川間 哲夫 kawama tetsuo · 2007年 昭和女子大...

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川間 哲夫 KAWAMA Tetsuo ・生年等…1949 年 5 月 30 日生、男 ・専攻…デザイン ・最終学歴…武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻修士課程修了 ・学位…芸術学修士 【教育活動】 ・1976 年 4 月、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科助手(1980 年 3 月迄) ・1980 年 5 月、アメリカ インディアナ大学 言語・記号研究所 客員研究員(1982 年 2 月迄) ・1983 年 9 月、シャープ(株)総合デザイン本部研究室勤務(1985 年 2 月迄) ・1985 年 4 月、和光大学人文学部芸術学科に「デザイン」担当の助教授として着任 ・1988 年 4 月、東海大学短期大学部コンピュータイメージデザインコースで「情報人間工学」担当の非常勤 講師(1990 年 3 月迄) ・1989 年 4 月、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科で「記号論」担当の非常勤講師 ・1991 年 4 月、武蔵野美術大学造形学部映像学科で「情報理論」担当の非常勤講師(1994 年 3 月迄) ・1993 年 4 月、人文学部芸術学科教授に昇格 ・2002 年、山梨英和大学人間文化学部で「文化記号論」担当の非常勤講師・集中講義(2004 年迄) 芸術学科においては、主としてデザインの理論と実技を担当している。具体的には以下の通りである。「記 号とデザイン」では記号論の基本的な考え方を概説するとともに、デザインへの応用について考察する。「近 代デザイン史基礎」ではヨーロッパ、アメリカ、日本のデザインの歴史について概説する。「デザインプロセ スの基礎」ではコンピュータ・グラフィックスの基礎演習をおこなっている。「コミュニケーション・デザイ ン(ゼミナール)」では毎年、以下のようなテーマを設定し、理論と実技を指導している。「生物から見た世界」、 「バウハウスのミュージアム」、「椅子のミュージアム」、「ポスターのミュージアム」、「バーチャル世界旅行」、 「音と映像のシンクロ」等。 【研究活動】 私の研究はコミュニケーションの視点から新たなデザイン理論を構築する事を目指すものであるが、以下の 二つに大きく区分される。 ○記号論研究:記号論はギリシア医学に遡るものであるが、私の記号論研究の中心は近代の代表的な記号論 者である F.de ソシュールと C.S.パースの記号論である。 ○デザイン記号論研究:記号論のデザインへの応用は 1930 年代のニューバウハウス、ならびに 1950 年代の ウルム造形大学において展開されるが、現在ではさまざまな大学において試みられている。以下に私の試み た具体例を示す。「絵文字の指示プロセスの分析」、「カラープランニングシステムの開発」、「製品デザイン への記号論的アプローチ」、「インターフェースへの記号論的アプローチ」、「人間中心設計へのアプローチ」、 「製品意味論研究」、「デザイン言語研究」、「デザインのための記号論用語研究」等。

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Page 1: 川間 哲夫 KAWAMA Tetsuo · 2007年 昭和女子大 特別講座講師として生活の中でのデザイン的思考を講義 2008年〜2011年 昭和女子大学 非常勤講師として造形デザイン演習ほかを担当

川間 哲夫 KAWAMA Tetsuo

・生年等…1949 年 5 月 30 日生、男

・専攻…デザイン

・最終学歴…武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻修士課程修了

・学位…芸術学修士

【教育活動】

・1976 年 4 月、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科助手(1980 年 3月迄)

・1980 年 5 月、アメリカ インディアナ大学 言語・記号研究所 客員研究員(1982 年 2 月迄)

・1983 年 9 月、シャープ(株)総合デザイン本部研究室勤務(1985 年 2月迄)

・1985 年 4 月、和光大学人文学部芸術学科に「デザイン」担当の助教授として着任

・1988 年 4 月、東海大学短期大学部コンピュータイメージデザインコースで「情報人間工学」担当の非常勤

講師(1990 年 3 月迄)

・1989 年 4 月、武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科で「記号論」担当の非常勤講師

・1991 年 4 月、武蔵野美術大学造形学部映像学科で「情報理論」担当の非常勤講師(1994 年 3 月迄)

・1993 年 4 月、人文学部芸術学科教授に昇格

・2002 年、山梨英和大学人間文化学部で「文化記号論」担当の非常勤講師・集中講義(2004 年迄)

芸術学科においては、主としてデザインの理論と実技を担当している。具体的には以下の通りである。「記

号とデザイン」では記号論の基本的な考え方を概説するとともに、デザインへの応用について考察する。「近

代デザイン史基礎」ではヨーロッパ、アメリカ、日本のデザインの歴史について概説する。「デザインプロセ

スの基礎」ではコンピュータ・グラフィックスの基礎演習をおこなっている。「コミュニケーション・デザイ

ン(ゼミナール)」では毎年、以下のようなテーマを設定し、理論と実技を指導している。「生物から見た世界」、

「バウハウスのミュージアム」、「椅子のミュージアム」、「ポスターのミュージアム」、「バーチャル世界旅行」、

「音と映像のシンクロ」等。

【研究活動】

私の研究はコミュニケーションの視点から新たなデザイン理論を構築する事を目指すものであるが、以下の

二つに大きく区分される。

○記号論研究:記号論はギリシア医学に遡るものであるが、私の記号論研究の中心は近代の代表的な記号論

者である F.de ソシュールと C.S.パースの記号論である。

○デザイン記号論研究:記号論のデザインへの応用は 1930 年代のニューバウハウス、ならびに 1950 年代の

ウルム造形大学において展開されるが、現在ではさまざまな大学において試みられている。以下に私の試み

た具体例を示す。「絵文字の指示プロセスの分析」、「カラープランニングシステムの開発」、「製品デザイン

への記号論的アプローチ」、「インターフェースへの記号論的アプローチ」、「人間中心設計へのアプローチ」、

「製品意味論研究」、「デザイン言語研究」、「デザインのための記号論用語研究」等。

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【国際交流】

・ 2004 年 12 月、ヘルシンキ工芸大学にて「日本における人間中心設計について」発表

・ 2005 年 9月、ヘルシンキ工芸大学のスーザン・ヴィーマ教授を招聘し、和光大学ならびに基礎デザイン学

会で講演

・ 2009 年 4 月、「意味論的転回」K. クリッペンドルフ著、共同翻訳、出版

【学内職務・委員】

・ 2003 年 4月~2004 年 9月、芸術学科長

・ 2004 年 10 月~2009 年 3月、教務部長

・ 2011 年 4月〜 芸術学科長

【学外活動】

・日本デザイン学会会員

・基礎デザイン学会会員(編集委員・研究会の企画運営)

・日本記号学会会員

【著作・論文等】

「デザインのための記号論用語研究-5」2004 年 3月、『表現学部紀要』第 5号、和光大学表現学部

「人間中心設計への記号論的アプローチ」2005 年 3 月、『表現学部紀要』第 6 号、和光大学表現学部

「現代の若者の心象風景について」2006 年 3 月、『表現学部紀要』第 7 号、和光大学表現学部

「デザイン言語について」2007 年 3 月、『表現学部紀要』第 8 号、和光大学表現学部

「書評・意味論的転回—デザインのための新たな基礎」2008 年 3 月、『表現学部紀要』第 9 号、和光大学表現

学部

「意味論的転回」K.クリッペンドルフ著、共同翻訳、2009 年 4月、星雲社

「デザイン記号論の領域とその可能性」2010 年 3月、『表現学部紀要』第 11 号、和光大学表現学部

「 仮 説 的 な デ ザ イ ン 思 考 に 向 け て ー デ ザ イ ン の た め の 記 号 論 用 語 研 究 ― 」 2011 年 5 月 、

http://web.me.com/kawama/2011_Design_Semiotics/Foreword.html

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倉方 雅行 KURAKATA Masayuki

・生年等…1958 年 10 月 05 日生、男

・専攻…インダストリアルデザイン

・最終学歴…東京造形大学造形学部デザイン学科卒業

・学位…芸術学士

【教育活動】

・2011 年 4 月和光大学表現学部芸術学科に、プロダクトデザイン担当の専任教授として着任。

その他、教育歴

1997 年〜2006 年 東京デザイナー学院 非常勤講師としてプロダクトデザイン実習、商品企画他を担当

1998 年〜現在 武蔵野美術大学 非常勤講師として製図を担当

2003 年〜現在 東京造形大学 非常勤講師として ID 造形Ⅰ〜Ⅳを担当

2005 年〜2007 年 えどがわ伝統工芸プロジェクト 指導教官(東京造形大学 非常勤講師として担当)

