経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について ·...

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Page 1: 経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について · 直接投資は国際収支統計ベース(imf国際収支マニュアル第6版基準)

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経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について

情報提供用資料セミナー資料

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底堅い成長を続ける見通しのアジア

出所)IMF World Economic Outlook Update, July 2016

★アジア諸国の経済は、2008年9月以降の国際的な金融危機を受けた減速とその後の回復を経て、近年 堅調な拡大を続けています。主要先進国の経済が力強さを欠く中、アジア諸国は、相対的に高い成長を 続けており、2016年以降も世界経済の牽引役となる見通しです。

注)先進国、新興国の分類はIMF定義による。また、アジアはIMF定義による「Emerging and Developing Asia」(IMFが先進国と定義する日本、韓国、台湾、香港、 シンガポールを除くアジア諸国)。

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先進国 新興国 アジア 中国 インド

(%) 主要地域と主要新興国の経済成長率(実質GDP前年比)

2012 2013 2014 2015 2016

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2000年 2010年 2021年(予測)

合計:19.3% 合計:28.3%

<ご参考:アジアの内訳> <ご参考:アジアの内訳> <ご参考:アジアの内訳>

注)アジアは、中国、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、ベトナムの合計値、EUは、EU加盟国28ヵ国の合計値です。 購買力平価とは、各国・地域の物価水準の違いを補正した為替レートです。NIEsとは、香港、韓国、シンガポール、台湾を指します。 四捨五入の影響により、各国・地域、グループ等の合算値が合計(上段のグラフの場合は100%)と異なる場合があります。

★アジア諸国は、先進国や他の新興国を上回る経済成長を続けており、世界経済に占めるアジアの比重は、 年々高まっています。「21世紀は新興国の時代」とも言われますが、ここでいう「新興国」で最も大きなシェ アを占めるのがアジアの国々です。

世界のGDPシェアの推移(購買力平価ベース)

急成長に伴い重みを増すアジア経済

出所)IMF World Economic Outlook Database, April 2016のデータをもとに三菱UFJ国際投信作成(一部IMF予測を含みます)

合計:37.9%

日本6.5%

米国20.8%

EU23.7%

その他29.7%

アジア 19.3%

日本4.9%

米国16.8%

EU19.0%

その他31.0%

アジア 28.3%

NIEs3.2%

中国7.4% インド

4.2%

その他4.5%

NIEs3.4%

中国13.8%

インド6.0%

その他5.1%

日本3.5%米国

14.6%

EU15.3%

その他28.7%

アジア 37.9%

NIEs3.2%

中国19.8%

インド8.8%

その他6.1%

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アジアの成長の原動力(1):豊富な人口

注)アジア諸国・地域は、国連定義による「Asia」(東アジア、中南アジア、東南アジア、西アジア)より、日本を除く。 先進国は、国連が定める「More developed regions」 。(欧州地域、北米地域、オーストラリア、ニュージーランド、日本)

出所)国連(期間:1950~2050年、5年毎)

★経済活動に不可欠な「働き手」となるのは、15~64歳の生産年齢人口です。今後、先進国の生産年齢 人口の減少が予想される中、アジアの生産年齢人口は増加することが予想されています。アジア経済の 中長期的な成長を支える要因の一つが豊富な労働力です。

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1950年 1975年 2000年 2025年 2050年

(億人) 生産年齢人口(15~64歳)の推移

先進国

アジア諸国・地域国連中位推計

(2015年以降)

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注)アジア新興国はIMF定義による「Emerging and Developing Asia」(IMFが先進国と定義する日本、韓国、台湾、香港、シンガポールを除くアジア諸国)。 先進国、新興国の分類はIMF定義による。

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アジアの成長の原動力(2):先進国を上回る投資

出所)IMF World Economic Outlook Database, April 2016

★アジアでは、活発な投資によって産業基盤の多様化が進んできました。アジア諸国の貯蓄率は総じて高く、先進国を上回る高水準の投資を続けることが可能となっています。

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1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年

(%) 総投資率(GDP比)

アジア新興国2016年以降

IMF予測

全新興国

先進国

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注)アジアは、中国、香港(暫定値)、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、ベトナムの合計値。 直接投資は国際収支統計ベース(IMF国際収支マニュアル第6版基準)

アジアの成長の原動力(3):直接投資と技術の移転 ★豊富で良質な労働力を求めてアジア地域に工場を建設するなど直接投資を行う先進国の企業が数多く 見られます。直接投資は工場などの資本を蓄積するだけでなく、先進国企業の持つ相対的に高度な技術 の移転もアジア諸国にもたらしてきました。この結果、産業構造の高度化も進みつつあります。

出所)IMF、CEIC、各国中央銀行(期間:2000年~2014年)

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2000 2005 2010 2015

(10億米ドル)

(年)

アジアへの直接投資額

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所得とともに伸びるアジアの消費

一人当たり最終民間消費

出所)各国統計局、IMF、CEIC

★著しい経済発展の結果、1人当たり所得は順調に伸び、これに伴って1人当たり消費も大きく成長して います。アジアの消費市場の規模はまだ小さいものの、今後高い成長を続けることが期待されます。

