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平成30年度 食料自給率・食料自給力指標について (参考1)

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Page 1: 平成30年度 食料自給率・食料自給力指標について - …...平成30年度の 料 給率・ 料 給 指標(結果概要) 食料自給率 パターンA(米、小麦、大豆中心・栄養バランス考慮):1,429kcal

令 和 元 年 8 月

平成30年度

食料自給率・食料自給力指標について

(参

考1

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⽬次

平成30年度の食料自給率・食料自給力指標(結果概要) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

食料自給率① 食料自給率の基本的考え方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2食料自給率② 食料自給率の目標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3食料自給率③ 平成30年度の食料自給率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4参考1 食料自給率の計算における輸入飼料分の取扱いについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6参考2 食料自給率の計算における飼料用米の取扱いについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7食料自給率④ 食料自給率の長期的推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8食料自給率⑤ 生産努力目標の達成状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9食料自給率⑥ 国産総供給熱量と農業総産出額の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10食料自給率⑦ 主要作物の作付面積の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11食料自給率⑧ 食料自給率向上の取組(消費面での取組) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12食料自給率⑨ 輸入食料に関する分析及び情報提供 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13参考資料① 食料自給率等の長期データ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14参考資料② 平成30年度食料自給率における各品目の寄与度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

食料自給力指標① 食料自給力指標の考え方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16食料自給力指標② 平成30年度食料自給力指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17食料自給力指標③ 平成30年度食料自給力指標の関連指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18食料自給力指標④ 昭和40年度以降の食料自給力指標の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19食料自給力指標⑤ 昭和40年度以降の食料自給力指標の推移(データ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

都道府県別食料自給率① 平成29年度都道府県別食料自給率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21都道府県別食料自給率② 都道府県別食料自給率の計算方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22都道府県別食料自給率③ 都道府県別食料自給率の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

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平成30年度の⾷料⾃給率・⾷料⾃給⼒指標(結果概要)

食料自給率

パターンA(米、小麦、大豆中心・栄養バランス考慮):1,429kcalパターンB(米、小麦、大豆中心):1,829kcalパターンC(いも類中心・栄養バランス考慮):2,303kcalパターンD(いも類中心):2,633kcal

※推定エネルギー必要量(そのときの体重を保つ(増加も減少もしない)ために適当なエネルギー):2,143kcal

食料自給力指標

食料の国内生産額(11.2兆円)食料の国内消費仕向額(16.2兆円)

= 69%

※ 詳細は4ページに記載

<カロリーベース> <生産額ベース>

1人1日当たり国産供給熱量(912kcal) 食料の国内生産額(10.6兆円)1人1日当たり供給熱量(2,443kcal) 食料の国内消費仕向額(16.2兆円)

66%= 37% =

(参考1)飼料自給率を反映しない

1人1日当たり国産供給熱量(1,129kcal)1人1日当たり供給熱量(2,443kcal)

(参考2)飼料用米を食用に計上した場合

1人1日当たり国産供給熱量(937kcal)1人1日当たり供給熱量(2,443kcal)

= 46%

= 38%

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食料自給率 ① ⾷料⾃給率の基本的考え⽅

○ 食料自給率とは、国内の食料消費が、国内の食料生産でどの程度賄えるかを示す指標です。分子を国内生産、分母を国内消費仕向として計算されます。

○ 分子及び分母を、(1)重量のまま、(2)基礎的な栄養価であるエネルギーに着目した熱量(カロリー)、(3)経済

的価値に着目した金額で換算すると、(1)重量ベース、(2)カロリーベース、(3)生産額ベースの食料自給率になります。

【自給率の基本的考え方】

国内生産

輸 入国内消費仕向

輸出

在庫取崩

食料自給率 =国内生産

国内消費仕向

=国内生産

国内生産+輸入-輸出±在庫増減

【食料自給率の計算式】 【国内消費仕向(分母)の考え方】

国内の食料消費が、国内の食料生産でどの程度賄えるか⇒ 食料自給率

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食料自給率 ② ⾷料⾃給率の⽬標

○ 食料自給率については、食料・農業・農村基本法(平成11年法律第106号)第15条第2項に基づき、食料・農業・農村基本計画において、その目標を定めることとされています。

○ また、同法第15条第3項では、目標を定めるに当たっては、「その向上を図ることを旨とし、国内の農業生産及び食料消費に関する指針として、農業者その他の関係者が取り組むべき課題を明らかに」することとされています。

○ 現行の基本計画においては、食料自給率を、令和7年度にカロリーベースで45%、生産額ベースで73%にするとの目標が設定されています。

【食料自給率の目標】

カロリーベース 生産額ベース

※ 平成25年度は、現行の食料・農業・農村基本計画決定時(平成27年3月)の最新の数字。

平成25年度(※) 令和7年度

39% → 45%

平成25年度(※) 令和7年度

65% → 73%

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カロリーベース 生産額ベース

平成29年度 38% 66% ※確定値

平成30年度 37% 66% ※概算値

食料自給率 ③ 平成30年度の⾷料⾃給率

○ 平成30年度のカロリーベースの食料自給率は、37%(対前年度▲1 ポイント)

〈プラス要因〉・ 米 : 消費減少の中で主食用米の国内生産は前年並み・ 砂糖 : 国産てん菜由来の砂糖の製造量の増加・ 魚介類 : ホタテ貝の回復やマイワシの好漁による漁獲量の増大

〈マイナス要因〉・ 小麦、大豆等:天候不順により単収が近年にない低水準となり、国内生産が大幅に減少・ 畜産物:天候不順による飼料作物の減少に伴う飼料自給率の低下を通じて国産熱量が減少

牛肉、乳製品における輸入増

○ 平成30年度の生産額ベースの食料自給率は、66%(対前年度±0 ポイント)

