ciscosns3500 シリーズアプライアンスハードウェア設置ガ …...iv 目次 第 1 章...

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Cisco SNS 3500 シリーズ アプライアンス ハードウェア設置ガ イド 初版:2016 10 10 シスコシステムズ合同会社 107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間:平日 10:0012:0013:0017:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

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  • Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド

    初版:2016年 10月 10日

    シスコシステムズ合同会社〒107-6227東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワーhttp://www.cisco.com/jpお問い合わせ先:シスココンタクトセンター

    0120-092-255(フリーコール、携帯・PHS含む)電話受付時間:平日 10:00~12:00、13:00~17:00http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

  • 【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意( www.cisco.com/jp/go/safety_warning/)をご確認ください。本書は、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照くだ

    さい。また、契約等の記述については、弊社販売パートナー、または、弊社担当者にご確認ください。

    このマニュアルに記載されている仕様および製品に関する情報は、予告なしに変更されることがあります。このマニュアルに記載されている表現、情報、および推奨事

    項は、すべて正確であると考えていますが、明示的であれ黙示的であれ、一切の保証の責任を負わないものとします。このマニュアルに記載されている製品の使用は、

    すべてユーザ側の責任になります。

    対象製品のソフトウェアライセンスおよび限定保証は、製品に添付された『Information Packet』に記載されています。添付されていない場合には、代理店にご連絡ください。

    The Cisco implementation of TCP header compression is an adaptation of a program developed by the University of California, Berkeley (UCB) as part of UCB's public domain version ofthe UNIX operating system.All rights reserved.Copyright © 1981, Regents of the University of California.

    ここに記載されている他のいかなる保証にもよらず、各社のすべてのマニュアルおよびソフトウェアは、障害も含めて「現状のまま」として提供されます。シスコおよ

    びこれら各社は、商品性の保証、特定目的への準拠の保証、および権利を侵害しないことに関する保証、あるいは取引過程、使用、取引慣行によって発生する保証をは

    じめとする、明示されたまたは黙示された一切の保証の責任を負わないものとします。

    いかなる場合においても、シスコおよびその供給者は、このマニュアルの使用または使用できないことによって発生する利益の損失やデータの損傷をはじめとする、間

    接的、派生的、偶発的、あるいは特殊な損害について、あらゆる可能性がシスコまたはその供給者に知らされていても、それらに対する責任を一切負わないものとしま

    す。

    このマニュアルで使用している IPアドレスおよび電話番号は、実際のアドレスおよび電話番号を示すものではありません。マニュアル内の例、コマンド出力、ネットワークトポロジ図、およびその他の図は、説明のみを目的として使用されています。説明の中に実際のアドレスおよび電話番号が使用されていたとしても、それは意図

    的なものではなく、偶然の一致によるものです。

    Ciscoおよび Ciscoロゴは、シスコまたはその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。To view a list of Cisco trademarks, go to this URL:www.cisco.com go trademarks.Third-party trademarks mentioned are the property of their respective owners.The use of the word partner does not imply a partnership relationship betweenCisco and any other company.(1721R)

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    www.cisco.com/go/trademarks

  • 目次

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要 1第 1 章

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンス 1

    Cisco SNS 3515および 3595アプライアンスの LEDインジケータ 1

    Cisco SNS-3515および SNS-3595アプライアンスのハードウェア仕様 2

    Cisco SNS -3515または 3595アプライアンスの前面パネル図 3

    Cisco SNS 3515または SNS 3595アプライアンスの背面パネル図 6

    内部診断 LED 8

    法令準拠 10

    はじめる前に 11第 2 章

    安全に関するガイドライン 11

    サーバの開梱と確認 13

    サーバの設置準備 14

    設置に関するガイドライン 14

    ラックに関する要件 15

    機器の要件 16

    スライドレールの調整範囲 16

    サーバの仕様 16

    物理仕様 16

    環境仕様 16

    電源仕様 17

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置 19第 3 章

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置 19

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイドiii

  • ラックへの Cisco SNS 3515または 3595アプライアンスの設置 20

    サイドレールの取り付け 20

    ケーブルマネジメントアームの取り付け(任意) 22

    ケーブルマネジメントアームを逆に取り付ける(任意) 23

    ケーブル接続 24

    ネットワークインターフェイスの接続 24

    コンソールの接続 26

    キーボードとビデオモニタの接続 27

    ケーブル管理 27

    Cisco SNS 3515または 3595アプライアンスの接続と電源投入 28

    サーバの接続と電源投入(スタンドアロンモード) 28

    Cisco Integrated Management Controller 30

    CIMC設定ユーティリティのセットアップ 31

    NICモードおよび NIC冗長化の設定 33

    BIOSおよび Cisco IMCのファームウェアのアップグレード 34

    システム BIOSへのアクセス 36

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイドiv

    目次

  • 第 1 章Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要

    • Cisco SNS 3500シリーズアプライアンス(1ページ)

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスCisco SNS 3515または Cisco SNS 3595アプライアンスは、Webサービスから分散データベースまで、広範囲のビジネス上の負荷に対応できるパフォーマンスおよび密度のために設計されて

    います。

    SNS 3515および SNS 3595アプライアンスは、Cisco ISE 2.0.1以降のリリースのみをサポートしています。SNS 3515または SNS 3595アプライアンスに、2.0.1よりも前のリリースをインストールすることはできません。

    (注)

    UEFIセキュアブートのサポート

    SNS 3515および SNS 3595アプライアンスは Unified Extensible Firmware Interface(UEFI)のセキュアブート機能をサポートしています。この機能は、Cisco ISEの署名付きイメージだけをSNS 3515および SNS 3595アプライアンスにインストールできるようにし、デバイスに物理アクセスしたとしても未署名のオペレーティングシステムはインストールできないようにしま

    す。たとえば、Red Hat Enterprise LinuxやMicrosoft Windowsなどの一般的なオペレーティングシステムは、このアプライアンスで起動できません。

    Cisco SNS 3515および 3595アプライアンスの LEDインジケータこの項では、Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595アプライアンスの前面および背面パネルのコントロール、ポート、および LEDインジケータについて説明します。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド1

  • Cisco SNS-3515および SNS-3595アプライアンスのハードウェア仕様

    下表では、Cisco SNS-3515およびCisco SNS-3595アプライアンスのハードウェア仕様について説明します。

    図ハードウェア仕様Cisco Identity ServicesEngineアプライアンス

    Cisco SNS -3515または 3595アプライアンスの前面パネル図

    (3ページ)

    Cisco SNS 3515または SNS3595アプライアンスの背面パネル図(6ページ)

    • Cisco UCS C220 M4

    •シングルソケットインテルXeon E5-2620 v3シリーズ CPU(2.40GHz、合計コア数 12、合計スレッド数 6*2)

    • 16 GB RAM

    • 600 GBディスク x 1

    • 6 GbEネットワークインターフェイス

    •物理的仕様、環境仕様、および電源仕様については、次を

    参照してください。サーバの

    仕様(16ページ)

    Cisco SNS-3515-K9

    • Cisco UCS C220 M4

    •デュアルソケットインテルXeon E5-2640 v3シリーズ CPU(2.60GHz、合計コア数 16、合計スレッド数 8*2)

    64 GB RAM

    600 GBディスク x 4

    RAID 10

    6 GbEネットワークインターフェイス

    物理的仕様、環境仕様、およ

    び電源仕様については、サー

    バの仕様(16ページ)を参照してください。

    Cisco SNS-3595-K9

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド2

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要

    Cisco SNS-3515および SNS-3595アプライアンスのハードウェア仕様

  • Cisco SNS -3515または 3595アプライアンスの前面パネル図

    次の図は、Cisco SNS-3515または Cisco -3595アプライアンスの前面パネル図のコンポーネントを示します。

    図 1 :前面パネル LED

    システムステータス LED7ドライブベイ 1~ 8は、SAS/SATAドライブをサポートします。

    1

    ファンステータス LED8ドライブベイ 1と 2は、SAS/SATAおよび NVMe PCIeソリッドステートドライブ(SSD)をサポートしま

    2

    温度ステータス LED9引き抜きアセットタグ3

    電源装置ステータス LED10操作パネルボタンおよび LED4

    ネットワークリンクアクティビティLED

    11電源ボタン/電源ステータス LED5

    KVMコネクタ(USB 2.0 2個、VGA1個、シリアルコネクタ1個を装備し

    た KVMケーブルで使用)

