政策の達成度への厳しい評価 -...

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72 APRIL 2007 はじめに 政府は,国民が求める政策を実行する必要 があるが,何をすべきかを決めるのは,そう 単純ではない。政府のあり方や目指すべき政 策をめぐって,例えば,「大きな政府」か「小 さな政府」か,あるいは「積極財政」か「財政再 建」か,といった様々な議論が行われている。 NHK放送文化研究所が参加している国 際 比 較 調 査 グ ル ー プ,ISSP(International Social Survey Programme)の2006年のテー マは,この「政府の役割」であった。政府の あり方をめぐる論議は,各国の研究者にとっ て関心の高いテーマと言える。 ISSPには現在,世界41の国や地域が参加 して,共同で作成した共通の質問をそれぞれ 母国語に翻訳して,毎年同じテーマの調査を 行っている。「政府の役割」調査では,政治 への関心度や政府の取り組みに対する評価, 政府に求める政策などについて尋ねている。 各国の調査データが出揃い国際比較が可能 になるのは数年後になる見通しであるため, 本稿では,昨年11月に実施した日本の調査 結果の概要を報告する。1章では,政府の取 り組みに対する評価,それに政治家や官僚に 対する信頼感の質問から,国民が政府に対し て厳しい目を向けている現状を取り上げる。 その上で,2章では,ここ数年「格差社会」の 問題が論議されていることを受けて,自分の 階層の認識と政府に対する評価や政府に求め る政策との関連を分析する。 「ISSP 政府の役割 2006」調査の概要 調査時期 : 平成 18 年 11 月 18 日~ 26 日 調査方法 : 配付回収法 調査対象 : 全国 16 歳以上の男女 1,800 人 (住民基本台帳から層化無作為 2 段抽出) 調査有効数(率):1,231人(68.4%) 1 政府や政治家に対する厳しい目 政治には「まあ関心がある」が半数 まず,政治についてどの程度関心があるか を尋ねた結果から見ていこう。選択肢は「非 常にある」「かなりある」「まあある」「あま りない」「まったくない」の5段階で,真ん中 の「まあ関心がある」と答えた人が49%で,2 人に 1 人の割合で最も多かった。 「非常に」「かなり」を合わせた「関心があ る」人は 69% で,「関心がない(あまり + まっ たく)」人の27%を大きく上回ってはいる。 しかし,関心はあるといっても強い関心があ るわけではない。 「関心がある(非常に + かなり + まあ)」人 政策の達成度への厳しい評価 ~「政府の役割 2006」調査から~ 西久美子

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72  APRIL 2007

はじめに政府は,国民が求める政策を実行する必要

があるが,何をすべきかを決めるのは,そう単純ではない。政府のあり方や目指すべき政策をめぐって,例えば,「大きな政府」か「小さな政府」か,あるいは「積極財政」か「財政再建」か,といった様々な議論が行われている。NHK放送文化研究所が参加している国

際比較調査グループ,ISSP(International Social Survey Programme)の2006年のテーマは,この「政府の役割」であった。政府のあり方をめぐる論議は,各国の研究者にとって関心の高いテーマと言える。ISSPには現在,世界41の国や地域が参加

して,共同で作成した共通の質問をそれぞれ母国語に翻訳して,毎年同じテーマの調査を行っている。「政府の役割」調査では,政治への関心度や政府の取り組みに対する評価,政府に求める政策などについて尋ねている。各国の調査データが出揃い国際比較が可能

になるのは数年後になる見通しであるため,本稿では,昨年11月に実施した日本の調査結果の概要を報告する。1章では,政府の取り組みに対する評価,それに政治家や官僚に対する信頼感の質問から,国民が政府に対して厳しい目を向けている現状を取り上げる。

その上で,2章では,ここ数年「格差社会」の問題が論議されていることを受けて,自分の階層の認識と政府に対する評価や政府に求める政策との関連を分析する。

「ISSP政府の役割 2006」調査の概要

調査時期 : 平成 18 年 11 月 18 日~ 26 日調査方法 : 配付回収法調査対象 : 全国 16 歳以上の男女 1,800 人(住民基本台帳から層化無作為 2段抽出)調査有効数(率):1,231 人(68.4%)

1 政府や政治家に対する厳しい目政治には「まあ関心がある」が半数まず,政治についてどの程度関心があるか

を尋ねた結果から見ていこう。選択肢は「非常にある」「かなりある」「まあある」「あまりない」「まったくない」の5段階で,真ん中の「まあ関心がある」と答えた人が49%で,2人に1人の割合で最も多かった。「非常に」「かなり」を合わせた「関心があ

る」人は69%で,「関心がない(あまり+まったく)」人の27%を大きく上回ってはいる。しかし,関心はあるといっても強い関心があるわけではない。「関心がある(非常に+かなり+まあ)」人

政策の達成度への厳しい評価~「政府の役割 2006」調査から~

西久美子  

73APRIL 2007

の割合を性年代別に(図1)に示した。50代以上の男性は,8割以上が「関心がある」と答えていて,政治への関心が高い。政治への関心は若い人たちで低いと言われ続けてきたが,男性のグラフを見ると50代以上と40代の間で一つの段差があり,さらに30代と20代との間で段差が見られる。

