給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」...

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給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

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Page 1: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

給食施設における

「災害時の食事提供マニュアル」作成のための

手引き

平成27年3月

山 形 県

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発刊にあたって

平成23年3月の東日本大震災においては、多大な被害にあった近県ばかり

でなく、県内の各給食施設にも様々な教訓を残しました。電気、水道などライ

フラインの寸断のほか、ガソリン不足による食材の納入困難という二次的な問

題が発生したことも、まだ記憶に新しいと思います。

自然災害を含む危機管理対策については、その必要性を唱えながらも平常時

からの準備ができていなかった給食施設もありました。

災害はいつ発生するかわかりません。多くの方々の食を預かる給食施設にお

いては、災害に備えておくことは必要不可欠です。給食施設、特に 1 日3食の

食事を提供している施設では、災害が発生し、ライフラインの寸断や給食施設

の崩壊など、通常の給食提供が困難な状態でも、安全な食事はもちろん、施設

利用者の状況に応じた食事の提供を継続しなければなりません。

そのためには、平常時から、県や市町村による公助に頼らず、自助を目的と

した食品の備蓄、対応方法の整理など体制整備に努めることが重要であり、こ

のことは、「特定給食施設における栄養管理に関する指導及び支援」(平成25

年3月29日:厚生労働省健康局がん対策・健康増進課長通知)において、各

給食施設へ指導するよう明記されているところです。

このようなことから、災害が発生した場合でも適切な食事を提供できる体制

づくりとともに、それぞれの給食施設に応じた「災害時の食事提供マニュアル」

の整備を目的に、この手引きを作成いたしました。手引きには、マニュアルを

作成しやすいよう、具体的に様式や事例などを示したところです。

それぞれの給食施設においては、この手引きをもとに、いかなる時も利用者

に適した安全で安心な食事の提供を目指し、マニュアル作成に取組んでいただ

きますようお願いいたします。なお、現在マニュアルを整備している給食施設

におかれましても、見直しの機会を設けていただき、より質の高いものにして

いただければと思います。

結びになりますが、この手引き作成にあたり、事例を提供していただいた給

食施設、御助言を頂戴した方々の御協力に対し、心よりお礼申しあげます。

平成27年3月

山形県健康福祉部健康長寿推進課

課 長 沼 沢 弘 幸

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目 次

Ⅰ 趣旨

Ⅱ 災害時に備えて食事の提供マニュアルをつくりましょう

1 マニュアルの作成、整備

(1)マニュアルに盛り込む項目

(2)危機管理体制の強化

2 食料等災害時備蓄の確保

(1)備蓄の整備

(2)備蓄の運用

3 外部との連携体制の明確化

4 マニュアル作成の際の留意点(施設区分毎)

(1)病院

(2)高齢者福祉施設

(3)社会福祉施設

(4)学校、保育所、事業所等

5 給食業務を委託している施設の留意点

Ⅲ セルフチェックシートでチェックしてみましょう

災害時の食事提供のためのセルフチェックシート

Ⅳ 様式例

1 緊急時連絡網

2 災害発生時のフローチャート

3 被災状況チェック表

4 食数報告表及び献立毎の食数集計表

5 業者連絡先及び状況確認

6 備蓄品リスト(在庫管理を含む)

献立例1

献立例2と手順書

7 災害時の衛生管理

8 災害時対応記録表「災害時用給食日誌」

9 フェーズ毎の対応一覧

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12

13

17

18

19

Ⅴ 事例集

1 東日本大震災(平成 23年 3月 11日)

事例1 特別養護老人ホーム 芙蓉荘(酒田市)

事例2 医療法人社団清明会 新庄明和病院(新庄市)

事例3 介護老人保健施設 白鷹あゆみの園(西置賜郡白鷹町)

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2 大雨による断水(平成 25年 7月)

事例4 山形県立河北病院(西村山郡河北町)

3 施設間連携体制の構築

事例5 最上町介護老人保健施設 やすらぎ(最上郡最上町)

事例6 村山地区特別養護老人ホーム災害時施設相互応援協定

(本部 特別養護老人ホーム ながまち荘(山形市))

27

29

Ⅵ 参考資料

1 各種通知文

2 特殊食品(濃厚流動食、食物アレルギー用食品等)の備えや調達について

3 日本災害食認証基準について

4 JDA-DAT(日本栄養士会災害支援チーム)について

5 山形県の関連災害対策体制

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48

49

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Ⅰ 趣旨

給食施設において、災害等が発生した後の混乱を回避し、給食の早期平常化によ

り利用者の栄養状況を維持できるよう、平常時から災害に備えることが重要です。

様々な災害状況を想定し、それぞれの給食施設に応じた「災害時の食事提供マニ

ュアル」(以下「マニュアル」)の整備を支援するため、この手引きを作成しました。

Ⅱ 災害時に備えて食事の提供マニュアルをつくりましょう

平常時から、大規模災害の発生に備え、施設内の危機管理体制の整備を図り、管

理栄養士が主体となり、食料等災害時備蓄の確保や食事の提供体制などに関するマ

ニュアルを作成しましょう。

1 マニュアルの作成、整備

災害時はライフラインが使用不能となり、調理器具も破損するような事態を想定

しなければなりません。特に1日3食を提供する施設にあっては、3日間程度自力

で乗り切ることを前提としたマニュアルの整備が必要となります。

マニュアルには、下記のア~ケの各項目を参考に、被災状況の確認方法や食事提

供の可否の判断、連絡・指示体制、備蓄内容や使用方法等、災害時に必要となるこ

とを想定した内容を盛り込みましょう。

また、施設内でマニュアルの内容について検討する場(給食委員会または災害対

策委員会など)を設けましょう。

作成したマニュアルは、研修会等を開催して全職員に周知するようにしましょう。

(1)マニュアルに盛り込む項目 ア 施設内の連絡・指示体制に関すること

(様式1 緊急時連絡網)

緊急時の連絡体制として、緊急時連絡網を整備しましょう。人事異動の際な

どに随時見直しましょう。

職員のほか、関係機関の連絡先や時間外の災害発生時の集合体制なども盛り

込んでおきましょう。

イ 初期対応に関すること

(様式2 災害発生時のフローチャート)

災害発生時、施設内の被災状況をチェックし、食事提供するまでの流れがわ

かるようにフローチャートをつくりましょう。

ウ 被災状況の確認に関すること

(様式3 被災状況チェック表)

災害発生時、施設内(調理室等)の被災状況をチェックする項目を表にして

おきましょう。

被災状況を確認し、食事提供の可否を判断します。

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エ 利用者の食事摂取状況の確認に関すること

(様式4 食数報告表及び献立毎の食数集計表)

食事提供のため、利用者の食事摂取状況を把握しましょう。病棟ごと、フロ

アごとに、食形態別、献立別などに食数報告表に整理しましょう。

施設全体を食数集計表にまとめ、提供する食事と食数を把握します。

利用者の状態の確認も含みます。

オ 外部との連絡体制に関すること

(様式5 業者連絡先及び状況確認表)

災害発生時には、道路の遮断、車両不通の場合などが考えられます。納入業

者等の連絡先(緊急連絡先を含む)及び状況確認表を作成しておきましょう。

また、通常とは違うルートでの納入業者なども検討しておきましょう。

カ 食事提供に必要な食料、水、食器、熱源、照明等に関すること

(様式6 備蓄品リスト 献立例1、献立例2と手順書)

災害時に実際利用することを想定し、必要な備蓄品の種類、量、保管場所な

どを検討し、備蓄品リストを作りましょう。このリストは在庫管理を兼ねるよ

うに作るとよいでしょう。

備蓄食品は利用者の3日分(9食分)を目安に整備し、1食ごとに栄養価の算

出と手順書を作成し、誰もがわかるように配膳例や手順書と一緒に保管しまし

ょう。

キ 衛生管理に関すること

(様式7 災害時の衛生管理)

ライフラインが寸断された時には、通常の衛生管理を行うことができないこ

とから、ライフラインの復旧状況や被災状況に対応した具体的な対応方法を検

討し、一覧表にまとめておきましょう。また、必要な衛生物品も備蓄しましょ

う。

衛生管理を怠れば、食中毒や感染症といった二次的被害につながる恐れがあ

ります。具体的な対応方法について、平常時からの訓練や研修をとおし、施設

で共有しておきましょう。

また、ゴミ(特に、生ごみ、食事の残菜)の処理、保管方法や調理従事者が

使用するトイレの殺菌、消毒方法についても検討し、必要物品も備えておきま

しょう。

ク 食事提供等の記録に関すること

(様式8 災害時対応記録表「災害時用給食日誌」)

災害時は、食事を提供することに追われ、記録を取ることがおろそかになり

がちですが、災害時用給食日誌などの災害時対応記録表を整備し、提供した食

種や食数、食器、熱源などの必要な記録を大変でも残す努力をしましょう。

また、被災住民の受け入れ状況やボランティア等の炊き出しなども記録しま

しょう。後日、対応の改善やマニュアルの見直しなどにも有効です。

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ケ 各フェーズに応じた取組みに関すること

(様式9 フェーズ毎の対応一覧表)

フェーズ0(災害発生から 24時間以内)は初動体制の確立、フェーズ1(災

害発生から 72時間以内)は緊急対応、フェーズ2(概ね 4日目から 1カ月まで)

は応急対応となり、対応に違いがでてきます。フェーズ毎の対応一覧表を参考

にしましょう。

(2)危機管理体制の強化

作成したマニュアルをもとに、災害時に実際に対応できるように、定期的な訓

練が必要です。備蓄食品の更新に合わせて、調理から配膳、洗浄などのシミュレ

ーション等も行ってみるとよいでしょう。

2 食料等災害時備蓄の確保

食事提供に関する備蓄食品や物品は、利用者の特性や施設の立地条件等を勘案し、

量、種類、備蓄方法、保管場所等を検討し、明確にしておきましょう。

(1)備蓄の整備

ライフラインの寸断や通常の食材配送ルートが正常に機能しない場合を想定し、

非常用献立を作成して、その内容を考慮した備蓄食品や物品を準備しておく必要

があります。

備蓄品は、非常時に取り出しやすい場所に、可能であれば分散して保管しまし

ょう。また、作り方や盛り付け方法などの手順書を備蓄品と一緒に保管し、全職

員が対応できるようにしましょう。

高齢者が入所している施設や、地域住民の高齢者を災害時に受け入れる可能性

のある施設は、高齢者も食べやすい備蓄食品を確保しておく必要があります。飲

料水や生活用水の確保も検討しておきましょう。

(2)備蓄の運用

備蓄食品は保存期限に対応して計画的に更新することが必要です。内容は通常

の献立に流用できるものが望ましいでしょう。

1 年に 1 度は見直しを行い、備蓄内容や保存期限の近い食品の使い方について

検討を行うとよいでしょう。防災の日などに備蓄食品を使用した献立を提供して

みるのもよいでしょう。

3 外部との連携体制の明確化

ライフラインが寸断されたときに備え、納入業者や支援先等の緊急連絡先を把握

しておくようにしましょう。 また、委託会社や系列施設との支援体制を確認しておきましょう。

☞《施設間連携体制の構築と運用については、事例集を参照 》 4 マニュアル作成の際の留意点(施設区分毎)

災害時は、施設の種類や機能によって様々な問題が起こることが想定されますの

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で、マニュアルを作る際は下記の施設や対象者の特性に留意しましょう。

(1)病院

ア 疾病や摂食形態に対応した災害時用献立の作成

(エネルギーコントロール食、低たんぱく質食、アレルギー対応食、離乳・

幼児食等)

イ 濃厚流動食等の特殊食品が調達できない場合の対応

(代替食品の作り方、栄養士会・保健所等入手相談先の確認等)

ウ 非常電源の場所・容量等の確認、優先的に使用する機器の選定

エ 停電によりエレベーターや配膳車が使用できない場合の配膳・下膳方法

電算システムが使えない場合の食数把握、食事オーダ変更方法

オ 入院患者以外にけが人や被災者が集まった場合を想定した備蓄量の整備

(2)高齢者福祉施設

ア 摂食形態に対応した災害時用献立の作成

(嚥下困難食、ペースト食、とろみ対応食等)

イ 摂食形態に対応した食品の選択

(全体にパサつくものを避け、咀嚼しやすいやわらかめの食品等)

ウ 濃厚流動食等の特殊食品が調達できない場合の対応

(代替食品の作り方、栄養士会・保健所等入手相談先の確認等)

エ 在宅やデイサービス利用者への食事支援方法

オ 福祉避難所に指定されている場合の要援護者の受け入れを想定した備蓄量

の整備

(3)社会福祉施設(障がい者、障がい児対象施設等)

ア 摂食形態に対応した災害時用献立の作成

(嚥下困難食、個人対応食、アレルギー対応食等)

イ 特定の食にこだわりがある対象者への対応策

ウ 特別な器や食具等の準備

エ 福祉避難所に指定されている場合の要援護者の受け入れを想定した備蓄量

の整備

(4)学校、保育所、事業所等

ア 帰宅困難者や帰宅待機者を想定した内容の備蓄

イ 避難場所に指定されている場合の備蓄量の整備

(乳幼児、アレルギー児等への対応も含める)

☞《施設における災害時の対応事例については、事例集を参照》

【参考】

◇「福祉避難所」とは、高齢者や障がい者、妊婦等の要援護者を対象にした、市町村が開設す

る避難所のこと。

◇保育所については、公益社団法日本栄養士会ホームページに「保育所における災害時対応マ

ニュアル―給食編―(平成 26年 1月)」が掲載されています。

ホームページアドレス http://www.dietitian.or.jp/data/pdf/h25-1.pdf

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5 給食業務を委託している施設の留意点

食料及び物品の備蓄に関しても業者に委託する場合は、備蓄内容、保管場所、食

材の配送方法等を十分に検討し、マニュアルに明記しておく必要があります。

また、災害時には食材の配送ルートが遮断される可能性が高いことから、施設内

の適切な場所に保存することが望ましいですが、施設外に保存する場合、速やかに

配送される体制を確立しておく必要があります。

なお、給食業務を委託していても、利用者への食事提供の責任は施設の管理者に

あります。給食業務受託業者のマニュアルをそのまま使用するのではなく、整合性

を図りながら施設としてのマニュアルを作成し、整備するようにしましょう。

Ⅲ セルフチェックシートでチェックしてみましょう

マニュアルを作成したら、「災害時の食事提供のためのセルフチェックシート」

でチェックしてみましょう。 チェックがつかない項目は、実施に向け施設内で検討しましょう。 また、防災訓練や緊急時連絡網の見直しなどの機会を利用し、年1回は、チェッ

ク項目をチェックし、災害時の対応体制を整備しておきましょう。

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チェック 備 考

(1)

(2) ①

(1) ①

(2) ①

災害時の食事提供のためのセルフチェックシート

キ 衛生管理に関すること

イ 初期対応に関すること(発災直後の行動、被災状況確認項目、連絡体制等)

備蓄の運用

ク 食事提供等の記録に関すること

マニュアルには下記内容が網羅されている

ウ コンロ等の熱源(照明用ライト、自家発電)を確保している

ケ 各フェイズ(対応時期)に応じた取り組みに関すること

ア 施設内の連絡・指示体制に関すること

カ 食事提供に必要な食料、水、食器、熱源、照明等に関すること

ライフライン(電気、ガス、水道等)遮断時の連絡先を把握している

外部業者、系列施設及び所属団体等と、災害支援に関する取り決めを行っている

備蓄品、人員等が不足した場合の支援依頼先は明確になっている

食料等災害時備蓄の確保

備蓄の整備

備蓄品の使用方法について施設内で共有している

ア 食料、水は必要量確保されている

3 外部との

 連携体制の

明確化

備蓄品はあらかじめ購入・利用計画を作成し、受払簿を整備している

ア 備蓄品は分散配置している

平常時用の備蓄利用計画を作成している(普段の給食への利用等)

オ 作り方や盛付方法などの手順書を、食料と一緒に保管している

適切な場所に保管されている

イ 全職員が保管場所を把握している

施設外備蓄を行っている場合は、災害時の納入方法、ルートを確保している

災害時食事提供マニ

ュアルの整備

災害時における食事提供マニュアル(以下マニュアル)を作成している

 (マニュアル名:                                      )

 (作成・更新年月日:         年     月     日   作成 ・ 更新)

オ 外部との連絡体制に関すること

危機管理

体制の強化

マニュアルの内容については、給食担当者だけでなく、施設全体で共有している

給食担当部門で訓練や研修を行っている

マニュアルについて検討する場がある

地域や外部も参加した訓練や研修を行っている

施設全体で訓練や研修を行っている

エ 入所者の食事摂取状況の確認に関すること

ウ 被災状況の確認に関すること(厨房内、ライフライン等)

イ 食器や調理器具、ラップ、ビニール袋等の消耗品を確保している

エ 備蓄食品による非常時用献立を作成している

セルフチェック項目

1 危機管理体制の整備

(施設内

食事を提供するために必要な食料、水、食器、熱源等が施設内に備蓄されている

確認年月日 【平成 年 月 日】

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Ⅳ 様式例

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・震度5以上で主任以上集合。近隣に住む職員もできるだけ集合。・主任以上が集合し判断。必要に応じて召集連絡をする。

関連施設B○○○-・・・・

B調理師電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

C調理師電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

A介護員電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

施設長電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

事務長電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

事務次長電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

庶務係長電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

C介護員電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

E介護員電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

緊 急 時 連 絡 網

H補助員(パート)電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

主任管理栄養士電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

管理栄養士電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

主任調理師電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

介護支援専門員電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

施設名 電話023-○○○-○○○○ FAX023-○○○-○○○○

A調理師電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

火事・救急車119

消防本部○○○-・・・・

警 察110

△△警察署○○○-・・・・

××交番○○○-・・・・

事務員電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

事務補助員(パート)電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

保健所 担当課○○○-・・・・

市町村 担当課○○○-・・・・

関連施設A○○○-・・・・

嘱託医○○医院○○○-・・・・

嘱託医△△医院○○○-・・・・

法人本部 電話023-○○○-○○○○ FAX023-○○○-○○○○

B介護員電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

D介護員電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

F介護員電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

G看護師(パート)電話 023-6××-××××携帯090-△△△-△△△△

様式 1

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 災害発生時のフローチャート

                (オ)復旧状況に応じた対応                 ・ フェーズ毎の対応                    ・ 災害時対応記録の作成

災害発生

(ア)被災状況の確認

1 給食部門の状況

・人員の状況(給食受託業者も含む)

・ライフライン(電気、ガス、水道等)

・施設設備(調理機器、調理器具、食器等)

・食材、備蓄品(納入済食品、備蓄食品等)

・配膳関係(給食用エレベーター、配膳車、配膳ルート、食堂等)

・通信手段(電話、ファックス、電算システム等)

2 入所者・利用者の状況

3 納入業者等の状況

(ウ)自力での食事提供が可能な場合

(エ)自力での食事提供が不可能な場合

○代替給食(外部からの搬入)