    12ユニット識別ボタン/LED[6]

    次の表に、Cisco SNS -3515または Cisco SNS -3595アプライアンスの前面パネルにある LEDを説明します。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド3

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要

    Cisco SNS -3515または 3595アプライアンスの前面パネル図

  • 前面パネル LED

    •消灯:ハードドライブは正常に動作中です。

    •オレンジ:ドライブ障害が検出されました。

    •オレンジの点滅:デバイスの再構成中です。

    • 1秒間隔のオレンジの点滅:ドライブ位置特定機能はアクティブです。

    ハードドライブ障害

    •消灯:ハードドライブトレイにハードドライブが存在しません(アクセスなし、

    障害なし)。

    •緑:ハードドライブの準備が完了しています。

    •緑の点滅:ハードドライブはデータの読み取り中または書き込み中です。

    ハードドライブアクティビティ

    •消灯:サーバに AC電力が供給されていません。

    •オレンジ:サーバはスタンバイ電源モードです。Cisco IMCと一部のマザーボード機構にだけ電源が投入されています。

    •緑:サーバは主電源モードです。すべてのサーバコンポーネントに電力が供給さ

    れています。

    電源ボタン/LED

    •消灯:ユニット識別機能は使用されていません。

    •青:ユニット識別機能はアクティブです。

    ユニット識別

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド4

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要

    Cisco SNS -3515または 3595アプライアンスの前面パネル図

  • 前面パネル LED

    •緑:サーバは正常動作状態で稼働しています。

    •緑の点滅:サーバはシステムの初期化とメモリチェックを行っています。

    •オレンジの点灯:サーバは縮退運転状態にあります。次に例を示します。

    •電源装置の冗長性が失われている。• CPUが一致しない。•少なくとも 1個の CPUに障害が発生している。

    •少なくとも 1個の DIMMに障害が発生している。

    • RAID構成内の少なくとも1台のドライブに障害が発生している。

    •オレンジの点滅:サーバは重大な障害発生状態にあります。次に例を示します。

    •ブートに失敗した。•修復不能なCPUまたはバスエラーが検出された。

    •サーバが過熱状態にある。

    システムステータス

    •緑:すべてのファンモジュールが正常に動作中です。

    •オレンジの点灯:1つ以上のファンモジュールで重大なしきい値を超えました。

    •オレンジの点滅:1つ以上のファンモジュールで回復不能なしきい値を超えま

    した。

    ファンステータス

    •緑:サーバは正常温度で稼働中です。•オレンジの点灯:1つ以上の温度センサーで重大なしきい値を超えました。

    •オレンジの点滅:1つ以上の温度センサーで回復不能なしきい値を超えました。

    温度ステータス

    •緑:すべての電源装置が正常に動作中です。

    •オレンジの点灯:1台以上の電源装置が縮退運転状態にあります。

    •オレンジの点滅:1台以上の電源装置が重大な障害発生状態にあります。

    電源ステータス

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド5

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要

    Cisco SNS -3515または 3595アプライアンスの前面パネル図

  • 前面パネル LED

    •消灯:イーサネットリンクがアイドル状態です。

    •緑:1個以上のイーサネット LOMポートでリンクがアクティブになっていますが、

    アクティビティは存在しません。

    •緑の点滅:1個以上のイーサネット LOMポートでリンクがアクティブになってい

    て、アクティビティが存在します。

    ネットワークリンクアクティビティ

    Cisco SNS 3515または SNS 3595アプライアンスの背面パネル図

    次の図は、Cisco SNS-3515および Cisco 3595アプライアンスの背面パネル図のコンポーネントを示します。

    図 2 :背面パネル LED

    CIMCへのアクセスに使用する 1 GbEイーサネット専用管理ポート

    9アースラグの穴(DC電源ユニットの場合)

    1

    シリアルポート(RJ-45コネクタ)10PCIeライザ 1/スロット 12

    1-GbEイーサネットポート(Eth 0)11PCIeライザ 2/スロット 23

    1-GbEイーサネットポート(Eth 1)121-GbEイーサネットポート(Eth 2)4

    VGAビデオポート(DB-15)131-GbEイーサネットポート(Eth 3)5

    背面ユニット識別ボタン/LED181-GbEイーサネットポート(Eth 4)[6]

    電源ユニット(最大 2台、1+1冗長)151-GbEイーサネットポート(Eth 5)7

    USB 3.0ポート(2個)8

    次の表に、Cisco SNS 3515または Cisco SNS 3595アプライアンスの背面パネルにある LEDを説明します。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド6

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要

    Cisco SNS 3515または SNS 3595アプライアンスの背面パネル図

  • 状態LED名

    •消灯:リンクが確立されていません。•緑の点灯:リンクはアクティブです。•緑の点滅:アクティブなリンクにトラフィックが存在します。

    オプションの mLOM 1-GbE SFP+(単一のステータス LEDがあります)

    •消灯:リンク速度は 10 Mbpsです。•オレンジ:リンク速度は 100 Mbps/1 Gbpsです。

    •緑:リンク速度は 10 Gbpsです。

    オプションの mLOM 1-GbE BASE-Tリンク速度

    •消灯:リンクが確立されていません。•緑:リンクはアクティブです。•緑の点滅:アクティブなリンクにトラフィックが存在します。

    オプションのmLOM 1-GbE BASE-Tリンクステータス

    •消灯:リンク速度は 10 Mbpsです。•オレンジ:リンク速度は 100Mbpsです。•緑:リンク速度は 1 Gbpsです。

    1 GbEイーサネット専用管理リンク速度

    •消灯:リンクが確立されていません。•緑:リンクはアクティブです。•緑の点滅:アクティブなリンクにトラフィックが存在します。

    1-GbEイーサネット専用管理リンクステータス

    •消灯:リンク速度は 10 Mbpsです。•オレンジ:リンク速度は 100Mbpsです。•緑:リンク速度は 1 Gbpsです。

    1-GbEイーサネットリンク速度

    •消灯:リンクが確立されていません。•緑:リンクはアクティブです。•緑の点滅:アクティブなリンクにトラフィックが存在します。

    1-GbEイーサネットリンクステータス

    •消灯:ユニット識別LEDは使用されていません。

    •青:ユニット識別 LEDはアクティブです。

    背面ユニット識別

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド7

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要

    Cisco SNS 3515または SNS 3595アプライアンスの背面パネル図

  • 状態LED名

    AC電源:

    •消灯:AC入力なし(12V主電源はオフ、12 Vスタンバイは電源オフ)です。

    •緑の点滅:12 V主電源はオフ、12 Vスタンバイ電源はオンです。

    •緑の点灯:12 V主電源はオン、12 Vスタンバイ電源はオンです。

    •オレンジの点滅:警告が検出されましたが、12 V主電源はオンです。

    •オレンジの点灯:重大なエラーが検出され、12 V主電源はオフです。

    電源ステータス

    内部診断 LEDサーバには、CPU、DIMM、ファンモジュール、SDカード、RTCバッテリ、および mLOMカードの内部障害 LEDがあります。これらの LEDは、サーバがスタンバイ電源モードの場合にのみ使用できます。障害が発生しているコンポーネントの LEDがオレンジに点灯します。

    これらの LEDが動作するには、サーバに電源が接続されている必要があります。(注)

    下図に Cisco SNS-3515または Cisco SNS-3595アプライアンスの内部 LEDの位置を示します。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド8

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要

    内部診断 LED

  • 図 3 : Cisco SNS-3515または 3595の内部診断 LEDの位置

    以下の表に、上図の引き出し線を説明します。

    SDカード障害 LED(各ベイの横に 1個)

    4ファンモジュール障害 LED(マザーボード上の各ファンコネクタの隣に 1個)

    1

    RTCバッテリ障害 LED5CPU障害 LED(各 CPUの前に 1個)2

    mLOMカード障害 LED(mLOMソケットの横のマザーボード上)

    [6]DIMM障害 LED(マザーボード上の各DIMMソケットの前に 1個)

    3

    次の表では、CiscoSNS-3515またはCiscoSNS-3595アプライアンスに搭載された内部診断LEDについて説明します。

    状態LED名

    •消灯:コンポーネントは正常に機能しています。

    •オレンジ:コンポーネントに障害が発生しています。

    内部診断 LED(すべて)

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド9

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要

    内部診断 LED

  • 法令準拠

    法規制の遵守と安全性に関する情報については、『Regulatory Compliance and Safety Informationfor Cisco SNS-3415, Cisco SNS-3495, Cisco SNS-3515, and Cisco SNS-3595 Appliances』を参照してください。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド10