男女を比べると,全体では女性のほうが政治への関心は低いが,30~40代と60代はほとんど差がない。若い人ほど政治への関心が低いとか,男性

より女性のほうが低いと単純には言えない。また,政治の動きを知るために,テレビ・新聞・インターネットをどの程度利用するかを尋ねた質問では,86%の人がテレビで,政治に関するニュースや番組を見ることが,「よく」または「ときどきある」と答えて一番多かった。新聞の政治記事を読んでいるのは70%,インターネットを利用して政治情報を得ている人も20%いた。テレビは全ての性や年齢を通じて利用頻度は高いが,新聞は40代以上で全体より高い傾向がある。一方20~40代はインターネットの利用が全体より高い。利用するメディアは年齢層によって異なる傾向が見られた。さらに,政治について周囲の人と話題にす

ることがあるかどうかを尋ねたところ,「あ

る(よく+どきどき)」という人は54%で,「ない(あまり+ほとんど)」人の45%を上回った。政治について話題にする人の割合は,40~50代の男女中年層と60代以上の男性高年層で全体より高い。政治に関心の高い層と,政治について周囲の人と話すことが多い層がある程度重なっていることがわかる。

治安に対する不安それでは,最近の日本政府の政策に対して

どのように見ているのだろうか。「政府の役割」といっても,その内容は,国民一人一人の生活保障から,社会全体の安全を保つこと,さらには他の国々との外交に関するものまで多岐にわたる。調査では,「病気の人に必要な医療を施すこと」「高齢者がそれなりの生活水準を維持すること」「日本の安全に対する脅威に対処すること」「犯罪の取締り」「失業対策」「環境保護」の6項目について,どの程度成功しているかを,「とても成功している」から「まったく成功していない」までの5段階で尋ねた(図2)。

図1 政治に関心がある人

0102030405060708090100

16~29歳 30代

47

65 67 6977

63

868182

6870

52

40代 50代 60代 70代~

男性女性

%

図 2 政策の評価

環境保護

失業対策

犯罪の取締り

安全対策

高齢者の生活維持

医療

とても成功しているまあ成功しているどちらともいえない

あまり成功していないまったく成功していないわからない・無回答

14%1 34 29 1110

71 34 35 1113

152 24 37 715

152 30 29 1311

192 33 27 811

233 33 26 88

74  APRIL 2007

結果は,6項目全てで,「成功していない(あまり+まったく)」が「成功している(とても+まあ)」を上回った。全体的に,政府の政策に対する評価は厳しい。最も評価が厳しかったのは「犯罪の取締り」

であった。「成功していない」と答えた人の割合は52%に上り,中でも20代女性と30代男性では4人に1人が「まったく成功していない」と最も厳しい評価をしている。内閣府が毎年実施している「社会意識に関

する世論調査」では,日本の「悪い方向に向かっている」分野について24項目の中から複数回答で尋ねている。2005年の調査では,「治安」を挙げた人は48%に上り,それまで上位を占めていた「国の財政」や「雇用・労働条件」に代わり,初めてトップになった。2006年の調査では38%とやや下がったものの,やはり「治安」を挙げる人が最も多く,とくに30代男女で高くなっている1)。ここ数年,幼い子供が犠牲になる凶悪事件が相次ぎ,大きく報道された。各地の小学校で,教師や保護者が引率して集団登下校したり,地域の人が防犯パトロールをしたりするなどの対策を講じたところもある。実際に凶悪な犯罪発生件数が増えているかどうかの問題とは別に,人々の間に治安が悪化しているという不安感が広がっている事が調査結果から窺える2)。

比較的評価されている医療政府の政策に対する評価が全体的に厳しい

中で,他の分野に比べると比較的評価されていたのは「医療」分野であった。「成功していない」=〔否定派〕と「どちらともいえない」=〔中間派〕と答えた人はいずれも3割程度で,これよりやや割合は少ないものの,「成功し

ている」と前向きに評価する人=〔肯定派〕も26%いて,評価が分かれている。前出の内閣府「社会意識に関する世論調査」

では,日本の「良い方向に向かっている分野」についても尋ねている。「悪い方向」と同じ24項目の中から,「良い方向に向かっている」として挙げた人が最も多いのは「医療・福祉分野」で,2006年は23%だった。「医療・福祉」は現在の質問形式となった平成10年以降8年連続でトップとなっている。政府の政策として「医療」が比較的評価されていることと符合する。

どの分野の支出を望むか次に,今後の政策について人々がどう考え

ているのかを見るために,政府支出の8つの分野について,予算を今よりも増やすべきか,それとも減らすべきかを尋ねた。分野は「保健医療」「環境」「警察裁判」「教育」「防衛」「年金」「失業手当」「文化芸術」の8つである。「どちらかといえば」を含めて,「増やす

べきだ」という答えが最も多かったのは「保健医療」の60%だった。70代以上の高齢者を除くと,16歳から60代までの男女の半数以上が「増やすべきだ」と答えている。「環境」・「年金」・「教育」といった分野も「増やすべき」という人が半数程度を占めたが,「保健医療」よりは少なかった(図3)。「保健医療」「環境」「年金」「教育」はそ

れぞれ人々の生活に密接に関わる分野であるが,「年金」は年齢層によって,「教育」は子供の有無によって関心の程度が異なるのに対して,「保健医療」は多くの人が共通に関心を持つ分野であると言える。先に,政府の医療政策について,〔否定派〕〔中