注) 期間:1990-2015年(シンガポール、中国、ベトナムは1990-2014年)、年次。

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1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年

(米ドル/人)

香港

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台湾

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1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年

(米ドル/人)

マレーシア

タイ

中国

インドネシア

フィリピン

インド

ベトナム

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日本の一人当たりGDP推移

東海道新幹線開通 大阪万博開催 第一次オイルショック 日本電信電話公社の民営化

注1)アジア諸国・地域の「一人当たりGDP(2015年)」の一部は、IMF予測値を含みます。 注2)日本の一人当たりGDPは、国内総支出(GDE=GDP)を人口で除した値です。(期間:1960年~1989年、年次、1970年以前は1米ドル=360円としています) 出所)IMF World Economic Outlook Database, April 2016、内閣府「国民経済計算」、総務省「人口推計」、Bloombergデータをもとに三菱UFJ国際投信作成

★「日本の一人当たりGDP」の水準をもとに、アジア諸国・地域と日本経済の成長過程を比較すると、 アジア諸国・地域の多くは日本の1960年代~70年代の水準にあります。

現状のアジア経済と日本経済の成長過程との比較

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1960年 1963年 1966年 1969年 1972年 1975年 1978年 1981年 1984年 1987年

(米ドル)

日本の一人当たりGDP

シンガポール (52,888米ドル)

台湾 (22,288 米ドル)

香港 (42,390米ドル)

インド (1,617米ドル)

ベトナム (2,174米ドル)

インドネシア (3,362米ドル)

タイ (5,896米ドル)

中国 (7,990米ドル)

マレーシア (9,557米ドル)

スリランカ (3,889米ドル)

フィリピン (2,858米ドル)

韓国 (27,195米ドル)

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8 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。 出所)Bloomberg

国際金融危機の影響を払拭するアジア通貨 ★2008年9月以降の国際金融危機では、世界中の新興国の株式市場や債券市場から多額の資本が流出し、 多くの新興国通貨の相場は急落しました。しかし、その後の動きを見ると、2011年半ばにかけて、アジア 通貨の相場が堅調に回復したことが分かります。

注)期間は、2008年9月1日~2016年8月8日。

主要新興国通貨の対ドル相場(2008/9/1=100)

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2008年9月 2010年9月 2012年9月 2014年9月 2016年9月

南アフリカ

ロシア

トルコ

ポーランド

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2008年9月 2010年9月 2012年9月 2014年9月 2016年9月

マレーシア

タイ

フィリピン

インドネシア

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2008年9月 2010年9月 2012年9月 2014年9月 2016年9月

チリ

ブラジル

メキシコ

アルゼンチン

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2008年9月 2010年9月 2012年9月 2014年9月 2016年9月

台湾

シンガポール

韓国

インド

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対外ショックへの抵抗力を増すアジア経済(1) ★1997-1998年のアジア通貨危機を境にアジア諸国の多くが経常赤字から経常黒字に転じました。 この結果、アジア諸国には多額の外貨準備が積みあがり、ショックに対する緩衝材として働いています。

アジア諸国の経常収支 アジア諸国の外貨準備残高

CEIC、各国統計局(期間:1990年~2015年、年次)

※中国を除くアジア諸国・地域は、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、ベトナムの合計値です。

IMF World Economic Outlook Database, April 2016のデータをもとに三菱UFJ国際投信作成。(一部、IMF予測を含みます)

アジア諸国・地域は、中国、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、ベトナムの合計値です。

出所) 出所)

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1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年

通貨危機後

通貨危機前

(10億米ドル)

2015年以降(IMF見通し)

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1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年

(10億米ドル)

中国

中国を除くアジア

諸国・地域

通貨危機以降通貨危機以前

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対外ショックへの抵抗力を増すアジア経済(2)

出所)IMF World Economic Outlook Database, April 2016より、三菱UFJ国際投信作成

★アジア諸国の多くでは、貿易収支と経常収支の黒字が続き、対外債務の水準が低下しています。 アジア地域は、中・東欧などと比べ、対外債務の残高が小さく、年間の対外返済負担が軽いといえます。 この結果、アジア地域は対外ショックへの抵抗力が強いと考えられます。

対外債務返済負担(総返済/輸出)%

対外債務規模(総対外債務残高/輸出)%

1980年(中南米債務危機の前夜) 1990年

1996年(アジア通貨危機の前夜) 2013年

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中南米

中・東欧

アジアアフリカ

旧ソ連新興国平均

中東

中南米中・東欧

アジア

アフリカ

旧ソ連

新興国

平均中東

中南米

中・東欧

アジア

アフリカ

旧ソ連

新興国平均

中東

中南米

中・東欧

アジア

アフリカ

旧ソ連

新興国平均

中東

対外ショックへの 抵抗力

弱い

強い

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1996年 1997年 1998年

タイ・バーツ

韓国ウォン

インドネシア・ルピア

11 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。 出所)各国統計局、CEIC、Bloomberg