○物的支援、人的支援の要請

※外部(提携施設)への支援要請については、

施設内のルールに従って行う

(イ)施設長への報告

<電気が使えないとき>

・ガスを熱源とする調理機器で

調理する。

・缶詰、レトルト食品を使用す

る。

・冷蔵庫内の在庫食品を早めに

使用する。

・使い捨て食器を使用する、食

器にラップやアルミホイルを

敷く。

<水が使えないとき>

・缶詰、レトルト食品を使用す

る。

・使い捨て食器を使用する、食

器にラップやアルミホイルを

敷く。

・ウェットティッシュを活用す

る。(手やテーブルを拭く)

<ガスが使えないとき>

・電気を熱源とする調理機器や

カセットコンロ、ガスボンベ

で調理する。

・缶詰、レトルト食品を使用す

る。

・冷蔵庫内の在庫食品を早めに

使用する。

・使い捨て食器を使用する、食

器にラップやアルミホイルを

敷く。

<全て使えないとき>

・缶詰、レトルト食品を使用す

る。

・使い捨て手袋を使用する。

・使い捨て食器を使用する、食

器にラップやアルミホイルを

敷く。

・ウェットティッシュを活用す

る。(手やテーブルを拭く)

食事提供の可否判断

様式 2

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被災状況チェック表チェック

月日・時刻

記入者 氏名

出勤可能者 受託側

管理栄養士・栄養士(    人中)

人 人

調理師・調理員(     人中)

人 人

その他記入欄(被災詳細状況等)

電気

ガス

水道

調理室

給食用エレベーター

冷蔵庫の使用

その他(       )

調理機器

調理器具

食器

食堂等

配膳車

配膳ルート

調理済食品

納入済食品

在庫品

備蓄品

飲料用・調理用水

その他

電話

FAX

パソコン

(               科)

施設側

人員状況

食事提供の可否判断

可  ・  否

職種 ( 管理栄養士 ・ 栄養士 ・ 調理師 ・ 事務 ・ その他 )

 平成    年   月   日(    )  午前 ・ 午後      時     分  (災害発生後   日    時間)

通信手段

施設

可・否

可・否

□ 使い捨て食器□ その他   □ なし

   月    日 (朝・昼・夕)まで使用可

   月    日 (朝・昼・夕)まで使用可

可・否

可・否

可・否

可・否

   月    日 (朝・昼・夕)使用

職員食の実施

一般被災住民の受け入れ

 □ 有  (      食)     □ 無

 □ 有  (      食)     □ 無

*その他は気が付いたことを記入して下さい。

炊き出しの状況  □ 実施     □ 実施予定     □ 予定無

その他

被災状況

使用の可否

□ 全壊(代替施設             )

□ 一般エレベーター使用  □ 階段使用

給食実施状況

可・否

可・否

可・否

可・否

可・否

 □ 非常時対応     □ 休止     □通常給食    

可・否

可・否

可・否

可・否

可・否

使用できない場合の対応状況

□ 全壊  □ 半壊□ 一部損壊(修理対応          )

可・否

項目

食材備蓄食品

ライフライン

□ 備蓄品□ その他   □ なし

□ 自家発電□ その他   □ なし□ ポータブルコンロ  □ プロパンガス□ その他   □ なし

   月    日 (朝・昼・夕)まで使用可

   月    日 (朝・昼・夕)使用

可・否

可・否

可・否

可・否

様式 3

Page 18: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

【   階      フロア】

食形態

合計

※食形態欄の構成は、施設の入所者・利用者の状況合わせて作成する。

参考:「特定給食施設における非常・災害対策チェックリスト 利用の手引き」 宮城県保健福祉部健康推進課 平成26年8月作成

全粥

嚥下Ⅲ

その他個別対応

など

月    日   時現在

人数 氏     名

米飯

食数報告表 様式 4-1

Page 19: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

平成   年   月   日(   )

食形態 献立 ※ 1人分 使用食器 4階東 4階西 5階東 計 備考

御飯(α 米)+ゆかり 1/50箱 そのまま配膳

とりそぼろ(缶) 1缶 そのまま配膳

味噌汁(あさげ) 1袋 紙コップ(200ml)

スプーン

お粥(α 米)+ゆかり ディズポミニ丼

とりそぼろ(缶) 1缶 そのまま配膳

味噌汁(あさげ) 1袋 紙コップ(200ml)

スプーン

お粥(α 米)+ゆかり ディズポミニ丼

とりそぼろ(缶) 1缶 そのまま配膳

スプーン

山菜おこわ(α 米) 1/50箱 そのまま配膳

味噌汁(あさげ) 1袋 紙コップ(200ml)

若布御飯(α 米) 1/50箱 そのまま配膳

南瓜のいとこ煮(缶) 1缶 そのまま配膳

味噌汁(あさげ) 1袋 紙コップ(200ml)

洋風とり雑炊 1/6缶 ディズポミニ丼

お粥+のり佃煮

鶏肉のうま煮缶 1缶

おいしくミキサーぶどう 1袋 紙コップ(200ml)

御飯(α 米) 1/50箱

カレー(レトルト) 1缶

ポテトツナサラダ(缶) 1缶 そのまま配膳

お粥(α 米) 1/50箱

カレー(レトルト) 1缶

ポテトツナサラダ(缶) 1缶 そのまま配膳

お粥(α 米) ディズポミニ丼

豚肉のやわらか煮(ペースト) 1袋 紙コップ(200ml)

御飯(α 米) 1/50箱

カレー(レトルト) 1缶

※献立は、ライフラインの状況、備蓄の状況により作成する。

朝食

職員

米飯

全粥

嚥下Ⅲ

献立毎の食数集計表

参考:「特定給食施設における非常・災害対策チェックリスト 利用の手引き」 宮城県保健福祉部健康推進課 平成26年8月作成

 ディスポミニ丼

夕食

米飯

全粥

嚥下Ⅲ

職員

 ディスポ丼

 ディスポ丼

 ディスポ丼

昼食

米飯

全粥

嚥下Ⅲ

様式 4-2

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平成  年   月    日(   )    時    分(災害発生後   日    時間)

氏名

TEL

FAX 通信 納品 備考

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

気付いたこと等

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

その他

記入年月日

記入者 職名

水道

電気

ガス

乾物

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

(可・否)

業者連絡先及び状況確認

状況確認業者名分類

野菜

(可・否)

(可・否)

(可・否)

様式 5

Page 21: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

備蓄品リスト(在庫管理を含む)

受 払 在庫

お粥(缶) 200g×24缶 2015.10.18 食品庫 57箱 ○○屋2012.4.457箱

2015.2.620箱

2015.2.637箱

さばトマト煮(缶) 1400g 2016.3.10 食品庫 14缶 △△フーズ

さんまの蒲焼(缶) 1500g 2016.5.23 食品庫 18缶 △△フーズ

肉大和煮(缶) 1750g 2016.8.9 食品庫 12缶 △△フーズ

さば味噌煮(缶) 1400g 2016.4.16 食品庫 14缶 △△フーズ

みかん缶詰 1700g 2015.11.30 食品庫 5缶 △△フーズ

おろしリンゴ(缶) 870g 2016.10.24 食品庫 18缶 △△フーズ

白桃缶詰 250g 2016.12.17 食品庫 30缶 △△フーズ

フルーツカクテル(缶) 1850g 2016.9.24 食品庫 5缶 △△フーズ

黄桃スライス(缶) 480g 2016.11.21 食品庫 16缶 △△フーズ

うめびしお 8g×40袋 2015.4.3 食品庫 12箱 □□食品

のり佃煮 8g×40袋 2015.5.11 食品庫 12箱 □□食品

たいみそ 8g×40袋 2015.3.28 食品庫 12箱 □□食品

高カロリー栄養飲料 125ml×24本 2015.4.15 食品庫 32箱 ○○屋

とろみ剤 2kg 2016.1.12 食品庫 5袋 ○○屋

飲料水(2L) 2L×6本 2018.2.8 A倉庫 57箱 □□食品

※食材は150人分×3食×3日分として計算、飲料水は1人1ℓ×150人×3日分として計算。

 食品以外の備蓄品(消耗品など)

品  目 数 量

ディスポ丼(大) 500個ディスポ丼(小) 500個紙コップ 500個使い捨てスプーン 500個割り箸 500個透明カップ 200個カセットコンロ 6台カセットボンベ 18本ディスポ手袋 6箱ラップ 6本

※参照:社会福祉法人金山厚生会 非常災害時献立

在庫把握のため記入する賞味期限 保管場所 仕入先

毎食使用

備 蓄

毎食使用毎食使用毎食使用毎食使用

各ユニット1本

食品 規格 数量

デザート用(1日1回使用)各ユニット1台各ユニット3本各ユニット1箱

様式 6

Page 22: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

献立例1

熱量(kcal)

たんぱく質(g)

脂質(g)

ビタミンB1

ビタミンB2

ビタミンC食塩相当量(g)

お粥 1缶 150缶 142 2.2 0.2 0.02 Tr 0 0.0

さばトマト煮缶 60g 7缶 130 9.8 8.3 0.02 0.22 0 0.7

うめびしお 1袋 150袋 16 0.1 0.0 0.00 0.00 0 0.6

高カロリー栄養飲料 125ml 1本 200 8.0 7.0 0.32 0.37 24 0.5

お粥 1缶 150缶 142 2.2 0.2 0.02 Tr 0 0.0

さんま蒲焼 60g 6缶 135 10.4 7.8 Tr 0.16 0 0.9

みかん缶 40g 5缶 26 0.2 0.0 0.02 0.02 6 0.0

たいみそ 1袋 150袋 22 0.4 0.2 0.01 0.01 0 0.3

高カロリー栄養飲料 125ml 1本 200 8.0 7.0 0.32 0.37 24 0.5

お粥 1缶 150缶 142 2.2 0.2 0.02 Tr 0 0.0

肉大和煮 70g 6缶 109 13.4 3.1 0.01 0.10 0 1.3

おろしリンゴ 50g 9缶 42 0.2 0.1 0.01 0.01 Tr 0.0

のり佃煮 1袋 150袋 12 0.3 0.0 0.01 0.01 Tr 0.5

高カロリー栄養飲料 125ml 1本 200 8.0 7.0 0.32 0.37 24 0.5

お粥 1缶 150缶 142 2.2 0.2 0.02 Tr 0 0.0

さんま蒲焼 60g 6缶 135 10.4 7.8 Tr 0.16 0 0.9

のり佃煮 1袋 150袋 12 0.3 0.0 0.01 0.01 Tr 0.5

高カロリー栄養飲料 125ml 1本 200 8.0 7.0 0.32 0.37 24 0.5

お粥 1缶 150缶 142 2.2 0.2 0.02 Tr 0 0.0

さばの味噌煮 60g 7缶 130 9.8 8.3 0.02 0.22 0 0.7

白桃缶 30g 30缶 26 0.2 0.0 0.00 0.01 1 0.0

うめびしお 1袋 150袋 16 0.1 0.0 0.00 0.00 0 0.6

高カロリー栄養飲料 125ml 1本 200 8.0 7.0 0.32 0.37 24 0.5

お粥 1缶 150缶 142 2.2 0.2 0.02 Tr 0 0.0

さばトマト煮 60g 7缶 130 9.8 8.3 0.02 0.22 0 0.7

フルーツカクテル 40g 5缶 26 0.2 0.0 0.00 0.01 1 0.0

たいみそ 1袋 150袋 22 0.4 0.2 0.01 0.01 0 0.3

高カロリー栄養飲料 125ml 1本 200 8.0 7.0 0.32 0.37 24 0.5

お粥 1缶 150缶 142 2.2 0.2 0.02 Tr 0 0.0

さんま蒲焼 60g 6缶 135 10.4 7.8 Tr 0.16 0 0.9

うめびしお 1袋 150袋 16 0.1 0.0 0.00 0.00 0 0.6

高カロリー栄養飲料 125ml 1本 200 8.0 7.0 0.32 0.37 24 0.5

お粥 1缶 150缶 142 2.2 0.2 0.02 Tr 0 0.0

肉大和煮 70g 6缶 109 13.4 3.1 0.01 0.10 0 1.3

黄桃缶 30g 16缶 26 0.2 0.0 0.00 0.01 1 0.0

たいみそ 1袋 150袋 22 0.4 0.2 0.01 0.01 0 0.3

高カロリー栄養飲料 125ml 1本 200 8.0 7.0 0.32 0.37 24 0.5

お粥 1缶 150缶 142 2.2 0.2 0.02 Tr 0 0.0

さばの味噌煮 60g 7缶 130 9.8 8.3 0.02 0.22 0 0.7

おろしリンゴ 50g 9缶 42 0.2 0.1 0.01 0.01 Tr 0.0

のり佃煮 1袋 150袋 12 0.3 0.0 0.01 0.01 Tr 0.5

高カロリー栄養飲料 125ml 1本 200 8.0 7.0 0.32 0.37 24 0.5

※参考:社会福祉法人金山厚生会 非常災害時献立

栄養量(1人分)

8食目

9食目

2食目

3食目

4食目

5食目

6食目

7食目

1食目

食 品1人分提供量

全体量

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献立例2と手順書

食目

食品名 備蓄量

(個)

1人分量

(g)

栄 養 量 賞味期限

(月数) エネルギー 蛋白質 脂質 塩分

1食目

レトルト粥 300 280 199 3.1 0.3 0 12

いわし缶詰 300 70 147 11.3 9.4 1.0 30

ポタージュ缶詰 300 190 84 1.5 1.3 1.3 10

小 計 430 15.9 11.0 2.3

2食目

レトルト粥 300 280 199 3.1 0.3 0 24

なっとくハヤシ 300 220 242 5.1 15.6 2.8 18

オレンジジュース 300 190 80 1.3 0 0 24

小 計 521 9.5 15.9 2.8

3食目

レトルト粥 300 280 199 3.1 0.3 0 12

なっとく麻婆丼 300 180 143 14.0 4.0 3.0 10

野菜ジュース 300 190 61 0.6 0 0.2 12

小 計 403 17.7 4.3 3.2

4食目

レトルト粥 300 280 199 3.1 0.3 0 12

鮪フレーク缶詰 150 140 171 27.8 0.6 3.4 24

ポタージュ缶詰 300 190 84 1.5 1.3 1.3 10

小 計 454 32.4 2.2 4.7

5食目

レトルト粥 300 280 199 3.1 0.3 0 12

なっとく中華丼 300 180 102 4.0 5.2 2.4 10

野菜ジュース 300 190 38 1.5 0 0.2 12

小 計 339 8.6 5.5 2.6

6食目

レトルト粥 300 280 199 3.1 0.3 0 12

なっとくビーフシチュー 300 210 207 5.7 10.3 2.8 18

スポーツ飲料 300 250 68 0 0 0 12

小 計 474 8.8 10.6 2.8

7食目

レトルトご飯 300 200 338 5 0.6 0 36

鮪フレーク缶 150 140 171 27.8 0.6 3.4 24

野菜ジュース 300 190 61 0.6 0 0.2 12

小 計 570 33.4 1.2 3.6

8食目

レトルトご飯 300 200 338 5.0 0.6 0 36

なっとく豚丼 300 125 73 4.8 2.0 2.8 12

杏仁フルーツ 1号缶 30 100 110 4.2 2.9 0 12

小 計 521 14.0 5.5 2.8

9食目

レトルトご飯 300 200 338 5.0 0.6 0 36

なっとくカレー 300 220 207 4.0 11.7 3.0 18

オレンジジュース 300 190 80 1.3 0 0 24

小 計 625 10.3 12.3 3.0

※参考:山形県立新庄病院 災害時献立

※日本人の食事摂取基準(2015 年版)では、東日本大震災の教訓として「ビタミン

B1 の不足が心配された」とされているので、ビタミン類(A、B1、B2、C など)

についても算出しておく事が望ましい

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災害時の衛生管理

○水道が復旧しない時

<飲用以外の水がない場合><備蓄用水や外部からの給水が使用可能な場合>

※給水方法と保管に注意して、通常と同じ衛生管理を基本とする

汚れをウェットティッシュ等でふき取り、アルコールで消毒

石鹸を使って流水で手洗いをし、アルコールで消毒

作業の際は使い捨て手袋を使用 同様

エプロン・帽子等 使い捨てエプロン・帽子・マスクを使用 同様

調理場の衛生施設の安全を確認し、汚れをウェットティッシュ等でふき取り、アルコールで消毒調理室以外で配膳等を行う場合も同様

同様

食 器 使い捨てのものを使用 同様

器 具 使い捨てのもので代用する 使用した食器は洗浄し、適切な消毒を行う

提供する水 備蓄用水等飲用に適するものを提供 同様

提供する食事 備蓄食品を調理せずに提供 簡便な調理で提供(施設の状況にあわせて)

 食品・野菜の

下処理下処理の必要ないものを使用 水を使用して洗浄、下処理を行う

室内の衛生食事等を置く場所は、ウェットティッシュ等で汚れをふき取り、アルコールで消毒

同様

利用者の手指の衛生

汚れをウェットティッシュ等でふき取り、アルコールで消毒

石鹸を使って流水で手洗いをし、アルコールで消毒

 

○ガス又は電気などの熱源が復旧しない時

調理に関すること

食品の管理

調理従事者、配膳者の

手指の衛生

簡易調理(カセットコンロなど)の場合には火力が弱いので、中心まで温度を上げる工夫をする

冷蔵庫に保存してある食品は、庫内温度を確認して使用する備蓄食品、支援物資などは賞味期限を確認してから提供する

参考:「特定給食施設における非常・災害対策チェックリスト 利用の手引き」 宮城県保健福祉部健康推進課 平成26年8月作成

様式 7

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年月日

記入者 職名 氏名

栄養士

調理師等

備考

災害時対応記録表

災害時用給食日誌

 平成    年    月   日 (     )

             食数食種

朝食(   :   ) 昼食(   :   ) 夕食(   :   ) その他(   :   )

その他①(       )

職員

納品状況 食器等 ガス・水・電気等

対応事項等

勤務状況

一般被災住民の受け入れ

合計

提供献立内容

  朝) □非常時対応  □通常給食  □休止

  昼) □非常時対応  □通常給食  □休止

   夕) □非常時対応  □通常給食  □休止

その他) □非常時対応  □通常給食  □休止

ボランティア等の炊き出しの記録

その他②(       )

様式 8

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フェーズ毎の対応一覧

〈災害時に想定される状況〉

・ライフラインの寸断 ・厨房設備破損 ・衛生環境の悪化 ・食材搬入ルートの遮断による物資の不足

・職員の出勤困難 ・通信網の破損による連絡体制の困難 ・施設利用者の増加(被災患者、被災住民等の受け入れ)

フェーズ0

(災害発生から24時間以内)

初動体制の確立

フェーズ1

(災害発生から72時間以内)

緊急対応

フェーズ2

(概ね4日目から1カ月)