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスの概要

    法令準拠

    http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/net_mgmt/cisco_secure_access_control_system/5-4/regulatory/compliance/csacsrcsi.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/net_mgmt/cisco_secure_access_control_system/5-4/regulatory/compliance/csacsrcsi.html

  • 第 2 章はじめる前に

    ここでは、Cisco SNS-3515またはCisco SNS-3595アプライアンスを安全に設置するために場所を準備する方法について説明します。

    •安全に関するガイドライン(11ページ)•サーバの開梱と確認(13ページ)•サーバの設置準備(14ページ)•サーバの仕様(16ページ)

    安全に関するガイドライン

    Cisco SNS-3515またはCisco SNS-3595アプライアンスの設置、操作、または保守を行う前に、安全上の重要事項について、『Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco SNS-3415,Cisco SNS-3495, Cisco SNS-3515, and Cisco SNS-3595 Appliances』を確認してください。

    (注)

    警告:安全上の重要事項

    This warning symbol means danger.You are in a situation that could cause bodily injury.Before you workon any equipment, be aware of the hazards involved with electrical circuitry and be familiar with standardpractices for preventing accidents.Use the statement number provided at the end of each warning to locateits translation in the translated safety warnings that accompanied this device.

    警告文 1071

    警告

    警告:システムの過熱を防ぐため、最大推奨周囲温度の 40°C(104°F)を超えるエリアで操作しないでください。

    ステートメント 1047

    警告

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド11

    http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/net_mgmt/cisco_secure_access_control_system/5-4/regulatory/compliance/csacsrcsi.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/net_mgmt/cisco_secure_access_control_system/5-4/regulatory/compliance/csacsrcsi.html

  • 警告:いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態に

    しておいてください。

    ステートメント 1019

    警告

    この製品は、設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計さ

    れています。この保護装置の定格が 250 V、15 A以下であることを確認します。

    ステートメント 1005

    警告

    機器の取り付けは各地域および各国の電気規格に適合する必要があります。

    ステートメント 1074

    警告

    サーバを設置する際には、次のガイドラインに従ってください。

    •サーバを設置する前に、設置場所の構成を計画し、設置環境を整えます。設置場所を計画する際に推奨される作業については、『Cisco UCS Site Preparation Guide』を参照してください。

    •サーバの周囲に、保守作業および適切な通気のための十分なスペースがあることを確認します。サーバ内では前面から背面へ空気が流れます。

    •空調が、サーバの仕様(16ページ)に記載された温度要件に適合していることを確認します。

    •キャビネットまたはラックが、ラックに関する要件(15ページ)に記載された要件に適合していることを確認します。

    •設置場所の電源が、電源仕様(17ページ)に記載された電源要件に適合していることを確認します。使用可能な場合は、電源障害に備えて無停電電源装置(UPS)を使用してください。

    鉄共振テクノロジーを使用する UPSタイプは使用しないでください。このタイプの UPSは、CiscoUCSなどのシステムに使用すると、データトラフィックパターンの変化によって入力電流が大きく変動し、動作が不安定になるおそれがあります。

    注意

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド12

    はじめる前に

    安全に関するガイドライン

    http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/hw/site-prep-guide/ucs_site_prep/ucs_siteprep_appendix_0100.html

  • サーバの開梱と確認

    内部サーバのコンポーネントを取り扱うときは、静電気防止用ストラップを着用し、常にモ

    ジュールのフレームの端を持つようにしてください。

    注意

    サーバの輸送が必要となる場合に備えて、輸送用の箱は保管しておいてください。(注)

    シャーシは厳密に検査したうえで出荷されています。輸送中の破損や内容品の不足がある場合

    には、ただちにカスタマーサービス担当者に連絡してください。

    (注)

    梱包内容を確認するには、以下のステップに従います。

    ステップ 1 段ボール箱からサーバを取り出します。梱包材はすべて保管しておいてください。

    ステップ 2 カスタマーサービス担当者から提供された機器リストおよび以下の一覧と、梱包品の内容を照合します。すべての品目が揃っていることを確認してください。

    ステップ 3 破損の有無を調べ、内容品の間違いや破損がある場合には、カスタマーサービス担当者に連絡してください。次の情報を用意しておきます。

    •発送元の請求書番号(梱包明細を参照)

    •破損している装置のモデルとシリアル番号

    •破損状態の説明

    •破損による設置への影響

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド13

    はじめる前に

    サーバの開梱と確認

  • 図 4 :梱包内容

    サーバの設置準備•設置に関するガイドライン(14ページ)•ラックに関する要件(15ページ)•機器の要件(16ページ)•スライドレールの調整範囲(16ページ)

    設置に関するガイドライン

    警告:システムの過熱を防ぐため、最大推奨周囲温度の 40°C(104°F)を超えるエリアで操作しないでください。

    ステートメント 1047

    警告

    警告:いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態に

    しておいてください。

    ステートメント 1019

    警告

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド14

    はじめる前に

    サーバの設置準備

  • この製品は、設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計さ

    れています。この保護装置の定格が 250 V、15 A以下であることを確認します。

    ステートメント 1005

    警告

    機器の取り付けは各地域および各国の電気規格に適合する必要があります。

    ステートメント 1074

    警告

    鉄共振テクノロジーを使用する UPSタイプは使用しないでください。このタイプの UPSは、CiscoUCSなどのシステムに使用すると、データトラフィックパターンの変化によって入力電流が大きく変動し、動作が不安定になるおそれがあります。

    注意

    サーバを設置する際には、次のガイドラインに従ってください。

    •サーバを設置する前に、設置場所の構成を計画し、設置環境を整えます。設置場所を計画する際に推奨される作業については、『Cisco UCS Site Preparation Guide』を参照してください。

    •サーバの周囲に、保守作業および適切な通気のための十分なスペースがあることを確認します。サーバ内では前面から背面へ空気が流れます。

    •空調が、サーバの仕様(16ページ)に記載された温度要件に適合していることを確認します。

    •キャビネットまたはラックが、ラックに関する要件(15ページ)に記載された要件に適合していることを確認します。

    •設置場所の電源が、電源仕様(17ページ)に記載された電源要件に適合していることを確認します。使用可能な場合は、電源障害に備えて無停電電源装置(UPS)を使用してください。

    ラックに関する要件

    ここでは、標準的なオープンラックの要件について説明します。

    次のタイプのラックを使用する必要があります。

    •標準的な 19インチ(48.3 cm)幅 4支柱 EIAラック(ANSI/EIA-310-D-1992のセクション1に準拠した英国ユニバーサルピッチに適合するマウント支柱付き)。

    •付属のスライドレールを使用する場合、ラック支柱の穴は、0.38インチ(9.6 mm)の正方形、0.28インチ(7.1 mm)の丸形、#12-24 UNC、または #10-32 UNCになります。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド15

    はじめる前に

    ラックに関する要件

    http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/unified_computing/ucs/hw/site-prep-guide/ucs_site_prep/ucs_siteprep_appendix_0100.html

  • •サーバあたりの縦方向の最小ラックスペースは、1 RU、つまり 1.75インチ(44.45 mm)である必要があります。

    機器の要件

    このサーバ用にシスコから提供されるスライドレールの場合、取り付けに必要な工具はありま

    せん。内側のレール(取り付けブラケット)が、サーバの側面にあらかじめ取り付けられてい

    ます。

    スライドレールの調整範囲

    このサーバのスライドレールの調整範囲は 24~ 36インチ(610~ 914 mm)です。

    サーバの仕様ここでは、サーバの技術仕様について説明します。内容は次のとおりです。

    物理仕様

    次の表に、サーバの物理的仕様を示します。

    仕様説明

    4.3 cm(1.7インチ)高さ

    42.9 cm(16.9インチ)幅

    75.8 cm(29.8インチ)奥行

    SNS 3515:17.2 kg(37.9ポンド)

    SNS 3595:18.1 kg(39.9ポンド)

    重量(フル装備シャーシ)

    環境仕様

    次の表に、サーバの環境仕様を示します。

    仕様説明

    0~ 40°C(32~ 104°F)

    (動作時、高度0m、ファンの故障なし、CPUスロットリングなし、ターボモード)

    動作時温度

    -40~ 70°C(-40~ 158°F)非動作時温度(サーバが倉庫にあるか運送中の場合)