〈プラス要因〉・ 魚介類 : ホタテ貝等の輸出増による国内仕向量減少・ 砂糖 : 国産てん菜由来の砂糖の製造量の増加

〈マイナス要因〉・ 野菜 : 需要期における白菜、キャベツ等の作柄良好による国産単価下落・ 畜産物 : 鶏卵の生産増による国産単価下落・ 果実 : かんきつ類の輸入量増加

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カロリーベースと⽣産額ベースの⾷料⾃給率(平成30年度)

輸入部分

輸入飼料部分(自給としてカウントせず)

自給部分

凡例

品目別生産額自給率 [%]

【平成30年度】(生産額ベース総合食料自給率 66%)

※ラウンドの関係で合計と内訳が一致しない場合がある。

消費仕向額割合(%)

品目別供給熱量自給率 [%]

【平成30年度】(カロリーベース総合食料自給率 37%)

3,154億円[1,682億円]2,887億円[ 334億円]

5,581億円[2,402億円]

5兆0,460億円[2兆8,042億円]

1兆9,232億円[1兆9,146億円]

2兆8,140億円[1兆3,520億円]

1兆2,345億円[9,223億円]

1兆3,416億円[8,322億円]

2兆6,070億円[2兆3,171億円]

824億円[369億円]大豆 45%

小麦 12%

国内消費仕向額合計 16兆2,110億円[国内生産額合計 10兆6,211億円]

供給熱量 2,443kcal / 人・日[国産供給熱量 912kcal / 人・日]供給熱量割合 [%]

98kcal[60kcal]

293kcal[66kcal]

191kcal[65kcal]

326kcal[39kcal]

64kcal[21kcal]

78kcal[16kcal]73kcal[53kcal]

434kcal[66kcal]

528kcal[517kcal]

359kcal[10kcal]

油脂類 36%

砂糖類 50%砂糖類 50%

油脂類 38%

⼤⾖ 21%

⽶ 98%

畜産物15%

46%

油脂類 3%

⼩ ⻨ 12%

砂糖類34%

⿂介類 61%野 菜 73%

その他

22%

0 20 40 60 80 1000

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

⽶ 100%

畜産物 56%12%

油脂類 43%砂糖類 53%

⿂介類 48%

野 菜 89%

果 実 62%

その他 75%

0 20 40 60 80 1000

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

果 実 32%⼤⾖ 21%

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【参考1】⾷料⾃給率の計算における飼料⾃給率の取扱いについて

○ 食料自給率については、畜産物において、飼料自給率を反映して計算しています(平成30年度飼料自給率:25%)。

その結果、畜産物の食料自給率、特にカロリーベースについては、実際の国産畜産物の生産量で計算された食料自給率よりも低く算出されています。

○ このような計算方法は、「国内生産」を厳密に捉える面で有効ですが、① 国内で畜産物が相当量生産されているにもかかわらず、そのことが食料自給率上見えない② 高品質な畜産物の生産に取り組む畜産業を営む者の生産努力が反映されない

といった問題があります。○ このため、平成29年度の食料自給率の公表から、飼料自給率を反映しない数値も参考値として示しています。

カロリーベース 生産額ベース

畜産物の自給率 62% (15%) 68% (56%)

総合食料自給率 46% (37%) 69% (66%)

<飼料自給率を反映しない食料自給率(平成30年度)>

(注)()内の%は、飼料自給率を反映した数値。

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○ 国内で生産される飼料用米は、平時であれば家畜のエサに利用されるため、飼料自給率を通じた食料自給率への反映に限定されます。

○ 一方で、飼料用米を生産している水田は、不測の事態が生じ、海外からの食料輸入が減少した場合、主食用に転じることによって、食料の安定供給に資する性格を有しています。

○ このような飼料用米生産の性格にも鑑み、平成29年度のカロリーベースの食料自給率の公表から、①国内で生産さ

れる飼料用米と同量の食料の輸入が減少し、②その分を国産の飼料用米で補うと仮定した場合の、総合食料自給率(試算)を、参考値として示しています。

(○ なお、生産額ベースの食料自給率(試算)については、不測時の主食用米の価格について仮定を置くことが困難なため、算定していません。)

〈不測時に輸入食料の減少分を飼料用米で補うと仮定した場合の食料自給率(カロリーベース、平成30年度)〉

総合食料自給率 38% (平常時に比べ1ポイント上昇)

【参考2】不測時に輸⼊⾷料の減少分を飼料⽤⽶で補うと仮定した場合の⾷料⾃給率(試算)

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86 85 8377

82

75 7471 70 70

66 66

73

6054 53 53

4843

40 40 39 39 37

45

73

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

S40(1965)

45(1970)

50(1975)

55(1980)

60(1985)

H2(1990)

7(1995)

12(2000)

17(2005)

22(2010)

27(2015)

R2(2020)

7(2025)

生産額ベース食料自給率

主食用穀物自給率

カロリーベース食料自給率

食料自給率 ④ ⾷料⾃給率の⻑期的推移

○ 食料自給率は、米の消費が減少する一方で、畜産物や油脂類の消費が増大する等の食生活の変化により、長期的には低下傾向が続いてきましたが、2000年代に入ってからは概ね横ばい傾向で推移しています。

H30

R7(目標)

(%)

(年度)

(注)主食用穀物自給率は、米、小麦、大・はだか麦の合計について、国内生産量から国内産の飼料仕向量を、国内消費仕向量から飼料仕向量全体をそれぞれ控除して算出。

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○ 食料自給率目標は、主要品目の生産努力目標を前提としています。平成30年度に、既に目標水準を上回っている品目もありますが、下回っている品目については、目標の達成に向けた課題にさらに取り組む必要があります。

【生産努力目標と生産量の実績値】 【生産努力目標の達成状況】

青実線:H30年度実績値/R7年度目標値(魚介類(食用)については、R9年度目標値)令和7年度目標値を上回っていれば赤(100%)の外側、下回っていれば内側(注)米は米粉用米、飼料用米を除く