応急対応

①被災状況の確認

・施設長への報告

②施設内外の情報収集

①ライフライン復旧状況の把握

②破損機器具等の点検、修理

・給食の早期平常化に向け、調理機器具等の破損修理、ガ

ス管・水道管等を含めた厨房設備の点検を行い修繕計画

の検討をする。

③必要に応じて関係機関へ連絡、相談

④対応状況の検証

災害時の対応記録として日誌等をつけておく

①給食業務可否判断

②食事提供への対応

・自力での食事提供が可能な場合は、災害時用

献立に移行し、在庫食品、備蓄食品等を活用

した食事の提供を行う。

・自力での食事提供が不可能な場合は、代替給

食や支援要請の検討を行う。

①災害時用献立の実施

②非常食、ディスポ食器等の補

③復旧の状況に応じて、適温給

食、栄養バランスへの配慮に

ついて 検討する

①通常の食事提供に向け

た調整

・復旧状況に応じて、

徐々に通常の食事提

供に戻して行く。

②入所者の健康状態の把

握と対応

支援要請が必要な場合

①要請の準備

・被災状況の確認後、給食業務の可否を判断の

うえ必要に応じて支援要請のための準備を行

う。

(準備が整い次第、協定先等に支援の要請を行

う。)

①物的支援要請

・食品、水、熱源等、不足の物資を協定先等に要請する。

②人的支援要請

・調理業務に携わる人員を協定先等に要請する。人員の受

け入れにあたっては、健康状態の確認(衛生点検)を行

う。

様式 9

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Ⅴ 事例集

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1 東日本大震災(平成 23 年 3 月 11 日)

事例1

施設名 特別養護老人ホーム 芙蓉荘(酒田市)

入所定員数 200 人(ショート・デイ等含む) 運営形態 部分委託(献立作成以外の業務)

被災時の状況 ○ ライフライン

・停電により発電機を使用したが、設置場所が外だったため厨房で

は発電機を使わない選択をした。(停電は翌日の昼頃まで)

・ガス業者の自主的なバルクタンクの点検により、ガスは速やかに

復旧し、被災後も食事を提供することができた。

・水道水は電動ポンプが作動せず僅かな水量となったが、受水槽よ

りポリタンクで水を汲み使用した。

○ 入所者への対応

施設は海と川に近接しているため、津波を想定し全員を2階に避

難させた(敷地内の別棟入所者や通所の希望者も避難)。石油ストー

ブで暖をとりながら湯を沸かし、そこで温めた缶詰のみそ汁はカイ

ロ代わりとしても活用した。

○ 厨房の様子

・停電により、照明としてランタンを活用した。

・大量の水を受水槽から運ぶ事となり、総務係職員が中心となって

協力した。

○ 職員体制

震災当日、役付け職員は泊まり込みで入所者の対応にあたった。

栄養食生活面の

対応状況

○ 食事の提供

・停電時の照明として祭り用提灯を活用した。また、1 階と 2 階間

の食事の運搬・下膳は、階段に職員(調理以外の職員も協力)が並

びリレー方式で行った。

・停電時はふだん通りメラミン食器を使用し、洗浄後は熱湯消毒を

行った。

ディスポ食器は入所者には扱いにくい。

食器にラップを巻いた使用は誤食の危険性があると判断。

・停電時ソフト食やミキサー食の方へは、食形態の安全性及び衛生

面に配慮しミキサーを使用しない対応とし、在庫の高カロリーゼリ

ーや備蓄食品を提供した。

・発災後、食材の不足や備蓄食品の活用により献立内容を変更した。

また、事態が長引くことを想定し暫くの間は、食事の品数を減らす

等通常の 8~9 割程度の量で提供した。

・泊まりの職員へは備蓄食品を提供した。

○ 食材確保

Page 32: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

・委託業者は全国展開しているため食材の物流ネットワークへの期

待があったが予想に反し苦戦した。それは、委託業者が取引してい

る食材業者の多くが被災地であり、そこからの配送が多いためだっ

た。逆に影響が少なかったのは地元業者(八百屋)であった。更に

ガソリンの不足により暫くの間は納品回数が減少した。

・食材確保のため、通常ルートでない店舗より濃厚流動食を購入し

たり、法人内栄養士と業者に出向き食材を購入した。

管理栄養士の思

○ 停電がいつまで続くかわからない不安とともに、誤嚥や感染症等

の事故は絶対に出せないという思いがあった。

○ 食品メーカーや取引き業者からの物資提供等は大変有難いもので

あり、普段からの良好な人間関係を築くことの大切さを痛感した。

○ 災害時は最悪な事態を想定した臨機応変な対応が求められるの

で、日ごろから防災のための知識の習得が必須である。

被災後の整備状

○ 施設内に備えていた 3 日分(入所者・地域住民・職員分)の備蓄

食品を見直した。①ミキサー食対応のゼリー水と粥ゼリーの追加

②レトルト粥の追加 ③濃厚流動食と経管をセットした保管

○ 委託業者が、新たに鶴岡市内の倉庫に法人関連施設 3 日分の備蓄

を整備した。①給食で使用の冷凍食品等食材 ②ガソリン

今後に向けての

意見、課題、

所感 等

○ 栄養士や調理師不在時(夜間等)を想定し、備蓄食品活用マニュ

アルを全職員で共有しておく必要がある。

○ 備蓄食品と加熱用調理器具の保管場所がスペースの関係で離れて

いることが課題である。

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事例2

施設名 医療法人社団清明会 新庄明和病院(新庄市)

病床数 180床(地震発生時の患者数 152 人) 運営形態 直営

災害時の状況

○ ライフライン

・地震発生後すぐ、厨房は電気と水がストップした。停電のため厨

房内は真っ暗、日中かすかに見える程度の中、灯りは懐中電灯 2個

を使用した。電気は翌日 18時 20分に復旧。

・水は日頃から井戸水を使用していたが、停電で使えなくなったの

で、井戸水が復旧する 3月 13日朝食分まで検査室の水道水を運搬し

て使用した。

・ガスは使用可能であったため、ガスで調理を実施した。しかし、

パイプが外れるなど異常がないかを点検してもらうためガス業者に

連絡をとろうとしたが、電話がなかなか通じなかった。

○ 調理師の勤務体制

ガソリン不足で給油制限となり、調理師の通勤が困難になりそう

だったが、各自が休日や勤務時間外に長時間並んで給油し、なんと

か通勤していた。

○ 入所者への対応

病棟内の患者は全員が 3病棟ホールに移動し、食事をした。

食器は、使い捨て食器を使用したが、混乱と不備がないよう全部の

蓋に個人名を書いて提供した。

その他、系列施設のグループホーム利用者も院内に避難したため、8

人程度に追加で食事を提供した。

施設の連絡体制 ○ 3月 12日午前、病院関係者の臨時会議を実施した。その後、14

日午後、15日午前及び午後、18日午前と計 5回実施。ライフライ

ンの確保策、食材の納入や献立変更状況、夕食時間の変更について

検討した。

栄養食生活面の

対応状況

○ 食事の提供

・震災直後は、解けていない冷凍食品やゼリー、常温で保存してい

る食品等を組み合わせて使用した。

・業者による納入が約二ヶ月間、全部または一部ストップしたとこ

ろがあったため、毎日献立変更を余儀なくされた。非常事態が何日

続くか分からない状態だったので、あえて非常食に手をつけずに食

事を提供したいと考え、毎日納入可能な食材でつないだ。(宮城県の

工場が被害を受けて納入が出来なかった業者、また、ガソリン不足

による納入困難、燃料不足による製造上の問題で納入不可能な業者

があり、日々食材が納入可能かどうか不安であった。)

Page 34: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

・ミキサー食は電気が必要なため、薬局と事務室の非常電源を利用

して作った。

○ 栄養評価

・3月 11日~28日までの常食の栄養価は、たんぱく質、脂質、ビ

タミン A、ビタミン B1、ビタミン B2、ビタミン C、鉄などは基準

値を満たしていたが、エネルギー及びカルシウムは、充足率がそれ

ぞれ 97.4%、76.4%であった。カルシウム不足は、牛乳が 3月 14日

~28 日まで納入不可能となったことが大きな原因であると考えら

れる。

他部門との連携

○ 水、電気、使い捨て食器の手配のほか、水と食事の運搬など他部

署の方々に協力いただいた。

管理栄養士の思

○ 非常事態が何日続くのかわからない状況の中での食材のやりくり

と、使用可能な機器を考慮に入れた食種別の献立変更で大変だった。

震災後の備蓄状

○ 3日分の非常食を食形態別に備蓄。

○ 水、ガスが使えない状況下でのミキサー食の提供について

常食と同様に、非常食として 3日分をストックした。

○ 業者に連絡がつかない(特にガス業者)

ガス業者には震度 4以上の時は自主的に点検するよう依頼した。

今後に向けての

意見、課題、

所感 等

○ 非常時での今後の患者さんへの食事提供について

今回の非常事態は、一部の食材が納入されない事とおおよそ 28

時間にわたる停電であったが、水とガスは使用できた。今後さらに

厳しい状況になるとどこまで対応できるか大きな課題が残る。

Page 35: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

事例3

施設名 介護老人保健施設 白鷹あゆみの園(西置賜郡白鷹町)

入所定員数 120人(デイサービス含む) 給食運営形体 部分委託(献立作成以外の業務)

被災時の状況 ○ ライフライン

・停電になり電気は非常灯に切り替わったが、厨房の電気は 30分で

消えたので、ろうそくとランタンで明かりをとった。食事の際の照

明は、ろうそくで対応した。

・水は、貯水槽のポンプが回らなくなり段々出なくなったため、外

の水道で対応した。飲食に必要な水は、ペットボトル・バケツ・漬

物桶を使って厨房まで運んだ。食器等の洗浄は、外の水道で多職種

が協力して洗い、手渡しながら厨房まで運んで煮沸や薬液消毒を行

った。

・ガスは使用可能であったが、ガス業者からボンベ付き炊飯器の貸

出しがあった。

○ 食材の納入状況

食材は、翌日の昼の分まで納入されていた。

○ 調理師の勤務体制

翌朝の調理師の人数が通常体制を確保できそうになかったため、1

人が泊まり込みで対応した。

施設の連絡体制 ○ ただちに対策本部が設置され、入所者の状況や施設の破損箇所等

が確認された後、ライフラインの確保策や食事の提供方法等が検討

された。

○ 電気は、震災翌日の 14時 26分に復旧したが、対策本部会議は、

発災から 2週間の間に 7回開催し、その都度食事提供方法について

検討した。

栄養食生活面の

対応状況

○ 食事の提供

・夕食は各フロアに設置してある土鍋とカセットコンロを使用して

「おじや」を作った。「おじや」は、1日 2食、3日間継続して提供

した。食材は、既に納入されている生鮮食品、在庫食品、畑の収穫

物を使用した。その後も余震の被害で物流が滞るのではないかと不

安だったので、備蓄食材を確保するため、納入された食材を備蓄食

材として冷蔵保存しながら約 1ヵ月間、夕食のみ 1日おきに「おじ

や」を提供した。

1 日 2 食を「おじや」としたが、他の 1食は、副食を 4 品から 3 品

に減らしたため、提供したエネルギーは、通常の 8割程度であった。

献立は、予定献立表を基に、毎食、変更した。

※フロアは、全部で 7フロアあり、1フロア 12~13人の入所。平常

Page 36: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

時から、カセットコンロと土鍋セットを各フロアに 2組設置し、「鍋

の会」や料理教室を実施していた。

・ミキサー食はレトルト食品を利用する他に、食材を小鍋で柔らか

く煮て裏ごしして提供した。

・食器はディスポ食器としたが、ディスポ食器が扱いにくい入所者

には通常のメラミン食器を使用した。(ディスポ食器は底をつきそう

で不安であった。)

・職員食は、貸出しがあったボンベ付き炊飯器を使用して、おにぎ

りを作って提供した。

○ 食材の確保

米と卵と牛乳は、通常どおり納入されたが、他の食材は、ガソリ

ン不足から 2 日間隔の納入となった。食材の納入が不安定なため、

全く取引がない他の地区の業者に提供を依頼したところ、心よく応

じてくれたので、自ら買い出しに出向き必要な食材を確保した。

管理栄養士の思

○ うす暗く寒い中で、先が見えずどこまですれば良いのかという不

安感があり、気持ちが沈んでいたが、食事を提供しなければならな

いという使命感があった。

○ 人手があれば何事にも対応できること、様々な案をいただきなが

ら、他部署と連携していくことの大切さを改めて認識した。

震災後の整備状

○ 無洗米及び飲料水の確保、レスキュー水の作成手法を構築(電解

質のバランスを取るため、水と砂糖と塩で溶液を作る)。

○ 経管栄養剤を 10日間備蓄。

○ 厨房専用自家発電の整備(発災時、自家発電は入所者優先であっ

た)と、各フロアにランタンを設置。

○ ガスボンベの集中管理から、各フロア管理へ移行。

○ 畑の活用(災害時にも使用)。

今後に向けての

意見、課題、

所感 等

○ 食材の買い出し等のためガソリンの確保(取引業者に災害時は優

先して納めてもらえるよう依頼)。

○ 災害は、いつ発生するかわからないので、季節を考慮したマニュ

アルの整備。

○ 日ごろから、共助のためのネットワーク作り。

Page 37: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

2 大雨による断水(平成 25年 7月)

事例4

施設名 山形県立河北病院(西村山郡河北町)

病床数 225床 給食運営形態 直営

断水の概況

○ 河北町の状況

平成 25年 7月 17日夜から 18日昼にかけての記録的な豪雨により、

村山広域水道西川浄水場の原水濁度が上昇し、河北町は 18日 23時

から断水となった。その後、22日に再び降雨。22日 23時から再度

断水となり、通常の給水に戻ったのは 25日頃だった。(地域によっ

て復旧にばらつき有り。)

○ 河北病院の状況

7月 18日の夜に、河北町から病院に断水の連絡が入る。(貯水槽は、

1~2日分の水を保有。)断水の間は、給水車による支援を受けたため、

病院では断水に至らずに済んだ。しかし、町の断水期間が長く、復

旧の見込みもたたなかったことから病院全部署に節水の指示があり

19日~29日までの 11日間(19日昼食~29日昼食)については、節水

に応じた給食の提供を行った。給食の節水解除は、25日 8時 30分。

ディスポ食器の使用は、節水対応解除とともに終了。献立について

は、29日まで食材の発注が済んでいたため、29日まで節水対応の献

立を継続した。

施設の連絡体制

○ 施設内対策本部

平成 25年 7月 19日 8時 30分 各部門の代表者招集

河北町の断水状況について報告があり、断水がいつまで続くのか

不明のため、透析等治療に使用する水を優先し、手術は一部延期、

給食及び各部門は節水するよう指示を受ける。

○ 栄養管理科の打合せ

平成 25年 7月 19日 午前中

打合せを 2回実施し、節水への対応を検討。

栄養管理科での

対応

○ 食器の対応

災害用に保管しているディスポ食器を使用し、食器洗浄を中止し

た。

○ 献立、調理の対応

献立の種類(食種)に制限をかけることなく、通常どおりの提供

を行った。但し、調理に関しては一定の制約を設けて対応した。

・主食-洗米の水を節約するため、ご飯の提供を止め備蓄食のレトル

ト粥を提供した。串刺し食のおにぎりは、パンで対応。分粥、重湯の

み調理を行った。

Page 38: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

・汁物-ジュース、ウーロン茶等に変更

・生野菜(葉物)-洗浄が不要な冷凍食品に変更

・果物-ゼリーに変更

・麺類-提供中止

調理器具の洗浄を最小限にするため、調理方法の統一化を図った。

嚥下訓練食用のゼリーや煮物、茹で物の水は、災害備蓄用の水を使

用。(1.5ℓ×6本×6ケース)

○ 衛生管理の対応

断水には至らなかったため、手洗い、消毒等衛生管理に関するこ

とは、通常レベルで行った。

○ その他

盛り付け台、一部の調理器具は、ラップを使用し汚れないよう工

夫を行った。

他部門との連携 ○ 看護部との調整が必要な事項は、随時看護部長室に相談。

外部からの支援 ○ 給水車による水の支援(病院に対する支援)

○ 給食への直接的な支援は特に無かった。

管理栄養士の思

○ 家庭が断水した職員もおり、水のない生活がいかにたいへんかつ

くづく思い知らされた。

○ 村山地域の中で、断水になった地域とならなかった地域があった

ため、断水となった地域からみると、困窮の度合いが世間に伝わっ

ていないように感じた。

災害後の備蓄状

○ 患者食、職員食、ディスポ食器は各 3日分を備蓄

○ 災害後、ディスポ食器の内容を見直し、種類を増やした。

(水は、総務課で保管及び管理)

今後に向けての

意見、課題、

所感 等

○ 節水に伴い冷房の制限があり、高温多湿な時期であったため調理

室の温度管理に苦慮した。

○ 給水の支援を受けるにあたり、給食に要する 1 日の水道使用量を

問われた。水道にメーターが付いていないので、急いで推計したが、

平常時から把握しておくことが必要だった。(1日あたり食器洗浄 16

トン、調理その他 5.3トン、計 21.3トン)

○ 給食施設の災害時対応(東日本大震災)を経験した職員が複数い

たため、それ程あわてずに対応が可能だった。災害時の対応記録は

非常に重要な資料となる。

Page 39: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

② ③

3 施設間連携体制の構築

事例5

施設名 最上町介護老人保健施設 やすらぎ(最上郡最上町)

病床数・入所定員数 長期入所者定員 50 名 運営形態 部分委託(献立作成以外)

連携体制構築の

背景と構築手順

平成 23 年 3 月 11 日の東日本大震災による被害がひどかったこと

により、他県との支援体制を必要とした宮城県の介護老人保健施設

から、当施設に相互支援の依頼があった。

大規模な地震、風水害等の災害により、利用者の安全確保が出来

ない状況が発生した場合、お互いに支援が円滑に行えるよう平成 25

年 9 月 1 日協定を締結した。

連携体制の目的 被災した場合において、入所者の一時避難先の確保又は支援物資

及び支援スタッフが必要になる状況に至ることを想定し、その際相

互に支援が円滑に行われることを目的とする。

連携施設 介護老人保健施設 夢の楽園 高森ロマンホーム(宮城県栗原市)

施設間の連絡網

(FAX、メール)

各施設の電話・FAX・メール・施設窓口(情報交換者の携帯)