2006 年〜2008 年 明星大学 非常勤講師としてプロダクトデザイン基礎実習を担当

2006 年〜2009 年 法政大学 兼任講師としてヒューマンセンタードデザインを担当

2007 年〜2008 年 東京都主催産学公共同事業「NEXT TOKYO」プロジェクト指導教官

2007 年 昭和女子大 特別講座講師として生活の中でのデザイン的思考を講義

2008 年〜2011 年 昭和女子大学 非常勤講師として造形デザイン演習ほかを担当

2009 年 日本大学 特別講座講師として商品開発の中でのデザイン秘話を講義

芸術学科ではプロダクトデザインに関する講義・実習を担当している。プロダクトデザインのための技術的な実

習の他、思考や論理などの講義も体感しながら理解を深めて行くようにカリキュラムを組んでいる。

【研究活動】

私の研究は、生活者の生活とモノの関係性が社会の事象によって意味づけられていることをテーマとして、大きく

次の二つに分けられる。

ひとつは、プロダクトデザイン史のなかでも戦後日本の工業製品のデザイン的変化と社会の事象の関連性を研究し

ている。その研究関連として社団法人日本インダストリアルデザイナー協会において、デザインミュージアム委員

会が行っている収集・展示活動にセレクション選定委員や東日本ブロックデザインミュージアム委員会委員長とし

て参加している。もうひとつは商品企画開発で、市場と生活者のし好が機能と価格そしてモノの審美的価値観の関

係の中でどのように関連しているかを、実際の商品を開発し販売することで研究している。

【国際学術交流】

特になし

【学内職務・委員】

・2011 年 4 月〜現在 AO 入試委員、芸術学科事務・予算担当補佐

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【学外活動】

会員・役員・審査委員など

1983 年〜現在 (社)日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)正会員

2003 年〜2007 年 同協会理事

2003年〜2006年 (財)福井県デザインセンター 新商品新商品創出デザイン助成金事業 審査員

2004年〜2007年 (財)日本産業デザイン振興会グッドデザイン 審査委員

2005年〜現在 川崎市かわさき産業デザインコンペ 審査員

2006年〜2009年 EU/日本デザインコンペ 開催スーパーバイザー 審査委員

2008年〜現在 インターネットマガジンpdwebデザインコンペ 審査委員

2010年〜2011年 川崎市かわさき産業デザインコンペ 審査委員長

2010 年〜現在 JIDA 東日本ブロックデザインミュージアム委員会委員長

2011年〜現在 日本デザイン団体協議会(D-8)マネージメント担当委員、ミュージアム担当委員

講演など

2006年 「デザイナーとの付き合い方」産業交流展2006実行委員会(東京都・東京商工会議所ほか)主催

2006年 「デザイナーを活用した商品開発」産業交流展2006実行委員会(東京都・東京商工会議所ほか)主催

2009年 「てつそんトークショー」全国合同卒業制作展 (てつそん2009)実行委員会主催

2009年 「つかいやすさの今とこれから」(財)世田谷文化財団世田谷文化生活情報センター主催

【著作・論文等】

著作…

1999 年〜2011 年 JIDA デザインミュージアムセレクション選定品解説書 Vol.1〜12 共著:黒川雅之ほか

2005 年〜2007 年 「私の選んだ一品」 GD 新書(財)日本産業デザイン振興会編 共著:喜多俊之ほか

「99 人のデザイナーとつくる未来の本」(株)ラトルズ 共著:梶本博司、藤田寿伸ほか

執筆・連載…

2005 年〜2007 年 「プロダクト・デザイン・ワールド」季刊誌(株)ワークスコーポレーション編

2007 年〜2008 年 「プロダクトデザインウェブ」 ネットマガジン pdweb 編

2007 年 「Rhinoceros オフィシャルトレーニングブック」(株)ワークスコーポレーション編

2008 年 「プロダクトデザインのシクミとワザ」 誠文堂新光社編

2010 年 「DESIGN ふたつの時代 60s VS 00s」 日本デザイン団体協議会(D-8)編

受賞・選定…

2006 年「カトラリーセット ニュー・ウィンザー」JIDA デザインミュージアム収蔵選定

2006 年「コンセントタップ プラゴ」(財)日本産業デザイン振興会 グッドデザイン賞

2006 年「和紙照明 漉き蛍」(財)日本産業デザイン振興会 グッドデザイン賞

2007 年「和紙照明 漉き蛍」 アカリ・イマージュ2006/2007 特別賞

2008 年「コンセントタップ プラゴ」JIDA デザインミュージアム収蔵選定

2009 年「漉き蛍」経済産業省近畿経済産業局 関西デザインポテンシャルマップ選定

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作品発表…

2006 年「インダストリアルデザイン展」 川崎市主催

2006 年「漉き蛍完成発表会」 (株)丸和主催

2006 年「グッドデザイン・プレゼンテーション 2006」 (社)日本産業デザイン振興会主催

2006 年「JIDA デザインミュージアムセレクション Vol.8 展」(社)日本インダストリアルデザイナー協会主催

2006 年「東京デザインマーケット」 東京都・(財)日本産業デザイン振興会主催

2006 年「福井県産業展」 オランダ・アムステルダム ホテル・オークラ主催

2006 年「100% Design Tokyo」NPO デザインアソシエーション/リードエグジビジョン UK 共催

2007 年「東京デザインマーケット」 東京都・(財)日本産業デザイン振興会主催

2007 年「100% Design Tokyo」NPO デザインアソシエーション/リードエグジビジョン UK 共催

2008 年「JIDA デザインミュージアムセレクション Vol.9 展」(社)日本インダストリアルデザイナー協会主催

2009 年「100% Design Tokyo」NPO デザインアソシエーション/リードエグジビジョン UK 共催

2010 年「ベストセレクション展」(社)日本インダストリアルデザイナー協会主催

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小瀬村 真美 KOSEMURA Mami

・生年等…1975 年 6 月 11 日生、女

・専攻…美術(油画・壁画)

・最終学歴…東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻油画研究領域修了

・学位…美術博士(東京芸術大学、2005)

【教育活動】

・2004~2007 年、阿佐ヶ谷美術専門学校にて非常勤講師(映像芸術表現制作指導)

・2005~2007 年、女子美術短期大学にて非常勤講師(情報デザイン・映像演習)

・2006~2008 年、東京芸術大学にて非常勤講師(先端表現・IMA 演習担当)

・2006 年 4 月~、早稲田大学川口芸術学校にて非常勤講師(映像芸術表現制作指導)

・2008 年 4 月~、イメージフォーラム映像研究所にて特別講師(上映・自作解説)

・2008 年 4 月~、和光大学表現学部芸術学科専任講師

和光大学では映像作品の個別制作指導(映像表現の手がかり)、表現の為の観察力、表現力をトレーニング

する授業(視覚芸術表現の手がかり)、視覚芸術表現全般について考察、実践するゼミナール(映像工房)な

どを担当。共通教養(映像探索)では 2008 年度は長谷川仁美氏をお招きし、映像表現の今を紹介。ゼミナー

ル内では着任時より様々な視覚芸術に特化する現代美術作家を招き、学生との共同公開制作や展示を行う。

2010 年度には川崎市アートセンターの協力を得てアートセンター内映像館にて展示上映イベントを企画、運

営。2011 年度、阿佐ヶ谷美術専門学校の協力を得、Vision’s Gallery(人形町)にて共同での交流展を行う

予定。

【研究活動】

大学院在学中より写真の加工や絵画の構図などを利用した映像作品やインスタレーションの発表を開始。国内

外での映画祭や展覧会での発表を続けている。2001 年より映像表現の中に絵画の視覚を取り込み、静止画の

連続としての映像表現の可能性を探っている。

絵画も映像も人間の視覚を表現するものとして、また視ることへの欲求を体現するものとして存在し続けてい

る。ただ「視る」事。目の前の存在がなんであるのかを判別する事。「視えた」と思う瞬間に判別不能になる

事。そのぎりぎりの状況を作品内に作ってゆく事、そして、その時何が残ってくるのかを探っていく事、また

それを作品内に還元してゆく事。これが作品制作でなされる私の研究活動である。

【国際学術交流】 特になし

【学内職務・委員】

・ 2008 年 4 月~2009 年 3 月、外国語委員 ハラスメント相談員 選挙管理委員

・ 2009 年 4月~2010 年 3月、ハラスメント相談員 選挙管理委員

・ 2011 年 4月〜、ハラスメント相談員、キャリア支援委員

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【学外活動】

主な展示上映

2006 「Projected Realities : video art from east asia」Asia Society and Museum(ニューヨーク/USA)