間派〕〔肯定派〕に評価が分かれていることを

75APRIL 2007

紹介したが,この質問と,医療分野の予算についての質問との関連を見ると,医療政策の〔否定派〕の73%,〔中間派〕の62%が,医療予算を「増やすべき」だと答えている(図4)。医療政策の現状に対する不満が,予算の増額を望む声につながっていると見られる。

しかしながら,医療政策〔肯定派〕でも,49%が医療分野の予算を「増やすべき」だと考えており,「今のままでよい」「減らすべき」

だという人よりも多かった。ある分野で,政府の政策に一定程度の評価

がされている場合でも,国民は政府に対して,さらなる向上,改善を求め続けると言えよう。

政治家・官僚に対する不信ここまで,人々の政治や政府の政策に対する認識は一様に厳しいという調査結果を紹介してきた。それでは,政治を担う人=政治家や官僚に対してはどう見ているのだろうか。今回の調査では,政治に携わる人に対する

信頼度を尋ねるため,「政治家」と「公務員・官僚」についてそれぞれ,「どのくらいの人が汚職に関わっていると思うか」という質問をした。政治家については11%,10人に1人が「ほとんど全員」と答えた。そして,政治家が汚職に「関わっている(ある程度+多く+ほとんど全員)」と答えた人の割合は77%に上った。公務員や官僚については,61%の人が「(あ

る程度+多く+ほとんど全員)汚職に関わっている」と答え,政治家よりはやや低いものの,公務員や官僚も信頼できないと考えている人が多い。また,「国会議員は,選挙中の公約を守ろ

うと努力しているか」「国家公務員の大部分は,国のために最善を尽くしているか」という質問では,「どちらかといえば」を含めて「そう思わない」と否定的な回答をした人の割合は,いずれも6割程度を占めた。性年齢別に見ると,男性若年層と中年層,女

性では中年層を中心に国会議員や国家公務員に対する不信感が強い傾向が見られた(図5)。これらの質問は,特定の政治家や官公庁について尋ねているわけではなく,あくまで一般的なイメージを尋ねている。これまで政治

図 3 政府の予算を増やすべきか ?

保健医療

環境

年金

教育

失業手当

警察裁判

文化芸術

防衛

「増やすべき」+「どちらかといえば増やすべき」

「減らすべき」+「どちらかといえば減らすべき」

「今と同じくらいが良い」

わからない・無回答

60% 24 9 8

51 31 6 12

51 33 6 10

48 37 6 10

24 44 16 16

23 43 19 15

18 45 22 16

18 36 32 15

図 4 医療予算は増やすべき? 減らすべき?

〔肯定派〕 〔中間派〕医療政策の評価

〔否定派〕0

10

20

30

40

50

60

70

80%

増やすべき今のままで良い減らすべきわからない・無回答

49

37

3

62

25

6

73

13

511

7 9

76  APRIL 2007

家や官僚の汚職事件は繰り返し摘発されてきた。「金が掛からない選挙」「政治資金の透明性」「政治の説明責任」など,汚職や不正をなくすという言葉は語られてきたが,事件はなくなっていない。今回の調査の直前にも,福島県や和歌山県で,知事の不正が摘発されている。こうした事件が,国民の政治家や官僚に対するイメージを左右することは否定できない。先進国の政治倫理を研究しているハーバー

ド大学のスーザン・J・ファー教授は,「政府とその指導者に国民が不満を抱くというのは今日の先進諸国に広く見られる現象である」としたうえで,日本人の政治不信の特徴として,「さまざまな政治改革が行われても,政治に対する不信感は戦後一貫して解消されていない」と指摘している3)。今回の調査結果からは,政府やその政策に

対してだけではなく,政治に携わる人々への信頼度も低いことを改めて示している。

2 社会階層による政治意識の違い格差問題と社会階層の自己認識ここ数年,「格差社会」という言葉をよく耳にするようになった。もともとは経済構造の変化で1980年代以

降,所得の多い人とそうでない人との差が広がっているという指摘であった4)。最近では,経済的な格差にとどまらず,進学や就職,結婚などのチャンスに恵まれなかったり,医療や雇用などの面において地方が都会よりも不利益を被るといった,様々な不平等の原因として問題視する議論もある。「格差社会」に対する国民の関心の高まり

を受けて,2007年1月に召集された通常国会では,「格差問題」への認識や対応が焦点のひとつとなっている。政府は,働く人全体の所得や生活水準を引き上げることで,格差の固定化を防ぐとする「成長力底上げ戦略」を打ち出した。一方,野党第一党の民主党は,正社員とパートタイム労働者の賃金格差の解消などを盛り込んだ法案を提出して,政府自民党との姿勢の違いをアピールしている。ここからは,格差の視点を取り上げて,「政

府の役割」調査の結果を分析していく。調査では,社会階層に関して「日本の社会

の中で,自分はどのあたりにいると思うか」という聞き方をして,10段階で答えてもらっている。10~7までを「上位」,6~5を「中位」,4~1を「下位」と分類すると,「上位」が12%,「中位」が41%,「下位」が44%という割合になる。2004年のISSP「市民意識」調査でも同様の