支援

ネットワーク図

①施設間協定

やすらぎ、高森ロマンホームとの相互支援に関する協定書による

②山形県老人保健施設協会の定める災害対策規定による県内での

連携

③各施設担当者間での連絡調整による隣接施設・事業所との連携

支援体制

・「支援内容」は、利用者の一時避難・支援物資・支援スタッフ等

・「支援物資」とは、食材・燃料・毛布・衣類などの提供可能な物資。

・「支援スタッフ」とは、被災施設へ派遣可能な介護・看護・リハ職

等。

支援連絡手順

災害発生→支援要請→支援可否連絡→支援物資準備→支援側運搬

→被災施設到着

支援方法

利用者や支援スタッフの搬送及び物資の輸送に関して、被災地の

状況を考慮しお互い協力して担う。

経費 支援スタッフの派遣に係る費用及び支援物資に関しては、原則と

して派遣元及び提供元が負担する。

資料1 災害時相互支援協定締結施設間担当者連絡会について

最上町介護老人保健施設

やすらぎ

介護老人保健施設 夢の楽園

高森ロマンホーム

山形県老人保健施設協会

隣接施設・事業所

Page 40: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

資料1 災害時相互支援協定締結施設間担当者連絡会について

日時 平成 26 年 10 月 25 日(土)10:00~11:50

場所 高森ロマンホーム 会議室

担当者(会議出席者) やすらぎ、高森ロマンホーム双方より以下の役割担当者が出席

①総責任者 ②施設窓口(情報交換者) ③利用者の一時避難(入

所)に関する連絡担当者 ④看護責任者 ⑤介護責任者 ⑥リハビ

リ担当者 ⑦給食関係担当者 ⑧支援物資及び搬送担当者 等

連絡会における目標 被災時の相互支援を円滑に行えるよう、互いの担当者が顔の見え

る関係になる。

連絡会内容 担当者間あいさつ後、施設内見学実施

その後、連絡会開始(司会進行:高森ロマンホーム次長)

1 開会

2 あいさつ 高森ロマンホーム部長、やすらぎ事務長

3 内容

(1)報告

「東日本大震災時の対応を振り返って」

高森ロマンホーム、やすらぎ、互いに発表

(2)協議(報告を踏まえ)

「相互支援をするにあたって、不安なことや課題、そしてそ

の対応策」について、2グループに分かれ話し合いを実施

A グループ:担当者①、②、⑦、⑧

B グループ:担当者③、④、⑤、⑥、⑨

(3)確認 次回開催の日程と場所について

4 閉会

Page 41: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

罹災

給食施設

要請

≪調整≫

老人福祉施設長

連絡協議会

A施設 特別食

B施設 刻み食

C施設人的な支援

D業者 全粥食

良質・ 安全な 食事提供従事スタ ッ フの派遣

支援

課題 :「どうする!」 ● 利用者のニーズ(栄養管理、  食形態)に応じた食事提供 ● 従事スタッフの確保

【 ネッ トワーク 構築に必要な こと】 ①協議会設立 ②支援ネットの立上げ ③栄養基準の決定 ④基本献立の作成 ⑤調理法の標準化 ⑥単価決定 ⑦施設職員共有 ⑧実地訓練によるスキルアップ等

事例6

名 称

村山地区特別養護老人ホーム災害時施設相互応援協定

(食の相互支援ネットワーク)

設 立 平成 21年 8月 26日 (協定締結式)

目 的

村山地区特別養護老人ホームにおいて、火災又は震災等の災害が発生した

場合、被災していない施設が被災施設入所者の受け入れ、応援職員を派遣す

る等、相互の応援を円滑に行う

協定施設数 東南村山、西村山地区の特別養護老人ホーム 53施設(H26.6.13)

経 緯

1 村山保健所では、平成 20年度から、地域保健総合推進事業((財)日本

公衆衛生協会)「災害時の食生活支援における保健所管理栄養士の連携体制

及び具体的支援に関する検討事業」のモデル事業を分担。

2 特定給食施設のうち、老人福祉施設を対象に実施を検討。

3 村山地区特別養護老人ホーム施設長連絡協議会(老施協)の会長もその必

要性を感じていたこともあり、事業実施の提案について承諾が得られ、「災

害時栄養・食生活支援における施設間給食支援ネットワークの構築に向け

て保健所と特定給食施設との連携による取り組み」として実施。

4 老施協が進める施設の相互支援の体制づくりに併せ、食の相互支援ネッ

トワークの体制の部分については保健所(村総地域保健予防課)が担当。

また、施設の相互支援の体制づくりは村総福祉企画課が担当。

保健所での

取組み

対象:

施設の管理

栄養士等

(平成 20~21年度 2年間)

1 施設間の食支援ネットワークの構築のため、個々の施設自体の災害体制

(自助)の充実のための支援と研修会の開催。

内容:施設内の備え、体制整備必要性についてのグループワークなど

2 被災経験がない地域においても対策が進むよう、施設担当者が具体的な

イメージが持てるような研修会の開催。

内容:被災地での取組み事例紹介、災害時給食提供マニュアルの作成、

グループワーク(応援協定の基に、災害時、ネットワーク内での給

食提供までのシミュレーション) など

(災害時施設間給食提供支援ネットワークのイメージ図)

災害時施設相互応援協定施設

(資料3 別表1-1)の

各ブロック内で、食事提供の方法

についてシミュレーション

3 支援体制整備と支援物資の確認のための実態調査の実施

内容:備蓄食品の整備、食事提供のための災害時マニュアルの整備など

(参考 平成21年度地域保健総合推進事業報告書

「健康危機管理時の栄養・食生活支援メイキングガイドライン」)

Page 42: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

応援協定書

の内容

(支援体制)

1 老施協に非加入の施設も含め地域全施設での締結となった。

2 協定書(資料1)には、応援事項(職員の派遣、給食、給水物的支援及

び生活必需品の提供)、応援要請の手続き、応援費用の負担区分などを定

めている。

東日本大震

災時の対応

(平成 23年 3月 11日)

1 災害時応援協定連絡網を使い、伝達訓練を活かした方法で電話にて状況

確認(最終連絡で 30施設中 10施設と連絡が取れず)

(平成 23年 3月 12日 16:15 電気復旧。)

1 連絡の取れない施設には、各副幹事施設(副本部)が直接出向いて状況

の確認に努めた。

2 連絡の取れない施設のうち、副幹事施設(副本部)の中山ひまわり荘に

は、本部のながまち荘荘長と管理課長が出向いた。

オール電化施設のため、停電の影響で調理ができず、隣接の中山町保健

センター調理室で調理し、食事を運んでいた。

3 ながまち荘より食材、食器類を提供。(資料2)

東日本

大震災後の

対応

1 より実践に即した対応ができるよう、定期的に応援協定幹事施設実務担

当者会議を開催。

内容:課題解決に向けた協議、実態調査の実施、災害時相互支援活動

マニュアル(資料3)の整備など。

2 毎年、防災訓練を実施。伝達訓練のみならず備蓄品調達訓練なども実施。

3 平成 23年 8月 24日、山形県高齢者福祉施設防災ネットワーク協定が締

結。県内全域(村山地区、最北地区、置賜地区、庄内地区)でのネットワ

ーク化(資料4)の実現。※北村山地区は、最上地区と最北地区を結成

4 平成 24年 8月 24日、山形市は山形市内の特別養護老人ホーム(23)と養

護老人ホーム(1)の全 24施設と福祉避難所協定締結式実施。

25 年度末では、管内 14 市町のうち 10 市町(東村山 5 市町、西村山 5

市町)で締結済。地域との連携を強化。

5 平成 26 年 4 月 1 日 一般社団法人山形県老人福祉施設協議会広域災害

相互支援協定締結

その他 協定本部 特別養護老人ホーム ながまち荘

住所 山形市長町751番地 電話 023-684-2391

資料1 村山地区特別養護老人ホーム災害時施設相互応援協定書

資料2 応援要請への対応状況(食材及び食器類)

資料3 村山地区特別養護老人ホーム災害時施設相互応援協定施設

災害時相互支援活動マニュアル

資料4 山形県高齢者施設防災ネットワーク連絡体制

参考 平成21年度地域保健総合推進事業報告書

「健康危機管理時の栄養・食生活支援メイキングガイドライン」

(平成22年3月 財団法人 日本公衆衛生協会)

Page 43: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

村山地区特別養護老人ホーム

災害時施設相互応援協定書

(目的)

第1条 この協定は、村山地区特別養護老人ホームにおいて、火災又は震災等の災害が発生した場合、

被災していない施設が被災施設入所者の受け入れ、応援職員を派遣する等、相互の応援を円滑に行う

ために必要な事項を定めるものとする。

(応援事項)

第2条 応援項目は次のとおりとし、被災していない施設での通常の業務を妨げない範囲内でおこなうこと

ができるものとする。

(1) 被災者の避難のための施設の提供

(2) 被災者に対する給食、給水及び生活必需品の提供

(3) 災害応急措置に必要な職員の派遣

(4) 災害応急措置に必要な資材物資の提供

(5) その他、被災施設から特に要請のあったもの

(応援要請の手続き等)

第3条 応援要請を行う場合には、次の各号に掲げる事項を明確にして、直ちに電話またはファクシミリ等

により要請し、後日速やかに文書を提出するものとする。

(1) 災害の状況(種類、発生日時、場所)

(2) 応援要請の内容

(3) 応援要請の期間

(4) その他必要事項

2 災害の実態に照らし特に緊急を要し、被災施設において応援要請が出来ない状況にあると判断さ

れるときは、応援要請を待たず自主的に応援出動することが出来るものとする。この場合は、前項の要

請があったものとみなす。

(応援の実施)

第4条 前条第1項の規定により要請を受けた施設の長は、被災施設の長に対して、応援内容を電話等で

連絡し、直ちに応援を実施するものとする。

(応援費用の負担区分)

第5条 応援に要した費用は、原則として被災施設が負担するものとする。

(その他)

第6条 この協定の実施に関し必要な事項及びこの協定に定めのない事項は協議して定める。

(適用)

第7条 この協定は平成21年8月26日から適用する。

(附則)

この協定書で定める村山地区とは、東南村山・西村山地区をいう。

この協定の締結を証するため、協定書には、村山地区特別養護老人ホーム施設長等が記名押印して、

本書 30通を作成し、各1通を保有するものとする。

平成21年8月26日

(以下 の施設 住所、施設名、施設長名については省略)

資料 1

Page 44: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

     資料 2

応援要請への対応状況(食材及び食器類)

平成23年3月12日 平成23年4月18日

食材及び食器等ながまち荘から中山ひまわり荘へ提供

中山ひまわり荘からながまち荘へ返却

白粥(280g×8袋) 12箱(96P) 8箱5P(69P)

 +250gパック粥30P

サンマ味付け缶(24缶/箱) 3c/s 3c/s

のり佃煮チューブ 5本 5本

ブレンダー食(10袋/箱)

 <白身魚と里芋のそぼろ煮> 1箱 1箱

 <肉と豆腐のあんかけ> 1箱 1箱

割り箸 500膳 500膳

銀皿 100枚 100枚

丼(小) 100個 100個

フォーク 70本 70本

スプーン#140 100本 100本

フードパック 50枚 50枚

Page 45: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

資料3資料3資料3資料3

村山地区特別養護老人ホーム村山地区特別養護老人ホーム村山地区特別養護老人ホーム村山地区特別養護老人ホーム 災害時施設相互応援協定施設災害時施設相互応援協定施設災害時施設相互応援協定施設災害時施設相互応援協定施設

災害時相互支援活動災害時相互支援活動災害時相互支援活動災害時相互支援活動マニュアルマニュアルマニュアルマニュアル

平成平成平成平成 22224444 年年年年 6666 月月月月

目目目目 次次次次

1.目 的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

2.指 針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

3.対象施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

4.組織体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

(1)組織の設置

(2)役割と活動内容

5.連絡体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

6.災害発生時の対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

(6-1)地震編

(6-2)火災編

(6-3)風水害編

7.情報収集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

8.災害後の対応~「継続的支援と支援の終了」・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

9.その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

(別表関係)

別表1-1 村山地区特別養護老人ホーム 災害時施設相互応援協定 災害時連絡網

別表1-2 村山地区特別養護老人ホーム 災害時施設相互応援協定 施設名簿

別表2-1 村山地区特別養護老人ホーム 応援要請申請書

別表2-2 村山地区特別養護老人ホーム 状況報告書

別表3-1 山形県高齢者福祉施設防災ネットワーク震災時チェックリスト

1111....目的目的目的目的

本マニュアルは、「村山地区特別養護老人ホーム災害時施設相互応援協定」(以下、協定)

に基づき、大規模災害発生時に協定締結施設間の迅速かつ的確な相互応援体制を構築するた

め、各施設の採るべき役割、連絡体制等について明らかにすることを目的とする。

2222.... 指針指針指針指針

協定締結施設は、本マニュアルに基づき相互応援を行うほか、本マニュアルの実施が担保

されるよう各施設内の防災体制の確立を図るものであること。

3333....対象対象対象対象施設施設施設施設

村山地区特別養護老人ホーム災害時施設相互応援協定施設の全施設。

4444....組織体制組織体制組織体制組織体制

(1)(1)(1)(1)組織の設置組織の設置組織の設置組織の設置

要支援者の支援業務を的確に実施するために、本部を1施設・副本部を5施設・リーダー施

設を9施設、設置する。

本部が被災した場合は、副本部が本部代行を務める。(代行順は、別紙連絡網に記す)

<組織体制>

本部(1施設)本部(1施設)本部(1施設)本部(1施設)

副本部(副本部(副本部(副本部(5555 施設)施設)施設)施設)

各施設各施設各施設各施設

リーダー施設(リーダー施設(リーダー施設(リーダー施設(9999 施設)施設)施設)施設)

((((2222))))役割と活動内容役割と活動内容役割と活動内容役割と活動内容

(ア)本部の役割

①各協定締結施設の被災状況把握

②必要な支援物資、応援職員の派遣要請

③県・市町村等への応援要請等の窓口

活動内容

・本部、副本部施設長・実務担当者会議

・伝達訓練(防災訓練)

・備蓄品調達訓練(防災訓練)

・全施設の備蓄品状況(実態調査)の取りまとめ <年2回の実施>

・協定未加入施設への加入の働きかけ

(イ)副本部の役割

①本部の補佐的役割

②グループ内施設の被災状況の把握と本部への報告

③リーダー施設への必要な応援物資、応援職員の派遣指示

活動内容

・本部、副本部施設長・実務担当者会議

・伝達訓練(防災訓練)

・備蓄品調達訓練(防災訓練)

・ブロック内施設の備蓄品状況(実態調査)の取りまとめ <年2回の実施>

(ウ)リーダー施設の役割

①副本部の補佐的役割

②グループ内施設の被災状況の把握と副本部への報告

③各施設への必要な応援物資、応援職員の派遣指示

活動内容

・伝達訓練(防災訓練)

・備蓄品調達訓練(防災訓練)

・自施設の備蓄品の把握(実態調査)<年2回の実施>

(エ)各施設の役割

①自施設の被災状況の確認と、副本部への報告

②被災施設への必要な応援物資、応援職員の派遣

活動内容

・施設長会議

・伝達訓練(防災訓練)

・備蓄品調達訓練(防災訓練)

・自施設の備蓄品の把握(実態調査)<年2回の実施>

Page 46: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

5555....連絡体制連絡体制連絡体制連絡体制

(1)村山地区特別養護老人ホーム<災害時施設相互応援協定施設>災害時連絡網【別表 1-1】

を使用する。※新規加入施設と協定締結が行われた場合、速やかに連絡網を改訂し、協

定加入全施設へ配布するものとする。

(2)村山地区特別養護老人ホーム災害時施設相互応援協定 施設名簿【別表 2-2】において

も(1)と同様に改訂を行い配布するものとする。

(3)『災害伝言ダイヤル(171)』を利用しての状況報告。

(災害時相互応援体制イメージ図参照)

6666....災害災害災害災害発生発生発生発生時の対応時の対応時の対応時の対応

((((6-16-16-16-1)))) 地震編地震編地震編地震編

災害対策本部の援護班・救護班により支援班を構成する。

支援班の活動概要

項目 本部 副本部 リーダー施設 各施設

震度5以上の地

震が発生した時

の対応(災害発

生の段階から災

害 発 生 後 6 時

間)

(災害対策本部の

設置)

①副本部より、各

施設の被害状況

の報告を受け、

被災施設には、

被害状況を直接

電 話 で 確 認 す

る。

②被災した施設に

は、本部の判断

で直接出向き、

被害状況の確認

をする。

①リーダー施設に各

ブロック(各施

設)の被害状況を

電話で確認。

②本部へ、各ブロッ

ク(各施設)の被

害状況を電話で

報告。

③所属するグループ

内の施設が被災

した場合は、副本

部の判断で、直接

被災施設に出向

き、被害状況の確

認をする。

①各施設の被害状況を

電話で確認。

①施設内の被害状況の

確認。

②リーダー施設からの

確認の電話を受け、被

害状況の報告と、被災

した場合は支援の要否

を伝える。

③被害のない施設は、

被災施設への支援準備

体制を整える。

(災害発生後6

時間~72時間

程度)

③支援が必要と判

断した場合は、支

援物資・派遣スタ

ッフの配置・受け

入れの準備を副本

部へ指示する。又、

県及び市町村への

応援要請も行う。

④グループ内の被害

のなかった各施設

へ、支援物資・派遣

スタッフの配置・受

け入れの準備と出動

を指示する。

※<被災施設><被災施設><被災施設><被災施設>は、本

部あてに『応援要請申

請書』【別表 2-1】及び

『状況報告書』【別表

2-2】の提出。

<被害のない各施設><被害のない各施設><被害のない各施設><被害のない各施設>

④副本部からの応援要

請を受け、支援隊の出

動。

((((6-26-26-26-2)))) 火災編火災編火災編火災編

項目 本部 副本部 リーダー施設 各施設

火災が発生し

た時の対応(災

害発生の段階

から災害発生

後6時間)

(災害対策本部

の設置)

①副本部より、

被災施設の被

害状況の報告

を受け、被災

施設には、被

害状況を直接

電話で確認す

る。

②被災した施設

には、本部の

判断で直接出

向き、被害状

況の確認をす

る。

①リーダー施設よ

り連絡を受け、

状況の確認を

する。

②本部へ、被災施

設の被害状況

を電話等で報

告。

③所属するグルー

プ内の施設が

被災した場合

は、副本部の判

断で、直接被災

施設に出向き、

被害状況の確

認をする。

①被災施設より連

絡を受け、状況

の確認をする。

②副本部へ、被災

施設の被害状

況を電話等で

報告。

<被災施設><被災施設><被災施設><被災施設>

①施設内の被害

状況の確認・報

告。

②所属するグル

ープのリーダー

施設へ被害状況

の報告と、必要

に応じて、応援

要請をする。

※『応援要請申

請書』【別表 2-1】

及び『状況報告

書』【別表 2-2】

にて本部あてに

応援の要請。

(災害発生後

6時間~72

時間程度)