「日本×画展 -しょく発する6人-」横浜美術館(神奈川)

「第2回 日本の実験映画ー60、70年代と現在の間に」パリ日本文化会館(フランス)

2007 「East of Eden : Gardens in Asian Art」 Freer & Sackler Galleries/Smithsonian(ワシントンD.C./USA)

「『動く絵』の冒険 ー越境するアニメーションー」横浜美術館(神奈川)

「サスティナブル・アートプロジェクト事の場2007」旧岩崎邸(企画:東京芸術大学 東京)

「伝統と現代、−墨、モノクロームの世界−」旧坂本小学校(企画:東京芸術大学 東京)

2008 「NEW TOKYO CONTEMPORARIES」新丸の内ビル(東京)

「6th Vladivostok International Film Festival of Asian Pacific Countries "Pacific Meridian" 」

ウラジオストク(ロシア)

「Self and Other:アジアとヨーロッパの肖像展」国立民族学博物館・国立国際美術館・福岡アジア美

術館・神奈川県立近代美術館

2009 「第一回恵比寿映像祭」東京都写真美術館

「Mind as Passion」台北市立美術館(台湾)

「2009 INTERNATIONAL INCHEON WOMEN ARTISTS' BIENNALE " So Close Yet So Far Away " 」Incheon Art

Platform(韓国)

「Art Asia Miami- International Asian Contemporary Art"Truly Truthful"」Soho Studios Miami

(マイアミ/USA)

2010 「New Tokyo Contemporaries 3」日本経済新聞社 SPACE NIO(東京)

「Can't go on like this! @ Japanese artist's videos」 Map Office(香港)

「”ニーハオ!山水”亚洲芸術交流展」駐華韓国文化院(北京)

「RA Forum "Diana Balmori: Landscape Manifest"」Royal Academy of Arts (ロンドン)

2011 「- 描かれた不思議 - トリック&ユーモア」、横須賀美術館(神奈川)

主な作品協力

2006 Terry Satsuki Milhaupt氏講演への作品提供「Visual Poetry: Four Seasons in Japanese Art」メ

トロポリタン美術館(NY/USA)

2006- 横浜美術館 美術情報センターへの作品資料提供

その他、主な講演等

2006 多摩美術大学生涯学習プログラムにて作品上映、講義、ワークショップ 多摩美術大学(東京)

2007 早稲田大学にて作品上映、石田尚志氏との対談 早稲田大学(東京)

2009 「恵比寿映像祭」にて上映、アーティストトーク、対談、東京都写真美術館(東京) 他、各展示内で

アーティストトーク、対談等

【著作・論文等】

自筆文献… 『つぎはぎの空間』Waseda Art vol.3(エッセー)早稲田大学川口芸術学校 2007 年

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主要関連文献…

『日本×画展』(展覧会図録)横浜美術館2006年[作品解説]p.9~10/柏木智雄 [作品図版]p.44~51[イン

タビュー]p.78~81 [略歴]p.88

Daniel Kunitz 「Asia's Digital Dimension」(展評/図版)『The New York Sun』2006年

"Key Person" (雑誌) 週刊朝日 2006.8 [インタビュー/横浜美術館] p.97 /菊池陽子

『伝統と現代、−墨、モノクロームの世界−』(展覧会図録)東京芸術大学2007年

"Newcomer 2008 Creator's File" (雑誌) 装苑2008.1 [コメント/作品図版] p.90 / 村田恵

"A PUPIL" (雑誌), A PUPIL 2008 [作品図版] p.24-25

『アジアとヨーロッパの肖像展』(展覧会図録)朝日新聞社2008年[作品解説] p.17 p.23/吉田憲司 (国立民族学博物館) [作

品図版/コメント] p.252~p.253, p.308

『第一回恵比寿映像祭』(展覧会図録)東京都写真美術館2009年

『Mind as Passion』(展覧会図録)台北市立美術館2009年[作品解説]p.8-31/Liu Yung-Hao(世新大学),Jo Hsiao(台北市立

美術館)[作品図版/コメント]p.102-105

"Interview:MamiKosemura The Reader" (インタビュー) eslite 2009/3 [作品図版/インタビュー] p.84-86

村田真『artscape1999>2009 「アートのみかた」』(書籍)BankART1929 2010年 [図版/作品解説]

和田 京子『古←→今(むかしといま) 比べてわかるニッポン美術入門』(書籍)平凡社2010年 [図版/作品

解説]

主な作品収蔵… 東京芸術大学大学美術館 Asia Society and Museum, NY

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近藤 忠 KONDO Tadashi

・生年等…1958年 3月 7日生、男

・専攻…グラフィックデザイン、特にアドバタイジングデザイン専門

・最終学歴…武蔵野美術短期大学 専攻科 商業デザイン専攻卒

・学位…準学士

【教育活動】

・2010 年 4 月〜2011 年 3 月、長岡造形大学 視覚デザイン学科 非常勤講師

・2011 年 4 月〜2012 年 3 月、長岡造形大学 視覚デザイン学科 特任教授

・2015 年 4 月、和光大学 表現学部 芸術学科、特任教授として着任

【研究活動(実務活動)】

「東急プラザスキップ!」オープニングキャンペーン、

「東急ハンズ」クリスマスキャンペーン、

「東急プラザアネックス」オープンキャンペーン、「IHI 石川島播磨重工業」企業広告、

「サントリー フラワーズ」のポスター、「日清製粉ドッグフード」製品広告、

「JR 東日本」skiski キャンペーン、「アリタリア航空」企業広告、

「新日本製鐵」企業広告、「旭化成」企業広告、「オリンパス」企業広告、

「でんぱつ (J-Power)」企業広告、「姫路城世界遺産コンサート」キャンペーン、

「世界都市博 '96」キャンペーン、「シュワブ東京海上」キャンペーン、

「メルセデス・ベンツ A クラス」キャンペーン、

「ダンロップエナセーブ」製品広告、「月桂冠」企業広告、

「FM トライアングルオーディション」キャンペーン、

「マクセル乾電池」製品広告、「TDK ブルーレイ」製品広告、

「フジフィルム 」お正月広告、「コニカ」商品広告、

「新日鉄ソリューションズ」企業広告、「NTT コムウェア」企業広告、

「ファイザー製薬:神経障害性疼痛」キャンペーン、

「ソフトバンク」製品広告、「リクルート就職ジャーナル」広告、表紙制作、

「数研出版」企業広告、「アイジェラー」パッケージ、等

【国際学術交流】特にありません。

【学内職務・委員】特にありません。

【学外活動】

「有限会社近藤忠デザイン事務所」主宰 アートディレクター、デザイナー

◎教育

2000 年〜現在、「宣伝会議 ARTS(アートディレクター養成講座)」講師

◎展覧会

1996 年「TOKYO 5 展」(Paris GALERIE FACADE)

1997 年「4 FROM TOKYO」(N.Y Art directors club gallery)

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【著作・論文(作品掲載・受賞歴)】

◎作品掲載

ADC 年鑑、TCC 年鑑、TDC 年鑑、ARCHIVE、

現代世界のグラフィックデザイン、年鑑世界のグラフィックデザイン 等

◎受賞歴

○昭和 60 年:毎日広告デザイン賞(公共広告の部)最高賞

○平成 02 年:東京 ADC 賞(東急プラザスキップ)