対外ショックへの抵抗力を増すアジア経済(3) ★1997年7月に始まったアジア通貨危機では、タイ、インドネシア、韓国は為替相場の急落と深刻な経済低 迷に見舞われました。しかし、2008年の国際金融危機では、これらの3カ国の為替相場は下落した後に素 早く回復しており、経済の落ち込みも軽微でした。

国際金融危機(2008年)の前後

注)為替相場の期間は、アジア通貨危機前後:1996年1月~1998年12月末、国際金融危機前後:2007年1月~2010年12月末 実質成長率(前年比)の期間は、アジア通貨危機前後:1996年1-3月期~1998年10-12月期、国際金融危機前後:2007年1-3月期~2010年10-12月期。

実質成長率

アジア通貨危機(1997年)の前後

対ドル為替相場

(1996/1=100として指数化) (2007/1=100として指数化)

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2007年 2008年 2009年 2010年

タイ・バーツ

韓国ウォン

インドネシア・ルピア

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1996年 1997年 1998年

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韓国

インドネシア

タイ

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2007年 2008年 2009年 2010年

(%)

韓国

インドネシア

タイ

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12 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。

注1)格付けはS&P社の格付けを使用。

注2)2000年初に格付けが付与されていない国については、最初に付与された時点の格付け(スリランカ(自国通貨建て、外国通貨建て):2005年12月、ベトナム(自国通貨建て、外国通貨建て):2002年5月)をカッコを付けて記載。 出所)S&P社、Bloomberg

高まるアジア諸国の信用力 ★ アジア諸国・地域の多くでは、近年、対外債務の水準が下がり、外貨準備の水準が上がっており、国際 金融市場の混乱などのショックに強くなっています。こうした改善を評価し、アジア諸国・地域の外貨建て 債務格付けは2000年初に比べ引上げられている国が増えています。

中 国 BBB AA- BBB AA-香 港 A AAA A+ AAAインド BB BBB- BBB BBB-

インドネシア CCC+ BB+ B- BB+韓 国 BBB AA A AA

マレーシア BBB A- A Aフィリピン BB+ BBB BBB+ BBB

シンガポール AAA AAA AAA AAAスリランカ (B+) B+ (BB-) B+

台 湾 AA+ AA- AA+ AA-タ イ BBB- BBB+ A- A-

ベトナム (BB-) BB- (BB) BB-

国・地域

外国通貨建長期債務格付け 自国通貨建長期債務格付け

2000年初 2016年8月8日時点 2000年初 2016年8月8日時点

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注1)数値は、Fitch Ratingsによる2016年予測値(2016年6月10日時点)。ただし、(b)、(e)は2016年までの5年平均値(2012-15年は実績値で2016年は Fitch Ratingsによる予測値)。 注2)(d)は物価水準を考慮した購買力平価(PPP)ベースの一人当たり国民総所得(GNI)。 注3)(i)と(j)は、一般政府の財政収支と債務。(l)と(m)は、対外純債務と対外返済(デット・サービス)の経常勘定受取額に対する比率。ただし、対外総返済は、中長期の対外債務の 元本返済額プラス全ての対 外債務の金利支払額、経常勘定受取額は、経常収支項目(財サービス貿易、所得、経常移転)の受取額合計。 注4)(n)は、対外流動資産/対外流動負債。 ただし、流動資産=外貨準備プラス銀行の対外資産、流動負債=長期債務の元利金返済プラス短期債務残高プラス自国通貨建て 債券の外国人保有残高。(o)は外貨準備/経常勘定支払額を月数表示。「--」は該当データなし。

13 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。

<参考>主要新興国の財政・対外指標 ★主要新興国の多くでは、近年、政府財政と対外収支が改善しており、国際金融危機などのショックに 対する抵抗力が増しています。とりわけ、アジア地域には、力強い経済成長を続けつつも対外収支の強さ を保っている国が多く見られます。 主要新興国の経済、財政、対外収支指標

出所)Fitch Ratingsデータより、三菱UFJ国際投信作成

(a) (b) (c) (d) (e) (f) (g) (h) (i) (j) (j) (k) (l) (m) (n) (o)

名目

GDP 人口人口

伸び率

一人

当たり

所得

GDP成長率

国内総

貯蓄率(GDP比)

国内総

投資率(GDP比)

消費者

物価

上昇率

財政

収支(GDP比)

基礎的

財政収支(GDP比)

政府

債務(GDP比)

経常

収支(GDP比)

対外

純債務

比率

対外

返済

比率

流動性

比率

外貨

準備

カバー(10億ドル) (百万人) (%) (ドル) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (ヵ月)