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド16

    はじめる前に

    機器の要件

  • 仕様説明

    10~ 90%(結露しないこと)動作時湿度

    5~ 93%(結露しないこと)非動作時湿度

    0~ 3,000 m(0~ 10,000フィート)(最高周囲温度は 300 mごとに 1 °C低下)

    動作時高度

    0~ 12,000 m(0~ 40,000フィート)非動作時高度

    5.4音響出力レベル

    ISO7779に基づくA特性音響出力レベルLwAd(Bels)を測定

    23 °C(73 °F)で動作

    37騒音レベル

    ISO7779に基づく A特性音圧レベル LpAm(dBA)を測定

    23 °C(73 °F)で動作

    電源仕様

    電源オプションの電源仕様を次に示します。

    サーバ内で異なるタイプの電源装置を組み合わせて使用しないでください。両方の電源装置が

    同じである必要があります。

    (注)

    770-WAC電源

    仕様説明

    90~ 264 VAC(自己調整、公称 100~ 264VAC)

    AC入力電圧範囲

    範囲:47~ 63 Hz(単相、公称 50~ 60 Hz)AC入力周波数

    9.5 A(100 VACで最大)

    4.5 A(208 VACで最大)

    AC回線入力電流(定常ステート)

    770 W各電源装置の最大出力電力

    主電源:12 VDC

    スタンバイ電源:12 VDC

    電源装置の出力電圧

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド17

    はじめる前に

    電源仕様

  • Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド18

    はじめる前に

    電源仕様

  • 第 3 章Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    • Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置(19ページ)• Cisco Integrated Management Controller(30ページ)

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    ここでは、Cisco SNS 3515または 3595アプライアンスを設置しネットワークに接続する方法について説明します。内容は、次のとおりです。

    •ラックへの Cisco SNS 3515または 3595アプライアンスの設置(20ページ)• Cisco Integrated Management Controller(30ページ)•ケーブル接続(24ページ)• Cisco SNS 3515または 3595アプライアンスの接続と電源投入(28ページ)

    設置を開始する前に、「Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco SNS 3515 orCisco SNS 3595 Hardware Appliance」を参照してください。

    警告:この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってくだ

    さい。

    ステートメント 1030

    警告

    警告:この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限

    された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しな

    いと入室できない場所を意味します。

    ステートメント 1017

    警告

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド19

    http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/net_mgmt/cisco_secure_access_control_system/5-4/regulatory/compliance/csacsrcsi.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/net_mgmt/cisco_secure_access_control_system/5-4/regulatory/compliance/csacsrcsi.html

  • ラックへの Cisco SNS 3515または 3595アプライアンスの設置ここでは、Cisco SNS 3515または Cisco SNS 3595アプライアンスをラックに設置する方法について説明します。

    サイドレールの取り付け

    警告:ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故

    を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。安全を

    確保するために、次の注意事項を守ってください。

    ラックに設置する装置が1台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。ラックにすでに他の装置が搭載されている場合は、最も重いコンポーネントをラックの一番下にして、重い順

    に下から上へと搭載するようにしてください。

    ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を

    設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。

    ステートメント 1006

    警告

    ステップ 1 サーバの側面に内側レールを装着します。

    図 5 :サーバの側面への内側レールの装着

    内側レールのロッキングクリップ2サーバの前面1

    a) レール内の3つのキー付きスロットがサーバ側面の3個のペグの位置に合うように、内側レールをサーバの一方の側の位置に合わせます(次の図を参照)。

    b) キー付きスロットをペグに設定し、レールを前面に向けてスライドさせて、ペグの所定の位置にロックします。前面スロットには、前面ペグにロックするための金属製クリップがあります。

    c) 2つ目の内側レールをサーバの反対側に取り付けます。

    ステップ 2 両方のスライドレール部品で前面の固定プレートを開きます。スライドレール部品の前端に、バネ仕掛けの固定プレートがあります。取り付けペグをラック支柱の穴に挿入する前に、この固定プレートが開いて

    いる必要があります。

    部品の外側で、背面を向いている緑色の矢印ボタンを押して、固定プレートを開きます。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド20

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    ラックへの Cisco SNS 3515または 3595アプライアンスの設置

  • 図 6 :前面の固定部分、前端の内側

    開いた位置に引き戻された固定プレート3前面側の取り付けペグ1

    ラック支柱2

    ステップ 3 外側のスライドレールをラックに取り付けます。

    a) 片側のスライドレール部品の前端を、使用する前面ラック支柱の穴の位置に合わせます。スライドレールの前端をラック支柱の外側に迂回させ、取り付けペグを外側前面からラック支柱の穴に入れま

    す(上図を参照)。

    ラック支柱は、取り付けペグと開いた固定プレートの間にある必要があります。(注)

    b) 取り付けペグを、外側前面からラック支柱の穴に差し込みます。c) 「PUSH」のマークが付いた固定プレートのリリースボタンを押します。ばね仕掛けの固定プレートが閉じて、ペグが所定の位置にロックされます。

    d) スライドレールの長さを調整したら、背面取り付けペグを対応する背面ラック支柱の穴に差し込みます。スライドレールは前面から背面に向かって水平である必要があります。

    背面取り付けペグを、ラック支柱の内側から背面ラック支柱の穴に入れます。

    e) 2つ目のスライドレール部品を、ラックの反対側に取り付けます。2個のスライドレール部品が相互に同じ高さであり、水平になっていることを確認します。

    f) 所定の位置に収まって留まるまで、各部品の内側のスライドレールをラック前方へ引き出します。

    ステップ 4 サーバを次のようにスライドレールに装着します。

    このサーバは、コンポーネントがフルに搭載されている場合、最大で 59 kg(67ポンド)の重量になる場合があります。サーバを持ち上げるときは、2人以上で行うか、リフトを使用することを推奨します。この手順を 1人で実行しようとすると、怪我や機器の損傷を招くおそれがあります。

    注意

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド21

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    サイドレールの取り付け

  • 図 7 :内側レールのリリースクリップ

    ラック支柱に装着されている外側レール3内側レールのリリースクリップ1

    サーバに装着され、外側レールに挿入されて

    いる内側レール

    2

    ステップ 5 (任意)スライドレールに付属の 2本のネジを使用して、サーバをさらに確実にラックに固定します。サーバを取り付けたラックを移動する場合は、この手順を実行します。

    サーバをスライドレールに完全に押し込んだ状態で、サーバ前面のヒンジ付きスラムラッチのレバーを開

    き、レバーの下にある穴からネジを挿入します。ネジがラック支柱のレールの静止部分に挿入され、サー

    バが引き抜かれるのを防ぎます。反対のスラムラッチについても行ってください。

    次のタスク

    ケーブルマネジメントアームの取り付け(任意)

    CMAは左右逆に取り付けることができます。CMAを逆に取り付けるには、取り付け前に「ケーブルマネジメントアームを逆に取り付ける(任意)」を参照してください。

    (注)

    ステップ 1 サーバをラックに完全に押し込んだ状態で、サーバから最も離れたCMAアームのCMAタブを、ラック支柱に装着された固定スライドレールの終端にスライドさせます(次の図を参照)。カチッと音がしてロッ

    クされるまで、タブをレールの終端にスライドさせます。

    ステップ 2 サーバに最も近い CMAタブを、サーバに装着された内側レールの終端にスライドさせます(次の図を参照)。カチッと音がしてロックされるまで、タブをレールの終端にスライドさせます。

    ステップ 3 ラックの幅に一致するまで、CMAアセンブリの反対側の終端にある幅調整スライダを引き出します(次の図を参照)。

    ステップ 4 幅調整スライダの終端にある CMAタブを、ラック支柱に装着された固定スライドレールの終端にスライドさせます(次の図を参照)。カチッと音がしてロックされるまで、タブをレールの終端にスライドさせ

    ます。

    ステップ 5 各プラスチック製ケーブルガイドの上部でヒンジ付きフラップを開き、必要に応じてケーブルガイドを通してケーブルを配線します。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド22

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    ケーブルマネジメントアームの取り付け(任意)

  • 図 8 :スライドレールの背面へのケーブルマネジメントアームの装着

    幅調整スライダのCMAタブと外側の固定スライドレールの終端

    3サーバから最も離れたアームの CMAタブと外側の固定スライドレールの終端

    1

    サーバ背面4サーバに最も近いアームの CMAタブとサーバに装着された内側のスライドレールの終端

    2

    ケーブルマネジメントアームを逆に取り付ける(任意)