○平成 03 年:朝日広告賞・部門賞(キリンラガービール)、雑誌広告賞・銀賞(マクセル乾電池)、

JR ポスタ−グランプリ展・入選(マクセル乾電池)、

日経広告賞・部門賞(キリンラガー秘話シリーズ)、日経広告賞・優秀賞(IHI 企業広告)

○平成 04 年:雑誌広告賞・銀賞(キリンラガー秘話シリーズ)、

JR ポスタ−グランプリ展・優秀賞(東急ハンズ)

○平成 05 年:日経広告賞・優秀賞(IHI 企業広告)

○平成 06 年:全国カタログポスター展・通商産業賞生活産業局長賞(姫路城世界遺産コンサー

ト)

○平成 10 年:日経広告賞・部門賞(新日鉄)、日経産業新聞広告賞・優秀賞(新日鉄)

○平成 12 年:日経広告賞・部門賞(オリンパス)

○平成 13 年:日経広告賞・部門賞(旭化成)

○平成 14 年:日経広告賞・部門賞(旭化成)、日経広告賞・優秀賞(旭化成)

○平成 15 年:日経広告賞・部門賞(旭化成)、日経広告賞・優秀賞(新日鉄)、

トゥルナバ・ポスター・トリエンナーレ(スロバキア)入選

○平成 16 年:日経産業新聞広告賞・部門賞(IHI 企業広告)

○平成 18 年:日経広告賞・コーポレート・ブランド部門・優秀賞(旭化成企業広告)

○平成 19 年:日経産業新聞広告賞・優秀賞(IHI 企業広告)

○平成 22 年:日経広告賞・準部門賞(IHI 企業広告)、

日経広告賞・コーポレート・ブランド部門・優秀賞(IHI 企業広告)

○平成 23 年:毎日広告デザイン賞(第 3 部)最高賞(IHI 企業広告)、

朝日広告賞・部門賞(IHI 企業広告)

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佐藤 勲 SATO Isao

・生年等…1967年 11月 9日生

・専攻…現代美術

・最終学歴…ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ、BA ファインアート卒業

・学位…学士(ロンドン大学、1994年 8月)

【教育活動】

・ 2013 年 4 月、和光大学表現学部芸術学科に、アート系担当の准教授として着任。

芸術学科において、1年次対象のプロゼミと2〜4年次対象のデッサン、そして講義と演習を交えた「現代

美術の立体表現研究」を担当している。「現代美術の立体表現研究」では、1970 年代から現在にいたる莫大な

立体作品の写真資料を情報として提示し、作家として読み取る内容分析や技法解説を教育として伝えている。

講義はあくまでも前段階のプロセスとして用意され、その後に行われる演習が手と眼で思考するという本丸の

実制作になる。

ゼミナールでは、現代美術の文脈に乗りうる作品を各学生が学年ごとのテーマにおいて制作し、その技術指

導と批評を行う。

【研究活動】

現代美術作家として制作する作品のテーマは、知覚反応/数値構造/抽象性/形而上的な性質を応用したア

ナロジーを感じさせない構造体の研究である。この構造体を考察するため、立体、インスタレーション、絵画、

写真、音響などの様々な手法を用いた作品を制作している。

【国際学術交流】

特になし

【学内職務・委員】

・2013 年 4 月〜現在に至る、AO 入試委員

【学外活動】

特になし

【著作・論文(及び作品)】

「個展」

2000 “ untitled ” タロウ・ナス・ギャラリー 東京

“ 9-11,A NEW CAREER IN THE COLORED ARENA ” レントゲンクンストラウム 東京

2005 “ luminary ” タロウ・ナス 東京

その他 多数

「グループ展」

2001 “ 拡張する絵画 “ 佐倉市立美術館 千葉

“オプ・トランス “ キリンプラザ大阪 大阪

2002 “ プライベート・ラグジュアリー “ 萬野美術館 大阪

Page 12: 川間 哲夫 KAWAMA Tetsuo · 2007年 昭和女子大 特別講座講師として生活の中でのデザイン的思考を講義 2008年〜2011年 昭和女子大学 非常勤講師として造形デザイン演習ほかを担当

“ エモーショナル・サイト “ 佐賀町食糧ビルディング 東京

2003 “ VOCA 展2003 “ 上野の森美術館 東京

“ TANAGOKORO “ イセ・ファンデーション ニューヨーク

2005 “ mini-max “ 資生堂ギャラリー 東京

2006 “ 縄文と現代 “ 青森県立美術館 青森

2007 “ 森としての絵画 “ 岡崎市立美術博物館 愛知

2011 “ ティーンエイジ・スピリット “ エクスプローション・トーキョー 東京

その他 多数

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佐藤 克久 SATO Katsuhisa

・生年等…1973年 3月 13日生、男

・専攻…美術(油画)

・最終学歴…愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了

・学位…芸術修士(愛知県立芸術大学、1999 年)

【教育活動】

・ 2015 年 4 月、和光大学表現学部芸術学科に、現代絵画論、絵画表現担当の特任准教授として着任。

・ 2004 年 4 月~、愛知県立芸術大学にて非常勤講師(芸術学専攻、基礎実技 I 担当)

・ 2010 年 4 月~2015 年 3 月、科学技術学園高等学校にて非常勤講師(美術 I・II 担当)

・ 2014 年 4 月~2015 年 3 月、名古屋芸術大学にて非常勤講師(メディアコミュニケーションデザインコー

ス、写真演習担当)

・ 2014 年 11 月~、愛知県立芸術大学にて非常勤講師(油画専攻、2 年生実技担当)

・ 2015 年~、名古屋造形大学にて非常勤講師(美術・洋画コース、ドローイング担当)

和光大学では芸術学科において、現代絵画論の講義と絵画表現工房の実技を担当している。講

義では、現代美術における絵画表現について大まかな歴史の流れを踏まえながら描き手の視点で

紐解き、多様なメディアがある中で絵画形式の普遍性を探っている。キーワードに沿った作品の

紹介と分析を中心に、言葉によるコメントだけでなくドローイングやマッピングなどを通して体

感的な教養の修得を目指している。

ゼミでは現代美術における絵画表現の可能性を探り、絵画の拡張を目指している。現状を把握

するために自分とは何かを明らかにすると同時に、美術の文脈の中での立ち位置をみつけ、制作

の幹を作る。分析力や発想力を身につけ、幅広い表現に挑戦させている。展覧会や制作現場を訪

ねるなど校外学習にも取り組んでいる。

【研究活動】

大学院在学中より作品の発表活動を開始し、当初はコンセプチュアルな立体作品や写真作品を

発表していたが、近年は絵画形式を中心に制作、発表している。作品のスタイルは固定せずに抽

象画も具象画も描き、カンバスを立体的に扱うなど初期のコンセプチュアルな仕事を生かし、現

代美術という枠組みの中で絵画の可能性を拡張することを目指している。

また展覧会の企画やワークショップ、トークショーなどを実践し、芸術文化の発展・普及や環

境作りに努めることで、作品と人とを繋ぐ「開かれた場」について研究を行っている。

【国際学術交流】特になし

【学内職務・委員】特になし

【学外活動】

Page 14: 川間 哲夫 KAWAMA Tetsuo · 2007年 昭和女子大 特別講座講師として生活の中でのデザイン的思考を講義 2008年〜2011年 昭和女子大学 非常勤講師として造形デザイン演習ほかを担当

・2015 年 4 月~、港まちづくり協議会アートプログラム委員

【著作・論文(及び作品)】

・個展

2010年 『はじまりのつづき』 See Saw gallery+cafe(愛知)

『つづきのそれから』 See Saw gallery+cafe(愛知)

2013年 『さひつかうとさ』 児玉画廊|東京(東京)

2015年 『・・・けれど難しい事に、実はそれらすべてをすっかり忘れた時に出来るのである。

このようにして描かれたものが傑作である。』 児玉画廊|東京(東京) ※10 月予

・おもなグループ展

2010年 『SSS - expanded painting』 MISAKO & ROSEN(東京)

『絵の向こう側―over the painting』 愛知県立芸術大学サテライトギャラリー(愛知)