シンガポール 289 6 1.4 80,270 3.0 50.6 26.6 2.3 15.0 15.0 43.1 19.8 -102.8 24.5 40.9 5.1香港 321 7 0.8 56,570 2.2 24.9 22.6 2.7 0.5 0.5 37.8 3.1 -104.0 12.1 155.4 5.8台湾 510 24 0.3 -- 2.0 33.8 20.8 1.0 -0.7 0.1 43.9 14.0 -268.0 1.6 340.8 19.6中国 11,022 1,381 0.5 13,130 7.2 47.5 45.9 1.7 -3.5 -3.0 54.7 3.0 -170.5 2.4 666.9 16.0韓国 1,330 51 0.4 34,620 2.8 37.8 31.1 1.5 0.3 1.2 37.6 7.5 -54.7 10.4 215.7 7.7マレーシア 280 31 1.6 23,850 5.1 33.5 25.6 3.0 -3.3 -0.7 53.9 1.9 -25.5 10.0 92.9 4.2タイ 384 69 0.4 13,950 3.3 31.0 23.7 0.7 -0.8 0.2 30.5 5.8 -56.3 4.9 271.1 7.3インド 2,228 1,298 1.2 5,760 6.9 29.2 31.7 5.5 -6.4 -1.5 69.1 -1.3 8.8 6.9 154.5 7.5フィリピン 312 104 1.8 8,300 6.4 15.2 20.6 2.0 -1.0 1.7 34.0 3.2 -47.9 6.2 346.2 10.6インドネシア 914 259 1.2 10,250 5.3 32.5 34.7 4.5 -2.7 -1.3 27.3 -2.6 80.3 18.3 108.0 6.7ベトナム 205 94 1.0 5,350 5.9 26.2 25.0 2.1 -6.5 -4.3 53.7 1.0 14.9 2.2 251.2 2.2スリランカ 83 22 0.7 10,270 5.3 23.4 28.9 4.1 -6.5 -2.1 76.7 -2.7 141.5 21.9 58.9 2.7チェコ 193 11 0.4 27,714 1.4 33.4 26.5 0.6 -0.8 -0.8 40.5 0.4 -31.7 6.4 139.2 4.6イスラエル 315 8 1.2 32,550 2.8 22.1 20.4 0.0 -3.6 -0.1 64.5 4.1 -118.1 8.2 272.3 11.4ポーランド 457 38 0.0 24,090 2.6 22.8 20.5 0.2 -2.8 -0.9 52.5 -0.6 58.1 24.7 68.1 4.4サウジアラビア 627 30 1.9 55,243 3.3 28.2 36.7 3.9 -13.6 -13.2 8.1 -14.0 -290.2 -3.7 2,813.1 22.8南アフリカ 276 56 1.6 12,700 1.8 18.7 19.3 6.4 -3.3 0.3 53.0 -4.0 45.1 11.7 104.8 5.2ルーマニア 179 22 -0.2 19,030 3.2 23.0 24.9 -0.2 -3.0 -1.2 40.5 -1.7 34.5 15.8 108.3 5.5ロシア 1,323 143 -0.1 24,710 0.2 30.5 22.4 9.0 -4.9 -4.2 11.4 2.8 -116.5 25.9 360.0 12.9ブルガリア 50 7 -0.6 15,850 1.6 23.0 20.5 -0.1 -2.0 -1.0 33.2 2.0 2.5 8.6 244.7 7.5トルコ 727 78 1.2 19,040 3.4 14.7 20.0 8.2 -1.8 0.3 30.8 -3.6 130.1 29.3 74.5 6.2ハンガリー 125 10 -0.2 23,830 1.8 30.6 21.9 1.6 -2.1 1.0 74.7 3.4 32.9 18.0 106.0 3.2チリ 243 18 0.9 21,570 3.0 21.8 22.7 3.9 -2.7 -2.0 20.6 -1.7 24.7 20.0 121.4 5.7ウルグアイ 48 3 0.4 20,220 2.8 19.5 19.7 9.6 -3.2 -0.4 63.4 -3.8 -61.0 15.8 203.0 12.0ペルー 190 32 1.3 11,510 4.2 23.6 25.2 4.0 -2.0 -0.9 24.3 -3.6 9.5 16.6 340.1 14.8メキシコ 1,089 127 1.2 16,710 2.5 19.6 22.6 3.1 -2.5 -0.4 46.5 -3.0 4.8 9.9 120.8 4.4コロンビア 273 50 1.3 12,600 3.8 19.5 25.6 6.1 -3.2 -0.3 48.4 -6.0 28.3 23.6 164.7 8.7ボリビア 35 11 1.7 6,130 5.3 9.7 21.6 4.0 -5.8 -4.8 38.6 -8.1 -111.7 10.4 1,162.6 10.7ブラジル 1,582 206 0.9 15,900 -0.5 16.2 16.6 8.6 -8.4 -1.6 74.1 -1.5 78.7 37.7 170.7 16.2アルゼンチン 517 43 3.0 -- 1.1 18.1 18.2 32.0 -4.2 -1.7 58.6 -3.0 -55.6 18.6 55.7 3.9ベネズエラ 610 32 1.5 17,140 -1.9 16.3 18.8 211.3 -8.7 -5.9 28.1 -3.6 -524.2 61.0 57.1 2.6

地域と国名

人口・所得 マクロ経済 政府財政 対外収支

Page 15: 経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について · 直接投資は国際収支統計ベース(imf国際収支マニュアル第6版基準)