    ステップ 1 CMAアセンブリ全体を 180度回転させます。プラスチック製ケーブルガイドは、上を向いたままにしておく必要があります。

    ステップ 2 サーバの背面を向くように、各 CMAアームの終端でタブを反転させます。

    ステップ 3 幅調整スライダの終端にあるタブを回転させます。タブの外側の金属ボタンを長押しし、サーバの背面を向くようにタブを 180度回転させます。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド23

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    ケーブルマネジメントアームを逆に取り付ける(任意)

  • 図 9 : CMAの反転

    回転用金属ボタン2幅調整スライダの終端の CMAタブ1

    ケーブル接続

    ここでは、Cisco SNS-3515またはCisco SNS-3595アプライアンスをネットワークおよびアプライアンスコンソールに接続する方法について説明します。

    •ネットワークインターフェイスの接続(24ページ)•コンソールの接続(26ページ)•キーボードとビデオモニタの接続(27ページ)•ケーブル管理(27ページ)

    ケーブル(必要に応じてキーボード、モニタケーブルなど)をサーバの背面に接続します。

    ケーブルを適切に通し、ケーブルストラップを使用して、ケーブルをしっかりスライドレー

    ルに固定します。アプライアンスの背面図については、Cisco SNS 3515または SNS 3595アプライアンスの背面パネル図(6ページ)を参照してください。

    ネットワークインターフェイスの接続

    警告:雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを

    行ったりしないでください。

    ステートメント 1001

    警告

    ここでは、Cisco SNS-3515または Cisco SNS-3595アプライアンスのイーサネットポートを接続するための方法について説明します。

    イーサネットコネクタは、Serial overLAN(SoL)ケーブルをサポートしています。RJ-45ポートは、標準的なストレートおよびクロスカテゴリ 5Unshielded Twisted-Pair(UTP)ケーブルを

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド24

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    ケーブル接続

  • サポートしています。シスコではカテゴリ5UTPケーブルを販売していません。市販のケーブルを使用してください。

    ケーブルをアプライアンスのイーサネットポートに接続するには、次の手順を実行します。

    ステップ 1 アプライアンスの電源がオフになっていることを確認します。

    ステップ 2 ケーブルの一方の端を、アプライアンス上の GigabitEthernet 0ポートに接続します。

    ステップ 3 他方の端をネットワークのスイッチに接続します。

    イーサネットポートコネクタ

    The Cisco SNS 3515または Cisco SNS-3595アプライアンスは 6個のデュアルポートイーサネットコントローラを内蔵します。これらのコントローラは、10-Mb/s、100-Mb/s、または1000-Mb/sネットワークに接続するためのインターフェイスと Full-Duplex(FDX:全二重)機能を提供し、イーサネット LAN上でデータを同時に送受信できます。Cisco ISEは複数のNICをサポートします。

    イーサネットポートにアクセスするには、カテゴリ 3、4、5、5E、または 6のシールドなしツイストペア(UTP)ケーブルを、アプライアンスの背面にある RJ-45コネクタに接続します。

    次の表で、UTPケーブルカテゴリについて説明します。

    説明タイプ(Type)

    EIAカテゴリ 3、4、または 5 UTP(2または4ペア)、最大 328フィート(100 m)

    10BASE-T

    EIAカテゴリ 5 UTP(2ペア)、最大 328フィート(100 m)

    100BASE-TX

    EIAカテゴリ 6 UTP(推奨)、カテゴリ 5EUTPまたは 5UTP(2ペア)、最大 100m(328フィート)

    1000BASE-T

    次の図は、RJ-45ポートとプラグを示します。

    図 10 : RJ-45ポートとプラグ

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド25

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    イーサネットポートコネクタ

  • イーサネットポートのピン配列

    説明信号(Signal)イーサネットポートの

    ピン

    送信データ +TxD+1

    送信データ -TxD-2

    受信データ +RxD+3

    接続なし終端ネット

    ワーク

    4

    接続なし終端ネット

    ワーク

    5

    受信データ -RxD-[6]

    接続なし終端ネット

    ワーク

    7

    接続なし終端ネット

    ワーク

    8

    コンソールの接続

    警告:雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを

    行ったりしないでください。

    ステートメント 1001

    警告

    Cisco SNS-3515またはCisco SNS-3595アプライアンスには、コンソール端末をアプライアンスに接続するための DCEモードのコンソールポートがあります。アプライアンスのコンソールポートでは、DB-9シリアルコネクタが使用されています。

    CiscoSNS-3515またはCiscoSNS-3595アプライアンス上のコンソールポートには、EIA/TIA-232非同期シリアル(DB-9)コネクタが含まれています。このシリアルコンソールコネクタ(ポート)を使用することで、端末(ターミナルエミュレーションソフトウェアが動作する PCかASCII端末)をコンソールポートに接続し、アプライアンスにローカルにアクセスできます。

    ターミナルエミュレーションソフトウェアが動作する PCをコンソールポートに接続するには、両端が DB-9メスのストレートケーブルを使用します。

    ASCII端末をコンソールポートに接続するには、片方がDB-9メスでもう一方がDB-25オスのストレートケーブルと、DB-25メスから DB-25メスへの変換アダプタを使用します。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド26

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    コンソールの接続

  • 端末またはターミナルエミュレーションソフトウェアが動作する PCを、Cisco SNS-3515または Cisco SNS-3595アプライアンスのコンソールポートに接続するには、次の手順を実行します。

    ステップ 1 ストレートケーブルを使用して端末をコンソールポートに接続します。

    ステップ 2 端末またはターミナルエミュレーションソフトウェアを、9600ボー、8データビット、パリティなし、1ストップビット、ハードウェアフロー制御なしに設定します。

    キーボードとビデオモニタの接続

    雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わない

    でください。

    ステートメント 1001

    警告

    ここでは、キーボードとビデオモニタを Cisco SNS-3515または Cisco SNS-3595アプライアンスに接続するための方法について説明します。

    Cisco SNS-3515または Cisco SNS-3595アプライアンスの前面パネルにある KVMコネクタを使用して、Cisco SNS-3515または Cisco SNS-3595アプライアンスにキーボードとビデオモニタを接続できます。KVMケーブルは、2個の USB、1個の VGA、および 1個のシリアルコネクタを装備するアプライアンスに同梱されています。

    Cisco SNS-3515または Cisco SNS-3595アプライアンスはマウスをサポートしていません。

    Cisco SNS-3515またはCisco SNS-3595には、アプライアンスの背面にUSBポートがあり、キーボードとビデオモニタを接続するために使用できます。

    キーボードとビデオモニタをアプライアンスに接続するには、次の手順を実行します。

    ステップ 1 アプライアンスの電源がオフになっていることを確認します。

    ステップ 2 キーボードケーブルの端を、アプライアンスの背面パネルにある PS/2(キーボード)ポートに接続します。

    ステップ 3 ビデオモニタケーブルの端を、アプライアンスの背面パネルにある PS/2(ビデオモニタ)ポートに接続します。

    ステップ 4 アプライアンスの電源をオンにします。

    ケーブル管理

    ケーブル管理は、アプライアンスの設定の中で、最も外観に関係する作業です。しかし、ケー

    ブル管理には時間がかかるため、放置しがちです。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド27

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    キーボードとビデオモニタの接続

  • 今日の装置ラックは、従来よりも多くの装置を収納するようになっています。このため、ラッ

    クの内部と外部で整然としたケーブル管理を行う必要性が高まっています。ケーブル管理が適

    切でないと、ケーブルが損傷したりケーブルの追加や変更に時間がかかったりするだけでな

    く、重要な通気やアクセスが妨げられます。これらの問題により、装置のパフォーマンスが低

    下したり、ダウンタイムが長くなったりするおそれがあります。

    ケーブル管理を扱うためのソリューションは多数あります。単純なケーブル管理リングから、

    垂直または水平収納容器、樋やはしごに至るまで、さまざまなソリューションがあります。

    すべての Cisco SNS-3515または Cisco SNS-3595アプライアンスケーブルは、ケーブル同士や装置の他の部分と干渉しないように、適切に整理する必要があります。各地の慣習に従って、

    アプライアンスに接続されているケーブルを適切に整理してください。

    次のセクション、「Cisco SNS 3515または 3595アプライアンスの接続と電源投入(28ページ)」に進み、インストールプロセスを続行してください。

    Cisco SNS 3515または 3595アプライアンスの接続と電源投入•サーバの接続と電源投入(スタンドアロンモード)(28ページ)• Cisco Integrated Management Controller(30ページ)• NICモードおよび NIC冗長化の設定(33ページ)

