久山療育園重症児者医療療育センター ·...
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久山療育園重症児者医療療育センター
経営主体 社会福祉法人バプテスト心身障害児(者)を守る会
所 在 地 〒811-2501 福岡県粕屋郡久山町大字久原1869
開 設 1976年(昭和51年)9月25日
敷 地 7,134.68 ㎡
延床面積 6,821.75 ㎡
建 物 管理棟、めぐみ棟、ひかり棟、通園療育棟、 看護職員宿舎
病 床 数 (一般)94床
入所児(者)数 契約入所(措置含む)88床、短期入所6人、
日中一時支援 (1日4人)
通園児(者)数 1日19人
外来患者数 1日約27人
看護配置 (障害)10:1
病院事業 内科、小児科、リハビリテーション科、歯科
福祉事業 (入所部門)
◎医療型障害児入所施設 ◎医療介護事業
※入所定員は両事業合わせて88床
(通所部門)
◎生活介護事業 ◎放課後等デイサービス事業
◎児童発達支援事業
(多機能型事業) ※通所定員は合わせて19名
(在宅支援部門)
◎短期入所事業(6床) ◎日中一時支援(4床)
◎相談支援事業(一般・特定・障害児)
◎障害児等療育支援事業
たなばた メニュー
たなばたメニューのレシピ ご紹介
★☆★ メニュー ★☆★
☆天の川そうめん
☆鰻の蒲焼、卸し添え
☆卵豆腐の蟹あんかけ
☆メロン・チエリー
☆七夕ゼリー、
★☆★ 間食・飲料 ★☆★
☆ジョア
白いそうめんの上に卵そうめんで天の川。周りのきらきら星は薄焼き卵で演出。
星人参は流れ星をイメージ。オクラと星形パインで星を演出しました。
咀嚼食をペースト食にしても
同様にデザインしています。
栄養課よりこんにちは
“マルゼン・メールマガジン フォー ダイエティシャン” をご覧の皆さま、はじめまして!!
久山療育園重症児者医療療育センター栄養課スタッフです。
マルゼン様のメルマガは季節の情報満載です。
現場で働く栄養士・調理師さんを元気にしたい!という思いで
編集されているそうです。
昨年、東京本社の副社長様が当センターをご訪問くださいました。「私たちは皆さまに厨房設備をご提供するだけでなく、実際、施設病院様で当社製品がお役にたてている現場を見てなお一層の喜びです」と話されていました。
当センターでは2002年にスチコンを導入。現在2台が活躍中
です。効率的で、特に重症児食を「柔らかく、美味しく、形よく」作るうえでスチコンは欠かせません。
咀嚼食 ⇒ ペースト食
[在宅支援センター]在宅支援棟・重症者ホーム・ひさやま」(福祉施設)
たのしく、夢のある食事に
入職後、何もわからず・できず、涙の日々。
就業を勧めてくれた先生との「2年間はがんばりなさい」という約束。
わからないまま走り続けました。紆余曲折、波瀾万丈。。。
劣等感の塊で、がむしゃらに栄養士会の生涯学習、勉強会。
数々の料理の先生に習い、苦しさから逃れるかのように絵画、マンドリン、
エレクトーン、押し花、テニス、俳句・・・
神様がちょっぴり微笑んでくれたと思ったのは、県主催欧州福祉施設視察研修、
重症児を守る会主催「重症児の生活を豊かにする検討委員会」の活動。
欧州の風景や文化に感嘆!
先進的な福祉制度にも驚嘆し、素晴らしい先輩方と出会えてその感性や
情熱に触れて俄然やる気に!