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

1995年 2000年 2005年 2010年 2015年

アジア諸国の自国通貨建て債券発行残高

出所)ADB Asian Bonds Online

政府債券

民間債券

注)直近値は2016年3月末時点の残高

14 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。

成長を続けるアジアの債券市場 ★アジアでは自国通貨建ての国債市場が成長しています。1997~1998年の金融危機の際に銀行システム

を再建するために多額の国債が発行されたことが、その後の市場の発展のきっかけとなりました。

(兆米ドル)

Page 16: 経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について · 直接投資は国際収支統計ベース(imf国際収支マニュアル第6版基準)

15 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。

相対的に高いアジア債券の利回り ★アジア諸国・地域の債券(自国通貨建)の利回りは、日本と比べると高く、魅力的な水準にあります。

出所)Bloombergデータをもとに三菱UFJ国際投信作成(2016年7月末現在)

5年国債(自国通貨建)の利回り水準

-0.3%

0.5%

0.7%

1.2%

1.4%

1.7%

2.6%

3.1%

3.2%

6.2%

6.8%

7.1%

11.8%

-1% 0% 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% 8% 9% 10% 11% 12% 13%

日本

台湾

香港

韓国

シンガポール

タイ

中国

フィリピン

マレーシア

ベトナム

インドネシア

インド

スリランカ

(ご参考)

Page 17: 経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について · 直接投資は国際収支統計ベース(imf国際収支マニュアル第6版基準)

16 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。

注)MSCI各国別指数は米ドル建て、トータルリターンを三菱UFJ国際投信が独自に円換算し、2000年12月末=100として指数化。 アジア諸国・地域はMSCIアジア(除く日本)、ヨーロッパ諸国はMSCIヨーロッパ、日本はMSCI日本、アメリカはMSCIアメリカを使用。 MSCI指数について、巻末の「本資料 中で使用している指数について」を必ずご覧ください。

アジア諸国・地域の株式市場 ★アジア諸国・地域(除く日本)とヨーロッパ諸国、日本、アメリカの株価をそれぞれ比較すると、アジア諸国・地 域(除く日本)における株式のパフォーマンス(2000年12月末~2016年7月末)は他地域を上回っています。

出所)MSCIデータをもとに三菱UFJ国際投信作成(2016年7月末現在)

0

50

100

150

200

250

300

350

400

450

2000年末 2002年末 2004年末 2006年末 2008年末 2010年末 2012年末 2014年末 2016年末

各国の株式パフォーマンス推移(2000年12月末~2016年7月末)(2000年12月末=100)

米国

日本

ヨーロッパ諸国

アジア諸国・地域

Page 18: 経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について · 直接投資は国際収支統計ベース(imf国際収支マニュアル第6版基準)

17 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。

中長期での底堅さが目立つアジア通貨

主要新興国通貨の対ドル相場騰落率(%)

★2010年以降、2016年2月5日までの間、対ドル相場が下落した新興国通貨が多い中、相場が上昇したアジア通貨が多く、中期的な期間をみると相場の底堅さが目立ちます。

【2009年1年間】 【2010年初~2016年8月8日】

出所) Bloomberg はアジアの主要新興国、 はその他新興国 注)

-9.1%

-3.0%

-0.1%

0.0%

1.2%

2.1%

2.6%

2.6%

3.0%

3.1%

4.2%

4.8%

4.8%

8.2%

15.6%

25.8%

28.1%

32.7%

-20% -10% 0% 10% 20% 30% 40%

アルゼンチン ペソ

ロシア ルーブル

香港ドル

中国元

マレーシア リンギ

シンガポール ドル

台湾 ドル

トルコ リラ

フィリピン ペソ

ポーランド ズロチ

タイ バーツ

メキシコ ペソ

インド ルピー

韓国 ウォン

インドネシア ルピア

チリ ペソ

南アフリカ ランド

ブラジル レアル

-74.1%

-53.5%

-49.7%

-45.6%

-45.0%

-30.3%

-29.4%

-28.4%

-25.6%

-22.4%

-15.2%

-4.7%

-1.4%

0.0%

1.5%

2.5%

4.2%

5.0%

-90% -80% -70% -60% -50% -40% -30% -20% -10% 0% 10% 20%

アルゼンチン ペソ

ロシア ルーブル

トルコ リラ

南アフリカ ランド

ブラジル レアル

インド ルピー

メキシコ ペソ

インドネシア ルピア

ポーランド ズロチ

チリ ペソ

マレーシア リンギ

タイ バーツ

フィリピン ペソ

香港ドル

台湾 ドル

中国元

シンガポール ドル

韓国 ウォン

Page 19: 経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について · 直接投資は国際収支統計ベース(imf国際収支マニュアル第6版基準)

18 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。

中長期での底堅さが目立つアジア通貨

主要新興国通貨の対ドル相場騰落率(%)

★ブラジルや南アフリカの通貨は、2007年末以降の上昇率はさほど大きくなく、2009年の大幅上昇は2008年の 国際金融危機の際の下落からの反発であったことがうかがえます。1999年初以来の長期の上昇率を見ると、 経常収支が黒字のアジア諸国が上位を占めています。

出所) Bloomberg はアジアの主要新興国、 はその他新興国 注)