③支援が必要と

判 断 し た 場 合

は、支援物資・

派遣スタッフの

配置・受け入れ

の準備を副本部

へ指示する。又、

県及び市町村へ

の応援要請も行

う。

④グループ内の各

施設へ、支援物

資・派遣スタッフ

の配置・受け入れ

の準備と出動を指

示する。

<被災のないリー<被災のないリー<被災のないリー<被災のないリー

ダーダーダーダー施設>施設>施設>施設>

③副本部の指示に

より、支援隊の出

動。

<被災のない各<被災のない各<被災のない各<被災のない各

施設>施設>施設>施設>

③副本部の指示

により、支援隊

の出動。

((((6666-3-3-3-3)))) 風水害編風水害編風水害編風水害編

項目 本部 副本部 リーダー施設 各施設

警 報発 令ま た

は、風水害が発

生した時の対応

(災害発生の段

階から災害発生

後6時間)

(災害対策本部

の設置)

①副本部より、

被災施設の被

害状況の報告

を受け、被災

施設には、被

害状況を直接

電話で確認す

る。

②被災した施設

には、本部の

判断で直接出

向き、被害状

況の確認をす

る。

①リーダー施設

より連絡を受

け、状況の確

認をする。

②本部へ、被災

施設の被害状

況を電話等で

報告。

③所属するグル

ープ内の施設

が被災した場

合は、副本部

の判断で、直

接被災施設に

出向き、被害

状況の確認を

する。

①被災施設より連

絡を受け、状況

の確認をする。

②副本部へ、被災

施設の被害状

況を電話等で

報告。

<被災施設><被災施設><被災施設><被災施設>

①施設内の被害

状 況の確認 報

告。

②所属するグル

ープのリーダー

施設へ被害状況

の報告と、必要

に応じて、応援

要請をする。

※『応援要請申

請書』【別表 2-1】

及び『状況報告

書』【別表 2-2】

にて本部あてに

応援の要請。

(災害発生後6

時間~72時間

程度)

③支援が必要と

判 断 し た 場 合

は、支援物資・

派遣スタッフの

配置・受け入れ

の準備を副本部

へ指示する。又、

県及び市町村へ

の応援要請も行

う。

④グループ内の

各施設へ、支援

物資・派遣スタ

ッフの配置・受

け入れの準備と

出 動 を 指 示 す

る。

<被災のない各施<被災のない各施<被災のない各施<被災のない各施

設>設>設>設>

③副本部の指示に

より、支援隊の出

動。

<被災のない各<被災のない各<被災のない各<被災のない各

施設>施設>施設>施設>

③副本部の指示

により、支援隊

の出動。

Page 47: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

7777....情報収集情報収集情報収集情報収集

災害情報・気象情報等必要な情報の入手方法をリストアップしておく。

◆◆◆◆テレビテレビテレビテレビ

◆ラ◆ラ◆ラ◆ラジオジオジオジオ

①NHK第1(①NHK第1(①NHK第1(①NHK第1(1341KHz1341KHz1341KHz1341KHz)))) ②NHK第2(②NHK第2(②NHK第2(②NHK第2(1359KHz1359KHz1359KHz1359KHz)))) ③山形放送ラジオ(③山形放送ラジオ(③山形放送ラジオ(③山形放送ラジオ(918KHz918KHz918KHz918KHz))))

④NHK④NHK④NHK④NHK FM(FM(FM(FM(88.3MHz88.3MHz88.3MHz88.3MHz)⑤エフエム山形()⑤エフエム山形()⑤エフエム山形()⑤エフエム山形(78.2MHz78.2MHz78.2MHz78.2MHz))))

◆パソコン・携帯サイト◆パソコン・携帯サイト◆パソコン・携帯サイト◆パソコン・携帯サイト

①こちら防災やまがた①こちら防災やまがた①こちら防災やまがた①こちら防災やまがた!!!!

http://www.pref.yamagata.jp/bosai/index.html

②山形河川砂防情報システム②山形河川砂防情報システム②山形河川砂防情報システム②山形河川砂防情報システム

http://www.kasen.pref.yamagata.jp/

8888....災害後の対応~「継続的支援と支援の終了」災害後の対応~「継続的支援と支援の終了」災害後の対応~「継続的支援と支援の終了」災害後の対応~「継続的支援と支援の終了」

(1)被災施設へ被害のなかった協定施設から継続的に、または必要に応じた支援を実施する

こと。

(2)継続支援は、必要な量及び質が確保された援助であること。

(3)被災施設から受け入れた入所者の転居元施設への復帰を促すこと。

(4)被災施設へ支援職員の派遣と派遣終了を促すこと。

9999....その他その他その他その他

山形県高齢者福祉施設防災ネットワーク震災時チェックリスト【別表 3-1】

地震・風水害等に対する備えが十分かどうかを平常時定期的に、少なくとも防災訓練時

にチェックして、万全の体制を整える。

(別表関係)

Page 48: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

村山地区特別養護老人ホーム <災害時施設相互応援協定施設> 災害時連絡網(案)

℡:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

fax:

0237-85-1672

0237-85-1673

福寿乃郷

023-625-5212

023-

631-

1102

023-

625-

1297

ユトリアケアセンターかすみ

023-625-1294

みはらしの丘

023-688-3854

あこがれ

023-

689-

9090

天童市

ラ・フォーレ天童ケアハウス

023-

666-

6518

023-

647-

6670

山形市 023-628-6000

山形市

023-

682-

7850

七日町こまくさ園

とかみ共生苑

山形市023-646-3410

あっぷるの里久保田

023-647-6330

ちとせノ杜

023-634-5525

023-

634-

5520

023-681-4765

023-

681-

4771

山形市

サンシャイン大森

023-646-5050

023-

646-

5051

①~⑤は、本部が被災した際の代行

平成26年度

山形市

山形市 みこころの園

023-644-7571

023-

644-

1498

(リーダー施設)

(リーダー施設)

023-674-3388

023-

674-

3380

本部

ながまち荘

山形市長町751番地

023-684-2391

023-684-2394

山形市 いきいきの郷

山形市

山静寿

山形市   023-

666-

8105

滝山なごみの里

さくらホーム山形

023-674-7303

023-622-4570

023-

622-

4575

山形市

福寿草小荷駄町

023-666-6517

上山市 みずほの里

山形市

愛日荘

(リーダー施設)

①(副本部)

②(副本部)

③(副本部)

023-632-2791

023-

632-

2792

023-673-0681

023-

615-

6787

山形市

あたご荘

山形市 

023-685-1225

023-

685-

1227

山形市

山形市

(リーダー施設)

清幸園

023-651-3325

023-652-3251

山形市 

沼木敬寿園

023-674-9881

023-

673-

5279

山形市

蔵王やすらぎの里

023-688-7022

023-

688-

6383

上山市 蔵王長寿園

023-672-0561

山形市

菅沢荘

023-646-1160

023-

646-

1161

山形市 

023-

672-

0858

023-647-8871

023-

647-

8873

023-666-8100

上山市

蓬仙園

六日町あいあい

023-665-7891

023-665-7898

天童市

023-681-5711

023-679-2366

なごみの里

023-641-8421

023-

641-

8432

山形市  

鈴川敬寿園

0237-87-5112

山形市

023-

625-

6353

山形市

飯塚なごみの里

023-679-5021

023-

679-

5088

023-652-2711

023-652-2712

ふれあい荘

0237-67-3701

0237-67-3090

大江町

らふらんす大江

0237-83-4800

0237-62-5580

朝日町

明鏡荘

0237-74-4085

山形市 

山形市  

やすらぎの里金井

0237-73-3891

023-

681-

5712

023-

646-

1133

023-

646-

0545

平成26年度6月13日施行

(別表1-1)

④(副本部)

⑤(副本部)

明幸園

023-653-3071

023-653-3070

天童市

いずみ

0237-86-8880

ひいなの里

0237-86-5676

河北町

中山町

中山ひまわり荘

023-662-6633

023-662-6632

寒河江市眺葉園

天童市

山辺町 やまのべ荘

寒河江市 しらいわ

0237-87-5111

大江町

大寿荘

0237-62-4328

0237-62-4329

西川町

ケアハイツ西川

0237-74-4065

0237-86-8868

(リーダー施設) 寒河江市 長生園

河北町

0237-68-2521

0237-68-2119

朝日町

0237-868865

0237-73-3890

0237-71-1880

0237-71-1881

朝日町

和合荘

山形市 べにはなの杜

023-665-0316

023-

665-

0304

山形市

漆山デイサービス

023-686-6363

023-

686-

6364

上山市 ながすずの里

023-666-7780

023-

666-

7038

山形市

ケアハウス敬寿園

023-634-2020

023-

634-

2330

山辺町

ケアハウスメルヘン

023-667-0800

023-667-0805

023-658-8708

023-658-8788

山形市

東部の郷

023-664-3851

023-

664-

3852

山形市

銅町デイサービス

023-615-6440

023-

615-

6441

山形市

みこころの園南山形

023-665-1122

023-

688-

6888

①副本部は、リーダー施設へ連絡する。

②リーダー施設は、受け持ち施設へ連絡し、

報告内容を取りまとめて副本部へ報告する。

③副本部は、本部へ報告する。

山形県庁(代)

023-

630-

2211

村山総合支庁(代)

023-

621-

8288

村山保健所

023-

627-

1100

山形市役所(代)

023-

641-

1212

寒河江市役所(代)

0237

-86-

2111

上山市役所(代)

023-

672-

1111

上山市役所(代)

023-

672-

1111

天童市役所

023-

654-

1111

山辺町役場(代)

023-

667-

1110

中山町役場(代)

023-

662-

2111

河北町役場(代)

0237

-73

-211

1 西川町役場(代)

023-

74-2

111

朝日町役場(代)

0237-

67-

2111

大江町役場(代)

0237-

62-

2111

< 関

係 機

関 >

Page 49: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

村山

地区

特別

養護

老人

ホー

ム等

災害

時施

設相

互応

援協

定施

設 

施設

名簿

(別

表1

-2

) 

  

  

 

施 

設 

名役

職名

施設

長名

防災

NW

担当

者防

火管

理者

郵便

番号

住 

  

所電

話番

号FAX

メー

ルア

ドレ

ス災

害時

優先

連絡

番号

南村

山ブ

ロッ

ク 1

特別

養護

老人

ホー

ム 

なが

まち

荘施

設長

峯田

 幸

悦管

理課

長 

阿部

 久

管理

課長

 阿

部 

久990-0811

山形

市長

町75

1番地

023-684-2391

023-684-2394

nagamach

[email protected]

070-5029-4629

特別

養護

老人

ホー

ム 

愛日

荘施

設長

鈴木

 弥

夫管

理課

長 

佐藤

 久

一管

理課

長 

佐藤

 久

一990-0011

山形

市大

字妙

見寺

4番地

023-632-2791

023-632-2792

[email protected]

023-632-2791

特別

養護

老人

ホー

ム 

いき

いき

の郷

施設

長武

田 

明生

活相

談員

武田

 淳

事務

局次

長 

板垣

 光

次990-0891

山形

市大

字成

安42

5番地

2023-681-4765

023-681-4771

toku

[email protected]

023-681-4771

特別

養護

老人

ホー

ム 

七日

町こ

まくさ

園施

設長

田辺

 美

智子

施設

長 

田辺

 美

智子

施設

長 

田辺

 美

智子

990-0042

山形

市七

日町

四丁

目5番

20号

023-628-6000

023-625-6353

komaku

[email protected]

090-7078-4580(田辺)

特別

養護

老人

ホー

ム 

サン

シャ

イン

大森

施設

長菱

沼 

松子

施設

長 菱

沼 

松子

総務

部長

補佐

 宮

舘 

毅990-2231

山形

市大

字大

森21

39番

地1

023-685-1225

023-685-1227

[email protected]

023-685-1225

特別

養護

老人

ホー

ム 

滝山

なご

みの

里施

設長

阿部

 啓

一生

活相

談員

 大

坊 

敦美

施設

長 

阿部

 啓

一990-2423

山形

市東

青田

2丁目

6番4号

023-673-0681

023-615-6787

[email protected]

023-673-0681

特別

養護

老人

ホー

ム 

ちと

せノ

杜施

設長

小林

 義

照施

設長

 小

林 

義照

施設

長 

小林

 義

照990-0075

山形

市落

合町

205番

地023-634-5525

023-634-5520

[email protected]

023-634-5525

山形

市養

護老

人ホ

ーム

 あ

たご

荘荘

長安

達 

敏美

主査

 細

谷 

和久

荘長

 安

達 

敏美

990-2403

山形

市大

字岩

波5番

地023-622-4570

023-622-4575

[email protected]

023-622-4575

小規

模特

別養

護老

人ホ

ーム

 福

寿草

小荷

駄町

施設

長中

里 

誠総

務課

長 杉

 学

総務

課長

杉 

学990-0035

山形

市小

荷駄

町12

番46

号023-666-6517

023-666-6518

[email protected]

090-3750-6196

特別

養護

老人

ホー

ム 

さくら

ホー

ム山

形施

設長

安達

 忠

一事

務長

 冨

樫 

俊昌

介護

課長

 縄

 美

枝子

990-0885

山形

市嶋

北三

丁目

14番

24号

023-674-7303

023-682-7850

t-togashi@

saku

ra-welfare.jp

023-674-7303

特別

養護

老人

ホー

ム 

べに

はな

ノ杜

施設

長吉

田 

絢子

事務

長 

森 

政志

介護

支援

専門

員 

相澤

 孝

志990-2231

山形

市大

字大

森85

3023-665-0316

023-665-0304

ben

[email protected]

023-665-0316

小規

模特

別養

護老

人ホ

ーム

 東

部の

郷理

事長

池野

 勇

男佐

藤 

俊明

990-0023

山形

市松

波3

丁目

4-5

023-

664-

3851

 023-664-3852

kanyuukai@

gmail.com

023-664-3851

山形

市漆

山デ

イサ

ービ

スセ

ンタ

ー通

所介

護事

業所

セン

ター

長梅

津 

盛人

主任

 高

橋 

昌岐

990-2161

山形

市大

字漆

山字

月山

堂82

2023-686-6363

023-686-6364

[email protected]

090-6226-6637

社会

福祉

法人

敬寿

会 軽

費老

人ホ

ーム

ケア

ハウ

ス敬

寿園

施設

長金

澤 

壽香

施設

長代

理 

涌井

 和

主任

介護

支援

専門

員 

伊豆

田 

匡990-0011

山形

市大

字妙

見寺

500番

地の

1023-634-2020

023-627-7538

yamagata@keijuen

.or.jp

023-634-2316

南村

山ブ

ロッ

ク 2 

指定

介護

老人

福祉

施設

 み

ここ

ろの

園施

設長

野口

 瑞

穂事

務長

 細

谷 

健一

事務

局長

 沼

沢 

敬志

990-2474

山形

市大

字沼

木字

下河

原11

29番

地1023-644-7571

023-644-1498

jimu@mikoko

ronosono.or.jp

023-644-7571

特別

養護

老人

ホー

ム 

山静

寿施

設長

武田

 吉

美業

務主

査 

長岡

 利

幸業

務主

査 

長岡

 利

幸990-2474

山形

市大

字沼

木字

下河

原11

33-1

023-646-3410

023-647-6670

[email protected]

080-6021-7294

六日

町あ

いあ

い特

別養

護老

人ホ

ーム

 施

設長

草刈

 博

生活

相談

員 

押切

 伸

業務

 原

田 

崇990-0054

山形

市六

日町

2-7

023-641-8421

023-641-8432

hoyu_aiai@

ma.catvy.ne.jp

023-641-8421

特別

養護

老人

ホー

ム 

とか

み共

生苑

苑長

横山

 雄

治主

任生

活相

談員

 安

部 

績法

人事

務局

長 

米野

祥一

990-2342

山形

市富

神前

6番地

023-646-5050

023-646-5051

tokami@

them

is.ocn.ne.jp

023-646-5050

特別

養護

老人

ホー

ム 

鈴川

敬寿

園施

設長

秋葉

 康

雄施

設長

 秋

葉 

康雄

施設

長 

秋葉

 康

雄990-0073

山形

市大

野目

2丁目

2番67

号023-666-8100

023-666-8105

suzukawa@keijuen

.or.jp

023-666-8100

特別

養護

老人

ホー

ム 

飯塚

なご

みの

里施

設長

阿部

 啓

一生

活相

談員

 山

内 

智平

施設

長 

阿部

 啓

一990-0845

山形

市飯

塚町

1447

番4

023-679-5021

023-679-5088

[email protected]

023-679-5021

特別

養護

老人

ホー

ム 

やす

らぎ

の里

金井

施設

長柳

生 

法雄

サー

ビス

課長

 柳

生 

弘充

サー

ビス

課長

 柳

生 

弘充

990-0878

山形

市内

表東

1番地

023-681-5711

023-681-5712

toku

yokanai@

myouko

u-yasuragi.or.jp

023-681-5711

小規

模特

別養

護老

人ホ

ーム

 あ

っぷ

るの

里久

保田

施設

長岡

崎 

卓也

施設

長 

岡崎

 卓

也施

設長

 岡

崎 

卓也

990-2482

山形

市久

保田

1丁

目7

番7

号023-647-6330

023-646-1133

jifuku

kai@

applenosato.or.jp

023-647-6330

ユト

リア

ケア

セン

ター

かす

み理

事長

小泉

 博

禧総

務課

長 

高橋

 英

昭施

設長

 下

河邉

 信

990-0039

山形

市香

澄町

2丁

目3

番3

2号

023-625-1294

023-625-1297

info-utoriakai@

mmy.ne.jp

023-625-1294

山形

市銅

町デ

イサ

ービ

スセ

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ーセ

ンタ

ー長

野川

 裕

明主

任介

護員

 笠

井 

学セ

ンタ

ー長

 野

川 

裕明

990-0051

山形

市銅

町二

丁目

19番

40号

023-615-6440

023-615-6441

doumach

i@ch

ime.ocn.ne.jp

080-1853-1553(センター長携帯)

南村

山ブ

ロッ

ク 3 

特別

養護

老人

ホー

ム 

みず

ほの

里施

設長

阿部

 美

智子

主任

 井

上誉

智事

務長

 高

橋 

幸彦

999-3211

上山

市牧

野字

清水

21番

1023-674-3388

023-674-3383

bousai@

miyuki-fuku

shi.or.jp

023-674-3388(N

TT登録TEL)

特別

養護

老人

ホー

ム 

菅沢

荘荘

長大

山 

雅彦

副荘

長 

梅津

 美

千子

荘長

 大

山 

雅彦

990-2367

山形

市す

げさ

わの

丘46

023-646-1160

023-646-1161

[email protected]

090-8920-2690(副荘長 梅津 美千子)

特別

養護

老人

ホー

ム 

蓬仙

園施

設長

島崎

 み

つ子

施設

長 

島崎

 み

つ子

施設

長 

島崎

 み

つ子

999-3115

上山

市高

野字

下小

屋17

6番地

の1

023-679-2366

023-673-5279

housenen

@amber.plala.or.jp

023-673-6005

特別

養護

老人

ホー

ム 

なご

みの

里施

設長

阿部

 啓

一生

活相

談員

 石

原 

義統

施設

長 

阿部

 啓

一990-2451

山形

市吉

原3丁

目10

番8号

023-647-8871

023-647-8873

[email protected]