2011年 『四郎かマチルダ』 現代 HEIGHTS Gallery Den&ST(東京)

2012年 『登山博文・佐藤克久』 See Saw gallery+cafe(愛知)

『460人展』 名古屋市民ギャラリー矢田(愛知)

『リアル・ジャパネスク―世界の中の日本現代美術』 国立国際美術館(大阪)

2013年 『反重力 浮遊|時空旅行|パラレル・ワールド』 豊田市美術館(愛知)

『Kodama Gallery Collection - ignore your perspective 19「space aesthetics」』

児玉画廊|東京(東京)

『CIRCLE 3』 ターナーギャラリー(東京)

『ダイ チュウ ショー 最近の抽象』 府中市美術館市民ギャラリーおよび LOOPHOLE

(東京)

2014年 『イタヅクシ』 愛知県立芸術大学サテライトギャラリー(愛知)

『収蔵作品展 コレクション I』 国立国際美術館(大阪)

『夏の企画展 愛知県美術館サテライト展示「創作のヒミツ ~いろいろな表現方法

~」』 大口町歴史民俗資料館(愛知) ※ワークショップ作品プランニングおよび提

・自筆文献

「KATSUHISA SATO 佐藤克久」、『反重力』(2013年 12月、青幻舎、監修:豊田市美術館)、

pp.114-129

「〔artist's eyes〕振り出しに戻る」、『芸術批評誌 REAR』no.33(2014年 12月、リア制作室)、

p.58

・作品掲載

「Art that can get Power」、『VIVOVA 』第 91号(2014年 4月、前田建設)、表紙

・主要参考文献

沢山遼「佐藤克久『んーんーんん・ん・ん』」、『芸術批評誌 REAR』no.23(2010年 3 月、リ

ア制作室)、p.121

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中西博之「佐藤克久『はじまりのつづき/つづきのそれから』、『芸術批評誌 REAR』no.25(2011

年 2月、リア制作室)、p.103

Matthew Lark「Contemporary Japanese artists strive to create works uninfl uenced by the West」、『The

Japan Times』Aug 2, 2012、CULTURE/ART

・パブリックコレクション

国立国際美術館

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詫摩 昭人 TAKUMA Akihito

・生年等…1966 年 12 月 15 日生、男

・専攻…絵画、美術教育

・最終学歴…滋賀大学大学院教育学研究科美術教育修了

・学位…教育学修士(滋賀大学、1993 年 3月)

【教育活動】

・2006 年 4 月、和光大学表現学部芸術学科に、絵画担当の専任講師として着任

・2011 年 4 月、同学部准教授、現在に至る

芸術学科において、絵画の実技指導を行っている(造形表現の手がかり、現代絵画研究、他)。ゼミナール

のテーマは現代絵画で、コンセプチュアルアート、ミニマルアートからシミュレーショニズムも含む絵画全般

を取り扱い、過去の作品を共同で模擬制作しながら、ポストモダン以降の型にはまらない表現へと展開できる

ように指導している。美術館や画廊見学、コンクールへの参加、海外研修などフィールドワークにも積極的で

ある。また、美術科教職免許の必修科目である美術科教育法では、実際に美術教員として教壇に立つために模

擬授業を行い、教育実習全般の指導も行っている。また、市民活動への参加など美術鑑賞教育にも力を入れて

いる。

【研究活動】

個展・グループ展を中心に活動をしている。1990 年代の初めから発表を開始し、コンセプチュアルな傾向

の作品を 10 年以上続ける。近年取り組んでいる作品は、キャンバスに油彩の作品で、ヨーロッパ滞在の経験

から油絵の具の乾きにくさに注目し、様々に相反する要素を一つの画面に描き、絵の具が乾く前に横幅 2m の

刷毛で一気に筆を走らせ仕上げるものである。これは、絵画の醍醐味である一瞬で善し悪しの判断ができる部

分を最大限に推し進めた方法で、美しい調和ではないギリギリのバランスを表現しており、絵画の新たな可能

性を模索している。コンセプトは、ポストモダン以降の思想を軸に、モダニズムとは違う芸術を考えている。

2010 年に制作した「逃走の線-サハラへ」はロンドン・サーチオンラインのコンペで、4200 エントリーの中

からベスト 16 のファイナリストに選ばれた。また、美術教育と現代の美術の関係についての考察も行ってい

る。

【学内職務・委員】

・2006 年 4 月~2009 年 3月、教職課程分科会委員

・2006 年 4 月~2009 年 3月、資格課程委員、2009 年 4 月~現在、資格課程会議委員

・2006 年 4 月~2007 年 3月、学生研究助成金委員

・2008 年 4 月~2009 年 3月、資格課程委員長、2009 年 4月~2010 年 3月、資格課程会議代表

・2008 年 4 月~2011 年 3月、入試委員

・2010 年 4 月~2011 年 3月、未来構想会議委員

・2011 年 4 月~現在、教学会議委員

【学外活動】

・日本美術教育学会会員、NPO アート農園(理事)、芽が出るプロジェクトメンバー、美術による学び研究会

メンバー

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【著作・論文等】

著作…

「The scholar 20 perspective、アクリラート別冊 2007」(共)、2007 年 6月刊、ホルベイン工業株式会社

「絵画―この一瞬の輝きを求めて」2009 年 2 月刊、ギャルリー東京ユマニテ個展、展覧会カタログ

論文…

「ポストモダン以降の現代の美術と美術教育の関係のための一考察-2007 年ヴェネチア・ビエンナーレ、ド

クメンタ、ミュンスター野外彫刻展を鑑賞して」2009 年 3 月刊、日本美術教育学会学会誌「美術教育」NO.292

「現代の絵画を取り入れた授業実践-リヒター、トゥオンブリー、ステラ制作体験より」2011 年 3 月刊、

日本美術教育学会学会誌「美術教育」NO.294

その他の活動…

・個展「逃走の線」油彩、信濃橋画廊、大阪(2006)

・作品「逃走の線 op.231」油彩、公募第 4 回池田満寿夫記念芸術賞入選、洋協アートホール、東京・大阪府

立現代美術センター、大阪(2006)

・ワークショップ「万年カレンダーをつくろう」福井市美術館(2006)

・個展「逃走の線」油彩、信濃橋画廊、大阪(2007)

・作品「逃走の線 op.260」油彩、百花繚乱 2007、兵庫県立美術館ギャラリー(2007)

・ワークショップ「自分だけのクリスマスツリーをつくろう」和光大学(2007)

・個展「逃走の線」油彩、立体ギャラリー射手座、京都(2008)

・ワークショップ「材木でランプシェードをつくろう」福井市美術館(2008)

・個展「逃走の線」油彩、ギャルリー東京ユマニテ、東京(2009)

・作品「逃走の線 op.315」油彩、表層の冒険者たち、exhibit Live & Moris Gallery、東京(2009)

・ワークショップ「町田のたけでできるものな~に」町田市鶴川図書館前広場、東京(2009)

・個展「逃走の線-サハラへ」油彩、紀伊國屋画廊、東京(2010)

・作品「自宅展」インスタレーション、相模原市の自宅(2010)

・作品「逃走の線―サハラへ op.326」油彩、ASIA and RICE Exhibition、sori arts center of Jeolla Buk-do,

Changheum、全州、韓国(2010)

・ワークショップ「針金であそぼう」福井市美術館(2010)

・作品「Lines of Flight-to the Sahara, op.328」油彩、サーチオンラインファイナリスト(2011)

・作品「Lines of Flight」油彩、Mark Humphrey Gallery、ニューヨーク州、アメリカ(2011)

・プロジェクト「松田アート」

松田町立松田中学校(2011)