【2007年末~ 2016年8月8日】 【1999年初~ 2016年8月8日】

-79.2%

-59.3%

-52.5%

-48.3%

-41.8%

-33.8%

-32.7%

-31.5%

-24.6%

-18.6%

-16.1%

-12.6%

0.3%

1.4%

3.4%

4.7%

13.9%

17.3%

-100% -80% -60% -40% -20% 0% 20% 40%

アルゼンチン ペソ

ロシア ルーブル

トルコ リラ

南アフリカ ランド

メキシコ ペソ

インド ルピー

ブラジル レアル

インドネシア ルピア

ポーランド ズロチ

チリ ペソ

韓国 ウォン

マレーシア リンギ

香港ドル

タイ バーツ

台湾 ドル

フィリピン ペソ

シンガポール ドル

中国元

-93.2%

-89.4%

-68.1%

-61.9%

-56.6%

-46.6%

-38.7%

-36.5%

-27.7%

-16.9%

-9.0%

-5.9%

-0.1%

2.2%

3.9%

8.6%

22.8%

24.3%

-120% -100% -80% -60% -40% -20% 0% 20% 40% 60%

アルゼンチン ペソ

トルコ リラ

ロシア ルーブル

ブラジル レアル

南アフリカ ランド

メキシコ ペソ

インドネシア ルピア

インド ルピー

チリ ペソ

フィリピン ペソ

ポーランド ズロチ

マレーシア リンギ

香港ドル

台湾 ドル

タイ バーツ

韓国 ウォン

シンガポール ドル

中国元

Page 20: 経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について · 直接投資は国際収支統計ベース(imf国際収支マニュアル第6版基準)

19 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。 出所) IMF World Economic Outlook Database, April 2016

注)地域分類はIMFによる。アジア:「Emerging and Developing Asia」とアジアNIEsの合計、中東・アフリカ:中東・北アフリカとサハラ以南アフリカの合計

他の新興地域を上回る多額の経常黒字 ★総貯蓄率の水準が高いアジア諸国は、今後も多額の経常収支黒字を計上すると予想されています。 多額の黒字によって、アジア通貨には上昇圧力が加わり、中期的な相場上昇が見られると期待されます。

-0.4

-0.3

-0.2

-0.1

0.0

0.1

0.2

0.3

0.4

0.5

2001年 2006年 2011年 2016年

主要新興経済地域の経常収支

アジア中東・アフリカ

中東欧・旧ソ連

中南米

(兆ドル)

2015年以降

IMF予測

Page 21: 経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について · 直接投資は国際収支統計ベース(imf国際収支マニュアル第6版基準)

20 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。

アジア通貨相場の推移(1)

出所) Bloomberg

アジア通貨高 ドル安

アジア通貨安 ドル高

アジア通貨高 ドル安

アジア通貨安 ドル高

アジア通貨高 ドル安

アジア通貨安 ドル高

注)単位は、アジア通貨/米ドル(1米ドル=アジア通貨)、直近値は、2016年8月8日。

1051101151201251301351401451502009年1月 2012年1月 2015年1月

スリランカ・ルピー

6.0

6.2

6.4

6.6

6.8

7.02009年1月 2012年1月 2015年1月

中国元40

45

50

55

60

65

702009年1月 2012年1月 2015年1月

インド・ルピー28

30

32

34

362009年1月 2012年1月 2015年1月

台湾ドル7.74

7.76

7.78

7.80

7.82

7.842009年1月 2012年1月 2015年1月

香港ドル

2.83.03.23.43.63.84.04.24.44.62009年1月 2012年1月 2015年1月

マレーシア・リンギ282930313233343536372009年1月 2012年1月 2015年1月

タイ・バーツ1,000

1,100

1,200

1,300

1,400

1,500

1,6002009年1月 2012年1月 2015年1月

韓国ウォン

40

42

44

46

48

502009年1月 2012年1月 2015年1月

フィリピン・ペソ17,000

18,000

19,000

20,000

21,000

22,000

23,0002009年1月 2012年1月 2015年1月

ベトナム・ドン8,000

9,000

10,000

11,000

12,000

13,000

14,000

15,0002009年1月 2012年1月 2015年1月

インドネシア・ルピア

1.1

1.2

1.3

1.4

1.5

1.62009年1月 2012年1月 2015年1月

シンガポール・ドル

Page 22: 経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について · 直接投資は国際収支統計ベース(imf国際収支マニュアル第6版基準)

21 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。

アジア通貨相場の推移(2)