質問をしており,2年前と比べると,「上位」がやや減った(17→12%)代わりに,「下位」

図 5 国会議員や国家公務員への不信「選挙中の公約を守ろうと努力しているか」

→「そう思わない人」の割合「国のために最善を尽くしているか」

0

10

20

30

40

50

60

70

80%

男性若年層 男性中年層 男性高年層 女性若年層 女性中年層 女性高年層

国会議員 国家公務員

67

72

65

71

50 52

586262

72

46

51

77APRIL 2007

という人の割合が増えている(35→44%)。「中位」ではほとんど変化が見られなかった。いわゆる「格差」の論議では,収入が階層

を区分する基準として取り上げられることが多いが,この2年という短期間に,所得格差が目立って広がったとは考えにくい。「格差社会」という論議が広がったことが,

自分の階層についての認識の変化をもたらしたと言えるだろう。今回の調査で把握した階層は,あくまで調

査に協力してくれた方の主観である。しかし,社会階層の分類にそって属性の違いを見たところ,家庭の年収を「200万円~400万円」と答えた割合が,全体では22%だったのに対して「下位」では29%と多かった。また学歴については,「高校卒」が全体では39%に対して,「下位」では45%,職業については「作業技能職」が全体では15%に対して,「下位」では21%であった。社会階層の認識は単に収入だけでなく,学歴や職業の影響もあることがわかる。

社会への不満と生活分野の政府責任「あなたは,今の日本の社会にどの程度

満足していますか」という質問に対する全体の結果は,「どちらかといえば」を含めて「不満だ」という人が65%で,「満足している」という人の29%を大きく上回った。これを社会階層別に見ると,「中位」「上位」では,全体に比べて「満足」している人の割合が高く,とくに「上位」だけで見ると,「満足」と「不満」がいずれも半数程度に分かれた。一方,「下位」では,「不満」が72%,「満足」

は20%で,社会に対する不満がより強いことがわかる。

それでは,政府に何を求めているのか,政府の役割に関しても,意識の違いはあるのだろうか。今回の調査では以下の10項目について,政府の責任の有無を尋ねている。

・富む者と貧しい者の所得格差を少なくする・働く意志のある人に仕事を提供する・物価を安定させる・病気の人に必要な治療を施す・高齢者の生活水準を維持する・産業が成長するよう援助する・失業者のそれなりの生活水準を維持する・収入の少ない家庭の大学生への経済的援助・家を持てない人に住居を提供する・環境が破壊されないよう産業界を規制する

まず「所得格差を少なくする」ことについて見ると,全体では,「政府の責任だ(どちらかといえばを含め)」という人が58%だったのに対して,「責任ではない(どちらかといえばを含め)」という人が30%という結果になった。これを「下位」だけで見ると,「政府の責任だ」の割合は62%で全体に比べて高い。「中位」は,全体の割合とほとんど同じで,「上位」になると「責任ではない」と「責任だ」という人が4割程度でほぼ同じ割合となる(図6)。このほか,「病気の人の治療」「高齢者の生

活保障」「大学生への経済援助」「住居の提供」の4つの項目でも,「下位」では「政府の責任だ」と答える割合が全体より高い傾向が見られた。これらの項目を見ると,日常的な生活に関わる分野が多く,自分や家族の生活保障を政府に求めていると言える。一方,物価の安定や環境保護のための規制,産業支援といった,どちらかというと,社会全体の利益

78  APRIL 2007

の向上や発展を目指す分野においては,全体との差は見られなかった。

低い政治参加意識「下位」の人たちは,社会に対する不満が

強く,生活保障の分野を中心に,政府により責任を求める傾向がある。それでは,こうした要求を政治によって実現してほしいと考えていないのだろうか。政治への関心度を尋ねた質問を社会階層別

に見ると,「関心がある」人の割合は,「上位」および「中位」では7割を超えるのに対し,「下位」は6割とやや低い。今回の調査時期に一番近い国政選挙であ

る,第44回衆議院選挙(2005年9月)に投票に行ったかどうかを尋ねた質問では,「上位」および「中位」ではいずれも8割以上が「投票に行った」と答えているのに対して,「下位」では7割程度にとどまっている5)。また,「上位」および「中位」では,支持政党が「ある」という人が,支持する政党が「ない」人より多い。一方「下位」では,逆に支持政党を持たない,いわゆる「無党派層」が半数を超えて,支持政党が「ある」人を上回っていた(図7)。

政治情報を得るためのメディア利用については,「下位」の8割以上の人がテレビで政治関連のニュースや番組を見たことが「よく」または「ときどきある」と答えている。しかし,新聞やインターネットで政治関連の記事やサイトを見ている人の割合は,「上位」「中位」の人と比べてやや低くなっている(図8)。

そして,「自分は,わが国が直面している重要な政治課題を理解していると思うか」という質問に対しては,「そう思う」という人の割合が,階層が下がるほど低くなる傾向が見られた。「上位」では31%の人が政治課題