食料自給率 ⑤ ⽣産努⼒⽬標の達成状況

単位:万トン(注1)米は米粉用米、飼料用米を除く(注2)魚介類(食用)の目標値については、平成29年に策定された水産基本計画において

設定された令和9年度における目標値

0%

50%

100%

小麦

大豆

かんしょ

ばれいしょ

野菜

果実

てん菜さとうきび

生乳

牛肉

豚肉

鶏肉

鶏卵

魚介類(食用)

H25基準年

H26 H27 H28 H29 H30 R7目標

カロリーベース食料自給率

39% 39% 39% 38% 38% 37% 45%

生産額ベース食料自給率

66% 64% 66% 68% 66% 66% 73%

飼料自給率 26% 27% 28% 27% 26% 25% 40%

H25基準年

H26 H27 H28 H29 H30 R7目標

米 859 842 797 803 780 775 752

小麦 81 85 100 79 91 77 95

大豆 20 23 24 24 25 21 32

かんしょ 94 89 81 86 81 80 94

ばれいしょ 241 246 241 220 240 226 250

野菜 1,178 1,196 1,186 1,160 1,155 1,131 1,395

果実 304 311 297 292 281 283 309

てん菜 344 357 393 319 390 361 368

さとうきび 119 116 126 157 130 120 153

生乳 745 733 741 734 729 728 750

牛肉 51 50 48 46 47 48 52

豚肉 131 125 127 128 127 128 131

鶏肉 146 149 152 155 158 160 146

鶏卵 252 250 254 256 261 263 241

魚介類(食用) 370 378 357 329 324 335 387

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注:国産総供給熱量=1人1日当たり国産供給熱量×1年間の日数×総人口

90

95

100

105

110

115

H25 H26 H27 H28 H29 H30

国産総供給熱量(年度) 農業総産出額(年)

食料自給率 ⑥ 国産総供給熱量と農業総産出額の推移(平成25年=100とした指数)

10

(平成25年=100とした指数)

資料:農林水産省「食料需給表」、「生産農業所得統計」を基に農林水産省で作成

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90

95

100

105

110

H25 H26 H27 H28 H29 H30

米 麦 豆類 野菜

11

食料自給率 ⑦ 主要作物の作付⾯積の推移(平成25年=100とした指数)

○ 平成25年と比較した作付面積の変化は、米が減少する一方、麦や豆類が増加しています。

(平成25年=100とした指数)

資料:農林水産省「耕地及び作付面積統計」、「野菜生産出荷統計」、「地域特産野菜生産状況調査」、「特用林産物生産統計」を基に農林水産省で作成

(年)

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食料自給率 ⑧ ⾷料⾃給率向上への取組(消費⾯での取組)

【カロリーベース食料自給率の向上 】

○ 国産品の消費拡大や海外市場の開拓により、カロリーベース食料自給率が向上します。

12

ごはんを1⽇にもうひと⼝(17g)⾷べると1%向上

国産⼤⾖100%使⽤の⾖腐を⽉にもう約2丁(557g)⾷べると1%向上

国産⼩⻨100%使⽤のうどんを⽉にもう約2⽟(599g)⾷べると1%向上

国産⽶粉パンを⽉にもう約6枚(401g)⾷べると1%向上

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米国 2.3百万トン(72%)

カナダ0.3百万トン(10%)

ブラジル 0.6百万トン(17%)

輸入量合計3.2百万トン

米国 14.5百万トン(92%)

ブラジル0.8百万トン(5%)

南アフリカ0.4百万トン(2%)

輸入量合計15.8百万トン

食料自給率⑨ 輸⼊⾷料等に関する分析及び情報提供

13

○ 我が国の食料の約6割(カロリーベース)を供給する海外からの輸入は、主要穀物等において安定的に実施されています。○ 国産だけでは国内需要を満たすことができない食用の麦については、国家貿易により安定的に輸入しています。○ 油糧原料用・食用等の大豆や配合飼料原料用とうもろこしについては、関税を無税化する等により安定的に輸入されている

状況です。○ 世界の需給動向を踏まえたこれらの食料等の安定的な調達に資するため、海外の生産状況や需給見通し等について、

幅広く情報を収集・分析し、食品加工業者等に対し必要な情報提供を実施しています。

○ 日本の国別輸入量(2018年)

米国 2.9百万トン(51%)

カナダ 1.8百万トン(32%)

豪州 0.9百万トン(15%)

輸入量合計5.7百万トン

とうもろこし

資料:財務省「貿易統計」を基に農林水産省で作成注:( )は輸入量のシェア

○ 輸入小麦の政府売渡価格及び改定率の推移

小麦 大豆

※小麦粉製品に占める小麦の価格のみに着目し、当該価格が全て政府売渡価格の改定を反映していることを前提として試算。

2013(平成25)年10月

2014(平成26)年4月~

2014(平成26)年10月~

2015(平成27)年4月~

2015(平成27)年10月~

2016(平成28)年4月~

2016(平成28)年10月~

2017(平成29)年4月

2017(平成29)年10月

2018(平成30)年4月~

2018(平成30)年10月

2019(平成31)年4月~

57,260(+4.1%)

58,590(+2.3%)

58,330(▲0.4%)

60,070(+3.0%)

56,640(▲5.7%)

52,610(▲7.1%)

48,470(▲7.9%)

50,690(+4.6%)

52,510(+3.6%)

54,370(+3.5%)

55,560(+2.2%)

54,630(▲1.7%)

消費者物価指数に与える影響(※)

▲0.001%

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参考資料① 食料自給率等の長期データ

年度 S40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57

カロリーベース食料自給率

73% 68% 66% 65% 62% 60% 58% 57% 55% 55% 54% 53% 53% 54% 54% 53% 52% 53%

生産額ベース食料自給率

86% 86% 91% 91% 89% 85% 80% 83% 81% 78% 83% 80% 85% 85% 81% 77% 78% 78%

主食用穀物自給率 80% 80% 79% 79% 76% 74% 73% 71% 70% 69% 69% 68% 67% 68% 69% 69% 69% 69%

年度 58 59 60 61 62 63 H1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12カロリーベース食料自給率

