中国小学生の夏休みの日本訪問 · 一般社团法人異文化理解フォーラム...
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一般社团法人異文化理解フォーラム
中国小学生の夏休みの日本訪問
--2019年 7月 5日、12日愛知県にで
弊法人は、日本滞在中の受け入れ機構の依頼より、中国のある私立小学校の学生が愛知県を
訪問する活動に通訳などのお手伝いをしました。
総勢約 140名の小学生が 7月 5日と 12日 2回に分けて、教師の引率によって日本訪問しま
した。名所見学のほか、受け入れ機構の【雲漢社】の企画より、小学生たちがそれぞれ名古屋市
にある私立小学校と犬山市のある公立小学校を訪問し、日本学生との交流を行いました。
1) 日中小学生の交流
訪問した 2 つの小学校はともに数十年の歴史があり、それぞれ異なる内容で中国からの訪問者を
受け入れ、交流を行いました。
7 月 5 日,3 年生たちは私立小学校
の同じ 3年生とプログラミングを体
験しました。日本の折り紙も教えて
もらいました。子ども達は 3-4人の
班で交代の形で活動を体験しまし
た。教師が介入せず、通訳に頼らず、
子ども達同士は自ら交流をしまし
た。内容が多くではありませんが、
2 時間の活動によって、日中の子ど
も達が相手の国へのふれあいを体
験し、このような国際的な経験は彼
らの成長に良い影響を与えるだろ
うと思われます。
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12 日,5 年生の中国の子ども達は公立小学の授業風景を見学し、日本の 6 年生と体育館で交流を
行いました。日本の学生は全員で歓迎の辞を述べ、伝統のダンスを披露しました。
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中国の学生はコーラスや京劇そして書道、水墨
画の実演を披露しました。日本のパフォーマン
スは全員参加することに対して、中国は、長けて
いる子どもがパフォーマンスする形でした。
中国学生と教師の書道と水墨画を実演する様子
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2) 茶道の体験
午前中は学生同士の交流で,午後、子ども達は犬山市へ、犬山城の見学及び犬山市の「若水庵」で
茶道の勉強をしました。茶道の作法を見学しながら説明をうけたあと、そのプロセスを体験しまし
た。
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亭主と正客との対話を通して、茶室の説明を
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茶を点てる前お菓子のいただき方
懐紙の使い方
薄茶のいただき方
お辞儀の仕方など
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掛け軸の「元気」二文字は 12 代目の犬山城主の筆跡で百年の歴史があるそうで
す。中国から来た子ども達を迎えるためにこの字を選んだとの説明がありました。
花器の籠も中国のもので、季節の野花や草を生けてありました。
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お茶の先生たちは一人ひとりの子どもに丁
寧にお菓子とお茶を運び、優しく作法を教
えてくれました。
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1時間ほどの体験が終わった時、お茶の先生たち全員は学生たちにお礼をし、手作りの懐紙入れ
をプレゼントしました。最高齢が80 多を超えたお茶の先生たちは日本の伝統文化を中国の子ど
も達に紹介し、日本の伝統を大事に守っていることが伝わりました。