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野々村 文宏 NONOMURA Fumihiro

・生年等…1961 年 2 月 14 日生、男

・専攻…マルチメディア研究、編集論、美術批評

【教育活動】

・2000 年 和光大学表現学部表現文化学科に専任講師として着任

・2006 年度まで表現文化学科助教授

・2007 年度より、表現学部の改組改編に伴い、芸術学科准教授。現在に至る

・「アートブック研究」

おもに1・2年生を対象に、「本」という固定観念の解体と「本」の再定義を仕向ける。パピルス、紙の発

明、グーテンベルグ聖書など紙と本の歴史に始まり、マクルーハンのメディア論にも触れ、後半は、拡張され

た「本」の事例を紹介している。芸術学科の3コースとの横断的な関連づけを意識している。学生たちに、ア

ートとしての本、ブックデザイン、編集術についての素地を作ってもらうのが狙いである。

・「空間をつくる」

バウハウスやニューヨーク近代美術館の設立などを通じて、美術とデザインの分野で規定されてきた近代空

間の概念を、その後の建築家や美術家たちがどう切り崩してきたか。近代空間の有用性を認めつつも、近代空

間の限界について考察し、パブリックアートやメディアアートがいかに空間を作ってきたか、その歴史と技法

について考える。

・「映像の文法」

映像、平たく言えば映画の構成を、自明のものと考えず、カット、ショット、シーケンスなどの概念から映

像を構文的にとらえていく基礎を作る。おもに1・2年生のうちに受講してもらい、その後の製作の基礎とし

て役立ててもらいたいと考えている。

・「メディアと表現の歴史」

写真から映画へ。無声映画からトーキーへ、など、メディアを介在させた視聴覚表現は、その文化装置

(apparetus)によっても規定されている。さまざまなメディアの変遷の歴史を通じて、それが表現をどう変

容していったのかを探る。『情報メディア学入門』(オーム社、共著)を教科書とする。

・「写真とメディア」

雑誌を中心としたプリンティング・メディアと写真との相互関係性から写真史を論じた半期授業。写真には

自律した芸術作品としての側面とメディアに掲載されることによって人々の集合記憶に焼きついていくとい

う両義性を説く。W・エヴァンスのドキュメント写真が雑誌掲載不可とされたエピソードや、D・アーバスの写

真ルポルタージュ記事の紹介など。

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【研究活動】

デジタル技術の普及によって映像制作は個人でも行えるようになった。ヴィデオアート、メディアアート、

映像を使った現代美術作品、ドキュメンタリー映画、音楽や演劇とのコラボレーションなど、現代の映像表現

の境界は溶解が進んでいる。また映画は編集技術である。「編集」「映像」「表現」という概念から個々の作品

を探求し、論じている。

【国際学術交流】

・2008 年度、サバティカルで、アメリカ・N.Y. を中心にフィールドワーク

【学内職務・委員】

・2006 年 4 月~2007 年 3月、入試委員

・2006 年 4 月~2007 年 3月、大学開放センター委員

・2009 年 4 月~、AO 入試委員

・2010 年 4 月~、入試委員

【著作・論文等】

「映像領域の再編成に向けて<3>」2004 年 3月『表現学部紀要』和光大学表現学部

「生気論と機械論の対立を越えて マシュー・バーニー『拘束のドローイング No.9』に見る非定形な造形と

力」2008 年 3月『東西南北』和光大学総合文化研究所年報

『情報メディア学入門』(共著)オーム社、2005 年 ISBN

ノーム・チョムスキー『知識人の責任』(共訳書)青弓社、2006 年

manga-style "life of Dan Graham" narrative from " Dan Graham : Beyond " , The MIT Press, 2009.

ISBN:978-1-933751-12-2.

「ナム・ジュン・パイク追悼 バイ・バイ・キップリング、ハロー・パイク!」『美術手帖』2006 年 8 月号

「『ヴィデオを待ちながら』を待ちながら」『現代の眼』575 号(2009 年 4月 1 日発行)

東京国立近代美術館ニュース

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・専攻…情報メディア・デザイン、メディア芸術支援学

・最終学歴…筑波大学大学院人間科学研究科博士後期課程芸術専攻満期退学

・学位…博士(芸術学)筑波大学(2012年 3月)

【教育活動】

・2013 年 4 月、和光大学表現学部芸術学科に、デザイン担当の准教授として着任。今に至る。芸術学科のデ

ザイン系の専門科目である「情報表現の手がかり」「クリエイティブ・ディレクション」「アニメーション表現

論」「情報メディア・デザイン」を担当。ゼミナールでは、デジタル映像、Web コンテンツ、紙媒体、イベン

ト等の表現手法を選び、受け手に分かりやすいヴィジュアル・ストーリーテリングで情報や体験を提供するこ

とを目指す。特に奨励している研究テーマは、国・地域社会・産業界などが持つ文化資産を伝えるコンテンツ

である。芸術学科の「プロゼミ」、「デザイン特別講義」も受け持つ。デジタルハリウッド大学非常勤講師。

【研究活動】

・「メディア芸術支援学」:メディア芸術・メディア・デザイン分野の人材育成環境や文化政策等の国内外の比

較調査、政策提案、教材開発などの実践に携わってきた。特に日本型ブランドの振興、海外向け情報発信、映

像フェスティバルなどの地域発信型イベント、ミュージアムなどの場における教育環境デザイン、コンテンツ

企画やツールのデザイン提案などマネジメント面から制作的支援までを含む。

・「情報メディア・デザイン(教育コンテンツ・デザイン)」:芸術分野に限らず、広義の情報を伝える教材・

学習環境の設計。例えばキャリア教育・情報教育のための問題解決型教育プログラム(mixed learning)、教

材としてのアプリ、カード・ボード等のシリアスゲームのデザイン指導、社会的メッセージや伝統文化を紹介

する web・動画コンテンツの提案(視聴覚メディア教育)、ワークショップや上映展示イベントといったイン

フォーマルな教育環境の分析等を、地方自治体・専門団体・企業等と学生との協同事業等で実施してきた。

【国際学術交流】

・2009~2011 年 上海交通大学との交流事業(2010 年 10 月訪問講演、2009 年、2011 年招聘セミナー運営)

【学内職務・委員】

・2012 年 4月~現在に至る、図書・情報館運営会議委員、和光大学ハラスメント防止委員会相談員、芸術学科

ホームページ担当

【学外活動:2008 年以降分】

口頭発表…

2008 年 7月「“Japanesque Modern” in Media Design Education」ISEA2008(国際電子芸術会議)

2008 年 8月「Media Art Festivals as Educational Environment」、INSEA2008(国際美術教育学会)

2009 年 6月「Japan Media Arts Festival and the Glocal Visual Culture Movement」ISEA2009

2009 年 12 月「Expressing Contemporary “Japanese-ness” through Digital Images」SIGGRAPH ASIA 2009、

Educators Paper

2010 年 3月「国・地域のブランディングと視覚文化の教育実践」美術科教育学会

2010 年 6 月「文化資源の活用によるキャラクター・コンテンツ・デザインの教育」(池上 さとみ・清水智美

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との共著)、日本デザイン学会

2010 年 9月「メディア芸術分野の教育支援環境としての映像系フェスティバルについて」大学美術教育学会

2011 年 3月「アート・デザイン・コンテンツにおける日本ブランドの意識の形成」美術科教育学会

2011 年 5月「映像メディア系フェスティバルと実践コミュニティの形成」日本映像学会

2011 年 9月「New Media Art Festivals: Their Impact on Local Communities and Artists’ Careers」The

2nd International Conference on Image 2011、Common Ground

2011 年 5月「映像フェスティバルをめぐる研究とネットワーキングの現状」日本映像学会

学会所属・役員…

シーグラフ東京会員、日本映像学会会員、美術科教育学会会員、日本デザイン学会会員(2011 年評議員)、

日本感性工学会会員、早稲田大学演劇博物館招聘研究員(2011 年)、NPO 学習環境デザイン工房(理事)

【著作・論文(及び作品):2008 年以降分】

著作…

2009 年 1月「デジタルコンテンツ分野の学生たちが『新日本様式』に触れるということ」

『新日本様式への挑戦-再生するジャパン・ブランド』、「新日本様式」協議会編、角川書店 pp.74-79

論文…

2009 年 11 月「文化庁メディア芸術祭とグローバル/ローカルな視覚文化支援環境の形成」(渡邉英徳と共著)

拓殖大学理工学研究所『拓殖大学理工学研究報告』Vol.11、 No.1 2009、pp.65-66

2010 年 3 月「先端芸術支援環境としての文化庁メディア芸術祭の歩みとメディアアート・イン・ザ・ワール

ド・マップ」(渡邉英徳と共著)『芸術科学会学会誌 DiVA』第 20号(2010 年春号) pp.20-24.