    サーバの接続と電源投入(スタンドアロンモード)

    ここでは、サーバをスタンドアロンモードで使用する場合のサーバの電源投入方法、IPアドレスの割り当て方法、サーバ管理への接続方法について説明します。

    (注)

    サーバは次のデフォルト設定で出荷されます。

    • NICモードは Shared LOM EXTです。

    Shared LOM EXTモードでは、1 Gbイーサネットポートおよび取り付け済みの Cisco仮想インターフェイスカード(VIC)上のすべてのポートが、Cisco Integrated ManagementInterface(Cisco IMC)にアクセスできます。10/100/1000専用管理ポートを使用して CiscoIMCにアクセスする場合は、次の手順のステップ 1の説明に従って、サーバに接続してNICモードを変更できます。

    • NICの冗長性はアクティブ-アクティブです。

    すべてのイーサネットポートが同時に使用されます。

    • DHCPは有効になっています。

    • IPv4は有効になっています。

    次の 2つの方法でシステムに接続することができます。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド28

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    Cisco SNS 3515または 3595アプライアンスの接続と電源投入

  • •ローカル設定:キーボードとモニタをシステムに接続して設定を行う場合は、この手順を使用します。この手順では、KVMケーブル(Cisco PIDN20-BKVM)またはサーバの背面にあるポートが使用できます。ローカル接続手順(29ページ)を参照してください。

    •リモート設定:専用管理 LAN経由で設定を行う場合は、この手順を使用します。リモート接続手順(30ページ)を参照してください。

    システムをリモートで設定するには、システムと同じネットワーク上にDHCPサーバが存在する必要があります。このサーバノードのMACアドレスの範囲を、DHCPサーバにあらかじめ設定しておく必要があります。MACアドレスはサーバノード背面のラベルに印字されています。このサーバノードでは、Cisco IMCに 6つのMACアドレスの範囲が割り当てられています。ラベルに印字されているMACアドレスは、6つの連続MACアドレスのうち最初のものです。

    (注)

    ローカル接続手順

    ステップ 1 電源コードをサーバの各電源装置に接続し、次に、接地された AC電源コンセントに各コードを接続します。電源仕様については、電源仕様(17ページ)を参照してください。

    最初のブートアップ中、サーバがスタンバイ電源でブートするまでに約 2分かかります。

    システムの電源ステータスは、前面パネルのシステムの電源ステータス LEDで確認できます(Cisco SNS3515および 3595アプライアンスの LEDインジケータ(1ページ)を参照)。LEDがオレンジの場合、サーバはスタンバイ電源モードです。

    ステップ 2 次のいずれかの方法を使用して、USBキーボードと VGAモニタをサーバに接続します。

    • USBキーボードと VGAモニタを背面パネルの対応するコネクタに接続します(Cisco SNS 3515または SNS 3595アプライアンスの背面パネル図(6ページ)を参照)。

    •オプションのKVMケーブル(CiscoPIDN20-BKVM)を前面パネルのKVMコネクタに接続します(コネクタの位置については、Cisco SNS -3515または 3595アプライアンスの前面パネル図(3ページ)を参照)。USBキーボードと VGAモニタを KVMケーブルに接続します。

    ステップ 3 Cisco IMC設定ユーティリティを開きます。

    a) 前面パネルの電源ボタンを 4秒間長押しして、サーバを起動します。b) ブートアップ時に、Cisco IMC設定ユーティリティを開くよう求められたら F8を押します。

    このユーティリティには 2つのウィンドウがあり、F1または F2を押すことで切り替えることができます。

    c) CIMC設定ユーティリティのセットアップ(31ページ)に進みます。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド29

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    ローカル接続手順

  • リモート接続手順

    ステップ 1 電源コードをサーバの各電源装置に接続し、次に、接地された AC電源コンセントに各コードを接続します。電源仕様については、電源仕様(17ページ)を参照してください。

    最初のブートアップ中、サーバがスタンバイ電源でブートするまでに約 2分かかります。

    システムの電源ステータスは、前面パネルのシステムの電源ステータス LEDで確認できます(Cisco SNS3515および 3595アプライアンスの LEDインジケータ(1ページ)を参照)。LEDがオレンジの場合、サーバはスタンバイ電源モードです。

    ステップ 2 管理イーサネットケーブルを背面パネルの専用管理ポートに差し込みます(Cisco SNS 3515または SNS3595アプライアンスの背面パネル図(6ページ)を参照)。

    ステップ 3 事前設定された DHCPサーバで、サーバノードに IPアドレスを割り当てられるようにします。

    ステップ 4 割り当てられた IPアドレスを使用して、サーバノードの Cisco IMCにアクセスし、ログインします。IPアドレスを特定するには、DHCPサーバの管理者に相談してください。

    サーバのデフォルトのユーザ名は adminです。デフォルトパスワードは passwordです。(注)

    ステップ 5 Cisco IMCサーバの [概要(Summary)]ページで、[KVMコンソールの起動(Launch KVM Console)]をクリックします。別の KVMコンソールウィンドウが開きます。

    ステップ 6 Cisco IMCの [概要(Summary)]ページで、[サーバの電源再投入(Power Cycle Server)]をクリックします。システムがリブートします。

    ステップ 7 KVMコンソールウィンドウを選択します。

    次のキーボード操作を有効にするには、KVMコンソールウィンドウがアクティブウィンドウである必要があります。

    (注)

    ステップ 8 プロンプトが表示されたら、F8を押して、Cisco IMC設定ユーティリティを起動します。このユーティリティは、KVMコンソールウィンドウで開きます。

    このユーティリティには2つのウィンドウがあり、F1またはF2を押すことで切り替えることができます。

    ステップ 9 CIMC設定ユーティリティのセットアップ(31ページ)に進みます。

    Cisco Integrated Management Controller組み込みの Cisco Integrated Management Controller(CIMC)GUIまたは CLIインターフェイスを使用して、サーバインベントリ、状態、およびシステムイベントログをモニタできます。

    次の URLで、使用しているファームウェアリリースのユーザマニュアルを参照してください。

    http://www.cisco.com/c/en/us/support/servers-unified-computing/ucs-c-series-integrated-management-controller/products-installation-and-configuration-guides-list.html

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド30

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    リモート接続手順

    http://www.cisco.com/c/en/us/support/servers-unified-computing/ucs-c-series-integrated-management-controller/products-installation-and-configuration-guides-list.html

  • CIMC設定ユーティリティのセットアップシステムに接続して Cisco IMC設定ユーティリティを開いた後に、次の手順を実行します。

    ステップ 1 NICモードと NIC冗長性を設定します。

    a) NICモードを設定して、サーバ管理用の Cisco IMCへのアクセスに使用するポートを選択します。

    • [共有 LOM EXT(Shared LOM EXT)](デフォルト):これは、工場出荷時設定の Shared LOM拡張モードです。このモードでは、Shared LOMインターフェイスと Cisco Cardインターフェイスの両方がイネーブルです。

    このモードでは、DHCP応答が Shared LOMポートと Ciscoカードポートの両方に返されます。サーバがスタンドアロンモードであるために、Ciscoカード接続でその IPアドレスがCisco UCSManagerシステムから取得されないと判別された場合は、そのCiscoカードからのその後のDHCP要求はディセーブルになります。スタンドアロンモードでCiscoカードを介してCisco IMCに接続する場合は、Cisco Card NICモードを使用します。

    • [共有 LOM(Shared LOM)]:Cisco IMCへのアクセスに 1 Gbイーサネットポートを使用します。NIC冗長化と IP設定を選択する必要があります。

    • [専用(Dedicated)]:Cisco IMCへのアクセスに専用管理ポートを使用します。NIC冗長化と IP設定を選択する必要があります。

    • [Ciscoカード(CiscoCard)]:Cisco IMCへのアクセスに取り付け済みのCiscoUCS仮想インターフェイスカード(VIC)のポートを使用します。NIC冗長化と IP設定を選択する必要があります。

    必須の VICスロットの設定も下記で参照してください。

    • [VICスロット(VIC Slot)]:Cisco Card NICモードを使用する場合、VICを取り付けた場所に合わせて、この設定を選択する必要があります。Riser1、Riser2、またはFlex-LOM(mLOMスロット)のいずれかを選択します。