図 6 所得格差の解消

0

10

20

30

40

50

60

70%

全体 下位 中位 上位

政府の責任である 政府の責任ではない わからない・無回答

58

12 13 11 10

30

62

26

58

32

46 45

図 7 支持政党の有無

55 5662

37

4444

支持政党あり支持政党なし

下位 中位 上位0

10

20

30

40

50

60

70%

図 8 政治情報を得るメディア利用することが「よく」+「ときどき」ある人の割合

8487 86

8075

64

1622

29

テレビ新聞インターネット

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100%

下位 中位 上位

79APRIL 2007

を理解していると考えているが,「中位」では21%,「下位」では14%となる。同様に,「ふつうの市民でも,政治にかな

りの影響力を持っている」と思うかという質問でも,「そう思わない」という人の割合は,全体の38%に比べて「下位」では43%で,全体より高かった。こうした結果からは,「下位」の人たちは,政治に対する無力感が強い傾向が読み取れる。自分の社会階層の位置について,「下位」の点数をつけた人たちは,「所得格差を少なくすること」や「病気の人に治療を施すこと」など,生活に関わる分野について,政府の責任ととらえる傾向が強い。自分の生活が苦しければ,その状況の改善を求める気持ちを持つことは自然な反応であろう。その一方で,具体的な改善を求めることにつながる政治参加の意識は低く,結果的に,そうした声が政府に届きにくい状況になっていると言えよう。

おわりに今回の調査結果から浮かび上がった政治に

関する国民の意識の特徴を改めてまとめると,次のようになる。まず,様々な分野での政府の政策に対して評価する人よりも評価しない人のほうが多く,国民は政府に対して厳しい評価をしている。さらに政治家や官僚が汚職に関わっていると考えている人が多く,政治家や官僚,公務員に対する不信は根強い。社会階層による意識の違いをみると,「下位」と自分をとらえる人たちのほうが,社会に対する不満が強く,政府により多くの責任を求める傾向がある。しかしながら,そうした不満は政治参加には必ずしも結びついておら

ず,「下位」の人たちに政治への無力感がより強い。今回は,日本の調査結果のみの報告である

が,将来国際比較が可能になった時点で,政府の役割に関する日本人の意識は世界の国々と比べて共通するものなのか,または特異なものであるのか,改めて分析して報告したい。

(にし くみこ)

注:1)内閣府「社会意識に関する調査」2006 年 「良い方向に向かっている分野」「悪い方向に向かっている分野」とも以下の 24 項目から複数選択可能。外交,防衛,国の財政,物価,景気,経済力,雇用・労働条件,医療・福祉,教育,文化,科学技術,資源・エネルギー,食糧,自然環境,生活環境,防災,治安,土地・住宅,通信・運輸,交通秩序,国民性,社会風潮,地域格差,国際化

2)凶悪犯罪の発生件数などからは治安は悪化しているとは言えないとする指摘がある。例えば,浜井浩一,芹沢一也『犯罪不安社会』光文社新書 2006 年

3)Susan J. Pharr『日本における国民の信頼と民主主義』1997 年(Joseph S.Nye, Jr. 編 嶋本恵美訳『なぜ政府は信頼されないのか』英治出版2002 年に所収)

4)橘木俊詔『格差社会』岩波新書 2006 年5)第 44回衆議院選挙の実際の投票率は,67.51%(小選挙区)である。この選挙は,当時の小泉内閣が掲げた「郵政民営化」の是非が最大の焦点となって有権者の関心も高く,2003 年 43回衆議院選挙に比べて,約 7ポイント上昇した。

80  APRIL 2007

問 1 あなたは,今の日本の社会にどの程度満足していますか。あてはまる番号に 1 つだけ○をつけてください。 1. 十分満足している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1.4 % 2. どちらかといえば満足している ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 27.4 3. どちらかといえば不満だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 51.5 4. まったく不満だ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.4 5. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6.2 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.2

(100%=1,231 人)

問 2 あなたは,一般的にいって,どんな場合でも,法に従うべきだと思いますか。それとも,例外があり,場合によっては,法を破ることになっても,良心に従うべきだと思いますか。あてはまる番号に 1 つだけ○をつけてください。

1. どんな場合でも法に従うべきだ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.1 % 2. 場合によっては良心に従うべきだ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 65.8 3. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.9 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.2

(100%=1,231 人)

問 3 政府の政策に強く反対し,抗議する方法がいくつかあります。次にあげるようなことについて,あなたは許されると思いますか。それとも,許されないと思いますか。AからCのそれぞれについて,1 つだけ○をつけてください。

1. 当然   2. まあ   3. たぶん   4. 絶対に   5. わからない 6. 無回答 許される 許される 許されない 許されない A. 政府に対する抗議集会を行う 39.1 35.0 8.3 1.8 15.0 0.8 % B. 政府に対する抗議のデモ行進を行う 28.7 36.4 13.7 3.0 17.1 1.1 C. 政府に反対する全国規模のストライキを組織する 15.5 24.7 25.9 9.9 23.1 0.9

(100%=1,231 人)

問 4 大多数の人から極端だと思われる考えを持っている人々がいます。例えば革命によって政府を倒したいと思っている人々について考えてください。あなたは,そのような人々が,次のようなことをすることは許されると思いますか。A,Bそれぞれについて,1 つだけ○をつけてください。

A. 自分たちの考えを表明するための集会を開く 20.4 34.6 17.8 10.4 15.8 1.0 % B. 自分たちの考えを本にして出版する 23.9 38.6 13.2 5.9 17.1 1.2

(100%=1,231 人)