2011 年 3月「コンテンツ・デザインの教育における日本ブランドの意識について」美術科教育学会・pp.355-370

2011 年 3 月「教育文化支援環境としての映像系フェスティバルについて」大学美術教育学会『大学美術教育

学会学会誌』,pp.271-278

2011 年 3 月「参加フェスティバルの状況―アンケートからの考察」『平成 22 年度メディア芸術祭等参加事業

報告書『世界のメディア芸術関連フェスティバルの現状』CG-ARTS 協会 pp.52-57

2012 年 3月 博士学位論文「メディア芸術における実践コミュニティ形成に関する考察」筑波大学

作品発表…

2009 年-2010 年 2 月「Media Art in the World」展示パネル及び情報コンテンツ(渡邉英徳、三輪聡美との共

同研究)、第 12~14 回文化庁メディア芸術祭 (国立新美術館)

2011 年 9月 スマートフォンアプリ、「ふって!バケ×ガク」(株)葵デジタルクリエーションとの共同研究

2012 年 3 月 研究報告書監修「COMMUCATION DESIGN WORKS 2011 Takushoku University―産学連携プロジェ

クト報告書」拓殖大学工学部デザイン学科

2012 年 5月 アプリ「ふって!世界×寿司」、(株)葵デジタルクリエーション「青色 2 号」との共同研究

2012 年 4月~2013 年 3月 Web サイト監修「 ぶんきょう Happy Vegetable 大作戦」、文京区との協働事業

2012 年 8月 食育イベント会場デザイン「ハッピーベジタブルフェスタ」、文京区との協働事業

2013 年 3 月 研究報告書監修「~野菜の食育キャンペーンをめぐるデザイン~拓殖大学デザイン学科×文京

保健所健康推進課 平成 24 年度 協働事業報告書」、文京区との協働事業、拓殖大学工学部デザイン学科

2013 年 5月 アプリ「モヤっさん」、(株)AOI Pro.「青色 2号」との共同研究

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半田 滋男 HANDA Shigeo

・生年等…1962 年 3 月 4日、男

・専攻…現代日本美術・美術館学

・最終学歴…東北大学(東洋・日本美術史専攻)

【教育活動】

学生たちには、行動すること、発信すること、自己表現の名の下に自閉しないことを求めている。表現す

ることと受用することは単一事象の両面であり、実際の授業では「アートの理論と歴史を読む」で、作品を

鑑賞しながら古今の美学・美術史文献のさわりを次々と読み込み、受用能力を深めることを目論んでいる。

ゼミナール「ヴィジュアル・アート」では前期は多くの実作品を目の当たりにし、後期には、学生各自の言

葉で構成した美術フリーペーパーを編集発行、さらに有志には展覧会企画を指導する。また「カタログ編集

論」「アートマネージメントの現場」等の編集・企画系科目を受け持つ。資格課程の諸科目では形骸化しつ

つある学芸員資格発給の過程であるにとどまらず、ボランティア、NPO などの立場で美術に係わろうとする

者にも有益であることを考慮している。

【研究活動】

(ⅰ)現代日本美術に関する事柄と(ⅱ)美術館学に関する二つの項目をターゲットとしている。(ⅰ)につい

ては、現代芸術を同時代現象として批評とするのみならず、企画者として間接的に事象を担うことを考えて

いる。目下の興味は 80-90 年代、所謂バブル経済時代を経験した美術にある。(ⅱ)については昨今の美術館

の衰退とパブリックアートの現状を対象としている。両者は互いに不可分の現象で、各地美術館が企画力、

財政的の双方に衰退を見せる昨今、芸術活動がギャラリー、美術館という屋内空間から都市空間や野外など

よりパブリックな空間へ移動しつつある事実は、近代芸術以降、作家の主体性を謳歌してきたモダンアート

のから、地域、政治学と主体的に関係づく「自律的ではない」芸術へと移行しつつある状況と関連づいてお

り、その現状を観察している。パブリックアートの隆盛は、限定空間を前提とする限り美術館学にとっての

自己矛盾であり、美術館学の枠組みを組み替えるべき時期が来ていることを自覚している。調査期間を与え

られた 2011 年度は、各地のアートイベントを調査中である。

【国際交流活動】

・2005 年 12 月、「スイス現代美術展リアルワールド」企画・開催 千葉市美術館/Pro Helvetia 文化財団

【学内職務・委員】

・2008 年 4 月~2009 年 3月 資格課程委員会司書・社会教育主事・博物館学芸員課程分科会代表

・2006 年 4 月~2009 年 3月 教務委員

・2009 年 4 月~ 教学会議委員

・2008 年 学長選挙管理委員会委員長

・2010 年 表現学部教授

・2010 年 4 月〜2011 年 3月 芸術学科長

Page 23: 川間 哲夫 KAWAMA Tetsuo · 2007年 昭和女子大 特別講座講師として生活の中でのデザイン的思考を講義 2008年〜2011年 昭和女子大学 非常勤講師として造形デザイン演習ほかを担当

【学外活動】

・日本展示学会会員

・アートマネージメント学会会員

・日本美術史学会会員

・美術検定実行委員 2007 年~ 美術館連絡協議会/株式会社美術出版社

・水と彫刻の丘活性化検討会議委員 2009 年~ 千葉県市原市

・市原市建設委員会委員 2009 年~ 千葉県市原市

・市原市総合計画審議会委員 2010〜 千葉県市原市

・武蔵野美術大学造形学部非常勤講師 2008〜2011

・千葉大学非常勤講師 2008〜2011

【著作・論文等】

論文…

「宇宙的な芸術」『逢坂卓郎展 GROUND』2005 年 ポーラ ミュージアム アネックス

「現代美術の―傾向―時間の概念について―」『和光大学表現学部紀要』10号 2010 年

発表…

シンポジウム「地球、宇宙、科学と芸術」2005 年 ポーラ・ミュージアム・アネックス

「私の編集術」「美術をめぐる編集術」2007 年 主催:和光大学

共著…

『リアルワールド』2005 年 千葉市美術館

『美術検定 美術実践キーワード 88』2007 年 美術出版社

「近代美術から現代美術へ」『日本美術史ハンドブック』2009 年 新書館

『美術館を知るキーワード』2010 年 美術出版社

単著…

『IMAGE INAGE』2009 年 千葉大学・千葉市美術館

一般雑誌連載記事等…

省略

【展覧会企画・監修】

・「リアルワールド」2005 年 千葉市美術館

・「夏ミル・夢ミル・アートミル」2008 年 千葉大学・千葉市美術館

・「IMAGE × INAGE」2009 年 千葉大学・千葉市美術館

・「祈る色」2009 年 千葉大学・千葉市美術館

・「ミルミルきこえる」2010 年 千葉大学・千葉市美術館

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松枝 到 MATSUEDA Itaru

・生年等…1953 年 1 月 26 日生、男

・専攻…西洋美術史、文化史

・最終学歴…早稲田大学大学院文学研究科(西洋美術史)

・学位…修士号(早稲田大学、1980 年 3 月)