出所) Bloomberg

アジア通貨高 ドル安

アジア通貨安 ドル高

アジア通貨高 ドル安

アジア通貨安 ドル高

アジア通貨高 ドル安

アジア通貨安 ドル高

注)単位は、アジア通貨/米ドル(1米ドル=アジア通貨)、直近値は、2016年8月8日。

6.00

6.10

6.20

6.30

6.40

6.50

6.60

6.70

6.802013年1月 2014年7月 2016年1月

中国元525456586062646668702013年1月 2014年7月 2016年1月

インド・ルピー28.529.029.530.030.531.031.532.032.533.033.534.0

2013年1月 2014年7月 2016年1月

台湾ドル 7.745

7.755

7.765

7.775

7.785

7.795

7.805

7.815

7.8252013年1月 2014年7月 2016年1月

香港ドル

1.20

1.25

1.30

1.35

1.40

1.452013年1月 2014年7月 2016年1月

シンガポール・ドル2.83.03.23.43.63.84.04.24.44.62013年1月 2014年7月 2016年1月

マレーシア・リンギ 282930313233343536372013年1月 2014年7月 2016年1月

タイ・バーツ1,000

1,050

1,100

1,150

1,200

1,2502013年1月 2014年7月 2016年1月

韓国ウォン

404142434445464748492013年1月 2014年7月 2016年1月

フィリピン・ペソ20,500

21,000

21,500

22,000

22,500

23,0002013年1月 2014年7月 2016年1月

ベトナム・ドン 124

127

130

133

136

139

142

145

148

2013年1月 2014年7月 2016年1月

スリランカ・ルピー9,000

10,000

11,000

12,000

13,000

14,000

15,0002013年1月 2014年7月 2016年1月

インドネシア・ルピア

Page 23: 経済の高成長で期待高まる アジアの株式・債券市場の動向について · 直接投資は国際収支統計ベース(imf国際収支マニュアル第6版基準)

22 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。 出所) 各国統計局、Bloomberg

実質G D P

景気回復と金融政策正常化の進むアジア(1) ★2008年の国際金融危機によって厳しい景気減速に見舞われた主要先進国の景気回復の足取りは遅い 一方、アジア諸国の回復の速度は早く、足元の生産の水準は2008年初を大きく上回っています。

注1) 直近値:2016年1-3月期。

注2)実質GDPは季節調整値。インド、インドネシア、フィリピン、ロシアの実質GDPは、当社経済調査部による季節調整値。

日本

米国

英国ユーロ圏

80

100

120

140

160

180

2008 2010 2012 2014 2016 (年)

主要先進国(2008年1-3月期=100)

80

100

120

140

160

180

2008 2010 2012 2014 2016 (年)

資源国(2008年1-3月期=100)

オーストラリア

カナダ

ノルウェー

80

100

120

140

160

180

2008 2010 2012 2014 2016 (年)

アジア(2008年1-3月期=100)

タイ韓国

台湾

インド

インドネシア

フィリピン

マレーシア

80

100

120

140

160

180

2008 2010 2012 2014 2016 (年)

その他(2008年1-3月期=100)

ロシア

ポーランドトルコ

ブラジル

南アフリカメキシコ

コロンビア

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23 最終ページの「本資料に関してご留意頂きたい事項」を必ずご覧ください。 出所) 各国統計局、Bloomberg

政策金利

景気回復と金融政策正常化の進むアジア(2) ★複数のアジア諸国で2011年後半より利下げが行われてきたものの、景気回復の足取りが重く、異例の 低金利が続く主要先進国との金利差は、依然として残っています。

注1)直近値:2016年8月8日現在。 注2)米国の政策金利(FF金利誘導目標)の直近値は0.25~0.50%だが、グラフ上は0.50%と表示。注3) 日本の政策金利(無担保コール翌日物金利誘導目標)の直近値は0~0.1%だが、グラフ上は0.1%と表示。なお、日本では政策目標を無担保コールレート(翌日物)とする措置を2013年4月4日で終了。注4)2010年5月18日より、トルコの政策金利は翌日物インターバンク金利から1週間レポ金利に変更されたため、データが不連続。注5)ロシアの政策金利は2011年5月29日まで翌日物レポ固定金利、2013年9月15日まで翌日物レポ入札金利、以降は1週間物入札レポ金利に変更されたため、一部データが不連続。

0

5

10

15

20

2008 2010 2012 2014 2016 2018

(%)

(年)

主要先進国

英国

米国日本

ユーロ圏 0

5

10

15

20

2008 2010 2012 2014 2016 2018

(%)

(年)

資源国

オーストラリア

カナダノルウェー

0

5

10

15

20

2008 2010 2012 2014 2016 2018

(%)

(年)

アジア

タイ韓国

台湾

インドインドネシア

フィリピンマレーシア

0

5

10

15

20

2008 2010 2012 2014 2016 2018

(%)

(年)

その他

ロシア

ポーランド

トルコ

ブラジル

南アフリカ

メキシコ

コロンビア

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投資先としての魅力を増すアジア

• 力強い成長:世界の成長センターとしての台頭

(豊富な人口、旺盛な投資、直接投資などによる技術の移転) • 成長余地の大きい有望な消費市場

(豊富な人口と高い所得の伸び)

• 健全な対外収支とショックへの抵抗力 (低い対外債務の水準などから生じる国際金融混乱への耐久力)

• 成長を続ける債券市場 (ミドル・リスクの資産クラスの誕生と投資機会の拡大)

• 中長期的な通貨の上昇期待 (多額の経常黒字、柔軟化する相場運営、対先進国の金利差拡大)