52% 53% 53% 51% 50% 50% 49% 48% 46% 46% 37% 46% 43% 42% 41% 40% 40% 40%

生産額ベース食料自給率

79% 81% 82% 83% 81% 77% 77% 75% 74% 76% 72% 78% 74% 71% 72% 71% 72% 71%

主食用穀物自給率 69% 69% 69% 69% 68% 68% 68% 67% 65% 66% 50% 74% 65% 63% 62% 59% 59% 60%

年度 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30(概算)

カロリーベース食料自給率

40% 40% 40% 40% 40% 39% 40% 41% 40% 39% 39% 39% 39% 39% 39% 38% 38% 37%

生産額ベース食料自給率

70% 70% 71% 70% 70% 69% 67% 66% 70% 70% 67% 68% 66% 64% 66% 68% 66% 66%

主食用穀物自給率 60% 61% 60% 60% 61% 60% 60% 61% 58% 59% 59% 59% 59% 60% 61% 59% 59% 59%

14

(注)主食用穀物自給率は、米、小麦、大・はだか麦の合計について、国内生産量から国内産の飼料仕向量を、国内消費仕向量から飼料仕向量全体をそれぞれ控除して算出。

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参考資料② 平成30年度⾷料⾃給率における各品⽬の寄与度

15

※ ラウンドの関係で、合計と内訳が一致しない場合がある。

○カロリーベース ○生産額ベース

対前年度差 対前年度差 対前年度差 対前年度差

米 517kcal +1kcal 528kcal ▲4kcal +0.1ポイント消費減少の中で主食用米の国内生産は前年並み

米 1兆9,146億円 ▲141億円 1兆9,232億円 ▲358億円 +0.1ポイント 輸入量▲11.4%

小麦 39kcal ▲9kcal 326kcal ▲7kcal ▲0.2ポイント生産量▲15.7%(単収▲15.5%)

小麦 334億円 ▲81億円 2,887億円 +63億円 ▲0.1ポイント生産量▲15.7%国産単価▲1.4%

いも類 31kcal ▲1kcal 49kcal ▲1kcal ▲0.0ポイントばれいしょ生産量▲5.6%かんしょ生産量▲1.2%

いも類 1,705億円 ▲94億円 2,530億円 ▲81億円 ▲0.0ポイント

でんぷん 13kcal ▲1kcal 155kcal +1kcal ▲0.1ポイント夏場の高温による清涼飲料向け異性化糖需要の増大

でんぷん 451億円 ▲53億円 1,174億円 +9億円 ▲0.0ポイント

大豆 16kcal ▲3kcal 78kcal +3kcal ▲0.2ポイント生産量▲16.6%(単収▲14.3%、作付面積▲2.3%)

大豆 369億円 ▲9億円 824億円 +23億円 ▲0.0ポイント

野菜 53kcal ▲2kcal 73kcal ▲1kcal ▲0.1ポイント 生産量▲2.1% 野菜 2兆3,171億円 ▲2,462億円 2兆6,070億円 ▲2,318億円 ▲0.6ポイント 国産単価▲7.7%、生産量▲2.1%

果実 21kcal +0kcal 64kcal +3kcal ▲0.0ポイント 輸入量+7.4% 果実 8,322億円 ▲42億円 1兆3,416億円 +526億円 ▲0.2ポイント 輸入額+12.6%

畜産物 66kcal ▲2kcal 434kcal +9kcal ▲0.2ポイント飼料自給率▲1%(飼料作物単収▲3%)輸入量 牛肉+8.4%、乳製品+3.3%

畜産物 2兆8,022億円 ▲975億円 5兆0,440億円 ▲583億円 ▲0.4ポイント鶏卵の国産単価▲12.6%、鶏肉の国産単価▲7.3%、豚肉の国産単価▲5.6%

魚介類 60kcal +2kcal 98kcal +1kcal +0.1ポイント 生産量+2.5% 魚介類 1兆3,520億円 ▲82億円 2兆8,140億円 ▲679億円 +0.2ポイントホタテ貝等の輸出増加による国内消費仕向量▲3.0%

砂糖類 65kcal +3kcal 191kcal ▲0kcal +0.1ポイント国産てん菜由来の砂糖の製造量の増加

砂糖類 1,682億円 +220億円 3,154億円 +49億円 +0.1ポイント国産単価+2.3%国内生産量+1.5%

油脂類 10kcal ▲0kcal 359kcal +2kcal ▲0.0ポイント 油脂類 2,402億円 +123億円 5,581億円 ▲10億円 +0.1ポイント 国産単価+6.4%

その他 21kcal ▲1kcal 89kcal ▲0kcal ▲0.0ポイント その他 7,088億円 +38億円 8,661億円 ▲61億円 +0.0ポイント

合計 912kcal ▲13kcal 2,443kcal +4kcal ▲0.6ポイント 合計 10兆6,211億円 ▲3,558億円 16兆2,110億円 ▲3,421億円 ▲0.8ポイント

品目

国産熱量 総供給熱量

寄与度 備考 品目

食料の国内生産額 食料の国内消費仕向額

寄与度 備考

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補足 食料の潜在生産能力を表そうとしたときに、食料自給率は、現在花などを栽培している農地の能力が反映されないなど、一定の限界。

荒廃農地(再生利用可能部分)

高い作物を

仮にカロリーが高い作物を

植えたとすると

米・小麦・大豆

可能地等二毛作

可能地等の全てで農地を

フル活用

試算の前提

① ⽣産転換に要する期間は考慮しない。

② 農林⽔産業⽣産に必要な労働⼒は確保されている。

③ 肥料、農薬、化⽯燃料、種⼦、農業⽤⽔及び農業機械等の⽣産要素(飼料を除く。)については、国内の農林⽔産業⽣産に⼗分な量が確保されているとともに、農業⽔利施設等の⽣産基盤が適切に保全管理・整備され、その機能が持続的に発揮されている。