問 5 どんな裁判制度でも,間違いは起こりますが,あなたは「無実の人を有罪にする」ことと「罪を犯した人を無罪にする」ことでは,どちらのほうが悪いと思いますか。1つだけ○をつけてください。

1. 無実の人を有罪にするほうが悪い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 61.6 % 2. 罪を犯した人を無罪にするほうが悪い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.2 3. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.7 4. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.6

(100%=1,231 人)

問 6 次に,政府が行う経済政策についておたずねします。Aから Fにあげたような経済政策を政府が行うことに,あなたは賛成ですか。それとも,反対ですか。Aから Fのそれぞれについて,1 つだけ○をつけてください。

A. 政府の支出を削減すること 50.8 19.9 12.0 3.2 2.7 10.7 0.6 % B. 新しい仕事を作り出すために資金を提供すること 23.8 30.1 24.1 7.1 3.2 10.6 0.9 C. 企業に対する政府の規制をゆるめること 11.1 21.1 29.3 12.8 7.1 17.3 1.3

ISSP「政府の役割 2006」調査 単純集計結果1. 調 査 目 的 : 政治への関心や,政府の責任,政府に求めるもの,などを尋ねる2. 調 査 時 期 : 平成 18年 11月 18日(土)~ 26日(日)3. 調 査 方 法 : 配付回収法4. 調 査 対 象 : 全国の 16歳以上の国民5. 調 査 相 手 : 住民基本台帳から層化無作為 2段抽出 1,800 人(12人× 150地点)6. 調査有効数 (率 ) : 1,231 人(68.4%)

1. 当然許される 2. まあ許される 3.たぶん許されない 4. 絶対に許されない 5. わからない 6. 無回答

1. 賛成 2.どちらかといえば賛成

3.賛成でも 反対でもない

4.どちらかといえば反対

6.わからない 7. 無回答5.反対

81APRIL 2007

D. 新しい製品や技術を作り出す産業を援助すること 36.7 36.6 14.5 2.0 1.1 8.0 1.1 E. 仕事を確保するために,衰退しつつある 産業を援助すること 21.6 28.7 25.3 8.1 4.5 10.6 1.2 F. より多くの人に仕事を与えるために 1 人あたりの労働時間を減らすこと 15.6 18.4 30.8 13.5 8.7 12.3 0.7

(100%=1,231 人)

問 7 次にあげるのは,さまざまな分野の政府の支出です。あなたは AからHまでにあげた分野の政府支出は,今より支出を増やすべきだと思いますか。それとも,今より減らすべきだと思いますか。それぞれについて 1 つだけ○をつけてください。「今より増やすべきだ」と答える場合には,その分,税金が増えることもあると考えてください。

A. 環境 23.5 27.9 30.7 3.8 2.4 10.1 1.6 % B. 保健・医療 29.0 30.8 23.9 5.9 2.8 6.3 1.3 C. 警察・裁判 8.4 14.9 42.6 11.6 7.3 13.2 1.9 D. 教育 19.2 28.5 36.7 3.2 2.8 8.2 1.5 E. 防衛 7.3 10.2 36.1 16.9 14.7 13.6 1.3 F. 高齢者の年金 22.9 28.1 33.4 3.4 2.7 8.4 1.1 G. 失業手当 8.6 15.0 43.8 9.6 6.8 14.9 1.2 H. 文化と芸術 6.8 11.0 44.6 11.9 9.8 15.0 0.9

(100%=1,231 人)問 8 全体として,あなたは,次のAから Jにあげたことは,政府の責任だと思いますか。それとも,政府の責任ではないと思いますか。それぞれについて,1 つだけ○をつけてください。

A. 働く意志のあるすべての人に仕事を提供すること 14.5 31.4 27.1 15.6 10.5 1.1 % B.物価を安定させること 51.3 34.7 5.1 2.1 5.8 1.0 C.病気の人々に必要な医療を施すこと 38.0 41.9 8.9 3.2 7.0 1.0 D.高齢者がそれなりの生活水準を維持できるようにすること 41.3 41.3 8.0 2.7 5.7 1.0 E.産業が成長するように援助すること 19.4 39.3 22.0 7.4 10.6 1.3 F. 失業者がそれなりの生活水準を維持できるようにすること 16.0 33.4 26.8 11.3 11.4 1.1 G.富む者と貧しい者とのあいだの所得の格差を少なくすること 30.2 27.9 19.1 10.9 10.9 1.0 H.収入の少ない家庭の大学生に経済的な援助を与えること 18.4 32.8 23.7 13.6 10.6 1.0 I . 家を持てない人にそれなりの住居を提供すること 9.6 23.0 30.9 22.6 13.3 0.6 J. 環境が破壊されないように,産業界を法で厳しく規制すること 48.0 32.5 7.1 2.0 9.7 0.6

(100%=1,231 人)

問 9 あなたは,次にあげた分野に対する最近の日本政府の取組みを,どのように評価していますか。Aから Fのそれぞれについて,1つだけ○をつけてください。

A. 病気の人々に必要な医療を施すこと 2.7 22.9 32.8 25.6 8.4 7.1 0.5 % B. 高齢者がそれなりの生活水準を維持すること 1.9 19.2 32.9 27.4 10.5 7.6 0.6 C. 日本の安全に対する脅威に対処すること 1.9 14.8 29.9 29.4 10.7 11.9 1.3 D. 犯罪の取締り 1.8 15.3 24.0 37.1 14.9 6.0 0.9 E. 失業対策 0.9 7.1 33.5 35.3 12.5 10.2 0.5 F. 環境保護 1.4 14.1 34.2 28.8 10.2 10.6 0.7