医療・福祉の法制度の激変、センターは次々に増床・増改築、
更に監査の厳しい指導にうちひしがれる日々でしたが、
7年前に新調理システムを取り入れた冷暖房完備のピッカピカの新厨房となり、
衛生的で働きやすい環境のなか、何より良いスタッフに恵まれています。
栄養士の仕事は多くのことを要求されます。
病態、栄養はもちろん施設・衛生管理、作業や労務・コスト面に事務の
スペシャリスト的な側面。またある時は地産地消、旬の食材や調理等プロ
の料理人やグルメの達人的要素も。。。
しかし。。。“にんげんだもの”(笑)
壁にぶつかった時、相談できる人がいるって嬉しいですね。
なかでもマルゼンさんとは永いお付き合い。
センターの施設・機器についていつもユーザーの立場で考え、
良きアドバイザーであり、強力なパートナー的存在でした。
私の栄養士生活もそろそろ最終章を迎えます。
今、心から感謝したいと思います。
~たとえ米1粒といえども天地の恵みと農家の人々の苦労の結晶であることを忘れてはいけない。
また食事は飢えや渇きをいやし、体の病を防ぎ、命を保つ良薬であると考える。
さらに正しい食事によって得られた健康は、よりよく生きるためにある~
道元禅師「赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)
「食は命なり」。「食べることへの援助は生きることへの援助」、「食」を通して利用者さんの豊かな食生活、豊かな人生につながるように頑張ってこられた 久山療育園 栄養課長(管理栄養士) 中山裕子さん に、ご自身の半生を振り返りながら語っていただきました☆
いつも弊社をご愛顧いただき、大変に感謝しております。これからも皆さまのお力になれるよう、社員一同力を合わせて精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします☆
私たちは目に見えるものではなく、見えない者に目を注ぎます。 見えるものは過ぎ去りますが、見えない者は永遠に存続するからです。 ~コリント信徒への手紙2 4章18節~
それぞれの疾病や症状に合わせて、栄養や メニューを考えて調理。
一度に多くは食べられない方が多いので、添加物が尐ない未精製のものを使うなど、食材にはこだわった食事を提供しています。
また、誕生会やひなまつりなどには、楽しい
行事食を用意。見て楽しく、食べておいしい
食卓を演出します。
それぞれの咀しゃく状態などに合わせて、同じ食材でも食事形態を変え
ています。
食材自体の形が見えないペースト食やムース食でも、楽しく季節を感じながら食事をしてもらえるように、心を配った盛り付けをしています。
久山療育園 栄養課の活動
■魚メニューの食事形態例
咀しゃく食 押しつぶし食 ペースト食 ムース食
【食事の工夫】 ☆見て美しく ⇒食材の制約を克服して調理・盛付けの工夫、食器の変化 ☆食べておいしく・食べやすく⇒メニューの工夫、とろみやソースの工夫、調理法の工夫 ☆安全で ⇒食材の吟味、天然の素材、衛生管理、誤嚥の防止 ☆楽しく夢のある食事 ⇒季節や旬をもりこんで、行事食の工夫
給食室のご紹介
洗浄室・洗浄機 配膳室
調理室・ スチームコンベクションオーブン
下処理室
両面扉冷蔵庫・ カウンター
カウンター越しに食品や調理したものを受けて食器に計量・盛り付けします。
配膳室は最も衛生面が厳しい区域。ピンクのエプロンで衛生区分しています。
園舎の構造や通路配置上、洗浄室はスペースが狭いため、モービルシンク(移動可能)を活用しています。 ブルーのエプロン。
調理室は隣接した配膳室とスル―式
になっており、カウンター窓で調理した食品や器具の受け渡しをしています。スチームコンベクションオーブンによるクックチルシステムで、個別対応のために下処理をまとめて行い急速冷凍して保存。
電解水を取り入れ酸性水、アルカリ性水で使い分け、洗浄・消毒を行っています。洗剤・消毒剤の節約とともに体や環境に配慮しています。
下処理したものは、カウンターまたはスル―式冷蔵庫で保管し、調理室へ渡します。
【給食室の特徴】 ①電解水の活用 ②新調理システムの導入 ③衛生区域を明確にした構造 ④スル―式、カウンター活用による作業の効率化 ⑤全室に空調を完備 ⑥24時間換気・紫外線灯・スプリンクラー等安全・衛生・防災設備。
給食課の運営については、福祉や医療を取り巻く環境が厳しくなる中で、経費・削減を図り収支バランスを図ること、安全・衛生・感染予防に努めることなど課題はありますが、安全で食べやすく、美味しい食事となるように給食サービスの向上に努め、「食の楽しみ」を失わない彩りや綺麗な盛り付け、季節感、あしらいやアクセントを盛り込んで、利用者さんにゆったり豊かな食生活をおくっていただきたいと思っています。
検収室で保管した生鮮食品は対面している下処理室へカウンターで渡します。そのほか保存食-20℃、原材料と
調理済み食品各50gをとり専用
検食用冷蔵庫にて保管、廃棄ということもしています。
検収室
保存食保管庫
☆ 当社の担当者から ひとことメッセージ ☆
久山療育園様では新調理システムを導入され、食品の品質管理・衛生管理と安全性に大変ご配慮された厨房となっております。栄養課の運営については日々変化と向き合い大変ご苦労も多いかと思いますが、中山課長をはじめスタッフの皆さまはいつも明るく、利用者様のことを第一に考えて美味しく楽しめる食事を提供するために、試行錯誤しながらもイキイキと創意工夫されて取り組まれております。いつもその姿から多くの感動をもらい、たくさんのことを学ばせてもらっています。これからも厨房機器に携わる者としてスタッフの皆さま、利用者の皆さまの笑顔を思い描きながら尐しでもお役にたてたらうれしいです。
マルゼン 営業担当 福岡営業所 迫 智和