⾷料⾃給⼒指標

花など非食用作物を栽培している農地

いも類

食料自給力指標 ① ⾷料⾃給⼒指標の考え⽅

16

食料自給力指標とは、「国内生産のみでどれだけの食料(カロリー)を最大限生産することが可能か」(食料の潜在生産能力)を試算した指標です。

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0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000

1

2

3

4

農産物について現在の農地で

作付けする場合(注2)

(kcal/人・日)

1人・1日当たり総供給熱量(実績値)

(2,443kcal)(供給ベース)

849 63912

811,3141,394

35    1,429

水産物農産物(きのこ類を含む)

811,7141,794 35  1,829

812,1602,241

62 2,303

812,4902,571

62   2,633

○国産熱量の実績値(食料自給率の分子:供給ベース)

パターンA:栄養バランスを一定程度考慮して、主要穀物(米、小麦、大豆)を中心に熱量効率を最大化して作付けする場合

パターンB:主要穀物(米、小麦、大豆)を中心に熱量効率を最大化して作付けする場合(栄養バランスは考慮しない)

パターンC:栄養バランスを一定程度考慮して、いも類を中心に熱量効率を最大化して作付けする場合

パターンD:いも類を中心に熱量効率を最大化して作付けする場合(栄養バランスは考慮しない)

注1:1人・1日当たり推定エネルギー必要量とは、「比較的に短期間の場合には、『そのときの体重を保つ(増加も減少もしない)ために適当なエネルギー』」の推定値をいう。注2:「農産物について現在の農地で作付けする場合」の面積は442万ha(平成30年度耕地面積統計)。注3:「農産物について再生利用可能な荒廃農地においても作付けする場合」は、再生利用可能な荒廃農地面積9万ha(平成29年)を計算に使用した。

農産物について再生利用可能な

荒廃農地においても作付けする場合(注3)

1人・1日当たり

推定エネルギー必要量(注1)

(2,143kcal)(摂取ベース)

17

食料自給力指標 ② 平成30年度⾷料⾃給⼒指標

米・小麦・大豆中心型(パターンA・B)では推定エネルギー必要量(2,143kcal)を下回るものの、いも類中心型(パターンC・D)では推定エネルギー必要量を上回っています。

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関連指標

18

平成29年度 平成30年度

農産物

農地・農業用水等の農業資源

農地面積(耕地面積) 444万ha 442万ha

うち汎用田面積 109万ha(平成28年) 109万ha(平成29年)

うち畑地かんがい整備済み面積 49万ha(平成28年) 49万ha(平成29年)

機能診断済み基幹的農業水利施設の割合 69% 73%

耕地利用率 92%(平成28年) 92%(平成29年)

担い手への農地集積率 55% 56%

農業技術

主要品目の10a当たり収量及び1頭羽当たり生産能力

米 534kg 529kg

米粉用米 535kg 523kg

飼料用米 546kg 536kg小麦 427kg 361kg

大麦・はだか麦 301kg 286kg

大豆 168kg 144kg

そば 55kg 45kg

かんしょ 2,270kg 2,230kg

ばれいしょ 2,850kg(平成28年) 3,100kg(平成29年)

なたね 185kg 163kg

野菜 2,839kg(平成28年) 2,842kg(平成29年)果実 1,261kg 1,295kg

てん菜 6,700kg 6,300kg

さとうきび 5,470kg 5,290kg茶 193kg 196kg

生乳 8,581kg 8,636kg

牛肉 450kg 450kg豚肉 78kg 78kg

鶏肉 1.8kg 1.8kg

鶏卵 19kg 19kg飼料作物 3,695kg 3,562kg

農業就業者農業就業者数(基幹的農業従事者+雇用者(常雇い)数) 219万人(平成22年) 196万人(平成27年)

うち40代以下 31万人(平成22年) 32万人(平成27年)

水産物魚介類・海藻類の生産量

魚介類 383万トン 392万トン

海藻類 9.6万トン 9.3万トン

漁業就業者数 16万人(平成28年) 15万人(平成29年)

食料自給力指標 ③ 平成30年度⾷料⾃給⼒指標の関連指標

注1:機能診断済み基幹的農業水利施設の割合は、供用開始後10年以上経過している基幹的農業水利施設を対象とした、施設数ベースにおける実績値。注2:10a当たり収量については実績値を記載。注3:生乳については経産牛1頭当たり年間生産量、牛肉、豚肉、鶏肉についてはと畜1頭羽当たり枝肉生産量、鶏卵については成鶏めす1羽当たり年間生産量の値を記載。

Page 21: 平成30年度 食料自給率・食料自給力指標について - …...平成30年度の 料 給率・ 料 給 指標(結果概要) 食料自給率 パターンA(米、小麦、大豆中心・栄養バランス考慮):1,429kcal

1,530 

1,429 

1,914 

1,829 

2,590 

2,303 

2,844 

2,633 

2,035  2,035 

1,909  1,875 1,918  1,921 

1,723 1,652 

1,537 

1,473 1,394 

2,185  2,206 

2,080  2,050  2,076  2,095 1,995 

1,925 1,854 

1,858  1,794 

3,090 

2,910 

2,764  2,750  2,782 2,844 

2,709 2,661 

2,605 

2,483 

2,241 

3,300 

3,153 

3,014  2,986  3,005 3,052 

2,899 2,842  2,810 

2,738 

2,571 

73%

41%(H9)

37%

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

2,200

2,400

2,600

2,800

3,000

3,200

S40 45 50 55 60 H2 7 12 17 22 27 30

19

食料自給力指標は、農地面積の減少、面積当たり収穫量の伸び悩み等から、低下傾向で推移しています。

(kcal/人・日)