    • Riser1を選択する場合、スロット 1が使用されます。

    • Riser2を選択する場合、スロット 2が使用されます。

    • Flex-LOMを選択する場合、mLOMスロットで mLOM-style VICを使用する必要があります。

    b) 必要に応じて NIC冗長化を変更するには、このユーティリティを使用します。このサーバでは、次の 3つの NIC冗長化設定を行うことができます。

    • [なし(None)]:イーサネットポートは個別に動作し、問題が発生した場合にフェールオーバーを行いません。この設定は、専用 NICモードでのみ使用できます。

    • [アクティブ-スタンバイ(Active-standby)]:アクティブなイーサネットポートに障害が発生した場合、スタンバイポートにトラフィックがフェールオーバーします。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド31

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    CIMC設定ユーティリティのセットアップ

  • • [アクティブ-アクティブ(Active-active)]:すべてのイーサネットポートが同時に使用されます。Shared LOMEXTモードでは、このNIC冗長化の設定のみが可能です。Shared LOMとCiscoCardモードでは、アクティブ-スタンバイとアクティブ-アクティブの両方の設定が使用可能です。

    ステップ 2 ダイナミックネットワーク設定用にDHCPをイネーブルにするか、スタティックネットワーク設定を入力するかを選択します。

    DHCPをイネーブルにするには、DHCPサーバにこのサーバのMACアドレスの範囲をあらかじめ設定しておく必要があります。MACアドレスはサーバ背面のラベルに印字されています。このサーバでは、Cisco IMCに 6つのMACアドレスの範囲が割り当てられています。ラベルに印字されているMACアドレスは、6つの連続MACアドレスのうち最初のものです。

    (注)

    スタティック IPv4および IPv6設定には次が含まれます。

    • Cisco IMCの IPアドレス。

    •プレフィックス/サブネット。

    IPv6の場合、有効な値は 1~ 127です。

    •ゲートウェイ。

    IPv6の場合、ゲートウェイが不明な場合は、::(コロン 2つ)を入力して noneのままに設定することができます。

    •優先 DNSサーバアドレス。

    IPv6の場合、::(コロン 2つ)を入力してこれを noneのままに設定することができます。

    ステップ 3 (任意)このユーティリティを使用して、VLAN設定を行います。

    ステップ 4 F1を押して 2番目の設定ウィンドウに移動したら、次のステップに進みます。

    2番目のウィンドウで F2を押すと、最初のウィンドウに戻ることができます。

    ステップ 5 (任意)サーバのホスト名を設定します。

    ステップ 6 (任意)ダイナミック DNSをイネーブルにし、ダイナミック DNS(DDNS)ドメインを設定します。

    ステップ 7 (任意)[ファクトリデフォルト(Factory Default)]チェックボックスをオンにすると、サーバは出荷時の初期状態に戻ります。

    ステップ 8 (任意)デフォルトのユーザパスワードを設定します。

    ステップ 9 (任意)ポート設定の自動ネゴシエーションをイネーブルにするか、ポート速度およびデュプレックスモードを手動で設定します。

    自動ネゴシエーションは専用 NICモードを使用する場合にのみ使用できます。自動ネゴシエーションはサーバが接続されているスイッチポートに基づいて自動的にポート速度およびデュプ

    レックスモードを設定します。自動ネゴシエーションをディセーブルにした場合、ポート速度

    およびデュプレックスモードを手動で設定する必要があります。

    (注)

    ステップ 10 (任意)ポートプロファイルとポート名をリセットします。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド32

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    CIMC設定ユーティリティのセットアップ

  • ステップ 11 F5を押して、行った設定に更新します。新しい設定が表示され、メッセージ「Networksettingsconfigured」が表示されるまでに約 45秒かかる場合があります。その後、次の手順でサーバを再起動します。

    ステップ 12 F10を押して設定を保存し、サーバをリブートします。

    DHCPの有効化を選択した場合、動的に割り当てられた IPアドレスとMACアドレスがブートアップ時にコンソール画面に表示されます。

    ブラウザと Cisco IMCの IPアドレスを使用して、Cisco IMC管理インターフェイスに接続します。IPアドレスは、行った設定に基づいています(スタティックアドレスまたはDHCPサーバによって割り当てられたアドレス)。

    サーバのデフォルトのユーザ名は adminです。デフォルトパスワードは passwordです。

    (注)

    サーバを管理するには、これらのインターフェイスの使用手順について『Cisco UCSC-Series Rack-MountServer Configuration Guide』または『Cisco UCS C-Series Rack-Mount Server CLI Configuration Guide』を参照してください。これらのマニュアルへのリンクは、次の URLの Cシリーズマニュアルロードマップ内にあります。

    http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc

    NICモードおよび NIC冗長化の設定

    NICモード

    このサーバには、次のような選択可能な NICモード設定があります。

    • [共有 LOM EXT(Shared LOM EXT)](デフォルト):これは、工場出荷時設定の SharedLOM拡張モードです。このモードでは、Shared LOMインターフェイスと Cisco Cardインターフェイスの両方がイネーブルです。

    このモードでは、DHCP応答が Shared LOMポートと Ciscoカードポートの両方に返されます。サーバがスタンドアロンモードであるために、Ciscoカード接続でその IPアドレスが Cisco UCS Managerシステムから取得されないと判別された場合は、その Ciscoカードからのその後のDHCP要求はディセーブルになります。Ciscoカード接続でその IPアドレスが Cisco UCS Managerシステムから取得されると判別された場合、応答にはサーバを自動的に UCSMモードにするパラメータが含まれます。

    • [専用(Dedicated)]:Cisco IMCへのアクセスに専用管理ポートを使用します。NIC冗長化と IP設定を選択する必要があります。

    • [共有 LOM(Shared LOM)]:Cisco IMCへのアクセスに 1 Gbイーサネットポートを使用します。NIC冗長化と IP設定を選択する必要があります。

    • [Ciscoカード(Cisco Card)]:Cisco IMCへのアクセスに取り付け済みの Cisco UCS仮想インターフェイスカード(VIC)のポートを使用します。NIC冗長化と IP設定を選択する必要があります。

    必須の VICスロットの設定も下記で参照してください。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド33

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    NICモードおよび NIC冗長化の設定

    http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc

  • • [VICスロット(VIC Slot)]:Cisco Card NICモードを使用する場合、VICを取り付けた場所に合わせて、この設定を選択します。Riser1、Riser2、またはFlex-LOM(mLOMスロット)のいずれかを選択します。

    • Riser1を選択する場合、スロット 1が使用されます。

    • Riser2を選択する場合、スロット 2が使用されます。

    • Flex-LOMを選択する場合、mLOMスロットで mLOM-style VICを使用する必要があります。

    NIC冗長化

    このサーバには、次のような選択可能な NIC冗長化設定があります。

    • [なし(None)]:イーサネットポートは個別に動作し、問題が発生した場合にフェールオーバーを行いません。この設定は、専用 NICモードでのみ使用できます。

    • [アクティブ-スタンバイ(Active-standby)]:アクティブなイーサネットポートに障害が発生した場合、スタンバイポートにトラフィックがフェールオーバーします。

    • [アクティブ-アクティブ(Active-active)]:すべてのイーサネットポートが同時に使用されます。Shared LOM EXTモードでは、この NIC冗長化の設定のみが可能です。SharedLOMとCiscoCardモードでは、アクティブ-スタンバイとアクティブ-アクティブの両方の設定が使用可能です。

    アクティブ-アクティブ設定では、モード 5またはバランス TLB(ロードバランシングを発信する適応型)を使用します。これは特別なスイッチのサポートを必要としないチャネ

    ルボンディングです。発信トラフィックは、各スレーブの現在の負荷(速度に関連して計

    算される)に応じて分散されます。着信トラフィックは現在のスレーブによって受信され

    ます。受信スレーブで障害が発生すると、障害が発生した受信スレーブのMACアドレスを別のスレーブが引き継ぎます。

    BIOSおよび Cisco IMCのファームウェアのアップグレード次の手順では、Cisco SNS-3515および SNS-3595アプライアンスで BIOSおよび Cisco IMCファームウェアをアップグレードする方法について説明します。BIOSおよび Cisco IMCを、Cisco.comからダウンロードできる最新バージョンにアップグレードすることをお勧めします。

    アプライアンスで現在実行されている BIOSおよび Cisco IMCのバージョンを確認するには、次の手順を実行します。

    1. CIMCを起動します。

    2. [BIOS]をクリックします。

    実行中のバージョンが [BIOSプロパティ(BIOS properties)]の下にリストされます。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド34

