三件の意

見書の概要は次のとおりです。

Page 8: 総括質疑 特別委員会 - city.miura.kanagawa.jp · 副委員長 寺田一樹 委 員 立本眞須美 松原敬司 出口眞琴 草間道治 藤田 昇 市長に質疑市政全般にわたり総括質疑

三 浦 市 議 会 だ よ り平成 25年(2013年)11 月 1日 第 113 号 ( 8)

第 3回定例会の本会議録は、12月上旬から市役所市民協働課、図書館、またはホームページ内の会議録検索システムで閲覧できます。

本会議での議案等の審議結果

【議 案】�

第31号� 平成24年度三浦市病院事業会計決算の認定について第37号� 三浦市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例第38号� 三浦市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例第39号� 三浦市介護保険条例等の一部を改正する条例第40号� �三浦市病院事業企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の

一部を改正する条例第41号� 三浦市火災予防条例の一部を改正する条例第46号� 平成24年度三浦市市場事業特別会計決算の認定について第47号� 平成24年度三浦市公共下水道事業特別会計決算の認定について

第49号� 平成25年度三浦市一般会計補正予算(第 3号)第50号� 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて第51号� 公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて

【意見書案】�第 4号� �森林吸収源対策及び地球温暖化対策に関する地方の財源確保を

求める意見書第 5号� 地方税財源の充実確保を求める意見書第 6号� �福島第一原子力発電所における汚染水流出問題について政府の

直轄による早急な改善を求める意見書

番 号 件        名 審議結果

みうら市政会 フォーラムみうら 日本共産党 公明党

神田� 

眞弓

石川  

岩野 

匡史

出口 

眞琴

草間 

道治

中谷 

博厚

石原 

正宣

寺田 

一樹

出口 

正雄

松原 

敬司

北川 

年一

石橋むつみ

立本眞須美

小林 

直樹

藤田  

【議案】第32号

平成24年度三浦市水道事業会計決算の認定について 原案認定 ○ ○

※議長は表決に加わらない

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● ● ○

第42号 平成24年度三浦市一般会計決算の認定について 〃 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● ● ○

第43号 平成24年度三浦市国民健康保険事業特別会計決算の認定について 〃 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● ● ○

第44号 平成24年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について 〃 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● ● ○

第45号 平成24年度三浦市介護保険事業特別会計決算の認定について 〃 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● ● ○

第48号平成24年度三浦市第三セクター等改革推進債償還事業特別会計決算の認定について

〃 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● ● ○

〈全員賛成で議決した議案〉

〈賛否が分かれた議案〉 ○賛成 ●反対

 平成25年第 4回定例会は、次の日程により開かれる予定です。

月 日 曜日 会 議 名 等

11月25日 月 招集告示

27日 水 議会運営委員会(日程・審議方法等決定)

12月 2 日 月 本会議(一般質問)

3日 火 本会議(一般質問)

4日 水 本会議(一般質問)

5日 木 総務経済常任委員会

6日 金 都市厚生常任委員会

10日 火議会基本条例策定等特別委員会

財政問題等特別委員会

13日 金 本会議(委員長報告・採決)

※請願・陳情の提出期限は11月26日(火)です。

◆�三浦市議会の本会議及び委員会は公開されていますので、自由に傍聴することができます。 ��傍聴を希望する方は、市役所本館 4階の受付で、住所、氏名、年齢を記入してください。◆�三浦市議会では、「市民に開かれた議会」の実現に向けた取り組みの一環として、ユーストリームを活用した本会議の試験配信を第 4回定例会より実施します。◆お問い合わせは議会事務局へ   電話  0 4 6 − 8 8 2 − 1 1 1 1  内線 4 6 2 ・ 4 6 3

 

定例会後に任期満了を迎える、

教育委員会委員及び公平委員会

委員の任命(選任)をするため

の議案が提出され、いずれも原

案のとおり同意することに決し

ました。

教育委員会委員

三 

壁 

伸 

雄 

公平委員会委員

江 

川 

公 

明 

人 事

ホームページのご案内 三浦市議会のホームページでは、定例会の日程や議案の審議結果、提出した意見書、会議録など、議会に関する情報がごらんいただけます。

 三浦市議会のホームページは

(三浦市議会トップページ) (会議録検索システム)