(年度)

パターンA

パターンB

パターンC

パターンD

注1:食料自給力指標は、平成29年度までは確定値、平成30年度は概算値。注2:「農産物について再生利用可能な荒廃農地においても作付けする場合」は、再生利用可能な荒廃農地面積9万ha(平成29年)を計算に使用した。

農産物について再生利用可能な

荒廃農地においても作付けする場合(注2)

カロリーベース食料自給率

食料自給力指標 ④ 昭和40年度以降の⾷料⾃給⼒指標の推移

Page 22: 平成30年度 食料自給率・食料自給力指標について - …...平成30年度の 料 給率・ 料 給 指標(結果概要) 食料自給率 パターンA(米、小麦、大豆中心・栄養バランス考慮):1,429kcal

昭和40年度 41年度 42年度 43年度 44年度 45年度 46年度 47年度 48年度 49年度 50年度 51年度 52年度 53年度 54年度 55年度 56年度 57年度

A 現在の農地で作付けする場合 2,035 2,025 2,011 2,030 2,034 2,035 2,019 1,942 1,956 1,949 1,909 1,885 1,866 1,863 1,841 1,875 1,873 1,869

B 現在の農地で作付けする場合 2,185 2,178 2,166 2,189 2,203 2,206 2,191 2,138 2,136 2,119 2,080 2,058 2,049 2,039 2,030 2,050 2,055 2,051

C 現在の農地で作付けする場合 3,090 3,071 3,012 2,980 2,941 2,910 2,864 2,792 2,787 2,790 2,764 2,742 2,761 2,773 2,756 2,750 2,757 2,757

D 現在の農地で作付けする場合 3,300 3,294 3,246 3,220 3,184 3,153 3,107 3,036 3,033 3,042 3,014 2,987 3,003 3,017 2,997 2,986 2,993 2,990

58年度 59年度 60年度 61年度 62年度 63年度 平成元年度 2年度 3年度 4年度 5年度 6年度 7年度 8年度 9年度 10年度 11年度 12年度

A 現在の農地で作付けする場合 1,902 1,928 1,918 1,946 1,953 1,958 1,942 1,921 1,887 1,851 1,809 1,768 1,723 1,692 1,692 1,670 1,660 1,652

B 現在の農地で作付けする場合 2,064 2,086 2,076 2,105 2,119 2,120 2,108 2,095 2,076 2,056 2,040 2,025 1,995 1,969 1,955 1,940 1,934 1,925

C 現在の農地で作付けする場合 2,768 2,770 2,782 2,821 2,838 2,826 2,839 2,844 2,813 2,782 2,732 2,705 2,709 2,676 2,676 2,695 2,664 2,661

D 現在の農地で作付けする場合 2,997 2,996 3,005 3,045 3,061 3,042 3,047 3,052 3,016 2,981 2,923 2,894 2,899 2,862 2,860 2,881 2,845 2,842

13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度

再生利用可能な荒廃農地においても作付けする場合

- - - - - - - - 1,528 1,530 1,496 1,497 1,491 1,480 1,468 1,442 1,434 1,429

現在の農地で作付けする場合 1,628 1,616 1,566 1,507 1,537 1,525 1,502 1,491 1,471 1,473 1,441 1,443 1,441 1,433 1,424 1,407 1,400 1,394

再生利用可能な荒廃農地においても作付けする場合

- - - - - - - - 1,921 1,914 1,870 1,854 1,853 1,850 1,827 1,806 1,833 1,829

現在の農地で作付けする場合 1,902 1,889 1,867 1,841 1,854 1,868 1,859 1,863 1,865 1,858 1,815 1,801 1,803 1,803 1,782 1,771 1,798 1,794

再生利用可能な荒廃農地においても作付けする場合

- - - - - - - - 2,600 2,590 2,484 2,465 2,458 2,459 2,393 2,333 2,313 2,303

現在の農地で作付けする場合 2,649 2,651 2,646 2,580 2,605 2,612 2,595 2,561 2,494 2,483 2,380 2,363 2,362 2,370 2,309 2,267 2,250 2,241

再生利用可能な荒廃農地においても作付けする場合

- - - - - - - - 2,859 2,844 2,790 2,751 2,748 2,738 2,687 2,644 2,645 2,633

現在の農地で作付けする場合 2,827 2,827 2,820 2,799 2,810 2,809 2,792 2,773 2,754 2,738 2,686 2,649 2,653 2,649 2,604 2,578 2,582 2,571

昭和40年度 41年度 42年度 43年度 44年度 45年度 46年度 47年度 48年度 49年度 50年度 51年度 52年度 53年度 54年度 55年度 56年度 57年度

A・C 現在の農地で作付けする場合 114% 114% 113% 113% 112% 112% 112% 112% 112% 112% 112% 112% 112% 112% 113% 113% 113% 114%

B・D 現在の農地で作付けする場合 119% 119% 118% 118% 118% 118% 118% 118% 118% 118% 118% 118% 118% 118% 119% 119% 119% 119%

58年度 59年度 60年度 61年度 62年度 63年度 平成元年度 2年度 3年度 4年度 5年度 6年度 7年度 8年度 9年度 10年度 11年度 12年度

A・C 現在の農地で作付けする場合 114% 114% 115% 116% 116% 117% 117% 118% 119% 119% 120% 120% 120% 120% 120% 120% 120% 120%

B・D 現在の農地で作付けする場合 120% 120% 121% 121% 122% 122% 123% 123% 124% 124% 125% 124% 124% 124% 124% 124% 124% 124%

13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度

再生利用可能な荒廃農地においても作付けする場合 - - - - - - - - 122% 122% 123% 123% 123% 122% 122% 122% 122% 122%

現在の農地で作付けする場合 120% 120% 120% 120% 120% 121% 121% 121% 121% 121% 121% 121% 121% 120% 120% 121% 121% 121%再生利用可能な荒廃農地においても作付けする場合 - - - - - - - - 126% 126% 127% 127% 126% 126% 126% 125% 125% 125%