(100%=1,231 人)

問 10 仮に,政府が,テロ行為が起こる可能性を察知したとします。あなたは,警察が次のA~Cのようなことをするのは許されると思いますか。それとも,許されないと思いますか。それぞれについて,あてはまるものに 1 つだけ○をつけてください。

A. 裁判にかけずに,長期間拘束すること 11.5 24.2 32.6 16.9 14.2 0.6 % B. 電話の会話を盗聴すること 13.2 28.4 26.0 20.8 10.8 0.7 C. 街頭で手当たり次第に職務質問をすること 9.9 31.6 29.8 17.5 10.6 0.6

(100%=1,231 人)

1.今より   増やすべきだ

2.どちらかといえば  今より増やすべきだ

3. 今と同じ  くらいが良い

4.どちらかといえば  今より減らすべきだ

5.今より   減らすべきだ

6.わからない 7. 無回答

1. 政府の責任 である

2.どちらかといえば政府の責任である

3.どちらかといえば  政府の責任ではない

4. 政府の責任 ではない

5.わからない 6. 無回答

1.とても成功している

2. まあ成功している

3.どちらともいえない

4.あまり成功 していない

5.まったく成功していない

6.わからない 7. 無回答

1. 当然許される 2. まあ許される 3.たぶん許されない 4. 絶対に許されない 5. わからない 6. 無回答

82  APRIL 2007

問 11 あなたは,政治にどの程度関心がありますか。次の中から 1 つだけ○をつけてください。 1. 非常に関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6.7 % 2. かなり関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.3 3. まあ関心がある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 48.9 4. あまり関心がない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.6 5. まったく関心がない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3.7 6. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3.1 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.6

(100%=1,231 人)

問 12 次のような考えについて,あなたはどう思いますか。Aから Fのそれぞれについて,1 つだけ○をつけてください。

A. 私のような一介の市民は,政府のすることに発言する資格がない 5.4 9.2 10.7 21.5 46.7 5.8 0.6 %

B. ごくふつうの市民でも, 政治にかなりの影響力を持っている 14.3 20.8 19.1 18.4 19.7 7.0 0.6

C. わが国が直面している重要な政治的課題を私はかなりよく理解していると思う 3.2 15.2 32.3 17.5 21.5 9.4 0.9

D. ほとんどの人は,私より政治や政府についてよく知っている 5.9 12.8 39.1 16.7 11.9 12.8 0.8

E. 国会議員は,選挙中の公約を守ろうと努力している 2.4 8.5 22.2 21.6 36.4 8.1 0.7 F. 国家公務員の大部分は,国のために

最善を尽くしている 1.4 8.4 19.0 20.6 43.2 6.8 0.6 (100%=1,231 人)

問 13 一般的にいって,今の日本の税金をどう思いますか。A「収入の多い人々」,B「平均的な収入の人々」,C「収入が少ない人々」のそれぞれについて,1 つだけ○をつけてください。ここでいう税金は,所得税,消費税など,すべての税金を含みます。

A. 収入の多い人々 6.9 8.3 16.7 24.9 25.6 16.2 1.4 % B. 平均的な収入の人々 14.0 39.6 28.8 3.6 0.9 12.1 1.0 C. 収入が少ない人々 33.4 31.0 14.1 3.8 2.4 14.5 0.9

(100%=1,231 人)

問 14 次のような考えについて,あなたはどう思いますか。A,Bそれぞれについて,1 つだけ○をつけてください。

A. 本当に信頼できる人間は,ほんの少ししかいない 35.3 25.1 16.2 12.1 7.3 3.7 0.4 % B. 用心していないと,人は弱みにつけ込んでくる 32.1 30.0 19.8 9.1 4.8 3.8 0.4

(100%=1,231 人)

問 15 大事な物事を決める際に,自分に有利な方向に話しが進むよう取り計らってもらおうと,仕事や地位,人脈のある人に相談を持ちかける,ということについておたずねします。次のA,Bそれぞれについて,あなたのご経験にもっとも近いものに 1 つだけ○をつけてください。A. あなたは,他の人から,あなたの仕事や地位,人脈を利用して,物事が有利に進むよう取り計らってもらいたい,と相談を受けることがどのくらいありますか。 1. まったくない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.9 % 2. ほとんどない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.7 3. ときどきある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.7 4. よくある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1.5 5. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5.8 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.4

B. それでは,あなたご自身が,こうした相談を持ちかけることのできる人は誰かいますか。 1. 誰もいない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 32.3 % 2. 少しはいる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 39.0 3. ある程度はいる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.2 4. たくさんいる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1.2

1.そう思う 2.どちらかといえばそう思う

3.どちらとも  いえない

4.どちらかといえばそうは思わない

5.そうは思わない 6.わからない 7. 無回答

1.高すぎる 2.どちらかといえば高すぎる

3.適当である 4.どちらかといえば低すぎる

6. わからない 7. 無回答5.低すぎる

1.そう思う 2.どちらかといえばそう思う

3.どちらとも  いえない

4.どちらかといえばそうは思わない

5.そうは思わない 6.わからない 7. 無回答

83APRIL 2007

5. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 12.0 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.3