023-647-8871

特別

養護

老人

ホー

ム 

蔵王

やす

らぎ

の里

施設

長柳

生 

法雄

介護

課長

補佐

 西

田和

弘介

護課

長補

佐 

西田

和弘

990-2303

山形

市蔵

王上

野92

0番地

023-688-7022

023-688-6383

toku

yozao@myouko

u-yasuragi.or.jp

023-688-7022

養護

老人

ホー

ム 

蔵王

長寿

園園

長阿

部 

昭雄

事務

員兼

支援

員 

三浦

 翔

事務

員兼

支援

員 

三浦

 翔

999-3103

上山

市金

谷字

土矢

倉30

7-1

023-672-0561

023-672-0858

zaoch

ojuen

@amber.plala.or.jp

023-672-0561

特別

養護

老人

ホー

ム 

沼木

敬寿

園施

設長

金澤

 忠

次事

務員

 松

田 

英樹

施設

長 

金澤

 忠

次990-2474

山形

市大

字沼

木68

-1023-674-9881

023-646-0545

nu-matuda@keijuen

.or.jp

080-4091-0151

特別

養護

老人

ホー

ム 

みは

らし

の丘

施設

長横

山 

直准

職員

(介助

員)鈴

木 

博恭

准職

員(介

助員

)鈴木

 博

恭990-2317

山形

市み

はら

しの

丘4-

15-3

023-688-3854

023-689-9090

[email protected]

023-688-3854

特別

養護

老人

ホー

ム福

寿乃

郷施

設長

中里

 誠

総務

 横

倉 

克則

総務

 横

倉 

克則

990-2332

山形

市飯

田2丁

目7番

30号

023-625-5212

023-631-1102

[email protected]

023-625-5212

小規

模特

別養

護老

人ホ

ーム

 み

ここ

ろの

園南

山形

施設

長野

口 

瑞穂

管理

者 

庄司

 麻

理管

理者

 庄

司 

麻理

990-2313

山形

市松

原字

横手

779番

地1

023-665-1122

023-688-6888

minami@

mikoko

ronosono.or.jp

023-665-1122

地域

密着

型特

別養

護老

人ホ

ーム

なが

すず

の里

施設

長髙

橋 

圭祐

管理

者 

森谷

 誠

施設

長 

高橋

 圭

祐999-3232

上山

市長

清水

二丁

目5番

19号

023-666-7780

023-666-7038

jimushitu5@miyuki-fuku

shi.or.jp

023-666-7780

東村

山ブ

ロッ

特別

養護

老人

ホー

ム 

中山

ひま

わり

荘施

設長

亀井

 啓

事務

統括

 齋

藤 

剛主

査管

理員

 佐

藤 

静雄

990-0406

東村

山郡

中山

町大

字柳

沢23

33番

地023-662-6633

023-662-6632

acq

[email protected]

090-7338-9285

特別

養護

老人

ホー

ム 

やま

のべ

荘施

設長

山崎

 薫

管理

課長

 伊

藤 和

雄管

理課

長 

伊藤

 和

雄990-0323

東村

山郡

山辺

町大

字大

塚81

4番地

の2023-665-7891

023-665-7898

[email protected]

090-6258-1165

特別

養護

老人

ホー

ム 

明幸

園園

長櫻

井 

嘉宏

総務

部主

任 

鈴木

 孝

典総

務部

主任

 鈴

木 

孝典

994-0071

天童

市大

字矢

野目

150番

地023-653-3071

023-653-3070

suzuki@meiko

uen

.or.jp

023-651-8318

特別

養護

老人

ホー

ム 

清幸

園施

設長

佐藤

 光

之事

務員

 山

口 

まゆ

み事

務員

 山

口 

まゆ

み994-0007

天童

市大

字大

清水

491番

地-1

023-651-3325

023-652-3251

soumu@seikouen

.or.jp

070-6950-1675

特別

養護

老人

ホー

ム 

あこ

がれ

施設

長大

島 

啓悟

事務

長 

八木

 将

幸丹

 庸

一994-0054

天童

市大

字荒

谷19

73番

地13

45023-652-2711

023-652-2712

ako

[email protected]

023-652-2711

ラ・フ

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レ天

童ケ

アハ

ウス

理事

長秋

野 

貞子

生活

相談

員 

奥山

 真

理介

護員

 鈴

木 

和明

994-0102

天童

市大

字道

満17

3番地

1023-658-8708

023-658-8788

mutsumikai@

violet.plala.or.jp

023-658-8708

☆ケ

アハ

ウス

メル

ヘン

施設

長垂

石 

守ケ

アワ

ーカ

ー 

栗田

 直

弥事

務長

 渡

辺 

正幸

990-0331

東村

山郡

山辺

町大

字大

寺11

52-4

023-667-0800

023-667-0805

[email protected]

023-667-0800

西村

山ブ

ロッ

特別

養護

老人

ホー

ム 

大寿

荘荘

長伊

豆田

 徹

主事

 奥

山 

洋平

援助

主査

 荒

井喜

代子

990-1121

西村

山郡

大江

町大

字藤

田83

9-1

0237-62-4328

0237-62-4329

[email protected]

0237-62-2320

特別

養護

老人

ホー

ム 

長生

園園

長後

藤 

正弘

総括

主任

 菅

野 

康夫

ユニ

ット

介護

職主

任 

松田

 隆

利991-0063

寒河

江市

大字

柴橋

2246

番地

の1

0237-86-8868

0237-86-8865

syoujukai@

chouseien.or.jp

0237-85-6888

特別

養護

老人

ホー

ム 

ケア

ハイ

ツ西

川施

設長

伊藤

 幸

廣室

長兼

生活

相談

員 

武田

 孝

吉施

設長

 伊

藤 

幸廣

990-0702

西村

山郡

西川

町大

字海

味54

80237-74-4065

0237-74-4085

[email protected]

0237-74-4065

特別

養護

老人

ホー

ム 

ふれ

あい

荘施

設長

長岡

 重

利総

務課

長 

佐竹

 健

総務

課長

 佐

竹 

健990-1444

西村

山郡

朝日

町大

字四

ノ沢

870

0237-67-3701

0237-67-3090

[email protected]

080-6052-8961

特別

養護

老人

ホー

ム 

眺葉

園施

設長

渡邉

 明

事務

局長

 渡

辺 

多美

雄施

設長

 渡

邉 

明999-3511

西村

山郡

河北

町谷

地字

東68

0番地

0237-73-3890

0237-73-3891

tyoyoen

@iris.ocn.ne.jp

0237-72-2236

特別

養護

老人

ホー

ム 

らふ

らん

す大

江施

設長

松本

 武

士主

任生

活相

談員

 松

田 

誠事

務局

長 

太田

 善

春990-1101

西村

山郡

大江

町大

字左

沢12

77番

地0237-83-4800

0237-62-5580

[email protected]

0237-83-4800

特別

養護

老人

ホー

ム 

いず

み施

設長

尾形

 和

弘主

任生

活相

談員

 武

田 

剛施

設長

 尾

形 

和弘

991-0006

寒河

江市

字上

河原

241番

地0237-86-8880

0237-86-5676

[email protected]

0237-86-8880

養護

老人

ホー

ム 

明鏡

荘荘

長真

田 

勝彦

庶務

係長

 長

岡 

正考

庶務

係長

 長

岡 

正考

990-1304

西村

山郡

朝日

町大

字大

谷10

63番

地0237-68-2521

0237-68-2119

[email protected]

0237-68-2185(災害時優先固定電話)

地域

密着

型特

別養

護老

人ホ

ーム

 ひ

いな

の里

施設

長長

谷川

 勝

敏事

務長

 阿

部 

聡事

務長

 阿

部 

聡999-3511

西村

山郡

河北

町谷

地字

月山

堂12

17-50237-71-1880

0237-71-1881

hiinanosato200@miyuki-fuku

shi.or.jp

0237-71-1880

特別

養護

老人

ホー

ム 

しら

いわ

施設

長板

垣 

昌紀

施設

長 

板垣

 昌

紀施

設長

 板

垣 

昌紀

990-0505

寒河

江市

大字

白岩

6324

番地

0237-87-5111

0237-87-5112

[email protected]

0237-87-5111

盲特

別養

護老

人ホ

ーム

 和

合荘

理事

長吉

田 

孝志

施設

長 

阿部

 則

雄施

設長

 阿

部 

則雄

西村

山郡

朝日

町大

字和

合42

2番地

10237-85-1672

0237-85-1673

[email protected]

090-8924-6337

・・

・新

規加

入施

1/1

Page 50: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

H22.8.2

H23.3.31

Page 51: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月
Page 52: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月
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Ⅵ 参考資料

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1 各種通知文

(1)「大規模災害における応急救助の指針について」

(平成 9 年 6 月 30 日 社援保第 122 号 厚生省社会・援護局保護課長通知 最終改正:平成 25

年 9月 18日社援総発 0918第 1号)

(2)「災害時における医療体制の充実強化について」

(平成 24年 3月 21日 医政発 0321第 2号 厚生労働省医政局長通知)

(3)「社会福祉施設における地震防災応急計画の作成について」

(昭和 55年 1月 16日 社施第 5号 厚生省社会局施設課長・児童家庭局企画課長通知)

(4)「特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準」

(平成 11年 3月 31日 厚生省令第 46号 最終改正:平成 24年 3月 30日 厚生労働省令第 53

号)

(5)「特別養護老人ホームの設置及び運営に関する基準について」

(平成 12年 3月 17日 老発 214号 厚生省老人保健福祉局長通知)

「特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準について」の一部改正について

(平成 24年 3月 30日老発 0330 第 1号 厚生労働省老健局長通知)

(6)「養護老人ホームの設備及び運営に関する基準」

(昭和 41年 7月 1日厚生省令第 19号、最終改正:平成 24年 1月 30日厚生労働省令第 11号)

(7)「養護老人ホームの設備及び運営に関する基準について」

(平成 12年 3月 30日 老発第 307号 厚生省老人保健福祉局長通知)

「養護老人ホームの設備及び運営に関する基準について」の一部改正について

(平成 20年 9月 1日 老発第 0901002号 厚生労働省老健局長通知)

(8)経管栄養食の手作りに関する情報提供について

(平成 23年 3月 22日 山形県健康福祉部長寿社会課課長補佐情報提供)

http://www.pref.yamagata.jp/ou/kenkofukushi/090002/publicfolder200611141893003956/h23jisin_k

aigojigyousya.html

一般社団法人「全国在宅歯科医療・口腔ケア連絡会」

http://e-shika.org/pdf/j/j-1.pdf

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メーカー 商品 備考

ほほえみ

ミルフィーHP ミルク・卵・大豆アレルギー対応

ラクトレス 無乳糖ミルク

エレメンタルフォーミュラ ミルクアレルギー対応アミノ酸ミルク

赤ちゃん村シリーズ レトルト 5カ月~、7カ月~、9カ月~

おでかけランチBOX カップ入り・スプーン付き 9カ月~、12カ月~

瓶詰(素材・主食・おかず) 7カ月~、9カ月~、12カ月~

にこにこボックスシリーズ カップ入り 7カ月、9カ月~、12カ月~

ハッピーレシピシリーズ レトルト 7カ月~、9カ月~、12カ月~

かむかむ赤ちゃんシリーズ レトルト 1歳4カ月~

瓶詰(主食・おかず)

にこにこボックスシリーズ

ハッピーレシピシリーズ

瓶詰 よいこになあれシリーズ アレルギー特定原材料25品目※不使用

大塚製薬 カロリーメイト

明治 メイバランス

Juci0ミニ ジュースのような流動食

リカバリーシリーズ 大豆成分を主体としている

テルモ テルミール

ネスレ アイソカルプラス(高齢者向け) 栄養機能食品(亜鉛・銅・ビオチン)

大塚製薬 カロリーメイトゼリーアップル

明治 メイバランスソフトゼリー

テルモ テルミールソフト

テルモ テルミールゼリー(3種)

ネスレ アイソカルジェリーPCF(6種)

明治 インスロー 紙パック 糖質の吸収が緩やか

テルモ ペプチーノ 紙パック 無脂肪・無残渣。

三和化学 レナプラス 紙パック 低たんぱく・糖の吸収に配慮

大塚製薬 特別用途食品 オーエスワンゼリー パウチ(キャップ付き) 脱水のある方へ

三和化学 ごっくんゼリー(5種)

味の素 アクアソリタゼリー

テルモ PGウォーター

ネスレ アイソカルセミソリッドウォーター

ニュートリー アイソトニックゼリー パウチ 嚥下困難者向け

キューピー アオハタお粥

味の素 おかゆ 個包装の他に業務用(1㎏)あり

ホリカフーズ オクノス ミキサー白がゆ

ホリカフーズ オクノス ぬくもりミキサーなめらか惣菜(6種) 個包装の他に業務用(500g)あり

キューピー やさしい献立 区分1~区分4※の対応別

明治 やわらか食シリーズ 雑炊・惣菜・スープなど

三和化学 ブレンダー食(6種) ミキサー食向け

クリニコ やわらか亭アソート(6種) やわらかご飯とソースのセット

三島 りらくシリーズ きんぴらごぼう他3種(500g・80g)

キューピー やさしい献立ゼリー寄せ(3種) 区分2※

クリニコ エンジョイおかずゼリー(6種)

カップ入り

高 齢 者

特別用途

乳 幼 児

育児用ミルク

パウチ(キャップ付き)

パウチ(キャップ付き)

 2 特殊食品(濃厚流動食、食物アレルギー用食品等)の備えや調達について

(問合せ)照会は山形県栄養士会または各保健所へ

災害時要援護者用の特殊食品一覧区分

アレルギー対応  ベビーフード

アレルギー特定原材料7品目※不使用

明治

お粥(レトルト)

水分補給用ゼリー

レトルトタイプ惣菜

濃厚流動食品

三和化学

食べるタイプ

カップタイプ惣菜

明治

特殊ミルク

ベビーフード

飲むタイプ

キューピー

キューピー

会社名 〒 住所 TEL 業務内容(主な取扱食品)

キューピー㈱仙台支店 983-0043 仙台市宮城野区荻野町1-21-7 022-232-6161 ①ベビーフード ②介護食③ジャネフ食品 流動食、業務用介護食、病態対応食

㈱明治 東北支社 983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-4-1      アゼリアヒルズ15階

022-792-6001

 ㈱明治 山形営業所 994-0011 天童市北久野本5丁目1-1 023-653-0231

㈱H+Bライフサイエンス  東北エリア

998-0811 仙台市青葉区一番町3-3-26高留ビル2F(ハーバー研究所ショップ)仙台店

022-722-8308 マービー関連商品、オリゴワン

㈱三和化学研究所 東北南支店

980-6009 仙台市青葉区中央4-6-1SS30住友生命仙台中央ビル9階

022-212-1560 たんぱく質調整食品、介護食品、流動食

㈱クリニコ 東北支店 980-0021 仙台市青葉区中央2-2-10仙都会館ビル6F

022-222-8116 介護食、嚥下食、流動食、栄養補助食品

ホリカフーズ㈱ 仙台営業所

984-0011 仙台市若林区六丁目西町8-1斎喜センタービル3階

022-290-6267 業務用の治療食・介護食非常食(レスキューフーズ)

㈱三島食品 仙台営業所

984-0002 仙台市若林区卸町東1-7-20 022-236-6555 やわらか惣菜(業務用・個人向け)

テルモ㈱ 東北営業部仙台支店

984-0051 仙台市若林区新寺1-3-45Al.Premium 3F

022-298-8176 流動食・介護食・たんぱく調整食品

東京サラヤ㈱ 仙台営業所

983-0039 仙台市宮城野区新田東1-4-4 022-239-5051 特殊食品(ラカント)、とろみ剤

ネスレ日本㈱ネスレヘルスサイエンスカンパニー

980-0014 仙台市青葉区本町2-15-1ルナール仙台 8階

022-714-6950 流動食、栄養補給食品

キッセイ薬品工業㈱ 399-0711 長野県塩尻市片丘9637-6 0263-54-5010 介護・高齢者向け食品、エネルギー補給食品、低たんぱく食品

大塚製薬㈱山形出張所 990-2482 山形市久保田3-12-43 023-644-2271 栄養補給製品、嚥下サポート食品

味の素㈱ 東北支店 980-0011 仙台市青葉区上杉2-3-11 022-227-3113 調味料、お粥、冷凍食品

ニュートリー㈱ 104-0033 東京都中央区新川2-1-5THE WALL 4F

03-3206-0107 栄養素補助食品、嚥下サポート食品

社団法人山形県栄養士会賛助会員(抜粋)

①ミルク・特殊ミルク・ベビーフード・  幼児食②介護食・流動食等

Page 59: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

メーカー 商品 備考区分

会社名 〒 住所 TEL 業務内容(主な取扱食品)

キューピー㈱仙台支店 983-0043 仙台市宮城野区荻野町1-21-7 022-232-6161 ①ベビーフード ②介護食③ジャネフ食品 流動食、業務用介護食、病態対応食

㈱明治 東北支社 983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-4-1      アゼリアヒルズ15階

022-792-6001

 ㈱明治 山形営業所 994-0011 天童市北久野本5丁目1-1 023-653-0231

㈱H+Bライフサイエンス  東北エリア

998-0811 仙台市青葉区一番町3-3-26高留ビル2F(ハーバー研究所ショップ)仙台店

022-722-8308 マービー関連商品、オリゴワン

㈱三和化学研究所 東北南支店

980-6009 仙台市青葉区中央4-6-1SS30住友生命仙台中央ビル9階

022-212-1560 たんぱく質調整食品、介護食品、流動食

㈱クリニコ 東北支店 980-0021 仙台市青葉区中央2-2-10仙都会館ビル6F

022-222-8116 介護食、嚥下食、流動食、栄養補助食品

ホリカフーズ㈱ 仙台営業所

984-0011 仙台市若林区六丁目西町8-1斎喜センタービル3階

022-290-6267 業務用の治療食・介護食非常食(レスキューフーズ)

㈱三島食品 仙台営業所

984-0002 仙台市若林区卸町東1-7-20 022-236-6555 やわらか惣菜(業務用・個人向け)

テルモ㈱ 東北営業部仙台支店

984-0051 仙台市若林区新寺1-3-45Al.Premium 3F

022-298-8176 流動食・介護食・たんぱく調整食品

東京サラヤ㈱ 仙台営業所

983-0039 仙台市宮城野区新田東1-4-4 022-239-5051 特殊食品(ラカント)、とろみ剤

ネスレ日本㈱ネスレヘルスサイエンスカンパニー

980-0014 仙台市青葉区本町2-15-1ルナール仙台 8階

022-714-6950 流動食、栄養補給食品

キッセイ薬品工業㈱ 399-0711 長野県塩尻市片丘9637-6 0263-54-5010 介護・高齢者向け食品、エネルギー補給食品、低たんぱく食品

大塚製薬㈱山形出張所 990-2482 山形市久保田3-12-43 023-644-2271 栄養補給製品、嚥下サポート食品

味の素㈱ 東北支店 980-0011 仙台市青葉区上杉2-3-11 022-227-3113 調味料、お粥、冷凍食品

ニュートリー㈱ 104-0033 東京都中央区新川2-1-5THE WALL 4F

03-3206-0107 栄養素補助食品、嚥下サポート食品

社団法人山形県栄養士会賛助会員(抜粋)