現在の農地で作付けする場合 124% 124% 124% 124% 125% 125% 125% 125% 125% 125% 125% 125% 125% 124% 124% 124% 124% 124%B・D

B

C

D

A

A・C

【表1】食料自給力指標の推移

20

食料自給力指標 ⑤ 昭和40年度以降の⾷料⾃給⼒指標の推移(データ)

(単位:kcal/人・日)

(単位:%)【表2】試算上の耕地利用率の推移

Page 23: 平成30年度 食料自給率・食料自給力指標について - …...平成30年度の 料 給率・ 料 給 指標(結果概要) 食料自給率 パターンA(米、小麦、大豆中心・栄養バランス考慮):1,429kcal

21

都道府県別食料自給率① 平成29年度都道府県別⾷料⾃給率

(単位:%) (単位:%)

カロリーベース 生産額ベース カロリーベース 生産額ベース

28年度(確定値)

29年度(概算値)

前年度との差

28年度(確定値)

29年度(概算値)

前年度との差

28年度(確定値)

29年度(概算値)

前年度との差

28年度(確定値)

29年度(概算値)

前年度との差

全 国 38 38 0 68 66 ▲ 2 全 国 38 38 0 68 66 ▲ 2

北海道 185 206 + 21 209 204 ▲ 5 滋 賀 51 49 ▲ 2 36 37 + 1

青 森 120 117 ▲ 3 260 235 ▲ 25 京 都 12 12 0 22 20 ▲ 2

岩 手 103 101 ▲ 2 188 194 + 6 大 阪 1 1 0 5 5 0

宮 城 72 70 ▲ 2 87 91 + 4 兵 庫 16 16 0 40 38 ▲ 2

秋 田 192 188 ▲ 4 134 142 + 8 奈 良 15 14 ▲ 1 25 23 ▲ 2

山 形 139 137 ▲ 2 168 173 + 5 和歌山 29 28 ▲ 1 113 116 + 3

福 島 75 75 0 89 88 ▲ 1 鳥 取 62 63 + 1 131 131 0

茨 城 70 72 + 2 133 136 + 3 島 根 66 67 + 1 103 101 ▲ 2

栃 木 70 68 ▲ 2 120 105 ▲ 15 岡 山 36 37 + 1 65 63 ▲ 2

群 馬 32 33 + 1 103 100 ▲ 3 広 島 23 23 0 39 39 0

埼 玉 10 10 0 22 20 ▲ 2 山 口 32 32 0 45 45 0

千 葉 27 26 ▲ 1 70 68 ▲ 2 徳 島 43 42 ▲ 1 132 122 ▲ 10

東 京 1 1 0 3 3 0 香 川 35 34 ▲ 1 99 93 ▲ 6

神奈川 2 2 0 14 13 ▲ 1 愛 媛 37 36 ▲ 1 122 112 ▲ 10

新 潟 112 103 ▲ 9 104 104 0 高 知 46 48 + 2 164 170 + 6

富 山 79 76 ▲ 3 61 60 ▲ 1 福 岡 19 20 + 1 40 39 ▲ 1

石 川 49 47 ▲ 2 52 50 ▲ 2 佐 賀 87 93 + 6 155 152 ▲ 3

福 井 68 66 ▲ 2 55 57 + 2 長 崎 45 47 + 2 143 147 + 4

山 梨 20 19 ▲ 1 85 83 ▲ 2 熊 本 58 58 0 159 156 ▲ 3

長 野 53 54 + 1 126 125 ▲ 1 大 分 47 47 0 125 112 ▲ 13

岐 阜 24 25 + 1 48 44 ▲ 4 宮 崎 66 65 ▲ 1 293 281 ▲ 12

静 岡 17 16 ▲ 1 57 56 ▲ 1 鹿児島 87 82 ▲ 5 264 268 + 4

愛 知 12 12 0 33 34 + 1 沖 縄 36 33 ▲ 3 57 56 ▲ 1

三 重 42 40 ▲ 2 66 66 0

Page 24: 平成30年度 食料自給率・食料自給力指標について - …...平成30年度の 料 給率・ 料 給 指標(結果概要) 食料自給率 パターンA(米、小麦、大豆中心・栄養バランス考慮):1,429kcal

都道府県別の食料自給率については、国全体の総合食料自給率の基となるデータや都道府県ごとの統計データを基にして算出。

(1)カロリーベース

カロリーベースの都道府県別食料自給率

=1人・1日当たりの各都道府県産熱量

1人・1日当たりの供給熱量

・ 分母となる1人・1日当たり供給熱量は、全国の1人・1日当たり供給熱量(平成29年度(確定値)は2,439kcal)と同じとしている。・ 分子となる1人・1日当たり各都道府県産熱量は、品目ごとに全国の国産供給熱量を当該県の生産量等に応じて按分して、全品目を合計し、これを当該県の人口で割って算出している。

(2)生産額ベース

生産額ベースの都道府県別食料自給率

=各都道府県の食料生産額

食料消費仕向額

・ 分母となる食料消費仕向額については、全国の食料消費仕向額(平成29年度(確定値)は16.6兆円)を当該県の人口に応じて按分して算出している。

・ 分子となる各都道府県の食料生産額は、品目ごとに全国の国内生産額を当該県の産出額等に応じて按分し、これらを合計して算出している。

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都道府県別食料自給率② 都道府県別⾷料⾃給率の計算⽅法

Page 25: 平成30年度 食料自給率・食料自給力指標について - …...平成30年度の 料 給率・ 料 給 指標(結果概要) 食料自給率 パターンA(米、小麦、大豆中心・栄養バランス考慮):1,429kcal

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都道府県別食料自給率③ 都道府県別⾷料⾃給率の推移

(単位:%) (単位:%)

生産額ベース

20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度29年度(概算値)