(100%=1,231 人)

問 16 日本の公務員や官僚は,あなたを含めた一般の市民に対して,どの程度公平だと思いますか。1 つだけ○をつけてください。 1. ほとんどいつも公平である ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1.6 % 2. たいてい公平である ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 18.5 3. たまには公平である ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.7 4. 公平なのはまれである ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.7 5. ほとんどいつも公平でない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.2 6. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 16.2 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.0

(100%=1,231 人)

問 17 日本の公務員や官僚の市民への対応は,相手がどのような人と知り合いかどうかによって決まるものだと思いますか。あなたのお考えに近いものに 1 つだけ○をつけてください。

1. 当然そう思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13.1 % 2. まあそう思う ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 42.5 3. あまりそう思わない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22.9 4. まったくそう思わない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 5.7 5. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.5 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.3

(100%=1,231 人)

問 18 日本の政治家のうち,どのくらいの人が汚職に関わっていると思いますか。あなたのお考えに近いものに 1 つだけ○をつけてください。

1. ほとんど関わっている人はいない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.8 % 2. ほんの少しの人が関わっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 14.8 3. ある程度の人が関わっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 37.9 4. 多くの人が関わっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 28.4 5. ほとんど全員が関わっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10.6 6. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7.5 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.0

(100%=1,231 人)

問 19 それでは,日本の公務員や官僚のうち,どのくらいの人が汚職に関わってると思いますか。あなたのお考えに近いものに 1 つだけ○をつけてください。

1. ほとんど関わっている人はいない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1.3 % 2. ほんの少しの人が関わっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.1 3. ある程度の人が関わっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 36.9 4. 多くの人が関わっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 20.8 5. ほとんど全員が関わっている ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3.4 6. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8.4 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.1

(100%=1,231 人)

問 20 最近 5年間で,公務員や官僚が業務の見返りとして,あなたやご家族に賄賂などを要求したり,ほのめかしたりした事は,どれぐらいありましたか。あてはまるものに 1 つだけ○をつけてください。

1. まったくなかった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 76.7 % 2. ほとんどなかった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 11.4 3. ときどきあった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1.8 4. しょっちゅうあった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.8 5. 非常によくあった ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.6 6. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8.6 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.2

(100%=1,231 人)

84  APRIL 2007

問 21 あなたは,ふだんの平日に,一緒に住んでいる人を含めて,1日に平均何人ぐらいと接していますか。あてはまるものに 1 つだけ○をつけてください。なお,ここで「接している」というのは,直接会って,雑談,会話,議論などしたりすることだけでなく,電話や手紙,メールなどを使う場合も含みます。ただし,あなたが知っている人に限ります。

1. 0 ~ 4人 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19.6 % 2. 5 ~ 9人 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 29.2 3.10 ~ 19人 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 27.7 4. 20 ~ 49人 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15.9 5. 50 人以上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 4.6 6. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2.9 7. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.1

(100%=1,231 人)

問 22 あなたは,政治の動きを知るために,テレビや新聞,インターネットを利用することがどの程度ありますか。次のAからCのそれぞれについて,1つだけ○をつけてください。

A. テレビの政治についてのニュースや番組 59.9 25.8 6.1 6.3 1.4 0.6 % B. 新聞の政治に関する記事 35.3 34.7 13.3 13.8 2.1 0.7 C. インターネットの政治情報 7.2 13.0 14.1 57.5 6.4 1.7

(100%=1,231 人)

問 23 あなたが,政治の問題について,まわりの人と話すことはどの程度ありますか。あてはまるものに 1 つだけ○をつけてください。 1. よくある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7.3 % 2. ときどきある ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 46.1 3. あまりない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 23.9 4. ほとんどない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 21.0 5. わからない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1.5 6. 無回答 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 0.1

(100%=1,231 人)

全 体 性  別 年  層男 性 女 性 16 ~ 19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 歳以上

1,231 人 598 633 47 141 197 205 238 212 191100.0 % 48.6 51.4 3.8 11.5 16.0 16.7 19.3 17.2 15.5

男 の 年 層 女 の 年 層16~ 19歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 歳以上 16~ 19歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 歳以上28 63 100 102 110 195 19 78 97 103 128 2082.3 5.1 8.1 8.3 8.9 15.8 1.5 6.3 7.9 8.4 10.4 16.9

サンプル構成

職     業

農林漁業 自営業 販売・サービス職

技能・作業職

事務・技術職

経営者・管理職

専門職・自由業・その他 主婦 生徒・

学生 無職 無回答

25 118 138 183 213 46 23 213 68 193 112.0 9.6 11.2 14.9 17.3 3.7 1.9 17.3 5.5 15.7 0.9

都市規模 地域ブロック大都市 中小都市 町村 無回答 北海道東北 関東甲信越 東海北陸 近畿 中国四国 九州383 490 353 5 155 443 188 192 116 13731.1 39.8 28.7 0.4 12.6 36.0 15.3 15.6 9.4 11.1

1. よくある 2. ときどきある 3.あまりない 4. ほとんどない 5.わからない 6. 無回答