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留意事項 ◎投資信託に係るリスクについて 投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象としているため、当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動します。したがって、投資者のみなさまの投資元金が保証されているものではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元金を割り込むことがあります。運用により信託財産に生じた損益はすべて投資者のみなさまに帰属します。 投資信託は預貯金と異なります。また、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご投資にあたっては投資信託説明書(交付目論見書)、目論見書補完書面等をよくご覧ください。

◎投資信託に係る費用について ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。 ■購入時(ファンドによっては換金時)に直接ご負担いただく費用 ・購入時(換金時)手数料 … 上限 3.24%(税込) ※一部のファンドについては、購入時(換金時)手数料額(上限 37,800円(税込))を定めているもの があります。 ■購入時・換金時に直接ご負担いただく費用 ・信託財産留保額 … ファンドにより変動するものがあるため、事前に金額もしくはその上限額またはこれ らの計算方法を表示することができません。 ■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用 ・運用管理費用(信託報酬) … 上限 年3.348%(税込) ※一部のファンドについては、運用実績に応じて成功報酬をご負担いただく場合があります。 ■その他の費用・手数料 上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)、目論 見書 補完書面等でご確認ください。 ※その他の費用・手数料については、運用状況等により変動するものであり、事前に金額もしくはその 上限額またはこれらの計算方法を表示することができません。 お客さまにご負担いただく費用の合計額もしくはその上限額またはこれらの計算方法は、購入金額や保有 期間等に応じて異なりますので、表示することができません。

《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、三菱UFJ国際投信が運用するすべての公募投資信託のうち、ご負担いただくそれぞれの費用における最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、事前によく投資信託説明書(交付目論見書)、目論見書補完書面等をご覧ください。

各資産のリスク ◎株式の投資に係る価格変動リスク 株式への投資には価格変動リスクを伴います。一般に、株式の価格は個々の企業の活動や業績、市場・経済の状況等を反映して変動するため、株式の価格の下落により損失を被り、投資元金を割り込むことがあります。 ◎公社債の投資に係る価格変動リスク 公社債への投資には価格変動リスクを伴います。一般に、公社債の価格は市場金利の変動等を受けて変動するため、公社債の価格の下落により損失を被り、投資元金を割り込むことがあります。 ◎信用リスク 信用リスクとは、有価証券等の発行者や取引先等の経営・財務状況が悪化した場合またはそれが予想された場合もしくはこれらに関する外部評価の悪化があった場合等に、当該有価証券等の価格が下落することやその価値がなくなること、または利払いや償還金の支払いが滞る等の債務が不履行となること等をいいます。この場合、有価証券等の価格の下落により損失を被り、投資元金を割り込むことがあります。 ◎流動性リスク 有価証券等を売却あるいは取得しようとする際に、市場に十分な需要や供給がない場合や取引規制等により十分な流動性の下での取引を行えない場合または取引が不可能となる場合、市場実勢から期待される価格より不利な価格での取引となる可能性があります。この場合、有価証券等の価格の下落により損失を被り、投資元金を割り込むことがあります。 国内株式・国内債券への投資は上記のリスクを伴います。海外株式・海外債券への投資は上記リスクに加えて以下の為替変動リスクを伴います。

◎為替変動リスク 海外の株式や公社債、REIT、オルタナティブ資産は外貨建資産ですので、為替変動の影響を受けます。そのため、為替相場が円高方向に進んだ場合には、投資元金を割り込むことがあります。 新興国への投資は上記リスクに加えて以下のカントリーリスクを伴います。 ◎カントリーリスク 新興国への投資は、先進国への投資を行う場合に比べ、投資対象国におけるクーデターや重大な政治体制の変更、資産凍結を含む重大な規制の導入、政府のデフォルト等の発生による影響を受けることにより、市場・信用・流動性の各リスクが大きくなる可能性があります。この場合、有価証券等の価格の下落により損失を被り、投資元金を割り込む可能性が高まることがあります。

本資料に関してご留意頂きたい事項 ■本資料は、投資環境等に関する情報提供のために三菱UFJ国際投信が作成した資料であり、金融商品取引 法に基づく開示資料ではありません。本資料は投資勧誘を目的とするものではありません。 ■投資信託は、預金等や保険契約とは異なり、預金保険機構、保険契約者保護機構の保護の対象ではありま せん。銀行等の登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の補償の対象ではありませ ん。 ■投資信託は、販売会社がお申込みの取扱いを行い委託会社が運用を行います。 ■本資料の内容は作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。 (作成基準日:2016年8月10日) ■本資料は信頼できると判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性等を保証するも のではありません。 ■各ページのグラフ・データ等は、過去の実績・状況であり、また、見通しないし分析は作成時点での見解 を示したものです。したがって、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではあり ません。また税金・手数料等は考慮しておりません。 ■本資料に示す意見等は、特に断りのない限り本資料作成日現在の三菱UFJ国際投信経済調査部の見解です。 また、三菱UFJ国際投信が設定・運用する各ファンドにおける投資判断がこれらの見解に基づくものとは 限りません。 ■投資信託をご購入の場合は、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必 ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ■クローズド期間のある投資信託は、クローズド期間中は換金の請求を受け付けることができませんのでご 留意ください。

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