【教育活動】

・1985 年 4 月 和光大学人文学部芸術学科に、美学・美術史担当の専任講師として着任

・1991 年 4 月 同学部芸術学科助教授

・1995 年 4 月 和光大学人間関係学部人間関係学科教授

・1999 年 4 月 和光大学人文学部芸術学科教授

・2000 年 4 月 和光大学表現学部イメージ文化学科教授

・2007 年 4 月 同学部総合文化学科教授

・2011 年 4 月 同学部芸術学科教授

主として美術史・文化史にかかわる基礎理論とその展開を講義している。すなわち想像力論、文化論、言

語論、歴史理論がその中心であるが、さらに東西交渉史、アジア文化論へとその比重が変化している。また

演習科目として博物誌、書籍編集の実習、また仏教およびイスラームの歴史にかかわる講読等をおこなって

いる。ゼミナールでは、文化とイメージの多様な交錯を主題とし、アジア文化を中心とした諸課題について

の研究および論文・制作の指導をおこなっている。また共通教養科目においてはアジア文化史を講じてい

る。

和光大学総合文化研究科(大学院・修士課程)においては、東西交渉史を主題として研究指導をおこなって

いる。

また早稲田大学人間科学部において、兼任講師として一般教養科目「哲学 II(現代思想)」を担当している。

【研究活動】

アジア文化の多様なアスペクトにかかわる歴史的展開および理論的な諸問題を個別具体的に追求するとと

もに、その理論的支柱としてどのような思索が過去・現在においておこなわれてきたのか・おこなわれている

のかを探索している。その主なテーマを数えあげれば、

1)〈分類〉の思想的系譜と現代思想

古代ギリシア哲学、とりわけアリストテレスの〈分類〉の思想にはじまり、イスラーム世界におけるそ

の展開(イブン=シーナーなど)からリンネ、メンデル、ダーウィンを経て現代にいたる「ことわけ」

の系譜をたどり、ソシュール以後の現代思想を眺望しようとする試み。

2)文字の過去・現在・未来

文字の前史・発生・展開を軸に、「文字とはなにか」という問いを、聖刻文字・楔形文字・甲骨文字か

らインターネットに飛びかうデジタル文字へと眺め渡しつつ、イメージの理論として考察しようとする

試み。

3)アジアの都市

アジアの歴史のなかに生まれたさまざまな都市――サマルカンド、イスタンブール、長安、などなど――

は、その栄枯盛衰を文化・文明の消長とともに生き、そして消えていったわけだが、そうした都市の歴

史と文化をつなぎあわせる試み。

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その他、いずれも、アジア文化の諸相を考究している。

【国際学術交流】

1990 年代から長期にわたってパキスタン調査をおこない、アレクサンドロス大王のインド遠征および玄奘

三蔵のインド行に関するルート調査をおこなってきた。そのさい、パキスタンのバローチスターン大学と学術

交流をおこない、現地における共同のフィールドワークの実施や、和光大学におけるバローチスターン大学の

共同研究者による研究報告会、またその出版等をさまざまな補助金を得ておこなってきたが、アフガニスタン

に隣接する地域であることから調査が困難となったため、現地調査をおこなうことができず、現在は資料研究

にかかわって現地研究機関との連絡を取りつつ研究の持続を模索している。

また、和光大学総合文化研究所に設置された「モンゴル研究会」に所属し、モンゴル仏教、またその造形文

化に関して、中国、モンゴル、台湾、ロシア、その他の諸国の大学・研究機関と常時接触を持ち、シンポジウ

ムや論文の掲載をおこない、研究交流を深めた。

その他、各国の大学・研究機関との交流は数多く、パリ高等学術院、ラホール大学、ドイツ・インド文化研

究所などとの情報交換を持続している。

【学内職務・委員】

・2000 年 4 月、和光大学表現学部イメージ文化学科長(2002 年 3 月まで)

・2003 年 4 月、和光大学表現学部イメージ文化学科長(2004 年 3 月まで)

・2005 年 4 月、和光大学表現学部長(2007 年 3月まで)

・2009 年 4 月、教学支援ディレクター

【学外活動】

学外の出版社等における書籍、雑誌、テレビ、映画等の企画編集にかかわっているとともに、さまざまな講

演、セミナー等をおこなっている。

【著作・論文等】

著作…単著

1988 年 7月 『外のアジアへ、複数のアジアへ』思潮社

1992 年 2月 『密語のゆくえ』岩波書店

1996 年 7月 『アジア言遊記』大修館書店

2004 年 1月 『奪われぬ声に耳傾けて』書肆山田

2005 年 2月 『アジアとはなにか』大修館書店

2007 年 4月 『アジア文化のラビリンス』大修館書店

著作…共著

1998 年 10 月、『NARCISSISME』書誌山田 ほか多数

編著…

1998 年 9月、『ヴァールブルク学派』平凡社

ほか多数

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論文…

1983 年 3月、「エンブレムの考古学:ルネサンス象徴論覚え書き」 『和光大学人文学部紀要』第 18号

ほか多数

翻訳…

1980 年 10 月、フリッツ・ザクスル『シンボルの遺産』(共訳)、せりか書房

(2005 年 2 月、個人完訳として、ちくま学芸文庫より再刊)

ほか、論文等を含めて翻訳多数

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三上 豊 MIKAMI Yutaka

・生年等…1951 年 3 月 24 日生、男

・専攻…近現代美術史

・最終学歴…和光大学人文学部芸術学科

・学位…人文学士

【教育活動】

本学に着任して 11 年を迎える。「アート・ドキュメンテーション」では、主に紙媒体の美術資料について論

じている。カタログ、作品集、年鑑、チラシといったなかにどのような美術情報が盛り込まれ、美術史を形成

していくか、制作の実践および編集作業を踏まえ、作家やテーマなど個々事例をあげて論じている。

「近現代美術考」では、ゼミナール形式をとっている。学生の自主性を立てていきたいが、個人レベルにか

なり差があるのが現状。個々の能力を引き出すために、一定の枠を設け、その範囲での学生の研究興味を深め

るようにしている。2011 年度を例にすると、『東京の文人たち』(大村彦次郎)のなかから作家を1名選択さ

せ、その作家の作品や作家像をビジュアル化(図解など)を試みる。作家を調べ、資料を整理、発信という編

集作業を具体的構築させている。

「日本マンガ史」では、主に戦後のマンガを、作家のプロフィールを紹介しつつ、代表作のページの分析を

とおして、マンガ独自の表現について論じている。2011 年からの 1 年生対象の「プロゼミ」では、絵画、立

体、アニメなどの具体的な作品記述を中心に、学生の視覚芸術への興味を掘り下げ、また編集の現場からの企

画、文章作成、レイアウトなどをとおして、文章力向上を図っている。

【研究活動】

編集者としての活動を含め、アート・ドキュメンテーションを軸に、戦後日本の貸し画廊の歴史をたどるた

めに、数軒の画廊の展覧会記録を作成しつつ、研究にとりくんでいる。

【学内職務・委員】

・2010 年 4 月~2010 年 10 月、表現学部長

【学外活動】

・屋外彫刻調査保存研究会会員 1996 年より

・アート・ドキュメンテーション学会会員 2009 年より評議員

・独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所客員研究員 2008 年より

・町田市立国際版画美術館評議員 2011 年より

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【著作・論文等】

共著…

『週刊西洋絵画の巨匠 キスリング』2009 年 10 月 小学館

『女性アーティストと、その時代 資生堂ギャラリー開廊 90 周年記念展』図録 資生堂企業文化部

2010 年2月 頁表記無し

「キースを森に放つ」『中村キース・ヘリング美術館 杜のなかの美術館』 中村キース・ヘリング美術館

2010 年 4月 52-63 頁

「ふたつの「24 歳」について」『奈良義智 24歳×瑛九 24 歳 画家の出発展』リーフレット 2010 年 9 月 頁

表記無し

【編集】

『キース・ヘリング生誕 50 周年記念特別展』図録 中村キース・ヘリング美術館 2008 年 4月

『横浜トリエンナーレ展』ガイドブック 横浜トリエンナーレ組織委員会 2008 年 8 月

『横浜トリエンナーレ展』図録 横浜トリエンナーレ組織委員会 2008 年 10 月

『キース・ヘリングとポップショップ展』図録 中村キース・ヘリング美術館 2009 年 4 月

【編集・発行】

『田村画廊、真木画廊、駒井画廊、真木・田村画廊展覧会リスト』2009 年 5 月

【展覧会企画・監修】

「女性アーティストと、その時代 資生堂ギャラリー開廊 90 周年記念展」資生堂ギャラリー 2009 年 8 月

「Tricolor 2010 君島彩子・若宮綾子・渡辺貴子展」ときの忘れもの 2010 年 7 月

「砥上賢治追悼展」なるせ美術座 2011 年 7 月

【シンポジウム】

「展覧会カタログを考える」主催=アート・ドキュメンテーション学会 会場=和光大学 2009 年 3 月 20 日

口頭発表「和光大学における展覧会カタログ収集について」

【その他】

「町田市ゆかりの美術家たち」運営 和光大学 HP内(企画広報係、図書・情報館との共同作業)2008 年から