①ミルク・特殊ミルク・ベビーフード・  幼児食②介護食・流動食等

ホリカフーズ オクノス やわらかプリン(4種) 豆腐寄せ

キッセイ やわらかカップ(8種) テリーヌ状

キューピー ジャネフプロチョイスシリーズ パックご飯や惣菜のレトルト

ホリカフーズ オクノス ピーエルシーシリーズ ご飯(パック)や惣菜(レトルト)

テルモ そらまるシリーズ ご飯・おかゆ・パンなどの主食

ゆめシリーズ(主食) パックご飯と食パン

げんたシリーズ 乾麺・冷凍麺・即席ノンカップ麵、調味料

ゆめシリーズ惣菜(16種) レトルト(主菜・副菜ほか)

CUPアガロリーゼリー(8種) カップ入り高カロリーゼリー

三和化学 エネビットゼリー(食物繊維4g) パウチ(キャップ付き) 高カロリーゼリー

キューピー ハイカロ160(Ca100㎎) カップ入り 高カロリーゼリー

マービー関連商品 砂糖の1/2カロリーの甘味料(粉末・液状)

トクホ オリゴワンヨーグルトサワー おなかの調子を整える乳糖果糖オリゴ糖飲料

東京サラヤ ラカント カロリーゼロ甘味料(顆粒・液状・固形)

ニュートリー ブイ・クレス、ブイ・クレスゼリー 1日1本で微量栄養素を補給できる

※ アレルギー特定原材料7品目:小麦、卵、乳、そば、落花生、えび、かに※ アレルギー特定原材料25品目:小麦、卵、乳、そば、落花生、えび、かに、あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、   牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン※ 区分1~区分4:日本介護食品協議会が、日常の食事から介護食まで、食べやすさに配慮した食品をユニバーサルデザイン

  フードとして制定した規格。【区分1】容易にかめる 【区分2】歯茎で潰せる 【区分3】舌で潰せる 【区分4】かまなくてよい

食 事 治 療

高 齢 者

たんぱく質調整

H+B

その他

キッセイ

カップタイプ惣菜

会社名 〒 住所 TEL 業務内容(主な取扱食品)

キューピー㈱仙台支店 983-0043 仙台市宮城野区荻野町1-21-7 022-232-6161 ①ベビーフード ②介護食③ジャネフ食品 流動食、業務用介護食、病態対応食

㈱明治 東北支社 983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-4-1      アゼリアヒルズ15階

022-792-6001

 ㈱明治 山形営業所 994-0011 天童市北久野本5丁目1-1 023-653-0231

㈱H+Bライフサイエンス  東北エリア

998-0811 仙台市青葉区一番町3-3-26高留ビル2F(ハーバー研究所ショップ)仙台店

022-722-8308 マービー関連商品、オリゴワン

㈱三和化学研究所 東北南支店

980-6009 仙台市青葉区中央4-6-1SS30住友生命仙台中央ビル9階

022-212-1560 たんぱく質調整食品、介護食品、流動食

㈱クリニコ 東北支店 980-0021 仙台市青葉区中央2-2-10仙都会館ビル6F

022-222-8116 介護食、嚥下食、流動食、栄養補助食品

ホリカフーズ㈱ 仙台営業所

984-0011 仙台市若林区六丁目西町8-1斎喜センタービル3階

022-290-6267 業務用の治療食・介護食非常食(レスキューフーズ)

㈱三島食品 仙台営業所

984-0002 仙台市若林区卸町東1-7-20 022-236-6555 やわらか惣菜(業務用・個人向け)

テルモ㈱ 東北営業部仙台支店

984-0051 仙台市若林区新寺1-3-45Al.Premium 3F

022-298-8176 流動食・介護食・たんぱく調整食品

東京サラヤ㈱ 仙台営業所

983-0039 仙台市宮城野区新田東1-4-4 022-239-5051 特殊食品(ラカント)、とろみ剤

ネスレ日本㈱ネスレヘルスサイエンスカンパニー

980-0014 仙台市青葉区本町2-15-1ルナール仙台 8階

022-714-6950 流動食、栄養補給食品

キッセイ薬品工業㈱ 399-0711 長野県塩尻市片丘9637-6 0263-54-5010 介護・高齢者向け食品、エネルギー補給食品、低たんぱく食品

大塚製薬㈱山形出張所 990-2482 山形市久保田3-12-43 023-644-2271 栄養補給製品、嚥下サポート食品

味の素㈱ 東北支店 980-0011 仙台市青葉区上杉2-3-11 022-227-3113 調味料、お粥、冷凍食品

ニュートリー㈱ 104-0033 東京都中央区新川2-1-5THE WALL 4F

03-3206-0107 栄養素補助食品、嚥下サポート食品

社団法人山形県栄養士会賛助会員(抜粋)

①ミルク・特殊ミルク・ベビーフード・  幼児食②介護食・流動食等

Page 60: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

3 日本災害食認証基準について

http://www.mmjp.or.jp/TELEPAC/d-food/JDFstandards2015Jan6.pdf

2015年1月に、日本災害食学会が、自助・共助・公助による災害時の食の備えの促進を図るこ

とを目的とし、適切な災害食の選定に資するために、日本災害食として認証の基準、認定のプ

ロセス、申請手続きを定めました。詳しくは、日本災害食学会のホームページをご覧ください。

4 JAD‐DAT(日本栄養士会災害支援チーム)について

JAD‐DATは、日

本国内外で大規模な災害

が発生した場合に、迅速

に被災地内の医療・福

祉・行政栄養部門等と協

力して、情報の収集・伝

達・共有を行い、緊急栄

養補給物資等の支援を行

う、日本栄養士会が創設

した災害支援チームを言

う。

出典:日本栄養士会災害支援チームマニュアル(基礎編)改変

JAD‐DATの構成

JAD‐DATは、日本

栄養士会で養成されたJ

AD‐DATリーダーと、

指定栄養士会で養成され

たJAD‐DATスタッ

フで構成します。

JAD‐DATは、リー

ダーとスタッフをもって

編成することを基本とし、

実際の活動時は被災地の

管理栄養士又は栄養士を

含む計4名程度で編成し

ます。

出典:日本栄養士会災害支援チームマニュアル(基礎編)改変

JAD‐DATの支援活動イメージ

JAD‐DATの構成図

Page 61: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

5 山形県の関連災害対策体制

山形県の災害対策計画

○ 「山形県地域防災計画」抜粋 平成 26 年 11 月

山形県防災会議

http://www2.pref.yamagata.jp/ou/kankyoenergy/020072/kochibou/h26

bousai_plan.html

山形県地域防災計画とは、地域並びに地域住民の生命身体及び財産を災害から守るた

め、防災に関して必要な組織体制及びこれを構成する関係諸機関の行うべき活動等を定

めた総合的な計画で、国で定めた防災基本計画に基づいて定められており、「震災対策

編」・「風水害等対策編」・「津波災害対策編」からなる。

○「災害時要配慮者支援指針」抜粋 平成 26 年 2 月

山形県環境エネルギー部 危機管理・くらし安心局 危機管理課

https://pref.yamagata.jp/kurashi/bosai/bosai/6020072siensisin.html

○ 「山形県地域防災計画」 抜粋 平成 26 年 11 月 山形県防災会議

【震災対策編】

第2編 災害予防計画

第 19 章 食料、飲料水及び生活必需品等の確保計画

1 計画の概要

地震による災害が発生した場合に、被災者の生活を確保するため、県及び市町村等が実施する食

料、飲料水及び生活必需品等(以下「食料等」という。)の備蓄及び調達について定める。

2 計画の体系

項 目 概 要

1 基本的な考え方

2 食料等の確保品目及び方法

① 食料

② 飲料水

③ 生活必需品

④ 燃料

3 基本的な考え方

(1) 市町村は、独自では食料等の確保が困難となった被災者の発生に備え、食料等の備蓄及び調達

体制を整備する。

県は、市町村への支援を目的として、必要な食料等の備蓄及び調達体制の整備を行う。

(2) 県、市町村及び応急対策に関わるその他の防災関係機関は、必要に応じ、災害対策要員に係る

食料等の備蓄に努める。

(3) 市町村は、住民の備蓄を補完するため、地震被害想定調査の結果等を参考に、避難所における

生活者数及び利用者数を予測し、必要な食料等を備蓄(流通備蓄を含む。)する。この際、孤立す

るおそれのある集落及び要配慮者に考慮して備蓄場所を選定する。

(4) 市町村は、災害発生時に食料等の優先的供給を受けられるよう、あらかじめ市町村内又は近隣

の関係業者等と協定を締結するとともに、平常時から当該業者の食料等の供給可能量を把握する

よう努める。

(5) 県は、市町村の要請に対応するため、備蓄及び関係業者等との協定締結等により、災害発生時

に食料等を確実に供給できる体制を整備するとともに、市町村における食料等の備蓄状況を常に

把握しておく。

(6) 消防庁は、必要に応じ、又は非常本部等若しくは被災地方公共団体からの要請に基づき、非

被災地方公共団体の被災者の生活の維持のため必要な食料、飲料水、燃料、毛布等の生活必需

品等の備蓄物資の調達の調整を行う。

4 食料等の確保品目及び方法

(1) 食料

ア 品目

食料の供給に当たっては、年齢、アレルギーを含む摂取上の障害、腎臓病患者への低たんぱ

く食品の提供等、高齢者や乳幼児、傷病者等の要配慮者に配慮し、次の品目を中心に確保する。

(ア) 炊き出し用米穀、乾パン、包装米飯、乾燥米穀及び乳児用調製粉乳等の主食

(イ) 即席めん、味噌、醤油、漬物、レトルト食品、ハム・ソーセージ類及び調理缶詰等の副食

イ 方法

(ア) 市町村は、3の(3)及び(4)により食料の供給体制を整備する。

(イ) 県は、市町村の要請に対応できるよう、次の供給体制を整備する。

a 米穀…… ・「農林水産省防災業務計画」等に基づく農林水産省からの供給体制

・供給協定締結先からの供給体制

・大量精米及び炊出し施設との協定締結又は協力体制

b 乾燥米穀…・供給協定締結先及び他業者からの供給体制

・分散備蓄による供給体制

c 副食、乳児用調製粉乳…供給協定締結先及び他業者からの供給体制

d 米穀以外の応急用食料……・「農林水産省防災業務計画」等に基づく農林水産省から出

荷要請された関係業者又はその団体等からの供給体制

(2) 飲料水

ア 水道事業者等は、1人1日3リットルの水を確保することを目安に、地震被害想定調査等に

示された上水道断水率等を考慮し、耐震性を有する上水道運搬給水基地又は非常用水源からの

拠点給水並びに給水車等による運搬給水に必要な体制を整備する。また、市町村は3の(4)及び

(5)により飲料水(ペットボトル等)の備蓄に努める。

イ 水道事業者等は、給水に関する情報ネットワークを整備する等、情報の共有化に努める

ウ 県は、市町村の要請に対応するため、備蓄等により飲料水の供給体制を整備する。

エ 水道用水供給事業者は、市町村、水道事業者及び簡易水道事業者の要請に対応するため、拠

点給水体制を整備する。また、水道水の備蓄に努める。

第 21 章 要配慮者の安全確保計画

4 社会福祉施設等における要配慮者対策

(1) 社会福祉施設等の管理者は、次により施設における災害予防対策を推進する。

オ 食料品等の備蓄

社会福祉施設等の管理者は、地震災害に備えて、2~3日分の食料品・飲料水、慢性疾患用

医薬品、高齢者・障がい者用仮設トイレ、避難用テント、福祉用具及び避難生活用具等を備蓄

するとともに、必要に応じて井戸、耐震性貯水槽及び備蓄用倉庫、非常用電源設備等の整備に

努める。

第3編 災害応急計画

第4章 避難所運営計画

3 避難所への受入れと必要な措置

(2) 開設初期に必要な措置

ウ 物資等の調達

市町村は、避難所の状況を確認後、必要とする物資等の調達を早急に行う。なお、初期段階で

特に必要な物資としては、次のようなものが考えられるが、早期に調達することが困難な状況

も想定されることから、避難所毎に必要最低限の物資を備蓄しておくように努める。特に、災

害発生時に孤立化が懸念される集落においては、重点的に備蓄を行うよう努める。

(ア) 食料品(パン、おにぎり等すぐ食べることのできるもの)

(イ) 毛布

(ウ) 日用品(紙コップ、紙皿及び割り箸)

(エ) 医薬品(常備薬、救急箱 等)

(オ) 生理用品

(カ) 暖房器具、カイロ(冬期の場合)

(キ) 簡易トイレ(トイレットペーパー)

(ク) 飲料水

(ケ) 燃料

6 避難所運営に係る留意点

(1) 市町村等のとるべき措置

市町村は、住民の避難が数日以上にわたる場合は、避難所運営にあたって次の点に留意し、特に、

高齢者、障がい者、病人、乳幼児、妊産婦等の要配慮者の処遇について十分に配慮する。また、県

は、市町村を積極的に支援するとともに、必要に応じて自らが避難者の保護・救援を図る。

そのため、食事供与の状況、トイレの設置状況等の把握に努め、必要な対策を講じるとともに、

プライバシーの確保状況、入浴施設設置の有無及び利用頻度、洗濯等の頻度、医師や看護師等によ

る巡回の頻度、暑さ・寒さ対策の必要性、ごみ処理の状況など、避難者の健康状態や避難所の衛生

状態を把握し、必要な措置を講じるよう努める。また、必要に応じ、避難所における家庭動物のた

めのスペースの確保に努める。

ア 避難者の栄養、健康等

避難者のニーズに応じ、年齢、性別、サイズ等に配慮した生活必需品(下着、生理用品等)

の確保に努めるとともに、栄養及び健康状態に留意する。特に、高温多湿期や寒冷期において

は、冷暖房等に配慮し、健康管理に十分留意するよう努める。

イ 衛生、給食及び給水等対策

(ア) 入浴機会の確保及びごみ処理等の衛生面に十分配慮する。

(イ) 炊出し施設を設ける等により、応急的な食料供給体制を確保する。

(ウ) 配食等にあたっては、管理栄養士の関与に努める。

(エ) トイレの確保及び衛生面に十分配慮する。

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第 14 章 生活支援関係

第1節 食料供給計画

1 計画の概要

災害により食料を確保することが困難となった場合における、市町村及び県が実施する災害応急

対策について定める。

2 食料供給計画フロー * 地震発生

調達等実施者

市町村

県(市町村から

・食料供給対象者数の確認 要請があった

・食料供給数量の決定 場合等)

・供給先優先順位の決定

・調達先の決定

・引受責任者の確認

・輸送経路交通規制 ・輸送車両の確保

・荷役要員の確保 ・(一時集積配分拠点等の決定)

・(避難所等での)配分責任者の配置

・炊出し要員の確保

・炊出し等の住民への周知

・要配慮者等への優先配分

・食料の衛生管理体制

備蓄食料の放出、食料調達等要請

市町村:製造・流通業者、他市町村(不足する場合)

県(他市町村で不足する場合)

県 :製造・流通業者(生協含む)

他都道府県(不足する場合)

自衛隊(炊出し等が必要な場合)

市町村:集積場所 (県:一時集積配分拠点)

炊 出 し

調

食料供給・調達要請の内容

○ 要請品目及び数量

○ 引渡場所

○ 引渡責任者

○ その他参考事項

被 災 住 民 等

3 市町村が行う食料の調達及び配分

(1) 調達

市町村は、市町村地域防災計画に基づき、食料供給対象者数を確認し食料供給数量を決定した

後、備蓄食料の放出を行うとともに、不足する場合はあらかじめ優先供給に関する協定を締結し

ている製造・流通関係業者(以下「協定締結業者」という。)等からの調達を実施する。

被災市町村のみで対応しきれない場合は、以下の手順で対応する。

ア 山形県市町村広域応援協定に基づき、被災市町村応援調整市町村を通じて応援要請を行う。

イ 応援要請する際は、次の事項を明示して行う。

(ア) 食料の応援要請

品目、数量、引渡期日、引渡場所、その他参考となる事項等

(イ) 炊出し用具等の応援要請

人員、器具、数量、期間、場所、その他参考となる事項

ウ 被害が広範囲に及び市町村間の応援が困難な場合、又は市町村間の応援だけでは不足が見込

まれる場合、被災市町村は県に対して必要な食料の供給応援要請を行う。

(2) 調達食料品目例

市町村は、避難所の設置状況や要配慮者等を考慮し、以下の品目を参考に調達する。また、ア

レルギーや疾病、育児等によって食に配慮を要する人向けの食品や栄養バランスに配慮するため

の生鮮食料品等についても、必要に応じ可能な限り調達する。

ア 弁当、米穀、食パン、麺類(即席麺・そば・乾うどん)、飯缶、乾パン

イ 乳幼児ミルク、牛乳

ウ 副食品(缶詰・漬物・佃煮・野菜)、調味料(味噌・醤油・塩・砂糖)