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    BIOSおよび Cisco IMCのファームウェアのアップグレード

  • BIOSファームウェアをアップグレードする場合、Cisco IMCファームウェアも同じバージョンにアップグレードする必要があります。アップグレードしないと、サーバが起動しません。

    (注)

    また、Cisco ISEは、Cisco Secure Access Control System(Cisco Secure ACS)PIDを持つ CiscoSecure Network Server 3515および Cisco Secure Network Server 3595ハードウェアアプライアンスで実行されます。ただし、Cisco Secure ACS用に以前使用していた SNS-3500サーバに CiscoISEをインストールする前に、BIOSおよびCisco IntegratedManagement Controller(Cisco IMC)ファームウェアを、Cisco ISEセキュアブート機能をサポートするバージョンにアップグレードする必要があります。

    BIOSをアップグレードした後、セキュアブートが有効になっており、ACSはこのアプライアンスでブートしなくなります。ACSから ISEにアプライアンスを変換する準備ができるまで、この BIOSアップグレード手順は実行しないでください。

    (注)

    始める前に

    Cisco.comからローカルシステムに、Cisco SNS-3500シリーズアプライアンス用の次の CiscoIMCファイルおよび BIOSファイルをダウンロードします。

    • BIOS:C220M4-BIOS-3-0-3a-0_ISE2a.cap_signed

    • Cisco IMC:upd-pkg-c220-m4-cimc-full.3.0.3S2.bin

    次の手順は、BIOSおよび Cisco IMCをバージョン 3.0(3a)にアップグレードするための手順です。ただし、この手順は一般的であり、Cisco.comに投稿される新しいファームウェアリリースにも適用できます。

    (注)

    ステップ 1 Cisco IMCファームウェアの更新:

    a) Cisco IMCインターフェイスで、[管理(Admin)] > [ファームウェア管理(Firmware Management)]を選択します。

    b) [アクション(Actions)]ペインで、[ブラウザクライアントを介してCisco IMCファームウェアのインストールを確認(Check Install Cisco IMC Firmware through Browser Client)]オプションを選択します。

    c) [Cisco IMCファームウェアのインストール(InstallCisco IMCFirmware)]ウィンドウで、[参照(Browse)]をクリックし、インストールするファームウェアイメージを選択し、[ファームウェアのインストール(Install Firmware)]をクリックしてダウンロードとインストールを開始します。

    インストールがすべて完了した後、ステータスが [完了(CompletedSuccessfully)]に変更されます。非アクティブイメージがこのイメージに置き換えられます。

    ステップ 2 BIOSファームウェアの更新:

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド35

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    BIOSおよび Cisco IMCのファームウェアのアップグレード

    https://software.cisco.com/download/release.html?i=!y&mdfid=283801620&softwareid=283802505&release=SNS-35X5%20Firmware&os=

  • a) Cisco IMCインターフェイスで、[管理(Admin)] > [ファームウェア管理(Firmware Management)]を選択します。

    b) [アクション(Actions)]ペインで、[ブラウザクライアントからのBIOSファームウェアのインストール(Install BIOS Firmware through Browser Client)]オプションを選択します。

    c) [BIOSファームウェアのインストール(Install BIOS Firmware)]ウィンドウで、[参照(Browse)]をクリックし、インストールする BIOSファームウェアイメージを選択し、[ファームウェアのインストール(Install Firmware)]をクリックしてダウンロードとインストールを開始します。

    インストールがすべて完了した後、ステータスが [完了(Completed Successfully)]に変更されます。

    ステップ 3 Cisco IMCファームウェアのアクティブ化:

    a) Cisco IMCインターフェイスで、[管理(Admin)] > [ファームウェア管理(Firmware Management)] >[Cisco IMCファームウェアのアクティブ化(Activate Cisco IMC Firmware)]を選択します。

    b) [ファームウェアのアクティブ化(Activate Firmware)]ウィンドウで、アクティブにするファームウェアイメージを選択します。

    ファームウェアイメージをアクティブにすると、そのバージョンが実行されます。アクティブ化を完

    了するために、管理コントローラがただちにリブートされます。

    コントローラとの通信が一時的に失われるため、再度ログインする必要があります。(注)

    c) Cisco IMCの再起動後、ブラウザを更新し、Cisco IMC 3.0(3S2)ログインページでクレデンシャルを入力します。

    ファームウェアは、Cisco IMC 3.0(3S2)で BMCとして表されます。(注)

    ステップ 4 BIOSファームウェアのアクティブ化:

    a) [ホストの電源(Host Power)] > [電源オフ(Power Off)]を選択してサーバの電源を手動で切ります。b) Cisco IMCインターフェイスで、左上隅にあるナビゲーションアイコンをクリックし、[管理(Admin)]

    > [ファームウェア管理(Firmware Management)]を選択します。c) [BIOS]チェックボックスをオンにし、[アクティブ化(Activate)]をクリックします。d) [ファームウェアのアクティブ化(Activate Firmware)]ウィンドウで、アクティブ化するファームウェアイメージを選択し、[ファームウェアのアクティブ化(Activate Firmware)]をクリックします。

    ホストの電源がオンになった後、アクティブ化したファームウェアイメージが実行バージョンになり

    ます。

    e) [ホストの電源(Host Power)] > [電源オン(Power On)]を選択します。f) ファームウェアおよび BIOSのバージョンを確認します。

    システム BIOSへのアクセス

    サーバの BIOS設定を変更するには、次の手順に従います。詳しい手順は、BIOS画面にも表示されます。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド36

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    システム BIOSへのアクセス

  • ステップ 1 ブートアップ時にメッセージが表示されたら、F2キーを押して BIOSセットアップユーティリティに切り替えます。

    このユーティリティの [メイン(Main)]ページに、現在の BIOSのバージョンとビルドが表示されます。

    (注)

    ステップ 2 矢印キーを使って、BIOSメニューページを選択します。

    ステップ 3 矢印キーを使って、変更するフィールドを反転表示にします。

    ステップ 4 Enterを押して変更するフィールドを選択し、そのフィールドの値を変更します。

    ステップ 5 [終了(Exit)]メニュー画面が表示されるまで右矢印キーを押します。

    ステップ 6 [終了(Exit)]メニュー画面の指示に従って変更内容を保存し、セットアップユーティリティを終了します(または、F10を押します)。Escを押すと、変更内容を保存せずにユーティリティを終了できます。

    Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド37

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    システム BIOSへのアクセス

  • Cisco SNS 3500シリーズアプライアンスハードウェア設置ガイド38

    Cisco SNS 3515および Cisco SNS 3595ハードウェアアプライアンスの設置

    システム BIOSへのアクセス

    Cisco SNS 3500 シリーズ アプライアンス ハードウェア設置ガイド目次Cisco SNS 3500 シリーズ アプライアンスの概要Cisco SNS 3500 シリーズ アプライアンスCisco SNS 3515 および 3595 アプライアンスの LED インジケータCisco SNS-3515 および SNS-3595 アプライアンスのハードウェア仕様Cisco SNS -3515 または 3595 アプライアンスの前面パネル図Cisco SNS 3515 または SNS 3595 アプライアンスの背面パネル図

    内部診断 LED法令準拠

    はじめる前に安全に関するガイドラインサーバの開梱と確認サーバの設置準備設置に関するガイドラインラックに関する要件機器の要件スライド レールの調整範囲

    サーバの仕様物理仕様環境仕様電源仕様

    Cisco SNS 3515 および Cisco SNS 3595 ハードウェア アプライアンスの設置Cisco SNS 3515 および Cisco SNS 3595 ハードウェア アプライアンスの設置ラックへの Cisco SNS 3515 または 3595 アプライアンスの設置サイド レールの取り付けケーブル マネジメント アームの取り付け(任意)ケーブル マネジメント アームを逆に取り付ける(任意)

    ケーブル接続ネットワーク インターフェイスの接続イーサネット ポート コネクタ

    コンソールの接続キーボードとビデオ モニタの接続ケーブル管理

    Cisco SNS 3515 または 3595 アプライアンスの接続と電源投入サーバの接続と電源投入(スタンドアロン モード)ローカル接続手順リモート接続手順

    Cisco Integrated Management ControllerCIMC 設定ユーティリティのセットアップNIC モードおよび NIC 冗長化の設定BIOS および Cisco IMC のファームウェアのアップグレードシステム BIOS へのアクセス