全 国 66 70 70 67 68 66 64 66 68 66

北海道 187 199 201 204 202 206 208 212 209 204

青 森 211 215 234 216 227 215 223 235 260 235

岩 手 166 186 183 172 180 179 178 182 188 194

宮 城 94 102 96 76 83 85 82 84 87 91

秋 田 138 148 132 137 147 138 120 123 134 142

山 形 153 165 168 159 174 169 156 163 168 173

福 島 111 119 118 85 91 91 81 85 89 88

茨 城 122 130 134 119 123 125 121 125 133 136

栃 木 112 119 120 117 121 113 105 112 120 105

群 馬 89 98 100 93 93 94 95 101 103 100

埼 玉 23 24 24 23 23 22 21 21 22 20

千 葉 71 74 73 69 69 67 66 66 70 68

東 京 5 4 4 4 4 4 3 3 3 3

神奈川 13 13 13 14 14 13 12 13 14 13

新 潟 112 118 122 116 115 114 105 98 104 104

富 山 64 69 66 64 65 65 59 58 61 60

石 川 59 60 58 59 55 54 49 49 52 50

福 井 56 58 57 58 58 54 51 51 55 57

山 梨 85 89 95 87 85 83 79 77 85 83

長 野 122 123 131 122 125 120 119 123 126 125

岐 阜 48 50 49 48 50 47 45 48 48 44

静 岡 52 55 54 55 57 53 53 55 57 56

愛 知 36 37 36 34 35 34 32 32 33 34

三 重 66 70 70 69 71 69 65 65 66 66

滋 賀 38 39 36 36 40 38 34 34 36 37

京 都 22 23 23 23 23 22 21 24 22 20

大 阪 5 6 6 6 6 5 5 5 5 5

兵 庫 35 38 38 36 38 35 36 37 40 38

奈 良 25 26 26 26 29 25 22 22 25 23

和歌山 103 102 107 113 113 100 96 101 113 116

鳥 取 117 118 123 120 118 116 116 120 131 131

島 根 97 103 99 100 101 99 93 94 103 101

岡 山 63 69 67 66 67 62 59 60 65 63

広 島 35 37 38 38 39 38 36 38 39 39

山 口 50 52 50 50 50 46 43 42 45 45

徳 島 128 131 132 134 135 124 117 127 132 122

香 川 90 97 93 92 96 88 85 91 99 93

愛 媛 126 127 126 128 119 120 107 109 122 112

高 知 150 154 157 159 165 147 147 158 164 170

福 岡 40 42 44 44 45 42 39 40 40 39

佐 賀 144 155 154 150 156 142 144 150 155 152

長 崎 133 143 142 145 138 136 137 141 143 147

熊 本 139 153 155 151 159 153 149 152 159 156

大 分 121 132 134 134 132 126 128 123 125 112

宮 崎 244 264 256 244 251 266 278 285 293 281

鹿児島 216 239 244 242 232 236 249 259 264 268

沖 縄 55 55 57 50 52 52 55 53 57 56

カロリーベース

20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度29年度(概算値)

全 国 41 40 39 39 39 39 39 39 38 38

北海道 210 190 174 191 200 198 207 222 185 206

青 森 121 121 120 112 118 118 124 124 120 117

岩 手 106 108 112 103 105 105 111 110 103 101

宮 城 76 79 81 69 72 74 76 73 72 70

秋 田 176 174 172 178 177 181 191 197 192 188

山 形 133 134 139 132 133 136 142 142 139 137

福 島 85 87 90 72 72 76 77 77 75 75

茨 城 72 72 72 70 72 72 75 70 70 72

栃 木 74 75 74 75 72 75 73 70 70 68

群 馬 34 34 30 33 34 34 33 33 32 33

埼 玉 11 11 10 11 11 11 11 10 10 10

千 葉 30 29 29 29 28 28 28 27 27 26

東 京 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

神奈川 3 3 2 2 2 2 2 2 2 2

新 潟 99 100 101 102 103 104 105 105 112 103

富 山 76 77 78 77 74 76 78 83 79 76

石 川 49 49 50 50 48 49 48 51 49 47

福 井 66 64 67 66 64 65 64 68 68 66

山 梨 20 20 20 20 20 19 19 19 20 19

長 野 53 52 53 52 53 53 52 54 53 54

岐 阜 26 24 26 26 26 26 26 25 24 25

静 岡 17 17 17 18 17 17 17 17 17 16

愛 知 13 13 13 13 13 13 13 12 12 12

三 重 43 41 44 42 43 43 43 42 42 40

滋 賀 50 50 51 49 50 50 50 51 51 49

京 都 13 12 13 12 12 13 12 13 12 12

大 阪 2 2 2 2 2 2 2 2 1 1

兵 庫 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16

奈 良 15 15 15 15 14 15 14 15 15 14

和歌山 31 31 29 30 29 30 30 30 29 28

鳥 取 62 60 64 63 63 62 62 63 62 63

島 根 65 66 66 70 66 67 65 65 66 67

岡 山 40 40 39 39 37 37 36 36 36 37

広 島 24 24 24 24 24 24 23 23 23 23

山 口 35 34 34 34 32 32 31 32 32 32

徳 島 48 46 45 44 44 45 43 42 43 42

香 川 37 37 38 36 36 37 34 34 35 34

愛 媛 41 39 38 38 37 37 37 37 37 36

高 知 52 51 48 49 47 48 47 47 46 48

福 岡 23 22 21 21 21 20 20 20 19 20

佐 賀 107 101 95 99 95 91 91 93 87 93

長 崎 46 46 43 46 44 44 44 46 45 47

熊 本 61 61 61 61 58 59 60 58 58 58

大 分 52 51 51 50 48 48 49 46 47 47

宮 崎 65 67 66 65 63 67 67 66 66 65

鹿児島 91 95 90 86 81 88 84 84 87 82

沖 縄 40 34 34 23 29 27 30 25 36 33