(3) 炊出し

市町村は、炊出しにより食料の供給を実施する場合は、次により行う。

ア 炊出しは、原則として避難所内又はその付近の適当な場所を選定し、仮設給食施設を設置し

て行う。

イ 大量に炊き出しが必要となり炊き出し要員等が不足する場合は、既存の給食施設を利用し、

日本赤十字社山形県支部及びボランティアの協力を得て炊き出しを実施するとともに、必要に

応じ、知事に対し自衛隊の派遣要請を依頼する。

(4) 配分

被災住民への食料配分にあたっては、次の事項に留意する。

ア 避難所等における食料の受入れ確認及び需給の適正を図るための責任者の配置

イ 住民への事前周知等による公平な配分

ウ 要配慮者への優先配分

エ 避難所で生活せず食事のみ受け取りに来ている被災者等への配分

4 県が行う食料の調達等

県は、被災市町村の食料調達状況等を常に把握するとともに、被災市町村から応援要請があった

場合又は必要と認めた場合は、食料が円滑に供給されるよう次の措置を講じる。

(1) 備蓄食料の供与

県は、被災市町村からの要請に基づき、必要と認める場合、備蓄している食料を供与する。

(2) 調達

ア 県は、備蓄食料の供与によっても不足する場合は、協定締結業者に食料の供給を要請し、な

お不足する場合はその他の製造・流通業者に要請する。

イ 県は、本県のみでの対応が困難な場合は、「大規模災害時の北海道・東北8道県相互応援に関

する協定」に基づき近隣県に対して支援を要請するほか、全国知事会を通じて他都道府県や関

係省庁に対して支援を要請するとともに、必要に応じて農林水産省に応急用食料を要請する。

(3) 輸送及び集積

ア 食料の調達先に車両配送を依頼する。ただし、調達先が輸送できない場合は、県有車両又は

民間借上車両で輸送する。

イ 交通事情等により陸路輸送が困難な場合は、消防防災ヘリコプターを活用し又は自衛隊に対

して要請を行い空路輸送を行う。

また、海上における緊急輸送が必要な場合は、酒田海上保安部に対し緊急輸送を要請する。

ウ 県が供給する食料は、原則として調達先の配送により、避難所又は市町村が設置する集積場

所へ直接輸送する。市町村が集積場所を設置できない場合は、県が設置する一時集積配分拠点

に集積することとし、一時集積配分拠点から避難所への輸送は市町村において対応する。

災害の規模が大規模であり、市町村による避難所への輸送ができない場合には、県は、あら

かじめ協定を締結した物流事業者等に業務を委託し、避難所までの物資の輸送を行うものとす

る。

エ 県は、市町村からの要請を待ついとまがないと認められるときは、要請を待たないで、被災

市町村に対する物資を確保し輸送する。

オ 県は、緊急の必要があると認めるときは,運送事業者に対し、運送すべき物資又は資材並び

に運送すべき場所又は期日を示して、災害応急対策の実施に必要な物資又は資材の運送を要請

する。

5 食料の衛生管理、栄養指導

食料の衛生管理体制及び栄養指導については、本章第4節「保健衛生計画」の食品衛生対策及び

栄養指導対策による。

第4節 保健衛生計画

1 計画の概要

地震による災害が発生した場合において、被災地住民の心身の健康を保つために、県及び市町村

が実施する防疫、食品衛生及び精神保健等の保健衛生対策について定める。

2 保健衛生計画フロー

* 地震発生

避難動物の適正飼養等

危険な動物の緊急措置等の確認

被災地域における動物の保護、収容等

3 被災状況等の把握

災害発生時における保健衛生対策を的確に実施するため、県及び市町村は、以下の事項について

被害状況等を把握する。

(1) ライフラインの被害状況

(2) 避難所の設置及び収容状況

(3) 仮設トイレの設置及び浸水家屋の状況

(4) 防疫用資器材取扱店等の被害状況

(5) 特定給食施設の被害状況

(6) 食品及び食品関連施設の被害状況

健康相談・保健指導

避難所等生活環境の整備

防疫対策

食品衛生対策

栄養指導対策

心のケア対策

巡回保健班の編成

広域応援

被災状況等の把握

活動体制の確立

防疫等資器材の確保

保健衛生対策の実施

被災動物対策

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4 活動体制の確立

(1) 巡回保健班の編成

市町村及び保健所は連携して、保健師を中心とし、必要に応じ医師、栄養士、精神保健福祉相

談員等を加えた巡回保健班を編成する

(2) 広域応援

県は、必要に応じ被災地の巡回保健班へ他保健所から応援要員を派遣するとともに、被害が著しい

場合は、「大規模災害時の北海道・東北8道県相互応援に関する協定」に基づき近隣県に対して応援を

要請するほか、全国知事会を通じて他都道府県や関係省庁に対して応援を要請する。

6 保健衛生対策の実施

(1) 健康相談・保健指導

巡回保健班は、計画を立てて被災地域の避難所、仮設住宅等を巡回し、健康相談や保健指導を

行う。

巡回健康相談では、被災者の健康確保を最優先とし、次により被災者の健康状態の確認と必要

な保健指導を実施する。

また、適切な処遇を行うため、必要に応じ、医療救護、感染症予防、栄養指導及び福祉対策の

各関係者と連絡調整を図る。

ア 寝たきり者、障がい者、乳幼児、妊産婦、人工透析患者等要配慮者の健康状態の把握と保健

指導

イ 結核患者、難病患者、精神障がい者等に対する保健指導

ウ 感染性胃腸炎・インフルエンザ等感染症予防の保健指導

エ 有症状者への受診勧奨、悪化予防の保健指導

オ 不安除去等メンタルヘルスへの対応

カ 口腔保健指導

(5) 栄養指導対策

保健所は市町村と連携し、次により被災者の栄養指導を行う。災害の状況により必要な場合は、

県栄養士会の協力を得て栄養指導班を編成し、被災地を巡回指導する。

ア 炊き出しの栄養管理指導

市町村が設置した炊き出し実施現場へ栄養士を巡回させ、炊き出し内容等の調整及び給食管

理上必要な指導を行うとともに、給食業者への食事内容の指導を実施する。

イ 巡回栄養相談の実施

避難所、応急仮設住宅及び被災家屋を巡回し、栄養相談を実施する。

なお、高血圧、糖尿病、高齢者等の要配慮者の在宅食事療法必要者に対しては、食生活指導

や栄養面からの健康維持指導を行う。

○「災害時要配慮者支援指針」抜粋 平成 26 年 2 月

山形県環境エネルギー部 危機管理・くらし安心局 危機管理課

第1章 基本的な考え方

第1節 指針の目的

本指針は、災害発生時における要配慮者への支援が適切かつ円滑に実施されるよう、

要配慮者に対する支援のあり方について県の基本的な考え方をとりまとめたもので

あり、市町村や要配慮者関連施設などの関係者・関係機関における要配慮者支援対策

の推進に資することを目的としている。

第2章 要配慮者とは

第1節 本指針における要配慮者

改正災害対策基本法では、「要配慮者」を「高齢者、障害者、乳幼児その他の特に

配慮を要する者」と定義し、「国及び地方公共団体は、災害の発生を予防し、又は災

害の拡大を防止するため、要配慮者に対する防災上必要な措置に関する事項の実施に

努めなければならない」こととしている(第8条の15)。

本指針において、「要配慮者」とは防災上何らかの配慮を要する者とし、高齢者[ひ

とり暮らし高齢者等(独居世帯、高齢者のみ世帯、日中高齢者のみ世帯)、ねたきり

高齢者、認知症高齢者]、身体障がい者(視覚・聴覚障がい者、肢体不自由者、内部

障がい者、難病患者等)、知的障がい者、精神障がい者、発達障がい者、妊産婦、乳

幼児・児童、日本語に不慣れな外国人等で、次のようなハンディキャップを持ってい

る人々が考えられる。

○ 自分の身の危険を察知できない、もしくは困難な人。

○ 身の危険を察知できても救助者に伝えられない、もしくは困難な人。

○ 危険を知らせる情報を受け取ることができない、もしくは困難な人。

○ 危険を知らせる情報を受け取っても、対応行動ができない、もしくは困難な人。

○ 災害時(避難準備情報発表から平常の生活が回復するまでの間)被災地で生活す

る際に何らかの配慮が必要な人。

第3節 指針における要配慮者関連施設(以下「施設」という。)

1 社会福祉施設等

(1) 保護施設

救護施設、宿所提供施設

(2) 老人福祉施設

養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、指定通所介護事業所

(老人デイサービスセンター)、老人短期入所施設、老人福祉センター

(3) 障害者支援施設

(4) 障害福祉サービス事業所

療養介護事業所、生活介護事業所、短期入所事業所、自立訓練事業所、就労移

行支援事業所、就労継続支援事業所、共同生活援助事業所

(5) 児童福祉施設

助産施設、乳児院、母子生活支援施設、保育所、児童厚生施設、児童養護施設、

障害児入所施設、児童発達支援センター、児童発達支援事業所、医療型児童発達

支援事業所、放課後等デイサービス事業所、情緒障害児短期治療施設、児童自立

支援施設、児童家庭支援センター

(6) 介護老人保健施設

(7) その他

生活支援ハウス(高齢者生活福祉センター)、老人休養ホーム、有料老人ホー

ム、身体障がい者保養所、福祉休養ホーム、在宅心身障がい児保護訓練センター、

指定認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム)、地域活動支援センタ

ー、福祉ホーム、障がい者小規模作業所

2 病院・診療所

3 特別支援学校

4 小学校

5 幼稚園

6 その他

放課後児童健全育成事業の用に供する施設(放課後児童クラブ)、へき地保育所、

認可外保育施設

第4章 避難生活における要配慮者支援

平常時の備え

第1節 避難所の組織体制と応援体制の整備

1 組織体制、人的体制

(1) 市町村における準備体制

平常時から市町村の防災関係部局、福祉関係部局及び保健衛生関係部局が中心と

なり、関係部局等が協力して「避難所運営準備会議(仮称)」を開催し、要介護高

齢者や障がい者、妊産婦、乳幼児、アレルギー等の慢性疾患を有する者、外国人

等への支援を十分に考慮して、災害時の対応や役割分担を決めておく必要がある。

第2節 要配慮者に配慮した避難所の整備

市町村は、災害発生時に要配慮者を含む多くの被災者が避難生活を送ることになる指

定避難所について、法令に定める基準に沿った整備や災害時に応急的に必要となる物資

等の備蓄等を行っておく必要がある。

また、要配慮者のために特別な配慮がなされた避難所として、福祉避難所を確保することも必要で

ある。

4 避難所における備蓄等

(1) 食料・飲料水の備蓄

避難所として指定した施設には、あらかじめ応急的に必要と考えられる食料・

飲料水の備蓄を検討する。また、指定した避難所に食料・飲料水を備蓄しない場

合には、避難所が開設された場合に備えて、食料・飲料水の供給計画を作成する。

その際、疾病上の食事制限者や食物アレルギーの避難者にも配慮し、アルファー米

等の白米と牛乳アレルギー対応ミルク等を備蓄する。

(2) その他備蓄品の備蓄等

被災者の生命、身体の保護を優先とし、次に示した備蓄品の備蓄を検討してお

く。また、備蓄品の品目、所在、配付方法については、事前に市町村のホームペ

ージや広報等で公開することが望ましい。

発災時の対応

第2節 避難所における要配慮者への対応

6 避難所における食料や食事に関する配慮

(1)提供する食料の質の確保

食料の提供に当たり、管理栄養士の活用等により避難の長期化に対応してメニ

ューの多様化、適温食の提供、栄養バランスの確保、要配慮者(咀嚼機能低下者、

疾病上の食事制限者、食物アレルギー患者等)に対する配慮等、質の確保につい

ても配慮する。

(2)食事の原材料表示

食物アレルギーの避難者が食料や食事を安心して食べることができるよう、避

難所で提供する食事の原材料表示を示した包装や食材料を示した献立表を掲示し、

避難者が確認できるようにする。

(3)避難者自身によるアレルギーを起こす原因食品の情報提供

避難所において、食物アレルギーの避難者の誤食事故の防止に向けた工夫とし

て、配慮願いたい旨を周囲に伝えるために、周りから目視で確認できるよう食物

アレルギーの対象食料が示されたビブス、アレルギーサインプレート等を活用す

る。

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(4)文化・宗教上の理由による食事への配慮

文化・宗教上の理由から外国人等の避難者が食べることができない食料がある

場合、当該避難者に対し、可能な限り配慮することが望ましい。

(5)水分摂取への配慮

これまでの大規模地震災害時の避難所において、トイレに行く回数を減らす等

の理由で水分摂取を控えたため、脱水症状を起こし脳梗塞を発症する等のケース

が多かったことから、避難者が十分に、こまめに水分をとるよう配慮する。

第4節 在宅避難者への配慮

○ 災害対策基本法第90条の3に基づき作成する「被災者台帳」の活用などにより在宅

避難者の状況把握を行うとともに、避難所を拠点として支援を行うことが望ましい。

○ 在宅での避難生活を余儀なくされた避難者に対して、自治会や行政職員等の巡回相

談などにより見守り機能を充実させ、特に、支援が必要となる要配慮者等に対して行

政が適切な対応を取ることで、情報、紙おむつや生理用品、食物アレルギー患者用の

食材等の支援物資、医療、保健、福祉等のサービスの提供が行き届くよう必要な措置

を講じる。

○ 在宅医療患者等、必要な薬剤・器材等(水・電気等を含む。)を得られないため直

接生命にかかわる者又は日常生活に重大な支障をきたす者などの把握及び必要物資の

提供について、関係部局・団体等と連携を図り特に配慮する。

第5章 社会福祉施設等における要配慮者対策

平常時の備え

施設の管理者は、県条例等で定めるところにより、非常災害に関する具体的計画を策

定するとともに、次により施設における災害予防対策を推進する。

県及び市町村は、施設における災害予防対策を推進させるため、啓発活動等を実施す

る。

第1節 施設における防災組織体制の整備

1 防災組織の設置

施設の管理者は、防火管理者の下に、平常時より施設の職員により構成する防災

組織を設置するとともに、施設の規模や利用者、職員数等を考慮し、施設の実態に

即した組織体系として、情報班、消火班、救出・救護班、安全指導班及び応急物資

班等を編成し、防災業務を担当させる。

【防災組織班編成・業務分担(例)】

班名 業務例(平常時) 業務例(災害時) 責任者名 班員

情報班 ・ 関係機関との連絡網

整備

・ 災害時の情報収集体

制整備

・ 情報の収集と伝達

・ 消防機関等との連絡調整

・ 他の社会福祉施設との支援

調整

・ 職員への連絡、調整

・ 利用者家族への連絡

消火班 ・ 消火器等の点検

・ 施設備品の防災対策

・ 火気等の遮断の確認

・ 消火器等による消火活動

救出・救護班 ・ 救護運搬用具の点

検・配備

・ 医薬品等の点検、準備

・ 負傷者の救護及び応急処置

・ 医療機関への連絡

安全指導班 ・ 避難場所や経路等の

確認

・ 利用者への状況説明

・ 利用者の避難誘導

・ 避難経路の障害物の除去

・ 非常口の開放

応急物資班 ・ 備蓄品の選定、確認、

点検

・ 非常時用持ち出しセ

ットの確認等

・ 備蓄品リストの作成

・ 食料、飲料水等の確保及び

搬出

・ 備蓄品の補給に向けた関係

事業者との連絡

2 職員動員体制の確立

施設の管理者は、災害発生時に職員を迅速に参集させるため、職員の緊急連絡体制や、早朝・

夜間・休日における職員参集基準(職員の役職、居住場所、交通手段などを考慮すること)な

どの初動体制を整備する。また、夜間における災害の発生等も考慮し、利用者の状況及び建物

の構造等を総合的に勘案して、夜間における職員の配置体制も整備する。

3 チェックリストの整備

災害時においては、施設内外の混乱から平静を失ってしまうために、救助・避難

対策に誤りが発生しやすくなると考えられる。そこで、そうした誤りによって起こ

りうる二次災害を防ぐためにも、重要な応急対応策について列挙したチェックリス

トを災害の類型別に整備する。

【風水害時のチェックリスト(例)】

[警報等が発表された場合]

【指示体制の周知と情報伝達】

□ 情報の収集と防災対策のための職員参集

□ 市町村担当課、防災関係機関との連絡及び防災準備

□ 指示体制の一本化と職員への周知

□ 利用者及び職員への定期的な情報提供(及び緊急避難時の冷静な行動指示)

□ 初動体制の準備(避難方法の確認、警戒体制の準備)

【役割分担別の準備・確認】

□ 火元の点検、危険物の補完・設置状況のチェック

□ ライフラインや給食等の設備点検

□ ガラスの破損、備品店頭、タンクの水、油漏れがないかの点検

□ 医薬品、衛生材料備蓄、救護運搬用具の点検、利用者の健康状態把握

□ 備蓄食料、機材の点検と不足物資の補充、生活用品の被災からの保護

□ 利用者の避難方法、点呼等の仕方、避難経路と責任者の確認

【安全対策の実施】

□ 状況別の避難先の選定(施設内、広域避難場所)

□ 避難時の適切な服装(雨具、防寒具、ズック、長靴、ヘルメット等)、移動手段

準備

□ 避難手段、避難経路、誘導方法、避難名簿の準備

□ 被害予想に基づく家族等への引継ぎの要否判断

[災害発生時の対応]

【避難手段と経路選択】

□ 正確な情報を入手し、施設の立地環境に基づく災害予測と避難の必要性を判断

□ 施設入所者等が安全に避難できる時間を考慮し、早めの避難の必要性判断

□ 市町村長等からの避難準備指示や避難指示への対応

【避難誘導】

□ 避難先と避難経路の選択

□ 避難時、避難場所、避難生活での入所者の安全と健康管理への注意

【避難不要な場合】

□ 備蓄食料、利用可能な設備や器具を利用して利用者の安全確保を実施

□ 負傷の状況に応じた応急措置と病院への移送

【安全点検の実施】

□ 施設の設備の点検と清掃の実施

【施設が使用不能となった場合】

□ 入所者を家族等へ引継ぎ依頼

□ 他の施設等へ受入依頼

【必要な連絡の実施】

□ 市町村など防災関係機関に状況を連絡

□ 必要な支援について要請

【その他(各施設における対策)】

第7節 食料品等の備蓄

施設の管理者は、災害に備えて、2~3日分の食料品、飲料水、慢性疾患用医薬品、

高齢者・障がい者用仮設トイレ、避難用テント、福祉用具及び避難生活用具等を備蓄

するとともに、備蓄品リストを作成し、定期的に点検を行う。また、必要に応じて井

戸、耐震性貯水槽及び備蓄用倉庫、非常用電源設備等の整備に努める。

なお、備蓄庫破損のリスクに備えて、物資備蓄場所は複数に分散させておくことが

望ましい。

Page 65: 給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」 …...給食施設における 「災害時の食事提供マニュアル」作成のための 手引き 平成27年3月

給食施設における

「災害時の食事提供マニュアル」作成のための手引き 検討会

助言者 西村 恵美子(公益社団法人山形県栄養士会 副会長)

金光 秀子 (山形県立米沢栄養大学 准教授)

作成委員

給食施設における

「災害時の食事提供マニュアル」作成のための手引き(平成27年3月)

〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号

山形県健康福祉部健康長寿推進課

TEL 023-630-2313 FAX 023-630-2271

村山保健所保健企画課 山形市十日町 1-6-6 TEL 023-627-1357

最上保健所地域保健福祉課 新庄市金沢字大道上 2034 TEL 0233-29-1268

置賜保健所保健企画課 米沢市金池 3-1-26 TEL 0238-22-3004

庄内保健所保健企画課 三川町大字横山字袖東 19-1 TEL 0235-66-4932

健康長寿推進課

健康栄養主査 菅原 祥子

村山保健所保健企画課

企画調整専門員 伊藤 佳代子

健康増進主査 山口 有紀

主任管理栄養士 梅津 昭子

管理栄養士 髙橋 美里

最上保健所地域保健福祉課

主任管理栄養士 髙橋 さゆり

管理栄養士 松田 友子

置賜保健所保健企画課

健康増進専門員 二関 悦子

管理栄養士 米野 敦子

庄内保健所保健企画課

健康増進主査 成澤 美智子

健康増進主査 三浦 崇

管理栄養士 星川 美悟